JP4013446B2 - ペルチェモジュールおよびそれを備えた光通信用モジュール - Google Patents

ペルチェモジュールおよびそれを備えた光通信用モジュール Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペルチェ素子を利用したペルチェモジュールおよびそれを備えた光通信用モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
図15は、従来のペルチェモジュールを備えた光通信用モジュールの一例の要部を側面から見た概略図であり、図16は、図15に示した光通信用モジュールに備えられたペルチェモジュールの一例の要部を側面から見た概略図である。
図15において、符号20は、ペルチェモジュールを示している。このペルチェモジュール20の温調側(吸熱側)の面(図示上側)には、光通信素子の一つであるレーザ7が配置されており、ペルチェモジュール20の作用により、レーザ7の温調(冷却)がなされるようになっている。
図16に示すように、ペルチェモジュール20は、複数のペルチェ素子1、1と、前記ペルチェ素子1、1を電気的に直列接続するためにペルチェ素子1、1の両端に配置された電極2と、電極2を介してペルチェ素子1、1を狭持するように配置された上側基板3および下側基板4と、電極2にハンダ付けされ、電極2に電流を供給するリード6とからなるものである。このペルチェモジュール20を光通信モジュールに使用する際には、ペルチェモジュール20のリード6は、リード6の端部を上側基板3の上方に取り出すために、図15に示すように、光通信用モジュール内で湾曲して使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなペルチェモジュール20では、リード6が電極2とハンダ付けされている部分の強度が低く、この部分の疲労および劣化によるリード6の断線が問題となっていた。
また、リード6を湾曲させる際に、電極2とリード6とが剥離しやすいという不都合があった。
さらに、ペルチェモジュール20を光通信用モジュールに据え付ける際に、リード6を上側基板3の上方に取り出すための取り回しに手間がかかることや、リード6が配線作業の自動化に対応できないことから、配線作業に長時間要することが問題となっていた。
【0004】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、このような問題を解決し、光通信用モジュールなどに据え付ける場合の配線作業の自動化に対応可能で、狭い場所にも設置でき、リードの断線や剥離が発生しにくいペルチェモジュールを提供することを課題としている。
また、上記のペルチェモジュールを備えた光通信用モジュールを提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のペルチェモジュールは、複数のペルチェ素子と、前記ペルチェ素子を電気的に直列接続するために前記各ペルチェ素子の両端にそれぞれ配置された電極と、前記電極を介して前記複数のペルチェ素子を狭持するように配置された一対の基板と、前記電極に電流を供給するための電流供給用電極とからなるペルチェモジュールにおいて、
前記電流供給用電極は、一方の基板の前記電極が配置された側の内面から少なくとも他方の基板の外側の面まで延びて形成され、前記電流供給用電極の端面は、ワイヤボンディング配線によって電源と接続されていることにより、上記課題を解決した。
本発明のペルチェモジュールは、複数のペルチェ素子と、前記ペルチェ素子を電気的に直列接続するために前記各ペルチェ素子の両端にそれぞれ配置された電極と、前記電極を介して前記複数のペルチェ素子を狭持するように配置された一対の基板と、前記電極に電流を供給するための電流供給用電極とからなるペルチェモジュールにおいて、
前記電流供給用電極は、一方の基板の前記電極が配置された側の内面から少なくとも他方の基板の外側の面まで延びて形成され、前記電流供給用電極は、前記他方の基板と接触しないことにより、上記課題を解決した。
本発明のペルチェモジュールは、複数のペルチェ素子と、前記ペルチェ素子を電気的に直列接続するために前記各ペルチェ素子の両端にそれぞれ配置された電極と、前記電極を介して前記複数のペルチェ素子を狭持するように配置された一対の基板と、前記電極に電流を供給するための電流供給用電極とからなるペルチェモジュールにおいて、
前記電流供給用電極は、一方の基板の前記電極が配置された側の内面から一方の基板を貫通し、少なくとも前記一方の基板の外側の面まで延びて形成さ
前記電流供給用電極の端面は、ワイヤボンディング配線によって電源と接続されていることにより、上記課題を解決した。
本発明のペルチェモジュールは、複数のペルチェ素子(エレメント)と、前記ペルチェ素子を電気的に直列接続するために前記各ペルチェ素子の両端にそれぞれ配置された電極と、前記電極を介して前記複数のペルチェ素子を狭持するように配置された一対の基板と、前記電極に電流を供給するための電流供給用電極とからなるペルチェモジュールにおいて、前記電流供給用電極は、一方の基板の前記電極が配置された側の内面から他方の基板方向に延びて形成され、前記電流供給用電極の端面上方には、前記他方の基板が設けられていないことを特徴とする。
【0006】
このようなペルチェモジュールは、前記電流供給用電極が、一方の基板の前記電極が配置された側の内面から他方の基板方向に延びて形成され、前記電流供給用電極の端面上方には、前記他方の基板が設けられていないので、電流供給用電極の端面は、ワイヤボンディング配線によって電源と接続することができ、光通信用モジュールなどに据え付ける場合の配線作業の自動化に対応可能なものとなる。したがって、配線作業に要する時間を短縮することができる。
また、リードを設ける必要がないため、従来のペルチェモジュールのように、リードの断線や剥離による問題が生じることはない。
【0007】
また、前記課題は、複数のペルチェ素子と、前記ペルチェ素子を電気的に直列接続するために前記各ペルチェ素子の両端にそれぞれ配置された電極と、前記電極を介して前記複数のペルチェ素子を狭持するように配置された一対の基板と、前記電極に電流を供給するための電流供給用電極とからなるペルチェモジュールにおいて、前記電流供給用電極は、一方の基板の前記電極が配置された側の内面から少なくとも他方の基板の外側の面まで延びて形成されたことを特徴とするペルチェモジュールによって解決できる。
【0008】
このようなペルチェモジュールは、電流供給用電極が、一方の基板の前記電極が配置された側の内面から少なくとも他方の基板の外側の面まで延びて形成されたものであるため、電流供給用電極の端面は、ワイヤボンディング配線によって電源と接続することができ、配線作業に要する時間を短縮することができる。
さらに、リードを設ける必要がなく、ワイヤボンディング配線によって電源と接続することができるため、従来のペルチェモジュールのように、リードの断線や剥離による問題が生じることはない。
【0009】
上記のペルチェモジュールにおいては、前記電流供給用電極は、芯材の周囲に導電性材料を被覆して形成されたものとしてもよい。
このようなペルチェモジュールでは、電流供給用電極が、従来のペルチェモジュールのリードと比較して優れた強度を有するものとなり、断線などの不都合が生じにくいものとなる。
【0010】
上記のペルチェモジュールにおいては、前記電流供給用電極の端面は、ワイヤボンディング配線によって電源と接続されていることが望ましい。
【0011】
上記のペルチェモジュールにおいては、前記電流供給用電極の側面は、断熱材で被覆されていることが望ましい。また、前記電流供給用電極の端面は、ワイヤボンディング配線によって電源と接続され、電源と接続された前記端面は、断熱材で被覆されていることが望ましい。
【0012】
このようなペルチェモジュールとすることで、一方の基板側が放熱側である場合は、温調側(吸熱側)である他方の基板側での放熱を防止することができ、一方の基板側が温調側である場合は、放熱側である他方の基板側での吸熱を防止することができるため、熱効率のよいペルチェモジュールとすることができる。
【0013】
また、上記のペルチェモジュールにおいては、前記電流供給用電極は、前記他方の基板と接触しないことが望ましい。
このようなペルチェモジュールとすることで、一方の基板側が放熱側である場合は、温調側である他方の基板に電流供給用電極を介して熱が伝わるのを防止することができ、一方の基板側が温調側である場合は、放熱側である他方の基板の熱が電流供給用電極を介して一方の基板に伝わるのを防止することができるため、熱効率のよいペルチェモジュールとすることできる。
【0014】
上記のペルチェモジュールにおいては、前記電流供給用電極は、前記他方の基板に形成された孔を貫通した状態で、前記他方の基板に保持されていることが望ましい。また、上記のペルチェモジュールにおいては、前記電流供給用電極は、前記他方の基板に形成された切り欠きに嵌合した状態で、前記他方の基板に保持されていてもよく、電流供給用電極を柱状に形成することができる。
【0015】
このようなペルチェモジュールとすることで、電流供給用電極の強度、および、電流供給用電極と基板との固定強度を向上させることができ、ペルチェモジュールの信頼性を高めることができる。
また、他方の基板に孔または切り欠きが設けられているので、電流供給用電極を、他方の基板の外側の面に取り出すために、従来のペルチェモジュールのように、リードを湾曲させて他方の基板を避ける必要がなく、そのためのスペースも必要ない。さらに、従来のペルチェモジュールに必要であった電流供給用電極のためのスペースにペルチェ素子を配置することが可能になる。したがって、基板の大きさと同等の大きさの場所に設置して実装面積を有効に使うことができ、従来のペルチェモジュールと比較して狭い場所に設置することができる。これにより、従来と同程度のサイズのペルチェモジュールにおいては吸熱面積を拡大することができ、または、従来と同程度の温調(冷却)能力を有しかつ小型化を図ることの可能なものとなる。
【0016】
さらに、上記のペルチェモジュールにおいては、前記電流供給用電極は、前記他方の基板の外側の面から一方の基板と反対方向に延びて形成され、前記電流供給用電極の端面には、フィンが取り付けられていることが望ましい。
このようなペルチェモジュールとすることで、一方の基板側が温調側である場合は、電流供給用電極とフィンとを放熱部材として利用することができ、一方の基板側が放熱側である場合は、電流供給用電極とフィンとを冷却部材として利用することができ、熱効率のよいペルチェモジュールとすることできる。
【0017】
また、前記課題は、複数のペルチェ素子と、前記ペルチェ素子を電気的に直列接続するために前記各ペルチェ素子の両端にそれぞれ配置された電極と、前記電極を介して前記複数のペルチェ素子を狭持するように配置された一対の基板と、前記電極に電流を供給するための電流供給用電極とからなるペルチェモジュールにおいて、前記電流供給用電極は、一方の基板の前記電極が配置された側の内面から一方の基板を貫通し、少なくとも前記一方の基板の外側の面まで延びて形成されたことを特徴とするペルチェモジュールによって解決できる。
【0018】
このようなペルチェモジュールは、電流供給用電極が、一方の基板の前記電極が配置された側の内面から一方の基板を貫通し、少なくとも前記一方の基板の外側の面まで延びて形成されものであるため、電流供給用電極の端面は、ワイヤボンディング配線によって電源と接続することができ、光通信用モジュールなどに据え付ける場合の配線作業の自動化に対応可能なものとなる。したがって、配線作業に要する時間を短縮することができる。
また、リードを設ける必要がなく、ワイヤボンディング配線によって電源と接続することができるため、従来のペルチェモジュールのように、リードの断線や剥離による問題が生じることはない。
【0019】
上記のペルチェモジュールにおいては、前記電流供給用電極は、前記一方の基板の外側の面から他方の基板と反対方向に延びて形成され、前記電流供給用電極の端面には、フィンが取り付けられたものであることが望ましい。
このようなペルチェモジュールとすることで、一方の基板側が放熱側である場合は、電流供給用電極とフィンとを放熱部材として利用することができ、一方の基板側が温調側である場合は、電流供給用電極とフィンとを冷却部材として利用することができ、熱効率のよいペルチェモジュールとすることできる。
【0020】
また、前記課題は、上記のいずれかに記載のペルチェモジュールを備えたことを特徴とする光通信用モジュールによって解決できる。
このような光通信用モジュールは、上記のいずれかに記載のペルチェモジュールを備えたものであるので、ペルチェモジュールを据え付ける場合の配線作業の自動化が可能で、リードの断線や剥離が発生しない信頼性の高いものとなる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して詳しく説明する。
図1は、本発明の光通信用モジュールの一例の要部を示した斜視図であり、図2は、図1に示した光通信用モジュールのA−A断面図であり、図3は、図1に示した光通信用モジュールの要部を側面から見た概略図である。また、図4は、図1に示した光通信用モジュールに備えられたペルチェモジュールの一例の要部を側面からみた概略図であり、図5は、図4に示したペルチェモジュールを上方から見た平面図である。
【0022】
図1および図3において、符号10は、ペルチェモジュールを示している。このペルチェモジュール10の温調側(吸熱側)の面(図示上側)には、光通信素子の一つであるレーザ7が配置されている。
【0023】
図4に示すように、ペルチェモジュール10は、複数のペルチェ素子(熱電素子)1、1と、ペルチェ素子1、1を電気的に直列接続するためにペルチェ素子1、1の両端に配置された電極2と、電極2を介してペルチェ素子1、1を狭持するように配置された上側基板3および下側基板4と、前記電極2に電流を供給するための電流供給用電極5とを有するものである。
このペルチェモジュール10の電流供給用電極5の端面5aは、図1および図2に示すように、ケース接続基板40の配線パターン41にワイヤー15を用いたワイヤボンディング配線によって接続されている。
【0024】
図4および図5に示すように、電流供給用電極5は、2つ設けられている。これら電流供給用電極5は、柱状で、下側基板4の電極2側から上側基板3の方向(図示上方向)に向かって形成されている。また、図4に示すように、電流供給用電極5の端面5aの位置は、上側基板3の上面よりも上の位置とされ、図2に示すケース接続基板40上に形成されている配線パターン41と電流供給用電極5の端面5aとの高低差dが少なくなるようにされている。この高低差dは、ワイヤーボンディング配線を容易に行うために、±3mm以内であることが好ましい。
電流供給用電極5の側面5b、5bは、断熱材11、11で被覆され、上側基板3の2つの角部に形成された正方形の切り欠き12、12と嵌合して保持されている。
【0025】
ここでの電流供給用電極5としては、とくに限定されないが、Cu、Cu−W、Alから選ばれるいずれかの材料からなり、周囲をNiを用いて2μm程度の厚さで被覆したのち、さらにAuを用いて0.05μm程度の厚さで被覆したものなどが好ましく使用される。
また、断熱材11としては、Al23やSiO2などからなるものが好ましく 使用される。
【0026】
このようなペルチェモジュール10を製造するには、まず、ペルチェ素子1、1の両側に、ペルチェ素子1、1が電気的に直列接続となるように電極2を設ける。ついで、図6に示すように、治具13、14を使用して、電極2を狭持するように上側基板3および下側基板4を取り付けるとともに、電流供給用電極5を取り付けることにより得られる。
ここで使用される治具13、14は、上側基板3および下側基板4を外側から挟み込んで押さえるものである。上側基板3側に配置される治具13には、上側基板3の上面より上に延びる電流供給用電極5の端面5aの高さに合わせた切り欠き部13aが設けられている。
【0027】
このようなペルチェモジュール10は、電流供給用電極5が、下側基板4の電極2側から上側基板3の外側の面よりも上まで延びて形成された柱状のものであるため、この電流供給用電極5の強度を従来のものに比べて向上することができる。さらに、電流供給用電極5の端面5aは、ワイヤボンディング配線によって電源と接続することができ、光通信用モジュールなどに据え付ける場合の配線作業の自動化に対応可能なものとなる。したがって、配線作業に要する時間を短縮することができる。
また、リードを設ける必要がなく、ワイヤボンディング配線によって電源と接続することができるため、従来のペルチェモジュール20のように、リード6の断線や剥離による問題が生じることはない。
【0028】
さらに、電流供給用電極5の側面5bは、断熱材11で被覆されているので、温調側(吸熱側)である上側基板3側での電流供給用電極5からの放熱を防止することができ、熱効率のよいペルチェモジュール10とすることできる。
【0029】
また、電流供給用電極5は、上側基板3に形成された切り欠き12、12に保持されたものであるので、電流供給用電極5が倒れたり、曲がったりするのを防ぎ、電流供給用電極5の強度、および、電流供給用電極5と下側基板4との固定強度を向上させることができ、ペルチェモジュール10の信頼性を高めることができる。
さらに、上側基板3に切り欠き12が設けられているので、電流供給用電極5を、上側基板3の上側に取り出すために、従来のペルチェモジュール20のように、リードを湾曲させて上側基板3を避ける必要がなく、そのためのスペースも必要ない。したがって、基板の大きさと同等の大きさの場所に設置することができ、従来のペルチェモジュール20と比較して狭い場所に設置することができるものとなる。
さらに、本発明のペルチェモジュールでは、図17に示すペルチェモジュール10のように、電流供給用電極5,5の間の空間に、ペルチェ素子1、1を配置することもできる。これにより、従来のペルチェモジュールに必要であった電流供給用電極のためのスペースにペルチェ素子1,1および電極2を配置することが可能になる。したがって、下側基板4における実装面積を有効に使うことができ、従来のペルチェモジュールと比較して狭い場所に設置することができる。これにより、従来と同程度のサイズのペルチェモジュールにおいては吸熱面積を拡大することができ、または、従来と同程度の温調(冷却)能力を有しかつ小型化を図ることの可能なものとなる。
【0030】
また、ペルチェモジュール10を、上側基板3の上面より上に延びる電流供給用電極5の端面5aの高さに合わせた切り欠き部13aを有する治具を用いて製造することにより、上側基板3および下側基板4を取り付ける際に、電流供給用電極5を取り付けることができ、容易にペルチェモジュール10を製造することができる。
【0031】
本発明のペルチェモジュールでは、図4に示すペルチェモジュール10のように、電流供給用電極5が、上側基板3に形成された切り欠き12、12に保持されているものとしてもよいが、電流供給用電極5が、図7に示すように、上側基板32に形成された孔17、17に保持されているものとしてもよいし、図8に示すように、下側基板4よりも電流供給用電極5の寸法分小さく形成された上側基板31の縁部31aに保持されているものとしてもよい。
【0032】
図7または図8に示すペルチェモジュールにおいても、電流供給用電極5と下側基板4との固定強度を向上させることができ、ペルチェモジュールの信頼性を高めることができる。
また、電流供給用電極5を、上側基板3の上側に取り出すために、従来のペルチェモジュール20のように、リードを湾曲させて上側基板3を避ける必要がなく、そのためのスペースも必要ない。したがって、従来のペルチェモジュール20と比較して狭い場所に設置することができるものとなる。
さらに、本発明のペルチェモジュールでは、図18に示すペルチェモジュール10のように、電流供給用電極5,5の間の空間に、ペルチェ素子1、1を配置することもできる。これにより、従来のペルチェモジュールに必要であった電流供給用電極のためのスペースにペルチェ素子1,1および電極2を配置することが可能になる。したがって、下側基板4における実装面積を有効に使うことができ、従来のペルチェモジュールと比較して狭い場所に設置することができる。これにより、従来と同程度のサイズのペルチェモジュールにおいては吸熱面積を拡大することができ、または、従来と同程度の温調(冷却)能力を有しかつ小型化を図ることの可能なものとなる。
【0033】
本発明のペルチェモジュールでは、図4に示すペルチェモジュール10のように、電流供給用電極5の側面5bが、断熱材11で被覆されているものとしてもよいが、電流供給用電極5の側面5bだけでなく、ワイヤボンディング配線によって電源と接続された電流供給用電極5の端面5aも、断熱材で被覆されているペルチェモジュールとしてもよい。
このようなペルチェモジュールとすることで、温調側(吸熱側)である上側基板3側での電流供給用電極5からの放熱をより一層防止することができ、より一層熱効率のよいものとすることできる。
【0034】
本発明のペルチェモジュールでは、図4に示すペルチェモジュール10のように、電流供給用電極5の側面5bが、断熱材11で被覆されているものとしてもよいが、電流供給用電極5が、上側基板3と接触しないようにしてもよい。
このようなペルチェモジュールとすることで、温調側(吸熱側)である上側基板3に電流供給用電極5を介して熱が伝わるのを防止することができ、熱効率のよいものとすることできる。
【0035】
本発明のペルチェモジュールでは、図4に示すペルチェモジュール20のように、電流供給用電極5が柱状の形状を有するものとしてもよいが、図9に示すように、電流供給用電極52の下部にハンダ付けしろ18を設けた形状を有するものとしてもよい。
【0036】
また、本発明のペルチェモジュールでは、図4に示すペルチェモジュール10のように、電流供給用電極5が柱状の形状を有するものとしてもよいが、図10に示すように断面コ字型の形状を有する電流供給用電極53としてもよい。
図10に示すペルチェモジュールの電流供給用電極53は、図11に示すように、長部19aと短部19bとを有する断面L字型の電流供給用電極材料19の短部19bと反対側の端部をハンダ8によりハンダ付けしたのち、長部19aに対して上側基板3方向に曲げ加工を施す方法などによって形成される。
【0037】
図9または図10に示すペルチェモジュールとすることで、ペルチェ素子1、1の両側に、電極2を設け、電極2を狭持するように上側基板3および下側基板4を取り付けたのち、ハンダ8によりハンダ付けして電流供給用電極52、53を設ける方法により製造することが可能なものとなる。
【0038】
図12は、本発明のペルチェモジュールの他の例の要部を側面からみた概略図である。
このペルチェモジュールが、図4に示すペルチェモジュール10と異なるところは、電流供給用電極51が、下側基板4の電極2側から下側基板4を貫通して、下側基板4の外側の面よりも下まで延びて形成されたところである。
このようなペルチェモジュールとすることで、電流供給用電極51を放熱側である下側基板4側での放熱部材としても利用することができ、熱効率のよいペルチェモジュールとすることできる。
【0039】
本発明のペルチェモジュールでは、図12に示すペルチェモジュールのように、電流供給用電極51を放熱部材として利用するものとしてもよいが、図13に示すペルチェモジュールの電流供給用電極51に放熱フィン16を取り付けて、放熱特性をより一層向上させてもよい。
【0040】
また、本発明のペルチェモジュールでは、図4に示すペルチェモジュール10のように、電流供給用電極5を、下側基板4の電極2側から上側基板3の上面よりも上の位置まで延びて形成されたものとしてもよいが、電流供給用電極5の端面5aの位置は、上側基板3の外側の面と同じ位置としてもよいし、図14に示すように、電流供給用電極の端面上方に上側基板33が設けられていない場合には、上側基板3の外側の面より下側基板4に近い位置としてもよい。
【0041】
また、本発明のペルチェモジュールでは、電流供給用電極5を、Al23やSiO2などのセラミクス材などからなる芯材の周囲に、Cu、Cu−W、Alな どの導電性材料を被覆し、その周囲をNiを用いて2μm程度の厚さで被覆したのち、さらにAuを用いて0.05μm程度の厚さで被覆して形成したものとしてもよく、とくに限定されない。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のペルチェモジュールにおいては、電流供給用電極は、一方の基板の前記電極が配置された側の内面から少なくとも他方の基板の外側の面まで延びて形成されたものであるため、電流供給用電極の端面は、ワイヤボンディング配線によって電源と接続することができ、光通信用モジュールなどに据え付ける場合の配線作業の自動化に対応可能なものとなる。したがって、配線作業に要する時間を短縮することができる。
【0043】
また、本発明のペルチェモジュールにおいては、電流供給用電極は、一方の基板の前記電極が配置された側の内面から一方の基板を貫通し、少なくとも前記一方の基板の外側の面まで延びて形成されものであるため、電流供給用電極の端面は、ワイヤボンディング配線によって電源と接続することができ、光通信用モジュールなどに据え付ける場合の配線作業の自動化に対応可能なものとなる。したがって、配線作業に要する時間を短縮することができる。
【0044】
また、本発明の光通信用モジュールは、上記のペルチェモジュールを備えたものであるので、ペルチェモジュールを据え付ける場合の配線作業の自動化が可能で、リードの断線や剥離が発生しない信頼性の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光通信用モジュールの一例の要部を示した斜視図である。
【図2】 図1に示した光通信用モジュールのA−A断面図である。
【図3】 図1に示した光通信用モジュールの要部を側面から見た概略図である。
【図4】 図1に示した光通信用モジュールに備えられたペルチェモジュールの一例の要部を側面からみた概略図である。
【図5】 図4に示したペルチェモジュールを上方から見た平面図である。
【図6】 図4および図5に示したペルチェモジュールの製造工程の一例を説明するための図である。
【図7】 本発明のペルチェモジュールの他の例を上方から見た平面図である。
【図8】 本発明のペルチェモジュールの他の例を上方から見た平面図である。
【図9】 本発明のペルチェモジュールの他の例の要部を側面から見た概略図である。
【図10】 本発明のペルチェモジュールの他の例の要部を側面から見た概略図である。
【図11】 図10に示したペルチェモジュールの電流供給用電極を形成する方法を説明するための図である。
【図12】 本発明のペルチェモジュールの他の例の要部を側面から見た概略図である。
【図13】 本発明のペルチェモジュールの他の例の要部を側面から見た概略図である。
【図14】 本発明のペルチェモジュールの他の例の要部を側面から見た概略図である。
【図15】 従来のペルチェモジュールを備えた光通信用モジュールの一例の要部を側面から見た概略図である。
【図16】 図15に示した光通信用モジュールに備えられたペルチェモジュールの一例の要部を側面から見た概略図である。
【図17】 本発明のペルチェモジュールの他の例の要部示す概略斜視図である。
【図18】 本発明のペルチェモジュールの他の例の要部示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 ペルチェ素子
2 電極
3、31 上側基板
4 下側基板
5、51、52、53 電流供給用電極
5a 端面
5b 側面
6 リード
7 レーザ
8 ハンダ
10、20 ペルチェモジュール
11 断熱材
12 切り欠き
13、14 治具
13a 切り欠き部
15 ワイヤー
16 放熱フィン
17 孔
18 ハンダ付けしろ
19 電流供給用電極材料
19a 長部
19b 短部
31a 縁部

Claims (12)

  1. 複数のペルチェ素子と、前記ペルチェ素子を電気的に直列接続するために前記各ペルチェ素子の両端にそれぞれ配置された電極と、前記電極を介して前記複数のペルチェ素子を狭持するように配置された一対の基板と、前記電極に電流を供給するための電流供給用電極とからなるペルチェモジュールにおいて、
    前記電流供給用電極は、一方の基板の前記電極が配置された側の内面から少なくとも他方の基板の外側の面まで延びて形成され
    前記電流供給用電極の端面は、ワイヤボンディング配線によって電源と接続されていることを特徴とするペルチェモジュール。
  2. 複数のペルチェ素子と、前記ペルチェ素子を電気的に直列接続するために前記各ペルチェ素子の両端にそれぞれ配置された電極と、前記電極を介して前記複数のペルチェ素子を狭持するように配置された一対の基板と、前記電極に電流を供給するための電流供給用電極とからなるペルチェモジュールにおいて、
    前記電流供給用電極は、一方の基板の前記電極が配置された側の内面から少なくとも他方の基板の外側の面まで延びて形成され、
    前記電流供給用電極は、前記他方の基板と接触しないことを特徴とするペルチェモジュール。
  3. 前記電流供給用電極は、芯材の周囲に導電性材料を被覆して形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2にペルチェモジュール。
  4. 前記電流供給用電極の側面は、断熱材で被覆されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のペルチェモジュール。
  5. 電源と接続された前記端面は、断熱材で被覆されていることを特徴とする請求項1に記載のペルチェモジュール。
  6. 前記電流供給用電極は、前記他方の基板に形成された孔を貫通した状態で、前記他方の基板に保持されていることを特徴とする請求項1に記載のペルチェモジュール。
  7. 前記電流供給用電極は、前記他方の基板に形成された切り欠きに嵌合した状態で、前記他方の基板に保持されていることを特徴とする請求項2に記載のペルチェモジュール。
  8. 前記電流供給用電極は、前記他方の基板の外側の面から一方の基板と反対方向に延びて形成され、
    前記電流供給用電極の端面には、フィンが取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載のペルチェモジュール。
  9. 複数のペルチェ素子と、前記ペルチェ素子を電気的に直列接続するために前記各ペルチェ素子の両端にそれぞれ配置された電極と、前記電極を介して前記複数のペルチェ素子を狭持するように配置された一対の基板と、前記電極に電流を供給するための電流供給用電極とからなるペルチェモジュールにおいて、
    前記電流供給用電極は、一方の基板の前記電極が配置された側の内面から一方の基板を貫通し、少なくとも前記一方の基板の外側の面まで延びて形成され
    前記電流供給用電極の端面は、ワイヤボンディング配線によって電源と接続されていることを特徴とするペルチェモジュール。
  10. 前記電流供給用電極は、前記一方の基板の外側の面から他方の基板と反対方向に延びて形成され、
    前記電流供給用電極の端面には、フィンが取り付けられていることを特徴とする請求項に記載のペルチェモジュール。
  11. 前記一方の基板側が放熱側であり、前記他方の基板側が吸熱側であることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれかに記載のペルチェモジュール。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれかに記載のペルチェモジュールを備えたことを特徴とする光通信用モジュール。
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