JP4303384B2 - 運搬用容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空の運搬用容器(以下、運搬用容器を、単に、「容器」ともいう。)を積み重ねる際には、上に位置する容器のほぼ半分が、下に位置する容器に嵌め込まれ、所謂、ネスティングされ、また、内容物が収納された容器を積み重ねる際には、上に位置する容器が、下に位置する容器のフランジに載置されて、嵌め込まれないように積み重ねる、所謂、スタッキングされることが可能な容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8〜図10を用いて、従来の運搬用容器について説明する。
【0003】
容器は、底部1、外側にやや傾斜した相対する長辺側の側壁2a、2b(以下、単に、「長側壁」という。)及び同じく外側にやや傾斜した相対する短辺側の側壁2c、2d(以下、単に、「短側壁」という。)とから構成されている。3は、容器の開口部を取り囲むように、長側壁2a、2b及び短側壁2c、2dの上端から外側水平方向に延設されたフランジである。4は、フランジ3の直下に、長側壁2a、2b及び短側壁2c、2dを囲むように形成された周状水平リブである。
【0004】
5aは、短側壁2c、2dの垂直中心線を挟んでほぼ対称で、且つ、水平リブ4の下面から、周状水平リブ4にして垂直に形成された一対の縦リブであり、5bは、縦リブ5aの下端を連結する載置水平リブである。周状水平リブ4と一対の縦リブ5aと載置水平リブ5bとにより囲まれた領域には、持ち手用開口6が形成されている。7は、縦リブ5aの上方に形成された、フランジ3と周状水平リブ4とを連結する連結縦リブである。
【0005】
p1は、フランジ3から底部1に向かって、長側壁2a、2bの一方の隅部寄りの内壁に形成された縦長の凹部からなる幅広ポケットであり、容器のほぼ半分の深さを有している。c1は、幅広ポケットp1と適当な間隙を置いて或いは幅広ポケットp1に隣接して、幅広ポケットp1より、容器の中央部寄りの長側壁2a、2bの外壁に形成された幅狭支脚であり、幅狭支脚c1は、周状水平リブ4から底部1付近まで延びるように形成されている。以下、このような、幅広ポケットp1と幅狭支脚c1との組み合わせを幅広ポケット・支脚部S1と称する。
【0006】
c2は、長側壁2a、2bのもう一方の隅部寄りの外壁に形成された、上述した幅狭支脚c1より、幅広の幅広支脚であり、幅広支脚c2は、周状水平リブ4から底部1付近まで延びるように形成されている。p2は、幅広支脚c2と適当な間隙を置いて或いは幅広支脚c2に隣接して、幅広支脚c2より、容器の中央部寄りの長側壁2a、2bの内壁に形成された縦長の凹部からなる幅狭ポケットであり、容器のほぼ半分の深さを有している。以下、このような、幅広支脚c2と幅狭ポケットp2との組み合わせを幅広支脚・ポケット部S2と称する。
【0007】
幅広ポケット・支脚部S1の幅狭支脚c1の外幅は、幅広支脚・ポケット部S2の幅狭ポケットp2の内幅より狭く形成されており、従って、ネスティングの際には、幅広ポケット・支脚部S1の幅狭支脚c1が、幅広支脚・ポケット部S2の幅狭ポケットp2に挿入できるように構成されている。また、幅広支脚・ポケット部S2の幅広支脚c2の外幅は、幅広ポケット・支脚部S1の幅広ポケットp1の内幅より狭く形成されており、従って、ネスティングの際には、幅広支脚・ポケット部S2の幅広支脚c2が、幅広ポケット・支脚部S1の幅広ポケットp1に挿入できるように構成されている。
【0008】
上述した幅広ポケット・支脚部S1は、相対する長側壁2a、2bの一方の隅部付近に、互いに対向して配置されており、また、相対する長側壁2a、2bのもう一方の隅部付近には、互いに対向するように、幅広支脚・ポケット部S2が配置されている。また、相対する短側壁2c、2dのうち、長側壁2a、2bに配置された幅広ポケット・支脚部S1に近い方の短側壁2cの隅部付近には、幅広支脚・ポケット部S2が配置されており、また、長側壁2a、2bに配置された幅広支脚・ポケット部S2に近い方の短側壁2dの隅部付近には、幅広ポケット・支脚部S1が配置されている。なお、長側壁2a、2b及び短側壁2c、2dの両方に、幅広ポケット・支脚部S1及び幅広支脚・ポケット部S2を配設することなく、長側壁2a、2bのみ、或いは、短側壁2c、2dにのみ、幅広ポケット・支脚部S1及び幅広支脚・ポケット部S2を配設することもできる。
【0009】
下に位置する容器と上に位置する容器とが、同じ向きになるように、即ち、下に位置する容器の幅広ポケット・支脚部S1の上方に、上に位置する容器の幅広ポケット・支脚部S1が位置し、また、下に位置する容器の幅広支脚・ポケット部S2の上方に、上に位置する容器の幅広支脚・ポケット部S2が位置するように、容器を積み重ねると、上に位置する容器の合計8本の支脚c1、c2が、下に位置する容器のフランジ3に載置されるので、下に位置する容器の上に、上に位置する容器がスタッキングされることになる。なお、スタッキングの際には、上に位置する容器の底部1が、下に位置する容器の開口部に挿入され、上に位置する容器の横移動を制限するように構成されている。
【0010】
また、スタッキング状態から、上に位置する容器を、平面的に、180度回転させて、下に位置する容器と上に位置する容器とが、異なる向きになるように、即ち、下に位置する容器の幅広ポケット・支脚部S1の上方に、上に位置する容器の幅広支脚・ポケット部S2が位置し、また、下に位置する容器の幅広支脚・ポケット部S2の上方に、上に位置する容器の幅広ポケット・支脚部S1が位置するように配置すると、下に位置する容器の幅広ポケット・支脚部S1の幅広ポケットp1に、上に位置する容器の幅広支脚・ポケット部S2の幅広支脚c2が、また、下に位置する幅広支脚・ポケット部S2の幅狭ポケットp2に、上に位置する幅広ポケット・支脚部S1の幅狭支脚c1が、それぞれ挿入されることになり、従って、上に位置する容器のほぼ半分が、下に位置する容器の内部に嵌め込まれてネスティングされることになる。
【0011】
また、ネスティング状態においては、上に位置する容器の幅広のポケットp1の下面p1’及び幅狭のポケットp2の下面p2’が、下に位置する容器のフランジ3上に載置されるように構成されており、更に、載置水平リブ5bの下面5b’は、幅広のポケットp1の下面p1’及び幅狭のポケットp2の下面p2’と同じ高さに形成されており、従って、ネスティングの際には、上に位置する容器の幅広のポケットp1及び幅狭のポケットp2と同様に、上に位置する容器の載置水平リブ5bの下面5b’も、下に位置する容器のフランジ3上に載置されるように構成されている。
【0012】
なお、上述した、長側壁2a、2b及び短側壁2c、2dに配設された幅広ポケット・支脚部S1及び幅広支脚・ポケット部S2の配置は、上述した配置に限定されるものではなく、下に位置する容器と上に位置する容器とが、同じ向きに積み重ねられた際には、下に位置する容器の開口部に形成されたフランジ上に、上に位置する容器の支脚が載置されて、上に位置する容器が、下に位置する容器に嵌め込まれないように積み重ねられる、所謂、スタッキングされ、また、スタッキング状態から、上に位置する容器を、平面的に、180度回転させることにより、上に位置する容器の支脚が、下に位置する容器のポケットに挿入されて、上に位置する容器が、下に位置する容器に嵌め込まれる、所謂、ネスティングされるような配置であればどのような配置でもよい。
【0013】
上述した容器を、作業者が持って運ぶ場合には、通常、持ち手用開口6に、親指以外の4本の指を挿入するとともに、親指をフランジ3を越えて、容器の内側に回して、手で、持ち手用開口6の上方に位置するフランジ3と周状水平リブ4とを握って運ぶことになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したように、ネスティングの際には、上に位置する容器の幅広ポケットp1、幅狭ポケットp2及びが載置水平リブ5bが、下に位置する容器のフランジ3上に載置されるように構成されており、従って、フランジ3の上面3aから載置水平リブ5bの下面5b’までの距離h1は、ポケットp1、p2の高さ、即ち、フランジ3の上面3aからポケットp1、p2の下面p1’、p2’までの高さh2と同じに形成されている。
【0015】
上述したように、通常、持ち手用開口6に、親指以外の4本の指を挿入するとともに、親指をフランジ3を越えて、容器の内側に回して、手で、持ち手用開口6の上方に位置するフランジ3と周状水平リブ4とを握って運ぶことになるが、持ち手用開口6の高さh3は、作業性を考慮すれば、高くして、作業者が、指を挿入し易くすることが好ましい。また、作業者が、手で握る握り部分を構成するフランジ3と周状水平リブ4との間隔h4も、ある程度、必要であり、この間隔h4が狭いと、手で、握り部分をしっかりと握ることができないし、また、この間隔h4が広すぎ、握り部分を握った手の親指と、親指以外の指とが大きく離れることになると、手で、握り部分をしっかりと握ることができない。
【0016】
容器の高さが高い場合には、フランジ3の上面3aから載置水平リブ5bの下面5b’までの距離h1に余裕があるので、握り部分を構成するフランジ3と周状水平リブ4との間隔h4を、作業者がしっかりと握ることができるような間隔に形成しても、持ち手用開口6の高さh3も、作業者の指が余裕をもって挿入できる程度に形成することができる。しかしながら、容器の高さが低い場合に、握り部分を構成するフランジ3と周状水平リブ4との間隔h4を、作業者がしっかりと握ることができるような間隔に形成すると、持ち手用開口6の高さh3が低くなり、作業者が、持ち手用開口6へ指を挿入しにくくなり、運搬作業の作業性が悪くなるという問題がある。また、逆に、握り部分を構成するフランジ3と周状水平リブ4との間隔h4を狭くして、持ち手用開口6の高さh3を高くすると、作業者が、握り部分をしっかりと握ることができなくなり、特に重い容器を運搬しずらくなるという問題がある。
【0017】
本発明の目的は、上述した従来の運搬容器が有する課題を解決することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、上に位置する容器の支脚が、下に位置する容器のポケットに挿入されて、上に位置する容器が、下に位置する容器に嵌め込まれる、所謂、ネスティングされるように構成された運搬用容器において、第1には、フランジの直下に位置する水平リブの下面には、該下面に対して垂直に、一対の縦リブが形成されているとともに、前記一対の縦リブの下端を連結する載置水平リブが形成されており、ネスティングの際には、上に位置する容器に形成された前記載置水平リブが、下に位置する容器のフランジに載置されるように構成されており、且つ、前記フランジに、前記載置水平リブが嵌入可能な凹部形成したものであり、第2には、上記凹部の両端部に、フランジに向かって登り勾配の傾斜部を形成したものである。
【0019】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、本実施例に限定されるものではない。なお、上述した従来の運搬容器と同じ構成部分については、同じ符号を用いるとともに、その詳細な説明は省略した。
【0020】
本実施例においては、従来の幅広ポケットp1の底面p1’及び幅狭ポケットp2の底面p2’と同じ高さに形成されていた、持ち手用開口6の下に位置する載置水平リブ5bの下面5b’を、幅広ポケットp1の底面p1’及び幅狭ポケットp2の底面p2’より下方に下げて、持ち手用開口6の高さh3を、従来の持ち手用開口6の高さh3より高く構成したものである。このように構成することにより、握り部分を構成するフランジ3と周状水平リブ4との間隔h4を狭めることなく、持ち手用開口6の高さh3を高くすることができる。
【0021】
上述したように、持ち手用開口6の下に位置する載置水平リブ5bの下面5b’を、幅広ポケットp1の底面p1’及び幅狭ポケットp2の底面p2’より下方に下げると、ネスティングの際に、上に位置する容器の幅広ポケットp1及び幅狭ポケットp2が、下に位置する容器のフランジ3に載置されずに、載置水平リブ5bが、フランジ3に載置されることになり、安定した状態で、ネスティングできない。そこで、載置水平リブ5bが載置されるフランジ3には、幅広ポケットp1及び幅狭ポケットp2より、所定距離、低くなるように配置された載置水平リブ5bが嵌入可能な凹部8が形成されている。この凹部8は、容器の内側及び上部が開放されており、その深さ(フランジ3の上面3aから凹部8の底面8aまでの距離)d1が、少なくとも、幅広ポケットp1の底面p1’及び幅狭ポケットp2の底面p2’と、載置水平リブ5bの底面5b’の高さの差以上の深さを有しており、従って、ネスティングの際には、凹部8に、載置水平リブ5bが嵌入されて、上に位置する容器の幅広ポケットp1の底面p1’及び幅狭ポケットp2の底面p2’が、下に位置する容器のフランジ3に載置されるように構成されている。
【0022】
また、短側壁2c、2dの壁面に沿った凹部8の長さm1は、載置水平リブ5bの長さ(一対の縦リブ5aの外面間の距離)m2とほぼ同じ長さに形成されており、凹部8の両端部には、フランジ3に向かって登り勾配の傾斜部9が形成されている。このような傾斜部9を形成することにより、ネスティングの際に、上に位置する容器の載置水平リブ5bと、下に位置する容器の凹部8との位置が多少ずれていても、上に位置する容器の載置水平リブ5bが、下に位置する容器の傾斜部9に案内されながら、凹部8に嵌入することができ、従って、上に位置する容器の載置水平リブ5bが、下に位置する容器の凹部8に嵌入し易くなる。更に、下に位置する容器の短側壁2c、2d側のフランジ3の端に、上に位置する容器の短側壁2c、2d側に位置する支脚c1、c2を載置するとともに、上に位置する容器の短側壁2c、2d側に位置する支脚c1、c2を、下に位置する容器の短側壁2c、2d側のフランジ3上をスライドさせて、上に位置する容器を、下に位置する容器上にスタッキングさせる、所謂、スライドスタッキングが行われるが、このようなスライドスタッキングの際に、凹部8の両端部に傾斜部9を形成することにより、支脚c1、c2がスムースに、且つ、容易に、凹部8に嵌入されるとともに、凹部8から出て、フランジ3に載置されることができる。
【0023】
同様に、下に位置する容器の短側壁2c、2d側のフランジ3の端に、上に位置する容器の短側壁2c、2d側に位置する支脚c1、c2を載置するとともに、上に位置する容器の短側壁2c、2d側に位置する支脚c1、c2を、下に位置する容器の短側壁2c、2d側のフランジ3上をスライドさせて、上に位置する容器を、下に位置する容器にネスティングさせる、所謂、スライドネスティングが行われるが、このようなスライドネスティングの際にも、凹部8の両端部に傾斜部9を形成することにより、支脚c1、c2がスムースに、且つ、容易に、凹部8に嵌入されるとともに、凹部8から出て、フランジ3に載置され、その後、ポケットp1、p2に挿入されることになる。
【0024】
また、凹部8の幅(短側壁2c、2dの壁面に対してほぼ垂直方向の長さ)w1は、当然のことながら、載置水平リブ5bが嵌入可能な幅を有している。なお、本実施例においては、載置水平リブ5bの幅(短側壁2c、2dの壁面に対してほぼ垂直方向の長さ)w2が、周状水平リブ4の幅(短側壁2c、2dの壁面に対してほぼ垂直方向の長さ)w3より、狭く形成されており、凹部8の幅w1は、少なくとも、載置水平リブ5bの幅w2より、広くなるように構成されている。凹部8の幅w1を、載置水平リブ5bの幅w2と、ほぼ同じように形成すると、ネスティングの際に、一方の載置水平リブ5bが、凹部8に嵌入されずに、フランジ3に載置されて、上に位置する容器が、下に位置する容器に対して傾くというようなトラブルが発生する可能性があるので、図6に示されているように、凹部8の幅w1を、余裕をもって、広くすることにより、確実に、上に位置する容器の載置水平リブ5bが、下に位置する容器の凹部8に嵌入するように構成することが好ましい。
【0025】
図7に示されている実施例は、持ち手用開口6の下に位置する載置水平リブ5bの下面5b’を、上述した実施例に比べて、幅広のポケットp1の底面p1’及び幅狭のポケットp2の底面p2’より下方に、更に下げて、持ち手用開口6の高さh3を、より高く構成したものである。このように構成することにより、握り部分を構成するフランジ3と周状水平リブ4との間隔h4を狭めることなく、持ち手用開口6の高さh3を高くして、持ち手用開口6への手の挿入をより容易に行うことができる。
【0026】
図7に示されている実施例においては、ネスティングの際に、上に位置する容器の持ち手用開口6の一部が、下に位置する容器のフランジ3により隠れてしまうが、従来の容器の持ち手用開口6に比べて、フランジ3の肉厚t1分だけは、持ち手用開口6の高さは高くなるので、持ち手用開口6への手の挿入易さは向上しているし、単独で使用する場合には、持ち手用開口6の高さh4が高いので、持ち手用開口6への手の挿入が、より容易になる。ネスティングの際に、上に位置する容器の持ち手用開口6の一部が、下に位置する容器のフランジ3により隠れないように構成するとともに、持ち手用開口6の高さh4を従来のものより高くするには、図4や図6に示されているように、持ち手用開口6の高さh4を、フランジ3の肉厚t1分だけ高くすればよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0028】
フランジに、持ち手用開口の下に位置する載置水平リブが嵌入可能な凹部を形成したので、握り部分を構成するフランジと周状水平リブとの間隔を狭めることなく、持ち手用開口の高さを高くして、持ち手用開口への手の挿入を容易に行うことができる。
【0029】
凹部の両端部に、フランジに向かって登り勾配の傾斜部を形成したので、ネスティングの際に、上に位置する運搬用容器の載置水平リブが、下に位置する運搬用容器の凹部に容易に嵌入することができるとともに、スライドスタッキングやスライドネスティングの際に、上に位置する運搬用容器の支脚がスムースに、且つ、容易に、凹部に嵌入されるとともに、凹部から出ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の運搬用容器の斜視図である。
【図2】図2は本発明の運搬用容器の平面図である。
【図3】図3は本発明の運搬用容器の短側壁側の側面図である。
【図4】図4は本発明の2つの運搬用容器がネスティングされた状態を示す持ち手用開口を含む垂直断面図である。
【図5】図5は本発明の2つの運搬用容器がネスティングされた状態を示す斜視図である。
【図6】図6は本発明の2つの別の実施例の運搬用容器がネスティングされた状態を示す持ち手用開口を含む垂直断面図である。
【図7】図7は本発明の2つの更に別の実施例の運搬用容器がネスティングされた状態を示す持ち手用開口を含む垂直断面図である。
【図8】図8は従来の運搬用容器の斜視図である。
【図9】図9は従来の運搬用容器の平面図である。
【図10】図10は従来の2つの運搬用容器がネスティングされた状態を示す持ち手用開口を含む垂直断面図である。
【符号の説明】
2a、2b・・・・・・・・・長側壁
2c、2d・・・・・・・・・短側壁
3・・・・・・・・・・・・・フランジ
4・・・・・・・・・・・・・周状水平リブ
5b・・・・・・・・・・・・載置水平リブ
6・・・・・・・・・・・・・持ち手用開口
8・・・・・・・・・・・・・凹部
9・・・・・・・・・・・・・傾斜部

Claims (2)

  1. 上に位置する容器の支脚が、下に位置する容器のポケットに挿入されて、上に位置する容器が、下に位置する容器に嵌め込まれる、所謂、ネスティングされるように構成された運搬用容器において、フランジの直下に位置する水平リブの下面には、該下面に対して垂直に、一対の縦リブが形成されているとともに、前記一対の縦リブの下端を連結する載置水平リブが形成されており、ネスティングの際には、上に位置する容器に形成された前記載置水平リブが、下に位置する容器のフランジに載置されるように構成されており、且つ、前記フランジには、前記載置水平リブが嵌入可能な凹部形成されていることを特徴とする運搬用容器。
  2. 上記凹部の両端部に、フランジに向かって登り勾配の傾斜部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の運搬用容器。
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