JP4299190B2 - フロアパネルの取付構造、フロアパネルを取付用パネル押さえおよびフロアパネル取付用パネル押さえのための回転工具 - Google Patents

フロアパネルの取付構造、フロアパネルを取付用パネル押さえおよびフロアパネル取付用パネル押さえのための回転工具 Download PDF

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Description

本発明は、フロアパネルの取付構造、フロアパネルを取付用パネル押さえおよびフロアパネル取付用パネル押さえのための回転工具に関するものである。
ビル等の室の床面は、二重床構造とされることが多くなっている。すなわち、基準床面に設置された支承部材上にフロアパネルを設置することによって、フロアパネルを基準床面から所定高さだけ高くなるように配設して、このフロアパネルと基準床面との間に各種配線等を配設する空間を確保することが多くなっている。
上記支承部材は、基準床面上の所望高さ位置に設置されたパネル受けを有して、このパネル受け上に、例えば略正方形とされた所定規格の大きさとされたフロアパネルの角隅部が載置される。そして、フロアパネルのがたつき防止等のために、パネル押さえを上記支承部材の取付ねじ部に螺合して、フロアパネルの角隅部をパネル受けとパネル押さえとで上下方向から挟持することが行われている。
上記支承部材は、通常は、上記パネル受けの他に、基準床面に固定される基板と、基板から上方に伸びると共に外周に雄ねじ部が形成された支持脚部とをさらに有して、上記パネル受けが指示脚部に螺合されると共に、その螺合位置を変更することにより、フロアパネルの高さ位置の微調整が可能とされる。そして、パネル受けの上下方向位置の変動防止のために、別途支持脚部にロックナットを螺合することも行われている。支承部材における上記取付ねじ部は、例えば、上記支持脚部の雄ねじ部あるいは上記ロックナットの外周に形成された雄ねじ部によって構成される。
パネル押さえは、フロアパネルの角隅部を上方から押圧するためのフランジ部と、このフランジ部から下方に伸びる筒部とを有して、この筒部に、支承部材の取付ねじ部に螺合されるねじ部が構成される。パネル押さえは、上記筒部等のフランジ部よりも下方部分は、フランジ部の最大外径よりも小径とされて、フロアパネルの角隅部に形成された切欠部(によって囲まれる挿通用空間)に挿通されて、支承部材の取付ねじ部に螺合されることになる。そして、フロアパネルの切欠部の周囲には、上記フランジ部の厚さとほぼ同一深さとされた凹部が形成されて、取付完了時には、パネル押さえのフランジ部がフロアパネルの凹部上に位置(収納)されることになる。これにより、取付完了時には、フロアパネルの上面とパネル押さえの上面つまりそのフランジ部の上面とがほぼ面一とされる。
上記パネル押さえの上面には、回転工具が係合される工具係合凹部(工具係合穴)が形成されるのが通常である。すなわち、この工具係合凹部は、基本的に、パネル押さえを取付方向に回転させるための回転力付与のため必要となる。これに加えて、フロアパネル下方に配設された各種配線等の保守、点検等のために、パネル押さえを取外す方向に回転させるための回転力付与のためにも使用されることになる。
特許文献1には、パネル押さえ(におけるフランジ部)の上面に形成される工具係合凹部としての工具係合穴34を、パネル押さえの軸線方向に略垂直に伸びると共に上方から見て略方形の角穴形状とし、このような形状の工具係合穴34をパネル押さえの周方向略180度間隔で合計2個設けたものが開示されている。しかしながら、工具係合穴34を略方形の角穴形状というように、工具の細い先端部が容易に係合可能で、かつ取外し方向への回転力を効果的に付与できるような構造にすると、いたずら等によってパネル押さえを取外されてしまうことも考えられ、防犯上等の見地から好ましくないことになる。すなわち、パネル押さえ回転用の専用の回転工具を用いなくても、容易に入手できる一般的な工具例えばラジオペンチ等の先端部を一対の工具係合凹部に係合させることによっても、パネル押さえを容易に取外せる(取外し方向への回転力を付与できる)ことになる。
パネル押さえが一般的な工具によっては容易には取外し方向に回転させることができないようにする工夫も提案されている。特許文献2には、パネル押さえのフランジ部に、ばね付勢されたピン9eを出没可能に設けて、専用の回転工具によってこのピン9eを下方へ所定量変位させた状態を維持しつつパネル押さえに回転力を付与しなければ、パネル押さえの回転を行えないようにすることが開示されている。しかしながら、特許文献2に記載のものでは、部品点数の増加や構造が複雑になってしまい、これに伴って大幅なコストアップにもなってしまう。
特許文献3には、合成樹脂製のパネル押さえの上面に形成される工具係合凹部としての工具係合孔20を、一般的な六角レンチを利用できるように六角形状として、所定以上の取付方向の締め付け力が加わると、工具係合孔20の内面の角部がつぶれ変形するものが開示されている。すなわち、パネル押さえの取付完了時に、所定以上の締め付け力を付与することによって工具係合孔20を実質的に円形へとつぶれ変形させて、その後は、この工具係合孔20を利用したパネル押さえの回転を不能にするものが提案されている。しかしながら、工具係合孔20は、パネル押さえを一旦取付けた後は、その取外しを想定したものとはなっておらず、パネル押さえの取外しを可能にするには、別途取外し用の工具係合孔18を設ける必要があり、構造が複雑となってしまう。また、取外し用の工具係合孔18は、パネル押さえの軸線方向に略垂直に伸びる角穴形状とされており、ラジオペンチ等の一般的な工具を利用してもパネル押さえを取外し方向に回転させることが可能と考えれる構造となっており、防犯上必ずしも十分なものとはならない。
特開2001−288878号公報 特開平01−275852号公報 実用新案登録第2577328号公報
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その第1の目的は、パネル押さえに形成される工具係合凹部の形状を工夫するという極めて簡単な構造によって、専用の回転工具を用いない限り、この工具係合凹部を利用してパネル押さえを取外し方向へは容易には回転させることのできないようにしたフロアパネルの取付構造を提供することにある。
本発明の第2の目的は、上記フロアパネル取付構造に用いるフロアパネル取付用パネル押さえを提供することにある。
本発明の第3の目的は、上記第1の目的、第2の目的のために用いられるパネル押さえを取付、取外すために回転させるためのフロアパネル取付用パネル押さえのための回転工具を提供することにある。
前記第1の目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
基準床面上に設置した支承部材が、パネル受けと取付ねじ部とを有し、
前記パネル受け上にフロアパネルを載置した状態で、前記フロアパネルの上方から係合されるパネル押さえを取付ねじ部に対して螺合させることにより、該パネル受けとパネル押さえとによって前記フロアパネルを上下方向から挟持するようにしたフロアパネルの取付構造において、
前記パネル押さえの上面に、回転工具の突起部が係合される工具係合凹部が該パネル押さえの周方向略等間隔に複数形成され、
前記各工具係合凹部の内面形状のうち、該パネル押さえを前記取付ねじ部から緩める方向における特定内面形状が、該パネル押さえの上面に対して鈍角をなす傾斜面となるように形成され、
前記各工具係合凹部の形状が全体的に、略球面の一部を構成する略球面状に形成されている、
ようにしてある。
上記解決手法によれば、工具係合凹部のうちパネル押さえを取付ねじ部から緩める方向における特定内面形状が、該パネル押さえの上面に対して鈍角をなす傾斜面となるように形成されていることから、専用の工具を用いない限り、すなわち例えば一般的な工具としてのラジオペンチの細い先端部を工具係合凹部に係合させてパネル押さえを取外す方向に回転させようとしても、ラジオペンチ等の先端部は、工具係合凹部の傾斜面を極めて容易に滑ってしまうと共に、パネル押さえ側からは工具係合凹部から抜け出る方向の反力を受けることになって、工具係合凹部から極めて外れてしまい易いものとなり、パネル押さえを取外し方向に回転させることが困難になる。
また、各工具係合凹部の形状が全体的に、略球面の一部を構成する略球面状に形成されていることから、工具係合凹部を、一般的な工具によるパネル押さえの回転をより確実に防止するような形状とできる。また、パネル押さえの取付方向への回転も、専用の回転工具を用いない限り不可能になる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2、請求項3に記載のとおりである。
前記工具係合凹部が、全体として3個形成されている、
ようにすることができる(請求項対応)。この場合、ラジオペンチ等の一般的な工具は、その細い先端部が180度対角線上に一対有するが、工具係合凹部が180度対角線上に位置しないような設定となるので、一般的な工具によるパネル押さえの回転をより一層確実に防止する上で好ましいものとなる。
前記パネル押さえは、前記フロアパネルに対して上方から係合されるフランジ部と、該フランジ部から下方に伸びると共に前記取付ねじ部に螺合される雌ねじ部が形成された筒部とを有し、
前記パネル押さえは、前記フランジ部よりも下方部分が該フランジ部の最大外径よりも小径となるように設定されており、
前記フロアパネルは、その角隅部に切欠部が形成されると共に、該切欠部周辺の上面が前記パネル押さえのフランジ部の厚さとほぼ同一の深さを有する凹部となるように形成されており、
前記フロアパネルの前記切欠部に対して前記パネル押さえの前記筒部が挿通されると共に、該フロアパネルの前記凹部上に前記パネル押さえの前記フランジ部が位置される、
ようにすることができる(請求項対応)。この場合、パネル押さえとして、工具係合凹部の形状を除いて、既存のパネル押さえと同様な構造とする上で好ましいものとなる。
前記第2の目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項に記載のように、
フランジ部と、
前記フランジ部から下方へ伸び、該フランジ部の最大径よりも小径となるように形成された筒部と、
前記筒部の内面に形成された雌ねじ部と、
前記フランジ部の上面にその周方向略等間隔に複数形成され、回転工具の突起部が係合される複数の工具係合凹部と、
を有し、
前記各工具係合凹部の形状が全体的に、略球面の一部を構成する略球面状に形成されている、
ようにしてある。上記解決手法によれば、前述した第1の目的を達成するためのフロアパネルの取付構造、特に請求項で特定される工具係合凹部を有するパネル押さえが提供される。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項に記載のとおりである。すなわち、
前記工具係合凹部が、全体として3個形成されている、ようにすることができる。この場合、請求項に対応したパネル押さえが提供される。
前記第3の目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項に記載のように、
軸部と、
前記軸部の一端部側に形成され、該軸部の軸線回りに回転操作力を与えるための操作部と、
前記軸部の他端部側に形成され、該軸部の周方向略等間隔に形成された3個の突起部とを有し、
前記各突起部の形状が全体的に、略球面の一部を構成する略球面状に形成されている、
ようにしてある。上記解決手法によれば、工具係合凹部の形状および数が請求項2に対応しているパネル押さえを回転させるための回転工具が提供される。
本発明のフロアパネルの取付構造によれば、工具係合凹部の形状を特定の形状にするという極めて簡単な構成によって、いたずら等によってパネル押さえが不用意に取外されてしまう事態を防止することができる。
本発明のパネル押さえによれば、上記フロアパネルの取付構造に用いるパネル押さえが提供される。
本発明の回転工具によれば、一般工具では取外し方向の回転を行わせることの困難なパネル押さえを、取付方向の回転および取外し方向の回転の両方の回転用として用いて好適な専用の回転工具が提供される。
図1において、1は基準床面であり、この基準床面1上方の所定高さ位置に、支承部材10を介して複数枚のフロアパネル2が配設されている。基準床面1とフロアパネル2との間の空間が、各種の配線類等が配設される配設スペース3とされる。
支承部材10は、実施形態では、基板11と、支持脚部12と、パネル受け13と、ロックナット14とを有する。基板11は、例えば鉄板等によって剛性の優れたものとして構成されて、例えば接着や、アンカボルト15によって基準床面1に固定される。支持脚部12は、基板11から一体的に上方に伸びていて、例えばボルトを利用して構成されてその外周面に雄ねじ部12aを有している。このような支持脚部12は、例えば溶接やかしめ等によって、基板11に対して強固に一体化されている。
パネル受け13は、鉄板等をプレス加工する等によって剛性の優れたものとして形成されて、その中央部に支持脚部12が挿通可能な貫通孔13aを有している。パネル受け13は、その中央部下面において、上記貫通孔13aと同心状に、ナット部材13bが溶接等により固定されている。ナット部材13bは、支持脚部12の雄ねじ部12aに螺合されて、その螺合位置を調整することによって、パネル受け13の基準床面1からの高さ位置が変更可能とされる。パネル受け13の形状は、実施形態では、図2に示すように上方から見たときに略正方形となるようにされているが(4枚のフロアパネル2の各角隅部を支承可能な形状とされている)、このような形状に限定されるものではない。
支持脚部12の雄ねじ部12aに対しては、パネル受け13の上方から、ロックナット14の雌ねじ部14aが螺合される。このロックナット14をパネル受け13に対して上方から締め付けることにより、パネル受け13の基準床面1からの高さ位置が所望高さ位置にロックされることになる。ロックナット14の上端部は、下端部よりも小径とされた筒状の突起部14bとされて、突起部14bの外周面に、取付ねじ部としての雄ねじ部14cが形成されている。この突起部14bは、ロックナット14の軸線と同心状とされている。
パネル受け13上には、ゴム等の弾性部材からなる板状の緩衝部材16を介して、フロアパネル2の角隅部が載置(支承)される。フロアパネル2は、実施形態では、アッパパネルとロアパネルとを接合することにより中空構造とされて、上方から見たときは全体的に略正方形とされている。このフロアパネル2の角隅部には、特に図2に示されるように、切欠部2aが形成されると共に、切欠部2aの周囲に凹部2bが形成されている。切欠部2aは、後述するパネル押さえ(の筒部)が上方から挿通するときの挿通空間(挿通孔)を確保するためのものである。また、凹部2bは、後述するパネル押さえ(のフランジ部)が着座されるものである。上方から見たとき、切欠部2aは略円弧状に形成され、また凹部2bの外周縁部も略円弧状に形成されている。これにより、4枚のフロアパネル2同士を隣接配置したときに、上方から見たとき、4つの切欠部2aによって略円形の挿通用空間が形成され、また4つの凹部2bを連ねた形状が略円環状とされる。
パネル受け13上に載置されたフロアパネル2(の角隅部)は、パネル押さえ20によって、パネル受け13に対して上方から押しつけられて、そのがたつきが防止されるものである。パネル押さえ20は、図4〜図7に詳細に示すように、全体的に合成樹脂による一体成形品とされて、フランジ部21と、フランジ部21から同心状下方へ伸びる筒部22とを有する。筒部22の下端部は上端部に比して若干大径とされているが、全体的には、筒部22の外径は、フランジ部21の最大外径よりも小径に設定されている。すなわち、複数枚のフロアパネル2を隣り合わせたとき、その切欠部2aによって構成される挿通用空間に対して、上記筒部22は挿通可能であるが、フランジ部21は挿通できないような外径の設定とされている。
パネル押さえ20の筒部22の内面には、雌ねじ部22aが形成されている。この雌ねじ部22aは、前述したロックナット14の雄ねじ部14cに対して螺合されるものである。筒部22に形成された雌ねじ部22aは、筒部22の下端面から所定高さ位置よりも上方に形成されていて、雌ねじ部22aよりも下方に位置する筒部22の下端部内径は、ロックナット14の最大外径よりも若干大径となるように設定されている。
ロックナット14によりパネル受け13を締め付けている図1の状態において、フロアパネル2の切欠部2a部分を挿通されたパネル押さえ20の筒部22は、その雌ねじ部22aがロックナット14の雄ねじ部14cに螺合される。この螺合を進行させていくと、やがて、筒部22がロックナット14を全体的に覆いつつ、筒部22の先端面がパネル受け13の上面に当接して、それ以上の螺合の進行が防止されることになる。この状態では、パネル押さえ20のフランジ部21が、フロアパネル2の凹部2b上に位置されて、この凹部2b部分を下方へ押しつけることになる。すなわち、フロアパネル2は、パネル受け13とパネル押さえ20とによって、上下方向からしっかりと挟持されることになり、そのがたつきが確実に防止されることになる。パネル押さえ20におけるフランジ部21の厚さ(上下方向高さ)は、フロアパネル2の凹部2bの深さとほぼ同一とされている。これにより、図1、図3に示すフロアパネル2の取付完了状態では、フロアパネル2の上面とパネル押さえ20の上面とがほぼ面一となって、全体的に1つの平面を構成することになる。このようなフロアパネル2やパネル押さえ20の上には、図示を略すが、カーペットが敷かれるのが一般的である。
パネル押さえ20は、フロアパネル2の取付時には所定の一方向(取付方向)に回転させる必要があり、フロアパネル2を取外して配設スペース3に配設された配線類等を保守、点検する場合には、パネル押さえ20を上記一方向とは反対方向(取外し方向)に回転させる必要がある。パネル押さえ20の回転のために、その上面となるフランジ部21の上面には、複数の工具係合凹部25が形成されている。実施形態では、工具係合凹部25は、フランジ部21の周方向略等間隔に合計3個形成されている(工具係合凹部25は略120度間隔で配設)。また、各工具係合凹部25は、フランジ部21(筒部22の雌ねじ部22a)の軸線を中心として、径方向略同一半径位置に位置設定されている。
工具係合凹部25の形状は全て同一形状とされていて、実施形態では、略球面の一部となる略球面状として形成されている。すなわち、工具係合凹部25は、パネル押さえ20の軸線方向と略平行に伸びる垂直な壁面を有しないで、その取付方向および取外し方向共に、フランジ部21の平坦な上面に対して、後述するように鈍角をなすような傾斜面として形成されている。なお、工具係合凹部25は、フランジ部21の上面に開口されているのみならず、その一部がフランジ部21の側面にも開口されているが、側面に開口させないようにすることもできる。
図8には、工具係合凹部25をパネル押さえ20の回転方向において断面した図が示される。実施形態では、工具係合凹部25(の内面)を構成する球面状は、球面のうち直径とは離れた位置の外周面に対応した形状となるように設定されている(半球面に対応した深さよりは十分に浅くされている)。より具体的には、図9には所定直径の大きさの球体を側面から見た図(円形となる)が示されるが、直径線αに平行でかつ直径線αから径方向外方側に離れた位置の平行線βよりも径方向外方側の部分(図9でハッチングを施した部分)に対応した形状となるように、図8に示す工具係合凹部25の凹部形状が設定されている。換言すれば、工具係合凹部25の内面形状のうち、パネル押さえ20の取外し方向の内面形状となる特定内面形状は、フランジ部21の上面に対して鈍角θ1(図8参照)をなす傾斜面(円弧状の傾斜面)とされる。勿論、工具係合凹部25の内面には、パネル押さえ20の軸線にほぼ平行に伸びるような垂直壁面を有しない形状となっている。上記鈍角θ1は、100度以上となるように設定するのが好ましい。
なお、図9において、工具係合凹部25に対応したハッチング部分の角度θ2は、例えば100度〜140度程度の範囲で設定するのが好ましい。すなわち、θ2があまり小さい角度であると(工具係合凹部25があまり浅いと)、後述する専用の回転工具を用いてたときに回転工具を工具係合凹部25に強く押しつけておくのに大きな力を要してしまうことになり、θ2があまり大きくなると、一般的な工具がひっかかり易くなる傾向になってしまう。工具係合凹部25の深さをθ2の大きさで示したとき、θ2=180度(丁度半球に対応した深さに相当する)に設定することも可能ではあるが、工具のひっかかりを低減させるために、θ2は、前述のように100度〜140度の範囲で設定するのが好ましい。
いま、工具係合凹部25に例えば先端部が細くされた一般的な工具例えばラジオペンチの先端部を挿入して、パネル押さえ20を回転させようとしても、工具の先端部は工具係合凹部25の内面形状に沿って極めて容易に滑って、工具係合凹部25から容易に抜け出してしまう作用をなすため(工具係合凹部25に挿入した工具によって取外し方向への力を与えると、工具には工具係合凹部25から抜け出る方向(図8上方)への反力が作用するため)、一般的な工具によってはパネル押さえ20を容易には回転できないことになる。この回転させることの困難となる回転方向は、パネル押さえ20の取外し方向のみならず、取付方向においても同じである。
次に、図3,図10〜図14を参照しつつ、パネル押さえ20を回転操作するための専用の治具となる回転工具30の一例について説明する。まず、回転工具30は、例えば鉄製の円筒状とされた軸部としての軸部材31を有する。この軸部材31の一端部に、軸部材31の軸線と略直交する方向に伸ばして金属棒からなる細長い操作ロッド32が貫通されている(特に図11参照)。操作ロッド32は、操作部を構成するもので、軸部材31に対してスポット溶接等により一体化されている(溶接部分が黒塗りでかつ符号32aで示される)。操作ロッド32の長手方向各端部は、軸部材31の外周面よりもさらにその径方向外方側に長く伸びていて、作業者が操作ロッド32を手指で把持して回転操作することにより、軸部材31がその軸線回りに回転される。
軸部材31の他端部には、円形とされた例えば鉄製の金属板からなるフランジ部材33が、例えばスポット溶接等により一体化されている(溶接部分が黒塗りで示され、かつ符号33aで示される)。フランジ部材33は、軸部材31の軸線に対して直交するように軸部材31に対して固定されており、フランジ部材33の中心と軸部材31の軸線とが一致するように位置設定されている。
フランジ部材33には、前述した工具係合凹部25に係合(嵌合)される3つの突起部40が構成されている。この突起部40は、フランジ部材33のうち、操作ロッド32とは反対側の面から突出されている。3つの各突起部40の形状および位置等は、3つの工具係合凹部25の形状および位置と合致するように設定されている。すなわち、突起部40の形状は、略球面の一部を構成する略球面状として形成されている。
ここで、上記突起部40は、その形成を容易かつ安価に行う等の観点から、頭部を有する金属製(例えば鉄製)のねじ部材41を利用して構成されている。すなわち、例えばねじ部材41として、頭部42と、頭部42から伸びる軸状のねじ部43(雄ねじ部)とを有するものが用いられ、頭部42の表面には、プラスドライバが係合される十字形の係合凹部42aを有する(係合凹部42aの形状は、マイナスドライバに対応した形状であってもよい)。このようなねじ部材41のねじ部43を、フランジ部材33に形成された取付孔33bに挿入して、スポット溶接等によりねじ部材41がフランジ部材33に一体化される(溶接部分が黒塗りで示されかつ符号43aで示される)。この後、軸部材31を中心にしてフランジ部材33を回転させつつ、頭部42の径方向外方側の一部を削り加工することにより、工具係合凹部25の形状に対応した形状の突起部40とされる(図12、図14の一部の突起部40(頭部42)に、削り加工される直前の頭部42の形状が示され、削り加工される部分が細かいドットでかつ符号42bで示される)。
回転工具30を使用してパネル押さえ20の回転操作を行うには、パネル押さえ20の工具係合凹部25に対して、回転工具30の突起部40を係合(嵌合)させた状態で、操作ロッド32を利用して回転工具30を全体的に回転操作すればよい。このとき、回転操作の反力として、突起部40が工具係合凹部25から抜け出る方向の反力を受けることになる。したがって、突起部40が工具係合凹部25に確実に係合される状態を確保するように、回転工具30をパネル押さえ20に押しつける方向の外力を与えつつ、上記回転操作を行なうことになる。突起部40を金属製としておくことにより、パネル押さえ20を多数個回転操作しても、突起部40がすり減ることもなく、耐久性確保の上で好ましいものとなる。
図15〜図17は、それぞれ工具係合凹部25の別の形状設定例を示すものであり、図8に対応した断面図とされている。なお、回転工具30の突起部40は、図15〜図17の工具係合凹部25の形状に対応した形状に変更される(隙間無く嵌合されるような形状)。
図15の例では、図8の工具係合凹部25に対応する工具係合凹部25Bが、その底面のみがフランジ部21の上面と平行な平坦面とされ、その他は図8の工具係合凹部25と同様である。図15の例でも、取付方向および取外し方向のそれぞれについて、一般的な工具ではパネル押さえ20を回転させることが極めて困難である。
図16の例では、図8の工具係合凹部25に対応する工具係合凹部25Cの形状が、回転方向中心位置を境にしてそれぞれ直線状に伸びるようにされて、全体的にV字形状とされている。図16の例でも、取付方向および取外し方向のそれぞれについて、一般的な工具ではパネル押さえ20を回転させることが極めて困難である。
図17の例では、図8の工具係合凹部25に対応する工具係合凹部25Dの形状が、全体的に略V字形状とされているものの、取付方向においてはパネル押さえ20の軸線方向に略垂直に伸びる垂直壁とされ、取外し方向の形状のみが直線状の傾斜面とされている。図17の例では、取外し方向については一般的な工具ではパネル押さえ20を回転させることが極めて困難なように設定しつつ、取付方向の回転操作に際しては回転工具からの回転力が効果的にパネル押さえ20に伝達される設定とされている。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。パネル押さえ20を、ロックナット14ではなくて、支持脚部12(の雄ねじ部12a)に直接螺合させるように設定してもよい。パネル押さえ20側のねじ部を雄ねじ部とする一方、この雄ねじ部が螺合される支承部材10側のねじ部を雌ねじ部とするようにしてもよい。ロックナット14を別途有しないものであってもよい。工具係合凹部25の形状は、実施形態で示す他に、適宜の形状に設定することが可能である。突起部40は、フランジ部材33と一体成形することもできる(例えば合成樹脂の場合は射出成形、金属の場合は鋳造等)。
工具係合凹部25(25B〜25Dも同じ)の数は適宜設定、例えば合計で2個、4個、5個、6個あるいはそれ以上の数に設定することも可能である。ただし、工具係合凹部25は、パネル押さえ20のフランジ部21の周方向略等間隔に配置されることを勘案して、その中心を挟んで対角線上に一対の工具係合凹部25が位置しないような数に設定すること、つまりラジオペンチ等の一般的な工具の一対の先端部の両方が同時に工具係合凹部25そのものに係合できないような数にするのが好ましく、例えば3個、5個のように奇数個の数に設定するのが好ましい。とりわけ、工具係合凹部25の数を極力少なくするという観点をも加味して、工具係合凹部25を合計3個に設定するのが好ましい。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明の一実施形態を示す側面断面図。 図1の分解斜視図。 図1の取付完了状態に対応した斜視図。 パネル押さえをそのフランジ部側から見た図。 図4のX5−X5線相当断面図。 図4のX6−X6線相当断面図。 図4のX7方向矢視図。 工具係合凹部をパネル押さえの回転方向に断面して示す図。 図8の工具係合凹部の形状設定を説明するための説明図。 回転工具の一例を示す側面図。 図10のX11−X11線相当断面図。 図14のX12−X12線相当断面図。 図10のX13−X13線相当断面図。 図10のX14方向矢視図。 工具係合凹部の変形例を示すもので、図8に対応した断面図。 工具係合凹部の変形例を示すもので、図8に対応した断面図。 工具係合凹部の変形例を示すもので、図8に対応した断面図。
1:基準床面
2:フロアパネル
2a:切欠部
2b:凹部
3:配設スペース
10:支承部材
11:基板
12:支持脚部
12a:雄ねじ部
13:パネル受け
13a:貫通孔
13b:ナット部材
14:ロックナット
14c:雄ねじ部(取付ねじ部)
20:パネル押さえ
21:フランジ部
22:筒部
22a:雌ねじ部
25:工具係合凹部
25B:工具係合凹部(図15)
25C:工具係合凹部(図16)
25D:工具係合凹部(図17)
30:回転工具
31:軸部材
32:操作ロッド
33:フランジ部材
40:突起部
41:ねじ部材
42:頭部
43:ねじ部

Claims (6)

  1. 基準床面上に設置した支承部材が、パネル受けと取付ねじ部とを有し、
    前記パネル受け上にフロアパネルを載置した状態で、前記フロアパネルの上方から係合されるパネル押さえを取付ねじ部に対して螺合させることにより、該パネル受けとパネル押さえとによって前記フロアパネルを上下方向から挟持するようにしたフロアパネルの取付構造において、
    前記パネル押さえの上面に、回転工具の突起部が係合される工具係合凹部が該パネル押さえの周方向略等間隔に複数形成され、
    前記各工具係合凹部の内面形状のうち、該パネル押さえを前記取付ねじ部から緩める方向における特定内面形状が、該パネル押さえの上面に対して鈍角をなす傾斜面となるように形成され、
    前記各工具係合凹部の形状が全体的に、略球面の一部を構成する略球面状に形成されている、
    ことを特徴とするフロアパネルの取付構造。
  2. 請求項1において
    前記工具係合凹部が、全体として3個形成されている、
    ことを特徴とするフロアパネルの取付構造。
  3. 請求項1又は2において、
    前記パネル押さえは、前記フロアパネルに対して上方から係合されるフランジ部と、該フランジ部から下方に伸びると共に前記取付ねじ部に螺合される雌ねじ部が形成された筒部とを有し、
    前記パネル押さえは、前記フランジ部よりも下方部分が該フランジ部の最大外径よりも小径となるように設定されており、
    前記フロアパネルは、その角隅部に切欠部が形成されると共に、該切欠部周辺の上面が前記パネル押さえのフランジ部の厚さとほぼ同一の深さを有する凹部となるように形成されており、
    前記フロアパネルの前記切欠部に対して前記パネル押さえの前記筒部が挿通されると共に、該フロアパネルの前記凹部上に前記パネル押さえの前記フランジ部が位置される、
    ことを特徴とするフロアパネルの取付構造。
  4. フランジ部と、
    前記フランジ部から下方へ伸び、該フランジ部の最大径よりも小径となるように形成された筒部と、
    前記筒部の内面に形成された雌ねじ部と、
    前記フランジ部の上面にその周方向略等間隔に複数形成され、回転工具の突起部が係合される複数の工具係合凹部と、
    を有し、
    前記各工具係合凹部の形状が全体的に、略球面の一部を構成する略球面状に形成されている、
    ことを特徴とするフロアパネル取付用パネル押さえ。
  5. 請求項において、
    前記工具係合凹部が、全体として3個形成されている、
    ことを特徴とするフロアパネル取付用パネル押さえ。
  6. 軸部と、
    前記軸部の一端部側に形成され、該軸部の軸線回りに回転操作力を与えるための操作部と、
    前記軸部の他端部側に形成され、該軸部の周方向略等間隔に形成された3個の突起部とを有し、
    前記各突起部の形状が全体的に、略球面の一部を構成する略球面状に形成されている、
    ことを特徴とするフロアパネル取付用パネル押さえのための回転工具。
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