JP4290542B2 - 光学フィルム移送用台車 - Google Patents

光学フィルム移送用台車 Download PDF

Info

Publication number
JP4290542B2
JP4290542B2 JP2003418267A JP2003418267A JP4290542B2 JP 4290542 B2 JP4290542 B2 JP 4290542B2 JP 2003418267 A JP2003418267 A JP 2003418267A JP 2003418267 A JP2003418267 A JP 2003418267A JP 4290542 B2 JP4290542 B2 JP 4290542B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical film
rack
drawer
carriage
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003418267A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005178432A (ja
Inventor
和幸 茂木
稔 伊藤
宏 相沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP2003418267A priority Critical patent/JP4290542B2/ja
Priority to TW093134707A priority patent/TW200526488A/zh
Priority to KR1020040097808A priority patent/KR20050061297A/ko
Priority to CNA2004101007894A priority patent/CN1629059A/zh
Publication of JP2005178432A publication Critical patent/JP2005178432A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4290542B2 publication Critical patent/JP4290542B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B3/00Hand carts having more than one axis carrying transport wheels; Steering devices therefor; Equipment therefor
    • B62B3/04Hand carts having more than one axis carrying transport wheels; Steering devices therefor; Equipment therefor involving means for grappling or securing in place objects to be carried; Loading or unloading equipment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B3/00Hand carts having more than one axis carrying transport wheels; Steering devices therefor; Equipment therefor
    • B62B3/002Hand carts having more than one axis carrying transport wheels; Steering devices therefor; Equipment therefor characterised by a rectangular shape, involving sidewalls or racks
    • B62B3/005Details of storage means, e.g. drawers, bins or racks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B3/00Hand carts having more than one axis carrying transport wheels; Steering devices therefor; Equipment therefor
    • B62B3/02Hand carts having more than one axis carrying transport wheels; Steering devices therefor; Equipment therefor involving parts being adjustable, collapsible, attachable, detachable or convertible
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B2202/00Indexing codes relating to type or characteristics of transported articles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Handcart (AREA)
  • Pallets (AREA)

Description

本発明は、光学フィルムを収容して移送するための光学フィルム移送用台車に関する。
偏光板のような光学フィルムは、製造工場から搬出されて次の加工工場へと移送するために移送手段が必要とされる。光学フィルムは、その大きさにより5〜30枚を一単位として専用の収容袋に収容し、これをダンボール箱や樹脂製の箱に梱包して製造工場からトラック部で搬出される(下記特許文献1)。次の加工工場にトラック部が到着すると、ダンボール箱等に梱包された収容袋を取り出して台車に載せかえる。この台車に載せた状態で、上記次の加工工場内を移動させている。かかる方法では、収容袋を箱に梱包したり、開梱したりする工程が必要であるため、作業が煩雑であるという問題がある。
また、台車に載せて移送する場合も、工場内と工場外とでは環境のクリーン度が異なるため、工場外を移動するのに使用した台車は塵埃等が付着しており、クリーンルーム内に入れることはできなかった。そのため、工場内と工場外とでは別の台車を使用し、光学フィルムを載せかえる作業がかなり煩雑になっていた。
特開平11−258424号公報 (特許請求の範囲、実施例等)
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、光学フィルムの移送に際して、光学フィルムの載せかえ作業等を簡素化することができる光学フィルム移送用台車を提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る光学フィルム移送用台車は、
光学フィルムを収容するための引き出し収容部が上下方向に並べて配置されたラック部と、
ラック部の下側に設けられ、キャスターが取り付けられた台車部と、
ラック部にかぶせられるカバーとを備え、
前記ラック部と前記台車部とを切り離し可能に構成した光学フィルム移送用台車であって、
前記引き出し収容部は、前記光学フィルムが収容された収容袋が載置されるベースプレートと、このベースプレートに対して着脱自在に取り付けられ、前記収容袋を上から押さえるための固定治具と、を備えていることを特徴とするものである。
この構成による光学フィルム移送用台車の作用・効果は、以下の通りである。この移送用台車は、ラック部と台車部を備えており、ラック部には、引き出し収容部が上下方向に並べて配置されている。この引き出し収容部に光学フィルムを収容することができる。例えば、従来の収容袋に収容した状態で引き出し収容部に収容することができる。かかる引き出し形状とすることで、従来行っていた梱包や開梱工程をなくすことができ、作業が簡素化する。また、工場外から工場内(あるいは、工場内のクリーンルーム)へと移送する場合は、台車部からラック部を切り離し、工場内専用の台車部に載せかえることができる。このとき、引き出し収容部から光学フィルムを引き出す必要はなく、ラック部ごとにそのまま載せかえればよい。従って、塵埃の付着した台車部を工場内に持ち込まなくて済む。さらに、ラック部にはカバーがかぶせられるので、必要に応じてカバーの取り外しを行うことができ、ラック部についても外部で付着した塵埃を工場内(あるいは、工場内のクリーンルーム)に持ち込まなくてよい。その結果、光学フィルムの移送に際して、光学フィルムの載せかえ作業等を簡素化することができる光学フィルム移送用台車を提供することができる。
本発明として、ラック部の下部にフォークリフトの爪が挿入される空間部が設けられていることが好ましい。
かかる構成によれば、ラック部を載せかえるときに、フォークリフトを使用して容易に載せかえ作業を行うことができる。
本発明における前記カバーは、
ラック部に収容された光学フィルムのクリーン度を保護する防塵用の内カバーと、
この内カバーのさらに外側にかぶせられ、着脱自在な外カバーとにより構成されていることが好ましい。
例えば、工場外を移送させるときは、内カバーと外カバーの両方をかぶせた状態で移送させる。工場内を移送させるときは、外部で塵埃が付着した外カバーを外すことができる。工場内では内カバーを取り付けた状態で移送し、工場内での光学フィルムに対する塵埃の付着を防止することができる。内カバーは、必要なときにのみ開けるようにすることができる。
本発明において、移送中に引き出し収容部が引き出し方向に移動することを防止する移動阻止手段を設けているものがあげられる。
これにより、移送中に不用意に引き出し収容部が移動して光学フィルム(光学フィルムを収容した袋)が飛び出すことを防止することができる。
本発明にかかる前記移動阻止手段は、ラック部の前方側に着脱可能に設けられる移動阻止棒であることが好ましい。
ラック部の前方側に設けることで、確実に引き出し部の移動を阻止できる。また、着脱自在にすることで、光学フィルムの取り出し作業を容易に行うことができる。
本発明に係る光学フィルム移送用台車の好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、光学フィルム移送用台車の外観構成を示す図である。
<移送用台車の構成(概略)>
図1(a)は、トラックで輸送するとき、工場敷地内を移送するときの形態を示し、(b)は、工場内あるいは工場内のクリーンルーム内を移送するときの形態を示し、(c)は、クリーンルーム内で内カバーを開けた状態を示し、(d)は引き出し部を引き出した状態を示す。
移送用台車は、台車部2の上にラック部1が搭載された形態となっている。ラック部1には、上下方向に沿って多数の引き出し部10が設けられており、引き出し部10に光学フィルムを収容することができる。台車部2には、作業者が操作する操作部2aと、4つのキャスター2bと、プレート2cが設けられている。このプレート2cの上にラック部1が載せられるが、ラック部1と台車部2とは一体構造となっているのではなく、両者を容易に切り離しできる構造を採用している。
ラック部1には、カバー手段としての内カバー3と外カバー4とが設けられる。図1(a)は、内カバー3の上にさらに外カバー4をかぶせた状態であり、工場外を移送させるときは、この状態で移送させる。外カバー4をかぶせることで、内カバー3に塵埃が付着するのを防止する。工場内のクリーンルームへ移動するときに、外カバー4を外して(b)に示すように内カバー3が露出した状態にする。これにより、クリーンルーム内に塵埃を持ち込むことを防止する。また、台車部2もクリーンルーム内に入るときに別の台車部2に載せかえる。台車部2にも塵埃が付着しているので、これをクリーンルーム内に持ち込まないようにする。
光学フィルムを取り出すときは、内カバー3を外した状態にする。内カバー3は前方側の左右稜線部にチャック3aが形成されているので、このチャック3aをあければ、内カバー3のうち前方部分のみを持ち上げることができる。従って、内カバー3の全体をラック部1から取り外す必要はないので作業は簡単である。もちろん、内カバー3を全部取り外すような構成にしても良い。
ラック部1の前方にはストッパー11(移動阻止手段、移動阻止棒に相当)が着脱自在に取り付けられている。光学フィルムを取り出すときは、このストッパー11を外した状態にしてから、引き出し部10を前方に引き出せばよい。
<移送用台車の構成(詳細)>
次に移送用台車の詳細構成を説明する。図2は、移送用台車を構成するラック本体部1A(引き出し本体部に相当)とラック支持部1B(引き出し支持部に相当)と台車部2とを分離した状態で示す。図3は、ラック本体部1Aの構成を示し、図4はラック支持部1Bの構成を示す。図5は台車部2の構成を示す。ラック本体部1Aとラック支持部1Bによりラック部1が形成される。
ラック本体部1Aは、多数の支柱を溶接で組み合わせることで構成される。支柱は、重量を小さくするために好ましくはアルミニウム製の角柱パイプ材を用いることができる。支柱は四隅位置に垂直方向に配置させる4本の支柱12aと、前方に水平に配置される支柱12bと、後方に水平に配置される支柱12cと、前後方向にかつ水平に配置される支柱12dと、後方に垂直に配置される支柱12eと、左右両側面に垂直方向に配置される支柱12fとを有している。これらを溶接で接合することで、ラック本体部1Aの骨格(フレーム)が形成される。
ラック本体部1Aの左右両側面の内側には、引き出し部10を構成するための引き出しレール13が多数取り付けられる。この引き出しレール13は、市販品を用いることができる。図6は、使用される引き出しレール13の一例を示す。引き出しレール13は、固定レール部材13aと、この固定レール部材13aに対してスライド移動する移動レール部材13bとから構成される。固定レール部材13aが、先ほど説明した垂直姿勢の支柱12fに対してネジで結合されることで取り付けられる。
図7は、一対の引き出しレール13の間に取り付けられる引き出し収容部14を示す図である。引き出し収容部14は、ベースプレート140と、光学フィルムが収容された収容袋を上から押さえるために、1つの第1固定治具141と2つの第2固定治具142を備えている。第1固定治具141は、細長いプレート状に形成されその両端部に固定用面ファスナー141bが設けられており、その内側に固定ブロック141aが設けられている。第2固定治具142も同じ構成である。
ベースプレート140にも周方向の適宜の個所に固定ブロック140aが設けられ、さらに、その固定ブロック140aの上面に固定用の面ファスナー140bが取り付けられている。収容袋を引き出し収容部14にセットしたり、取り出したりするときは、第1・第2固定治具141,142をベースプレート140から外せばよい。面ファスナーによる着脱機構であるから、着脱を容易にすることができ、収容袋のセット・取り出し作業を簡素化することができる。なお、ベースプレート140の周囲は補強のために補強枠140cが形成されている。ベースプレート140の上に光学フィルムが収容された収容袋が載せられるが、位置決めの目安となるように印刷をしておくことが好ましい。
次に、図4によりラック支持部1Bの構成を説明する。図4に示すように、四隅位置に垂直に配置される4本の支柱15aと、周囲位置に水平方向に配置される支柱15bと、支柱15bで形成される枠内に水平に配置される支柱15cと、4本の支柱15aのすぐ下側に垂直に配置される支柱15dとにより構成される。支柱15dは、脚部材として機能し、太さも太くなっている。ラック支持部1Bを構成する各支柱は、好ましくはステンレス製の角柱パイプ材により形成される。すなわち、 ラック支持部1Bは、ラック本体部1Aにより強度の強い材料で形成しているので、ラック本体部1Aにより多くの引き出し部10を設けることができる。4本の支柱15dを設けることで、ラック部1の下部に空間部を形成し、フォークリフトの爪を挿入することができる。
ラック本体部1Aとラック支持部1Bの結合は、次のように行う。すなわち、 ラック本体部1Aの四隅の支柱12aと、ラック支持部1Bの四隅の支柱15aは同じ位置に配置されており、中空パイプである支柱15aの中に、支柱12aの下部先端12xを挿入することができる。これにより、両者を簡単に結合することができる。
次に図5により台車部2の構成を説明する。図5に示すように4本の水平方向に配置される支柱16aにより矩形の枠体を構成し、その枠体の内部に補強のために支柱16bを配置する。台車部2を構成する支柱もステンレス製の角柱パイプ材で形成される。枠体の裏面には、4つのキャスター17が取り付けられる。また、枠体の四隅には、平面視でL型のラック位置決め部材18が取り付けられている。ラック支持部1Bの4本の脚部材(支柱15d)がこのラック位置決め部材18の内側に入り込む。ラック支持部1Bを入れやすいように位置決め部材18の先端18aを少し外側に広げている。このように、ラック部1は、台車部2に載せるだけであるから、ラック部1と台車部2とは容易に切り離すことができる。なお、支柱16aの1つには、操作部である取っ手19が設けられる。支柱16aには、2つの取っ手取り付け部20が取り付けられる。取っ手取り付け部20に対して取っ手19を着脱自在に装着することができる。
次にストッパー11の構成について図8により説明する。ストッパー11は、移送中に不用意に引き出し部10が前方に引き出されないように押さえておく機能を有する。ストッパー11も他の支柱と同様に角柱パイプ部材により形成される。ストッパー11の上方端部は、ラック本体部1の支柱12bに取り付けられた第1ストッパー支持部21に挿入される。ストッパー11の下方の端部は、ラック支持部1Bの支柱15bに取り付けられた第2ストッパー支持部22に挿入される。ストッパー11の取り外しは次のように行う。ストッパー11の上側には移動できるように空間が形成されているので、ストッパー11を少し上方に移動させる。ストッパー11の下方端部が第2ストッパー支持部22から外れると、下方端部を手前方向に移動させ、ストッパー11を外すことができる。ストッパー11の取り付けは、今の手順を逆に行えばよい。
<移送手順>
次に製造工場から加工工場へと光学フィルムを移送する場合の手順を図9により説明する。製造工場で製造された光学フィルムは、適宜の枚数を積み重ねた状態で収容袋に収容する。この収容袋を図7で説明したように引き出し収容部14に収容する。先ほど説明したように、第1・第2固定治具141,142により収容袋を抑えておくことができる。
第1・第2固定治具141,142の代わりに引き出し収容部14の上に保持シート42を配設することができる(図11参照)。収容袋Pを収容するとき、保持シート42が配設された引き出し収容部14上に収容袋Pを載置すると、収容袋Pと保持シート42との接触面に保持力が作用する。よって、収容袋Pは引き出し収容部14上に保持された状態になる。従って、搬送時のゆれや振動によって、収容袋Pが引き出し収容部14上でずれることがない。収容袋Pを回収する時には、保持シートから引き剥がすように収容袋Pに力を加える。収容袋Pと保持シートとの接触面に作用する剥離力は弱いので、収容袋Pは容易に保持シートから引き剥がされて分離する。保持シート42は引き出し収容部14の上面に貼着等により配設することができ、その枚数については適宜(例えば2枚)設定することができる。
すべての収容を完了した後に、内カバー3をかぶせる。光学フィルムの製造はクリーンルームで行われるが、クリーンルーム内で使用した台車部2は、工場外部では使用しない。トラックの位置に運ぶまでに、一旦ステーション32に載せかえる。ステーションの最終工程で屋外用の台車部2に載せかえる。載せかえの時にフォークリフトを使用することができる。また、このとき、内カバー3の上からさらに外カバー4をかぶせる。この状態でトラックに載せて、加工工場まで搬送する。
加工工場に到着すると、台車部2とラック部1を切り離してラック部1のみをステーション33に載せかえる。切り離された台車部2は、トラックに載せて製造工場に戻す。ステーションの最終工程で別の台車部2にラック部1を搭載して、クリーンルームの入り口まで移送する。クリーンルームの入り口で外カバー4を外し、内カバー3をした状態でエアーシャワーを浴びせた後、クリーンルーム内に搬入される。内カバー3は、ラック部1から光学フィルムを取り出すときにのみ開かれる。
<比較例の構成>
比較例として箱式の移送手段を図10に示す。箱本体40の中に図7で説明したのと同じ収容部材42を積み重ねて収容できる。収容部材42に収容袋を収容したのち、箱本体40の中に積み重ねる。埃を防止するために蓋41をかぶせる。この箱は台車に載せた状態で移送させることができる。
かかる箱に積み重ねる場合、収容部材42の強度を考えると一度に多くを収容することは難しい。これに対して、本発明の場合は、引き出し式に収容するものであり、直接収容部材42を(引き出し収容部14)積み重ねているわけではないので、箱式のような強度を考慮する必要はない。
また、収容部が設けられた台車として跳ね上げ式台車が知られているが、ラック部と台車部とが一体構造となっており、載せかえ作業が煩雑となる。本発明に係る移送用台車は、ラック部と台車部とが切り離せるので、載せかえ作業が簡素化される。
<別実施形態>
本発明において移送対象となる光学フィルムについては、特定のフィルムに限定されるものではない。例えば、偏光子の片面又は両面に粘着剤層を介して透明保護フィルムを積層した偏光板があげられる。
図11において、引き出し収容部14の上面に貼着される保持シート42は、適宜の枚数を積み重ねた状態で光学フィルムを収容した収容袋Pが載置される面に吸着層を備え、 面接触した収容袋Pを固定的に保持することができ、かつ、収容袋Pを傷めることなく容易に剥離分離することができる。言い換えれば、保持シート42は保持力は高く、 剥離力は小さいという特性を有する。さらに、剥離後も面接触した収容袋Pを保持する保持力は衰えず、繰り返し使用することができる。また、 剥離する時に収容袋Pに糊残りなどの汚れが付着することはない。
例えば、実際に使用する保持シート42の具体的な特性値は、 垂直方向の保持力が8.53×10-2N/mm2 、水平方向の保持力が9.12×10-2、剥離力(剥がし易さ)0.0412N/25mmである。このような保持シート42として、例えば、フジコピアン株式会社製の「FIXFILM(フィックスフィルム)」が好適に用いられる。
一実施形態として、保持シート42は、引き出し収容部14の中心部を通るように1枚貼着し、さらに、この中心部の保持シートに平行になるように片側にのみ貼着できる。これにより、保持シートの接触面積を確保しつつ、収容袋Pをより剥がしやすいようにすることができる。なお、保持シート42の配置は、これに限られるものではなく、引き出し収容部14の中央部から偏芯した位置にのみ保持シート42を貼着してもよい。また、収容袋Pが載置される範囲にわたって均一に、または中心に対して対称に保持シート42を配置してもよい。あるいは、収容袋Pの隅部分のみと接触するように保持シートを配置しても良い。
かかる構成によれば、梱包作業や回収作業が、載置するのみ、又は、剥離するのみといった一動作によって行うことができるので、大幅に省力化を達成することができる。そのため、梱包・回収作業に要する時間を短縮することができる。固定治具141,142あるいは粘着テープ等の消耗品を使用しないので経済的であり、かつ回収時も廃棄物を発生させることはない。
光学フィルム移送用台車の外観構成を示す図 移送用台車を構成するユニットを分離した状態で示す図 ラック本体部の構成を示す図 ラック支持部の構成を示す図 台車部の構成を示す図 引き出しレールの構成を示す図 引き出し収容部の構成を示す図 ストッパーの着脱方法を示す図 光学フィルムの移送手順を説明する図 比較例の構成を示す図 引き出し収容部の別実施形態を示す図
符号の説明
1 ラック部
1A ラック本体部
1B ラック支持部
2 台車部
10 引き出し部
11 移動阻止棒
13 引き出しレール
14 引き出し収容部
17 キャスター

Claims (8)

  1. 光学フィルムを収容するための引き出し収容部が上下方向に並べて配置されたラック部と、
    ラック部の下側に設けられ、キャスターが取り付けられた台車部と、
    ラック部にかぶせられるカバーとを備え、
    前記ラック部と前記台車部とを切り離し可能に構成した光学フィルム移送用台車であって、
    前記引き出し収容部は、前記光学フィルムが収容された収容袋が載置されるベースプレートと、このベースプレートに対して着脱自在に取り付けられ、前記収容袋を上から押さえるための固定治具と、を備えていることを特徴とする光学フィルム移送用台車。
  2. ラック部の下部にフォークリフトの爪が挿入される空間部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム移送用台車。
  3. 前記カバーは、
    ラック部に収容された光学フィルムのクリーン度を保護する防塵用の内カバーと、
    この内カバーのさらに外側にかぶせられ、着脱自在な外カバーとから構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学フィルム移送用台車。
  4. 移送中に引き出し収容部が引き出し方向に移動することを防止する移動阻止手段を設けていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の光学フィルム移送用台車。
  5. 前記移動阻止手段は、ラック部の前方側に着脱可能に設けられる移動阻止棒であることを特徴とする請求項に記載の光学フィルム移送用台車。
  6. 前記固定治具は、細長いプレート状の第1固定治具と、この第1固定治具に直交する細長いプレート状の第2固定治具により構成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の光学フィルム移送用台車。
  7. 前記固定治具は、第1面ファスナーとその内側に位置する第1固定ブロックを備え、前記ベースプレートは、第2固定ブロックと、その上面に設けられる第2面ファスナーとを備え、
    前記第1固定ブロックにより前記光学フィルムの位置決めを行い、前記第1面ファスナーと第2面ファスナーとの結合により前記固定治具を前記ベースプレートに装着させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光学フィルム移送用台車。
  8. 光学フィルムを収容するための引き出し収容部が上下方向に並べて配置されたラック部と、
    ラック部の下側に設けられ、キャスターが取り付けられた台車部と、
    ラック部にかぶせられるカバーとを備え、
    前記ラック部と前記台車部とを切り離し可能に構成した光学フィルム移送用台車であって、
    前記引き出し収容部は、その上面に前記光学フィルムが収容された収容袋を吸着保持するための保持シートを有することを特徴とする光学フィルム移送用台車。
JP2003418267A 2003-12-16 2003-12-16 光学フィルム移送用台車 Expired - Fee Related JP4290542B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003418267A JP4290542B2 (ja) 2003-12-16 2003-12-16 光学フィルム移送用台車
TW093134707A TW200526488A (en) 2003-12-16 2004-11-12 Trolley for delivering optical film
KR1020040097808A KR20050061297A (ko) 2003-12-16 2004-11-26 광학필름 이송용 수레
CNA2004101007894A CN1629059A (zh) 2003-12-16 2004-12-14 光学薄膜输送用台车

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003418267A JP4290542B2 (ja) 2003-12-16 2003-12-16 光学フィルム移送用台車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005178432A JP2005178432A (ja) 2005-07-07
JP4290542B2 true JP4290542B2 (ja) 2009-07-08

Family

ID=34780523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003418267A Expired - Fee Related JP4290542B2 (ja) 2003-12-16 2003-12-16 光学フィルム移送用台車

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP4290542B2 (ja)
KR (1) KR20050061297A (ja)
CN (1) CN1629059A (ja)
TW (1) TW200526488A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11555576B2 (en) 2014-12-24 2023-01-17 Veltek Associates, Inc. Stationary transfer platform and cleaning device for supply transport device
USD1047340S1 (en) 2015-12-22 2024-10-15 Veltek Associates, Inc. Wheel base assembly

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2433243B (en) * 2005-11-29 2010-03-24 Linpac Materials Handling Ltd Distribution system
CN102633077B (zh) * 2012-04-15 2014-06-25 昆明新高原电子信息有限公司 一种基于自动搬运小车的可搬运式货架仓储系统
KR101525935B1 (ko) * 2014-02-26 2015-06-04 (주)루맷 디스플레이용 필름 및 시트류 수납케이스 이송용 대차
KR101721914B1 (ko) * 2015-07-13 2017-04-03 한국항공우주연구원 접이식이동카트를 설치한 운송컨테이너
WO2017222936A1 (en) * 2016-06-23 2017-12-28 Veltek Associates, Inc. Cart with removable wheel base
JP6490864B1 (ja) * 2018-10-01 2019-03-27 五郎 寺尾 荷役補助装置、ロールボックスパレットの持ち上げ方法
CN112498443A (zh) * 2020-12-08 2021-03-16 李恩林 一种可调节的汽车零部件存放转运装置
CN113264096B (zh) * 2021-05-26 2022-07-26 中国十七冶集团有限公司 一种土木工程用板材运输装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11555576B2 (en) 2014-12-24 2023-01-17 Veltek Associates, Inc. Stationary transfer platform and cleaning device for supply transport device
USD1047340S1 (en) 2015-12-22 2024-10-15 Veltek Associates, Inc. Wheel base assembly

Also Published As

Publication number Publication date
TW200526488A (en) 2005-08-16
CN1629059A (zh) 2005-06-22
KR20050061297A (ko) 2005-06-22
JP2005178432A (ja) 2005-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4290542B2 (ja) 光学フィルム移送用台車
JP2007153353A (ja) 板状物品収容ケース及び板状物品移送用台車及びこれらを用いた光学表示装置の製造方法
FR2711957A1 (fr) Procédé et dispositif d'assemblage pour pièces de carrosserie.
JP3643838B1 (ja) ディスプレイ用平面ガラス板の包装コンテナ及び包装方法
JP2009298479A (ja) ガラスシートの梱包
JP2007153355A (ja) 板状物品移送用台車
TWI296602B (ja)
JP4775755B2 (ja) ガラス板梱包箱とガラス板梱包方法及びガラス板開梱方法並びにガラス板開梱装置
JP4402582B2 (ja) 大型フォトマスク用ケース及びケース交換装置
JP2004067248A (ja) 板状物の梱包体及びその梱包方法
JP2006326813A (ja) 薄肉部品積層体の自動組立装置および薄肉部品を備えた荷姿構造
JP2004217094A (ja) リール収納・搬送台車
JP4330808B2 (ja) ワーク供給方法及びこの方法の実施に用いるハンドリングロボット
JP5498194B2 (ja) 搬送台車および搬送方法
JP3995047B2 (ja) 積層ガラス体の収納ケース
TWI534927B (zh) 片材固著系統及片材固著方法
JP3205374U (ja) ペリクルフレーム台車
KR101312489B1 (ko) 리소그래피용 대형 펠리클 수납용기
JP3232977U (ja) 荷物用カバーおよび付け替え用のカバー本体
JPH07101503A (ja) クリーン装置付き台車
JP4324486B2 (ja) 製品運搬保管装置
JPH11152139A (ja) 小型産業用機器の梱包台車
JP4951078B2 (ja) 遊技機運搬用コンテナ
JP2546543Y2 (ja) 航空機タイヤ用コンテナ
JP5348471B2 (ja) ガラス板梱包箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080617

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090331

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4290542

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150410

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees