JPH08334466A - 蛍光測光方法及び装置 - Google Patents

蛍光測光方法及び装置

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JPH08334466A
JPH08334466A JP7139701A JP13970195A JPH08334466A JP H08334466 A JPH08334466 A JP H08334466A JP 7139701 A JP7139701 A JP 7139701A JP 13970195 A JP13970195 A JP 13970195A JP H08334466 A JPH08334466 A JP H08334466A
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sample
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photometry
photometric
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Tatsu Nakamura
竜 中村
Hiroshi Nishida
浩 西田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライドガラスに対する標本の相対的な位置
が蛍光染色の前後でずれたような場合でも、標本像同士
を容易に位置合わできる手段を提供する。 【構成】 標本2の自家蛍光を測光した後、標本2を蛍
光染色してその蛍光を測光し、染色後の蛍光の測光値か
ら自家蛍光の測光値を減算することにより前記標本の蛍
光測光値を求める方法において、自家蛍光の測光時にお
ける標本像と、染色後の蛍光の測光時における標本像と
をそれぞれ画像処理して、それら自家蛍光の測光時の標
本像と染色後の蛍光の測光時の標本像とを合致させる処
理のパラメータをパラメータ決定部37で決定し、その
パラメータを用いて自家蛍光の測光時の標本像と染色後
の蛍光の測光時の標本像とを合致させた後、演算処理部
38において染色後の蛍光の測光値から自家蛍光の測光
値を減算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば生物標本中に存
在する物質の定量解析などを行うために、蛍光を測光す
る方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】標本を蛍光染色し、蛍光染色後において
測光された標本の蛍光から、蛍光染色前において測光さ
れた、標本がもともと有している自家蛍光を減算するこ
とによって、標本の蛍光を測光する方法が知られてい
る。この方法は、例えば標本中に存在している特定の細
胞を定量解析する場合などにおいて、次のようにして実
際に活用されている。即ち、図3に示すように、先ず蛍
光染色を行う前において、顕微鏡のステージ上に配置さ
れたスライドガラス1の上に載置された標本2に励起光
を照射して蛍光を測光し、標本がもともと有している蛍
光(自家蛍光)の測光値を得る。次に、顕微鏡のステー
ジからスライドガラス1を一旦取り外し、標本2に含ま
れている所望の細胞に特異的に反応する蛍光物質を付け
る操作を行う(この蛍光物質を付ける操作を「蛍光染
色」という)。そして、蛍光染色後において、再び顕微
鏡のステージ上にスライドガラス1を配置し、標本2に
励起光を照射して蛍光物質の蛍光を測光し、その測光値
を得る。そして、蛍光物質の蛍光測光値から自家蛍光の
測光値を減算し、得られた値で標本2に含まれている所
望の細胞を定量解析する。この方法を利用することによ
って、透過観察では見ることが困難な細胞なども定量解
析できるようになる。
【0003】ところで、以上のように蛍光物質の蛍光測
光値から自家蛍光の測光値を減算するに際しては、蛍光
染色の前後において測光される標本像同士を位置合わせ
し、蛍光染色前に測光した標本像と蛍光染色後に測光し
た標本像とを同じ位置に重ね合わせることが必要であ
る。蛍光染色前後の標本像同士が位置ずれしていては、
正確な減算を行うことができず、精度の高い定量解析は
行うことはできない。そこで従来は、図3に示すように
スライドガラス1の表面の数カ所にマーク3を記載し、
蛍光染色の前後において顕微鏡のステージ上にこれらマ
ーク3が同じ位置に来るようにスライドガラス1を配置
することにより、位置合わせを行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のようにスライド
ガラス1に記載されたマーク3を用いて位置合わせをす
る方法は、図3に示すように、スライドガラス1に対す
る標本2の相対的な位置が蛍光染色の前後において一定
である場合は問題ない。しかし、図4に示すように、ス
ライドガラス1に対する標本2の相対的な位置が蛍光染
色の際に移動してしまったような場合は、この従来方法
では、蛍光染色前後の標本像同士を一致させることは、
もはや不可能となる。蛍光染色前後の標本像同士を一致
させなければ、正確な自家蛍光値の減算は困難となり、
その結果、標本中の部位によっては、蛍光測光による定
量解析ができなくなるという問題があった。
【0005】本発明は上記の課題に鑑み、スライドガラ
スに対する標本の相対的な位置が蛍光染色の前後でずれ
たような場合でも、標本像同士を容易に位置合わせでき
る手段を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、標本の
自家蛍光を測光した後、前記標本を蛍光染色してその蛍
光を測光し、染色後の蛍光の測光値から自家蛍光の測光
値を減算することにより前記標本の蛍光測光値を求める
方法において、前記自家蛍光の測光時における標本像
と、前記染色後の蛍光の測光時における標本像とをそれ
ぞれ画像処理して、それら自家蛍光の測光時の標本像と
染色後の蛍光の測光時の標本像とを合致させる処理のパ
ラメータを決定し、前記パラメータを用いて自家蛍光の
測光時の標本像と染色後の蛍光の測光時の標本像とを合
致させた後、染色後の蛍光の測光値から自家蛍光の測光
値を減算することを特徴とする蛍光測光方法が提供され
る。
【0007】この方法において、前記パラメータは、前
記自家蛍光の測光時の標本像を形成するピクセルと、前
記染色後の蛍光の測光時の標本像を形成するピクセルと
を合致させる座標変換とすることができる。また、前記
自家蛍光の測光時における標本像と、前記染色後の蛍光
の測光時における標本像とをそれぞれ画像処理する際、
前記標本から放射される蛍光よりも長い波長の光を前記
標本に照射することにより、それぞれの標本像を得るこ
とができる。
【0008】また本発明によれば、標本に励起光を照射
する照明手段と、前記標本を撮像すると共に標本から放
出された蛍光を測光する測光手段を備えた蛍光測光装置
において、前記標本を蛍光染色する前後において、前記
標本の像を取得して画像処理する画像処理手段と、前記
画像処理手段によって画像処理された、前記蛍光染色す
る前の標本像と前記蛍光染色した後の標本像とを合致さ
せる処理のパラメータを決定するパラメータ決定手段
と、前記パラメータを用いて、前記測光手段によって得
られる前記蛍光染色する前の測光時の標本像と前記蛍光
染色した後の蛍光の測光時の標本像とを合致させた後、
前記測光手段によって測光した前記蛍光染色した後の蛍
光の測光値から前記蛍光染色する前の測光時の測光値を
減算する演算手段を備えていることを特徴とする蛍光測
光装置が提供される。
【0009】この蛍光測光装置において、前記パラメー
タは、前記一方の像を形成するピクセルと、前記他方の
像を形成するピクセルとを合致させる座標変換とするこ
とができる。また、前記画像処理手段は、前記標本から
放射される蛍光よりも波長の長い光を前記標本に対して
照射する照射系と、前記標本からの光を受光する受光系
とを有する構成とすることができる。
【0010】
【作用】本発明では、蛍光染色前において標本の自家蛍
光を測光するときに、同時に標本像を得る。また、蛍光
染色後において標本の自家蛍光を測光するときにも、同
時に標本像を得る。そして、これら自家蛍光の測光時に
おける標本像と染色後の蛍光の測光時における標本像と
をそれぞれ画像処理し、それら標本像を合致させる処理
のパラメータを決定する。そして、そのパラメータを用
いて自家蛍光の蛍光像と染色後の蛍光像とを合致させた
後、染色後の蛍光の測光値から自家蛍光の測光値を減算
する。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の一実施例にかかる蛍光測光
装置の主として光学的構成を示す構成図である。図1に
おいて、光源10は短波長の励起光11を射出する。励
起光11の光路には、標本を励起させるために必要な特
定の波長の光のみを選択して透過する励起フィルタ12
が配置されている。例えば、細胞内のDNA量を測定す
るには、代表的な蛍光試薬としてDAPI等が知られて
おり、この場合は、励起フィルタによって波長が350
〜360nm程度の励起光11を選択して透過させる。
励起フィルタ12を配置しているので、光源10には、
例えばキセノンランプ、水銀ランプなども用いることが
できる。励起フィルタ12によって波長選択された励起
光11の光路にはリレーレンズ13、光軸に対して45
゜傾斜して配置されたダイクロイックミラー14、リレ
ーレンズ15、光軸に対して45゜傾斜して配置された
ダイクロイックミラー16、および対物レンズ17が順
次配置されている。ダイクロイックミラー14は、励起
光11は透過するが、標本2から発した蛍光20は反射
する。また、ダイクロイックミラー16は、励起光11
および標本2から発した蛍光20は反射するが、後述す
る透過光26は透過する。そして、ステージ18上に標
本2が載置されており、光源10で射出され対物レンズ
17で集光された励起光11が標本2にビームスポット
となって照射されている。
【0012】励起光11に励起され、標本2から発せら
れた蛍光20の光路は、励起光11の光路を一部逆進
し、ダイクロイックミラー14で反射する。先にも示し
たように、例えばDNA量の測定を行う場合であれば、
励起光の照射によってDAPIは波長460〜nmの蛍
光を発する。ダイクロイックミラー14で反射した後の
蛍光20の光路には集光レンズ21が配置されている。
そして、集光レンズ21で集光された蛍光20が蛍光検
出器22にビームスポットとなって入光している。蛍光
検出器22は蛍光20を検出して電気信号を出力する光
電変換素子を備え、その出力した電気信号を画像処理し
てモニタ23に蛍光像として映し出す。
【0013】一方、光源25は透過照明用の長波長の透
過光26を射出する。光源25には、例えばハロゲンラ
ンプを用いることができる。また、観察の目的によって
は他のキセノンランプ等も使用できる。透過光26の光
路には、励起光11および蛍光20よりも長い波長の光
のみを選択して透過する励起フィルタ27が配置されて
いる。このバンドパフィルタ27によって波長選択され
た透過光26が対物レンズ28で集光されて標本2にビ
ームスポットとなって照射されている。バンドパスフィ
ルタ27を透過する透過光26は、例えば波長が580
nm程度以上の橙黄色乃至赤色光又は近赤外線である。
【0014】標本2を透過した透過光26の光路は、蛍
光20と同様に励起光11の光路を一部逆進し、ダイク
ロイックミラー16を透過してミラー29で反射する。
ミラー29で反射した後の透過光26の光路には集光レ
ンズ30が配置されている。そして、集光レンズ30で
集光された透過光26が透過光検出器31にビームスポ
ットとなって入光している。透過光検出器31は透過光
26を検出して電気信号を出力する光電変換素子を備
え、その出力した電気信号を画像処理してモニタ23に
標本像として映し出す。
【0015】そして、モニタ23の背部には、第一メモ
リ35および第二メモリ36と、パラメータ決定部37
と、演算処理部38を備えている。図2をもとにして、
これらの機能を説明すると、第一メモリ35は、蛍光染
色を行う前の標本2から発せられ、蛍光検出器22によ
って測光されて、モニタ23に映し出された蛍光20の
測光値40を各ピクセル毎に記憶する。一方、第二メモ
リ36は、蛍光染色を行った後において標本2から発せ
られ、蛍光検出器22によって測光されて、モニタ23
に映し出された蛍光20の測光値41を各ピクセル毎に
記憶する。
【0016】パラメータ決定部37には、蛍光染色を行
う前の標本2の蛍光20(自家蛍光)の測光時において
透過光検出器31で測光された標本像の位置データ42
と、蛍光染色を行った後の標本2の蛍光20の測光時に
おいて透過光検出器31で測光された標本像の位置デー
タ43とが、それぞれ入力される。これにより、パラメ
ータ決定部37は、それら自家蛍光20の測光時の標本
像の位置と染色後の蛍光20の測光時の標本像の位置を
把握し、自家蛍光20の測光時の標本像を染色後の蛍光
20の測光時の標本像に合致させる処理のパラメータを
決定する。このパラメータ決定部37によって決定され
る処理のパラメータは、例えば、染色後の蛍光20の測
光時の標本像を形成するピクセルを、自家蛍光20の測
光時の(染色前の)標本像を形成するピクセルに合致さ
せるアドレスの座標変換である。
【0017】また、パラメータ決定部37には、先の第
二メモリ36に記憶した染色後の蛍光20の測光値41
が各ピクセル毎にそれぞれ入力される。そして、パラメ
ータ決定部37では、先に決定したパラメータを用いて
染色後の蛍光20の測光値41について座標変換を行
い、染色後の蛍光像を形成するピクセルを、自家蛍光の
蛍光像を形成するピクセルに合致させる処理を行う。こ
うして、パラメータ決定部37に入力された染色後の蛍
光20の測光値41は、この処理を経て、測光値41’
となってパラメータ決定部37から出力される。
【0018】演算処理部38には、先の第一メモリ35
に記憶した自家蛍光20の測光値と、先のパラメータ決
定部37で処理され出力された測光値41’が入力され
る。そして、自家蛍光20の測光値から、パラメータ決
定部37で処理された染色後の蛍光20の測光値41’
を各ピクセル毎に減算する。次に、この実施例の蛍光測
光装置の動作について説明する。先ず、蛍光染色を行う
前の標本2をステージ18に載置し、光源10で射出し
た励起光11を照射する。そして、標本2から発した蛍
光20(自家蛍光)を蛍光検出器22に入光させる。こ
れにより、モニタ23に蛍光像が映し出され、第一メモ
リ35に自家蛍光の測光値40が蛍光像の各ピクセル毎
に記憶される。また、光源25で射出した透過光26を
ステージ18上の標本2に照射する。そして、標本2を
透過した透過光26を透過光検出器31に入光させる。
これにより、モニタ23に標本像が映し出され、自家蛍
光の測光時における標本像の位置データ42がパラメー
タ決定部37に入力されて、自家蛍光の測光時における
標本像の位置が把握される。
【0019】自家蛍光の測光および自家蛍光の測光時に
おける標本像の位置の把握が終了したら、次に、観察者
は標本2をステージ18から一旦取り外し、標本2に含
まれている所望の細胞に特異的に反応する蛍光物質を付
けるための蛍光染色を行う。そして、蛍光染色後、再び
顕微鏡のステージ18上に標本2を載置する。そして、
再び光源10で射出した励起光11を照射し、標本2か
ら発した蛍光20を蛍光検出器22に入光させる。これ
により、モニタ23に蛍光像が映し出され、第二メモリ
36に蛍光染色後の蛍光の測光値41が蛍光像の各ピク
セル毎に記憶される。また、光源25で射出した透過光
26をステージ18上の標本2に照射する。そして、標
本2を透過した透過光26を透過光検出器31に入光さ
せる。これにより、モニタ23に標本像が映し出され、
蛍光染色後の蛍光の測光時における標本像の位置データ
43がパラメータ決定部37に入力されて、蛍光染色後
の蛍光の測光時における標本像の位置が把握される。
【0020】パラメータ決定部37は、こうして位置を
把握した自家蛍光の測光時の標本像と染色後の蛍光の測
光時の標本像を合致させる処理のパラメータを決定す
る。このパラメータは、例えば、染色後の蛍光の測光時
の標本像を形成するピクセルを、自家蛍光の測光時の標
本像を形成するピクセルに合致させるアドレスの座標変
換である。そして、パラメータ決定部37は、そのパラ
メータを用いて、染色後の蛍光像を形成するピクセル
を、自家蛍光の蛍光像を形成するピクセルに合致させる
処理を行い、処理済みの測光値41’を出力する。
【0021】そして、演算処理部38において、自家蛍
光の測光値から、パラメータ決定部37で処理された染
色後の蛍光の測光値41’を各ピクセル毎に減算する。
かくして、蛍光染色前後の標本像同士を一致させるパラ
メータを用いて染色後の蛍光像を形成するピクセルを、
自家蛍光の蛍光像を形成するピクセルに正確に合致させ
て減算を行うことができるようになり、測定精度が向上
する。
【0022】なお、以上の実施例では長波長の透過光2
6を射出するための光源25を、励起光11を射出する
光源10とは別に設けた例を説明した。しかし、蛍光染
色前後において標本像を一致させるパラメータを決定す
るためには、少なくとも蛍光染色前後において標本の位
置さえ取得できれば足り、標本像を得るために用いる光
の波長は特に赤外光などの長波長に限定しなくてもよ
い。例えば、実施例で説明したような光源25は省略
し、蛍光染色の前後において標本2の蛍光を測光する際
に、光源10から標本2に照射した励起光11のうち標
本2を透過した光を利用して標本像を得て、それぞれの
標本像を合致させるための処理のパラメータを決定する
構成とすることもできる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、染色後の蛍光像を形成
するピクセルを自家蛍光の蛍光像を形成するピクセルに
正確に合致させて減算できるので、定量解析などの測定
精度を向上させることができる。染色前後における標本
像を一致させるためのパラメータを決定するには、蛍光
測光と同時に透過像を取得するようにすれば、標本の画
像取得をする回数は最低二回で足りる。また、染色前後
における標本の位置合わせに蛍光像ではなく透過像を用
いているので、自家蛍光の輝度分布や染色後の標本の蛍
光輝度分布と無関係に、純粋に標本の位置合わせを行う
ことができる。
【0024】なお、標本像を取得するために標本に照射
する光の波長はどのようなものでも良いが、例えば近赤
外線などのように、標本から放射される蛍光よりも長い
波長の光を用いて標本像を取得するようにすれば、標本
を染色した蛍光色素などを褪色させることが少なく、蛍
光測光に影響を及ぼさない。この場合、蛍光測光と標本
像の画像処理とを同時に行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる蛍光測光装置の構成図
である。
【図2】実施例にかかる蛍光測光装置の動作を説明する
フロー図である。
【図3】従来技術の説明図である。
【図4】従来技術の問題点の説明図である。
【符号の説明】
2 標本 10 光源 11 励起光 14、16 ダイクロイックミラー 18 ステージ 20 蛍光 22 蛍光検出器 23 モニタ 25 光源 26 透過光 31 透過光検出器 35 第一メモリ 36 第二メモリ 37 パラメータ決定部 38 演算処理部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標本の自家蛍光を測光した後、前記標本
    を蛍光染色してその蛍光を測光し、染色後の蛍光の測光
    値から自家蛍光の測光値を減算することにより前記標本
    の蛍光測光値を求める方法において、 前記自家蛍光の測光時における標本像と、前記染色後の
    蛍光の測光時における標本像とをそれぞれ画像処理し
    て、それら自家蛍光の測光時の標本像と染色後の蛍光の
    測光時の標本像とを合致させる処理のパラメータを決定
    し、 前記パラメータを用いて自家蛍光の測光時の標本像と染
    色後の蛍光の測光時の標本像とを合致させた後、染色後
    の蛍光の測光値から自家蛍光の測光値を減算することを
    特徴とする、蛍光測光方法。
  2. 【請求項2】 前記パラメータは、前記自家蛍光の測光
    時の標本像を形成するピクセルと、前記染色後の蛍光の
    測光時の標本像を形成するピクセルとを合致させる座標
    変換である、請求項1に記載の蛍光測光方法。
  3. 【請求項3】 前記自家蛍光の測光時における標本像
    と、前記染色後の蛍光の測光時における標本像とをそれ
    ぞれ画像処理する際、前記標本から放射される蛍光より
    も長い波長の光を前記標本に照射することにより、それ
    ぞれの標本像を得ることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の蛍光測光方法。
  4. 【請求項4】 標本に励起光を照射する照明手段と、前
    記標本を撮像すると共に標本から放出された蛍光を測光
    する測光手段を備えた蛍光測光装置において、 前記標本を蛍光染色する前後において、前記標本の像を
    取得して画像処理する画像処理手段と、 前記画像処理手段によって画像処理された、前記蛍光染
    色する前の標本像と前記蛍光染色した後の標本像とを合
    致させる処理のパラメータを決定するパラメータ決定手
    段と、 前記パラメータを用いて、前記測光手段によって得られ
    る前記蛍光染色する前の測光時の標本像と前記蛍光染色
    した後の蛍光の測光時の標本像とを合致させた後、前記
    測光手段によって測光した前記蛍光染色した後の蛍光の
    測光値から前記蛍光染色する前の測光時の測光値を減算
    する演算手段を備えていることを特徴とする、蛍光測光
    装置。
  5. 【請求項5】 前記パラメータは、前記一方の像を形成
    するピクセルと、前記他方の像を形成するピクセルとを
    合致させる座標変換である、請求項4に記載の蛍光測光
    装置。
  6. 【請求項6】 前記画像処理手段は、前記標本から放射
    される蛍光よりも波長の長い光を前記標本に対して照射
    する照射系と、前記標本からの光を受光する受光系とを
    有することを特徴とする請求項4又は5に記載の蛍光測
    光装置。
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