JP4286725B2 - グロメットおよびグロメットの取付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、グロメットに関し、詳しくは、例えば車両用ドアハーネスの配に用いられるグロメットおよびグロメットの取付け方法に関する。
従来、グロメットおよびグロメットの取付方法の一例として、2つの半環状体を相互に突き合わせてグロメットインナを構成したグロメットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されたグロメットは、ワイヤハーネスを内側に取り囲むようにして、2つの半環状体の端部を相互に突き合わせ、一方の端部に設けた係合突起を、相手側の端部の差し込み凹部に差し込み結合することにより、環状のグロメットインナを構成する。次いで、このグロメットインナをグロメットアウタに嵌合させることにより、硬質と軟質の2部品よりなるグロメットを構成し、パネルの貫通孔にこのグロメットを嵌着することで、パネルに対するワイヤハーネスの貫通部をシールしている。
また、従来のグロメットおよびグロメットの取付方法の他の一例として、パネルに形成された係合孔に挿入されて係合する弾性変形可能なクリップと、クリップの基部に周回して形成された防水リップとを備えたグロメットが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に開示されたグロメットは、車両のドアにおけるドアインナパネルのヒンジ取付部側の側面部に装着して車両用ハーネスを配索するに際し、クリップをドアの側面部のクリップ係合孔へ押し込むことにより車両用ハーネスを配索する。
また、従来のグロメットおよびグロメットの取付方法の他の一例として、貫通孔に直接係合するアウタ部材と、ケーブルに直接係合するインナー部材とからなるグロメットが知られている(例えば、特許文献3参照)。
特許文献3に開示されたグロメットは、両半円筒体を閉じたアウタ部材を反フランジ側から貫通孔に挿入して強く押し込むことにより、貫通孔の内周縁に押された突起が内向きに変形してから復元してアウタ部材が貫通孔から抜けなくなる。そして、ケーブルに固定されたインナー部材は、開いた状態のアウタ部材の両半円筒体同士間に形成された軸線方向に沿うスリット状の開放面から径方向内向きに挿通孔内に挿入され、この状態で両半円筒体を閉じることにより、ケーブルに固定された状態のインナー部材がアウタ部材に対して軸線方向移動不能にかつ回転不能に一体的に結合する。
また、従来のグロメットおよびグロメットの取付方法の他の一例として、グロメット本体が、蛇腹状の小径筒部の両側に大径筒部を連続させ、一方側の大径筒部に樹脂インナーを組み込んだグロメットが知られている(例えば、特許文献4参照)。
特許文献4に開示されたグロメットは、ドアハーネスを挿通し、車体パネルとドアパネルの間に取り付け、ドアパネルの第1貫通穴にグロメットの樹脂インナー組み込み側の大径筒部を先通して、車体パネルの第2貫通穴に樹脂インナーを係止し、ドアパネルの第1貫通穴に他方の大径筒部を係止している。
特開2003−180019号公報(第3〜5頁、図1) 特開2000−168466号公報(第4〜5頁、図2) 特開平11−069573号公報(第3頁、図2) 特開2002−010450号公報(第3頁、図5)
ところが、上記特許文献1では、一方の端部に設けた係合突起を相手側の端部の差し込み凹部に差し込み結合した係合部分の強度が高くないので、確実な係合状態を得ることができ難いとともに、組付け性が良好でない。
また、上記特許文献2では、グロメット本体の保護筒に車両用ハーネスを挿通させた後に、グロメット本体の裏面側からグロメットインナーカバーの挿入板部を挿入・装着し、車両用ハーネスの両側をグロメットインナーカバーの係止突起に係止する。そして、グロメットインナーベースの装着板部をグロメット本体の裏面開口部を塞ぐように挿入・装着すると共に、係合リブに係合突起を係合させ、その後に、カバー片を屈曲ベース片側に重ねて係合させているために、ワンタッチで組付けを行うことができず、組付け性が良好ではない。
また、上記特許文献3では、両半円筒体を閉じた係合部分の強度が高くないので、確実な係合状態を得ることができ難いとともに、組付け性が良好でない。
また、上記特許文献4では、半割り形状に分割された樹脂インナーを折り畳んで用いているために、確実な係合状態を得ることができ難いとともに、組付け性が良好でない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、組付け性を良好にすることができるグロメットおよびグロメットの取付方法を提供することにある。
(1) 本発明に係るグロメットは、ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配するグロメットであって、前記グロメットが、弾性体により成形されたグロメット本体と、該グロメット本体に組み付けられる硬質部材とでなり、該硬質部材が、ワイヤハーネス貫通孔を有するインナーカバーと、該インナーカバーに嵌着されるインナーベースとを備え、前記インナーカバーが、前記ワイヤハーネス貫通孔の一方を形成するとともにガイド溝を有し、端部に回動部を有するインナーカバー本体と、前記ワイヤハーネス貫通孔の他方を形成するとともに該ガイド溝に沿ってスライド移動可能にして該回動部に連結され、前記回動部の回動に伴い該ワイヤハーネス貫通孔の孔径を変更するスライド部とを備えていることを特徴としている。
上記(1)に記載の発明によれば、グロメット本体に組み付けられたインナーカバーにインナーベースを組み付けるだけでワイヤハーネスを配策することができる。従って、組付け性を良好にすることができる。また、インナーカバーが、ワイヤハーネス貫通孔の孔径を変更可能であるために、1種類の部品の組み合わせで多種のワイヤハーネス径に対応することができるので、汎用性を高めることができる。
また、上記()に記載の発明によれば、インナーベースをインナーカバーに組み付けた状態において、回動部を回動させるだけで、インナーカバー本体とスライド部とによって形成されるワイヤハーネス貫通孔の孔径を任意に変更させることができるので、簡単な操作でワイヤハーネス貫通孔の孔径の変更を行うことができる。また、スライド部をスライド移動させることにより、ワイヤハーネス貫通孔の孔径を変更することにより、ワイヤハーネスを支持することができるために、ワイヤハーネス結束部として用いることができる。
) また、本発明に係るグロメットの取付方法は、ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配するグロメットの取付方法であって、弾性体により成形されたグロメット本体と、該グロメット本体に組み付けられる硬質部材と、でなり、該硬質部材が、孔径を変更可能なワイヤハーネス貫通孔を有するインナーカバーと、該インナーカバーに嵌着されるインナーベースと、を備え、該インナーカバーが、該ワイヤハーネス貫通孔の一方を形成するとともにガイド溝を有し、端部に回動部を有するインナーカバー本体と、前記ワイヤハーネス貫通孔の他方を形成するとともに該ガイド溝に沿ってスライド移動可能にして該回動部に連結され、前記回動部の回動に伴い、該ワイヤハーネス貫通孔の孔径を変更するスライド部と、を備えたグロメットを用い、前記グロメット本体に前記インナーカバーを組み付けてから、該インナーカバーに前記インナーベースを組み付け、インナーカバーの回動部を回動させ、スライド部をスライド移動させてワイヤハーネス貫通孔の孔径を変更し、前記ドアに取付けることを特徴としている。
上記()に記載の発明によれば、グロメット本体に組み付けられたインナーカバーにインナーベースを組み付け、インナーカバーの回動部を回動させることにより、スライド部をスライド移動させてワイヤハーネス貫通孔の孔径を変更してドアに取付けるグロメットの取付方法を用いるために、組付け性を良好にすることができる。
(3) また、本発明に係るグロメットは、ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配索するグロメットであって、前記グロメットが、弾性体により成形されたグロメット本体と、該グロメット本体に組み付けられる硬質部材とでなり、該硬質部材が、インナーカバーと該インナーカバーに嵌着されるインナーベースとを備え、前記インナーカバーが第1インナーカバーと第2インナーカバーとで2分割で独立または連結して形成されるとともに、前記第1インナーカバーと前記第2インナーカバーがワイヤハーネス貫通孔を形成する部分にワイヤハーネスを通すことのできる切欠を有し、さらに前記第1インナーカバーと前記第2インナーカバーが他方のインナーカバーの前記切欠きに係合する係合突起を有しており、前記第1インナーカバーと前記第2インナーカバーとが重合結合されてワイヤハーネス貫通孔を形成することを特徴とている。
上記()に記載の発明によれば、第1,第2インナーカバーの切欠を通じてワイヤハーネスを挿通してから重合されることにより組み立てられたインナーカバーをグロメット本体に組み付け、インナーカバーにインナーベースを組み付けるだけでワイヤハーネスを配策することができるので、組付け性を良好にすることができる。また、重合結合されることによりワイヤハーネス貫通孔を形成するインナーカバーが、第1インナーカバーと第2インナーカバーとを重合結合されているために、組付け状態での強度を高くすることができる。
(4) また、本発明に係るグロメットの取付方法は、ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配索するグロメットの取付方法であって、弾性体により成形されたグロメット本体と、該グロメット本体に組み付けられる硬質部材とでなり、該硬質部材が、インナーカバーと該インナーカバーに嵌着されるインナーベースとを備え、前記インナーカバーが第1インナーカバーと第2インナーカバーとで2分割で独立または連結して形成されているとともに、前記第1インナーカバーと前記第2インナーカバーがワイヤハーネス貫通孔を形成する部分にワイヤハーネスを通すことのできる切欠を有し、さらに、前記第1インナーカバーと前記第2インナーカバーが他方のインナーカバーの前記切欠に係合する係合突起を有しており、前記第1インナーカバーと前記第2インナーカバーとが重合結合されてワイヤハーネス貫通孔を形成するグロメットを用い、前記第1インナーカバーと前記第2インナーカバーとを重合結合させてワイヤハーネス貫通孔を形成した前記インナーカバーを前記グロメット本体に組み付けてから、前記インナーベースを組み付けて、前記ドアに取付けることを特徴としている。
上記()に記載の発明によれば、第1,第2インナーカバーの切欠を通じてワイヤハーネスを挿通してから重合されることにより組み立てられたインナーカバーをグロメット本体に組み付け、そのインナーカバーにインナーベースを組み付けるだけでワイヤハーネスを配策するグロメットの取付方法を用いるために、組付け状態での強度を高くすることができるとともに組付け性を良好にすることができる。
) また、本発明に係るグロメットは、ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配するグロメットであって、前記グロメットが、弾性体により成形されたグロメット本体と該グロメット本体に組み付けられる硬質部材とでなり、該硬質部材が、ワイヤハーネス貫通孔が形成されたインナーカバーと該インナーカバーに嵌着されるインナーベースとを備え、前記インナーカバーが、第1カバー部と第2カバー部とからなり、前記第1カバー部はL字形状の板状に形成され、側端部には前記ワイヤハーネス貫通孔の片側を形成する半円形状の孔形成部を有し、さらに前記孔形成部の両側に突出した第1ガイド板および第2ガイド板を有しており、前記第2カバー部は前記第1カバー部と対称のL字形状の板状に形成され、側端部には前記ワイヤハーネス貫通孔の他の片側を形成する半円形状の孔形成部を有し、さらに前記孔形成部の両側に前記第1カバー部の第1ガイド板および第2ガイド板を誘導する第1受溝および第2受溝を有しており、そして、前記インナーカバーが前記ワイヤハーネス貫通孔を開放するように展開可能であることを特徴としている。
上記()に記載の発明によれば、インナーカバーは、ワイヤハーネス貫通孔を開放させているときにワイヤハーネスを挿通させてから、ワイヤハーネス貫通孔を閉塞させることにより、ワイヤハーネスをワイヤハーネス貫通孔に簡単に挿通させることができる。これにより、閉塞されることにより組付け状態での強度を高くすることができるとともに、ワイヤハーネスにコネクタ等が接続されていても、何ら支障なくワイヤハーネスを組み付けることができるので、組付け性を良好にすることができる。
) また、本発明に係るグロメットは、ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配するグロメットの取付方法であって、弾性体により成形されたグロメット本体と、該グロメット本体に組み付けられる硬質部材とでなり、該硬質部材が、ワイヤハーネス貫通孔が形成されたインナーカバーと該インナーカバーに嵌着されるインナーベースとを備え、前記インナーカバーが、第1カバー部と第2カバー部とからなり、前記第1カバー部はL字形状の板状に形成され、側端部には前記ワイヤハーネス貫通孔の片側を形成する半円形状の孔形成部を有し、さらに前記孔形成部の両側に突出した第1ガイド板および第2ガイド板を有しており、前記第2カバー部は前記第1カバー部と対称のL字形状の板状に形成され、側端部には前記ワイヤハーネス貫通孔の他の片側を形成する半円形状の孔形成部を有し、さらに前記孔形成部の両側に前記第1カバー部の第1ガイド板および第2ガイド板を誘導する第1受溝および第2受溝を有しており、そして、前記インナーカバーが前記ワイヤハーネス貫通孔を開放するように展開可能であるグロメットを用い、前記ワイヤハーネス貫通孔を開放させてワイヤハーネスを挿通させてから該ワイヤハーネス貫通孔を閉塞させたインナーカバーを前記グロメット本体に組み付けた後に、前記インナーベースを組み付けて、前記ドアに取付けることを特徴としている。
上記()に記載の発明によれば、インナーカバーのワイヤハーネス貫通孔を開放させた工程でワイヤハーネスを挿通させ、ワイヤハーネス貫通孔を閉塞させることにより、ワイヤハーネスをワイヤハーネス貫通孔に簡単に挿通させることができるグロメットの取付方法が用いられる。これにより、ワイヤハーネスにコネクタ等が接続されていても、何ら支障なくワイヤハーネスを組み付けることができるので、組付け性を良好にすることができる。
) また、本発明に係るグロメットは、ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配するグロメットであって、前記グロメットが、弾性体により成形されたグロメット本体と、該グロメット本体に組み付けられる硬質部材と、でなり、該硬質部材が、ワイヤハーネス貫通孔が形成されたインナーカバーと、該インナーカバーに嵌着されるインナーベースと、を備え、前記インナーベースが、前記ドアに係止される係止フックと、該係止フックの係止を解除する解除手段と、を有することを特徴としている。
上記()に記載の発明によれば、インナーベースに有する係止フックによってドアへの取付けを行なうことができるとともに、インナーベースに有する解除手段によってドアからの取り外しを行うことができる。これにより、ドアに対するワイヤハーネスの着脱作業を簡単に行うことができるので、組付け性を良好にすることができる。
) また、本発明に係るグロメットの取付方法は、ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配するグロメットの取付方法であって、弾性体により成形されたグロメット本体と、該グロメット本体に組み付けられる硬質部材と、でなり、該硬質部材が、ワイヤハーネス貫通孔が形成されたインナーカバーと、該インナーカバーに嵌着されるインナーベースと、を備え、前記インナーベースが、前記ドアに係止される係止フックと、該係止フックの係止を解除する解除手段と、を有するグロメットを用い、前記インナーベースの前記係止フックにより前記ドアに係止する一方、該インナーベースの該解除手段によりドアに係止された係止フックを解除することを特徴としている。
上記()に記載の発明によれば、インナーベースに有する係止フックによってドアへの取付けを行ない、インナーベースに有する解除手段によってドアからの取り外しを行うグロメットの取付方法が用いられるので、ドアに対するワイヤハーネスの着脱作業を簡単に行えるとともに、組付け性を良好にできる。
) また、本発明に係るグロメットは、ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配するグロメットであって、前記グロメットが、弾性体により成形されたグロメット本体と、該グロメット本体に組み付けられる硬質部材と、でなり、該硬質部材が、ワイヤハーネス貫通孔が形成されたインナーカバーと、該インナーカバーに嵌着されるインナーベースと、を備え、前記インナーベースが、前記ドアに係止される係止フックと、該係止フックの係止を解除する解除手段と、を有し、該解除手段が、回動部材と、該回動部材の回動に伴い前記係止フックを係止位置及び係止解除位置に傾動可能なカム機構と、からなることを特徴としている。
上記()に記載の発明によれば、インナーベースに有する係止フックによってドアへの取付けを行なうことができるとともに、回動部材の回動により作動するカム機構によって係止フックを係止解除位置に傾動させることにより、ドアに係止された係止フックを解除することができる。これにより、ドアに対するワイヤハーネスの着脱作業を簡単に行うことができるので、組付け性を良好にすることができる。
10)また、本発明に係るグロメットの取付方法は、ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配するグロメットの取付方法であって、弾性体により成形されたグロメット本体と、該グロメット本体に組み付けられる硬質部材とでなり、該硬質部材が、ワイヤハーネス貫通孔が形成されたインナーカバーと、該インナーカバーに嵌着されるインナーベースとを備え、前記インナーベースが、前記ドアに係止される係止フックと該係止フックの係止を解除する解除手段とを有し、該解除手段が、回動部材と、該回動部材の回動に伴い前記係止フックを係止位置および係止解除位置に傾動可能なカム機構とからなるグロメットを用い、記回動部材を回動させて前記カム機構により前記係止フックを係止位置に配置して係止フックにより前記ドアに係止する一方、前記回動部材を回動させて前記カム機構により係止フックを係止解除位置に傾動させてドアに係止された係止フックを解除することを特徴としている。
上記(10)に記載の発明によれば、回動部材を回動させてカム機構を介して係止フックを係止位置に配置してドアへの取付けを行うとともに、回動部材を回動させてカム機構を介して係止フックを係止解除位置に傾動させてドアからの取り外しを行うグロメットの取付方法が用いられるので、ドアに対するワイヤハーネスの着脱作業を簡単に行えるとともに、組付け性を良好にできる。
本発明のグロメットおよびグロメットの取付方法によれば、組付け性が良好でない、という問題を解消でき、これにより、組付け性を良好にすることができるという効果が得られる。
以下、本発明に係る複数の実施の形態例を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1〜図7は本発明に係るグロメットおよびグロメットの取付方法の第1実施形態である。図1は本発明に係るグロメットおよびグロメットの取付方法の第1実施形態に用いられるグロメットの分解斜視図、図2は図1に示すグロメットに用いるインナーカバーの単品外観斜視図、図3は図2に示すインナーカバーにおけるワイヤハーネス貫通孔の孔径変更時の外観斜視図、図4は図1に示すグロメットの組付け手順を説明する第1工程の外観斜視図、図5は図1に示すグロメットの組付け手順を説明する第2工程の外観斜視図、図6は図1に示すグロメットの組付け手順を説明する第3工程の外観斜視図、図7は図1に示すグロメットの取付状態の平面図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態であるグロメット10は、グロメット本体11と、インナーカバー13,インナーベース14からなる硬質部材12と、から構成されている。
グロメット本体11は、例えばゴム等の弾性体によって薄肉に成形されており、筒形状に形成された蛇腹部15の一端部に、ドア開口部の車体パネル(不図示)に嵌着けられる車体パネル固定部16を有し、蛇腹部15の他端部に、長円形を半分に切断した形状に形成された硬質部材固定部17を有する。グロメット本体11は、車体パネル固定部16の内周部から硬質部材固定部17の内周部にワイヤハーネス(図7に示す)500が挿通されるために、車体パネルから引き出されたワイヤハーネス500を、硬質部材固定部17が固定されるドアパネル(図7に示す)501までの間で、蛇腹部15によって折曲自在に保護する。このとき、ワイヤハーネス500は、ドアパネル501の室内側に取付けられるトリムパネル(図7に示す)502とドアパネル501の室内側との間の空間を配策されて、トリムパネル502に取付けられたパワーウインドスイッチやドアロックスイッチ(不図示)等のスイッチング手段に電気的に接続されるために、このスイッチング手段を、車体内に配置された制御回路に接続する。
硬質部材12は、インナーカバー13及びインナーベース14が、例えば、硬質のプラスチックス等の高分子材料を素材として成形されている。
インナーカバー13は、インナーカバー本体18と、スライド部19と、から組み立てられている。インナーカバー本体18は、外形が長円形を半分に切断した板形状に形成されており、グロメット本体11の硬質部材固定部17に嵌着けられる。インナーカバー本体18の中央部には、ワイヤハーネス貫通孔20の一方側半分を形成する孔形成部21と、この孔形成部21から端部に向けて形成されたガイド溝22と、を有する。そして、インナーカバー本体18の端部には、板形状をなす回動部23がヒンジ24を介して連結されている。インナーカバー本体18のガイド溝22の外周部と回動部23とには、インナーベース14を固定するための5個の係合部25が形成されている。
スライド部19は、板形状に形成されており、インナーカバー本体18のガイド溝22に沿ってスライド移動自在に組み付けられている。スライド部19は、先端部に、ワイヤハーネス貫通孔20の他方側半分を形成する孔形成部26が形成され、基端部が、ヒンジ27を介して中継板部材28の前端部に連結されている。そして、中継板部材28の後端部が、ヒンジ29を介して回動部23の中央部分に連結されている。
インナーベース14は、断面視コ字形状にして、インナーカバー本体18に被着される形状に形成されており、内側がワイヤハーネス挿通部30になっている。インナーベース14の後端部には、直立した端部にワイヤハーネス結束部31が形成されている。インナーベース14の外側面には、インナーカバー本体18の係合部25に係止される5個の係止突起32が形成されている。インナーカバー14及びインナーベース14は、肉薄であるために、従来のものと比較して厚さを小さくすることができる。
図2に示すように、インナーカバー13は、回動部23が直立状態にないと、中継板部材28を介してスライド部19が回動部23に近づいて配置されるために、孔形成部26が、インナーカバー本体18の孔形成部21から離れて配置され、それによって、大径のワイヤハーネス貫通孔20を形成することができる。
図3に示すように、インナーカバー13は、回動部23が直立状態にあると、中継板部材28を介してスライド部19が回動部23から離れて配置されるために、孔形成部26が、インナーカバー本体18の孔形成部21に近づいて配置され、それによって、小径のワイヤハーネス貫通孔20を形成することができる。このように、回動部23の回動によって、ワイヤハーネス貫通孔20の孔径を、簡単に変更させることができる。
次に、図4,図5,図6,図7を参照して、グロメット10を用いたグロメットの取付方法の手順について説明する。
図4に示すように、第1工程において、グロメット本体11の硬質部材固定部17にインナーカバー13を嵌着け、グロメット本体11を挿通させたワイヤハーネス500をインナーカバー13上に引き出す。このとき、回動部23は、直立状態にないために、大径のワイヤハーネス貫通孔20が形成されているので、ワイヤハーネス500の引き出しを容易に行うことができる。
次に、図5に示すように、第2工程において、インナーベース14をインナーカバー13に組み付ける。インナーベース14のインナーカバー13への組付けは、インナーベース14のインナーカバー13上の3個の係止突起32をインナーカバー13の3個の係合部15に係止させることにより行われる。ワイヤハーネス500は、インナーベース14のワイヤハーネス結束部31側に引き出される。
次に、図6に示すように、第3工程において、回動部23を直立させるように回動させ、インナーベース14の2個の係止突起32に回動部23の2個の係合部25を係止させる。そして、インナーベース14の端部から引き出されているワイヤハーネス500が、ワイヤハーネス結束部31でテープ巻き等により結束される。このとき、インナーベース14をインナーカバー13に組み付けた状態において、回動部23を回動させるだけで、ワイヤハーネス貫通孔20の孔径を任意に変更させることができるので、簡単な操作でワイヤハーネス貫通孔20の孔径の変更を行うことができる。また、スライド部19をスライド移動させることにより、ワイヤハーネス貫通孔20の孔径を変更することにより、ワイヤハーネス500を支持することができるために、ワイヤハーネス結束部として用いることができる。このように、グロメット本体11に組み付けられたインナーカバー13にインナーベース14を組み付けるだけでワイヤハーネス500を配策することができるので、組付け性を良好にすることができる。また、インナーカバー13が、ワイヤハーネス貫通孔20の孔径を変更可能であるために、1種類の部品の組み合わせで多種のワイヤハーネス径に対応することができるので、汎用性を高めることができる。
そして、図7に示すように、グロメット本体11の車体パネル固定部16がドア開口部の車体パネルに嵌着けられ、インナーベース14がドアパネル501の側部に固定される。ワイヤハーネス結束部31で結束されたワイヤハーネス500は、ドアパネル501の室内側に取付けられるトリムパネル502とドアパネル501の室内側との間の空間を配策されて、トリムパネル502に取付けられたパワーウインドスイッチ(不図示)等のスイッチング手段に電気的に接続される。
第1実施形態のグロメット10によれば、グロメット本体11に組み付けられたインナーカバー13にインナーベース14を組み付けるだけでワイヤハーネス500を配策することができるので、従来のものと比較して構造が簡素になり、組付け性を良好にすることができる。また、インナーカバー13が、ワイヤハーネス貫通孔20の孔径を変更可能であるために、1種類の部品の組み合わせで多種のワイヤハーネス径に対応することができるので、汎用性を高めることができる。
また、第1実施形態のグロメット10によれば、インナーベース14をインナーカバー13に組み付けた状態において、回動部23を回動させるだけで、インナーカバー本体18とスライド部19とによって形成されるワイヤハーネス貫通孔20の孔径を任意に変更させることができるので、簡単な操作でワイヤハーネス貫通孔20の孔径の変更を行うことができる。また、スライド部19をスライド移動させることにより、ワイヤハーネス貫通孔20の孔径を変更することにより、ワイヤハーネス500を支持することができるために、ワイヤハーネス結束部として用いることができる。
また、第1実施形態のグロメット10を用いたグロメットの取付方法によれば、グロメット本体11に組み付けられたインナーカバー13にインナーベース14を組み付け、インナーカバー13の回動部23を回動させることにより、スライド部19をスライド移動させてワイヤハーネス貫通孔20の孔径を変更してドアパネル501に取付けるグロメットの取付方法が用いられるので、組付け性を良好にすることができる。
(第2実施形態)
次に、図8〜図18を参照して、本発明に係るグロメットおよびグロメットの取付方法の第2実施形態について説明する。
図8は本発明に係るグロメットおよびグロメットの取付方法の第2実施形態に用いるグロメットの分解斜視図、図9は図8に示すグロメットに用いるインナーカバーの外観斜視図、図10は図9に示す第1インナーカバーの底面図、図11は図9に示す第2インナーカバーの平面図、図12は図9に示すインナーカバーの重合状態の平面図、図13(a)は図12に示すインナーカバーの非重合状態でのA−A線断面図、図13(b)は図12に示すインナーカバーの重合状態でのA−A線断面図、図14(a),(b)はインナーカバーに起きる不具合の説明図、図15(a),(b),(c)は図8に示すグロメットを用いたグロメットの取付方法の手順の説明図、図16は図8に示すグロメットの取付状態の平面図、図17は第2実施形態のグロメットの変形例におけるインナーカバーの外観斜視図、図18は図17に示すインナーカバーの重合状態での外観斜視図、図19(a),(b),(c),(d)は図17に示すグロメットを用いたグロメットの取付方法の手順の説明図である。
図8に示すように、本発明の第2実施形態であるグロメット50は、グロメット本体51と、第1インナーカバー54,第2インナーカバー55によって形成されるインナーカバー53及びインナーベース56を有する硬質部材52と、から構成されている。
グロメット本体51は、グロメット本体(図1参照)11と同様に形成されており、蛇腹部57、車体パネル固定部58、硬質部材固定部59を有する。
硬質部材52は、第1,第2インナーカバー54,55及びインナーベース56が、例えば、硬質のプラスチックス等の高分子材料を素材として成形されている。
第1インナーカバー54は、外形が長円形を半分に切断した板形状に形成されており、中央部に、ワイヤハーネス貫通孔60の上方側部分を形成する孔形成部61を有し、孔形成部61の一方側に切欠62を有する。また、第1インナーカバー54には、孔形成部61の周りに、3個の係合部挿通孔63を有する。
第2インナーカバー55は、外形が長円形を半分に切断した板形状に形成されており、中央部に、ワイヤハーネス貫通孔60の下方側部分を形成する孔形成部64を有し、孔形成部64の他方側に切欠65を有する。また、第2インナーカバー55には、孔形成部64の周りに、3個の係合部66を有する。
第1インナーカバー54と第2インナーカバー55とは、2分割で独立して形成されており、第1インナーカバー54が上側に配置され、第2インナーカバー55が下側に配置されて重合結合されることにより、丸孔形状のワイヤハーネス貫通孔60を形成する。第1インナーカバー54と第2インナーカバー55とは、重合結合された形状が、肉薄であるために、グロメット50全体の薄型化を図ることができる。また、形状が単純であるために、複雑な形状のものと比較して、金型にかかる設備投資を削減することができる。
インナーベース56は、断面視コ字形状にして、重合結合された第2インナーカバー53に被着される形状に形成されており、内側がワイヤハーネス挿通部67になっている。インナーベース56の後端部には、直立した端部にワイヤハーネス結束部68が形成されている。インナーベース56の外側面には、第2インナーカバー55の係合部66に係止される3個の係止突起69が形成されている。
図9に示すように、第1インナーカバー54には、孔形成部61の切欠62の反対側に、第2インナーカバー55に向けて突出された係合突部70が形成されている。これに対して、第2インナーカバー55には、孔形成部64の切欠65の反対側に、第2インナーカバー54に向けて突出された係合突部71が形成されている。
図10に示すように、第1インナーカバー54において、孔形成部61の周りに配置された切欠62と係合突部70とは、孔形成部61を介して対称位置に配置されている。
図11に示すように、第2インナーカバー55において、孔形成部64の周りに配置された切欠65と係合突部71とは、孔形成部64を介して対称位置に配置されている。
図12に示すように、第1インナーカバー54に形成された挿通孔72を通じて、第2インナーカバー55の係合部66が挿通されて、第1,第2インナーカバー54,55が重合結合されると、第1インナーカバー54の切欠62に、第2インナーカバー55の係合突部71が係合される。このとき、第2インナーカバー54の切欠65に、第1インナーカバー54の係合突部70が係合される。
図13(a)に示すように、第1インナーカバー54において、孔形成部61の周りには、切欠62の両側に、一対の位置決め孔73が形成されており、係合突部70の両側に、一対の位置決め突起(図17に示す)74が形成されている。また、第2インナーカバー55において、切欠65の両側に、一対の位置決め孔75が形成されており、係合突部71の両側に、一対の位置決め突起76が形成されている。
図13(b)に示すように、第1,第2インナーカバー54,55が重合結合されると、第1インナーカバー54の位置決め突起74は、第2インナーカバー55の位置決め孔75に係合され、第2インナーカバー55の位置決め突起76は、第1インナーカバー54の位置決め孔73に係合される。これにより、第1,第2インナーカバー54,55は、位置ずれすることなく、強固に結合されて剛性を高めることができる。
図14(a),(b)に示すように、例えば、図13(a)に示したような位置決め孔及び位置決め突起を設けていないと、インナーカバー53に曲げ応力が作用した場合に、第1インナーカバー54が、孔形成部61の孔径を大きくするように撓んでしまい、また、第2インナーカバー55が、孔形成部64の孔径を小さくするように撓んでしまい、その結果、ワイヤハーネス貫通孔60の孔径に変動が生じてしまうばかりか、強固な結合状態を生むことができない。
次に、図15(a),(b),(c)を参照して、グロメット50を用いたグロメットの取付方法の手順について説明する。
図15(a)に示すように、第1工程において、コネクタ503が端部に接続されたワイヤハーネス500に対し、第1インナーカバー54の切欠62をワイヤハーネス500に向けるとともに、第2インナーカバー55の切欠65をワイヤハーネス500に向けて配置する。
図15(b)に示すように、第2工程において、第1インナーカバー54の切欠62を通じて孔形成部61をワイヤハーネス500に挿通し、第2インナーカバー55の切欠65を通じて孔形成部64をワイヤハーネス500に挿通する。このとき、第1インナーカバー54がコネクタ503側に配置され、第2インナーカバー55が反コネクタ503側に配置される。
図15(c)に示すように、第3工程において、両孔形成部61,64にワイヤハーネス500が挿通されたままで、第1,第2インナーカバー54,55が重合結合される。そして、ワイヤハーネス500の第2インナーカバー55側にグロメット本体51が挿通され、重合結合されているインナーカバー53がグロメット本体51の硬質部材固定部59に嵌着され、インナーカバー53にインナーベース56が被着される。このように、第1,第2インナーカバー54,55は、ワイヤハーネス500を貫挿させることなく、簡単に組み付けることができる。
そして、図16に示すように、グロメット50は、グロメット本体51の車体パネル固定部58がドア開口部の車体パネルに嵌着けられ、インナーベース56がドアパネル501の側部に固定される。ワイヤハーネス結束部68で結束されたワイヤハーネス500は、ドアパネル501の室内側に取付けられるトリムパネル502とドアパネル501の室内側との間の空間を配策されて、トリムパネル502に取付けられたパワーウインドスイッチ(不図示)等のスイッチング手段に電気的に接続される。
次に、図17〜図19を参照してグロメット50の変形例について説明する。
図17に示すように、本変形例のグロメット50は、第1インナーカバー54と、第2インナーカバー55と、が端部においてヒンジ80により連結されている。
図18に示すように、ヒンジ80を介して第1,第2インナーカバー54,55が回動されたうえで重合結合されることにより、第1,第2インナーカバー54,55によってワイヤハーネス貫通孔60が形成される。第1,第2インナーカバー54,55は、ヒンジ80とともに一体成形されるために、グロメット50を構成する部品点数を減少させることができ、それによって、工数の削減を図ることができる。
次に、図19(a),(b),(c),(d)を参照して、変形例のグロメット50を用いたグロメットの取付方法の手順について説明する。
図19(a)に示すように、第1工程において、コネクタ503が端部に接続されたワイヤハーネス500に対し、第1インナーカバー54の切欠62を通じてワイヤハーネス500を孔形成部61内に挿通させる。
図19(b)に示すように、第2工程において、ワイヤハーネス500のコネクタ503側を湾曲状に曲げる。
図19(c)に示すように、第3工程において、第2インナーカバー55を第1インナーカバー54に対して反転させ、曲げられたコネクタ503側のワイヤハーネス500を、第2インナーカバー55の切欠65を通じて孔形成部64内に挿通させる。
図19(d)に示すように、第4工程において、両孔形成部61,64にワイヤハーネス500を挿通したままで、第1,第2インナーカバー54,55を重ね合わせて結合させる。そして、ワイヤハーネス500の第2インナーカバー55側にグロメット本体51が挿通されて、重合結合されているインナーカバー53がグロメット本体51の硬質部材固定部59に嵌着され、インナーカバー53にインナーベース56が被着される。このように、第1,第2インナーカバー54,55は、ワイヤハーネス500を貫挿させることなく、簡単に組み付けることができる。
第2実施形態のグロメット50によれば、第1,第2インナーカバー54,55の切欠62,65を通じてワイヤハーネス500を挿通してから重合されることにより組み立てられたインナーカバー53をグロメット本体51に組み付け、インナーカバー53にインナーベース56を組み付けるだけでワイヤハーネス500を配策することができるので、組付け性を良好にすることができる。また、重合結合されることによりワイヤハーネス貫通孔60を形成するインナーカバー53が、第1インナーカバー54と第2インナーカバー55とを重合結合されているために、組付け状態での強度を高くすることができる。
また、第2実施形態のグロメット50を用いたグロメットの取付方法によれば、第1,第2インナーカバー54,55の切欠62,65を通じてワイヤハーネス500を挿通してから重合されることにより組み立てられたインナーカバー53をグロメット本体51に組み付け、そのインナーカバー53にインナーベース56を組み付けるだけでワイヤハーネス500を配策するグロメットの取付方法を用いるために、組付け状態での強度を高くすることができるとともに組付け性を良好にすることができる。
(第3実施形態)
次に、図20〜図26を参照して、本発明に係るグロメットおよびグロメットの取付方法の第3実施形態について説明する。
図20は本発明に係るグロメットおよびグロメットの取付方法の第3実施形態に用いるグロメットの分解斜視図、図21は図20に示すグロメットに用いるインナーカバーの展開状態での外観斜視図、図22は図21に示すインナーカバーの閉塞状態での外観斜視図、図23は図21に示すインナーカバーの平面図、図24は図21に示すインナーカバーの閉塞前半の平面図、図25は図21に示すインナーカバーの閉塞後半の平面図、図26は図22に示すインナーカバーの平面図である。
図20に示すように、本発明の第3実施形態であるグロメット100は、グロメット本体101と、第1カバー部104,第2カバー部105によって形成されるインナーカバー103及びインナーベース106を有する硬質部材102と、から構成されている。
グロメット本体101は、グロメット本体(図1参照)11と同様に形成されており、蛇腹部107、車体パネル固定部(不図示)、硬質部材固定部108を有する。
硬質部材102は、第1,第2カバー部104,105及びインナーベース106が、例えば、硬質のプラスチックス等の高分子材料を素材として成形されている。
第1カバー部104は、L字形状の板状に形成されており、側端部に、ワイヤハーネス貫通孔109の片側を形成する半円形状の孔形成部110を有する。また、第1カバー部104には、側端部から突出した第1ガイド板111を有し、第1ガイド板111の先端部に1個と、孔形成部110の周りに2個との、3個の係合部112を有する。第1カバー部104の後端部には、直立した端部にワイヤハーネス結束部113が形成されている。
第2カバー105は、第1カバー部104と対称のL字形状の板状に形成されており、側端部に、ワイヤハーネス貫通孔109の片側を形成する半円形状の孔形成部114を有する。また、第2カバー部105には、第1カバー部104の第1ガイド板111を誘導するための第1受溝115が側端部から切除されて形成されている。
第1カバー部104と第2カバー部105とは、後端部がヒンジ116によって連結されており、第1カバー部104と第2カバー部105とを密着結合させることにより、丸孔形状のワイヤハーネス貫通孔109を形成する。第1カバー部104と第2カバー部105とから形成されるインナーカバー103は、肉薄であるために、グロメット100全体の薄型化を図ることができる。また、形状が単純であるために、複雑な形状のものと比較して、金型にかかる設備投資を削減することができる。
インナーベース106は、断面視コ字形状にして、閉塞されたインナーカバー103に被着される形状に形成されており、内側がワイヤハーネス挿通部117になっている。インナーベース106の外側面には、第1カバー部104の3個の係合部112に係止される3個の係止突起118が形成されている。
図21に示すように、第1カバー部104には、孔形成部110の反ガイド板111側に第2ガイド板119が形成されている。そして、第2カバー部105には、孔形成部114の反第1受溝115側に第2受溝120が形成されている。ヒンジ116を介して、第1,第2カバー部104,105が展開されると、ワイヤハーネス貫通孔109が2分割されるために、ワイヤハーネス(不図示)をワイヤハーネス貫通孔109内に容易に収容することができる。
図22に示すように、展開状態の第1,第2カバー部104,105が閉塞されることにより、ワイヤハーネス貫通孔109が所定の丸孔形状に形成される。このとき、第1カバー部104の第1ガイド板111は、第2カバー部105の第1受溝115に誘導され、第1カバー部104の第2ガイド板119は、第2カバー部105の第2受溝120に誘導されるために、第1,第2カバー部104,105を位置ずれすることなく密着結合させることができる。
次に、図23〜図26を参照して、第1,第2カバー部104,105の展開・閉塞動作について説明する。
図23に示すように、第1,第2カバー部104,105は、両者が離れるように開くことにより展開される。このとき、第1,第2カバー部104,105は、ヒンジ116を介して連結されているために、回動軌跡に狂いを生ずることなく展開される。
図24に示すように、展開状態の第1,第2カバー部104,105を閉塞するに際し、第1,第2カバー部104,105を近づけていくと、第1カバー部104の第1ガイド板111が第2カバー部105の第1受溝115に対して端部から挿入されていく。
図25に示すように、第1,第2カバー部104,105の閉塞動作が進行すると、第1カバー部104の第2ガイド板119が第2カバー部105の第2受溝120に近づく。
図26に示すように、第1,第2カバー部104,105の閉塞動作が更に進行して閉塞動作が完了すると、第1カバー部104の第1ガイド板111が第2カバー部105の第1受溝115に完全挿入されるとともに、第1カバー部104の第2ガイド板119が第2カバー部105の第2受溝120に完全挿入されて、第1,第2カバー部104,105が密着結合され、丸孔形状のワイヤハーネス貫通孔109が形成される。
グロメット100は、展開状態にある第1,第2カバー部104,105において、ワイヤハーネスをワイヤハーネス貫通孔109内に収容したインナーカバー103をグロメット本体101の硬質部材固定部108に嵌着し、インナーカバー103にインナーベース106を被着してドアに組み付けるグロメットの取付方法を用いて取付けられる。
第3実施形態のグロメット100によれば、インナーカバー103は、ワイヤハーネス貫通孔109を開放させているときにワイヤハーネスを挿通させてから、ワイヤハーネス貫通孔109を閉塞させることにより、ワイヤハーネスをワイヤハーネス貫通孔109に簡単に挿通させることができる。これにより、閉塞されることにより組付け状態での強度を高くすることができるとともに、ワイヤハーネスにコネクタ等が接続されていても、何ら支障なくワイヤハーネスを組み付けることができるので、組付け性を良好にすることができる。
また、第3実施形態のグロメット100を用いたグロメットの取付方法によれば、インナーカバー103のワイヤハーネス貫通孔109を開放させた工程でワイヤハーネスを挿通させ、ワイヤハーネス貫通孔109を閉塞させることにより、ワイヤハーネスをワイヤハーネス貫通孔109に簡単に挿通させることができるグロメットの取付方法が用いられる。これにより、ワイヤハーネスにコネクタ等が接続されていても、何ら支障なくワイヤハーネスを組み付けることができるので、組付け性を良好にすることができる。
(第4実施形態)
次に、図27〜図36を参照して、本発明に係るグロメットおよびグロメットの取付方法の第4実施形態について説明する。
図27は本発明に係るグロメットおよびグロメットの取付方法の第4実施形態に用いるグロメットの分解斜視図、図28は図27に示すグロメットに用いるインナーベースの外観斜視図、図29は図27に示すグロメットの係止状態での外観斜視図、図30は図27に示すグロメットの係止解除状態での外観斜視図、図31〜図35は図27に示すグロメットのドアへの取付け手順を説明する外観斜視図、図36(a),(b),(c)は図27に示すグロメットの取付状態の平面図である。
図27に示すように、本発明の第4実施形態であるグロメット150は、グロメット本体151と、インナーカバー153及びインナーベース154を有する硬質部材152と、から構成されている。
グロメット本体151は、グロメット本体(図1参照)11と同様に形成されており、蛇腹部155、車体パネル固定部(図31に示す)156、硬質部材固定部157を有する。
硬質部材152は、インナーカバー153及びインナーベース154が、例えば、硬質のプラスチックス等の高分子材料を素材として成形されている。
インナーカバー153は、外形が長円形を半分に切断した板形状に形成されており、グロメット本体151の硬質部材固定部157に嵌着けられる。インナーカバー153の中央部には、ワイヤハーネス貫通孔158が形成されており、ワイヤハーネス貫通孔158の周りに、インナーベース154を固定するための3個の係合部159が形成されている。
インナーベース154は、断面視コ字形状にして、インナーカバー153に被着される形状に形成されており、内側がワイヤハーネス挿通部160になっている。インナーベース154の後端部には、解除手段の一部を構成する、回動機構161を介して回動可能なアーム部162が連結されている。また、インナーベース154の外側面には、インナーカバー153の係合部159に係止される3個の係止突起163が形成されている。
そして、インナーベース154の上面には、固定側の係止フック164と、可動側の係止フック165と、が突出形成されている。固定側の係止フック164は不動である。可動側の係止フック165は、解除手段の他の一部を構成する中継部材166を介してアーム部162にヒンジ連結されている。固定側の係止フック164と可動側の係止フック165とは、ドアパネル501の側部に形成された一対の係合孔504に係止される。
図28に示すように、インナーベース154の可動側の係止フック165は、ベース部167がスライドガイド168によってアーム部162側にスライド移動自在に支持されている。また、ベース部167が中継部材166を介してアーム部162にヒンジ連結されているために、アーム部162が、直立状態から傾斜状態へと回動されることにより、固定側の係止フック164から離れる方向にスライド移動される。
図29に示すように、インナーベース154は、グロメット本体151の硬質部材固定部157に嵌着けられたインナーカバー153に被着されて、インナーカバー153の各係合部159に各係止突起163が係止される。このとき、ワイヤハーネス500(図36に示す)は、グロメット本体151の蛇腹部155内からインナーカバー153とインナーベース154との間を通り、アーム部162側に引き出される。
図30に示すように、インナーカバー153に被着されたインナーベース154において、アーム部162が傾斜状態から直立状態に回動されると、可動側の係止フック165は、固定側の係止フック164に近づくようにスライド移動される。
次に、図31〜図36を参照して、グロメット150を用いたグロメットの取付方法の手順について説明する。
図31に示すように、第1工程において、グロメット本体151に嵌着けられたインナーカバー153に被着されたインナーベース154は、アーム部162が直立状態にあり、可動側の係止フック165は、固定側の係止フック164に近づいていて、係止可能な状態にある。そして、グロメット150が、インナーベース154を先にしてドアパネル501に向けて進行される。
図32に示すように、第2工程において、インナーベース154がドアパネル501に向けて押圧されると、固定側の係止フック164及び可動側の係止フック165がドアパネル501の係合孔504に弾性的に嵌入されて係止される。
図33に示すように、固定側の係止フック164及び可動側の係止フック165が、互いの間の距離を小さくする位置に配置されているために、グロメット150は、ドアパネル501に固定される。
そして、ドアパネル501に固定されているグロメット150をドアパネル501から離脱させるに際しては、図34に示すように、アーム部162を、直立状態から傾斜させるように回動させる。アーム部162が回動されることにより、可動側の係止フック165が、固定側の係止フック164から離れる方向にスライド移動されるために、可動側の係止フック165における係合孔504との係止が解除される。
図35に示すように、可動側の係止フック165が係合孔504に対して係止を解除されることにより、固定側の係止フック164と係合孔504との間に隙間が生じ、それによって、グロメット150が取り外される。
そして、図36(a),(b),(c)に示すように、グロメット150をドアパネル501から取り外す際には、ドアパネル501の室内側に取付けられるトリムパネル502を取り外すことにより、ドアパネル501の室内側との間の空間を配策されて、トリムパネル502に取付けられたパワーウインドスイッチ(不図示)等のスイッチング手段に電気的に接続されているワイヤハーネス500がトリムパネル502とともに外され、それから、グロメット150をドアパネル501から離脱させることにより、ワイヤハーネス500と、トリムパネル502と、グロメット150と、からなるサブアッセンブリ状態で取り外すことができる。このように、アーム部162を操作するだけで、ドアパネル501からの取り外しを行えるので、特殊工具等を必要とせずに、また熟練を必要とせずに、簡単な作業を提供することができる。
第4実施形態のグロメット150によれば、インナーベース154に有する固定側の係止フック164及び可動側の係止フック165によってドアパネル501への取付けを行なうことができるとともに、インナーベース154に有する、回動機構161、アーム部162、中継部材166からなる解除手段によってドアパネル501からの取り外しを行うことができる。これにより、ドアパネル501に対するワイヤハーネス500の着脱作業を簡単に行うことができるので、組付け性を良好にすることができる。
また、第4実施形態のグロメット150を用いたグロメットの取付方法によれば、インナーベース154に有する固定側の係止フック164及び可動側の係止フック165によってドアパネル501への取付けを行ない、インナーベース154に有する、回動機構161、アーム部162、中継部材166からなる解除手段によってドアパネル501からの取り外しを行うグロメットの取付方法が用いられるので、ドアパネル501に対するワイヤハーネス500の着脱作業を簡単に行えるとともに、組付け性を良好にできる。
なお、第4実施形態のグロメット150における、インナーベース154の固定側の係止フック164と、可動側の係止フック165と、解除手段と、の組み合わせは、第1,第2,第3実施形態のグロメット10,50,100のそれぞれに適用可能である。
(第5実施形態)
次に、図37〜図46を参照して、本発明に係るグロメットおよびグロメットの取付方法の第5実施形態について説明する。
図37は本発明に係るグロメットおよびグロメットの取付方法の第5実施形態に用いるグロメットの分解斜視図、図38は図37に示すグロメットに用いるインナーベースの係止可能状態の外観斜視図、図39は図37に示すインナーベースの係止解除状態の外観斜視図、図40(a),(b),(c),(d)は図38に示すインナーベースにおける係止動作を説明する断面図、図41(a),(b),(c),(d)は図38に示すインナーベースにおける係止解除動作を説明する断面図、図42〜図46は図37に示すグロメットのドアへの取付け手順を説明する外観斜視図である。
図37に示すように、本発明の第5実施形態であるグロメット200は、グロメット本体201と、インナーカバー203及びインナーベース204を有する硬質部材202と、から構成されている。
グロメット本体201は、グロメット本体(図1参照)11と同様に形成されており、蛇腹部205、車体パネル固定部(図43に示す)206、硬質部材固定部207を有する。
硬質部材205は、インナーカバー203及びインナーベース204が、例えば、硬質のプラスチックス等の高分子材料を素材として成形されている。
インナーカバー203は、外形が長円形を半分に切断した板形状に形成されており、グロメット本体201の硬質部材固定部207に嵌着けられる。インナーカバー203の中央部には、ワイヤハーネス貫通孔208が形成されており、ワイヤハーネス貫通孔208の周りに、インナーベース204を固定するための3個の係合部209が形成されている。
インナーベース204は、断面視コ字形状にして、インナーカバー203に被着される形状に形成されており、内側がワイヤハーネス挿通部210になっている。インナーベース204の後端部には、解除手段の一部を構成する回動部材211が回動自在に配置されており、回動部材211には、カム機構212の一部を構成する一対のセット用押圧突起213と、同じくカム機構212の他の一部を構成する一対の解除用押圧突起214と、を有する。また、インナーベース204の外側面には、インナーカバー203の係合部209に係止される3個の係止突起215が形成されている。回動部材211の先端部には、ワイヤハーネス結束部216が形成されている。
そして、インナーベース204の上面には、固定側の単一の係止フック217と、傾動側の一対の係止フック218と、が突出形成されている。固定側の係止フック217は不動である。傾動側の係止フック218は、インナーベース204の上面に傾動可能に設けられた、カム機構212の他の一部を構成する舌片219上に配置されている。固定側の係止フック217と傾動側の係止フック218とは、係止可能状態にあるときに、ドアパネル501の側部に形成された係合孔504に係止される。
図38に示すように、インナーベース204に配置されたカム機構212は、回動部材211の端部に形成されたセット用押圧突起213及び解除用押圧突起214と、回動部材211が傾斜状態から直立状態に回動されることによってセット用押圧突起213により押圧されて傾動側の係止フック218を直立状態に支持するために舌片219に形成された一対の受部220と、回動部材211が直立状態から傾斜状態に回動されることによって解除用押圧突起214に押圧されて傾動側の係止フック218を傾斜状態まで傾動させるために舌片219に形成された一対のテーパ面221と、を有する。カム機構212は、回動部材211が、直立状態にあると、セット用押圧突起213が受部220を押圧するために、傾動側の係止フック218を直立位置に支持して係止可能な状態とする。
図39に示すように、カム機構212は、回動部材211が直立状態から傾斜状態に回動される際に、解除用押圧突起214が舌片219のテーパ面221を押圧することにより、舌片219をインナーベース204の中心に向けて押圧するために、傾動側の係止フック218を、互いに開く方向に傾動させて解除状態とする。
次に、図40(a),(b),(c),(d)を参照して、カム機構212による係止可能状態へのセット動作について説明する。
図40(a)に示すように、傾動側の係止フック218が係止解除位置にあると、セット用押圧突起213は、受部220から離れて配置されている。このとき、解除用押圧突起214は、舌片219のテーパ面221を押圧しない。回動部材211は、傾斜状態まで回動されている。
図40(b)に示すように、回動部材211が傾斜状態から直立状態に向けて回動を始めると、セット用押圧突起213が受部220を押圧し始める。そして、解除用押圧突起214は、舌片219のテーパ面221を押圧しない状態のままである。
図40(c)に示すように、回動部材211が傾斜状態から直立状態に向けて回動を続けると、解除用押圧突起214が、舌片219のテーパ面221から離れている状態で、セット用押圧突起213が受部220を押圧することにより、傾動側の係止フック218が、傾動された係止解除位置から直立し始める。
図40(d)に示すように、回動部材211が傾斜状態から直立状態まで回動されると、解除用押圧突起214が、舌片219のテーパ面221を押圧しない状態で、セット用押圧突起213が受部220を押圧し終わることにより、傾動側の係止フック218が、直立された係止可能位置に支持される。ドアパネル501への取付けは、傾動側の係止フック217が係止可能位置にある状態で行われる。
次に、図41(a),(b),(c),(d)を参照して、カム機構212による係止解除状態への解除動作について説明する。
図41(a)に示すように、傾動側の係止フック218が係止可能位置にあると、セット用押圧突起213が受部220を押圧しており、解除用押圧突起214は、舌片219のテーパ面221を押圧していない。回動部材211は直立状態にある。
図41(b)に示すように、回動部材211が直立状態から傾斜状態に向けて回動を始めると、セット用押圧突起213が受部220から離れ、解除用押圧突起214が舌片219のテーパ面221を押圧し始める。
図41(c)に示すように、回動部材211が傾斜状態に向けて回動を続けると、セット用押圧突起213が受部220から離れている状態で、解除用押圧突起214が、舌片219のテーパ面221を押圧することにより、傾動側の係止フック218が、直立された係止可能位置から傾動し始める。
図41(d)に示すように、回動部材211が傾斜状態まで回動されると、セット用押圧突起213が受部220から離れている状態で、解除用押圧突起214が舌片219のテーパ面221を押圧し終わるために、傾動側の係止フック218が、傾動された係止解除位置に支持される。ドアパネル501からの取り外しは、傾動側の係止フック217が係止解除位置にある状態で行われる。
次に、図42〜図46を参照して、グロメット200を用いたグロメットの取付方法の手順について説明する。
図42に示すように、第1工程において、グロメット本体201に嵌着けられたインナーカバー203に被着されたインナーベース204は、回動部材211が直立状態にあり、各傾動側の係止フック218は、直立していて係止可能な状態にある。そして、グロメット200が、インナーベース204を先にしてドアパネル501に向けて進行される。
図43に示すように、第2工程において、インナーベース204がドアパネル501に向けて押圧されると、固定側の係止フック217及び傾動側の係止フック218がドアパネル501の係合孔504に弾性的に嵌入されて係止される。
図44に示すように、傾動側の係止フック218が直立する位置に配置されているために、グロメット200は、ドアパネル501に固定される。
そして、ドアパネル501に固定されているグロメット200をドアパネル501から離脱させるに際しては、図45に示すように、回動部材211を、直立状態から傾斜させるように回動させる。回動部材211が回動されることにより、傾動側の係止フック218が傾動されるので、傾動側の係止フック218における係合孔504との係止が解除される。
図46に示すように、傾動側の係止フック218が係合孔504に対して係止を解除されることにより、固定側の係止フック217と係合孔504との間に隙間が生じ、それによって、グロメット200が取り外される。このように、回動部材211を操作するだけで、ドアパネル501からの取り外しを行えるので、特殊工具等を必要とせずに、また熟練を必要とせずに、簡単な作業を提供することができる。
第5実施形態のグロメット200によれば、インナーベース204に有する固定側の係止フック217及び傾動側の係止フック218によってドアパネル501への取付けを行なうことができるとともに、回動部材211の回動により作動するカム機構212によって傾動側の係止フック218を係止解除位置に傾動させることにより、ドアパネル501に係止された固定側の係止フック217及び傾動側の係止フック218を解除することができる。これにより、ドアパネル501に対するワイヤハーネスの着脱作業を簡単に行うことができるので、組付け性を良好にすることができる。
また、第5実施形態のグロメット200を用いたグロメットの取付方法によれば、回動部材211を回動させてカム機構212を介して傾動側の係止フック218を係止位置に配置してドアパネル501への取付けを行うとともに、回動部材211を回動させてカム機構212を介して傾動側の係止フック218を係止解除位置に傾動させてドアパネル501からの取り外しを行うグロメットの取付方法が用いられるので、ドアパネル501に対するワイヤハーネスの着脱作業を簡単に行えるとともに、組付け性を良好にすることができる。
なお、第5実施形態のグロメット200における、インナーベース204の固定側の係止フック217と、傾動側の係止フック218と、カム機構212と、の組み合わせは、第1,第2,第3実施形態のグロメット10,50,100のそれぞれに適用可能である。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。
例えば、グロメット本体、ワイヤハーネス貫通孔の内径は、適用されるワイヤハーネスの外径に応じて選択設定される。
本発明に係るグロメットおよびグロメットの取付方法の第1実施形態に用いたグロメットの分解斜視図である。 図1に示したグロメットに用いるインナーカバーの単品外観斜視図である。 図2に示したインナーカバーにおけるワイヤハーネス貫通孔の孔径変更時の外観斜視図である。 図1に示したグロメットの組付け手順を説明する第1工程の外観斜視図である。 図1に示したグロメットの組付け手順を説明する第2工程の外観斜視図である。 図1に示したグロメットの組付け手順を説明する第3工程の外観斜視図である。 図1に示したグロメットの取付状態の平面図である。 本発明に係るグロメットおよびグロメットの取付方法の第2実施形態に用いたグロメットの分解斜視図である。 図8に示したグロメットに用いるインナーカバーの外観斜視図である。 図9に示した第1インナーカバーの底面図である。 図9に示した第2インナーカバーの平面図である。 図9に示したインナーカバーの重合状態の平面図である。 (a)は図12に示すインナーカバーの非重合状態でのA−A線断面図、(b)は図12に示すインナーカバーの重合状態でのA−A線断面図である。 (a),(b)はインナーカバーに起きる不具合の説明図である。 (a),(b),(c)は図8に示したグロメットを用いたグロメットの取付方法の手順の説明図である。 図8に示したグロメットの取付状態の平面図である。 第2実施形態のグロメットの変形例におけるインナーカバーの外観斜視図である。 図17に示したインナーカバーの重合状態での外観斜視図である。 (a),(b),(c),(d)は図17に示したグロメットを用いたグロメットの取付方法の手順の説明図である。 本発明に係るグロメットおよびグロメットの取付方法の第3実施形態に用いたグロメットの分解斜視図である。 図20に示したグロメットに用いるインナーカバーの展開状態での外観斜視図である。 図21に示したインナーカバーの閉塞状態での外観斜視図である。 図21に示したインナーカバーの平面図である。 図21に示したインナーカバーの閉塞前半の平面図である。 図21に示したインナーカバーの閉塞後半の平面図である。 図22に示したインナーカバーの平面図である。 本発明に係るグロメットおよびグロメットの取付方法の第4実施形態に用いたグロメットの分解斜視図である。 図27に示したグロメットに用いるインナーベースの外観斜視図である。 図27に示したグロメットの係止状態での外観斜視図である。 図27に示したグロメットの係止解除状態での外観斜視図である。 図27に示したグロメットのドアへの取付け手順を説明する外観斜視図である。 図27に示したグロメットのドアへの取付け手順を説明する外観斜視図である。 図27に示したグロメットのドアへの取付け手順を説明する外観斜視図である。 図27に示したグロメットのドアへの取付け手順を説明する外観斜視図である。 図27に示したグロメットのドアへの取付け手順を説明する外観斜視図である。 (a),(b),(c)は図27に示したグロメットの取付状態の平面図である。 本発明に係るグロメットおよびグロメットの取付方法の第5実施形態に用いたグロメットの分解斜視図である。 図37に示したグロメットに用いるインナーベースの係止可能状態の外観斜視図である。 図37に示したインナーベースの係止解除状態の外観斜視図である。 (a),(b),(c),(d)は図38に示したインナーベースにおける係止動作を説明する断面図である。 (a),(b),(c),(d)は図38に示したインナーベースにおける係止解除動作を説明する断面図である。 図37に示したグロメットのドアへの取付け手順を説明する外観斜視図である。 図37に示したグロメットのドアへの取付け手順を説明する外観斜視図である。 図37に示したグロメットのドアへの取付け手順を説明する外観斜視図である。 図37に示したグロメットのドアへの取付け手順を説明する外観斜視図である。 図37に示したグロメットのドアへの取付け手順を説明する外観斜視図である。
符号の説明
10,50,100,150,200 グロメット
11,51,101,151,201 グロメット本体
12,52,102,152,202 硬質部材
13,53,103,153,203 インナーカバー
14,56,106,154,204 インナーベース
18 インナーカバー本体
19 スライド部
20,60,109,158,208 ワイヤハーネス貫通孔
22 ガイド溝
23 回動部
161 回動機構(解除手段)
162 アーム部(解除手段)
164,217 固定側の係止フック(係止フック)
165 可動側の係止フック(係止フック)
166 中継部材(解除手段)
211 回動部材
212 カム機構
218 傾動側の係止フック(係止フック)
500 ワイヤハーネス
501 ドアパネル(ドア)

Claims (10)

  1. ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配索するグロメットであって、
    前記グロメットが、弾性体により成形されたグロメット本体と、該グロメット本体に組み付けられる硬質部材とでなり、該硬質部材が、ワイヤハーネス貫通孔を有するインナーカバーと、該インナーカバーに嵌着されるインナーベースとを備え、
    前記インナーカバーが、前記ワイヤハーネス貫通孔の一方を形成するとともにガイド溝を有し、端部に回動部を有するインナーカバー本体と、前記ワイヤハーネス貫通孔の他方を形成するとともに該ガイド溝に沿ってスライド移動可能にして該回動部に連結され、前記回動部の回動に伴い該ワイヤハーネス貫通孔の孔径を変更するスライド部とを備えていることを特徴とするグロメット。
  2. ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配索するグロメットの取付方法であって、
    弾性体により成形されたグロメット本体と、該グロメット本体に組み付けられる硬質部材とでなり、該硬質部材が、孔径を変更可能なワイヤハーネス貫通孔を有するインナーカバーと、該インナーカバーに嵌着されるインナーベースとを備え、該インナーカバーが、該ワイヤハーネス貫通孔の一方を形成するとともにガイド溝を有し、端部に回動部を有するインナーカバー本体と、前記ワイヤハーネス貫通孔の他方を形成するとともに該ガイド溝に沿ってスライド移動可能にして該回動部に連結され、前記回動部の回動に伴い該ワイヤハーネス貫通孔の孔径を変更するスライド部とを備えたグロメットを用い、
    前記グロメット本体に前記インナーカバーを組み付けてから、該インナーカバーに前記インナーベースを組み付け、インナーカバーの回動部を回動させスライド部をスライド移動させてワイヤハーネス貫通孔の孔径を変更し、前記グロメットを前記ドアに取付けることを特徴とするグロメットの取付方法。
  3. ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配索するグロメットであって、
    前記グロメットが、弾性体により成形されたグロメット本体と、該グロメット本体に組み付けられる硬質部材とでなり、該硬質部材が、インナーカバーと該インナーカバーに嵌着されるインナーベースとを備え、前記インナーカバーが第1インナーカバーと第2インナーカバーとで2分割で独立または連結して形成されているとともに、前記第1インナーカバーと前記第2インナーカバーがワイヤハーネス貫通孔を形成する部分にワイヤハーネスを通すことのできる切欠を有し、さらに、前記第1インナーカバーと前記第2インナーカバーが他方のインナーカバーの前記切欠きに係合する係合突起を有しており、前記第1インナーカバーと前記第2インナーカバーとが重合結合されてワイヤハーネス貫通孔を形成することを特徴とするグロメット。
  4. ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配索するグロメットの取付方法であって、
    弾性体により成形されたグロメット本体と、該グロメット本体に組み付けられる硬質部材とでなり、該硬質部材が、インナーカバーと該インナーカバーに嵌着されるインナーベースとを備え、前記インナーカバーが第1インナーカバーと第2インナーカバーとで2分割で独立または連結して形成されているとともに、前記第1インナーカバーと前記第2インナーカバーがワイヤハーネス貫通孔を形成する部分にワイヤハーネスを通すことのできる切欠を有し、さらに、前記第1インナーカバーと前記第2インナーカバーが他方のインナーカバーの前記切欠きに係合する係合突起を有しており、前記第1インナーカバーと前記第2インナーカバーとが重合結合されてワイヤハーネス貫通孔を形成するグロメットを用い、
    前記第1インナーカバーと前記第2インナーカバーとを重合結合させてワイヤハーネス貫通孔を形成した前記インナーカバーを前記グロメット本体に組み付けてから、前記インナーベースを組み付けて、前記ドアに取付けることを特徴とするグロメットの取付方法。
  5. ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配索するグロメットであって、
    前記グロメットが、弾性体により成形されたグロメット本体と該グロメット本体に組み付けられる硬質部材とでなり、該硬質部材が、ワイヤハーネス貫通孔が形成されたインナーカバーと該インナーカバーに嵌着されるインナーベースとを備え、
    前記インナーカバーが、第1カバー部と第2カバー部とからなり、前記第1カバー部はL字形状の板状に形成され、側端部には前記ワイヤハーネス貫通孔の片側を形成する半円形状の孔形成部を有し、さらに前記孔形成部の両側に突出した第1ガイド板および第2ガイド板を有しており、前記第2カバー部は前記第1カバー部と対称のL字形状の板状に形成され、側端部には前記ワイヤハーネス貫通孔の他の片側を形成する半円形状の孔形成部を有し、さらに前記孔形成部の両側に前記第1カバー部の第1ガイド板および第2ガイド板を誘導する第1受溝および第2受溝を有しており、そして、前記インナーカバーが前記ワイヤハーネス貫通孔を開放するように展開可能であることを特徴とするグロメット。
  6. ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配索するグロメットの取付方法であって、
    弾性体により成形されたグロメット本体と、該グロメット本体に組み付けられる硬質部材とでなり、該硬質部材が、ワイヤハーネス貫通孔が形成されたインナーカバーと該インナーカバーに嵌着されるインナーベースとを備え、前記インナーカバーが、第1カバー部と第2カバー部とからなり、前記第1カバー部はL字形状の板状に形成され、側端部には前記ワイヤハーネス貫通孔の片側を形成する半円形状の孔形成部を有し、さらに前記孔形成部の両側に突出した第1ガイド板および第2ガイド板を有しており、前記第2カバー部は前記第1カバー部と対称のL字形状の板状に形成され、側端部には前記ワイヤハーネス貫通孔の他の片側を形成する半円形状の孔形成部を有し、さらに前記孔形成部の両側に前記第1カバー部の第1ガイド板および第2ガイド板を誘導する第1受溝および第2受溝を有しており、そして、前記インナーカバーが前記ワイヤハーネス貫通孔を開放するように展開可能であるグロメットを用い、
    前記ワイヤハーネス貫通孔を開放させてワイヤハーネスを挿通させてから該ワイヤハーネス貫通孔を閉塞させたインナーカバーを前記グロメット本体に組み付けた後に、前記インナーベースを組み付けて、前記ドアに取付けることを特徴とするグロメットの取付方法。
  7. ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配索するグロメットであって、
    前記グロメットが、弾性体により成形されたグロメット本体と、該グロメット本体に組み付けられる硬質部材とでなり、該硬質部材が、ワイヤハーネス貫通孔が形成されたインナーカバーと該インナーカバーに嵌着されるインナーベースとを備え、前記インナーベースが、前記ドアに係止される係止フックと該係止フックの係止を解除する解除手段とを有することを特徴とするグロメット。
  8. ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配索するグロメットの取付方法であって、
    弾性体により成形されたグロメット本体と、該グロメット本体に組み付けられる硬質部材とでなり、該硬質部材が、ワイヤハーネス貫通孔が形成されたインナーカバーと、該インナーカバーに嵌着されるインナーベースとを備え、前記インナーベースが、前記ドアに係止される係止フックと該係止フックの係止を解除する解除手段とを有するグロメットを用い、
    前記インナーベースの前記係止フックにより前記ドアに係止する一方、該インナーベースの該解除手段によりドアに係止された係止フックを解除することを特徴とするグロメットの取付方法。
  9. ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配索するグロメットであって、
    前記グロメットが、弾性体により成形されたグロメット本体と、該グロメット本体に組み付けられる硬質部材とでなり、該硬質部材が、ワイヤハーネス貫通孔が形成されたインナーカバーと、該インナーカバーに嵌着されるインナーベースとを備え、前記インナーベースが、前記ドアに係止される係止フックと、該係止フックの係止を解除する解除手段とを有し、該解除手段が、回動部材と、該回動部材の回動に伴い前記係止フックを係止位置および係止解除位置に傾動可能なカム機構とからなることを特徴とするグロメット。
  10. ドアに取付けられ、該ドアへ非貫通でワイヤハーネスを配索するグロメットの取付方法であって、
    弾性体により成形されたグロメット本体と、該グロメット本体に組み付けられる硬質部材とでなり、該硬質部材が、ワイヤハーネス貫通孔が形成されたインナーカバーと、該インナーカバーに嵌着されるインナーベースとを備え、前記インナーベースが、前記ドアに係止される係止フックと該係止フックの係止を解除する解除手段とを有し、該解除手段が、回動部材と、該回動部材の回動に伴い前記係止フックを係止位置および係止解除位置に傾動可能なカム機構とからなるグロメットを用い、
    前記回動部材を回動させて前記カム機構により前記係止フックを係止位置に配置して係止フックにより前記ドアに係止する一方、前記回動部材を回動させて前記カム機構により係止フックを係止解除位置に傾動させてドアに係止された係止フックを解除することを特徴とするグロメットの取付方法。
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