JP4282589B2 - 回路基板検査装置および回路基板検査方法 - Google Patents

回路基板検査装置および回路基板検査方法 Download PDF

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本発明は、複数の電子部品が実装されている回路基板を電気的に検査する回路基板検査装置および回路基板検査方法に関するものである。
この種の回路基板検査装置および回路基板検査方法として、プリント基板に実装されている複数の電子部品を検査する電子部品検査装置および検査方法が特開2001−264398号公報に開示されている。この電子部品検査装置(以下、「検査装置」ともいう)では、プリント基板上の複数の電子部品を1つずつ検査する代わりに、プリント基板の種類毎に規定した被検査回路についての電気的検査を実行することにより、被検査回路を構成している電子部品の良否を一括して検査する。この場合、この検査装置による検査方法では、プリント基板上のすべての電子部品がいずれかの被検査回路に含まれるようにして、1枚のプリント基板に対して複数の被検査回路を規定して検査を実行する。具体的には、この検査装置は、コンタクトプローブを介して被検査回路に検査信号を出力(送信)する送信部と、コンタクトプローブを介して被検査回路から検査信号を受信する受信部とを備え、受信部による検査信号の受信状態に基づいて被検査回路を構成している電子部品の良否を判別する。これにより、プリント基板上の複数の電信部品を個別的に検査するのと比較して短時間でプリント基板の良否を検査することが可能となっている。
特開2001−264398号公報(第6−7頁)
ところが、従来の検査装置および検査方法には、以下の問題点がある。すなわち、この検査装置(検査方法)では、被検査回路についての電気的検査を実行することで、その被検査回路を構成している電子部品の良否を検査している。この場合、被検査回路を構成している各電子部品には、その製造誤差等に起因する電気的特性のばらつきが存在する。このため、この種の回路基板検査装置において電子部品の良否を判定する際には、上記の電気的特性のばらつきを考慮して基準値に対して所定の許容範囲を規定した検査用基準データを用いる必要がある。したがって、複数の電子部品から構成される被検査回路を検査対象とする従来の検査装置では、被検査回路を構成する各電子部品のそれぞれの基準値に対する許容範囲の絶対値を合計した分だけ十分に広い許容範囲を規定した検査用基準データを用いる必要がある。このため、例えば、被検査回路を構成する複数の電子部品のうちの1つに端子浮き等が生じている状態や、複数の電子部品のうちの1つが誤って実装されている状態であるにも拘わらず、被回路基板についての検査信号の受信状態が検査用基準データの範囲内となって良判定とするおそれがある。このように、従来の検査装置には、回路基板の良否を正確に検査するのが困難であるという問題点がある。一方、回路基板に実装されているすべての電子部品について個別的に電気的検査を実行することで上記の問題点を解決することが可能となる。しかし、各電子部品を個別的に検査する場合、1枚の回路基板を検査するのに長時間を要するという問題が発生する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、回路基板の検査に要する時間の短縮を図りつつ、その良否を正確に検査し得る回路基板検査装置および回路基板検査方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の回路基板検査装置は、回路基板上の複数の電子部品について所定の電気的検査を実行する検査部と、当該検査部を制御して前記電気的検査を実行させる制御部とを備え、前記各電子部品をそれぞれ1つの検査対象として個別的に検査する個別検査と、前記電子部品同士をグループ化して1つの検査対象として一括的に検査する一括検査とを実行可能に構成され、前記制御部は、同一種類の前記回路基板を順次検査する際に、N枚(Nは2以上の自然数)の前記回路基板において前記個別検査の検査結果が連続して良判定の各電子部品について、互いに電気的に直接接続されている当該電子部品同士をグループ化し、次の回路基板に対する前記電気的検査時において前記グループ化した複数の電子部品を1つの検査対象として前記検査部に前記一括検査を実行させる。
また、請求項2記載の回路基板検査装置は、請求項1記載の回路基板検査装置において、前記制御部が、前記グループ化した検査対象と、当該グループ化した検査対象に電気的に直接接続されている他の前記検査対象との双方がN枚の前記回路基板において連続して良判定のときに、当該グループ化した検査対象と当該他の検査対象とをグループ化し、次の回路基板に対する前記電気的検査時において前記グループ化した各検査対象を新たな1つの検査対象として前記検査部に前記一括検査を実行させる。
さらに、請求項3記載の回路基板検査装置は、請求項1または2記載の回路基板検査装置において、前記制御部が、前記グループ化した検査対象が不良判定のときに、当該グループ化した検査対象をグループ化前の前記複数の検査対象に分割し、次の回路基板に対する前記電気的検査時において前記分割した各検査対象毎に前記検査部に当該電気的検査を実行させる。
また、請求項4記載の回路基板検査方法は、回路基板上の複数の電子部品についての所定の電気的検査を同一種類の当該回路基板に対して順次実行する際に、前記各電子部品をそれぞれ1つの検査対象として個別的に検査する個別検査の検査結果がN枚(Nは2以上の自然数)の前記回路基板において連続して良判定の各電子部品について、互いに電気的に直接接続されている当該電子部品同士をグループ化し、次の回路基板に対する前記電気的検査時において前記グループ化した複数の電子部品を1つの検査対象として一括的に検査する。
請求項1記載の回路基板検査装置および請求項4記載の回路基板検査方法によれば、N枚の回路基板において個別検査の検査結果が連続して良判定の各電子部品について、互いに電気的に直接接続されている電子部品同士をグループ化し、次の回路基板に対する検査時にグループ化した各電子部品を1つの検査対象として一括的に検査することにより、同一種類の回路基板において、回路基板設計におけるマージンなどに起因して製造に対する信頼性が高く良判定となる可能性が十分に高い(N枚連続して良判定となる)電子部品についてグループ化して1つの検査対象として一括検査することで1枚の回路基板の検査に要する時間を十分に短縮することができる。また、同一種類の回路基板において、必ずしも良判定となる可能性が十分には高くなく不良判定となる可能性のある(N枚連続して良判定とはならない)電子部品についてはグループ化せずに個別検査することで、不良部品を確実に検出して高精度で回路基板の良否を検査することができる。
また、請求項2記載の回路基板検査装置によれば、グループ化した検査対象と、その検査対象に電気的に直接接続されている他の検査対象との双方がN枚の回路基板において連続して良判定のときに両検査対象をグループ化し、次の回路基板に対する検査時にグループ化した両検査対象を新たな1つの検査対象として一括的に検査することにより、検査精度を低下させることなく、一括検査の対象としてのグループ化した1つの検査対象に含まれる電子部品の数を増やすことができるため、1枚の回路基板の検査に要する時間を一層短縮することができる。
さらに、請求項3記載の回路基板検査装置によれば、複数の検査対象をグループ化した検査対象が不良判定のときに、次の回路基板に対する検査時においてグループ化前の複数の検査対象に分割した各検査対象毎に電気的検査を実行することにより、良判定となる可能性が十分に高い検査対象についてはグループ化した状態を維持して一括検査することができるため、不良判定の検査対象に含まれている各電子部品を直ちに個別検査するのと比較して、1枚の回路基板についての再検査までを含んだ検査に必要とする時間を短縮しつつ、不良判定となる可能性のある電子部品について個別検査して回路基板の良否を高精度で検査することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る回路基板検査装置および回路基板検査方法の最良の形態について説明する。
最初に、回路基板検査装置1の構成について、図面を参照して説明する。
図1に示す回路基板検査装置1は、本発明に係る回路基板検査方法に従って各種回路基板(検査対象基板10)の良否を検査する装置であって、検査部2、制御部3および記憶部4を備えている。この場合、検査対象基板10は、本発明における回路基板の一例であって、複数の電子部品が実装されて構成されている。なお、本発明についての理解を容易とするために、検査対象基板10には、図2に示すように、電子部品R1〜R8(以下、区別しないときには「電子部品R」ともいう)の8つの抵抗が実装されているものとする。また、この回路基板検査装置1は、インピーダンス、インダクタンス、キャパシタンス、位相差および抵抗値等を測定しての電気的検査が可能に構成されているが、以下、抵抗値を測定して検査する一例について説明する。
検査部2は、図1に示すように、移動機構5,5に取り付けられたプローブ6,6を備え、制御部3の制御に従ってプローブ6,6を介して検査対象基板10に検査信号を出力して例えばプローブ6,6間の抵抗値を測定する。また、検査部2は、検査用基準データD0と測定結果とを比較することにより各電子部品Rの良否を判定(検査)する(本発明における電気的検査の一例)。この場合、検査部2は、1つの電子部品Rを検査対象Xとして個別に検査する個別検査と、複数の電子部品R,R・・をグループ化して1つの検査対象Xとして一括して検査する一括検査とを実行可能に構成されている。具体的には、個別検査に際しては、例えば、図2に示すブロービング位置P0,P1にプローブ6,6をプロービングした状態で上記の電気的検査を実行して(電子部品R1単体を検査対象Xとして)電子部品R1(検査対象X01)の良否を検査する。また、一括検査に際しては、例えば、ブロービング位置P0,P2にプローブ6,6をプロービングした状態で上記の電気的検査を実行して(電子部品R1,R2をグループ化して1つの検査対象Xとして)電子部品R1,R2(検査対象X11)の双方の良否を一括して検査する。
制御部3は、図3に示す回路基板検査処理20を実行して検査対象基板10の良否を判定(検査)する。具体的には、制御部3は、検査部2を制御して上記の検査対象Xについての電気的検査を実行させると共に、その検査結果を検査対象Xに関連付けて検査結果データD2として記憶部4に記憶させる。この場合、制御部3は、同一種類の検査対象基板10,10・・を順次検査する際に、最初の10枚(本発明における「N枚」が10枚である一例)の検査対象基板10,10・・については、各電子部品R,R・・を別個の検査対象X01,X02・・とする個別検査を実行させる。また、制御部3は、10枚の検査対象基板10,10・・の検査において連続して良判定となった電子部品R,R・・について所定条件に従ってグループ化して1つの検査対象Xとし、次の検査対象基板10,10・・に対する検査時には、グループ化した検査対象Xを構成している電子部品R,R・・を全体として1つの検査対象Xとして一括検査させる。
記憶部4は、検査対象基板10についての検査用基準データD0と、回路基板検査処理20に際して両プローブ6,6をプロービングさせるべき検査対象基板10上のブロービング位置P0〜P8(図2参照)を特定する(検査対象Xを特定する)検査対象特定用データD1とを記憶すると共に、回路基板検査処理20に際しては、制御部3の制御に従って検査結果データD2を記憶する。この場合、検査用基準データD0は、各電子部品をそれぞれ1つの検査対象Xとする個別検査用の基準値と、複数の電子部品R,R・・をグループ化して1つの検査対象Xとする一括検査用の基準値とを含んで良品の検査対象基板10から吸収した測定値に基づいて生成されている。
次に、回路基板検査装置1によって複数の検査対象基板10,10・・(同一種類の回路基板の一例)を順次検査する方法について、図面を参照して説明する。
まず、1枚目の検査対象基板10を所定の検査位置にセットする。次いで、制御部3が図3に示す回路基板検査処理20を開始する。この回路基板検査処理20では、制御部3が、まず、検査を完了していない検査対象Xが存在するか否かを判別する(ステップ21)。この際には、回路基板検査処理20の開始直後のため、すべての検査対象X,X・・についての検査が未完了と判別する。この場合、図2に示すように、この回路基板検査装置1では、1枚目の検査対象基板10の検査に際しては、検査対象特定用データD1に基づき、制御部3が各電子部品R1〜R8を別個の検査対象X01〜X08として以下の処理を実行する。次いで、制御部3は、検査部2を制御して、最初の検査対象X01についての電気的検査を実行させる(ステップ22)。この際に、検査部2は、検査対象X01(電子部品R1)の両端であるブロービング位置P0,P1にプローブ6,6をプロービングして両プローブ6,6間に検査信号を出力すると共に抵抗値を測定する。次いで、検査部2は、検査用基準データD0のうちの検査対象X01についての基準値(個別検査用の基準値)と測定結果とを比較して検査対象X01の良否を判定(検査)すると共に検査結果を制御部3に出力する。
一方、制御部3は、検査部2による検査結果を検査対象X01に関連付けて検査結果データD2として記憶部4に記憶させると共に(ステップ23)、検査結果が良および不良のいずれであるかを判定する(ステップ24)。この際に、不良と判定したときには、制御部3は、ステップ21に戻って検査が完了していない検査対象Xが存在するか否かを判別し、検査部2を制御して次の検査対象X02(電子部品R2)についての電気的検査を実行させる(ステップ22)。また、ステップ24において良と判定したときには、制御部3は、検査対象X01についての良判定が1回目と判別し(ステップ25)、ステップ21に戻って検査が完了していない検査対象Xが存在するか否かを判別して次の検査対象X02についての電気的検査を実行させる(ステップ22)。このようにして、検査対象X01〜X08(電子部品R1〜R8)についての個別検査が完了し、ステップ21においてすべての検査対象Xについての検査が完了したと判別したときには、制御部3は、検査結果データD2に基づき、検査対象基板10に不良判定の検査対象Xが存在するか否かを判別する(ステップ28)。この際に、図1に示すように、制御部3は、検査対象X01〜X08のすべてが良であったと判定し、1枚目の検査対象基板10を良品として(ステップ29)、この回路基板検査処理20を終了する。
次いで、2枚目以降の検査対象基板10についても、上記した回路基板検査処理20を実行してその良否を順次検査する。この際に、2枚目の検査対象基板10については、上記の1枚目の検査対象基板10と同様にしてすべての検査対象X01〜X08が良判定であったものとする。また、図1に示すように、例えば、3枚目の検査対象基板10において検査対象X03(電子部品R3)が不良と判定したときには、制御部3は、ステップ23で記憶部4に記憶させた検査結果データD2に基づき、不良判定の検査対象Xが存在すると判別し(ステップ28)、不良判定の検査対象X03が単一の電子部品Rからなる検査対象Xか、複数の電子部品R,R・・がグループ化された検査対象Xであるかを判別する(ステップ30)。この際に、制御部3は、不良判定の検査対象X03が単一の電子部品Rからなる検査対象Xと判別して、3枚目の検査対象基板10を不良品として回路基板検査処理20を終了する(ステップ31)。また、例えば、5枚目の検査対象基板10において検査対象X05(電子部品R5)が不良と判定したときにも、制御部3は、不良判定の検査対象X05が単一の電子部品Rからなる検査対象Xと判別し(ステップ30)、5枚目の検査対象基板10を不良品として回路基板検査処理20を終了する(ステップ31)。なお、4枚目および6〜9枚目の検査対象基板10については、1,2枚目の検査対象基板10と同様にしてすべての検査対象X01〜X08が良判定であったものとする。
また、10枚目の検査対象基板10に対する回路基板検査処理20に際して、検査対象X01についての検査結果を良と判定したときには(ステップ24)、制御部3は、検査対象X01についての良判定が連続してN回(この例では、10回)になったと判別する(ステップ25)。この際に、制御部3は、後述するグループ化条件を満たす検査対象Xが存在しないと判別し(ステップ26)、ステップ21に戻る。次いで、制御部3は、検査対象X02についての検査結果を良と判定したときに(ステップ24)、検査対象X02についての良判定が連続してN回(10回)になったと判別する(ステップ25)。この際に、制御部3は、グループ化条件を満たす検査対象Xが存在すると判別し(ステップ26)、このグループ化条件を満たす検査対象X,Xをグループ化して新たな1つの検査対象Xとしてその旨の検査対象特定用データD1を記憶部4に記憶させる(ステップ27)。具体的には、制御部3は、ステップ26において、互いに電気的に直接接続されている検査対象X,Xが10枚の検査対象基板10に対する回路基板検査処理において連続して良判定であるときに、グループ化条件が満たされたとし、ステップ27において、グループ化条件を満たす検査対象X,X(この例では、検査対象X01,X02である電子部品R1.R2)を1つの検査対象X(この例では、検査対象X11)としてグループ化して、その旨を特定可能な検査対象特定用データD1を記憶部4に記憶させる。
したがって、図1に示すように、11枚目の検査対象基板10に対する回路基板検査処理20では、制御部3は、検査対象X01,X02については、ステップ22において検査対象X11として一括検査させる。この際に、検査部2は、移動機構5,5を制御することにより、プローブ6,6をX−Y−Z方向に移動させてブロービング位置P0,P2にプロービングして両プローブ6,6間に検査信号を出力すると共に抵抗値を測定する。次いで、検査部2は、検査用基準データD0のうちの検査対象X11についての基準値(一括検査用の基準値)と測定結果とを比較して検査対象X11の良否を判定(検査)すると共に検査結果を制御部3に出力する。一方、3枚目の検査対象基板10において不良判定であった検査対象X03については、11枚目の検査対象基板10においては個別検査される。また、検査対象X04については、それ以前に検査された10枚の検査対象基板10のすべてにおいて良判定であるものの、5枚目の検査対象基板10において検査対象X05が不良判定であったため、検査対象X03,X05とはグループ化されずに、検査対象X03,X05と同様にして11枚目の検査対象基板10においては個別検査される。さらに、検査対象X06〜X08については、10枚目までの検査対象基板10のすべてにおいて良判定であったため、11枚目の検査対象基板10では、検査対象X06〜X08については検査対象X12として一括検査される。
一方、12枚目の検査対象基板10に対する回路基板検査処理20において検査対象X03〜X05,X11,X12のすべてが良判定であって、13枚目の検査対象基板10において検査対象X11,X03の双方が良判定のときには、制御部3は、13枚目の検査対象基板10において検査対象X03についての電気的検査が完了した時点で検査対象X03の良判定が10回になったと判別する(ステップ25)。この際に、制御部3は、グループ化条件を満たす検査対象X(この例では、検査対象X11)が存在すると判別して(ステップ26)、検査対象X03,X11をグループ化して新たな1つの検査対象Xとする検査対象特定用データD1を記憶部4に記憶させる(ステップ27)。また、制御部3は、続いて検査した検査対象X04についての検査結果が良判定であったときに、検査対象X03,X11をグループ化した検査対象Xと検査対象X04とをグループ化して新たな1つの検査対象X13とし、その旨の検査対象特定用データD1を記憶部4に記憶させる。この結果、図1に示すように、14枚目の検査対象基板10に対する回路基板検査処理20では、制御部3は、検査対象X13(電子部品R1〜R4)については、ステップ22において検査部2を制御して一括検査させる。具体的には、検査部2は、ブロービング位置P0,P4にプローブ6,6をプロービングして両プローブ6,6間に検査信号を出力すると共に抵抗値を測定する。次いで、検査部2は、検査用基準データD0のうちの検査対象X13についての基準値(一括検査用の基準値)と測定結果とを比較して検査対象X13の良否を判定(検査)する。
次いで、図1に示すように、例えば15枚目の検査対象基板10に対する回路基板検査処理20に際して、検査対象X13が不良判定であったときには、制御部3は、ステップ28において不良判定の検査対象Xが存在すると判別し、その検査対象X(この例では、検査対象X13)が単一の電子部品Rからなる検査対象Xであるか複数の電子部品R,R・・がグループ化された検査対象Xであるかを判別する(ステップ30)。この際に、検査対象X13が、検査対象X11(電子部品R1,R2)、検査対象X03,X04(電子部品R3,R4)をグループ化した検査対象Xであるため、制御部3は、不良判定の検査対象X13をグループ化前の検査対象X,X(この例では、検査対象X03,X04,X11)に分割して、その旨を検査対象特定用データD1として記憶部4に記憶させると共に、分割後の検査対象X03,X04,X11について、検査部2を制御してそれぞれ再検査させる(ステップ32)。
この再検査の結果、例えば検査対象X11が不良判定のときには(ステップ28)、不良判定の検査対象X11が複数の電子部品R,R・・をグループ化した検査対象Xであると判別する(ステップ30)。この際に、制御部3は、この検査対象X11をグループ化前の検査対象X,X(この例では、検査対象X01,X02)に分割して、その旨を検査対象特定用データD1として記憶部4に記憶させると共に、分割後の検査対象X01,X02について、検査部2を制御してそれぞれ個別的に再検査させる(ステップ32)。一方、分割後の検査対象X03,X04,X11に対する再検査の結果、例えば検査対象X03が不良判定のときには(ステップ28)、不良判定の検査対象X03が単一の電子部品Rからなる検査対象Xであると判別し(ステップ30)、15枚目の検査対象基板10を不良品として回路基板検査処理20を終了する(ステップ31)。この後、制御部3は、16枚目の検査対象基板10についても、上記の回路基板検査処理20を実行して、その良否を検査する。
このように、この回路基板検査装置1および回路基板検査方法によれば、N枚(この例では10枚)の検査対象基板10において個別検査の検査結果が連続して良判定の各電子部品R,R・・について、互いに電気的に直接接続されている電子部品R,R・・同士をグループ化し、次の検査対象基板10に対する検査時にグループ化した各電子部品R,Rを1つの検査対象Xとして一括的に検査することにより、同一種類の検査対象基板10において、回路基板設計におけるマージンなどに起因して製造に対する信頼性が高く良判定となる可能性が十分に高い(N枚連続して良判定となる)電子部品Rについてグループ化して1つの検査対象Xとして一括検査することで1枚の検査対象基板10の検査に要する時間を十分に短縮することができる。また、同一種類の検査対象基板10において、必ずしも良判定となる可能性が十分には高くなく不良判定となる可能性のある(N枚連続して良判定とはならない)電子部品Rについてはグループ化せずに個別検査することで、不良部品を確実に検出して高精度で検査対象基板10の良否を検査することができる。
また、この回路基板検査装置1および回路基板検査方法によれば、グループ化した検査対象Xと、その検査対象Xに電気的に直接接続されている他の検査対象Xとの双方がN枚の検査対象基板10において連続して良判定のときに両検査対象X,Xをグループ化し、次の検査対象基板10に対する検査時にグループ化した両検査対象X,Xを新たな1つの検査対象Xとして一括的に検査することにより、検査精度を低下させることなく、一括検査の対象としてのグループ化した1つの検査対象Xに含まれる電子部品R,R・・の数を増やすことができるため、1枚の検査対象基板10の検査に要する時間を一層短縮することができる。
さらに、この回路基板検査装置1および回路基板検査方法によれば、複数の検査対象X,X・・をグループ化した検査対象Xが不良判定のときに、次の検査対象基板10に対する検査時においてグループ化前の複数の検査対象X,X・・に分割した各検査対象X,X・・毎に電気的検査を実行することにより、良判定となる可能性が十分に高い検査対象Xについてはグループ化した状態を維持して一括検査することができるため、不良判定の検査対象Xに含まれている各電子部品R,R・・を直ちに個別検査するのと比較して、1枚の検査対象基板10についての再検査までを含んだ検査に必要とする時間を短縮しつつ、不良判定となる可能性のある電子部品Rについて個別検査して検査対象基板10の良否を高精度で検査することができる。
なお、本発明は、上記の回路基板検査装置1の構成および検査方法に限定されない。例えば、上記の回路基板検査装置1による回路基板検査処理20では、複数の検査対象X,X・・をグループ化した検査対象Xが不良判定のときに、ステップ32において不良判定の検査対象Xをグループ化以前の検査対象X,X・・に分割して個別的に再検査しているが、本発明に係る回路基板検査方法はこれに限定されない。具体的には、上記の回路基板検査処理20のステップ32に代えて、不良判定の検査対象Xをグループ化前の検査対象X,X・・に分割した旨を検査対象特定用データD1として記憶部4に記憶させた後に、分割した検査対象X,X・・を再検査することなく、その検査対象基板10を不良品として回路基板検査処理を直ちに終了させることもできる。
また、移動機構5がプローブ6,6をX−Y−Z方向に移動させてプロービングする例について上記したが、本発明はこれに限定されない。例えば、複数のプローブ6,6・・を基台に植設したピンボードタイプのプローブ(ジグ型プローブ)と、各プローブ6,6・・を選択するスキャナとを備えて、選択した一対のプローブ6,6間に検査信号を出力すると共にその一対のプローブ6,6間の抵抗値等を測定する構成を採用することができる。
また、上記の回路基板検査装置1では、各検査対象基板10に対する回路基板検査処理20の都度、ステップ25において各検査対象Xについての良判定が10回(N回)となったかを判別しているが、10枚の検査対象基板10についての検査処理が完了した時点で各検査対象Xについての良判定が連続して10回であったか否かを判別することもできる。具体的には、図4に示す回路基板検査処理20Aを採用することができる。なお、同図では、回路基板検査処理20と共通する処理については同一の符号を付して重複した説明を省略する。この回路基板検査処理20Aでは、前述した回路基板検査処理20におけるステップ24,25に代えて、同一の検査対象Xについての検査回数が10回(N回)となったかを判別するステップ24Aと、10回分の判定結果中に不良判定が存在したか否かを判別するステップ25Aとを実行し、不良判定が存在しないと判別したときに、前述した回路基板検査処理20と同様にして、グループ化条件を満たす検査対象Xの有無を判別し(ステップ26)、存在するときに検査対象X,Xを新たな検査対象Xとして登録する(ステップ27)。
回路基板検査装置1の構成を示すブロック図である。 検査対象基板10の電気的構成と回路基板検査装置1による検査対象Xとの関係の一例を示す概念図である。 回路基板検査処理20のフローチャートである。 回路基板検査処理20Aのフローチャートである。
符号の説明
1 回路基板検査装置
2 検査部
3 制御部
10 検査対象基板
20,20A 回路基板検査処理
R1〜R8 電子部品
X01〜X08,X11〜X14 検査対象

Claims (4)

  1. 回路基板上の複数の電子部品について所定の電気的検査を実行する検査部と、当該検査部を制御して前記電気的検査を実行させる制御部とを備え、前記各電子部品をそれぞれ1つの検査対象として個別的に検査する個別検査と、前記電子部品同士をグループ化して1つの検査対象として一括的に検査する一括検査とを実行可能に構成され、
    前記制御部は、同一種類の前記回路基板を順次検査する際に、N枚(Nは2以上の自然数)の前記回路基板において前記個別検査の検査結果が連続して良判定の各電子部品について、互いに電気的に直接接続されている当該電子部品同士をグループ化し、次の回路基板に対する前記電気的検査時において前記グループ化した複数の電子部品を1つの検査対象として前記検査部に前記一括検査を実行させる回路基板検査装置。
  2. 前記制御部は、前記グループ化した検査対象と、当該グループ化した検査対象に電気的に直接接続されている他の前記検査対象との双方がN枚の前記回路基板において連続して良判定のときに、当該グループ化した検査対象と当該他の検査対象とをグループ化し、次の回路基板に対する前記電気的検査時において前記グループ化した各検査対象を新たな1つの検査対象として前記検査部に前記一括検査を実行させる請求項1記載の回路基板検査装置。
  3. 前記制御部は、前記グループ化した検査対象が不良判定のときに、当該グループ化した検査対象をグループ化前の前記複数の検査対象に分割し、次の回路基板に対する前記電気的検査時において前記分割した各検査対象毎に前記検査部に当該電気的検査を実行させる請求項1または2記載の回路基板検査装置。
  4. 回路基板上の複数の電子部品についての所定の電気的検査を同一種類の当該回路基板に対して順次実行する際に、前記各電子部品をそれぞれ1つの検査対象として個別的に検査する個別検査の検査結果がN枚(Nは2以上の自然数)の前記回路基板において連続して良判定の各電子部品について、互いに電気的に直接接続されている当該電子部品同士をグループ化し、次の回路基板に対する前記電気的検査時において前記グループ化した複数の電子部品を1つの検査対象として一括的に検査する回路基板検査方法。
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