JP4293076B2 - 携帯電話機、該携帯電話機に用いられる二次電池管理方法及び二次電池管理制御プログラム - Google Patents

携帯電話機、該携帯電話機に用いられる二次電池管理方法及び二次電池管理制御プログラム Download PDF

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この発明は、携帯電話機、該携帯電話機に用いられる二次電池管理方法及び二次電池管理制御プログラムに係り、特に、ユーザが二次電池の残存容量を意識せずに用いる場合に好適な携帯電話機、該携帯電話機に用いられる二次電池管理方法及び二次電池管理制御プログラムに関する。
二次電池を電源として動作する携帯電話機では、電源を入れたとき、同二次電池の残存容量が表示部に自動的に表示され、また、所定の操作により、同残存容量のレベルを表す画面が表示されると共に同レベルに対応した発信音が発せられるようになっている。
この種の携帯電話機は、従来では、たとえば図5に示すように、アンテナ1と、無線部2と、メモリ部3と、キー操作部4と、制御部5と、表示部6と、スピーカ7と、カメラ8と、電池9と、電池監視部10とから構成されている。アンテナ1は、図示しない無線基地局から発射された電波Wを受信する。無線部2は、アンテナ1を介して無線データの送受信処理を行い、同アンテナ1を介して電波Wを受信したとき、同電波Wに対応した受信信号Rを生成する。メモリ部3は、RAM(Randam Access Memory)やROM(Read Only Memory)などで構成され、携帯電話機を動作させるための各種プログラムや、ユーザのID情報、電話番号などの当該携帯電話機に固有の情報を記憶している他、ユーザがダウンロードしたメロディや画像などのデータも記憶する。キー操作部4は、たとえば、送信キー、英字/カナ/漢字/数字の変換キー、電源のオン/オフキー、カーソル操作を行うための十文字キー、及び終了キーなどから構成され、ユーザの操作により、文字などの入力や項目の選択などの各種操作を行うための手段である。
制御部5は、CPU(中央処理装置)などで構成され、当該携帯電話機全体を制御する。表示部6は、たとえば液晶表示装置などで構成され、電池8の残存容量のレベルや日時などの各種情報の表示を行う。スピーカ7は、着信音を鳴動することにより、ユーザに対して聴覚的に着信を通知する他、通話音声を発声する。カメラ8は、たとえばCCDカメラなどで構成され、当該携帯電話機近辺の画像を取り込む。電池9は、たとえばリチウムイオン電池などで構成され、当該携帯電話機の電源として用いられる。電池監視部10は、電池9の電圧vをA/D(アナログ/デジタル)変換するA/D変換器などで構成されている。
この携帯電話機では、電源を入れたとき、たとえば、図6(a)に示すように、電池8の残存容量が表示部6の残存容量表示領域6aに自動的に表示される。この場合、残存容量が十分残っているとき、図6(b)に示すように、セグメントs1,s2,s3が全て表示される。一方、残存容量が少なくなっているとき、図6(c)に示すように、セグメントs1,s2が表示される。また、残存容量が殆どないとき、図6(d)に示すように、セグメントs1のみが表示される。
また、ユーザが電池9の残存容量を表示させる操作を行うことにより、同残存容量のレベルを表す画面が表示されると共に同レベルに対応した発信音が発せられる。この場合、残存容量が十分残っているとき、図7(a)に示すように、図6(b)の表示領域6aが拡大されて表示されると共に“十分残っています”が表示され、かつ発信音“ピッピッピッ”が発せられる。残存容量が少なくなっているとき、図7(b)に示すように、図6(c)の表示領域6aが拡大されて表示されると共に“まだ大丈夫です”が表示され、かつ発信音“ピッピッ”が発せられる。残存容量が殆どないとき、図7(c)に示すように、図6(d)の表示領域6aが拡大されて表示されると共に“そろそろ充電です”が表示され、かつ発信音“ピッ”が発せられる。
このように、この携帯電話機では、ユーザが表示画面を能動的に目視することにより、電池8の残存容量を確認しなければならないため、目視したときには残存容量が殆どない状態になっていることがある。このため、ユーザは、電池8の残存容量を確認しても、この後に携帯電話機を使用できないことがあるという問題点がある。
このような問題点を改善する技術としては、従来では、たとえば次のような文献に記載されるものがあった。
特許文献1に記載された携帯電話機(同文献では「移動無線端末」)では、ユーザがキー入力部を操作することにより、充電を促すための電池残量の値が設定される。そして、電池電圧検出回路で検出された電池の電圧が設定値にまで下がってきたとき、この旨が表示部に表示され、この後、所定時間が経過すると、報知音が発声する。このため、電池の消耗に伴う充電の推奨報知が適切に行われる。
特開2001−69207号公報(要約書、図1)
しかしながら、上記従来の携帯電話機では、次のような問題点があった。
すなわち、特許文献1に記載された携帯電話機では、ユーザの操作により、充電を促すための電池残量の設定が行われ、また、その設定値を電池残量が下回った時点で充電を促すための報知が行われるが、電池の残存容量の値の設定は、ユーザの経験や勘に頼るものであるため、設定値が適切でない場合には、必要以上に早く報知が行われたり、あるいは、充電が必要な状態になっても報知が行われないという問題点がある。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、適切な時期にユーザに充電勧告通知を行い、かつ同ユーザが電池の残存容量を意識することなく使用できる携帯電話機を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、二次電池を電源として1つ又は複数の機能を実現する動作を行うと共に、前記機能の使用状況に基づいて、ユーザに対して前記二次電池の充電を促すための充電勧告通知を行う二次電池管理手段を備えてなる携帯電話機に係り、前記二次電池管理手段が、当該携帯電話機の単位時間あたりの電池消費量を表す単位時間消費量を前記各機能毎に予め記憶する第1の記憶手段と、当該携帯電話機の使用時間を前記各機能毎に計測する計時手段と、第1の記憶手段に記憶されている前記単位時間消費量及び前記計時手段で計測された前記使用時間に基づいて前記各機能毎の電池消費量を算出する演算手段と、該演算手段で算出された前記各機能毎の電池消費量が現在から過去の一定期間内で累積されてなる期間内電池消費量データを記憶する第2の記憶手段と、前記二次電池の残存容量を検出する残存容量検出手段と、前記期間内電池消費量データと前記二次電池の残存容量とを比較し、該期間内電池消費量データよりも該残存容量の方が少ないとき、前記充電勧告通知を行う充電勧告通知手段とを備えてなることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の携帯電話機に係り、前記充電勧告通知手段による前記充電勧告通知後、ユーザが充電する行為を行うと、前記期間内電池消費量データと前記二次電池に対する充電量とを比較し、該充電量が前記期間内電池消費量データを超えたときは、その旨をユーザに通知し、かつ、前記第2の記憶手段に記憶されている期間内電池消費量データをクリアする手段が付加されていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項記載の携帯電話機に係り、前記期間内電池消費量データは、現在から24時間前までの期間における電池消費量に設定されていることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項記載の携帯電話機に係り、前記充電勧告通知手段は、ユーザにより設定された時刻に前記充電勧告通知を行う構成とされていることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項記載の携帯電話機に係り、前記期間内電池消費量データは、現在から複数日前までの期間における電池消費量であり、前記演算手段は、該期間内電池消費量データ及び期間に基づいて1日あたりの電池消費量を算出する構成とされ、前記演算手段で算出された1日あたりの電池消費量と前記二次電池の残存容量とを比較し、該二次電池の残余時間を通知する残余時間通知手段が設けられていることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の携帯電話機に係り、前記残余時間通知手段は、ユーザにより設定された時刻に前記二次電池の残余時間を通知する構成とされていることを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、二次電池を電源として1つ又は複数の機能を実現する動作を行う携帯電話機に用いられ、当該携帯電話機の使用状況に基づいて、前記二次電池に対する充電が必要か否かを判定し、必要と判定したときは、ユーザに対して前記二次電池の充電を促すための充電勧告通知を行う二次電池管理方法に係り、当該携帯電話機の単位時間あたりの電池消費量を表す単位時間消費量を前記各機能毎に予め記憶する第1の記憶処理と、当該携帯電話機の使用時間を前記各機能毎に計測する計時処理と、第1の記憶手段に記憶されている前記単位時間消費量及び前記計時手段で計測された前記使用時間に基づいて前記各機能毎の電池消費量を算出する演算処理と、該演算処理で算出された前記各機能毎の電池消費量が現在から過去の一定期間内で累積されてなる期間内電池消費量データを記憶する第2の記憶処理と、前記二次電池の残存容量を検出する残存容量検出処理と、前記期間内電池消費量データと前記二次電池の残存容量とを比較し、該期間内電池消費量データよりも該残存容量の方が少ないとき、前記充電勧告通知を行う充電勧告通知処理とを有してなることを特徴としている。
請求項8記載の発明は、二次電池管理制御プログラムに係り、コンピュータに請求項1乃至6のうちのいずれか一に記載の携帯電話機を制御させることを特徴としている。
この発明の構成によれば、二次電池管理手段により、現在から過去の一定期間における当該携帯電話機の使用状況に基づいて、現在以降の所定の期間内に二次電池に対する充電が必要か否かが判定され、必要と判定された場合、ユーザに対して同二次電池の充電を促すための充電勧告通知が行われるので、ユーザは、電池切れになる前に充電の必要性の有無を判断でき、電池残量を意識することなく、携帯電話機を使用できる。また、二次電池に対する充電量から単位時間あたりの充電量がわかるので、1日に必要とする電池消費量と単位時間あたりの充電量とを比較することにより、必要最低限の時間で充電することが可能となる。また、残余時間通知手段により、二次電池の残余時間が通知されるので、ユーザは、電池切れになる前に充電の必要性の有無を判断でき、電池残量を意識することなく、携帯電話機を使用できる。
現在から過去の一定期間における当該携帯電話機の使用状況に基づいて、たとえば24時間以内に二次電池を充電する必要があるか否かを判定し、必要と判定した場合、ユーザに対して同二次電池の充電を促すための充電勧告通知を行う携帯電話機を提供する。
図1は、この発明の第1の実施例である携帯電話機の要部の電気的構成を示すブロック図である。
この例の携帯電話機は、同図に示すように、アンテナ11と、無線部12と、メモリ部13と、キー操作部14と、制御部15と、表示部16と、スピーカ17と、カメラ18と、電池19と、電池監視部20とから構成されている。アンテナ11は、図示しない無線基地局から発射された電波Wを受信する。無線部12は、アンテナ11を介して無線データの送受信処理を行い、同アンテナ11を介して電波Wを受信したとき、同電波Wに対応した受信信号Rを生成する。メモリ部13は、RAMやROMなどで構成され、携帯電話機を動作させるための各種プログラムや、ユーザのID情報、電話番号などの当該携帯電話機に固有の情報を記憶している他、ユーザがダウンロードしたメロディや画像などのデータも記憶する。キー操作部14は、たとえば、送信キー、英字/カナ/漢字/数字の変換キー、電源のオン/オフキー、カーソル操作を行うための十文字キー、及び終了キーなどから構成され、ユーザの操作により、文字などの入力や項目の選択などの各種操作を行うための手段である。
制御部15は、当該携帯電話機全体を制御するCPU(中央処理装置)15a及び同CPU15aを動作させるための二次電池管理制御プログラムが記録されたROM15bを有している。表示部16は、たとえば液晶表示装置などで構成され、電池1の残存容量のレベルや日時などの各種情報の表示を行う。スピーカ17は、着信音を鳴動することにより、ユーザに対して聴覚的に着信を通知する他、通話音声を発声する。カメラ18は、たとえばCCDカメラなどで構成され、当該携帯電話機近辺の画像を取り込む。電池19は、たとえばリチウムイオン電池などの二次電池で構成され、当該携帯電話機の電源として用いられる。電池監視部20は、現在から過去の一定期間における当該携帯電話機の使用状況に基づいて、現在以降の所定の期間内に電池19に対する充電が必要か否かを判定し、必要と判定した場合、ユーザに対して同電池19の充電を促すための充電勧告通知を行う。
図2は、図1中の電池監視部20の電気的構成を示すブロック図である。
この電池監視部20は、状態監視部21と、演算部22と、通知部23と、記憶部24,25とから構成されている。状態監視部21は、状態判断部21aと、時間計測部21bとから構成されている。状態判断部21aは、制御部15からの機能情報に基づいて、当該携帯電話機に装備されている各機能(たとえば、通話機能、待受け機能、カメラ機能、インターネット接続機能など)のうちの現在使用されている機能を判断し、この判断結果を記憶部24に通知すると共に、同制御部15からの計測開始指令に基づいて、時間計測部21bに使用開始を通知する。時間計測部21bは、状態判断部21aからの通知に基づいて、当該携帯電話機の使用時間を各機能毎に計測する。
記憶部24は、たとえばROMなどで構成され、当該携帯電話機の単位時間あたりの電池消費量を表す単位時間消費量を各機能毎に予め記憶する。各機能毎の単位時間消費量は、たとえば、待受け時で3mA、通話時で350mAなどとなっている。演算部22は、記憶部24に記憶されている単位時間消費量及び時間計測部21bで計測された使用時間に基づいて各機能毎の電池消費量を算出し、記憶部25に保存する。また、演算部22は、記憶部25に保存されている前回までの電池消費量を読み出し、今回の電池消費量と前回までの電池消費量とを加算した結果を再び同記憶部25に保存する。記憶部25は、たとえばRAMなどで構成され、演算部22で算出された各機能毎の電池消費量が現在から過去の一定期間内で累積されてなる期間内電池消費量データを記憶する。特に、この実施例では、期間内電池消費量データは、現在から24時間前までの期間における電池消費量に設定されている。
通知部23は、比較部23aを有している。比較部23aは、ADC(A/D変換器)23bを有している。ADC23bは、電池19の電圧vをA/D変換することにより、同電池19の残存容量を検出する。比較部23aは、記憶部25に記憶されている期間内電池消費量データと電池19の残存容量とを比較し、同期間内電池消費量データよりも同残存容量の方が少ないとき、上記充電勧告通知を行う。特に、この実施例では、比較部23aは、ユーザにより設定された時刻に、状態判断部21aからの指令により上記充電勧告通知を行う。この充電勧告通知は、ユーザの設定により、視覚的又は聴覚的に行われる。
次に、この例の携帯電話機に用いられる二次電池管理方法の処理内容について説明する。
この携帯電話機では、現在から過去の一定期間における当該携帯電話機の使用状況に基づいて、現在以降の所定の期間内に電池19に対する充電が必要か否かが判定され、必要と判定された場合、ユーザに対して同電池19の充電を促すための充電勧告通知が行われる。すなわち、ユーザがキー操作部14を操作することにより、状態監視開始時刻、状態監視報告時刻、及び状態監視報告通知方法が設定される。この後、状態監視開始時刻となったとき、次の処理が行われる。状態監視部21中の状態判断部21aは、制御部15からの機能情報に基づいて、待受け状態であることを記憶部24に通知すると同時に時間計測部21bに使用開始を通知する。時間計測部21bは、この通知を受けることにより時間計測を開始する。記憶部24は、予め記憶されている待受け状態時の単位時間あたりに消費する電池消費量(単位時間消費量)を演算部22に出力する。
この後、ユーザが特定の機能(たとえば、通話機能、カメラ機能、メール機能、インターネット接続機能など)を使用した場合、状態判断部21aは、状態が変化したことを時間計測部21bに通知する。時間計測部21bは、待受け状態の時間を演算部22に通知した後、ユーザが選択した機能に対する使用時間の計測を開始する。演算部22は、時間計測部21bからの待受け状態の時間と、記憶部24から出力された単位時間消費量とから、待受け中に消費した電池消費量を演算して記憶部25に送出する。この電池消費量は、記憶部25で記憶される。ユーザにより選択された機能が終了したとき、状態判断部21aで待受け状態であることが判断される。そして、状態判断部21aから、状態が変化したことが時間計測部21bに通知される。
時間計測部21bは、ユーザが選択した特定の機能の使用時間を演算部22に通知した後、待受け状態の使用時間の計測を開始する。演算部22は、時間計測部21bから送出される使用時間(単位時間消費量)と、記憶部24から出力される特定の機能に必要とする電池消費量とから、消費した電池消費量を演算する。演算部22は、演算結果に対して、記憶部25から読み出した前回の待受け中に消費した電池消費量を加算した結果を再び同記憶部25に送出する。この加算結果は、記憶部25で記憶される。これらの動作は、ユーザが設定した状態監視報告時刻になるまで繰り返される。
ユーザが設定した状態監視報告時刻になったとき、状態判断部21aは、通知部23中の比較部23aに通知する。この通知を受けた比較部23aは、状態監視開始から現在までに消費した電池消費量を記憶部25から読み出し、同電池消費量と電池19の残存容量とを比較し、同電池消費量が同残存容量よりも大きい場合、ユーザが設定した状態監視報告通知方法により通知を行う。この場合、たとえば、スピーカ17から発信音やメロディが鳴動されると共に、表示部16に従来の図7(c)と同様の画面が表示される。ユーザは、この通知により電池19を充電する行為を行う。この後、比較部23aは、電池19に対する充電量と記憶部25に記憶されている電池消費量とを比較し、同充電量が同電池消費量以上になったとき、設定されている状態監視報告通知方法を再度用いてユーザに通知した後、記憶部25に記憶されている電池消費量をクリアする。
以上のように、この第1の実施例では、各機能毎の電池消費量が演算部22で算出され、現在から過去の一定期間内で累積されて期間内電池消費量データとして記憶部25に記憶される。比較部23aは、記憶部25に記憶されている期間内電池消費量データと電池19の残存容量とを比較し、同期間内電池消費量データが同残存容量よりも大きい場合、ユーザに充電勧告通知を行うので、同ユーザは、電池切れになる前に充電の必要性の有無を判断でき、電池残量を意識することなく、携帯電話機を使用できる。また、電池19に対する充電量から単位時間あたりの充電量がわかるので、1日に必要とする電池消費量と単位時間あたりの充電量とを比較することにより、必要最低限の時間で充電することが可能となる。
図3は、この発明の第2の実施例である携帯電話機の要部の電気的構成を示すブロック図であり、第1の実施例を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この例の携帯電話機では、図1中の電池監視部20に代えて、異なる機能を有する電池監視部20Aが設けられている。電池監視部20Aは、現在から複数日前(たとえば、1週間前)までの期間における当該携帯電話機の使用状況に基づいて、1日あたりの電池消費量を算出し、現在以降の1日以内に電池19に対する充電が必要か否かを判定し、必要と判定した場合、ユーザに対して同電池19の充電を促すための充電勧告通知を行う。他は、図1と同様の構成である。
図4は、図3中の電池監視部20Aの電気的構成を示すブロック図であり、第1の実施例を示す図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この電池監視部20Aでは、図2中の演算部22、通知部23及び記憶部25に代えて、異なる機能を有する演算部22A、通知部23A及び記憶部25Aが設けられている。記憶部25Aは、演算部22Aで算出された各機能毎の電池消費量が現在から過去の一定期間内で累積されてなる期間内電池消費量データを記憶する。特に、この実施例では、期間内電池消費量データは、現在を基準として、たとえば1週間前までの期間における電池消費量に設定されている。演算部22Aは、演算部22の機能に加え、記憶部25Aに記憶されている期間内電池消費量データ及び期間(1週間)に基づいて1日あたりの電池消費量を算出する。通知部23Aでは、図2中の比較部23aに代えて、比較部23cが設けられている。比較部23cは、比較部23aの機能に加え、演算部22Aで算出された1日あたりの電池消費量とADC23bで検出された電池19の残存容量とを比較し、同電池19の残余時間をユーザにより設定された時刻に通知する。この場合、たとえば、スピーカ17から発信音が鳴動されると共に、表示部16に電池19の残余時間を表す画面が表示される。
以上のように、この第2の実施例では、1日あたりの電池消費量と電池19の残存容量とが比較され、同電池19の残余時間がユーザにより設定された時刻に通知されるので、同ユーザは、電池切れになる前に充電の必要性の有無を判断でき、電池残量を意識することなく、携帯電話機を使用できる。また、電池19に対する充電量から単位時間あたりの充電量がわかるので、1日に必要とする電池消費量と単位時間あたりの充電量とを比較することにより、必要最低限の時間で充電することが可能となる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成は同実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。
たとえば、第1の実施例では、状態監視開始時刻、状態監視報告時刻及び状態監視報告通知方法は、ユーザがキー操作部14を操作することにより設定されたが、予め設定されていても良い。また、充電勧告通知は、視覚的又は聴覚的に行う他、触覚的に行っても良い。この場合、携帯電話機に機械的なバイブレータを設け、機械的な振動を同バイブレータで発生させる。
この発明は、二次電池を電源として動作する携帯電話機及び同携帯電話機に準ずる携帯情報端末などに適用できる。
この発明の第1の実施例である携帯電話機の要部の電気的構成を示すブロック図である。 図1中の電池監視部20の電気的構成を示すブロック図である。 この発明の第2の実施例である携帯電話機の要部の電気的構成を示すブロック図である。 図3中の電池監視部20Aの電気的構成を示すブロック図である。 従来の携帯電話機の要部の電気的構成を示すブロック図である。 図5の携帯電話機における電池の残存容量の表示画面を示す図である。 図5の携帯電話機における電池の残存容量の表示画面を示す図である。
符号の説明
11 アンテナ(携帯電話機の一部)
12 無線部(携帯電話機の一部)
13 メモリ部(携帯電話機の一部)
14 キー操作部(携帯電話機の一部)
15 制御部(携帯電話機の一部)
16 表示部(携帯電話機の一部)
17 スピーカ(携帯電話機の一部)
18 カメラ(携帯電話機の一部)
19 電池(二次電池)
20,20A 電池監視部(二次電池管理手段)
21 状態監視部
21a 状態判断部
21b 時間計測部(計時手段)
22,22A 演算部(演算手段)
23,23A 通知部
24 記憶部(第1の記憶手段)
25,25A 記憶部(第2の記憶手段)
23a 比較部(充電勧告通知手段)
23b ADC(A/D変換器、残存容量検出手段)
23c 比較部(残余時間通知手段)

Claims (8)

  1. 二次電池を電源として1つ又は複数の機能を実現する動作を行うと共に、前記機能の使用状況に基づいて、ユーザに対して前記二次電池の充電を促すための充電勧告通知を行う二次電池管理手段を備えてなる携帯電話機であって、
    前記二次電池管理手段は、
    当該携帯電話機の単位時間あたりの電池消費量を表す単位時間消費量を前記各機能毎に予め記憶する第1の記憶手段と、
    当該携帯電話機の使用時間を前記各機能毎に計測する計時手段と、
    第1の記憶手段に記憶されている前記単位時間消費量及び前記計時手段で計測された前記使用時間に基づいて前記各機能毎の電池消費量を算出する演算手段と、
    該演算手段で算出された前記各機能毎の電池消費量が現在から過去の一定期間内で累積されてなる期間内電池消費量データを記憶する第2の記憶手段と、
    前記二次電池の残存容量を検出する残存容量検出手段と、
    前記期間内電池消費量データと前記二次電池の残存容量とを比較し、該期間内電池消費量データよりも該残存容量の方が少ないとき、前記充電勧告通知を行う充電勧告通知手段とを備えてなることを特徴とする携帯電話機。
  2. 前記充電勧告通知手段による前記充電勧告通知後、ユーザが充電する行為を行うと、前記期間内電池消費量データと前記二次電池に対する充電量とを比較し、該充電量が前記期間内電池消費量データを超えたときは、その旨をユーザに通知し、かつ、前記第2の記憶手段に記憶されている期間内電池消費量データをクリアする手段が付加されていることを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  3. 前記期間内電池消費量データは、
    現在から24時間前までの期間における電池消費量に設定されていることを特徴とする請求項記載の携帯電話機。
  4. 前記充電勧告通知手段は、
    ユーザにより設定された時刻に前記充電勧告通知を行う構成とされていることを特徴とする請求項記載の携帯電話機。
  5. 前記期間内電池消費量データは、現在から複数日前までの期間における電池消費量であり、
    前記演算手段は、
    該期間内電池消費量データ及び期間に基づいて1日あたりの電池消費量を算出する構成とされ、
    前記演算手段で算出された1日あたりの電池消費量と前記二次電池の残存容量とを比較し、該二次電池の残余時間を通知する残余時間通知手段が設けられていることを特徴とする請求項記載の携帯電話機。
  6. 前記残余時間通知手段は、
    ユーザにより設定された時刻に前記二次電池の残余時間を通知する構成とされていることを特徴とする請求項5記載の携帯電話機。
  7. 二次電池を電源として1つ又は複数の機能を実現する動作を行う携帯電話機に用いられ、当該携帯電話機の使用状況に基づいて、前記二次電池に対する充電が必要か否かを判定し、必要と判定したときは、ユーザに対して前記二次電池の充電を促すための充電勧告通知を行う二次電池管理方法であって、
    当該携帯電話機の単位時間あたりの電池消費量を表す単位時間消費量を前記各機能毎に予め記憶する第1の記憶処理と、
    当該携帯電話機の使用時間を前記各機能毎に計測する計時処理と、
    第1の記憶手段に記憶されている前記単位時間消費量及び前記計時手段で計測された前記使用時間に基づいて前記各機能毎の電池消費量を算出する演算処理と、
    該演算処理で算出された前記各機能毎の電池消費量が現在から過去の一定期間内で累積されてなる期間内電池消費量データを記憶する第2の記憶処理と、
    前記二次電池の残存容量を検出する残存容量検出処理と、
    前記期間内電池消費量データと前記二次電池の残存容量とを比較し、該期間内電池消費量データよりも該残存容量の方が少ないとき、前記充電勧告通知を行う充電勧告通知処理とを有してなることを特徴とする二次電池管理方法。
  8. コンピュータに請求項1乃至6のうちのいずれか一に記載の携帯電話機を制御させるための二次電池管理制御プログラム。
JP2004209133A 2004-07-15 2004-07-15 携帯電話機、該携帯電話機に用いられる二次電池管理方法及び二次電池管理制御プログラム Expired - Fee Related JP4293076B2 (ja)

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