JP2009017111A - ファクシミリ通信装置 - Google Patents

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章広 田中
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臣司 松田
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末弘 植田
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Abstract

【課題】回線電流が急峻に変動するタイミングを避けて、安定状態の回線特性を取得することによって、適切な通信状態を確保することができるファクシミリ通信装置を提供する。
【解決手段】ファクシミリ通信装置は、データ伝送用の通信回線の状態を測定する回線状態測定手段と、前記回線状態測定手段により測定された通信回線の状態に応じた回線端末特性の制御条件を設定する設定手段と、通信回線の安定状態に移行する測定タイミング(例えば、1秒)を記憶する記憶手段と、オフフックを検出したときに、前記記憶手段から取得した測定タイミングの経過の後に前記回線状態測定手段を動作させる制御手段と、を備えるものである。前記制御手段では、前記回線状態測定手段により測定された通信回線の状態の変動が既定値を超える場合には、変動が収束するまで測定タイミングを遅延させることによって、不安定な電話回線であっても、安定状態の回線状態を取得できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信回線の品位に応じて通信条件を設定するファクシミリ通信装置に関する。
アナログ電話回線を用いて、通話やファクシミリ通信を行う場合、交換局との間で適正な回線ループ電流を確立する必要がある。
図5は、交換局の交換機30と、電話端末としてのファクシミリ通信装置10が、回線ループ電流を確立する仕組みを示す模式図である。
通常、交換機30が供給する回線直流電流は、48V程度の定電圧源32と440Ω程度の電流制限抵抗33を直列に接続した回路で等価的に表現される。
電話やファクシミリ通信装置10のような電話端末機がオフフックする(フックSW1が閉じられる)際は、定電圧源32から速やかに回線電流が供給される。
そして、シリコンDAA(Direct Access Arrangement)などの電話回線の制御IC(Integrated Circuit)内部に備えられた可変抵抗2および回線状態測定手段3の検出結果に基づいて自動的に調整され、可変抵抗2の両端の電圧を一定(6V〜7V程度)にするように制御することによって、回線の直流電流と直流電圧が安定し、信号送受信器31と信号送受信器5の間で、良好な信号の授受が可能となる。
図6は、通常の回線電流の時間経過による変化を示す例である。
上述した回線電流が安定する手順は、通常、オフフック後速やかに行われ、以後は一定電流になる。経験的に、この安定に要する期間は50ms程度以内であることが知られている。
また、より精度の高い信号の授受を行う場合(スーパーG3 ファクシミリの送受信など)は、回線の周波数特性やダイナミックレンジをコントロールするため、回線状態測定手段3の検出結果に基づいてゲインコントロール4を制御する場合もある。
さらに、近年では、シリコンDAAなど、構成1〜5までの機能をIC化したデバイスも広く使用されている。
ところが近年、一部の地域のNTT交換局においても、定電圧源の代わりに、半定電流源を使用したものが増えてきている。このような回線においては、電話端末機がオフフックする際、回線電流が急峻に変動することがある。そして、その変動は、電話端末機であるファクシミリ通信装置が回線の線間電圧を一定にしようとする制御を阻害し、不安定な動作を誘発する可能性がある。
図7および図8は、上記のような状況を表わす事例である。
図7は、オフフック後、100ms程度経過後、一時(100ms程度)電流が瞬断するような回線電流変動の実例である。これは、直前の通信が閉じた後、交換機が終了処理を行っている期間に、次のオフフックを行ったときなどに発生することがあり、電話端末機の場合には、受話器から異常音が聞こえるだけであるが、ファクシミリ通信機のようなデータ送受信機器の場合には問題となる。
図8は、オフフック後、100mAを超えるような大電流が発生した後、緩やかに低減し、800ms程度経過後にようやく一定電流に安定するような回線電流変動の実例である。これは、半定電流源の制御の極端な例と考えられるが、回線電流の変動する期間は図7よりも長く、ファクシミリ通信機のようなデータ送受信機器への影響はより大きい。
このような現象は、NTTなどの電話会社内部に設置された電話交換の特性に生じるものである。
そのためこのような不安定な状況の下、シリコンDAAなど電話回線の状態を検証した上で回線特性の制御条件等を記憶するデバイスにとっては、電話回線の安定状態のもとで回線状態を判別し、そのときの回線特性を基準値として設定する必要が生じる。
本発明は、上述のような実情を考慮してなされたものであって、回線電流が急峻に変動するタイミングを避けて、安定状態の回線特性を取得することによって、適切な通信状態を確保することができるファクシミリ通信装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、次のような構成とする。
このファクシミリ通信装置は、データ伝送用の通信回線の状態を測定する回線状態測定手段と、前記回線状態測定手段により測定された通信回線の状態に応じた回線端末特性の制御条件を設定する設定手段と、通信回線の状態を測定する測定タイミングを記憶する記憶手段と、オフフックを検出したときに、前記記憶手段から取得した測定タイミングの経過の後に前記回線状態測定手段を動作させる制御手段と、を備えている。
前記制御手段は、前記回線状態測定手段により測定された通信回線の状態の変動が既定値を超える場合には、変動が収束するまで測定タイミングを遅延させる。
そして、装置の設置時にサービスマンなどが測定器により測定した、通信回線の測定タイミング値を、また、過去のトラブル事例などの経験に基づいた測定タイミング値を取得して、前記記憶手段へ記憶させる入力手段を有し、この入力手段によって入力するものとしてもよい。
前記測定タイミングは、通信回線の安定状態に移行するタイミング、例えば、回線捕捉後1秒である。
本発明によれば、回線電流が急峻に変動するタイミングを避けて、安定状態の回線特性を取得できるので、適切な通信状態を確保することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1は、本発明が適用されるファクシミリ通信装置の構成を示すブロック図であり、同図において、ファクシミリ通信装置10は、このファクシミリ通信装置10を統括的に制御する主制御部11と、所定の解像度で原稿画像を読み取り、送信用の画像情報を得る原稿読取部12と、他のファクシミリ通信装置から受信した画像情報を所定の解像度で記録用紙に印字出力する印字部13と、複数の操作キーやスイッチおよび液晶表示ユニット等を有する操作表示部14と、各種の制御プログラムやデータテーブルを記憶したり、あるいは、各種のデータを一時的に記憶する記憶部15と、画像データを符号化により圧縮したり、復号化により元の画像データを得るための符号/復号部16と、時間を計測する時計部17と、通信の相手先装置との間でデータを送受する通信部20とを備え、このファクシミリ通信装置10内で各種のデータ等はバス18によって送受される。
通信部20は、網制御部(NCU:Network Control Unit)21とモデム22とを含んでいる。網制御部21は、アナログの公衆電話回線網(PSTN)との回線の閉結及び開放の回線制御動作を行うハードウェアであり、通信回線の状態を判別して回線特性(例えば、電圧値、電流値、周波数特性や通信速度等)の制御条件を記憶部15に記憶するとともに、必要に応じてモデム22を公衆電話回線網と接続する。この網制御部21は、ファクシミリ通信プロトコルに従って画像データの送・受信及び制御信号の送・受信を行うとともに、自動発・着呼処理を行う。
モデム22は、ファクシミリ通信規格に基づいて、ファクシミリ通信の送信信号を回線の伝達に適した形態に変調し、また、回線から送られてきた変調信号を復調する。
ファクシミリ通信装置10は、記憶部15に記憶した回線特性を参照して通信制御するとともに、原稿読取部12で読み取った画像データを符号/復号部16にて符号化して、公衆通信回線網を通じて送信する一方、回線を通じて受信した画像データを符号/復号部16にて復号し、印字部13から印字出力する基本動作を行う。
図2は、本実施形態に係るファクシミリ通信装置において、交換機と電話端末が回線ループ電流を確立する仕組みを示す模式図である。同図において、ファクシミリ通信装置10における網制御部21は、フックSW1、可変抵抗2、回線状態測定手段3、ゲインコントロール4、信号送受信器5を含んで構成され、記憶部15には回線状態や回線特性等のデータや、予め設定された回線状態の測定タイミング値等を記憶し、網制御部21では電話回線との安定した回線状態を形成するように制御する。
主制御部11では、交換機30からのオフフックを検出したとき、記憶部15に予め記憶されている測定タイミング値を時計部17に設定して、該測定タイミング値だけ経過したのち、回線状態測定手段3を動作させて、通信回線の状態を測定させる。
主制御部11では、この測定値から判別した回線特性(例えば、電圧値、電流値、周波数特性や通信速度等)の制御条件を記憶部15に記憶させる。
図3は、本実施形態の動作を説明するフローチャートである。
回線捕捉(ステップS61)後、予め設定され記憶部15に格納された回線状態の測定タイミング値(例えば、1秒)まで待った後(ステップS62)、回線状態測定手段3を用いて通信回線の状態を測定し、この測定値から判別した回線特性(例えば、電圧値、電流値、周波数特性や通信速度等)の制御条件を記憶部15に記憶し(ステップS63)、その後、通信手順を開始する(ステップS64)。
また、上記のように、回線特性の制御条件を判断している間に回線状態が変動していた場合、この回線特性の制御条件が良好でない可能性がある。そこで、前回との測定値の変動が大きいときには、この変動が安定するまで測定のタイミングを遅延させる。
図4は、本実施形態の他の動作を説明するフローチャートである。
回線捕捉(ステップS71)後、予め設定され記憶部15に格納された回線状態の測定タイミング値(例えば、1秒)まで待った後(ステップS72)、回線状態測定手段3を用いて通信回線の状態を測定し(ステップS73)、この測定結果を記憶部15に格納するとともに(ステップS74)、この測定値から判別した回線特性(例えば、電圧値、電流値、周波数特性や通信速度等)の制御条件を記憶部15に記憶する(ステップS75)。
そして、再度、回線状態測定手段3を用いて通信回線の状態を測定し(ステップS76)、測定した回線状態が記憶部15に格納された回線状態と同じであれば(ステップS77/YES)、通信手順を開始する。
一方、測定した回線状態が記憶部15に格納された回線状態と同じでなければ(ステップS77/NO)、再度、回線特性の制御条件を設定するためにステップS74へ戻る。
前回に測定した回線状態と、今回に測定した回線状態との差分を変動とみなし、この変動が、記憶部15に予め記憶させておいた既定値(再設定可能とする)の範囲内であれば同じものと判断する。
以上のように本実施形態を構成することによって、安定状態の回線特性を取得できるので、適切な通信状態を確保することができる。
また、電話回線の特性は、NTTの交換機、または山間部などの設置環境によって特性が決定されるため、ファクシミリ通信装置の設置時にサービスマンなどが測定器により、測定した通信回線の測定タイミング値を、また、過去のトラブル事例などの経験に基づいた測定タイミング値を入力して記憶部15に記憶させるようにしてもよい。
これにより、不安定な電話回線であっても、安定状態の回線特性を取得することが可能となり、安定した通信が可能となる。
本発明が適用されるファクシミリ通信装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態の、交換機と電話端末が回線ループ電流を確立する仕組みを示す模式図である。 本実施形態の動作を説明するフローチャートである。 本実施形態の他の動作を説明するフローチャートである。 従来の、交換機と電話端末が回線ループ電流を確立する仕組みを示す模式図である。 通常の回線電流変動の実例を示す図である。 特異な回線電流変動の実例を示す図である。 特異な回線電流変動の他の実例を示す図である。
符号の説明
1…フックSW、2…可変抵抗、3…回線状態測定手段、4…ゲインコントロール、5…信号送受信器、30…交換機、31…信号送受信器、32…定電圧源(48V程度)、33…電流制限抵抗(440Ω程度)、10…ファクシミリ通信装置、11…主制御部、12…原稿読取部、13…印字部、14…操作表示部、15…記憶部、16…復号部、17…時計部、18…バス、20…通信部、21…網制御部、22…モデム。

Claims (4)

  1. データ伝送用の通信回線の状態を測定する回線状態測定手段と、前記回線状態測定手段により測定された通信回線の状態に応じた回線端末特性の制御条件を設定する設定手段と、通信回線の状態を測定する計測タイミングを記憶する記憶手段と、オフフックを検出したときに、前記記憶手段から取得した測定タイミングの経過の後に前記回線状態測定手段を動作させる制御手段と、を備えることを特徴とするファクシミリ通信装置。
  2. 請求項1に記載されたファクシミリ通信装置において、前記測定タイミングは、通信回線の安定状態に移行するタイミングであることを特徴とするファクシミリ通信装置。
  3. 請求項1または2に記載のファクシミリ通信装置において、前記制御手段は、前記回線状態測定手段により測定された通信回線の状態の変動が既定値を超える場合には、変動が収束するまで前記測定タイミングを遅延させることを特徴とするファクシミリ通信装置。
  4. 請求項1、2または3に記載のファクシミリ通信装置において、前記測定タイミングを取得して、前記記憶手段へ記憶させる入力手段を備えることを特徴とするファクシミリ通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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