JP2010078113A - 部品取付構造及び部品取付用座金 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で、部品側から挿通させる取付ボルトの挿通位置と、部品装着部に設けた雌ねじ孔との位置のずれを調整でき、部品取付作業を短時間で確実に行うことができる部品取付構造を提供する。
【解決手段】部品6に取付ボルト5の雄ねじ部5aの軸径より大きな径を有する円形の座金嵌入孔8を設ける。座金1に、座金嵌入孔に嵌入する円盤状の小径嵌入部2と、該小径嵌入部2の中心を含む径方向の締結軸挿入用長孔3と、小径嵌入部2の軸方向一端外周から径方向に突出して部品の座金嵌入孔周辺外面に当接する大径当接部4とを設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、部品取付構造及び部品取付用座金に関し、詳しくは、ボルト、ネジ、リベットなどの締結手段を用いて部品を部品装着部に取り付ける部品取付構造及び座金に関する。
従来、部品を部品装着部に取り付けて固定する際、例えば、締結手段の一つである取付ボルトを用いて部品を固定する場合では、図8に示されるように、部品40に形成したボルト挿通孔41の位置に合わせて部品装着部42に下穴を形成し、タップ加工して雌ねじ孔43を形成した後、取付ボルト44をワッシャ(座金)45を介して前記ボルト挿通孔41から挿通して、雌ねじ孔43に雄ねじ部をねじ込むことにより、取付ボルト44の頭部でワッシャ45を介して部品40を部品装着部42に圧着して固定することが多く行われている。
また、ボルト挿通孔と雌ねじ孔との位置がずれた場合でも対応できるように、部品装着部に取付ボルトの軸部より大径のボルト挿通孔を形成するとともに、部品装着部の裏面にフローティングナットをあらかじめ固着しておいたり、部品のボルトの挿通位置を調整できるように部品のボルト挿通孔をボルトの軸部直径に対して2倍程度大径のバカ孔にしたり、長孔にしたりすることも行われている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−171351号公報
しかし、前記フローティングナットは高価であることから、製作コストを抑えなければならない用途には使用することができなかった。また、部品のボルト挿通孔を大径又は長孔にするものでは、部品の大きさによっては対応が困難なときがあった。例えば、長尺な部品や比較的面積の大きな部品を建築物や鉄道車両の壁面などに取り付ける場合、あらかじめ工場などで部品装着部に雌ねじ孔を形成しておくとともに、部品に大径又は長孔のボルト挿通孔を形成したものでは、両者の僅かな製作誤差によって雌ねじ孔とボルト挿通孔との位置がずれて取付ボルトを挿入できなくなることがあった。このとき、ボルト挿通孔を大きくすることによって対応は可能であるが、部品の締結力が低下し、取付強度が不足したり、取付後に部品の位置ズレが発生したりするおそれがある。
このため、長尺部品を取り付ける場合などでは、前述のように、部品には適度な大きさのボルト挿通孔をあらかじめ形成しておき、部品装着部の雌ねじ孔は現場にて現物合わせで加工することが一般的に行われている。しかし、現場での作業は、作業員がドリルなどを持って手作業で雌ねじ孔を形成するため手間が掛かり、また、穿孔作業で発生した切り屑の清掃も行わなければならず、作業効率に問題があった。
特に、多数の部材、部品を組み合わせて製作される鉄道車両においては、溶接時の熱や僅かな接合誤差などによって部品装着部の位置がずれやすいため、現物合わせで雌ねじ孔を形成することが一般に行われている。
そこで本発明は、簡単な構造で、部品側からの取付ボルトの挿通位置と、部品装着部に設けた雌ねじ孔との位置合わせを簡単に行うことができ、部品取付作業を短時間で確実に行うことができる部品取付構造部及び部品取付用座金を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の部品取付構造は、部品を貫通した締結手段の軸先端部を部品装着部に設けた取付孔に固着することにより前記部品を前記部品装着部に取り付ける部品の取付構造において、前記部品に前記締結手段の軸径より大きな径を有する円形の座金嵌入孔を設けるとともに、前記座金には、前記座金嵌入孔に嵌入する円盤状の小径嵌入部と、該小径嵌入部の中心を含む径方向の締結軸挿入用長孔と、前記小径嵌入部の軸方向一端外周から径方向に突出して前記部品の座金嵌入孔周辺外面に当接する大径当接部とを設けたことを特徴とし、前記大径当接部は、前記部品の外面に当接する内面に回止用突起が設けられていてもよく、前記小径嵌入部は、前記座金嵌入孔の内周面に当接する外周面に回止用突起が設けられていてもよい。
また、本発明の部品取付用座金は、部品を貫通した締結手段の軸先端部を部品装着部に設けた取付孔に固着することにより前記部品を前記部品装着部に取り付ける際に前記締結手段と部品との間に介在させる部品取付用座金において、円盤状の小径嵌入部と、該小径嵌入部の中心を含む径方向の締結軸挿入用長孔と、前記小径嵌入部の軸方向一端外周から径方向に突出した大径当接部とを有することを特徴としている。
本発明によれば、締結手段の軸部を座金の締結軸挿入用長孔に挿通し、締結手段の軸先端部を部品装着部に設けた取付孔に挿入するとともに、座金を回動させたり、締結軸挿入用長孔内における軸部の位置を調整したりして小径嵌入部を部品の座金嵌入孔に嵌入させた後、締結手段の軸先端部を部品装着部の取付孔に固定することにより、座金の大径当接部によって部品を部品装着部に押し付けて固定することができる。
締結手段の軸部の直径に対して小径嵌入部及び座金嵌入孔の直径を、従来のバカ孔に比べて大きく、例えば4〜10倍の直径に設定し、締結軸挿入用長孔の長さは2〜5倍に設定することにより、部品に対する締結手段の軸部の調整範囲を大きく取ることができるので、工場などであらかじめ形成した部品装着部の取付孔と部品の座金嵌入孔とが製作誤差の影響で大きくずれた場合でも、部品装着部に部品を確実に取り付けることができる。
さらに、大径当接部の内面に部品の外面に当接する回止用突起を設けたり、小径嵌入部の外周面に座金嵌入孔の内周面に当接する回止用突起を設けたりすることにより、部品取付後に座金が回転することを防止することができ、取付後の部品の位置ズレをより確実に防止することができる。
図1乃至図3は、本発明の部品取付用座金の第1形態例を示すもので、図1は座金の斜視図、図2は座金の正面図、図3は前記部品取付用座金を使用して取付ボルトにより部品を部品装着部に取り付けた状態を示す断面図、図4及び図5は本発明の部品取付構造の形態例を示すもので、図4は鉄道車両用の部品である配電盤ユニットの底板を、四隅部の取付ボルトで鉄道車両の車体を構成する骨部材の部品装着部に取り付けた一形態例を示す正面図、図5は鉄道車両の仕切り壁及び巾木を床上に設けた下部フレームに取り付ける一形態例を示す断面図である。
座金1は、円盤状の小径嵌入部2と、該小径嵌入部2の中心を含む径方向の締結軸挿入用長孔3と、前記小径嵌入部2の軸方向一端外周から径方向に突出した大径当接部4とを有しており、小径嵌入部2と大径当接部4とで座金1の外周が段付形状となっている。締結軸挿入用長孔3は、幅寸法が締結手段として使用する取付ボルト5の軸部を挿通可能で、径方向の長さは、取付ボルト5を座金1の中心から小径嵌入部2の外周面より内側までの半径方向で任意に配置可能な状態に形成されている。
この座金1を使用して取付ボルト5により部品6を部品装着部7に取り付ける際には、部品6に円形の座金嵌入孔8を設けるとともに、部品装着部7に取付ボルト5を螺着するための取付孔である雌ねじ孔9を設ける。小径嵌入部2と座金嵌入孔8との関係は、小径嵌入部2の外径が座金嵌入孔8の内径より僅かに小さく、座金嵌入孔8内に小径嵌入部2を嵌入させた際に座金1が径方向に移動しないように形成されている。
また、小径嵌入部2と部品6との関係は、小径嵌入部2の厚さ(軸方向寸法)と部品6の厚さとが等しいか、小径嵌入部2の厚さが部品6の厚さより小さく形成され、部品取付時に前記大径当接部4の小径嵌入部側の面が部品6の座金嵌入孔8の周辺外面に確実に当接し、大径当接部4で部品6を部品装着部7に押し付けて固定できるようにしている。大径当接部4の外径は、小径嵌入部2から突出する部品当接面の面積が、部品6を部品装着部7に十分な力で押し付けることができるように設定され、また、大径当接部4の厚さも、部品取付時の必要強度に応じて設定されている。
通常、小径嵌入部2の外径は取付ボルト5の軸部(雄ねじ部5a)の直径に対して4〜10倍、締結軸挿入用長孔3の長さは取付ボルト5の雄ねじ部5aの直径に対して2〜5倍、小径嵌入部2の厚さは部品6の厚さより僅かに薄く、大径当接部4の外径は部品取付時に部品6に当接する面積が従来の座金(ワッシャ)と同程度以上、大径当接部4の厚さも従来の座金と同程度以上になるように設定することが好ましい。なお、小径嵌入部2の外径や締結軸挿入用長孔3の長さが小さすぎると、調整範囲が小さくなって十分な効果が得られず、これらが大きすぎると十分な締結力が得られなくなるおそれがある。
このように形成した座金1を使用して部品6を部品装着部7に取付ボルト5で取り付けるには、まず、取付ボルト5の雄ねじ部5aをワッシャ10を介して座金1の締結軸挿入用長孔3に挿通し、さらに、雄ねじ部5aの先端部を雌ねじ孔9に適当量螺合させる。この状態で座金1を回動させたり、締結軸挿入用長孔3内における雄ねじ部5aの位置を調整したりしながら小径嵌入部2を部品6の座金嵌入孔8に嵌入させる。そして、取付ボルト5を雌ねじ孔9にねじ込んでいくと、大径当接部4が部品6の座金嵌入孔8の周辺外面に当接し、さらに、取付ボルト5の頭部がワッシャ10を介して座金1を部品装着部7の方向に押圧することにより、大径当接部4と部品装着部7との間に部品6が挟持された状態になり、取付ボルト5によって部品装着部7に部品6が取り付けられる。
図4は、矩形状の板材からなる部品である鉄道車両用配電盤ユニットの底板11を、鉄道車両の車体を構成する骨部材12に取り付ける際の取付構造を示している。鉄道車両用配電盤ユニットの底板11を骨部材12の部品装着部に4本の取付ボルト5で取り付ける場合、底板11には、配電盤ユニットの製造工程で4箇所に所定の大きさの座金嵌入孔8があらかじめ形成され、配電盤ユニットが取り付けられる骨部材12には、該骨部材12の製造工程で、取付ボルト5の螺着位置に対応した4箇所(1本の骨部材に2箇所ずつ)に雌ねじ孔9があらかじめ形成される。
骨部材12に形成した雌ねじ孔9の位置は、車体を構成する他の部材と溶接する際の熱歪みや、ボルト結合する際の僅かな接合誤差などによって位置がずれることがある。図4に示した例では、左下の雌ねじ孔9を基準(座金嵌入孔8の中心)にして、左上の雌ねじ孔9は上方に、右上の雌ねじ孔9は右斜め上に、右下の雌ねじ孔9は右斜め下にずれている。
このように、骨部材12の熱歪みなどによって基準となる座金嵌入孔8の中心から各方向に、雌ねじ孔9の位置が雄ねじ部5aの直径に対して数倍程度ずれてしまっているような場合でも、前述のように、座金1の向きや締結軸挿入用長孔3内の取付ボルト5の位置を調整して小径嵌入部2を座金嵌入孔8に嵌入させた状態で取付ボルト5を骨部材12の雌ねじ孔9にねじ込むことにより、底板11を所定の位置に確実に取り付けることができる。また、雌ねじ孔9の中心と座金嵌入孔8の中心とのずれを調整できることから、底板11の取付位置を微調整することもできる。
さらに、底板11に大きなボルト挿通孔を設けて大きなワッシャを介して取り付けた場合は、底板11に大きな力が加わったときに底板11が移動して位置がずれてしまうことがあるが、本例で示すように、雌ねじ孔9の位置ずれの方向が様々な方向の場合に、底板11に大きな力が加わっても、各座金1が座金嵌入孔8内で回動したり、取付ボルト5が締結軸挿入用長孔3内で移動したりしないため、底板11の位置がずれることはない。
図5は、鉄道車両の仕切り壁21及び巾木22を床上に設けた下部フレーム23に取り付ける際の取付構造を示している。仕切り壁21は、下枠21aの両側に壁板21bをそれぞれ設けたものであって、車体内側に位置する下枠21aの下部が車体内側から第1取付ボルト24にて前記下部フレーム23に取り付けられ、巾木22は仕切り壁21の下部に第2取付ボルト25にて車体内側から取り付けられる。
下部フレーム23の一側には、垂直に立ち上がった連結部23aが形成され、該連結部23aの車体内側にはスペーサ部材23bが一体的に設けられている。連結部23a及びスペーサ部材23bには、前記第1取付ボルト24が螺着される第1雌ねじ孔26と、前記第2取付ボルト25の雄ねじ部25a先端が挿入される大径の逃げ孔27とがあらかじめ所定位置にそれぞれ形成されている。前記仕切り壁21の下部には、前記第1取付ボルト24が第1座金1aを介して挿通される第1座金嵌入孔8aと、前記第2取付ボルト25が螺着される第2雌ねじ孔28とがあらかじめ所定位置にそれぞれ形成されている。
また、床材29の室内側上面には床仕上げ材30が設けられており、床仕上げ材30の端部は、防水シール剤31によって床材29と防水固定されている。前記巾木22は、床仕上げ材30の端部及び仕切り壁21の下部を覆うように設けられ、巾木22の長手方向下部外面には、前記第1取付ボルト24の頭部及び前記防水シール剤31を収容する凹溝22aが設けられるとともに、上部内面には前記第2取付ボルト25の頭部及び第2座金1bを収容する凹溝22bが設けられ、さらに、該凹溝22bの開口部には、蓋部材22cが着脱可能に設けられている。
まず、下部フレーム23への仕切り壁21の取り付けを行う。スペーサ部材23bの車体内側に下枠21aの下部を沿わせた状態とし、第1取付ボルト24の雄ねじ部24aをワッシャ10を介して第1座金1aの締結軸挿入用長孔3aに挿通し、さらに、雄ねじ部24aの先端部を第1雌ねじ孔26に適当量螺合させる。この状態で第1座金1aを回動させたり、締結軸挿入用長孔3a内における雄ねじ部24aの位置を調整したりしながら小径嵌入部2aを第1座金嵌入孔8aに嵌入させる。そして、第1取付ボルト24を第1雌ねじ孔26にねじ込み、大径当接部4aを下枠21aの第1座金嵌入孔8aの周辺外面に当接させ、さらに、第1取付ボルト24の頭部により、ワッシャ10を介して大径当接部4aを下枠21aの車体内側面に押圧させる。これにより、下部フレーム23の第1雌ねじ孔26の中心と仕切り壁21の小径嵌入部2aの中心とに位置ずれが発生していたとしても、仕切り壁21の下部を下部フレーム23に確実に取り付けることができる。
次に、仕切り壁21と床仕上げ材30との接合部を覆うための巾木22を取り付ける。蓋部材22cを取り外した状態で、下部外面の凹溝22a内に第1取付ボルト24の頭部及び防水シール剤31を収容するとともに、巾木22の下端を床仕上げ材30の上面に当接させた状態で、巾木22の外側面を仕切り壁21の内側面に当接させる。第2取付ボルト25の雄ねじ部25aを第2座金1bの締結軸挿入用長孔3bに挿通し、さらに、雄ねじ部25aの先端部を第2雌ねじ孔28に適当量螺合させる。以下前記同様に、第2座金1bの小径嵌入部2bを第2座金嵌入孔8bに嵌入させ、第2取付ボルト25をねじ込んで大径当接部4bを凹溝22bの底面に当接させることにより、巾木22を所定の位置に取り付けることができ、最後に凹溝22bの開口に蓋部材22cを嵌め込む。このとき、第2座金1bの角度や締結軸挿入用長孔3b内の雄ねじ部25aの位置を変えることで巾木22の取付位置を調整することが可能であるから、巾木22の下端を床仕上げ材30の上面に隙間なく確実に当接させることができる。
また、この例で用いた第1座金1a及び第2座金1bは、基本構造は、前記図1乃至図3に示した座金1と同じであるが、小径嵌入部2a,2bの軸方向の長さを、部品装着部となる下部フレーム23や仕切り壁21の厚さに応じて異なる寸法としている。
図6は本発明の部品取付用座金の第2形態例を示す斜視図である。以下の各形態例で第1形態例と同様の構成要素を示すものには、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
本形態例に示す座金1は、大径当接部4の部品6との当接面に半径方向の複数の回止用突起4cを設けている。この回止用突起4cは、先端がV字状に尖っており、部品取付時に取付ボルト5によって座金1が部品6の外面に押圧された際に、回止用突起4cが部品6の外面に食い込むことにより、小径嵌入部2が座金嵌入孔8内で回転することを防止する。
また、図7は本発明の部品取付用座金の第3形態例を示す斜視図である。本形態例に示す座金1は、小径嵌入部2の外周面に軸方向の複数の回止用突起2cを設けている。座金嵌入孔8の内周面を、この回止用突起2cと噛み合う形状に加工することにより、小径嵌入部2を座金嵌入孔8に嵌入させた際に、小径嵌入部2の外周面と座金嵌入孔8の内周面とが噛み合って小径嵌入部2が座金嵌入孔8内で回転することを防止する。
上述の第2形態例や第3形態例で示すように、座金1の大径当接部4に回止用突起4cを設けたり、小径嵌入部2の外周面に回止用突起2cを設けたりすることにより、座金2の回転を防止して部品6を部品装着部7に確実に取り付けて固定することができ、取付後の部品の移動も防止できる。なお、回止用突起2c、4cの形状や設置数は任意であり、先端が尖ったV字状の凹凸のほか、波形や鱗状などの任意の形状を採用することができる。
本発明の第1形態例を示す座金の斜視図である。 同じく座金の正面図である。 前記部品取付用座金を使用して取付ボルトにより部品を部品装着部に取り付けた状態を示す断面図である。 鉄道車両用の部品である配電盤ユニットの底板を、四隅部の取付ボルトで鉄道車両の車体を構成する骨部材の部品装着部に取り付けた一形態例を示す正面図である。 鉄道車両の仕切り壁及び巾木を床上に設けた下部フレームに取り付ける一形態例を示す断面図である。 本発明の第2形態例を示す座金の斜視図である。 本発明の第3形態例を示す座金の斜視図である。 従来の取付ボルトにより部品を部品装着部に取り付けた状態を示す断面図である。
符号の説明
1座金…、1a…第1座金、1b…第2座金、2…小径嵌入部、2a…第1小径嵌入部、2b…第2小径嵌入部、2c…回止用突起、3,3a,3b…締結軸挿入用長孔、4,4a,4b…大径当接部、4c…回止用突起、5…取付ボルト、5a…雄ねじ部、6…部品、7…部品装着部、8…座金嵌入孔、8a…第1座金嵌入孔、8b…第2座金嵌入孔、9…雄ねじ孔、10…ワッシャ、11…底板、12…骨部材、13…第1雌ねじ孔、21…仕切り壁、21a…下枠、21b…壁板、22…巾木、22a,22b…凹溝、22c…蓋部材、23…下部フレーム、24…第1取付ボルト、25…第2取付ボルト、26…第1雌ねじ孔、27…逃げ孔、28…第2雌ねじ孔、29…床材、30…床仕上げ材、31…防水シール剤

Claims (4)

  1. 部品を貫通した締結手段の軸先端部を部品装着部に設けた取付孔に固着することにより前記部品を前記部品装着部に取り付ける部品の取付構造において、前記部品に前記締結手段の軸径より大きな径を有する円形の座金嵌入孔を設けるとともに、前記座金には、前記座金嵌入孔に嵌入する円盤状の小径嵌入部と、該小径嵌入部の中心を含む径方向の締結軸挿入用長孔と、前記小径嵌入部の軸方向一端外周から径方向に突出して前記部品の座金嵌入孔周辺外面に当接する大径当接部とを設けたことを特徴とする部品取付構造。
  2. 前記大径当接部は、前記部品の外面に当接する内面に回止用突起が設けられていることを特徴とする請求項1記載の部品取付構造。
  3. 前記小径嵌入部は、前記座金嵌入孔の内周面に当接する外周面に回止用突起が設けられていることを特徴とする請求項1記載の部品取付構造。
  4. 部品を貫通した締結手段の軸先端部を部品装着部に設けた取付孔に固着することにより前記部品を前記部品装着部に取り付ける際に前記締結手段と部品との間に介在させる部品取付用座金において、円盤状の小径嵌入部と、該小径嵌入部の中心を含む径方向の締結軸挿入用長孔と、前記小径嵌入部の軸方向一端外周から径方向に突出した大径当接部とを有することを特徴とする部品取付用座金。
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