JP4297052B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置に関し、特に種々の回線に接続した場合に回線が発振しないように制御することができる通信装置に関するものである。
公衆回線などには通信品質を維持するために規格が定められている。この回線に接続される通信装置は、その通信装置が備えられる場所などにより電話局に備えられた交換機と接続される回線の抵抗が変化するため、この規格を満足するように回線の電圧または電流などの制御を行っている。
例えば、特開2004−112490号公報には、回線の電流と電圧とを検出し、この電流値と電圧値から回線のインピーダンスを求め、求められたインピーダンスに応じてモデムから送出される信号のレベルを制御している。
また、公衆回線などの規格を満足する回線の電流値と電圧値とを制御するために、回線の電流値に対応する電圧値の関係を示すDCマスクカーブを予め定め、そのDCマスクカーブに基づいて回線電流と回線電圧との値が規格を満足するように調整する方法が行われている。図10は、この従来の技術であるDCマスクカーブを示すグラフである。
図10は、横軸を回線電流値(右方が値が大きくなる方向)とし、縦軸を回線電圧(上方が値が大きくなる方向)を示し、2本の破線で示す公衆回線規格のカーブに挟まれた領域が、規格内の回線電流値および回線電圧値である。
この規格を満足する領域を通過するカーブであるDCマスクカーブ(実線で示す)を予め設定し、このDCマスクカーブに近い値を取るように回線のインピーダンスを制御し、回線電流と回線電圧とを設定する方法が行われいている。
例えば、図10において、最初、A点で示される規格外の回線電流値および回線電圧値であった場合に、A点は、DCマスクカーブより下方に位置するので、回線のインピーダンスを小さい値に変更する。すると、回線電流および回線電圧が変化し、B点になる。このB点は、同様に規格外でありDCマスクカーブより上方に位置するので、回線のインピーダンスを大きい値に変更する。すると、回線電流および回線電圧が変化し、C点になる。同様に、C点は、規格外であってDCマスクカーブより下方に位置するので、回線のインピーダンスを小さい値に変更すると回線電流と回線電圧は、D点で示すほぼDCマスクカーブ上に位置し、規格を満足する値に設定することができる。
特開2004−112490公報
しかしながら、上記のような方法で、回線電流および回線電圧を設定した場合に、回線の環境により回線が発振を起こすことがあった。この発振は、回線の状態が特定の周波数に共振する状態になったためであり、その発振周波数は、20kHzから1MHzの可聴周波数より高い周波数帯域ではある。しかしながら回線が発振すると、ノイズが発生したりハンドセット通話時のエコーキャンセルがうまく機能しないなどの障害が発生するという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、回線の発振を防止することができる通信装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載の通信装置は、回線網との接続を制御する回線制御部とその回線網を介して情報の送受信を行う通信部とを備えたものであって、回線電圧または回線電流を検出する検出回路と、回線が発振状態であるか否かを検出する発振検出回路と、回線の規格を満足する回線電流値に対応する回線電圧値を規定する電圧電流特性曲線として、回線電流値に対応して規定された回線電圧値が互いに異なる複数の電圧電流特性曲線を記憶する記憶手段と、前記検出回路により回線閉結時の回線電圧または回線電流を検出するとともにその検出された電圧値または電流値に基づいて回線電圧値と回線電流値を取得し、その回線電圧値と回線電流値とが規格内になるように前記記憶手段に記憶された複数の電圧電流特性曲線のうち、予め定められたデフォルトの電圧電流特性曲線に基づいて回線電圧または回線電流を調整する調整手段と、前記調整手段により調整された回線電圧値および回線電流値において、前記発振検出回路が発振状態であることを検出した場合は、前記記憶手段に記憶された複数の電圧電流特性曲線の中から前記デフォルトの電圧電流特性曲線とは異なる電圧電流特性曲線を選択する選択手段と、前記調整手段により調整された回線電圧値および回線電流値において、前記発振検出回路が発振状態であることを検出した場合は、前記選択手段により選択された電圧電流特性曲線に基づいて回線電圧または回線電流を調整するように制御する再調整手段とを備えている。
請求項2記載の通信装置は、請求項1記載の通信装置において、前記記憶手段は、回線の規格を満足する2つの電圧電流特性曲線を記憶するものである。
請求項3記載の通信装置は、請求項1記載の通信装置において、前記記憶手段は、回線の規格を満足する3以上の電圧電流特性曲線を記憶するものであり、前記選択手段は、前記調整手段により調整された回線電圧および回線電流において前記発振検出回路が発振状態であることを検出した場合は、前記記憶手段に記憶された3以上の電圧電流特性曲線を順次選択するものである。
請求項記載の通信装置は、請求項1記載の通信装置において、前記記憶手段は、回線電流値に対応して規定された回線電圧値が互いに異なると共に、回線が発振した場合の発振周波数に対応した複数の電圧電流特性曲線を記憶するものであり、前記発振検出回路は、回線が発振状態であることを検出した場合は、その発振周波数を検出するものであり、前記選択手段は、前記発振検出回路により検出された発振周波数に対応して記憶されている電圧電流特性曲線を選択するものである。
請求項記載の通信装置は、請求項記載の通信装置において、前記記憶手段は、回線電流値に対応して規定された回線電圧値が互いに異なる複数の電圧電流特性曲線を、回線が発振した場合の一の発振周波数に対応して記憶するものであり、前記選択手段により選択された一の電圧電流特性曲線に基づいて前記調整手段により調整された回線電圧値および回線電流値において、前記発振検出回路が回線の発振状態を検出した場合は、前記記憶手段から前記発振検出回路が検出した発振周波数に対応する他の電圧電流特性曲線を選択するものである。
請求項記載の通信装置は、請求項1から5のいずれかに記載の通信装置において、前記選択手段は、前記選択手段により先に選択した一の電圧電流特性曲線に基づいて前記調整手段により調整された回線電圧値および回線電流値において、前記発振検出回路が回線の発振状態を検出した場合は、前記選択手段により先に選択した電圧電流特性曲線以外の電圧電流特性曲線を選択するものである。
請求項記載の通信装置は、請求項記載の通信装置において、前記選択手段は、電圧電流特性曲線を選択した場合は、いずれの電圧電流特性曲線を選択したかを記憶する選択済み記憶手段を備え、次にいずれかの電圧電流特性曲線を選択する際に、前記選択済み記憶手段に記憶された電圧電流特性曲線以外の電圧電流特性曲線を選択するものである。
請求項1記載の通信装置によれば、検出回路は、回線電圧または回線電流を検出し、記憶手段は、回線の規格を満足する回線電流値に対応する回線電圧値を規定する電圧電流特性曲線として、回線電流値に対応して規定された回線電圧値が互いに異なる複数の電圧電流特性曲線を記憶し、調整手段は、検出回路により回線閉結時の回線電圧または回線電流を検出するとともにその検出された電圧値または電流値に基づいて回線電圧値と回線電流値を取得し、その回線電圧値と回線電流値とが規格内になるように記憶手段に記憶された複数の電圧電流特性曲線のうち、予め定められたデフォルトの電圧電流特性曲線に基づいて回線電圧または回線電流を調整する。
選択手段は、調整手段により電圧電流特性が調整された場合に、その調整に使用されたデフォルトの電圧電流特性曲線とは異なる電圧電流特性曲線を記憶手段に記憶された複数の電圧電流特性曲線の中から選択し、再調整手段は、その選択手段により選択された電圧電流特性曲線に基づいて回線電圧または回線電流を調整する。よって、デフォルトの電圧電流特性曲線に基づいて電圧電流特性を調整した後、回線が発振するなどの不具合が発見された場合に、回線の発振を生じない電圧電流特性曲線を設定し、回線の発振を防止することができるという効果がある。
また、選択手段は、調整手段によりデフォルトの電圧電流特性曲線に基づいて調整された回線電圧値および回線電流値において発振検出回路が発振状態であることを検出した場合は、記憶手段に記憶された他の電圧電流特性曲線を選択するものであるので、使用者が回線の状態をチェックしたり、電圧電流特性を選択する必要がなく、使い勝手が良いという効果がある。
請求項2記載の通信装置によれば、請求項1記載の通信装置の奏する効果に加え、記憶手段は、回線の規格を満足する2つの電圧電流特性曲線を記憶するので、2つの電圧電流特性曲線を記憶するという簡単な構成で回線の発振を防止することができるという効果がある。
請求項記載の通信装置によれば、請求項記載の通信装置の奏する効果に加え、記憶手段は、回線の規格を満足する3以上の電圧電流特性曲線を記憶するものであり、選択手段は、調整手段により一の電圧電流特性曲線に基づいて調整された回線電圧および回線電流において発振検出回路が発振状態であることを検出した場合は、記憶手段に記憶された3以上の電圧電流特性曲線を順次選択するものであるので、より確実に回線の発振を防止することができるという効果がある。
請求項記載の通信装置によれば、請求項1記載の通信装置の奏する効果に加え、選択手段は、発振検出回路により検出された発振周波数に対応して記憶されている電圧電流特性曲線を選択するものであるので、より確実に回線が発振することを防止することができるとともに、順次複数の電圧電流特性曲線を選択して調整を行う場合に比べ、速く回線が発振を生じない電圧電流特性曲線を設定することができるという効果がある。
請求項記載の通信装置によれば、請求項記載の通信装置の奏する効果に加え、記憶手段は、回線電流値に対応して規定された回線電圧値が互いに異なる複数の電圧電流特定曲線を、回線が発振した場合の一の発振周波数に対応して記憶するものであり、選択手段により選択された一の電圧電流特性曲線に基づいて調整手段により調整された回線電圧値および回線電流値において、発振検出回路が回線の発振状態を検出した場合は、記憶手段から発振検出回路が検出した発振周波数に対応する他の電圧電流特性曲線を選択するものであるので、より確実に回線が発振を生じない電圧電流特性曲線を設定することができるという効果がある。
請求項および記載の通信装置によれば、請求項1から5のいずれかに記載の通信装置の奏する効果に加え、選択手段は、先に選択した一の電圧電流特性曲線に基づいて調整手段により調整された回線電圧値および回線電流値において、発振検出回路が回線の発振状態を検出した場合は、前記選択手段により先に選択した電圧電流特性曲線以外の電圧電流特性曲線を選択するものであるので、同じ電圧電流特性曲線に基づいて調整が繰り返されることを防止することができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい第1の実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の通信装置1の外観を示した斜視図である。通信装置1は、ファクシミリ、コピー、スキャナ、電話などの複数の機能を備えた複合機であって、本体2において、下側本体2aに対して上側本体2bを開閉可能に取付け、下側本体2aにプリンタ25(図2参照)が組み込まれている。
上側本体2bの正面側には操作パネル4が配置され、ファクシミリ機能、スキャナ機能、コピー機能の各種動作態様を設定または指示するためのスイッチ、数値を入力するためのテンキー、カーソルの十字の方向を選択するためのカーソルキー4a、入力設定の確定を指示するための確定キー4b、各種入力や設定を行うためのボタンやスイッチおよび液晶により形成される表示器5(以下、LCDと称す)などが備えられている。
通信装置1の上側本体2bには、原稿排出口7と原稿挿入口8とが備えられ、原稿挿入口8から挿入された原稿は、自動給紙装置によりスキャナ22(図2参照)を経由して原稿排出口7へ搬送され、原稿から画像が読み取られる。
また、上側本体2bに組み込まれたスキャナ22は、プラテンガラスに載置された原稿から画像を読取る。プラテンガラスは、原稿押さえカバー6の下部に水平に配置されている。
下側本体2aの下側には図示しない給紙トレイが挿入され、給紙トレイから記録紙が取り出されて、スキャナ22により読み取られた画像データまたはファクシミリにより受信した画像データは、プリンタ25により画像が印刷される。印刷された記録紙は、下側本体2aの正面に形成された排紙口9から排出される。
次に、図2を参照して通信装置1の電気的構成について説明する。図2は、通信装置1の電気的構成を示すブロック図である。通信装置1には、CPU11、ROM12、EEPROM13、RAM14、画像メモリ15、回線I/F部19、モデム20、バッファ21、スキャナ22、符号化部23、復号化部24、プリンタ25、操作パネル4、LCD5およびアンプ27が設けられており、これらはバスライン30を介して互いに接続されている。
回線I/F部19は、回線制御を行うものであり、半導体DAA33(データ アクセス アレンジメント)を有している(図3参照)。通信装置1は、この回線I/F部19を介して電話回線31に接続されている。回線I/F部19は、交換機29から送られる呼び出し信号や相手側装置の電話番号を示す信号などの各種信号を受信するとともに、操作パネル4上のキーの操作に応じた発信時のダイヤル信号を交換機29へ送信する。また、外付け電話端子T1、T2を介して外付け電話機3が接続される。
CPU11は、回線I/F部19を介して送受信される各種信号に従って、バスライン30に接続された各部を制御するものである。ROM12は、CPU11で実行される制御プログラムや回線の電圧値および電流値を制御する際に使用される複数のDCマスクカーブを記憶するDCマスクカーブメモリ12aなどを有する書き換え不能なメモリであり、後述する処理を示すフローチャートに示すプログラムは、このROM12に記憶されている。
RAM14は、CPU11が制御プログラムを実行する際、一時的に各種データを記憶するメモリであり、選択されたDCマスクカーブの種別を示す識別子(temp)を記憶する領域であるtempメモリ14aおよび試行されたDCマスクカーブの種別を記憶する領域である試行済みDCマスクカーブ種別メモリ14bが備えられている。
EEPROM13は、書き換え可能な不揮発性のメモリであり、ROM12に記憶された複数のDCマスクカーブのうちいずれのものを使用して回線を調整するかを設定したDCマスクカーブの種別を記憶する領域であるDCマスクカーブ種別メモリ13aと、そのDCマスクカーブの種別が設定されているか否かを示すフラグであるDCマスクカーブ設定済みフラグを記憶する領域であるDCマスクカーブ設定済みフラグメモリ13bが備えられている。
画像メモリ15は、画像データを記憶するメモリであり、受信された画像データは、この画像メモリ15に記憶されプリンタ25により記録紙に印刷された後、この画像メモリ15から消去される。また、スキャナ22により読取られた画像データもこの画像メモリ15に記憶され、ファクシミリによる送信機能が設定されている場合には、回線I/F部19を介して送信され、コピー機能が設定されている場合には、プリンタ25により印刷され、その後、この画像メモリ15から消去される。
モデム20は、画像情報および通信データを変調および復調して伝送するとともに伝送制御用の各種手順信号を送受信するためのものである。バッファ21は、相手側装置との間で送受信される符号化された画像情報を含むデータを一時的に記憶するものである。
スキャナ22は、原稿挿入口8に挿入された原稿またはプラテンガラスに載置された原稿の画像を読取るものであり、符号化部23は、スキャナ22により読取られた画像データを符号化するものである。復号化部24は、バッファ21または画像メモリ15に記憶された画像データを読出して復号化するもので、復号化されたデータは、プリンタ25により記録紙に印刷される。
プリンタ25は、インクジェット方式のプリンタで構成され画像データに基づいて記録紙に印刷を行うものである。アンプ27は、呼び出し音や音声の電気信号を増幅するもので、接続されたスピーカ28を駆動するものである。
このように構成された通信装置1は、回線I/F部19を介して電話回線31に接続され、電話回線31は、交換機29に接続されている。この交換機29は、電話回線32を介して他の交換機に接続され、他の交換機は、更に他の電話回線を介して相手側装置や送信先となる他の装置に接続されている。
図3は、回線I/F部19の構成を示すブロック図である。回線I/F部19は、半導体DAA33と、電話とファクシミリとを切り替えるCML(Connect MODEM to Line)リレー36と、整流ブリッジ37と、直流ループカット用コンデンサ38a、38b、38c、38dと、トランジスタ45と、発振検出回路50等が設けられている。なお、L1、L2は、電話回線31側への端子であり、T1、T2は、外付け電話3へ接続される端子である。
半導体DAA33とモデム20とは、直流的に絶縁し、かつデータ・信号などを伝達する絶縁部35とモデム20から半導体DAA33へ電力を供給するトランス46が接続されている。
半導体DAA33は、ハイブリッドネットワーク44と、CODEC40と、リング検出回路39と、送信アンプ42と、トーンアンプ43と、シリアルI/F41と、電圧検出回路34とを備えている。
ハイブリッドネットワーク44は、回線網の開放または閉結を行うものであり、電話回線31からのファクシミリデータを送信受信に分離する2線−4線変換回路、送信データの受信経路への回り込みを抑制するキャンセラー回路およびフィルタ回路等から構成される。このハイブリッドネットワーク44には、回線網の整流ブリッジ37の正極とコンデンサーと抵抗を介して接続され、CODEC40とは、送信アンプ42を介して接続され、トランジスタ45のベースと、またシリアルI/F41と接続されている。
CODEC40は、ファクシミリの受信データおよび送信データのA/D変換およびD/A変換を行うもので、回路網および外付け電話とはトーンアンプ43を介して接続され、ハイブリッドネットワーク44とは、送信アンプ42を介して接続されている。
送信アンプ42は、送信データのゲイン調整を行うものであり、トーンアンプ43は、差動型の増幅器であり、電話回線31端子L1、L2に対し、差動入力になっている。
CODEC40に電話回線31または外付け電話3からトーン信号が到来すると、トーンアンプ43→CODEC40→シリアルI/F41→絶縁部35→モデム20の順に伝達され、CODEC40から送信されるトーン検出信号がCPU11に入力される。
リング検出回路39は、回路網および外付け電話3とコンデンサ38a、38bを介して接続され、リング検出回路の出力は、シリアルI/F41に接続されている。リング検出回路39に電話回線31からリング信号が到来すると、リング検出回路39は、これを検出し、リング検出信号をシリアルI/F41へ出力する。
シリアルI/F41は、リング検出回路39から入力したリング検出信号やCODEC40から入力したファクシミリの受信データをシリアル信号に変換してコンデンサ35bを介してモデム20へ送信する一方、電話回線31の閉結、開放を行う制御信号およびファクシミリの送信データをモデム20からコンデンサ35aを介して入力し、それぞれに分配するものである。電圧検出回路34は、整流ブリッジ37と抵抗を介して接続され、電話回線31の回線電圧を検出するものである。
トランジスタ45は、電圧検出回路34により検出される回線電圧に基づいて、回線が規格により定められた電圧電流特性となるように、調整するものであり、トランジスタ45のベース電位を変化することにより、回線のインピーダンスを調整することができる。
発振検出回路50は、電話回線31が閉結された場合に回線が発振を起こした場合に、その発振周波数を検出するものである。この発振検出回路50は、例えば、回線の電圧を20kHzから100kHz、100kHzから200kHz、200kHzから750kHz、750kHzから1MHzの周波数帯域に対応するバンドパスフィルタに入力し、各周波数帯域のレベルが所定のレベルより大きい場合に、その周波数帯域において発振しているということを検出する回路により構成される。また、発振検出回路50は、回線網L1とL2とが入力として接続され、発振検出回路50が検出した発振周波数を示す発振検出信号は、CPU11へ出力される。
次に、上記のように構成された通信装置1において、受信または送信が開始される場合に実行される電圧電流特性調整処理について、図11に示すフローチャートを参照して説明する。図11は、通信装置1において、設定されているDCマスクカーブに従って、回線の電圧電流特性を調整する処理である電圧電流特性調整処理を示すフローチャートである。なお、この処理は、回線が閉結された後行われる。
まず、電圧検出回路34により検出された回線電圧の値をチェックする(S71)。この回線電圧が、限界電圧(例えば、100V)を越えているか否かを判断する(S72)。回線電圧が限界電圧を超えていない場合は(S72:Yes)、回線が正常な状態であり、現在設定されているDCインピーダンスに基づいて回線の電流値を取得する(S73)。次に、検出した回線電圧の値が、取得した回線の電流値に対応し、設定されているDCマスクカーブにより規定される電圧値の±0.5V以内であるか否かを判断する(S74)。ここで、設定されているDCマスクカーブとは、通信装置1において、電圧電流特性調整処理において適用するように予め定められたDCマスクカーブをいい、ROM12に複数のDCマスクカーブが記憶されている場合には、EEPROM13のDCマスクカーブ種別メモリ13aに種別が記憶され、適切なDCマスクカーブを選択するにあたって試行が行われる場合にはRAM14のtempメモリ14aに種別が記憶される。
回線電圧が、DCマスクカーブにより規定される電圧値の±0.5V以内ではない場合は(S74:No)、トランジスタ45のベース電位を変化することにより、回線のインピーダンスを調整し(S75)、S72の処理へ戻る。
回線電圧が、DCマスクカーブにより規定される電圧値の±0.5V以内である場合は(S74:Yes)、この電圧電流特性調整処理を終了する。一方、S73の処理で、回線電圧が限界電圧を超えている場合は(S72:No)、回線が異常な状態であるので回線を開放し(S76)、この電圧電流特性調整処理を終了する。
以上のようにして、送受信を開始する場合に回線電圧および回線電流が規格により規定される特性になるように設定されているDCマスクカーブに基づいて調整が行われる。
次に、使用者により通信装置1が設置される場合、言換えれば通信装置1の電源が投入された際に行われるDCマスクカーブを選択する処理について図4に示すDCマスクカーブのテーブルと図5に示すフローチャートとを参照して説明する。
図4は、ROM12のDCマスクカーブメモリ12aに記憶されたDCマスクカーブを示すテーブルである。ROM12には、5つの回線の発振状態に対応して適用するDCマスクカーブが記憶されている。各DCマスクカーブは、電圧電流特性の5つのポイントを記憶するものであり、各ポイントの中間の特性は、そのポイントの両側のポイントの値に基づいて直線補間により求めるものである。
テーブルの第1行に示されている「発振なし」と示されるDCマスクカーブは、種別がAであり、このDCマスクカーブの電圧電流特性は、第1のポイントとして電圧値4000mV(4V)、電流値0mA、第2のポイントとして、電圧値4V、電流値20mA、第3のポイントとして電圧値8V、40mA、第4のポイントして電圧値9.5V、60mA、第5のポイントして15V、150mAが記憶されている。
例えば、ROM12に記憶されていないポイントである電流値が10mAの場合は、この値の両側のポイントとなる第1のポイントが4V、0mAであり、第2のポイントが4V、20mAであるので、4Vの値となる。同様に、電流値が30mAの場合は、第2のポイントと第3のポイントの中間値であるので、6Vとなる。
テーブルの第2行には、回線が発振し、その発振周波数が20kHzから100kHzである場合に適用するDCマスクカーブが記憶され、そのDCマスクカーブは、種別がBであり、第1のポイントの電圧値は、5V、電流値は、0mAであり、第2のポイントの電圧値は、6V、電流値は、21mA、以下、テーブルに示す通り記憶されている。
同様に、テーブルの第3行には、回線が発振し、その発振周波数が100kHzから200kHzである場合に適用するDCマスクカーブは、種別がCであり、第4行には、回線が発振し、その発振周波数が200kHzから750kHzである場合に適用するDCマスクカーブは、種別がBであり、第5行には、回線が発振し、その発振周波数が750kHzから1MHzである場合に適用するDCマスクカーブは、種別がDであると記憶され、それぞれのDCマスクカーブの5つのポイントの電圧値と電流値が記憶されている。
従って、発振周波数が20kHzから100kHzの場合と200kHzから750kHzの場合は、同一のDCマスクカーブが適用されるように記憶されている。また、第1行に記憶されたDCマスクカーブ(種別A)は、予め設定される(デフォルト)DCマスクカーブであって、このDCマスクカーブを適用することにより回線が発振しない場合は、このDCマスクカーブが、この通信装置1により適用されるDCマスクカーブとして設定される。
次に、図5に示すフローチャートを参照してDCマスクカーブ設定処理について説明する。このDCマスクカーブ設定処理は、通信装置1の電源が投入された場合に実行される。
まず、電圧検出回路34により検出された回線電圧をチェックする(S1)。次に、回線電圧が回線に接続できる最低電圧以上であるか否かを判断する(S2)。回線電圧が回線に接続できる最低電圧以上である場合は(S2:Yes)、EEPROM13のDCマスクカーブ設定済みフラグメモリ13bをチェックし、DCマスクカーブが既に設定されているか否かを判断する(S3)。DCマスクカーブが設定されていない場合は(S3:No)、tempメモリ14aにDCマスクカーブの種別Aを記憶し(S4)、回線を閉結する(S5)。次に、電圧電流特性調整処理を行う(S6)。この電圧電流特性調整処理は、図11に示す電圧電流特性調整処理であり、ROM12に記憶された種別がAのDCマスクカーブに基づいて回線電圧および回線電流が調整される。
次に、電圧電流特性調整処理により調整された状態において、発振検出回路50が出力する発振検出信号に基づいて回線が発振しているか否かを判断する(S7)。回線が発振していない場合は(S7:No)、適用するDCマスクカーブの種別をAに設定する(S8)。ここで、DCマスクカーブの種別をAに設定するとは、EEPROM13のDCマスクカーブ種別メモリ13aに種別Aと記憶することである。このようにして設定されたDCマスクカーブの種別に基づいて、以後、送受信が開始される場合に電圧電流特性調整処理において回線の電圧電流特性が調整される。
S7の判断処理において、回線が発振していると判断した場合は(S7:Yes)、発振検出回路50が出力する発振検出信号に基づいて発振周波数は、20kHzから100kHzまたは200kHzから750kHzであるか否かを判断する(S9)。発振周波数が、20kHzから100kHzまたは200kHzから750kHzである場合は(S9:Yes)、適用するDCマスクカーブの種別をBに設定する(S10)。
発振周波数が、20kHzから100kHzまたは200kHzから750kHzではない場合は(S9:No)、発振検出回路50が出力する発振検出信号に基づいて発振周波数が、100kHzから200kHzであるか否かを判断する(S11)。発振周波数が、100kHzから200kHzである場合は(S11:Yes)、適用するDCマスクカーブの種別をCに設定する(S12)。発振周波数が、100kHzから200kHzではない場合は(S11:No)、適用するDCマスクカーブの種別をDに設定する(S13)。
S8またはS10またはS12またはS13の処理においてDCマスクカーブの設定を終了した場合は、回線を開放し(S14)、EEPROM13のDCマスクカーブ設定済みフラグメモリに記憶されているDCマスクカーブ設定済みフラグをセットし(S15)、このDCマスクカーブ設定処理を終了する。S2の処理において、回線電圧が回線に接続できる最低電圧以上でない場合(S2:No)、またS3の処理でDCマスクカーブが既に設定されている場合は(S3:Yes)、このDCマスクカーブ設定処理を終了する。この処理が終了した後は、通信装置1が受信または使用者による操作を待機し、受信または使用者の操作に応じて処理を行う。
以上説明したように、第1の実施形態では、ROM12に、デフォルトのDCマスクカーブと回線が発振した場合の発振周波数に対応し、発振が生じないDCマスクカーブが記憶されている。通信装置1を最初に設置した場合には、デフォルトのDCマスクカーブに基づいて回線の電圧電流特性が調整され、その特性において回線が発振した場合は、その発振周波数に応じたDCマスクカーブが設定される。したがって、通信装置1自身により回線が発振しないように制御することができる。
次に、第2の実施形態について図6および図7を参照して説明する。なお、前記した第1の実施形態の通信装置1と同一の部分は説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。第1の実施形態では、デフォルトのDCマスクカーブにより回線の電圧電流特性を調整し、調整が完了した状態で回線が発振した場合は、その発振周波数に対応し、発振を生じない他のDCマスクカーブを選択するものとしたが、第2の実施形態では、発振周波数に対応して複数のDCマスクカーブを記憶し、発振周波数に応じて選択したDCマスクカーブに基づいて回線の電圧電流特性を調整したが、やはり同じ発振周波数で発振した場合には、発振周波数に対応する他のDCマスクカーブを選択できるようにしたものである。
図6は、ROM12のDCマスクカーブメモリ12aに記憶されたDCマスクカーブを示すテーブルである。第1の実施形態と同様にDCマスクカーブメモリ12aには、5つの回線の発振状態に対応して適用するDCマスクカーブが記憶されている。回線が発振した場合の4種類の発振周波数に対応して、それぞれ3つのDCマスクカーブが記憶されている。
各DCマスクカーブは、第1の実施形態と同じく電圧電流特性の5つのポイントを記憶するものであり、各ポイントの中間の特性は、そのポイントの両側のポイントの値に基づいて直線補間により求めるものである。テーブルの第1行に示されている「発振なし」と示されるDCマスクカーブは、第1の実施形態のものと同一の種別がAのものである。
テーブルの第2から4行には、回線が発振し、その発振周波数が20kHzから100kHzである場合に適用する3つのDCマスクカーブ、種別B1、B2、B3が記憶され、テーブルの第5から7行には、回線が発振し、その発振周波数が100kHzから200kHzである場合に適用する3つのDCマスクカーブ、種別C1、C2、C3が記憶され、テーブルの第8から10行には、回線が発振し、その発振周波数が200kHzから750kHzである場合に適用する3つのDCマスクカーブ、種別D1、D2、D3が記憶され、テーブルの第11から13行には、回線が発振し、その発振周波数が750kHzから1MHzである場合に適用する3つのDCマスクカーブ、種別E1、E2、E3がそれぞれ記憶されている。
次に、図7に示すフローチャートを参照して第2実施形態におけるDCマスクカーブ設定処理について説明する。このDCマスクカーブ設定処理は、通信装置1の電源が投入された場合に実行される。
まず、電圧検出回路34により検出された回線電圧をチェックする(S21)。次に、回線電圧が回線に接続できる最低電圧以上であるか否かを判断する(S22)。回線電圧が回線に接続できる最低電圧以上である場合は(S22:Yes)、EEPROM13のDCマスクカーブ設定済みフラグメモリ13bをチェックし、DCマスクカーブが既に設定されているか否かを判断する(S23)。DCマスクカーブが設定されていない場合は(S23:No)、tempメモリ14aにDCマスクカーブの種別Aを記憶し(S24)、回線を閉結する(S25)。次に電圧電流特性調整処理を行う(S26)。この電圧電流特性調整処理は、図11に示す電圧電流特性調整処理であり、ROM12に記憶された種別のうちtempメモリ14aに記憶される種別のDCマスクカーブに基づいて回線電圧および回線電流が調整される。
次に、電圧電流特性調整処理により調整された状態において、発振検出回路50が出力する発振検出信号に基づいて回線が発振しているか否かを判断する(S27)。回線が発振している場合は(S27:Yes)、発振検出回路50が出力する発振検出信号が示す発振周波数を取得し、その発振周波数に対応するDCマスクカーブをROM12に記憶したテーブルに未試行のDCマスクカーブがあるか否かを判断する(S28)。この判断は、RAM14の試行済みDCマスクカーブ種別メモリ14bを参照して行われる。ROM12には、発振周波数に対応して複数のDCマスクカーブが記憶されており、すでに試行されたDCマスクカーブの種別は、後述するS29においてRAM14に記憶される。
未試行のDCマスクカーブが存在する場合は(S28:Yes)、未試行のDCマスクカーブの中から記憶されている順序に従って選択し(S29)、選択したDCマスクカーブの種別をRAM14の試行済みDCマスクカーブ種別メモリ14bに記憶する(S30)とともに、tempメモリ14aにも記憶しS25の処理に戻る。したがって、以降は、S29の処理により選択されたDCマスクカーブに基づいてS26の電圧電流特性調整処理が行われる。
S27の処理において、回線が発振していないと判断された場合は(S27:No)、tempメモリ14aに記憶されているDCマスクカーブの種別を設定する(EEPROM13のDCマスクカーブ種別メモリ13aに記憶する)。S28の処理において、発振周波数に対応する未試行のDCマスクカーブがない場合は(S28:No)、LCD5に発振状態であることのエラー表示を行い(S32)、DCマスクカーブの種別をAに設定する。S31およびS32の処理でDCマスクカーブの設定を行った後は、次に回線を開放し(S34)、EEPROM13のDCマスクカーブ設定済みフラグメモリに記憶されているDCマスクカーブ設定済みフラグをセットし(S35)、このDCマスクカーブ設定処理を終了する。
以上説明したように、第2の実施形態では、ROM12に、デフォルトのDCマスクカーブと、回線が発振した場合の発振周波数に対応し、複数のDCマスクカーブが記憶されている。通信装置1を最初に設置した場合には、デフォルトのDCマスクカーブに基づいて回線の電圧電流特性が調整され、その状態において回線が発振した場合は、その発振周波数に応じたDCマスクカーブが設定される。更に、その状態において回線が発振した場合は、再度その発振周波数に応じたDCマスクカーブが設定される。発振周波数に応じて複数のDCマスクカーブが記憶されているので、発振周波数により選択されたDCマスクカーブにより回線の電圧電流特性が調整され、その調整された状態でも同じ発振周波数で回線が発振した場合でも、他のDCマスクカーブを選択することができる。したがって、より確実に回線が発振することを防止することができる。
次に、第3の実施形態について図8を参照して説明する。なお、前記した第1の実施形態の通信装置1と同一の部分は説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。第1および第2の実施形態では、デフォルトのDCマスクカーブにより回線の電圧電流特性を調整し、調整が完了した状態で回線が発振した場合は、その発振周波数に対応し、発振を生じない他のDCマスクカーブを選択するものとしたが、第3の実施形態では、デフォルトのDCマスクカーブに基づいて回線の電圧電流特性を調整し、調整が完了した状態で回線が発振した場合は、発振周波数に依らず、ROM12に記憶されている複数のDCマスクカーブを順次選択し、回線が発振しないDCマスクカーブを設定するものである。
この実施形態では、ROM12に記憶されているDCマスクカーブは、第1の実施形態においてROM12に記憶されているDCマスクカーブ(図4参照)、種別A,B,C,Dの4つのDCマスクカーブが順に記憶されているものとする。
図8は、第2の実施形態におけるDCマスクカーブ設定処理を示すフローチャートである。このDCマスクカーブ設定処理は、第1の実施形態と同様に通信装置1の電源が投入された場合に実行される。
まず、電圧検出回路34により検出された回線電圧をチェックする(S41)。次に、回線電圧が回線に接続できる最低電圧以上であるか否かを判断する(S42)。回線電圧が回線に接続できる最低電圧以上である場合は(S42:Yes)、EEPROM13のDCマスクカーブ設定済みフラグメモリ13bを参照し、DCマスクカーブが既に設定されているか否かを判断する(S43)。DCマスクカーブが設定されていない場合は(S43:No)、tempメモリ14aにDCマスクカーブの種別Aを記憶し(S44)、回線を閉結する(S45)。次に電圧電流特性調整処理を行う(S46)。この電圧電流特性調整処理は、図11に示す電圧電流特性調整処理であり、ROM12に記憶された種別がAのDCマスクカーブに基づいて回線電圧および回線電流が調整される。
次に、電圧電流特性調整処理により調整された状態において、発振検出回路50が出力する発振検出信号に基づいて回線が発振しているか否かを判断する(S47)。回線が発振している場合は(S47:Yes)、まだ試行してしていないDCマスクカーブがROM12に記憶されているか否かを判断し(S48)、まだ試行していないDCマスクカーブが存在する場合は、そのDCマスクカーブの種別をtempメモリ14aに記憶し(S49)、S46の電圧電流特性調整処理へ戻る。
S47の判断処理で、回線が発振していないと判断した場合は(S47:No)、現在tempメモリ14aに記憶されている(試行を行った)DCマスクカーブを通信装置1に適用するものとして設定する(EEPROM13のDCマスクカーブの種別を記憶する領域にその種別を記憶する)。一方、S48の処理において、未試行のDCマスクカーブがないと判断した場合は(S48:No)、ROM12に記憶されているいずれのDCマスクカーブでも回線が発振したことになるので、その旨をLCD5に表示し(S51)、DCマスクカーブの種別をAとして設定する(S52)。
S50またはS52の処理によりDCマスクカーブを設定した後、回線を開放し(S53)、EEPROM13のDCマスクカーブ設定済みフラグメモリ13bに記憶されているDCマスクカーブ設定済みフラグをセットし(S54)、このDCマスクカーブ設定処理を終了する。S42の処理において、回線電圧が回線に接続できる最低電圧以上でない場合(S42:No)、またS43の処理でDCマスクカーブが既に設定されている場合は(S43:Yes)、このDCマスクカーブ設定処理を終了する。この処理が終了した後は、通信装置1が受信または使用者による操作を待機し、受信または使用者の操作に応じて処理を行う。
なお、第3の実施形態では、回線が発振した場合の発振周波数を検出する必要がないので、発振検出回路50は、例えば、回線の電圧をカットオフ周波数を20kHzとするハイパスフィルタに入力し、そのハイパスフィルタの出力レベルが所定値以上になった場合に回線が発振しているものとして発振検出信号を出力するものとしてもよい。
以上説明したように第3の実施形態によれば、ROM12には、複数のDCマスクカーブが記憶され、そのうちのいずれかのDCマスクカーブに基づいて回線の電圧電流特性を調整し回線が発振した場合は、順次、他のDCマスクカーブを選択し、発振を生じないDCマスクカーブを通信装置1に適用するものとして設定することができる。
次に、第4の実施形態について、図9を参照して説明する。なお、前記した第1の実施形態の通信装置1と同一の部分は説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。第1、第2および第3の実施形態では、デフォルトのDCマスクカーブにより回線の電圧電流特性を調整し、調整が完了した状態で回線が発振したか否かを検出する発振検出回路を備え、その発振検出回路の出力に応じてROM12に記憶されている複数のDCマスクカーブを選択するものとしたが、第4の実施形態では、複数のDCマスクカーブのいずれかを使用者が任意に選択することができる選択操作子を備え、使用者が最もよいDCマスクカーブを選択設定することができるものである。この第4の実施形態では、ROM12には、図4に示すDCマスクカーブのうち、種別Aと種別Bの2つのDCマスクカーブが記憶されているものとする。
操作手順は、まず、通信装置1の操作パネル4に備えられているカーソルキー4aなどにより、DCマスクカーブを選択するモードに設定する。このとき、LCD5に現在設定されているDCマスクカーブに対応する表示が行われる。例えば、DCマスクカーブの種別Aが設定されている場合には、「レベル1」と表示し、種別Bが設定されている場合には、「レベル2」と表示する。次に、カーソルキー4aによりDCマスクカーブの変更を指示すると、LCD5に表示されている表示が変更され、次に変更を確定する確定キー4bを操作すると変更されたDCマスクカーブが設定される。
図9は、カーソルキー4aなどが操作されてDCマスクカーブを選択するモードに設定された場合に、起動される処理を示すフローチャートである。まず、LCD5に音質調整の設定画面であると表示するとともに、現在EEPROM13のDCマスクカーブ種別メモリ13aに記憶されている種別に対応する表示を行う(S61)。すなわち、EEPROM13のDCマスクカーブ種別メモリ13aに種別Aが記憶されている場合には、「レベル1」と表示し、種別Bが記憶されている場合には、「レベル2」と表示する。
次に、設定されているDCマスクカーブの変更を指示する操作子が操作されたか否かを判断する(S62)。DCマスクカーブを変更するカーソルキー4aが操作された場合は(S62:Yes)、EEPROM13のDCマスクカーブ種別メモリ13aを参照し、現在設定されているDCマスクカーブの種別がAであるか否かを判断する(S63)。
設定されている種別がAである場合は(S63:Yes)、LCD5に「レベル2」と表示し(S64)、RAM14のtempメモリ14aに、Bと記憶する。一方、S63の処理で、設定されている種別がAではない場合は(S63:No)、LCD5に「レベル1」と表示し(S66)、RAM14のtempメモリ14aに、Aと記憶する。
S64またはS65の処理において、種別がtempメモリ14aに記憶されると、このtempメモリ14aに記憶された種別のDCマスクカーブに基づいて、回線の電圧電流特性調整処理が行われる(S68)。この電圧電流特性調整処理は、図11に示すフローチャートの処理である。次に、確定キー4bが操作されたか否かを判断する(S69)。確定キー4bが操作された場合は(S69:Yes)、tempメモリ14aに記憶された種別がEEPROM13のDCマスクカーブ種別メモリ13aに記憶される(S70)。
以上説明したように、第4の実施形態によれば、ROM12には、2つのDCマスクカーブが記憶され、使用者が任意にいずれのDCマスクカーブに基づいて回線の電圧電流特性を調整するかを選択設定することができる。したがって、設定されているDCマスクカーブにより回線の電圧電流特性が調整され、その状態で回線が発振する場合には、別のDCマスクカーブに切り替えることができる。
特に、通信装置に電話が備えられている場合であって、回線が閉結しているときにDCマスクカーブを切り替えることができると、受話器で確認しながら回線の発振に起因するノイズが発生しないDCマスクカーブを選択設定することができる。
なお、請求項1記載の調整手段は、図11に示すフローチャートが該当し、選択手段は、図5に示すフローチャートのS9、S11、図7に示すS29、図8に示すS49の各処理が該当し、再調整手段は、図5に示すフローチャートのS8、S10、S12、S13、図7に示すフローチャートのS30、図8に示すフローチャートのS49の各処理が該当する。
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記第1の実施形態では、通信装置1は、ファクシミリ、コピー、電話などの複数の機能を有する複合機としたが、通信を行う単機能の通信装置であってもよい。
また、上記第1実施形態では、検出器として回線の電圧を検出し、回線のインピーダンスに基づいて電流値を取得するものとしたが、逆に、回線電流を検出し、回線のインピーダンスに基づいて電圧値を取得するものとしてもよいし、回線の電圧および電流を検出するようにしてもよい。
また、上記第1の実施形態では、回線が発振した場合に、発振周波数を検出し、発振周波数に対応する電圧電流特性曲線を選択するものとしたが、回線が発振した場合に、発振のレベルを検出し、発振のレベルに応じて電圧電流特性曲線を選択するようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態における通信装置の構成を概略的に示した斜視図である。 通信装置の電気的構成を示すブロック図である。 回線I/Fの構成を示すブロック図である。 ROMに記憶される複数のDCマスクカーブを示すテーブルである。 DCマスクカーブ選択処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるROMに記憶される複数のDCマスクカーブを示すテーブルである。 第2の実施形態におけるDCマスクカーブ選択処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるDCマスクカーブ選択処理を示すフローチャートである。 第4の実施形態におけるDCマスクカーブ選択処理を示すフローチャートである。 従来の技術における回線の電圧電流特性とDCマスクカーブとを示すグラフである。 従来の技術における電圧電流特性調整処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 通信装置
4a カーソルキー(第4の実施形態における選択手段)
11 CPU
12 ROM
12a DCマスクカーブメモリ(記憶手段)
13 EEPROM
14 RAM
14b 試行済みDCマスクカーブ種別メモリ(選択済み記憶手段)
33 半導体DAA
34 電圧検出回路(検出回路)
45 トランジスタ
50 発振検出回路

Claims (7)

  1. 回線網との接続を制御する回線制御部とその回線網を介して情報の送受信を行う通信部とを備えた通信装置において、
    回線電圧または回線電流を検出する検出回路と、
    回線が発振状態であるか否かを検出する発振検出回路と、
    回線の規格を満足する回線電流値に対応する回線電圧値を規定する電圧電流特性曲線として、回線電流値に対応して規定された回線電圧値が互いに異なる複数の電圧電流特性曲線を記憶する記憶手段と、
    前記検出回路により回線閉結時の回線電圧または回線電流を検出するとともにその検出された電圧値または電流値に基づいて回線電圧値と回線電流値を取得し、その回線電圧値と回線電流値とが規格内になるように前記記憶手段に記憶された複数の電圧電流特性曲線のうち、予め定められたデフォルトの電圧電流特性曲線に基づいて回線電圧または回線電流を調整する調整手段と、
    前記調整手段により調整された回線電圧値および回線電流値において、前記発振検出回路が発振状態であることを検出した場合は、前記記憶手段に記憶された複数の電圧電流特性曲線の中から前記デフォルトの電圧電流特性曲線とは異なる電圧電流特性曲線を選択する選択手段と、
    前記調整手段により調整された回線電圧値および回線電流値において、前記発振検出回路が発振状態であることを検出した場合は、前記選択手段により選択された電圧電流特性曲線に基づいて回線電圧または回線電流を調整するように制御する再調整手段とを備えていることを特徴とする通信装置。
  2. 前記記憶手段は、回線の規格を満足する2つの電圧電流特性曲線を記憶するものであることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記記憶手段は、回線の規格を満足する3以上の電圧電流特性曲線を記憶するものであり、
    前記選択手段は、前記調整手段により調整された回線電圧および回線電流において前記発振検出回路が発振状態であることを検出した場合は、前記記憶手段に記憶された3以上の電圧電流特性曲線を順次選択するものであることを特徴とする請求項記載の通信装置。
  4. 前記記憶手段は、回線電流値に対応して規定された回線電圧値が互いに異なると共に、回線が発振した場合の発振周波数に対応した複数の電圧電流特性曲線を記憶するものであり、
    前記発振検出回路は、回線が発振状態であることを検出した場合は、その発振周波数を検出するものであり、
    記選択手段は、前記発振検出回路により検出された発振周波数に対応して記憶されている電圧電流特性曲線を選択するものであることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. 前記記憶手段は、回線電流値に対応して規定された回線電圧値が互いに異なる複数の電圧電流特性曲線を、回線が発振した場合の一の発振周波数に対応して記憶するものであり、前記選択手段により選択された一の電圧電流特性曲線に基づいて前記調整手段により調整された回線電圧値および回線電流値において、前記発振検出回路が回線の発振状態を検出した場合は、前記記憶手段から前記発振検出回路が検出した発振周波数に対応する他の電圧電流特性曲線を選択するものであることを特徴とする請求項記載の通信装置。
  6. 前記選択手段は、前記選択手段により先に選択した一の電圧電流特性曲線に基づいて調整された回線電圧値および回線電流値において、前記発振検出回路が回線の発振状態を検出した場合は、前記選択手段により先に選択した電圧電流特性曲線以外の電圧電流特性曲線を選択するものであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の通信装置。
  7. 前記選択手段は、電圧電流特性曲線を選択した場合は、いずれの電圧電流特性曲線を選択したかを記憶する選択済み記憶手段を備え、次にいずれかの電圧電流特性曲線を選択する際に、前記選択済み記憶手段に記憶された電圧電流特性曲線以外の電圧電流特性曲線を選択するものであることを特徴とする請求項記載の通信装置。
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