JP2019027039A - 建物の天井構造 - Google Patents

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【課題】天井面より下方からの作業で容易かつ見栄えのよい天井を構築することができる建物の天井構造を提供する。【解決手段】第4枠部34側の終端に配置される第2天井パネルユニット6b以外の第1天井パネルユニット6aは、それぞれ天井パネルをパネル受部に支持させるとともに、第3係合部材の一部をユニット係止部によって上方向の動きが規制された状態で、第4枠部34側から第1枠部側に向かってつぎつきにスライドさせて、隣接する天井パネルユニットの係合部材同士を係合させるだけで、天井の大部分を作り上げたのち、終端に配置される第2天井パネルユニット6bを、天井下側からビス固定できるようにした。【選択図】図12

Description

本発明は、たとえば、ポーチ、テラス、カーポート等の屋根が複数の支柱で支持された
建物の天井構造に関する。
天井パネルを、複数並べて天井面を形成する方法として、以下のような方法が既に提案されている(特許文献1参照)。
すなわち、この方法は、図33に示すように、断面L字形をした天井パネル支持用レール100を建物躯体壁(図示せず)に沿って枠状に設けておき、天井パネル200の両側端部を左右の天井パネル支持用レール100の水平部110に受けさせた状態で左右の天井パネル支持用レール100の一側から他側に向かって天井パネル200を先の天井パネル200と端面同士が密着するようにスライドさせる。
そして、一方の天井パネル200の端縁に設けられた第1係合部材300と、他方の天井パネル200の端縁に設けられた第2係合部材400とをつぎつぎに係合させるとともに、天井パネル200と天井パネル200の継ぎ目部分に押さえのための天井パネル保持具500を天井パネル支持用レール100の垂直部400にビス固定する。
以上のように、この方法によれば、天井パネル支持レール100間に掛け渡すだけで、天井パネル200を天井高さ位置に支持することができるとともに、天井パネル200をスライドさせて第1係合部材300と、第2係合部材400とを係合させることによって、天井パネル200と天井パネル200を端面同士が突き合った状態で連結保持することができ、天井を容易且つ見栄えよく施工することができる。
特開2007-120118号公報
しかし、上記先に提案された天井構造の場合、天井パネル200の上方に人が入る作業空間が必要である。
したがって、天井の上に、屋根が既に設けられていて、二重天井構造とするような場合には、上記のような天井構造を採用することができない。
そこで、天井の上に屋根が形成されていて、後から天井を形成するような二重天井構造とする場合には、屋根の下側に、まず、各天井パネルの周縁部を受ける桟材を格子状に取り付けた後、天井パネルの周縁部を桟材に下側からビス留めしているのが現状である。
しかしながら、1枚ずつ天井パネルの周縁部を多数のビスで留めなければならず、作業性が悪いとともに、天井面にビスの頭が露出するため、意匠性の点で問題もある。
本発明は、上記事情に鑑みて、天井面より下方からの作業で容易かつ見栄えのよい天井を構築することができる建物の天井構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明にかかる建物の天井構造(以下、「本発明の天井構造」と記す)は、第1枠部、この第1枠部に直交する第2枠部および第3枠部と、前記第1枠部に平行な第4枠部からなる矩形をして、複数の支柱によって支持された躯体枠部を有し、矩形をした天井パネルと、この天井パネルの端縁に一体化された係合部材を備えた複数の天井パネルユニットが、前記第1枠部側から第4枠部側に向かって少なくとも1列に複数枚並べられるとともに、隣接して配置された天井パネルユニットの係合部材同士が係合して天井パネルが位置決めされている建物の天井構造であって、前記天井パネルの端縁を下方から水平に受ける天井パネル受部と、この天井パネル受部の上方に天井パネル受部に対向して設けられたユニット係止部を備えるユニット支持部が、前記天井パネル受部の上面が同一平面上に配置されるように前記第1枠部、前記第2枠部および第3枠部に沿ってそれぞれ設けられているとともに、前記第2枠部および第3枠部の前記ユニット支持部の第4枠部側の端縁と、第4枠部との間に、前記第4枠部に沿うように配置される終端側天井パネルユニットが入り込む幅の隙間部が形成されていて、前記終端側天井パネルユニット以外の天井パネルユニットは、天井パネルの矩形の少なくともいずれかの1つの辺が前記ユニット支持部の天井パネル受部に支持されるとともに、その辺に設けられた係合部材の少なくとも一部が、前記ユニット係止部に上方向の動きが規制された状態に支持され、前記終端側天井パネルユニットは、天井パネルの第4枠部側端縁に沿って端部固定部を備え、この端部固定部の天井パネルから第4枠部側に張り出して設けられた部分が前記第4枠部側に設けられた固定部に受けられた状態で固定されていることを特徴としている。
本発明の天井構造は、特に限定されないが、終端側天井パネルユニットの端部固定部材が、第4枠部側端縁に沿って天井パネルから第4枠部側に張り出し、上方に凸となる固定溝部を有し、前記固定溝部の上底が、前記第4枠部から張り出すように設けられた固定部にビス止めされ、板状をした蓋本体とこの蓋本体の一側面に設けられた1対の弾性嵌合部を備えた蓋部材が、前記弾性嵌合部が前記固定溝部内に弾性嵌合するとともに、前記蓋本体が、前記固定溝部全体を覆い、蓋本体の下面が前記天井パネルの下面と面一となるように装着されていることが好ましい。
すなわち、上記のような構成とすれば、終端側は、第4枠部側に設けた固定部に固定溝部の底をビス固定することによって、固定できる。すなわち、終端側の天井パネルユニットを固定するだけで、吹き上げなどにより、天井パネルが飛ばないしっかりとした天井を構築することができる。
また、蓋部材の蓋本体によってビス固定部が隠蔽されるので、天井面の意匠性にすぐれている。
本発明の天井構造は、特に限定されないが、終端側天井パネルユニットは、第2枠部および第3枠部に沿う天井パネルの端縁が、前記第2枠部または第3枠部にビス固定した受け部材によって下方から支持されていることが好ましい。
すなわち、終端側天井パネルユニットの、第2枠部および第3枠部に沿う部分を見栄えよくしっかりと支持固定することができる。
本発明の天井構造は、特に限定されないが、横梁材が、隣接する天井パネルユニットの係合部材の係合部上方を臨むように、第2枠部に沿うユニット支持部と、第3枠部に沿うユニット支持部間に掛け渡されていて、各天井パネルユニットの第1枠部側に係合部材に設けられた横梁固定部が、前記横梁材にビス固定されている構成とすることが好ましい。
すなわち、上記のような構成とすれば、天井パネルユニットと天井パネルユニットの接合部において、天井パネルがずれ動かないようにしっかりと固定できるとともに、天井パネルの下方への垂れ下がりを防止できる。
本発明の天井構造は、特に限定されないが、天井パネルユニットが複数列並設されていて、縦梁材が、第2枠部に直交する方向に隣接する天井パネルユニットの係合部材の係合部上方を臨むとともに、一端が横梁材に固定され、他端が隣接する横梁材、第1枠部および第4枠部のいずれかに固定されるとともに、前記第2枠部に直交する方向に隣接する天井パネルユニットのいずれか一方の天井パネルユニットの係合部材に設けられた縦梁固定部が前記縦梁材にビス固定されていることが好ましい。
すなわち、第2枠部に直交する方向に隣接する天井パネルユニットもしっかりとした固定状態とすることができるとともに、天井パネルの下方への垂れ下がりを防止できる。
本発明の天井構造は、特に限定されないが、夏場などの気温が高いときに膨張によって天井パネルと天井パネルとの端面が突き合って天井パネルが湾曲したり、ひずんだり、天井パネルユニットの係合部材の係合に支障が生じたりしないように、各天井パネルユニットを、係合部材の係合状態で、気温20℃の常温に天井パネルと天井パネルとの間に隙間が形成される、係合部材の係合部に伸長方向のあそびが形成されるような構造とすることが好ましい。
なお、上記隙間およびあそびは、天井パネルの材質や大きさ、天井パネルに装着される係合部材の材質や大きさなどに応じて適宜決定される。
本発明の天井構造は、第1枠部、この第1枠部に直交する第2枠部および第3枠部と、前記第1枠部に平行な第4枠部からなる矩形をして、複数の支柱によって支持された躯体枠部を有し、矩形をした天井パネルと、この天井パネルの端縁に一体化された係合部材を備えた複数の天井パネルユニットが、前記第1枠部側から第4枠部側に向かって少なくとも1列に複数枚並べられるとともに、隣接して配置された天井パネルユニットの係合部材同士が係合して天井パネルが位置決めされている建物の天井構造であって、前記天井パネルの端縁を下方から水平に受ける天井パネル受部と、この天井パネル受部の上方に天井パネル受部に対向して設けられたユニット係止部を備えるユニット支持部が、前記天井パネル受部の上面が同一平面上に配置されるように前記第1枠部、前記第2枠部および第3枠部に沿ってそれぞれ設けられているとともに、前記第2枠部および第3枠部の前記ユニット支持部の第4枠部側の端縁と、第4枠部との間に、前記第4枠部に沿うように配置される終端側天井パネルユニットが入り込む幅の隙間部が形成されていて、前記終端側天井パネルユニット以外の天井パネルユニットは、天井パネルの矩形の少なくともいずれかの1つの辺が前記ユニット支持部の天井パネル受部に支持されるとともに、その辺に設けられた係合部材の少なくとも一部が、前記ユニット係止部に上方向の動きが規制された状態に支持され、前記終端側天井パネルユニットは、天井パネルの第4枠部側端縁に沿って端部固定部を備え、この端部固定部の天井パネルから第4枠部側に張り出して設けられた部分が前記第4枠部側に設けられた固定部に受けられた状態で固定されている。
したがって、第4枠部側の終端に配置される最後の一つの天井パネルユニット以外の天井パネルユニットは、それぞれ天井パネルを、天井パネルの矩形のいずれかの辺の下端部が天井パネル受部に支持されるとともに、係合部材の一部がユニット係止部に上方向の動きが規制された状態で、第4枠部側から第1枠部側に向かってつぎつきにスライドさせて、隣接する天井パネルユニットの係合部材同士を係合させるだけで、天井の大部分を作り上げることができる。
そして、第4枠部側の終端に配置される最後の天井パネルユニットは、第4枠部側に設けた固定部に端部固定部材をビス固定することによって、天井全体が完成する。
すなわち、天井裏側に人間が入り込む作業空間がなくても下側からの作業で天井を完成させることができる。しかも、終端側の天井パネルユニットを固定するだけで、吹き上げなどにより、天井パネルが飛ばないしっかりとした天井を構築することができる。
本発明の天井構造を備えた建物であるカーポートの第1の実施の形態をあらわし、同図(a)はその平面図、同図(b)はその正面図、同図(c)はその底面図である。 図1のカーポートのX−X線断面の切欠断面図である。 図1のカーポートの第1天井パネルユニットをあらわし、同図(a)はその平面図、同図(b)はその正面図、同図(c)はその底面図、同図(d)はその側面図である。 図3の第1天井パネルユニットの第1係合部材部分の拡大断面図である。 図3の第1天井パネルユニットの第2係合部材部分の拡大断面図である。 図3の第1天井パネルユニットの第3係合部材部分の拡大断面図である。 図1のカーポートの第2天井パネルユニットをあらわし、同図(a)はその平面図、同図(b)はその正面図、同図(c)はその底面図、同図(d)はその側面図である。 図1のカーポートの天井施工方法を説明する図であって、第1天井パネルユニットを第1パネル支持部材側にスライドさせる工程をあらわす断面図である。 図8の工程の後工程を説明する断面図である。 図9の工程の後工程を説明する断面図である。 図1のカーポートの横梁材の固定状態を説明する断面図である。 図1のカーポートの終端側天井パネルユニットである第2天井パネルユニットの端部固定方法を説明する図であって、その固定前の状態をあらわす断面図である。 第2天井パネルユニットの端部固定方法を説明する図であって、その固定後の状態をあらわす断面図である。 図1のカーポートの終端側天井パネルユニットである第2天井パネルユニットの両側の固定方法を説明する図であって、その固定前の状態をあらわす断面図である。 第2天井パネルユニットの両側の固定方法を説明する図であって、その固定後の状態をあらわす断面図である。 第1の実施の形態の天井の施工方法を工程順に概略的に説明する図であって、同図(a)は、躯体枠部に第1ユニット支持部材、第2ユニット支持部材を取り付けた状態をあらわし、同図(b)は1枚目の第1天井パネルユニットを取り付け位置までスライド移動させた状態をあらわしている。 図16の後工程を概略的に説明する図であって、同図(a)は、1枚目の第1天井パネルユニットを横梁材で支持させた状態をあらわし、同図(b)は、第1天井パネルユニットを3枚目まで取り付けた状態をあらわしている。 図17の後工程を概略的に説明する図であって、同図(a)は、第1天井パネルユニットを4枚目まで取り付けた状態をあらわし、同図(b)は第2受け部材を第2枠部および第3枠部に取り付けた状態をあらわしている。 図18の後工程をあらわし、同図同図(a)は、第2天井パネルユニットの端部を固定した状態をあらわし、同図(b)は天井完成状態をあらわしている。 第1天井パネルユニットの他の態様であって、同図(a)はその平面図、同図(b)はその正面図、同図(c)はその底面図、同図(d)はその側面図である。 第2天井パネルユニットの他の態様であって、同図(a)はその平面図、同図(b)はその正面図、同図(c)はその底面図、同図(d)はその側面図である。 本発明の天井構造を備えた建物であるカーポートの第2の実施の形態をあらわし、その屋根部部分の断面をあらわす一部切欠断面図である。 図22のカーポートの第1天井パネルユニットをあらわし、同図(a)はその平面図、同図(b)はその正面図、同図(c)はその底面図、同図(d)はその側面図である。 図22のカーポートの第2天井パネルユニットをあらわし、同図(a)はその平面図、同図(b)はその正面図、同図(c)はその底面図、同図(d)はその側面図である。 図22のカーポートの第3天井パネルユニットをあらわし、同図(a)はその平面図、同図(b)はその正面図、同図(c)はその底面図、同図(d)はその側面図である。 図22のカーポートの第4天井パネルユニットをあらわし、同図(a)はその平面図、同図(b)はその正面図、同図(c)はその底面図、同図(d)はその側面図である。 図23の第1天井パネルユニットと、図24の第2天井パネルユニットの接合状態を説明する断面図である。 図27の直交方向の断面図である。 第1の実施の形態の天井の施工方法を工程順に概略的に説明する図であって、同図(a)は、躯体枠部に第1ユニット支持部材、第2ユニット支持部材を取り付けた状態をあらわし、同図(b)は1枚目の第1天井パネルユニットを取り付け位置にセットした状態をあらわしている。 図29の後工程をあらわし、同図(a)は、横梁材に第1天井パネルユニットを固定した状態をあらわし、同図(b)は、縦梁材を横梁材と第1ユニット支持材に固定した状態をあらわしている。 図30の後工程をあらわし、同図(a)は、1枚目の第2天井パネルユニットを取り付け位置にセットした状態をあらわし、同図(b)は、2枚目の天井パネルユニットを取り付け位置にセットした状態をあらわしている。縦梁材を横梁材と第1ユニット支持材に固定した状態をあらわしている。 図31の後工程をあらわし、第3天井パネルユニットと第4天井パネルユニットを取り付け位置にセットした状態をあらわす天井平面図である。 従来の天井構造を説明する斜視図である。
以下に、本発明を、その実施の形態を参照して詳しく説明する。
図1は、本発明の天井構造を備えたカーポートの第1の実施の形態をあらわしている。
図1に示すように、このカーポートAは、屋根部1aと、この屋根部1aを支持する4本の支柱2を備えている。
屋根部1aは、図1および図2に示すように、矩形の躯体枠部3aと、屋根本体部4aと、内天井5aを備えている。
躯体枠部3aは、アルミニウムあるいはアルミニウム合金製型材を矩形に組み立てて形成されていて、第1枠部(桁材)31と、第2枠部(桁材)32、第3枠部(桁材)33および第4枠部(桁材)34を備え、4隅のコーナー部分がそれぞれ支柱2によって下方から支持されている。
各支柱2は、コンクリートベース21に下端部が埋設された状態で垂直に立設されている。
なお、躯体枠部3aの周壁面は、必要に応じて化粧板を張り付けたり、塗装を施したりしておいても構わない。
屋根本体部4aは、躯体枠部3aの上部内壁に支持された屋根材支持枠部40と、この屋根材支持枠部40と垂木41等によって支持固定されて屋根面R1を形成する複数の屋根ふき材42を備えている。
また、屋根面R1は、屋根材支持枠部40の前枠43側から後枠44側に向かって下り勾配となっている。
後枠44は、屋根面R1を流下した雨水を受ける横樋部44aを備えている。
内天井5aは、躯体枠部3aの内壁下部に支持固定されていて、天井面が水平になっている。
すなわち、内天井5aは、図3に示す4枚の第1天井パネルユニット6aと、図4に示す1枚の第2天井パネルユニット6bと、図8〜図10に示すユニット支持部となる第1ユニット支持部材(奥行き受け材)7aと、図2、図11に示す2本の第2ユニット支持部材7bと、図12、図13に示す第1受け部材7c、図14、図15に示す2つの第2受け部材8a、2つの固定部材8b、4本の横梁材9aを備えている。
第1天井パネルユニット6aは、図3に示すように、天井パネル61と、第1係合部材62と、第2係合部材63と、2つの第3係合部材64を備えている。
天井パネル61は、合成樹脂の芯材をアルミニウム板、ステンレス鋼板、鋼板等の金属板で挟み込んだ状態の複合板材で形成されていて、矩形をしている。
天井パネル61の長手方向の寸法は、後述する2本の第2ユニット支持部材7bのパネル受部74bの先端間の距離より長く、パネル受部74bの基部間の距離より短くなっている。
第1係合部材62、第2係合部材63および第3係合部材64は、それぞれアルミニウムあるいはアルミニウム合金製型材で形成されていて、それぞれリベット60を介して天井パネル61に固定されている。
そして、第1係合部材62は、図4に示すように、ベース部62aと、係合部本体62bを備えている。
ベース部62aは、天井パネル61の短手方向に一端に一端縁が沿うようにリベット60で天井パネル61に固定されている。
係合部本体62bは、ベース部62aの一端縁から垂直に立ち上がる立上り部62cと、この立上り部62cに対して天井パネル61から遠ざかる方向に突設された係合突部62dを備える断面略L字形をしている。
第2係合部材63は、図5に示すように、ベース部63aと、梁固定部63bを備えている。
ベース部63aは、天井パネル61の短手方向に他端に一端縁が沿うようにリベット60で天井パネル61に固定されているとともに、一端縁側の平面に第1係合部材62の係合突部62dがはまり込む係合溝63fが設けられている。
梁固定部63bは、ベース部63aの一端縁から垂直に立ち上がる立上り部63cと、この立上り部63cに対し天井パネル61の他端縁から遠ざかる方向に延出する固定部本体63dを備えている。
固定部本体63dは、図3に示すように、その長手方向に間欠的にビス挿通孔63eが穿設されている。
2つの第3係合部材64は、図6に示すように、それぞれ第1係合部材62と同じ形状をしていて、一方が天井パネル61の長手方向の一端中央部に、他方が天井パネル61の長手方向の他端中央部に、ベース部64aの一部が天井パネル61の端縁からはみ出るように、リベット60によってベース部62aで天井パネル61に固定されている。
図6中、64bは係合突部である。
第2天井パネルユニット6bは、施工時に最終端に用いられる終端側天井パネルユニットであって、図7に示すように、第2係合部材63に代えて第4係合部材65を備えている以外は、上記第1天井パネルユニット6aと同様になっている。
すなわち、第4係合部材65は、図7、図12、図13に示すように、第1係合部材62とは逆方向の天井パネル61の短手方向の他端縁に沿って設けられていて、ベース部65aと、端部固定部65bを備えている。
ベース部65aは、その一端が天井パネル61の他端縁に沿うようにリベット60を用いて天井パネル61に固定されている。
端部固定部65bは、図12に示すように、固定部本体65cと、固定部本体65cと、ベース部65aを連結する連結部65dを備えている。
連結部65dは、ベース部65a端縁から一方の鍔部65dは、ベース部65aの端縁から天井パネル61の側面に沿って下方に下がった後、天井パネル61から遠ざかるように延出し、連結部65dの下端面と天井パネル61の下面との距離が、後述する蓋部材66の蓋本体66aの厚みと同じになっている。
固定部本体65cは、天井パネル61から遠い側のコーナー部が斜めに切りかかれたような形状をした下方開口の溝状をしていて、上底に間欠的にビス挿通孔が穿設されている。
蓋部材66は、合成樹脂の押出成形品であって、蓋本体66aと、2つの弾性嵌合部66bを備えている。
蓋本体66aは、連結部65dに一端部が受けられ、他端部が固定部本体65cからはみ出る幅をした、固定部本体65cと同じ長さの板状をしている。
2つの弾性嵌合部66bは、それぞれ側面視略くの字形をしていて、くの字の折れ曲がりの内角同士が対面するとともに、くの字の折れ曲がり部間の距離が、固定部本体65cの溝両側壁の間隔より少し幅広になっている。
第1ユニット支持部材7aは、アルミニウムあるいはアルミニウム合金製型材で形成されていて、図8〜図10に示すように、枠固定部71と、係合突部係合部72と、ユニット係止部73を備えている。
枠固定部71は、係合突部係合部72の下端が、第1枠部31の下端に一致するように第1枠部31の壁面に間欠的にビス固定されている。
係合突部係合部72は、係合突部62dが係合する係合溝72aを備えている。
ユニット係止部73は、枠固定部71側から第4枠部34側に延出し、第1天井パネルユニット6aの係合突部62dが係合溝72a内に嵌り込んだ状態で、ベース部62aを固定するリベット60の頭部に下端面が当接するように設けられている。
第2ユニット支持部材7bは、アルミニウムあるいはアルミニウム合金製型材で形成されていて、図11に示すように、支持部材本体74と、枠固定部75を備え、第1枠部31側を基端として第2枠部32および第3枠部33に沿って対称に設けられていて、全長が、4枚の第1天井パネルユニット6aの天井パネル61短手方向の合計寸法と略同じか少し短くなっている。
枠固定部75は、支持部材本体74の下端が、第2枠部32の下端に一致するように第2枠部32の壁面に間欠的にビス固定されている。
支持部材本体74は、梁受部74aと、パネル受部74bと、ユニット係止部74cと、上記と同様の蓋部材66を備えている。
梁受部74aは、上面で横梁材9aを受けるようになっているとともに、下面側で開口する凹溝74dを備えている。
凹溝74dは、開口端に溝幅が両側に向かって拡幅する蓋本体受部74eを備えている。
第1受け部材7cは、図12および図13に示すように、枠固定部75aと、パネル固定部75bを備えている。
枠固定部75aは、第4枠部34の壁面に間欠的にビス固定されている。
パネル固定部75bは、枠固定部75aから第1枠部31側に延出し、第2天井パネルユニット6bの固定部本体65cに当接するようになっている。
第2受け部材8aは、アルミニウムあるいはアルミニウム合金製型材で形成されていて、図14、図15に示すように、枠固定部81と、ユニット係止部82を備えている。
そして、第2受け部材8aは、図18(b)に示すように両第2ユニット支持部材7bと第1受け部材7cとの間の第2枠部32あるいは第3枠部33の壁面に2つずつ設けられていて、枠固定部81が第2枠部32あるいは第3枠部33の壁面にビス固定されている。
また、枠固定部81は、下方にスリット形成部81aが設けられていて、第2枠部32あるいは第3枠部33にビス固定された状態で、スリット形成部81aと第2枠部32あるいは第3枠部33との間に後述する固定部材8bの位置決めスリットSが形成されるようになっている。
ユニット係止部82は、梁受部74aの先端から延出し、リベット60からずれた位置で第3係合部材64のベース部64aの頂部に当接するようになっている。
固定部材8bは、固定部本体84と、位置決め部85を備えている。
固定部本体84は、第2ユニット支持部材7bの支持部材本体74と同様の形状をしている。
横梁材9aは、アルミニウムあるいはアルミニウム合金製型材であって、矩形の筒状をしていて、第2枠部32と第3枠部33間の距離より少し短い長さをしている。
そして、このカーポートAは、以下のようにして内天井5aが形成される。
(1)図16(a)に示すように、第1ユニット支持部材7aを第1枠部31に、第2ユニット支持部材7bを第2枠部32および第3枠部33の第1枠部31側にそれぞれ固定する。
(2)最も第1枠部31側に配置される1枚目の第1天井パネルユニット6aの第1係合部材62側を第1枠部31方向に向けるとともに、図11に示すように、天井パネル61の下端面を、第2ユニット支持部材7bのパネル受部74bに受けられるとともに、第3係合部材64の係合部本体64bがユニット係止部74cの下方に配置されるようにセットし、図8および図16(b)に示すように、第1天井パネルユニット6aを第1枠部31方向にスライドさせて、図9に示すように、係合突部62dを第1ユニット支持部材7aの係合突部係合部72にはまり込むようにする。
(3)図17(a)および図9に示すように、第2係合部材63の梁固定部63bの固定部本体63dを上方から臨むように、横梁材9aを第2ユニット支持部材7b間に掛け渡し、横梁材9aの両端を図11に示すように第2ユニット支持部材7bにビス固定する。
なお、横梁材9aは、図9に示すように、第1天井パネルユニット6aをスライドさせて所定位置にセットする前に予め第2ユニット支持部材7b間に掛け渡された状態となっていても構わない。
(4)図17(a)および図10に示すように、固定部本体63dを横梁材9aにビスで間欠的に固定する。すなわち、この固定によって、1枚目の第1天井パネルユニット6aが所定の設置位置に固定される。
(5)図9に示すように、1枚目と同様にして、2枚目の第1天井パネルユニット6aを天井パネル61の長手方向の両側が、第2ユニット支持部材7bに支持された状態で、上記のようにして固定された第1天井パネルユニット6a側にスライド移動させ、図10に示すように、2枚目の第1天井パネルユニット6aの係合突部62dを1枚目の第1天井パネルユニット6aの係合溝63fにはまり込ませたのち、図10に示すように、2枚目の第1天井パネルユニット6aの固定部本体63dを横梁材9aにビスで間欠的に固定する。この状態で、1枚目の第1天井パネルユニット6aの天井パネル61と、2枚目の第1天井パネルユニット6aの天井パネル61とが1.5mm程度と極僅かな隙間を介して端面が突き合った状態になる。
(6)図17(c)および図18(a)に示すように、(5)と同様にして3枚目および4枚目の第1天井パネルユニット6aを所定位置に固定する。
(7)図18(b)示すように、第4枠部34に第1受け部材7cをビス固定するとともに、第2受け部材8aを第2枠部32と第3枠部33の、4枚目の第1天井パネルユニット6aと第1受け部材7cの間に2つずつビス固定する。
(8)図12に示すように、第2天井パネルユニット6bの第1係合部材62の係合突部62dを4枚目の第1天井パネルユニット6aの係合溝63fに係合させた状態で、係合突部62dの先端を支点にして、第4係合部材65側を上方に持ち上げ、第4係合部材65の溝部65cの上底を第1受け部材7cのパネル固定部75bに突き当てた状態で、図13に示すように溝部65cの上底をパネル固定部75bにビス固定する。
(9)図14に示すように、固定部材8bを第2受け部材8aの下方に配置するとともに、
固定部材8bを第2枠部32あるいは第3枠部33の壁面に沿わせながら上方に持ち上げ、図15に示すように、位置決め部85を位置決めスリットSにスライド嵌合させたのち、
の下端開口を臨むように配置させた状態で、固定部本体84をユニット係止部82にビス固定する。
(10)図13に示すように、蓋部材66を蓋本体部66aが第4係合部材65の溝部63cの下端開口を塞ぐように第4係合部材65に装着する。この装着によって、第4係合部材65の溝部63cおよび固定用ビスが天井5aの下方から見えなくなる。
(11)図11および図15に示すように、蓋部材66を蓋本体部66aが凹溝72bおよび固定部本体84の凹溝の下端開口を塞ぐように、第2天井パネルユニット6bの第1枠部62側端から固定部材6bの第4枠部34側端まで装着する。この装着によって、横梁材9aの固定用ビスおよび第2受け部材8aと固定部材8bとの固定用ビスが天井5aの下方から見えなくなるとともに、第2天井パネルユニット6bと固定部材8bの継ぎ目部分も見えなくなる。
このカーポートAの天井構造は、上記のようになっており、以下のような優れた効果を奏する。
(1)天井5a形成部の下側からの作業のみで天井5aを作製することができる。
(2)終端部の第2天井パネルユニット6b以外は、すなわち、4枚の第1天井パネルユニット6aが両側の第2ユニット支持部材7bに、その長手方向の両側を支持された状態でスライド移動させるだけで、所定の位置にセットすることができる。したがって、第1天井パネルユニット6aをビス固定する間、第1天井パネルユニット6aを下側から支えなくてもよいので、作業性がよい。
(3)第1天井パネルユニット6bが横梁材9aに固定されているため、天井パネル61の垂れ下がりが防止できる。
図20は、別の態様の第1天井パネルユニット6cをあらわしている。
図20に示すように、この第1天井パネルユニット6cは、天井パネル61の撓み防止のために、天井パネル61の上面にアルミニウムあるいはアルミニウム合金製の四角筒形をした型材で形成された補強バー67を接着固定した以外は、上記第1天井パネルユニット6aと同様の構成をしている。
この第1天井パネルユニット6cは、上記のように補強バー67を備えているので、天井パネル61のたわみを少なくすることができる。
また、この第1天井パネルユニット6cの装着部の補強バー67の直上部分に、横梁材9aを両側の第2パネル支持部材7b間に掛け渡すとともに、両端を第2パネル支持部材7bに固定しておくようにすれば、強風による吹き上がり等によって天井パネル61が吹き上げられようとしても、補強バー67が直上の横梁材9aによって押さえられるので、天井パネル61がひずむことがない。
なお、補強バー67は、木、金属、合成樹脂、無機材料、あるいはこれらの複合材料が挙げられ、中実でも構わない。
図21は、別の態様の第2天井パネルユニット6dをあらわしている。
図21に示すように、この第2天井パネルユニット6dは、天井パネル61の撓み防止のために、天井パネル61の上面に上記第1天井パネルユニット6cと同様の補強バー67が接着固定されているとともに、横梁材9aが、第3係合部材64間に掛け渡されるとともに、補強バー67にビス固定されている以外は、上記第2天井パネルユニット6bと同様になっている。
図22は、本発明の天井構造を備えたカーポートの第2の実施の形態をあらわしている。
図22に示すように、このカーポートBは、屋根部R2がアーチ状になっていて、天井5bが、図32に示すように、4枚の第1天井パネルユニット6e、4枚の第2天井パネルユニット6f、1枚の第3天井パネルユニット6g、1枚の第6天井ユニット6hを用いて以下のようにして形成される。
すなわち、第1天井パネルユニット6eは、図23に示すように、天井パネル61の長手方向の一端に、第3係合部材64に代えて、第2係合部材63をリベット60で固定した以外は、第1天井パネルユニット6aと同様の構成になっている。
第2天井パネルユニット6fは、図24に示すように、天井パネル61の長手方向の他端に、第3係合部材64に代えて、第1係合部材62をリベット60で固定した以外は、第1天井パネルユニット6aと同様の構成になっている。
第3天井パネルユニット6gは、図25に示すように、天井パネル61の長手方向の一端に、第3係合部材64に代えて、第2係合部材63をリベット60で固定した以外は、第2天井パネルユニット6bと同様の構成になっている。
第3天井パネルユニット6hは、図26に示すように、天井パネル61の長手方向の他端に、第3係合部材64に代えて、第1係合部材62をリベット60で固定した以外は、第2天井パネルユニット6bと同様の構成になっている。
そして、この天井5bは、以下のようにして施工される。
(1)図29(a)に示すように、上記カーポートAと同様に、躯体枠部3bの第1枠部31に第1ユニット支持部材7aを、第2枠部32および第3枠部33に第2ユニット支持部材7bをビス固定する。
(2)図29(b)に示すように、1枚目の第1天井パネルユニット6eを天井パネル61および第3係合部材64が第2枠部32の第2ユニット支持部材7bに支持されるとともに、図示していないが、上記第1天井パネルユニット6aと同様に、第1天井パネルユニット6eの第1係合部材62の係合突部62dが第1ユニット支持部材7aの係合突部係合溝72にはまり込むように設置する。
(3)図30(a)に示すように、横梁材9aを第2ユニット支持部材7b間に掛け渡すとともに、横梁材9aの端部を第2ユニット支持部材7bにビス固定した状態で、第1天井パネルユニット6eの天井パネル61の長辺側に設けられた第2係合部材63の固定部本体63dを図22に示すように横梁材9aにビス固定する。
(4)図30(b)に示すように、第1天井パネルユニット6eの短辺側に設けられた第2係合部材63の固定部本体63d上に縦梁材9bを配置し、図示していないが、縦梁材9bの一端を、第1ユニット支持部材7aのユニット係止部73の上面に受けさせてユニット係止部73にビス固定するとともに縦梁材9bの他端を断面L形の金具72を介して横梁材9aの側面にビス固定する。
(5)図22および図27に示すように、縦梁材9bに第1天井パネルユニット6eの短辺側に設けられた第2係合部材63の固定部本体63dをビス固定する。
(6)図22に示すように、天井パネル61および第3係合部材64が第3枠部33の第2ユニット支持部材7bに支持されるとともに、天井パネル61の短辺側に設けられた第1係合部材62の係合突部62dを第1天井パネルユニット6eの天井パネル61の短辺側の第2係合部材63の係合溝63fに係合させながら、図31(a)に示すように、1枚目の第2天井パネルユニット6fを、矢印方向にスライドさせて、第2天井パネルユニット6gの第1係合部材62の係合突部62dを第1ユニット支持部材7aの係合突部係合溝72にはまり込ませる。
(7)第2天井パネルユニット6fの第2係合部材63の固定部本体63dを図22に示すように横梁材9aにビス固定する。
(8)図31(b)に示すように、2枚目の第1天井パネルユニット6eを天井パネル61および第3係合部材64が第2枠部32の第2ユニット支持部材7bに支持されるとともに、図示していないが、上記第1天井パネルユニット6aと同様に、1枚目の第1天井パネルユニット6eの長辺側の第2係合部材63の係合溝63fに係合突部62dを係合するように設置する。
(9)横梁材9aを第2ユニット支持部材7b間に掛け渡すとともに、横梁材9aの端部を第2ユニット支持部材7bにビス固定した状態で、2枚目の第1天井パネルユニット6eの天井パネル61の長辺側に設けられた第2係合部材63の固定部本体63dを図22に示すように横梁材9aにビス固定する。
(10)2枚目の第1天井パネルユニット6eの天井パネル61の短辺側の第2係合部材63の固定部本体63d上に縦梁材9bを配置し、その両端を両側の横梁材9aにそれぞれL字金具92を介してビス固定する。
(11)図示していないが、2枚目の第2天井パネルユニット6fの天井パネル61および第3係合部材64が第3枠部33の第2ユニット支持部材7bに支持されるとともに、天井パネル61の短辺側に設けられた第1係合部材62の係合突部62dを第1天井パネルユニット6eの天井パネル61の短辺側の第2係合部材63の係合溝63fに係合させながら、1枚目の第2天井パネルユニット6f側にスライドさせて、1枚目の第2天井パネルユニット6fの長辺側の第2係合部材63の係合溝63fに、2枚目の第2天井パネルユニット6fの長辺側の第1係合部材62の係合突部62dをはめ込む。
(12)2枚目の第2天井パネルユニットの長辺側の第2係合部材63の固定部本体63dを横梁材9aにビス固定する。
(13)上記(10)〜(12)の工程を繰り返し、3枚目、4枚目の第1天井パネルユニット6e,第2天井パネルユニット6fを所定の位置に固定する。
(14)図28に示すように、第1受け部材7cを第4枠部34にビス固定するとともに、図示していないが、上記第1の実施の形態と同様にして、第2受け部材8aを第2枠部32および第3枠部33にそれぞれビス固定する。
(15)図28に示すように、第3天井パネルユニット6gの長辺側の第1係合部材62の係合突部62dを4枚目の第1天井パネルユニット6eの長辺側の第2係合部材63の係合溝63fに係合させるとともに、上記第1の実施の形態と同様に、第4係合部材65の端部固定部65bを第1受け部材7cにビス固定する。
(16)図示していないが、第1の実施の形態と同様にして第2枠部32側の固定部材8bを第2受け部材8aに固定する。
(17)縦梁材9bを第3天井パネルユニット6gの短手側の第2係合部材63の固定部本体63d上に配置し、その一端を第1受け部材7cに受けさせるとともに、L字金具92を介して他端を横梁材9aにビス固定する。
(18)縦梁材9bに第3天井パネルユニット6gの短手側の第2係合部材63の固定部本体63dをビス固定する。
(19)第4天井パネルユニット6hの長辺側の第1係合部材62の係合突部62dを4枚目の第2天井パネルユニット6fの第2係合部材63の係合溝63fにはめ込むとともに、第4係合部材65の端部固定部65bを第1受け部材7cのパネル固定部75bに当接させた状態で第4天井パネルユニット6hの短手側の第1係合部材62の係合突部62dが第3天井パネルユニット6gの短手側の第2係合部材63の係合溝63fにはまり込むまで第4天井パネルユニット6hを第3天井パネルユニット6g側にスライドさせる。
(20)第4係合部材65の端部固定部65bを第1受け部材7cのパネル固定部75bにビス固定する。
(21)第3枠部33側の固定部材8bを第2受け部材8aにビス固定する。
(22)第1の実施の形態と同様にして蓋部材66を装着する。
この天井5bの構造は、第1に実施の形態と同様の効果を備えているとともに、縦梁材9bによって、第1天井パネルユニット6eおよび第2天井パネルユニット6fの接合部および第3天井パネルユニット6gおよび第4天井パネルユニット6hの接合部が支持されるため、接合部での垂れ下がりを防止できる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されない。上記の実施の形態では、天井パネルがアルミニウム複合板で形成されていたが、アクリル樹脂板、ポリカーボネート板、ガラス板、無機板でも構わない。
上記の実施の形態では、カーポートの天井構造であったが、本発明の天井構造は、他の屋外施設の天井だけでなく、既存の家屋の天井リフォームにも用いることができる。
上記の実施の形態では、天井パネルが樹脂板を金属材料で挟まれていた複合材料で形成されていたが、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ガラスなどの透明板や着色された樹脂板を用いても構わない。
上記の実施の形態では、各係合部材がリベットを用いて天井パネルに固定されていたが、リベットの代わりにビスや接着剤を用いても構わない。
上記の実施の形態では、蓋部材が合成樹脂で形成されていたが、合成樹脂に代えて、ステンレス鋼やばね鋼などの金属材料で形成されていても構わないし、また、複合材料で形成されていても構わない。
A、B カーポート
1a 屋根部
2 支柱
3a 躯体枠部
31 第1枠部
32 第2枠部
33 第3枠部
34 第4枠部
4a 屋根本体部
40 屋根材支持枠部
41 垂木
42 屋根材
43 前枠
44 後枠
44a 横樋部
5a、5b 内天井
6a 第1天井パネルユニット
6b 第2天井パネルユニット
6c 第1天井パネルユニット
6d 第2天井パネルユニット
6e 第1天井パネルユニット
6f 第2天井パネルユニット
6g 第3天井パネルユニット
6h 第4天井パネルユニット
60 リベット
61 天井パネル
62 第1係合部材
62a ベース部
62b 係合部本体
62c 立上り部
62d 係合突部
63 第2係合部材
63a ベース部
63b 梁固定部
63c 立上り部
63d 固定部本体
63e ビス挿通孔
63f 係合溝
64 第3係合部材
65 第4係合部材
65a ベース部
65b 端部固定部
65c 固定部本体
66 蓋部材
66a 蓋本体
66b 弾性嵌合部
67 補強バー
7a 第1ユニット支持部材(奥行き受け材)
7b 第2ユニット支持部材
7c 第1受け部材
71 枠固定部
72 係合突部係合部
72a 係合溝
73 ユニット係止部
74 支持部材本体
74a 梁受部
74b パネル受部
74c ユニット係止部
74d 凹溝
75a 枠固定部
75b パネル固定部
8a 第2受け部材
8b 固定部材
81 枠固定部
81a スリット形成部
82 ユニット係止部
83 連結部
84 固定部本体
85 位置決め部
9a 横梁材
9b 縦梁材
92 L字金具
R1、R2 屋根面
S 位置決めスリット

Claims (5)

  1. 第1枠部、この第1枠部に直交する第2枠部および第3枠部と、前記第1枠部に平行な第4枠部からなる矩形をして、複数の支柱によって支持された躯体枠部を有し、
    矩形をした天井パネルと、この天井パネルの端縁に一体化された係合部材を備えた複数の天井パネルユニットが、前記第1枠部側から第4枠部側に向かって少なくとも1列に複数枚並べられるとともに、隣接して配置された天井パネルユニットの係合部材同士が係合して天井パネルが位置決めされている建物の天井構造であって、
    前記天井パネルの端縁を下方から水平に受ける天井パネル受部と、この天井パネル受部の上方に天井パネル受部に対向して設けられたユニット係止部を備えるユニット支持部が、前記天井パネル受部の上面が同一平面上に配置されるように前記第1枠部、前記第2枠部および第3枠部に沿ってそれぞれ設けられているとともに、
    前記第2枠部および第3枠部の前記ユニット支持部の第4枠部側の端縁と、第4枠部との間に、前記第4枠部に沿うように配置される終端側天井パネルユニットが入り込む幅の隙間部が形成されていて、
    前記終端側天井パネルユニット以外の天井パネルユニットは、天井パネルの矩形の少なくともいずれかの1つの辺が前記ユニット支持部の天井パネル受部に支持されるとともに、その辺に設けられた係合部材の少なくとも一部が、前記ユニット係止部に上方向の動きが規制された状態に支持され、
    前記終端側天井パネルユニットは、天井パネルの第4枠部側端縁に沿って端部固定部を備え、
    この端部固定部の天井パネルから第4枠部側に張り出して設けられた部分が前記第4枠部側に設けられた固定部に受けられた状態で固定されていることを特徴とする建物の天井構造。
  2. 終端側天井パネルユニットの端部固定部材が、第4枠部側端縁に沿って天井パネルから第4枠部側に張り出し、上方に凸となる固定溝部を有し、前記固定溝部の上底が、前記第4枠部から張り出すように設けられた固定部にビス止めされ、
    板状をした蓋本体とこの蓋本体の一側面に設けられた1対の弾性嵌合部を備えた蓋部材が、前記弾性嵌合部が前記固定溝部内に弾性嵌合するとともに、前記蓋本体が、前記固定溝部全体を覆い、蓋本体の下面が前記天井パネルの下面と面一となるように装着されている請求項1に記載の建物の天井構造。
  3. 終端側天井パネルユニットは、第2枠部および第3枠部に沿う天井パネルの端縁が、前記第2枠部または第3枠部にビス固定した受け部材によって下方から支持されている請求項1または請求項2に記載の建物の天井構造。
  4. 横梁材が、隣接する天井パネルユニットの係合部材の係合部上方を臨むように、第2枠部に沿うユニット支持部と、第3枠部に沿うユニット支持部間に掛け渡されていて、
    各天井パネルユニットの第1枠部側に係合部材に設けられた横梁固定部が、前記横梁材にビス固定されている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の建物の天井構造。
  5. 天井パネルユニットが複数列並設されていて、縦梁材が、第2枠部に直交する方向に隣接する天井パネルユニットの係合部材の係合部上方を臨むとともに、一端が横梁材に固定され、他端が隣接する横梁材、第1枠部および第4枠部のいずれかに固定されるとともに、
    前記第2枠部に直交する方向に隣接する天井パネルユニットのいずれか一方の天井パネルユニットの係合部材に設けられた縦梁固定部が前記縦梁材にビス固定されている請求項4に記載の建物の天井構造。
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