JP4295441B2 - ビデオ通信システム、デコーダ回路、ビデオディスプレイシステム、エンコーダ回路、及びビデオデータ受信方法 - Google Patents

ビデオ通信システム、デコーダ回路、ビデオディスプレイシステム、エンコーダ回路、及びビデオデータ受信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はデジタルビデオ処理及び伝送に関し、特に多重ウィンドウデジタルビデオ受信及び表示に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばモーションピクチャーエキスパートグループ(MPEG)などのデジタルビデオ圧縮標準を、広帯域通信インフラストラクチャと組み合わせて受け入れることにより、通信市場におけるビデオベースのサービスの爆発的増大がまかなえわれてきている。ビデオ・オン・デマンドや複数参加インタラクティブビデオゲーム、さらにテレビ会議などのサービスは積極的に開発されつつある。このような将来的なビデオサービスは、コストエフェクティブなビデオ圧縮及び表示技法を必要とする。
【0003】
効率的な多重ウィンドウ表示は、これらのアプリケーションによってビデオユーザすなわち消費者宛に生成される多重ビデオシーケンスを表示するのに望ましい。この種のウィンドウ環境を実現することにより、一ユーザが複数の情報源からの複数個のビデオシーケンスあるいは画像を同時に見ることが可能になる。商業的な多重ウィンドウビデオ表示の実現は、利用可能なデータ圧縮装置に係る技術的な制限によって阻害されている。
【0004】
デジタルテレビ及びその他のデジタル画像伝送アプリケーションにおいては、画像信号は伝送に必要な帯域を減少させるために圧縮すなわち符号化されなければならない。通常、フルスクリーンビデオフレームは、各々輝度及び彩度に係るデータを有する、少なくとも640×480画素すなわちピクセルよりなるアレイによって構成されている。例えば、ある標準に従うと、フレームは720×480のピクセルアレイから構成されている。ビデオシーケンスは、このような、動画フィルム中のフレームと同様の、一連の離散ビデオフレームより構成されている。実際の娯楽品質のビデオは、少なくとも毎秒30フレームのフレームレートを必要とする。圧縮を行なわない場合には、毎秒30フレームで送信するために必要となるビットレートは、現在現実的と考えられるものよりもはるかに広い帯域を必要とする。
【0005】
画像符号化技法は、フレーム当たりに送信されるビット数を低減する目的で、ビデオデータを圧縮するように機能する。現在、複数個の標準的な画像符号化技法が存在するが、それらは、各々、空間的相関と呼称される、ピクセル画像データの反復を利用している。
【0006】
空間的相関は、複数個の隣接するピクセルが同一あるいは同程度の輝度(明るさ)及び彩度(色)の値を有する場合に生ずる。例えば、青空の画像を含むビデオフレームを考える。青空の画像を構成している多くのピクセルは、おそらく同一あるいは非常に近い画像データを有することになる。圧縮技法は、この種の反復を、例えば一つのピクセルに関する輝度及び彩度データを送出し、データが同一であるそれ以降のピクセルの数に係る情報を送出する、もしくは隣接するピクセル間の差のみを送出することによって活用する。現在では、空間的相関は、離散コサイン変換及び量子化技法を用いた圧縮技法によって活用されている。この種のデータ圧縮すなわち符号化が用いられる場合には、各々のビデオ源あるいは伝送ノードにはデータ符号化装置、そして各々の受信ノードには同様にデータ復号化装置が備え付けられていなければならない。JPEG、MPEG1、MPEG2及びPx64標準などを含む種々のビデオ符号化プロトコルは当業者には公知である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
テレビ会議などのマルチポイントビデオアプリケーションにおいては、複数個の信号源からの複数個のビデオシーケンスが受信ノードのビデオスクリーンに同時に表示される。現時点では、多重ウィンドウビデオディスプレイは、複数個の復号化デバイスの利用を必要とする。さもないと、複数個の信号源から到達したビデオデータが、単一の復号化デバイスの能力を超過してしまうことになる。さらに、現在までに市販されている復号化デバイスは、相異なった信号源からのビデオシーケンスを同時に処理するようには構成されていない。復号化回路は、ビデオ信号源から発せられるビデオシーケンスコンテクスト情報に依存している。現在の復号化デバイスは、複数個の信号源からのビデオ信号を同時に復号化するために必要とされる、複数個のビデオシーケンスコンテクストをストアしたりアクセスしたり切り替えたりすることができない。
【0008】
それゆえ、従来技術に係る欠点は、複数個の復号化デバイスが必要とされる点である。現在では、例えばJPEG及びPx64テクノロジーとコンパチブルな、比較的シンプルなデコーダチップ及びチップセットであっても高価である。従って、複数個の復号化デバイスの利用は、ウィンドウ環境に関する解としては現実的ではない。
【0009】
多重ウィンドウビデオにおいて遭遇するさらなる困難は、多くの信号源が、ビデオ信号を一つのビデオディスプレイサイズでのみ供給するという事実である。実際、多くの信号源は、通常フレーム当たり640×480個のピクセルよりなるフルスクリーン画像のみを送出する。真にフレキシブルなウィンドウ機能を実現するためには、相異なったユーザが同一のビデオを相異なったサイズのウィンドウから起動してそれを見る、という選択肢が与えられなければならない。ディスプレイ全体の一部から構成されるウィンドウは、濾波され、かつサブサンプリングされることを必要とし、その結果より少ない数のフレーム信号が生成されることになる。例えば、1/4スクリーンウィンドウは、わずか320×240ピクセルより構成されるフレームデータを必要とする。それゆえ、複数個のウィンドウサイズすなわち解像度レベルにおいて利用可能なビデオデータを生成することが望ましい。例えば、テレビ会議の参加者のビデオは、フルスクリーン解像度、1/4スクリーン、1/16スクリーンあるいは1/64スクリーンにおいて利用可能なように構成され、受け手側の参加者は送信側の参加者を見るための、希望する任意のサイズのウィンドウを選択することができる。
【0010】
多重解像度レベルを実現するある種の技法においては、各々のビデオ送信機が、各々同一のビデオ画像の特定の解像度レベルに対応するデータ信号を独立に含む複数個のビデオシーケンスを提供する。多重解像度のビデオシーケンスを生成する一技法は、各々の解像度レベルに一つずつ個別のエンコーダを用いるものである。しかしながら、複数個のエンコーダを必要とすることは、デコーダの場合と同様に、システムコストを増大させる。エンコーダは、デジタルビデオ送信システムにおける非常に高額なコンポーネントを包含している。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、符号化及び復号化に係る回路に対する要求を最小にしつつ複数個の解像度レベルで利用可能な複数個のビデオシーケンスを符号化し、送信し、受信し、復号化しかつ表示する方法及びシステムを提供する。
【0012】
本発明に従って、一つあるいは複数個の送信ノードが複数個の解像度レベルで利用可能なビデオデータのマクロブロックを提供する。送信ノードはこのマクロブロックを符号化し、各々のマクロブロックに対してマクロブロック識別子(ID)を割り当てる。受信ノードは、通信ネットワークを介して複数個の送信ノードから複数個のビデオシーケンスを受信する。本発明に従って動作する受信ノードは、その後、ビデオの隠されたあるいは重なってしまった部分などのような表示されないビデオデータのマクロブロックを削除する。マクロブロックトランスレータは、マクロブロックIDをユーザのウィンドウコンフィグレーションによって指示されたディスプレイスクリーン上のマクロブロックの位置を反映する新たなマクロブロックIDに変換する。その後、デコーダが一度に一つのマクロブロックのデータを伸長し、この伸長されたマクロブロックをフレームバッファへ供給する。
【0013】
マクロブロック削除及びマクロブロック変換段階は、受信ノードあるいは通信ネットワークに対して接続されたブリッジのいずれかにおいて実行される。本発明は、上述された機能を、JPEG、MPEG1、MPEG2及びPx64を含む種々の標準的なビデオ圧縮環境において実現する。本発明の別の実施例においては、フレーム内、フレーム間及び動き補正ビデオ圧縮技法がサポートされる。
【0014】
【実施例】
図1は、本発明に係る方法と共に用いられるのに適したマルチポイントビデオシステムの一例を示した図である。図1に示されたシステムは3人が参加するテレビ会議システムであるが、ビデオディスプレイスクリーンに適切にフィットするどのような数の参加者も本発明に係る方法を用いることによって可能である。同様に、デジタル黒板あるいはビデオレーザーディスクなどの他のデジタルビデオソースが一人あるいは複数の参加者を置換することも可能である。
【0015】
3つのノード12、22及び32は、それぞれ通信回線40、50及び60によってネットワーク70に対して接続されている。ノード12は、ビデオディスプレイ10及びビデオカメラ14を含むワークステーションを有している。マウス15あるいは同様の入力デバイスがビデオディスプレイ10に接続されている。ディスプレイウィンドウ171、172及び173がビデオディプレイ10上に現れる。ノード22及び32も、同様にワークステーションを有しており、それぞれ同様のビデオディスプレイ20及び30と同様のビデオカメラ24及び34を含んでいる。ディスプレイウィンドウ271、272及び273がビデオディプレイ20上に現れ、ディスプレイウィンドウ371、372及び373がビデオディプレイ30上に現れる。
【0016】
ワークステーション12、22及び32の各々は、ビデオ送信ノード及びビデオ受信ノードの双方として機能する。すなわち、それぞれビデオ信号を互いの間でやり取りする。ビデオカメラ14、24及び34が送信するためのビデオ信号を供給し、ディスプレイ10、20及び30がビデオ信号を受信して表示する。この目的のために、各々のワークステーション12、22及び32は、デジタルビデオデータを複数個のノードに対して送信することが可能なマルチポイントエンコーダ回路(図示せず)、及び複数個のノードからのデジタルビデオ信号を同時に受信して表示することが可能なマルチポイントデコーダ回路(図示せず)を有している。本発明に従って、単一あるいは複数個のワークステーション12、22及び32には、図2に関連して以下に記述されているものと同様のマルチポイントエンコーダ回路が設置されている。さらに、少なくとも一つのワークステーションには、図3及び図4に関連して以下に記述されているものと同様のマルチポイントデコーダ回路が設置されている。
【0017】
図1に示された実施例においては、ユーザA、ユーザB及びユーザCがテレビ会議を設定してそれに参加している。ユーザA、B及びCは、それぞれワークステーション12、22及び32に位置している。実際の動作においては、ワークステーション12、22及び32は、通信回線40、50及び60を広帯域ネットワーク70に接続することによって相互の通信を設定する。ネットワーク70は、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、PBXあるいはデジタルケーブルTVシステム等の適切なデータ通信インフラストラクチャである。
【0018】
次いで、各々のユーザは、各々カメラ14、24及び34によってキャプチャされた相異なった解像度レベルの画像を含む複数個のビデオシーケンスから構成されるデジタルビデオ信号を送信する。例えば、ユーザAは、自らの上半身及び顔のカメライメージを、フルスクリーン(640×480ピクセル)、1/4スクリーン(320×240ピクセル)、1/16スクリーン(160×120ピクセル)及び1/64スクリーン(80×60ピクセル)というスクリーン解像度で供給する。以下に議論されているように、ビデオデータがセグメント化される方式のために、1/64スクリーン解像度は、実際には80×56あるいは80×64ピクセルより構成されている。ユーザB及びユーザCも、同様にそれぞれのビデオ画像からなるビデオシーケンス信号を供給する。
【0019】
その後、ユーザA、B及びCは、それぞれの参加者、A、B及びCからのビデオを見るためのウィンドウの大きさ及び配置を選択することによってディスプレイプリファレンスを選択する。例えば、ユーザAは自分自身のビデオ信号を見るためにウィンドウ171によって示されているウィンドウを、ユーザBからのビデオ信号を見るためにウィンドウ172を、そしてユーザCからのビデオ信号を見るためにウィンドウ173を選択する。ユーザB及びCも、ユーザA及び互いとは独立に、ウィンドウを選択する。その結果、ユーザAが各々の参加者に対して1/16スクリーンイメージを選択する一方、ユーザBは自分自身のイメージを見るために1/4スクリーンを選択し、ユーザA及びユーザCからのイメージを見るために1/16スクリーンイメージを選択する、といったことが生じる。さらに、ユーザCは相異なった配置を選択し得る。
【0020】
選択がなされると、各々のワークステーション12、22及び32は、各々の参加者からの選択したビデオ信号を受信するために、ネットワーク70を介して仮想回路接続を設定する。例えば、ユーザAはB及びCの双方からの1/16解像度美度データ送信を受信する接続を設定し、一方ユーザBはユーザAからの1/16ビデオシーケンスとユーザBからの1/4ビデオシーケンスとに対する接続を設定する。上述の例においては、全てのユーザからのフルスクリーン解像度データシーケンスはいずれの参加者からも要求されず、従ってネットワークを介して伝送されない。このため、送信されるビット数が低減され、従ってネットワークの負荷が低減される。
【0021】
前述されているように、ノード12、22及び32の各々は、ネットワーク70に対して複数個の解像度レベルのビデオシーケンスからなるデジタル信号を供給する。アナログビデオ入力から複数個のビデオシーケンスデジタル信号を生成するように機能する、適切なマルチポイントエンコーダ回路は、以下に図2に関連して例示される。
【0022】
4つの相異なった解像度のビデオを表現する4つのビデオデータシーケンス迄を生成することが可能なマルチポイントエンコーダ回路300は、入力回線202において国立テレビジョンシステム委員会(NTSC)規格のアナログビデオ信号を受信する。信号源は、図1のビデオカメラ14、24あるいは34のうちの一つ、あるいは他のアナログテレビジョンラスタ信号源である。マルチポイントエンコーダ回路200は、MPEG2ビデオ圧縮標準に従って機能するが、当業者は他の適切な標準に適合させることが容易に可能である。
【0023】
NTSC入力回線202は、A/Dコンバータ204に接続されている。A/Dコンバータ204は、525本のNTSCアナログ信号を640×480ピクセルのデジタル信号にデジタイズすることが可能なアナログ−デジタル信号変換デバイスである。この種の機能を有するデバイスは市販されていて入手容易である。A/Dコンバータ204は、第一のエイリアシング防止フィルタ208及び第三のストライプメモリ220に接続されている。
【0024】
第一のエイリアシング防止フィルタ208は、第二のエイリアシング防止フィルタ212及び第一のストライプメモリ216に接続されている。第二のエイリアシング防止フィルタ212は、さらに第二のストライプメモリ218に接続されている。第一及び第二のエイリアシング防止フィルタ208及び212は、ローパスデジタルフィルタより構成されている。
【0025】
コントローラ224は、第一、第二及び第三のストライプメモリ216、218及び220の各々の書き込み制御ピンに対して機能的に接続されている。コントローラ224は、メモリ216、218及び220の各々に係る書き込み制御を選択的にトリガすることによってサブサンプリングを実現するようにプログラムされている。選択的なトリガリングを行なうことにより、ある種の間隔を有するデータのみが書き込まれる。コントローラ224は、マイクロプロセッサあるいはシーケンスコントローラより構成されており、それらのプログラミングは当業者には公知である。コントローラ224は、さらにマルチプレクサ228の制御接続に機能的に接続されている。マルチプレクサ228は、適切な時分割多重化デバイスより構成される。
【0026】
ストライプメモリ216、218及び220は、機能的にマルチプレクサ228に接続されている。マルチプレクサ228は、符号化デバイス240に接続されている。符号化デバイス240は、MPEG2標準に従ってデータを符号化するビデオデータ符号化チップあるいはチップセットより適切に構成されている。符号化デバイス240は、さらにフレーム間符号化を実現するためにリファレンスフレームストア232に接続されている。コントローラ224は、このリファレンスフレームストア232に対しても接続されている。JPEGなどのフレーム内符号化のみを用いる符号化デバイスは、リファレンスフレームストア232を必要としない。
【0027】
符号化デバイス240はバッファ244に接続されている。バッファ244の出力は、パケタイザ248に接続されている。バッファ244及びパケタイザ248は、共にコントローラ224に接続されている。
【0028】
上述されているエンコーダ回路200は、各々同一ビデオ画像の相異なった解像度のものを実現する複数個のビデオシーケンスを、以下に記述されている様式で生成するように機能する。
【0029】
ビデオ源(図示せず)は、A/Dコンバータ204にNTSCビデオ信号を供給する。A/Dコンバータ204は、その信号を一ライン当たり640点のレートでサンプリングする。NTSC信号は525ラインのビデオ信号より構成されているが、ほぼ480ラインのみが関係するビデオ情報を有している。その結果、A/Dコンバータ204は、ビデオ信号の640×480サンプルによるデジタル表現を生成することになる。各々のサンプルは、画素すなわちピクセルに対するビデオデータを構成している。各々のピクセルは、(x,y)というアドレスを有するものとみなされる。ここで、xは0から639までであり、yは0から479までである。
【0030】
ここで、NTSC信号が480の可視ラインを順次生成するのではないことに留意されたい。その代わり、NTSC信号は、各々1本おきのラインに関する情報を含む2つのフィールドに分割されている。言い換えれば、一方のフィールドは偶数番号を有する全てのラインを含んでおり、他方は奇数番号のすべてのラインを含むことになる。一方のフィールドは他方のフィールドが送出される前にその全体が送出される。A/Dコンバータ204がNTSC信号を受信されたままにデジタイズするため、その結果得られるデジタル信号も同様に2つのフィールドに分割されている。
【0031】
A/Dコンバータ204は、640×480解像度のビデオシーケンスビットストリームを第一のエイリアシング防止フィルタ208及び第三のストライプメモリ220の双方に供給する。フィルタ208はデジタルローパスフィルタとして機能し、2対1サブサンプリング操作に悪影響を与えかねない高周波数成分を除去する。濾波されたデジタル信号は、第一のストライプメモリ216へ供給される。しかしながら、コントローラ224は、選択的に書き込みイネーブル信号を供給することによって、一つおきのピクセルのみをストライプメモリ216に書き込ませる。それゆえ、ストライプメモリ216は、320×480ピクセルよりなるビデオデータのみを保持することになる。さらに、データが2つのフィールドで供給されるために、各々奇数列及び偶数列のみを含む、2つのフィールドの320×240ピクセルよりなるビデオデータを順次保持することになる。これらのフィールドは、それぞれ単独で、1/4スクリーン解像度フレームのビデオシーケンスを構成する。その結果、フレーム信号のフィールドストラクチャは、本質的に、フレームを垂直方向に2対1のレートでサブサンプリングすることになる。
【0032】
A/Dコンバータ204は、フルスクリーン解像度伝送を実現するために、640×480フレーム信号を第三のストライプメモリ220に供給する。2フィールドのビデオデータは、もちろん表示前にフレーム全体を構成するためにインターリーブされなければならない。この作業は、図1に示されたワークステーション12、22あるいは32などの各々の受信ノードにおいて実行される。
【0033】
第一のエイリアシング防止フィルタ208は、濾波したデジタル信号を第二のエイリアシング防止フィルタ212にも供給する。第二のフィルタ212は、第一のフィルタによって濾波された信号をさらに濾波し、より高次のサブサンプリング、すなわち4対1及び8対1サブサンプリングを可能にする。
【0034】
第二のエイリアシング防止フィルタ212は、2度濾波されたデジタル信号を第二のストライプメモリ218に供給する。コントローラ224は、濾波された信号のサブサンプリングを実現するために、第二のストライプメモリ218に書き込みイネーブル信号を供給する。コントローラ224は、第一のフィールドの4対1サブサンプリング及び第二のフィールドの8対1サブサンプリングを実現する。コントローラ224は、このサブサンプリングを、各々のフレームの第一フィールドに関しては4つおきのピクセルを書き込ませ、各々のフレームの第二のフィールドに関しては8つおきのピクセルを書き込ませることによって実現する。
【0035】
コントローラ224は、さらに、第一のフィールドに関しては1ラインおき、第二のフィールドに関しては4ライン中の3ラインをそれぞれ削除することによって垂直方向のサブサンプリングを実現する。その結果、第二のストライプメモリ218は入力画像の160×120ピクセルによる表現(第一フィールド)及び80×60ピクセルによる表現(第二フィールド)を保持することになる。その他の適切な垂直及び水平方向サブサンプリング手法もインプリメントされうるものであり、それらは当業者には明らかである。
【0036】
第一、第二及び第三のストライプメモリ216、218及び220は、フルスクリーン、1/4スクリーン、1/16スクリーン及び1/64スクリーンのデジタルフレームデータを有することになる。メモリ216、218及び220は、データをマクロブロックあるいはスライスと呼称される形態でマルチプレクサ228に供給する。マクロブロックは、通常、16×8あるいは16×16ピクセルアレイよりなるピクセルブロックで、それらによってビデオデータフレーム全体が構成されている。一つあるいは複数個のマクロブロックが、MPEGベースのシステムにおいて用いられるスライスを構成している。スライス及びマクロブロックは、同様に処理される。以下、記述を簡潔にする目的で、マクロブロックという一般的な述語がマクロブロックあるいはスライスを記述するために用いられる。
【0037】
通常のビデオ信号アプリケーションにおいては、マクロブロックは、左から右へ、上から下へと順次転送される。従って、2400個の16×8マクロブロックは、ビデオシーケンスの640×480ピクセルフレーム全体を構成することになる。
【0038】
マルチプレクサ228におけるマクロブロックは、それぞれ相異なった解像度レベルにおける元のビデオシーケンスを含む、4つの互いに独立なビデオシーケンスを構成する。コントローラ224の制御下で動作するマルチプレクサ228は、4つ全ての解像度の時分割多重化マクロブロックからなる単一のストリームを符号化デバイス240へ供給する。符号化デバイス240は、各々のマクロブロックを個別に符号化すなわち圧縮する。MPEGベースの圧縮システムがフレーム間符号化を利用するため、エンコーダ240はリファレンスフレームストア232からリファレンスフレーム情報を受信する。フレーム間符号化アプリケーションにおいては、エンコーダは、あるフレームを符号化するために直前の(及びある場合には直後の)フレームに係る情報に依拠する。直前(直後)のフレームデータを供給するためにリファレンスフレームストア232を利用する方法は、当業者には公知である。しかしながら、リファレンスフレームストア232は、本発明に従って、複数個のビデオシーケンス、すなわち各々の解像度に対するリファレンスフレーム情報を供給しなければならない。
【0039】
それゆえ、リファレンスフレームストア232は、4つの解像度レベルのビデオシーケンスの全てに対するリファレンスフレーム情報を有していなければならない。コントローラ224は、リファレンスフレームストア232のバンク切り替えを行なうことによって、符号化デバイス240に適切なリファレンスフレームを指示する。例えば、現在符号化デバイス240に供給されるマクロブロックが1/4解像度のビデオシーケンスからのものである場合には、コントローラは符号化デバイス240にリファレンスフレームストア232内にストアされた1/4解像度のリファレンスフレームを指示する。次のマクロブロックが1/64解像度のビデオシーケンスである場合には、コントローラは符号化デバイス240に再び適切な指示を出す。
【0040】
符号化デバイス240は、上述されているように、図2に示されて上述されているように配置されている場合には、4つの解像度全てに関するデータを符号化すなわち圧縮する。それゆえ、符号化デバイス240は、入力202において受信した各々のビデオフレームに関して、フルスクリーンフレームに対応するデータと1/4フレーム、1/16フレーム及び1/64フレームに関するデータとを符号化しなければならない。しかしながら、フレーム当たりに符号化されたデータ量はそれほど増大させられるのではなく、よって甚だしい遅延を導入してしまったり、現在市販されている符号化デバイスの能力に過度の負担を負わせるものではないことに留意されたい。
【0041】
符号化デバイス240は、さらに各々のマクロブロックに、マクロブロック識別子(ID)を付加する。マクロブロックIDは、ビデオシーケンスのフレーム内でのマクロブロックの位置を表わすデータから構成されている。マクロブロックIDは、通常、各々のフレーム内で、左から右へ、上から下へと順次割り当てられる。マクロブロックIDは、各々のビデオシーケンス特有のものである。よって、フルスクリーン解像度ビデオシーケンスは、0番から2399番までのマクロブロックIDを有するのに対し、1/4スクリーン解像度シーケンスは、0番から599番までのマクロブロックIDを有する等々である。
【0042】
符号化デバイス240は、ビデオデータ及びそのマクロブロックIDよりなる、時分割多重化及び圧縮済みマクロブロックをバッファ244に供給する。その後、コントローラ224がバッファ244を指示してマクロブロックをパケタイザ248へ書き込ませる。
【0043】
例えばJPEG標準などのある種の圧縮標準においては、マクロブロックIDは用いられない。そのような場合には、コントローラ224は、単にマクロブロックIDを生成してパケタイザにおいて圧縮されたマクロブロックにそのIDを書き込む。この種の適応化は、当業者には容易に実現しうるものである。
【0044】
上述されているエンコーダ回路200は、図1のワークステーション12などのノードからのビデオ信号を送信するために用いられるものであるが、マルチポイントデコーダ回路は複数個の信号源からのデジタルビデオ信号を受信するために必要とされるものである。以下に記述されており、図3に示されているマルチポイントデコーダ回路400は、複数個のデジタルビデオシーケンスの受信を可能にするために、図1のワークステーション12によって組み入れられている。
【0045】
図3において、マルチポイント復号化回路400は、本発明の一側面に従って、新しいマルチポイント復号化方法を利用する。以下に記述されている回路400は、動き補正機能が抑制された状態でフレーム間符号化MPEG2データを用いるシステムとコンパチブルである。他の適切なフレーム間圧縮技法も同様に用いられ得る。
【0046】
図3に示された回路400は、ネットワーク402を介してDATAパケットストリームとして供給された複数個のビデオシーケンスを受信し、復号化し、そして表示する。デパケタイザ406は、ネットワーク402から、例えば図1のユーザA、B及びCからの3種のビデオイメージを含む複数個のビデオシーケンスに係るパケットデータを受信する。デパケタイザ406は、3つのビデオシーケンスに対応する3つの圧縮済みビデオデータストリームを、マクロブロック変換/削除(T/E)回路410へ供給する。マクロブロックT/E回路410は、表示されないビデオデータのマクロブロックを削除し、マクロブロックデータの位置をユーザの配置に合うように変換する。マクロブロック削除は、ウィンドウ環境においてはビデオウィンドウのある位置が他のウィンドウの位置と重なりうるために必要になる。その結果、与えられたビデオブロックが、見えないように隠されたすなわち邪魔されたウィンドウの部分に含まれるものである場合には、マクロブロックT/E回路410はそのマクロブロックのデータを削除する。
【0047】
その後、マクロブロックT/E回路410は、各々のマクロブロックの位置情報を、ウィンドウ171、172及び173などのユーザによって規定されたウィンドウにマッチするように変換する。多様な、ユーザによって定義されうるウィンドウ環境を実現するためには、マクロブロック位置は、受信側ユーザのウィンドウ配置に従うように変換されなければならない。T/E回路410は、受信したマクロブロックにスクリーン上での適切な位置を指示するように機能する。ビデオシーケンスが図2に示されたようなエンコーダによって送信されたものである場合には、各々のマクロブロックは、ビデオシーケンス内の他のブロックとの間の、スクリーン上での相対的な位置を規定するマクロブロックIDを含んでいる。マクロブロックIDは、基本的には、受信側ノードによってマクロブロックをディスプレイスクリーン内に配置するために用いられる。それゆえ、マクロブロックIDは、ユーザによって規定されたディスプレイスクリーン上での位置を反映する新たなマクロブロックIDに変換される。
【0048】
システムがマクロブロックIDを有さないマクロブロックビデオデータを受信した場合には、デパケタイザ406は、制御回路と共に、各々のビデオシーケンスに関してマクロブロックIDが順次受信されるまで、そのマクロブロックの入力される順序を参照してビデオシーケンスすなわちソースマクロブロックIDを付加する。言い換えれば、各々の情報源からの各々のマクロブロックに対して、ビデオシーケンス内のフレームに係るシーケンス番号が、それがデパケタイザ406によって受信される順序で割り当てられる。
【0049】
その後、T/E回路410は、部分的に排除されて変換されたビデオシーケンスを、1マクロブロックずつ、復号化デバイス414に供給する。3つのビデオシーケンスの各々からのマクロブロックは、ビットストリーム中でランダムに互いに混合されている。部分的に排除されたビットストリームは、ディスプレイ上で表示される部分に関するデータのみを有している。
【0050】
本発明の重要な特徴の一つは、T/E回路410が、復号化すなわち伸長の前に、不可視ビデオデータを削除することである。復号化の前にさえぎられたマクロブロックを削除することによって、デコーダ414は、複数個のウィンドウに関して、1つのフルスクリーンの場合のデータと同じかあるいはより少ない量のデータに関して復号化機能を実行することになる。それゆえ、本発明に従うことによって、単一のデコーダが、その処理能力を超過することなく、複数個のウィンドウをサポートすることが可能になる。T/E回路410及び共に用いられる復号化デバイス414に係る詳細については、以下に図4に関連して議論される。
【0051】
その後、復号化デバイス414は、蓄積され、ディスプレイコントローラ418によって最終的に表示されるのに適したマクロブロックを伸長すなわち復号化し、3つのマクロブロックビデオシーケンスから構成されるストリームを生成する。JPEG、MPEG1、MPEG2あるいはPx64などを含むあらゆる適切なデコーダが、本発明に従ってデコーダ414の機能を実行するように配置され得る。
【0052】
しかしながら、復号化デバイス414は、その内容が切替可能であるように配置されなければならない。通常の動作においては、符号化デバイス414は、一般的に各々のビデオシーケンスの伝送において提供されるある種のオーバーヘッド情報に依拠している。その結果、デコーダは、復号化されつつある各々のビデオシーケンスの内容に対応するオーバーヘッドパラメータに切り替えられるように配置されていなければならないことになる。それゆえ、デコーダ414は、独立な情報源からの複数個の入力情報を受信して復号化する機能を有している。T/E回路410とコンテクスト切替可能復号化回路414とに係る詳細な議論は以下になされる。
【0053】
図4は、図3に関連して議論されたT/E回路410及びデコーダ回路414のより詳細を含む回路500を示した図である。入力バッファ502が、RAMベースの変換テーブル504に接続されている。制御プロセッサ506は、RAMベースの変換テーブル504に機能的に接続されている。
【0054】
RAMベースの変換テーブル504は、変換済みアドレスバッファ509に接続されている。変換テーブル504は、さらに、マクロブロックIDアドレスなしの圧縮済みビデオデータを供給するマクロブロックデータバッファ510に接続されている。バッファ509及び510は、書き込み制御ピンすなわち端子を有するFIFO(ファースト・イン・ファースト・アウト)バッファよりなる。
【0055】
RAMベース変換テーブル504は、さらに、書き込み制御信号バッファ508に接続されている。書き込み制御信号バッファ508は、さらに、変換済みアドレスバッファ509とマクロブロックデータバッファ510の双方の書き込み制御端子に接続されている。変換済みアドレスバッファ509は、フレームバッファ518にも接続されている。
【0056】
マクロブロックデータバッファ510は、復号化デバイス512に接続されている。復号化デバイス512は、MPEG2ビデオ圧縮標準に従ってビデオデータマクロブロックを復号化すなわち伸長するのに適したチップあるいはチップセットである。JPEG、MPEG1あるいはPx64などの他の圧縮標準環境も、本発明と共に適切に用いられ得る。デコーダ512は、さらに、コンテクストランダムアクセスメモリ514及びリファレンスフレームストレージデバイス516の双方に接続されている。リファレンスフレームストア516は、当業者には公知の方法によって、MPEG2フレーム間符号化を実現するように配置されている。
【0057】
デコーダ512は、ビデオフレームバッファ518に機能的に接続されている。フレームバッファ518は、ビデオデータの少なくとも1フレームに関して充分な量のメモリを有している。その後、フレームバッファ518は、図のディスプレイコントローラ418に接続される。
【0058】
入力バッファ502は、図3のデパケタイザ406などのデパケタイザから複数個のビデオシーケンスに関する圧縮済みマクロブロックよりなるビットストリームを対応するマクロブロックIDと共に受信する。複数個のビデオシーケンスは、図1に示されたテレビ会議におけるワークステーション12、22及び32などの、単一あるいは複数個のビデオ送信ノードから発せられたものである。ビデオ送信ノードは、毎秒30フレームあるいはそれ以下の適当なレートで、デジタルビデオシーケンスを送出する。入力バッファ502は、圧縮済みマクロブロックとそのIDをRAMベース変換テーブル504へ供給する。
【0059】
RAMベース変換テーブル504は、入力されるマクロブロックIDを、ユーザによって規定されたウィンドウ配置を反映した新たなマクロブロックIDに変換する。RAMベース変換テーブル504は、各々のマクロブロックのユーザによって配置された位置に関連する新たなマクロブロックIDを提供する。制御プロセッサ506は、ユーザ配置の変更に基づいて、RAMベーステーブルへの更新を実現する。制御プロセッサ506は、マイクロプロセッサ及びその関連回路であることが望ましい。制御プロセッサ506は、図5に示された回路に固有の他のタイミング及び制御機能を実現するが、これらの実現は当業者には容易である。
【0060】
制御プロセッサ及び変換テーブル504は、マクロブロック変換/削除を実現するために、以下に示されているように相互作用する。変換テーブル504は、複数個のアクセス可能なアドレスを有するメモリデバイスを有している。変換テーブル504は、各々の入力ビデオのマクロブロックの各々に対して一つのメモリアドレスを有している。本発明の一実施例に従って、テーブル内のメモリロケーションは、入力されるマクロブロック源あるいはビデオシーケンスとマクロブロックIDとによって、インデックスがつけられている。例えば、図1のユーザAによって供給されるビデオシーケンスのフレームの第一のマクロブロックがあるメモリロケーションに対応する一方、図1のユーザCによって供給されるビデオシーケンスのフレームの第一マクロブロックは他のメモリロケーションに対応している。
【0061】
受信ノードのユーザがビデオシーケンスが表示されることになるウィンドウを規定すると、制御プロセッサ506は、受信された各々のマクロブロックに対応する変換されたマクロブロック位置を計算する。制御プロセッサ506は、その後、新たなマクロブロック位置データすなわちマクロブロックIDを各々の入力マクロブロックテーブルロケーションに書き込む。
【0062】
例えば、ディスプレイ10、20及び30の各々の3つのウィンドウに3つのビデオシーケンスが表示されるような、図1に示されているテレビ会議を考える。各々のビデオシーケンス内のマクロブロックは、送信端において、標準的なロケーション、例えばビデオスクリーンの左上の隅から右下方向に延在するもの、において表示されうるように規定される。左上の隅は、(0,0)というピクセルアドレスを有している。各々のビデオシーケンスに対してこのようにインデックスが付されているため、3つのビデオシーケンスの各々からのピクセルアドレス(0,0)に位置する左上隅のマクロブロックは、全て0というマクロブロックIDを有している。
【0063】
しかしながら、各々のユーザは、図1に関連して説明されているように、自らのディスプレイ上の相異なった領域にウィンドウを規定し得る。その結果、ユーザの第一ウィンドウがピクセルアドレス(0,0)から開始されていても、第二及び第三ウィンドウは、右下方向に(160,80)及び(320,160)から開始されることが可能である。一般に、(160,80)から開始されるマクロブロックは、マクロブロックID410に対応するが、(320,160)から開始されるマクロブロックは、マクロブロックID820に対応する。
【0064】
制御プロセッサ506は、変換情報、すなわち新たなマクロブロックIDをRAMベーステーブル504に供給する。変換テーブル504は、各々のマクロブロックのビデオシーケンス及びその送信された時点でのマクロブロックIDによってインデックスが付されている。それゆえ、前述された例に従って、制御プロセッサ506は、マクロブロックIDの0を第一のビデオシーケンスのマクロブロック0に対応するテーブル位置に、マクロブロックID410を第二のビデオシーケンスのマクロブロック0に対応するテーブル位置に、そしてマクロブロックID820を第三のビデオシーケンスのマクロブロック0に対応するテーブル位置に、それぞれ書き込む。
【0065】
制御プロセッサ506は、さらに、マクロブロック削除情報をRAMベース変換テーブル504に供給する。ウィンドウアプリケーションにおいては、ウィンドウの一部が、図1のウィンドウ271、272及び273のように、互いにオーバーラップする場合がある。隠されたビデオデータは、表示されたりデコードされたりする必要がない。コントロールプロセッサ506は、いずれのビデオシーケンスにおけるいずれのマクロブロックが隠されているかを決定し、この情報をRAMベース変換テーブル504に供給する。一実施例においては、制御デバイス506は、隠されたマクロブロックのテーブルアドレスにデータフラグを供給する。データフラグは、そのマクロブロックが削除されるべきであることを示している。その結果、削除されたマクロブロックが変換テーブルをアクセスすると、変換テーブル504はマクロブロックIDではなく、その代わりにマクロブロック削除フラグを提供する。
【0066】
その後、変換テーブル504は、複数個のビデオシーケンスからの圧縮済みマクロブロックデータをマクロブロックデータバッファ510へ供給する。RAMベース変換テーブル504の検索結果、言い換えれば新たなマクロブロックIDかマクロブロック削除フラグのいずれか、が、書き込み制御信号バッファ508及び変換済みアドレスバッファ509に供給される。検索の結果が有効なマクロブロックIDを生成する場合には、書き込み制御信号バッファ508は書き込み制御信号をマクロブロックデータバッファ510と変換済みアドレスバッファ509の双方に供給する。テーブルアドレスがマクロブロック削除フラグを有している場合には、書き込み信号は生成されない。
【0067】
マクロブロックが隠されているために書き込み信号が供給されない場合には、ビデオデータはマクロブロックデータバッファ510に書き込まれず、検索テーブルアドレスの内容は変換済みアドレスバッファ509に書き込まれない。マクロブロックIDとマクロブロックビデオデータの双方ともが書き込まれないため、そのマクロブロックは実効的に削除されたことになる。
【0068】
しかしながら、書き込み制御信号バッファ508が書き込み信号を生成する場合には、マクロブロックビデオデータはデータバッファ510に書き込まれる。さらに、変換テーブルアドレスの内容、言い換えればマクロブロックID、が、変換済みアドレスバッファ509に書き込まれる。デコーダ512は、コンテクストRAM514及びリファレンスフレームストレージデバイス516と共に、マクロブロックビデオデータを伸長すなわち復号化し、復号化されたマクロブロックデータをフレームバッファ518へ供給する。復号化されたマクロブロックビデオデータがフレームバッファ518へ供給される場合には、変換済みアドレスバッファ509が新たなマクロブロックIDをフレームバッファ518に供給する。
【0069】
コンテクストRAM514は、復号化デバイス512に、マクロブロックのビデオシーケンスに係るマクロブロック以外の所定のパラメータを供給する。大部分の圧縮標準においては、各々のビデオシーケンスに所定の量のオーバーヘッド情報が関連付けられている。例えば、特定のビデオシーケンスにおけるマクロブロックを符号化するために用いられた量子化ファクタがこのオーバーヘッド情報に含まれる。復号化デバイス512が複数個の情報源、すなわち複数個のビデオシーケンスから発せられたマクロブロックを受信するため、復号化デバイス512によって必要とされるオーバーヘッド情報はマクロブロック毎に変化することになる。コンテクストRAM514は、復号化デバイス512によって復号化されつつあるマクロブロックに関するコンテクスト情報を提供する。ビデオシーケンスコンテクストすなわちオーバーヘッド情報は、適切な圧縮標準によって規定されている。例えば、MPEGベースのシステムの場合には、必要とされるビデオシーケンスコンテクスト情報に関する記載については、”動画及び関連する音声の一般的な符号化”(推奨H.262、ISO/IEC13818−2(委員会草案))を参照。
【0070】
フレームバッファ516は、変換済みアドレスバッファ509によって供給された新たなマクロブロックIDに対応するアドレスにマクロブロックビデオデータをストアする。このように、復号化済みビデオデータは、それが表示されるスクリーン内のウィンドウの位置を反映した、フレームバッファ516内のロケーションに配置される。フレームバッファ516は、ビデオデータを、それが受信側ノードユーザのビデオスクリーンに表示されるようにストアする。フレームバッファ516は、ビデオデータを図3のディスプレイコントローラ418へ供給する。
【0071】
フレーム内JPEG符号化と共に用いられるのに適するように修正された上記回路500の別の実施例においては、リファレンスフレームバッファ516が削除される。JPEGビデオ符号化標準はフレーム内符号化のみを利用する。フレーム内符号化においては、データ圧縮は、ビデオシーケンスの単一フレーム内の空間的な相関のみを利用することによって実現される。その結果、デコーダ512は、直前(あるいは直後)のビデオフレームをアクセスする必要がなくなり、それゆえリファレンスフレームバッファ516なしに復号化機能を実行することが可能である。さらに、MPEG標準などの他のビデオ符号化標準を用いるシステムにおいても、若干効率が低下するが、強制的にフレーム内符号化のみを利用するようにすることも可能である。このようなシステムにおいては、同様にリファレンスフレームバッファ516を不要にすることが可能である。
【0072】
上述された回路500の別の修正された実施例は、動き補正済みビデオ信号と共に用いられるのに適している。動き補正は、ビデオイメージ内での対象物の動きを考慮して、シーケンス内の直前あるいは直後のフレームにおけるずらされた領域からフレームビデオデータが獲得されるような、ビデオ圧縮符号化の別の形態である。動き補正圧縮においては、デコーダに、リファレンスフレーム内の、そこから現在のマクロブロックが移動してきたロケーションを指示する、動きベクトルが伝送される。例えば、MPEG2標準がこの種の動き補正をサポートしている。動き補正が用いられる場合には、リファレンスフレームバッファ516は、さらに動き補正復号化をサポートするための標準的な回路を含むことになる。この種の回路は当業者には公知である。
【0073】
しかしながら、そのような回路500の実施例を含む受信側ノードワークステーションは、ウィンドウのオーバーラップを抑制しなければならない。動き補正が直前あるいは直後のリファレンスフレームからずらされた画像データを用いるため、マクロブロックは隠されたり削除されたりしてはならない。さもないと、デコーダが、隠されたマクロブロックから可視マクロブロックへと移動させられた画像に係るデータを参照しようと試みてしまうことになる。動きベクトルがこのような直前には隠されていたマクロブロックを指し示す場合には、デコーダエラーとなる。よってワークステーション12は、ユーザがウィンドウをオーバーラップして定義することを防止するように配置されているか、あるいは他の適切な方法が用いられている。従って、上記実施例においては、MPEG2動き補正が用いられているが、受信側ノードのユーザのウィンドウ環境の自由度が制限されている。
【0074】
図2に示されたマルチポイントエンコーダ回路及び図3と図4の双方に示されたマルチポイントデコーダ回路は、図1に関連して既に議論されているテレビ会議システムを構成するノードにおいて用いられるのに適したものである。
【0075】
図1において、そこに図示されているネットワーク配置の一つの問題点は、種々の情報源からのビデオを受信するために、各々のユーザが、テレビ会議を一緒に行なおうと思う他の参加者の各々と特定の解像度レベルでネットワークを介して仮想回路接続を設定しなければならないことである。その結果、ユーザA、BあるいはCのいずれかが他の一人の参加者を見るためのウィンドウサイズすなわち解像度を変更すると、新たな仮想回路接続がネットワーク上で設定されなければならないことになり、元の仮想回路接続が終了されなければならないことになる。このような回路接続実現及び切断操作は非常に時間を必要とし、さらに不便である。このような問題をなくすために、リモートユーザに対する多重解像度接続を実現する別の配置がインプリメントされる。このような実施例のうちのいくつかが、図5及び図6に関連して以下に議論される。
【0076】
図5は、エンドポイント610、612及び614での通信装置に対する接続及び切断の必要性を低減するためにネットワークブリッジ608が備え付けられているような、テレビ会議サービスを実現するシステム600の実施例を示した図である。ノード610、612、614は、図1に占めされたワークステーション12、22及び32等のユーザA、B及びCのワークステーション及び表示装置を表現している。ノード610、612、614は、送信ノード及び受信ノードの双方として機能する。あるいは、一人あるいは複数のユーザがある種のビデオデータストレージデバイスによって置換されて、残ったユーザがそこからビデオデータをアクセスすることも可能である。ノード610、612及び614は、ネットワーク616を介してネットワークブリッジ608に接続されている。
【0077】
ネットワークブリッジ608は、ネットワークノードとネットワークスイッチの双方として機能する複数個の専用ハードウエアから構成されている。ネットワークブリッジ608は、それが他のノード610、612、614への仮想回路接続を設定するために、ノードとして機能する。また、ネットワークブリッジ608は、以下に議論されているように、それが接続されている他の種々のノードとの間の論理的な接続を設定するために、スイッチとして機能する。ネットワークブリッジ608は非同期転送モード(ATM)交換回路からなることが適切であるが、その実現例は当業者には公知である。
【0078】
実際の動作においては、ノード610、612及び614におけるユーザA、B及びCなどの、一人あるいは複数のテレビ会議参加者が、ブリッジとの間で送受信するための仮想回路接続を設定する。各々のノードは、ビデオ信号をブリッジ608宛に供給する。ノード610、612及び614のいずれかが多重解像度レベルを提供することが可能である場合には、多重解像度レベルビデオシーケンスは全てネットワークブリッジ608宛に送出される。その後、ネットワークブリッジ608は、ユーザからの送信を、各々のユーザからのリクエストに従って各々のノード610、612及び614に接続する。
【0079】
このようにして、各々のユーザは、ネットワーク616を介して他の各々のユーザとの間の仮想回路接続を設定する必要がなくなる。さらに、ユーザの一人が一人の参加者の表示ウィンドウの大きさ、すなわち解像度を変更しようと欲する場合には、ユーザはその参加者との間の仮想回路接続を切断して新たな接続を設定する必要はない。代わりに、ブリッジがユーザを適切な解像度レベルのビデオシーケンスに接続するのみである。各ノードにおける接続/切断の必要性を無くすことによって、ハードウエアコストが低減され、実施例が簡潔にされる。
【0080】
図6は、図5に関連して上述されている標準的なATMの代わりに用いられうるブリッジの別の実施例を示した図である。ブリッジ700は、ネットワーク接続704を介して接続された複数個のノードに対する複数個の仮想回路の設定が可能な、マルチキャストバス708を含んでいる。マルチキャストバス708は、複数個の情報源からデータを受信することが可能なデータバスを有している。マルチキャストバス708は、複数個の論理ブリッジ回路7121、、、712nに接続されている。各々の論理ブリッジ回路7121、、、712nは、受信ノード(図示せず)に対して仮想回路出力接続を設定することが可能である。その結果、論理ブリッジ回路7121、、、712nを有するブリッジ700は、最大n個のノードに対してビデオ信号を供給することができる。
【0081】
第一の論理ブリッジ回路7121が以下に詳細に記述される。残りの論理ブリッジ回路7122、、、712nは第一のブリッジ回路7121と同一の素子を含んでおり、同一の対応する機能を実行する。第一のブリッジ回路7121は、マルチキャストバス708に接続されたデパケタイザ7161を有している。デパケタイザ7161は、ネットワークビデオデータパケットを圧縮済みビデオマクロブロックストリームに変換するために必要とされる回路を有している。
【0082】
デパケタイザ7161は、図3に示されたT/E回路410と同様の回路からなるマクロブロックT/E回路7181に接続されている。T/E回路7181は、パケタイザ7201に接続されている。パケタイザ7201は、ビデオデータパケットを論理ブリッジ回路7121への仮想回路接続に対して供給する。
【0083】
実際の動作においては、ブリッジ700は以下のように機能する。図6のノード610、612及び614に位置するユーザA、B及びCがテレビ会議を開始して参加する場合を考える。ユーザA、B及びCのうちの一人あるいは複数が、マルチキャストバス708に対する仮想回路接続を設定することによって複数個の解像度レベルに対応する複数個のビデオシーケンスを供給する。各々のユーザA、B及びCは、さらに、ビデオデータを受信するために、論理ブリッジ回路7121、、、712nのうちの一つに対する仮想回路接続を設定する。よって、例えばユーザAは7121と接続され、ユーザBは7122と接続され、ユーザCは7123と接続されることになる。
【0084】
各々のユーザが接続されると、各々のユーザは単一あるいは複数個の解像度のビデオシーケンスをマルチキャストバス708に供給する。各々の論理回路7121、7122及び7123は、各々の参加者から供給される全てのビデオシーケンスに関するビデオデータを受信する。デパケタイザ7161、7162及び7163は、全てのビデオデータを対応するT/Eデバイス7181、7182及び7183に供給する。
【0085】
T/Eデバイス7181、7182及び7183は、特定のユーザのウィンドウ定義に対応するマクロブロックのみを供給するために、データストリームからマクロブロックを適宜削除する。例えば、ユーザAが、A及びCの1/16スクリーンビデオによってオーバーラップされたBのフルスクリーンビデオを選択した場合には、T/Eデバイス7181は、Aのビデオ、Bのビデオ、及びCのビデオの他の全ての解像度レベルを含むビデオシーケンスからマクロブロックを削除する。さらに、T/Eデバイス7181は、BのフルスクリーンビデオシーケンスのマクロブロックのうちのA及びCのウィンドウによって隠されるブロックも削除する。
【0086】
T/E回路7181は、ユーザAのウィンドウ配置に適合するように、マクロブロックのスクリーン位置を変換する。実際、T/E回路7181、7182及び7183は、図4に示されたT/E回路410と同じ様式で動作するが、T/E回路7181、7182及び7183が各々の参加者から全ての解像度のデータストリームを受信し、それゆえより多くのビデオデータを削除しなければならないという点が異なっている。加えて、各々のユーザは、希望するウィンドウ配置をそれぞれのユーザに割り当てられた論理ブリッジに対して制御信号を供給しなければならない。
【0087】
ブリッジ回路700は、図5に示されたATM交換回路608に対する幾つかの利点を有している。マクロブロック削除機能がブリッジによって実行されるため、受信ノードに対して送出される必要があるデータがより少なくて済むことになる。送信データの低減は、必要な帯域を低減することになる。さらに、T/E回路機能がブリッジにおいて実行されるため、受信ノードはそのような回路を有する必要がない。それゆえハードウエア費用が低減される。
【0088】
本発明に係る他のブリッジは、唯一つの論理ブリッジ回路7121を有するという点を除いてブリッジ700と同様のブリッジから構成されている。このような場合には、論理ブリッジ回路7121が全ての送信ノード及びすべての受信ノードとの仮想接続を設定する。マルチキャストバス708は不要である。論理ブリッジ回路7121は、ネットワーク接続714を介して全ての送信ノード(図示せず)からの全ての解像度レベルの信号を受信する。その後、論理ブリッジ回路7121は、マクロブロック削除及び変換段階を含む、上述されている全ての同一の機能を実行する。その後、論理ブリッジ7121は、その結果得られたビデオ信号を全ての受信ノードに送信する。
【0089】
唯一つの論理回路のみが備えられているだけであるため、全てのユーザに対して唯一つのウィンドウ配置のみが利用可能である。このことはウィンドウ環境のフレキシビリティを制限するが、ネットワークブリッジ700に必要とされるハードウエアも低減する。
【0090】
上記実施例はテレビ会議アプリケーションに係るものであるが、本発明は、他のマルチポイントビデオ環境に対して容易に適用し得る。本発明に従ったマルチポイント符号化及び復号化技術により、インタラクティブ多人数ビデオゲームを含むあらゆるビデオ通信アプリケーションが多重ウィンドウ環境を利用することが可能になる。さらに、多重ウィンドウビデオ環境が、最小の付加的符号化/復号化ハードウエアのみが必要とされるために、比較的安価に実現できる。
【0091】
本発明に係る別の実施例においては、図1のワークステーション12、22あるいは32のうちのいずれかあるいは複数個が、それぞれの実施例に応じてセントラルビデオデータベース、ビデオ黒板、あるいはケーブルテレビサービスプロバイダより構成されている。多くの場合、この種のワークステーションは常に受信ノードとして機能させられている必要はなく、本発明に係る方法に従って利用者の受信ノードに対して情報を供給するために、単に接続するだけでよい。
【0092】
上述された、ノードが3つのシステムも、本発明を例示するためだけのものであることに留意されたい。本発明に係るマルチポイント符号化回路を用いる用いないに拘らず、あらゆる数の送信ノードが、図3及び図4に関連して記述されている本発明に係るマルチポイント復号化回路を利用するあらゆる数の受信ノードに対してビデオデータを供給し得る。逆に、本発明に係るマルチポイント復号化回路を用いる用いないに拘らず、あらゆる数の受信ノードが、図2に示された本発明に係るマルチポイント符号化回路200を利用する単一あるいは複数個の送信ノードからビデオデータを受信し得る。
【0093】
NTSC信号、640×480ピクセルのデジタルディスプレイ、及び特定のサブサンプリングレート及び方法などの詳細は、もちろん例示目的のみに示されているものである。
【0094】
以上の説明は、本発明の一実施例に関するもので,この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例が考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
【0095】
【発明の効果】
以上述べたごとく、本発明によれば、コストエフェクティブなマルチポイントビデオシステムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る方法と関連して用いられるビデオ会議システムの一例を示す図。
【図2】 本発明の一側面に従って、単一の入力ビデオシーケンスから認識可能な遅延を導入してしまうことなく4つの相異なった解像度レベルにおける圧縮済みビデオデータを送信するように動作可能なマルチポイントエンコーダ回路を示す図。
【図3】 本発明に係る方法を用いて、複数個の情報源からのビデオデータを同時に受信し、復号化し、かつ表示することが可能なマルチポイントデコーダ回路の機能ブロック図。
【図4】 複数個の圧縮済みデータストリームに対応する複数個のビデオ画像の多重ウィンドウ表示を可能にする目的で本発明の一側面を実現することが可能なマクロブロックトランスレータ及びエリミネータ、デコーダ及び関連する回路の詳細を示すブロック図。
【図5】 本発明に従って高効率ユーザビデオ会議システムを実現する少なくとも一つのエンコーダ及び少なくとも一つのデコーダと共に用いられるブリッジを用いるネットワーク例を示す図。
【図6】 本発明に従って高効率ユーザビデオ会議システムを実現する少なくとも一つのエンコーダ及び少なくとも一つのデコーダを用いるシステムと共に用いられるブリッジの別な実施例を示す図。
【符号の説明】
10、20、30 ディスプレイ
12、22、32 ワークステーション
14、24、34 ビデオカメラ
15 マウス
17、27、37 ウィンドウ
40、50、60 通信回線
70 ネットワーク
200 マルチポイント符号化回路
202 入力
204 A/Dコンバータ
208 第一エイリアシング防止フィルタ
212 第二エイリアシング防止フィルタ
216、218、220 ストライプメモリ
224 コントローラ
228 マルチプレクサ
232 リファレンスフレームストア
240 符号化デバイス
244 バッファ
248 パケタイザ
400 マルチポイント復号化回路
402 ネットワーク
406 デパケタイザ
410 マクロブロック変換/削除回路
414 コンテクスト切替可能復号化回路
418 ディスプレイコントローラ
500 T/E回路及び復号化回路
502 入力バッファ
504 RAMベース変換テーブル
506 コントロールプロセッサ
508 書き込み制御信号バッファ
509 変換済みアドレスバッファ
510 データバッファ
512 復号化デバイス
514 コンテクストRAM
516 リファレンスフレームバッファ
518 フレームバッファ
600 テレビ会議システム
608 ネットワークブリッジ
610、612、614 ノード
616 ネットワーク
700 ネットワークブリッジ
704 ネットワーク接続
708 ネットワークバス
712 論理ブリッジ回路
716 デパケタイザ
718 マクロブロック変換/削除回路
720 パケタイザ

Claims (10)

  1. 通信システムへ接続するのに適応したネットワークブリッジ装置であって、該通信ネットワークは複数のノードを1またはそれ以上の受信ノードへ該ネットワークブリッジ装置を介して接続しており、そして1またはそれ以上の受信ノードのマルチポイントビデオ通信の間に多重ウィンドウビデオ環境をサポートするよう動作しており、該ネットワークブリッジ装置は、
    通信ネットワークの複数の送信ノードから、複数のマクロブロックとして表されたビデオシーケンスデータを受信するマルチキャストバスと、
    該マルチキャストバスに接続された1またはそれ以上の論理ブリッジ回路とを含み、該論理ブリッジ回路はマクロブロック削除および変換手段を含んでおり、該マクロブロック削除および変換手段はマクロブロックの位置を、該1またはそれ以上の論理ブリッジ回路の各々の多重ウィンドウのうちの1つにおける相対位置へ変換しており、該1またはそれ以上の論理ブリッジ回路は該変換したマクロブロックを該1またはそれ以上の受信ノードへ送信していることを特徴とするネットワークブリッジ装置。
  2. 請求項1のネットワークブリッジ装置において、前記受信されたビデオシーケンスは各送信ノードから複数の解像度レベルデータを含むネットワークブリッジ装置。
  3. 請求項1のネットワークブリッジ装置において、前記マクロブロック削除および変換手段は1またはそれ以上の受信ノードにおいてウィンドウ定義に対応していないマクロブロックを削除するよう動作するネットワークブリッジ装置。
  4. 請求項2のネットワークブリッジ装置において、前記1またはそれ以上の論理ブリッジ回路は、各送信ノードによって送信された解像度レベルデータごとに仮想回路を確立するために動作するネットワークブリッジ装置。
  5. 多重ウィンドウを表示する多重ウィンドウビデオディスプレイを駆動するためのマルチポイントデコーダ回路において、該マルチポイントデコーダ回路は、
    複数のビデオシーケンスを受信する入力部を備え、各々の該ビデオシーケンスは複数のビデオフレームからなり、各々の該ビデオフレームは複数のマクロブロックからなり、該複数のマクロブロックは、表示可能な部分と表示可能でない部分とからなり、各々の該マクロブロックは位置情報を持っており、前記マルチポイントデコーダ回路は、
    該表示可能でない部分を削除するよう動作するマクロブロック回路と、
    位置情報を該多重ウィンドウのうちの1つの内部の相対位置へ変換する変換回路とを含むことを特徴とするマルチポイントデコーダ回路。
  6. 請求項5のマルチポイントデコーダ回路において、多重ウィンドウを表示するためのユーザ選択を記述する所定の形態をさらに備え、
    該変換回路の変換は該所定の形態の所定の形態にに依存しているマルチポイントデコーダ回路。
  7. 請求項5のマルチポイントデコーダ回路において、前記表示可能な部分を復号するデコーダをさらに備えるマルチポイントデコーダ回路。
  8. 請求項5のマルチポイントデコーダ回路において、制御プロセッサをさらに備え、該制御プロセッサはマクロブロック回路が動作する複数のレベルデータのうちの1つを選択するマルチポイントデコーダ回路。
  9. 通信システムへ接続するのに適応したネットワークブリッジ装置であって、該通信ネットワークは複数のノードを1またはそれ以上の受信ノードへ該ネットワークブリッジ装置を介して接続しており、そして1またはそれ以上の受信ノードのマルチポイントビデオ通信の間に多重ウィンドウビデオ環境をサポートするよう動作しており、該ネットワークブリッジ装置は、
    通信ネットワークの複数の送信ノードから、表示可能な部分および表示可能でない部分からなる複数のマクロブロックとして表されたビデオシーケンスデータを受信するマルチキャストバスと、
    該マルチキャストバスに接続された1またはそれ以上の論理ブリッジ回路とを含み、各論理ブリッジ回路は受信ノードを接続しており、該論理ブリッジ回路はマクロブロック削除および変換手段を含んでおり、該削除手段はマクロブロックの表示可能でない部分を削除しており、該変換手段は表示可能な部分の位置を、該1またはそれ以上の論理ブリッジ回路の各々の多重ウィンドウのうちの1つにおける相対位置へ変換しており、該1またはそれ以上の論理ブリッジ回路は該変換したマクロブロックを該1またはそれ以上の受信ノードへ送信していることを特徴とするネットワークブリッジ装置。
  10. 多重ウィンドウを表示する多重ウィンドウビデオディスプレイ内のビデオシーケンスを駆動するためのマルチポイントデコーダ回路において、多重ウインドウの配列はウインドウ形態を画定しており、該マルチポイントデコーダ回路は、
    複数のビデオシーケンスを受信する入力部を備え、各々の該ビデオシーケンスは複数のビデオフレームからなり、各々の該ビデオフレームは複数のマクロブロックからなり、該複数のマクロブロックは、表示可能な部分と表示可能でない部分とからなり、各々の該マクロブロックは位置情報を持っており、前記マルチポイントデコーダ回路は、
    ウインドウ形態に応答して、該表示可能でない部分を削除するよう動作するマクロブロック回路と、
    位置情報を該多重ウィンドウのうちの1つの内部の相対位置へ変換する変換回路とを含むことを特徴とするマルチポイントデコーダ回路。
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