JPH11176485A - 充電装置及びそれを備えた電子機器 - Google Patents

充電装置及びそれを備えた電子機器

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JPH11176485A
JPH11176485A JP9345040A JP34504097A JPH11176485A JP H11176485 A JPH11176485 A JP H11176485A JP 9345040 A JP9345040 A JP 9345040A JP 34504097 A JP34504097 A JP 34504097A JP H11176485 A JPH11176485 A JP H11176485A
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charging
battery
secondary battery
batteries
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JP9345040A
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Ryota Matsumoto
良太 松本
Kenichi Yasugata
顕一 安形
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次電池を安全に精度良く充電することがで
きる安価な充電装置及びその充電装置を備えた電子機器
を提供すること。 【解決手段】 直列配置されて直列接続されている複数
の2次電池110間の電極に接触する端子105と、前
記端子を用いて前記2次電池毎の電極間電圧を検出する
検出手段104と、前記2次電池を充電する充電手段1
03と、前記検出手段から得られる検出信号及び前記充
電手段を介して得られる信号に基づいて、前記充電手段
に充電開始・停止を指令する制御手段102とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の2次電池を
充電する充電装置及びその充電装置を備えた電子機器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】1次電池である単三型のマンガン乾電池
やアルカリ乾電池等は、軽量かつ小型であることから特
に携帯型電子機器に広く使用されているが、それに伴っ
て単三型と同型の2次電池であるリチウムイオン電池や
ニッケル・カドミウム電池等も、利便であることから広
く普及してきている。このような2次電池を複数充電可
能な充電装置は、例えば図13に示すように構成されて
いる。この充電装置200は、電池収納部201内に並
列配置された2本の2次電池210,210を直列接続
で充電する装置であり、マイクロコンピュータ202、
電源IC(Integrated Circuit)2
03、演算増幅器(Operational Ampl
ifire)204、2次電池検出端子205及び電流
値検出IC206を備えている。
【0003】ここで、2次電池210は、一般的にマイ
ナス電極210a側の側面部の絶縁被覆が剥かれてマイ
ナス側面電極210aaが剥き出しの状態になってお
り、2次電池検出端子204は、直列接続された2本の
2次電池210,210の一端側のマイナス側面電極2
10aaと接触するように配置されている。マイクロコ
ンピュータ202は、電源IC203、演算増幅器20
4、2次電池検出端子205及び電流値検出IC206
とそれぞれ接続されている。さらに、電源IC203及
び電流値検出IC206は、2本の2次電池210,2
10の一端側のマイナス電極210a及び他端側のプラ
ス電極210bともそれぞれ接続されており、演算増幅
器204は、2次電池検出端子205とも接続されてい
る。
【0004】このような構成において、その動作例を説
明する。使用者は、充電が必要な2本の2次電池21
0,210を電池収納部201内に並列配置で収納す
る。これにより2次電池検出端子205が、直列接続さ
れた2本の2次電池210,210の一端側のマイナス
側面電極210aaと接触するので、2本の2次電池2
10,210の電極間電圧である充電開始信号RCHG
が、2次電池検出端子205を介してマイクロコンピュ
ータ202の充電待機時はL、充電開始信号RCHGの
入力時はHとなるポート202aに送出される。
【0005】一方、2本の2次電池210,210の電
流が、電流値検出IC206に流れるので、電流値検出
IC206は、その電流値を検出して電流検出信号CU
RMNTをマイクロコンピュータ202のポート202
bに送出する。マイクロコンピュータ202は、ポート
202aがHとなったことで電池収納部201内に2本
の2次電池210,210が収納されたことを認識する
と、電流検出信号CUR MNTによる電流値を確認
し、充電が必要と判断したときは、充電待機時はL、充
電時はHとなるポート202cをHとして充電信号CH
GONを電源IC203に送出する。そして、電源IC
203は、充電信号CHG ONを受けると、所定の電
圧を2本の2次電池210,210に供給して充電を開
始する。
【0006】ここで、図14に示すように、2本の2次
電池210,210の充電電圧Vは、充電時間Tの経過
と共に上昇し、略100%の充電状態である充電電圧V
maxに達すると低下する。このときの低下電圧である
−ΔVは、−ΔV検出信号CHG MNT1として電源
IC203を介してマイクロコンピュータ202のポー
ト202dに送出されると共に、−ΔV検出信号CHG
MNT2として演算増幅器204に送出される。演算
増幅器204は、−ΔV検出信号CHG MNT2を受
けると、充電停止信号をマイクロコンピュータ202の
ポート202eに送出する。そして、マイクロコンピュ
ータ202は、充電停止信号を受けると、ポート202
cをLとして充電を停止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の充電装置200では、2次電池検出端子204は、2
次電池210のマイナス側面電極210aaと接触する
ように構成されており、これにより電池収納部201内
に並列配置で収納された電池が2次電池であるか否かを
判断している。また、電流値検出IC206は、2本分
の2次電池210,210の電流が流れたときに初めて
電流値を検出するように構成されており、これにより2
本の2次電池210,210が直列接続されているか否
かを判断している。従って、この充電装置200によれ
ば、2次電池210,210の極性を逆にした充電を防
止することができる。
【0008】ところが、2次電池検出端子204は、直
列接続された2本の2次電池210,210の一端側の
マイナス側面電極210aa、即ち直列接続された2本
の2次電池210,210のうちマイナス側を構成する
一方の2次電池210のマイナス側面電極210aaと
のみ接触するように構成されている。さらに、電流値検
出IC206は、所定値以上の電流、即ち2本分の2次
電池210,210の電流値以上の電流が流れたときに
初めて電流値を検出するように構成されている。このた
め、他方の電池を2次電池210ではなくアルカリ電池
等の1次電池としても、その極性さえ誤らなければ即座
に充電が開始されることになる。この結果、電池性能が
劣化したり、場合によっては電池の液漏れや破裂等が生
じるという問題があった。
【0009】さらに、2次電池210のマイナス側面電
極210aa位置と対応するアルカリ電池等の1次電池
の側面の被覆が、使用中に劣化したり誤って傷つけて剥
けてしまったような場合は、この1次電池は電池収納部
11のいずれに配置されても2次電池1として判断され
て即座に充電が開始されることになるため、同様の問題
が生じることになる。また、一方の2次電池210の充
電状態が殆ど空の状態であり、他方の2次電池210の
充電状態が殆ど満の状態であるようなときに充電を開始
すると、図15に示すように、2本の2次電池210,
210の充電電圧Vは、充電時間Tの経過と共に上昇す
るが、略100%の充電状態である充電電圧Vmaxに
達する前の不十分な充電状態である充電電圧Voのとき
に、低下電圧−ΔVoが発生してしまうことになる。
【0010】従って、充電装置200は、この低下電圧
−ΔVoが発生した時点で充電完了と判断して充電停止
してしまうことになるので、このような組み合わせの2
本の2次電池210,210を満充電状態にすることが
できないという問題があった。さらにまた、充電装置2
00の回路構成は複雑であり、マイクロコンピュータ2
02で制御するポート数が多数になるという問題があっ
た。特に、携帯型の電子機器、例えばポータブル型CD
(Conpact Disc)プレイヤには、上述した
形態の充電装置200が備えられているため、同様の欠
点があり、利便性が悪いという問題があった。
【0011】本発明は、上述した事情から成されたもの
であり、2次電池を安全に精度良く充電することができ
る安価な充電装置及びその充電装置を備えた電子機器を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、直列配置されて直列接続されている複数の2次
電池を充電するための充電装置であり、前記2次電池間
の電極に接触する端子と、前記端子を用いて前記2次電
池毎の電極間電圧を検出する検出手段と、前記2次電池
を充電する充電手段と、前記検出手段から得られる検出
信号及び前記充電手段を介して得られる信号に基づい
て、前記充電手段に充電開始・停止を指令する制御手段
とを備えることにより達成される。
【0013】また、上記目的は、本発明にあっては、デ
ィスク状の情報記録媒体を回転することにより情報を再
生もしくは記録する電子機器であり、本体と、前記本体
に配置され、前記ディスク状の情報記録媒体を回転させ
る駆動手段と、前記本体に配置され、前記駆動手段に電
力供給する複数の電池を直列配置かつ直列接続で収納す
る電池収納手段と、前記本体に配置され、前記電池収納
手段に収納された電池が2次電池であるとき、前記2次
電池間の電極に接触する端子、前記端子を用いて前記2
次電池毎の電極間電圧を検出する検出手段、前記2次電
池を充電する充電手段、並びに前記検出手段から得られ
る検出信号及び前記充電手段を介して得られる信号に基
づいて、前記充電手段に充電開始・停止を指令する制御
手段を有する充電装置とを備えることにより達成され
る。
【0014】上記構成によれば、複数の2次電池の間に
配置された端子を用いて各2次電池の電極間電圧を検出
し充電するようにしているので、1次電池を誤って充電
してしまうことを防止することができ、また、充電量が
異なる場合であってもそれぞれ適切に充電することがき
でる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べ
る実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術
的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範
囲は、以下の説明において、特に本発明を限定する旨の
記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0016】図1は、本発明の充電装置の実施形態を示
すブロック構成図である。この充電装置100は、電池
収納部101内に直列配置された2本の2次電池11
0,110を直列接続で充電する装置であり、マイクロ
コンピュータ(制御手段)102、電源IC(Inte
grated Circuit)(充電手段)103、
演算増幅器(Operational Amplifi
re)(検出手段)104及び2次電池検出端子(端
子)105を備えている。ここで、2次電池110は、
一般的にマイナス電極110a側の側面部の絶縁被覆が
剥かれてマイナス側面電極110aaが剥き出しの状態
になっており、2次電池検出端子104は、直列接続さ
れた2本の2次電池110,110の間のマイナス側面
電極110aaと接触するように配置されている。
【0017】マイクロコンピュータ102は、電源IC
103、演算増幅器104及び2次電池検出端子105
とそれぞれ接続されている。さらに、電源IC103
は、2本の2次電池110,110の一端側のマイナス
電極110a及び他端側のプラス電極110bともそれ
ぞれ接続されており、演算増幅器104は、2次電池検
出端子105とも接続されている。このような構成の充
電装置100の特徴的な構成部分である演算増幅器10
4及びマイクロコンピュータ102について以下に説明
する。演算増幅器104は、2次電池検出端子105に
より、電池収納部101内に2本の2次電池110,1
10が収納されたことを確認することができると共に、
一方の2次電池110の電極間電圧値を検出することが
できる。
【0018】また、マイクロコンピュータ102は、電
源IC103を介して2本の2次電池110,110の
電極間電圧値を検出しており、演算増幅器104におけ
る一方の2次電池110の電極間電圧値をオフセットす
ることにより、演算増幅器104は、他方の2次電池1
10の電極間電圧値を検出することができる。ここで、
一般的に、マンガン乾電池やアルカリ乾電池等の1次電
池の電極間電圧値は、1本当たり1.6V以上あり、リ
チウムイオン電池やニッケル・カドミウム電池等の2次
電池の電極間電圧値は、1本当たり1.2V〜1.6V
である。
【0019】従って、演算増幅器104が検出した電極
間電圧値が0.3V以上のときに充電を開始し、電極間
電圧値が1.6V以上のときに充電を停止する指令及び
マイクロコンピュータ102が検出した電極間電圧値が
1.6V以上のときに充電を停止する指令を、マイクロ
コンピュータ102に予め記憶させておくことにより、
電池収納部101内に直列配置で収納された2本の電池
がそれぞれ2次電池110,110であるか否かを判断
することができると共に、2本の2次電池110,11
0が直列接続されているか否かを判断することができ
る。
【0020】これにより、2本の2次電池110,11
0の極性を逆にした場合、また他方の電池を2次電池1
10ではなくアルカリ電池等の1次電池とした場合や、
2次電池110のマイナス側面電極110aa位置と対
応するアルカリ電池等の1次電池の側面の被覆が、使用
中に劣化したり誤って傷つけて剥けてしまったような場
合でも、誤って充電を開始してしまうことを防止するこ
とができる。さらに、一方の2次電池110の充電状態
が殆ど空の状態であり、他方の2次電池110の充電状
態が殆ど満の状態であるようなときでも、2本の2次電
池110、110を満充電状態にすることができる。
【0021】このような構成において、その動作例を説
明する。使用者は、充電が必要な2本の2次電池11
0,110を電池収納部101内に直列配置で収納す
る。これにより2次電池検出端子105が、直列接続さ
れた2本の2次電池110,110の間のマイナス側面
電極110aaと接触するので、演算増幅器104は、
電池収納部101内に2本の2次電池110,110が
収納されたことを確認すると共に、一方の2次電池11
0の電極間電圧値を検出してマイクロコンピュータ10
2に送出する。
【0022】同時に、マイクロコンピュータ102は、
電源IC103を介して2本の2次電池110,110
の電極間電圧値を検出し、充電が必要と判断したとき
は、充電待機時はL、充電時はHとなるポート102a
をHとして演算増幅器104における一方の2次電池1
10の電極間電圧値をオフセットすると共に、充電信号
CHG ONを電源IC103に送出する。これによ
り、演算増幅器104は、他方の2次電池110の電極
間電圧値を検出してマイクロコンピュータ102に送出
する。そして、電源IC103は、充電信号CHG O
Nを受けると、所定の電圧を2本の2次電池110,1
10に供給して充電を開始する。
【0023】ここで、図14に示すように、2次電池1
10,110の充電電圧Vは、充電時間Tの経過と共に
上昇し、略100%の充電状態である充電電圧Vmax
に達すると低下する。このときの2本の2次電池11
0,110の低下電圧−ΔVは、−ΔV検出信号CHG
MNT1として電源IC103を介してマイクロコン
ピュータ102のポート102bに送出され、各2次電
池110の低下電圧−ΔVは、−ΔV検出信号CHG
MNT2として2次電池検出端子105を介して演算増
幅器104に送出される。演算増幅器104は、−ΔV
検出信号CHG MNT2を受けると、充電停止信号を
マイクロコンピュータ102のポート102cに送出す
る。そして、マイクロコンピュータ102は、充電停止
信号を受けると、ポート102bをLとして充電を停止
する。
【0024】以上のような構成の充電装置100によれ
ば、演算増幅器104にCHG ON端子を使い、充電
待機中にオフセットを加えることで2次電池110,1
10の検出を行うことができると共に、マイクロコンピ
ュータ102で1次電池と2次電池を判断することがで
きるので、従来の充電装置200で必要であった電流値
検出IC206が不要になると共に、マイクロコンピュ
ータ202で制御するポート数が少数で済み、回路構成
が簡略化されてコストダウンを図ることができる。尚、
この実施形態では、2本の2次電池110,110を充
電する装置について説明したが、3本以上であっても同
様に適用することができる。
【0025】図2及び図3は、本発明の充電装置が備え
られた電子機器の実施形態を示す斜視図であり、図4〜
図7はその透視平面図及び3方向から見た透視図であ
る。この電子機器1は、携帯型であって、しかもディス
ク状の情報記録媒体を再生できる、いわゆるポータブル
型ディスクプレイヤの一例であり、本体(キャビネット
ともいう)2と、蓋(上蓋ともいう)3を有している。
本体2に対して着脱可能に装着されるディスク状の情報
記録媒体(以下、ディスクという)Dは、たとえば光デ
ィスクの内の一例としてCDである。このディスクDの
直径は、たとえば12cmであり、このディスクDは保
護層、アルミ反射層及びプラスチック基板の3層構造の
ものである。
【0026】このプラスチック基板には微小なピットが
形成されており、このピット部分にはアルミ反射層が配
置され、このアルミ反射層は保護層により保護されてい
る。ピットは、デジタル化された音楽等の情報を記録し
ている。すなわち、音楽等の情報は、時系列的に分割し
て、それぞれの強さを「0」、「1」の二進法の信号
(デジタル信号)に変換して記録されている。ディスク
Dのピットは、この信号の内容に応じた大きさで並んで
いる。このピットに対して、たとえば光学ピックアップ
3Aからレーザ光をディスクDの信号記録面であるアル
ミ反射層側に透明なプラスチック基板を通して照射し、
その戻り光を受光することで電気信号に変換して音に変
えることができる。
【0027】蓋3の上には、各種の情報を表示する表示
部60と各種のボタン操作部62が設けられている。こ
の表示部60は、たとえば液晶表示パネルを採用するこ
とができ、ディスクDの再生情報に関する各種のデータ
を表示することができる。本体2は、チャッキング部
4、光学ピックアップ3A等を備えている。このチャッ
キング部4は、ディスクDを着脱可能に保持できるよう
になっている。この光学ピックアップ3Aは、モータの
作動によりディスクDの半径方向Mにスライドする。
【0028】本体2の正面には、スライド操作部5が設
けられており、このスライド操作部5を矢印P方向に移
動すると、蓋3の本体2に対する係合を外して、矢印R
方向に蓋3をスプリングの付勢力でヒンジ30,30を
介して開けることができる。本体2の側面には、電源ス
イッチ6、イヤホンジャック用の穴7、商用交流電源に
接続するためのコンバータの接続穴8等が形成されてい
る。本体2の後部10には、電池収納手段20が設けら
れている。この電池収納手段20は、たとえば2本の単
3型の1次電池あるいは2次電池B,Bを直列に電気的
に接続してしかも保持して収容することができるもので
ある。この電池収納手段20における複数の電池B,B
の配列方向Sは、好ましくは蓋3のヒンジ30,30の
回転中心軸CLと一致しているかほぼ一致している。
【0029】本体2と蓋3は、金属あるいはプラスチッ
クにより作ることができる。採用できる金属としては、
たとえばアルミニウムやマグネシウム合金等を採用で
き、プラスチックを用いる場合にはエンジニアリングプ
ラスチック(たとえばカーボンファイバー強化ナイロ
ン、ガラス繊維強化ABS等)や、汎用のプラスチック
(ABS、ポリカーボネート等)を用いることができ
る。いずれにしても汎用プラスチックを用いるのに比べ
れば、金属あるいはエンジニアリングプラスチックを用
いた方がさらに電子機器の厚みを薄くすることができ
る。
【0030】図8は、図4におけるF−F線における断
面図であり、電子機器1の内部構造例を示している。本
体2の中には、ディスクDを連続回転するための駆動手
段40、チャッキング部4、回路用の基板42等を収容
している。蓋3は、駆動手段40、チャッキング部4、
光学ピックアップ3A、ディスクDを保護する。駆動手
段40は、本体2に対して図示しない固定部により固定
されている。チャッキング部4は、駆動手段40の中に
内蔵されたモータTMによりディスクDを連続回転する
ことができる。駆動手段40の中には光学ピックアップ
3Aを収容することができる。つまり、駆動手段40
は、ディスクDを連続回転しながら、ディスクDの情報
を光学的に読み取る機能を有している。2本の電池B,
Bは駆動手段40のモータMTや光学ピックアップ3A
に電源供給を行う。基板42は、本体2内の収容スペー
スに配置され、駆動手段40と電池収納手段20の間の
部分において、本体2の底面2aに平行に配置されてい
る。この基板42には、上述した充電装置100の回路
が形成されている。
【0031】電池収納手段20は、本体2の底面2aの
端部2bと、ほぼ円形状の外面部2c及び水平板2d等
を有している。水平板2dは、ディスクDと基板42の
間を遮蔽する機能も有している。2本の電池B,Bは、
この外面部2c、底面2aの端部2bにより外れないよ
うに保持できる。図8〜図10に示すように、外面部2
cは上述したように円弧状になっており、しかも蓋3の
後端部3aも湾曲している。これにより、蓋3を矢印R
方向に開けると、後端部3aは外面部2cにほぼ沿って
移動していくことになる。そのような蓋3の本体2に対
する開閉動作では、蓋3の後端部3aは、本体2の外面
部2cに沿ってスムーズに移動していく。このようにす
るのは、蓋3の回転中心軸CLが、電池収納手段20に
収容された電池Bの配列方向Sとほぼ一致させているた
めである。
【0032】そして最も特徴的なのは、電池収納手段2
0が、ディスクDの外周部50よりも外側の位置におい
て、本体2の所定の位置に配置されていることである。
つまり電池B,B及び電池収納手段20は、ディスクD
の回転に全く干渉することのない位置に配置されてい
る。これにより、ディスクDの配置位置は、電池B及び
電池収納手段20の存在に関係なく、ディスクDの回転
軸AX方向に関して、従来に比べて基板42や本体2の
底面2aにかなり近づけて(下げて)配置することがで
きる。駆動手段40とチャッキング部4を、本体2の底
面2a側に極力下げる配置を採用できるのである。この
ようにしても、ディスクDは、基板42や水平板2dや
本体2に干渉することなく回転させることができる。
【0033】次に図11及び図12を参照して、電池収
納手段20の構造をさらに説明する。電池収納手段20
は、本体2の底面2f側に開閉蓋70を備えている。こ
の開閉蓋70は、中心軸72を中心として、G方向に開
けることができる。電池収納手段20の内部には、2本
の電池B,Bを直列に収容することができる。一方の電
池Bの一方のプラス端子80は、第1接触部90に対し
て弾性力を用いて電気的に積極的に押し付けて接触でき
るようになっている。一方、第2接触部95は、コイル
ばねあるいは螺旋状のばねであり、もう一方の電池Bの
マイナス極(他方の端部)81に対して弾性力を用いて
電気的に積極的に押して接触されている。
【0034】このように第1接触部90と第2接触部9
5を用いて複数の電池Bを配列方向にしかも弾性的に積
極的に押し付けて保持するのは、次のような理由からで
ある。図に示すような電子機器1においては、たとえば
電池と接触部との電気的な接触が常時接触していれば、
電子的な動作を断続させてしまうことがないが、もし従
来のような一方の接触部が固定型で、他方の接触部が弾
性的な支持の場合には、2本またはそれ以上の複数本の
電池を保持すると、携帯型の電子機器を持ち歩く場合に
振動を与えることを考えると、瞬間的あるいは一時的に
電池のプラス端子あるいはマイナス端子とそれに対応す
る接触部の電気的な接触が途絶える場合がある。
【0035】このように電気的な接触が途絶えてしまう
と、駆動手段等には電池からの電力供給が瞬間的あるい
は一時的にも遮断されてしまうので、駆動手段の電子回
路は作動しなくなる。従って、ディスクDをたとえば光
学ピックアップを用いて再生動作させている途中でこの
ように電池の電気的な接続が断たれると、その場でその
再生動作は停止してしまうことになり、再び電池が接触
部に接して電力供給を再開したとしても、その停止動作
からCD再生動作に再び復帰することがなくなってしま
う。このようなことを避けるために、第1接触部90と
第2接触部95を用いて、複数本の電池の電気的な接触
を確実に常時振動が与えられても途絶えることのないよ
うにする必要がある。
【0036】電池収納手段20の内部の略中央には、上
述した充電装置100を構成する2次電池検出端子10
5が備えられている。この2次電池検出端子105は、
たとえばニッケルメッキや金メッキが施されたリン青銅
で成る板ばね状に形成されており、一端105aは固定
端とされて、充電装置100と接続され、他端105b
は自由端とされて、収納された電池B,Bが2次電池1
10,110のときに、それらの間のマイナス側面電極
110aaと接触するように突起105cが設けられて
いる。従来の電子機器においては、図13に示すような
構成の充電装置200が組み込まれていたため、従来技
術で述べたような問題が発生したが、上述した電子機器
1においては、図1に示すような構成の充電装置100
が組み込まれているため、かかる問題は発生せず、利便
性の高い装置とすることができる。
【0037】以上のような構成の電子機器1では、図8
に示すように、蓋3とディスクDとの間隔は、クリアラ
ンスCLを確保するために、従来と比べて大差はない。
しかし、本体2の下部、すなわちディスクDの下側の部
分においては、電池収納手段20がディスクDの外周部
50のさらに外側の位置T側に位置させているので、電
子機器1の最も大きい厚みWを小さくして、電子機器1
の薄型化が大幅に図れることになる。この場合におい
て、たとえば駆動手段40の厚みは、ディスクDの信号
面よりたとえば11mm程度確保しておけば済むのであ
る。従って、従来のポータブルプレイヤーに比べて、た
とえば厚みWは7.5mm程度、約20%位薄型化が図
れる。しかし、実際には、この種の携帯型の電子機器1
を使用する場合には、携帯時にディスクDの再生動作を
支障なく行うために、耐振動性を向上する必要があり、
この耐振動性のために、メカニカルデッキと呼ばれてい
る駆動手段40の周辺には、1.0mm〜1.5mm程
度のクリアランスを設けてやる必要があるので、結果的
には約6.0mm程度Wを薄くすることができる。そし
て、特にコストアップする要因がなく、差程コストが変
わらない状態で、大幅な薄型化を図ることができる。
【0038】さらに、キャビネットとも呼ばれている本
体2や蓋3は、プラスチックをモールド成形したり、金
属を曲げ加工により形成したりしてもよく、いずれにし
ても薄型化が図れる。電池Bとしては、単3型の1次電
池あるいは2次電池に限らず、他の種類の電池たとえば
単4型の1次電池あるいは2次電池等を使用した場合で
も電子機器1の薄型化は勿論図れる。また、基板42
は、電池収納手段20の電池B側にかなり近づけて配置
することもできるので、基板を本体2の空間を有効に利
用して大型化が図れる。
【0039】また、電池収納手段20は、図示の例では
電子機器1の後側であって、蓋3のヒンジ30,30に
対してほぼ同軸状に配置しているが、これに限らず他の
部分に配置することも勿論可能であり、ディスクDの外
周部50より外側の位置であればどの位置であっても勿
論構わない。そして、電池Bの本数は2本に限らず3本
以上を直列接続する場合であっても勿論適用できる。ま
た、ディスクDとしては、コンパクトディスクについて
説明しているが、これに限らず、高密度記録媒体、たと
えば貼り合わせ型の高密度記録媒体たとえばデジタルバ
ーサタイルディスクともデジタルビデオディスクとも呼
ばれている高密度記録用のディスクや、あるいは光磁気
ディスクやハードディスクのような情報記録媒体の情報
を再生したり、これらの情報記録媒体に情報を記録する
電子機器にも適用できるものである。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、2次電
池を安全に精度良く充電することができると共に安価な
構成とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の充電装置の実施形態を示すブロック構
成図。
【図2】本発明の充電装置が備えられた電子機器の実施
形態を示す斜視図。
【図3】図2の電子機器の蓋を開けた状態を示す斜視
図。
【図4】図2の電子機器の内部構造及び電池の配列等を
示す平面図。
【図5】図2の電子機器の正面図。
【図6】図2の電子機器の背面図。
【図7】図2の電子機器の側面図。
【図8】図4におけるF−F線における断面図。
【図9】図2の電子機器を後側から見た斜視図。
【図10】図2の電子機器の蓋を開けた状態を後側から
見た斜視図。
【図11】図2の電子機器の本体の裏側を見た斜視図。
【図12】図2の電子機器の電池収納手段の蓋を開けた
状態を示す斜視図。
【図13】従来の充電装置の一例を示すブロック構成
図。
【図14】2次電池の充電状態を表す第1のグラフ。
【図15】2次電池の充電状態を表す第2のグラフ。
【符号の説明】
1・・・電子器器、20・・・電池収納手段、100・
・・充電装置、101・・・電池収納部、102・・・
マイクロコンピュータ、103・・・電源IC、104
・・・演算増幅器、105・・・2次電池検出端子、1
10・・・2次電池

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列配置されて直列接続されている複数
    の2次電池を充電するための充電装置であり、 前記2次電池間の電極に接触する端子と、 前記端子を用いて前記2次電池毎の電極間電圧を検出す
    る検出手段と、 前記2次電池を充電する充電手段と、 前記検出手段から得られる検出信号及び前記充電手段を
    介して得られる信号に基づいて、前記充電手段に充電開
    始・停止を指令する制御手段とを備えたことを特徴とす
    る充電装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記2次電池毎の充電
    を制御するように構成されている請求項1に記載の充電
    装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、2次電池の電極間電圧
    の情報と1次電池の電極間電圧の情報を予め記憶してお
    り、これらの情報に基づいて、直列配置されて直列接続
    された電池を判断し、充電開始・停止を指令するように
    構成されている請求項1に記載の充電装置。
  4. 【請求項4】 ディスク状の情報記録媒体を回転するこ
    とにより情報を再生もしくは記録する電子機器であり、 本体と、 前記本体に配置され、前記ディスク状の情報記録媒体を
    回転させる駆動手段と、 前記本体に配置され、前記駆動手段に電力供給する複数
    の電池を直列配置かつ直列接続で収納する電池収納手段
    と、 前記本体に配置され、前記電池収納手段に収納された電
    池が2次電池であるとき、前記2次電池間の電極に接触
    する端子、前記端子を用いて前記2次電池毎の電極間電
    圧を検出する検出手段、前記2次電池を充電する充電手
    段、並びに前記検出手段から得られる検出信号及び前記
    充電手段を介して得られる信号に基づいて、前記充電手
    段に充電開始・停止を指令する制御手段を有する充電装
    置とを備えたことを特徴とする電子機器。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記2次電池毎の充電
    を制御するように構成されている請求項4に記載の電子
    機器。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、2次電池の電極間電圧
    の情報と1次電池の電極間電圧の情報を予め記憶してお
    り、これらの情報に基づいて、前記電池収納手段に収納
    された電池を判断し、充電開始・停止を指令するように
    構成されている請求項4に記載の電子機器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013026034A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Seiko Instruments Inc 電子機器および電子時計
JP2013148573A (ja) * 2011-12-21 2013-08-01 Seiko Instruments Inc 電子時計、充電制御方法
JP2017521928A (ja) * 2014-06-18 2017-08-03 ゼットパワー, エルエルシー 補聴器バッテリドアモジュール

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