JP4293896B2 - 外壁の開口部周縁の気密断熱構造 - Google Patents

外壁の開口部周縁の気密断熱構造 Download PDF

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本発明は、外壁に形成される開口部の構造に関し、特に、開口部の周縁の気密断熱層と外壁に設けた気密断熱層とを気密性を保持して連続させる際の施工を容易にすることが出来る開口部周縁の気密断熱構造に関するものである。
住宅を含む建物には外壁が形成され、該外壁には窓や出入口を構成する開口部が形成される。窓に対応する開口部の周縁にはサッシ枠が設置され、このサッシ枠に障子が設けられる。また出入口に対応する開口部の周縁にはドア枠が設置され、このドア枠にドアが設けられるのが一般的である。
また冷暖房の効率を高めるために外壁の屋内側には全面にわたって断熱材が設けられ、且つ外壁に沿って通気層が形成されるのが一般的である。また通気層と室内との間で空気の流通があると断熱性や通気性及び防露性が損なわれるため、通気層と断熱層との間では気密処理がなされるのが一般的である。
通常、気密処理は気密材と気密材を気密テープで接続することで行われる。特に、開口部に於いて、気密シートと額縁(気密材として機能する)を気密接続するにあたり、気密テープを折り曲げることなく平面状に貼るための補助材を額縁に設けることが行われている(例えば特許文献1参照)。
外壁に形成された窓に対応する開口部にサッシを取り付ける一般的な構成は、開口部に対応させて、一対の縦フレームと一対の横フレームとを組み合わせて固定することで井桁状に形成された開口パネルを配置し、サッシ枠を構成する縦枠を縦フレームに、横枠を横フレームに対向させ、これらをボルト,ナット等の取付部品からなる複数のアンカーを介して夫々対応する部材に固定することで取り付けられている。また開口パネルには、横フレームの一方の片が縦フレームから前方(屋外側)に突出して配置されており、この突出した片にサッシ枠の横枠が接触して取り付けられるものもある。
特開2001−280010号公報
住宅を設計する場合、外壁を軽量気泡コンクリートパネルによって構成した場合であっても、開口部に設置されるサッシ枠やドア枠を含む枠体の外壁の厚さ方向に対する位置(外壁に対する奥行き方向の出入り)は、断熱材の施工に対しては特別な考慮が払われていないのが一般的である。この結果、開口部に設置されるサッシ枠やドア枠の位置は建物の外観意匠的な面から検討されることとなり、特に軽量気泡コンクリートパネルからなる外壁を有する建物では、壁の厚さを強調するために外壁の奥側に引っ込んだ位置に配置されるようになっている。
このため、開口部に設置されるサッシ枠,ドア枠の屋内側の面が外壁の屋内側の面よりも更に屋内側に配置されることとなり、開口部を含む外壁の屋内側の面に断熱材を取り付ける際に、上記枠体に対応する部分では断熱材を変形させたり切り欠いたりするなどの手間を掛ける必要が生じ、施工手間がかかるという問題や、枠体に対応する部位の断熱性及び気密性を低下させる原因となってしまうという問題が生じている。
また開口部に設置されるサッシ枠が複数のアンカーを介して開口パネルの縦フレームと横フレームとに固定されるため、これらの部材やアンカーが気密断熱材を分断したり、熱橋になって熱損失を増大させるという問題があり、且つ開口パネルの横フレームが外壁の開口部側への突出片を有するため気密断熱材の施工に支障を来すという問題がある。
本発明の目的は、開口部を含む外壁の屋内側に於ける気密性を有する断熱材の配置形状を単純化することによって、設置作業を容易とし且つ断熱性や気密性を低下させることがなく、更に、サッシ枠から開口パネルへの熱伝達を可及的に小さくすることが出来る外壁の開口部周縁の気密断熱構造を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る外壁の開口部周縁の気密断熱構造の基本構成は、軽量気泡コンクリートパネル(以下「ALCパネル」という)からなる外壁に形成された開口部周縁の気密断熱の構造であって、前記開口部の周辺に枠体を設置し該枠体の屋内側の面と外壁の屋内側の面を略等しい面とすると共に、外壁の屋内側に配置された気密性と断熱性とを有する板状の気密断熱材を該枠体の屋内側まで延長して、該気密断熱材の端面を該枠体に当接、または該枠体を支持する縦フレームに当接し、該当接部に気密テープを貼り付けて気密処理したものである。
また枠体が、外壁に形成された開口部に対応させて配置した一対の縦フレームで支持される場合、前記枠体の屋内側の面と外壁の屋内側の面を略等しい面とし、前記縦フレームに於ける枠体を構成する上下枠と対応する位置に取付金具を固定し、該取付金具に枠体の屋内側の面に於ける隅部を取り付けることが好ましい。
上記外壁の開口部周縁の気密断熱構造に於いて、外壁の屋内側に配置された気密断熱材が枠体を構成する上下枠及び取付金具まで延長されていることが好ましく、特に、取付金具は直角に配置された二つの片を有し、一方の片は予め縦フレームに固定されており、他の片に枠体の屋内側の面が取り付けられるものであることが好ましい。
本発明に係る外壁の開口部周縁の気密断熱構造の他の構成は、軽量気泡コンクリートパネルからなる外壁に形成された、周辺に枠体が設置され該枠体の屋内側で該枠体と外壁にまたがって柱が存在する開口部周囲の気密断熱構造であって、該枠体の柱と対向する位置に気密性と断熱性とを有する板状の気密断熱材を配置すると共に、該気密断熱材と外壁の屋内側に配置された気密性と断熱性とを有する板状の気密断熱材とを接続して連続した断熱層を形成し、外壁の屋内側に配置された気密断熱材の端部を柱に当接し該当接部に気密テープを貼り付けるとともに、該枠体または該枠体を支持する縦フレームと柱との接続部に気密テープを貼り付けて気密処理したものである。
上記外壁の開口部周縁の気密断熱構造では、外壁をALCパネルによって構成することで該外壁の厚さをALCパネルの厚さとして確保することが出来る。このため、外壁に形成された開口部に枠体を配置し、外壁の屋内側に配置された気密断熱材を延長することで枠体の屋内側に気密断熱材を配置することが出来る。従って、外壁から開口部の屋内側にかけて連続した気密断熱層を形成することが出来る。
特に、外壁に形成された開口部に対応させて配置した一対の縦フレームに於ける枠体の上下枠と対応する位置に固定した取付金具を利用して枠体を取り付けることによって、従来の枠体を取り付ける開口パネルの横フレームを削除することが出来、従来の取付構造と比較して熱橋となる部分を可及的に小さくすることが出来る。
そして、外壁の屋内側に配置された気密断熱材を枠体を構成する上下枠及び取付金具まで延長することによって、該気密断熱材を枠体の屋内側の面に容易に配置することが出来る。
また取付金具が直角に配置された縦フレームに固定された片と、枠体の上下枠に於ける屋内側の面を取り付ける片とを有するため、枠体縦フレームに対する取付作業を容易に行うことが出来、且つ枠体に於ける取付金具に対応する面以外の屋内側の面に気密断熱材を配置することが出来る。
また、枠体を配置した開口部の屋内側に、枠体と外壁とにまたがって柱が存在し、外壁の屋内側に配置した気密断熱材を開口部側に延長し得ない場合、該柱に外壁の屋内側に配置した気密断熱材を気密接続し、枠体の柱と対向する位置に気密断熱材を配置し、更に、柱と枠体の間を気密接続することで連続した気密断熱層を形成することが出来る。
以下、上記外壁の開口部周縁の気密断熱構造の好ましい実施形態について説明する。本発明に係る外壁の開口部周縁の気密断熱構造は、ALCパネルを用いて構成した外壁の屋内側の面と、外壁に形成された開口部に設置された枠体の屋内側の面とを連続した気密断熱層を形成するための構造である。
外壁を構成するALCパネルの構成を限定するものではなく、所謂オートクレイブドライトウエイトコンクリート(ALC)パネルや、発泡セラミック(PALC)パネル等を用いることが可能である。またALCパネルの厚さは、目的の建物の設計段階で設定されるものであり、特に限定するものではない。通常の住宅では、約75mm,100mm程度の厚さを持ったALCパネルを用いるのが一般的である。
開口部に設置される枠体としては、サッシ枠,サッシとシャッターを一体化させた枠体,ドア枠等があり、外壁に形成された開口部の目的に対応させて最適なものを選択して設置することが可能である。従って、開口部の大きさも一義的に設定されるものではなく、開口部の目的に対応した最適な幅寸法と高さ寸法を持って形成される。
後述するように、上記枠体のうちサッシ枠はALCパネルの厚さに納まることが可能である。しかし、サッシとシャッターを一体化させた枠体(以下「シャッター枠」という)及びドア枠は、ALCパネルの厚さに納まらないことがある。この場合、シャッター枠では、シャッター枠の屋内側の面を外壁の屋内側の面と略等しい面とすることで、シャッターレール側が外壁の屋外側に突出することがあるが、意匠的に問題となることはない。またドア枠の場合には、該ドア枠の屋外の面を外壁の屋外側の面と略等しくすることで良い。
気密断熱材としては板状の断熱材、特に発泡プラスチック系の断熱材を用いることが好ましい。このような発泡プラスチック系の断熱材としては硬質ウレタンフォームやフェノール樹脂発泡体がある。特に、フェノール樹脂発泡体としては、本件出願人が開発して国際公開WOー00−1761号公報に開示した技術があり、現在ネオマフォーム(登録商標)として提供しているものが気密断熱性能共にすぐれており好ましい。
上記フェノール樹脂発泡体は、フェノール樹脂基体部と、多数の微細気泡からなる気泡部と、を有する密度が10kg/m3〜100kg/m3のフェノールフォームであり、前記微細気泡が炭化水素を含有し且つ平均気泡径が5μm〜200μmの範囲にあり、大部分の微細気泡の気泡壁が滑らかなフェノール樹脂基体面で構成されている。そして発泡材が炭化水素であるにも関わらず、従来のフロン発泡剤と遜色のない熱伝導率を持ち且つ熱伝導性の経時的な変化もなく、圧縮強度等の機械的強度に優れ、脆性が改善されている。
上記フェノール樹脂発泡体では、高い断熱性と気密性を有し、且つこれらの性能を長期間維持し得る性質を有している。フェノール樹脂発泡体に於ける断熱性は、気泡径が5μm〜200μmの範囲、好ましくは10μm〜150μmと小さく、且つ独立気泡径を80%以上と高く保持することによって確保することが可能である。またフェノール樹脂発泡体は高い耐燃焼性を有しており、火炎が作用したとき、表面が炭化することで着火することがなく、且つガスが発生することがない。
例えば、フェノール樹脂発泡体の密度を27kg/m3に設定した場合、20℃に於ける熱伝導率は0.02W/m・Kであり、圧縮強さは15N/cm2、熱変形温度は200℃である。前記フェノール樹脂発泡体の性能は、押出発泡ポリスチレン3種が熱伝導率;0.028W/m・K、圧縮強さ;20N/cm2、熱変形温度80℃であることや、硬質ウレタンフォーム2種が熱伝導率;0.024W/m・K、圧縮強さ;8N/cm2、熱変形温度100℃であることと比較して充分に高い性能を有する。
このため、フェノール樹脂発泡体からなる断熱材では、従来の押出発泡ポリスチレンや硬質ウレタンフォームの約2/3程度の厚さで略同等の断熱性能を発揮することが可能である。
またフェノール樹脂発泡体は比較的脆い材料であるため、少なくとも片面にクラフト紙や不織布からなる保護層を設けるのが一般的である。特に、本件出願人が開発して特許出願している特開11−198332号公報に開示されたフェノール樹脂発泡体積層板は、保護層を形成する不織布を改良することによって接着性能を向上させたものであり、この不織布によってフェノール樹脂発泡体の強度を改善して、強度,断熱性共に優れた建築用断熱材料として提供されるものである。
開口部に設置される枠体がサッシ枠である場合、このサッシ枠は開口部に対向して配置され、両端部分が躯体を構成する上下の梁に固定される一対の縦フレームによって支持される。
縦フレームは開口部に設置されるサッシを支持するのに必要な強度を発揮し得るものであれば良く、構造や材質を限定するものではない。しかし、屋外側(ALCパネル側)の面がサッシ枠の屋内側の面と対向することから該面は平坦な面であることが好ましく、また一対の縦フレームが対向する面にはサッシ枠を取り付ける取付金具が固定されることから該面も平坦な面であることが好ましい。従って、縦フレームとしては山形材、或いは溝形材を用いることが好ましい。
取付金具はサッシ枠を縦フレームに取り付けるための金具であり、縦フレームに固定される固定片と、サッシ枠を取り付ける取付片との二片を有して構成されている。この取付金具は、開口部に取り付けたサッシに作用する力を支持するのに充分な剛性と強度を有することが必要であり、所定の肉厚を持った鋼材からなる山形の部材として、或いは固定片に対する取付片の撓みを防止するための補強片を有する部材として構成されることが好ましい。
次に、本発明に係る外壁の開口部周縁の気密断熱構造の好ましい実施例について図を用いて説明する。図1は第1実施例に係る開口部周縁の気密断熱構造の全体構成を説明する図である。
先ず、図1により第1実施例に係る開口部周縁の気密断熱構造を説明する。尚、同図(a)は開口部Aの平断面図であり、同図(b)は開口部Aの縦断面図である。
図に於いて、多数のALCパネル1を配置して構成した外壁Bに、窓,シャッター付窓或いはドア等を設置するための開口部Aが形成されている。開口部Aの周縁には、該開口部Aに配置される窓,シャッター付窓,ドア等を取り付けるための枠体2が設置され、所定の構造で図示しない躯体に固定されている。
枠体2は、縦方向に配置された一対の縦枠2aと、縦枠2aを横方向に連結して配置された上部横枠2b,下部横枠2cとを有して構成されており、夫々の枠2a〜2cは取り付けるべき部材(障子,障子及びスラット,ドア等)に応じた形状を持って形成されている。
外壁Bの屋内側の面(ALCパネル1の屋内側の面1a)には、比較的に薄く且つ幅の狭い板状の気密断熱材からなるスペーサー3が所定の間隔を持って(ALCパネル1の継目に対応して)配置されており、且つ全面にわたって比較的に厚い板状の気密断熱材(以下単に「断熱材」という)4が配置されている。このため、ALCパネル1と断熱材4との間にはスペーサー3の厚さに対応した空間5が形成され、この空間5が外壁Bに沿った通気層としての機能を発揮する。
開口部Aに設置した枠体2の屋内側に木枠6が設けられている。この木枠6は枠体2を構成する各枠2a〜2cと略一致して且つ並行に枠材6a〜6cが配置され、各枠材が互いに組み合わせられることによって、開口部Aの屋内側の面と位置を規定し得るように構成されている。特に、木枠6を構成する枠材6a〜6cが枠体2を構成する各枠2a〜2cに設けた支持部2dと接触する。更に、木枠6の屋内側の端部には、内装材7が取り付けられている。
外壁Bの屋内側に配置された断熱材4は外壁Bと開口部Aとの境界を越えて開口部A側に延長され、端面が枠体2を構成する各枠2a〜2cの屋内側に延長され、そして木枠6を構成する各枠材6a〜6cと当接している。また枠体2を構成する各枠2a〜2cと断熱材4との当接部に沿って気密テープ8を貼り付けることで気密処理されている。
上記の如く構成された開口部Aでは、断熱材4は外壁Bの屋内側から直接延長されて、開口部Aに設置された枠体2の屋内側に配置されることとなる。このため、開口部Aに設置された枠体2の屋内側の断熱材の施工が単純化され、気密断熱処理のための作業が容易となる。
次に、第2実施例に係る開口部Cの構造について説明する。図2は第2実施例に係る開口部Cの平断面図を示し、開口部にサッシ枠を設置した場合の構造を説明する図である。図3は開口部の縦断面図である。図4は取付金具を介してサッシ枠を縦フレームに取り付けた状態を模式的に説明する斜視図である。図5は取付金具の他の例を説明する図である。尚、図に於いて、前述の第1実施例と同一の部分及び同一の機能を有する部分には同一の符号を付して説明を省略する(以下同じ)。
本実施例は開口部Cにサッシを設置する場合に好ましい構造である。開口部Cの構造を説明するのに先立って、図4,図5によりサッシ枠10を縦フレーム9aに取り付ける構造の例と、取付金具の例を説明する。
サッシ枠10は、一対の縦サッシ枠10aと、縦サッシ枠10aを横方向に接続する上部横サッシ枠10bと下部横サッシ枠10cと、を有して構成されており、各サッシ枠10a〜10cを互いに接続して構成されている。各サッシ枠10a〜10cを構成する部材は夫々断面形状が略四角形の中空材として形成されており、これにより、屋内側に平坦な面があり、且つ高い剛性を発揮することが可能である。
図4に示すように、一対の縦フレーム9aは、目的の開口部Cに対応して配置され、各縦フレーム9aの上端部分が上部の梁31の下フランジ31aに固定(図3参照)されると共に下端部分が図示しない下部の梁に固定されることで躯体に取り付けられる。
縦フレーム9aの所定位置、即ち、サッシ枠10を開口部Cに配置したとき、該サッシ枠10の上部横サッシ枠10bと対応する位置、及び下部横サッシ枠10cと対応する位置に、取付金具40が固定されている。この取付金具40は、風等によってサッシに作用する横荷重を支持する機能を有し、充分な剛性と強度を有する。このため、取付金具40は、固定片40aと取付片40bをL字型に形成して構成されており、固定片40aが縦フレーム9aに固定され、取付片40bにサッシ枠10の上部横サッシ枠10b,下部横サッシ枠10cの両端部が取り付けられている。
取付金具40の固定片40aを縦フレーム9aに固定する手段は特に限定するものではなく、ボルト,ナットを利用して、或いは溶接やリベットを利用して固定することが可能である。また取付片40bのサッシ枠10の上下横サッシ枠10b,10cを取り付ける手段も特に限定するものではない。本実施例では、ボルト41aとナット41b(図3参照)を利用して取り付けている。
特に、取付片40bの寸法は、サッシ枠10の上下横サッシ枠10b,10cを取り付ける際に用いるボルト41aの数と、該ボルト41aを締結する作業が容易に行える程度の長さと幅があれば良く、充分に小さい。このため、サッシ枠10からの熱の損失を可及的に小さくすることが可能となる。
次に、図5に示す取付金具43は鋼板をプレス成形して構成したものであり、縦フレーム9aに固定するための固定片43aと、固定片43aから直交方向に配置されサッシ枠10を取り付ける取付片43bと、取付片43bから固定片43a側に直角に屈折した補強片43cと、を有して構成されている。特に、補強片43cの固定片43a側は固定片43aに対応する位置で屈折して固定片43aの延長線上に配置された延長固定片43dとして構成されている。
取付片43bの所定位置には複数のボルト穴44が形成されている。また固定片43aには特別な穴は形成されず、縦フレーム9aに固定する際には溶接或いは図示しないリベットを用いるように構成されている。
上記の如く構成された取付金具43では、補強片43cが固定片43aと取付片43bの間に直角に配置されているため、サッシ枠10から取付片43bに力が作用したときにこの力に対抗することが可能となり、取付片43bの撓みを防止することが可能である。尚、本実施例では、各片43a〜43dをプレス加工して形成したが、必ずしもこの例に限定されるものではなく、L字型に形成した取付金具の固定片と取付片に補強片を溶接しても良いことは当然である。
次に、図2,図3により、前述した取付金具43を用いてサッシ枠10を縦フレーム9aに取り付けると共に開口部Cに配置した開口部構造について説明する。図に示すように、サッシ枠10は、一対の縦サッシ枠10aと、縦サッシ枠10aを横方向に接続する上部横サッシ枠10bと下部横サッシ枠10cと、を有して構成されており、各サッシ枠10a〜10cを互いに接続して構成されている。
対の縦フレーム9aは上端部が梁31の下フランジ31aに固定され、下端部は図示しない梁に固定されている。縦フレーム9aの所定位置、即ち、開口部Cに設置されるサッシ枠10の上部横サッシ枠10bと下部横サッシ枠10cと対応する位置には、夫々取付金具43が固定されている。
サッシ枠10の各横サッシ枠10b,10cは、取付金具43の取付片43bに対向して配置されると共にボルト41a,ナット41bによって取り付けられている。即ち、サッシ枠10は、上下左右の四隅のみで開口パネル9に取り付けられることとなり、両者の接触面積は取付金具43の取付片43bの面積となる。このため、熱橋の面積を減少させることが可能となる。特に、サッシ枠10の縦フレーム9aに対する取り付けが四隅のみとなるため、取付構造が極めて簡単となり、これに伴って各横サッシ枠10b,10cに対する断熱材4の取付施工が容易となる。この結果、開口部Cの気密断熱性をより向上させることが可能となる。
開口部Cの屋内側に木枠6が設けられており、サッシ枠10を構成する各サッシ枠10a〜10cに設けた支持部10dが木枠6を構成する枠材6a〜6cと接触している。
サッシ枠10を構成する各サッシ枠10a〜10cの屋内側には、予め比較的に厚い断熱材11が配置されると共に、各サッシ枠10a〜10cと断熱材11とが一体化されている。断熱材11の厚さは限定するものではないが、サッシ枠10の厚さとALCパネル1の厚さとに応じて適宜設定することが可能である。また本実施例では断熱材11は必須ではなく、この断熱材11がなくとも断熱性能に支障をきたすことはない。
サッシ枠10は屋内側の面が、外壁Bを構成するALCパネル1の屋内側の面1aと略等しくなるように設置されている。このため、サッシ枠10の厚さとALCパネル1の厚さとの関係で、サッシ枠10の屋外側の面が外壁Bの屋外側の面と同一にならないこともある。しかし、サッシ枠10と外壁Bとの屋外側の面が同一面にならなくとも、屋内側の面が略同一であれば本発明の目的を達成することが可能である。
サッシ枠10の屋外側であってALCパネル1との間隙にはシーリング材12が充填され、雨水の浸入を防止し得るように構成されている。
外壁Bを構成するALCパネル1の屋内側にはスペーサー3を介して断熱材4が配置され、該断熱材4が開口部Cに設置したサッシ枠10の縦サッシ枠10aに対向して配置された縦フレーム9aに当接するまで延長されている。また延長された断熱材4の端部と縦フレーム9aとの当接部、及びサッシ枠10の縦サッシ枠10aと縦フレーム9aとの交叉部には、夫々気密テープ8が貼り付けられて気密処理されている。
上記の如く構成された開口部Cでは、断熱材4は外壁Bの屋内側から直接延長されて、開口部Cに設置されたサッシ枠10の屋内側に配置されることとなる。このため、開口部Cに設置されたサッシ枠10の屋内側の断熱材の施工が単純化され、気密断熱処理のための作業が容易となる。
次に、図6により第3実施例に係る開口部Dの構成について説明する。尚、同図は開口部Dの縦断面図であり、開口部Dと該開口部Dの上部に配置されたシャッターボックス15eを示すものである。
図に於いて、開口部Dにはサッシとシャッターとが一体化されたシャッター枠15が設置されている。このシャッター枠15は、図示しない一対の縦シャッター枠と、縦シャッター枠を接続する上部シャッター枠15b及び図示しない下部シャッター枠とを有して構成されており、各シャッター枠には障子用のレールとシャッターを構成するスラットのレールとが設けられている。
シャッター枠15bの上部にはスラットを収容するシャッターボックス15eが一体的に設けられており、縦横のシャッター枠及びシャッターボックス15eの屋内側の面は同一面として構成されている。そしてシャッター枠15の屋内側、従ってシャッターボックス15eの屋内側の面が外壁Bを構成するALCパネル1の屋内側の面と略同一となるように配置されて開口部Dに設置されている。
また開口部Dに設置されたシャッター枠15に於ける障子部分に対応して木枠6が設けられており、該木枠6の端部が支持部15dによって支持されている。このため、シャッターボックス15eは開口部Dの上部に於いて屋内に露出することとなる。
外壁Bを構成するALCパネル1の屋内側の面1aにはスペーサー3を介して断熱材4が配置されている。この断熱材4は、ALCパネル1に沿って配置されると共に開口部Dに延長されて端部が木枠6と当接し、該当接部或いはシャッターボックス15eとの接続部に気密テープ8が貼り付けられて気密処理されている。従って、断熱材4はALCパネル1の屋内側の面からシャッターボックス15eの屋内側の全面にわたって対向している。
シャッターボックス15eが開口部Dの上部に配置されることから、該シャッターボックス15eの上方に建物の躯体を構成する梁31が位置する。このため、梁31に対応して設けたALCパネル1の屋内側に配置された断熱材4を、梁316の下フランジ31aに当接させると共に該下フランジ31aに取り付けた断熱材17と接触し、接触部位に気密テープ8が貼り付けられている。
上記の如く構成された開口部Dでは、断熱材4は外壁Bの屋内側から直接延長されて、開口部Dに設置されたシャッター枠15の屋内側に配置されることとなる。このため、開口部シャッターに設置されたシャッター枠15の屋内側の断熱材の施工、特に、シャッターボックス15eの屋内側の施工が単純化され、気密断熱処理のための作業が容易となる。
次に、図7により第4実施例に係る開口部Eの構成について説明する。この開口部Eは前述した第2実施例の開口部Cの構成と略同一であるが、外壁Bと開口部Eとにのぞむ位置に躯体を構成する柱32が存在する点で異なるものである。
図に於いて、開口部Eの周縁を構成するALCパネル1の端部は柱32の中心と略一致する位置に設定されている。柱32と対向するALCパネル1の屋内側の端部にはスペーサー3が設けられており、該スペーサー3が断熱材としての機能を発揮し得るようになっている。
また開口部Eに設置されるサッシ枠10を構成する各サッシ枠(縦サッシ枠10a,上部サッシ枠10b,下部サッシ枠10c)の屋内側の面には予め断熱材11が取り付けられている。従って、開口部Eにサッシ枠10を設置したとき、該サッシ枠10の屋内側に設けた断熱材11は、ALCパネル1の開口部Eの周縁に沿って設けたスペーサー3と当接或いは接触することで断熱層が連続し得るように構成されている。
外壁Bの屋内側に配置された断熱材4は、柱31と当接すると共に当接部に気密テープを貼り付けて気密処理されている。またサッシ枠10の屋内側の面に設けた断熱材11と縦フレーム9aとの接続部、及び縦フレーム9aと柱31の屋内側の対向部には、夫々気密テープ8が貼り付けられて気密処理されている。
上記の如く構成された開口部Eでは、外壁Bの屋内側の断熱材4は、スペーサー3を介してサッシ枠10の屋内側に設けた断熱材11と接続されて連続した断熱層を形成することが可能である。また断熱材4と柱32との当接部、サッシ枠10と縦フレーム9aとの接続部、縦フレーム9aと柱32との屋内側を夫々気密テープ8によって気密処理することで、柱32を介して連続した気密層を形成することが可能である。
本発明に係る開口部周縁の気密断熱構造は、開口部配置したサッシ枠10,シャッター枠15,ドア枠20の裏面に気密断熱材を配置して断熱性と気密性を向上させることが可能であり、高い断熱性と気密性を実現した住宅に適用することが可能である。
第1実施例に係る開口部周縁の気密断熱構造の全体構成を説明する図である。 第2実施例に係る開口部Cの平断面図を示し、開口部にサッシ枠を設置した場合の構造を説明する図である。 開口部Cの縦断面図である。 取付金具を介してサッシ枠を開口パネルに取り付けた状態を模式的に説明する斜視図である。 取付金具の他の例を説明する図である。 第3実施例に係る開口部周縁の気密断熱構造を示し、開口部にシャッター枠を設置した場合の構造を説明する図である。 第4実施例に係る開口部周縁の気密断熱構造を示し、開口部と外壁とにまたがって柱が存在する場合の構造を説明する図である。
A,C〜F 開口部
B 外壁
1 ALCパネル
1a 面
2 枠体
2a 縦枠
2b 上部横枠
2c 下部横枠
2d 支持部
3 スペーサー
4 断熱材
5 空間
6 木枠
6a〜6c 枠材
7 内装材
8 気密テープ
9a 縦フレーム
10 サッシ枠
10a 縦サッシ枠
10b 上部横サッシ枠
10c 下部横サッシ枠
10d 支持部
11 断熱材
12 シーリング材
15 シャッター枠
15b 上部シャッター枠
15d 支持部
15e シャッターボックス
17 断熱材
40,43 取付金具
40a,43a 固定片
40b,43b 取付片
41a ボルト
41b ナット
43c 補強片
43d 延長固定片
44 ボルト穴

Claims (5)

  1. 軽量気泡コンクリートパネルからなる外壁に形成された開口部周囲気密断熱構造であって、前記開口部の周辺に枠体を設置し該枠体の屋内側の面と外壁の屋内側の面を略等しい面とすると共に、外壁の屋内側に配置された気密性と断熱性とを有する板状の気密断熱材を該枠体の屋内側まで延長して、該気密断熱材の端面を該枠体に当接、または該枠体を支持する縦フレームに当接し、該当接部に気密テープを貼り付けて気密処理することを特徴とする外壁の開口部周縁の気密断熱構造。
  2. 前記枠体が、外壁に形成された開口部に対応させて配置された一対の縦フレームで支持される場合、記縦フレームに於ける枠体を構成する上下枠と対応する位置に取付金具を固定し、該取付金具に枠体の屋内側の面に於ける隅部を取り付けることを特徴とする請求項1に記載した外壁の開口部周縁の気密断熱構造。
  3. 外壁の屋内側に配置された気密断熱材が枠体を構成する上下枠及び取付金具まで延長されていることを特徴とする請求項2に記載した外壁の開口部周縁の気密断熱構造。
  4. 前記取付金具は直角に配置された二つの片を有し、一方の片は予め前記縦フレームに固定されており、他の片に枠体の屋内側の面が取り付けられるものであることを特徴とする請求項2又は3に記載した外壁の開口部周縁の気密断熱構造。
  5. 軽量気泡コンクリートパネルからなる外壁に形成された、周辺に枠体が設置され該枠体の屋内側で該枠体と外壁にまたがって柱が存在する開口部周囲の気密断熱構造であって、 該枠体の柱と対向する位置に気密性と断熱性とを有する板状の気密断熱材を配置すると共に該気密断熱材と外壁の屋内側に配置された気密性と断熱性とを有する板状の気密断熱材とを接続して連続した断熱層を形成し、外壁の屋内側に配置された気密断熱材の端部を柱に当接し該当接部に気密テープを貼り付けるとともに、該枠体または該枠体を支持する縦フレームと柱との接続部に気密テープを貼り付けて気密処理することを特徴とする外壁の開口部周縁の気密断熱構造。
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