JP4299938B2 - 板状体の加工装置への搬入、搬出方法 - Google Patents

板状体の加工装置への搬入、搬出方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送方向の長さがL1であり該搬送方向への搬送手段を有しない熱板よる加熱装置等の加工装置に、搬送方向の長さがL1と等しいか又は小さいL2のベニヤ単板(以下単板という)等板状体を、該搬送方向上手側より搬入して加工装置の所定位置で停止させ、板状体の乾燥等の加工を終了した後、加工装置の該搬送方向下手側より板状体を搬出する板状体の加工装置への搬入、搬出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば搬送方向の長さがL1の熱板よる加熱装置に、搬送方向の長さがL1と等しいか又は小さいL2の未乾燥単板を、該搬送方向上手側より搬入して加工装置の所定位置で停止させ、未乾燥単板の乾燥終了後、加熱装置の該搬送方向下手側より乾燥された単板を搬出する場合、加熱装置に搬送手段が無いので、加熱装置の箇所にある未乾燥単板を移動させるための特別の装置を設けて行っていた。
即ち、例えば側面説明図である図24及び図24の一点鎖線A−Aより矢印方向を見た部分平面説明図である図25に示す様に、固定の下側熱板101に対し上側熱板103を上下動自在に設け加熱装置を構成する。加熱装置の搬入側には矢印の方向に常時回動する搬入ロール105を、また搬出側には後述する様に乾燥された単板115を挟持する間隔で配置され上側ロールが従動回転自在で且つ下側ロールが常時矢印方向に回動する上下一対のロール107を設けてある。
また図24では便宜上示さなかったが、図25に示す様に、熱板101の後述する単板搬送方向と直交する方向の両外側には、単板移動装置を設けている。この単板移動装置は、一方側だけを図25で示すが、先端に当接部109を有し軸111を中心とし回動自在のアーム113を図示の位置に設ける。アーム113は通常は実線で示す位置で待機しており、アーム113をシリンダ等の作動装置(図示せず)により矢印の様に回動させて当接部109を二点鎖線で示す109a、109bの位置まで移動させることができる。
尚、図25では示さないが、この単板移動装置と相対して熱板101の外側に設ける他方の単板移動装置は、当接部109、軸111、アーム113の構成が図25の左右方向の仮想線に対し対称な状態となっており、また図25で示したアーム113と一体的に作動して後述する様に、未乾燥単板または乾燥された単板を移動させる。
以上の装置で、図24の右側から未乾燥単板115を搬入ロール105により搬送し、未乾燥単板115が搬入ロール105から離れ熱板101上に乗り移ると、未乾燥単板115に搬送力を与える部材が作用しないため、未乾燥単板115は熱板101上の図24で示す位置で停止する。
次いで両単板移動装置を作動させて図25のアーム113は反時計回りに回動させ、各当接部109を未乾燥単板115の搬送方向上手側端部に当接させて未乾燥単板115を熱板101上で移動させる。各当接部109が109aで示す位置に到達すると各アーム113の回動を停止させ、未乾燥単板115は図26で示す位置で停止する。次に各アーム113、例えば図25で示すアーム113は時計方向に回動させて実線で示す位置で待機させた後、図26に示す様に熱板103を下降させて未乾燥単板115を熱板101の間で所定時間圧締し乾燥させる。
乾燥後、図27に示す様に熱板103を上昇待機させ、次いで両単板移動装置を作動させて図25のアーム113は再び反時計回りに回動させ、当接部109を乾燥された単板115の搬送方向上手側端部に当接させて乾燥された単板101を移動させる。109bで示す位置まで当接部109が到達すると、アーム113の回動を停止させるが、当接部109で移動させられた単板115の搬送方向下手側端部が一対のロール107にかみ込まれ、以後ロール107により単板115は加熱装置から搬出される。
【0003】
【発明が解決すべき課題】
従来の方法は例えば前記の様に行っていたので、単板等の板状体が搬送手段を有しない熱板よる加熱装置等の加工装置への搬入、搬出を可能とするため装置化した場合、前記の当接部109、アーム113等の特別の単板移動装置を必要とし、装置としてのコストが大となり、又これら装置の保守管理も煩雑であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はこれら課題を解決するために、搬送方向の長さがL1であり前記搬送方向への搬送手段を有しない加工装置に、前記搬送方向の長さがL1と等しいか又は小さいL2の板状体を、前記搬送方向上手側より搬入して加工装置の所定位置で停止させ、加工装置による板状体の加工終了後、加工装置の前記搬送方向下手側より板状体を搬出する板状体の搬入、搬出方法であって、搬入部材により、少なくとも先行板状体の前記搬送方向下手側の一部を加工装置へ搬入した後に、搬入部材による先行板状体の搬入を停止する工程、先行板状体を加工装置で加工する工程、搬入部材により後続板状体を前記搬送方向へ搬入し、該後続板状体の前記搬送方向下手側端部を先行板状体の該方向上手側端部へ当接させた状態で、先行板状体を前記搬送方向下手側端部が加工装置の前記搬送方向下手側へ突出するまで移動させ、一方、少なくとも後続板状体の前記搬送方向下手側の一部を加工装置へ搬入した後に、搬入部材による先行板状体の搬入を停止する工程、先行板状体の加工装置から前記突出した部分に搬出部材を作用させ、先行板状体を加工装置から搬出する工程とから構成されるものである。
また同じく前記板状体の搬入、搬出方法において、搬入部材により、少なくとも先行板状体の前記搬送方向下手側の一部を加工装置へ搬入した後に、搬入部材による先行板状体の搬入を停止する工程、搬入部材により後続板状体を搬入し、該後続板状体の前記搬送方向下手側端部を前記停止している先行板状体の該方向上手側端部に当接させた状態で、先行板状体を加工装置の所定位置へ移動させた後、搬入部材による後続板状体の搬入を停止する工程、加工装置内にある先行板状体及び後続板状体の一部を加工装置で加工する工程、搬入部材により前記後続板状体を前記搬送方向への搬入を再開し、後続板状体の前記搬送方向下手側端部を先行板状体の前記搬送方向上手側端部へ当接させた状態で、先行板状体の少なくとも前記搬送方向下手側端部を加工装置から突出するまで移動させた後、搬入部材による後続板状体の搬入を停止する工程、先行板状体の加工装置から突出した部分に搬出部材を作用させ、先行板状体を加工装置から搬出する工程とからなる構成であってもよい。
更には同じく前記板状体の搬入、搬出方法において、搬入部材により、少なくとも先行板状体の第1搬送方向下手側の一部を加工装置へ搬入した後に、搬入部材による先行板状体の搬入を停止する工程、搬入部材により後続板状体を搬入し、該後続板状体の第1搬送方向下手側端部を前記停止している先行板状体の該方向上手側端部に当接させた状態で、先行板状体を加工装置の所定位置へ移動させた後、搬入部材による後続板状体の搬入を停止する工程、搬入部材により前記後続板状体を、第1搬送方向と逆方向である第2搬送方向に搬送させ、前記後続板状体が加工装置から所定距離離れると搬入部材による後続板状体の前記第2搬送方向への搬送を停止する工程、先行板状体を加工装置で加工する工程、搬入部材により前記後続板状体を第1搬送方向へ搬入し後続板状体の第1搬送方向下手側端部を先行板状体の該方向上手側端部へ当接させた状態で、先行板状体の少なくとも第1搬送方向下手側端部を加工装置から突出するまで移動させた後、搬入部材による後続板状体の搬入を停止する工程、先行板状体の加工装置から突出した部分に搬出部材を作用させ、先行板状体を加工装置から搬出する工程とからなる構成であってもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に請求項3に記載された発明の実施の形態(以下第1実施の形態という)を説明する。
図1に示す様に、図1の左右方向となる単板の搬送方向の長さが、未乾燥単板11の同方向の長さより長い一対の熱板1、3において、固定の下側熱板1に対し、上側熱板3を上下動自在に設け、加熱装置Hを構成する。加熱装置Hの搬入側には、乾燥する未乾燥単板11を挟持する間隔に配置され上側ロールが従動回転自在で且つ下側ロールが矢印で示す方向に互いに同じ早さでの正回転及び矢印と反対の逆回転とが自在の上下一対の搬入ロール5、7を、また搬出側には乾燥した単板11を挟持する間隔に配置され上側ロールが従動回転自在で且つ下側ロールが搬入ロール5、7の下側ロールの正回転時と同じ早さで常時矢印方向に回動する上下一対の搬出ロール9を各々配置する。
また搬入ロール5、7の搬入側には、未乾燥単板11の搬送方向の長さを考慮し、後述する様に、後続の未乾燥単板11aに押されて移動する先行の未乾燥単板11が乾燥されるための所定位置に到達した際に、該後続の未乾燥単板11aの搬送方向上手側端部の通過を検知する位置に拡散反射式光スイッチ13を設け、該スイッチ13からの検知信号により後述する様に搬入ロール5、7の下側のロールの回転等を制御する制御装置(図示せず)を備える。
【0006】
本発明の実施の形態は例えば以上の様に構成するもので、以下の様に未乾燥単板11を加熱装置Hに搬入し、乾燥後搬出する。
即ち、図1に示す様に加熱装置Hの上側熱板3を上昇待機させた状態で、搬入ロール5、7により未乾燥単板11を繊維方向を搬入方向として加熱装置Hへ向けて搬入する。そこで未乾燥単板11は搬送され両熱板1、3の間に移動するが、未乾燥単板11の搬送方向上手側端部が搬入ロール5から離れると、未乾燥単板11を搬送するための力を与えるものが無くなり、図2に示す様に、未乾燥単板11は搬送方向上手側端部が熱板1より搬送方向上手側へ突出した状態で停止する。
次に図3に示す様に、後続の未乾燥単板11aを搬入ロール5、7で搬入し、未乾燥単板11aの搬送方向下手側端部を図4に示す様に熱板1上の未乾燥単板11の同方向上手側端部に当接させる。そこで未乾燥単板11は未乾燥単板11aにより押されて搬送方向に移動し、図5に示す様に、未乾燥単板11が加熱装置Hの所定位置に到達したことが、未乾燥単板11aの搬送方向上手側端部の通過がスイッチ13により検知されることで確認され、検知信号が出される。該検知信号を受けた制御装置からの制御信号で搬入ロール5、7の各下側ロールが回動を停止し、次いで同じく制御装置からの制御信号により設定された微小時間、例えば1秒間だけ、図6に示す様に、搬入ロール5、7の各下側ロールを前記とは逆の方向に回動させる。前記1秒間経過した後、同じく制御装置から信号を出し搬入ロール5、7の各下側ロールの回動を停止させる。
次いで制御装置からの制御信号により上側熱板3を下降させ、図7に示す様に未乾燥単板11を所定時間下側熱板1との間で予め設定された時間挟持し乾燥させることにより、乾燥単板11とする。
【0007】
設定された時間が経過した後、制御装置からの制御信号により図8に示す様に、上側熱板3を上昇待機させ次いで搬入ロール5、7を矢印で示す方向に回動させる。そこで、未乾燥単板11aの搬送方向下手側端部が図9に示す様に、乾燥単板11の同方向上手側端部に再び当接され、乾燥単板11は未乾燥単板11aにより押されて搬送方向に移動し、図10に示す様に、乾燥単板11の搬送方向下手側端部が熱板1より搬送方向下手側へ突出すると、搬出ロール9に挟持される。
その結果、乾燥単板11は未乾燥単板11aから押されつつ搬出ロール9からも搬送力を受けて移動し、図11に示す様に、未乾燥単板11aの搬送方向上手側端部が搬入ロール5から離れると、未乾燥単板11の場合と同様に未乾燥単板11aは搬送方向上手側端部が熱板1より搬送方向上手側へ突出した状態で停止し、一方、乾燥単板11は搬出ロール9だけから受ける搬送力により搬送され加熱装置Hから搬出される。
次に熱板1上で停止した未乾燥単板11aに対しては、次の後続未乾燥単板11bを図12に示す様に搬入ロール5、7で搬入し、未乾燥単板11bの搬送方向下手側端部を、図4に示した未乾燥単板11と未乾燥単板11aとの場合と同様に、熱板1上の未乾燥単板11aの同方向上手側端部に当接させる。以後、図5から図12で示した未乾燥単板11と未乾燥単板11aを移動または停止させる動作を繰り返して、加熱装置Hに順次未乾燥単板を搬入し且つ乾燥された単板を搬出するのである。
以上の実施の形態によれば、加熱装置Hに未乾燥単板を搬入し且つ搬出することを、特別の装置を必要とせず、搬送部材の駆動、逆方向への駆動及び停止を行うだけで実施でき、装置としても安価で保守管理も容易となるのである。
【0008】
次に発明の実施の形態の変更例を説明する。
1、前記第1実施の形態では、図2で示した様に、搬送方向上手側端部が熱板1より搬送方向上手側へ突出した状態で停止した先行する未乾燥単板11に対し、後続の未乾燥単板11aの搬送方向下手側端部を当接させて未乾燥単板11を熱板1の所定位置まで移動させたが、請求項1に記載された発明の様に構成してもよい。
即ち、例えば図2で示した様に未乾燥単板11の端部が搬送方向上手側へ突出した状態で未乾燥単板11を加熱装置Hにより乾燥しても問題がなければ、後続の未乾燥単板11aの搬送方向下手側端部を当接させて未乾燥単板11を熱板1の所定位置まで移動させる工程を省略しても良い。
この場合、図13に示す様に、熱板1及び3により先行の未乾燥単板11を挟持し乾燥させ、次いで熱板3を上昇待機させた後、図14に示す様に後続する未乾燥単板11aを搬入ロール5、7で搬入して乾燥単板11に当接させて移動させ、図10で説明した様に、加熱装置Hから搬出ロール9により乾燥単板11を搬出するのである。
2、前記第1実施の形態では、図5で説明した様に先行する未乾燥単板11を後続の未乾燥単板11aで押して加熱装置Hの所定位置へ移動させた後、図6で示した様に未乾燥単板11aを搬送方向と逆方向に移動させた後、熱板3を下降させて未乾燥単板11を乾燥させたが、請求項2に記載された発明の様に構成してもよい。
即ち、前記第1実施の形態を利用して説明すると、未乾燥単板11が未乾燥単板11aにより押されて搬送方向に移動し、図5に示す様に、未乾燥単板11aの搬送方向上手側端部の通過がスイッチ13により検知され該検知信号を受けた制御装置からの制御信号で搬入ロール5、7の各下側ロールの回動を停止させる。その後、未乾燥単板11aを逆方向に移動させることなく搬入ロール5、7の各下側ロールを停止させた状態で熱板3を下降させ、図15に示す様に未乾燥単板11と共に未乾燥単板11aの搬送方向下手側端部も同時に乾燥させるのである。乾燥後熱板3を上昇待機させ、次いで図16に示す様に搬入ロール5、7の各下側ロールを矢印の方向に回動させ、一部が乾燥された未乾燥単板11aにより乾燥単板11を押して、加熱装置Hから乾燥単板11を搬出ロール9により搬出する。
未乾燥単板11aは、図15の未乾燥単板11と同様に、更に後続の未乾燥単板により押されて、図15の未乾燥単板11の位置に至ると、後続の未乾燥単板により押すことを中止し、同じく未乾燥単板11aと後続の未乾燥単板の搬送方向下手側端部を同時に乾燥するのである。
【0009】
3、前記第1実施の形態では、図5を示して説明した様に、後続の未乾燥単板11aに押されて移動する未乾燥単板11が乾燥装置Hの所定の位置に到達したことを確認するために反射式光スイッチ13を用いたが、該スイッチ13を用いず、以下の様に構成しても良い。
即ち例えば図1で備えた熱板1、熱板3からなる加熱装置H、搬入ロール5、7、搬出ロール9、同様に備え、更に図17に示す様に、加熱装置Hと搬入ロール5、7との間に、実線で示す位置と点線で示す位置との間を矢印で示す様に回動自在で搬送方向と直交する方向の長さが未乾燥単板11の長さより長いストッパ15を設けるのである。
該ストッパ15の回動の制御は制御装置(図示せず)により以下の様に行い、未乾燥単板17、17a、17b・・を順次搬入、搬出するのである。
図17でストッパ15を実線で示す位置に待機させておき、図1で示した場合と同様に未乾燥単板17を搬入ロール5、7により搬入し、未乾燥単板17の搬送方向下手側先端をストッパ15に当接させ、未乾燥単板17の移動を停止させる。このことにより未乾燥単板17が、ストッパ15に対し未乾燥単板17の搬送方向下手側先端が傾斜した状態で搬入された場合でも、該先端がストッパ15に倣い未乾燥単板17の姿勢が修正される。
次いでストッパ15を図17で点線で示す位置に回動させると、未乾燥単板17は搬入ロール5、7により加熱装置Hへと搬入され、搬入ロール5、7から離れると、第1実施の形態と同様に、図18で示す様に未乾燥単板17は熱板1上で待機する。
次に図18で実線で示す位置にストッパ15を回動し待機させた後、後続の未乾燥単板17aを搬入ロール5、7により搬入し未乾燥単板17aの搬送方向下手側先端をストッパ15に当接させ、未乾燥単板17aの移動を停止させる。この当接により未乾燥単板17の場合と同様に姿勢が修正されると共に、加熱装置Hと未乾燥単板17aの該下手側先端との距離が一定な値に規制される。
【0010】
当接した後、図19示す位置にストッパ15を回動し待機させると、未乾燥単板17aは搬入ロール5、7により搬入されるが、この時点から制御装置に設けた電子式タイマ(図示せず)を作動させる。該タイマは、搬入される未乾燥単板17aが未乾燥単板17に当たり未乾燥単板17を押しつつ移動し、図20に示す位置に未乾燥単板17が移動するために必要な時間が経過すると作動信号を出す様に予め設定されている。そのため未乾燥単板17が図20に示す位置に移動すると、該タイマから作動信号が出て、搬入ロール5、7を停止させ且つ図21に示す様に逆転させる。
この逆転させた時点で制御装置に設けた別の電子式タイマ(図示せず)を作動させる。該タイマは、未乾燥単板17aが図21に示す位置に後退移動するために必要な時間が経過すると作動信号を出す様に予め設定されている。そのため未乾燥単板17aが図21に示す位置に移動すると、該別の電子式タイマから作動信号が出て、搬入ロール5、7の逆転を停止させ、未乾燥単板17aを停止させる。
次いで図21に示す様に熱板3を下降させ所定時間乾燥した後、図22に示す様に熱板3を上昇待機させ、次に停止していた搬入ロール5、7を矢印で示す方向に回転させ、未乾燥単板17aを加熱装置Hへ搬入する。そこで未乾燥単板17は未乾燥単板17aに押されて移動し、第1実施の形態と同様に、未乾燥単板17は搬出ロール9に挟持され図22に示す様に加熱装置Hから搬出される。また未乾燥単板17aは搬入ロール5、7から離れて図22で示す位置で停止する。
次に、図23示す位置にストッパ15を回動し待機させ、更に後続の未乾燥単板17bを搬入ロール5、7で搬入して未乾燥単板17aの搬送方向下手側先端をストッパ15に当接させ、以下図18で未乾燥単板17aをストッパ15に当接させ場合と同様の動作で順次未乾燥単板を加熱装置Hに搬入し、乾燥後搬出するのである。
【0011】
4、加工装置の一例である加熱装置Hへの搬入部材としては搬入ロール5、7の他に、駆動回転させられるプーリ及び従動回転自在のプーリにベルトを掛け渡して構成したもの等、通常板状体を搬送するために用いる装置であれば何でもよい。
5、板状体としては、単板の他、合板等の積層材、MDF等の木質板材、製材により得られた板材等であっても良い。
6、加工装置としては、前記加熱装置の他、冷圧装置等搬送手段を有しない板状体の加工装置であれば何でもよい。
【0012】
【発明の効果】
以上の様に本発明によれば、搬送手段を有しない加工装置への板状体の搬入、搬出が簡単な構成で実施することができ、装置としても安価となる。また実施した場合の装置の保守管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態の側面説明図である。
【図2】発明の実施の形態の作動説明図である。
【図3】発明の実施の形態の作動説明図である。
【図4】発明の実施の形態の作動説明図である。
【図5】発明の実施の形態の作動説明図である。
【図6】発明の実施の形態の作動説明図である。
【図7】発明の実施の形態の作動説明図である。
【図8】発明の実施の形態の作動説明図である。
【図9】発明の実施の形態の作動説明図である。
【図10】発明の実施の形態の作動説明図である。
【図11】発明の実施の形態の作動説明図である。
【図12】発明の実施の形態の作動説明図である。
【図13】変更例の作動説明図である。
【図14】変更例の作動説明図である。
【図15】変更例の作動説明図である。
【図16】変更例の作動説明図である。
【図17】変更例の作動説明図である。
【図18】変更例の作動説明図である。
【図19】変更例の作動説明図である。
【図20】変更例の作動説明図である。
【図21】変更例の作動説明図である。
【図22】変更例の作動説明図である。
【図23】変更例の作動説明図である。
【図24】従来装置の側面説明図である。
【図25】図17の一点鎖線A−Aより矢印方向を見た平面説明図である。
【図26】従来装置の作動説明図である。
【図27】従来装置の作動説明図である。
【符号の説明】
1・・熱板
3・・熱板
5・・搬入ロール
7・・搬入ロール
9・・搬出ロール
11・・未乾燥単板
11a・・未乾燥単板
11b・・未乾燥単板

Claims (3)

  1. 搬送方向の長さがL1であり前記搬送方向への搬送手段を有しない加工装置に、前記搬送方向の長さがL1と等しいか又は小さいL2の板状体を、前記搬送方向上手側より搬入して加工装置の所定位置で停止させ、加工装置による板状体の加工終了後、加工装置の前記搬送方向下手側より板状体を搬出する板状体の搬入、搬出方法であって、
    搬入部材により、少なくとも先行板状体の前記搬送方向下手側の一部を加工装置へ搬入した後に、搬入部材による先行板状体の搬入を停止する工程、
    先行板状体を加工装置で加工する工程、
    搬入部材により後続板状体を前記搬送方向へ搬入し、該後続板状体の前記搬送方向下手側端部を先行板状体の該方向上手側端部へ当接させた状態で、先行板状体を前記搬送方向下手側端部が加工装置の前記搬送方向下手側へ突出するまで移動させ、一方、少なくとも後続板状体の前記搬送方向下手側の一部を加工装置へ搬入した後に、搬入部材による後続板状体の搬入を停止する工程、
    先行板状体の加工装置から前記突出した部分に搬出部材を作用させ、先行板状体を加工装置から搬出する工程、
    とからなる板状体の加工装置への搬入、搬出方法。
  2. 搬送方向の長さがL1であり前記搬送方向への搬送手段を有しない加工装置に、前記搬送方向の長さがL1と等しいか又は小さいL2の板状体を、前記搬送方向上手側より搬入して加工装置の所定位置で停止させ、板状体の加工終了後、加工装置の前記搬送方向下手側より板状体を搬出する板状体の搬入、搬出方法であって、
    搬入部材により、少なくとも先行板状体の前記搬送方向下手側の一部を加工装置へ搬入した後に、搬入部材による先行板状体の搬入を停止する工程、
    搬入部材により後続板状体を搬入し、該後続板状体の前記搬送方向下手側端部を前記停止している先行板状体の該方向上手側端部に当接させた状態で、先行板状体を加工装置の所定位置へ移動させた後、搬入部材による後続板状体の搬入を停止する工程、
    加工装置内にある先行板状体及び後続板状体の一部を加工装置で加工する工程、
    搬入部材により前記後続板状体を前記搬送方向への搬入を再開し、後続板状体の前記搬送方向下手側端部を先行板状体の前記搬送方向上手側端部へ当接させた状態で、先行板状体の少なくとも前記搬送方向下手側端部を加工装置から突出するまで移動させた後、搬入部材による後続板状体の搬入を停止する工程、
    先行板状体の加工装置から突出した部分に搬出部材を作用させ、先行板状体を加工装置から搬出する工程、
    とからなる板状体の加工装置への搬入、搬出方法。
  3. 第1搬送方向の長さがL1であり第1搬送方向への搬送手段を有しない加工装置に、第1搬送方向の長さがL1と等しいか又は小さいL2の板状体を、第1搬送方向上手側より搬入して加工装置の所定位置で停止させ、板状体の加工終了後、加工装置の第1搬送方向下手側より板状体を搬出する板状体の搬入、搬出方法であって、
    搬入部材により、少なくとも先行板状体の第1搬送方向下手側の一部を加工装置へ搬入した後に、搬入部材による先行板状体の搬入を停止する工程、
    搬入部材により後続板状体を搬入し、該後続板状体の第1搬送方向下手側端部を前記停止している先行板状体の該方向上手側端部に当接させた状態で、先行板状体を加工装置の所定位置へ移動させた後、搬入部材による後続板状体の搬入を停止する工程、
    搬入部材により前記後続板状体を、第1搬送方向と逆方向である第2搬送方向に搬送させ、前記後続板状体が加工装置から所定距離離れると搬入部材による後続板状体の前記第2搬送方向への搬送を停止する工程、
    先行板状体を加工装置で加工する工程、
    搬入部材により前記後続板状体を第1搬送方向へ搬入し後続板状体の第1搬送方向下手側端部を先行板状体の該方向上手側端部へ当接させた状態で、先行板状体の少なくとも第1搬送方向下手側端部を加工装置から突出するまで移動させた後、搬入部材による後続板状体の搬入を停止する工程、
    先行板状体の加工装置から突出した部分に搬出部材を作用させ、先行板状体を加工装置から搬出する工程、
    とからなる板状体の加工装置への搬入、搬出方法。
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