JP4303878B2 - パワーユニット支持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はパワーユニットの前後に液封マウントを設けたパワーユニット支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パワーユニットの前後等を複数の液封マウントで支持することは公知である。また、液封マウントの構造として、仕切壁で区画された主液室と副液室、これら両液室をエンジンのアイドル時に連通して液柱共振を発生するアイドルオリフィス通路、弾性変形により主液室の内圧を吸収する弾性可動膜であってその膜剛性を可変とする剛性可変膜、並びにアイドル時にアイドルオリフィス通路を開くアイドルオリフィス開閉手段及び剛性可変膜を自由状態又は変形規制状態にして膜剛性を変化させる膜剛性可変手段とを備えたものも公知である(一例として、特開平10−38017号がある)。
【0003】
なお、本願において、開閉式のアイドルオリフィス通路とアイドルオリフィス開閉手段を有する液封マウントをコントロールマウントといい、そのうちさらに剛性可変膜とその膜剛性可変手段をも有するものを特に複式コントロールマウントということにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例のように剛性可変膜とその膜剛性可変手段を備えると、アイドル時に剛性可変膜を弾性変形不能に固定することによりアイドルオリフィス通路へ送り込む液体流量を大量にして良好な液柱共振を発生させ、その後通常走行時におけるようなより高周波側の振動に対しては剛性可変膜を弾性変形自由にして主液室の内圧を吸収して低動バネ化することができる。
【0005】
しかしながら、本願発明者らは鋭意研究の結果、エンジン振動による車両の振動及び騒音低減に対する液封マウントの弾性制御は、単にアイドル時と一般走行時の切換えでは足りず、アイドル状態から発進時に移行して急激にエンジンの回転数が増大したとき、液封マウントの剛性が高くなってパワーユニットから車体への振動伝達が大きくなるため、かかる発進時における液封マウントの振動低減能力の増大もしくは低動バネ化を図り、パワーユニットから車体への振動伝達を阻止もしくは低減することが極めて重要であることを見出した。
【0006】
また、このような複式コントロールマウントは高価になるため、パワーユニットの前後等を支持する一対の液封マウントを全て複式コントロールマウントにすることはコスト的に不利であり、できれば一方をより安価な可変制御部のない液封マウント(以下、このような液封マウントをパッシブマウントという)にしてコストダウンを図り、性能とコストの良好なバランスをとったパワーユニット支持装置が望まれる。そこで本願発明はこのような要請の実現を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本願のパワーユニット支持装置に係る第1の発明は、振動発生側又は振動受け側のいずれか一方側へ取付けられる第1取付部材と、他方側へ取付けられる第2取付部材と、これらの間に介在される弾性本体部材とを備え、弾性本体部材を壁の一部とする主液室と、この主液室と仕切り部材で仕切られ、可撓膜部材で覆われる副液室と、これら両液室を連通するオリフィス通路とを備えた液封マウントを複数用いてパワーユニットを車体へ支持するとともに、クランク軸を挟んで互いに反対側となる位置へ配置された第1液封マウントと第2液封マウントを備えるパワーユニット支持装置において、前記第1液封マウントを、主液室と副液室を常時連通している減衰オリフィス通路、エンジンのアイドル時に連通して前記減衰オリフィス通路よりも高周波側の周波数f11で液柱共振を発生するアイドルオリフィス通路、発進時に前記アイドル時の液柱共振よりも高周波側で液柱共振を発生する発進時共振手段及び弾性変形により主液室の内圧を吸収する弾性可動膜であってその膜剛性を可変とする剛性可変膜、並びにアイドル時にアイドルオリフィス通路を開くアイドルオリフィス開閉手段及び剛性可変膜を自由状態又は変形規制状態にして膜剛性を変化させる膜剛性可変手段とを備えた複式コントロールマウントとし、前記第2液封マウントを、前記アイドルオリフィス通路及び前記アイドルオリフィス開閉手段並びに膜剛性可変手段からなる可変制御部を持たず、かつ主液室と副液室を常時連通している第1オリフィス通路を有する液封マウントにするとともに、前記第1オリフィス通路を、前記減衰オリフィス通路又は前記アイドルオリフィス通路のいずれかに設定し、
かつ、第1オリフィス通路における液柱共振の周波数を前記f11と同じに設定するか、
反共振による動バネ曲線における極大値が前記周波数f11近傍に生じるような前記f11よりも低周波側の周波数f01、もしくはさらに低周波側で前記反共振の極大値も前記周波数f11より低周波側になる周波数f00のいずれかに設定し、
前記第1液封マウントのアイドルオリフィス通路が前記周波数f11で液柱共振するようにアイドルオリフィス開閉手段を開閉制御することを特徴とする。
【0008】
第2の発明は上記第1の発明において、前記第2液封マウントは、前記第1オリフィス通路よりも高周波側で液柱共振する第2オリフィス通路を備え、これら第1及び第2オリフィス通路を、前記減衰オリフィス通路、アイドルオリフィス通路及び発進時共振手段のいずれか2つに設定したことを特徴とする。
【0009】
【発明の効果】
第1の発明によれば、クランク軸を挟んで互いにパワーユニットの反対側に位置させた第1液封マウント及び第2液封マウントのうちいずれか一方を発進時共振手段を有する複式コントロールマウントとしたので、アイドル時にアイドルオリフィス通路を開いて液柱共振により低動バネとする。
【0010】
また、発進時には発進時共振手段と膜剛性可変手段が設けられているので、アイドル時から発進時へ移行してエンジンの回転数が急激に上昇しても、アイドル時の液柱共振よりも高周波側で発進時共振手段による液柱共振を発生して発進時におけるより高周波側の振動を有効に吸収できる。さらに膜剛性可変手段を制御して膜剛性を下げると弾性変形により主液室の内圧上昇を吸収して低動バネ化する。
【0011】
そのうえ第2液封マウントをパッシブマウントとし、その第1オリフィス通路をアイドルオリフィス通路に設定し、第1液封マウントのアイドルオリフィス開閉手段を開閉し、液柱共振を略同位相になるように制御すれば、アイドル域において低動バネとなり、位相差を生じるように制御すれば、第1液封マウントと第2液封マウントにおける反力ベクトルの位相差を変化させ、合成ベクトルを減少する振動位相制御により全体入力を低減する(以下、これを簡単にして全体入力低減という)。
【0012】
また、第1オリフィス通路を減衰オリフィス通路に設定すれば、第1液封マウントのアイドルオリフィス開閉手段を開閉することによりアイドル域で振動位相制御が可能になる。しかも、減衰オリフィス通路を有するので乗り心地を良好にできる。
【0013】
その結果、アイドル時と発進時においてクランク軸の回転に伴って変化する前後の振動を効果的に吸収できる。したがって、発進時におけるパワーユニットから車体への振動伝達を阻止もしくは低減することができるとともに、第1液封マウントと第2液封マウントを関連づけて制御することにより、パワーユニット支持装置全体として相乗効果のある全体入力低減や低動バネの動特性を得ることができ、全体の動特性を任意に変化させることができる。
【0014】
しかも、第2液封マウントを可変制御部のないパッシブマウントにしても、複式コントロールマウントに類似した動特性を得ることが可能になり、かつ第2液封マウント側の液柱共振発生手段が第1オリフィス通路1つだけであっても、減衰オリフィス通路とアイドルオリフィス通路又はアイドルオリフィス通路と発進時共振手段の双方を備えた液封マウントに近似した性能を得ることができる。
【0015】
しかも、高価な複式コントロールマウントを、パワーユニットの前後等を支持する一対の液封マウントのうち一方側だけに用い、他方を最も安価なパッシブマウントにできるので、防振性能並びにコスト面で有利になり、性能とコストのバランスがとれたパワーユニット支持装置を得ることができる。
【0016】
第2の発明によれば、第2液封マウントであるパッシブマウントに、第1オリフィス通路と第2オリフィス通路を設けたので、これら2つのオリフィス通路に対して、減衰オリフィス通路、アイドルオリフィス通路及び発進時共振手段のいずれか2つに設定できる。したがって、減衰オリフィス通路、アイドルオリフィス通路及び発進時共振手段の3つを有する複式コントロールマウントを一対で用いた場合とより近似した性能を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて実施例を説明する。図1はパワーユニットの支持構造を概略的に示すものであり、パワーユニット1はそのエンジン1aにおけるクランク軸1bの軸方向を車体の左右方向へ向けた横置きエンジン形式であり、クランク軸1bを挟んだ前後位置を第1液封マウント2及び第2液封マウント3で支持され、かつ左右を他のマウント4,5で支持されている。これらのマウントは車体6側へ取付けられている。本実施例においては第1液封マウント2をパワーユニットの前側に設け、第2液封マウント3を後側へ設けるものとして説明する。
【0018】
第1液封マウント2は後述する複式コントロールマウントであり、各制御部が電磁ソレノイド等の適宜切換部材7a,7bにより大気開放又はエンジンの吸気負圧等の負圧源への接続のいずれかに切換制御される。なお、切換部材7a,7bは便宜的に示したものであり、後述する同時切換関係にあるもの相互は共通化されるため、実際はこれよりも使用数が削減可能である。第2液封マウント3は後述するパッシブマウントである。なお、第1液封マウント2をパッシブマウントとし、第2液封マウント3を複式コントロールマウントにすることは任意にできる。
【0019】
図2は本実施例における複式コントロールマウントの一例を示し、この複式コントロールマウント10はパワーユニット側へ取付けられる第1取付部材11と、車体側に取付けられる第2取付部材12の間をゴム等の弾性本体部13で連結し、この弾性本体部13を壁の一部とする主液室14を設けてある。主液室14は仕切り部材15に設けた減衰オリフィス16により副液室17と常時連通する。副液室17は仕切り部材15とダイヤフラム18の間に形成される。主液室14及び副液室17内には公知の非圧縮性液体が封入される。減衰オリフィス16は、一般走行時のような比較的低周波数域における振動により液柱共振を発生して振動を減衰させる。
【0020】
仕切り部材15にはアイドルオリフィス通路20が設けられ、その副液室17側の開口部をアイドル側開閉部材である開閉バルブ21によりダイヤフラム18の一部をアイドルオリフィス通路20の出口へ接離させることにより開閉される。開閉バルブ21は内側に密閉空間である制御室22を形成し、底部に形成された通路23を介して切換部材7aと接続し、負圧と大気へ接続切換して開閉バルブ21を図の上下方向へ移動させることによりアイドルオリフィス通路20の出口を開閉する。開閉バルブ21を開くとアイドルオリフィス通路20内で液体流動が生じて液柱共振する。この液柱共振は、減衰オリフィス16が対象とするよりも高周波側に発生するアイドル時におけるものであって、これによりアイドル時の入力振動を吸収する。
【0021】
さらに仕切り部材15には主液室14へ開放されたオリフィスホール24が形成され、その底部にゴム等の適宜弾性部材からなり、主液室14の内圧変動をその弾性変形で吸収する発進オリフィス用可動膜25が設けられている。この発進オリフィス用可動膜25は膜剛性を変化するものではなく、本願発明の発進オリフィス通路であるオリフィスホール24と共もに発進時共振手段を構成する。
【0022】
発進時共振手段は、アイドル時から発進時へ移行してエンジンの回転数が急激に上昇したとき、主液室14内の液体流動によってオリフィスホール24内の液体が液柱共振を発生して、アイドル時の液柱共振よりも高周波側で低動バネとなり、発進時におけるより高周波側の振動を吸収する。なお、この液柱共振における共振周波数は発進オリフィス用可動膜25の膜特性及びオリフィスホール24の開口面積並びに高さで決まる容積によって自由に設定できる。
【0023】
さらに、主液室14に臨む弾性本体部13の一部が主液室14の内圧変動に応じて弾性変形自在の剛性可変膜26をなし、この剛性可変膜26は、外方に設けられた制御室27を切換部材7bへ接続することにより、大気開放状態で自由に弾性変形でき、負圧状態では、制御室27内のストッパ28へ密着固定されることにより膜剛性を高くして弾性変形不能もしくは弾性変形しにくくなっている。すなわち、剛性可変膜26は膜剛性可変の部材であり、制御室27及びストッパ28が膜剛性可変手段となる。
【0024】
アイドル時以外で剛性可変膜26の膜剛性を下げて自由に弾性変形させれば、主液室14の内圧上昇を吸収することにより低動バネ化でき、逆にアイドル時において制御室27内を負圧にしてストッパ28へ密着固定することにより膜剛性を高くすれば、主液室14からアイドルオリフィス通路20内へ送り込む液体量を増大させて液柱共振のエネルギーを大きくすることができる。
【0025】
主液室14内には、第1の取付部材11と一体化された傘部材19が設けられ、オリフィスホール24内における液柱共振よりも高周波側の600Hz程度で液柱共振を発生する。なお、4気筒4サイクルエンジンの場合におけるアイドル時及び発進時における周波数は、二次振動を基準にしている。したがって、高次振動を考慮した場合には、エンジンの回転数で定義することが妥当であり、この場合には、アイドル時を500〜1000rpm、発進時を1000〜2000rpmとすることもできる。
【0026】
図3は複式コントロールマウントの別例であり、共通部は共通符号を付すにとどめ、相違点のみ説明する。この複式コントロールマウント30は、仕切り部材15に形成されたオリフィスホール24が主液室14と入り口32を介して連通し、出口25で副液室17と連通するとともに、この入り口32は側部可動膜33の弾性変形を利用して進退する開閉部材31で開閉される。この開閉部材31は本願発明の発進側開閉部材に相当する。
【0027】
側部可動膜33は図2における剛性可変膜26と同様であり、膜剛性を変化させて主液室14内の内圧を吸収する機能を有するとともに、開閉部材31を動作させるためのものでもあり、側部可動膜33を負圧で吸引するか大気開放させれば開閉部材31を開閉移動できる。この負圧又は大気開放への切り換えは、図2における制御室27等と同様構造の作動部34を介して行われ、作動部34を図1の切換部材7bと接続して負圧と大気へ接続切換することにより側部可動膜33の作動を制御する。
【0028】
但し、開閉部材31を直接ソレノイド等で移動させることもできる。開閉部材31を直接ソレノイド等で動作させる場合は、作動部34ソレノイドやモータ等の部材となり、切換部材7bは大気と負圧の間を切換るバルブではなくリレーなどの制御用部材になる。なお、制御室22側は図2と同様に切換部材7aと接続されて開閉バルブ21を作動制御するようになっている。
【0029】
このようにすると、開閉部材31の移動により入り口32を開いたときのみオリフィスホール24が主液室14と副液室17を連通し、内部でアイドルオリフィス通路20よりも高周波側の液柱共振を生じて低動バネになる。また、入り口32を閉じれば、オリフィス通路としての機能はなくなるから、アイドル時に入り口32を閉じかつアイドルオリフィス通路20を開けば、主液室14からアイドルオリフィス通路20へ流れ込む流量を増大させることができる。
【0030】
なお、図1における第1液封マウント2には、図2の複式コントロールマウント10又は図3の複式コントロールマウント30のいずれかを選択して用いることができる。
【0031】
図4は可変制御機構を備えない液封マウント(以下、パッシブマウントという)の一例であり、このパッシブマウント40は図2の複式コントロールマウント10において、可変手段、すなわち剛性可変膜26、制御室27及びストッパ28からなる膜剛性可変手段並びにアイドルオリフィス通路20の開閉手段を省略し、さらに減衰オリフィス通路16を省いたものに相当する。したがって、図2と共通機能部分については共通符号を用いかつ重複説明を省略する。なお、この例におけるアイドルオリフィス通路20は前記図2の複式コントロールマウント10における減衰オリフィス通路16を、アイドル域で液柱共振を発生するアイドルオリフィス通路20としてチューニングしたものであり、図2の複式コントロールマウント10におけるように開閉式のものではない。
【0032】
パッシブマウント40の仕切り部材15には、オリフィスホール24が主液室14へ開放されて形成され、副液室17側は弾性可動膜25で閉塞され、これらオリフィスホール24と弾性可動膜25で液柱共振発生手段を構成している。主液室14内の液体流動によって発進域でオリフィスホール24内の液体が液柱共振を発生して振動を吸収する。なお、この液柱共振における共振周波数は弾性可動膜25の膜特性及びオリフィスホール24の開口面積並びに高さで決まる容積によって自由に設定できるが、アイドルオリフィス通路20の液柱共振周波数よりも高周波側となる。
【0033】
図5はパッシブマウントの他の例であり、このパッシブマウント50は上記パッシブマウント40からさらに発進時共振手段であるオリフィスホール24と発進オリフィス用可動膜25を省いたものに相当し、仕切り部材15にアイドルオリフィス通路20が設けられているだけである。この例におけるアイドルオリフィス通路20も図4と同様であって、前記図2の複式コントロールマウント10における減衰オリフィス通路16を、アイドル域で液柱共振を発生するアイドルオリフィス通路20としてチューニングしたものであり、図2の複式コントロールマウント10におけるように開閉式のものではない。その他の部分はほぼ同様構造であるから、図4と共通機能部分については共通符号を用いかつ重複説明を省略する。
【0034】
表1は前側の第1液封マウント2に図2の複式コントロールマウント10を用い、後側の第2液封マウント3に図4のパッシブマウント40又は図5のパッシブマウント50を用いた制御の組合せを一覧にしたものである。すなわち、図4のパッシブマウント40を組合わせたケース1と2及び図5のパッシブマウント50を組合わせたケース3と4につき、アイドル時の動特性、発進時の動特性並びにその後の一般走行時等における乗り心地に関する動特性をまとめたものであり、図中○は該当欄における効果のある制御が可能なこと、×は該当欄における効果が生じないことを表す。空欄は該当欄における制御ができないことを表す。
【0035】
すなわち、図4のパッシブマウント40を用いると、アイドル時には低動バネ化(ケース1)及び振動位相制御(ケース2)の双方が可能であり、発進時には低動バネ化のみが可能である。図5のパッシブマウント50を用いると、アイドル時における低動バネ化(ケース3)及び振動位相制御(ケース4)の双方が可能である。但し、ケース3及び4の場合は発進時における液柱共振手段を有しないので低動バネ化及び振動位相制御のいずれも顕著な効果は生じない。また、各ケースとも減衰オリフィス通路を有しないため、これにより乗り心地を良好にするための振動吸収を期待できない。
【0036】
図6〜図10は制御方法を説明するグラフである。図6はケース1における前後の第1液封マウント2及び第2液封マウント3のアイドル域及び発進域における制御例を示す動バネ曲線のグラフであり、横軸に周波数(Hz)、縦軸に動バネ係数(K)と位相をとり、上中下3段に第1液封マウント2(前と表示)と第2液封マウント3(後と表示)を同じ周波数で表示してある。後側となる第2液封マウント3は、図4のパッシブマウント40を用いた例とパッシブマウント50を用いた例の2通りがあり、図4のパッシブマウント40の場合を中段に示し(マウント1と表示)、図5のパッシブマウント50の場合を下段に示す(マウント2と表示)。なお、以下の説明では第1液封マウント2に図2の複式コントロールマウント10を用いるものとする。
【0037】
この例で上段の第1液封マウント2は、アイドル時に開閉バルブ21を負圧により図2の下方へ移動させてアイドルオリフィス通路20を開くことにより、周波数f11で液柱共振し、動バネ係数は極小値(以下、これを動バネボトムという)となる。その後、開閉バルブ21を開いたままにすると反共振による動バネ係数の極大値(以下、これを動バネピークという)が生じるところ、開閉バルブ21をf12で開から閉へ切り換えると動バネピークをカットできる。
【0038】
このとき、剛性可変膜26はアイドル時に制御室27を負圧にしてストッパ28へ密着固定しておくとともに、発進時に周波数f22で制御室27を大気開放側へ切り換えて弾性変形自由にする。このため、周波数f22で動バネ定数が低くなり、さらにその後オリフィスホール24内における液柱共振により周波数f31で動バネボトムを形成する。なお、図中の破線は位相であり、周波数f11で180°、f12で0°、f31で60°の各近傍になる。
【0039】
一方、第2液封マウント3では、中段の場合、アイドルオリフィス通路20における液柱共振によって生じる動バネボトムを、周波数f11で発生させ、その反共振による動バネピークを周波数f12近傍とし、位相が略0°となるように設定する。これにより、アイドル域ではほぼ第1液封マウント2と同様に動バネ曲線を変化させ、位相も一致させるので、全体の動特性が低動バネとなる。その後の発進時にはオリフィスホール24内における液柱共振により周波数f31で動バネボトムを形成する。したがって、発進域においても低動バネ化する。
【0040】
下段はケース3に相当し、この場合もアイドルオリフィス通路20における液柱共振によって生じる動バネボトムを周波数f11で発生させ、その反共振による動バネピークを周波数f12近傍とし、位相が略0°となるように設定する。これにより、アイドル域ではほぼ第1液封マウント2と同様に動バネ曲線を変化させ、位相も一致するので、全体の動特性が低動バネとなる。その後は発進時共振手段を欠くので中段のように動特性を制御することはできない。
【0041】
図7は図6のバリエーションであり、図6がアイドル時の動特性重視であったものに対して発進域の動特性を重視した例であり。この例では第1液封マウント2及び第2液封マウント3の組合わせに変わりはなく、ただ上段の第1液封マウント2において、周波数f22よりも高周波側となりかつ周波数f31よりも低周波側となる周波数f32で制御室27を大気開放側から負圧側に切り換えて剛性可変膜26を弾性変形自由部状態から固定状態に変える点で相違する。
【0042】
こうすると、第1液封マウント2のアイドル域における動バネ定数の下がりが少なくなり、かつ図6と比べて低動バネ化の程度は少なくなるが、発進域におけるオリフィスホール24の液柱共振が強くなって低動バネ化が大きくなる。したがって、発進域の低動バネ化を促進できる。なお、図7と図6を比較すれば明らかなように、膜剛性を図6のようにアイドル時で高くしておけば、アイドルオリフィス通路20へ流れ込む液体流量が増大するため、液柱共振が強くなり、位相も大きくなる。
【0043】
一方、第2液封マウント3では、ケース1に相当する中段及びケース3に相当する下段とも図6と同様に制御する。これにより、アイドル域ではほぼ第1液封マウント2と同様に動バネ曲線を変化させ、位相も一致させるので、全体の動特性が低動バネとなる。さらに発進域では、上段の第1液封マウント2においてオリフィスホール24内における液柱共振が図6よりも強くなるので、発進域においても低動バネ化がより顕著となり、発進時の動特性重視となる。
【0044】
図8はケース2及びケース4の制御例であり、上段の第1液封マウント2は図6と同様にアイドル域特性重視の制御をする。これに対して第2液封マウント3は、中段の場合、周波数f11よりも低周波側の周波数f01にてアイドルオリフィス通路20の液柱共振にて動バネボトムを形成し、周波数f11近傍に反共振の動バネピークを生じるように設定する。これにより、アイドル域では位相差が略150°近傍程度になり、振動位相制御が行われ全体入力を低減できる。発進域では図6と同様であって低動バネとなり、ケース2の制御となる。
【0045】
また、下段はケース4に相当し、この場合も同様に周波数f01にてアイドルオリフィス通路20の液柱共振で動バネボトムを形成し、周波数f11近傍に反共振の動バネピークを生じるように設定する。これによりアイドル域で振動位相制御が行われ全体入力を低減できる。発進域では図6と同様であって、低動バネとなる。その後は発進時共振手段を欠くので、図6と同様に中段のような動特性制御ができない。
【0046】
中段及び下段とも、アイドルオリフィス通路20の液柱共振による動バネボトムを、上段の周波数f11よりも低周波側に設定するのは、第2液封マウント3のパッシブマウント40及び50がいずれもアイドルオリフィス通路20に開閉バルブ21を備えないためであり、これらタイミングが固定された第2液封マウント3の液柱共振発生後に、第1液封マウント2の開閉バルブ21をタイミングを合わせて開閉させることにより、制御が容易になる。
【0047】
図9は、図8におけるケース2及びケース4の制御を発進域特性重視(図7)にしたものであり、上段の第1液封マウント2に対する制御を図7と同様にすれば同様の特性が得られる。
【0048】
次に、本実施例の作用を説明する。第1液封マウント2を複式コントロールマウントとし、第2液封マウント3を、アイドルオリフィス通路20とオリフィスホール24(発進時共振手段)が設けられたパッシブマウント40又はアイドルオリフィス通路20のみを有するパッシブマウント50にしたので、パッシブマウント40を採用したときは、アイドル時の低動バネ又は振動位相制御及び発進時の低動バネが可能になる。パッシブマウント50を採用したときは、アイドル時の低動バネ又は振動位相制御が可能になる。
【0049】
このとき、第1液封マウント2を図2のように構成すれば、発進時共振手段をオリフィスホール24とその一端を閉塞して液体流動により弾性変形する発進オリフィス用可動膜25で構成したので、発進オリフィス用可動膜25の弾性変形によりオリフィスホール24内の液体が流動して所定の周波数で液柱共振を発生させることができ、発進時共振手段を簡単な構造にできる。また、剛性可変膜26を発進オリフィス用可動膜25とは別に設けたので、発進時共振手段と独立して制御可能になるため、剛性可変膜26に対する制御の自由度が大きくなり、制御が容易になる。
【0050】
一方、第1液封マウント2を図3のように構成すれば、開閉部材31により発進オリフィスの機能を停止又は発揮の切換を明確にできるため、アイドルオリフィス通路20と発進オリフィス通路であるオリフィスホール24の機能を明確に分離でき、かつ相互の影響を生じないようにできるため、設定が容易になる。
【0051】
また、第2液封マウント3を図4のように構成すると、制御が必要な可変部材を用いずにアイドル時と発進時における動特性を改善できる。しかも、この第1液封マウント2と第2液封マウント3をそれぞれクランク軸1bを挟んで互いにパワーユニットの反対側となる前後に位置させ、第1液封マウント2における開閉バルブ21を第2液封マウント3のアイドルオリフィス通路20における液柱共振と関連づけて制御するので、第2液封マウント3におけるアイドル時の液柱共振と同期するように開閉バルブ21を開閉制御すれば、アイドル時における全体の動特性が低動バネとなり、異なるタイミングで時間差制御すれば振動位相制御により全体の動特性は全体入力低減になる。
【0052】
さらに、発進時においては低動バネ化することができ、しかも第1液封マウント2の剛性可変膜26を制御することにより動特性を変化させることができる。したがって、発進時におけるパワーユニット1から車体への振動伝達を効果的に阻止もしくは低減することができる。しかも、高価な複式コントロールマウントを、パワーユニットの前後等を支持する一対の液封マウントのうち一方側だけの第1液封マウント2に用い、他方の第2液封マウント3を可変制御部を持たないために安価に製造できるなパッシブマウント40にできるので、コストダウンを図ることができる。特にパッシブマウント50を採用すれば、最も構造が簡単で安価なパッシブマウントを使用することになり、大幅なコストダウンが可能になる。
【0053】
本実施例では各パッシブマウント40及び50ともに減衰オリフィス通路を省略して乗り心地を犠牲にした形になっている。但し、マウント4又は5もしくは双方をパッシブマウント50と同様構造で減衰オリフィス通路を有するものにすれば、乗り心地を向上させることができる。
【0054】
なお、減衰オリフィス通路を残したままアイドル域又は発進域における動特性を改善することもできる。図10は第2液封マウント3を構成するパッシブマウントにアイドルオリフィス通路ではなく減衰オリフィス通路を設けた制御例である。すなわち、図4のパッシブマウント40及び図5のパッシブマウント50それぞれにおけるアイドルオリフィス通路20をチューニングすることにより、主として一般走行時に生じるより低周波側の振動で液柱共振を発生するように設定して減衰オリフィス通路としたものである。
【0055】
したがって、図4のパッシブマウント40では減衰オリフィス通路とオリフィスホール24を含む発進時共振手段を備え、図5のパッシブマウント50は減衰オリフィス通路だけを備えることになる。
【0056】
図10の上段は、図6の第1液封マウント2と同じものであり、中段は上記減衰オリフィス通路と発進時共振手段を有するパッシブマウントの制御例、下段は減衰オリフィス通路のみを有する上記パッシブマウントの制御例である。
【0057】
まず中段において、減衰オリフィス通路による動バネボトムを、アイドル時の周波数f11より低周波側の一般走行域における周波数f00で発生させ、その後これまでと同様に周波数f31でオリフィスホール24における液柱共振を発生させる。これにより、減衰オリフィス通路の液柱共振により低周波側の振動を吸収して乗り心地を良好にできるとともに、アイドル域では、位相差が大きくなるため振動位相制御が可能になる。発進域では周波数f31による液柱共振により低動バネになる。
【0058】
したがって、液柱共振を発生する手段として、減衰オリフィス通路と発進時共振手段の2つのみを有するだけにもかかわらず、減衰オリフィス通路、アイドルオリフィス通路及び発進時共振手段の3つを有する複式コントロールマウントの性能に近似させることができる。
【0059】
下段においても、減衰オリフィス通路による動バネボトムを周波数f00で発生させる。これにより、減衰オリフィス通路による低周波側の振動を吸収して乗り心地を良好にできるとともに、アイドル域でも振動位相制御が可能になる。したがって、この場合も液柱共振を発生する手段として減衰オリフィス通路のみを有するだけにもかかわらず、減衰オリフィス通路とアイドルオリフィス通路を備えた液封マウントの性能に近似させることができる。なお、図5のパッシブマウント50におけるアイドルオリフィス通路20をこの例のように減衰オリフィス通路として設定するばかりでなく、発進時共振手段用のオリフィス通路として構成することもできる。
【0060】
また、第1液封マウント2におけるアイドルオリフィス開閉手段の切換部材7aと膜剛性可変手段の切換部材7bを同時切換する場合には切換部材を共通にでき、これにより、切換部材の使用個数を削減できるので、部品点数の削減により構造が簡素化し、かつコストダウンが可能になる。さらに、上記実施例は横置きエンジンに関するものであるが、縦置きにした場合にはクランク軸の左右へ第1液封マウント2と第2液封マウント3を配置すればよい。
【表1】
Figure 0004303878

【図面の簡単な説明】
【図1】 パワーユニットの支持構造を概略的に示す図
【図2】 複式コントロールマウントの全断面図
【図3】 別の複式コントロールマウントの全断面図
【図4】 パッシブマウントの全断面図
【図5】 別のパッシブマウントの全断面図
【図6】 ケース1及びケース3の制御例を示す動特性のグラフ
【図7】 同様の制御例を示す動特性のグラフ
【図8】 ケース2及びケース4の制御例を示す動特性のグラフ
【図9】 同様の制御例を示す動特性のグラフ
【図10】 上記各ケースと別の制御例を示す動特性のグラフ
【符号の説明】
1:パワーユニット、2:第1液封マウント、3:第2液封マウント、6:車体、7a:切換部材、7b:切換部材、10:複式コントロールマウント、15:仕切り部材、20:アイドルオリフィス通路、21:開閉バルブ、24:オリフィスホール、25:発進時オリフィス弾性可動膜、26:剛性可変膜、30:複式コントロールマウント、40:パッシブマウント、50:パッシブマウント

Claims (2)

  1. 振動発生側又は振動受け側のいずれか一方側へ取付けられる第1取付部材と、他方側へ取付けられる第2取付部材と、これらの間に介在される弾性本体部材とを備え、弾性本体部材を壁の一部とする主液室と、この主液室と仕切り部材で仕切られ、可撓膜部材で覆われる副液室と、これら両液室を連通するオリフィス通路とを備えた液封マウントを複数用いてパワーユニットを車体へ支持するとともに、クランク軸を挟んで互いに反対側となる位置へ配置された第1液封マウントと第2液封マウントを備えるパワーユニット支持装置において、前記第1液封マウントを、主液室と副液室を常時連通している減衰オリフィス通路、エンジンのアイドル時に連通して前記減衰オリフィス通路よりも高周波側の周波数f11で液柱共振を発生するアイドルオリフィス通路、発進時に前記アイドル時の液柱共振よりも高周波側で液柱共振を発生する発進時共振手段及び弾性変形により主液室の内圧を吸収する弾性可動膜であってその膜剛性を可変とする剛性可変膜、並びにアイドル時にアイドルオリフィス通路を開くアイドルオリフィス開閉手段及び剛性可変膜を自由状態又は変形規制状態にして膜剛性を変化させる膜剛性可変手段とを備えた複式コントロールマウントとし、前記第2液封マウントを、前記アイドルオリフィス通路及び前記アイドルオリフィス開閉手段並びに膜剛性可変手段からなる可変制御部を持たず、かつ主液室と副液室を常時連通している第1オリフィス通路を有する液封マウントにするとともに、前記第1オリフィス通路を、前記減衰オリフィス通路又は前記アイドルオリフィス通路のいずれかに設定し、
    かつ、第1オリフィス通路における液柱共振の周波数を前記f11と同じに設定するか、
    反共振による動バネ曲線における極大値が前記周波数f11近傍に生じるような前記f11よりも低周波側の周波数f01、もしくはさらに低周波側で前記反共振の極大値も前記周波数f11より低周波側になる周波数f00のいずれかに設定し、
    前記第1液封マウントのアイドルオリフィス通路が前記周波数f11で液柱共振するようにアイドルオリフィス開閉手段を開閉制御することを特徴とするパワーユニット支持装置。
  2. 前記第2液封マウントは、前記第1オリフィス通路よりも高周波側で液柱共振する第2オリフィス通路を備え、これら第1及び第2オリフィス通路を、前記減衰オリフィス通路、アイドルオリフィス通路及び発進時共振手段のいずれか2つに設定したことを特徴とする請求項1に記載したパワーユニット支持装置。
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