JP4281756B2 - カラオケシステム - Google Patents

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本発明は、カラオケ演奏を行うカラオケ装置と、ユーザによって操作される複数台のリクエスト装置と、を備えるカラオケシステムに関する。
従来、カラオケ演奏を行うカラオケ装置と、そのカラオケ装置におけるカラオケ演奏曲の予約をユーザが行うため、ユーザによって操作されるリクエスト装置と、を備えるカラオケシステムが知られている。
カラオケ装置は、予約リストを記憶しており、その予約リストにおける予約順に従ってカラオケ演奏を行う。この予約リストは早く予約されるほど予約順が早くなるのが原則である。ただし、予約後に、例えば間違って入力した予約を取り消したり、歌唱者の時間の都合で予約順序を入れ替えたいという要望をユーザが持つことがある。
このような演奏予約情報の編集自体は従来のカラオケ装置でも実現可能であったが、カラオケ装置はカラオケ演奏処理を実行している期間が多く、予約リストの一覧表示は困難であった。つまり、画面には歌詞テロップが表示されているため、その歌詞テロップを見ている歌唱者の邪魔にならないよう、例えば画面の端などにおいて1行だけ表示するという分かりにくいものであった。
そこで特許文献1に示されているように、リクエスト装置において予約リストを作成・記憶し、リクエスト装置が有する表示手段に一覧表示してユーザに知らせるようにする技術が知られている。そして、予約の取消なども、リクエスト装置において自由にできるようになっている。
特開2003−131671号公報
1台のカラオケ装置に対して1台のリクエスト装置しか準備されていないと、多くのメンバーでカラオケを楽しもうとした場合に、ユーザがリクエスト装置を操作する順番を長く待つこととなってしまう。それに対して1台のカラオケ装置に対して複数台のリクエスト装置が準備されていれば、上記ユーザの順番待ちの時間が短くなり利便性が向上する。
しかしながら、特許文献1に開示されている技術においては、1台のカラオケ装置と1台のリクエスト装置とからなるカラオケシステムしか想定していない。そのため、1台のカラオケ装置に対して複数台のリクエスト装置が準備されるようなカラオケシステムに特許文献1の技術思想を適用すると、次のような問題がある。
つまり、例えばリクエスト装置Aから曲番号11→12→13の3曲が順番に予約されたとする。一方、リクエスト装置Bからは曲番号21→22→23の3曲が順番に予約されたとする。カラオケ装置が予約を受け付けた順番が11→21→12→22→13→23であったとすると、カラオケ装置はこの順番で予約リストを記憶する。
しかし、特許文献1に開示された技術においては、リクエスト装置において作成した予約リストしか表示できない。つまり、リクエスト装置Aでは曲番号11→12→13の3曲による予約リストを表示し、リクエスト装置Bでは曲番号21→22→23の3曲による予約リストを表示することとなる。そのため、例えば予約順番を移動させようとしても、全体として何番目の予約順番なのか不明なため、うまくいかない。
このように、1台のカラオケ装置に対して複数台のリクエスト装置が準備されていればユーザの利便性は向上するが、実態にあった予約リストの一覧表示をリクエスト装置にて行うことができず、したがって、予約順番の移動などの予約リストの編集も適切に行うことができない。
本発明は、1台のカラオケ装置に対して複数台のリクエスト装置を準備していながら、予約リストの一覧表示や編集を各リクエスト装置にて適切に行うことができるようにしたカラオケシステムを提供することを目的とする。
上記第1の目的を達成するためになされた請求項1に記載のカラオケシステムは、リクエスト装置からカラオケ演奏に関する指示を受け付け、その受け付けた指示に応じてカラオケ演奏に関する処理を行うカラオケアプリケーションから情報を取得し、その取得した情報をリクエスト装置に対して出力するWebサーバを備えるカラオケ装置(4:なお、この欄においては、発明に対する理解を容易にするため、必要に応じて「発明を実施するための最良の形態」欄において説明した構成要素を括弧内に示すが、この記載によって特許請求の範囲を限定することを意味するものではない。)と、カラオケ装置に対する操作入力をユーザから受け付ける複数台のリクエスト装置(5a,5b,…)とがhttp通信によって通信可能に接続されている。
カラオケ装置は、一つ以上のカラオケ演奏曲を記憶する演奏曲記憶手段(16)と、演奏順が区別可能なカラオケ演奏曲の予約リストを記憶可能な予約リスト記憶手段(40)と、予約リスト記憶手段が記憶する前記予約リストに基づいて前記演奏曲記憶手段からカラオケ演奏曲を読み出してカラオケ演奏するカラオケ演奏手段(12,24)と、を備えている。
カラオケ装置が備えるWebサーバは、リクエスト装置からカラオケ演奏曲の予約に関する指示である予約関連指示や予約リスト取得要求と送信元のリクエスト装置のシリアルナンバーとを含むhttpリクエストを受け付ける受付手段(14)と、受付手段によって受け付けた予約リスト取得要求に応じて、予約リストをカラオケアプリケーションから取得し、その取得した予約リストをhttpレスポンスとしてリクエスト装置へ閲覧可能に配信する一方、受付手段が受け付けた予約関連指示で示される予約リストの追加/編集処理をカラオケアプリケーションに実行させ、その追加/編集処理がなされた予約リストをhttpレスポンスとしてリクエスト装置へ閲覧可能に配信する配信手段(12,14)と、を備えている。
カラオケ装置が備えるカラオケアプリケーションは、受付手段によって予約関連指示や予約リスト取得要求に関するhttpリクエストを受け付けた場合、そのhttpリクエストの送信元であるリクエスト装置のシリアルナンバーをメモリに登録する登録手段(12)と、受付手段が受け付けた予約関連指示がカラオケ演奏曲の新規の予約指示であった場合には、予約リスト記憶手段が記憶する予約リストへ新規に予約情報を登録、受付手段が受け付けた予約関連指示が予約曲の削除や予約順の移動などの編集指示であった場合には、予約リスト記憶手段が記憶する予約リストを編集し、カラオケ演奏手段による演奏対象となった場合には、該当するカラオケ演奏曲の予約情報を予約リスト記憶手段が記憶する予約リストから削除する予約リスト制御手段(12)と、予約リスト記憶手段が記憶する予約リストの内容に変更が生じた場合、その旨をソケット通信によって各リクエスト装置へ通知する通知手段(12,14)と、を備えている。
一方、リクエスト装置は、ユーザによる予約関連指示や予約リスト取得要求を入力する入力手段(60,62)と、入力手段を介して入力された予約関連指示や予約リスト取得要求と自リクエスト装置のシリアルナンバーとを含むhttpリクエストをカラオケ装置へ送信すると共に、カラオケ装置の配信手段によるhttpレスポンスを受信するhttp通信手段(52,68)と、カラオケ装置との間でソケットコネクトを行うと共に、カラオケ装置の通知手段からのソケット通信による通知を受信するソケット通信手段(52,68)と、カラオケ装置の配信手段によってhttpレスポンスとして配信された予約リストを、Webブラウザによって表示手段(58)に表示させる表示制御手段(54)と、ソケット通信手段を介してカラオケ装置の通知手段から予約リストの内容変更通知を受信した場合、http通信手段を介して予約リスト取得要求をカラオケ装置へ送信させるリロード制御手段と(52)とを備える。
そして、リクエスト装置が備えるソケット通信手段は、入力手段においてユーザによる予約リスト取得要求が入力されたときに、カラオケ装置との間でソケットコネクトを行い、http通信手段は、カラオケ装置との間でソケットコネクトが行われた後に、予約リスト取得要求に関するhttpリクエストをカラオケ装置へ送信する。
また、カラオケ装置が備える通知手段は、リクエスト装置との間にソケットコネクトがあり、かつ、予約リストの内容に変更が生じた場合、予約リストの内容に変更が生じた旨を、登録手段によってメモリに登録されているシリアルナンバーに該当の各リクエスト装置へ通知する。
このような構成を有するカラオケシステムによれば、複数台のリクエスト装置において自由にカラオケ演奏曲の予約がなされても、各リクエスト装置から予約リスト取得要求があれば、その時点でカラオケ装置が記憶している予約リストをリクエスト装置へ閲覧可能に配信することができる。したがって、各リクエスト装置は、自装置以外のリクエスト装置から予約された内容も含めた適切な予約リストを自装置にて表示することができる。
また、カラオケ演奏対象となったために該当するカラオケ演奏曲に予約情報が予約リストから削除されたり、リクエスト装置から予約リストの編集要求があって編集がなされ、予約リストの内容に変更が生じた場合には、その旨がカラオケ装置から各リクエスト装置へ通知される。その通知を受けた各リクエスト装置では、予約リスト取得要求をカラオケ装置へ送信するため、その結果として、変更後の予約リストを各リクエスト装置にて表示させることができる。
このように、1台のカラオケ装置に対して複数台のリクエスト装置を準備していながら、予約リストの一覧表示や編集を各リクエスト装置にて適切に行うことができるのである。
なお、カラオケ装置の通知手段は、予約リスト記憶手段が記憶する予約リストの内容に変更が生じた旨を、ソケット通信によって各リクエスト装置へ通知する。本カラオケシステムの場合、予約リストの内容に変更が生じた場合、変更後の予約リストを各リクエスト装置へ配信するのではなく、「予約リストの内容に変更が生じた旨」をソケット通信手段を介して各リクエスト装置へ通知している。その通知を受けた各リクエスト装置がhttp通信を介して個別にカラオケ装置へ予約リストの取得要求をし、その結果として取得した予約リストを各リクエスト装置にて表示するようにした。このようなシステムであるため、ソケット通信によって通知することが好ましい。
また、リクエスト装置からだけでなく、カラオケ装置においても予約や編集ができるようにしてもよい。その場合には、請求項に示すように、カラオケ装置が、リクエスト装置を介さずにユーザからの操作によって予約関連指示を受け付ける操作受付手段(18)を備える。そして、カラオケ装置の予約リスト制御手段は、操作受付手段が受け付けた予約関連指示についても、受付手段が受け付けた予約関連指示と同じ対応をする。
つまり、操作受付手段が受け付けた予約関連指示がカラオケ演奏曲の新規の予約指示であった場合には予約リストへ新規に予約情報を登録させ、操作受付手段が受け付けた予約関連指示が予約曲の削除や予約順の移動などの編集指示であった場合には予約リストを編集するのである。
このようにクエスト装置を介さずにユーザからの操作によってなされた予約関連指示に対応した予約リストに関しても各リクエスト装置にて、適切に表示することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
[カラオケシステムの構成の説明]
図1はカラオケシステムの概略構成を示す説明図、図2はカラオケ装置4及びリクエスト装置5a,5b…の内部構成を示すブロック図である。
[概略構成の説明]
図1及び図2に示すように、カラオケシステムは、カラオケ店等の各カラオケルームに設置されるカラオケ装置4と、そのカラオケ装置4におけるカラオケ演奏曲の予約をユーザが行うため、ユーザによって操作される複数台のリクエスト装置5a,5b…を備えている。単にリクエスト装置と総称する場合にはリクエスト装置5a,5b…と記載し、リクエスト装置同士を区別する場合には、リクエスト装置(A)5a、リクエスト装置(B)5b、…と記載する。
カラオケ装置4は、2種類のアプリケーション、すなわちカラオケアプリケーション処理機能とWebサーバ処理機能とを有している。一方、リクエスト装置5a,5b…は、2種類のアプリケーション、すなわちカラオケアプリケーション処理機能とWebブラウザ処理機能とを有している。なお、以下の説明においては、カラオケアプリケーション処理機能の方を単に「アプリケーション(あるいはアプリ)」と称し、他方のアプリケーションであるWebサーバ処理機能、Webブラウザ処理機能については、「Webサーバ」、「Webブラウザ」と称すこととする。
アプリケーションは、カラオケ演奏に関する処理であり、カラオケ装置4側においては例えば新規の予約追加を受け付けて予約リストを作成したり、予約リストの編集指示(例えば予約曲の削除や予約順番の入れ替えなど)を受けて編集を行ったり、予約リストの予約順番に従ってカラオケ演奏を実行する処理などを行う。一方、リクエスト装置5a,5b…でのアプリケーションは、ユーザからのリクエストを受け付けてカラオケ装置4へ送信したり、ユーザからの予約リストの編集指示を受け付けてカラオケ装置4へ編集指示を送信したりする処理などを行う。
また、カラオケ装置4のWebサーバは、リクエスト装置5a,5b…からの要求に応じて、予約リストの配信・更新などの処理を行うためのものであり、一方、リクエスト装置5a,5b…のWebブラウザは、カラオケ装置4から受信したWebページを閲覧するためのものである。
これらカラオケ装置4におけるアプリケーションとリクエスト装置5a,5b…におけるアプリケーションとの間は、ソケット通信(以下、通信Aとも記載することがある。)によって実行される。
また、カラオケ装置4におけるWebサーバとリクエスト装置5a,5b…におけるWebブラウザとの間は、http通信(以下、通信Bとも記載することがある。)によって実行される。リクエスト装置5a,5b…におけるWebブラウザからカラオケ装置4におけるWebサーバへは「httpリクエスト」が送信され、それに対する返信としてカラオケ装置4におけるWebサーバからリクエスト装置5a,5b…におけるWebブラウザへは「httpレスポンス」が送信される。
なお、図1ではアプリケーション間あるいはWebサーバとWebブラウザとの間に直接矢印を記載しているが、実際にはカラオケ装置4とリクエスト装置5a,5b…とは直接通信はしていない。カラオケ装置4はカラオケ店側のLAN100に接続されており、このLAN100に無線LAN用のアクセスポイント110も接続されている。リクエスト装置5a,5b…はこのアクセスポイント110と通信可能に構成されており。アクセスポイント110及びLAN100を介してカラオケ装置4とリクエスト装置5a,5b…とが通信を行う。
また、これらカラオケ装置4におけるアプリケーションとWebサーバとの間、及びリクエスト装置5a,5b…におけるアプリケーションとWebブラウザとの間は、CGIを用いたアプリケーション(タスク)間通信を行う。
[カラオケ装置4の構成の説明]
図2はカラオケ装置4及びリクエスト装置5a,5b…のより具体的な構成を示すブロック図である。
カラオケ装置4は、カラオケを利用するユーザから指定された楽曲のカラオケ演奏を行うためのものであり、図2に示すように、カラオケ装置4全体の作動を制御する制御部12、カラオケ装置4をLAN100に接続するためのインタフェース部14、演奏楽曲の伴奏内容及び歌詞を示す楽曲データや映像データ等のコンテンツデータ、カラオケ装置4が作動するためのプログラム等を記憶するハードディスク(HDD)16、複数のキー・スイッチからなり、各種入力操作を受け付けるための操作部18、リクエスト装置5a,5b…や携帯電話6等から送信された赤外線信号を、赤外線通信規格(IrDA(登録商標))又はリクエスト装置5a,5b…とカラオケ装置4との二者間において予め設定された通信条件に従って受信するための赤外線通信部20、操作部18からの信号を処理する操作処理部22、マイクロフォン26、HDD16に記憶された演奏データ(MIDIデータ)に基づく演奏再生を行うMIDI音源30、MIDI音源30から出力されたデジタル信号から演奏楽曲のオーディオ信号(音響、音声に関する信号)を生成し、生成されたオーディオ信号及びマイクロフォン26から入力されたオーディオ信号を増幅してスピーカ28へ出力する音声制御部24、画像データを一時的に記憶するビデオRAM32、ビデオRAM32に記憶された画像データに基づく映像の再生を制御する映像再生部34、映像再生部34により再生される映像のモニタ36での表示を制御する映像制御部38、半導体素子を利用した書き換え可能な記憶媒体であるメモリ40などを備えている。
また、制御部12は、上述したカラオケアプリケーション処理機能やWebサーバ処理機能を実行する。なお、これらの処理についての詳細な説明は後述する。
[リクエスト装置5a,5b…の構成の説明]
リクエスト装置5a,5b…は、カラオケルーム内で利用されるためのものであり、演奏楽曲の予約等をするための操作をユーザから受け付け、その操作信号をカラオケ装置4ヘ送信する機能を有する。また、リクエスト装置5a,5b…は、アクセスポイント110経由でLAN100を介してカラオケ装置4とhttp通信によってアクセスし、カラオケ装置4(のWebサーバ)から受信したデータに基づいてWebページの閲覧・更新するための機能も有する。
具体的にリクエスト装置5a,5b…は、図2に示すように、リクエスト装置5a,5b…全体の作動を制御する制御部52、赤外線通信規格(IrDA)又はリクエスト装置5a,5b…とカラオケ装置4との二者間において予め設定された通信条件に従ってカラオケ装置4に赤外線信号を送信する赤外線通信部54、リクエスト装置5a,5b…が作動するためのプログラム等の各種情報を記憶するメモリ56、表示部58の表示領域に沿って設置されるタッチパネル及び複数のキー・スイッチからなり、ユーザからの各種入力操作を受け付けるための操作部60、操作部60からの信号を処理する操作処理部62、画像データを一時的に記憶するビデオRAM64、ビデオRAM64に記憶された画像データの表示部58での表示を制御する映像制御部66、LAN100に接続されたアクセスポイントとの間で無線LAN規格(例えば、IEEE802.11a/b/g規格,HomeRF規格,Bluetooth(登録商標)規格など)に従った無線通信を行うための無線LAN通信部68などを備えている。
このうち、制御部52は、ユーザから曲の予約をするための操作入力を受け付け、選択された曲の曲番号に、予約者(即ち、歌唱する人)のユーザIDを付加した予約データをカラオケ装置4へ送信する処理を実行する。また、制御部52は、アクセスポイント110経由でLAN100を介してカラオケ装置4へアクセスし、カラオケ装置4から受信したデータに基づいてWebページの閲覧・更新を行うための各種処理を実行する。
[その他の構成の説明]
上述したようにLAN100にはアクセスポイント110が接続されている。このアクセスポイント110は、無線通信で端末間を接続するための電波中継機であり、複数の端末と同時に通信を行う機能を有する。リクエスト装置5a,5b…とカラオケ装置4とは、このアクセスポイント110を中継することによって、LAN100を介して互いにデータ通信を行うことができる。
このLAN100にはルータ120が接続されており、外部のインターネット(図示せず)と接続されている。そのため、カラオケ装置4は、このルータ120、そしてインターネットを経由して外部の集配信センタ(図示せず)との通信を行うことができるよう構成されている。集配信センタは、カラオケ曲などのコンテンツやカラオケアプリケーションの更新データなどをカラオケ装置4へ配信したり、カラオケ装置4から稼働ログを収集したりする。
[カラオケシステムの作動等]
[作動の概要]
まず、カラオケシステムの作動の概要を説明する。
本実施形態では、カラオケサービス提供者(カラオケ店舗)側からユーザにリクエスト装置5a,5b…が貸与され、リクエスト装置5a,5b…とカラオケ装置4との通信が可能となった時からカラオケサービスの提供が開始され、リクエスト装置5a,5b…とカラオケ装置4との通信が不可能となったときにカラオケサービスの提供が終了する。
なお、以下、「リクエスト装置5a,5b…とカラオケ装置4とを通信可能にする」ことを「リクエスト装置5a,5b…をカラオケ装置4に『くくりつける』又は単に『くくりつけ』」と称す。
リクエスト装置5a,5b…がユーザに貸与されると、まず、ユーザは指定されたカラオケ装置4とリクエスト装置5a,5b…との通信確認を行い、リクエスト装置5a,5b…をそのカラオケ装置4にくくりつける。このとき、くくりつけを指示する旨のコマンド及びリクエスト装置5a,5b…の製造番号(シリアルナンバー)情報が、リクエスト装置5a,5b…からカラオケ装置4へ送信される。なお、このシリアルナンバーはメモリ56に格納されている。カラオケ装置4は、くくりつけ済みのリクエスト装置5a,5b…のシリアルナンバーの一覧をメモリ40に記憶する。
一方、リクエスト装置5a,5b…からの通信確認を受けたカラオケ装置4は、リクエスト装置5a,5b…に対してくくりつけられたカラオケ装置4が提供することができるサービスの種別、及びそのカラオケ装置4の製造番号(シリアルナンバー)を、リクエスト装置5a,5b…へ送信する。したがって、リクエスト装置5a,5b…も、自装置がくくりつけられているカラオケ装置4のシリアルナンバーをメモリ56に記憶する。
このようにカラオケ装置4とのくくりつけが済んだリクエスト装置5a,5b…を用いてユーザは、曲の予約や、予約曲の一覧表示、予約曲の編集(予約曲の削除や予約順番の変更など)を行うことができる。
リクエスト装置5a,5b…では、操作部60を介してユーザから曲の予約をするための操作入力を受け付けた場合、選択された曲の曲番号に、予約者のユーザIDを付加した予約データをカラオケ装置4へ送信する。この予約追加に係る処理に関しては後述する。
一方、カラオケ装置4ではリクエスト装置5a,5b…から送信された予約データを受信し、それをメモリ40の予約リストテーブルに登録していく。その予約リストテーブルの具体例を図3(b)に示す。予約リストテーブルは、予約された曲毎に、インデックス番号・曲番号・曲タイトル・予約ユーザIDから構成されている。カラオケ演奏はインデックス番号が若い順番に行っていく。
また、リクエスト装置5a,5b…では、操作部60を介してユーザから予約曲の一覧表示や予約曲の編集をするための操作入力を受け付けた場合、アクセスポイント110経由でLAN100を介してカラオケ装置4へアクセスし、カラオケ装置4から受信したデータに基づいてWebページの閲覧・更新を行うための各種処理を実行する。
なお、カラオケ装置4は、予約リストを閲覧中のリクエスト装置5a,5b…のシリアルナンバーの一覧を、図3(a)に示すようにメモリ40に記憶する。
それでは、予約曲の一覧表示や予約曲の編集に関する処理の詳細に関して、図4〜図6のフローチャート及び図7の通信シーケンス図を参照して説明する。
なお、以下の説明においては、まず図4〜図6のフローチャートそれぞれを参照して各処理を説明し、その後、図7の通信シーケンス図を参照してカラオケ装置4とリクエスト装置5a,5b…との間のやりとりを説明する。
[リクエスト装置5a,5b…における処理説明]
図4は、リクエスト装置5a,5b…の制御部52にて実行される「予約曲の一覧表示や予約曲の編集に関する処理」の手順を示すフローチャートである。
操作部60を介してユーザから予約リストを表示する要求があったか否か判断する(S10)。要求がなければ(S10:NO)、S10の処理を繰り返し実行し、要求があれば(S10:YES)、S20へ移行してソケットを作成する。つまり、自装置がくくりつけられているカラオケ装置4との間でソケット通信を行うために、該当するカラオケ装置4のソケット(IPアドレスとポート番号を組み合わせネットワークアドレス)を作成するものである。
そして、ソケットコネクト(ソケット接続、ソケット通信のオープン)を行う(S20)。ソケットコネクトがOKでなければ(S40:NO)、S10へ戻るが、OKならば(S40:YES)、S50へ移行する。
S50では、メモリ56に格納されている(自リクエスト装置の)シリアルナンバーを取得する。そして、カラオケ装置4に対して予約リストの取得を要求するためのhttpリクエストを行う。この場合のhttpリクエストをケース1と称し、例えば「http://song_list」といったパラメータに(自リクエスト装置の)シリアルナンバーをつけたものとなる。
続いて、カラオケ装置4からのhttpレスポンスがあるか否か判断し(S70)。のhttpレスポンスがなければ(NO)、S10へ戻るが、のhttpレスポンスがあれば(S70:YES)、S80へ移行する。S80では予約リストを表示部58に表示する。この予約リストの表示は、Webブラウザによって行う。
次に、操作部60を介してユーザから予約の追加、あるいは予約内容を編集する要求があったか否か判断する(S90)。予約の追加とは、新規にカラオケ曲を予約することであり、予約内容の編集とは、例えば予約曲の削除や予約順番の入れ替えなどである。
予約追加/編集要求がなければ(S90:NO)、S100へ移行し、カラオケ装置4からの予約リスト変更通知があるか否か判断する。予約リスト変更通知がなければ(S100:NO)、S110へ移行し、操作部60を介してユーザから予約リスト表示の終了指示があるか否か判断する。予約リスト表示の終了指示がなければ(S110:NO)、S90へ移行し、終了指示があれば(S110:YES)、S10へ戻る。
一方、S90にて肯定判断、つまり予約追加/編集要求があった場合には、S120へ移行し、カラオケ装置4に対して予約リストの追加/編集を要求するためのhttpリクエストを行う。
例えば、予約リストからインデックス番号3番の曲を削除する場合のhttpリクエストをケース2と称し、例えば「http://song_list?index=3&job=0」といったパラメータに(自リクエスト装置の)シリアルナンバーをつけたものとなる。また、予約リストからインデックス番号4番の曲を1曲目に移動する場合のhttpリクエストをケース3と称し、例えば「http://song_list?index=4&job=1」といったパラメータに(自リクエスト装置の)シリアルナンバーをつけたものとなる。
また、S100にて肯定判断、つまりカラオケ装置4からの予約リスト変更通知があれば、S60へ移行して、カラオケ装置4に対して予約リストの取得を要求するためのhttpリクエストを行う。これが、後述する予約リストのリロード制御に相当する。
[カラオケ装置4における処理説明]
図5及び図6は、カラオケ装置4のCPU14にて実行される「予約曲の一覧表示や予約曲の編集に関する処理」の手順を示すフローチャートであり、図5はWebサーバ処理に関する処理を示しており、図6はカラオケアプリケーションに関する処理を示している。
まず、図5に示すWebサーバ処理について説明する。
Webサーバを起動し(S210)、リクエスト装置5a,5b…からhttpリクエストがあるか否か判断する(S220)。httpリクエストがなければ(S220:NO)、S220の処理を繰り返し、httpリクエストがあれば(S220:YES)、S225へ移行し、予約関連のリクエストか否か判断する。そして、予約関連のリクエスト装置であれば(S225:YES)、S230へ移行し、予約関連のCGI処理を実行する。
このS230での予約関連CGI処理の詳細を、図5(b)を参照して説明する。
まず、図5(a)のS220で肯定判断する原因となったhttpリクエストの送信元であるリクエスト装置5a,5b…のシリアルナンバーを登録する(S231)。そして、予約リストテーブルを読み込む(S232)。予約リストテーブルの具体例は、図3(b)に示してある。
次に、httpリクエストに追加/編集パラメータが含まれているか否か判断する(S233)。追加/編集パラメータが含まれていれば(S233:YES)、その追加/編集パラメータに応じて予約リストを追加/編集し(S234)、追加/編集後の予約リストをhtml形式に書き出す(S235)。一方、追加/編集パラメータが含まれていなければ(S233:NO)、S232で読み出した予約リストをhtml形式に書き出す(S235)。
ここで、S234での追加/編集に関してさらに説明する。例えば図3(b)中の上段に示すように、4曲の予約がなされている一覧表示状態(ケース1)で、その予約リストからインデックス番号3番の曲を削除するhttpリクエスト(ケース2)がなされたとする。その場合には、図3(b)中の中段に示すようになる。また、同様に4曲の予約がなされている一覧表示状態(ケース1)で、その予約リストからインデックス番号4番の曲を1曲目に移動するhttpリクエスト(ケース3)がなされたとする。その場合には、図3(b)中の下段に示すようになる。
S235の処理後は、図5(a)のS240へ移行する。S240では、httpレスポンスを返信する。その後は、S220へ戻る。
一方、S225で否定判断、つまり予約関連のリクエストでなかった場合には、S250へ移行し、httpリクエストの送信元であるリクエスト装置5a,5b…のシリアルナンバーが図3(a)の予約リスト閲覧中のリクエスト装置のシリアル一覧に存在するか否か判断する。そして、シリアル一覧に存在すれば(S250:YES)、そのシリアルナンバーを図3(a)のシリアル一覧から削除する(S260)。そして、S270へ移行し、要求(つまり、予約関連以外の要求)に対応する処理を行う。シリアル一覧に存在しなければ(S250:NO)、S260の処理を実行することなくS270へ移行する。S270の処理後は、S240へ移行する。
次に、図6に示すカラオケアプリケーション処理について説明する。
まず、ソケットを作成し(S310)、ソケットバインドを行う(S320)。このソケットバインドは、アプリケーションに対応したポートをソケットにバインドする処理である。
リクエスト装置5a,5b…からソケット通信によるコネクトがあるか否か判断し(S330)、コネクトがあれば(S330:YES)、S340へ移行する。
S340では予約リストに変更があるか否か判断し、予約リストに変更があれば(S340:YES)、予約リストを閲覧中のリクエスト装置5a,5b…のシリアルナンバーの一覧をメモリ40から取得する(S350)。そして、シリアルカウンタを初期値1にセットし(S360)、そのシリアルカウンタの番号に対応するシリアルナンバーのリクエスト装置5a,5b…へソケット通信で予約リストの変更通知を送信する(S370)。最後のシリアルナンバーまで処理したか否か判断し(S380)、処理していなければ(S380:NO)、シリアルカウンタをインクリメント(+1)して(S390)、S370へ戻る。最後のシリアルナンバーまで処理したら(S380:YES)、本処理を終了する。
[カラオケ装置4とリクエスト装置5a,5b…との間のやりとり]
図4〜図6のフローチャートを参照した説明は、リクエスト装置5a,5b…及びカラオケ装置4それぞれで実行される処理であったが、両者間でどのようなやりとりがなされるかが重要である。そこで、図7の通信シーケンス図を参照して、その点を詳しく説明する。
ここでは、カラオケ装置2に対して2台のリクエスト装置(A)5a及びリクエスト装置(B)5bがくくりつけられた状態で、まず、ユーザ(A)がリクエスト装置(A)5aを用いて予約リストの表示要求をし、その後、ユーザ(B)がリクエスト装置(B)5bを用いて予約リストの表示要求をし、さらにユーザ(B)はリクエスト装置(B)5bを用いて、予約内容の編集を要求したケースを想定して話を進める。
(1)リクエスト装置(A)5aでの予約リスト表示要求操作に対応するやりとり
リクエスト装置(A)5aの操作部60を介してユーザ(A)から予約リストを表示する要求操作がなされると、リクエスト装置(A)5aのアプリケーションからカラオケ装置4のアプリケーションに対してソケット通信のコネクトが行われる。それに対してカラオケ装置4からリクエスト装置(A)5aに対してコネクトOKの返信がなされると、リクエスト装置(A)5aのアプリケーションはWebブラウザを起動する。これはCGI[通信C]によって行われる。
起動されたリクエスト装置(A)5aのWebブラウザは、カラオケ装置4のWebサーバに対して予約リストの取得要求を行う。これはhttp通信[通信B]によって行われる。
この予約リスト取得要求に対してカラオケ装置4では、Webサーバからアプリケーションへ予約リストの取得要求がなされ、アプリケーションからWebサーバへ予約リスト情報が渡される。これはCGI[通信C]によって行われ、図3(b)に示すような予約リスト情報が渡される。そして、カラオケ装置4のWebサーバは、リクエスト装置(A)5aのWebブラウザに対してhtml形式で書き出した予約リストを送信する。
このようなやりとりによって、予約リストの表示を要求したリクエスト装置(A)5aのユーザは、リクエスト装置(A)5aの表示部58に表示された予約リストを見ることができる。
(2)リクエスト装置(B)5bでの予約リスト表示要求操作に対応するやりとり
リクエスト装置(B)5bの操作部60を介してユーザ(B)から予約リストを表示する要求操作がなされると、リクエスト装置(B)5bのアプリケーションからカラオケ装置4のアプリケーションに対してソケット通信のコネクトが行われる。それに対してカラオケ装置4からリクエスト装置(B)5bに対してコネクトOKの返信がなされると、リクエスト装置(B)5bのアプリケーションはWebブラウザを起動する。
起動されたリクエスト装置(B)5BのWebブラウザは、カラオケ装置4のWebサーバに対して予約リストの取得要求を行う。
この予約リスト取得要求に対してカラオケ装置4では、Webサーバからアプリケーションへ予約リストの取得要求がなされ、アプリケーションからWebサーバへ予約リスト情報が渡される。そして、カラオケ装置4のWebサーバは、リクエスト装置(B)5bのWebブラウザに対してhtml形式で書き出した予約リストを送信する。
このようなやりとりによって、予約リストの表示を要求したリクエスト装置(B)5bのユーザは、リクエスト装置(B)5bの表示部58に表示された予約リストを見ることができる。
この時点で、カラオケ装置4のメモリ40には、予約リスト閲覧中のリクエスト装置のシリアルナンバー一覧として、図3(a)に示すように、リクエスト装置(A)5a及びリクエスト装置(B)5bの2台分のシリアルナンバーが記憶されている。
(3)リクエスト装置(B)5bで予約追加/編集操作に対応するやりとり
続いて、リクエスト装置(B)5bの操作部60を介してユーザ(B)から予約追加や予約内容を編集する操作がなされると、リクエスト装置(B)5bのアプリケーションはWebブラウザに対して予約追加/編集要求を出す。これはCGI[通信C]によって行われる。そして、リクエスト装置(B)5BのWebブラウザは、カラオケ装置4のWebサーバに対して予約リストの追加/編集要求を行う。
この予約リスト追加/編集要求に対してカラオケ装置4では、Webサーバからアプリケーションへ予約リストの追加/編集を要求する。カラオケ装置4のアプリケーションは、予約リストの追加/編集処理を実行する。この追加/編集処理については上述したが、簡単に繰り返しておく。例えば図3(b)中の上段に示すように、4曲の予約がなされている一覧表示状態(ケース1)で、その予約リストからインデックス番号3番の曲を削除する追加/編集要求があった場合には、図3(b)中の中段に示すようになる。また、同様に4曲の予約がなされている一覧表示状態(ケース1)で、その予約リストからインデックス番号4番の曲を1曲目に移動する追加/編集要求があった場合には、図3(b)中の下段に示すようになる。
このようにして追加/編集処理が完了すると、カラオケ装置4のアプリケーションは、リクエスト装置(A)5a及びリクエスト装置(B)5bのアプリケーションに対して、ソケット通信[通信A]によって予約リストの変更通知を行う。
(4)変更通知を受けたリクエスト装置(A)5a及びリクエスト装置(B)5bとカラオケ装置4とのやりとり
予約リストの変更通知を受けたリクエスト装置(A)5aのアプリケーションは、Webブラウザに対して予約リストのリロード要求を出す。これはCGI[通信C]によって行われる。リロード要求を受けたリクエスト装置(A)5aのWebブラウザは、カラオケ装置4のWebサーバに対して予約リストの取得要求を行う。この予約リスト取得要求に対してカラオケ装置4では、Webサーバからアプリケーションへ予約リストの取得要求がなされ、アプリケーションからWebサーバへ予約リスト情報が渡される。そして、カラオケ装置4のWebサーバは、リクエスト装置(A)5aのWebブラウザに対してhtml形式で書き出した予約リストを送信する。
同様に、予約リストの変更通知を受けたリクエスト装置(B)5bのアプリケーションは、Webブラウザに対して予約リストのリロード要求を出し、リロード要求を受けたリクエスト装置(B)5bのWebブラウザは、カラオケ装置4のWebサーバに対して予約リストの取得要求を行う。カラオケ装置4では、Webサーバからアプリケーションへ予約リストの取得要求がなされ、アプリケーションからWebサーバへ予約リスト情報が渡される。そして、カラオケ装置4のWebサーバは、リクエスト装置(B)5bのWebブラウザに対してhtml形式で書き出した予約リストを送信する。
このようなやりとりによって、予約編集を要求したリクエスト装置(B)5bだけでなく、同じカラオケ装置4にくくりつけられているリクエスト装置(A)5aも含め、編集後の予約リストを表示することができる。
なお、例えばリクエスト装置(A)5aにおいて、ユーザから予約リスト関連以外の操作がなされた場合には、リクエスト装置(A)5aのアプリケーションは、Webブラウザに対して、「予約リスト関連以外の」要求を出す。その要求を受けたリクエスト装置(A)5aのWebブラウザは、カラオケ装置4のWebサーバに対して「予約リスト関連以外の」要求を行う。この予約リスト取得要求に対してカラオケ装置4では、対応する処理を行うと共に、Webサーバからアプリケーションへ削除要求を行う。アプリケーションにおいては、httpリクエストの送信元であるリクエスト装置(A)5aのシリアルナンバーを、図3(a)の予約リスト閲覧中のリクエスト装置のシリアル一覧から削除する。
上記説明は、カラオケ装置2に対して2台のリクエスト装置(A)5a及びリクエスト装置(B)5bがくくりつけられた状態を前提として説明したが、3台以上のリクエスト装置5a,5b…がカラオケ装置4にくくりつけられた場合であっても同様のやりとりがなされる。
[効果]
上記実施形態のカラオケシステムによれば、次のような効果を奏する。
1台のカラオケ装置4に複数台のリクエスト装置5a,5b…がくくりつけられている場合に、各リクエスト装置5a,5b…において自由にカラオケ演奏曲の予約がなされても、各リクエスト装置5a,5b…から予約リスト取得要求があれば、その時点でカラオケ装置4が記憶している予約リストを、各リクエスト装置5a,5b…へ閲覧可能に配信することができる。したがって、各リクエスト装置5a,5b…は、他のリクエスト装置5a,5b…から予約された内容も含めた適切な予約リストを自装置にて表示することができる。
また、他のリクエスト装置5a,5b…から新規に予約がなされたり、他のリクエスト装置5a,5b…から予約リストの編集(例えば削除や予約順の変更など)がなされた場合には、予約リストの内容に変更が生じる。その場合には、変更された時点で、変更通知がカラオケ装置4から「予約リストを閲覧中の」各リクエスト装置5a,5b…へ通知される。その通知を受けた各リクエスト装置5a,5b…では、予約リスト取得要求をカラオケ装置4へ送信するため、その結果として、変更後の予約リストを遅滞なく各リクエスト装置5a,5b…にて表示させることができる。
このように、1台のカラオケ装置4に対して複数台のリクエスト装置5a,5b…を準備していながら、予約リストの一覧表示や編集を各リクエスト装置にて適切に行うことができる。
[その他]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り様々な態様にて実施することが可能である。
(1)上記実施形態では、リクエスト装置5a,5b…からのみ予約あるいは予約編集を受け付けた場合を前提として説明した、しかし、カラオケ装置4の操作部18を介しても予約や編集を受け付けることはできる。このように、リクエスト装置5a,5b…からだけでなく、カラオケ装置4の操作部18を介しても予約や編集を受け付けた場合であっても、上記実施形態と同様に、予約リストの内容に変更があれば、上記実施形態と同様の対処をすればよい。
つまり、操作部18を介してユーザから受け付けた指示がカラオケ演奏曲の新規の予約指示であったり編集指示であった場合には予約リストの内容が変更される。したがって、その場合には、リクエスト装置5a,5b…に対して予約リストの変更通知を送り、各リクエスト装置5a,5b…から予約リストのリロード要求を出させるのである。
このようにすれば、リクエスト装置5a,5b…を介さずにカラオケ装置4に対してユーザから新規予約や予約内容の編集がなされても、それに対応した予約リストを各リクエスト装置5a,5b…にて、適切に表示させることができる。
(2)上記実施形態では、予約リストの編集だけでなく新規予約に関してもhttp通信[通信B]によって行ったが、新規予約に関してはソケット通信[通信A]によって行っても良い。
http通信の問題は基本的にリクエストがない限りレスポンスがないことである。 ソケット通信は双方向どちらからでも一方的に情報を任意のタイミングで送ることができる。つまり、http通信と比較して応答が速いという効果がある。単に曲の予約だけを行うのであれば、ソケット通信の方がアプリケーションとしても軽いため、応答が速くなる。
一方、上記実施形態のように、新規予約に関してもhttp通信によって実現する場合には、予約後の予約リストをhtml形式の画面をリクエスト装置5a,5b…へ返すことができる。また、http通信はソケット通信に比べて伝送できる情報量が大きいので、予約時に曲番号だけでなく、拡張した情報(例えば曲の感想・評価などの文書を利用者が記述したもの)を曲番号に付随させてから、リクエスト装置5a,5b…からカラオケ装置4へ送信することができる。つまり、http通信はソケット通信を用いた場合よりも、利用者に対して「より高級なサービス」を提供できる、という効果がある。
(3)新規予約に関しては赤外線通信によって実現してもよい。つまり、リクエスト装置5a,5b…において操作部60を介してユーザから曲の予約をするための操作入力を受け付けた場合、選択された曲の曲番号に予約者のユーザIDを付加した予約データを、赤外線通信部54を介してカラオケ装置4へ送信するのである。一方、カラオケ装置4では赤外線通信部20を介してリクエスト装置5a,5b…から送信された予約データを受信し、それをメモリ40の予約リストテーブルに登録していく。
なお、ソケット通信との併用も考えられる。つまり、新規予約に関してはソケット通信によって行うことを原則とするが、ソケット通信が失敗した場合には、自動的に赤外線通信によって新規予約を行うようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、予約リストの編集(例えば削除や予約順の変更など)がなされた場合に、変更通知がカラオケ装置4から「予約リストを閲覧中の」各リクエスト装置5a,5b…へ通知され、その通知を受けた各リクエスト装置5a,5b…から予約リストのリロード要求を出させるようにした。このような対応は、予約リストに関連する処理機能以外の機能に対応しても同様に実現可能であり、そのようにすることで、カラオケ装置4は、同じ機能を利用しているリクエスト装置5a,5b…に対して最新の情報を提供することができる。
実施形態のカラオケシステムの概略構成を示すブロック図である。 カラオケ店等のカラオケルーム内に設置されているカラオケ装置4及びリクエスト装置5a,5b…のより具体的な構成を示すブロック図である。 カラオケ装置のメモリ内に記憶される「予約リストを閲覧中のリクエスト装置の一覧」や「予約リストテーブル」の説明図である。 リクエスト装置にて実行される予約曲の一覧表示や予約曲の編集に関する処理を示すフローチャートである。 カラオケ装置にて実行されるWebサーバ処理を示すフローチャートである。 カラオケ装置にて実行されるカラオケアプリケーション処理を示すフローチャートである。 リクエスト装置とカラオケ装置との間で行われるやりとりを示す通信シーケンス図である。
4…カラオケ装置、5a,5b…リクエスト装置、12…制御部、14…インタフェース部、16…ハードディスク(HDD)、18…操作部、20…赤外線通信部、22…操作処理部、24…音声制御部、26…マイクロフォン、28…スピーカ、30…MIDI音源、32…ビデオRAM、34…映像再生部、36…モニタ、38…映像制御部、40…メモリ、52…制御部、54…赤外線通信部、56…メモリ、58…表示部、60…操作部、62…操作処理部、64…ビデオRAM、66…映像制御部、68…無線LAN通信部、100…LAN、110…アクセスポイント、120…ルータ。

Claims (2)

  1. リクエスト装置からカラオケ演奏に関する指示を受け付け、その受け付けた指示に応じてカラオケ演奏に関する処理を行うカラオケアプリケーションから情報を取得し、その取得した情報を前記リクエスト装置に対して出力するWebサーバを備えるカラオケ装置と、前記カラオケ装置に対する操作入力をユーザから受け付ける複数台のリクエスト装置と、がhttp通信によって通信可能に接続されたカラオケシステムであって、
    前記カラオケ装置は、
    一つ以上のカラオケ演奏曲を記憶する演奏曲記憶手段と、
    演奏順が区別可能なカラオケ演奏曲の予約リストを記憶可能な予約リスト記憶手段と、
    前記予約リスト記憶手段が記憶する前記予約リストに基づいて前記演奏曲記憶手段からカラオケ演奏曲を読み出してカラオケ演奏するカラオケ演奏手段と、
    を備え、
    前記カラオケ装置が備えるWebサーバは、
    前記リクエスト装置からカラオケ演奏曲の予約に関する指示である予約関連指示や予約リスト取得要求と送信元のリクエスト装置のシリアルナンバーとを含むhttpリクエストを受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって受け付けた予約リスト取得要求に応じて、前記予約リストを前記カラオケアプリケーションから取得し、その取得した予約リストをhttpレスポンスとして前記リクエスト装置へ閲覧可能に配信する一方、前記受付手段が受け付けた予約関連指示で示される前記予約リストの追加/編集処理を前記カラオケアプリケーションに実行させ、その追加/編集処理がなされた前記予約リストをhttpレスポンスとして前記リクエスト装置へ閲覧可能に配信する配信手段と、
    を備え、
    前記カラオケ装置が備えるカラオケアプリケーションは、
    前記受付手段によって予約関連指示や予約リスト取得要求に関するhttpリクエストを受け付けた場合、そのhttpリクエストの送信元であるリクエスト装置のシリアルナンバーをメモリに登録する登録手段と、
    前記受付手段が受け付けた予約関連指示がカラオケ演奏曲の新規の予約指示であった場合には、前記予約リスト記憶手段が記憶する前記予約リストへ新規に予約情報を登録、前記受付手段が受け付けた予約関連指示が予約曲の削除や予約順の移動などの編集指示であった場合には、前記予約リスト記憶手段が記憶する前記予約リストを編集し、前記カラオケ演奏手段による演奏対象となった場合には、該当するカラオケ演奏曲の予約情報を前記予約リスト記憶手段が記憶する前記予約リストから削除する予約リスト制御手段と、
    前記予約リスト記憶手段が記憶する前記予約リストの内容に変更が生じた場合、その旨をソケット通信によって前記各リクエスト装置へ通知する通知手段と、
    を備え、
    前記リクエスト装置は、
    ユーザによる前記予約関連指示や前記予約リスト取得要求を入力する入力手段と、
    前記入力手段を介して入力された前記予約関連指示や前記予約リスト取得要求と自リクエスト装置のシリアルナンバーとを含むhttpリクエストを前記カラオケ装置へ送信すると共に、前記カラオケ装置の配信手段によるhttpレスポンスを受信するhttp通信手段と、
    前記カラオケ装置との間でソケットコネクトを行うと共に、前記カラオケ装置の通知手段からのソケット通信による通知を受信するソケット通信手段と、
    前記カラオケ装置の配信手段によってhttpレスポンスとして配信された予約リストを、Webブラウザによって表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記ソケット通信手段を介して前記カラオケ装置の通知手段から予約リストの内容変更通知を受信した場合、前記http通信手段を介して前記予約リスト取得要求を前記カラオケ装置へ送信させるリロード制御手段と、
    を備え
    前記リクエスト装置が備えるソケット通信手段は、前記入力手段においてユーザによる前記予約リスト取得要求が入力されたときに、前記カラオケ装置との間でソケットコネクトを行い、
    前記リクエスト装置が備えるhttp通信手段は、前記カラオケ装置との間でソケットコネクトが行われた後に、前記予約リスト取得要求に関するhttpリクエストを前記カラオケ装置へ送信し、
    前記カラオケ装置が備える通知手段は、前記リクエスト装置との間にソケットコネクトがあり、かつ、前記予約リストの内容に変更が生じた場合、前記予約リストの内容に変更が生じた旨を、前記登録手段によってメモリに登録されているシリアルナンバーに該当の各リクエスト装置へ通知すること
    を特徴とするカラオケシステム。
  2. 請求項1に記載のカラオケシステムにおいて、
    前記カラオケ装置は、前記リクエスト装置を介さずにユーザからの操作によって予約関連指示を受け付ける操作受付手段を備え、
    前記予約リスト制御手段は、前記操作受付手段が受け付けた予約関連指示についても、前記受付手段が受け付けた予約関連指示と同じ対応をすること
    を特徴とするカラオケシステム。
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