JP4887475B2 - 自己蛍光を除去するために複数の検出チャネルを使用するシステム及び方法 - Google Patents

自己蛍光を除去するために複数の検出チャネルを使用するシステム及び方法 Download PDF

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Description

本発明はイメージング分野に関し、独特なイメージングシステムを横切る低及び高密度細胞の検出、血液スミアの探知及び識別、生物検定等に特定の応用が見出される。以下このような応用に関連して説明するが、これらの実施の形態は、半導体ウェーハのイメージング、流体または薄い固体フィルム内の粒状汚染物のイメージングのような種々の実質的に平らな表面及びサンプル上の他の型の低または高密度特色をイメージし、探知し、そして識別する応用をも見出すことができ、このようなイメージングは印刷分野、電子分野、医療分野、その他の科学的及びエンジニアリング分野に特定用途を見出すことができる。
希細胞の研究では、典型的に、血液または他の体液内の希細胞の濃度が低いことに起因する特定の問題が生ずる。典型的な希細胞研究においては、不必要な細胞を除去するように血液が処理される。次いで、抗体に付着する蛍光材料のようなプローブを用いて、希細胞の細胞表面または細胞タンパク質に選択的に付着させる。細胞タンパク質は、膜タンパク質、または細胞質タンパク質のような細胞内のタンパク質であることができる。抗体は希細胞の他の型の分子、並びにDNAにも付着することができる。
蛍光材料は、蛍光マーカー染料、または関心がある細胞を識別するものであればどのような他の適当な材料であっても差し支えない。このように処理されるスミア(血液及び/または血液の成分を含むことができる)は、標的とする型の希細胞を識別するために準備され、光学的に分析される。統計的な精度を上げるためには、特定のプロセスが要求するだけの多数の細胞を入手することが重要である。若干の研究では、少なくとも10個の希細胞を識別すべきであり、そのためには希細胞濃度が1/百万の場合、少なくとも一千万個の細胞のサンプリングが必要になる。このような血液スミアは、典型的に約100cm2の面積を占有する。しかしながら、これは単なる一例に過ぎず、特定の試験または研究の統計的精度を上げるためには他の数の細胞を必要とし得ることを理解されたい。使用され、研究される他の細胞識別子は、量子ドット及びナノ粒子プローブである。また、希細胞を1/百万細胞濃度として説明したが、これは本発明を限定することを意図するものではなく、探し求めている細胞の希有さの例として示したに過ぎない。本明細書に記述されている概念は、より高い、またはより低いレベルの細胞濃度に有用であることを理解されたい。
多数の細胞を高速度で走査する能力が、試験プロセスの処理能力を増加させるキーアスペクトであると考えられる。従って、細胞検出システム及び/またはプロセスによって達成することができる速度、信頼性、及び処理コストを改善するシステムを提供することが価値あるものと考えられる。
ファイバアレイ走査技術(FAST)は、サンプルの走査、及び潜在的なまたは候補希細胞の検出を達成できる速度を増加させ、従って、大きいサンプルの研究に役立つ。
一般的に、FASTシステムでは、調べられる材料のサンプルは、蛍光材料(例えば、選択的に付着する、またはラベル付けに用いられる染料)を用いて処理される。この処理は、典型的には、測定された量の蛍光材料をサンプル自体内へ導入することによって行われる。サンプルはスライドに付着され、典型的にはレーザ光である放射がサンプルを横切って走査する。これは、本質的にサンプルのラスタ走査であり、通常はスライド上の規準マークに対するサンプル上のレーザの入射位置が常時精密に測定される。レーザビームの走査によって得られる光の出力強度はサンプルの表面上の位置と共に変化する。適切なハードウェアが出力光の選択された波長を検出し、プロセッサが検出された出力光を分析し、蛍光イベントと位置とを関連付ける。
FASTシステム、及び他の殆どの検出システムでは、可能な限り多くの偽実体(即ち、標的細胞の不正確な識別)を排除できることが重要である。このような偽実体の1つの源は、ダスト、残骸、健全細胞であり、これらは蛍光染料を付着させなくても入射入力光に応答して光を放出(もしくは、発光)する(以下、自己蛍光(auto-fluorescence)という)。自己蛍光イベントを識別する、従って、単一の染料が使用されている場合にこのような偽実体を排除できるようにするために、典型的には、蛍光イベントが自己蛍光イベントよりも遙かに輝くように、十分に多量の染料をサンプル内に使用する。しかしながら、使用される染料は比較的高価であり、使用する染料が多過ぎると標的細胞に選択的に付着する能力が失われ、サンプルを飽和させ、サンプル内の意図していない種々の成分に付着するようになる。
自己蛍光を原因とする偽実体を減少させる別のアプローチでは、2つの異なる染料材料をサンプル内に導入する(各染料材料は、入射放射に応答して異なる波長の蛍光を発する)。各染料は、比較的均一に標的細胞に付着する。自己蛍光イベントは入力波長に近付くと最も輝くから、一方の染料はその蛍光波長が源波長から比較的離れるように選択される。蛍光イベントは、両染料の出力波長において調べられる。一方の波長だけに優勢な蛍光イベントは自己蛍光から生ずるような偽実体であると考えられ、一方、両波長において放出されるイベントは標的細胞の存在を表しているものと考えられる。
このデュアル染料配列は、サンプル内にかなりな量の染料が導入されるという欠陥を有している。更に、若干の場合には、染料の一方の“カラー”の他方に対する比を、注意深く制御しなければならない。例えば、488nmレーザで走査し、“緑”及び“赤”染料(即ち、それぞれ緑及び赤波長帯内で蛍光を発する染料)を用いてサンプルする場合、自己蛍光に起因して放出される光は赤チャネルよりも緑チャネルの方が大きい。従って、入射レーザ光によってもたらされる蛍光放出が、スペクトルの緑部分におけるよりも赤部分の方がより強くなるように、2つの染料の比を平衡させる必要がある。励起は、赤染料の方が緑染料よりもかなり非効率的である。従って、かなり多くの赤染料をサンプル内に導入しなければならない。赤対緑の比が33:1であることが典型的である。従って、上述したコスト及び飽和問題、並びにクロストーク及び蛍光間の干渉が発生し得る。
2つの異なる染料の使用に関連する問題を解消するために、U.S. Ser. No. 11 / 018,759は、異なる波長で発光する2つの異なるプローブの使用を通して発生する蛍光間のクロストーク及び干渉を最小にする試みとして、2つの分離したレーザビームで交互に走査する技術を提唱している。しかしながら、この技術は、前述したように高価であること、及びサンプルの準備及びデータ分析が複雑であることを含むそれ自体の欠陥を有している。特に、そして前述したように、第1のプローブ、例えば赤染料の励起が、第2のプローブ、例えば緑染料より非効率的であり、緑染料の約33倍程多くの赤染料を使用しなければならない。この要求のために、サンプルの処理はより複雑になり、総合的に費用が増加するようになる。更に、赤染料または他のプローブ材料を大量に使用することも、染料または材料の累積または凝集をもたらすが、これは望ましいことではない。
従って、当分野においては、単一のレーザを使用し、単一の染料だけでよく、しかも自己蛍光イベントに起因して発生するような偽実体を排除可能にすることによってコスト及び複雑さを低減させるような、希細胞を走査するプロセス及びシステムに対する要望が存在している。
本発明によるシステム及び方法によれば、単一のプローブをサンプルに付着させ、単一波長の光源を用いてサンプルを励起し、光源からある距離に光を放出させることによって自己蛍光を信号から分離することができる。放出された光はスプリットされ、スプリットされた光は2つまたはそれ以上の別個のチャネル内に集められる。別個のチャネルの第1のチャネルは、別個のチャネルの第2のチャネルより光源の近くに位置決めされる。第2のチャネルは、第1のチャネルより単一のプローブの発光周波数に接近している。第1のチャネル内に集められた光、及び第2のチャネル内に集められた光が調査され、結果はその調査に基づく。
図1に示すイメージング装置はガルバノメータをベースとするレーザ走査システムを使用し、このレーザ走査システムは単一のレーザ送信機及び2チャネル検出器配列を使用している。図示したイメージング装置(または、イメージャ)10は、スライド16の表面の少なくとも一部分上に配置された生物学的スミア14のようなサンプル12を調べる。以下に説明するイメージング装置またはイメージャ10は、微小な、または微視的な材料を検出するように設計されている。
当分野においては公知なように、細胞研究の場合のサンプル12は、限定するものではないが、被験者からの血液または血液の部分のような生物学的流体のサンプルを引出すことによって適切に準備される。好ましい実施の形態では、サンプルは細胞の単分子膜である。流体サンプルは、限定するものではないが、タンパク質、核酸、または他の分子のような細胞の表面上または内側にあり得る異なる種類の生物学的分子に選択的に結合するマーカー染料のようなプローブを用いて処理される。当分野においては、選択された癌細胞型、胎児細胞、または他の関心を寄せている適切な細胞を含む臨床的に興味のある多くの異なる細胞型をマークするための適当なマーカーが知られている。脳細胞、肝細胞、並びに、特にバクテリア細胞のような他の多くの細胞のためのマーキング材料を開発する努力も払われている。マーキング材料は、選択された波長またはスペクトルの光による照射、x線照射、電子ビーム照射等のような選択された励起照射に応答して、蛍光または燐光のような特性出力を放出することが好ましい。典型的に、特性ルミネセンスは、固有波長または波長のスペクトル範囲を有している。染料は有力なタグ付けプロセスであるが、量子ドット及びDNAナノ粒子プローブとして知られるマーカーの使用を含む他の技術も存在している。
単一のマーカーまたはプローブを含むサンプル12は、イメージャ並進運動ステージ(またはスライドホールダ)20(部分的に図示)上に取付けられる。スライドホールダ20は、サンプル12を支持する線形に並進運動可能なトラック22を含んでいる。伝導装置26を介して電動機24がトラック22に接続されており、トラック22及び支持されているサンプル12をy方向(矢印28で示す)及びx方向(矢印29で示す)に沿って並進運動させる。図1には並進運動ステージ20が回転電動機24によって駆動されるように示してあるが、他の型の機械的駆動デバイスの使用も考えられる。更に、サンプル回転のような他の型のサンプル運動も考えられる。
光ファイバ束40は、サンプル12に近接する第1の端42、及びサンプル12から離れている第2の端44を含む。第1の端42は互いに実質的に平行に配列されている複数の第1のファイバ端46を含む。第1のファイバ端46は、全体的に線形の、即ち高アスペクト比の矩形入力開口48を形成し、長い方のディメンションがx方向に揃うように配列されている。入力開口48は、多数の、即ち数千の第1のファイバ端46を含むことが好ましい。1つの適当な実施の形態では、各々が約50ミクロンの直径を有する40,000本のファイバが40ファイバ×1,000ファイバのアレイに配列されて入力開口48を形成し、長い方のディメンションは約5cm、短い方のディメンションは約0,2cmである。これは、25:1のアスペクト比に対応している。第1のファイバ端46は、規則的なパターンに配列することができる。代替として、第1のファイバ端は、不規則な、または非周期的なアレイに配列することができ、50ミクロンよりも大きい、または小さい直径を有することもできる。一般的には丸いのであるが、ファイバ端は長円形、方形、六角形、または他の断面形状であることもできる。第1のファイバ端46は、生物学的スミア14を見るように、スミア14の面に実質的に直角に配向される。
光ファイバ束40の第2の端44は、コンパクトで全体的に円形の出力開口52を形成している複数の第2のファイバ端を含むように、第1の端42と第2の端44との間で断面ディメンション及び形状を“モーフ(morphs)”、または変化させる。好ましくは、第1のファイバ端46と第2のファイバ端50との間に1:1の対応が存在し、それ自体の導波クラッディングを有する個々の、そして別々のファイバによって、各第1のファイバ端が第2のファイバ端に接続されている。代替として、各ファイバは、光透過性ファイバコア、及び光を導波するための周囲/コア界面機能だけを含むことができる。他の光ファイバ型も使用することができ、このようなファイバは当分野においては公知であり、典型的にはガラス、プラスチック、または他の光透過性材料から押出し方法で形成される。押出され、全体的に線形の第1の端42からコンパクトな、全体的に円形の第2の端44まで形状がモーフされているファイバ束40は、連続的に光ファイバ束40のファイバの空間的配列を変化させることによって形成することが好ましい。各ファイバが50ミクロンの直径を有する40,000本のファイバの場合には、全体的に円形の出力開口52は約1.3cmの円形直径を有している。
ファイバを配列する上で、便宜上、第1及び第2のファイバ端46、50をそれぞれの開口48、52において互いに他方に対して選択された対応を有するように配列されているが、代わりに、ファイバ端46、50はそれらの間に全体的に相関していない、任意の関係を有することができる。光ファイバ束40に類似のモーフされた光ファイバ束が公知であり、集束された光を線形照明パターンに変換するような他の応用のために、及び光ビームをモノクロメータまたは分光計の線形スリット内へ結合するために、光学の分野において使用されている。
良好な光透過を得るために、光ファイバ束40は高いファイバパッキング係数を有することが好ましく、例えば、光ファイバ束40は約0.80またはそれより高いパッキング係数を有している。光透過に影響を及ぼす他のファクタは、第1及び第2のファイバ端46、50のチップの研磨または光透過特性、ファイバの単位長当たりの吸収、及びファイバの総合長さを含む。光ファイバ束40の鋭い曲げを回避することによって、曲げ損失を回避することが好ましい。
集めた光の輸送モードとしてファイバ束を説明したが、適切な特性を含む既存の、またはその後に開発された光透過要素、または光路、または光パイプを、光路または光パイプとして使用することができることが理解できる。
更に図1を参照する。適当な実施の形態の走査放射(光)源60は、生物学的スミア14をマークするのに使用される材料を励起するために選択されたある波長、または波長範囲の励起光(放射ビーム)64を発生するレーザ62を含む。励起光64は、電気的入力に応答して回転する(湾曲した矢印68で示す)反射性表面を有するガルバノメータ66によって角度的に走査される。オプションである集束レンズ70は、角度的に走査された励起光64をサンプル12上に、特定的には、生物学的スミア14上に集束させる。回転鏡66によって発生された角度的走査は、生物学的スミア14上の励起光を、入力開口48の下に配列され、そして入力開口48の長い方のディメンションに平行な線形軌道に沿う線形掃引または高速走査(矢印72で示す)に変換する。即ち、図1の座標系を用いれば、線形軌道74はx方向に平行であり、適当な実施の形態では、軌道74は入力開口48の約1mm下の生物学的スミア14上に配置されている。この距離は、これらの概念を実現するデバイス及び環境に依存して他の距離であることも適切である。
細胞研究の場合、励起放射64は細胞のサイズ(サイズは変化し得るが、典型的には約1乃至30ミクロンのサイズである)と実質的に適合するスポットサイズを生物学的スミア14上に発生することが好ましい。このような細いビーム集束を得るために、典型的に集束レンズ70が含まれている。
更に図1を参照する。電子制御ユニット92はガルバノメータ66及び並進運動ステージ20と通信し、軌道74に沿う放射ビーム64の線形掃引または走査72、及びサンプル12の線形並進運動28を調和させ、短い軌道74のスパン及び入力開口42の長い方のディメンションによってx方向を限られているサンプルの選択された面積を横切ってラスタリングを遂行させる。好ましくは、軌道74のスパンを、入力開口42の長い方のディメンションと実質的に適合させる。
励起放射ビーム64は、入力開口42の集光角よりも大きい傾斜角で生物学的スミア14上に入射する。集光角は、入力開口42の短い方のディメンション、入力開口42と生物学的スミア14との間の距離、及び第1のファイバ端46の集光特性に依存する。後者は、ファイバ端の数値開口によって適当に特徴付けられる。当分野においては公知のように、光ファイバ端は典型的に、細胞の弱い特性ルミネセンスを集めるのに特に有利な大きい集光角に対応する大きい数値開口を有している。適当な実施の形態においては、放射ビーム64は30°−90°でサンプルに衝突する。ビーム64が約90°でサンプル12上に衝突する場合、二股光路を設けることができ、光は走査ビームの両側で集められる。このような二股光路の例が、2004年12月20日付Douglas N. Curryらの米国特許出願第11 / 017,440号(代理人ドケットA2247-US-NP、XERZ 2 00868)「希細胞検出器のための走査及び集光の改良された方法及び装置」に開示されているので参照されたい。
放射ビーム64の入射角は入力開口42の集光角よりも大きいので、鏡のように反射した放射は、入力開口42によって集められない。しかしながら、処理された細胞が発生する特性ルミネセンスは一般的に全ての空間的方向に均一に放出される。即ち、各処理された細胞が点光源に対応することになる。従って、特性ルミネセンスの実質的な部分が入力開口42によって集められる。これは、入力開口42が生物学的スミア14上の放射ビーム軌道74の直近にあってそれと整列していること、また第1のファイバ端46の数値開口が大きいからである。集められた光は第1のファイバ端46へ入り、個々のファイバに沿って伝わり、そして第1のファイバ端46に対応する第2のファイバ端50において光ファイバ束40から出て行く。
特定の細胞が発生した特性ルミネセンスは、一般的には、第1のファイバ端46の全て、または殆どが集めることはないことが理解される。そうではなく、その細胞に密接している1本または数本の第1のファイバ端46だけが、それらから特性ルミネセンスを集める。例示実施の形態では、放射のスポットサイズは約7−14ミクロンであって(または、他の実施の形態では、7−15ミクロンまたは他の適切なサイズのスポット)、これは類似のサイズの細胞に対応しており、一方、各第1のファイバ端46は約50ミクロンの直径を有している。従って、掃引している放射ビーム64の任意の位置の特性ルミネセンスを見て集めるためには、1本または数本のファイバだけが必要であり得る。
しかしながら、ファイバ束40の第2の端44における第2のファイバ端50はコンパクトな出力開口52を形成するように配列されているので、特性ルミネセンスは、第1ファイバ端46のどれが特性ルミネセンスを集めたかには関係なく、出力開口52に対応するスペースの小さい領域から放射される。励起ビーム64が、入力開口48に平行な、そして典型的には入力開口48の下の軌道74に沿って掃引するにつれて、第1のファイバ端46の直近の1本または数本が特性ルミネセンスを集める。この特性ルミネセンスは、光ファイバ束40によってコンパクトな出力開口52へ伝えられる。
本発明の1つの適当な実施の形態では、第1のレンズ80は、出力開口52から∀10°の角度発散以内に発する光ビーム82を平行化する公知の光学設計方法を使用して設計されているレンズ組合せを含む。レンズ80からの平行化された光ビーム86の別々の部分を、少なくとも2つの別個の検出チャネル88及び90の1つへ導くために、ビームスプリッタ84が使用される。各別個の検出チャネルは、ブロッキングフィルタ88a、90aを組入れることができる。これらのフィルタは干渉フィルタであり、反射部分は使用される放射ビーム64の波長と一致し、透過部分は特性ルミネセンスの波長に対応する。当分野においては公知のように、光干渉フィルタは、光の入射角に強く依存する排除比を有している。1つの実際に構築された実施の形態に使用した干渉フィルタの例は、垂直入射の∀10°以内の光入射に対して106:1またはそれ以上の排除比を呈する。
更に図1を参照する。第2のレンズ88b、90bは、コンパクトな出力開口52を、第1の検出チャネル88及び第2の検出チャネル90の集束光学系と組合せることによって、平行化され、集められた光を光検出器配列88c、90c上に集束させる。各チャネルの光検出器88c、90cは、空間的に分配された線形入力開口48のために信号検出を行う単一の光検出器であることができる。処理された細胞が発生して集められた特性ルミネセンスの強度は典型的に低いので、光検出器88c、90cは光電子増倍管であることができる。当分野においては公知のように、光電子増倍管は、多段高電圧陰極における電子のカスケード増倍を通して実質的な信号利得が得られる。信号対雑音比を更に改善するために、検出チャネル88、90の光路を囲んで迷光に起因する雑音を実質的に減少させることができる。検出チャネル88及び90からの出力はコントローラ92へ送られ、ディスプレイ94上に表示されるイメージが生成される。
当業者ならば、検出チャネル88、90を、特定のイメージング状況に適応させるために、構成要素を付加、除去、または置換することによって変更することが可能であろう。また、2つの検出チャネルを示したが、2つより多いチャネルを有するシステムを設計することができよう。別の信号対雑音特性が要求される応用の場合には、光検出器88c、90cとしてフォトダイオードを使用することができる。
上述した実施の形態では、誘導発光が、サンプルの上に配列された開口48によって集められるようになっているが、図2に示すように、入力開口48’は下方から、即ち生物学的スミア14’とは反対のスライド16’の側からサンプル12’を見るように配列することができる。即ち、入力開口48’は、細胞の特性ルミネセンスに対して光透過性であるスライド16’を通して生物学的スミア14’を見る。スライド16’は、生物学的スミア14’の下の表面にコーティングしてある吸収バンドパスフィルタのようなレーザブロッキングフィルタ96(オプション)を含むこともできる。図2の実施の形態は、生物学的スミア14’上の放射ビーム軌道74’とほぼ一致する線形焦線を有するオプションとしての円筒形反射器98を更に含むことができる。円筒形反射器98は、集められる特性ルミネセンスの量を増加させることによって、若干のイメージング応用の信号対雑音比を改善することができる。円筒形反射器98は、図1の構成にも使用できることが理解されよう。
従来、上述したシステムにおいては、蛍光プローブが付着した細胞を走査する時に、各々が他とは異なる波長の蛍光を発する複数のプローブを使用すると有利であると考えられていた。このようなデュアルプローブシステムの例は、単一の、及び複数の励起源の使用を意図している。
単一源励起アプローチに固有の問題は、単一の励起レーザによる刺激では長めの波長での放出(例えば、第2のプローブの)が非効率的になり、レーザの波長がその放出に近い場合にはより効率的に励起されることである。更に、1つの励起源を用いるデュアルプローブから適切な放出比を得るためには、混合体内に長い波長放出がより高い濃度で存在することが望ましい。このような高濃度は放出比の広がりをもたらすことができ、また凝集生成をももたらし得る。プローブの濃度が低いとより効率的な励起で使用することができるから、複数の励起源の使用が考えられてきた。
図3には、デュアルプローブの使用に伴う問題が示されている。関心のある波長の例を示すために、透過パーセンテージ100を波長102の関数として図示してある。488nmに垂直線で示されている第1のレーザ波長104は、約520nmにピーク放出強度を有する蛍光放出106を有するFITCプローブを刺激するのに適するレーザ波長である。レーザ波長104とFITCプローブのピーク放出波長106との波長の差は、当分野において「ストークスシフト」として知られている。ストークスシフトは、吸収された量子と放出された量子の波長の差である。放出された波長は、エネルギ保存が原因で入射波長より長いか、または等しく、その差は材料の原子格子内に熱として吸収される。第1の放出フィルタ透過曲線108は、第1のレーザの何等かの望ましくない反射、及び他の不要周波数をフィルタし、ほぼ505nm乃至545nmの範囲内の所望のプローブ蛍光を実質的に透過可能にするのに適当である。
もし576nmにピーク放出強度を有する第2のR−PEプローブ110を、第1のプローブ106と同時に添加すれば、幾つかの問題が発生することが観測されている。第2のプローブからの放出がほぼ550nm乃至600nmの範囲内の第1のプローブからの放出とかなり重なり合い(信号クロストーク)、第1のプローブ放出と第2のプローブ放出とを区別するのを困難にする。上例では、ほぼ575nmから640nmまでの透過範囲を有する第2の放出フィルタ112を追加することができる。このフィルタは、第1のプローブ放出の殆どをブロックすることによって問題を部分的に軽減する。しかしながら、たとえ放出フィルタを使用したとしても、クロストークがかなり残留するので、同じ欠陥が未だ存在する。例えば、第1のプローブ106の放出のかなりな部分が第2の放出フィルタ112の透過曲線の透過帯内に伸びているので、システムの感度及び信号対雑音比が低下する。
上述した信号損失は、システム内に単一のレーザだけが含まれていること、及びレーザ波長と第2のプローブ110との波長の差が大きいために、第2のプローブが第1のプローブ程効率的に刺激されないという事実によってより重大になる。第2のプローブをより効率的に刺激するために、532nmの波長を放出する第2のレーザ波長114を使用し、第1のレーザ波長104と同時に放出させることが示唆されてきた。しかしながら、これは別の問題をもたらす。532nmの波長の第2のレーザ波長114は、第1の放出フィルタ108の透過範囲内に入る。このため、第2のレーザ波長114の反射が、第1のプローブ106からの誘導された放出として誤って検出され得る。
図4に、本発明の概念をより特定的に反映している励起放射及びその結果としての誘導のプロットを示す。
詳述すれば、図1に示すようなFASTシステム上で希細胞を走査する場合を含む多くの信号検出システムにおいて発生する自己蛍光が偽実体をもたらし得ることは公知である。これらの自己蛍光偽実体を打破するための上述した1つの技術は、異なる波長を放出する2つの異なるプローブを使用し、これらのプローブからの信号がシステムの両チャネル内にあることを検証する。しかしながら、他に理由がないのであれば、屡々使用される赤染料型プローブが緑染料型プローブよりも低効率であるので、このような解決方法は高価になり、時間を浪費し、そしてサンプルの準備及びデータ分析を複雑にし得る。一般的には、デュアルプローブ型システムにおいては、緑染料の約33倍も多くの赤染料を使用しなければならない。このことも、処理を複雑にし、高価にする。従って、プロセスステップを簡易化し、また処理コスト及びエラーを減少させるために、図4に示す本発明の概念では単一のプローブ110だけを使用する。更に、第2の入力または検出チャネル(例えば、赤チャネルまたはフィルタ)112のために意図された検出信号を発生させるために単一の励起源周波数104だけを使用することも提唱する。しかしながら、システムは、単一のプローブの放出周波数よりも光源(即ち、レーザ)の励起周波数に近い第1の入力または検出チャネル(例えば、緑チャネルまたはフィルタ)108をも含む。本発明の概念は、第1のチャネル108内で生成される自己蛍光信号118を利用することによって検出を改善する。第1のチャネルは励起源(例えば、レーザ)の励起周波数により近く、自己蛍光信号の周波数はプローブの放出周波数よりもレーザの励起周波数により近いから、第1のチャネル108内で生成される自己蛍光信号118は第2のチャネル112内の対応する自己蛍光信号よりも大きくなる。
偽実体を排除するために、チャネル108、112が試験される。一実施の形態では、この試験は、第2の検出チャネル(例えば、赤チャネル)に到達する自己蛍光の量を除去することを含む。例えば、第1の検出チャネル(例えば、緑チャネル)のある部分が、第2のチャネル(例えば、赤チャネル)から減算される。次いで、検出された赤染料信号が検出された緑染料信号よりも大きい位置だけが“実体ヒット”(自己蛍光によってもたらされた信号を排除する)を決定する。
本発明の別の試験は、2つのチャネルを比較することを含む。詳述すれば、第1のチャネル(例えば、緑チャネル)の信号が第2のチャネル(例えば、赤チャネル)よりも小さいと決定された場合には、第2のチャネル内の信号の全部を使用して対応イメージを生成する。第2の実施の形態は、イメージを生成するのに使用される信号の強度を増加させることができる。
より一般的な場合は、自己蛍光と、ラベル付けされた細胞との間の分離を識別するチャネル内の値の比を経験的に決定し、その比の数を使用して関心のある細胞を識別することであろう。
図4に関連して記述したプロセスをより詳細に説明するために、図5のフロー図を参照する。ステップ122において、単一のプローブを用いてサンプルが準備され、FASTシステムのようなスキャナシステムへ供給される。FASTシステムは、単一の光源、及び少なくとも2つの検出チャネルを含むように構成することが好ましい(ステップ124)。次いで、単一のレーザ源がサンプルを励起し(ステップ126)、単一プローブへの反応に従うサンプルからの光の放出、及び塵埃粒子、スライドの不完全性等に起因する自己蛍光をもたらす(ステップ128)。生成された光はスプリットされ(ステップ130)、少なくとも2つの別個の入力または検出チャネル内に集められる(ステップ132)。第1の検出チャネルは光源周波数により近いように配列されており、第2の検出チャネルは単一プローブの放出周波数により近いように配列されている。次いで、第1のチャネル及び第2のチャネル内に集められた光が調べられる(ステップ134)。例えば、光は、それぞれ第1及び第2のチャネルの第1及び第2の光路に沿って、それぞれ第1及び第2の出力/検出領域へ伝えられる。一実施の形態では、これらの出力/検出領域は光検出器であることができる。
一実施の形態では、この調査は、第1のチャネルの光信号を第2のチャネルの光信号から減算することを含む。別の実施の形態では、この調査は、各チャネル内の値の比較を含む。調査の後に、調査に基づく出力信号が生成される(ステップ136)。詳述すれば、第2チャネル内の光信号の残りが“実体ヒット”を表すものとして決定され、この信号に関連するデータが表示される。別の実施の形態、即ち比較実施の形態では、第2のチャネルの全光信号が“実体ヒット”を表示するために使用される。
図6は、応用の別の実施の形態を理解し易くするために使用されるシステムの簡易図である。例えば488nmのような単一の周波数で動作する単一のレーザ62からの光ビーム64は、回転多角形スキャナ配列140へ供給される。図示システムのスキャナ配列140は、電動機140bによって回転する多面鏡140a、及びフライホイール140cからなっている。電動機及びフライホイールが滑らかな回転を可能にし、信号のジッタを排除する。図示のように、このスキャナ配列は、オプションのレンズ配列70を通してレーザビームでサンプル12を走査する。
サンプル12の単一プローブからの誘導蛍光が受信され、光路142に沿って第1のレンズ80へ伝えられる。光路142からの集束された光ビーム82は二色鏡84によってスプリットされ、スプリットされた光ビームの選択的部分が第1の検出チャネル88及び第2の検出チャネル90によって受信される。各チャネルは、ブロッキングフィルタ88a及び90a、第2のレンズ配列88b及び90b、及び光検出器88c及び90cをそれぞれ含むように図示されている。この配列によって、光検出器の1つ(例えば、光検出器90c)は単一プローブからの蛍光、並びに両チャネルからの自己蛍光を検出することができ、検出された強度レベルを制御ユニット92へ送る。制御ユニット92は、ディスプレイ94上に表示またはイメージするための処理を開始する。
以上に、幾つかの実施の形態を特に細胞識別に関連して説明したが、この概念はこのような応用に限定されるものではない。添付図面に示したイメージャ装置の構成は特色を識別、または探知する多くのイメージング応用に適している。1つのこのような応用は、典型的に10乃至1万のDNA要素がアレイに配列されている(当分野においては、DNAチップとして知られている)生物学的分野に見出される。DNA要素は、選択された要素が蛍光タグを含むように処理される。図示した実施の形態は、多数のDNA要素を含むDNAチップ内のタグ付きDNA要素を識別するのに適している。上述した概念を実現することにより、イメージング装置は、既存技術の数倍も速くサンプルにアクセスすることができる。
好ましい実施の形態の特色を組入れるのに適するイメージング装置の斜視図である。 別の実施の形態の側面図であって、モーフされた光ファイバ束の第1の端付近を拡大して示している。 複数プローブを使用する場合の励起放射及びその結果として誘導された放射のプロットである。 単一のプローブだけを使用する場合の励起放射及びその結果として誘導された放射のプロットである。 本発明の概念による動作を説明するフローチャートである。 さらなる実施の形態の特色の概要図である。
符号の説明
10 イメージング装置(イメージャ)
12 サンプル
14 生物学的スミア
16 スライド
20 並進運動ステージ(スライドホールダ)
22 トラック
24 電動機
26 伝導装置
28、29 並進方向
40 光ファイバ束
42 第1の端
44 第2の端
46 第1のファイバ端
48 入力開口
50 第2のファイバ端
52 出力開口
60 走査放射(光)源
62 レーザ
64 励起光(放射ビーム)
66 ガルバノメータ
68 回転方向
70 集束レンズ
72 走査方向
74 線形軌道
80 第1のレンズ
82 出力光ビーム
84 ビームスプリッタ
86 平行化光ビーム
88、90 検出チャネル
92 電子制御ユニット
98 反射器
100 透過%
102 波長
104 第1のレーザ波長
106 ピーク放出波長
108 放出フィルタ透過範囲
110 第2のR−PEプローブ
112 第2の放出フィルタ
114 第2のレーザ波長
118 自己蛍光信号
140 回転多面鏡スキャナ
142 光路

Claims (2)

  1. 信号の自己蛍光を特定する方法であって、
    単一のプローブをサンプルに適用する工程、
    単一波長の光源を用いてサンプルを励起する工程、
    光源からある距離にサンプルから光を放出させる工程、
    放出された光をスプリットする工程、
    スプリットされた光を少なくとも2つの別個のチャネル内に集める工程であって、別個のチャネルの第1のチャネルは、別個のチャネルの第2のチャネルよりも光源の周波数に近く、第2のチャネルは、第1のチャネルよりも単一のプローブの発光周波数に近い、前記工程、
    第1のチャネル内に集められた光、及び第2のチャネル内に集められた光を、偽実体を排除するために調査する工程、及び
    調査に基づいて出力信号を発生する工程
    を含み、
    上記調査する工程は、前記第1のチャネル内の光信号の値を前記第2のチャネル内の光信号の値と比較する工程と、前記比較する工程が前記第2のチャネル内の光信号の値が前記第1のチャネル内の光信号の値よりも大きいことを決定するときに、前記第2のチャネル内の光信号の値が所望の信号であることを決定する工程とを含む
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記調査する工程は、前記第1のチャネルの光信号の値を前記第2のチャネルの光信号の値から減算して残り信号値を求める工程を含み、前記第2のチャネルの光信号の値が前記第1のチャネルの光信号の値よりも大きい時に、前記第2のチャネルの残り信号値を使用してイメージを生成することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
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