JP4279914B2 - 開閉装置及びそれを備えた電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体と蓋を開閉するための開閉装置及びその開閉装置を備えた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ディスク状の情報記録媒体に記録されている情報は、例えば携帯型の電子機器である再生装置により持ち歩きながら再生して音楽やその他の情報を楽しむことができる。
例えばコンパクトディスク(CD)の再生装置は、ポータブルCDプレイヤ等と呼ばれており、図19と図20に示すように、本体(キャビネットともいう)200と蓋201を有している。
【0003】
蓋201は開閉装置210及び開放装置220により本体200に対して開閉でき、この蓋201を本体200から開けることにより、本体200内にコンパクトディスク(以下、ディスクという)Dを着脱できるようになっている。
即ち、開閉装置210を構成するスライド操作部211を図19に示す矢印a方向に操作することにより、蓋201に設けられている止め部201aとの係止状態を開放させ、開放装置220を構成する捩りコイルばね221の復元力でヒンジ222を介して蓋201を本体200から図20に示す矢印b方向に開けることができる。
尚、この例では、蓋201の所に操作用のボタン203等が配置されているが、本体200側にそのような操作ボタンを配置するタイプのものもある。
【0004】
図21は、上記プレイヤーの内部構造を示しており、図22は、そのJ−J断面を示している。
本体200の中にはディスクDを連続回転するための駆動手段204及びこの駆動手段204に対して電力供給してディスクDの情報を再生するための2本の電池205,205が内蔵されている。
2本の電池205,205は、ディスクDの下部において並列配置され電気的に直列接続されてホールド板206で保持されている。
【0005】
図23は、開閉装置210の詳細例を示す平面図であり、本体200の裏蓋200aを開けた状態を示す。
この開閉装置210は、スライド操作部211と捩りコイルばね212で構成されている。
スライド操作部211は、略長方形状のスライド板211aの一面側に、突出した略U字状の装着部材211bと略長方形状の係止部材211cが一体成形された構成となっている。
【0006】
スライド板211aは、蓋201を開ける際に使用者が操作するための操作手段であり、本体200の側壁200bの外面に沿って図に示す矢印a方向に移動可能に構成されている。
装着部材211bは、スライド板211aを本体200の側壁200bの外面に接触させておくための部材であり、一端部が固定端としてスライド板211aと一体になっており、他端部が自由端として本体200の側壁200bの内面に引っ掛かるように構成されている。
係止部材211cは、捩りコイルばね212及び蓋201を係止させるための部材であり、第1係止部211caに捩りコイルばね212の一端部212bが係止され、第2係止部211cbに本体200の内部に設けられている開口部200cから突出する蓋201の止め部201aが係止されるように構成されている。
【0007】
このような構成のスライド操作部211は、スライド板211aが本体200の側壁200bの外側に配置され、装着部材211bと係止部材211cが本体200の側壁200bの内側に配置されるように、装着部材211bと係止部材211cが、本体200の側壁200bに設けられた開口部に外側から挿入されて、本体200の側壁200bに装着される。
即ち、スライド操作部211は、装着部材211bが本体200の側壁200bの内面に引っ掛かることにより、本体200の側壁200bに設けられた開口部から抜け出ないように装着されており、これにより、スライド板211aは、開口部内において本体200の側壁200bの外面と図23に示す矢印a方向に移動可能になっている。
【0008】
捩りコイルばね212は、ばね部212aが本体200の内部に設けられているピン200dに挿入され、一端部212bがスライド操作部211の係止部材211cの第1係止部211caに係止され、他端部212cが本体200の内部に設けられているピン200eに係止され、スライド操作部211を図示矢印c方向に付勢している。
【0009】
このような構成において、その動作例を説明する。
蓋201が閉じられているときは、同図(A)に示すように、スライド操作部211は、捩りコイルばね212により図示矢印c方向に付勢されており、開口部200cから突出する止め部201aが、第2係止部211cbに係止されて蓋201の開放が規制されている。
この状態から、同図(B)に示すように、スライド操作部211を図示矢印a方向に移動させると、捩りコイルばね212が図示矢印d方向に弾性変形されると共に、第2係止部211cbが止め部201aから離れ、蓋201が開放される。その後、スライド操作部211は、捩りコイルばね212の復元力により元の状態に自動復帰する。
そして、蓋201が閉じられるときは、止め部201aが、第2係止部211cbを図示矢印a方向に一旦押し出し、その直後に捩りコイルばね212の復元力により第2係止部211cbに係止されて蓋201の開放が規制され、同図(A)の状態に戻る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の開閉装置210は、蓋201の止め部201aを係止するための第2係止部211cbが、スライド板211aに対して本体200の径方向に配置されている。このため、開口部200cは、本体200内に装着されるディスクDと干渉しない位置、即ち本体200の外周とディスクDの外周との間に設けなければならず、この分だけプレイヤーの外形が大きくなってしまうという問題があった。また、蓋201を閉じるときにスライド板211aが動くため、誤作動と勘違いするおそれがあった。
【0011】
本発明は、上述した事情から成されたものであり、小型な開閉装置及びその開閉装置を備えた電子機器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明の開閉装置にあっては、本体に装着されている蓋を開閉するための開閉装置において、本体の側壁の外面に沿って移動可能なように本体に取付けられている操作部と、その操作部と共に移動可能であって操作部の移動に伴って回転、かつ蓋に設けられている止め部に係止可能なように操作部に取付けられている係止部と、一端部が操作部に係止され、他端部が本体に係止されており、操作部及び係止部を付勢している弾性部材とを備え、操作部は、係止部を回動自在に支持する穴を有し、係止部は、止め部に対して係合・離脱可能とされた係止部材を有し、弾性部材は、コイル状に巻回され且つ本体に支持されたばね部と、そのばね部の各端部から接線方向へ突出するように形成された一端部及び他端部を有し、弾性部材の一端部は操作部を一方向に付勢し、他端部は係止部材を止め部に係止させるように係止部を付勢し、蓋を開けるときは、操作部を他方向に移動させることにより、係止部を移動・回転させて係止部材と止め部との係止状態を開放させ、その後に弾性部材の復元力により操作部及び係止部を自動復帰させ、蓋を閉じるときは、止め部を係止部材に押しつけることにより、操作部を移動することなく係止部を回転させ、その後に弾性部材の復元力により係止部を自動復帰させて係止部材と止め部とを係止状態にすることにより達成される。
【0013】
また、上記目的は、本発明の開閉装置を備えた電子機器にあっては、本体と、本体に開閉可能に装着されている蓋とを備え、本体内に装着されるディスク状の情報記録媒体を回転することにより情報を再生もしくは記録する開閉装置を備えた電子機器において、本体の側壁の外面に沿って移動可能なように本体に取付けられている操作部と、その操作部と共に移動可能であって操作部の移動に伴って回転、かつ蓋に設けられている止め部に係止可能なように操作部に取付けられている係止部と、一端部が操作部に係止され、他端部が本体に係止されており、操作部及び係止部を一方向に付勢している弾性部材とを有する開閉装置を備え、操作部は、係止部を回動自在に支持する穴を有し、係止部は、止め部に対して係合・離脱可能とされた係止部材を有し、弾性部材は、コイル状に巻回され且つ本体に支持されたばね部と、そのばね部の各端部から接線方向へ突出するように形成された一端部及び他端部を有し、弾性部材の一端部は操作部を一方向に付勢し、他端部は係止部材を止め部に係止させるように係止部を付勢し、蓋を開けるときは、操作部を他方向に移動させることにより、係止部を移動・回転させて係止部材と止め部との係止状態を開放させ、その後に弾性部材の復元力により操作部及び係止部を自動復帰させ、蓋を閉じるときは、止め部を係止部材に押しつけることにより、操作部を移動することなく係止部を回転させ、その後に弾性部材の復元力により係止部を自動復帰させて係止部材と止め部とを係止状態にすることにより達成される。
【0014】
上記構成によれば、従来は操作部と一体的に形成されていた蓋の止め部を係止するための係止部が、別体とされているので、開口部を本体の径方向に配置する必要がなく、本体の外周近傍に設けることができ、コンパクトにすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において、特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0016】
図1〜図4は、本発明の開閉装置が備えられた電子機器の実施形態を示す斜視図であり、図5〜図8はその透視平面図及び3方向から見た透視側面図である。この電子機器1は、携帯型であって、しかもディスク状の情報記録媒体を再生できる、いわゆるポータブル型ディスクプレイヤの一例であり、本体(キャビネットともいう)2と、蓋(上蓋ともいう)3を有している。
【0017】
本体2は、チャッキング部4、光学ピックアップ5等を備えている。このチャッキング部4は、ディスク状の情報記録媒体(以下、ディスクという)Dを着脱可能に保持できるようになっている。この光学ピックアップ5は、モータの作動によりディスクDの半径方向にスライドする。
本体2の側面には、電源スイッチ6、イヤホンジャック用の穴7、商用交流電源に接続するためのコンバータの接続穴8等が形成されている。
【0018】
本体2の後部には、電池収納手段20が設けられている。この電池収納手段20は、例えば2本の単3型の1次電池あるいは2次電池B,Bを直列配置で電気的に直列接続して収容することができる。この電池収納手段20における複数の電池B,Bの配列方向Sは、好ましくは蓋3の回転中心軸CLと一致しているかほぼ一致している。
蓋3の上には、各種の情報を表示する表示部60と各種のボタン操作部62が設けられている。この表示部60は、たとえば液晶表示パネルを採用することができ、ディスクDの再生情報に関する各種のデータを表示することができる。
【0019】
蓋3は本体2の前部に設けられている開閉装置100及び本体2の後部に設けられている開放装置110により本体2に対して開閉でき、この蓋3を本体2から開けることにより、本体2内にディスクDを着脱できるようになっている。
即ち、開閉装置100を構成するスライド操作部101を図1に示す矢印P方向に操作することにより、蓋3に設けられている止め部30との係止状態を開放させ、開放装置110を構成する捩りコイルばね111の復元力でヒンジ112を介して蓋3を本体2から図3に示す矢印R方向に開けることができる。そして、本体2の外面部2cは円弧状になっており、しかも蓋3の後端部3aも湾曲している。そして、蓋3の回転中心軸CLは、電池収納手段20に収容された電池B,Bの配列方向Sとほぼ一致している。これにより、蓋3を矢印R方向に開けると、後端部3aは外面部2cにほぼ沿ってスムーズに移動していく。
【0020】
本体2と蓋3は、金属あるいはプラスチックにより作ることができる。採用できる金属としては、たとえばアルミニウムやマグネシウム合金等を採用でき、プラスチックを用いる場合にはエンジニアリングプラスチック(たとえばカーボンファイバー強化ナイロン、ガラス繊維強化ABS等)や、汎用のプラスチック(ABS、ポリカーボネート等)を用いることができる。いずれにしても汎用プラスチックを用いるのに比べれば、金属あるいはエンジニアリングプラスチックを用いた方がさらに電子機器の厚みを薄くすることができる。
【0021】
本体2に対して着脱可能に装着されるディスクDは、たとえば光ディスクの内の一例としてCDである。このディスクDの直径は、たとえば12cmであり、このディスクDは保護層、アルミ反射層及びプラスチック基板の3層構造のものである。このプラスチック基板には微小なピットが形成されており、このピット部分にはアルミ反射層が配置され、このアルミ反射層は保護層により保護されている。ピットは、デジタル化された音楽等の情報を記録している。すなわち、音楽等の情報は、時系列的に分割して、それぞれの強さを「0」、「1」の二進法の信号(デジタル信号)に変換して記録されている。ディスクDのピットは、この信号の内容に応じた大きさで並んでいる。このピットに対して、たとえば光学ピックアップ5からレーザ光をディスクDの信号記録面であるアルミ反射層側に透明なプラスチック基板を通して照射し、その戻り光を受光することで電気信号に変換して音に変えることができる。
【0022】
図9は、図5におけるF−F線断面図であり、電子機器1の内部構造例を示している。
本体2の中には、ディスクDを連続回転するための駆動手段40、チャッキング部4、2本の電池B,B、回路用の基板42等を収容している。蓋3は、駆動手段40、チャッキング部4、光学ピックアップ5、ディスクDを保護する。
駆動手段40は、本体2に対して図示しない固定部により固定されている。チャッキング部4は、駆動手段40の中に内蔵されたモータMTによりディスクDを連続回転することができる。駆動手段40の中には光学ピックアップ5を収容することができる。つまり、駆動手段40は、ディスクDを連続回転しながら、ディスクDの情報を光学的に読み取る機能を有している。2本の電池B,Bは駆動手段40のモータMTや光学ピックアップ5に電源供給を行う。基板42は、本体2内の収容スペースに配置され、駆動手段40と電池収納手段20の間の部分において、本体2の底面2aに平行に配置されている。
【0023】
電池収納手段20は、本体2の底面2aの端部2bと、ほぼ円形状の外面部2c及び水平板2d等を有している。水平板2dは、ディスクDと基板42の間を遮蔽する機能も有している。2本の電池B,Bは、この外面部2c、底面2aの端部2bにより外れないように保持できる。電池収納手段20は、図10に示すように、本体2の底面2f側に開閉蓋70を備えている。この開閉蓋70は、中心軸72を中心として、G方向に開けることができる。そして、図11に示すように、電池収納手段20の内部には、2本の電池B,Bを直列に収容することができる。一方の電池Bの一方のプラス端子80は、第1接触部90に対して弾性力を用いて電気的に積極的に押し付けて接触できるようになっている。一方、第2接触部95は、コイルばねあるいは螺旋状のばねであり、もう一方の電池Bのマイナス極(他方の端部)81に対して弾性力を用いて電気的に積極的に押して接触されている。
【0024】
図12は、開閉装置100の詳細例を示す斜視図、図13は、その分解斜視図であり、本体2の底面2aを開けた状態を示す。
この開閉装置100は、スライド操作部(操作部)101、係止部102、固定部103及び捩りコイルばね(弾性部材)104で構成されている。
スライド操作部101は、図14の3面図に示すように、略長方形状のスライド板101aの一面側に、突出した略U字状の装着部材101bと略長方形状の係止部材101cが一体成形された構成となっている。
【0025】
スライド板101aは、蓋3を開ける際に使用者が操作するための操作手段であり、本体2の側壁21の外面に沿って図12に示す矢印P,Q方向に移動可能に構成されている。
装着部材101bは、スライド板101aを本体2の側壁21の外面に接触させておくための部材であり、一端部が固定端としてスライド板101aと一体になっており、他端部が自由端として本体2の側壁21の内面に引っ掛かるように構成されている。
係止部材101cは、係止部102及び捩りコイルばね104を係止させるための部材であり、第1係止部101caに係止部102の一端が回転自在に係止され、第2係止部101cbに捩りコイルばね104の一端部104bが係止されるように構成されている。
【0026】
このような構成のスライド操作部101は、スライド板101aが本体2の側壁21の外側に配置され、装着部材101bと係止部材101cが本体2の側壁21の内側に配置されるように、装着部材101bと係止部材101cが、本体2の側壁21に設けられた開口部22に外側から挿入されることにより、本体2の側壁21に装着される。
即ち、スライド操作部101は、装着部材101bの他端部が本体2の側壁21の内面に引っ掛かることにより、開口部22から抜け出ないように装着されており、これにより、スライド板101aは、開口部22内において本体2の側壁21の外面と図12に示す矢印P,Q方向に移動可能になっている。
【0027】
係止部102は、図15の3面図に示すように、略長方形板状に形成されており、一端側の下面部には突起102aが設けられ、他端側の上面部には突起102bが設けられ、他端側の側面部には係止部材102cが設けられ、上面部には2つの貫通孔102d,102eが設けられた構成となっている。
突起102aは、スライド操作部101と係止するための部材であり、第2係止部101cbに挿入されて回転可能に構成されている。
突起102bは、捩りコイルばね104を押圧するための部材であり、後述する固定部103の貫通孔103cから突出可能に構成されている。
【0028】
係止部材102cは、蓋3を係止させるための部材であり、本体2の内部に設けられている開口部23から突出する蓋3の止め部30が係止可能に構成されている。
貫通孔102d,102eは、係止部102の動きを規制するために開けられた孔であり、略三角形状に形成されて本体2の内部に設けられているピン24,25が挿入されるように構成されている。尚、これらの貫通孔102d,102eは、いずれか一方のみ形成しても良い。
【0029】
このような構成の係止部102は、突起102aがスライド操作部101の第2係止部101cbに挿入され、貫通孔102d,102e内にピン24,25が挿入されることにより本体2の内部で位置決めされ、突起102aを回転中心として貫通孔102d,102eの側面にピン24,25が接触する範囲内において回転するようになっている。
【0030】
固定部103は、図16の3面図に示すように、下面に空隙部103aを有する略長方形板状に形成されており、一方の側面部には突起103bが設けられ、一端側の上面部には貫通孔103c及び係止部材103dが設けられ、他方の側面部には貫通孔103eが設けられた構成となっている。
空隙部103aは、その内部で係止部102が回転可能に構成されている。
突起103bは、固定部103を本体2の内部に固定するための部材であり、本体2の側壁21に設けられた開口部26にはめ込み可能に構成されている。
貫通孔103cは、係止部102の突起102bを突き出すために開けられた孔であり、突起102bが捩りコイルばね104の他端部104cを押圧する際に移動可能に略三角形状に構成されている。
【0031】
係止部材103dは、捩りコイルばね104を係止させるための部材であり、貫通孔103cの一端に形成されて捩りコイルばね104の他端部104cが係止可能に構成されている。
貫通孔103eは、固定部103を本体2の内部に固定するための部材であり、本体2の内部に設けられたピン27にはめ込み可能に構成されている。
このような構成の固定部103は、空隙部103a内に係止部102が位置し、かつ貫通孔103cから係止部102の突起102bが突き出るようにして、突起103bが開口部26にはめ込まれ、貫通孔103e内にピン27が挿入されることにより本体2の内部で位置決めされ、固定されるようになっている。
【0032】
捩りコイルばね104は、ばね部104aが本体2の内部に設けられているピン28に挿入され、一端部104bがスライド操作部101の係止部材101cの第2係止部101cbに係止され、他端部104cが固定部103の係止部材103dに係止され、スライド操作部101を図12に示す矢印Q方向に付勢している。
尚、上記固定部103は、係止部102及び捩りコイルばね104の係止状態を維持するのみの部品であるので、例えば係止部102がスライド操作部101と確実に係止しており、かつ捩りコイルばね104が本体2と確実に係止していれば、特に設けなくても良い。
【0033】
このような構成において、その動作例を図17及び図18を参照して説明する。
蓋3が閉じられているときは、図17(A)に示すように、スライド操作部101は、捩りコイルばね104により図示矢印a方向に付勢されており、係止部102は、その貫通孔102d,102eの一端角部が、ピン24,25に押し付けられて位置決めされ、開口部23から突出する蓋3の止め部30が、係止部材102cに係止されて蓋3の開放が規制されている。
【0034】
この状態から、同図(B)に示すように、スライド操作部101を係止部102と共に図示矢印P方向に移動させると、捩りコイルばね104の一端部104bが図示矢印b方向に弾性変形されると共に、係止部102の貫通孔102d,102eの一端角部から他端角部までの側面がピン24,25と接触摺動するので係止部102が図示矢印c方向に回転される。これにより、係止部102の係止部材102cが蓋3の止め部30から離れ、蓋3が開放されると共に、捩りコイルばね104の他端部104cが係止部102の突起102bに押されて図示矢印d方向に弾性変形される。その後、スライド操作部101は、捩りコイルばね104の一端部104bの復元力により、また係止部102は、捩りコイルばね104の他端部104cの復元力により図18(A)の元の状態に自動復帰する。
【0035】
そして、蓋3が閉じられるときは、同図(B)に示すように、蓋3の止め部30が係止部102の係止部材102cを図示矢印e方向に一旦押し出すが、このとき係止部102の貫通孔102d,102eの一端角部から別の他端角部までの側面がピン24,25と接触摺動するので係止部102が図示矢印c方向に回転され、捩りコイルばね104の一端部104bが図示矢印d方向に弾性変形される。そして、その直後に係止部102は、捩りコイルばね104の一端部104bの復元力により図17(A)の元の状態に自動復帰するので、蓋3の止め部30は係止部102の係止部材102cに係止されて蓋3の開放が規制される。
【0036】
以上のような構成の開閉装置100によれば、係止部102の係止部材102cが、係止部102の一端側に設けられているので、蓋3の止め部30を係止部102の移動方向である一方向Q側、即ちスライド操作部101に対して周方向に配置することができる。このため、開口部23は、本体2の外周に近接した位置に設けることができ、プレイヤーの外形を従来に比べ小さくすることができる。また、蓋3を閉じるときは係止部102のみが動き、スライド操作部101は動かないため、誤作動と勘違いされることを無くすことができる。
【0037】
尚、上述した実施形態においては、ディスクDとして、コンパクトディスクについて説明しているが、これに限らず、高密度記録媒体、たとえば貼り合わせ型の高密度記録媒体たとえばデジタルバーサタイルディスクともデジタルビデオディスクとも呼ばれている高密度記録用のディスクや、あるいは光磁気ディスクやハードディスクのような情報記録媒体の情報を再生したり、これらの情報記録媒体に情報を記録する電子機器にも適用できるものである。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、コンパクトに構成することができるので、適用される装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開閉装置が備えられた電子機器の実施形態を示す第1の斜視図。
【図2】本発明の開閉装置が備えられた電子機器の実施形態を示す第2の斜視図。
【図3】図1の電子機器の蓋を開けた状態を示す第1の斜視図。
【図4】図1の電子機器の蓋を開けた状態を示す第2の斜視図。
【図5】図1の電子機器の内部構造及び電池の配列等を示す平面図。
【図6】図1の電子機器の正面図。
【図7】図1の電子機器の背面図。
【図8】図1の電子機器の側面図。
【図9】図5におけるF−F線における断面図。
【図10】図1の電子機器の本体の裏側を見た斜視図。
【図11】図1の電子機器の電池収納手段の蓋を開けた状態を示す斜視図。
【図12】図1の電子機器の開閉装置の詳細例を示す斜視図。
【図13】図12の開閉装置の分解斜視図。
【図14】図12の開閉装置の構成部品を示す第1の3面図。
【図15】図12の開閉装置の構成部品を示す第2の3面図。
【図16】図12の開閉装置の構成部品を示す第3の3面図。
【図17】図12の開閉装置の動作例を示す第1の平面図。
【図18】図12の開閉装置の動作例を示す第2の平面図。
【図19】従来の開閉装置が備えられた電子機器の一例を示す斜視図。
【図20】図19の電子機器の蓋を開けた状態を示す斜視図。
【図21】図19の電子機器の内部構造及び電池の配列等を示す平面図。
【図22】図21におけるJ−J線における断面図。
【図23】図19の電子機器の開閉装置の詳細例及び動作例を示す平面図。
【符号の説明】
1・・・電子機器、100・・・開閉装置、101・・・スライド操作部、102・・・係止部、103・・・固定部、104・・・捩りコイルばね

Claims (8)

  1. 本体に装着されている蓋を開閉するための開閉装置において、
    本体の側壁の外面に沿って移動可能なように前記本体に取付けられている操作部と、
    前記操作部と共に移動可能であって当該操作部の移動に伴って回転、かつ前記蓋に設けられている止め部に係止可能なように前記操作部に取付けられている係止部と、
    一端部が前記操作部に係止され、他端部が前記本体に係止されており、前記操作部及び係止部を付勢している弾性部材とを備え、
    前記操作部は、前記係止部を回動自在に支持する穴を有し、
    前記係止部は、前記止め部に対して係合・離脱可能とされた係止部材を有し、
    前記弾性部材は、コイル状に巻回され且つ前記本体に支持されたばね部と、前記ばね部の各端部から接線方向へ突出するように形成された一端部及び他端部を有し、
    前記弾性部材の前記一端部は前記操作部を一方向に付勢し、前記他端部は前記係止部材を前記止め部に係止させるように前記係止部を付勢し、
    前記蓋を開けるときは、前記操作部を他方向に移動させることにより、前記係止部を移動・回転させて前記係止部材と前記止め部との係止状態を開放させ、その後に前記弾性部材の復元力により前記操作部及び係止部を自動復帰させ、
    前記蓋を閉じるときは、前記止め部を前記係止部材に押しつけることにより、操作部を移動することなく前記係止部を回転させ、その後に前記弾性部材の復元力により前記係止部を自動復帰させて前記係止部材と前記止め部とを係止状態にする
    ことを特徴とする開閉装置。
  2. 前記操作部は、前記本体の外側側面に取り付けられている
    請求項1に記載の開閉装置。
  3. 前記係止部及び弾性部材は、前記本体の内側に配置されている
    請求項1に記載の開閉装置。
  4. 前記止め部は、前記係止部材の移動方向と反対側に位置するように前記蓋に設けられている
    請求項1に記載の開閉装置。
  5. 本体と、前記本体に開閉可能に装着されている蓋とを備え、
    前記本体内に装着されるディスク状の情報記録媒体を回転することにより情報を再生もしくは記録する開閉装置を備えた電子機器において、
    本体の側壁の外面に沿って移動可能なように前記本体に取付けられている操作部と、前記操作部と共に移動可能であって当該操作部の移動に伴って回転、かつ前記蓋に設けられている止め部に係止可能なように前記操作部に取付けられている係止部と、一端部が前記操作部に係止され、他端部が前記本体に係止されており、前記操作部及び係止部を一方向に付勢している弾性部材とを有する開閉装置を備え、
    前記操作部は、前記係止部を回動自在に支持する穴を有し、
    前記係止部は、前記止め部に対して係合・離脱可能とされた係止部材を有し、
    前記弾性部材は、コイル状に巻回され且つ前記本体に支持されたばね部と、前記ばね部の各端部から接線方向へ突出するように形成された一端部及び他端部を有し、
    前記弾性部材の前記一端部は前記操作部を一方向に付勢し、前記他端部は前記係止部材を前記止め部に係止させるように前記係止部を付勢し、
    前記蓋を開けるときは、前記操作部を他方向に移動させることにより、前記係止部を移動・回転させて前記係止部材と前記止め部との係止状態を開放させ、その後に前記弾性部材の復元力により前記操作部及び係止部を自動復帰させ、
    前記蓋を閉じるときは、前記止め部を前記係止部材に押しつけることにより、操作部を移動することなく前記係止部を回転させ、その後に前記弾性部材の復元力により前記係止部を自動復帰させて前記係止部材と前記止め部とを係止状態にする
    ことを特徴とする開閉装置を備えた電子機器。
  6. 前記操作部は、前記本体の外側側面に取り付けられている
    請求項5に記載の開閉装置を備えた電子機器。
  7. 前記係止部及び弾性部材は、前記本体の内側に配置されている
    請求項5に記載の開閉装置を備えた電子機器。
  8. 前記止め部は、前記係止部材の移動方向と反対側に位置するように前記蓋に設けられている
    請求項5に記載の開閉装置を備えた電子機器。
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