JP4304740B2 - 寝台 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特にリハビリを必要とする方にとって有用な寝台に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記寝台は、例えば食事やテレビを見るために上半身を起こすことができるように背部床を起伏揺動操作自在に設けられたものがある。
このような寝台では、上半身を起こして上半身のリハビリ運動を行うことができるものの、特に自力で立つことができない方は、下半身に対するリハビリ運動を行うことができず、リハビリ運動を行うための専用のリハビリ台を使用しなければならない。
【0003】
上記専用のリハビリ台は、寝台とは別に購入しなければならないことや、寝台とは別にリハビリ台を収容しておくためのスペース等を要することから、病院側の金銭面での負担が大きくなり、一人に一台の割合で設置されている場合が少ない。このため、使用時間に制限を受けるだけでなく、リハビリ台がある場所まで移動し、そのリハビリ台に乗り移ることが必要であり、介護者への負担が大きなものになっていた。
上記状況では、十分なリハビリ運動にならないだけでなく、リハビリ運動を行いたい者のリハビリに対する意欲が減退するものであり、早期改善が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、病院側の金銭面での負担を可及的に抑えることができながらも、リハビリ運動をいつでも行え、かつ、介護者への負担の少ない寝台を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、使用者専用の寝台であって、フットボードが取り付けられた床部が、機体に対して脚側の水平軸芯周りで起伏揺動自在に取り付けられた支持フレームと、この支持フレームの上面側にそれの頭部側から脚部側にかけて背部床、腰部床、脚部床とを備えてなり、前記支持フレームを起伏揺動操作するための駆動装置と、前記背部床を前記支持フレームに対して起伏揺動自在に取り付け、かつ、該背部床を起伏揺動操作するための駆動装置と、前記腰部床と脚部床をそれらが互いに接近する端部同士を枢支し、かつ、前記腰部床の背部床側端部をそれよりも背部床側に位置する水平軸芯周りで起伏揺動操作する駆動装置とを設けてなり、前記支持フレームを水平姿勢から起伏揺動させることにより下半身に対するリハビリ運動を行うことができるとともに、前記支持フレームを所定角度に揺動操作した状態において、前記背部床を前記支持フレームに対して設定角度起立した状態にし、かつ、前記腰部床を設定角度起立することにより該腰部床と前記脚部床が側面視ほぼへの字状にしたリラックス姿勢に姿勢変更自在に構成したものである。従って、下半身のリハビリ運動を行いたい場合には、前記支持フレームの駆動装置を駆動させることによって、フットボードが取り付けられた床部全体を起立状態側に揺動操作し、自分の足でフットボード上に踏ん張りながら各種リハビリ運動を行うことができる。そして、この床部の起伏揺動角度を変更することで、自分の足でフットボード上に踏ん張るための踏ん張り力を調節することができる。尚、前記床部の起伏揺動角度が大きくなるほど前記踏ん張り力が大きくなることになる。
【0006】
その上、支持フレームに対して背部床及び腰部床が独立して起伏揺動操作することができるから、支持フレームが水平状態において背部床を設定角度揺動操作することによって、食事やテレビを見るために上半身を起こすことができる。又、腰部床を起伏揺動操作することによって、腰部床と脚部床が側面視ほぼへの字状にして足をリラックスさせることができる。又、前記支持フレームを所定角度に揺動操作した状態において、背部床を支持フレームに対して設定角度起立した状態にし、かつ、腰部床を設定角度起立することにより腰部床と前記脚部床が側面視ほぼへの字状にすることにより、椅子に座った状態に近づいた姿勢、つまりリラックス姿勢に姿勢変更することができる。
【0007】
前記支持フレームの揺動角度を検出するフレーム角度検出手段と、このフレーム角度検出手段からの検出情報が設定揺動角度以上になったときに前記背部床の駆動装置及び腰部床の駆動装置の駆動を禁止する禁止手段とを設けている。
つまり、支持フレームが設定揺動角度以上になっている場合には、他のもの(背部床、腰部床)の駆動を行うことによって、体の姿勢が崩れ易くなるため、それらの駆動を禁止手段が禁止するのである。
【0008】
前記背部床が揺動操作されたことを検出する検出手段と、前記腰部床が揺動操作されたことを検出する検出手段と、前記2つの検出手段のうちの一方でも揺動操作されたことを検出している場合には、前記支持フレームの駆動装置の駆動を禁止し、かつ、両方の検出手段が揺動操作されていないことを検出している場合には、前記支持フレームの駆動装置の駆動を許容する駆動制御手段とを設けている。
前記背部床及び腰部床のうちの一方でも揺動操作された状態で支持フレームが揺動操作されると、前述同様に体の姿勢が崩れ易くなるため、背部床及び腰部床が揺動操作されていない状態(支持フレームに倒伏した状態)でのみ支持フレームの駆動装置の駆動を許容するのである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1に、縦断側面図の寝台が示されており、以下、左右方向一方側の部材のみを示した図面にて説明するものとする。尚、符号は左右両方を含めた状態で付すものとする。
前記寝台は、左右一対の枠体1,1と、これら枠体1,1の前端同士を連結するヘッドボード2と、これら枠体1,1及びヘッドボード2を前後一対のリンク機構3,3を介して上下に昇降自在に支持する左右一対の第1フレーム4,4と、これら第1フレーム4,4の前後端のそれぞれをボス7を介して連結する前後一対の連結フレーム5,6と、移動可能とするために前記4つのボス7…にそれぞれ取り付けたキャスター8とからなる機体に、フットボード10が取り付けられた床部9を脚側の水平軸芯周りで起伏揺動自在に取り付けて、構成されている。
本発明の寝台は、前記キャスター8を省略した移動不能なものでもよいし、又、上下に昇降できないタイプのものでもよい。
【0010】
前記前後一対のリンク機構3,3は、図2及び図3に示すように、前記左右一対の枠体1,1それぞれの前後に垂設した左右一対ずつの4つの支持アーム11,11、11,11と、これら支持アーム11,11、11,11の下端を支持するために前記第1フレーム4,4の中間部同士を連結する連結フレーム12及び前記後側の連結フレーム6に固定の左右一対ずつの4つの板部材13,13、13,13にそれぞれ水平軸芯周りで揺動自在に取り付けられた左右一対ずつの4つの揺動アーム14,14、14,14と、これら揺動アームのうちの左右に位置する揺動アーム14,14同士を連結する前後一対の連結パイプ15,15に固定された左右一対ずつの4つのアーム16,16、16,16と、これらアームのうちの前後に位置するアーム16,16同士を連結する左右一対のロッド17,17と、これらロッドのうちの一方のロッド17の中間部に付設の取付部21と前記左右一対の枠体1,1間に架け渡されたフレーム18の下面に固定のブラケット19とを昇降用電動モータ20により連結している。
従って、図1の状態から昇降用電動モータ20の操作軸20Aを伸長作動させることによりロッド17を右側に移動させて、揺動アーム14,14、14,14を上方側に揺動させ、支持アーム11,11、11,11を持ち上げて、枠体1,1及びヘッドボード2を上方に移動させるのである(図では示していない)。そして、伸長作動後の操作軸20Aを短縮側に操作することにより枠体1,1及びヘッドボード2を下方に移動させることができる。
【0011】
前記床部9は、図1〜図3に示すように、後端に前記フットボード10が固定され、かつ、前記機体に対して脚側、つまり後方側の水平軸芯X周りで起伏揺動自在に取り付けられた左右一対の支持フレーム22,22と、この支持フレーム22,22の上面側にそれのヘッドボード2側からフットボード10側にかけて背部床23、腰部床24、脚部床25とを備えてなっている。
【0012】
前記支持フレーム22,22の揺動構造について詳述すれば、支持フレーム22,22を前記枠体1,1の左右方向外側に配置し、これら支持フレーム22,22の後方側を支軸28を介して支持させて前記のように後方側の水平軸芯X周りで起伏揺動自在に構成し、前記支持フレーム22,22の前方側上面同士を連結するための前後方向に位置する2つの連結フレーム26,27の下面が前記枠体1,1の上面に接当することによって、支持フレーム22,22を水平姿勢に保持させることができるようにしている。そして、前記支軸28に一体回転可能に固定された左右一対の揺動部材29,29の遊端部同士を連結するパイプ30と前記支持フレーム22,22の上面に固定された左右一対のコの字状のガイド部材31,31内に入り込んだ左右一対のローラ32,32間を連結するパイプ33とを左右一対のパイプ34,34により連結し、これらパイプ34,34の中間部同士を前後一対の角型パイプ35,36により連結し、これら角型パイプ35,36間に架け渡された左右一対の板部材37,37間に前記枠体1,1に本体側が支持された駆動装置としての伸縮作動式の電動モータ38の操作軸38Aの先端をピンを介して枢支連結している。従って、電動モータ38の操作軸38Aを伸長作動させることによって、床部9を備える支持フレーム22,22を図1に示す水平姿勢から図4に示す起立姿勢(水平に対して約60度の角度)までの任意の角度で起伏揺動操作することができるようにしている。前記電動モータ38の操作軸38Aを短縮操作することによって、起立姿勢になっている支持フレーム22,22を水平姿勢側に姿勢変更させることができるようにしている。尚、前記床部9を水平に対して90度まで起立させることができるように構成してもよい。
【0013】
前記背部床23は、前記支持フレーム22,22に対して起伏揺動自在に取り付けられており、その揺動構造について詳述すれば、図1〜図3に示すように、前記支持フレーム22,22の内側面にビス止めされた左右一対の支持部材39,39に、背部床23を構成する外側フレームの後端部前側面に固定された左右一対のL字型ブラケット40,40を枢支連結し、水平軸芯Y周りで揺動自在に構成し、前記枠体1,1の上面に固定の左右一対のストツパー部材41,41に背部床23の前側下面が接当することにより、背部床23を水平姿勢に保持させることができるようにしている。そして、前記前側に位置する連結フレーム26にブラケット42を介して本体部が枢支連結された駆動装置としての電動モータ43の操作軸43Aと前記背部床23とをリンク機構44を介して連結されており、電動モータ43の伸縮作動により背部床23を水平軸芯Y周りで揺動して、起伏揺動操作することができるようにしている。
【0014】
前記リンク機構44は、一端が前記支持フレーム22上に回転自在に支持された回転体46に固定された揺動アーム45の他端を前記電動モータ43の操作軸43Aに枢支連結し、前記回転体46の左右両側に固定した第1アーム47の先端と前記背部床23に一端が枢支された第2アーム48の他端を枢支連結して構成されている。
【0015】
前記腰部床24は、前記支持フレーム22,22に対して起伏揺動自在に取り付けられており、その揺動構造について詳述すれば、図1〜図3に示すように、前記支持フレーム22,22の前後方向ほぼ中央の上面にボルト止めされた左右一対の支持ブラケット49,49に回転自在にパイプ50を支持させ、このパイプ50の左右端下面に固定の左右一対の受止部材51,51に腰部床24の前方下面を固定し、前記腰部床24の後方下面を支持フレーム22,22の前後方向後方側の上面に固定された逆L字状の受部材52に載置支持させ、腰部床24の後端を前述のように脚部床25の前端に枢支連結している。そして、前記パイプ50に固定した操作部材53に電動モータ54の操作軸54Aを連結し、前記電動モータ54の本体部を前記後側に位置する連結フレーム27に固定されたブラケット55に取り付けている。従って、電動モータ54の操作軸54Aを伸長させることによって、パイプ50の回転軸芯Z周りで腰部床24を揺動操作することができると同時に連結されている脚部床25の前端を持ち上げた後下がり傾斜姿勢に姿勢変更することができるようにしている。前記電動モータ54の操作軸54Aを短縮させることにより、腰部床24及び脚部床25を水平姿勢側に姿勢変更することができる。図に示す56は、前記脚部床25の後側下面を接当支持するために支持フレーム22,22の前後方向後端側の上面に固定された左右一対の逆L字状の受部材である。
【0016】
前記のように構成された寝台は、図1に示すように、電動モータ43を駆動することによって、背部床23を実線で示す水平姿勢から2点鎖線で示す起立姿勢(図では水平から約45度の角度であるが、この角度は自由に変更可能である)までの範囲で姿勢変更することができ、又、電動モータ54を駆動することによって、腰部床24を実線で示す水平姿勢から2点鎖線で示す起立姿勢(図では水平から約30度の角度であるが、この角度は自由に変更可能である)までの範囲で姿勢変更することができる。このとき、前記腰部床24の起立姿勢への姿勢変更により脚部床25が前側ほど上方に位置する傾斜姿勢になり、腰部床24と脚部床25が側面視においてほぼへの字状になるように姿勢変更することができるようにしている。
又、前記電動モータ38を駆動することによって、床部9全体を水平姿勢から図4に示す起立姿勢(図では水平から約60度の角度であるが、この角度は自由に変更可能である)までの範囲で姿勢変更することができるようにして、リハビリ運動を容易に行えるようにしている。
そして、前記電動モータ38を駆動して床部9全体を水平から約15度起立させた状態において、電動モータ43及び54を駆動して、背部床23を支持フレーム22,22に対して約45度の角度だけ起立させた起立姿勢にするとともに、腰部床24を支持フレーム22,22に対して約30度の角度だけ起立させた起立姿勢にして、腰部床24と脚部床25が側面視においてほぼへの字状になるように姿勢変更したリラックス姿勢に姿勢変更することができる。
前記リラックス姿勢とは、前記床部9全体、背部床23、腰部床24、脚部床25のそれぞれの角度が個人によって異なることから、例えば一般的な角度範囲として、床部9全体を水平から30度までの間、背部床23を支持フレーム22,22から60度変位させた角度までの間、腰部床24を支持フレーム22,22から45度変位させた角度までの間で使用者が最もリラックスすることができる角度に設定することができる。
【0017】
図6〜図8に示すように、前記支持フレーム22,22の揺動角度を検出するフレーム角度検出手段57、前記背部床23が揺動操作されたことを検出する背部床角度検出手段58と、前記腰部床24が揺動操作されたことを検出する腰部床角度検出手段59とを備え、前記フレーム角度検出手段59からの検出情報が設定揺動角度以上になったときに前記背部床23の電動モータ43及び腰部床24の電動モータ54の駆動を禁止する駆動禁止手段60と前記背部床角度検出手段58及び腰部床角度検出手段59のうちの一方でも揺動操作されたことを検出している場合には、前記支持フレーム22,22の電動モータ38の駆動を禁止し、かつ、両方の検出手段58,59が揺動操作されていないことを検出している場合には、前記支持フレーム22,22の電動モータ38の駆動を許容する駆動制御手段61とを制御装置62内に設けている。
従って、フレーム角度検出手段59からの角度検出情報が例えば30度以上になると、電動モータ43及び54への駆動信号を出力しないようにして、背部床23及び腰部床24の揺動操作を行うことができないようにしている。又、背部床23及び腰部床24が所定揺動角度に位置している場合には、この情報により電動モータ38への駆動信号を出力しないようにして、支持フレーム22,22の揺動操作を行うことができないようにしている。つまり、支持フレーム22,22の揺動操作を行いたい場合には、背部床23及び腰部床24を支持フレーム22,22に対して平行となる揺動操作されていない初期姿勢になっていることが必要であり、その初期姿勢になっていない場合には初期姿勢になるように姿勢変更することになる。
【0018】
前記フレーム角度検出手段57は、図6(イ),(ロ)に示すように、前記パイプ30に固定された接当操作片63と、この接当操作片63の突出部63Aに接当してON操作され、かつ、接当操作片63の引込部63Bまで移動してONからOFF操作されるリミットスイッチ64とからなる接触式のセンサにより構成され、前記リミットスイッチ64を前記支軸28の下面に固定したブラケット65に取り付けている。
従って、支持フレーム22,22が30度未満では、接当操作片63の突出部63Aがリミットスイッチ64の接点64Aを押し込み操作する離間側に揺動付勢された状態の揺動操作部66を接点64A側に押圧操作してリミットスイッチ64をON操作し、支持フレーム22,22が30度以上では、接当操作片63の引込部63Bに前記揺動操作部66が入り込んでリミットスイッチ64をOFF操作するようにしている。尚、前記支持フレーム22,22の角度は、30度に限定されるものではないが、30度以下の任意の角度に設定する方が好ましい角度である。
【0019】
前記背部床角度検出手段58は、図7に示すように、前記支持フレーム22の前側上面に固定されたコの字状の支持台67上に取り付けられたリミットスイッチであり、このリミットスイッチ58の上面から突出する出退自在な接点58Aに背部床23の下面が接当することによりON状態になり、背部床23が揺動操作されていない水平姿勢であることを検出し、背部床23が少しでも揺動されることにより前記接当状態が解除され、リミットスイッチ58がOFF状態になり、背部床23が揺動操作されていることを検出するようにしている。
【0020】
前記腰部床角度検出手段59は、前記背部床角度検出手段58と同様の接触式のリミットスイッチからなり、このリミットスイッチ59は、図7に示すように、前記支持フレーム22の後側上面に固定されたコの字状の支持台68上に取り付けられ、このリミットスイッチ59の上面から突出する出退自在な接点59Aに脚部床25の下面が接当することによりON状態になり、脚部床25が揺動操作されていない水平姿勢であることを検出し、脚部床25が少しでも姿勢変更されることにより前記接当状態が解除され、リミットスイッチ59がOFF状態になり、腰部床24が揺動操作されていることを検出するようにしている。前記腰部床24が揺動操作されていることを脚部床25が揺動操作されていることから間接的に検出するようにしたが、腰部床24の動きを直接検出する場合でもよい。
【0021】
前記検出手段57,58,59をリミットスイッチから構成する他、ロータリースイッチの他、発光ダイオードとフォトトランジスタとからなる光電スイッチや回転型ポテンショメータ等でもよく、検出手段57,58,59の具体構成はこれらのものに限定されるものではない。
【0022】
【発明の効果】
請求項1によれば、フットボードが取り付けられた床部全体を起伏揺動自在にすることができるから、従来のように専用のリハビリ台を不要にすることができるだけでなく、そのリハビリ台を収容しておくためのスペースを確保する必要がなくなり、病院側の金銭面での負担を可及的に抑えることができながらも、リハビリ台への乗り移りを不要にして介護者の負担を少なくすることができるだけでなく、自分専用の寝台であるから、いつでもリハビリ運動の行える寝台とすることができ、リハビリ運動を行う者にとって特に有用な寝台とすることができる。
【0023】
その上、支持フレームに対して背部床及び腰部床が独立して起伏揺動操作することができるから、支持フレームが水平状態において背部床を設定角度揺動操作することによって、食事やテレビを見るために上半身を起こすことができたり、又、腰部床を起伏揺動操作することによって、腰部床と脚部床が側面視ほぼへの字状にして足をリラックスさせることができ、リハビリ運動以外の日常において不可欠な機能を付与することができ、便利に使用することができる寝台とすることができる。
又、前記支持フレームを所定角度に揺動操作した状態において、背部床を支持フレームに対して設定角度起立した状態にし、かつ、腰部床を設定角度起立することにより腰部床と前記脚部床が側面視ほぼへの字状にすることにより、椅子に座った状態に近づいた姿勢、つまりリラックス姿勢に姿勢変更することができ、さらに使用者にとって有用になるものである。
【0024】
請求項によれば、支持フレームが設定揺動角度以上になっている場合には、他のもの(背部床、腰部床)の駆動を禁止することができるから、それらが不測に操作されて不安定姿勢になること等のトラブル発生がなく、良好に使用することができる寝台とすることができる。
【0025】
請求項によれば、前記背部床及び腰部床のうちの一方でも揺動操作された状態では、支持フレームを揺動操作することができないから、支持フレーム姿勢が不測に操作されて不安定姿勢になること等のトラブル発生がなく、良好に使用することができる寝台とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】寝台の全体を示す縦断側面図である。
【図2】寝台の前側を示す縦断側面図である。
【図3】寝台の後側を示す縦断側面図である。
【図4】床部を起立姿勢にした状態を示す縦断側面図である。
【図5】リラックス姿勢にした寝台の縦断側面図である。
【図6】フレーム角度検出手段の取付部を示す縦断側面図を示し、(イ)は、ON状態を示し、(ロ)はOFF状態を示している。
【図7】背部床角度検出手段及び腰部床角度検出手段の取付部を示す要部の縦断側面図である。
【図8】制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 ベッドボード
3 リンク機構 4 第1フレーム
5,6 連結フレーム 7 ボス
8 キャスター 9 床部
10 フットボード 11 支持アーム
12 連結アーム 13 板部材
14 揺動アーム 15 連結パイプ
16 アーム 17 ロッド
18 フレーム 19 ブラケット
20 昇降用電動モータ 20A 操作軸
21 取付部 22 支持フレーム
23 背部床 24 腰部床
25 脚部床 26,27 連結フレーム
28 支軸 29 揺動部材
30 パイプ 31 ガイド部材
32 ローラ 33 パイプ
34 パイプ 35,36 角型パイプ
37 板部材 38 電動モータ(駆動装置)
38A 操作軸 39 支持部材
40 ブラケット 41 ストッパー部材
42 ブラケット 43 電動モータ(駆動装置)
43A 操作軸 44 リンク機構
45 揺動アーム 46 回転体
47 第1アーム 48 第2アーム
49 支持ブラケット 50 パイプ
51 受止部材 52 受部材
53 操作部材 54 電動モータ(駆動装置)
55 ブラケット 56 受部材
57 フレーム角度検出手段 58 背部床角度検出手段
59 腰部床角度検出手段 58A,59A 接点
60 禁止手段 61 駆動制御手段
62 制御装置 63 接当操作片
63A 突出部 63B 引込部
64 リミットスイッチ 64A 接点
65 ブラケット 66 揺動操作部
67,68 支持台

Claims (3)

  1. 使用者専用の寝台であって、フットボードが取り付けられた床部が、機体に対して脚側の水平軸芯周りで起伏揺動自在に取り付けられた支持フレームと、この支持フレームの上面側にそれの頭部側から脚部側にかけて背部床、腰部床、脚部床とを備えてなり、前記支持フレームを起伏揺動操作するための駆動装置と、前記背部床を前記支持フレームに対して起伏揺動自在に取り付け、かつ、該背部床を起伏揺動操作するための駆動装置と、前記腰部床と脚部床をそれらが互いに接近する端部同士を枢支し、かつ、前記腰部床の背部床側端部をそれよりも背部床側に位置する水平軸芯周りで起伏揺動操作する駆動装置とを設けてなり、前記支持フレームを水平姿勢から起伏揺動させることにより下半身に対するリハビリ運動を行うことができるとともに、前記支持フレームを所定角度に揺動操作した状態において、前記背部床を前記支持フレームに対して設定角度起立した状態にし、かつ、前記腰部床を設定角度起立することにより該腰部床と前記脚部床が側面視ほぼへの字状にしたリラックス姿勢に姿勢変更自在に構成したことを特徴とする寝台。
  2. 前記支持フレームの揺動角度を検出するフレーム角度検出手段と、このフレーム角度検出手段からの検出情報が設定揺動角度以上になったときに前記背部床の駆動装置及び腰部床の駆動装置の駆動を禁止する禁止手段とを設けてなる請求項記載の寝台。
  3. 前記背部床が揺動操作されたことを検出する検出手段と、前記腰部床が揺動操作されたことを検出する検出手段と、前記2つの検出手段のうちの一方でも揺動操作されたことを検出している場合には、前記支持フレームの駆動装置の駆動を禁止し、かつ、両方の検出手段が揺動操作されていないことを検出している場合には、前記支持フレームの駆動装置の駆動を許容する駆動制御手段とを設けてなる請求項記載の寝台。
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