JP2001211528A - 電気接続箱 - Google Patents
電気接続箱Info
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Abstract
組み付ける際に、電線の噛み込みを確実に防止して組み
付け作業性を向上させることができる良好な電気接続箱
を提供する。 【解決手段】 電気接続箱31は、接続箱本体33の電線接
続部43を覆うと共に、該電線接続部43に接続された電線
41が所定位置に引き出されるように接続箱本体33の底面
に沿って該電線41の通る空間を画成するアンダーカバー
35を備える。アンダーカバー35に覆われる接続箱本体33
の底面には、電線41をアンダーカバー35の挿着経路から
はみ出さないように所定幅を以て部分的に拘束する電線
収束部材37が装着される。
Description
特に、接続箱本体の電線接続部を覆う電線収容カバーを
備えた電気接続箱の改良に関する。
使用される電気接続箱の従来例を示したものである。こ
の電気接続箱1は、実用新案登録第2571551号公
報に記載のボックスと実質的に同一の構成であり、接続
箱本体3と、該接続箱本体3に組み付けられる電線収容
カバーとしてのアンダーカバー5とを備えた構成であ
る。
あるリレー7を嵌合装着する電気部品装着部9を上面に
複数個備えると共に、下面には前記リレー7に電線11
を接続する電線接続部13を複数個備えた構成であり、
絶縁性の合成樹脂により射出成形された一体成形品であ
る。
子7aが前記電線接続部13の定位置に突出するよう
に、端子挿通孔が貫通形成されている。また、前記電線
接続部13には、電線11の先端に圧着されたLA端子
11aをねじ止めするナット部材15が嵌合保持され
る。そして、前記電気部品装着部9に装着されたリレー
7の端子7aは、電線接続部13に組み付けられたナッ
ト部材15の上に突出し、ボルト17によりLa端子1
1aと共にナット部材15に締め付け固定されること
で、電線11に電気的に接続された状態となる。
電線接続部13の周囲を覆う底板21と、接続箱本体3
の両側に形成された接続作業用の切り欠き27を覆う一
対の蓋板23,23とを有した断面U字状をなしてお
り、接続箱本体3の係止手段3aに係合して接続箱本体
3との連結を果たす係合手段25を備えた構成であり、
前記接続箱本体3と同様に絶縁性の合成樹脂により一体
成形されている。そして、前記アンダーカバー5は、前
記接続箱本体3上の各電線接続部13に接続された複数
本の電線11が所定位置に引き出されるように、接続箱
本体3の外面に沿って電線11の通る空間19を画成し
ている。
23間には、これら一対の蓋板23,23間にスライド
自在に係合されることで、これら一対の蓋板23,23
相互間の離間距離を保持する間隔保持部材29が挟装さ
れている。この間隔保持部材29は、前記アンダーカバ
ー5を接続箱本体3に組み付ける際に、一対の蓋板2
3,23の間隔が接続箱本体3の組み付け幅よりも窄ま
って組み付け操作が行い難くなることを防止するための
ものである。
の内面に形成されたガイド溝23aによって、一対の蓋
板23,23間で自由に上下動可能に支持されており、
図5に示したように、前記接続箱本体3に対するアンダ
ーカバー5の挿入初期には、一対の蓋板23,23の開
口端側に位置している。
間隔を間隔保持部材29によって適正値に保持すること
ができるので、組付けの際に蓋板23,23を拡げる等
の手間を要さず、接続箱本体3にアンダーカバー5を容
易に組み付けることができる。そして、前記間隔保持部
材29は、挿入量の増大に伴って下方に押し下げられる
ので、アンダーカバー5の組付けや電線11を通す際の
障害になることもない(図6、参照)。
如き電気接続箱1では、アンダーカバー5の組み付け時
に、接続箱本体3の電線接続部13に接続された電線1
1がバラツキ、アンダーカバー5の挿入経路にはみ出し
ている場合がある。このような場合には、図6に示した
ように、アンダーカバー5と接続箱本体3との間に電線
11を噛み込んでしまうことがあり、組付け作業のやり
直しのためにアンダーカバー5の組み付け作業性が低下
したり、あるいは噛み込みにより電線11が破損する可
能性もあった。
ることにあり、接続箱本体の電線接続部に電線収容カバ
ーを組み付ける際に、電線の噛み込みを確実に防止して
組み付け作業性を向上させることができる良好な電気接
続箱を提供することである。
続箱本体の電線接続部を覆うと共に、該電線接続部に接
続された電線が所定位置に引き出されるように接続箱本
体の外面に沿って該電線の通る空間を画成する電線収容
カバーを備えた電気接続箱において、前記電線収容カバ
ーに覆われる接続箱本体の外面には、前記電線を電線収
容カバーの挿着経路からはみ出さないように所定幅を以
て部分的に拘束する電線収束部材が装着されていること
を特徴とする電気接続箱により達成される。
部に接続された電線は、電線収束部材によって、電線収
容カバーを接続箱本体に組み付ける際の前記電線収容カ
バーの挿着経路からはみ出さない範囲に予め拘束されて
バラツキが抑えられる。そこで、前記電線収容カバーに
覆われる接続箱本体の外面に電線収束部材を装着した後
に、該電線収容カバーの組付けを行なえば、接続箱本体
と電線収容カバーとの間に電線を噛み込んでしまうこと
がない。又、前記電線収束部材は、所定幅を以て部分的
に電線を拘束するものであり、接続箱本体に固定される
係合部分は部分的な狭い範囲なので、該電線収束部材を
接続箱本体に装着する際には、電線の噛み込みを容易に
防止することができる。
には、前記電線収容カバーの挿着時に該電線収容カバー
の対向する嵌合壁部先端を挿入案内する案内テーパが設
けられる。この構成によれば、電線収容カバーの対向す
る嵌合壁部先端が前記案内テーパにより挿入案内される
ので、電線収容カバーは、電線収束部材の案内テーパに
よって接続箱本体上の挿入位置に適正に位置決めされ
る。
ーの対向する嵌合壁部先端の間隔が狭くなっている場合
にも、両嵌合壁部先端が前記案内テーパにより拡幅方向
に挿入案内されるので、組付けの際に作業者が電線収容
カバーの嵌合壁部先端を拡げる等の手間を要さず、接続
箱本体を電線収容カバーに挿入するだけで容易に組み付
けることができる。
の一実施形態に係る電気接続箱を詳細に説明する。図1
は本発明の一実施形態に係る電気接続箱を下面側から見
た分解斜視図、図2は図1に示した電気接続箱において
電線収容カバーの組み付け前に電線収束部材を組み付け
た状態を示す縦断面図、図3は図1に示した電気接続箱
の組立状態を示す縦断面図である。
したように、リレーボックスとして使用されるものであ
り、接続箱本体33と、該接続箱本体33に組み付けら
れる電線収容カバーとしてのアンダーカバー35と、前
記接続箱本体33に装着される電線収束部材37とを備
えた構成である。
ューズやリレー等を嵌合装着する図示しない電気部品装
着部を上面33aに複数個備えると共に、下面には複数
の電線41を前記電気部品に接続する為の電線接続部4
3を複数個備えた構成であり、絶縁性の合成樹脂により
射出成形された一体成形品である。
ューズやリレー等の電気部品が嵌合固定される嵌合凹部
が形成されると共に、これら電気部品の各端子が接続箱
本体33内のバスバー等に電気的に接続できるように端
子挿通孔が貫通形成されている。又、前記電線接続部4
3は、例えば、電線41の先端に圧着固定された接続端
子を直接係止して保持する構造や、電線41の先端に取
付けたコネクタをコネクタ嵌合する構造を備える。そこ
で、電気部品装着部に装着された電気部品は、接続箱本
体33内のバスバーや中継端子を介し、電線接続部43
に接続された電線41と電気的に接続された状態とな
る。
3の電線接続部43の周囲を覆う底板51と、接続箱本
体33の両側に形成された接続作業用の切り欠き57を
覆う一対の蓋板53a,53aを含む嵌合壁部53とを
有した断面U字状をなしており、接続箱本体33の係止
手段33cに係合して接続箱本体33との連結を果たす
係合手段52を備えた構成であり、前記接続箱本体33
と同様に絶縁性の合成樹脂により一体成形されている。
接続箱本体33上の各電線接続部43に接続された複数
本の電線41が所定位置(図1中、右側)に引き出され
るように、接続箱本体33の外面(本実施形態において
は底面)に沿って電線41の通る空間49を画成してい
る。
示したように、電線41をアンダーカバー35の挿着経
路(即ち、アンダーカバー35における嵌合壁部53の
内側である前記接続箱本体33の底面領域)からはみ出
さないように所定幅を以て部分的に拘束する断面U字状
のクランプ部材である。又、前記電線収束部材37の両
開放端部の外面に突設された係合突起37aは、図2に
示したように、前記接続箱本体33のロック爪33bに
係合されることで、該接続箱本体33に固定される。
7の外面には、該電線収束部材37が接続箱本体33に
固定され、前記アンダーカバー35が挿着される時に、
該アンダーカバー35の対向する蓋板53a,53aの
先端を拡幅方向に挿入案内する一対の案内テーパ37
b,37bが設けられている。
ば、接続箱本体33の電線接続部43に接続された複数
本の電線41は、図2に示したように、前記電線収束部
材37によって、アンダーカバー35を接続箱本体33
に組み付ける際の該アンダーカバー35の挿着経路から
はみ出さない範囲に予め拘束されてバラツキが抑えられ
る。そこで、前記アンダーカバー35に覆われる接続箱
本体33の外面に電線収束部材37を装着した後に、該
アンダーカバー35の組付けを行なえば、接続箱本体3
3とアンダーカバー35との間に電線41を噛み込んで
しまうことがない。
て部分的に電線41を拘束するものであり、接続箱本体
33に固定される係合部分としての両開放端部はアンダ
ーカバー35の嵌合壁部53に比べて部分的な狭い範囲
なので、該電線収束部材37を接続箱本体33に装着す
る際には、電線41の噛み込みを容易に防止することが
できる。そこで、前記電線収束部材37を接続箱本体3
3に装着する際には、電線41を噛み込んでしまって組
付け作業をやり直したり、あるいは電線41を破損する
可能性がない。
7の場合、一対の案内テーパ37b,37bが設けられ
ているので、アンダーカバー35を接続箱本体33に装
着する際には、アンダーカバー35の対向する蓋板53
a,53aの先端が前記案内テーパ37b,37bによ
り挿入案内される。そこで、アンダーカバー35は、電
線収束部材37の案内テーパ37b,37bによって接
続箱本体33上の挿入位置に適正に位置決めされる。
ー35の対向する蓋板53a,53aの先端の間隔が狭
くなっている場合にも、両蓋板53a,53aの先端が
前記案内テーパ37b,37bにより拡幅方向に挿入案
内されるので、組付けの際に作業者がアンダーカバー3
5の対向する蓋板53a,53aの先端を拡げる等の手
間を要さず、接続箱本体33をアンダーカバー35に挿
入するだけで容易に組み付けることができる。従って、
本実施形態の電気接続箱31においては、アンダーカバ
ー35の接続箱本体33への組み付け作業性を、更に、
円滑かつ容易にすることができる。
カバー、接続箱本体及び電線収束部材等の構成は、上記
実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣
旨に基づいて種々の形態を採りうることは云うまでもな
い。例えば、上記実施形態においては本発明の電線収容
カバーとしてアンダーカバー35について説明したが、
本発明の電線収容カバーはこれに限定されるものではな
く、電線接続部が接続箱本体の上面に位置している場合
には、電線収容カバーとしてアッパーカバーに応用する
こともできる。又、前記電線収容カバーに覆われる接続
箱本体の外面には、適宜複数個の電線収束部材を装着す
ることもできる。
体の電線接続部に接続された電線は、電線収束部材によ
って、電線収容カバーを接続箱本体に組み付ける際の前
記電線収容カバーの挿着経路からはみ出さない範囲に予
め拘束されてバラツキが抑えられる。そこで、前記電線
収容カバーに覆われる接続箱本体の外面に電線収束部材
を装着した後に、該電線収容カバーの組付けを行なえ
ば、接続箱本体と電線収容カバーとの間に電線を噛み込
んでしまうことがない。又、前記電線収束部材は、所定
幅を以て部分的に電線を拘束するものであり、接続箱本
体に固定される係合部分は部分的な狭い範囲なので、該
電線収束部材を接続箱本体に装着する際には、電線の噛
み込みを容易に防止することができる。従って、接続箱
本体の電線接続部に電線収容カバーを組み付ける際に、
電線の噛み込みを確実に防止して組み付け作業性を向上
させることができる良好な電気接続箱を提供できる。
から見た分解斜視図である。
ーの組み付け前に電線収束部材を組み付けた状態を示す
縦断面図である。
面図である。
ーの組み付け初期の状態を示す横断面図である。
する横断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 接続箱本体の電線接続部を覆うと共に、
該電線接続部に接続された電線が所定位置に引き出され
るように接続箱本体の外面に沿って該電線の通る空間を
画成する電線収容カバーを備えた電気接続箱において、 前記電線収容カバーに覆われる接続箱本体の外面には、
前記電線を電線収容カバーの挿着経路からはみ出さない
ように所定幅を以て部分的に拘束する電線収束部材が装
着されていることを特徴とする電気接続箱。 - 【請求項2】 前記電線収束部材の外面には、前記電線
収容カバーの挿着時に該電線収容カバーの対向する嵌合
壁部先端を挿入案内する案内テーパが設けられているこ
とを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
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