JPH11176406A - 電池収納装置及び電子機器 - Google Patents

電池収納装置及び電子機器

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JPH11176406A
JPH11176406A JP9345039A JP34503997A JPH11176406A JP H11176406 A JPH11176406 A JP H11176406A JP 9345039 A JP9345039 A JP 9345039A JP 34503997 A JP34503997 A JP 34503997A JP H11176406 A JPH11176406 A JP H11176406A
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battery
batteries
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electronic device
elastic force
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JP9345039A
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Ryota Matsumoto
良太 松本
Kenichi Yasugata
顕一 安形
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝撃等の外部からの力が加わった場合におい
ても、電池の電気的な接続を確実に保持することができ
る電池収納装置を提供すること。 【解決手段】 直列に電気的に配置される複数の電池B
の内の一方の端部に位置する電池の電極に対して弾性力
を用いて電気的に接触され、導電性を有する第1接触部
90と、直列に電気的に配置される複数の電池Bの内の
他方の端部に位置する電池Bの電極に対して弾性力を用
いて電気的に接触され、導電性を有する第2接触部95
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池収納装置及び
その電池収納装置を有する電子機器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ディスク状の情報記録媒体、たとえばコ
ンパクトディスク(CD:商標)に記録されている情報
は、たとえば携帯型の電子機器である再生装置により持
ち歩きながら再生して音楽やその他の情報を楽しむこと
ができる。一般にこの種の情報記録媒体のプレイヤー
は、図14と図15に示すように、ポータブルCDプレ
イヤー等と呼ばれており、本体200と蓋201を有し
ている。蓋201はヒンジ202により本体200に対
して開閉でき、この蓋201を本体200から開けるこ
とにより、本体200内に装着されているディスク状の
情報記録媒体(以下、ディスクという)Dを着脱できる
ようになっている。
【0003】この蓋201は、本体200側に配置され
ているディスクやその他の部分を保護するために設けら
れている。図14と図15の例では、蓋201の所に操
作用のボタン203等が配置されているが、本体200
側にそのような操作ボタンを配置するタイプのものもあ
る。この種のプレイヤーは、携帯用の音響機器であるた
めに、駆動用のバッテリーを内蔵する必要がある。この
バッテリーとしては、一部の機器を除いては最も入手が
容易な、通常用いられている単3電池が一般的である。
その電池の本数は、本体200の駆動部に対して電力供
給してディスクDの情報を再生するために、2本以上必
要であり、一般的には単3電池を2本内蔵することが多
い。
【0004】図16は、図14及び図15の従来のプレ
イヤーの内部構造をも示しており、本体(キャビネット
ともいう)200の中にはディスクDを連続回転するた
めの駆動手段204が内蔵されている。そして上述した
ように2本の電池205,205が、図17にも示すよ
うに、ディスクDの下部において並列に電気的に接続さ
れてしかも本体200の中に内蔵されている。
【0005】図16及び図17に示すように従来の電池
205,205は並列状態で、しかもそれぞれの直径d
が14.5mmある。これらの電池205,205は、
本体200のホールド板206で保持され、かつディス
クDの外周部207の内側でかつ下側に位置されてい
る。このように電池205,205は並列状態で保持さ
れているが、各電池205のプラス端子は固定型の電気
的接続部で接続し、電池205のマイナス端子はスプリ
ングにより支持するようになっている。電池205は固
定型の接触部と、弾性変形能力のある接触部により挟む
ようにして保持している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】また、図18に示すよ
うに、電子機器、たとえば図16や図17に示すような
プレイヤーにおいて、設計の都合により複数の電池20
5,205を、直列的に電気的に接続する場合には、一
方の電池205のプラス端子は固定型の接触部220に
電気的に接触させるとともに、もう一つの電池のマイナ
ス端子は弾性変形可能な接触部221に電気的に接触さ
せている。
【0007】しかしこのような複数の電池205,20
5の電気的接続方式及び保持状態では、次のような問題
がある。一方の電池205は固定型の接触部220によ
り軸方向Vに沿った移動は規制されているが、衝撃など
の外力が加わると弾性型の接触部221の弾性変形によ
り、2つの電池205,205は、軸方向Vに沿って移
動可能である。従って、図16や図17に示すプレイヤ
ーを携帯している時にたとえば落としてしまったような
場合に電池205,205に衝撃が加わると、2本の電
池205,205は、弾性型の接触部221側に移動し
てしまい、電池205のプラス端子が固定型の接触部2
20から瞬間的に離れて電気的な接続を断たれてしまう
という問題が生じる。特に直列接続される電池の本数が
多いとその現象が生じやすい。このように電気的な接続
が断たれてしまうと、電子制御駆動しているプレイヤー
においては、たとえばディスクDの情報の再生中であっ
ても、電源供給が停止してしまうので、再生動作は中断
し、再び次の瞬間に電池205のプラス端子が固定型の
接触部220に電気的に接続しても再度自動的にそのデ
ィスクDの再生動作を復帰させることができなくなって
しまう。このように、電池が接触部から電気的接続を断
ってしまうような現象を起こしてしまうことは、特に携
帯用の電子機器においては避けなければならないことで
ある。そこで本発明は上記課題を解消し、衝撃等の外部
からの力が加わった場合においても、電池の電気的な接
続を確実に保持することができる電池収納装置及び電子
機器を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、直列に電気的に配置される複数の電池の内の一
方の端部に位置する電池の電極に対して弾性力を用いて
電気的に接触され、導電性を有する第1接触部と、直列
に電気的に配置される複数の電池の内の他方の端部に位
置する電池の電極に対して弾性力を用いて電気的に接触
され、導電性を有する第2接触部と、を備えることを特
徴とする電池収納装置により、達成される。
【0009】本発明では、直列に電気的に配置される複
数の電池の内の一方の端部には、第1接触部があり、こ
の第1接触部は、電池の一方の電極に対して弾性力を用
いて電気的に接触するようになっている。第2接触部
は、直列に電気的に配置される複数の電池の内の他方の
端部に位置する電池の他方の電極に対して弾性力を用い
て電気的に接触される。これにより、複数の電池は、第
1接触部と第2接触部の両方の弾性力を用いて挟むよう
にして、電気的な接触状態を確実に保持することがで
き、外部より衝撃が電池に加わって移動しても、第1接
触部と第2接触部の両方が電池の移動に追従するので、
電気的な接続を断つような現象をさけることができる。
【0010】上記目的は、本発明にあっては、ディスク
状の情報記録媒体を回転することにより情報を再生した
り情報を記録する電子機器であり、本体と、本体に配置
されてディスク状の情報記録媒体を回転するための駆動
手段と、駆動手段に電力供給する複数の電池を収納する
ための電池収納手段とを有し、この電池収納手段は、直
列に電気的に配置される複数の電池の内の一方の端部に
位置する電池の電極に対して弾性力を用いて電気的に接
触され、導電性を有する第1接触部と、直列に電気的に
配置される複数の電池の内の他方の端部に位置する電池
の電極に対して弾性力を用いて電気的に接触され、導電
性を有する第2接触部と、を備えることを特徴とする電
子機器により、達成される。
【0011】本発明では、駆動手段は本体に対して配置
されておりディスク状の情報記録媒体を回転する。電池
収納手段は、駆動手段に電力供給する複数の電池を収納
する。第1接触部は、直列に電気的に配置される複数の
電池の内の一方の端部に位置する電池の電極に対して弾
性力を用いて電気的に接触する。同様にして第2接触部
は、直列に電気的に配置される複数の電池の内の他方の
端部に位置する電池の電極に対して弾性力を用いて電気
的に接触される。これにより、複数の電池は、第1接触
部と第2接触部の両方の弾性力を用いて挟むようにし
て、電気的な接触状態を確実に保持することができ、外
部より衝撃が電池に加わって移動しても、第1接触部と
第2接触部の両方が電池の移動に追従するので、電気的
な接続を断つような現象をさけることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0013】図1と図2は、本発明の電子機器の実施の
形態として、携帯型であって、しかも情報記録媒体を再
生できる、いわゆるポータブルプレイヤーの一例を示し
ている。この電子機器1は、本体(キャビネットともい
う)2と、蓋(上蓋ともいう)3を有している。このポ
ータブル型の電子機器の本体2に対して着脱可能に装着
されるディスク状の情報記録媒体(以下、ディスクとい
う)Dは、たとえば光ディスクの内の一例としてコンパ
クトディスク(CD、商標名)である。このディスクD
の直径は、たとえば12cmであり、このディスクDは
保護層、アルミ反射層及びプラスチック基板の3層構造
のものである。このプラスチック基板には微小なピット
が形成されており、このピット部分にはアルミ反射層が
配置され、このアルミ反射層は保護層により保護されて
いる。ピットは、デジタル化された音楽等の情報を記録
している。すなわち、音楽等の情報は、時系列的に分割
して、それぞれの強さを「0」、「1」の二進法の信号
(デジタル信号)に変換して記録されている。ディスク
Dのピットは、この信号の内容に応じた大きさで並んで
いる。このピットに対して、たとえば図2に示す光学ピ
ックアップ3Aからレーザ光をディスクDの信号記録面
であるアルミ反射層側に透明なプラスチック基板を通し
て照射し、その戻り光を受光することで電気信号に変換
して音に変えることができる。
【0014】図1に示すように蓋3の上には、各種の情
報を表示する表示部60と各種のボタン操作部62が設
けられている。この表示部60は、たとえば液晶表示パ
ネルを採用することができ、ディスクDの再生情報に関
する各種のデータを表示することができる。本体2は、
図2に示すようにチャッキング部4、上述した光学ピッ
クアップ3A等を備えている。このチャッキング部4
は、ディスクDを着脱可能に保持できるようになってい
る。この光学ピックアップ3Aはモータの作動によりデ
ィスクDの半径方向Mにスライドする。
【0015】本体2の正面側には、スライド操作部5が
設けられており、このスライド操作部5を矢印P方向に
移動すると、蓋3の本体2に対する係合を外して、矢印
R方向に蓋3をスプリングの付勢力でヒンジ30,30
を介して開けることができる。本体2の側面には、電源
スイッチ6、イヤホンジャック用の穴7、商用交流電源
に接続するためのコンバータの接続穴8等が形成されて
いる。
【0016】図2〜図4に示す本体2と蓋3は、金属あ
るいはプラスチックにより作ることができる。採用でき
る金属としては、たとえばアルミニウムやマグネシウム
合金等を採用でき、プラスチックを用いる場合にはエン
ジニアリングプラスチック(たとえばカーボンファイバ
ー強化ナイロン、ガラス繊維強化ABS等)や、汎用の
プラスチック(ABS、ポリカーボネート等)を用いる
ことができる。いずれにしても汎用プラスチックを用い
るのに比べれば、金属あるいはエンジニアリングプラス
チックを用いた方がさらに電子機器の厚みを薄くするこ
とができる。
【0017】図2と図3に示すように、本体2の後部1
0には、電池収納手段20が設けられている。この電池
収納手段20は、本体2の後部10内に形成されてお
り、図3、図5、図6に示すようにたとえば2本の単3
電池B,Bを直列に電気的に接続してしかも保持して収
容することができるものである。この電池収納手段20
における複数の電池B,Bの配列方向Sは、好ましくは
図2に示す蓋3のヒンジ30,30の回転中心軸CLと
一致しているかほぼ一致している。
【0018】図7は、図3におけるF−F線における断
面図であり、電子機器1の内部構造例を示している。本
体2の中には、ディスクDを連続回転するための駆動手
段40、回路用の基板42、チャッキング部4等を収容
している。蓋3は、このチャッキング部4及び駆動手段
40そして図2に示す光学ピックアップ3Aとディスク
Dを保護する。基板42は、本体2内の収容スペースに
配置され、図7の断面図では、駆動手段40と電池収納
手段20の間の部分において、本体2の底面2aに平行
に配置されている。駆動手段40は、本体2に対して図
示しない固定部により固定されている。チャッキング部
4は、駆動手段40の中に内蔵されたモータTMにより
ディスクDを連続回転することができる。駆動手段40
の中には上述した光学ピックアップ3Aを収容すること
ができる。つまり、駆動手段40は、ディスクDを連続
回転しながら、ディスクDの情報を光学的に読み取る機
能を有している。2本の電池B,Bは駆動手段40のモ
ータMTや光学ピックアップ3Aに電源供給を行う。
【0019】図7の電池収納手段20は、本体2の底面
2aの端部2bと、ほぼ円形状の外面部2c及び水平板
2d等を有している。水平板2dは、ディスクDと基板
42の間を遮蔽する機能も有している。2本の電池B,
Bは、この外面部2c、底面2aの端部2bにより外れ
ないように保持できる。図7、図8と図9に示すよう
に、外面部2cは上述したように円弧状になっており、
しかも蓋3の後端部3aも湾曲している。これにより、
図9のようにして蓋3を矢印R方向に開けると、後端部
3aは外面部2cにほぼ沿って移動していくことにな
る。そのような蓋3の本体2に対する開閉動作では、蓋
3の後端部3aは、本体2の外面部2cに沿ってスムー
ズに移動していく。このようにするのは、蓋3の回転中
心軸CLが、電池収納手段20に収容された電池Bの配
列方向Sとほぼ一致させているためである。
【0020】そして最も特徴的なのは、図7の電池収納
手段20が、ディスクDの外周部50よりも外側の位置
において、本体2の所定の位置に配置されていることで
ある。つまり電池B,B及び電池収納手段20は、ディ
スクDの回転に全く干渉することのない位置に配置され
ている。これにより、ディスクDの配置位置は、電池B
及び電池収納手段20の存在に関係なく、ディスクDの
回転軸AX方向に関して、従来に比べて基板42や本体
2の底面2aにかなり近づけて(下げて)配置すること
ができる。駆動手段40とチャッキング部4を、本体2
の底面2a側に極力下げる配置を採用できるのである。
このようにしても、ディスクDは、基板42や水平板2
dや本体2に干渉することなく回転させることができ
る。
【0021】次に図10及び図11を参照して、電池収
納手段(電池収納装置)20の構造をさらに説明する。
電池収納手段20は、図10と図12に示すように、本
体2の底面2f側に開閉蓋70を備えている。この開閉
蓋70は、中心軸72を中心として、G方向に開けるこ
とができる。電池収納手段20の内部には、2本の電池
B,Bを直列に収容することができる。
【0022】図11〜図13に示すように、特徴的なの
は、次の点である。一方の電池Bの一方のプラス端子8
0は、第1接触部90に対して弾性力を用いて電気的に
積極的に押し付けて接触できるようになっている。一
方、第2接触部95は、コイルばねあるいは螺旋状のば
ねであり、もう一方の電池Bのマイナス極(他方の端
部)81に対して弾性力を用いて電気的に積極的に押し
て接触されている。しかもこれらの直列配列された電池
B,Bは、図12に示す本体2から一体的に設けられて
いる電池受部100,101により着脱可能に保持され
ている。第1接触部90と第2接触部95は、導電性に
優れかつ弾性変形時に電池の移動に対して追従性に優れ
た材質、たとえばリン青銅にニッケルメッキや金メッキ
を施したもの等を採用できる。
【0023】図12と図13に示すように、第1接触部
90は、弾性部91と保持部92を有している。弾性部
91と保持部92は、導電性を有する金属板をたとえば
打ち抜きにより形成することができ、弾性部91と保持
部92の間には溝93が形成されている。弾性部91
は、保持部92に対して接続部94を用いて、電池Bに
対して弾性力を与えることができる。
【0024】第1接触部90は、本体2の取付部99,
104を介してしっかりと保持するようになっている。
これに対して第2接触部95の取付基部は、本体2に固
定されている。このようにすることで2本の電池Bは、
第1接触部90と第2接触部95のそれぞれの弾性力を
用いて、電気的に挟むようにして積極的に押し付けるよ
うにして支持することができる。
【0025】このように第1接触部90と第2接触部9
5を用いて複数の電池Bを配列方向にしかも弾性的に積
極的に押し付けて保持するのは、次のような理由からで
ある。図に示すような電子機器においては、たとえば電
池と接触部との電気的な接触が常時接触していれば、電
子的な動作を断続させてしまうことがないが、もし従来
のような一方の接触部が固定型で、他方の接触部が弾性
的な支持の場合には、2本またはそれ以上の複数本の電
池を保持すると、携帯型の電子機器を持ち歩く場合に振
動を与えることを考えると、瞬間的あるいは一時的に電
池のプラス端子あるいはマイナス端子とそれに対応する
接触部の電気的な接触が途絶える場合がある。このよう
に電気的な接触が途絶えてしまうと、駆動手段等には電
池からの電力供給が瞬間的あるいは一時的にも遮断され
てしまうので、駆動手段の電子回路は作動しなくなる。
従って、ディスクDをたとえば光学ピックアップを用い
て再生動作させている途中でこのように電池の電気的な
接続が断たれると、その場でその再生動作は停止してし
まうことになり、再び電池が接触部に接して電力供給を
再開したとしても、その停止動作からCD再生動作に再
び復帰することがなくなってしまう。
【0026】このような電源供給(電力供給)の中断現
象を避けるために、図12及び図13に示すような第1
接触部90と第2接触部95を用いて、複数本の電池の
電気的な接触を確実に常時振動が与えられても途絶える
ことのないようにする必要がある。ところで、上述した
実施の形態において、電子機器1では、図7に示すよう
に、蓋3とディスクDとの間隔は、クリアランスCLを
確保するために、従来と比べて大差はない。しかし、本
体2の下部、すなわちディスクDの下側の部分において
は、電池収納手段20がディスクDの外周部50のさら
に外側の位置T側に位置させているので、電子機器1の
最も大きい厚みWを小さくして、電子機器1の薄型化が
大幅に図れることになる。この場合において、たとえば
駆動手段40の厚みは、ディスクDの信号面よりたとえ
ば11mm程度確保しておけば済むのである。
【0027】本発明の図7に示す実施の形態の電子機器
1は、従来のポータブルプレイヤーに比べて、たとえば
厚みWは7.5mm程度、約20%位薄型化が図れる。
実際には、この種の携帯型の電子機器1を使用する場合
には、携帯時にディスクDの再生動作を支障なく行うた
めに、耐振動性を向上する必要があり、この耐振動性の
ために、ニカニカルデッキと呼ばれている駆動手段40
の周辺には、1.0mm〜1.5mm程度のクリアラン
スを設けてやる必要があるので、従来のポータブル型の
電子機器に比べて、本発明の図7の電子機器1は、結果
的には約6.0mm程度Wを薄くすることができる。
【0028】図7の実施の形態では、特にコストアップ
する要因がなく、差程コストが変わらない状態で、大幅
な薄型化を図ることができる。また、基板42は、電池
収納手段20の電池B側にかなり近づけて配置すること
もできるので、基板を本体2の空間を有効に利用して大
型化が図れる。また電池としては、単3電池に限らず、
他の種類の乾電池たとえば単4電池やあるいはさらに別
のタイプの電池等を使用した場合でも電子機器1の薄型
化は勿論図れる。
【0029】また電池収納手段20は、図示の例では電
子機器1の後側であって、蓋3のヒンジ30,30に対
してほぼ同軸状に配置しているが、これに限らず他の部
分に配置することも勿論可能であり、ディスクDの外周
部50より外側の位置であればどの位置であっても勿論
構わない。
【0030】本発明の実施の形態における電池収納手段
(電池収納装置)20は、第1接触部90と第2接触部
95にそれぞれ弾性変形する機能を持たせ、各弾性変形
機能を、複数の電池の直列配列を保持できるように電気
的に接触させることにより、電子機器1が外部から衝撃
を受けた場合、たとえば電子機器を携帯時に落としてし
まったような場合にあっても、複数の直列配列された電
池が、その軸方向に移動したとしても、第1接触部90
と第2接触部95は弾性的に複数の電池の移動に追従し
て動くことができるので、電池のプラス端子あるいはマ
イナス端子が対応する第1接触部あるいは第2接触部か
ら瞬間的であっても離れて電気的な接続が断たれてしま
うといった現象を起こすようなことが全くなくなる。こ
のことから、電子制御されたポータブル機器のような電
子機器であっても、ディスクDの情報の再生時における
再生動作を中断してしまい、復帰できなくなるといった
現象を防ぐことができる。つまり電子機器がショックを
受けた場合の、第1接触部(端子部とも呼ぶ)と第2接
触部(端子部とも呼ぶ)と電池の電極の間の不連結現象
を容易に解決することができる。また電池の本数は2本
に限らず3本以上を直列接続する場合であっても勿論適
用できる。
【0031】またディスク状の情報記録媒体としては、
コンパクトディスクについて説明しているが、これに限
らず、高密度記録媒体、たとえば貼り合わせ型の高密度
記録媒体たとえばデジタルバーサタイルディスクともデ
ジタルビデオディスク(商標)とも呼ばれている高密度
記録用のディスクや、あるいは光磁気ディスクやハード
ディスクのような情報記録媒体の情報を再生したり、こ
れらの情報記録媒体に情報を記録する電子機器にも、本
発明の電子機器は適用できるものである。
【0032】上述した図示の実施の形態では、電池は、
いわゆる単3電池の例として1次電池であるアルカル電
池やマンガン電池等の例を挙げている。しかしこれに限
らず、1次電池ではなく充電可能な2次電池、一例とし
てはリチウムイオン電池等を保持する場合でも本発明の
電池収納手段(電池収納装置)は適用できることは勿論
である。また電池の形態としては単3電池に限らず、他
の種類の乾電池たとえば単4電池やあるいは別のタイプ
の電池等であっても、同様に本発明の電池収納装置が適
用できる。第1接触部と第2接触部は弾性力を有するも
のであれば板状、コイル状等の多様な形状を採用でき
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
衝撃等の外部からの力が加わった場合においても、電池
の電気的な接続を確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池収納装置の実施の形態を備える電
子機器の一例として携帯型のプレイヤーを示す斜視図。
【図2】図1の電子機器の蓋を開けた状態を示す斜視
図。
【図3】図1と図2の電子機器の内部構造及び電池の配
列等を示す平面図。
【図4】図3の電子機器の正面図。
【図5】図3の電子機器の背面図。
【図6】図3の電子機器の側面図。
【図7】図3におけるF−F線における断面図。
【図8】電子機器を後側から見た斜視図。
【図9】電子機器の蓋を開けた状態を後側から見た斜視
図。
【図10】電子機器の本体の裏側を見た斜視図。
【図11】電池収納手段の蓋を開けた状態を示す斜視
図。
【図12】電池収納手段の一例を示す斜視図。
【図13】電池収納手段の一例を示す側面図。
【図14】従来の携帯型の情報記録媒体のプレイヤーの
一例を示す斜視図。
【図15】図14の従来のプレイヤーの蓋を開けた状態
を示す図。
【図16】従来のプレイヤーの平面図。
【図17】従来のプレイヤーの図16のJ−J線におけ
る断面図。
【図18】従来の直列配列された電池と接触部との連結
状態を示す図。
【符号の説明】
1・・・電子機器、2・・・本体、3・・・蓋、20・
・・電池収納手段(電池収納装置)、40・・・駆動手
段、B・・・電池、D・・・ディスク(ディスク状の情
報記録媒体)、W・・・電子機器の厚み

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に電気的に配置される複数の電池の
    内の一方の端部に位置する電池の電極に対して弾性力を
    用いて電気的に接触され、導電性を有する第1接触部
    と、 直列に電気的に配置される複数の電池の内の他方の端部
    に位置する電池の電極に対して弾性力を用いて電気的に
    接触され、導電性を有する第2接触部と、を備えること
    を特徴とする電池収納装置。
  2. 【請求項2】 第1接触部は金属板から作られており、
    電池のプラス電極側に対して弾性力を用いて電気的に接
    触される弾性部と、この弾性部を保持する保持部を有
    し、第2接触部は電池のマイナス電極に対して弾性力を
    用いて電気的に接触されるらせん状のスプリングである
    請求項1に記載の電池収納装置。
  3. 【請求項3】 ディスク状の情報記録媒体を回転するこ
    とにより情報を再生したり情報を記録する電子機器であ
    り、 本体と、 本体に配置されてディスク状の情報記録媒体を回転する
    ための駆動手段と、 駆動手段に電力供給する複数の電池を収納するための電
    池収納手段とを有し、 この電池収納手段は、 直列に電気的に配置される複数の電池の内の一方の端部
    に位置する電池の電極に対して弾性力を用いて電気的に
    接触され、導電性を有する第1接触部と、 直列に電気的に配置される複数の電池の内の他方の端部
    に位置する電池の電極に対して弾性力を用いて電気的に
    接触され、導電性を有する第2接触部と、を備えること
    を特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】 電池収納手段の第1接触部は金属板から
    作られており、電池のプラス電極側に対して弾性力を用
    いて電気的に接触される弾性部と、この弾性部を保持す
    る保持部を有し、第2接触部は電池のマイナス電極に対
    して弾性力を用いて電気的に接触されるらせん状のスプ
    リングである請求項3に記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 携帯型の電子機器である請求項1に記載
    の電子機器。
JP9345039A 1997-12-15 1997-12-15 電池収納装置及び電子機器 Pending JPH11176406A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012216332A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Icom Inc 電池受けの端子構造

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