JP4283099B2 - 吸気部材の衝撃吸収構造 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンに吸気を導入すべくボンネットで覆われたエンジンルームに配置される吸気部材に関する。
自動車の衝突時にエンジンルームのクラッシュストロークを充分に確保するために、エンジンの吸気マニホールドに長手方向に延びる複数の脆弱部を設け、衝突による外力で脆弱部を破断あるいは折損させて吸気マニホールドが容易に押し潰されるようにしたものが、下記特許文献1により公知である。
特許第2699915号公報
ところで上記従来のものは、吸気マニホールドの脆弱部を破断あるいは折損させて押し潰す構造であるため、吸気マニホールドを押し潰す荷重が一定しないだけでなく、それによって得られるクラッシュストロークの増加量も安定しないという問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、車両の衝突によるボンネットの変形時にエンジンルームに配置される吸気部材をスムーズかつ確実に変形させて充分なクラッシュストロークを確保することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、ボンネットの下方のエンジンルームに配置されてエンジンに吸気を導入する吸気部材が、上向きに開放する下部半体と、その下部半体とは別々に形成されて下向きに開放する上部半体とで分割、構成されていて、その上部半体の下縁部と下部半体の上縁部とが相互に嵌合されると共に、その両半体間に閉断面が形成されており、上部半体は、その上部半体と下部半体との連結部が上方からの荷重で破断した後に、下部半体の上縁部に摺動、案内されながら下方に移動可能であることを特徴とする吸気部材の衝撃吸収構造が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、吸気部材の上部半体をボンネットの下面に沿うように配置し、上部半体の内面が前記荷重で、下部半体の上縁部に摺動、案内されながら下方に移動可能であることを特徴とする吸気部材の衝撃吸収構造が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、下部半体の上縁部の外側には、上部半体の下縁部を支持する受け部が張り出しており、その受け部には、前記荷重で破断する切欠が形成されることを特徴とする吸気部材の衝撃吸収構造が提案される。
また請求項に記載された発明によれば、ボンネットの下方のエンジンルームに配置されてエンジンに吸気を導入する吸気部材が、上向きに開放する下部半体と、その下部半体とは別々に形成されて下向きに開放する上部半体とで分割、構成されていて、その上部半体の下縁部と下部半体の上縁部とが相互に嵌合されると共に、その両半体間に閉断面が形成されており、更にその両半体間には、上部半体を上向きに付勢するばね部材配置され、下部半体の上縁部には第1のフランジが形成されると共に、上部半体には、第1のフランジにシール部材を介して係合し前記ばね部材の付勢力に抗して該上部半体の上限位置を規定する第2のフランジが形成され、上部半体は、前記付勢力を上回る上方からの荷重で下方に移動可能であり、且つその移動の際には、上部半体及び下部半体の少なくとも何れか一方のフランジが、上部半体及び下部半体の何れか他方の側壁に沿って案内されることを特徴とする吸気部材の衝撃吸収構造が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項4の構成に加えて、前記ばね部材が、下部半体の底面に設けたばね座と、上部半体の天井面に下向きに突設したばね座との間に装着したコイルばねであることを特徴とする吸気部材の衝撃吸収構造が提案される。
また請求項に記載された発明によれば、請求項1〜請求項の何れか1項の構成に加えて、吸気部材はエアクリーナであり、その下部半体にエアクリーナエレメントを支持したことを特徴とする吸気部材の衝撃吸収構造が提案される。
尚、実施例の吸気ダクト11およびエアクリーナ21は本発明の吸気部材に対応し、実施例のコイルばね19は本発明のばね部材に対応する。
本発明によれば、吸気部材が、上向きに開放する下部半体と、その下部半体とは別々に形成されて下向きに開放する上部半体とで分割、構成されていて、その上部半体の下縁部と下部半体の上縁部とが相互に嵌合されると共に、その両半体間に閉断面が形成されており、上部半体上方からの荷重で下部半体に案内されながら下方に移動できるようにしたので、衝突の衝撃でボンネットが下方に変形して吸気部材の上部半体を押圧したとき、上部半体がスムーズに下方に移動してボンネットの変形を許容することで、ボンネットのクラッシュストロークを増加させて衝撃吸収効果を高めることができこれにより、ボンネットと吸気部材との間に大きな空間を確保する必要がなくなり、エンジンルームの空間を有効に利用すると共にボンネットのデザインの自由度を高めることができる。
また特に請求項2の発明によれば、吸気部材の上部半体をボンネットの下面に沿うように配置したので、エンジンルームの空間を有効に利用しながらボンネットの変形を可能にすることができる。
また特に請求項4の発明によれば、吸気部材の上部半体および下部半体間にばね部材を配置したので、ボンネットの変形に伴って上部部材が下部部材側に移動しても、ばね部材の弾発力で上部部材を原位置に復帰させて吸気部材を再利用することができ、しかもばね部材の弾発力を調整することでボンネットの変形の対抗する吸気部材の剛性を任意に設定することができる。
また特に請求項6の発明によれば、吸気部材としてのエアクリーナの下部半体にエアクリーナエレメントを支持したので、エアクリーナの下部半体から上部半体を取り外すことで、エアクリーナエレメントを露出させてメンテナンスを容易に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明の第1実施例を示すもので、図1は吸気ダクトの斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3は図2に対応する作用説明図である。
図1および図2に示すように、自動車のエンジンに吸気を導入する吸気ダクト11はポリプロピレン等の合成樹脂で成形されており、上向きに開放する樋状の下部半体12と、下向きに開放する樋状の上部半体13とを結合し、略四角形の横断面を有するパイプ状に構成される。下部半体12の上縁部の外側に断面L字状の受け部12a,12aが張り出しており、受け部12a,12aの付け根に沿って断面三角形の切欠12b,12bが形成される。上部半体13の下縁部の内面にはシール部材14,14を収納するシール部材収納溝13a,13aが形成されており、上部半体13の下縁部を下部半体12の受け部12a,12aに嵌合させたとき、シール部材14,14が下部半体12の外面に当接してシール機能を発揮する。
このように構成された吸気ダクト11はエンジンルーム15内に収納され、下部半体12の下面に一体に形成された取付フランジ12c,12cを介して車体16に固定される。このとき、吸気ダクト11の上部半体13の上面はエンジンルーム15を覆うボンネット17の下面に所定の隙間αを介して略平行に対向している。
しかして、車両の衝突時にボンネット17の上面に荷重が加わって該ボンネット17が下向きに変形すると、図3に示すように、ボンネット17の下面に押された吸気ダクト11の上部半体13が下部半体12に向けて押し付けられ、その荷重で下部半体12の受け部12a,12aの切欠12b,12bが破断する。その結果、上部半体13の内面が下部半体12の上縁部に案内されながら摺動し、上下方向に変形した吸気ダクト11の高さがβだけ減少するため、ボンネット17の変形可能量(クラッシュストローク)は当初の隙間であるαよりも大きいγ(=α+β)に増加する。
このように、上方からの荷重で吸気ダクト11が上下方向に変形して高さが減少するため、ボンネット17の下面と吸気ダクト11の上面との隙間αを小さく設定し、エンジンルーム15のスペースを有効利用して吸気ダクト11のレイアウトの自由度を高めながら、かつボンネット17のデザインの自由度を高めながら、車両の衝突時に必要なボンネット17の変形可能量を確保して衝撃吸収効果を高めることができる。
また衝突時に破断する切欠12b,12bは下部半体12の受け部12a,12aに設けられており、下部半体12および上部半体13の本体部分には脆弱部が設けられていないので、吸気ダクト11の膜面剛性を確保して吸気脈動に起因する吸気騒音の発生を防止することができる。しかも吸気ダクト11が変形するときに上部半体13の内面が下部半体12の上縁部に案内されながら摺動するので、吸気ダクト11の高さがスムーズに減少してボンネット17の変形が阻害されることがない。
次に、図4および図5に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
第1実施例の吸気ダクト11はボンネット17の変形時に下部半体12の受け部12a,12aが破断して分離するため、その吸気ダクト11を再利用することができないが、第2実施例の吸気ダクト11は破断部を有していないために再利用が可能である。
即ち、吸気ダクト11の下部半体12の上縁部を内向きに折り曲げた一対のフランジ12d,12dと、吸気ダクト11の上部半体13の下縁部を外向きに折り曲げた一対のフランジ13b,13bとが、上部半体13のフランジ13b,13bに形成したシール部材収納溝13c,13cに嵌合するシール部材18を介して当接している。下部半体12の底面に設けたばね座12eと、上部半体13の天井面に下向きに突設したばね座13dとの間にコイルばね19が圧縮状態で装着されており、このコイルばね19の弾発力で下部半体12に対して上部半体13を上向きに付勢することで、前記シール部材18に面圧を与えている。
従って、車両の衝突時にボンネット17の上面に荷重が加わって該ボンネット17が下向きに変形すると、ボンネット17の下面に押された吸気ダクト11の上部半体13が下部半体12に向けて押し付けられ、その荷重で上部半体13がコイルばね19を圧縮しながら下部半体12に対して下方に移動し、上下方向に変形した吸気ダクト11の高さがβだけ減少することで、ボンネット17の変形可能量(クラッシュストローク)は当初の隙間であるαよりも大きいγ(=α+β)に増加する。このとき、下部半体12のフランジ12d,12dと上部半体13のフランジ13b,13bとがガイド部材の機能を発揮するため、上部半体13は下部半体12に対してスムーズに摺動することができる。そしてボンネット17からの荷重が作用しなくなると、コイルばね19の弾発力で上部半体13は原位置に復帰することができる。
しかして、この第2実施例によれば、上述した第1実施例の作用効果に加えて、吸気ダクト11を再利用できるという更なる作用効果と、コイルばね19の弾発力を調整することでボンネット17の変形に対抗する吸気ダクト11の剛性を任意に設定することができるという更なる作用効果とを達成することができる。
図6〜図8は本発明の第3実施例を示すもので、図6はエアクリーナの側面図、図7は図6の7ー7線拡大断面図、図8は図7に対応する作用説明図である。
図6および図7に示すように、自動車のエンジンに連なる吸気通路に配置されるエアクリーナ21は下部半体22および上部半体23に2分割されており、下部半体22の上縁部と上部半体23の下縁部との嵌合部にエアクリーナエレメント24の枠部材25の外周が挟持される。即ち、下部半体22の上縁部の内面に形成された段部22aと、上部半体23の下縁部から内向きに突出するフランジ23aとによって区画された環状溝に、枠部材25の外周部が上下一対のシール部材26,27を介して支持される。上部半体23のフランジ23aの上面の付け根に沿って、外力により容易に破断可能な断面三角形の切欠23bが形成される。
しかして、上流側の第1ダクト28が接続される上部半体23とエアクリーナエレメント24との間にダーティチャンバ29が区画され、下流側の第2ダクト30が接続される下部半体22とエアクリーナエレメント24との間にクリーンチャンバ31が区画される。下部半体22と上部半体23とを結合すべく、下部半体22の外面に突設した複数の係止突起22b…と、上部半体23の下縁部の外周に突設した環状の係止突起23cとが、複数のクリップ32…で係止される。この状態で下部半体22は下端から突出する取付フランジ22c,22cを介して車体16に固定され、このときエアクリーナ21の上部半体23の上面はエンジンルーム15を覆うボンネット17の下面に所定の隙間αを介して略平行に対向している。
従って、車両の衝突時にボンネット17の上面に荷重が加わって該ボンネット17が下向きに変形すると、図8に示すように、ボンネット17の下面に押されたエアクリーナ21の上部半体23が下部半体22に向けて押し付けられ、その荷重で上部半体23のフランジ23aの切欠23bが破断することで、上部半体23の内面が下部半体22の上縁部の外面に案内されながら摺動し、かつクリップ32…が外れることで上下方向に変形したエアクリーナ21の高さがβだけ減少するため、ボンネット17の変形可能量(クラッシュストローク)は当初の隙間であるαよりも大きいγ(=α+β)に増加する。
このように、上方からの荷重でエアクリーナ21が上下方向に変形して高さが減少するため、ボンネット17の下面とエアクリーナ21の上面との隙間αを小さく設定し、エンジンルーム15のスペースを有効利用してエアクリーナ21のレイアウトの自由度を高めながら、かつボンネット17のデザインの自由度を高めながら、車両の衝突時に必要なボンネット17の変形可能量を確保して衝撃吸収効果を高めることができる。
またエアクリーナ21が変形するときに上部半体23の内面が下部半体22の上縁部の外面に案内されながら摺動するので、エアクリーナ21の高さがスムーズに減少してボンネット17の変形が阻害されることがない。しかも、エアクリーナ21の下部半体22にエアクリーナエレメント24を支持したので、下部半体22から上部半体23を取り外すことで、エアクリーナエレメント24を露出させてメンテナンスを容易に行うことができる。
次に、図9および図10に基づいて本発明の第4実施例を説明する。
第3実施例のエアクリーナ21はボンネット17の変形時に上部半体23のフランジ23aが破断して分離するため、そのエアクリーナ21を再利用することができないが、第4実施例のエアクリーナ21は破断部を有していないために再利用が可能である。
即ち、吸気ダクト11の上部半体23は上側の第1部分33と、第1部分33の外周にボルト34…で固定される下側の第2部分35とに分割されており、第1部分33および第2部分35間にエアクリーナエレメント24の枠部材25が挟持される。下部半体22の上縁部を内向きに折り曲げたフランジ22dと、上部半体23の第2部分35の下縁部を外向きに折り曲げたフランジ35aとが、第2部分35のフランジ35aに形成したシール部材収納溝35bに嵌合するシール部材18を介して当接している。下部半体22の底面に設けたばね座22eと、エアクリーナエレメント24の下面に下向きに突設したばね座24aとの間にコイルばね19が圧縮状態で装着されており、このコイルばね19の弾発力で下部半体22に対して上部半体23を上向きに付勢することで、前記シール部材18に面圧を与えている。
従って、車両の衝突時にボンネット17の上面に荷重が加わって該ボンネット17が下向きに変形すると、ボンネット17の下面に押されたエアクリーナ21の上部半体23が下部半体22に向けて押し付けられ、その荷重で上部半体23がコイルばね19を圧縮しながら下部半体22に対して下方に移動し、上下方向に変形したエアクリーナ21の高さがβだけ減少することで、ボンネット17の変形可能量(クラッシュストローク)は当初の隙間であるαよりも大きいγ(=α+β)に増加する。このとき、上部半体23の第2部材35のフランジ35aが下部半体22の内面に沿って案内されるため、上部半体23は下部半体22に対してスムーズに摺動することができる。そしてボンネット17からの荷重が作用しなくなると、コイルばね19の弾発力で上部半体23は原位置に復帰することができる。
しかして、この第4実施例によれば、上述した第3実施例の作用効果に加えて、エアクリーナ21を再利用できるという更なる作用効果と、コイルばね19の弾発力を調整することでボンネット17の変形に対抗するエアクリーナ21の剛性を任意に設定することができるという更なる作用効果とを達成することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本発明の吸気部材は実施例の吸気ダクト11およびエアクリーナ21に限定されず、レゾネータチャンバ等の他部材であっても良い。
第1実施例に係る吸気ダクトの斜視図 図1の2−2線拡大断面図 図2に対応する作用説明図 第2実施例に係る、前記図2に対応する図 図4に対応する作用説明図 第3実施例に係るエアクリーナの側面図 図6の7−7線拡大断面図 図7に対応する作用説明図 第4実施例に係る、前記図7に対応する図 図9に対応する作用説明図
符号の説明
11 吸気ダクト(吸気部材)
12 下部半体
13 上部半体
15 エンジンルーム
17 ボンネット
19 コイルばね(ばね部材)
21 エアクリーナ(吸気部材)
22 下部半体
23 上部半体
24 エアクリーナエレメント

Claims (6)

  1. ボンネット(17)の下方のエンジンルーム(15)に配置されてエンジンに吸気を導入する吸気部材(11,21)が、上向きに開放する下部半体(12,22)と、その下部半体(13,23)とは別々に形成されて下向きに開放する上部半体(13,23)とで分割、構成されていて、その上部半体(13,23)の下縁部と下部半体(13,23)の上縁部とが相互に嵌合されると共に、その両半体(13,23,12,22)間に閉断面が形成されており
    上部半体(13,23)は下部半体(12,22)と連結されていて、その連結部が上方からの荷重で破断した後に、下部半体(12,22)の上縁部に摺動、案内されながら下方に移動可能であることを特徴とする、吸気部材の衝撃吸収構造。
  2. 吸気部材(11,21)の上部半体(13,23)をボンネット(17)の下面に沿うように配置し
    上部半体(13,23)の内面が前記荷重で、下部半体(12,22)の上縁部に摺動、案内されながら下方に移動可能であることを特徴とする、請求項1に記載の吸気部材の衝撃吸収構造。
  3. 下部半体(12,22)の上縁部の外側には、上部半体(13,23)の下縁部を支持する受け部(12a)が張り出しており、その受け部(12a)には、前記荷重で破断する切欠(12b)が形成されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の吸気部材の衝撃吸収構造。
  4. ボンネット(17)の下方のエンジンルーム(15)に配置されてエンジンに吸気を導入する吸気部材(11,21)が、上向きに開放する下部半体(12,22)と、その下部半体(13,23)とは別々に形成されて下向きに開放する上部半体(13,23)とで分割、構成されていて、その上部半体(13,23)の下縁部と下部半体(13,23)の上縁部とが相互に嵌合されると共に、その両半体(13,23,12,22)間に閉断面が形成されており
    さらにその両半体(13,23,12,22)間には、上部半体(13,23)を上向きに付勢するばね部材(19)配置され、
    下部半体(12,22)の上縁部には第1のフランジ(12d,22d)が形成されると共に、上部半体(13,23)には、第1のフランジ(12d,22d)にシール部材(18)を介して係合し前記ばね部材(19)の付勢力に抗して該上部半体(13,23)の上限位置を規定する第2のフランジ(13b,35a)が形成され、
    上部半体(13,23)は、前記付勢力を上回る上方からの荷重で下方に移動可能であり、且つその移動の際には、上部半体(13,23)及び下部半体(13,23)の少なくとも何れか一方のフランジが、上部半体(13,23)及び下部半体(13,23)の何れか他方の側壁に沿って案内されることを特徴とする、吸気部材の衝撃吸収構造。
  5. 前記ばね部材が、下部半体(12)の底面に設けたばね座(12e)と、上部半体(13)の天井面に下向きに突設したばね座(13d)との間に装着したコイルばね(19)であることを特徴とする、請求項4に記載の吸気部材の衝撃吸収構造。
  6. 吸気部材はエアクリーナ(21)であり、その下部半体(22)にエアクリーナエレメント(24)を支持したことを特徴とする、請求項1〜請求項の何れか1項に記載の吸気部材の衝撃吸収構造。
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