JP4303238B2 - 紙葉類回収機構 - Google Patents
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Description
また、顧客が取り忘れた明細票を回収したり、1日の取り引きの集計を印刷して回収して保管するための回収部が用意される。この回収部には、カール癖のある明細票も収納されることがある。
また、特許文献2(特開平8−161548公報)には、取り忘れレシートの回収において、機構が簡単で、かつ整列した状態で回収収納するために、レシートのカール状態を利用して、回収箱内にレシートを整列収納するようにした券売機等におけるレシート収納機構が開示されている。
また、回収部に明細票が整列して収納されていても、収納された明細票のカール癖の丸みに、次の明細票が衝突するように進入すると、やはり丸くなり、回収部のスペースを無駄に消費して回収量を増加することができない。
なお、回収する明細票に折れ目をつけてカール癖をつけることもできるが、顧客が取り忘れた明細票を、係員が連絡を受けて回収部から取り出してその顧客に渡すときに、折れ目のついた明細票を渡すことになるため、外観が悪くなる問題がある。
好ましくは、前記回動機構は、所定の軸を中心にして回収ガイドを揺動させる揺動機構である。一例では、この回動機構は、所定の軸を中心にして回収ガイドを揺動させるスプリング機構である。
また、好ましくは、回収部の中で、後で回収される紙葉類の先端が、回収済みの紙葉類のカール癖により形成された山型の頂点を超えた位置に到達してから回収済みの紙葉類の上に落下するように構成される。
また、好ましい例では、前記搬送路には、紙葉類を搬送する搬送ベルトと、搬送される紙葉類を搬送ベルトとの間に挟むように配置された軟質シートとが備えられ、軟質シートによって、紙葉類のカール癖を搬送方向の剛性が強まる方向に矯正し、紙葉類の先端が回収部の奥まで到達できるように構成される。
図1は、一実施例に係る明細票回収機構を示す。この図において、明細票回収機構は、明細票を回収部へ搬送する搬送機構23、搬送路24、回収部25、回収部25内に回収された明細票のカール癖を抑え、回収された明細票に接触してその位置を整える回収ガイド21及び、回収ガイド揺動機構22を備えて構成される。回収ガイド揺動機構22は、軸Xを中心にして回収ガイド21を回転可能に支持する構造であり、明細票の回収量及びカール癖の形状に応じて回収ガイド21を揺動させて、その位置を変化させる機構となっている。
搬送機構23は、回収済みの明細票31が回収部25の中に存在する場合に、回収部25の中で次に回収する回収中の明細票33の先端が、回収済みの明細票31のカール癖により形成された山型の頂点Mを超えた位置H点に到達してから回収済みの明細票31上に落下するように構成されている。
明細票32が搬送路24を搬送されてくると、明細票32はカール癖による上に山になる向きで搬送路24を進み、搬送機構23により回収部25へ搬送されて回収され、回収済みの明細票31を回収部の中にカール癖による上に山になる方向になるように収納される。この方向に収納されることで、明細票31の後端が回収部25の入り口をふさぎにくくなる。
この回収部25にカール癖が強い明細票が回収された場合、図8に示すように、回収済み明細票31は、カール癖の山の上部が搬送機構23に絶えず接触し、回収部25の奥に折れ曲がって回収されてしまうことがある。
このように回収ガイド21は、回収済の明細票31のカール癖による山型形状を維持し、その山型の頂点Mが回収中の明細票33が通過するH点よりも搬送路24側に位置するように機能する。
次に、図4を参照して他の実施例について説明する。
図4は、他の実施例によるATMにおける明細票回収機構の例を示す。図4において、明細票回収機構は、搬送路11、搬送機構14、回収部6、前壁7、回収ガイド1、回収ガイド1の揺動機構としてスプリング2を備えて構成される。
搬送機構14は、搬送ベルト3、ガイドローラ5、ベルトローラ8、駆動ローラ12、及び弾力性のある軟質シート4で構成される。回収ガイド1は、ベルトローラ8の軸を中心に回転揺動することができ、回収ガイド揺動機構としてスプリング2が取り付けられている。搬送ベルト3は、ガイドローラ5により上方向に伸長され、常に張力のかかった状態に保たれる。回収部6は斜め構造になっており、明細票が回収されたときに明細票の自重により、回収部6と前壁7により形成される角を基準として整列収納される。
搬送中の明細票10は、矢印a方向に搬送路11を搬送され、ガイドローラ5の部分で搬送機構14に受け渡される。ガイドローラ5が搬送ベルト3を上に押し上げることにより、ガイドローラ5が搬送ベルト3を押し上げている部分は、搬送中の明細票10が搬送路11から搬送機構14に受け渡される時の案内としての機能も果たしている。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、種々変形して実施し得る。例えば、上記実施例では、明細票の回収量及びカール癖の形状に合わせて回収ガイドの位置を変化させる機構をスプリング2にて実現している。しかし、代替例では、この機構をリンク機構や回収ガイド1に対する錘、形状記憶合金等によって実現することができる。また、少数枚のカール癖を押さえつけられ、整列収納で積み重ねる力よりも弱くなるばね力が設定できない、折れやすい用紙や薄い用紙等の場合には、回収された明細票の形状や量を反射型センサ、接触センサ、イメージセンサ等により検知して、回収ガイドを動作させることにより、整列収納できる。
また、上記実施例において、回収ガイド1は直線状の単一部品であるが、この回収ガイド1は円弧形状又は複数の間接部を有する形状としてもよい。
Claims (1)
- 搬送されて来る紙葉類を回収して収納する紙葉類回収機構において、
紙葉類を搬送する搬送路と、該搬送路より搬送される紙葉類を回収する回収部と、該回収部に回収される紙葉類に接触可能な状態に配置された回動可能な回収ガイドを設け、該回収ガイドによって、回収済みの紙葉類のカール癖が強い紙葉類に対してはカール癖を押さえ、かつ回収済みの紙葉類の増加に伴って該回収ガイドを収納スペースから逃げる方向へ回動させ、
かつ、前記搬送路には、該紙葉類を搬送する搬送ベルトと、搬送される該紙葉類を該搬送ベルトとの間に挟むように配置された軟質シートとが備えられ、該軟質シートによって、該紙葉類のカール癖を搬送方向の剛性が強まる方向に矯正し、該紙葉類の先端が該回収部の奥まで到達できるように構成したことを特徴とする紙葉類回収機構。
Priority Applications (1)
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JP2005353089A JP4303238B2 (ja) | 2005-12-07 | 2005-12-07 | 紙葉類回収機構 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005353089A JP4303238B2 (ja) | 2005-12-07 | 2005-12-07 | 紙葉類回収機構 |
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JP4303238B2 true JP4303238B2 (ja) | 2009-07-29 |
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Country Status (1)
Country | Link |
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2005
- 2005-12-07 JP JP2005353089A patent/JP4303238B2/ja not_active Expired - Fee Related
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