JP4464615B2 - 車両用防振装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両のエンジンを能動型エンジンマウントにて支持するようにした車両用防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンを支持するエンジンマウントを液封構造とし、かつ入力振動に対して同位相で加振することにより内圧を制御する能動型コントロールマウントは公知であり、この能動型コントロールマウントはエンジンのクランクシャフトを挟んで、例えばFF車の場合は前後に一対で配置するようになっている。またその配置によりフレームの振動を低減させるようにしたものもある。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−280306号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、能動型コントロールマウントはエンジンからフレーム側への振動伝達を良好に遮断できるが、例えばアイドル領域では、ベクトル成分の対応が必要なため十分に遮断できず、能動型コントロールマウントを支持するフレーム側の共振を発生させてしまう場合がある。そこで、係るフレーム側の共振を阻止することが望まれる。また、一対の能動型コントロールマウントを双方とも高性能のもので揃えず、いずれか一方を安価なもので済ませることができるような効率的なエンジンマウントの配置構造も望まれる。本願発明は係る要請の実現を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本願発明の車両用防振装置に係る請求項1は、クランクシャフトを挟んでエンジンを支持する一対のエンジンマウントを設けた車両用防振装置において、
前記エンジンマウントの少なくとも一方を、共振オリフィスを備えるとともにその共振周波数にて入力振動と逆位相で加振するようにした共振オリフィス付能動型コントロールマウントとし、この共振オリフィス付能動型コントロールマウントをフレームの振動が大きい側へ配置するとともに、
前記フレームの振動が大きい側のエンジンマウントと反対側のエンジンマウントを、前記共振オリフィス付能動型コントロールマウント以外の、加振機構を備えるとともに逆位相の加振で液柱共振する共振オリフィスを有しない能動型コントロールマウント、加振機構を備えないが共振コントロール機構を備えた液封コントロールマウント、共振コントロール機構を備えない液封マウント、さらには液封構造を有しないマウントのいずれかとし、前記共振オリフィス付能動型コントロールマウントに対して、前記共振オリフィスの共振域において加振力又は位相を変化させることにより共振周波数を入力振動に追随変化させることを特徴とする。
ここで共振オリフィス付能動型コントロールマウントとは、加振機構を備えた能動型コントロールマウントの一種であるとともに、逆位相の加振で液柱共振する共振オリフィスを備えたものである。
【0006】
請求項2は上記請求項1において、前記共振オリフィス付能動型コントロールマウントの共振オリフィスはアイドル領域にて共振周波数を発生するアイドルオリフィスであることを特徴とする。
【0007】
請求項3は上記請求項1又は2において、前記共振オリフィス付能動型コントロールマウントにおける逆位相の加振は、加振力を一定にして入力振動に対する位相のずれを入力周波数の増大に応じて大きく変化させておこなうことを特徴とする。
また、請求項4は上記請求項1又は2において、前記共振オリフィス付能動型コントロールマウントにおける逆位相の加振は、位相を一定にして加振力を入力周波数の増大に応じて減少変化させておこなうことを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】
請求項1によれば、少なくともフレーム振動の大きな側を共振オリフィス付能動型コントロールマウントとしたので、この共振オリフィス付能動型コントロールマウントは、入力振動に対して逆位相で加振する。このため、共振オリフィスにおける共振効率を高めて振動を吸収するとともに、フレームの曲げモード等に対しても逆位相の加振をすることによりフレーム共振を抑制する。しかも、振動の大きい側に設けるのでフレーム側の共振を効率的に抑制できる。
【0009】
また、フレーム振動の大きい側に設けられる共振オリフィス付能動型コントロールマウントのエンジンマウントに対して他側のエンジンマウントを、共振オリフィス付能動型コントロールマウント以外の構造にしたので、比較的高価になる共振オリフィス付能動型コントロールマウントを一方側だけとし、他側のエンジンマウントを比較的安価なもので済ませることができる。
【0010】
請求項によれば、共振オリフィスの共振周波数をアイドル振動域としたので、従来例の同位相制御では遮断が困難であったアイドル振動を、逆位相制御で共振効率が高められたアイドルオリフィスの液柱共振で遮断することができる。しかも、フレーム側のアイドル振動周波数近傍における共振をも抑制することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて実施形態を説明する。図1〜図10はFF車両のアイドル振動遮断を行うようにした実施例であり、図1は液封エンジンマウントに適用されるアイドルオリフィスを設けた能動型コントロールマウントの断面図(図2の1−1線断面図)、図2はその上面視図、図3はエンジンマウントの配置構造及び配置場所のフレーム曲げモードを示す図、図4は共振オリフィス付能動型コントロールマウントの設置場所選定方法を説明する図、図5は共振オリフィス付能動型コントロールマウントにおける共振効率の変化を示す図、図6は加振力を変化させた場合の液柱共振変化を示す図、図7は加振力一定で位相を変化させた場合における制御位相のずれ変化と加振力の関係を示す図、図8は加振力一定で位相を変化させた場合の液柱共振変化を示す図、図9・10はアイドル〜一般走行時の連続制御を示す図である。
【0012】
まず、図3及び図4に基づいてエンジンマウントの配置について説明する。図3の上段Aはこの配置構造を原理的に示す図であり、FF車用のエンジン30は左右方向にロール軸31を有し、これを挟んだ前後に第1エンジンマウント32及び第2エンジンマウント33を配置する。各第1エンジンマウント32及び第2エンジンマウント33は車体のフレーム34へ支持する。
【0013】
図3の下段Bはフレーム34の曲げモードを示し、実線は前側の第1エンジンマウント32による曲げモード、点線は第2エンジンマウント33によるものである。この図より前側の第1エンジンマウント32による振動が大きいことが判る。そこで第1エンジンマウント32には、後述する共振オリフィス付能動型コントロールマウントを用い、第2エンジンマウント33は一般的なより安価な能動型コントロールマウントを用いる。
【0014】
図4は共振オリフィス付能動型コントロールマウントを設ける場所の選定方法を示し、この実施例ではフレームの曲げモードの節35が後方へ偏位しているので、振動遮断能力に優れた共振オリフィス付能動型コントロールマウントを前側の第1エンジンマウント32に設け、図のBに示すように振動を抑える。図のAは反対の第2エンジンマウント33側へ設けた場合のモード変位である。
【0015】
次に、共振オリフィス付能動型コントロールマウントについて説明する。まず、図1及び図2において、この液封エンジンマウント1は、図示しないエンジン(振動源)へ連続する第1取付金具2と、同じく図示しない車体側へ連結する第2取付金具3と、これらの間を結合するインシュレータ4と、このインシュレータ4内側に形成された主液室5と、アイドルオリフィス6を介して連結された副液室7と、主液室5の第1取付金具2と反対側に設けられた加振手段8とを備える。
【0016】
副液室7は、主液室5を囲む円筒金具9を仕切壁部材とし、その外側全周を囲んで形成され、ダイアフラム10により容積変化を補償するようになっている。円筒金具9には通路11によりアイドルオリフィス6と連通する。アイドルオリフィス6はアイドル及び発進域、例えば20〜60Hz程度の振動によって液柱共振を発生し、低動バネにするように設定されている。
【0017】
アイドルオリフィス6は主液室5内に嵌合された円形のオリフィス部材12の外周部に形成され、その一部に形成された入り口13で主液室5と連通している。オリフィス部材12の中央部には開口14が形成されて、主液室5の液体を加振手段8側の作動室15へ連通している。
【0018】
加振手段8は、作動室15内を進退する円板状の加振板16と、この周囲と作動室15の壁部をシールするシールゴム17と、加振板16の中心部と連結したアーマチュア18と、このアーマチュア18を図の上下方向へ進退させるソレノイド19を備える。ソレノイド19は励磁により図の下方へ後退させ、消磁によりシールゴム17の弾性により図の上方へ前進させる。
【0019】
ソレノイド19の動作制御は、電子制御ユニット20により行われる。電子制御ユニット20にはエンジンの変位センサ21,エンジンの回転センサ22,荷重センサ23,加速度センサ24等の各種センサ信号が入力され、この入力信号に基づいてエンジンから第1取付金具2へ加わる入力振動を判定する。変位センサ21は必要により用いられる。
【0020】
次に、加振手段8の制御について説明する。電子制御ユニット20は、乗り心地領域か否か、入力振動の振幅、位相等を演算し、入力振動がアイドル領域のとき逆位相で加振するようにソレノイド19を作動制御する。このためアイドル振動が液封エンジンマウント1へ入力すると、電子制御ユニット20により、加振板16が作動室15内で図1の上下方向へ振動し、主液室5へ逆位相の加振を行う。これにより、主液室5からアイドルオリフィス6へ流入する液量を増大させ、その結果、アイドルオリフィス6における液柱共振を高効率で発生させる。
【0021】
この状態は図5に明らかである。図中のAは周波数と動バネ定数の関係を示し、本実施例の制御をしない通常時における共振周波数B1に比べて逆位相制御による共振周波数B2はより動バネが低くなり、かつ低周波数側へシフトする。これらの共振周波数と反共振のピークP1,P2との差をH1,H2とすれば、逆位相制御時のH2の方がH1より大きく、共振効率が高いことを示す。
【0022】
図中のBは、周波数と位相の関係を示し、通常時における液柱共振で生じる位相のピークQ1よりも逆位相制御時の液柱共振で生じる位相のピークQ2の方が大きく、この差分だけ高効率化していることを示す。
【0023】
共振効率が高くなることにより、入力振動はアイドルオリフィス6における液柱共振により吸収され、その結果、低動バネを実現でき、入力振動のフレーム側に対する振動伝達をより確実に遮断できる。このため、フレーム側の共振発生を低減させることが可能になる。
【0024】
さらに、アイドル領域の入力振動周波数がある程度広い範囲で変動する場合に、共振周波数を追随変化するよう制御することができる。この場合は加振力の変化と位相の変化により実現できる。以下にこれを説明する。
【0025】
図6に示すように、逆位相加振状態で周波数の増大に応じて加振力を段階的に減少変化させると、動バネのボトムとして表れる共振周波数は、R1,R2,・・・・と次第に高周波数側へシフトする。このとき、各共振周波数に対応して逆位相を出していることになり、図中の位相曲線Pがこれを示す。また、動バネ曲線Kに示すように、共振周波数の動バネは次第に大きくなるから、共振効率は次第に低くなる。
【0026】
そこで、加振力を0まで変化させれば、共振周波数を次第に高周波数側へ変化させることができることになり、入力振動に追随した周波数依存制御が可能になる。このため、アイドル領域の入力振動周波数がある程度広い範囲で変動する場合に、共振周波数を追随変化するよう制御することができる。なお、加振力0となった段階で同位相制御に切り換えるようにする。このようにすれば、アイドルからその後の一般走行まで連続して同一の能動型コントロールマウントで制御可能になる。
【0027】
図7は加振力一定の制御を示す。この例では位相を変化させるため、入力振動に対する位相制御のずれδに基づいて制御する。すなわち、図7のAは、上段に入力振動の波形を示し、下段に加振板16側からの加振波形を示す。この例では、加振側の位相をδだけ遅らせている。
【0028】
このため、振動入力に対する逆位相時におけるベクトルのスカラー量S1,S2に差ができるので、図右側のBに見られるように、ずれδに応じて逆位相ベクトル成分が変化する。したがってソレノイドの加振力を一定にしても位相制御のずれδを変化させれば実質的に加振力を変化させたことと同じになる。
【0029】
そこで、図8に示すように、ソレノイドの加振力を一定にして加振位相を0degから90degまで変化させれば、共振周波数,共振効率はそれぞれ図6と同様に変化するので、やはり周波数依存制御が可能になる。なお図8は横軸の共振周波数変化に対して、上段に位相曲線、中段に動バネ曲線、下段に位相制御のずれ変化の曲線を示す。
【0030】
図9は、図7,8に示す位相制御を利用してアイドル〜通常走行時に及ぶ制御例を示す。この例では、アイドル領域においては、図8に示す加振力一定かつ位相変化により制御する。すなわち図中最上段が振動入力に対する加振力の曲線、上から2段目が逆位相制御の曲線であり、これらの曲線のように加振力と位相を制御する。
【0031】
その結果、出力側は図中の上から3段目の共振効率曲線及び最下段の動バネ曲線を示す。すなわち位相制御のδが0〜180へ変化すると、共振効率は直線的に低下する。一方、動バネはδ=90を頂点として山形に変化するが、この範囲が共振オリフィスにおける共振コントロールの可能領域となる。δ=90〜180の間は次第に同位相加振制御へ変わる移行領域である。
【0032】
δ=180になると、それ以降は引き続き一般的な同位相加振制御を行う。同位相制御では位相は一定となる。このようにすると、逆位相制御と同位相加振制御との組み合わせにより、オリフィス共振の必要なダンピング領域やアイドル領域から通常走行まで、同一の能動型コントロールマウントにて制御できる。
【0033】
しかも、液柱共振が必要な領域では逆位相にした共振オリフィスによる防振を行い、この領域外となったとき、同位相による制御を連続させれば、同じ能動型コントロールマウントによる広範囲の振動遮断制御が可能になる。
【0034】
図10は、図6に示す逆位相を一定として加振力を変化させる制御を行う場合を示す。この場合も図9と同様にアイドル領域では入力振動の周波数増大に対して加振力を漸減させ、アイドル領域を外れると同時に同位相加振制御に変える。同位相加振制御では入力振動周波数の増大に伴い、加振手段であるアクチュエータの追従性が次第に低下する。この場合も、オリフィス共振の必要なダンピング領域やアイドル領域から通常走行まで、同一の能動型コントロールマウントにて制御できる。また、広範囲の周波数領域で液柱共振による防振を実現できる。
【0035】
次に、本実施例の作用を説明する。第1エンジンマウント32は共振オリフィス付能動型コントロールマウントになっているため、入力振動に対してフレームの曲げモードと逆位相で加振する。これにより、フレーム34のフレーム側の共振が低減される。しかも比較的高価な共振オリフィス付能動型コントロールマウントを第1エンジンマウント32側のみに用い、第2エンジンマウント33はより安価で一般的なものを使用できるから、トータルコストを低減できる。
【0036】
また、振動遮断能力に優れた共振オリフィス付能動型コントロールマウントを用いた第1エンジンマウント32は、フレーム34における振動の大きい側、すなわち振動の節から遠い側に設けられる。したがって、図4のBに示すように、節35から遠い側を逆位相加振した場合に相当し、他側のモード変位を小さくできる。これに対して、図のAに示すように、反対の節35に近い第2エンジンマウント33側に設けると、前側のモード変位が大きくなるので、制振効率が劣ることになる。
【0037】
したがって、節35から遠い第1エンジンマウント32側に共振オリフィス付能動型コントロールマウントを用いて逆位相加振すれば、高価な共振オリフィス付コントロールマウントの使用を一方側だけにしても効率的に防振することができる。
【0038】
さらに、アイドル時のエンジン振動は、使用条件により変動するため、逆位相制御をある程度の範囲で周波数追従性を持たせる必要がある。しかし、前記した周波数追従性制御によりこのような要請を実現し、比較的広い周波数域においてアイドル振動を効果的に遮断することができる。
【0039】
なお、本願発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、アイドルオリフィス30の主液室5側に弾性膜を設ければ、ダンピングオリフィス6とアイドルオリフィス30を同時に設けることもできる。また、上記の例はダンピングオリフィス6とアイドルオリフィス30に関するものであったが、他の周波数において作動する共振オリフィスを設けてもよい。
【0040】
また、エンジンの配置形式により、一対のエンジンマウントをエンジンの左右へ設けるものであってもよい。
さらに、一対をなすエンジンマウントの組合せは、共振オリフィス付コントロールマウント同士、または、一方を共振オリフィス付コントロールマウントとし、他方を共振オリフィス付コントロールマウント以外の構造をなすエンジンマウントとすることができる。この場合、他方側のエンジンマウントとしては、加振機構を備えるとともに逆位相の加振で液柱共振する共振オリフィスを有しない能動型コントロールマウント、加振機構を備えないが共振コントロール機構を備えた液封コントロールマウント、共振コントロール機構を備えない液封マウント、さらには液封構造を有しないマウントがある。価格は一般にこの順に安くなる。このように他方側を共振オリフィス付コントロールマウント以外の構造をなすエンジンマウントにすると、比較的高価になる共振オリフィス付コントロールマウントを一方側だけとし、他側のエンジンマウントを比較的安価なもので済ませることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アイドルオリフィスを設けた能動型コントロールマウントの断面図
【図2】その上面視図
【図3】エンジンマウントの配置構造を示す図
【図4】フレームの曲げモードを示す図
【図5】共振効率の変化を示す図
【図6】加振力を変化させた場合の液柱共振変化を示す図
【図7】制御位相のずれ変化と加振力の関係を示す図
【図8】加振力一定で位相を変化させた場合の液柱共振変化を示す図
【図9】加振力一定にてアイドル〜一般走行時の連続制御を示す図
【図10】逆位相一定にてアイドル〜一般走行時の連続制御を示す図
【符号の説明】
1:液封エンジンマウント、2:第1取付金具、3:第2取付金具、4:インシュレータ、5:主液室、6:アイドルオリフィス、7:副液室、8:加振手段、15:作動室、16:加振板、20:電子制御ユニット、30:エンジン、32:第1エンジンマウント、33:第2エンジンマウント、34:フレーム、35:節

Claims (4)

  1. クランクシャフトを挟んでエンジンを支持する一対のエンジンマウントを設けた車両用防振装置において、
    前記エンジンマウントの少なくとも一方を、共振オリフィスを備えるとともにその共振周波数にて入力振動と逆位相で加振するようにした共振オリフィス付能動型コントロールマウントとし、この共振オリフィス付能動型コントロールマウントをフレームの振動が大きい側へ配置するとともに、
    前記フレームの振動が大きい側のエンジンマウントと反対側のエンジンマウントを、前記共振オリフィス付能動型コントロールマウント以外の、加振機構を備えるとともに逆位相の加振で液柱共振する共振オリフィスを有しない能動型コントロールマウント、加振機構を備えないが共振コントロール機構を備えた液封コントロールマウント、共振コントロール機構を備えない液封マウント、さらには液封構造を有しないマウントのいずれかとし、前記共振オリフィス付能動型コントロールマウントに対して、前記共振オリフィスの共振域において加振力又は位相を変化させることにより共振周波数を入力振動に追随変化させることを特徴とする車両用防振装置。
  2. 前記共振オリフィス付能動型コントロールマウントの共振オリフィスはアイドル領域にて共振周波数を発生するアイドルオリフィスであることを特徴とする請求項1の車両用防振装置。
  3. 前記共振オリフィス付能動型コントロールマウントにおける逆位相の加振は、加振力を一定にして入力振動に対する位相制御のずれを入力周波数の増大に応じて大きく変化させておこなうことを特徴とする請求項1又は2に記載した車両用防振装置。
  4. 前記共振オリフィス付能動型コントロールマウントにおける逆位相の加振は、位相を一定にして加振力を入力周波数の増大に応じて減少変化させておこなうことを特徴とする請求項1又は2に記載した車両用防振装置。
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