JP4298005B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、製版されたマスタを版胴上のマスタ係止手段まで搬送するマスタ挟持搬送手段を備えた孔版印刷装置等の印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
駆動源によって回転駆動される版胴の外周面に穿孔製版されたマスタを巻装し、版胴内部よりマスタ穿孔部を介してインキを透過させ、このインキを印刷用紙に転移させることで印刷画像を得る孔版印刷装置がよく知られている。この孔版印刷装置では、版胴の外周面上にマスタの先端部を係止させるマスタ係止手段が、版胴の外周面に対して開閉自在に設けられており、このマスタ係止手段をマスタクランプ位置で適時開閉させることで、プラテンローラーや搬送ローラー等によって搬送されるマスタの先端を挟持している。
【0003】
孔版印刷に用いられるマスタとしては、薄い熱可塑性樹脂フィルム(厚さ2〜9μm程度)と多孔性支持体としての和紙、合成繊維、あるいは和紙と合成繊維とを混抄したものとを貼り合わせたラミネート構造のものが一般的に用いられており、他にも多孔性支持体を薄くしたものや多孔性支持体を用いずに熱可塑性樹脂フィルム単体からなるもの等がある。
【0004】
このようなマスタをマスタ係止手段に搬送する際には次の点が問題となる。
第1に、マスタの厚さが薄いため、マスタ係止手段に届くまでに静電気やカール等によって、搬送力を与えられるプラテンローラーや搬送ローラーに巻きついてしまう。
【0005】
第2に、各ローラーに巻きつかずに搬送された場合であっても、穿孔時の熱収縮やフィルムのくせ等により僅かではあるが波打ち現象が発生してしまう。この波打ち状態のままマスタをマスタ係止手段で係止して版胴の外周面に巻装すると、版胴上でマスタにしわが発生し印刷不良となるおそれがある。このような状態は、多孔性支持体を薄くしたものや熱可塑性樹脂フィルム単体からなるもののように、腰が弱いマスタを用いたときに顕著に現われてしまう。
【0006】
第3に、マスタ係止手段に至るマスタの搬送経路内に案内板を設けてマスタを搬送することが考えられるが、回転駆動される版胴や版胴外周面上のマスタ係止手段等との接触を避ける必要があり、案内板をあまり版胴に近接して設けることができない。また、案内板を設けた場合であっても、マスタが静電気で帯電していると、腰のないマスタの場合には搬送不良を生じてしまう。
【0007】
第4に、マスタの帯電防止対策としてマスタの表面に帯電防止剤を塗布する場合があるが、腰のないマスタでは帯電防止剤の塗布量が腰のあるマスタに比して多くなり、サーマルヘッドの腐食やマスタ自体のコストアップを招いてしまう。
【0008】
このような第1から第4の問題点を解決するための技術は未だないが、例えば特開昭59−104937号公報や特開平6−320853号公報では、マスタの先端を切断手段の下流側でマスタ挟持搬送手段を用いて挟持して版胴上のマスタ係止手段まで搬送する技術が、特開平6−305232号公報では、切断手段の上流側から版胴上のマスタ係止手段までシート部材と重合してマスタの先端を送り出す技術がそれぞれ提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特開昭59−104937号公報や特開平6−320853号公報に記載された技術では、マスタ挟持搬送手段が切断手段の下流側に配置されているので、切断後のマスタの先端部が次の製版時にマスタ挟持搬送手段まで搬送される際に、搬送ローラーに巻き付いたり、切断手段で詰まってしまったり、マスタ挟持搬送手段のマスタの導入側に引っ掛かってしまう虞がある。このような状態となると、マスタ係止手段まで安定した状態でマスタを搬送することが難しく、マスタの搬送性に課題を残している。
【0010】
特開平6−305232号公報に記載の技術では、マスタの先端部をシート部材と重合して搬送するため、版胴上のマスタ係止手段に到達する前に、マスタの先端部がシート部材からめくれ上がってマスタにしわが発生する虞があり、マスタを安定して搬送することが難しい。また、マスタの先端部をシート部材に接着あるいは溶着して搬送すればこのようなめくれ上がりは防止できるが、これだと接着や溶着するための機構やその工程が必要となったり、接着や溶着時におけるしわの発生や、マスタ係止手段への受渡しの際にシート部材とマスタの先端部との剥離が良好に行われない虞がある。
【0011】
本発明は、マスタ挟持搬送手段で確実にマスタの先端部を挟持し、挟持されたマスタの先端部を版胴上のマスタ係止手段まで安定して搬送し、マスタをマスタ係止手段に確実に受け渡すと同時にマスタへのしわの発生を低減することが可能な印刷装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、マスタの先端部を係止する係止部を有するマスタ係止手段を外周面の一部に具備した版胴と、画像情報に応じて前記マスタを製版し、前記マスタを前記版胴の外周面に巻装させるべく搬送する製版手段と、前記製版手段で製版された製版済みマスタを一定の長さに切断する切断手段とを有する印刷装置において、前記版胴が前記係止部で前記マスタの先端部を係止するマスタ係止位置に停止したときの前記マスタ係止手段の近傍に、前記切断手段よりもマスタ搬送方向上流側に位置して前記マスタの先端部を挟持する第1の位置と、前記係止部を通過して該係止部で前記マスタの先端部を係止可能な第2の位置との間で往復変位可能なマスタ挟持搬送手段を有し、前記マスタ挟持搬送手段は、第1の位置で前記マスタの先端部を挟持した後、前記係止部が前記マスタの先端部を係止するまでの間にマスタ幅方向に所定量拡開することを特徴とする。
【0013】
請求項2記載の発明は、マスタの先端部を係止する係止部を有するマスタ係止手段を外周面の一部に具備した版胴と、画像情報に応じて前記マスタを製版し、前記マスタを前記版胴の外周面に巻装させるべく搬送する製版手段と、前記製版手段で製版された製版済みマスタを一定の長さに切断する切断手段とを有する印刷装置において、前記版胴が前記係止部で前記マスタの先端部を係止するマスタ係止位置に停止したときの前記マスタ係止手段の近傍に、前記切断手段よりもマスタ搬送方向上流側に位置して前記マスタの先端部を挟持する第1の位置と、前記係止部を通過して該係止部で前記マスタの先端部を係止可能な第2の位置との間で往復変位可能なマスタ挟持搬送手段を有し、前記マスタ挟持搬送手段は、前記マスタの先端部との接触部位に、前記マスタに対してマスタ幅方向への伸張力を付与する伸張部材を有し、該伸張部材は前記マスタ挟持搬送手段が前記マスタの先端部を挟持した際に前記マスタに対して前記伸張力を付与することを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の印刷装置において、さらに、前記伸張部材はマスタ搬送方向下流側へ向かうに従い広がる向きに配設されていることを特徴とする。
【0015】
請求項4記載の発明は、マスタの先端部を係止する係止部を有する開閉可能なマスタ係止手段を外周面の一部に具備した版胴と、画像情報に応じて前記マスタを製版し、前記マスタを前記版胴の外周面に巻装させるべく搬送する製版手段と、前記製版手段で製版された製版済みマスタを一定の長さに切断する切断手段とを有する印刷装置において、前記版胴が前記係止部で前記マスタの先端部を係止するマスタ係止位置に停止したときの前記マスタ係止手段の近傍に、前記切断手段よりもマスタ搬送方向上流側に位置して前記マスタの先端部を挟持する第1の位置と、前記係止部を通過して該係止部で前記マスタの先端部を係止可能な第2の位置との間で往復変位可能なマスタ挟持搬送手段を有し、前記マスタの先端部を挟持した状態で前記マスタ挟持搬送手段が第2の位置に移動した後、前記マスタ係止手段が開放状態から閉塞状態に移動する際に、前記係止部の自由端側先端部が前記マスタに当接しつつ移動することを特徴とする。
【0016】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の印刷装置において、さらに、前記係止部はその自由端側先端部の中央部が突出する形状に形成されていることを特徴とする。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の第1の実施例を図面を用いて説明する。
図1に示す孔版印刷装置は、主に印刷に用いられる感熱孔版可能なマスタ9(以下、マスタ9と記す)を巻いたマスタロール9Rと、マスタ9を製版しながら搬送する製版手段30と、版胴1の外周面1aの一部に設けられたマスタ係止手段50に向けてマスタ9を挟持搬送するマスタ挟持搬送手段40と、製版手段30で製版された製版済みマスタ9Aを一定の長さに切断する切断手段20と、マスタ係止手段50に向かって移動するマスタ9に張力を与える張力付与手段12とを備えている。
【0018】
マスタロール9Rは、矢印Xで示すマスタ搬送方向(以下、マスタ搬送方向Xと記す)の最上流に配置され、版胴1はマスタ搬送方向Xの最下流に配置されている。マスタロール9Rから版胴1までの間にはマスタ搬送路が形成され、このマスタ搬送路に沿って各手段が、製版手段30、張力付与手段12、マスタ挟持搬送手段40、切断手段20の順で配置されている。
【0019】
マスタ9は、非常に薄い1〜4μm程度のポリエステル等の実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみから成り、軸方向に長い熱可塑性樹脂でできた芯管9Pの外周面に巻き付けられてマスタロール9Rを形成している。マスタロール9Rは、図示しない不動部材に回転可能に支持されている。ここで示す実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみから成るマスタ9とは、マスタが熱可塑性樹脂フィルムのみから成るものの他、熱可塑性樹脂フィルムに帯電防止剤等の微量成分を含有して成るもの、さらには熱可塑性樹脂フィルムの両主面、すなわち表面又は裏面のうち少なくとも一方に、オーバーコート層等の薄膜層を1層又は複数層形成して成るものを含む。
【0020】
製版手段30は、画像情報に対応してマスタ9をサーマルヘッド11とこれにマスタ9を介して当接するプラテンローラー10とにより製版しながら版胴1に向かって搬送するものである。プラテンローラー10は、その軸10aと実質一体的に取り付けられていて、軸方向に延在して設けられている。軸10aは図示しない孔版印刷装置の側板に回転自在に支持されており、一端に設けられたプーリーとモータープーリーとの間に掛け渡された無端ベルト等からなる図示しない駆動力伝達手段及びモータープーリーを回転駆動するステップモーター21によって図の矢印方向に回転駆動される。サーマルヘッド11はプラテンローラー10の下方に位置し、軸10aと平行に延在して設けられている。サーマルヘッド11は、図示しない孔版印刷装置の原稿読取部に設けられたA/D変換部及び製版制御部(共に図示せず)で処理されて送出されるデジタル画像情報に基づき、図示しない発熱素子を選択的に発熱させることによりマスタ9を熱溶融穿孔する周知の機能を有する。
【0021】
版胴1は、多孔性円筒状の支持円筒体と、支持円筒体の外周面に巻き付けられたメッシュスクリーンとを有し、その外周面1aに製版済みマスタ9Aを巻装する。版胴1は回転中心軸を兼ねたインキパイプ7の周りに回転可能に支持されており、駆動源となる駆動モーター22と図示しない駆動力伝達機構とによって図の矢印方向に回転駆動される。版胴1の内部には、版胴1と同期して同方向に回転して版胴1の内周面にインキを供給するインキローラー4と、インキローラー4と僅かな間隙を設けて平行に配置されインキローラー4との間に断面楔状のインキ溜り6を形成するドクターローラー5と、インキ溜り6へインキを供給するインキパイプ7に設けた開孔部7aとが設けられている。これらインキローラー4、ドクターローラー5及びインキパイプ7によりインキ供給手段60が構成される。インキローラー4と対向する外周面1aの下方近傍には、図示しない接離機構によって上下に揺動し、印刷用紙73を版胴1へ押し付けるプレスローラー8が配置されている。
【0022】
外周面1a上の所定位置(非開孔部)には、製版済みマスタ9Aの先端部9Bを係止(挟持)するマスタ係止手段50が配設されている。マスタ係止手段50は、版胴1の母線と平行に延在していて外周面1aと実質一体的に設けられたステージ2と、ステージ2に対してクランパー軸13を介して図示しない開閉装置により駆動力を伝達されて回動される開閉自在なクランパー3と、クランパー3をステージ2へ磁着するマグネット3bとを備えている。開閉装置は、クランパー駆動手段となるステップモーター23と周知の駆動力伝達機構とから構成されている。
【0023】
クランパー3は、図2に示すように版胴1の母線と平行に延在しており、その全幅Eは、マスタ9の幅Wよりも幾分長く、且つ版胴1の幅Lよりも短く形成されている。マグネット3bは、クランパー軸13よりもマスタ搬送方向Xの上流側に位置するクランパー3の開閉端3a側のステージ2との対向面に固定されている。マグネット3bの後端3cとクランパー軸13との間に位置し、かつ両矢印Zで示すマスタ9の幅方向(以下、マスタ幅方向Zと記す)に位置するクランパー3の両側縁3A,3Bには、クランパー3の内方に凹んだ切欠き部3L,3Rがそれぞれ形成されている。この切欠き部3L,3Rは、後述するマスタ挟持搬送手段40に設けられる一対のマスタ挟持部14,15と干渉しない大きさに形成されている。クランパー3は、マグネット3bを設けた範囲を係止部Yとしている。
【0024】
図1に示すように、張力付与手段12は、製版手段30とマスタ挟持搬送手段40との間に配置されている。張力付与手段12は、一対のローラー部材12a,12bを備えている。ローラー部材12a,12bは、それぞれの外周面を当接して対向配置されており、この例では、ほぼ水平に搬送されるマスタ9の向きをほぼ垂直下方に方向転換する機能を備えており、マスタ9の移動によって互いに連れ回りする。一方のローラー部材12bの一端には、トルクリミッター等のブレーキ装置12cが装着されており、マスタ搬送方向Xに向かって移動するマスタ9に対して、その移動方向に弛みが発生しないように張力を与える構成となっている。張力付与手段12は、各ローラー部材12a,12bのうちの何れか一方を駆動モーターで回転駆動する構成としてもよく、この場合、駆動されるローラー部材の外周面の周速度を、外周面1aの周速度あるいはマスタ挟持搬送手段40の移動速度よりも遅く設定することで、移動するマスタ9に対して張力を与えることができる。
【0025】
マスタ挟持搬送手段40は、張力付与手段12とマスタ係止手段50との間に配置されており、マスタ9の先端部9Bを挟持しながらマスタ係止手段50に搬送するものである。マスタ挟持搬送手段40は、図3に示すように、先端部9Bをマスタ幅方向Zの両側縁9a,9bからその往動行程で挟持する一対のマスタ挟持部14,15と、マスタ挟持部14,15をマスタ幅方向Zに相対変位させる変位手段16と、図4に示すように、マスタ挟持部14,15を実線で示す第1の位置と二点鎖線で示す第2の位置との間で往復移動させる移動手段17とを備えている。マスタ挟持搬送手段40には、切断手段20がマスタ挟持部14,15よりもマスタ搬送方向Xの下流側に装着されている。
【0026】
ここでいう第1の位置とは、マスタ挟持部14,15が切断手段20の手前まで搬送されたマスタ9の先端部9Bを挟持する位置を指し、第2の位置とは、マスタ挟持部14,15が先端部9Bを挟持した状態でマスタ係止位置において開放された係止部Yを通過し、係止部Yで先端部9Bを係止(挟持)可能な位置を指す。
【0027】
マスタ挟持部14,15は、図3、図5に示すように、先端部9Bの両側縁9a,9bを両主面(表裏面)9C,9D側から挟持するように開閉自在に設けられた挟持部材となる上搬送クランパー26A,26B及び下搬送クランパー27A,27Bと、上搬送クランパー26A,26Bを開閉させる挟持部駆動手段となる電磁ソレノイド28A,28Bと、付勢手段であるコイルバネ29A,29Bとをそれぞれ備えている。
【0028】
下搬送クランパー27A,27Bは板状部材からなり、マスタ挟持搬送手段40のフレーム141に、マスタ幅方向Zに摺動自在に支持されている。具体的には、下搬送クランパー27A,27Bにマスタ幅方向Zに延在する長孔31A,31Bを形成し、この長孔31A,31Bにフレーム141のマスタ幅方向Zに並列に立設した段ねじ32A,32Bと段ねじ33A,33Bとをそれぞれ遊嵌する。下搬送クランパー27A,27Bは、その一端側をマスタ幅方向Zとほぼ直交する方向に折り曲げ、その下端をマスタ幅方向Zにおける内側に折り曲げて、当接部27C,27Dを形成している。この当接部27C,27Dは、マスタ9の裏面9Dに当接するように、互いに同一平面上に配置されている。
【0029】
上搬送クランパー26A,26Bは、軸34a,34bによって、それぞれ当接部27C,27Dに開閉自在に支持されている。電磁ソレノイド28A,28Bは、上搬送クランパー26A,26Bの上方に位置する下搬送クランパー27A,27Bに装着されていて、その可動片28C,28Dを上搬送クランパー26A,26Bにそれぞれピン結合されている。電磁ソレノイド28A,28Bには、駆動信号が入力されると可動片28C,28Dを押し出すプッシュ型が採用されている。コイルバネ29A,29Bは、電磁ソレノイド28A,28Bと上搬送クランパー26A,26Bとにその両端を係止されており、上搬送クランパー26A,26Bに開方向への回動習性を与えている。
【0030】
下搬送クランパー27A,27Bの他端側には、図2に符号A,Bで示す先端部9Bの両側縁9a,9bを挟持できる挟持位置と、同図に符号C,Dで示す両側縁9a,9bから外方に外れた離脱位置とにマスタ挟持部14,15をマスタ幅方向Zに変位移動させる変位手段駆動機構25が配設されている。離脱位置C,Dは、クランパー3の両側縁3A,3Bよりも外方に位置している。
【0031】
変位手段駆動機構25は、図3,図5に示すように、その駆動源となる正逆回転可能な駆動モーター35と、駆動モーター35の出力軸35aに装着されたピニオンギヤ36と、ラックギヤ37,38とから主に構成されている。ラックギヤ37,38は、下搬送クランパー27A,27Bにそれぞれ形成されており、フレーム141のほぼ中央に配置されたピニオンギヤ36に対して上下方向から互いに対向して噛合している。変位手段駆動機構25は、駆動モーター35が図3において時計回り方向(正方向)に回転駆動すると、下搬送クランパー27A,27Bを実線矢印で示す方向に移動させてマスタ挟持部14,15を離脱位置へと変位させ、駆動モーター35が図3において反時計回り方向(逆方向)に回転駆動すると、下搬送クランパー27A,27Bを破線矢印で示す方向に移動させてマスタ挟持部14,15を挟持位置へと変位させるように構成されている。
【0032】
下搬送クランパー27Aの長孔31Aの近傍には、挟持位置と離脱位置とを検知する検知手段としての挟持位置検知センサー41及び離脱位置検知センサー42が配設されている。挟持位置検知センサー41及び離脱位置検知センサー42には、それぞれマイクロスイッチが用いられており、離脱位置検知センサー42は、図5に示すように、レバー42aを段ねじ32Bによって押されると離脱位置検知信号を出力し、挟持位置検知センサー41はレバー41aを段ねじ32Aによって押されると挟持位置検知信号を出力する。
【0033】
切断手段20は、図3、図4、図5に示すように、切断部材となる円形刃部43がマスタ搬送路に臨むように、フレーム141のマスタ搬送路との対向面141cに装着されている。切断手段20は、対向面141cの、マスタ幅方向Zに延在して固定されたレール44と、レール44に摺動自在に支持されたスライダー45と、スライダー45に回転自在に支持された円形刃部43とを有するロータリーカッターからなり、後述する駆動モーター39によってマスタ切断時に摺動する。円形刃部43は、その外周面が当接面27C,27Dよりもやや下方に位置するようにスライダー45に支持されている。
【0034】
移動手段17は、図4に示すように、フレーム141に支持された回動軸47と、この回動軸47の一端に固定された歯車48と、駆動源となる正逆回転可能な駆動モーター46とを備えている。駆動モーター46はフレーム141に固定されており、その出力軸46aには駆動歯車49が固定されている。歯車48には駆動歯車49が噛合しており、歯車48の駆動歯車49との噛合位置と対向する位置にはラック51が噛合している。回動軸47は、図3に示すように、フレーム141の両側部に起立して設けられた側面141a,141bの上部に軸受52,52で回転自在に支持されており、その両端を側面141a,141bよりも外方に突出させている。側面141a,141bの下部には、一対のガイドピン53,53がマスタ幅方向Zに突出して設けられている。
【0035】
回動軸47の両端とガイドピン53,53とは、図4に示すように、図示しない装置のフレームに形成した長孔54,55にそれぞれ遊嵌されている。長孔54,55は、それぞれ張力付与手段12から図1に示すマスタ係止位置にあるマスタ係止手段50に向かって延在して形成されており、マスタ挟持搬送手段40を張力付与手段12の直下流からマスタ係止手段50の係止部Yの下流まで、すなわち第1の位置から第2の位置まで摺動自在に支持している。これにより、マスタ挟持搬送手段40は、マスタ係止手段50まで案内されると共に、往復動作時に揺れないように構成されている。
【0036】
ここでいうマスタ係止位置とは、マスタ係止手段50によってマスタ9を係止するときに版胴1が停止する位置を指し、本実施例では、クランパー3が図1において上方を向いた状態で開閉する、マスタ係止手段50がほぼ真横に置かれた位置を指す。
【0037】
駆動モーター46は、第1の位置から第2の位置までマスタ挟持搬送手段40を移動させる往動時に図4において時計回り方向(正方向)に回転駆動され、第2の位置から第1の位置までマスタ挟持搬送手段40を移動する複動時に図4において反時計回り方向(逆方向)に回転駆動される。
【0038】
マスタ挟持搬送手段40の近傍には、マスタ挟持搬送手段40が第1の位置に位置決めされたことを検知する第1位置検知センサー56と、第2の位置に位置決めされたことを検知する第2位置検知センサー57とが配置されている。第1位置検知センサー56はマスタ挟持搬送手段40が第1の位置を占めたときに、フレーム141の一部で押されることで第1位置検知信号を出力し、第2位置検知センサー57はマスタ挟持搬送手段40が第2の位置を占めたときに、フレーム141の一部で押されることで第2位置検知信号を出力するリミットスイッチからそれぞれ構成されている。マスタ挟持搬送手段40は、マスタ挟持部14,15が挟持位置Aにあるときをホームポジションとしている。
【0039】
本実施例において、マスタ挟持搬送手段40はほぼ垂直方向に往復移動可能に構成されている。ラック51は長孔54と平行に配置され、図示しないフレームに固定されている。このため、マスタ挟持搬送手段40は、駆動モーター46が駆動しないときに、駆動歯車49と歯車48とラック51との噛合により一定の位置に保持される。つまり、ラック51は、歯車48と相俟ってマスタ挟持搬送手段40の落下防止(ストッパー)手段と位置決め手段とを構成している。
【0040】
孔版印刷装置は、図8に示す制御手段70を備えている。制御手段70は、ROMやRAMを備えた周知のマイクロコンピューターから構成されており、各手段の駆動回路やコントローラーとして機能している。制御手段70には、停止指令手段となるストップキー61、製版指令手段となる製版スタートキー62、印刷指令手段となる印刷スタートキー63、第1位置検知センサー56、第2位置検知センサー57、挟持位置検知センサー41、離脱位置検知センサー42、ステップモーター21,23、各種駆動モーター22、35、39、46、電磁ソレノイド28A,28B及び電源58がそれぞれ電気的に接続されている。
【0041】
制御手段70は、製版スタートキー62が押下されて製版指令が出力されると、製版済みマスタ9Aをマスタ挟持搬送手段40を用いて版胴1上のクランパー3に搬送すると共に、この製版済みマスタ9Aを外周面1aに巻装する製版動作を行う機能と、印刷スタートキー63が押下されて印刷指令が出力されると、図示しないテンキーで設定された印刷枚数の印刷を実行する周知の印刷動作を行う機能と、ストップキー61が押下されると製版動作や印刷動作を停止させる機能と、駆動モーター39を制御する制御部71とを備えている。
【0042】
以下、制御手段70による製版機能と、制御部71による装置動作とを中心に説明する。
図1において、新品のマスタロール9Rを装置にセットする場合、マスタロール9Rを巻き解き、プラテンローラー10とサーマルヘッド11との間にマスタ9を通し、ローラー部材12a,12b間にマスタ9を介装して先端部9Bをマスタ挟持搬送手段40まで位置させておく。
【0043】
製版スタートキー62が押下されると、駆動モーター22が所定量駆動され、周知の排版手段によって印刷を終えた図示しない印刷済みマスタが外周面1aから排除され、版胴1がマスタ係止位置で停止する。版胴1がマスタ係止位置を占めると、ステップモーター23が駆動されてクランパー3がマスタ係止位置において開状態となる。第1位置検知センサー56から第1位置検知信号の出力があると、マスタ挟持搬送手段40がホームポジションにあるとして電磁ソレノイド28A,28Bが駆動される。この駆動動作によって上搬送クランパー26A,26Bが閉動作され、マスタ9の先端部9Bの両側縁9a,9bが図3に示すように、両主面(表裏面)9C,9D側からマスタ挟持部14,15で挟持される。すなわち、図6(a)、図6(b)に示すように、クランパー3は開状態におかれ、マスタ9の先端部9Bの両側縁9a,9bは、第1の位置においてマスタ挟持部14,15で挟持される。
【0044】
電磁ソレノイド28A,28Bがオンされると、駆動モーター35へ所定時間(数msec)の通電がなされ、駆動モーター35が図5において時計回り方向に回転する。これにより、ピニオンギヤ36が時計回り方向に微量だけ回転駆動され、これと噛合するラック37,38を有する下搬送クランパー27A,27Bが二点鎖線位置から実線位置に向かう方向に相対移動する。下搬送クランパー27A,27Bの相対移動量は、マスタ挟持部14,15からマスタ9が抜けない程度、かつ、マスタ9に伸びが生じない程度に設定されている。
【0045】
この移動により、マスタ9の先端部9Bの両側縁9a,9bを挟持した状態でマスタ挟持部14,15がマスタ幅方向Zに広がるので、マスタ9の先端部9Bにおける弛みが伸ばされる。
【0046】
電磁ソレノイド28A,28Bが駆動され、さらに駆動モーター35への通電が終了すると、ステップモーター21が起動してプラテンローラー10が時計回り方向に回転駆動されてマスタ9が送り出されると同時に画像情報に応じてサーマルヘッド11の発熱素子が選択的に発熱され、プラテンローラー10によりサーマルヘッド11に押圧されたマスタ9が選択的に溶融されて穿孔される。このように穿孔された製版済みマスタ9Aは、プラテンローラー10によってマスタ搬送方向Xに搬送される。
【0047】
一方、第1位置検知センサー56から第1位置検知信号の出力があると、図4に示す駆動モーター46が時計回り方向に回転駆動され、同図においてマスタ挟持搬送手段40が第2の位置(下方に)向かって移動する。このときのマスタ挟持搬送手段40の移動速度は、プラテンローラー10によるマスタ搬送速度とほぼ同一の速度で搬送される。このように、マスタ挟持搬送手段40が往動することで、製版済みマスタ9Aがローラー部材12a,12bとの間で張力を付与されながらクランパー3に向かって搬送される。
【0048】
マスタ挟持搬送手段40が、拡開しているステージ2とクランパー3との間を通過して第2の位置を占めると、第2位置検知センサー57から第2位置検知信号が出力され、駆動モーター46が停止される。これにより図7(a),図7(b)に示すように、マスタ挟持部14,15は係止部Yを通過して切欠き部3L,3R内の挟持位置Bにて停止する。そして、駆動モーター46が停止すると、ステップモーター23が閉方向に所定量回転駆動された後、電磁ソレノイド28A,28Bが非駆動(オフ)とされる。これにより、マスタ挟持部14,15で挟持されて搬送された製版済みマスタ9Aの先端部9Bは、ステージ2とクランパー3のマグネット3bとによって係止された後、マスタ挟持部14,15による挟持が開放される。このため、マスタ9が静電気を帯びていたりカールした状態であっても、ローラー部材12a,12bに巻き付かなくなり、確実にクランパー3まで搬送することができる。
【0049】
電磁ソレノイド28A,28Bがオフされると、駆動モーター35が図5において時計回り方向に駆動し、離脱位置検知センサー42から離脱位置検知信号が出力されるまで駆動される。これにより、ピニオンギヤ36が時計回り方向に回転駆動して、それと噛合するラック37,38を有する下搬送クランパー27A,27Bが二点鎖線位置から実線位置に向かって相対移動する。
【0050】
段ねじ32Bによって離脱位置検知センサー42のレバー42aが押されて離脱位置検知信号が出力されると、駆動モーター35の回転が停止する。これにより、第2の位置においてマスタ挟持部14,15は離脱位置Cを占める。
【0051】
離脱位置検知センサー42から離脱位置検知信号が出力されると、図4に示す駆動モーター46が反時計回り方向に回転駆動され、この動作は、第1位置検知センサー56から第1位置検知信号の出力があるまで行われる。この動作により、同図に二点鎖線で示す第2の位置に置かれたマスタ挟持搬送手段40が第1の位置へと復動され、マスタ挟持部14,15は離脱位置Dに位置決めされる。このように、マスタ挟持部14,15は、マスタ挟持搬送手段40の復動時において離脱位置を占めた状態で第2の位置から第1の位置へと移動されるため、その移動中に両側縁9a,9bや両側縁3A,3Bと干渉することがなくなる。
【0052】
ステップモーター21は、マスタ挟持搬送手段40の移動動作中、すなわち、図2においてマスタ挟持部14,15が離脱位置C,D間を移動している間も駆動されているので、プラテンローラー10の製版搬送は行われている。このため、マスタ9は、プラテンローラー10とローラー部材12a,12bとの間に、製版済みマスタ9Aの過分送りを発生させる。
【0053】
第1位置検知センサー56から第1位置検知信号が出力されると、駆動モーター22は版胴1を図1において矢印方向に回転駆動させ、過分送りされた製版済みマスタ9Aは版胴1の回転により外周面1aに製版されつつ巻き付けられる。
【0054】
ステップモーター21を所定量回転駆動してマスタ9が所定量搬送されると、版胴1の外周面1aへ巻装される製版済みマスタ9Aが製版されたものとしてステップモーター21及び駆動モーター22が停止される。製版動作完了後、駆動モーター35が図5において反時計回り方向に駆動されてピニオンギヤ36が反時計回り方向に回転し、下搬送クランパー27A,27Bが破線方向に相対移動する。そして、段ねじ32Aによって挟持位置検知センサー41のレバー41aが押されて挟持位置検知信号が出力されると駆動モーター35の回転が停止し、これによりマスタ挟持部14,15は挟持位置Aに保持される。
【0055】
これに伴い制御部71では、電磁ソレノイド28A,28Bを駆動(オン)し、上搬送クランパー26A,26Bを閉じて両側縁9a,9bを挟持し、その状態を保持したまま切断手段20の駆動モーター39を駆動する。これにより、スライダー45が図5において右方から左方に摺動され、製版済みマスタ9Aの後端が円形刃部43で切断される。このため、製版済みマスタ9Aは、その先端部9Bをクランパー3で係止され、その後端部のマスタ搬送方向Xの上流側の部位をマスタ挟持部14,15に挟持された状態で切断されるので、マスタ9を良好に切断できるとともに、切断後にマスタ9の先端部9Bをマスタ挟持部14,15まで搬送する必要がなくなる。よって、マスタ9が帯電していたりマスタ9に巻き癖が残っていた場合であっても、製版手段30とマスタ挟持搬送手段40との間においてマスタ9が詰まることが防止される。
【0056】
切断後、電磁ソレノイド28A,28Bがオフされてマスタ挟持部14,15が開放されると共に、駆動モーター22が版胴1を図1の矢印方向に回転させ、外周面1aに製版済みマスタ9Aが巻装される。
【0057】
この後、制御手段70は、駆動モーター22を駆動して版胴1を図1の矢印方向に低速で回転駆動させ、図示しない給紙装置から1枚の印刷用紙73を周知のレジストローラー72に向けて給紙させる。このとき、インキローラー4も版胴1の回転方向と同方向に回転され、版胴1の内周面にインキが供給される。レジストローラー72は、版胴1の回転と同期した所定のタイミングで、版胴1とプレスローラー8との間に向けて印刷用紙73を給送する。すると、外周面1aから離間したプレスローラー8が、図1において実線で示す離間位置から二点鎖線で示す押圧位置まで移動し、矢印方向に回転駆動する版胴1の外周面1aに巻装された製版済みマスタ9Aに印刷用紙73を押圧する。これにより、製版済みマスタ9Aの穿孔部分からインキが滲み出しつつ製版済みマスタ9Aが外周面1aに密着され、所謂版付けが完了し、各駆動モーターやステップモーターが停止されて印刷待機状態となる。
【0058】
図示しないテンキーにより印刷枚数が設定されて、印刷スタートキー63が押下されると、版胴1が高速で回転されると共にプレスローラー8及びレジストローラー72が版付けと同様に駆動され、設定された枚数分の印刷が印刷用紙73に行われる。
【0059】
このように本実施例では、製版手段30からマスタ係止手段50へのマスタ9の受渡しを、マスタ挟持部14,15によってマスタ9を挟持した状態で行うので、ローラー部材の回転によるマスタ9の押し出し搬送と違い、マスタ9の静電気による貼り付きやカール等による搬送不良が発生しない。また、マスタ9の先端部9Bの両側縁9a,9bをマスタ挟持部14,15で挟持した状態でマスタ挟持部14,15をマスタ幅方向Zに向けて拡開し、先端部9Bの弛みを伸ばすと共に、マスタ搬送時にローラー対12a,12bとブレーキ装置12cとによって張力を加えた状態で先端部9Bをクランパー3でクランプするので、このクランプ時における製版済みマスタ9Aへのシワや弛みの発生を防止できる。
【0060】
さらに、切断手段20がマスタ挟持搬送手段40よりもマスタ搬送方向Xの下流側に配置され、両側縁9a,9bをマスタ挟持部14,15が挟持した状態で切断が行われるので、製版済みマスタ9Aの切断後、後続の未製版のマスタ9の先端部9Bが既に当接部27C,27D上に位置しており、切断後のマスタ9を従来のようにマスタ挟持搬送手段40まで搬送する必要がなくなり、製版手段30とマスタ挟持搬送手段40との間でのマスタ9の詰まりや、それによるシワの発生を防止することが可能となる。
【0061】
また、マスタ挟持部14,15で先端部9Bを挟持されたマスタ9は、係止部Yよりもマスタ搬送方向Xの下流側まで搬送されるので、先端部9Bを確実にクランパー3で係止することができる。
【0062】
図9、図10は本発明の第2の実施例を示している。この第2の実施例は、第1の実施例と比較すると、マスタ9の先端部9Bとの接触部位である上搬送クランパー26A,26Bの当接部27C,27Dとの接触面に伸張部材18,19を有する点においてのみ相違している。
【0063】
ほぼへ字形状を呈する弾性体の薄板からなる伸張部材18,19は、その一端部を上搬送クランパー26A,26Bの開放端側に固着されており、他端部をマスタ幅方向Zの外側に向ける状態で配設されている。伸張部材18,19としては、マイラー、金属薄板、樹脂薄板、ゴム薄板等が挙げられる。
【0064】
この伸張部材18,19を設けることにより、上搬送クランパー26A,26Bが閉じたときにマスタ9の先端部9Bがマスタ幅方向Zの外側に向けて伸ばされ、先端部9Bの弛みが除去される。なお、伸張部材18,19としては、樹脂やゴム等の、ある程度の摩擦抵抗を有するものが望ましい。
【0065】
第2の実施例の変形例として、図11に示すように、伸張部材18,19に代えて上伸張部材68A,68B及び下伸張部材69A,69Bを用いてもよい。棒状の弾性体からなる上伸張部材68A,68Bは上搬送クランパー26A,26Bに固着されており、傾斜面69a,69bを有する下伸張部材69A,69Bは当接部27C,27Dに固着されている。下伸張部材69A,69Bは、傾斜面69a,69bがマスタ幅方向Zの外側に向かうに従い下がる向きに配設されている。
【0066】
この構成により、上搬送クランパー26A,26Bが閉じたとき、上伸張部材68A,68Bが傾斜面69a,69bに沿って弾性変形することで、先端部9Bがマスタ幅方向Zの外側に向けて伸ばされてその弛みが除去される。なお、上伸張部材68A,68Bとしては、樹脂やゴム等の、ある程度の摩擦抵抗を有するものが望ましく、また、傾斜面69a,69bは平面でも曲面でもよい。
【0067】
また、第2の実施例の他の変形例として、図12に示すように、伸張部材18,19を、その自由端がマスタ搬送方向Xの下流側に向かうに従いマスタ幅方向Zの外側に向くように斜めに配設してもよく、図11に示した変形例の他の変形例として、図13に示すように、下伸張部材69A,69Bを、傾斜面69a,69bがマスタ搬送方向Xの下流側及びマスタ幅方向Zの外側に向かうに従い下がるように斜めに配設してもよい。このような構成とすることにより、先端部9Bがマスタ搬送方向Xの下流側及びマスタ幅方向Zの外側に向けて伸ばされてその弛みが除去される。
【0068】
図14は、本発明の第3の実施例に用いられる孔版印刷装置を示している。この孔版印刷装置は、第1の実施例で用いたものと比較すると、マスタ係止手段50に代えてマスタ係止手段24を用いる点と、マスタ係止位置における版胴1の停止位置が、マスタ係止手段24が真横よりもやや上方に変位した位置を占める点においてのみ相違している。
【0069】
マスタ係止手段24は、版胴1の母線と平行に延在していて外周面1aと実質一体的に設けられたステージ59と、ステージ59に対してクランパー軸65を介して図示しない開閉装置により駆動力を伝達されて回動される開閉自在なクランパー64とを備えている。開閉装置は、第1の実施例と同様に、ステップモーター23と周知の駆動力伝達機構とから構成されている。
【0070】
クランパー64は、クランパー軸65に開閉自在に支持された支持部64aと、支持部64aにピン64bで回動自在に接続された係止部64Yとから主に構成されている。クランパー64は、その係止部64Yの幅がクランパー3における全幅Eと同じ幅に形成されており、支持部64aの幅は係止部64Yの幅よりクランパー3における切欠き部3L,3Rを除いた幅に形成されている。
【0071】
係止部64Yには、クランパー64をステージ59に磁着するマグネット64cが取り付けられている。ピン64bには、係止部64Yに対して図14において反時計回り方向への回動付勢力を付与する図示しないトーションコイルスプリングが装着されていると共に、支持部64aと係止部64Yとの接続部には図示しないストッパーが設けられており、係止部64Yは無負荷時に図の態位を占め、マスタ係止時に支持部64aとほぼ直線をなす態位を占める。この図示しないトーションコイルスプリングの付勢力については後述する。
【0072】
以下、上述の構成に基づいた孔版印刷装置の動作を説明する。
製版スタートキー62が押下されると、駆動モーター22が所定量駆動され、図示しない印刷済みマスタが外周面1aから剥離されると共に、版胴1が図14に示すマスタ係止位置で停止する。版胴1がマスタ係止位置を占めると、ステップモーター23が駆動されてクランパー64が図14に二点鎖線で示す開放位置に位置決めされる。第1位置検知センサー56から第1位置検知信号の出力があると、マスタ挟持搬送手段40がホームポジションにあるとして電磁ソレノイド28A,28Bが駆動され、両側縁9a,9bがマスタ挟持部14,15で挟持される。
【0073】
電磁ソレノイド28A,28Bが駆動されると、ステップモーター21が起動してプラテンローラー10が時計回り方向に回転駆動され、マスタ9が送り出されると同時にサーマルヘッド11が駆動して、マスタ9が穿孔製版される。製版された製版済みマスタ9Aは、プラテンローラー10によってマスタ搬送方向Xに搬送される。
【0074】
一方、第1位置検知センサー56から第1位置検知信号の出力があると、マスタ挟持搬送手段40がプラテンローラー10によるマスタ搬送速度とほぼ同一の速度で下方に向かって移動し、製版済みマスタ9Aがローラー部材12a,12bとの間で張力を付与されつつクランパー64に向かって搬送される。
【0075】
マスタ挟持手段40が、拡開しているステージ59とクランパー64との間を通過して第2の位置を占めると、第2位置検知センサー57から第2位置検知信号が出力されて駆動モーター46が停止され、マスタ挟持部14,15が第1の実施例における挟持位置Bに相当する位置で停止する。
【0076】
駆動モーター46が停止すると、ステップモーター23が所定量回転駆動され、クランパー64が閉方向に回動される。この回動時において、図14に実線で示すように、マグネット64cの自由端側先端部が製版済みマスタ9Aに接触し、張力を付与しつつ製版済みマスタ9Aを張力付与手段12より引き出す。このとき、ピン64bに設けられた図示しないトーションコイルスプリングの付勢力は、製版済みマスタ9Aがマスタ挟持部14,15から抜けない程度に設定されており、クランパー64は、支持部64aと係止部64Yとが徐々に直線状となるように係止部64Yを時計回り方向に回動させつつ、クランパー軸65を中心に反時計回り方向に回動される。そして、ステージ59とマグネット64cとで製版済みマスタ9Aの先端部9Bが係止された後、電磁ソレノイド28A,28Bがオフされてマスタ挟持部14,15による製版済みマスタ9Aの挟持が解除される。これにより、製版済みマスタ9Aにマスタ搬送方向Xへの張力を付与することができ、弛みを除去することができる。
【0077】
以下、第1の実施例と同様にマスタ挟持部14,15が離脱位置Cから離脱位置Dに相当する位置に移動された後、外周面1aへの製版済みマスタの巻装動作が行われる。
【0078】
第3の実施例ではマグネット64cの自由端側先端部を製版済みマスタ9Aと接触させる構成としたが、マグネット64cの自由端側先端部をクランパー軸65側に位置させ(つまりマグネット64cの長さを短くし)、係止部64Yの自由端側先端部を製版済みマスタ9Aと接触させる構成としてもよい。
【0079】
また、第3の実施例の変形例として、図15、図16に示すように、製版済みマスタ9Aと接触するマグネット64cあるいは係止部64Yの自由端側先端部を、その中央部が突出する形状に形成してもよい。このような構成とすることにより、製版済みマスタ9Aが接触時にマスタ幅方向Zへも張力を付与され、その弛みを効果的に除去することができる。なお、図15、図16に示した例ではマグネット64c、係止部Yの自由端側の角部を曲面状に面取りして中央部を突出させる形状としたが、製版済みマスタ9Aにマスタ幅方向Zへの張力を付与する形状であり、かつ、製版済みマスタ9Aを損傷させないような形状であればこの限りではない。
【0080】
上記各実施例及び各変形例では、クランパー3に対して先端部9Bを上方から搬送すべくマスタロール9Rの配設位置と版胴1のマスタ係止位置とが設定されているため、マスタ挟持搬送手段40を垂直方向に往復移動させる構成としたが、この構成に限定されるものではない。クランパー3に対して先端部9Bを水平方向から搬送挿入すべくマスタロール9Rの配設位置と版胴1のマスタ係止位置とを設定した場合には、マスタ挟持搬送手段40を水平方向に往復移動させるべく長孔54,55を水平に設け、回動軸47を回転させて長孔54内を走行するように構成すればよい。また、この場合には、ラック51を設けなくともよい。
【0081】
また、上記各実施例及び各変形例では、先端部9Bをマスタ挟持部14,15で挟持し、製版手段30でマスタ9を製版しつつ、製版済みマスタ9Aをマスタ挟持搬送手段40を用いてクランパー3まで搬送して係止するように構成しているが、先端部9Bをマスタ挟持部14,15で挟持し、製版前にクランパー3までマスタ挟持搬送手段40を用いてマスタ9を搬送し、クランパー3による係止後にマスタ9に対する製版を行ってもよい。ただし、外周面1aに巻装される1枚の製版済みマスタ9Aの長さは、外周面1aの円周長によってその長さが制限されるため、製版済みマスタ9Aの製版領域が減少してしまうことがある。したがって、この場合にはマスタ挟持搬送手段40の往復移動範囲を少なくし、かつ版胴1のマスタ係止位置をよりマスタ挟持搬送手段40寄りに設定することで、マスタ9における未製版領域を減少させて製版領域を確保すればよい。
【0082】
上記各実施例及び各変形例中、マスタ9として実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなるマスタを用いたが、マスタとしてはこれに限られず、多孔性支持体を有するもの、若しくはこのマスタよりも多孔性支持体の厚さを更に減少させた薄いマスタを使用してもよい。
【0083】
また、上記各実施例及び各変形例では、先端部9Bをマスタ挟持搬送手段40のマスタ挟持部14,15で挟持した後に切断手段20で所定の長さに切断しているが、比較的帯電しにくいマスタまたは帯電しにくい環境下の場合には、マスタの巻き付き等の不具合がほとんど発生しないので、マスタ挟持部14,15での挟持後に製版済みマスタ9Aを切断しなくともよい。
【0084】
上記各実施例及び各変形例中、切断手段20をフレーム141に装着し、マスタ挟持搬送手段40の往復動作に伴い切断手段20を一体的に移動させるように構成したが、これに限らず、孔版印刷装置の図示しないフレーム等に切断手段20を装着して、マスタ挟持搬送手段40と切断手段20とを別々に設けても無論構わない。この場合、マスタ挟持搬送手段40が第1の位置を占めるときのマスタ挟持部14,15よりもマスタ搬送方向Xの下流側に切断手段20を配置する。また、切断手段20として円形刃部43を摺動させるロータリーカッターを例示したが、固定刃に対して可動刃を回転させるタイプや、所謂ギロチンタイプのものを採用してもよい。
【0085】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、マスタ挟持搬送手段が、第1の位置でマスタの先端部を挟持した後、係止部でマスタの先端を係止するまでの間にマスタ幅方向に所定量拡開するので、マスタの先端部がマスタ幅方向に広がり、その弛みが除去される。
【0086】
請求項2記載の発明によれば、マスタ挟持搬送手段がマスタの先端部との接触部位に伸張部材を有するので、マスタ挟持搬送手段がマスタの先端部を挟持したときに、マスタの先端部がマスタ幅方向の外側に向けて伸ばされ、その弛みが除去される。
【0087】
請求項3記載の発明によれば、伸張部材がマスタ搬送方向下流側へ向かうに従い広がる向きに配設されているので、マスタ挟持搬送手段がマスタの先端部を挟持したときに、マスタの先端部がマスタ搬送方向の下流側及びマスタ幅方向の外側に向けて伸ばされ、その弛みが除去される。
【0088】
請求項4記載の発明によれば、マスタの係止時において係止部の自由端側先端部がマスタに当接しつつ移動するので、マスタがマスタ搬送方向下流側に向けて伸ばされ、その弛みが除去される。
【0089】
請求項5記載の発明によれば、係止部は、その自由端側先端部の中央が突出する形状に形成されているので、マスタの係止時において係止部の自由端側先端部がマスタに当接しつつ移動する際に、マスタがマスタ搬送方向下流側及びマスタ幅方向の外側に向けて伸ばされ、その弛みが除去される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1または第2の実施例に用いられる孔版印刷装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第1ないし第3の各実施例に用いられるマスタ挟持搬送手段の第1の位置と第2の位置、及びマスタ挟持部の挟持位置と離脱位置とを示す平面図である。
【図3】本発明の第1ないし第3の各実施例に用いられるマスタ挟持搬送手段の構成を示す斜視図である。
【図4】マスタ挟持搬送手段に設けた移動手段の構成を示す図である。
【図5】マスタ挟持部と変位手段、及びその駆動機構と挟持部駆動部材の構成と動作とを示す正面図である。
【図6】(a)は第1の位置におけるマスタ挟持部の挟持位置を示す平面図、(b)は(a)の側面図である。
【図7】(a)は第2の位置におけるマスタ挟持部の挟持位置を示す平面図、(b)は(a)の側面図である。
【図8】本発明の第1ないし第3の各実施例に用いられる制御手段と制御部の一構成例を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施例に用いられる伸張部材を説明するマスタ挟持部の部分正面図である。
【図10】本発明の第2の実施例に用いられる伸張部材を説明する上搬送クランパーの平面図である。
【図11】本発明の第2の実施例の変形例に用いられる伸張部材を説明するマスタ挟持部の部分正面図である。
【図12】本発明の第2の実施例の他の変形例を説明する上搬送クランパーの平面図である。
【図13】本発明の第2の実施例のさらに他の変形例を説明する上搬送クランパーの平面図である。
【図14】本発明の第3の実施例に用いられる孔版印刷装置の概略構成図である。
【図15】本発明の第3の実施例の変形例に用いられるクランパーの平面図である。
【図16】本発明の第3の実施例の他の変形例に用いられるクランパーの平面図である。
【符号の説明】
1 版胴
1a 外周面
9 マスタ
9A 製版済みマスタ
9B 先端部
18,19 伸張部材
20 切断手段
24,50 マスタ係止手段
30 製版手段
40 マスタ挟持搬送手段
64Y,Y 係止部
X マスタ搬送方向
Z マスタ幅方向

Claims (5)

  1. マスタの先端部を係止する係止部を有するマスタ係止手段を外周面の一部に具備した版胴と、画像情報に応じて前記マスタを製版し、前記マスタを前記版胴の外周面に巻装させるべく搬送する製版手段と、前記製版手段で製版された製版済みマスタを一定の長さに切断する切断手段とを有する印刷装置において、
    前記版胴が前記係止部で前記マスタの先端部を係止するマスタ係止位置に停止したときの前記マスタ係止手段の近傍に、前記切断手段よりもマスタ搬送方向上流側に位置して前記マスタの先端部を挟持する第1の位置と、前記係止部を通過して該係止部で前記マスタの先端部を係止可能な第2の位置との間で往復変位可能なマスタ挟持搬送手段を有し、
    前記マスタ挟持搬送手段は、第1の位置で前記マスタの先端部を挟持した後、前記係止部が前記マスタの先端部を係止するまでの間にマスタ幅方向に所定量拡開することを特徴とする印刷装置。
  2. マスタの先端部を係止する係止部を有するマスタ係止手段を外周面の一部に具備した版胴と、画像情報に応じて前記マスタを製版し、前記マスタを前記版胴の外周面に巻装させるべく搬送する製版手段と、前記製版手段で製版された製版済みマスタを一定の長さに切断する切断手段とを有する印刷装置において、
    前記版胴が前記係止部で前記マスタの先端部を係止するマスタ係止位置に停止したときの前記マスタ係止手段の近傍に、前記切断手段よりもマスタ搬送方向上流側に位置して前記マスタの先端部を挟持する第1の位置と、前記係止部を通過して該係止部で前記マスタの先端部を係止可能な第2の位置との間で往復変位可能なマスタ挟持搬送手段を有し、
    前記マスタ挟持搬送手段は、前記マスタの先端部との接触部位に、前記マスタに対してマスタ幅方向への伸張力を付与する伸張部材を有し、該伸張部材は前記マスタ挟持搬送手段が前記マスタの先端部を挟持した際に前記マスタに対して前記伸張力を付与することを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2記載の印刷装置において、
    前記伸張部材はマスタ搬送方向下流側へ向かうに従い広がる向きに配設されていることを特徴とする印刷装置。
  4. マスタの先端部を係止する係止部を有する開閉可能なマスタ係止手段を外周面の一部に具備した版胴と、画像情報に応じて前記マスタを製版し、前記マスタを前記版胴の外周面に巻装させるべく搬送する製版手段と、前記製版手段で製版された製版済みマスタを一定の長さに切断する切断手段とを有する印刷装置において、
    前記版胴が前記係止部で前記マスタの先端部を係止するマスタ係止位置に停止したときの前記マスタ係止手段の近傍に、前記切断手段よりもマスタ搬送方向上流側に位置して前記マスタの先端部を挟持する第1の位置と、前記係止部を通過して該係止部で前記マスタの先端部を係止可能な第2の位置との間で往復変位可能なマスタ挟持搬送手段を有し、
    前記マスタの先端部を挟持した状態で前記マスタ挟持搬送手段が第2の位置に移動した後、前記マスタ係止手段が開放状態から閉塞状態に移動する際に、前記係止部の自由端側先端部が前記マスタに当接しつつ移動することを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項4記載の印刷装置において、
    前記係止部はその自由端側先端部の中央部が突出する形状に形成されていることを特徴とする印刷装置。
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