JP3982034B2 - 開放装置及びそれを備えた電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体に対して開閉可能な蓋を開け放つための開放装置びその開放装置を備えた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ディスク状の情報記録媒体に記録されている情報は、例えば携帯型の電子機器である再生装置により持ち歩きながら再生して音楽やその他の情報を楽しむことができる。
例えばコンパクトディスク(CD)の再生装置は、ポータブルCDプレイヤ等と呼ばれており、図15と図16に示すように、本体(キャビネットともいう)200と蓋201を有している。
【0003】
蓋201は開閉装置210及び開放装置220により本体200に対して開閉でき、この蓋201を本体200から開けることにより、本体200内にコンパクトディスク(以下、ディスクという)Dを着脱できるようになっている。
即ち、開閉装置210を構成するスライド操作部211を図15に示す矢印a方向に操作することにより、本体200に設けられている開口部200c内において、蓋201に設けられている止め部201aとの係止状態を開放させ、開放装置220を構成する捩りコイルばね221の復元力でヒンジ222を介して蓋201を本体200から図16に示す矢印b方向に開けることができる。
尚、この例では、蓋201の所に操作用のボタン203等が配置されているが、本体200側にそのような操作ボタンを配置するタイプのものもある。
【0004】
図17は、上記プレイヤの内部構造を示しており、図18は、そのJ−J断面を示している。
本体200の中にはディスクDを連続回転するための駆動手段204及びこの駆動手段204に対して電力供給してディスクDの情報を再生するための2本の電池205,205が内蔵されている。
2本の電池205,205は、ディスクDの下部において並列配置され電気的に直列接続されてホールド板206で保持されている。
【0005】
図19は、開放装置220の詳細例を示す側面図である。
この開放装置220は、捩りコイルばね221とヒンジ222で構成されている。
捩りコイルばね221は、ばね部221aとこのばね部221aの接線両方向に延びる2つの端部221b,221cで構成されている。ヒンジ222は、蓋に固定される固定部222aと本体200に回転可能に取り付けられる取付部222bで構成されている。
捩りコイルばね221は、ばね部221aの捩り軸Tがヒンジ222の取付部222bの回転軸Rと一致するようにして、ばね部221aが本体200の一端の内部に固定され、一端部221bが蓋201の内面に係止され、他端部221cが本体200の内部に係止されている。
【0006】
このような構成において、その動作例を説明する。
図19に示すように、蓋201が本体200に閉じられているときは、捩りコイルばね221の一端部221bが蓋201を図示矢印c方向に付勢するが、開閉装置210により蓋201と本体200が係止されているので、蓋201は開放されることはない。
この状態から、開閉装置210により蓋201と本体200の係止状態が解除されると、図20に示すように、捩りコイルばね221の一端部221bがその復元力により蓋201を図示矢印c方向に押し上げるので、ヒンジ222の取付部222bが図示矢印d方向に回転し、それに伴って蓋201が本体200から図示矢印b方向に開けられて開放される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したプレイヤの蓋201は、本体200に対してディスクDを着脱するときに開閉されるが、その開放角度は通常は60°〜65°に設定されている。そして、この開放角度は、例えばプレイヤを水平位置から少し手前に傾けた状態のときでも、ディスクDの着脱を容易にするために一定である必要がある。
ところが、従来の開放装置220の捩りコイルばね221は、上述したようにばね部221aの捩り軸Tがヒンジ222の取付部222bの回転軸Rと一致するように配置されているので、蓋201を常に一方向cのみに付勢して開放していることになる。従って、捩りコイルばね221の付勢力は、その付勢方向cの蓋201の自重の分力よりも、プレイヤを水平位置に保持した状態では優っていたものが、例えばプレイヤを水平位置から少し手前に傾けた状態では劣ってしまい、上記開放角度を維持することができなくなるという問題があった。
この問題を解消するには、捩りコイルばね221の弾性を高めればよいが、蓋201が反ってしまうという新たな問題が生じる。
【0008】
本発明は、上述した事情から成されたものであり、開放角度を常に一定に維持することができる開放装置及びその開放装置を備えた電子機器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明にあっては、本体に対し開閉可能な蓋に設けられると共に本体に回転可能に取り付けられる回転部と、巻線部とその巻線部の接線方向に延びる2つの導線からなり、回転部を介して蓋を開け放つ方向に付勢する捩り弾性部材と、を備え、捩り弾性部材の巻線部は、その巻線部の中心軸が回転部の回転軸と一致しないように回転部から所定の間隔をあけて本体に固定されると共に、捩り弾性部材の2つの導線のうち一方の導線が本体に係止され、2つの導線のうち他方の導線は、回転部に摺動可能に係合されると共に、蓋を閉じた状態と開けた状態で回転部に設けられた係止部に係止され、蓋の開閉動作の途中まで回転部の係止部に対して離れる方向に摺動し、蓋の開閉動作の途中から係止部に近づく方向に摺動することを特徴とする開放装置により達成される。
【0010】
また、上記目的は、本発明にあっては、本体と、本体に対して開閉可能な蓋と、蓋を開け放つ開放装置とを備えた電子機器において、開放装置は、蓋に設けられると共に本体に回転可能に取り付けられる回転部と、巻線部とその巻線部の接線方向に延びる2つの導線からなり、蓋を開け放つ方向に付勢する捩り弾性部材と、を有し、捩り弾性部材の巻線部は、その巻線部の中心軸が回転部の回転軸と一致しないように回転部から所定の間隔をあけて本体に固定されると共に、捩り弾性部材の前記2つの導線のうち一方の導線が前記本体に係止され、2つの導線のうち他方の導線は、回転部に摺動可能に係合されると共に、蓋を閉じた状態と開けた状態で回転部に設けられた係止部に係止され、蓋の開閉動作の途中まで回転部の係止部に対して離れる方向に摺動し、蓋の開閉動作の途中から係止部に近づく方向に摺動することを特徴とする電子機器により達成される。
【0011】
上記構成によれば、捩り弾性部材が、捩り弾性部材の捩り軸が回転部の回転軸と一致しないように配置されているため、蓋の開放角度が大きくなるに従って、捩り弾性部材の回転部に対する付勢力の方向を変化させることができる。このため、捩りコイルばねの回転部に対する付勢力を、その付勢方向の蓋の自重の分力よりも常に優らせておくことができ、蓋の開放角度を最大限に常に維持することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において、特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0013】
図1〜図4は、本発明の開放装置が備えられた電子機器の実施形態を示す斜視図であり、図5〜図8はその透視平面図及び3方向から見た透視側面図である。
この電子機器1は、携帯型であって、しかもディスク状の情報記録媒体を再生できる、いわゆるポータブル型ディスクプレイヤの一例であり、本体(キャビネットともいう)2と、蓋(上蓋ともいう)3を有している。
【0014】
本体2は、チャッキング部4、光学ピックアップ5等を備えている。このチャッキング部4は、ディスク状の情報記録媒体(以下、ディスクという)Dを着脱可能に保持できるようになっている。この光学ピックアップ5は、モータの作動によりディスクDの半径方向にスライドする。
本体2の側面には、電源スイッチ6、イヤホンジャック用の穴7、商用交流電源に接続するためのコンバータの接続穴8等が形成されている。
【0015】
本体2の後部には、電池収納手段20が設けられている。この電池収納手段20は、例えば2本の単3型の1次電池あるいは2次電池B,Bを直列配置で電気的に直列接続して収容することができる。この電池収納手段20における複数の電池B,Bの配列方向Sは、好ましくは蓋3の回転中心軸CLと一致しているかほぼ一致している。
蓋3の上には、各種の情報を表示する表示部60と各種のボタン操作部62が設けられている。この表示部60は、たとえば液晶表示パネルを採用することができ、ディスクDの再生情報に関する各種のデータを表示することができる。
【0016】
蓋3は本体2の前部に設けられている開閉装置100及び本体2の後部に設けられている開放装置110により本体2に対して開閉でき、この蓋3を本体2から開けることにより、本体2内にディスクDを着脱できるようになっている。
即ち、開閉装置100を構成するスライド操作部101を図1に示す矢印P方向に操作することにより、蓋3に設けられている止め部30との係止状態を開放させ、開放装置110を構成する捩りコイルばね111の復元力でヒンジ112を介して蓋3を本体2から図3に示す矢印R方向に開けることができる。そして、本体2の外面部2cは円弧状になっており、しかも蓋3の後端部3aも湾曲している。そして、蓋3の回転中心軸CLは、電池収納手段20に収容された電池B,Bの配列方向Sとほぼ一致している。これにより、蓋3を矢印R方向に開けると、後端部3aは外面部2cにほぼ沿ってスムーズに移動していく。
【0017】
本体2と蓋3は、金属あるいはプラスチックにより作ることができる。採用できる金属としては、たとえばアルミニウムやマグネシウム合金等を採用でき、プラスチックを用いる場合にはエンジニアリングプラスチック(たとえばカーボンファイバー強化ナイロン、ガラス繊維強化ABS等)や、汎用のプラスチック(ABS、ポリカーボネート等)を用いることができる。いずれにしても汎用プラスチックを用いるのに比べれば、金属あるいはエンジニアリングプラスチックを用いた方がさらに電子機器の厚みを薄くすることができる。
【0018】
本体2に対して着脱可能に装着されるディスクDは、たとえば光ディスクの内の一例としてCDである。このディスクDの直径は、たとえば12cmであり、このディスクDは保護層、アルミ反射層及びプラスチック基板の3層構造のものである。このプラスチック基板には微小なピットが形成されており、このピット部分にはアルミ反射層が配置され、このアルミ反射層は保護層により保護されている。ピットは、デジタル化された音楽等の情報を記録している。すなわち、音楽等の情報は、時系列的に分割して、それぞれの強さを「0」、「1」の二進法の信号(デジタル信号)に変換して記録されている。ディスクDのピットは、この信号の内容に応じた大きさで並んでいる。このピットに対して、たとえば光学ピックアップ5からレーザ光をディスクDの信号記録面であるアルミ反射層側に透明なプラスチック基板を通して照射し、その戻り光を受光することで電気信号に変換して音に変えることができる。
【0019】
図9は、図5におけるF−F線断面図であり、電子機器1の内部構造例を示している。
本体2の中には、ディスクDを連続回転するための駆動手段40、チャッキング部4、2本の電池B,B、回路用の基板42等を収容している。蓋3は、駆動手段40、チャッキング部4、光学ピックアップ5、ディスクDを保護する。
駆動手段40は、本体2に対して図示しない固定部により固定されている。チャッキング部4は、駆動手段40の中に内蔵されたモータMTによりディスクDを連続回転することができる。駆動手段40の中には光学ピックアップ5を収容することができる。つまり、駆動手段40は、ディスクDを連続回転しながら、ディスクDの情報を光学的に読み取る機能を有している。2本の電池B,Bは駆動手段40のモータMTや光学ピックアップ5に電源供給を行う。基板42は、本体2内の収容スペースに配置され、駆動手段40と電池収納手段20の間の部分において、本体2の底面2aに平行に配置されている。
【0020】
電池収納手段20は、本体2の底面2aの端部2bと、ほぼ円形状の外面部2c及び水平板2d等を有している。水平板2dは、ディスクDと基板42の間を遮蔽する機能も有している。2本の電池B,Bは、この外面部2c、底面2aの端部2bにより外れないように保持できる。電池収納手段20は、図10に示すように、本体2の底面2f側に開閉蓋70を備えている。この開閉蓋70は、中心軸72を中心として、G方向に開けることができる。そして、図11に示すように、電池収納手段20の内部には、2本の電池B,Bを直列に収容することができる。一方の電池Bの一方のプラス端子80は、第1接触部90に対して弾性力を用いて電気的に積極的に押し付けて接触できるようになっている。一方、第2接触部95は、コイルばねあるいは螺旋状のばねであり、もう一方の電池Bのマイナス極(他方の端部)81に対して弾性力を用いて電気的に積極的に押して接触されている。
【0021】
図12は、開放装置110の詳細例を示す側面図である。
この開放装置110は、捩りコイルばね(捩り弾性部材)111及びヒンジ(回転部)112で構成されている。
捩りコイルばね111は、巻線で成るばね部111aとこのばね部111aの接線両方向に延びる2つの端部111b,111cで構成されている。ヒンジ112は、略長方形板状に形成されており、一端には蓋3に固定される固定部112aが設けられ、他端には本体2に回転可能に取り付けられる取付部112bと捩りコイルばね111の一端部111bが係止される係止部112cが設けられた構成となっている。
捩りコイルばね111は、ばね部111aの捩り軸Tがヒンジ112の取付部112bの回転軸Rと一致しないように、この例では平行になるように、かつ2つの端部111b,111cがばね部111aの上部で略水平となるようにして、ばね部111aが本体2の一端の角部内部に固定され、一端部111bがヒンジ112の係止部112cに係止され、他端部111cが本体2の内部に係止されている。
【0022】
このような構成において、その動作例を図12〜図14を参照して説明する。
図12に示すように、蓋3が本体2に閉じられているときは、捩りコイルばね111の一端部111bが蓋3を図示矢印a方向に付勢するが、開閉装置100により蓋3と本体2が係止されているので、蓋3は開放されることはない。
この状態から、開閉装置100により蓋3と本体2の係止状態が解除されると、捩りコイルばね111の一端部111bがその復元力により蓋3を図示矢印a方向に押し上げるので、ヒンジ112の取付部112bが図示矢印b方向に回転し、それに伴って蓋3が本体2から図示矢印R方向に開けられる。
このとき、捩りコイルばね111の一端部111bは、円弧状に移動するので、捩りコイルばね111の一端部111bの先端とばね部111aの捩り軸Tとの距離は、図12に示すときはL1であったものが、図13に示すときはL2と長くなり、また捩りコイルばね111の一端部111bの先端は、ヒンジ112の係止部112cに対し、図示矢印s方向に摺動する。
【0023】
そして、この状態から、更に捩りコイルばね111の一端部111bがその復元力により蓋3を押し上げて図14に示すように完全に開放するのであるが、このとき、更に捩りコイルばね111の一端部111bは、円弧状に移動するので、捩りコイルばね111の一端部111bの先端とばね部111aの捩り軸Tとの距離は、図13に示すときはL2であったものが、図14に示すときはL3と最大長になり、また捩りコイルばね111の一端部111bの先端は、ヒンジ112の係止部112cに対し、先の摺動方向sとは逆の図示矢印t方向に摺動する。
従って、捩りコイルばね111の一端部111bがその復元力により蓋3を押し上げる方向は、図12から図13に至る間と、図13から図14に至る間とでは異なる方向になるので、捩りコイルばね111のヒンジ112に対する付勢力を、その付勢方向の蓋3の自重の分力よりも常に優らせておくことができ、蓋3の開放角度を最大限、例えば60°〜65°に常に維持することができる。
【0024】
以上のような構成の開放装置110によれば、捩りコイルばね111は、上述したようにばね部111aの捩り軸Tがヒンジ112の取付部112bの回転軸Rと一致しないように配置されているので、蓋3の押し上げ方向をその開放状態により変化させることができる。従って、プレイヤを水平位置に保持した状態はもちろん、例えばプレイヤを水平位置から少し手前に傾けた状態であっても、捩りコイルばね111の付勢力を、その付勢方向の蓋3の自重の分力よりも優らせておくことができ、蓋3の開放角度を60°〜65°に維持することができる。さらに、捩りコイルばね111の弾性を高める必要がないので、蓋3が反ってしまうようなことも無くすことができる。
【0025】
尚、上述した実施形態においては、ディスクDとして、コンパクトディスクについて説明しているが、これに限らず、高密度記録媒体、たとえば貼り合わせ型の高密度記録媒体たとえばデジタルバーサタイルディスクともデジタルビデオディスクとも呼ばれている高密度記録用のディスクや、あるいは光磁気ディスクやハードディスクのような情報記録媒体の情報を再生したり、これらの情報記録媒体に情報を記録する電子機器にも適用できるものである。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、開放角度を常に一定に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開閉装置が備えられた電子機器の実施形態を示す第1の斜視図。
【図2】本発明の開閉装置が備えられた電子機器の実施形態を示す第2の斜視図。
【図3】図1の電子機器の蓋を開けた状態を示す第1の斜視図。
【図4】図1の電子機器の蓋を開けた状態を示す第2の斜視図。
【図5】図1の電子機器の内部構造及び電池の配列等を示す平面図。
【図6】図1の電子機器の正面図。
【図7】図1の電子機器の背面図。
【図8】図1の電子機器の側面図。
【図9】図5におけるF−F線における断面図。
【図10】図1の電子機器の本体の裏側を見た斜視図。
【図11】図1の電子機器の電池収納手段の蓋を開けた状態を示す斜視図。
【図12】図1の電子機器の開放装置の詳細例を示す平面図。
【図13】図12の開放装置の動作例を示す第1の平面図。
【図14】図12の開放装置の動作例を示す第2の平面図。
【図15】従来の開閉装置が備えられた電子機器の一例を示す斜視図。
【図16】図15の電子機器の蓋を開けた状態を示す斜視図。
【図17】図15の電子機器の内部構造及び電池の配列等を示す平面図。
【図18】図17におけるJ−J線における断面図。
【図19】図19の電子機器の開放装置の詳細例を示す平面図。
【図20】図19の電子機器の開放装置の動作例を示す平面図。
【符号の説明】
1・・・電子機器、110・・・開放装置、111・・・捩りコイルばね、112・・・ヒンジ
Claims (4)
- 本体に対し開閉可能な蓋に設けられると共に前記本体に回転可能に取り付けられる回転部と、
巻線部と当該巻線部の接線方向に延びる2つの導線からなり、前記回転部を介して前記蓋を開け放つ方向に付勢する捩り弾性部材と、を備え、
前記捩り弾性部材の巻線部は、当該巻線部の中心軸が前記回転部の回転軸と一致しないように前記回転部から所定の間隔をあけて前記本体に固定されると共に、前記捩り弾性部材の前記2つの導線のうち一方の導線が前記本体に係止され、
前記2つの導線のうち他方の導線は、前記回転部に摺動可能に係合されると共に、前記蓋を閉じた状態と開けた状態で前記回転部に設けられた係止部に係止され、前記蓋の開閉動作の途中まで前記回転部の前記係止部に対して離れる方向に摺動し、前記蓋の開閉動作の途中から前記係止部に近づく方向に摺動することを特徴とする開放装置。 - 前記捩り弾性部材は、前記巻線部の中心軸が前記回転部の前記回転軸と平行になるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の開放装置。
- 本体と、前記本体に対して開閉可能な蓋と、前記蓋を開け放つ開放装置とを備えた電子機器において、
前記開放装置は、
前記蓋に設けられると共に前記本体に回転可能に取り付けられる回転部と、
巻線部と当該巻線部の接線方向に延びる2つの導線からなり、前記蓋を開け放つ方向に付勢する捩り弾性部材と、を有し、
前記捩り弾性部材の巻線部は、当該巻線部の中心軸が前記回転部の回転軸と一致しないように前記回転部から所定の間隔をあけて前記本体に固定されると共に、前記捩り弾性部材の前記2つの導線のうち一方の導線が前記本体に係止され、
前記2つの導線のうち他方の導線は、前記回転部に摺動可能に係合されると共に、前記蓋を閉じた状態と開けた状態で前記回転部に設けられた係止部に係止され、前記蓋の開閉動作の途中まで前記回転部の前記係止部に対して離れる方向に摺動し、前記蓋の開閉動作の途中から前記係止部に近づく方向に摺動することを特徴とする電子機器。 - 前記捩り弾性部材は、前記巻線部の中心軸が前記回転部の前記回転軸と平行になるように配置されていることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
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JP35101797A JP3982034B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 開放装置及びそれを備えた電子機器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP35101797A JP3982034B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 開放装置及びそれを備えた電子機器 |
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JPH11186747A JPH11186747A (ja) | 1999-07-09 |
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- 1997-12-19 JP JP35101797A patent/JP3982034B2/ja not_active Expired - Lifetime
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