JP4300102B2 - 分析装置及び集光器 - Google Patents

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Description

本発明は、化学分析や生物分析などの分野において検体の分析に用いられる分析装置に関し、特に、検体が保持された分析チップ上のスポットからの光を検出することにより光学的な分析を行なう分析装置、及び、それに用いる集光器に関する。
化学分析や生物分析などの分野においては、各種の検体について光学的な分析を行なうことがある。このような光学的分析手法の例としては、蛍光分析、表面プラズモン共鳴分析、化学発光分析、生物発光分析、電気化学発光分析、放射線同位体分析等が挙げられる。
これらの光学的分析手法の多くは、検体を分析用チップのスポットに保持した状態で、スポットから生じる光、あるいは、スポットに光を照射した際の反射光及び透過光などを検出することにより分析を行なう。分析を効率的に行なうために、通常、分析用チップにはスポットを複数箇所形成する。また、光の検出には分析装置を用いる。
図16は、光学的分析に用いられる従来の分析装置の一例として、蛍光の検出により分析を行なう蛍光分析装置の要部の構成を模式的に示す図である。図16に示すように、この分析装置には分析用チップ101が取り付けられ、分析用チップ101には、蛍光物質で標識されたタンパク質などが検体として保持された複数のスポット102が形成されている。さらに、この分析装置は、分析用チップ101に励起光を照射する光源103と、分析用チップ101からの光を検出する光検出部104とを備えている。
この分析装置で分析を行なう際には、まず光源103から分析用チップ101に励起光を照射する。照射された励起光によってスポット102にある検体は励起され、スポット102からは蛍光が発生する。発生した蛍光を光検出部104によって検出することにより、検体の分析を行なう。
このような従来の分析装置では、複数のスポットを1つずつ走査して光の検出を行なうために、通常、光検出部104及び分析用チップ101のいずれかを移動させ、位置調整を行なっており、このため、光検出部104や分析用チップ101を駆動するための機構を備えている(例えば、特許文献1)。
特許第3346727号公報
しかし、特許文献1に代表される従来の分析装置では、光検出部104や分析用チップ101を移動させて位置調整を行なうために、光検出時の位置精度の悪化や検体の保持状態の不安定化が生じ易く、これが光検出性能の低下や分析精度の悪化に繋がるという課題があった。また、光検出部104や分析用チップ101の駆動機構を備える必要があるために、分析装置が大型化するという課題も生じていた。
本発明は上記の課題に鑑みて創案されたもので、従来よりも小型の構成で、光検出時の位置精度の悪化や検体の保持状態の不安定化を招くことなく、分析用チップ上の複数のスポットからの光を検出することができるようにした分析装置を提供すること、及び、上記分析装置を構成する上で汎用的に用いることが可能な集光器を提供することを目的とする。
本発明の分析装置は、検体を保持するスポットを複数有する分析用チップについて、前記スポットからの光を検出することにより、検体の分析を行なう分析装置であって、前記分析用チップを保持するチップ保持部と、前記スポットからの光を検出する光検出部と、前記分析用チップが該チップ保持部に保持された状態で、前記複数のスポットのうち所望のスポットからの光を、選択的に該光検出部に伝達する選択的光伝達部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の集光器は、検体を保持する複数のスポットを有する分析用チップをチップ保持部により保持し、前記スポットからの光を光検出部により検出する分析装置において用いられる集光器であって、前記複数のスポットのうち所望のスポットからの光を、選択的に前記光検出部に伝達することを特徴とする。
これにより、分析用チップや光検出部の位置調整が不要となるため、光検出時の位置精度を高めることができ、また、検体の保持状態を安定させ易いため、分析の精度を高めることができる。さらに、分析用チップや光検出部の駆動部が不要となるため、分析装置を小型化することができる。
このとき、該選択的光伝達部及び該集光器は、前記複数のスポットの各々から該光検出部へと至る光伝送路を形成する光伝送路形成部と、該光伝送路を切り替えて、前記所望のスポットからの光を該光検出部に選択的に伝達する光伝送路切替部とを備えるこれにより、光伝送路を切り替えるだけで所望のスポットからの光を検出することができるので、簡単な構成で分析装置の小型化を達成することができる。
さらに、該光伝送路切替部は、階層的に複数設けられていることが好ましい。これにより、スポットが多数あるような場合でも、多くの光伝送路の切替が可能な専用の光伝送路切替部を準備することなく、既存の比較的少数の光伝送路の切り替えをする光伝送路切替部を用いて分析装置や集光器を構成することができ、低コスト化を図ることができる。
また、該光伝送路切替部は、移動可能に設置され、前記所望のスポットから前記光検出部までの光路を確立するべく、開閉可能に設けられた遮光部によって該光伝送路を切り替える、検出光遮光部を備えることが好ましい。これにより、光伝送路の切替を素早く行なうことが可能となるほか、分析装置の構成をシンプルにすることができる。また、光伝送路切替部をモジュール化することにより、その交換可能性を高めることができる。さらに、シンプルな構造により部品点数を少なくすることができ、また、精巧な構造が必要な切替部分を堅牢な構造体に包囲させることが可能となり、使用寿命の長期化、誤動作の防止、耐メンテナンス性の改善等を達成することができる。
また、該光伝送路は、前記スポットそれぞれに対応して設けられ、前記スポットからの光を受光する受光端と、該受光端で受光した光を出力する出光端とを有する、光伝達媒体を備えることが好ましい。これにより、分析用チップのスポットからの光を確実に光検出部で検出することができる。
さらに、該選択的光伝達部及び該集光器は、該光伝達媒体の出光端を同一円の円周上に保持する出光端保持部を備えることが好ましい。これにより、光伝送路の切替を素早く行なうことが可能となり、所望のスポットからの光の検出に要する時間を短くすることができる。また、駆動系も回転駆動のみを行なうシンプルなものとすることができ、安価で小型化された装置の提供が可能となる。
ここで、該光伝送路切替部は、前記所望のスポットに対応した該光伝達媒体の出光端を、前記所望のスポットから該光検出部までの光路を確立できる位置に選択的に移動させる出光端移動部を備えることが好ましい。これにより、分析装置の構成をシンプルにすることができ、所望のスポットからの光の検出を簡単にすることができる。
また、該光伝送路切替部は、該光伝達媒体の出光端から出力される光を受光する切替受光端と、該切替受光端で受光した光を出力する切替出光端とを有する切替用光伝達媒体と、該切替用光伝達媒体の該切替受光端を、前記所望のスポットから該光検出部までの光路を確立できる位置に、選択的に移動させる受光端移動部とを備えることが好ましい。これにより、分析装置の構成をシンプルにすることができ、所望のスポットからの光の検出を簡単にすることができる。また、光伝送路切替部をモジュール化することにより、その交換可能性を高めることができる。さらに、シンプルな構造により部品点数を少なくすることができ、また、精巧な構造が必要な切替部分を堅牢な構造体に包囲させることが可能となり、使用寿命の長期化、誤動作の防止、耐メンテナンス性の改善等を達成することができる。
さらに、該光伝送路切替部は、回転可能に設置され、前記所望のスポットから前記光検出部までの光路を確立するべく反射によって該光伝送路を切り替える、ガルバノミラーを備えることが好ましい。これにより、光伝送路の切替を素早く行なうことが可能となるほか、分析装置の構成をシンプルにすることができる。また、光伝送路切替部をモジュール化することにより、その交換可能性を高めることができる。さらに、シンプルな構造により部品点数を少なくすることができ、また、精巧な構造が必要な切替部分を堅牢な構造体に包囲させることが可能となり、使用寿命の長期化、誤動作の防止、耐メンテナンス性の改善等を達成することができる。
また、該光伝送路切替部は、回転可能に設置され、前記所望のスポットから前記光検出部までの光路を確立するべく反射によって該光伝送路を切り替える、複数の鏡面を有するポリゴンミラーを備えることが好ましい。これによっても、光伝送路の切替を素早く行なうことが可能となるほか、分析装置の構成をシンプルにすることができる。また、光伝送路切替部をモジュール化することにより、その交換可能性を高めることができる。さらに、シンプルな構造により部品点数を少なくすることができ、また、精巧な構造が必要な切替部分を堅牢な構造体に包囲させることが可能となり、使用寿命の長期化、誤動作の防止、耐メンテナンス性の改善等を達成することができる。
また、該光伝送路切替部は、移動可能に設置され、前記所望のスポットから前記光検出部までの光路を確立するべく該光伝送路を切り替える、プリズムを備えることが好ましい。これによっても、光伝送路の切替を素早く行なうことが可能となるほか、分析装置の構成をシンプルにすることができる。また、光伝送路切替部をモジュール化することにより、その交換可能性を高めることができる。さらに、シンプルな構造により部品点数を少なくすることができ、また、精巧な構造が必要な切替部分を堅牢な構造体に包囲させることが可能となり、使用寿命の長期化、誤動作の防止、耐メンテナンス性の改善等を達成することができる。
また、該光伝送路切替部は、液晶と、該液晶に電圧を印加する電極とを有し、前記所望のスポットから前記光検出部までの光路を確立するべく前記電圧の印加によって該光伝送路を切り替える光伝送路切替ユニットを備えることが好ましい。これによっても、光伝送路の切替を素早く行なうことが可能となるほか、分析装置の構成をシンプルにすることができる。また、光伝送路切替部をモジュール化することにより、その交換可能性を高めることができる。さらに、シンプルな構造により部品点数を少なくすることができ、また、精巧な構造が必要な切替部分を堅牢な構造体に包囲させることが可能となり、使用寿命の長期化、誤動作の防止、耐メンテナンス性の改善等を達成することができる。
さらに、該光伝送路は、前記スポットからの光を受光し、集光する集光レンズとを備えることが好ましい。これにより、分析用チップのスポットからの光を確実に検出することができる。
また、該光伝送路は、対応するスポット以外のスポットからの迷光を遮光する迷光防止部を備えることが好ましい。これにより、正確な分析を行なうことが可能となる。
さらに、該光検出部は、光電子増倍管を備えることが好ましい。これにより、分析装置の低コスト化と、精密な分析とを両立することができる。
なお、該検出光は、化学発光、電気化学発光、生化学発光、蛍光、燐光、反射光、及び透過光からなる群より選ばれる少なくともいずれか1つの光であることが好ましい。
本発明の分析装置及び集光器によれば、分析用チップや光検出部の位置調整が簡素化できるため、光検出時の位置精度を高めることができ、また、検体の保持状態を安定させ易いため、分析の精度を高めることができる。さらに、分析用チップや光検出部の駆動部が不要となるため、分析装置を小型化することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明するが、本発明は以下の説明に制限されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、自由に変形して実施することができる。
(1.第1実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る分析装置について説明する。図1〜図4は本実施形態の構成を示すもので、図1は本実施形態の分析装置の概要を示す模式図、図2は本実施形態の分析装置のチップホルダの断面図、図3は旋回ホルダ周辺を拡大して示す斜視図、図4は本実施形態の分析装置の変形例の概要を示す模式図である。
図1に示す分析装置Aは、特定物質が固定化された複数のスポット2を有する分析用チップ1を用いて、スポット2からの光を検出するための装置である。なお、本実施形態において特定物質とは、結合物質と相互作用することにより化学発光を発する物質であり、したがって、本実施形態でいうスポット2からの光とは、化学発光により生じた光のことをいうものとする。また、ここで分析用チップ1のスポット2が形成された部分は、化学発光による光が透過できる素材で形成されていて、スポット2が光を発した場合にはその光が裏面(スポット2が形成された面の逆の面)に透過できるようになっている。
図1に示すように、分析装置Aは、使用時(即ち、分析時)に分析用チップ1を保持するチップホルダ(チップ保持部)3と、分析用チップ1のスポット2からの光を検出する光電子増倍管(光検出部)4とを備えている。さらに、チップホルダ3と光電子増倍管4との間には、チップホルダ3に保持される分析用チップ1のスポット2からの光を光電子増倍管4へ選択的に伝達する集光器(選択的光伝達部)5が設けられている。つまり、チップホルダ3に保持された分析用チップ1のスポット2からの光は、集光器5によって光電子増倍管4に伝達され、光電子増倍管4により検出されるように構成されている。ただし、分析用チップ1は、普段は分析装置Aとは別体となっており、使用時に分析装置Aのチップホルダ3に装着されて分析を行なう。
なお、ここでいう集光器5が光を「選択的に伝達する」とは、分析用チップ1上に複数形成されたスポット2のなかから、所望のスポット2を選択し、選択された所望のスポット2からの光は伝達し、選択されていないスポット2からの光は伝達しないことを意味する。また、本実施形態では所望のスポット2を1個として説明するが、必要に応じて2個以上のスポット2を所望のスポット2として選択するように構成しても良い。
図2は、チップホルダ3を、水平方向に垂直な面で切断した断面図である。図2に示すように、チップホルダ3には、分析用チップ1を装着するためのチップ装着部6が形成されていて、分析装置Aの使用時にはこのチップ装着部6に上部から分析用チップ1を装着し、分析を行なうように構成されている。また、チップ装着部6の下部には、後述する伝送ケーブル(光伝送路形成部)8が挿入される開口7が形成されている。
集光器5は、チップ装着部6に装着される分析用チップ1から光電子増倍管4へと至る光伝送路を形成する伝送ケーブル8を有していて、この伝送ケーブル8の一端が、チップホルダ3の開口7に挿入され、分析用チップ1からの光を受光するように構成されている。さらに、伝送ケーブル8の他端は光電子増倍管4に光を出力できる位置に配設されている。
伝送ケーブル8は、分析用チップ1のスポット2に対応した数の光ファイバ(光伝達媒体)9を有している。この光ファイバ9は、伝送ケーブル8の一端側の端部(以下適宜、「受光端」という)9iで光を受光し、受光した光を伝送ケーブル8の他端側の端部(以下適宜、「出光端」という)9oから出力するものである。したがって、ここでは光ファイバの中を光が伝わるため、光伝送路が伝送ケーブル8内に形成されるようになる。
さらに、光ファイバ9の受光端9iは、それぞれ分析用チップ1のスポット2に対応した位置に配置されている。即ち、光ファイバ9の受光端9iは、チップホルダ3に分析用チップ1が装着された場合に、分析用チップ1の各スポット2から発せられる光を、対応する受光端9iがそれぞれ受光できる位置となるように配置されている。具体的には、分析用チップ1裏面の、スポット2に対応して光が透過できる素材で形成された部分に、スポット2からの光を受光できるように光ファイバ9の受光端9iがそれぞれ近接して設置されている。
また、図3に示すように、集光器5は伝送ケーブル8の他端に旋回ホルダ(出光端保持部)10を備えていて、光ファイバ9の出光端9oは、この旋回ホルダ10によって同一円の円周上に位置するよう保持されている。具体的には、旋回ホルダ10は円盤形状に形成されていて、この円盤形状の縁部に光ファイバ9の出光端9oが保持されている。したがって、光ファイバ9の出光端9oは旋回ホルダ10の円盤形状を上記同一円とした円周上に位置することになる。
また、旋回ホルダ10はその円盤形状の中心に回転軸(図示省略)を有していて、この回転軸を中心として旋回可能に構成されている。さらに、集光器5には、回転軸を中心として旋回ホルダ10を旋回させるモータ(出光端移動部)11が設けられていて、このモータ11の駆動により旋回ホルダ10は旋回させられるようになっている。ただし、旋回ホルダ10が旋回した場合、光ファイバ9の出光端9oは、回転軸を中心とした同一円の円周上を周方向に移動することになるが、その位置はあくまで上記同一円の円周上に保持されるよう構成されている。
また、集光器5には、旋回ホルダ10に対向する位置に孔12hを1箇所形成された遮光板12が配設されている。この遮光板12は、光ファイバ9の出光端9oから出力される光のうち、孔12hの正面の位置にきた出光端9oから出力される光は孔12hを透過させ、その他の出光端9oから出力される光は遮光するように構成されている。
また、光電子増倍管4は、遮光板12の孔12hを通った光を受光できる位置、具体的には、遮光板12の孔12hの正面の位置に配置されている。つまり、光電子増倍管4は遮光板12の孔12hを介して、孔12hの正面の位置にきた出光端9oと正面で向かい合うように配置されており、したがって、孔12hの正面の位置の出光端9oから出力された光は確実に光電子増倍管4に入力されるようになっている。
上記のように、モータ11の駆動によって旋回ホルダ10が旋回し、その旋回によって光ファイバ9の出光端9oが1つ(具体的には、所望のスポットに対応した光ファイバ9の出光端9o)、選択的に遮光板12の孔12hの正面の位置に来て、その孔12hの正面の位置にある出光端9oから出力された光が光電子増倍管4によって検出されるように構成されている。即ち、旋回ホルダ10の旋回によって、所望のスポット2から光電子増倍管4までの光路を確立できる位置に光ファイバ9の出光端9oが移動させられるように構成されているのである。よって、旋回ホルダ10、モータ11、及び遮光板12が、光伝送路を切り替えて、所望のスポット2aからの光を光電子増倍管4に選択的に伝達する光伝送路切替部13を構成する。
以上のように構成された本実施形態の分析装置Aでは、使用時には、まず、チップホルダ3のホルダ装着部6に分析用チップ1を装着する。分析用チップ1には、予め特定物質を複数のスポット2に固定化しておく。
次に、チップホルダ3に分析用チップ1を保持させた状態で、分析用チップ1表面のスポット2に試料を接触させる。試料を接触させた際、その試料に結合物質が含まれていれば、特定物質と結合物質とが総合作用してスポット2からは化学発光により光が生じる。なお、本実施形態では試料と特定物質とが接触したものを検体と呼ぶこととする。したがって、試料が結合物質を含んでいれば検体は発光し、含んでいなければ検体は発光しないこととなる。
検体が化学発光を生じ、スポット2からの光が発生すると、その光は分析用チップ1の裏面に透過し、対応する光ファイバ9の受光端9iで受光される。受光端9iで受光された光は、光ファイバ9内を伝わり、光ファイバ9の出光端9oから出力される。
このとき、モータ11を駆動させて旋回ホルダ10を旋回させることにより、光ファイバ9の出光端9oの位置を調整し、分析を行なおうとする所望のスポット2に対応した光ファイバ9の出光端(以下適宜、「所望の出光端」という)9oを、所望の出光端9oからの光を光12hを通じて光電子増倍管4に検出させることができる位置、具体的には、遮光板12の孔12hの正面の位置に、選択的に移動させる。即ち、所望の出光端9oを、所望のスポット2から光電子増倍管4までの光路が確立できる位置に選択的に移動させる。これにより、所望の出光端9oから出力される光が孔12hを通って光電子増倍管4で検出されるのである。
この際、所望の出光端9o以外の出光端9oから出力された光、即ち、所望のスポット2以外のスポット2に対応した光ファイバ9によって伝達された光は、光電子増倍管4が検出することができる位置、つまり、孔12hの正面の位置に無いため、光電子増倍管4によって検出されることは無い。さらに、遮光板12があるために、所望のスポット2以外のスポット2から出力される光が、それぞれ光ファイバ9の出光端9oから放射されて迷光となり、所望のスポット2からの光の検出を妨げることを防止することができる。
以上のように、本実施形態の分析装置Aによれば、分析用チップ1や光電子増倍管4を動かすことなく、複数のスポット2を有する分析用チップ1の、所望のスポット2からの光を検出することができる。したがって、本実施形態の分析装置Aでは、分析用チップ1や光電子増倍管4を動かすための駆動部が不要となり、分析装置Aを小型化することが可能となる。
さらに、分析用チップ1を固定したまま検出を行なうことができるので、分析用チップ1を動かすことによって試薬、特定物質、若しくは分析対象外の他の物質などが予期しない移動や混合を起こすことを防止でき、安定して正確な検出を行なうことができる。また、分析用チップ1及び光電子増倍管4を固定して検出を行なうことが可能であるため、それらの駆動に伴う振動を防ぐことができ、振動に伴うノイズ及び電気的なノイズの発生や光軸のずれを抑制することができる。これにより、光検出性能や分析精度を高めることが可能となる。
また、光伝送路の切り替えという簡単な構成によって、所望のスポット2からの光を選択的に光電子増倍管4に伝達するようにしたため、装置の構成をシンプルにすることができ、分析装置Aの小型化や操作の容易化を促進することができる。
また、光伝送路を光ファイバ9のような受光端9iと出光端9oとを有する光伝達媒体により構成したので、分析用チップ1のスポット2からの光を確実に光電子増倍管4に伝達することができる。
また、光ファイバ9の出光端9oを同一円の円周上に保持するよう構成したので、所望のスポット2からの光の検出を、簡単な制御により、素早く行なうことができる。即ち、所望のスポット2からの光を検出する場合、従来であれば分析用チップ1をスポット2の位置に応じて走査するため、分析用チップ1又は光電子増倍管4を平面的に移動させる必要があった。つまり、分析用チップ1のスポット2の並び方に応じて所望のスポット2からの光を光電子増倍管4が受光できる位置とさせるため、縦方向及び横方向の2つの位置制御を行なう必要があった。しかし、本実施形態の分析装置Aによれば、旋回ホルダ10の回転角度を調整する制御を行なうことで、分析チップ1のスポット2の並び方によらず、簡単に所望のスポット2からの光の検出を行なうことができる。さらに、制御が簡単であるため、光伝送路の切り替えに要する時間を短縮することができ、所望のスポット2からの光を素早く検出することができる。
さらに、スポット2からの光を検出する光検出器として光電子増倍管4を用いたので、複数スポットの検出に従来一般に用いられてきたCCDカメラなどを用いた場合に比べて分析装置Aの低コスト化を達成することができるとともに、精密な分析を行なうことが可能となる。
以上、本発明の第1実施形態の分析装置Aについて詳細に説明したが、分析装置Aは適宜変形して実施しても良い。
例えば、本実施形態ではスポット2からの光が化学発光により生じる場合を例として説明したが、本明細書にいうスポット2からの光とは、スポット2において検体が化学発光により発する光に限定されるものではなく、電気化学発光や生化学発光など、別のメカニズムにより発せられる光であっても良い。さらに、発光による光以外の光であってもよく、分析用チップ1のスポット2から光電子増倍管4に向けて伝達される光であれば如何なる光でも任意であり、例えば、蛍光や燐光などの励起により生じる光、或いはスポット2で反射した反射光、スポット2を透過した透過光など、どのような光でも検出可能である。なお、励起、反射、透過などによる光を検出する際に分析用チップ1に入射光を供給する場合には、例えば図4に示すようにチップホルダ3に保持された分析用チップ1に向けて入射光を供給する光源14を設ければよい。なお、図4において、図1〜図3に記載の構成と実質同様の構成要素については、同じ符号を用いて示す。
(2.第2実施形態)
次に、図面を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。図5,図6は本実施形態の構成を示すもので、図5は分析装置の概要を示す模式図、図6はクランクファイバ周辺を拡大して示す斜視図である。なお、図5,図6において、図1〜図4に記載の構成と実質同様の構成要素については、同じ符号を用いて示す。
図5に示すように、本発明の第2実施形態としての分析装置Bは、第1実施形態で説明した分析装置Aとはその基本構成は共通しており、分析用チップ1を保持するチップホルダ3と、光検出部である光電子増倍管4とを備え、チップホルダ3で保持した分析用チップ1のスポット2からの光を、光電子増倍管4によって検出するように構成されている。また、分析装置Bは、分析装置Aにおける集光器5に代えて集光器15を備えていること以外の構成については、分析装置Aと同様の構成となっている。
即ち、チップホルダ3と光電子増倍管4との間には集光器15が配設され、分析用チップ1のスポット2からの光は集光器15によって光電子増倍管4に伝達されるようになっている。集光器(選択的光伝達部)15は、分析装置Aの集光器5と同様に光ファイバ9を有する伝送ケーブル8を備えている。さらに、本実施形態の分析装置Bの集光器15においては、光伝送路切替部13に代えて光伝送路切替部16が設けられている。この光伝送路切替部16は、出光端保持部である円形ホルダ17、切替用光伝達媒体であるクランクファイバ18、遮光板19、及び、受光端移動部であるモータ20から構成されている。
以下、この光伝送路切替部16の構成について詳しく説明する。
図6に示すように、集光器15は伝送ケーブル8の他端(チップホルダ3と反対側の端部)に円形ホルダ17を備えていて、第1実施形態と同様、光ファイバ9の出光端9oは、この円形ホルダ17によって同一円の円周上に位置するよう保持されている。具体的には、円形ホルダ17は円盤形状に形成されていて、この円盤形状の縁部に光ファイバ9の出光端9oが保持されている。したがって、光ファイバ9の出光端9oは円形ホルダ17の円盤形状を上記同一円とした円周上に位置することになる。ただし、第1実施形態で説明した旋回ホルダ10と異なり、円形ホルダ17は動かないよう固定されている。
また、集光器15には、円形ホルダ17に対向する位置に、孔19hを1箇所形成された遮光板19が配設されている。孔19hは、円形ホルダ17の円盤形状の中心部の正面に形成されている。また、孔19hにはクランクファイバ18が嵌入されている。
クランクファイバ18はクランク状に形成された光ファイバであり、その受光端(切替受光端)18iで光を受光し、出光端(切替出光端)18oから光を出力するように構成されている。さらに、遮光板19の孔19hには出光端18oが嵌入されていて、この出光端18oを回転軸として、クランクファイバ18は回転可能とされている。また、クランクファイバ18の受光端18iは、クランクファイバ18が回転した場合、円形ホルダ17に保持された光ファイバ9の出光端9oが保持された円周に沿って移動するように構成されている。
さらに、集光器15はモータ20を有している。このモータ20はクランクファイバ18に接続されていて、出光端18oを中心にクランクファイバ18を回転させるようになっている。
また、光電子増倍管4はクランクファイバ18の出光端18oから出力される光を受光できる位置、具体的には、遮光板19の孔19hの正面の位置に配置されている。したがって、クランクファイバ18の出光端18oから出力された光は確実に光電子増倍管4で検出されるようになっている。なお、クランクファイバ18の出光端18o以外から出力される光は、遮光板19によって遮蔽され、光電子増倍管4では検出されないよう構成されている。
上記のように、モータ20の駆動によってクランクファイバ18が回転し、その回転によってクランクファイバ18の入力端18iは光ファイバ9の出光端9oに沿って移動し、光ファイバ9の出光端9oのうちの1つ(具体的には、所望のスポットに対応した光ファイバ9の出光端9o)の正面の位置に選択的に来て、光ファイバ9の出光端9oから出力された光はクランクファイバ18の入力端18iで受光され、出光端18oから出力され、光電子増倍管4によって検出されるように構成されている。即ち、クランクファイバ18の回転によって、所望のスポット2から光電子増倍管4までの光路を確立できる位置にクランクファイバ18の受光端18iが移動させられるように構成されている。よって、クランクファイバ18、遮光板19、及びモータ20が、光伝送路を切り替えて、所望のスポット2からの光を光電子増倍管4に選択的に伝達する光伝送路切替部15を構成する。
以上のように構成された本実施形態の分析装置Bでは、第1実施形態と同様に、使用時には、まず、チップホルダ3のホルダ装着部6に分析用チップ1を装着し、分析用チップ1表面のスポット2に試料を接触させる。
試料と特定物質とが接触して検体が化学発光を生じ、スポット2からの光が発生すると、第1実施形態と同様にして、その光は分析用チップ1の裏面に透過し、対応する光ファイバ9の受光端9iで受光され、光ファイバ9内を伝わり、それぞれ光ファイバ9の出光端9oから出力される。
ここで、モータ20を駆動させてクランクファイバ18を回転させることにより、クランクファイバ18の受光端18iの位置を調整し、所望の出光端9oからの光を受光できる位置、具体的には、所望の出光端の正面の位置に、クランクファイバ18の受光端18iを選択的に移動させる。即ち、クランクファイバ18の受光端18iを、所望のスポット2から光電子増倍管4までの光路が確立できる位置に選択的に移動させる。これにより、所望の出光端9oから出力される光がクランクファイバ18を通って光電子増倍管4で検出されるのである。
この際、所望の出光端9o以外の出光端9oから出力された光、即ち、所望のスポット2以外のスポット2から出力された光は、光電子増倍管4まで伝達されないため、光電子増倍管4によって検出されることは無い。さらに、遮光板19があるために、所望のスポット2以外のスポット2に対応した光ファイバ9によって伝達された光がそれぞれ光ファイバ9の出光端9oから放射されて迷光となり、所望のスポット2からの光の検出を妨げることを防止することができる。
以上のように、本実施形態の分析装置Bによれば、分析用チップ1や光電子増倍管4を動かすことなく、複数のスポット2を有する分析用チップ1の、所望のスポット2からの光を検出することができる。したがって、本実施形態の分析装置Bでは、分析用チップ1や光電子増倍管4を固定したまま光の検出を行なうことが可能であり、これらを動かすための駆動部が不要とであるため、分析装置Bを小型化することが可能となる。
また、分析用チップ1及び光電子増倍管4を固定して検出を行なうことが可能であるため、それらの駆動に伴う振動を防ぐことができ、振動に伴うノイズ及び電気的なノイズの発生や光軸のずれを抑制することができる。これにより、光検出性能や分析精度を高めることが可能となる。
また、光ファイバ9の出光端9oを円周上に保持し、クランクファイバ18により光伝送路の切り替えを行なうように構成したので、所望のスポット2からの光の検出を、簡単な制御により、素早く行なうことができる。即ち、本実施形態の分析装置Bによれば、クランクファイバ18の回転角度を調整する制御を行なうことで、分析チップ1のスポット2の並び方によらず、簡単に所望のスポット2からの光の検出を行なうことができる。さらに、制御が簡単であるため、光伝送路の切り替えに要する時間を短縮することができ、所望のスポット2からの光を素早く検出することができる。
また、その他、上述した第1実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
さらに、上述した第1実施形態と同様に、本実施形態の分析装置Bを、適宜変形して実施しても良いことも同様である。
例えば、分析装置Bを用いれば、電気化学発光や生化学発光などの別のメカニズムにより生じる光、蛍光や燐光などの励起により生じる光、反射光、透過光など、どのような光でも検出可能である。なお、分析の際に入射光が必要であれば、図4に示したように光源を設置すればよい。
(3.第3実施形態)
次に、図面を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。図7〜図15は本実施形態の構成を示すもので、図7は分析装置の概要を示す模式図、図8はチップホルダを水平方向に垂直な面で切った断面図、図9は光ファイバの組み合わせについて説明するための模式図、図10は図8のX部を拡大して示す断面図、図11〜図15は切替ユニットの構成を説明する模式図である。なお、図7〜図15において、図1〜図6記載の構成と実質同様の構成要素については、同じ符号を用いて示す。
図7に示す分析装置Cは、上記第1、第2実施形態で説明した分析装置A,Bと同様に、特定物質が固定化された複数のスポット2を有する分析用チップ1を用いて、スポット2からの光を検出するための装置である。
分析装置Cは、上記第1、第2実施形態で説明した分析装置A、Bとその基本構成は共通しており、分析用チップ1を保持するチップホルダ21と、光検出部である光電子増倍管4とを備え、チップホルダ21で保持した分析用チップ1のスポット2からの光を、光電子増倍管4によって検出するように構成されている。また、チップホルダ21と光電子増倍管4との間には集光器22が配設され、分析用チップ1のスポット2からの光は集光器22によって光電子増倍管4に伝達されるようになっている。
以下、分析装置Cの各構成要素について、詳しく説明する。
図8は、チップホルダ21を水平方向に垂直な面で切った断面図である。ここに示すように、分析装置Cが有するチップホルダ21は内部にチップ装着部23が形成されており、使用時にはこのチップ装着部23に側面の装着口(図示せず)から分析用チップ1を装着し、分析を行なうように構成されている。また、チップ装着部23の上部には開口25が形成され、開口25には後述する受光ユニット24が挿入されている。
集光器22は、光伝送路切替部となる光ファイバ(光伝達媒体)26と、光伝送路切替部となる切替ユニット27a〜27dとを有している。光ファイバ26は、分析用チップ1のスポット2それぞれに対応して設けられており、その受光端26iで光を受光し、その受光した光を出光端26oから出力するものである。したがって、ここでは光ファイバ1本1本が光伝送路となる。
また、光ファイバ26の受光端26iは、チップホルダ21の開口25の形状に合わせて形成され、開口25に嵌入された受光ユニット24により固定されている。受光ユニット24は、光ファイバ26の受光端26iを、それぞれ対応するスポット2の上部正面に位置するように固定しており、このため、各光ファイバ26の受光端26iは対応するスポット2からの光を受光することができるようになっている(図9参照)。
また、図10に示すように、各光ファイバ26の受光端26iには、集光レンズ28が形成されている。図10は、図8のX部を拡大した断面図である。この図に示すように、光ファイバ26の受光端26iには、それぞれ集光レンズ28が形成され、これにより、各光ファイバ26は、図10に矢印で示すように、対応するスポット2からの光をそれぞれ集光できるようになっている。
また、光ファイバ26は、その受光端26iの周囲に遮光壁(迷光防止部)29を有している。具体的には、受光端26iと受光端26iとの間には遮光壁29が形成されていて、この遮光壁29により、各受光端26iは対応するスポット2以外のスポット2からの光、特に、隣接するスポット2からの光を遮光することができる。つまり、光ファイバ26が遮光壁29を有しているために、各受光端26iは対応するスポット2以外のスポット2からの光が迷光として受光端26iに侵入することを防止できるように構成されている。
さらに、図9に示したように、複数本ある光ファイバ26は受光ユニット24内においてグループ26A〜26Dにグループ分けされ、光ファイバ26はそれぞれ5本ごとの光ファイバ束26a〜26dに束ねられる。なお、図9では、例示した20本の光ファイバ26を5本ずつのグループ26A〜26Dに分け、それぞれ束ねて光ファイバ束26a〜26dを形成するようにしたが、グループ分けに特に制限は無い。
束ねられた光ファイバ束26a〜26dは、それぞれ別の切替ユニット27a〜27dに接続され、光ファイバ26の出光端26oそれぞれから切替ユニット27a〜27d内に光を出力するように構成されている。切替ユニット27a〜27dは、入力された光のうち、所望のスポット2からの光を選択的に出力するよう構成されたものである。なお、この切替ユニット27a〜27dの構成は後述するものとし、ここでは分析装置Cの構成の説明を続ける。
切替ユニット27a〜27dは、それぞれ対応する光ファイバ30を出力側に有している。各光ファイバ30は、その受光端30iで光を受光し、その出光端30oから光を出力するように形成されている。光ファイバ30の受光端30iは各切替ユニット27a〜27dに接続されているが、その出光端30oは切替ユニット31に接続されている。したがって、受光端30iで受光した光は出光端30oから切替ユニット31内に出力されるようになっている。なお、切替ユニット31は、入力側に有する光ファイバの本数が4本であること以外は切替ユニット27a〜27dと同様の構成となっており、その説明は後述するものとする。
切替ユニット31の出力側には、光ファイバ32が接続されている。この光ファイバ32も、その受光端32iで光を受光し、その出光端32oから光を出力するように形成されている。光ファイバ32の受光端32iは切替ユニット31に接続されているが、その出光端32oは光電子増倍管4が光を検出することができる位置に配置されており、したがって、受光端32iで受光した光は出光端32oから出光され、光電子増倍管4によって検出されるようになっている。
つまり、各光ファイバ26,30,32がそれぞれ光伝送路となり、受光ユニット24及び光ファイバ26,30,32(光ファイバ束26a〜26dを含む)が、分析用チップ1のスポット2の各々から光電子増倍管4までの光伝送路を形成する光伝送路形成部33を構成しているのである。さらに、各切替ユニット27a〜27d,31が、光伝送路を切り替えて、所望のスポット2からの光を光電子増倍管4に選択的に伝達する光伝送路切替部を構成している。
さらに、本実施形態においては、切替ユニット27a〜27dがいわば上流側の切替ユニット(上流側階層の光伝送路切替部)となり、切替ユニット31が下流側の切替ユニット(下流側階層の光伝送路切替部)となることで、集光器22内に、階層的な光伝送路切替部構造34が形成されている。即ち、切替ユニット27a〜27dの光伝送路の切り替えによって切替ユニット31へと選択的に伝達された光が、切替ユニット31の光伝送路の切り替えによって光電子増倍管4へと選択的に伝達されるように構成されているのである。これにより、光伝送路の切り替えを多段階に分けて行なうことができるようになっている。
さて、ここで切替ユニット27a〜27d,31について、切替ユニット27aを例にして説明する。
切替ユニット27aは、上記のように入力側に光ファイバ束26a、即ち、グループ26Aに所属する光ファイバ26を5本有し、出力側に光ファイバ30を1本有している。この切替ユニット27aは、光ファイバ26の出光端26oから出力された光のうち、所望の出光端26oから出力された光を、選択的に光ファイバ30の受光端30iに受光させることができる構成であれば、如何なる構成であってもよい。
本実施形態では、切替ユニット27aは図11に示す構成となっている。即ち、切替ユニット27aは図示しない回転軸を中心に回転可能に設置されたガルバノミラー35を備えており、光ファイバ26の出光端26oから出力された光はガルバノミラー35で反射され、光ファイバ30の受光端30iにより受光されるように構成されている。したがって、切替ユニット27aは、ガルバノミラー35の回転角度を調整することにより、複数ある出光端26oのうち所望の出光端26oから出力された光を、受光端30iに選択的に受光させることができるようになっている。即ち、切替ユニット27aは、ガルバノミラー35の回転により、所望のスポット2から光検出部4までの光路を確立するように光伝送路を切り替えるようになっているのである。
なお、先に述べたように、切替ユニット27b〜27dは切替ユニット27aと同様の、所望のスポット2から光検出部4までの光路を確立するように光伝送路を切り替えることができる構成となっている。さらに、切替ユニット31は、入力側に有する光ファイバ30の本数が4本であること以外は切替ユニット27aと同様の仕組みによって、所望のスポット2から光検出部4までの光路を確立するように光伝送路を切り替えることができる構成となっている。
以上のように構成された本実施形態の分析装置Cでは、使用時には、まず、チップホルダ21のホルダ装着部25に分析用チップ1を装着する。分析用チップ1には、予め特定物質を複数(ここでは、図9に示すように20箇所)のスポット2に固定化しておく。
次に、チップホルダ21に分析用チップ1を保持させた状態で、分析用チップ1表面のスポット2に試料を接触させる。上記第1,第2実施形態と同様に、この試料と特定物質とが接触したものが検体であり、試料を接触させた際、その試料に結合物質が含まれていればスポット2からは化学発光により光が生じる。
スポット2から光が発生すると、その光は対応する光ファイバ26の受光端26iで受光される。光ファイバ26が5本ずつ光ファイバ束26a〜26dに束ねられ、各光ファイバ束26a〜26dが切替ユニット27a〜27dに接続されているために、受光端26iで受光された光は、4個の切替ユニット27a〜27d内のそれぞれ対応した出光端26oから出力される。
切替ユニット27a〜27dでは、所望のスポット2に対応した光ファイバ26が接続されている場合には、ガルバノミラー35が所望の出光端26oからの光を反射して所望のスポット2から光検出部4までの光路を確立することができるように、ガルバノミラー35が回転する。これにより、所望の出光端26oから出力された光は、ガルバノミラー35で反射し、光ファイバ30の受光端30iに受光される。
受光端30iで受光された光は、光ファイバ30内を通って、切替ユニット31内で出光端30oから出力される。
切替ユニット31では、切替ユニット27aと同様にして、所望のスポット2から光検出部4までの光路を確立することができるように光伝送路を切り替え、所望の出光端30oから出力された光を、光ファイバ32の受光端32iに受光させる。
光ファイバ32の受光端32iで受光された光は、光ファイバ32内を通って、出光端32oから出力され、光電子増倍管4によって検出される。
以上のように、本実施形態の分析装置Cによれば、分析用チップ1や光電子増倍管4を動かすことなく、複数のスポット2を有する分析用チップ1の、所望のスポット2からの光を検出することができる。したがって、本実施形態の分析装置Cでは、分析用チップ1や光電子増倍管4を固定したまま光の検出を行なうことが可能であり、これらを動かすための駆動部が不要とであるため、分析装置Aを小型化することが可能となる。
さらに、第1,第2実施形態と同様に、安定して正確な検出を行なうことができ、また、振動に伴うノイズ及び電気的なノイズの発生や光軸のずれを抑制することができ、さらに、分析装置の小型化や操作の容易化を促進することができる。
また、光伝送路の切り替えを多段階に分けて行なうよう、切替ユニット27a〜27d,31を階層的に複数用いたため、スポット2が多数あるような場合でも、多くの光伝送路の切替が可能な専用の切替ユニットを準備することなく、既存の比較的少数の光伝送路の切り替えをする切替ユニットを用いて分析装置Cを構成することができ、低コスト化を図ることができる。なお、本実施形態では光伝送路の切り替えを2階層で行なったが、さらに多数の階層に分けて行なうようにしてもよい。
さらに、切替ユニット27a〜27d,31を用いれば、簡単に所望のスポット2からの光の検出を行なうことができるほか、制御が簡単であるため、光伝送路の切り替えに要する時間を短縮することができ、所望のスポット2からの光を素早く検出することができる。例えば、本実施形態に用いた切替ユニット27a〜27d,31の場合、光伝送路の切り替えに要する時間は20ミリ秒以下である。
さらに、光伝送路切替部を切替ユニット27a〜27d,31のようにモジュール化したため、交換可能性を高めることができ、また、シンプルな構造により部品点数を少なくすることができ、さらに、精巧な構造が必要な切替部分を堅牢な構造体に包囲させることが可能となり、使用寿命の長期化、誤動作の防止、耐メンテナンス性の改善等を達成することができる。なお、ここでいう耐メンテナンス性とは、メンテナンス作業によっても分析装置になんらかの不利が生じないことをいい、例えば、メンテナンス作業に伴う振動などがあっても分解能が低下すること等を防ぐことができることをいう。
また、光ファイバ26の受光端26iが集光レンズ28を有しているために、分析用チップ1のスポット2からの光を、受光端26iで確実に受光することができ、所望のスポット2からの光を安定して検出することが可能となる。
さらに、光ファイバ26の受光端26iに遮光壁29を形成したため、迷光を防止することができる。これにより、スポット2からの光を正確に検出することができる。
以上、本発明の第3実施形態としての分析装置Cについて詳細に説明したが、分析装置Cは適宜変形して実施しても良い。
例えば、切替ユニット27a〜27d,31を、別の構成としてもよい。その例を示すと、例えば図12〜図15に示すものがある。以下、それぞれの構成について、切替ユニット27aを例として説明する。
図12に示す構成では、切替ユニット27aは、図示しない回転軸を中心に回転可能に設置された、複数(ここでは6枚)の鏡面を有するポリゴンミラー36を備えており、光ファイバ26の出光端26oから出力された光はポリゴンミラー36の鏡面の一つで反射され、光ファイバ30の受光端30iにより受光されるように構成されている。したがって、この切替ユニット27aは、ポリゴンミラー36の回転角度を調整することにより、複数ある出光端26oのうち所望の出光端26oから出力された光を、受光端30iに選択的に受光させることができるようになっている。即ち、この切替ユニット27aは、ポリゴンミラー36の回転により、所望のスポット2から光検出部4までの光路を確立するように光伝送路を切り替えるようになっているのである。これにより、受光端30iと出光端26oとが1対1で対応するように容易に構成することができる。
また、図13に示す構成では、切替ユニット27aは、図中左右に平行に移動可能なプリズム37を備えており、光ファイバ26の出光端26oから出力された光はプリズム37で反射されて、光ファイバ30の受光端30iにより受光されるように構成されている。したがって、この切替ユニット27aは、プリズム37の位置を調整することにより、複数ある出光端26oのうち所望の出光端26oから出力された光を、受光端30iに選択的に受光させることができるようになっている。即ち、この切替ユニット27aは、プリズム37の平行移動により、所望のスポット2から光検出部4までの光路を確立するように光伝送路を切り替えるようになっているのである。
また、図14に示す構成では、切替ユニット27aは、各光ファイバ26の出光端26oに開閉可能に設けられた遮光部38をそれぞれ有している。この遮光部38は、図示しない軸を中心として揺動可能とされていて、出光端26oから出力された光を遮光しない開状態と、遮光する閉状態とをとるように構成されている。また、光ファイバ30は受光端30i側が受光端26iに合わせて分岐していて、分岐部の先端にある受光端30iはそれぞれ、遮光部38が開状態であれば対応する出光端26oからの光を受光でき、遮光部38が閉状態であればどの出光端26oからの光も受光できないように配置されている。
したがって、この切替ユニット27aは、遮光部38の揺動を調整することにより、複数ある出光端26oのうち所望の出光端26oから出力された光を、受光端30iに選択的に受光させることができるようになっている。即ち、この切替ユニット27aは、遮光部38を揺動させて開状態と閉状態とを切り替えることにより、所望のスポット2から光検出部4までの光路を確立するように光伝送路を切り替えるようになっているのである。
また、図15(a)に示す構成では、切替ユニット27aは、各光ファイバ26の出光端26oに遮光ユニット(光伝送路切替ユニット)39をそれぞれ有している。この遮光ユニット39は、図15(b)に示すように液晶が充填された液晶部40と、液晶部40の両側に設けられた一対の電極41とを有している。電極41は、図示しない電源によって電圧を与えられ、液晶部40の液晶に対して電圧を印加することができるよう構成されている。液晶部40に電極41によって電圧が印加されると、液晶部40内の液晶は一定の方向に揃うため、液晶部40を光が透過できるようになる。一方、電圧が印加されていないと液晶部40内の液晶は揃っていないため、液晶部40を光は透過できない。ここでは、遮光ユニット39の液晶部40がそれぞれ対応する光ファイバ26の出光端26oの正面に配置されているので、遮光ユニット39は、電極41から液晶部40に電圧を印加されると出光端26oからの光の透過を許容する透過状態となり、電圧を印加しないと出光端26oからの光を透過させない非透過状態となる。
さらに、光ファイバ30は受光端30i側が受光端26iに合わせて分岐していて、分岐部の先端にある受光端30iはそれぞれ、遮光ユニット39が透過状態であれば対応する出光端26oからの光を受光でき、遮光ユニット39が非透過状態であればどの出光端26oからの光も受光できないように配置されている。したがって、この切替ユニット27aは、電極41からの電圧の印加の有無を調整することにより、複数ある出光端26oのうち所望の出光端26oから出力された光を、受光端30iに選択的に受光させることができるようになっている。即ち、この切替ユニット27aは、遮光ユニット39を透過状態と非透過状態との間で切り替えることにより、所望のスポット2から光検出部4までの光路を確立するように光伝送路を切り替えるようになっているのである。
なお、図15(a)に示した切替ユニット27aにおいては、遮光ユニット39の構成は図15(b)に示すものに限定されず他の構成とすることもでき、例えば図15(c)に示すように構成することもできる。即ち、遮光ユニット39において、電極41としてITOなどの透明電極を用いることにより、電極41が液晶部40と光ファイバ26,30との間に位置するように構成することもできる。
以上のように、切替ユニット27a〜27d,31を、例えば図12〜図15に示したような構成のものに代えても、分析装置Cを構成することができ、また、上述したのと同様の効果を奏することができる。
また、各切替ユニット27a〜27d,31は、上記分析装置Aで用いた光伝送路切替部13や、分析装置Bで用いた光伝送路切替部16のような構成で光伝送路の切り替えを行なうようにしてもよい。ただし、その際にも、光伝送路切替部13,16はそれぞれ、所望のスポット2と光電子増倍管4との間に光路を確立して所望のスポット2からの光を選択的に光電子増倍管4に伝達することができるようにする。
さらに、上記分析装置Cでは各切替ユニット27a〜27d,31を同様の構成としたが、これらをそれぞれ別の構成として分析装置Cを実現しても良い。
また、例えば、分析装置Cを用いれば、電気化学発光や生化学発光などの別のメカニズムにより生じる光、蛍光や燐光などの励起により生じる光、反射光、透過光など、どのような光でも検出可能である。なお、分析の際に入射光が必要であれば、図4に示したように光源を設置すればよい。
(4.その他)
以上、本発明の第1〜第3実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変形して実施することができる。
例えば、上記第1〜第3実施形態を組み合わせて実施することができる。例としては、第3実施形態の分析装置Cに、第1実施形態で説明した光源14を備えさせ、励起光を必要とする蛍光や燐光を検出できるようにしてもよい。
また、例えば集光器5,15,22を取り外し可能に構成してもよい。特に、選択的光伝達部を上記実施形態のように集光器5,15,22としてモジュール化しておけば、その交換性を高めることができ、また、シンプルな構造により部品点数を少なくすることができ、さらに、精巧な構造が必要な切替部分を堅牢な構造体に包囲させることが可能となり、使用寿命の長期化、誤動作の防止、耐メンテナンス性の改善等を達成することができる。
さらに、例えば分析用チップ1に金属層と回折格子とを形成し、表面プラズモン共鳴などを検出できるようにしてもよい。なお、表面プラズモン共鳴によって検出される光は一般に可視光ではないが、上述したように、明細書において検出される「光」とは可視光に限定されるものではなく、短波長側及び長波長側のいずれの波長の光であってもよい。
さらに、例えば分析用チップ1に形成するスポット2は、上記のような相互作用を生ずる特定物質以外のもので形成しても良い。即ち、スポット2からの光を検出する際にスポット2に分析対象たる検体が保持されていれば良く、この検体は分析の目的に応じて任意に変更できるものである。したがって、本発明は検体の種類や量によって、なんら制限されるものではない。また、検体について特に制限は無く、光学的分析の対象となるものであれば任意のものを用いることができる。
ここで従来の分析装置と本発明の分析装置とを比較する。例えば、特許文献1記載の分析装置では、分析用チップの位置を移動させることにより、検出するスポットを選択している。しかし、従来の分析装置では分析チップの駆動部が必要があり、装置の大型化を招き易い。また、駆動制御に要する時間が必要で、高時間分解能の分析には適さない。しかし、本発明の分析装置では従来のような駆動部が不要となり、光伝送路の切り替えを行なうことで所望のスポット2からの光を検出できる。
本発明は、光の検出を行なうことで検体を分析する際に広く用いることができ、特に、化学や生物の分野において分析用チップを用いて光の検出を行なう場合に用いて好適である。
本発明の第1実施形態の分析装置の概要を示す模式図である。 本発明の第1実施形態の分析装置のチップホルダの断面図である。 本発明の第1実施形態の旋回ホルダ周辺を拡大して示す斜視図である。 本発明の第1実施形態の変形例としての分析装置の概要を示す模式図である。 本発明の第2実施形態の分析装置の概要を示す模式図である。 本発明の第2実施形態の分析装置のクランクファイバ周辺を拡大して示す模式図である。 本発明の第3実施形態の分析装置の概要を示す模式図である。 本発明の第3実施形態の分析装置のチップホルダを水平方向に垂直な面で切った断面図である。 本発明の第3実施形態の分析装置における、光ファイバの組み合わせについて説明する図である。 図8のX部を拡大して示す断面図である。 本発明の第3実施形態の分析装置における、ガルバノミラーを備えた切替ユニットの構成を説明する模式図である。 本発明の第3実施形態の分析装置における、ポリゴンミラーを備えた切替ユニットの構成を説明する模式図である。 本発明の第3実施形態の分析装置における、プリズムを備えた切替ユニットの構成を説明する模式図である。 本発明の第3実施形態の分析装置における、遮光部を備えた切替ユニットの構成を説明する模式図である。 本発明の第3実施形態について説明する図で、(a)は分析装置における遮光ユニットを備えた切替ユニットの構成を説明する模式図、(b)は遮光ユニットの構成を説明する模式図,(c)は遮光ユニットの別の構成を説明する模式図である。 従来例としての分析装置の構成を説明する模式図である。
符号の説明
1 分析用チップ
2 スポット
3 チップホルダ(チップ保持部)
4 光電子増倍管(光検出部)
5 集光器(選択的光伝達部)
6 チップ装着部
7 開口
8 伝送ケーブル(光伝送路形成部)
9 光ファイバ(光伝達媒体)
9i (光ファイバ9の)受光端
9o (光ファイバ9の)出光端
10 旋回ホルダ(出光端保持部)
11 モータ(出光端移動部)
12 遮光板
12h (遮光板12の)孔
13 光伝送路切替部(選択的光伝達部)
14 光源
15 集光器(選択的光伝達部)
16 光伝送路切替部
17 円形ホルダ(出光端保持部)
18 クランクファイバ(切替用光伝達媒体)
18i クランクファイバ18の受光端(切替受光端)
18o クランクファイバ18の出光端(切替出光端)
19 遮光板
19h (遮光板19の)孔
20 モータ(受光端移動部)
21 チップホルダ
22 集光器(選択的光伝達部)
23 チップ装着部
24 受光ユニット
25 開口
26,30,32 光ファイバ(光伝達媒体)
26A〜26D 光ファイバのグループ
26a〜26d 光ファイバ束
27a〜27d,31 切替ユニット
28 集光レンズ
29 遮光壁(迷光防止部)
33 光伝送路形成部
34 光伝送路切替部構造
35 ガルバノミラー
36 ポリゴンミラー
37 プリズム
38 遮光部
39 遮光ユニット
40 液晶部
41 電極
101 分析用チップ
102 スポット
103 光源
104 光検出部
A,B,C 分析装置

Claims (32)

  1. 検体を保持するスポットを複数有する分析用チップについて、前記スポットからの光を検出することにより、検体の分析を行なう分析装置であって、
    前記分析用チップを保持するチップ保持部と、
    前記スポットからの光を検出する光検出部と、
    前記分析用チップが該チップ保持部に保持された状態で、前記複数のスポットのうち所望のスポットからの光を、選択的に該光検出部に伝達する選択的光伝達部とを備え、
    該選択的光伝達部が、
    前記複数のスポットの各々から該光検出部へと至る光伝送路を形成する光伝送路形成部と、
    該光伝送路を切り替えて、前記所望のスポットからの光を該光検出部に選択的に伝達する光伝送路切替部とを備えており、
    該光伝送路切替部が、階層的に複数設けられている
    ことを特徴とする、分析装置
  2. 光伝送路切替部が、
    移動可能に設置され、前記所望のスポットから該光検出部までの光路を確立するべく遮光によって該光伝送路を切り替える、検出光遮光部を備える
    ことを特徴とする、請求項1に記載の分析装置。
  3. 該光伝送路が、
    前記スポットそれぞれに対応して設けられ、前記スポットからの光を受光する受光端と、該受光端で受光した光を出力する出光端とを有する、光伝達媒体を備える
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の分析装置。
  4. 該選択的光伝達部が、
    該光伝達媒体の出光端を同一円の円周上に保持する出光端保持部を備える
    ことを特徴とする、請求項記載の分析装置。
  5. 該光伝送路切替部が、
    前記所望のスポットに対応した該光伝達媒体の出光端を、前記所望のスポットから該光検出部までの光路を確立できる位置に選択的に移動させる出光端移動部を備える
    ことを特徴とする、請求項又は請求項記載の分析装置。
  6. 該光伝送路切替部が、
    該光伝達媒体の出光端から出力される光を受光する切替受光端と、該切替受光端で受光した光を出力する切替出光端とを有する切替用光伝達媒体と、
    該切替用光伝達媒体の該切替受光端を、前記所望のスポットから該光検出部までの光路を確立できる位置に、選択的に移動させる受光端移動部とを備える
    ことを特徴とする、請求項のいずれか1項に記載の分析装置。
  7. 該光伝送路切替部が、
    回転可能に設置され、前記所望のスポットから該光検出部までの光路を確立するべく反射によって該光伝送路を切り替える、ガルバノミラーを備える
    ことを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の分析装置。
  8. 該光伝送路切替部が、
    回転可能に設置され、前記所望のスポットから該光検出部までの光路を確立するべく反射によって該光伝送路を切り替える、複数の鏡面を有するポリゴンミラーを備える
    ことを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の分析装置。
  9. 該光伝送路切替部が、
    移動可能に設置され、前記所望のスポットから該光検出部までの光路を確立するべく該光伝送路を切り替える、プリズムを備える
    ことを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の分析装置。
  10. 該光伝送路切替部が、
    液晶と、該液晶に電圧を印加する電極とを有し、前記所望のスポットから該光検出部までの光路を確立するべく前記電圧の印加によって該光伝送路を切り替える光伝送路切替ユニットを備える
    ことを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の分析装置。
  11. 検体を保持するスポットを複数有する分析用チップについて、前記スポットからの光を検出することにより、検体の分析を行なう分析装置であって、
    前記分析用チップを保持するチップ保持部と、
    前記スポットからの光を検出する光検出部と、
    前記分析用チップが該チップ保持部に保持された状態で、前記複数のスポットのうち所望のスポットからの光を、選択的に該光検出部に伝達する選択的光伝達部とを備え、
    該選択的光伝達部が、
    前記複数のスポットの各々から該光検出部へと至る光伝送路を形成する光伝送路形成部と、
    該光伝送路を切り替えて、前記所望のスポットからの光を該光検出部に選択的に伝達する光伝送路切替部とを備えており、
    該光伝送路切替部が、移動可能に設置され、前記所望のスポットから該光検出部までの光路を確立するべく、開閉可能に設けられた遮光部によって該光伝送路を切り替える、検出光遮光部を備える
    ことを特徴とする、分析装置。
  12. 該光伝送路が、
    前記スポットそれぞれに対応して設けられ、前記スポットからの光を受光する受光端と、該受光端で受光した光を出力する出光端とを有する、光伝達媒体を備える
    ことを特徴とする、請求項11に記載の分析装置。
  13. 該選択的光伝達部が、
    該光伝達媒体の出光端を同一円の円周上に保持する出光端保持部を備える
    ことを特徴とする、請求項12記載の分析装置。
  14. 該光伝送路が、
    前記スポットからの光を受光し、集光する集光レンズとを備える
    ことを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の分析装置。
  15. 該光伝送路が、
    対応するスポット以外のスポットからの迷光を遮光する迷光防止部を備える
    ことを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載の分析装置。
  16. 該光検出部が、光電子増倍管を備える
    ことを特徴とする、請求項1〜15のいずれか1項に記載の分析装置。
  17. 該検出光が、化学発光、電気化学発光、生化学発光、蛍光、燐光、反射光、及び透過光からなる群より選ばれる少なくともいずれか1つの光である
    ことを特徴とする、請求項1〜16のいずれか1項に記載の分析装置。
  18. 検体を保持する複数のスポットを有する分析用チップをチップ保持部により保持し、前記スポットからの光を光検出部により検出する分析装置において用いられる集光器であって、
    前記複数のスポットの各々から前記光検出部へと至る光伝送路を形成する光伝送路形成部と、
    該光伝送路を切り替えて、所望のスポットからの光を前記光検出部に選択的に伝達する光伝送路切替部とを備え、
    かつ該光伝送路切替部が、階層的に複数設けられており、
    前記複数のスポットのうち所望のスポットからの光を、選択的に前記光検出部に伝達する
    ことを特徴とする、集光器
  19. 光伝送路切替部が、
    移動可能に設置され、前記所望のスポットから前記光検出部までの光路を確立するべく遮光によって該光伝送路を切り替える、検出光遮光部を備える
    ことを特徴とする、請求項18記載の集光器。
  20. 該光伝送路が、
    前記スポットそれぞれに対応して設けられ、前記スポットからの光を受光する受光端と、該受光端で受光した光を出力する出光端とを有する、光伝達媒体を備える
    ことを特徴とする、請求項18または請求項19に記載の集光器。
  21. 該光伝達媒体の出光端を同一円の円周上に保持する出光端保持部を備える
    ことを特徴とする、請求項20記載の集光器。
  22. 該光伝送路切替部が、
    前記所望のスポットに対応した該光伝達媒体の出光端を、前記所望のスポットから前記光検出部までの光路を確立できる位置に選択的に移動させる出光端移動部を備える
    ことを特徴とする、請求項20又は請求項21記載の集光器。
  23. 該光伝送路切替部が、
    該光伝達媒体の出光端から出力される光を受光する切替受光端と、該切替受光端で受光した光を出力する切替出光端とを有する切替用光伝達媒体と、
    該切替用光伝達媒体の該切替受光端を、前記所望のスポットから前記光検出部までの光路を確立できる位置に、選択的に移動させる受光端移動部とを備える
    ことを特徴とする、請求項2022のいずれか1項に記載の集光器。
  24. 該光伝送路切替部が、
    回転可能に設置され、前記所望のスポットから前記光検出部までの光路を確立するべく反射によって該光伝送路を切り替える、ガルバノミラーを備える
    ことを特徴とする、請求項1823のいずれか1項に記載の集光器。
  25. 該光伝送路切替部が、
    回転可能に設置され、前記所望のスポットから前記光検出部までの光路を確立するべく反射によって該光伝送路を切り替える、複数の鏡面を有するポリゴンミラーを備える
    ことを特徴とする、請求項1824のいずれか1項に記載の集光器。
  26. 該光伝送路切替部が、
    移動可能に設置され、前記所望のスポットから前記光検出部までの光路を確立するべく該光伝送路を切り替える、プリズムを備える
    ことを特徴とする、請求項1825のいずれか1項に記載の集光器。
  27. 該光伝送路切替部が、
    液晶と、該液晶に電圧を印加する電極とを有し、前記所望のスポットから前記光検出部までの光路を確立するべく前記電圧の印加によって該光伝送路を切り替える光伝送路切替ユニットを備える
    ことを特徴とする、請求項1826のいずれか1項に記載の集光器。
  28. 検体を保持する複数のスポットを有する分析用チップをチップ保持部により保持し、前記スポットからの光を光検出部により検出する分析装置において用いられる集光器であって、
    前記複数のスポットの各々から前記光検出部へと至る光伝送路を形成する光伝送路形成部と、
    該光伝送路を切り替えて、所望のスポットからの光を前記光検出部に選択的に伝達する光伝送路切替部とを備え、
    該光伝送路切替部が、移動可能に設置され、前記所望のスポットから該光検出部までの光路を確立するべく、開閉可能に設けられた遮光部によって該光伝送路を切り替える、検出光遮光部を備え、
    前記複数のスポットのうち所望のスポットからの光を、選択的に前記光検出部に伝達する
    ことを特徴とする、集光器。
  29. 該光伝送路が、
    前記スポットそれぞれに対応して設けられ、前記スポットからの光を受光する受光端と、該受光端で受光した光を出力する出光端とを有する、光伝達媒体を備える
    ことを特徴とする、請求項28に記載の集光器。
  30. 該光伝達媒体の出光端を同一円の円周上に保持する出光端保持部を備える
    ことを特徴とする、請求項29記載の集光器。
  31. 該光伝送路が、
    前記スポットからの光を受光し、集光する集光レンズとを備える
    ことを特徴とする、請求項1830のいずれか1項に記載の集光器。
  32. 該光伝送路が、
    対応するスポット以外のスポットからの迷光を遮光する迷光防止部を備える
    ことを特徴とする、請求項1831のいずれか1項に記載の集光器。
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