JP4294965B2 - 熱電変換モジュール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばDVD、パーソナルコンピュータや、サーバー、高性能電子計算機等の電子機器におけるLD,CPU、CCDなどの発熱を伴う電子部品に取り付けて、主に電子機器或いは電子部品の冷却を行うために用いられる熱電変換モジュール関するものである。
【0002】
【背景技術】
ペルチェモジュール等の熱電変換モジュールが、光通信分野等の様々な分野に用いられている。例えば図16(a)、(b)に示すように、ペルチェモジュールは、互いに間隔を介して上下に配置された基板6,7の間に、複数の熱電変換素子5(5a,5b)を立設配置して形成されている。(例えば、特許文献1、2、3参照。)。
【0003】
基板6,7は、電気絶縁性を有する電気絶縁性基板であり、例えばアルミナ(Al)等のセラミックにより形成されている。基板6,7には、それぞれ、その片面側(対向面側)に複数の導通用の電極2が互いに間隔を介して配列形成されている。それぞれの電極2は長尺形状の長方形状に形成されており、上下の基板6,7は、電極2の位置を互いにずらした状態で電極形成面16,17を対向させて配置されている。
【0004】
前記熱電変換素子5は対応する電極2を介して直列に接続され、熱電変換素子5の接続回路が形成されている。それぞれの電極2には、リード線28の接合部を除いて、熱電変換素子5が電極2の長手方向に対して2個ずつ互いに等間隔で配置されている。熱電変換素子5(5a,5b)は、一般に、図16(b)に示すような円柱形状または、角柱形状に形成されている。また、電極2上には図示されていない半田が形成されて該半田を介して熱電変換素子5が電極2上に固定されている。
【0005】
熱電変換素子5(5a,5b)は、ペルチェ素子として一般的に知られており、P型半導体により形成されたP型の熱電変換素子5aと、N型半導体により形成されたN型の熱電変換素子5bとを有する。P型の熱電変換素子5aとN型の熱電変換素子5bは、それぞれ、例えばビスマス・テルル等の金属間化合物にアンチモン、セレン等の元素を添加することにより形成されている。P型の熱電変換素子5aとN型の熱電変換素子5bは交互に配置され、電極2を介して直列に接続されてPN素子対が形成されている。
【0006】
ペルチェモジュールは、リード線28から電極2に電流を流すと、P型の熱電変換素子5aとN型の熱電変換素子5bに電流が流れて、熱電変換素子5(5a,5b)と電極2との接合部(界面)で冷却・加熱効果が生じる。つまり、前記接合部を流れる電流の方向によって熱電変換素子5(5a,5b)の一方の端部が発熱せしめられると共に他方の端部が冷却せしめられるいわゆるペルチェ効果が生じる。
【0007】
このペルチェ効果によって熱電変換素子5(5a,5b)の一方の端部、例えば上側基板6側の端部が冷却せしめられると、上側基板6を介し、基板6の上側に設けられた部材の冷却(吸熱)が行われる。つまり、ペルチェモジュールは、一般に、IC等の電子部品の発熱体を冷却するために用いられる。なお、図16に示す例において、下側基板7側に、加熱対象物を設ければ、ペルチェモジュールによって加熱対象物の加熱を行うこともできる。
【0008】
図10、図12には、角柱形状の熱電変換素子5を有する従来の熱電変換モジュールの構成例がそれぞれ示されている。これらの図において、(a)は、上側の基板6を省略して示す平面図、(b)は側面図、(c)は基板6に形成された電極2と熱電変換素子5の配置状態を、基板6を透かして見た状態で示す平面図である。図10は、上下の基板6,7を同じ大きさに形成した熱電変換モジュールの例であり、図12は、リード線28を固定するために、下側基板7を上側基板6より大きく形成した熱電変換モジュールの例である。
【0009】
また、図11には、図10に示す熱電変換モジュールの分解構成が示されており、図13には、図12に示す熱電変換モジュールの分解構成が示されている。図11、図13において、(a)は下側基板7の電極形成面17の平面図、(b)は熱電変換素子5(5a,5b)の配置構成の平面図、(c)は上側基板6の平面図である。
【0010】
図11、図13に示すように、従来の熱電変換モジュールにおいて、基板6,7の電極形成面16,17に形成される電極2は互いに等しい大きさに形成され、かつ、基板6,7の端面3,4から設定間隔Sだけ内側に、互いに間隔を介して配置されている。また、熱電変換素子5(5a,5b)も互いに等しい大きさに形成され、互いに等間隔で配置されている。
【0011】
熱電変換モジュールの製造において、基板6,7の形成は、以下のようにして行われる。つまり、例えば図14(a)に示すように、複数の熱電変換モジュールの基板6を製造可能な大きさの基板6a上に電極2を多数形成し、その基板6aをダイシングソー20等により切断することにより1つの熱電変換モジュールに適用される基板6を形成する。また、同様にして、基板7も形成する。
【0012】
基板6,7はアルミナ等のセラミックにより形成されていて硬く、また、電極2は金属により形成されていて軟らかいので、上記切断に際し、仮に、電極2が形成されている部位を基板と共にダイシングソー等により切断すると、図14(b)、(c)に示すようなバリ22が生じる。
【0013】
そこで、電極2は、上記のように、基板6,7の端面3,4から設定間隔Sだけ内側に形成され、バリ22が生じることを抑制している。また、熱電変換素子5は、対応する電極2上に配置するので、図10、図12に示したように、基板6,7の端面3,4側に配置される熱電変換素子5は、その側面8が基板6,7の端面3,4よりも内側になるように配置される。
【0014】
また、従来、ペルチェモジュールを組み立てるときは、図15(a)に示すように、第1のガイド治具31の凹部35に下側基板7を配置し、その上に、第1のガイド治具31の開口幅W1より狭い開口幅W2を有するガイド治具32を設け、熱電変換素子5をガイドしながら下側基板7の電極形成面17上に配置する。ガイド治具32の開口幅を第1のガイド治具31の開口幅より狭く形成することにより、熱電変換素子5の側面8を基板7の側面より内側に配置する。なお、熱電変換素子5は半田を介して対応する電極2(同図には図示せず)上に設けられる。
【0015】
次に、図15(b)に示すように、第1のガイド治具31の開口幅W1と同じ開口幅W3を有する第3のガイド治具33を第2のガイド治具32の上に配置し、上側基板6をガイドしながら、基板6の電極形成面16を熱電変換素子5に対向させ、半田を介して基板6を熱電変換素子5の上に配置する。そして、第1〜第3のガイド治具31〜33は、例えばピン36等により一体的に固定する。
【0016】
その後、第1〜第3のガイド治具31〜33と共に、基板6,7に熱電変換素子5を挟んだ状態で、リフロー炉等に入れて半田を溶融させ、その後、冷却凝固させることにより、熱電変換素子5を上下の基板6,7に半田固定する。そして、第1〜第3のガイド治具31〜33を外し、図15(c)に示すように、基板7にリード線28を接続することにより、ペルチェモジュール等の熱電変換モジュールを完成させる。
【0017】
なお、上記図10〜図16は、それぞれ、電極2、熱電変換素子5の配置構成を模式的に示しており、各基板6,7に形成されている数も簡略化して示してあるが、一般に、1つの熱電変換モジュールにはこれらの図に示すよりも多い数の電極2と熱電変換素子5が配置されている。
【0018】
【特許文献1】
特開2000―36680
【特許文献2】
特開平8―15579
【特許文献3】
特開平8―321637
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のペルチェモジュールは、熱電変換素子5の側面8が基板6,7の端面3,4よりも内側になるように熱電変換素子5を配置していたので、図15に示したようにペルチェモジュールの組み立て工程が煩雑であり、上側基板6の端面3と熱電変換素子5の側面8と下側基板7の端面4との位置ずれが生じやすく、製造歩留まりを向上させることが難しいといった問題があった。
【0020】
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、その目的は、製造が容易で製造歩留まりを向上可能な熱電変換モジュールを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、第1の発明は、上下に互いに間隔を介して対向配置された基板の対向表面に複数の電極が基板端面から設定間隔内側に設けられて互いに間隔を介して配設され、前記基板の間に立設配置された複数の熱電変換素子が対応する電極を介して接続されている熱電変換モジュールにおいて、少なくとも前記基板の一端面側に配置された複数の熱電変換素子の側面が基板端面と一致している構成をもって課題を解決する手段としている。
【0022】
また、第2の発明は、上記第1の発明の構成に加え、前記基板に形成した電極は長尺形状と成し、複数の熱電変換素子は互いに同じ大きさに形成されて互いに等間隔で配置され、側面が基板端面と一致している側面一致熱電変換素子が対応する電極から前記基板端面側にはみ出るように、2個の側面一致熱電変換素子または1個の側面一致熱電変換素子とリード線とが基板端面の長手方向および電極の長手方向に間隔を介して共通に接触配置する電極の狭幅寸法を、2個の側面一致熱電変換素子または1個の側面一致熱電変換素子とリード線とが基板端面の長手方向および電極の長手方向に間隔を介して共通に接触していない電極の狭幅寸法よりも小さく形成した構成をもって課題を解決する手段としている。
【0023】
さらに、第3の発明は、上記第1の発明の構成に加え、前記複数の電極を互いに同じ大きさに形成して互いに等間隔で配置し、側面が基板端面と一致している側面一致熱電変換素子が対応する電極から前記基板端面側にはみ出るように、側面一致熱電変換素子の底面積を側面が基板端面と一致していない熱電変換素子の底面積より大きく形成した構成をもって課題を解決する手段としている。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、本実施形態例の説明において、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略又は簡略化する。
【0025】
図1には、本発明に係る熱電変換モジュールの第1実施形態例が模式的に示されている。図1において、(a)は、上側の基板6を省略して示す平面図、(b)は側面図、(c)は基板6に形成された電極2と熱電変換素子5の配置状態を、基板6を透かして見た状態で示す平面図である。
【0026】
また、図2には、本実施形態例の熱電変換モジュールの分解構成が示されている。図2において、(a)は下側基板7の電極形成面17の平面図、(b)は熱電変換素子5(5a,5b)の配置構成の平面図、(c)は上側基板6の平面図である。
【0027】
これらの図に示すように、本実施形態例の熱電変換モジュールは、図10に示した従来例とほぼ同様に配置された基板6,7、電極2、熱電変換素子5を有しており、本実施形態例が従来例と異なる特徴的なことは、少なくとも基板6,7の一端面(ここでは全部の端面)3,4側に配置された複数の熱電変換素子5(5a,5b)の側面8が基板端面3,4と一致していることである。なお、図1において、側面8が基板6,7の端面3,4と一致している側面一致熱電変換素子5をハッチングして示している。
【0028】
複数の熱電変換素子5(5a,5b)は互いに同じ大きさに形成され、互いに等間隔で配置されている。また、本実施形態例では、図1にハッチングして示す側面一致熱電変換素子5が対応する電極2から基板6,7の端面3,4側にはみ出るように電極2の大きさを形成している。つまり、2個の側面一致熱電変換素子5または、1個の側面一致熱電変換素子5とリード線28とが基板端面3,4の長手方向および電極2の長手方向に間隔を介して共通に接触配置する電極2aの狭幅寸法を、2個の側面一致熱電変換素子5または1個の側面一致熱電変換素子5とリード線28とが基板端面3,4の長手方向に間隔を介して共通に接触していない電極2b,2cの狭幅寸法よりも小さく形成している。
【0029】
なお、電極2bは、1つの側面一致熱電変換素子5と側面が基板端面3,4と一致していない1つの熱電変換素子5を配置している電極であり、電極2cは、側面一致熱電変換素子5を配置していない電極である。電極2bは、側面一致熱電変換素子5が電極2bから基板6,7の端面3,4側にはみ出るように、そのはみ出し分だけ電極2cに比べて長手方向の長さが短く形成されている。
【0030】
図3には、本実施形態例の熱電変換モジュールの組み立て工程が模式的に示されている。本実施形態例のペルチェモジュールを組み立てるときは、図3(a)に示すように、ガイド治具30の凹部36に下側基板7を配置し、その上に、複数の熱電変換素子5を配置し、さらに、図3(b)に示すように、熱電変換素子5の上に上側基板6を配置する。
【0031】
本実施形態例では、基板6,7の端面3,4側に配置された複数の熱電変換素子5(5a,5b)の側面8が基板端面3,4と一致しているので、従来例のように、熱電変換素子5の側面8が基板6,7の端面よりも内側に配置されるようにガイドしながら配置する必要はなく、1つのガイド治具30を用いて、基板6,7と熱電変換素子5の配置を一度に行うことができ、熱電変換モジュールを容易に組み立てられる。
【0032】
なお、本実施形態例においても、熱電変換素子5は半田(図示せず)を介して対応する電極2(同図には図示せず)に固定接続され、図3(c)に示すように、ガイド治具30から外して形成される。基板7にはリード線(同図には図示せず)が接続される。
【0033】
本実施形態例は以上のように構成されており、上記のように非常に簡単に組み立てることができ、上側基板6の端面3と熱電変換素子5の側面8と下側基板7の端面4との位置ずれが生じることも無く、製造歩留まりを向上させることができる。
【0034】
また、近年、熱電変換モジュールの小型化の要求が高まり、小型でも効率良く冷却等の動作を行えるペルチェモジュール等の熱電変換モジュールを提案することは重要な課題となってきている。本実施形態例は、電極2a,2bを電極2cより小さく形成し、その分だけ基板6,7を小さく形成できるので、熱電変換モジュールの小型化を達成でき、上記要求を満たすことができる。
【0035】
図4には、本発明に係る熱電変換モジュールの第2実施形態例が模式的に示されている。図4において、(a)は、上側の基板6を省略して示す平面図、(b)は側面図、(c)は基板6に形成された電極2と熱電変換素子5の配置状態を、基板6を透かして見た状態で示す平面図である。
【0036】
また、図5には、本実施形態例の熱電変換モジュールの分解構成が示されている。図5において、(a)は下側基板7の電極形成面17の平面図、(b)は熱電変換素子5(5a,5b)の配置構成の平面図、(c)は上側基板6の平面図である。
【0037】
これらの図に示すように、第2実施形態例の熱電変換モジュールは、上記第1実施形態例の熱電変換モジュールとほぼ同様に構成されており、第2実施形態例が上記第1実施形態例と異なることは、上側基板6を下側基板7より小さく(下側基板7を上側基板6より大きく)形成したことである。なお、図4のハッチングにより示す熱電変換素子5が側面一致熱電変換素子5である。また、第2実施形態例も上記第1実施形態例と同様にして組み立てられる。
【0038】
第2実施形態例では、電極2の配列形態や熱電変換素子5の配列個数を上記第1実施形態例と異なるものとしているが、第2実施形態例も上記第1実施形態例と同様に、基板6,7の端面3,4側に配置された複数の熱電変換素子5(5a,5b)の側面8が基板端面3,4と一致しているので、上記第1実施形態例と同様の効果を奏することができる。
【0039】
また、第2実施形態例でも、電極2a,2bを電極2cより小さく形成し、その分だけ基板6,7を小さく形成できるので、熱電変換モジュールの小型化を達成できる。
【0040】
図6には、本発明に係る熱電変換モジュールの第3実施形態例が模式的に示されている。図6において、(a)は、上側の基板6を省略して示す平面図、(b)は側面図、(c)は基板6に形成された電極2と熱電変換素子5の配置状態を、基板6を透かして見た状態で示す平面図である。
【0041】
また、図7には、本実施形態例の熱電変換モジュールの分解構成が示されている。図7において、(a)は下側基板7の電極形成面17の平面図、(b)は熱電変換素子5(5a,5b)の配置構成の平面図、(c)は上側基板6の平面図である。
【0042】
これらの図に示すように、第3実施形態例の熱電変換モジュールは、上記第1、第2実施形態例の熱電変換モジュールと同様に、基板6,7の端面3,4側に配置された複数の熱電変換素子5(5a,5b)の側面8が基板端面3,4と一致している。なお、図6において、側面8が基板6,7の端面3,4と一致している側面一致熱電変換素子5をハッチングして示している。
【0043】
また、第3実施形態例は、複数の電極2を互いに同じ大きさに形成して互いに等間隔で配置し、側面が基板端面と一致している側面一致熱電変換素子5が対応する電極2から前記基板端面側にはみ出るように、側面一致熱電変換素子5の底面積を側面が基板端面と一致していない熱電変換素子5の底面積より大きく形成している。
【0044】
第3実施形態例は以上のように構成されており、第3実施形態例も、上記第1、第2実施形態例と同様に、基板6,7の端面3,4側に配置された複数の熱電変換素子5(5a,5b)の側面8が基板端面3,4と一致しているので、上記第1、第2実施形態例と同様の効果を奏することができる。
【0045】
図8には、本発明に係る熱電変換モジュールの第4実施形態例が模式的に示されている。図8において、(a)は、上側の基板6を省略して示す平面図、(b)は側面図、(c)は基板6に形成された電極2と熱電変換素子5の配置状態を、基板6を透かして見た状態で示す平面図である。
【0046】
また、図9には、本実施形態例の熱電変換モジュールの分解構成が示されている。図9において、(a)は下側基板7の電極形成面17の平面図、(b)は熱電変換素子5(5a,5b)の配置構成の平面図、(c)は上側基板6の平面図である。
【0047】
これらの図に示すように、第4実施形態例の熱電変換モジュールは、上記第3実施形態例の熱電変換モジュールとほぼ同様に構成されており、第4実施形態例が上記第2実施形態例と異なることは、上側基板6を下側基板7より小さく(下側基板7を上側基板6より大きく)形成したことである。なお、図8において、側面8が基板6,7の端面3,4と一致している側面一致熱電変換素子5をハッチングして示している。
【0048】
第4実施形態例も上記第3実施形態例と同様の効果を奏することができる。
【0049】
なお、本発明は上記各実施形態例に限定されることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、熱電変換素子5(5a,5b)の配設個数等は特に限定されるものではなく、適宜設定されるものであり、基板6,7の端面3,4側に配置された複数の熱電変換素子5(5a,5b)の側面8が基板端面3,4と一致していればよい。
【0050】
なお、上記各実施形態例のように、基板6,7の全ての端面3,4側に配置された熱電変換素子5(5a,5b)の側面8が基板端面3,4と一致するようにすると、上記各実施形態例のような効果をより確実に発揮することができるが、少なくとも一つの端面3,4とその端面3,4側に配置された熱電変換素子5(5a,5b)の側面8が基板端面3,4と一致するようにすることにより、従来例より熱電変換モジュールの製造を容易にし、歩留まりを向上することができる。
【0051】
さらに、上記各実施形態例は、電極2を長方形状に形成したが、電極2は長尺形状に形成されていればよく、例えば長円形状に形成してもよい。
【0052】
さらに、上記説明は、いずれもペルチェ効果によって、熱電変換モジュールが冷却・加熱を行う例について説明したが、本発明の熱電変換モジュールは、ゼーベック効果を利用して発電を行う熱電変換モジュールにも適用できる。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、少なくとも前記基板の一端面側に配置された複数の熱電変換素子の側面が基板端面と一致しているので、非常に簡単に組み立てることができ、上側基板の端面と熱電変換素子の側面と下側基板の端面との位置ずれが生じることも無く、製造歩留まりを向上させることができる。
【0054】
また、本発明において、複数の熱電変換素子を互いに同じ大きさとして互いに等間隔で配置し、2個の側面一致熱電変換素子または1個の側面一致熱電変換素子とリード線とが基板端面の長手方向に間隔を介して共通に接触配置する電極の狭幅寸法を、2個の側面一致熱電変換素子または1個の側面一致熱電変換素子とリード線とが基板端面の長手方向に間隔を介して共通に接触配置していない電極の狭幅寸法よりも小さく形成した構成によれば、その分だけ基板を小さく形成できるので、熱電変換モジュールの小型化を達成できる。
【0055】
さらに、本発明において、複数の電極を互いに同じ大きさに形成して互いに等間隔で配置し、側面が基板端面と一致している側面一致熱電変換素子が対応する電極から前記基板端面側にはみ出るように、側面一致熱電変換素子の底面積を側面が基板端面と一致していない熱電変換素子の底面積より大きく形成した構成によれば、従来の熱電変換モジュールに用いた基板を用いて容易に熱電変換モジュールを組み立てられ、歩留まりを向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱電変換モジュールの第1実施形態例の要部構成を模式的に示す説明図である。
【図2】上記第1実施形態例の電極形成態様と熱電変換素子の配置態様を示す説明図である。
【図3】本発明に係る熱電変換モジュールの組み立て方法例を模式的に示す説明図である。
【図4】本発明に係る熱電変換モジュールの第2実施形態例の要部構成を模式的に示す説明図である。
【図5】上記第2実施形態例の電極形成態様と熱電変換素子の配置態様を示す説明図である。
【図6】本発明に係る熱電変換モジュールの第3実施形態例の要部構成を模式的に示す説明図である。
【図7】上記第3実施形態例の電極形成態様と熱電変換素子の配置態様を示す説明図である。
【図8】本発明に係る熱電変換モジュールの第4実施形態例の要部構成を模式的に示す説明図である。
【図9】上記第4実施形態例の電極形成態様と熱電変換素子の配置態様を示す説明図である。
【図10】従来の熱電変換モジュールの一例の要部構成を分解状態で模式的に示す説明図である。
【図11】図10に示す従来例の電極形成態様と熱電変換素子の配置態様を示す説明図である。
【図12】従来の熱電変換モジュールにおける別の例の要部構成を模式的に示す説明図である。
【図13】図12に示す従来例の電極形成態様と熱電変換素子の配置態様を示す説明図である。
【図14】熱電変換モジュールの基板製造方法と、製造方法を異にした場合のバリ発生状況を示す説明図である。
【図15】従来のペルチェモジュールの組み立て工程を模式的に示す説明図である。
【図16】従来のペルチェモジュールの別の構成例を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
2,2a,2b 電極
3,4,8 端面
5,5a,5b 熱電変換素子
6,7 基板
16,17 電極形成面
28 リード線

Claims (3)

  1. 上下に互いに間隔を介して対向配置された基板の対向表面に複数の電極が基板端面から設定間隔内側に設けられて互いに間隔を介して配設され、前記基板の間に立設配置された複数の熱電変換素子が対応する電極を介して接続されている熱電変換モジュールにおいて、少なくとも前記基板の一端面側に配置された複数の熱電変換素子の側面が基板端面と一致していることを特徴とする熱電変換モジュール。
  2. 基板に形成した電極は長尺形状と成し、複数の熱電変換素子は互いに同じ大きさに形成されて互いに等間隔で配置され、側面が基板端面と一致している側面一致熱電変換素子が対応する電極から前記基板端面側にはみ出るように、2個の側面一致熱電変換素子または1個の側面一致熱電変換素子とリード線とが基板端面の長手方向および電極の長手方向に間隔を介して共通に接触配置する電極の狭幅寸法を、2個の側面一致熱電変換素子または1個の側面一致熱電変換素子とリード線とが基板端面の長手方向および電極の長手方向に間隔を介して共通に接触していない電極の狭幅寸法よりも小さく形成したことを特徴とする請求項1記載の熱電変換モジュール。
  3. 複数の電極を互いに同じ大きさに形成して互いに等間隔で配置し、側面が基板端面と一致している側面一致熱電変換素子が対応する電極から前記基板端面側にはみ出るように、側面一致熱電変換素子の底面積を側面が基板端面と一致していない熱電変換素子の底面積より大きく形成したことを特徴とする請求項1記載の熱電変換モジュール。
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