JP4363958B2 - 熱電変換モジュール及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、温度制御用、保冷用、発電用として好適に使用される熱電変換モジュール用配線導体及びそれを具備する支持基板及び熱電変換モジュールに関する。
熱電変換モジュールは、P型半導体とN型半導体とからなるPN接合対に電流を流すと一端が発熱するとともに他端が吸熱するというペルチェ効果を利用したもので、精密な温度制御が可能であり、小型で構造が簡単でありフロンレスの冷却装置、光検出素子、半導体製造装置等の電子冷却素子、レーザーダイオードの温度調節等への幅広い利用が期待されている。
また逆に、熱電変換素子の両端に温度差をつけると、電流が流れる特徴を有しており、排熱回収発電などへの利用が期待されている。
熱電変換モジュールは、例えば図1に示ように、支持基板1a、1bの表面に、それぞれ配線導体3a、3bが形成され、さらにP型熱電変換素子2a及びN型熱電変換素子2bからなる複数の熱電変換素子2が配線導体3a、3bに挟持されるように、半田6で接合された構造となっている。
そして、これらの熱電変換素子2は、電気的に直列になるように配線導体3a、3bで接続され、さらに外部接続端子4に接続されている。この外部接続端子4には、半田6によってリード線5が接続され、外部から電力が供給される構造となっている。
室温付近で使用される冷却用熱電モジュールには、冷却特性が優れるという観点からA型結晶(AはBi及び/又はSb、BはTe及び/又はSe)からなる熱電変換素子2が一般的に用いられている。
P型熱電変換素子2aにはBiTeとSbTeとの固溶体が、N型熱電変換素子2bにはBiTeとBiSeとの固溶体が特に優れた性能を示すことから、このA型結晶(AはBi及び/又はSb、BはTe及び/又はSe)が熱電変換素子2に広く用いられている。
また、配線導体3a、3bには銅電極が用いられ、熱電変換素子2との半田接合を強固なものとするため、熱電変換素子2と半田6の濡れ性を改善し、半田成分の熱電変換素子2への拡散を防止するため、熱電変換素子2の接続面にはNiメッキ等によって電極8が形成されている。さらにその表面には、半田の濡れ性を向上させる目的で、Au等により被覆層7が形成されている。配線導体3a、3bと熱電変換素子2を半田により接合する際、溶融した半田6の表面張力により熱電変換素子2の位置がずれることを防止する目的で、配線導体3a、3bの中間部形状を狭隘にすることが提案されている(特許文献1参照)。
また余剰半田が熱電変換素子2の側面と接触することを防止する目的で、配線導体3a、3bに凹部を形成することが提案されている(特許文献2参照)。
さらに半田6のボイド(気泡)を排出、低減する目的で、配線導体3a、3bに溝を形成することが提案されている(特許文献3参照)。
さらに、P型熱電変換素子2a及びN型熱電変換素子2bを対にしたものを複数直列に電気的に接続し、熱電変換モジュール9が形成される。
特許2544221号公報 特開平10−303470号公報 特開平9−055541号公報
前記先行技術では、素子の位置ズレ、接合部の短絡、ボイドの低減にはある程度の効果があり、歩留まり及び信頼性の向上が見られている。しかしながら衝撃や通電サイクル試験などの信頼性試験において、低応力あるいは短寿命で破壊に至る熱電モジュールがあり、対策としては不十分であった。
本特許発明者は、この現象を鋭意調査分析した結果、配線導体と熱電変換素子の間に隙間が存在する熱電変換モジュールが存在することを発見した。
さらに鋭意調査分析した結果、熱電変換素子が配線導体の中心から位置がずれた場合に、前記隙間が発生しやすいことを見出した。この位置ずれは、素子整列用治具と素子とのクリアランスと半田の表面張力のため発生し、配線導体の端部ぎりぎりの位置までずれる場合があった。
この場合、配線導体の熱電変換素子接合面のエッジ部分がテーパや大きな円弧状である、平坦でない、または配線導体自体の厚さが平行でないなどが原因で、隙間が発生することを見出した。
従って、本発明の目的は、配線導体と熱電変換素子との接合部の隙間をなくすことにより、信頼性の高い熱電変換モジュールを提供することにある。
上記に鑑みて本発明は、支持基板と、該支持基板上に配列された複数の熱電変換素子と、該熱電変換素子間を電気的に連結し、該熱電変換素子に半田で接合された配線導体と、該配線導体と電気的に連結された外部接続端子とを具備する熱電変換モジュールにおいて、前記配線導体の断面形状が前記熱電変換素子接合面側の上辺が前記支持基板面側の下辺よりも長い台形形状であって、前記配線導体の断面における前記熱電変換素子接合面と側面との成す内角が45〜80°の範囲であることを特徴とするものである。
また、前記配線導体の前記熱電変換素子接合面における前記上辺と前記下辺の平行度が0.1mm以下であることが好ましい
また、前記配線導体の前記熱電変換素子接合面における平坦度が0.1mm以下であることが好ましい
また、前記配線導体が、Cu、Ag、Al、Ni、Pt及びPdから選ばれる少なくとも一種以上の元素を主成分とすることが好ましい。
また、前記配線導体の表面が、Sn、Ni及びAuのうち少なくとも一種以上の元素を主成分とする被覆層を具備することが好ましい
また、前記配線導体をメッキ法、メタライズ法、DBC(Direct−bonding Copper)法及びチップ接合法から選ばれる1種以上の方法で支持基板上に作製することが好ましい。
本発明は、配線導体の断面形状が前記熱電変換素子接合面の辺の方が長い台形であることにより、素子の位置が配線導体の中心から位置がずれても、素子と配線導体との間に隙間ができないため、そこに機械的あるいは熱的応力が集中するのを防ぎ、よって衝撃あるいは通電試験において低応力あるいは短時間で破壊するものがなくなり、信頼性の高い、安定した熱電変換モジュールを提供することができる。特に配線導体の断面形状において素子接合面とそれに隣接する側面との成す角度が45〜0°の範囲であることにより、信頼性の高い、安定した熱電変換モジュールを提供することができる。
また本発明は、配線導体の熱電変換素子接合面と支持基板側面との平行度が0.1mm以下であることにより、信頼性の高い、安定した熱電変換モジュール提供することができる。
また本発明は、配線導体の熱電変換素子接合面と支持基板側面との平坦度が0.1mm以下であることにより、信頼性の高い、安定した熱電変換モジュール提供することができる。
また本発明の熱電変換モジュールは、配線導体Cu、Ag、Al、Ni、Pt及びPdから選ばれる少なくとも1種以上の元素を主成分とするものとすることにより、これらの電気抵抗が低く、熱伝導率が高いため、発熱を抑制し、且つ熱放散性に優れる。
また本発明の熱電変換モジュールは、配線導体の表面にSn、Ni及びAuのうち少なくとも1種以上の元素を主成分とする被覆層をメッキなどにより形成することにより、半田の濡れ性を改善することができ、良好な電気伝導性、接合強度を得ることができる。
また本発明の熱電変換モジュールの製造方法によれば、配線導体を、メッキ法、メタライズ法、DBC(Direct−bonding Copper)法及びチップ接合法から選ばれる1種以上の方法を適宜採用して支持基板上に製作することで、配線パターン精度、電流値及びコストに合わせた最適な配線導体とすることができる。
本発明について、以下の実施形態を基に説明する。図1、本発明の熱電モジュールの実施の形態を示す。図2、従来の熱電モジュールの形態を示す。本発明の熱電モジュールは、図1に示したように、下部支持基板1a、上部支持基板1bの表面に、それぞれ配線導体3a、3bが形成され、さらにN型熱電変換素子2a及びP型熱電変換素子2bからなる複数の熱電変換素子2が配線導体3a、3bによって挟持されるように配置され、半田6で接合されている。
熱電変換素子2はN型熱電変換素子2a及びP型熱電変換素子2bの2種からなり、下部支持基板1aの一方の主面上にマトリックス状に配列されている。N型熱電変換素子2a及びP型熱電変換素子2bは、N型、P型、N型、P型と交互に、且つ電気的に直列になるように配線導体3a、3bで接続され、一つの電気回路を形成する。熱電変換素子2は、常温付近で最も優れた熱電変換性能を有しているBi−Te系が好ましい。これにより良好な冷却効果を得ることができる。P型としてBi0.4Sb1.6Te、Bi0.5Sb1.5Teなど、N型としてBiTe2.85Se0.15、BiTe2.9Se0.1などが好適に使用される。
配線導体3a、3bは外部接続端子4に電気的に接続されている。この外部接続端子4は、半田6によってリード線5を接続することを可能とするもので、外部から電力が供給される構造となっている。
従来の技術では、配線導体3の断面形状が図2(a)に示すように、カマボコ型になっているものがあった。そのため熱電変換素子2の位置が配線導体3の中心からずれた場合、熱電変換素子2と配線導体3の間に隙間ができ、信頼性を低下させていた。そこで本発明においては、配線導体3の断面形状が熱電変換素子接合面の辺の方が長い台形であることが重要である。これにより熱電変換素子2の位置が配線導体3の中心からずれても、熱電変換素子2と配線導体3の間に隙間ができないため、そこに機械的あるいは熱的応力が集中するのを防げる。そのため衝撃あるいは通電試験において低応力あるいは短時間で破壊するものがなくなり、信頼性の高い、安定した熱電変換モジュールが得られる。
また配線導体3は、その断面形状において熱電変換素子接合面とそれに隣接する側面の成す角度が45〜0°の範囲であることが重要である。これにより前述と同じ理由により信頼性の高い、安定した熱電変換モジュールが得られる。素子接合面とそれに隣接する側面の成す角度が0°を超えると熱電変換素子2の位置が中心からずれた場合、隙間ができやすい。
また45°より小さいとエッジが欠けやすく、そのため熱電変換素子2あるいは接合界面にクラックが入る場合がある。好ましくは60°〜0°、さらに好ましくは70〜0°が望ましい。なおエッジは0.05mm以下のRやC面は許容できる。
また従来の技術では、配線導体3の厚さが図2(b)に示すように、差がある場合があった。そのため、熱電変換素子2と配線導体3の間に隙間ができ、信頼性を低下させていた。そこで配線導体3は、熱電変換素子接合面と支持基板側面との平行度が0.1mm以下であることが好ましい。平行度が0.1mmを超えると熱電変換素子2に対し熱電変換素子接合面の傾きが大きくなるため、熱電変換素子2−配線導体3接合面に隙間ができやすく、よって衝撃あるいは通電試験において低応力あるいは短時間で破壊するものが発生する。好ましくは0.05mm以下さらに好ましくは0.03mm以下が望ましい。
また従来の技術では、配線導体3が図2(c)に示すように凹凸がある場合があった。そのため、熱電変換素子2と配線導体3の間に隙間ができ、信頼性を低下させていた。そこで配線導体3は、熱電変換素子接合面と支持基板側面との平坦度が0.1mm以下であることが好ましい。平坦度が0.1mmを超えると熱電変換素子2−配線導体3接合面に隙間ができやすく、よって衝撃あるいは通電試験において低応力あるいは短時間で破壊するものが発生する。好ましくは0.05mm以下さらに好ましくは0.03mm以下が望ましい。
配線導体3は、熱電変換素子2に電力を供給するためのものであり、例えば、Zn、Al、Au、Ag、W、Ti、Fe、Cu、Ni、Pt、Pd及びMgから選ばれる少なくとも1種の元素を含む金属が電気抵抗が低く、熱伝導率が高いため、発熱を抑制し、且つ熱放散性に優れるために好ましい。電気抵抗、熱伝導率、コストの観点から、特にCu、Ag、Al、Ni、Pt、Pdが好適に使用される。
また前記配線導体3が、その表面にNi、Au、Sn、Pt及びCoの少なくとも1種を含む被覆層7をメッキなどにより形成し、具備することにより、半田6の濡れ性を改善することができ、良好な電気伝導性、接合強度を得ることができる。密着性、半田濡れ性の観点から、特にNi、Au、Snが好適に使用される。
配線導体3は、メッキ法、メタライズ法、DBC(Direct−bonding Copper)法、チップ接合法から選ばれる1種以上の方法を適宜採用することで、配線パターン精度、電流値及びコストに合わせ最適な配線導体3を作製することができる。配線導体の作製方法にはそれぞれ特徴があり、目的により適宜製法を選択すればよい。配線導体の厚さが100μm以下ではメッキ法、メタライズ法、それ以上の厚さでは、DBC法、チップ接合法が好適に使用される。
支持基板1は前記配線導体3を具備することにより、衝撃あるいは通電試験において低応力あるいは短時間で破壊するものがなくなる。
また熱電変換モジュール9は、前記支持基板1を具備することにより、信頼性が高く、安定する。
次に、本発明の熱電モジュールの製造方法について、図1の熱電モジュール9の製造方法を例として説明する。
まず、熱電変換素子2を準備する。本発明によれば、熱電変換素子2は周知の方法によって得られるものを用いることができる。即ち、焼結法、単結晶法、溶製法のいずれかによって得られた結晶を使用することが可能である。
熱電変換素子2は、Bi、Sbのうち少なくとも1種及びTe、Seのうち少なくとも1種を含む焼結体を用いることが好ましい。これらの金属や合金は、室温付近で性能の高い熱電モジュールを実現できる。熱電変換素子2の大きさは特に限定されないが、小型熱電モジュール9としては、縦0.1〜2mm、横0.1〜2mm、高さ0.1〜3mmに加工したものを準備する。
次いで、支持基板1として、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化珪素、炭化珪素、ダイヤモンド等のセラミックスを準備する。基板形状に加工した後、表面にZn、Al、Au、Ag、W、Ti、Fe、Cu、Ni、Pt、Pd及びMg等の導電性材料を用いて配線導体3及び外部接続端子4を、メッキ法、メタライズ法、DBC(Direct−bonding Copper)法、チップ接合法などの手法を用いて形成する。この時、配線導体3の断面形状は、熱電変換素子接合面の方が長い台形形状となるように加工する。この配線導体3の表面には、Ni、Au、Sn、Pt及びCoのうち少なくとも1種を含む被覆層7をメッキなどにより形成し、半田6の濡れ性を向上させる。
次いで、配線導体3の上に、熱電変換素子2を配置する。この熱電変換素子2は、半田6の濡れ性を向上させるために、予め接合面にメタライズされたNi等を介して半田6接合される。なお、熱電変換素子2は、N型熱電変換素子2a及びP型熱電変換素子2bが交互に並ぶように配列し、且つ電気的に直列に配列される。
このようにして得られた熱電変換モジュール9の外部接続端子4に、例えば直径0.3mmの太さのリード線5をソフトビーム等で局所的に加熱、接合し、熱電変換モジュール9を作製する。この他、YAGレーザー等でスポット溶接して熱電変換モジュール9を作製しても構わない。
このように、本発明の配線導体3を具備した熱電変換モジュール9をパッケージに搭載した熱電モジュールでは、衝撃あるいは通電試験において低応力あるいは短時間で破壊するものが発生しないため、長期安定性に優れた熱電モジュールを提供することができる。
出発原料には、BiTe2.85Se0.15系焼結体からなる熱電変換素子2を準備した。形状は、四角柱で、寸法は縦0.6mm、横0.6mm、高さ1mmであった。また、支持基板1として、大きさが6mm×8mmのアルミナを用意した。
支持基板1上に、メッキ−エッチィング法によりCuの配線導体3を作製した。さらにその表面には、Auの被覆層7を形成した。
下部支持基板1aの配線導体3a上に、Au−Snなどの半田6からなる半田ペーストを印刷し、その上に熱電変換素子2を並べ、下部支持基板1aの反対面から加熱し、熱電変換素子2を固定した。熱電変換素子2の数は、N型熱電変換素子2a及びP型熱電変換素子2bを同数ずつ用いた。同様にしてもう一面の上部支持基板1bと熱電変換素子2を固定して熱電モジュール9が得られる。
得られた熱電変換モジュール9の配線導体3上に、半田6を供給しつつ、ソフトビームなどにより局部的に加熱し、リード線5を接続した。
配線導体の平行度は、配線導体の4隅をハイトゲージで測定し、その最大−最小の差を算出した。また平坦度は、配線導体の4隅と中心部をハイトゲージで測定し、その最大−最小の差を算出した。
被覆層と半田の接合強度は、1mm角の穴を開けたテープの上から半田(Sn−Sb)でワイヤを接合し、ワイヤを引っ張り、ピール強度を測定した。
このようにして得られた熱電変換モジュール9に対して、冷却面に1gの重量ダミーを接合した後、衝撃試験を行った。衝撃試験は、MIL-STD-883、METHOD 2002、CONDITION Bに則って実施した。また30℃のオイル中にて15秒毎に電流の+−を反転させる通電サイクル試験を行った。それぞれ試験前後の抵抗を交流4端子法により測定し、抵抗変化率(△R)5%以下を合格、△Rが5%を超えるものを不合格と表現した。
Figure 0004363958
実施例として本発明の試料No.1〜23、29〜32は、衝撃試験及び通電サイクル試験前後の抵抗変化が5%以下で良好であった。中でも配線導体の熱電変換素子接合面と隣接面の成す角度が45°〜90°の範囲及び、平行度ならびに平坦度が0.1mm以下である試料No.1〜4、6、9〜23、29〜32は、抵抗変化3%以下で測定の誤差範囲内であり、全ての評価において特に優れていた。
これに対し、比較例として本発明以外の配線導体形状の試料No.24〜28は、信頼性試験において不合格になるものが発生し、本発明の試料に比べて明らかに劣っていた。
本発明の一実施形態の熱電変換モジュールであり(a)は斜視透過図、(b)(c)は配線導体部の断面拡大図である。 従来技術の熱電変換モジュールであり(a)(b)(c)は配線導体部の断面拡大図である。
符号の説明
1・・・支持基板
1a・・・下部支持基板
1b・・・上部支持基板
2・・・熱電変換素子
2a・・・N型熱電変換素子
2b・・・P型熱電変換素子
3・・・配線導体
3a・・・下部配線導体
3b・・・上部配線導体
4・・・外部接続端子
5・・・リード線
6・・・半田
7・・・被覆層
8・・・電極
9・・・熱電変換モジュール
10・・・上辺(素子接合面)
11・・・下辺(支持基板面)
A・・・内角

Claims (6)

  1. 支持基板と、該支持基板上に配列された複数の熱電変換素子と、該熱電変換素子間を電気的に連結し、該熱電変換素子に半田で接合された配線導体と、該配線導体と電気的に連結された外部接続端子とを具備する熱電変換モジュールにおいて、前記配線導体の断面形状が前記熱電変換素子接合面側の上辺が前記支持基板面側の下辺よりも長い台形形状であって、前記配線導体の断面における前記熱電変換素子接合面と側面との成す内角が45〜80°の範囲であることを特徴とする熱電変換モジュール。
  2. 前記配線導体の前記熱電変換素子接合面における前記上辺と前記下辺との平行度が0.1mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の熱電変換モジュール。
  3. 前記配線導体の前記熱電変換素子接合面における平坦度が0.1mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の熱電変換モジュール。
  4. 前記配線導体が、Cu、Ag、Al、Ni、Pt及びPdから選ばれる少なくとも1種以上の元素を主成分とすることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の熱電変換モジュール。
  5. 前記配線導体の表面が、Sn、Ni及びAuのうち少なくとも1種以上の元素を主成分とする被覆層を具備することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の熱電変換モジュール。
  6. 前記配線導体をメッキ法、メタライズ法、DBC(Direct−bonding Copper)法及びチップ接合法から選ばれる1種以上の方法で支持基板上に作製することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の熱電変換モジュールの製造方法。
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