JPH0846928A - 画像符号化前処理装置 - Google Patents

画像符号化前処理装置

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JPH0846928A
JPH0846928A JP6175477A JP17547794A JPH0846928A JP H0846928 A JPH0846928 A JP H0846928A JP 6175477 A JP6175477 A JP 6175477A JP 17547794 A JP17547794 A JP 17547794A JP H0846928 A JPH0846928 A JP H0846928A
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JP
Japan
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conversion means
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JP6175477A
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English (en)
Inventor
Akio Kurobe
彰夫 黒部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 共通中間フォーマットを用いてアスペクト比
16:9の画像端末に効率よく符号化画像信号を伝送す
る画像符号化装置を提供する。 【構成】 通信相手の表示装置のアスペクト比が4:3
であるか16:9であるかを登録するアスペクト比登録
手段101と、入力されるテレビジョン信号の有効な走
査線すべてから内挿補間により共通中間フォーマットを
作り出す第1のフォーマット変換手段102と、入力さ
れるテレビジョン信号の有効な走査線のうち上下各々任
意の割合でその合計が有効な走査線の1/4にあたる走
査線を除いた中央部の3/4の走査線から内挿補間によ
り共通中間フォーマットを作り出す第2のフォーマット
変換手段103で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ会議、テレビ電
話等に用いられる画像の符号化、復号化装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、64Kbpsの低レートで動画像
通信を行なうための画像圧縮符号化方式としてCCIT
T勧告H.261がある。図5にH.261で勧告され
ている画像符号化方式のブロック図を示す。図5におい
て、115は前処理部でNTSC信号をYC分離し、A
/D変換するA/D変換部112およびNTSC信号を
中間フォーマットであるCIF信号(Common I
ntermediate Format)に変換するN
TSC/CIF変換部113、前処理フィルタ114で
構成される。中間フォーマットは地域によるテレビジョ
ン方式の違いを解決し、すべてのコーディック間で相手
を意識することなく通信できるように決めた共通のフォ
ーマットである。図6にCIF信号および解像度を水平
・垂直ともに半分にしたQCIF信号(Quarter
CIF)のフォーマットを示す。図5において106
は符号化手段で符号化部104と符号化部を制御する符
号化制御部105で構成される。符号化部104は16
×16画素の範囲で動き補償可能でフレーム間の誤差を
算出する動き補償フレーム間予測部116とその予測誤
差信号を8×8のブロック単位で直交変換して空間座標
データを周波数座標データに変換する直交変換部117
と直交変換した変換係数を直線量子化する量子化部11
8と量子化した変換係数をハフマン符号化する第1の可
変長符号化部119と動き補償に用いた動きベクトルを
ハフマン符号化する第2の可変長符号化部120と第1
の可変長符号化部で符号化された主情報と第2の可変長
符号化部で符号化されたサイド情報を多重化して伝送フ
レームを構成する多重化部121で構成される。107
は伝送制御部、122は伝送路である。伝送制御部10
7は伝送路の回線品質に応じた伝送制御を行なう。
【0003】次に図5のように構成された従来の画像符
号化伝送装置のNTSC/CIF変換部113動作につ
いて図7を用いて説明する。図7において○は入力信号
の走査線1ラインに対応しており、×は入力信号から補
間して作成した補間出力信号である。横方向は時間の推
移を表わしている。(a)はNTSC信号であり、有効
走査線数480ラインを1/60秒間隔のフィールド2
フィールドにインターレースしている。(b)はNTS
Cの3フィールドから480ライン、毎秒60枚のノン
インタレース画面を作る様子、(c)は垂直方向のディ
ジタル補間フィルタにより5ラインを用いた内挿補間を
行い、288ラインを作る様子、(d)は時間方向の駒
落しで30枚のCIF信号を完成させる様子である。
(e)は復号器側での処理で、まず駒繰り返しにより2
88ライン、毎秒60枚の画面を作る様子、(f)は垂
直方向の補間フィルタで480ラインとし、さらにこれ
を2フィールドに分割して元のインタレース信号に戻す
様子である。
【0004】NTSCはアスペクト比(画面の横縦の長
さの比率)が4:3の画面に対して規定されているが、
近年走査線数は従来のテレビのままで、アスペクト比が
臨場感にすぐれた16:9になったワイドテレビが実用
化されている。アスペクト比が4:3である従来方式の
テレビ信号をワイドテレビで見るために従来、図8に示
すようなズームをかける手法が考案されている。図8に
おいて(a)はアスペクト比4:3のテレビ信号であ
り、左右の黒い部分はワイドテレビの画面に比して欠け
ている部分、中央の白い領域はアスペクト比が16:9
の領域である。(b)は(a)の白い領域を垂直偏向に
よりワイドテレビの画面にズームした様子、(c)は
(a)の白い領域を走査線補間によりズームした様子で
ある。図9に走査線補間によるズームの原理を示す。こ
れは2フィールドの各々3本の走査線から4本の走査線
をディジタル処理により補間することで走査線の数を4
/3倍に補間している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】アスペクト比が4:3
である従来方式のテレビ信号を符号化して伝送し、復号
してアスペクト比が16:9のワイドテレビで見る場
合、復号後の信号を図8の(a)に見立てて図8の
(b)または図8の(c)によりズームをかけて表示す
ることが考えられる。しかしこの場合、共通中間フォー
マットととして伝送しているのは、走査線数480本分
の情報であるが、実際にワイドテレビに表示されるのは
中央の360本の情報であり、伝送した全情報の1/4
が無駄に捨てられる結果となる。このことは、高能率符
号化により画像情報を圧縮して低ビットレートの通信回
線で動画像を伝送しようとする画像通信にとって大いに
矛盾する結果となる。マスメディアであるテレビ放送や
ビデオソフトのように受信器のアスペクト比が4:3の
ものと16:9のものが混在する場合においては、従来
のように双方をカバーできる走査線480本分の情報を
常に伝送または蓄積してく必要があるが、テレビ電話や
テレビ会議のように1対1で通信を行なう場合において
は、通信相手のアスペクト比に応じて伝送する情報量を
選択することにより、同じ情報量の伝送でより高画質の
画像が伝送でき、また同じ画質を伝送するのにより少な
い情報の伝送で済ますことが可能となる。
【0006】また、従来の方法では、復号側において、
共通中間フォーマットから一度アスペクト比が4:3の
NTSCに変換し、その後、走査線補間によるズームの
処理を行なうため、変換処理が複雑かつ多量となり、コ
スト、スペース、消費電力の点で問題となる。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みて成されたもの
であり、共通中間フォーマットを用いてアスペクト比1
6:9のワイドテレビを受像器として持つ画像端末に対
して効率よく符号化画像信号を伝送する画像符号化装置
および変換処理の簡単な画像復号化装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、通信
相手の表示装置のアスペクト比が4:3であるか16:
9であるかを登録するアスペクト比登録手段と、入力さ
れるテレビジョン信号の有効な走査線すべてから内挿補
間により共通中間フォーマットを作り出す第1のフォー
マット変換手段と、入力されるテレビジョン信号の有効
な走査線のうち上下各々任意の割合でその合計が有効な
走査線の1/4にあたる走査線を除いた中央部の3/4
の走査線から内挿補間により共通中間フォーマットを作
り出す第2のフォーマット変換手段で構成されることを
特徴としている。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の符号化装置
と対をなす復号器で復号した共通中間フォーマットをテ
レビジョン信号に逆変換したものを、そのままアスペク
ト比が16:9のテレビ画面に表示するを特徴としてい
る。
【0010】請求項3の発明は、通信相手の表示装置の
アスペクト比が4:3であるか16:9であるかを登録
するアスペクト比登録手段と、入力されるテレビジョン
信号の有効な走査線すべてから内挿補間により共通中間
フォーマットを作り出す第1のフォーマット変換手段
と、入力されるテレビジョン信号の有効な走査線のうち
上下各々任意の割合でその合計が有効な走査線の1/4
にあたる走査線の信号をすべて黒レベルにした後、内挿
補間により共通中間フォーマットを作り出す第2のフォ
ーマット変換手段とで構成されることを特徴としてい
る。
【0011】請求項4の発明は、入力画像のアスペクト
比が16:9である動画像符号化装置において、通信相
手の表示装置のアスペクト比が4:3であるか16:9
であるかを登録するアスペクト比登録手段と、入力され
るテレビジョン信号の有効な走査線すべてから内挿補間
により共通中間フォーマットを作り出す第1のフォーマ
ット変換手段と、入力されるテレビジョン信号のうち左
右各々任意の割合でその合計が水平方向長さの1/4に
あたる領域を除いた中央部の3/4の領域から内挿補間
により共通中間フォーマットを作り出す第2のフォーマ
ット変換手段とで構成されることを特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、請求項4記載の画像符
号化装置と対をなす復号器で復号した共通中間フォーマ
ットをテレビジョン信号に逆変換したものを、そのまま
アスペクト比が16:9のテレビ画面に表示することを
特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項1、請求項3、
請求項4記載の画像符号化装置において、システム制御
レベルのエンド・エンド制御信号を用いて通信相手の表
示装置のアスペクト比を通知してもらいこれを前記アス
ペクト比登録手段に登録する。
【0014】
【作用】請求項1の発明において、アスペクト比登録手
段に4:3が登録された場合には第1のフォーマット変
換手段がアクティブになり従来通りのフォーマット変換
をおこない、アスペクト比登録手段に16:9が登録さ
れた場合には第2のフォーマト変換がアクティブになり
アスペクト比が16:9の領域から共通中間フォーマッ
トを作り出す。
【0015】請求項2の発明において、復号化装置にお
いてはズームの処理が不要となる。請求項3の発明にお
いて、アスペクト比登録手段に4:3が登録された場合
には第1のフォーマット変換手段がアクティブになり従
来通りのフォーマット変換が行なわれ、アスペクト比登
録手段に16:9が登録された場合には第2のフォーマ
ト変換がアクティブになりアスペクト比16:9の領域
以外を黒レベルとしてフォーマット変換を行なう。
【0016】請求項4の発明において、アスペクト比登
録手段に4:3が登録された場合には前記第2のフォー
マット変換手段がアクティブになり、入力されるテレビ
ジョン信号のうち左右各々任意の割合でその合計が水平
方向長さの1/4にあたる領域を除いた中央部の3/4
の領域から内挿補間により共通中間フォーマットが作ら
れ、アスペクト比登録手段に16:9が登録された場合
には前記第1のフォーマト変換がアクティブになり、画
面全体から共通中間フォーマットが作られる。
【0017】請求項5の発明において、復号化装置にお
いてはズームの処理が不要となる。請求項6の発明にお
いて、通信相手の表示装置のアスペクト比が自動的に登
録される。
【0018】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の実施例1ついて図面を参照
しながら説明する。
【0019】図1は本発明の実施例である画像符号化装
置の構成図である。図1において101はアスペクト比
登録手段、102は第1のフォーマット変換手段、10
3は第2のフォーマット変換手段、104は前処理装置
でNTSC信号をYC分離し、A/D変換するA/D変
換部112およびNTSC信号を中間フォーマットであ
るCIF信号(Common Intermediat
e Format)に変換するNTSC/CIF変換部
113、前処理フィルタ114で構成される。中間フォ
ーマットは地域によるテレビジョン方式の違いを解決
し、すべてのコーディック間で相手を意識することなく
通信できるように決めた共通のフォーマットである。1
06は符号化手段、107は伝送制御部、122は伝送
路である。伝送制御部107は伝送路の回線品質に応じ
た伝送制御を行なう。
【0020】以上のように構成された画像符号化装置に
ついてその動作を図2を用いて説明する。図2において
(a)は第1のフォーマット変換手段がYC分離されて
A/D変換されたNTSC信号のY信号の有効走査線4
80本すべてから図7に示したNTSC信号とCIF信
号との相互変換方法によりCIF信号を作り出すことを
示している。NTSC信号とCIF信号との相互変換方
法については従来の技術で説明しているのでここでは省
略する。(b)は第2のフォーマット変換手段がYC分
離されてA/D変換されたNTSC信号のY信号の有効
走査線480本のうち中央の3/4にあたる360本の
走査線からNTSC信号とCIF信号との相互変換方法
によりCIF信号を作り出すことを示している。ここ
で、この場合のNTSC信号とCIF信号との相互変換
方法は図7の(c)で5ラインを用いた内挿補間で3ラ
インを作り出すのに対して、5ラインを用いた内挿補間
で4ライインを作り出す。
【0021】アスペクト比登録手段101は通信相手の
表示装置のアスペクト比が4:3であるか16:9であ
るかを保持している。アスペクト比登録手段101は2
レベルの値を保持するだけでよく、例えばRSフリップ
フロップのセット状態がアスペクト比4:3に対応し、
リセット状態がアスペクト比16:9に対応することに
すればよい。この時、アスペクト比登録手段101の出
力は第1のフォーマット変換手段102および第2のフ
ォーマット変換手段103に接続されており、第1のフ
ォーマット変換手段102はRSフリップフロップがセ
ット状態の時アクティブとなり、リセット状態の時に停
止する。第2のフォーマット変換手段103はRSフリ
ップフロップがリセット状態の時アクティブとなり、セ
ット状態の時に停止する。つまり、アスペクト比登録手
段に4:3が登録された場合には第1のフォーマット変
換手段がアクティブになり従来通りのフォーマット変換
をおこない、アスペクト比登録手段に16:9が登録さ
れた場合には第2のフォーマト変換がアクティブになり
アスペクト比が16:9の領域から共通中間フォーマッ
トを作り出す。
【0022】図10にCCITT勧告H.320のテレ
ビ電話、会議システムの構成を示す。1001は映像入
出力機器でカメラや表示装置が含まれる。1002は映
像コーディックで従来の技術で説明したH.261があ
る。1003は音声入出力機器でマイクやスピーカが含
まれる。1004は音声コーディックでH.200やA
V250シリーズがある。1005は遅延手段で音声と
映像の同期を取るリップシンクを行なう。1006はテ
レマティク機器でテキストデータなどを扱う機器であ
る。1007はシステム制御部で通信端末間で制御信号
のやりとりを行い、システムの制御を確立する。100
8はマルチメディア多重分離部で音声、映像、データ、
制御信号を多重分離する働きをし、H.221として規
定されている。1009は網インタフェースで網制御信
号1010を用いてPSTN網やISDN網、CATV
網などとのインタフェースを取る。ここで、通信相手の
表示装置のアスペクト比はこのシステム制御部1007
による制御信号のやりとりで個別に知ることが可能でき
る。
【0023】以上のように本実施例によれば、通信相手
の表示装置のアスペクト比が16:4の場合に実際に表
示される画像のみから共通中間フォーマットをつくるこ
とにより、復号化側でズーム処理を行なう従来の方法に
比べてより高画質な伝送が可能となり、復号化側の処理
が簡単になる。
【0024】(実施例2)以下、本発明の実施例2つい
て図面を参照しながら説明する。
【0025】実施例2についてもその構成は実施例1と
同様であり、図1がその構成図となる。 以上のように
構成された画像符号化装置についてその動作を図3を用
いて説明する。図3において(a)は第1のフォーマッ
ト変換手段がYC分離されてA/D変換されたNTSC
信号のY信号の有効走査線480本すべてから図7に示
したNTSC信号とCIF信号との相互変換方法により
CIF信号を作り出すことを示している。NTSC信号
とCIF信号との相互変換方法については従来の技術で
説明しているのでここでは省略する。(b)は第2のフ
ォーマット変換手段がYC分離されてA/D変換された
NTSC信号のY信号の有効走査線480本のうち中央
の3/4にあたる360本の走査線以外の上下120本
の走査線の信号レベルをゼロに置換した後、走査線48
0本すべてから図7に示したNTSC信号とCIF信号
との相互変換方法によりCIF信号を作り出すことを示
している。アスペクト比登録手段101は通信相手の表
示装置のアスペクト比が4:3であるか16:9である
かを保持している。アスペクト比登録手段101は2レ
ベルの値を保持するだけでよく、例えばRSフリップフ
ロップのセット状態がアスペクト比4:3に対応し、リ
セット状態がアスペクト比16:9に対応することにす
ればよい。この時、アスペクト比登録手段101の出力
は第1のフォーマット変換手段102および第2のフォ
ーマット変換手段103に接続されており、第1のフォ
ーマット変換手段102はRSフリップフロップがセッ
ト状態の時アクティブとなり、リセット状態の時に停止
する。第2のフォーマット変換手段103はRSフリッ
プフロップがリセット状態の時アクティブとなり、セッ
ト状態の時に停止する。つまり、アスペクト比登録手段
に4:3が登録された場合には第1のフォーマット変換
手段がアクティブになり従来通りのフォーマット変換を
おこない、アスペクト比登録手段に16:9が登録され
た場合には第2のフォーマト変換がアクティブになりア
スペクト比が16:9の領域以外の領域の信号を黒レベ
ルに置換してから共通中間フォーマットを作り出す。C
CITT勧告H.261では従来の技術で述べたよう
に、画像信号を8×8のブロック単位で直交変換して空
間座標データを周波数座標データに変換するため、黒レ
ベルに置換されたブロックは直流成分のみとなりさらに
レベルがゼロであることからハフマン符号化したデータ
は2ビットとなる。ブロックデータとしてはこれにブロ
ックの終了を表わすEOBデータ2ビットの4ビットと
なり、伝送データ量が大幅に削減される。さらに、以降
のフレームに関しては、フレーム間の差分情報を発生し
ないためブロックデータもサイド情報も伝送する必要が
なくなる。
【0026】以上のように本実施例によれば、通信相手
の表示装置のアスペクト比が16:4の場合に実際に表
示される画像以外を黒レベルとして共通中間フォーマッ
トをつくることにより、従来の方法に比べて伝送情報量
を削減することが可能となる。
【0027】(実施例3)以下、本発明の実施例3つい
て図面を参照しながら説明する。実施例3についてもそ
の構成は実施例1と同様であり、図1がその構成図とな
る。以上のように構成された画像符号化装置についてそ
の動作を図4を用いて説明する。
【0028】図4において(a)は第1のフォーマット
変換手段がYC分離されてA/D変換されたNTSC信
号のY信号の有効走査線480本すべてから図7に示し
たNTSC信号とCIF信号との相互変換方法によりC
IF信号を作り出すことを示している。NTSC信号と
CIF信号との相互変換方法については従来の技術で説
明しているのでここでは省略する。(b)は第2のフォ
ーマット変換手段がYC分離されてA/D変換されたN
TSC信号のY信号の左右各々1/8の領域を除いた中
央部の3/4の領域から図7に示したNTSC信号とC
IF信号との相互変換方法によりCIF信号を作り出す
ことを示している。アスペクト比登録手段101は通信
相手の表示装置のアスペクト比が4:3であるか16:
9であるかを保持している。アスペクト比登録手段10
1は2レベルの値を保持するだけでよく、例えばRSフ
リップフロップのセット状態がアスペクト比4:3に対
応し、リセット状態がアスペクト比16:9に対応する
ことにすればよい。この時、アスペクト比登録手段10
1の出力は第1のフォーマット変換手段102および第
2のフォーマット変換手段103に接続されており、第
1のフォーマット変換手段102はRSフリップフロッ
プがリセット状態の時アクティブとなり、セット状態の
時に停止する。第2のフォーマット変換手段103はR
Sフリップフロップがセット状態の時アクティブとな
り、リセット状態の時に停止する。つまり、アスペクト
比登録手段に16:9が登録された場合には第1のフォ
ーマット変換手段がアクティブになり従来通りのフォー
マット変換をおこない、アスペクト比登録手段に4:3
が登録された場合には第2のフォーマト変換がアクティ
ブになりアスペクト比が4:3の領域の信号から共通中
間フォーマットを作り出す。
【0029】以上のように本実施例によれば、入力画像
のアスペクト比が16:9で通信相手の表示装置のアス
ペクト比が4:3の場合に実際に表示される画像のみか
ら共通中間フォーマットをつくることにより、復号化側
でカット処理を行なう従来の方法に比べてより高画質な
伝送が可能となり、復号化側の処理が簡単になる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、共通中
間フォーマットを用いてアスペクト比16:9のワイド
テレビを受像器として持つ画像端末に対して効率よく符
号化画像信号を伝送する画像符号化装置および変換処理
の簡単な画像復号化装置が提供可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における画像符号化装置の構
成図
【図2】本発明の実施例1における画像符号化装置の動
作説明図
【図3】本発明の実施例2における画像符号化装置の動
作説明図
【図4】本発明の実施例3における画像符号化装置の動
作説明図
【図5】従来の技術における画像符号化装置の構成図
【図6】共通中間フォーマットの説明図
【図7】NTSC信号とCIF信号の相互変換方法の説
明図
【図8】従来の技術における走査線補間の動作説明図
【図9】走査線補間によるズーム方法の説明図
【図10】従来の技術におけるテレビ電話、会議システ
ム構成図
【符号の説明】
101 アスペクト比登録手段 102 第1のフォーマット変換手段 103 第2のフォーマット変換手段 104 前処理装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョン方式の違いを解消するために
    共通の中間フォーマットに変換した後、画像符号化を行
    なう入力画像のアスペクト比が4:3である動画像符号
    化装置において、通信相手の表示装置のアスペクト比が
    4:3であるか16:9であるかを登録するアスペクト
    比登録手段と、入力されるテレビジョン信号の有効な走
    査線すべてから内挿補間により共通中間フォーマットを
    作り出す第1のフォーマット変換手段と、入力されるテ
    レビジョン信号の有効な走査線のうち上下各々任意の割
    合でその合計が有効な走査線の1/4にあたる走査線を
    除いた中央部の3/4の走査線から内挿補間により共通
    中間フォーマットを作り出す第2のフォーマット変換手
    段を有し、前記アスペクト比登録手段に4:3が登録さ
    れた場合には前記第1のフォーマット変換手段がアクテ
    ィブになり、前記アスペクト比登録手段に16:9が登
    録された場合には前記第2のフォーマト変換がアクティ
    ブになることを特徴とする画像符号化前処理装置。
  2. 【請求項2】復号器で復号した共通中間フォーマットを
    テレビジョン信号に逆変換したものを、そのままアスペ
    クト比が16:9のテレビ画面に表示する請求項1記載
    のソース符号器前処理装置と対をなす、復号器後処理装
    置。
  3. 【請求項3】テレビジョン方式の違いを解消するために
    共通の中間フォーマットに変換した後、画像符号化を行
    なう入力画像のアスペクト比が4:3である動画像符号
    化装置において、通信相手の表示装置のアスペクト比が
    4:3であるか16:9であるかを登録するアスペクト
    比登録手段と、入力されるテレビジョン信号の有効な走
    査線すべてから内挿補間により共通中間フォーマットを
    作り出す第1のフォーマット変換手段と、入力されるテ
    レビジョン信号の有効な走査線のうち上下各々任意の割
    合でその合計が有効な走査線の1/4にあたる走査線の
    信号をすべて黒レベルにした後、内挿補間により共通中
    間フォーマットを作り出す第2のフォーマット変換手段
    を有し、前記アスペクト比登録手段に4:3が登録され
    た場合には前記第1のフォーマット変換手段がアクティ
    ブになり、前記アスペクト比登録手段に16:9が登録
    された場合には前記第2のフォーマト変換がアクティブ
    になることを特徴とする画像符号化前処理装置。
  4. 【請求項4】テレビジョン方式の違いを解消するために
    共通の中間フォーマットに変換した後、画像符号化を行
    なう入力画像のアスペクト比が16:9である動画像符
    号化装置において、通信相手の表示装置のアスペクト比
    が4:3であるか16:9であるかを登録するアスペク
    ト比登録手段と、入力されるテレビジョン信号の有効な
    走査線すべてから内挿補間により共通中間フォーマット
    を作り出す第1のフォーマット変換手段と、入力される
    テレビジョン信号のうち左右各々任意の割合でその合計
    が横方向の長さの1/4にあたる領域を除いた中央部の
    3/4の領域から内挿補間により共通中間フォーマット
    を作り出す第2のフォーマット変換手段を有し、前記ア
    スペクト比登録手段に4:3が登録された場合には前記
    第2のフォーマット変換手段がアクティブになり、前記
    アスペクト比登録手段に16:9が登録された場合には
    前記第1のフォーマト変換がアクティブになることを特
    徴とする画像符号化前処理装置。
  5. 【請求項5】復号器で復号した共通中間フォーマットを
    テレビジョン信号に逆変換したものを、そのままアスペ
    クト比が16:9のテレビ画面に表示する請求項4記載
    のソース符号器前処理装置と対をなす、復号器後処理装
    置。
  6. 【請求項6】システム制御レベルのエンド・エンド制御
    信号を用いて通信相手の表示装置のアスペクト比を通知
    してもらいこれを前記アスペクト比登録手段に登録する
    ことを特徴とする請求項1、3、または4記載の画像符
    号化前処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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