JP6218331B2 - カラオケシステム及びプログラム - Google Patents

カラオケシステム及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6218331B2
JP6218331B2 JP2014155929A JP2014155929A JP6218331B2 JP 6218331 B2 JP6218331 B2 JP 6218331B2 JP 2014155929 A JP2014155929 A JP 2014155929A JP 2014155929 A JP2014155929 A JP 2014155929A JP 6218331 B2 JP6218331 B2 JP 6218331B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless communication
karaoke
information
communication environment
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014155929A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016033550A (ja
Inventor
翔 岡田
翔 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xing Inc
Original Assignee
Xing Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xing Inc filed Critical Xing Inc
Priority to JP2014155929A priority Critical patent/JP6218331B2/ja
Publication of JP2016033550A publication Critical patent/JP2016033550A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6218331B2 publication Critical patent/JP6218331B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、歌唱を楽しむためのカラオケ装置、及び、カラオケ装置とネットワークで接続されたサーバ装置を含むカラオケシステム、及び、携帯型情報処理装置にて実行可能なプログラムに関する。
伴奏に合わせて歌唱を楽しむカラオケは、カラオケボックスやスナック等のナイト店において広く楽しまれている。従来、カラオケを行うためのカラオケ装置は、専用のリモコン装置を操作することで、楽曲の予約等、各種操作を行うことが可能であった。近年、スマートフォン等、個人が所有する携帯端末の高機能化に伴い、携帯端末をカラオケ装置のリモコンとして使用することが行われている。
特許文献1には、個人が所有する携帯端末を、携帯通信網を介して通信接続させることで、使用対象となるカラオケ装置のリモコンとして機能させることが開示されている。また、特許文献2には、カラオケ店舗内の無線ネットワークに、携帯端末を通信接続させることで、使用対象となるカラオケ装置のリモコンとして機能させることが開示されている。
特開2014−71782号公報 特開2014−77928号公報
特許文献1、2に開示されるように、各種通信網を利用することで、携帯端末をカラオケ装置のリモコンとして使用する楽曲予約サービスが提供されている。ところで、このような楽曲予約サービス以外に、ユーザが所持する携帯端末から画像情報等、比較的容量の大きい情報をカラオケ装置に送信するサービスが考えられる。このようなサービスでは、携帯端末に記憶するユーザの画像情報を、カラオケ装置の大画面に映し出し、カラオケに集った仲間と共有することが可能である。
このようなサービスを行う場合、特許文献1に開示されるように携帯通信網を介して通信接続すること、あるいは、特許文献2に開示されるようにカラオケ店舗内の無線ネットワークに通信接続させることが考えられる。しかしながら、特許文献1に開示されるように携帯通信網を使用した場合、十分な転送速度が得られず、画像情報の送信に時間がかかってしまうことが考えられる。一方、特許文献2に開示されるよう、携帯端末をカラオケ店舗内の無線ネットワークに通信接続させた場合、多数の携帯端末がアクセスしたことを原因として、本来の通信速度を得ることができないことが考えられる。
本発明は、このように複数のサービス(実行機能)を使用する場合、選択された実行機能に応じて無線通信環境を切り替えることで、選択された実行機能に適切であり、また、無線通信環境に対する負荷を抑制し、良好な通信環境を提供することを目的とする。
本発明に係るカラオケシステムは、
サーバ装置と、情報処理装置から送信された送信情報を受信するカラオケ装置を有するカラオケシステムであって、
情報処理装置は、
サーバ装置と無線通信網を介して無線通信可能な第1無線通信環境と、アクセスポイントとネットワーク接続されたカラオケ装置とアクセスポイントを介して無線通信可能な第2無線通信環境を使用可能であって、
カラオケ装置に対する実行機能の選択を受付ける受付処理と、
受付処理で受付けた実行機能に対応する第1無線通信環境、もしくは、第2無線通信環境を判断する判断処理と、
前記受付処理で受付けた実行機能における送信情報をカラオケ装置に送信する際、前記判断処理で第1無線通信環境を使用すると判断した場合、サーバ装置を経由してカラオケ装置に送信情報を送信し、前記判断処理で第2無線通信環境を使用すると判断した場合、アクセスポイントを介してカラオケ装置に送信情報を送信する送信処理と、を実行可能とし、
カラオケ装置は、
サーバ装置を経由して受信した送信情報、もしくは、アクセスポイントを介して受信した送信情報に基づいて処理を実行する。
さらに本発明に係るカラオケシステムにおいて、
カラオケ装置は、
受信した送信情報に対する返信情報を形成し、返信情報に対応する第1無線通信環境、もしくは、第2無線通信環境を使用して、情報処理装置に返信情報を返信する返信処理を実行可能とする。
また本発明に係るプログラムは、
サーバ装置と無線通信網を介して無線通信可能な第1無線通信環境と、アクセスポイントとネットワーク接続されたカラオケ装置とアクセスポイントを介して無線通信可能な第2無線通信環境を使用可能な情報処理装置において、
カラオケ装置に対する実行機能の選択を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップで受け付けた実行機能に対応する第1無線通信環境、もしくは、第2無線通信環境を判断する判断ステップと、
前記受付ステップで受け付けた実行機能における送信情報をカラオケ装置に送信する際、前記判断ステップで第1無線通信環境を使用すると判断した場合、サーバ装置を経由してカラオケ装置に送信情報を送信し、前記判断ステップで第2無線通信環境を使用すると判断した場合、アクセスポイントを介してカラオケ装置に送信情報を送信する送信ステップと、を実行させる。
さらに本発明に係るプログラムにおいて、
送信ステップは、前記受付ステップで受け付けた実行機能における送信情報をカラオケ装置に送信する際、カラオケ装置に送信する送信情報のデータ量を判定し、判定したデータ量に応じて使用する無線通信環境を変更する。
さらに本発明に係るプログラムにおいて、
送信ステップは、第1無線通信環境の通信状況、もしくは、第2無線通信環境の通信状況の少なくとも一方の監視結果に応じて使用する無線通信環境を変更する。
さらに本発明に係るプログラムにおいて、
送信ステップは、使用する第1無線通信環境の通信状況、もしくは、第2無線通信環境の通信状況に応じて、カラオケ装置に送信する送信情報の情報量を変更する。
本発明に係るカラオケシステム、並びに、プログラムによれば、選択された実行機能に対応して、第1無線通信環境、もしくは、第2無線通信環境を選択することで、実行機能に適した無線通信環境を使用して送信情報を、使用対象となるカラオケ装置に送信することが可能となる。また、第2無線通信環境で使用されるアクセスポイントへの過度のアクセス集中を抑制することも可能となる。
システムの全体構成を示す図 カラオケシステムの構成を示す図 携帯端末の構成を示す図 対応付け処理を示すフロー図 通信管理テーブルを示す図 カラオケ用プログラムのメニュー画面を示す図 カラオケ用プログラムの楽曲確認画面を示す図 カラオケ用プログラムのフォト選択画面を示す図 カラオケ用プログラムの楽器演奏画面を示す図 携帯端末で実行される通信管理処理を示すフロー図 携帯端末で実行される第1通信処理を示すフロー図 携帯端末で実行される第2通信処理を示すフロー図 送信情報の送信経路を説明するための図(楽曲予約時) 送信情報の送信経路を説明するための図(動画送信時)
図1は、本実施形態に係るシステムの全体構成を示す図である。本実施形態では、カラオケボックス等のように、カラオケ装置2が複数設置されたカラオケ店舗を想定している。本発明は、このようなカラオケ店舗以外に、スナック等のように1台のカラオケ装置2が設置されたカラオケ店舗に適用することも可能である。複数のカラオケ装置2は、LAN100を介して相互に接続され、ローカルエリアネットワークを構成している。ローカルエリアネットワークには、ルータ120が設置され、ローカルエリアネットワークとインターネット網を通信接続している。
インターネット網には、通信回線を介してカラオケ装置2を管理するサーバ装置5が設置されている。サーバ装置5は、カラオケ装置2を管理するための各種データベース、そして、カラオケ装置2に提供するための楽曲情報等を記憶部51に記憶している。更に、サーバ装置5は、各種情報を記憶する記憶部51と、制御手段(図示せず)に相当するCPU、ROM、RAM、及び、カラオケ装置2との通信部を備えている。カラオケ装置2は、ローカルエリアネットワークからルータ120を介してインターネット網にアクセスし、サーバ装置5と通信することが可能である。
本実施形態では、ユーザの所持する携帯端末6を、カラオケ装置2と連動させた各種サービスを実施可能としている。このようなサービスは、携帯端末6にプログラム(アプリとも呼ばれる)をインストールし、当該プログラムを起動することで行うことが可能である。サービスの一つとして、ユーザの所持する携帯端末6を、使用対象となるカラオケ装置2のリモコンとして使用する楽曲予約機能がある。携帯端末6のユーザーインターフェイスを使用して、使用対象となるカラオケ装置2に歌唱する楽曲を予約することが可能である。
また、サービスの一つとして、携帯端末6に記憶している静止画(写真)を、カラオケの場に集う仲間で共有するフォト送信機能がある。携帯端末6に記憶している写真を、使用対象となるカラオケ装置2に転送し、カラオケ装置2に接続された大型のモニタ41に映し出すことで写真を仲間に紹介することが可能である。このような携帯端末6を使用したサービスは、携帯端末6と使用対象となるカラオケ装置2とを通信接続する必要がある。図1の例において、部屋Aを利用するユーザが所持する携帯端末6と、部屋Aに設置されたカラオケ装置2とを通信接続する必要がある。
携帯端末6は、携帯電話網からインターネット網にアクセスすることで、動画情報等、各種情報の送受信を可能とする第1無線通信環境(例えば、LTE、3G回線など)を利用することが可能である。携帯基地局140に無線接続した携帯端末6は、携帯電話網を介してゲートウェイ130に接続し、インターネット網上の各種サーバ装置等と通信を行うことが可能である。また、携帯端末6は、第1無線通信環境に加え、Wi−Fiによる無線LANの第2無線通信環境を使用することが可能なものもある。図1に示すカラオケ店舗の場合、携帯端末6は、アクセスポイント110を介して、カラオケ店舗内のLAN100と通信接続し、LAN100上に設置されたカラオケ装置2等と通信を行うことが可能である。
本実施形態では、プログラムの実行機能の選択に応じて、携帯端末6で使用する無線通信環境を、第1無線通信環境(例えば、LTE、3G回線など)、あるいは、第2無線通信環境(例えば、Wi−Fiなど)に切り替えることで、選択された実行機能に応じた無線通信環境を使用して、携帯端末6から使用対象となるカラオケ装置2に各種送信情報を送信することを可能としている。本実施形態の第1無線通信環境は、携帯基地局140、ゲートウェイ130、サーバ装置5、ルータ120を経て、使用対象となるカラオケ装置2に送信情報を送信する。一方、本実施形態の第2無線通信環境は、アクセスポイント110、LAN100を経て、使用対象となるカラオケ装置2に送信情報を送信する。
図2は、本発明の実施形態に係るカラオケシステムの構成を示す図である。図1で説明した各カラオケ装置2は、この図2に示すような構成で店舗の各部屋に配置される。カラオケシステムには、カラオケ装置2の他、カラオケ装置2を遠隔制御するためのリモコン装置1が設けられている。カラオケ装置2とリモコン装置1は、LAN100及びアクセスポイント110を利用してネットワークを形成するように接続されている。
カラオケ装置2は、楽曲を演奏するための演奏手段として音響制御部25を備えている。また、カラオケ装置2は、ユーザからの各種入力を受け付けるスイッチなどで構成されるカラオケ装置2側の入力手段としての操作部21を備える。カラオケ装置2は、操作部21からの入力を解釈して制御部30に伝達する操作処理部22を備える。また、カラオケ装置2は、各種情報を記憶するカラオケ装置側記憶手段としてのHDD32(ハードディスク)を備える。カラオケ装置2は、LAN100に接続してネットワークに加入するための通信手段としてのLAN通信部24を備えている。
また、カラオケ装置2は、モニタ41に対して歌詞映像、背景映像を表示させる映像再生手段を備える。この映像再生手段は、映像情報に基づいて映像を再生する映像再生部29、再生する映像を一時的に蓄積するビデオRAM28、再生された映像に対する歌詞テロップの重畳、映像効果の付与等、各種映像処理を実行可能な映像制御部31を備えて構成される。
さらに、このカラオケ装置2では、外部に接続されたモニタ41以外に、タッチパネルモニタ33に対して各種情報を表示することを可能としている。タッチパネルモニタ33は、映像制御部31から入力された映像情報を表示する表示部35と、タッチ入力された位置を操作処理部22に出力するタッチパネル34が重畳されて構成されている。また、カラオケ装置2に対する各種操作は、カラオケ装置2のフロントパネル等に設けられた操作部21を介して行うことも可能となっている。
本実施形態のタッチパネルモニタ33は、リモコン装置1の操作手段であるタッチパネルモニタ11と同様の操作手段として機能することも可能としている。ユーザはタッチパネルモニタ33から楽曲を選択して、直接カラオケ装置2に予約をさせるなど、リモコン装置1と同等の操作手段機能を利用することが可能である。
さらに、カラオケ装置2は、各構成を統括して制御するための制御手段として、CPUにて構成される制御部30、各種プログラムを実行するにあたって必要となる情報を一時記憶するためのメモリ27を備えて構成される。
このような構成にてカラオケ装置2は、各種処理を実行することとなるが、カラオケ装置2の主な機能として、楽曲指定処理、楽曲再生処理などを実行可能としている。楽曲指定処理は、ユーザからの指定に基づいて楽曲を指定、予約するための処理であってリモコン装置1と連携して実行される。リモコン装置1から送信された予約情報をメモリ27に記憶する予約テーブルに登録する。楽曲再生処理は、予約された楽曲を再生させる処理であって、演奏処理と歌詞再生処理とが同期して実行される処理である。
演奏処理は、楽曲データに含まれる演奏データを音響制御部25にて演奏させる処理である。音響制御部25にて演奏された楽曲は、歌唱用マイク43a、43bから入力される歌唱音声と一緒にスピーカ42から放音される。歌詞再生処理は、楽曲データに含まれる歌詞データをモニタ41に表示させることで歌唱補助を行う処理である。この歌詞再生処理で表示される歌詞に、背景映像を重畳させて表示させる背景映像表示処理を実行することとしてもよい。
一方、リモコン装置1は、予約情報などカラオケ装置2に対して各種指示を送信するとともに、カラオケ装置2あるいはインターネット上に接続されたサーバ装置5から各種情報を受信する。本実施形態では、ユーザーインターフェイスとしてボタンなどの操作部17と、タッチパネルモニタ11を備えている。タッチパネルモニタ11は、表示部11aとタッチパネル11bを有して構成され、表示部11aに各種インターフェイスを表示するとともに、ユーザからのタッチ入力を受付可能としている。
さらにリモコン装置1は、楽曲検索に必要とされるデータベース、各種プログラム、並びに、プログラム実行に伴って発生する各種情報を記憶するリモコン側記憶手段としてメモリ14、そして、これら構成を統括して制御するためのリモコン側制御手段を備えて構成される。リモコン側制御手段には、CPUにて構成される制御部15、表示部11aに対して表示する映像を形成する映像制御部13、表示する映像情報を一時的に蓄えるビデオRAM12、操作部17からの入力を解釈して制御部15に伝達する操作処理部18が含まれている。
また、リモコン装置1は、無線LAN通信部16によって、アクセスポイント110と無線接続されることで、LAN100によって構成されるネットワークに接続される。なお、各リモコン装置1は、特定のカラオケ装置2に対して事前に対応付けされている。リモコン装置1から出力される各種命令は、対応付けされたカラオケ装置2にて受信されることとなる。
このようなリモコン装置1の構成により、ユーザからの各種入力をタッチパネルモニタ11、あるいは、操作部17から受付けるとともに、映像情報をタッチパネルモニタ11の表示により各種情報を提供することで、カラオケ装置2に対して楽曲予約などの各種指示を行うことが可能とされている。
図3は、本発明の実施形態に係る携帯端末6の構成を示す図である。この携帯端末6としては、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話などを採用することが可能である。この携帯端末6に、本発明に係るプログラム(携帯端末用プログラム)をインストールすることで、携帯端末6と使用対象となるカラオケ装置2間における各種情報の送受信を行うことが可能となる。
本実施形態の携帯端末6は、CPU61、RAM62、記憶部63、画像処理部64、音響処理部66を含んで構成された制御手段を有している。記憶部63には、ハードディスク、SSD等の不揮発性の記憶手段を採用することが可能である。この記憶部63には、本実施形態のプログラム、そして、プログラムで使用する各種データが記憶される。
CPU61は、携帯端末6全体を統括して制御する手段であり、記憶部63に記憶されたプログラム、データに基づいて各種制御を実行する。RAM62には、CPU61の制御によって生成されたデータを一時的に格納する。
音響処理部66は、携帯端末6の音響関係の入出力を行う手段である。CPU61の制御によりスピーカ67aに放音させる手段である。また、音響処理部66は、マイクロホン67bと接続され、マイクロホン67bから歌唱音声など、周囲の音声を取り込み可能としている。
タッチパネル表示部68は、画像を表示する表示部68bとその表面あるいは裏面に配設されるタッチパネル68aを有して構成されている。タッチパネル68aには、静電容量方式などユーザのタッチ位置を認識可能とする各種タイプを採用することが可能である。CPU61は、表示部68bに表示を行うとともに、タッチパネル68aからのタッチ入力にて、表示させている画像中のどの部分にタッチ入力されたかを判定することが可能である。
画像処理部64は、携帯端末6の画像関係の入出力を行う手段である。画像処理部64は、CPU61で形成された画像を表示部68bに表示出力する。そして、携帯端末6の前面(タッチパネル表示部68側)に配置されたフロントカメラ65F、もしくは、携帯端末6の背面に配置されたリアカメラ65Rから画像、又は、映像であれば動画を取り込み、静止画像、又は、動画情報として、記憶部63、又は外部メモリEXに記憶する機能を有する。
第1通信部69aは、携帯基地局140に無線接続することで、携帯電話網の通信回線でインターネット網を介した各通信を行うことが可能である。第2通信部69bは、アクセスポイントと無線接続することで、Wi−fiによる通信を行うことが可能である。携帯端末6はインターネット上のサーバ装置からプログラムを含む各種プログラム(「アプリ」とも呼ばれる)をダウンロードすることが可能である。なお、プログラムは、通信回線を利用した形態以外に、外部メモリ接続端子70に接続された外部メモリEXからインストールすることとしてもよい。また、携帯端末6は、赤外線通信部、Bluetooth(登録商標)などの近距離通信手段等をさらに設けることとしてもよい。
本実施形態の携帯端末6は、入力手段としてタッチパネル68a以外に入力スイッチ60を備えて構成されている。この入力スイッチ60には、電源スイッチ、音量調整スイッチ、プログラムに応じて入力用途が変更されるスイッチなど、各種スイッチを設けることが可能である。
このような携帯端末6では、携帯端末用プログラムをインストールすることで、使用対象となるカラオケ装置2と連携した各種サービスを実行することが可能である。まず、携帯端末6と、使用対象となるカラオケ装置2(図1の場合、携帯端末6を所持するユーザが入室した部屋Aに設置されるカラオケ装置2)とを対応付ける対応付け処理について説明する。対応付け処理には、各種方法があるが、本実施形態では、カラオケシステムと携帯端末6の両方でログインしたことに基づいて、携帯端末6を所持するユーザが使用対象とするカラオケ装置2を判別することとしている。
図4は、ユーザが所持する携帯端末6と、当該ユーザが使用対象とするカラオケ装置2とを対応付ける対応付け処理を示すフロー図である。カラオケシステムを使用するユーザは、リモコン装置1等を使用して、ユーザID情報、パスワード等で構成された認証情報を入力する(S101)。カラオケ装置2は、自己のカラオケ装置IDと、入力されたユーザIDとパスワードをサーバ装置5に送信する。これら情報を受信したサーバ装置5は、ユーザIDとパスワードの対応関係が適正であるか否かを判定する認証処理(S111)を実行する。適正である場合には、受信したカラオケ装置IDとユーザIDとを対応付けテーブルに登録する(S112)。この対応付けテーブルを参照することで、現在、ユーザがどのカラオケ装置2を使用しているかを判定することが可能である。
サーバ装置5は、認証処理(S111)で認証されたユーザのユーザ情報をカラオケ装置2に送信する(S113)。カラオケ装置2では、ユーザ情報を受信し、ユーザ情報を利用した各種サービス処理を実行する(S104)。ユーザがカラオケ装置2の利用を終え、ログアウトした場合(S105:Yes)には、カラオケ装置2は、サーバ装置5にサービス処理で更新されたユーザ情報を送信する(S106)。更新されたユーザ情報を受信(S114)したサーバ装置5は、受信したユーザ情報に基づいて、記憶部51に記憶するユーザ情報を更新(S115)する。また、対応付けテーブルに記憶していたカラオケ装置IDと、ユーザIDの対応関係を解除する(S116)。
このように本実施形態では、ユーザがカラオケシステムにログインすることで、サーバ装置5に対応付けテーブルを作成し、ユーザが使用対象としているカラオケ装置2を特定することが可能である。携帯端末6は、この対応付けテーブルを参照することで、現在、使用対象となっているカラオケ装置2を特定することが可能である。
次に、携帯端末6で実行されるカラオケ用プログラムの各種実行機能について説明する。図5には、カラオケ用プログラムの実行機能と使用する通信環境の対応を示す通信管理テーブルを示したものである。通信管理テーブルに示されるように、本実施形態のカラオケ用プログラムでは、楽曲予約機能、フォト送信機能、動画送信機能、楽器演奏機能の4つの実行機能を選択することが可能となっている。
図6には、カラオケ用プログラムのメニュー画面が示されている。ユーザは、このメニュー画面に表示された実行機能選択ボタン604a〜604dを操作することで各種実行機能を選択することが可能である。また、図6に示すタッチパネル表示部68の上方には、第1無線通信環境について電波強度を示す携帯通信網アクセス状況602と、第2無線通信環境について電波強度を示すWi−fi通信網アクセス状況603、カラオケ装置2との対応付けがされているか否かを示す対応付け状況が表示されている。この対応付け状況が「ON」表示の場合、携帯端末6とカラオケ装置2が対応付けされていることを示している。図4で説明した対応付け処理の場合、ユーザが携帯端末6を使用してサーバ装置5にログインした場合、携帯端末は、対応付けテーブル中に自己のユーザIDとカラオケ装置IDが対応付けられていることを条件として対応付け状況を「ON」表示する。
実行機能選択ボタン604a〜604dを選択することで、ユーザは各種実行機能を使用することが可能である。図7〜図9には、各種実行機能についてタッチパネル表示部68の画面例を示したものである。図7には、携帯端末6のタッチパネル表示部68に表示される楽曲確認画面が示されている。この楽曲確認画面は、図6のメニュー画面中、「楽曲予約」と表記された実行機能選択ボタン604aを選択し、1つの楽曲を選択することで表示される画面である。対応付け処理の完了後、携帯端末6は、リモコン装置1と同様、対応付けられたカラオケ装置2のリモコンとして機能することが可能となる。楽曲確認画面は、ユーザにより指定された楽曲名、歌手名等に基づいて指定された楽曲の詳細を示す画面であり、ユーザは楽曲確認画面にて楽曲を予約することが可能である。楽曲確認画面には、歌手名、曲名、歌い出し、楽曲に関するサムネイル画像といった楽曲関連情報605の他、キー設定、曲タイプ設定、投稿機能設定等、楽曲設定情報606が表示される。ユーザは、予約ボタン607を操作することで、表示されている楽曲を対応付けられたカラオケ装置2に予約することが可能となる。
図8は、図6のメニュー画面中、「フォト送信」と表記された実行機能選択ボタン604bを選択したときに表示されるフォト選択画面である。ユーザは、携帯端末6に記憶する静止画情報中、カラオケ装置2のモニタ41に映し出したい静止画情報を、サムネイル画像608で選択することが可能である。選択されたサムネイル画像608のチェックボックス608aはチェック状態となる。静止画情報を選択後、送信ボタン610を操作することで、選択された静止画情報は、使用対象であるカラオケ装置2に転送される。なお、フォト選択画面には、選択した静止画情報のデータ量(枚数、データ容量)が表示されており、ユーザは、送信するデータ量をフォト選択画面上において確認することが可能である。なお、図6のメニュー画面中、「動画送信」と表記された実行機能選択ボタン604bを選択することで実行される動画送信機能の画面構成については、図8のフォト送信機能の選択画面と略同様であるため、本明細書での図示を省略している。動画送信機能は、携帯端末6に記憶する動画情報中、カラオケ装置2のモニタで再生した動画情報を選択する選択画面を有し、この選択画面上で、動画情報のサムネイル画像を選択することで、カラオケ装置2に送信する動画情報が決定される。
図9は、図6のメニュー画面中、「楽器演奏」と表記された実行機能選択ボタン604dを選択したときに表示されるフォト選択画面である。本実施形態の楽器演奏機能は、鍵盤楽器による演奏を行うことを可能としている。ユーザは、タッチパネル表示部68に表示された鍵盤ボタン611を操作することで、演奏に参加することが可能である。鍵盤ボタン611の左上には閉じるボタン612が表示されており、演奏操作を終えたユーザは、この閉じるボタン612を操作することで楽器演奏機能を終了させることが可能である。鍵盤ボタン611の操作は、送信情報としてカラオケ装置2に送信され、音響制御部25から音響情報をスピーカ42に出力させる。このように楽器演奏機能では、ユーザは自己の所持する携帯端末6を使用して演奏に参加することが可能である。なお、参加する楽器形態としては、本実施形態のように鍵盤楽器のみならず、弦楽器、管楽器、タンバリン等のような鳴り物楽器など他の楽器形態とする、あるいは、掛け声や手拍子等を出力する形態ことが可能である。
以上、カラオケ用プログラムで使用可能な各種実行機能を選択した場合、本実施形態では、選択された実行機能に応じて通信環境を切り替えることとしている。図5には、実行機能と通信環境の対応を示す通信管理テーブルが示されている。携帯通信網を使用する第1通信環境では、一旦、サーバ装置5にアクセスする必要があるため、通信に遅延が生じる可能性が大きい、また、大容量データの送信には不向きであることが考えられる。したがって、本実施形態の実行機能中、比較的データ容量が小さく、遅延による障害の少ないことが予想される実行機能(楽曲予約機能、フォト送信機能)において、第1通信環境を使用することとしている。一方、Wi−fi通信網を使用する第2通信環境は、カラオケ店舗内のLAN100を使用する通信環境であるため、大容量データの送信も支障なく行うことができ、送信情報の遅延も少ないことが予想される。したがって、本実施形態の実行機能中、大容量データの送信が必要となる動画送信機能、遅延の発生が障害となる楽器演奏機能において、第2通信環境を使用することとしている。
通常、Wi−fi通信網を使用する第2通信環境は、第1通信環境と比較して、データ送信量、及び、遅延の少なさの点において優れた特性を有しているが、複数の携帯端末6が同時にアクセスポイント110にアクセスした場合、第2通信環境の特性は、第1通信環境の特性よりも劣化することが考えられる。本実施形態では、小容量のデータ通信、並びに、遅延が許容される実行機能について、第1通信環境を使用することで、アクセスポイント110に対する過度の通信接続を抑制し、第2通信環境の通信品質を維持することが可能となっている。
では、携帯端末6において実行されるカラオケ用プログラムの通信管理処理について説明する。図10は、携帯端末6で実行される通信管理処理を示すフロー図である。カラオケ用プログラムが起動すると、この通信管理処理が開始する。図6のメニュー画面中、ユーザにより実行機能選択ボタン604a〜604dが選択操作された場合(S101)、携帯端末6は、通信管理テーブルを参照し(S102)、選択した実行機能が携帯通信網(第1通信環境)を利用するのか、Wi−fi通信網(第2通信環境)を利用するのかを判定する。選択した実行機能が携帯通信網利用である場合(S103:Yes)には、第1処理(S200)を実行する。また、選択したWi−fi通信網利用である場合(S103:No)には、第2処理(S300)を実行する。カラオケ用プログラムの終了が判断された場合(S104:Yes)には、この通信管理処理を終了する。
図11は、携帯端末6で実行される第1通信処理(S200)を示すフロー図である。この第1処理は、携帯通信網(第1通信環境)を利用した場合の処理であり、携帯端末6から、使用対象となるカラオケ装置2に各種送信情報を送信する。図5の通信管理テーブル中、楽曲予約機能、フォト送信機能がこれに相当している。図13には、楽曲予約機能において、送信情報の送信経路を説明するための図が示されている。楽曲予約機能では、図7の楽曲確認画面中、予約ボタン607が操作された場合(S201:Yes)、選択した楽曲の楽曲ID(コマンド)とユーザIDを含む送信情報が、対象となるカラオケ装置2に送信される(S203)。楽曲予約機能では、携帯通信網(第1通信環境)を利用するため、送信情報は、サーバ装置5(サーバID)を宛先として送信される。送信情報は、携帯基地局140、ゲートウェイ130を介して、インターネット網上に接続されたサーバ装置5に送信される。サーバ装置5は、受信した送信情報に付されたユーザIDを、対応付けテーブルと付き合わせることで、使用対象となるカラオケ装置2のカラオケ装置IDを取得する。そして、使用対象となるカラオケ装置2を宛先として、ユーザIDと選曲した楽曲の楽曲ID(コマンド)を送信する。カラオケ装置2では、サーバ装置5によって転送された送信情報に基づいて、楽曲を演奏予約する。
このように、楽曲予約機能を選択した場合、楽曲予約機能の使用に伴って携帯端末6から送信される送信情報を、携帯通信網(第1通信環境)を利用して、使用対象となるカラオケ装置2に送信することとしている。ところで、基本、携帯通信網(第1通信環境)を利用するフォト送信機能では、ユーザの選択状況によっては、送信する静止画情報のデータ量が大きくなることが考えられる。このような場合、第1通信処理では、携帯通信網(第1通信環境)に代え、Wi−fi通信網(第2通信環境)を利用して、送信情報を送信することとしている。図11のフロー図中、送信情報のデータ量が所定値以上(本実施形態では、送信する静止画情報の枚数が5枚以上)であると判定された場合(S202:Yes)、携帯端末6は、Wi−fi通信網に接続されているか否かを確認する(S204)。Wi−fi通信網に接続されている場合(S204:Yes)には、Wi−fi通信網を利用して送信情報を送信する(S207)。一方、Wi−fi通信網に接続されていない場合(S204:Yes)には、Wi−fi接続設定を実行する(S205)。このWi−fi接続設定は、使用可能なSSIDを自動検索して実行する形態、あるいは、ユーザにSSIDを選択させる形態のどちらでもよい。また、Wi−fi接続にパスワードが必要な場合、パスワードをユーザに入力させる、あるいは、パスワードの記載されたプロファイルをダウンロードさせることが考えられる。
Wi−fi接続設定の結果、Wi−fi接続できた場合(S206:Yes)には、Wi−fi通信網を利用して送信情報を送信する(S207)。このように、送信情報のデータ量が大きい場合には、携帯通信網(第1通信環境)に代え、Wi−fi通信網(第2通信環境)を使用することで、良好な転送速度で送信し、送信にかかる時間を短縮することが可能である。なお、本実施形態では、データ量の判定基準として、静止画情報の送信枚数を使用することとしているが、データ量の判定基準としては、送信対象となる静止画情報全体のデータ容量(例えば、5MB以上)を使用することとしてもよい。一方、Wi−fi接続できなかった場合(S206:No)には、携帯通信網を利用して送信情報を送信する(S207)。この第1通信処理は、ユーザにより、他の実行機能に変更される、あるいは、カラオケ用プログラムの終了が指定されたこと(S208:Yes)を条件として終了する。
図12は、携帯端末6で実行される第2通信処理(S300)を示すフロー図である。この第2処理は、Wi−fi通信網(第2通信環境)を利用した場合の処理であり、携帯端末6から、使用対象となるカラオケ装置2に各種送信情報を送信する。図6の通信管理テーブル中、動画送信機能、楽器演奏機能がこれに相当している。図14には、動画送信機能において、送信情報の送信経路を説明するための図が示されている。動画送信機能では、携帯端末6において、送信対象となる動画情報が送信決定された場合、選択した動画情報とユーザIDを含む送信情報が、対象となるカラオケ装置2に送信される。
動画送信機能では、Wi−fi通信網(第2通信環境)を利用するため、送信情報は、使用対象となるカラオケ装置2のカラオケ装置IDを宛先として送信される。なお、携帯端末6は、サーバ装置5にて管理する対応付けテーブルを参照することで、使用対象となるカラオケ装置2のカラオケ装置ID、すなわち、対応付けテーブル上、ユーザIDに対応付けられているカラオケ装置IDを取得することが可能である。携帯端末6から送信された送信情報は、アクセスポイント110を介して、LAN100に接続された、使用対象となるカラオケ装置2に送信される(S301)。
なお、第2通信処理では、Wi−fi通信網を使用した送信情報の送信に先駆け、Wi−fi通信に接続されているか否かを確認することが好ましい。送信情報が決定された後(S301)、携帯端末6は、Wi−fi接続されているか否かを確認する(S302)。Wi−fi通信網に接続されていない場合(S302:Yes)には、Wi−fi接続設定を実行する(S303)。このWi−fi接続設定は、第1処理で説明したWi−fi接続設定(S205)と同様の処理である。Wi−fi接続設定の結果、Wi−fi接続できなかった場合(S304:No)には、携帯通信網を利用して送信情報を送信する(S308)。
さらに本実施形態の第2通信処理では、アクセスポイント110に通信アクセスが集中するなど、Wi−fi通信網が混雑している場合、送信情報の容量を削減することとしている。動画送信機能においては、動画情報の情報量を変更することで、Wi−fi通信網の混雑状況を緩和することが可能となる。携帯端末6は、アクセスポイント110から現在の通信状況を示す情報を取得し、Wi−fi通信網が混雑しているか否かを判定する(S305)。Wi−fi通信網が混雑していると判定した場合(S305:Yes)には、送信情報中、動画情報等、変更可能な情報の情報量を変更(S306)し、Wi−fi通信網を利用して送信する。なお、Wi−fi通信網が混雑していると判定した場合(S305:Yes)に、送信情報の情報量を変更した上で、携帯通信網を使用して送信しても良いし、送信情報の情報量を変更せずに、携帯通信網を使用して送信しても良い。
※以下、追記願います。
<混雑状況監視の具体的方法について>
Wi−fi通信網の混雑状況は、第1の携帯端末6や第2の携帯端末6からアクセスポイント110にアクセスがあると形成される接続情報から判定することができる。本接続情報は、該アクセスポイント110に何台の携帯端末がアクセスしているかを示す情報であり、該接続情報が所定の値に達したかどうかで、混雑しているかどうかを判定する。この場合、アクセスポイント110が所定時間毎に接続情報を携帯端末6に送信し、該携帯端末6で、受信した接続情報をもとに、混雑しているかどうかを判定することとなる。また、携帯端末6から所定時間毎にアクセスポイント110に接続情報の取得要求を行っても良い。
また、別のWi−fi通信網の混雑状況の判定方法としては、携帯端末6が、Wi−fi通信網でアクセスポイント110に送信情報を送信する際の送信待ち時間を混雑状況として判定しても良い。この場合、送信待ち時間が所定の値に達したかどうかで、混雑をしているかどうか判定することとなる。送信待ち時間が所定の値に達したと判定すると、次回の操作で、動画情報を送信する場合、Wi−fi通信網ではなく、携帯通信網を使用する、もしくは、動画情報の情報量を変更する、という処理を行うこととなる。以上、混雑状況の判定方法を述べたが、これに限られるものではない。
<情報量変更の具体的方法について>
Wi−fi通信網が混雑している場合、送信情報の情報量を変更するが、情報量の変更の具体的な方法を述べる。本実施形態では、送信情報の情報量を削減することで、Wi−fi通信網に対する通信負荷の削減を図ることとしている。以下に送信情報が動画情報の場合について、情報量の変更(削減)例を説明する。動画情報の画質は画素数によって決まるが、一般的に画素数が多くなればなるほど、高画質になる。ただし、高画質になるほど、データ容量も大きくなるため、Wi−fi通信網が混雑している場合は、携帯端末6で、動画情報の画質を落とす、すなわち、画素数を減らす処理を行うことでデータ容量を変更する。
また、動画情報の別の情報量の変更方法として、動画情報のフレームレートを下げることも考えられる。フレームレートは、動画情報が1秒間に何枚の静止画(フレーム)で構成されているかを示す値である。一般的に、フレームレートの数値が大きくなると、より滑らかな映像になるが、送信するフレーム数が増えるため、通信負荷も大きくなる。そこで、フレームレートを下げることで、データ容量を変更する。
また、動画情報の別の情報量変更の方法としては、動画情報の時間長を短縮することが考えられる。時間長短縮は、動画情報中の一部区間を削除することで行われ、動画情報が所定時間に収まるように、動画情報の後部分を削除することが考えられる。削除部分は、後部分以外に、前部分を削除する等、適宜形態を採用することが考えられる。なお、動画情報の情報量を変更する場合には、変更されることをユーザに通知することとしてもよい。さらに、動画情報の一部区間を削除する場合には、ユーザに削除区間を選択させることとしてもよい。
以上、送信情報として動画情報を採用した場合、その情報量の変更について説明したが、送信情報が静止画情報の場合には、静止画情報の画素数を削減する、あるいは、静止画情報の送信枚数を削減することで、情報量を変更(削減)し、Wi−fi通信網に対する通信負荷の削減を図ることが可能である。静止画情報の情報量を変更する場合、動画情報の場合と同様、情報量が変更されることを通知することが好ましい。さらに、静止画情報の枚数を削減する場合には、送信を中止する静止画情報をユーザに選択させることとしてもよい。
<返信情報について>
ここで、携帯端末6から動画情報等の送信情報を送信すると、カラオケ装置2から、送信情報に対する返信情報が、携帯端末6に送信される場合がある。この返信情報は、例えば、エラー1、エラー2というような信号であり、データ容量は小さい。携帯端末6記憶部には、予めエラー1、エラー2に対応するエラー文言情報が用意されており、カラオケ装置2から前記信号を受信すると、信号に対応するエラー文言情報を表示する。該エラー文言情報は、例えば、エラー1ならば、「歌唱動画撮影中のため、動画情報の表示はできません」、エラー2ならば、「曲待ち中のため、動画情報の表示はできません」というような内容である。
通常、送信情報の送信に使用する通信網と、該送信情報に対応する返信情報の送信に使用する通信網は同一に設定されているが、本実施例では、Wi−fi通信網(第2通信環境)でデータ容量の大きい動画情報を送信した場合でも、返信情報は、データ容量が小さいため、携帯通信網(第1通信環境)で送信することとしている。これにより、Wi−fi通信網の無駄な利用を防ぐことが可能になる。なお、カラオケ装置から送信するのはエラー1といった信号でなく、「歌唱動画撮影中のため、動画情報の表示はできません」という文言情報そのものでも良い。
このように第2通信処理では、比較的データ量の大きい動画情報を含む送信情報を、Wi−fi通信網(第2通信環境)を使用して送信することとしている。また、楽器演奏機能においては、Wi−fi通信網(第2通信環境)を使用することで、遅延の少ない(操作に対する演奏音出力のレスポンスが早い)楽器演奏を楽しむことが可能となる。
以上、本実施形態のカラオケシステム、並びに、プログラムでは、選択された実行機能に対応して、第1無線通信環境、もしくは、第2無線通信環境を選択することで、実行機能に適した無線通信環境を使用して送信情報を送信することが可能となる。また、第2無線通信環境で使用されるアクセスポイントへの過度のアクセス集中を抑制することも可能となる。
1…リモコン装置 65F…フロントカメラ
11…タッチパネルモニタ 65R…リアカメラ
11a…表示部 66…音響処理部
11b…タッチパネル 67a…スピーカ
12…ビデオRAM 67b…マイクロホン
13…映像制御部 68…タッチパネル表示部
14…メモリ 68a…タッチパネル
15…CPU 68b…表示部
16…無線LAN通信部 69a…第1通信部
17…操作部 69b…第2通信部
18…操作処理部 70…入力スイッチ
19…赤外線通信部 71…外部入力端子
2…カラオケ装置(コマンダ) 41…モニタ
21…操作部 72…外部メモリ接続端子
22…操作処理部 100…LAN
23…赤外線通信部 110…アクセスポイント
24…LAN通信部 120…ルータ
25…音響制御部 130…ゲートウェイ
27…メモリ 140…携帯基地局
28…ビデオRAM 601…対応付け状況
29…映像再生部 602…携帯通信網アクセス状況
30…制御部 603…Wi−fi通信網アクセス状況
31…映像制御部 604a〜d…実行機能選択ボタン
32…HDD(ハードディスク) 605…楽曲関連情報
42…スピーカ 606…選曲設定情報
44a、44b…歌唱用マイク 607…予約ボタン
5…サーバ装置 608…サムネイル画像
51…記憶装置 608a…チェックボックス
6…携帯端末(情報処理装置) 609…選択値
61…制御部 610…送信ボタン
62…RAM 611…鍵盤ボタン
63…記憶部 612…閉じるボタン
64…画像制御部

Claims (6)

  1. サーバ装置と、情報処理装置から送信された送信情報を受信するカラオケ装置を有するカラオケシステムであって、
    情報処理装置は、
    サーバ装置と無線通信網を介して無線通信可能な第1無線通信環境と、アクセスポイントとネットワーク接続されたカラオケ装置とアクセスポイントを介して無線通信可能な第2無線通信環境を使用可能であって、
    カラオケ装置に対する実行機能の選択を受付ける受付処理と、
    受付処理で受付けた実行機能に対応する第1無線通信環境、もしくは、第2無線通信環境を判断する判断処理と、
    前記受付処理で受付けた実行機能における送信情報をカラオケ装置に送信する際、前記判断処理で第1無線通信環境を使用すると判断した場合、サーバ装置を経由してカラオケ装置に送信情報を送信し、前記判断処理で第2無線通信環境を使用すると判断した場合、アクセスポイントを介してカラオケ装置に送信情報を送信する送信処理と、を実行可能とし、
    カラオケ装置は、
    サーバ装置を経由して受信した送信情報、もしくは、アクセスポイントを介して受信した送信情報に基づいて処理を実行する
    カラオケシステム。
  2. カラオケ装置は、
    受信した送信情報に対する返信情報を形成し、返信情報に対応する第1無線通信環境、もしくは、第2無線通信環境を使用して、情報処理装置に返信情報を返信する返信処理を実行可能とする
    請求項1に記載のカラオケシステム。
  3. サーバ装置と無線通信網を介して無線通信可能な第1無線通信環境と、アクセスポイントとネットワーク接続されたカラオケ装置とアクセスポイントを介して無線通信可能な第2無線通信環境を使用可能な情報処理装置において、
    カラオケ装置に対する実行機能の選択を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップで受け付けた実行機能に対応する第1無線通信環境、もしくは、第2無線通信環境を判断する判断ステップと、
    前記受付ステップで受け付けた実行機能における送信情報をカラオケ装置に送信する際、前記判断ステップで第1無線通信環境を使用すると判断した場合、サーバ装置を経由してカラオケ装置に送信情報を送信し、前記判断ステップで第2無線通信環境を使用すると判断した場合、アクセスポイントを介してカラオケ装置に送信情報を送信する送信ステップと、を実行させる
    プログラム。
  4. 送信ステップは、前記受付ステップで受け付けた実行機能における送信情報をカラオケ装置に送信する際、カラオケ装置に送信する送信情報のデータ量を判定し、判定したデータ量に応じて使用する無線通信環境を変更する
    請求項3に記載のプログラム。
  5. 送信ステップは、第1無線通信環境の通信状況、もしくは、第2無線通信環境の通信状況の少なくとも一方の監視結果に応じて使用する無線通信環境を変更する
    請求項3または請求項4に記載のプログラム。
  6. 送信ステップは、使用する第1無線通信環境の通信状況、もしくは、第2無線通信環境の通信状況に応じて、カラオケ装置に送信する送信情報の情報量を変更する
    請求項3から請求項5の何れか1項に記載のプログラム。
JP2014155929A 2014-07-31 2014-07-31 カラオケシステム及びプログラム Active JP6218331B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014155929A JP6218331B2 (ja) 2014-07-31 2014-07-31 カラオケシステム及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014155929A JP6218331B2 (ja) 2014-07-31 2014-07-31 カラオケシステム及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016033550A JP2016033550A (ja) 2016-03-10
JP6218331B2 true JP6218331B2 (ja) 2017-10-25

Family

ID=55452487

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014155929A Active JP6218331B2 (ja) 2014-07-31 2014-07-31 カラオケシステム及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6218331B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08237395A (ja) * 1995-02-27 1996-09-13 Ekushingu:Kk 通信式情報提供システム及び情報提供端末
JP2003302983A (ja) * 2002-04-10 2003-10-24 Daiichikosho Co Ltd パーソナル携帯ブラウザ端末をカラオケ装置の選曲予約ツールとして利用する方法、この方法を実施するためのカラオケ利用者支援サーバー、カラオケ装置
JP5739369B2 (ja) * 2012-03-30 2015-06-24 株式会社エクシング カラオケ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016033550A (ja) 2016-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101900319B1 (ko) 서비스 연동 수행 방법과 이를 위한 시스템
CN107683465B (zh) 控制终端设备、音频系统和音频系统控制方法
JP6011000B2 (ja) 伝送管理装置、伝送システム、伝送管理方法およびプログラム
JP2013037146A (ja) カラオケシステム、及び携帯機器用プログラム
JP5218796B2 (ja) カラオケシステム、カラオケ装置
JP6218331B2 (ja) カラオケシステム及びプログラム
JP6278403B2 (ja) カラオケ管理システム
JP5640919B2 (ja) サーバ装置、対応付け方法、及び携帯機器用プログラム
JP6278404B2 (ja) カラオケ管理システム、プログラム、及び、カラオケシステム
JP6422286B2 (ja) カラオケ管理システム
JP2013114148A (ja) サーバ装置、カラオケ曲情報提示方法、及びサーバ処理プログラム
JP6356565B2 (ja) カラオケ用プログラム
JP6410639B2 (ja) カラオケ管理システム
JP6358303B2 (ja) 伝送システム、伝送管理方法およびプログラム
JP6288440B2 (ja) カラオケシステム及び携帯端末用プログラム
JP2002320280A (ja) 車載機器遠隔制御方法及び車載機器制御装置
JP6507793B2 (ja) カラオケシステム及びカラオケ装置
JP5572498B2 (ja) カラオケ装置
JP6292394B2 (ja) カラオケシステム及びカラオケ装置
JP6643168B2 (ja) カラオケ装置及びプログラム
JP6515766B2 (ja) 制御端末装置および機器制御方法
JP5360435B2 (ja) カラオケ装置及びカラオケプログラム
JP6409655B2 (ja) カラオケシステム及びカラオケ装置
JP6315475B2 (ja) カラオケ管理システム、プログラム及びカラオケシステム
JP2023103918A (ja) カラオケ用プログラム、及び、カラオケ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170921

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6218331

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150