JP4770963B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置、特に、半導体DAAを使用して回線網との接続を制御する通信装置に関する。
近年、半導体DAA(以下、SDAAと表記する。)を使用して電話回線の開放、閉結を制御する通信装置がある。例えば、下記の特許文献1である。
特開2009−17111号公報
SDAAによる回線閉結は、トランジスタの電圧電流制御によって擬似的に終端抵抗を作り出すことで行われる。特許文献1には、SDAAに内蔵された回線状態測定手段によって回線の状態を測定し、その測定値から判別した電圧、電流等の回線特性の制御条件を記憶することが記載されている。これにより、交換機から供給される回線電圧及び回線電流を安定させ、交換機と通信装置との間で良好な信号の授受が可能となる。
従来のSDAAによる回線閉結においては、回線閉結後にトランジスタの電圧電流制御が安定すると、終端抵抗の抵抗値を固定することが行われている。
しかしながら、内線交換機から外線に電話をする場合や、ADSLモデムにおいてIP電話からアナログ電話に切り替える場合などは、接続交換機がさらに切り替わるため、初めの交換機に合わせて固定した終端抵抗の抵抗値が適合しないおそれがあり問題である。
本発明は上記の課題に鑑み提案されたものである。本発明は、回線の給電条件が変化する場合にも、最適な電圧電流特性で回線の閉結を維持することが可能な通信装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る通信装置は、回線電圧を検出可能な回線電圧検出手段と、回線閉結時の回線電圧及び回線電流を調整可能な電圧電流調整手段と、を内蔵し、回線網との接続を制御する半導体DAAを備える通信装置において、回線閉結時の回線電圧及び回線電流が予め定められた電圧電流特性の規格内となるように、回線電圧検出手段により検出された回線電圧に基づいて前記電圧電流調整手段を制御する調整制御手段と、調整制御手段による電圧電流調整手段の制御の開始を指示する調整制御開始手段と、調整制御手段による電圧電流調整手段の制御を停止する調整制御停止手段と、ポーズが入力されたことを検出するポーズ検出手段と、を備え、調整制御開始手段は、ポーズ検出手段がポーズの入力を検出した場合に、調整制御手段による電圧電流調整手段の制御の開始を指示し、調整制御停止手段は、調整制御開始手段による開始指示から所定時間経過後に、調整制御手段による電圧電流調整手段の制御を停止することを特徴とする。
本発明の請求項2に係る通信装置は、回線電圧を検出可能な回線電圧検出手段と、回線閉結時の回線電圧及び回線電流を調整可能な電圧電流調整手段と、を内蔵し、回線網との接続を制御する半導体DAAを備える通信装置において、回線閉結時の回線電圧及び回線電流が予め定められた電圧電流特性の規格内となるように、回線電圧検出手段により検出された回線電圧に基づいて電圧電流調整手段を制御する調整制御手段と、調整制御手段による電圧電流調整手段の制御の開始を指示する調整制御開始手段と、調整制御手段による電圧電流調整手段の制御を停止する調整制御停止手段と、ポーズが入力されたことを検出するポーズ検出手段と、を備え、調整制御開始手段は、ポーズ検出手段がポーズの入力を検出した場合に、調整制御手段による電圧電流調整手段の制御の開始を指示し、調整制御停止手段は、回線電圧及び回線電流が所定時間継続して規格内となると、調整制御手段による電圧電流調整手段の制御を停止することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る通信装置は、請求項1または2の通信装置において、ダイヤル送出処理を行うモデム部を備え、調整制御開始手段は、モデム部によりダイヤル送出処理が行われた場合に、調整制御手段による電圧電流調整手段の制御の開始を指示することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る通信装置は、請求項1または2の通信装置において、ダイヤル送出処理後のダイヤルトーンを検出するモデム部を備え、調整制御開始手段は、モデム部によりダイヤルトーンが検出された場合に、調整制御手段による電圧電流調整手段の制御の開始を指示することを特徴とする。
本発明の請求項5に係る通信装置は、請求項1、2、4のいずれかの通信装置において、ダイヤル送出処理後のリングバックトーンを検出するモデム部を備え、調整制御開始手段は、モデム部によりリングバックトーンが検出された場合に、調整制御手段による電圧電流調整手段の制御の開始を指示することを特徴とする。
本発明の請求項に係る通信装置は、請求項1または2の通信装置において、調整制御開始手段は、回線電圧検出手段により規格内でないことが検出された場合に、調整制御手段による電圧電流調整手段の制御の開始を指示することを特徴とする。
本発明の請求項1または2に係る通信装置によれば、ポーズ検出手段がポーズの入力を検出した場合に、電圧電流調整手段の制御を開始するため、給電条件の変化に対応することができる。また、電圧電流調整手段の制御を停止するため、回線電圧の発振を防止することができる。
本発明の請求項3乃至のいずれかに係る通信装置によれば、モデム部により、ダイヤル送出処理、ダイヤル送出処理後のダイヤルトーンの検出、またはダイヤル送出処理後のリングバックトーンの検出が行なれた場合に、調整制御開始手段が、調整制御手段による電圧電流調整手段の制御の開始を指示することができる。また、請求項に係る通信装置によれば、回線電圧検出手段により規格内でないことが検出された場合に、調整制御開始手段が、調整制御手段による電圧電流調整手段の制御の開始を指示することができる。
本発明に係る通信装置によれば、回線の給電条件が変化する場合にも、最適な電圧電流特性で回線の閉結を維持することができる。
通信装置が交換機との間で回線を閉結する構成について、概略を示すブロック図である。 CPUが実行する通信処理1のフローチャートである。 CPUが実行する通信処理2のフローチャートである。 CPUが実行する通信処理3のフローチャートである。 CPUが実行する通信処理4のフローチャートである。 CPUが実行する通信処理5のフローチャートである。 CPUが実行する電圧電流調整処理1のフローチャートである。 CPUが実行する電圧電流調整処理2のフローチャートである。
図面を参照して実施例を説明する。図1は、本実施例に係る通信装置1が交換機50との間で回線を閉結する構成について、概略を示すブロック図である。SDAA10は、フックスイッチ11、電圧電流調整手段12、回線電圧検出手段13、を備える。フックスイッチ11は、通信装置1がオフフックされると閉じるスイッチである。電圧電流調整手段12は、回線閉結時の回線電圧及び回線電流を調整可能な可変抵抗であり、トランジスタの電圧電流制御によって実現される。電圧電流調整手段12は、CPU30からの指示によりトランジスタの電圧電流制御を行うことで、回線閉結時の回線電圧及び回線電流を調整する他、回線閉結・開放処理や、DP(Dial Pulse)信号の送出処理などを行う。回線電圧検出手段13は、回線電圧を検出可能な回路である。また、モデム20は、CPU30からの指示を受けて、交換機50から送出されるダイヤルトーンやリングバックトーンの検出処理、PB(Push Button)信号の送出処理などを行う。
交換機50は、通信装置1と電話回線を介して接続される。通信装置1がオフフックされて電話回線が閉結されると、定電圧源53から電流制限抵抗52を介して回線電圧が供給され、回線電流が流れる。また、信号送受信部51は、通信装置1へダイヤルトーンやリングバックトーンを送出する。
続いて、通信装置1のCPU30が実行する通信処理について、一例を説明する。図2は、CPU30が実行する通信処理1のフローチャートである。S101において、CPU30は、回線閉結指示があるまで待機する。例えば、ユーザがハンドセットをオフフックすると、回線閉結指示が発生する。CPU30は、回線閉結指示があると(S101:YES)、S102において、電圧電流調整手段12に指示して回線閉結処理を行い、S103において、電圧電流調整開始指示を出して電圧電流調整処理を開始する。
ここで、図7を参照して、電圧電流調整処理について、一例を説明する。図7は、CPU30が実行する電圧電流調整処理1のフローチャートである。電圧電流調整開始指示があると(S601:YES)、CPU30は、S602において、3秒間の計時が可能な3秒タイマをセットする。S603において、CPU30は、回線電圧検出手段13から回線電圧の検出値を取得する。S604において、CPU30は、S603で取得した検出値に基づいて回線電流を算出し、回線電圧及び回線電流を把握する。
S605において、CPU30は、S604で把握した回線電圧及び回線電流が予め定められた回線規格の規定範囲内であるか否かを判断する。回線電圧及び回線電流が規定範囲内でない場合(S605:NO)、CPU30は、S606において、回線電圧及び回線電流が規定範囲内に収まるように電圧電流調整手段12を制御する。一方、回線電圧及び回線電流が規定範囲内である場合(S605:YES)、CPU30は、S606をスキップする。
S607において、CPU30は、3秒タイマによる3秒間の計時が終了したか否かを判断する。3秒間の計時が終了していない場合(S607:NO)、CPU30は、S608において、電圧電流調整停止指示があるか否かを判断する。電圧電流調整停止指示がない場合(S608:NO)、CPU30は、S603に戻り、回線電圧及び回線電流が規定範囲内に収まるように電圧電流調整手段12の制御を続ける。一方、3秒間の計時が終了した場合(S607:YES)、もしくは、電圧電流調整停止指示がある場合(S608:YES)、CPU30は、S609において、3秒タイマをクリアし、S601に戻って再び電圧電流調整開始指示があるまで待機する。このように、電圧電流調整処理1では、CPU30は、電圧電流調整停止指示がある場合の他、電圧電流調整開始指示から3秒間経過後に電圧電流調整手段12の制御を停止する。
再び図2を参照して、通信処理1について説明する。S104において、CPU30は、回線開放指示があるか否かを判断する。例えば、ユーザがハンドセットをオンフックすると、回線開放指示が発生する。回線開放指示がない場合(S104:NO)、CPU30は、S105において、ダイヤル入力があるか否かを判断する。ダイヤル入力がない場合(S105:NO)、CPU30は、S104に戻る。すなわち、CPU30は、回線開放指示、ダイヤル入力、のいずれかがあるまで、S104、S105の間で待機する。
ダイヤル入力があると(S105:YES)、CPU30は、S106において、電圧電流調整停止指示を出して電圧電流調整処理を一旦終了する。そして、CPU30は、S107において、ダイヤル送出処理を行った後、S103に戻り、電圧電流調整開始指示を出して電圧電流調整処理を開始する。
また、回線開放指示があると(S104:YES)、CPU30は、S108において、電圧電流調整停止指示を出して電圧電流調整処理を終了した後、S109において、電圧電流調整手段12に指示して回線開放処理を行い、通信処理1を終了する。このように、通信処理1では、CPU30は、回線閉結処理が行われた場合と、ダイヤル送出処理が行われた場合とに、電圧電流調整開始指示を出して電圧電流調整処理を開始する。
続いて、通信装置1のCPU30が実行する通信処理について、別の例を説明する。図3は、CPU30が実行する通信処理2のフローチャートである。S201において、CPU30は、回線閉結指示があるまで待機する。CPU30は、回線閉結指示があると(S201:YES)、S202において、電圧電流調整手段12に指示して回線閉結処理を行う。その後、CPU30は、S203において、5秒間の計時が可能な5秒タイマをクリアし、S204において、モデム20に対してダイヤルトーンを検出するよう設定し、S205において、電圧電流調整開始指示を出して電圧電流調整処理を開始する。
S206において、CPU30は、回線開放指示があるか否かを判断する。回線開放指示がない場合(S206:NO)、CPU30は、S207において、ダイヤル入力があるか否かを判断する。ダイヤル入力があると(S207:YES)、CPU30は、S208において、ダイヤル送出処理を行い、S209において、5秒タイマをセットした後、S206に戻る。
ダイヤル入力がない場合(S207:NO)、CPU30は、S210において、5秒タイマによる5秒間の計時が終了したか否かを判断する。5秒間の計時が終了していない場合(S210:NO)、CPU30は、S211において、モデム20がダイヤルトーンを検出したか否かを判断する。ダイヤルトーンを検出した場合(S211:YES)、CPU30は、S212において、電圧電流調整開始指示を出して電圧電流調整処理を開始し、S213において、5秒タイマをクリアした後、S206に戻る。一方、5秒間の計時が終了した場合(S210:YES)、もしくは、ダイヤルトーンを検出していない場合(S211:NO)、CPU30は、S206に戻る。
また、回線開放指示があると(S206:YES)、CPU30は、S214において、電圧電流調整停止指示を出して電圧電流調整処理を終了し、S215、S216において、ダイヤルトーンの検出設定、5秒タイマをそれぞれクリアした後、S217において、電圧電流調整手段12に指示して回線開放処理を行い、通信処理2を終了する。このように、通信処理2では、CPU30は、回線閉結処理が行われた場合と、ダイヤル送出処理後5秒以内にダイヤルトーンを検出した場合とに、電圧電流調整開始指示を出して電圧電流調整処理を開始する。
なお、ダイヤルトーンに替えて、図4の通信処理3に示されるように、リングバックトーンを検出するようにしてもよい。通信処理3は、通信処理2と比較して、ダイヤルトーンがリングバックトーンに替わる以外は同様である。図4に示されるように、通信処理3では、CPU30は、回線閉結処理が行われた場合と、ダイヤル送出処理後5秒以内にリングバックトーンを検出した場合とに、電圧電流調整開始指示を出して電圧電流調整処理を開始する。
続いて、通信装置1のCPU30が実行する通信処理について、さらに別の例を説明する。図5は、CPU30が実行する通信処理4のフローチャートである。S401において、CPU30は、回線閉結指示があるまで待機する。CPU30は、回線閉結指示があると(S401:YES)、S402において、電圧電流調整手段12に指示して回線閉結処理を行い、S403において、電圧電流調整開始指示を出して電圧電流調整処理を開始する。
S404において、CPU30は、回線開放指示があるか否かを判断する。回線開放指示がない場合(S404:NO)、CPU30は、S405において、ダイヤル入力があるか否かを判断する。ダイヤル入力がない場合(S405:NO)、CPU30は、S404に戻る。すなわち、CPU30は、回線開放指示、ダイヤル入力、のいずれかがあるまで、S404、S405の間で待機する。
ダイヤル入力があると(S405:YES)、CPU30は、S406において、ポーズであるか否かを判断する。ポーズでない場合(S406:NO)、CPU30は、S407において、ダイヤル送出処理を行い、S405に戻る。一方、ポーズである場合(S406:YES)、CPU30は、S408において、電圧電流調整停止指示を出して電圧電流調整処理を一旦終了する。そして、CPU30は、S409において、電圧電流調整開始指示を出して電圧電流調整処理を開始し、S410において、ダイヤル送出を一時停止するポーズ処理を行った後、S405に戻る。
また、回線開放指示があると(S404:YES)、CPU30は、S411において、電圧電流調整停止指示を出して電圧電流調整処理を終了した後、S412において、電圧電流調整手段12に指示して回線開放処理を行い、通信処理4を終了する。このように、通信処理4では、CPU30は、回線閉結処理が行われた場合と、ポーズが入力された場合とに、電圧電流調整開始指示を出して電圧電流調整処理を開始する。
続いて、通信装置1のCPU30が実行する通信処理について、さらに別の例を説明する。図6は、CPU30が実行する通信処理5のフローチャートである。S501において、CPU30は、回線閉結指示があるまで待機する。CPU30は、回線閉結指示があると(S501:YES)、S502において、電圧電流調整手段12に指示して回線閉結処理を行い、S503において、電圧電流調整開始指示を出して電圧電流調整処理を開始する。
S504において、CPU30は、回線開放指示があるか否かを判断する。回線開放指示がない場合(S504:NO)、CPU30は、S505において、回線電圧検出手段13から回線電圧の検出値を取得し、S506において、取得した回線電圧の検出値が規定範囲内であるか否かを判断する。具体的には、例えば、S505で所定時間(例えば、0.5秒間)内の回線電圧の最大値と最小値とを取得し、S506で回線電圧の最大値と最小値との差から回線電圧の変動幅を算出し、算出された変動幅が規定範囲(例えば、1.5V)以内であるか否かを判断するようにしてもよい。回線電圧が規定範囲内でない場合(S506:NO)、CPU30は、S507において、電圧電流調整停止指示を出して電圧電流調整処理を一旦終了した後、S503に戻り、電圧電流調整開始指示を出して電圧電流調整処理を開始する。一方、回線電圧が規定範囲内である場合(S506:YES)、CPU30は、S504に戻る。
また、回線開放指示があると(S504:YES)、CPU30は、S508において、電圧電流調整停止指示を出して電圧電流調整処理を終了した後、S509において、電圧電流調整手段12に指示して回線開放処理を行い、通信処理5を終了する。このように、通信処理5では、CPU30は、回線閉結処理が行われた場合と、回線電圧が規定範囲内でない場合とに、電圧電流調整開始指示を出して電圧電流調整処理を開始する。
続いて、図8を参照して、電圧電流調整処理について、別の例を説明する。図8は、CPU30が実行する電圧電流調整処理2のフローチャートである。電圧電流調整開始指示があると(S701:YES)、CPU30は、S702において、回線電圧検出手段13から回線電圧の検出値を取得する。S703において、CPU30は、S702で取得した検出値に基づいて回線電流を算出し、回線電圧及び回線電流を把握する。
S704において、CPU30は、S703で把握した回線電圧及び回線電流が予め定められた回線規格の規定範囲内であるか否かを判断する。回線電圧及び回線電流が規定範囲内でない場合(S704:NO)、CPU30は、S705において、回線電圧及び回線電流が規定範囲内に収まるように電圧電流調整手段12を制御し、S706において、電圧電流調整停止指示があるか否かを判断する。電圧電流調整停止指示がない場合(S706:NO)、CPU30は、S702に戻る。
S704で回線電圧及び回線電流が規定範囲内である場合(S704:YES)、CPU30は、S707において、0.5秒間の計時が可能な0.5秒タイマをセットする。S708において、CPU30は、回線電圧検出手段13から回線電圧の検出値を取得する。S709において、CPU30は、S708で取得した検出値に基づいて回線電流を算出し、回線電圧及び回線電流を把握する。
S710において、CPU30は、S709で把握した回線電圧及び回線電流が予め定められた回線規格の規定範囲内であるか否かを判断する。回線電圧及び回線電流が規定範囲内でない場合(S710:NO)、CPU30は、S711において、0.5秒タイマをクリアし、S712において、回線電圧及び回線電流が規定範囲内に収まるように電圧電流調整手段12を制御し、S702に戻る。
S710で回線電圧及び回線電流が規定範囲内である場合(S710:YES)、CPU30は、S713において、0.5秒タイマによる0.5秒間の計時が終了したか否かを判断する。0.5秒間の計時が終了していない場合(S713:NO)、CPU30は、S714において、電圧電流調整停止指示があるか否かを判断する。電圧電流調整停止指示がない場合(S714:NO)、CPU30は、S708に戻り、回線電圧及び回線電流が規定範囲内に収まっているか監視を続ける。
一方、0.5秒間の計時が終了した場合(S713:YES)、もしくは、電圧電流調整停止指示がある場合(S706:YES、S714:YES)、CPU30は、S715において、0.5秒タイマをクリアし、S701に戻って再び電圧電流調整開始指示があるまで待機する。このように、電圧電流調整処理2では、CPU30は、電圧電流調整停止指示がある場合の他、回線電圧及び回線電流が0.5秒間継続して規定範囲内となると電圧電流調整手段12の制御を停止する。
ここで、特許請求の範囲との対応は以下の通りである。
電圧電流調整手段12は電圧電流調整手段の一例、回線電圧検出手段13は回線電圧検出手段の一例である。また、CPU30により実行される電圧電流調整処理1、2は調整制御手段の一例、CPU30の電圧電流調整開始指示は調整制御開始手段の一例、3秒タイマ、0.5秒タイマはそれぞれ調整制御停止手段の一例である。また、CPU30により実行される通信処理1〜5のそれぞれによって検出手段が実現される。
以上、詳細に説明した通り、本発明の前記実施例によれば、CPU30は、電圧電流調整開始指示から3秒間経過後に電圧電流調整手段12の制御を停止する(図7、電圧電流調整処理1)。また、CPU30は、回線電圧及び回線電流が0.5秒間継続して規定範囲内となると電圧電流調整手段12の制御を停止する(図8、電圧電流調整処理2)。
SDAA10の電圧電流調整手段12による回線電圧及び回線電流の調整は、回線電圧の発振を起こす場合があることが知られている。例えば、回線電圧検出手段13による回線電圧の検出値と実際の回線電圧との間にずれがあると調整に過不足が生じて、回線電圧が上下動を繰り返す。その結果、通話やFAX受信などに支障が出る。これに対し、電圧電流調整処理1、2では、CPU30は、上述のように、電圧電流調整手段12の制御を停止する。これにより、回線電圧の発振を防止することができる。接続交換機が変わらない限り、交換機から供給される回線電圧及び回線電流が大きく変わることはない。そのため、一度給電条件に合わせて調整すれば電圧電流調整手段12の制御を停止しても問題ない。
また、CPU30は、回線閉結処理が行われた場合に加えて、ダイヤル送出処理が行われた場合(図2、通信処理1)、またはダイヤル送出処理後5秒以内にダイヤルトーンを検出した場合(図3、通信処理2)、またはダイヤル送出処理後5秒以内にリングバックトーンを検出した場合(図4、通信処理3)、またはポーズが入力された場合(図5、通信処理4)、または回線電圧が規定範囲内でない場合(図6、通信処理5)、電圧電流調整開始指示を出して電圧電流調整処理を開始する。
内線交換機から外線に電話をする場合や、ADSLモデムにおいてIP電話からアナログ電話に切り替える場合などは、接続交換機がさらに切り替わる。そのため、給電条件が変わる。これに対し、通信処理1〜4では、CPU30は、上述のように、接続交換機が切り替わることが予想されるタイミングで電圧電流調整開始指示を出して電圧電流調整処理を開始する。通信処理5では、CPU30は、上述のように、給電条件が変わって回線電圧が規定範囲内でなくなったタイミングで電圧電流調整開始指示を出して電圧電流調整処理を開始する。これにより、回線の給電条件が変化する場合にも、最適な電圧電流特性で回線の閉結を維持することができる。さらに、通信処理2〜4を組み合わせることにより、接続交換機の切り替えをより確実に察知することが可能になる。
また、通信装置1の通話中に、通信装置1と並列に接続された他の電話機がオフフック、オンフックされる場合にも給電条件が変わる。しかし、通信処理5のように、回線電圧が規定範囲内でない場合に電圧電流調整開始指示を出して電圧電流調整処理を開始すれば、新たな給電条件に合わせて回線電圧及び回線電流の調整を行うことができる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、前記実施例における各フローチャートは単なる一例であり、当該各フローチャートの処理と同等の結果を得ることできるものであれば、他のフローチャートによって処理を実現してもよい。
その他、タイマで計時する時間は、適宜変更可能である。また、電圧電流調整処理1、2を組み合わせてもよい。
1 通信装置
10 半導体DAA
11 フックスイッチ
12 電圧電流調整手段
13 回線電圧検出手段
20 モデム
30 CPU

Claims (6)

  1. 回線電圧を検出可能な回線電圧検出手段と、回線閉結時の回線電圧及び回線電流を調整可能な電圧電流調整手段と、を内蔵し、回線網との接続を制御する半導体DAAを備える通信装置において、
    回線閉結時の回線電圧及び回線電流が予め定められた電圧電流特性の規格内となるように、前記回線電圧検出手段により検出された回線電圧に基づいて前記電圧電流調整手段を制御する調整制御手段と、
    前記調整制御手段による前記電圧電流調整手段の制御の開始を指示する調整制御開始手段と、
    前記調整制御手段による前記電圧電流調整手段の制御を停止する調整制御停止手段と、 ポーズが入力されたことを検出するポーズ検出手段と、
    を備え、
    前記調整制御開始手段は、前ポーズ検出手段が前記ポーズの入力を検出した場合に、前記調整制御手段による前記電圧電流調整手段の制御の開始を指示し、
    前記調整制御停止手段は、前記調整制御開始手段による開始指示から所定時間経過後に、前記調整制御手段による前記電圧電流調整手段の制御を停止する
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 回線電圧を検出可能な回線電圧検出手段と、回線閉結時の回線電圧及び回線電流を調整可能な電圧電流調整手段と、を内蔵し、回線網との接続を制御する半導体DAAを備える通信装置において、
    回線閉結時の回線電圧及び回線電流が予め定められた電圧電流特性の規格内となるように、前記回線電圧検出手段により検出された回線電圧に基づいて前記電圧電流調整手段を制御する調整制御手段と、
    前記調整制御手段による前記電圧電流調整手段の制御の開始を指示する調整制御開始手段と、
    前記調整制御手段による前記電圧電流調整手段の制御を停止する調整制御停止手段と、
    ポーズが入力されたことを検出するポーズ検出手段と、
    を備え、
    前記調整制御開始手段は、前記ポーズ検出手段が前記ポーズの入力を検出した場合に、前記調整制御手段による前記電圧電流調整手段の制御の開始を指示し、
    前記調整制御停止手段は、回線電圧及び回線電流が所定時間継続して前記規格内となると、前記調整制御手段による前記電圧電流調整手段の制御を停止する
    ことを特徴とする通信装置。
  3. ダイヤル送出処理を行うモデム部を備え、
    前記調整制御開始手段は、前記モデム部によりダイヤル送出処理が行われた場合に、前記調整制御手段による前記電圧電流調整手段の制御の開始を指示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. ダイヤル送出処理後のダイヤルトーンを検出するモデム部を備え、
    前記調整制御開始手段は、前記モデム部によりダイヤルトーンが検出された場合に、前記調整制御手段による前記電圧電流調整手段の制御の開始を指示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  5. ダイヤル送出処理後のリングバックトーンを検出するモデム部を備え、
    前記調整制御開始手段は、前記モデム部によりリングバックトーンが検出された場合に、前記調整制御手段による前記電圧電流調整手段の制御の開始を指示する
    ことを特徴とする請求項1、2、4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 前記調整制御開始手段は、前記回線電圧検出手段により前記規格内でないことが検出された場合に、前記調整制御手段による前記電圧電流調整手段の制御の開始を指示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
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