JP5047581B2 - 電気接続箱、および該電気接続箱におけるワイヤハーネス配索構造 - Google Patents

電気接続箱、および該電気接続箱におけるワイヤハーネス配索構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5047581B2
JP5047581B2 JP2006282702A JP2006282702A JP5047581B2 JP 5047581 B2 JP5047581 B2 JP 5047581B2 JP 2006282702 A JP2006282702 A JP 2006282702A JP 2006282702 A JP2006282702 A JP 2006282702A JP 5047581 B2 JP5047581 B2 JP 5047581B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
dedicated storage
electrical component
junction box
electrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006282702A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008104255A (ja
Inventor
浩記 白岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2006282702A priority Critical patent/JP5047581B2/ja
Publication of JP2008104255A publication Critical patent/JP2008104255A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5047581B2 publication Critical patent/JP5047581B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

本発明は、自動車等の車両に搭載される電気接続箱、および該電気接続箱におけるワイヤハーネス配索構造に関する。
リレーボックスやヒューズボックス等の電気接続箱(「エレクトリック・ジャンクション・ブロック」とも呼ばれる)を車両に搭載する場合、電気接続箱から引き出された電線の方向性を規定したり、引き出された電線部分を保護したりする目的で、電気接続箱の電線引出口にプロテクタを設けることが行なわれている。
例えば、特許文献1には、接続箱本体のロアカバーの底部に設けた開口部(電線引出口)に、ハーネス導出用の略管状のプロテクタを連結して設け、接続箱本体からプロテクタを経て、ワイヤハーネスを外部に導き出せるようにした電気接続箱が開示されている。
特開2005−304134号公報
ところで、従来の電気接続箱では、別に製作したプロテクタを接続箱本体に連結するようにしているので、全体の剛性が低い上に、組立や取付等の面倒もあってコスト高になるという問題があった。また、リレーやヒューズ等の電気部品に接続された電線を、束状にまとめて、狭い開口部からプロテクタの中に導き入れる必要があるため、電線の配索に自由度が少なく、余分な長さの電線も増えるといった問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、全体の剛性が高く、組立や取付等の面倒も少なくしてコストダウンを図れる上、リレーやヒューズ等の電気部品からの電線の配索を、無駄な長さを少なくしながら自由に行なうことができるようにした電気接続箱、および該電気接続箱におけるワイヤハーネス配索構造を提供することにある。
前述した目的を達成するため、本発明に係る電気接続箱は、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1) 接続箱本体の水平面内における一方側に、電気部品を収納するための枠状収納構造を有する電気部品専用収納部を配置すると共に、前記接続箱本体の水平面内における他方側の電気部品専用収納部の側壁の外側に、外部のワイヤハーネスを貫通状態で配備するための両端が開口した筒形のワイヤハーネス専用収納部を配置し、前記電気部品専用収納部と前記ワイヤハーネス専用収納部との境界部に、前記電気部品に電気的に接続された電線を前記ワイヤハーネス専用収納部側へ導くための通路を、前記ワイヤハーネス専用収納部の長手方向に間口を広げた幅広の開口として確保した電気接続箱であって、
前記外部のワイヤハーネスおよび前記電線を含むワイヤハーネスだけが部分的に前記ワイヤハーネス専用収納部内に配置されていること。
(2) 上記(1)の構成の電気接続箱において、
前記接続箱本体が、互いに結合可能な上ケースと下ケースに分割されており、前記上ケースに、前記電気部品専用収納部の上半部と前記ワイヤハーネス専用収納部の上半部が形成されると共に、前記下ケースに、前記電気部品専用収納部の下半部と前記ワイヤハーネス専用収納部の下半部が形成され、前記上ケースの外周縁と前記下ケースの外周縁に前記上ケースと前記下ケースをロックするロック機構が設けられていること。
(3) 上記(2)の構成の電気接続箱において、
前記電気部品専用収納部が平面視四角形に形成され、当該平面視四角形の電気部品専用収納部を画成する1つの側壁の外側に位置するように前記ワイヤハーネス専用収納部が配置されており、当該ワイヤハーネス専用収納部の上壁と前記側壁とが、該側壁の全長に亘って連続した断面視略L字形の壁板で構成され、当該断面視略L字形の壁板のコーナー部に該壁板と一体のリブが、前記ワイヤハーネス専用収納部の長手方向に間隔をおいて複数形成されていること。
また、上述した目的を達成するため、本発明に係る電気接続箱におけるワイヤハーネス配索構造は、上記(1)〜(3)のいずれかの電気接続箱の前記電気部品専用収納部に前記電気部品を収納すると共に、前記ワイヤハーネス専用収納部に外部のワイヤハーネスを貫通状態で配索し、前記電気部品に電気的に接続された前記電線を、前記電気部品専用収納部と前記ワイヤハーネス専用収納部の間に確保した前記通路を通して、前記ワイヤハーネス専用収納部側へ導き入れ、前記ワイヤハーネス専用収納部の両端の開口のうち少なくとも一方から外部へ引き出したことを特徴とする。
上記(1)の構成の電気接続箱によれば、電気接続箱の脇をワイヤハーネスが通過するというような場面で、ワイヤハーネスを電気部品と一緒に電気接続箱の中に収容することができるので、ワイヤハーネスを保護するためのプロテクタ(ワイヤハーネス専用の収納部品)を電気接続箱と別体に用意する必要がなく、従って、プロテクタを別に用意する場合と比べて、組立や取付の面倒を少なくできて、コストの低減が図れる。また、接続箱本体の中に一体に電気部品専用収納部とワイヤハーネス専用収納部とを設けているので、全体の剛性を高めることができて、強度上の信頼性の向上が図れる。
また、上記(1)の構成の電気接続箱では、電気部品専用収納部とワイヤハーネス専用収納部との境界部に、電気部品に接続された電線をワイヤハーネス専用収納部側へ導くための通路を確保しているので、電気部品専用収納部側の電気部品に接続された電線をワイヤハーネス専用収納部に通す場合に、例えば一旦外部に引き出してUターンさせてからワイヤハーネス専用収納部に通す、といった面倒な操作を行なわずに、直接ワイヤハーネス専用収納部側に通すことができる。そのため、Uターンさせる場合には大きな余長が生じて無駄が多くなるが、その余長分を無くすことができ、無駄を省けてコスト低減を図れる。
また、上記(1)の構成の電気接続箱では、前記通路を、ワイヤハーネス専用収納部の長手方向に間口を広げた幅広の開口として確保しているので、電気部品に接続された電線を、無理に曲げたりせずに、ばらけた状態の自然のままの形で、ワイヤハーネス専用収納部の中に導き入れて、両端の開口から必要な方向へ向けて外部に導き出することができる。従って、電線の長さの無駄を極力省けると共に、従来のように狭い導出口(開口部)から多くの電線を束状にまとめて引き出す場合と比べて、配索の自由度が増し、組立作業がやりやすくなる。
また、上記(1)の構成の電気接続箱によれば、電気部品とワイヤハーネスを、同じ電気接続箱の中の互いに離れた領域に区分して収容することができるので、電気部品とワイヤハーネス(或いは、電気部品に電気的に接続された電線)が、たとえ発熱する場合であっても、相互の熱干渉を極力回避することができ、両者の熱環境を良くすることができる。
また、上記(1)の構成の電気接続箱では、電気接続箱を解体する場合は、ワイヤハーネスを強引に引っ張る等して、ワイヤハーネス専用収納部から破壊を始めることによって全体を破壊することができるので、解体の容易化を図れる。
また、上記()の構成の電気接続箱によれば、電気接続箱の真横をワイヤハーネスが通過するというような場面に適用することができ、電気接続箱とプロテクタ(ワイヤハーネス専用の収納部品)の一体化という部品の単一化によるコスト低減を図ることができる。また、電気部品専用収納部とワイヤハーネス専用収納部が水平方向に並んで配置されているので、電気部品から発生する熱もワイヤハーネスから発生する熱も、それぞれに上方へ逃がすことができる。従って、上昇する熱の影響を相互に受けにくくすることができる。
上記()の構成の電気接続箱によれば、上ケースと下ケースを合わせることで、開放状態にある電気部品専用収納部とワイヤハーネス専用収納部を一緒に閉じることができるので、貫通状態で収納するワイヤハーネスや電気部品に接続された電線の配索がしやすい。
上記()の構成の電気接続箱によれば、平面視四角形の電気部品専用収納部を画成する1つの側壁の外側に位置させて、ワイヤハーネス専用収納部を配置しており、そのワイヤハーネス専用収納部の上壁と前記側壁とを、該側壁の全長に亘って連続した断面視略L字形の壁板で構成し、その断面視略L字形の壁板のコーナー部に該壁板と一体のリブを、ワイヤハーネス専用収納部の長手方向に間隔をおいて複数形成しているので、プロテクタとしての機能を発揮するワイヤハーネス専用収納部が、電気部品専用収納部の側壁から外側に張り出した形で付いているものの、高い剛性を持ってワイヤハーネス専用収納部を支持することができ、それにより、ワイヤハーネスを安定保持するというプロテクタとしての強度性能の強化が図れる。
そして上記構成のワイヤハーネス配索構造によれば、電気部品とワイヤハーネスを同じ電気接続箱の中の互いに離れた領域に区分して収容しているので、電気部品とワイヤハーネス(或いは、電気部品に電気的に接続された電線)がたとえ発熱する場合であっても、相互の熱干渉を極力回避することができ、両者の熱環境を良くすることができる。また、電気部品専用収納部側の電気部品に接続された電線を、前記電気部品専用収納部とワイヤハーネス専用収納部の間に確保した通路を通して直接、ワイヤハーネス専用収納部に導き入れているので、無駄な余長分を極力減らすことができる。また、電気接続箱を解体する場合には、貫通状態で収容したワイヤハーネスを強引に引っ張る等して、ワイヤハーネス専用収納部から破壊を始めることにより全体を破壊することができるので、解体の容易化を図れる。
本発明の電気接続箱および該電気接続箱におけるワイヤハーネス配索構造によれば、全体の剛性が高く、組立や取付等の面倒も少なくしてコストダウンを図れる上、リレーやヒューズ等の電気部品からの電線の配索を、無駄な長さを少なくしながら自由に行なうことができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は実施形態の電気接続箱の接続箱本体を示す分解斜視図、図2は図1の接続箱本体の組立状態の斜視図、そして図3はワイヤハーネスや電気部品を組み込んだ電気接続箱をロアカバー(下ケース)を外した状態で下から見上げた平面図である。
この電気接続箱は、合成樹脂の成形品よりなる接続箱本体10を有している。接続箱本体10の水平面内における一方側には、リレーやヒューズ等の電気部品(より詳細には、電気部品を装着したカセット式ブロック)を収納するための枠状収納構造を有する電気部品専用収納部21が設けられると共に、それと領域を分けた他方側には、外部のワイヤハーネスW1を貫通状態で配備するための両端が開口した角筒形のワイヤハーネス専用収納部22が確保されている。このワイヤハーネス専用収納部22は、ワイヤハーネスW1を保護するプロテクタとしての機能を有している。尚、ワイヤハーネスW1が電線を含むことは言うまでもない。
接続箱本体10は、メインカバー(上ケース)11と、メインカバー11の下面を覆うように結合されるロアカバー(下ケース)12と、メインカバー11の上面を覆うように結合されるアッパーカバー(不図示)と、を備える。メインカバー11には、電気部品専用収納部21の上半部21Aとワイヤハーネス専用収納部22の上半部22Aとが形成され、そしてロアカバー12には、電気部品専用収納部21の下半部21Bとワイヤハーネス専用収納部22の下半部22Bとが形成されている。
そして、メインカバー11の外周縁とロアカバー12の外周縁には、両カバー11、12をロックするためのロック機構31、32が設けられており、これらロック機構31、32でメインカバー11とロアカバー12をロックすることにより、閉じた状態の角筒状のワイヤハーネス専用収納部22の両端に開口27、28が形成されるようになっている。ロック機構32は、具体的には、ロアカバー12の外周縁に一体成形された可撓板部の外面に該可撓板部の先端を含む外周縁に沿った係止突部を有する可撓係止片部である。また、ロック機構31は、具体的には、ロック機構32の可撓係止片部を受け入れられるようにメインカバー11の外周縁に一体成形された断面視略コ字形本体と、該本体の外壁部から上方に延長する可撓板部の内面に、ロック機構32と係合した際に係止突部を係止する係止爪と、を有する係止部である。
電気部品専用収納部21は平面視四角形に形成されており、その平面視四角形の電気部品専用収納部21を画成する1つの側壁23の外側に位置するようにワイヤハーネス専用収納部22が配置されている。この場合、ワイヤハーネス専用収納部22の上壁24と前記側壁23とが、該側壁23の全長に亘って連続した断面視略L字形の壁板11Aによって構成されており、断面視略L字形の壁板11Aのコーナー部に、壁板11Aと一体のリブ25が、ワイヤハーネス専用収納部22の長手方向に間隔をおいて複数形成されている。
また、図3に示すように、電気部品専用収納部21とワイヤハーネス専用収納部22との境界部には、リレーやヒューズ等の電気部品Mに電気的に接続された電線W2をワイヤハーネス専用収納部22側へ導くための通路26が確保されており、その通路が、ワイヤハーネス専用収納部22の長手方向に間口を広げた幅広の開口として確保されている。電気部品Mに電気的に接続された電線W2は、ワイヤハーネス専用収納部22内でワイヤハーネスW1に合流し並んで配置されるものであって、ワイヤハーネスW1とは別のワイヤハーネスを形成するためのものではあるが、ワイヤハーネスW1と束ねられてワイヤハーネスW1を部分的に形成するものであってもよいことは言うまでもない。尚、ワイヤハーネス専用収納部22は、ワイヤハーネス(W1,W2)だけを収容する部分として機能する。
この電気接続箱を組み立てる場合は、電気部品専用収納部21にリレーやヒューズ等の電気部品Mを収納すると共に、ワイヤハーネス専用収納部22に外部のワイヤハーネスW1を貫通状態で配索する。また、電気部品Mに電気的に接続されて下方へ引き出された電線W2は、電気部品専用収納部21とワイヤハーネス専用収納部22の間に確保してある通路26を通って、ワイヤハーネス専用収納部22側へ導かれ、ワイヤハーネス専用収納部22の両端の開口27、28から外部へ引き出される。
この場合の電気部品Mの例としては、車載ヒータ、ヘッドランプ、ラジエータ用ファンモータ、コンデンサ用ファンモータ、等といった大きな電気負荷への電力供給線に直列に介在されるリレーやヒューズ等が挙げられる。
以上のように構成したことにより、次の作用効果を得ることができる。
即ち、電気接続箱の真横をワイヤハーネスW1が通過するというような場面で、ワイヤハーネスW1を電気部品Mと一緒に接続箱本体10の中に収容することができるので、ワイヤハーネスW1を保護するためのプロテクタ(ワイヤハーネス専用の収納部品)を接続箱本体10と別体に用意する必要がなく、従って、プロテクタを別に用意する場合と比べて、組立や取付の面倒を少なくできて、コストの低減が図れる。また、接続箱本体10の中に一体に電気部品専用収納部21とワイヤハーネス専用収納部22とを設けているので、全体の剛性を高めることができて、強度上の信頼性の向上が図れる。
また、電気部品専用収納部21とワイヤハーネス専用収納部22との境界部に、電気部品Mに電気的に接続された電線W2をワイヤハーネス専用収納部22側へ導くための通路26を確保しているので、電気部品専用収納部21側の電気部品Mに電気的に接続された電線W2をワイヤハーネス専用収納部22に通す場合に、図4(a)に示すように、通路26を介して直接、電線W2をワイヤハーネス専用収納部22側に通すことができる。
その点、もし、図4(b)に示すように、プロテクタ122が電気接続箱121の外側に別に配置されている場合は、電気接続箱121から引き出した電線W2をプロテクタ122の内部に通すために、いったん曲げやすい場所まで引き出してから、Uターン(Uターン部を符号Uで示す)させて、プロテクタ122に通すことになる。従って、Uターンさせる分だけ余長が大きくなる上、配索の面倒が生じることになるが、本発明では、そのような面倒な操作を行なわずに、直接ワイヤハーネス専用収納部側に通すことができるために、無駄な手間や余長を省略してコスト低減が図れる。
また、前記の通路26は、ワイヤハーネス専用収納部22の長手方向に間口を広げた幅広の開口として確保してあるので、電気部品Mに電気的に接続された電線W2を、無理に曲げたりせずに、ばらけた状態の自然のままの形で、ワイヤハーネス専用収納部22の中に導き入れて、両端の開口27、28のいずれか一方或いは両方から必要な方向へ向けて外部に導き出すことができる。従って、電線W2の長さの無駄を極力省けると共に、従来のように狭い導出口(開口部)から多くの電線を束状にまとめて引き出す場合と比べて、配索の自由度が増し、組立作業がやりやすくなる。
また、電気部品MとワイヤハーネスW1を、同じ接続箱本体10の中の互いに離れた領域に区分して収容することができるので、電気部品MとワイヤハーネスW1(或いは、電気部品Mに電気的に接続された電線W2)が、たとえ発熱する場合であっても、相互の熱干渉を極力回避することができ、両者の熱環境を良くすることができる。
特に、電気部品専用収納部21とワイヤハーネス専用収納部22が水平方向に並んで配置されているので、電気部品Mから発生する熱もワイヤハーネスW1から発生する熱も、それぞれに上方へ逃がすことができ、従って、上昇する熱の影響を相互に受けにくくすることができる。
また、接続箱本体10を解体する場合は、ワイヤハーネスW1を強引に引っ張る等して、ワイヤハーネス専用収納部22から破壊を始めることによって全体を破壊することができるので、解体の容易化を図れる。
また、上記実施形態によれば、上ケース11と下ケース12を合わせることで、開放状態にある電気部品専用収納部21とワイヤハーネス専用収納部22を一緒に閉じることができるので、貫通状態で収納するワイヤハーネスW1や電気部品Mに接続された電線W2の配索がしやすい。
また、平面視四角形の電気部品専用収納部21を画成する1つの側壁23の外側に位置させて、ワイヤハーネス専用収納部22を配置しており、そのワイヤハーネス専用収納部22の上壁24と前記側壁23とを、該側壁23の全長に亘って連続した断面視略L字形の壁板11Aで構成し、その断面視略L字形の壁板11Aのコーナー部に該壁板11Aと一体のリブ25を、ワイヤハーネス専用収納部22の長手方向に間隔をおいて複数形成しているので、プロテクタとしての機能を発揮するワイヤハーネス専用収納部22が、電気部品専用収納部21の側壁23から外側に張り出した形で付いているものの、高い剛性を持ってワイヤハーネス専用収納部22を支持することができ、それにより、ワイヤハーネスW1を安定保持するというプロテクタとしての強度性能の強化が図れる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明の実施形態の電気接続箱の接続箱本体を示す分解斜視図である。 図1の接続箱本体の組立状態の斜視図である。 ワイヤハーネスや電気部品を組み込んだ電気接続箱を、下カバー(下ケース)を外した状態で下から見上げた平面図である。 本発明の実施形態(a)と比較例(b)における電線W2の配索の違いを示す下面図である。
符号の説明
10:接続箱本体
11:メインカバー(上ケース)
11A:断面視略L字形の壁板
12:ロアカバー(下ケース)
21:電気部品専用収納部
22:ワイヤハーネス専用収納部
23:側壁
24:上壁
25:リブ
26:通路
27,28:開口
31,32:ロック機構
W1:ワイヤハーネス
W2:電線

Claims (4)

  1. 接続箱本体の水平面内における一方側に、電気部品を収納するための枠状収納構造を有する電気部品専用収納部を配置すると共に、前記接続箱本体の水平面内における他方側の電気部品専用収納部の側壁の外側に、外部のワイヤハーネスを貫通状態で配備するための両端が開口した筒形のワイヤハーネス専用収納部を配置し、前記電気部品専用収納部と前記ワイヤハーネス専用収納部との境界部に、前記電気部品に電気的に接続された電線を前記ワイヤハーネス専用収納部側へ導くための通路を、前記ワイヤハーネス専用収納部の長手方向に間口を広げた幅広の開口として確保した電気接続箱であって、
    前記外部のワイヤハーネスおよび前記電線を含むワイヤハーネスだけが部分的に前記ワイヤハーネス専用収納部内に配置されていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記接続箱本体が、互いに結合可能な上ケースと下ケースに分割されており、前記上ケースに、前記電気部品専用収納部の上半部と前記ワイヤハーネス専用収納部の上半部が形成されると共に、前記下ケースに、前記電気部品専用収納部の下半部と前記ワイヤハーネス専用収納部の下半部が形成され、前記上ケースの外周縁と前記下ケースの外周縁に前記上ケースと前記下ケースをロックするロック機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載した電気接続箱。
  3. 前記電気部品専用収納部が平面視四角形に形成され、当該平面視四角形の電気部品専用収納部を画成する1つの側壁の外側に位置するように前記ワイヤハーネス専用収納部が配置されており、当該ワイヤハーネス専用収納部の上壁と前記側壁とが、該側壁の全長に亘って連続した断面視略L字形の壁板で構成され、当該断面視略L字形の壁板のコーナー部に該壁板と一体のリブが、前記ワイヤハーネス専用収納部の長手方向に間隔をおいて複数形成されていることを特徴とする請求項2に記載した電気接続箱。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載した電気接続箱の前記電気部品専用収納部に前記電気部品を収納すると共に、前記ワイヤハーネス専用収納部に外部のワイヤハーネスを貫通状態で配索し、前記電気部品に電気的に接続された前記電線を、前記電気部品専用収納部と前記ワイヤハーネス専用収納部の間に確保した前記通路を通して、前記ワイヤハーネス専用収納部側へ導き入れ、前記ワイヤハーネス専用収納部の両端の開口のうち少なくとも一方から外部へ引き出したことを特徴とする電気接続箱におけるワイヤハーネス配索構造。
JP2006282702A 2006-10-17 2006-10-17 電気接続箱、および該電気接続箱におけるワイヤハーネス配索構造 Expired - Fee Related JP5047581B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006282702A JP5047581B2 (ja) 2006-10-17 2006-10-17 電気接続箱、および該電気接続箱におけるワイヤハーネス配索構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006282702A JP5047581B2 (ja) 2006-10-17 2006-10-17 電気接続箱、および該電気接続箱におけるワイヤハーネス配索構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008104255A JP2008104255A (ja) 2008-05-01
JP5047581B2 true JP5047581B2 (ja) 2012-10-10

Family

ID=39438150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006282702A Expired - Fee Related JP5047581B2 (ja) 2006-10-17 2006-10-17 電気接続箱、および該電気接続箱におけるワイヤハーネス配索構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5047581B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5619495B2 (ja) * 2010-07-02 2014-11-05 矢崎総業株式会社 電気接続箱

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH051938Y2 (ja) * 1986-10-15 1993-01-19
JPH0847144A (ja) * 1994-07-30 1996-02-16 Suzuki Motor Corp 車両用配線構造
JP2000197241A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Yazaki Corp 防水型の電気接続箱
JP3454470B2 (ja) * 1999-03-30 2003-10-06 矢崎総業株式会社 電気接続箱
JP2003032839A (ja) * 2001-07-19 2003-01-31 Yazaki Corp 電気接続箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008104255A (ja) 2008-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4356741B2 (ja) 電気接続箱
JP2007288975A (ja) 電気接続箱
JP5088090B2 (ja) 車載用の電気接続箱
JP5862200B2 (ja) 車両用の電池モジュール
JP5943375B2 (ja) 電気接続箱
JP6224042B2 (ja) 電気接続箱およびワイヤハーネス
JP5200794B2 (ja) ワイヤハーネスの排水構造
JP5765636B2 (ja) 付設ボックス付電気接続箱
CN109309362B (zh) 保护装置
US11757271B2 (en) Electrical connection box
JP5255966B2 (ja) 電気接続箱
WO2012053236A1 (ja) ワイヤハーネスの外装構造
JP5067176B2 (ja) 車載用の電気接続箱
JP5047581B2 (ja) 電気接続箱、および該電気接続箱におけるワイヤハーネス配索構造
JP4605143B2 (ja) 車載用の電気接続箱
JP2008029061A (ja) 電気接続箱
JP5432611B2 (ja) 電気接続箱
JP2007068274A (ja) 電気接続箱
JP4600333B2 (ja) 電気接続箱
JP5215163B2 (ja) 電気接続箱、及び、該電気接続箱の電線配索方法
JP4600364B2 (ja) 電源分配構造
JP4704280B2 (ja) 電気接続箱
JP2007104763A (ja) ワイヤハーネスの配索構造
JP6227371B2 (ja) 救援端子ブロック、救援端子ブロックとフレームのアセンブリ
JP5212832B2 (ja) 電気接続箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120619

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120718

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5047581

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees