JP2001111254A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2001111254A
JP2001111254A JP29267099A JP29267099A JP2001111254A JP 2001111254 A JP2001111254 A JP 2001111254A JP 29267099 A JP29267099 A JP 29267099A JP 29267099 A JP29267099 A JP 29267099A JP 2001111254 A JP2001111254 A JP 2001111254A
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battery
lid
cartridge
recording
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Withdrawn
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JP29267099A
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Harunori Yamamoto
治則 山本
Emiko Yamazaki
恵美子 山崎
Koutarou Ishikawa
恒太朗 石川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池蓋が機器本体に設けられた電池収納部の
挿脱口を確実にロックした状態で閉塞する。 【解決手段】 電池挿脱口203を構成する構成壁に係
合部210が形成され、機器本体21に対して電力を供
給する電池200が収納される電池収納部201と、内
側に係合部210に係合される係合突起220が形成さ
れた電池挿脱口203を閉塞する電池蓋202と、電池
蓋202に回動可能に取り付けられ、支軸236が機器
本体21の一側面に沿って形成された支持溝237に移
動可能に係合され、電池蓋202を回動可能に支持する
回動支持部材234とを備え、電池蓋202は、支軸2
36が電池挿脱口203側に移動した状態で電池挿脱口
203を閉塞した状態となり、次いで、蓋体が押圧さ
れ、支軸236が支持溝237に沿って移動し、係合突
起220が電池収納部201の係合部210に係合する
ことで、電池挿脱口203を閉塞した状態にロックされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器本体に電力を
供給する電池が収納される電池収納部の電池挿脱口を閉
塞する電池蓋を備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスクカートリッジの記録及び
/又は再生装置等の携帯型の電子機器には、機器本体に
電力を供給する一次電池又は二次電池が収納される電池
収納部が設けられ、また、この電池収納部を開閉する蓋
体が機器本体の電池収納部の近傍に回動可能に取り付け
られている。
【0003】例えば図32に示す電子機器では、機器本
体301の底面側コーナ部に、単三型の一次又は二次電
池302が2本並んで収納することができる電池収納部
303が形成されている。この電池収納部303は、図
32に示すように、一方の側に、2本の電池302の挿
脱を行うための挿脱口304が形成されてなり、他方の
側に図示しないが電池302の接点に接続される端子が
配設されてなる。そして、電池収納部303を開閉する
電池蓋305は、電池蓋305の裏面側に配設される端
子板307が取り付けられている。
【0004】電池蓋305は、電池収納部303の挿脱
口304を閉塞するに足る大きさを有し、裏面側に、端
子板307を取り付けるための一対のガイド部308が
形成されている。そして、電池蓋305は、端子板30
7が移動可能に取り付けられる。また、電池蓋305の
裏面側には、端子板307に対して移動する電池蓋30
5の移動を規制する規制突起309が形成されている。
【0005】以上のような電池蓋305の裏面側に取り
付けられる端子板307は、板ばね等により形成され、
電池302の一方の接点が電気的に接続される端子部3
12と、機器本体301に回動可能に支持するための支
持孔313aが穿設された支持片313とからなる。端
子部312には、電池蓋305の裏面側に取り付けられ
たとき、電池蓋305の規制突起309が係合される弾
性係合片314が略く字状に折曲して形成されている。
【0006】以上のように構成される電池蓋305が取
り付けられた端子板307は、電池収納部303に取り
付けられた支持部材315により回動可能に支持されて
いる。この支持部材315は、電池収納部303の一側
面303aに取り付けるための取付部316と、端子板
307の支持片313が取り付けられる一対の回動支持
片317とからなる。取付部316には、取付孔318
が穿設され、支持部材315は、この取付部316を電
池収納部303の一側面303aに形成された取付凹部
303bに係合し、取付孔318にねじ319を挿通
し、電池収納部303の一側面303aに形成されたね
じ孔320に螺合されることで、電池収納部303に取
り付けられる。また、一対の回動支持片317には、挿
通孔321が穿設されている。電池蓋305が取り付け
られる端子板307は、この支持部材315の回動支持
片317に穿設された挿通孔321と、支持孔313a
とを位置あわせした後、支軸322を挿通孔321と支
持孔313aとに挿通することで、支持部材315に回
動可能な状態で取り付けられる。
【0007】以上のように機器本体301に回動可能に
支持された電池蓋305は、電池収納部303の挿脱口
304を閉塞しているとき図33に示すような状態にあ
る。すなわち、電池蓋305は、端子板307に対して
電池蓋305の基端側である図33中反矢印X方向にス
ライドされ、電池蓋305の裏面側に形成された規制突
起309が端子板307の弾性係合片314の先端側に
移動して係合された状態にあり、電池収納部303の挿
脱口304を完全に閉塞し、この閉塞した状態がロック
された状態にある。
【0008】そして、電池収納部303の挿脱口304
を開放するとき、電池蓋305を電池蓋305の基端側
から離間する図33中矢印X方向にスライドすると、図
34に示すように、電池蓋305の規制突起309は、
弾性係合片314の先端側から基端側に移動する。これ
により、電池蓋305は、機器本体301より突出した
ような状態となる。そして、電池蓋305を電池収納部
303の挿脱口304を開放する図34中矢印Y方向に
回動操作すると、端子板307に取り付けられた電池蓋
305は、挿脱口304に対し略垂直となる状態にまで
支軸322を支点に回動され、挿脱口304を開放す
る。
【0009】また、電池収納部303の挿脱口304を
閉塞する場合には、図35に示す状態から電池蓋305
を図35中反矢印Y方向に回動し、次いで、電池蓋30
5を端子板307に対して図34中反矢印X方向にスラ
イドされる。これにより、電池蓋305の裏面側に形成
された規制突起309が端子板307の弾性係合片31
4の先端側に移動されることで、電池収納部303の挿
脱口304を完全に閉塞し、挿脱口304を閉塞した状
態にロックされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な電池蓋305は、電池収納部303の挿脱口304を
閉塞した状態にロックするため、裏面側に形成された規
制突起309を端子板307に形成された弾性係合片3
14に係合させている。しかしながら、端子板307の
弾性係合片314は、板ばねにより形成されているた
め、電池蓋305の開閉が繰り返されることにより、次
第に電池蓋305の裏面から離間する方向に変形してし
まう。弾性係合片314が電池蓋305の裏面から離間
する方向に変形してしまった場合には、電池蓋305の
規制突起309との係合力が弱まってしまい、思わぬと
ころで電池蓋305が開いてしまい電池302が電池収
納部303より落ちてしまうことがあった。
【0011】また、電池蓋305は、ガイド部308に
端子板307を係合させた後、支持部材315に端子板
307を取り付ける必要があり、電池蓋305の組立工
程が煩雑となり、更なる生産効率の向上を図ることがで
きなかった。
【0012】そこで、本発明は、電池蓋が機器本体に設
けられた電池収納部の挿脱口を確実にロックした状態で
閉塞するとともに、容易に電池蓋を機器本体に取り付け
ることができる電子機器を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子機器
は、上述した課題を解決すべく、機器本体の一側面に電
池挿脱口が形成され、電池挿脱口を構成する構成壁に係
合部が形成され、機器本体に対して電力を供給する一次
電池又は二次電池が収納される電池収納部と、内側に係
合部に係合される係合突起が形成された電池挿脱口を閉
塞する電池蓋と、先端側が電池蓋に回動可能に取り付け
られ、基端側に設けられた支軸が機器本体の一側面に沿
って形成された支持溝に移動可能に係合され、機器本体
に対して電池蓋を回動可能に支持する回動支持部材とを
備える。そして、電池蓋は、回動支持部材の支軸が電池
挿脱口側に移動した状態で電池挿脱口を閉塞した状態と
なり、次いで、上記電池蓋の支持側に水平方向に押圧す
ることで、上記回動支持部材の支軸が上記支持溝に沿っ
て移動し、電池蓋の係合突起が電池収納部の係合部に係
合することで、電池挿脱口を閉塞した状態にロックされ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用されたディス
クカートリッジの記録再生装置について、図面を参照し
て説明する。
【0015】この記録再生装置20は、図1及び図2に
示すように、携帯可能な大きさで、全体が略矩形状に形
成された電子機器であり、記録媒体としてディスクカー
トリッジ1が用いられる。
【0016】この記録再生装置20に用いられるディス
クカートリッジ1は、図1に示すように、上下一対のハ
ーフ2,3を突き合わせ結合して形成したカートリッジ
本体4内に楽音信号等の情報信号の記録を可能とする光
磁気ディスク5を回転自在に収納している。カートリッ
ジ本体4の下面側の中央部には、このカートリッジ本体
4に収納した光磁気ディスク5の中心部に取り付けたマ
グネットにより磁気吸引が可能な磁性材料よりなるクラ
ンピングプレート6を外方に臨ませる中央開口部7が形
成されている。また、カートリッジ本体4の上下面の相
対向する位置には、このカートリッジ本体4に収納した
光磁気ディスク5の主面に形成された信号記録領域の一
部を内外周に亘って外方に臨ませる記録再生用開口部
8,9が形成されている。これら記録再生用開口部8,
9は、カートリッジ本体4の左右方向の中央部に位置し
てカートリッジ本体4の中央部近傍から一側面側に亘っ
て形成されている。
【0017】また、カートリッジ本体4には、記録再生
用開口部8,9を開閉するシャッタ部材10が図1中矢
印A方向及び反矢印A方向に移動可能に取り付けられて
いる。シャッタ部材10は、薄い金属板を断面コ字状に
折り曲げて形成され、カートリッジ本体4の一側面側か
ら嵌合するように取り付けられ、カートリッジ本体14
の一側面に沿って移動操作される。このシャッタ部材1
0は、各記録再生用開口部8,9を閉塞した位置にある
とき、カートリッジ本体4内に配設された図示しないシ
ャッタロック部材によりロックされ移動が規制された状
態にある。そして、シャッタ部材10は、ディスクカー
トリッジ1が記録再生装置20に挿入されるとき、記録
再生装置20側のシャッタ開放片によりシャッタロック
部材によるロックが解除され、各記録再生用開口部8,
9を開放する図1中矢印A方向に移動操作される。
【0018】このように形成されたディスクカートリッ
ジ1は、シャッタ部材10の移動方向と直交する一側面
4aを挿入端として、図1中矢印B方向から記録再生装
置20に挿入される。すると、シャッタ部材10は、図
1中矢印A方向に移動され、記録再生用開口部8,9よ
り光磁気ディスク5の一部を径方向に亘って外方に臨ま
せる。これと同時に、カートリッジ本体4内に回転可能
に収納された光磁気ディスク5は、記録再生装置20側
のディスク回転操作機構により磁気吸引され、回転され
る。そして、光磁気ディスク5は、一方の記録再生用開
口部8から記録再生装置20側の磁気ヘッド装置の先端
部に設けられた磁気ヘッド部が進入し光磁気ディスク5
に外部磁界を印加するとともに、記録再生装置20の光
ピックアップ装置より出射された光ビームが他方の記録
再生開口部9を介して光磁気ディスク5に照射されるこ
とで、情報信号の書き込みが行われる。
【0019】以上のようなディスクカートリッジ1を記
録媒体に用いる記録再生装置20は、図1及び図2に示
すように、この記録再生装置20に装着されるディスク
カートリッジ1に収納された情報信号の記録を可能とな
す光磁気ディスク5を回転するディスク回転操作機構
や、このディスク回転操作機構によって回転される光磁
気ディスク5に対し情報信号の記録再生を行う記録再生
機構を構成する光ピックアップ装置等を収納した装置本
体21と、この装置本体21の上面側に構成されるカー
トリッジ装着部を開閉する蓋体22とを備える。
【0020】装置本体21は、略矩形状をなす筐体とし
て形成され、ディスクカートリッジ1の挿入側となる前
面部21aに複数の操作キーが配設されている。具体的
に、装置本体21の前面部21aには、ディスクカート
リッジ1に記録された情報信号の再生を開始するための
再生開始釦23、記録又は再生を停止するための停止釦
24、順方向にトラックジャンプするための順方向トラ
ックジャンプ釦25、逆方向にトラックジャンプするた
めの逆方向トラックジャンプ釦26、ディスクカートリ
ッジ1に情報信号を記録するための記録開始スイッチ2
7、記録再生装置20の動作状態等を表示する液晶表示
パネルからなる表示部28等が配設されている。また、
装置本体21の前面部21aには、段差部21bが形成
され、記録開始スイッチ27が設けられた面より一段下
がって装置本体21の上面側を閉塞した位置にロックさ
れた蓋体22のロックを解除する蓋体ロック解除部材2
9が配設されている。ここで、記録開始スイッチ27と
蓋体ロック解除部材29とは、段差部21bにより高さ
の異なる面に形成され、また、記録開始スイッチが装置
本体21の厚さ方向に移動操作されるのに対して蓋体ロ
ック解除部材29が装置本体21の前面部21aの幅方
向に移動操作されようにし、操作方向を異ならせること
で、誤操作が防止されている。
【0021】また、装置本体21の前面部21aと直交
する一側面部21cには、再生された情報信号を出力す
るヘッドホン、イヤホン等が接続されるジャック部31
と、他の記録再生装置と光通信で情報信号の送受信を行
うための入力端子32と出力端子33とが設けられてい
る。また、装置本体21の前面部21aと直交する他方
の側面部21d側には、記録再生装置20の電源となる
一次電池、二次電池が収納される電池収納部201が形
成されている。そして、この側面部21dには、外部電
源が印加される外部電源入力端子34が設けられてい
る。この外部電源入力端子34には、AC/DCコンバ
ータが接続され、直流電圧が印加されることで記録再生
装置20を駆動する。また、外部電源入力端子34は、
電池収納部に収納された二次電池に対して充電を行うと
き、AC/DCコンバータが接続され、充電回路を介し
て電池収納部に収納された二次電池に対して充電電圧を
印加する。
【0022】更に、装置本体21の前面部21aと対向
する背面部21eには、マイクを接続するための入力端
子35が設けられている。
【0023】また、蓋体22は、装置本体21の背面側
に回動可能に支持され、装置本体21の上面側に形成さ
れたカートリッジ装着部を開放する図1中矢印C方向に
回動されたとき、装置本体21の前面部21a側をディ
スクカートリッジ1が挿入できる程度に開放できるよう
に装置本体21に取り付けられている。
【0024】ところで、上述した装置本体21を構成す
る筐体は、図1及び図2に示すように、装置本体21の
外周面を構成するフレーム36と、フレーム36に取り
付けられて装置本体21の底面を構成する底板37と、
装置本体21の前面部21aを構成し、記録開始スイッ
チ27、蓋体ロック解除部材29等が配設されるフロン
トパネル38とからなる。そして、フレーム36には、
このディスク記録再生装置20の記録再生部を構成する
ディスク回転操作機構や光ピックアップ装置が取り付け
られたベース39が配設されている。このベース37
は、図3に示すように、剛性の高い金属板を用いて平板
な略矩形状に形成されている。
【0025】ベース39の上面側には、この記録再生装
置20に用いられるディスクカートリッジ1が位置決め
されて装着されるカートリッジ装着部41が構成されて
いる。カートリッジ装着部41が構成されるベース39
の上面側には、図3に示すように、ディスクカートリッ
ジ1の下ハーフ3側に形成された位置決め孔に係合する
一対の位置決めピン42,43が突設されている。ディ
スクカートリッジ1は、カートリッジ本体4を構成する
下ハーフ3の位置決め孔を一対の位置決めピン42,4
3にそれぞれ係合させることで、装着位置が位置決めさ
れてカートリッジ装着部41に装着される。また、ベー
ス39の上面側には、カートリッジ装着部41にディス
クカートリッジ1が装着されたことを検出するカートリ
ッジ検出スイッチ44が配設されている。
【0026】ベース39の略中央部には、図3に示すよ
うに、カートリッジ装着部41に装着されたディスクカ
ートリッジ1に収納された光磁気ディスク5を回転駆動
するディスク回転操作機構45が取り付けられている。
ディスク回転操作機構45は、スピンドルモータ46と
スピンドルモータ46のスピンドル47に一体に取り付
けられるディスクテーブル48とを備える。スピンドル
モータ46は、スピンドル47をベース39の上面側に
突出させるようにして図4に示すモータ取付板49によ
りベース39の下面側に取り付けられている。ディスク
テーブル48は、ベース39の上面側に突出されたスピ
ンドル47の先端側に一体的に取り付けられている。
【0027】ディスクカートリッジ1に収納された光磁
気ディスク5は、ディスクカートリッジ1がカートリッ
ジ装着部41に装着されたとき、ディスク回転操作機構
45のディスクテーブル48上に載置され、ディスクテ
ーブル48に内蔵されたマグネットによりクランピング
プレート6が吸引されることによりセンタリングが図ら
れてディスクテーブル48と一体に回転可能な状態にク
ランプされる。
【0028】また、ベース39には、ディスクテーブル
48にクランプされ、ディスクテーブル48と一体に回
転駆動される光磁気ディスク5の信号記録領域を走査す
る光ビームを出射する光ピックアップ装置51が取り付
けられている。光ピックアップ装置51は、光磁気ディ
スク5の信号記録領域を走査する光ビームを出射する光
源である半導体レーザ、光磁気ディスク5から反射され
た戻りの光ビームを検出する光検出素子、半導体レーザ
から出射された光ビームと光ディスクから反射された戻
りの光ビームを分離するビームスプリッタなどの光学素
子を内蔵した光学ブロック52と、半導体レーザから出
射された光ビームを光磁気ディスク5の信号領域に収束
させて照射する対物レンズ54と、対物レンズ54を介
して光磁気ディスク5に照射される光ビームが光磁気デ
ィスク5の信号記録領域に合焦されて照射されるととも
に光磁気ディスク5に形成された記録トラックに追従す
るように対物レンズ53をこの対物レンズ53の光軸方
向及び光軸方向に直交する平面方向に駆動変位させる2
軸アクチュエータとを備える。
【0029】光ピックアップ装置51は、図3及び図4
に示すように、ベース39に形成したピックアップ用開
口部54を介して対物レンズ53をディスクテーブル4
8上の光磁気ディスク5の主面に対向させるようにして
ベース39の下面側に配設されている。この光ピックア
ップ装置51は、図4に示すように、光学ブロック52
の一端側に設けた軸挿通孔55をベース39の下面側に
取り付けたガイド軸56に挿通し、光学ブロック52の
他端側に形成したガイド支持部57をガイド軸56と平
行にベース39の一側を折り曲げて形成したガイド片5
8に係合させることによって、ディスクテーブル48に
近接離間する図3中矢印D方向及び反矢印D方向に移動
可能に支持されている。
【0030】光ピックアップ装置51は、ベース39の
下面側に配設されたピックアップ送り機構61により送
り操作されることにより、ガイド軸56及びガイド片5
8にガイドされてディスクテーブル48に近接離間する
図3中矢印D方向及び反矢印D方向に移動操作される。
このピックアップ送り機構61は、図4に示すように、
ガイド軸56と平行にベース39の下面側に取り付けら
れる送りネジ62と、この送りネジ62を回転駆動する
送りモータ63とを備える。送りネジ62は、連結ギヤ
機構64を介して送りモータ63の駆動軸に連結されて
いる。光ピックアップ装置51は、光学ブロック52の
一端側に取り付けたネジ係合片65を送りネジ62に係
合させることでピックアップ送り機構61に連結されて
いる。ここで、ピックアップ送り機構61の送りモータ
63が駆動されて送りネジ62が回転駆動されると、光
ピックアップ装置51は、ネジ係合片65が送りネジ6
2のネジ山にガイドされて移動されることにより、ガイ
ド軸56及びガイド片58にガイドされてディスクテー
ブル48に近接離間する図3中矢印D方向及び反矢印D
方向に送り操作される。なお、光ピックアップ装置51
は、対物レンズ53の光軸がディスクテーブル48の中
心線上に位置するようにガイド軸56及びガイド片58
に支持されているので、対物レンズ53を介して照射さ
れる光ビームにより光磁気ディスク5の信号記録領域を
内外周に亘って正確に走査することができる。
【0031】以上のようにピックアップ送り機構61に
よりディスクテーブル48に近接離間する方向に送り操
作される光ピックアップ装置51には、図3及び図4に
示すように、光ピックアップ装置51と共同して光磁気
ディスク5に情報信号を記録する磁気ヘッド装置66が
取り付けられている。この磁気ヘッド装置66は、ディ
スク回転操作機構45によって回転駆動される光磁気デ
ィスク5を挟んで光ピックアップ装置51に対向して配
置され、また、光磁気ディスク5の光ピックアップ装置
51から出射される光ビームが照射される位置に記録す
べき情報信号に基づいて変調された外部磁界を印加する
ようになすため、光ピックアップ装置51と同期して光
磁気ディスク5の径方向に移動操作される。
【0032】この磁気ヘッド装置66は、図3に示すよ
うに、連結部材67を介して光ピックアップ装置51の
光学ブロック52に連結されている。磁気ヘッド装置6
6を光学ブロック52に連結する連結部材67は、図3
に示すように、剛性の高い金属板をコ字状に折り曲げて
形成され、下端側に光学ブロック52の下面側に固定す
るための固定片68が設けられ、固定片68の一端側に
垂直に折り曲げられた立ち上がり片69が設けられ、こ
の立ち上がり片69の先端側に固定片68と相対向する
ように折り曲げられた支持アーム取付片71が設けられ
ている。連結部材67は、支持アーム取付片71を後述
するディスクカートリッジ1を保持するホルダの天板部
上に臨むようにして、固定片68を光学ブロック52の
下面側に固定して光ピックアップ装置51に連結されて
いる。固定片68の光学ブロック52への固定は、図4
に示すように、固定片68に穿設したネジ挿通孔73に
挿通される固定ネジ72を光学ブロック52の下面側に
螺合することによって行われる。
【0033】光学ピックアップ装置51に連結された連
結部材67の支持アーム取付片71上に支持される磁気
ヘッド装置66は、図3に示すように、光磁気ディスク
5の信号記録面に摺接され移動操作されるスライダ内部
に磁気ヘッド素子が内蔵された磁気ヘッド部74と、こ
の磁気ヘッド部74が先端側に支持するヘッド支持アー
ム75と、ヘッド支持アーム75の過剰な変位を規制す
るアーム支持板76と、ヘッド支持アーム75の基端部
側を連結部材67の支持アーム取付片71に固定するア
ーム固定部材77とを備える。
【0034】磁気ヘッド部74を先端側で支持したヘッ
ド支持アーム75は、弾性を有する薄い金属板を打ち抜
いて形成されている。磁気ヘッド部74は、弾性変位可
能なヘッド支持アーム75の先端側に支持されることに
より、光磁気ディスク5の信号記録領域を走査すると
き、光磁気ディスク5が面振れを発生させて回転駆動さ
れたときにも、ヘッド支持アーム75が弾性変形するこ
とにより光磁気ディスク5の主面からの浮き上がりが防
止され正確に信号記録領域を走査することができる。
【0035】アーム支持板76は、図3に示すように、
先端側にヘッド支持アーム75の磁気ヘッド部74を支
持した先端側の下面を支持するL字状に折り曲げられた
アーム支持部78が設けられ、基端部側に連結部材67
の支持アーム取付片71上に載置される一対の支持片7
9が設けられている。これら支持片79の先端側には、
連結部材67の支持アーム取付片71に穿設された係合
孔に係合する係合突起が折り曲げ形成されている。アー
ム支持板76は、係合突起が係合孔に係合されること
で、アーム支持部78で支持したヘッド支持アーム75
の先端側に取り付けられた磁気ヘッド部74をカートリ
ッジ装着部41に装着されたディスクカートリッジ1の
光磁気ディスク5に対して近接離間する図3中矢印E方
向及び反矢印E方向に回動可能に連結部材67の支持ア
ーム取付片71に取り付けられる。
【0036】アーム固定部材77は、図3に示すよう
に、弾性を有する薄い金属板を用いて形成され、基端部
側に連結部材67の支持アーム取付片71への固定部8
1が設けられている。固定部81は、支持アーム取付片
71に突設された位置決め突起82が固定部81に設け
られた位置決め孔に係合され、取付ねじ83により、ヘ
ッド支持アーム75の基端側を狭持した状態で支持アー
ム取付片71に固定される。
【0037】また、アーム固定部材77には、固定部8
1の先端側に、ヘッド支持アーム75からこのヘッド支
持アーム75上に重ね合わせて取り付けられたアーム支
持板76上に延長される押圧支持部84が設けられてい
る。この押圧支持部84は、情報信号の記録時に磁気ヘ
ッド部74が光磁気ディスク5に一定の接触圧を持って
接触するように、ヘッド支持アーム75を、図3中矢印
矢印E方向に押圧付勢している。
【0038】以上のように光ピックアップ装置51に連
結部材67を介して連結され、ディスク回転操作機構4
5によって回転される光磁気ディスク5を挟んで光ピッ
クアップ装置51に対向して配置される磁気ヘッド装置
66は、ヘッド支持アーム75をホルダの天板部上に延
在させている。ホルダの天板部上に延在されたヘッド支
持アーム75は、ホルダの回動に伴って連結部材67の
支持アーム取付片71への固定部側の弾性変位部をヒン
ジ部として回動変位される。
【0039】そして、ヘッド支持アーム75の先端部に
支持された磁気ヘッド部74は、光磁気ディスク5に対
し情報信号を記録するとき、光磁気ディスク5の信号記
録領域に大きな磁界強度で外部磁界を印加するため、光
磁気ディスク5に摺接するように近接される。そして、
ヘッド支持アーム75の先端側に支持された磁気ヘッド
部74は、ベース39上のカートリッジ装着部41に装
着されたディスクカートリッジ1のカートリッジ本体4
内に進入し、カートリッジ本体4内で回転駆動される光
磁気ディスク5の主面に摺接する。
【0040】また、光磁気ディスク5に記録された情報
信号の再生を行うときは、磁気ヘッド装置66からの外
部磁界の印加は不要とされ、光ピックアップ装置51か
ら出射される光ビームで光磁気ディスク5の信号記録領
域を走査するのみで足りるので、磁気ヘッド部74と光
磁気ディスク5が摺接することに発生する摩耗や摩耗に
起因する損傷を防止するため、磁気ヘッド部74が光磁
気ディスク5の主面から離間される。光磁気ディスク5
の回転が停止された停止状態のときも、磁気ヘッド部7
4が光磁気ディスク5の主面から離間され、ヘッド支持
アーム75は、カートリッジ本体4の外方に移動され
る。さらに、ディスクカートリッジ1をイジェクトする
際、或いはディスクカートリッジ1を挿入操作する際に
も、磁気ヘッド部74がディスクカートリッジ1と衝突
して損傷を受けることを防止するため、ヘッド支持アー
ム75はカートリッジ本体4の外方に移動される。
【0041】ところで、光磁気ディスク5を回転するデ
ィスク回転操作機構45や磁気ヘッド装置66と同期し
て移動する光ピックアップ装置51等が組み込まれたベ
ース39には、背面側に蓋体と連動して回動し、ディス
クカートリッジ1をカートリッジ装着部41にローディ
ングするホルダ86が取り付けられている。このホルダ
86は、図5及び図6に示すように、ステンレス等の薄
い金属板を折り曲げて形成され、ディスクカートリッジ
1を収納保持する大きさに形成されている。このホルダ
86は、図5及び図6に示すように、ディスクカートリ
ッジ1の上面側を覆うに足る大きさを有する略矩形状に
形成された天板部87を有し、天板部87の相対向する
両側に、このホルダ86の挿入されるディスクカートリ
ッジ1の両側を支持する第1及び第2のカートリッジ保
持部88,89が設けられている。これら第1及び第2
のカートリッジ保持部88,89は、天板部87の両側
を垂直に折り曲げて形成されたホルダ23の側壁91,
92と、これら側壁91,92の先端側を天板部87と
平行となるように折り曲げて形成されたカートリッジ支
持片93,94とから構成されている。
【0042】ホルダ86は、第1及び第2のカートリッ
ジ保持部88,89が形成された両側に直交する前面側
の第1及び第2のカートリッジ保持部88,89との間
の開放された部分がカートリッジ挿脱口95となされ、
このカートリッジ挿脱口95を介してディスクカートリ
ッジ1が第1及び第2のカートリッジ保持部88,89
間に挿入される。このとき、ディスクカートリッジ1
は、一側面4aを挿入端としてカートリッジ挿脱口95
よりホルダ86内に挿入され、シャッタ部材10が取り
付けられた一側面側と、この一側面に対向する他側面側
が第1及び第2のカートリッジ保持部88,89に支持
される。なお、第2のカートリッジ保持部89を構成す
るカートリッジ支持片94の先端側には、ホルダ86が
カートリッジ装着部41側に回動されたとき、ベース3
9側に設けたカートリッジ検出スイッチ44をホルダ8
6内に突出させるスイッチ挿通穴96が穿設されてい
る。
【0043】ホルダ86は、第1及び第2のカートリッ
ジ保持部88,89を構成する側壁91,92の基端部
側に穿設した軸係合孔97,97を、ベース39の基端
部側の両側に形成した軸部98,98に係合させること
によりベース36に図5中矢印F方向及び反矢印F方向
に回動可能に支持される。そして、第1のカートリッジ
保持部88を構成する側壁91の基端部側には、ホルダ
86の回動領域を規制する回動規制片99が設けられ、
この回動規制片99は、ベース39の背面側の立ち上が
り片101に設けられた係止片102に係合されてい
る。回動規制片99は、図7に示すように、軸部98,
98を回動支点として、ホルダ86が図7中反矢印F方
向に回動されたとき、ベース39側の係止片102に係
止され、ホルダ86が図7中反矢印F方向に回動し過ぎ
ることを防止している。そして、図8に示すように、ホ
ルダ86が図8中矢印F方向に回動され、ベース39に
近接したとき、ホルダ86は、ディスクカートリッジ1
をベース39のカートリッジ装着部41に装着させる装
着位置となる。
【0044】装置本体21内に配置されるベース39に
回動可能に取り付けられるホルダ86は、蓋体22と連
動して回動するように、図5及び図7に示すように、第
1のカートリッジ保持部88を構成する側壁91の前端
側に形成された回動連動片103を蓋体22の前端側の
一側に設けた連結片104に穿設された係合孔105に
係合させている。このように、回動連動片103を蓋体
22側の連結片104に係合することにより、ホルダ8
6は、蓋体22の回動に連動して回動可能となる。
【0045】ホルダ86の第1のカートリッジ保持部8
8を構成する側壁91の長手方向の略中央部には、図5
及び図6に示すように、ホルダ86に挿入されるディス
クカートリッジ1の一側面側に形成したシャッタ開放部
材進入溝に進入し、シャッタロック部材を弾性変形させ
てシャッタ部材10のロックを解除するとともに、シャ
ッタ部材10をホルダ86の内方に挿入されるカートリ
ッジ本体4に対し図1中矢印A方向に移動させて記録用
開口部8及び記録再生用開口部9を開放させる方向に移
動させるシャッタ開放片106がホルダ86の内方に向
かって折り返し形成されている。
【0046】第1のカートリッジ保持部88を構成する
側壁91のシャッタ開放片106が設けられた位置より
カートリッジ挿脱口95側の位置には、図5及び図6に
示すように、ホルダ86に挿入されたディスクカートリ
ッジ1に取り付けられたシャッタ部材10を記録再生用
開口部8,9を開放した位置に保持するとともに、ディ
スクカートリッジ1をホルダ86からイジェクトする
際、ホルダ86から突出される方向に移動されるカート
リッジ本体4に対しシャッタ部材10を保持し、シャッ
タ部材10を記録用開口部8,9を閉塞する方向に移動
させるシャッタ部材保持片107が設けられている。こ
のシャッタ部材保持片107は、側壁91にU字状の切
り込み107aを穿設することによって側壁91に一体
に形成されている。シャッタ部材保持片107は、図5
及び図6に示すように、側壁91の基端部から先端部側
に向かって延長するように形成され、先端部側にシャッ
タ部材10の係合孔に係合する係合突部108が形成さ
れている。係合突部108は、シャッタ部材保持片10
7の先端部側の一部をホルダ86の内方に突出するよう
に折り曲げて形成されている。
【0047】ホルダ86の第2のカートリッジ保持部8
9を構成する側壁92の基端部側には、図6に示すよう
に、ディスクカートリッジ1の誤挿入を防止する誤挿入
防止片109が設けられている。この誤挿入防止片10
9は、側壁92の一部をホルダ23の内方に折り曲げて
形成されている。誤挿入防止片109は、ディスクカー
トリッジ1が正規の挿入方向に対し90°向きを異にし
て、例えばシャッタ部材10が取り付けられた一側面側
を挿入端としてホルダ86に挿入されたような場合に、
ホルダ86への挿入を規制して誤挿入を防止するもので
ある。
【0048】また、第2のカートリッジ保持部89を構
成する側壁92の先端部側には、図1及び図6に示すよ
うに、蓋体22と連動して回動するように、装置本体2
1を構成するフレーム36の背面側に回動可能に取り付
けられた回動支持アーム110の係合孔110aに係合
される回動連動片110bが設けられている。このよう
に、回動連動片110bを蓋体22側の係合孔110a
に係合することにより、ホルダ86は、蓋体22の回動
に連動して回動可能となる。なお、図1に示すように、
この回動支持アーム110は、先端側と基端側で蓋体2
2にねじ110cにより取り付けられている。
【0049】蓋体22は、図示しないが、装置本体21
の背面側に回動可能に支持された回動時支持部材に基端
部側を固定することによって、装置本体21に回動可能
に取り付けられ、装置本体21の上面側を開閉する。ま
た、蓋体22の側方の中途部と装置本体21との間に
は、蓋体22の安定した回動を実現するため、図5に示
すように回動支持アーム110が連結されている。
【0050】ところで、ホルダ86には、このホルダ8
6が図7に示すようにベース39から離間した上昇位置
であってディスクカートリッジ1の挿脱を可能となす位
置に回動されるとき、蓋体22をホルダ86から離間す
る方向にさらに回動させるための一対の第1及び第2の
蓋体回動付勢板111,112が設けられている。これ
ら第1及び第2の蓋体回動付勢板111,112は、図
5及び図6に示すように、ホルダ86の天板部87にU
字状の切り込み111a,112aを穿設することによ
って天板部87と一体に形成されている。第1及び第2
の蓋体回動付勢板111,112は、図6に示すよう
に、天板部87の中央部側を連接部としてそれぞれ第1
及び第2のカートリッジ保持部88,89側に向かって
延長するように形成されている。これら第1及び第2の
蓋体回動付勢板111,112は、天板部87を覆うよ
うに配設される蓋体22の内面側を押圧付勢するよう
に、自由端側が天板部87の上方に突出するように変位
されている。すなわち、第1及び第2の蓋体回動付勢板
111,112は、図9に示すように、天板部87への
連接部側から自由端側に向かって上方に突出するように
傾斜して形成されている。第1及び第2の蓋体回動付勢
板111,112の自由端側には、蓋体22の内面を確
実に押圧するように、蓋体押圧突起113,114が上
方に向かって突出するように形成されている。
【0051】また、第1及び第2の蓋体回動付勢板11
1,112には、第1及び第2のカートリッジ押圧片1
15,116が一体に形成されている。これらカートリ
ッジ押圧片115,116は、第1及び第2の蓋体回動
付勢板111,112の一部を分岐して形成されてなる
ものであって、これら蓋体回動付勢板111,112の
自由端側が基端側に向かって切り込み115a,116
aを穿設することによって形成される。第1及び第2の
カートリッジ押圧片115,116は、ディスクカート
リッジ1を保持したホルダ86が蓋体22とともに図8
に示すベース39に近接した記録再生位置に回動された
とき、ディスクカートリッジ1をカートリッジ装着部4
1側に押圧支持するものであって、図9に示すように、
第1及び第2の蓋体回動付勢板111,112に対しホ
ルダ86側に向かって変位されている。そして、第1及
び第2のカートリッジ押圧片115,116の自由端側
にも、カートリッジ装着部41に装着されたディスクカ
ートリッジ1の上面側を確実に押圧するようにするた
め、ホルダ86側に向かって突出する押圧突起117,
118が形成されている。
【0052】すなわち、第1及び第2のカートリッジ押
圧片115,116は、蓋体22が装置本体21を閉塞
位置に回動されるとともにホルダ86が記録再生位置に
回動され、図10に示すように、第1及び第2の蓋体回
動付勢板111,112が蓋体22により押圧されて天
板部87側に弾性変位されたとき、ホルダ86内に進入
するようにホルダ86側に向かって変位されてなるもの
であって、第1及び第2の蓋体回動付勢板111,11
2に対しホルダ86の厚さ方向に初期変位量を異にして
形成されている。
【0053】さらに、ホルダ86の天板部87には、図
6に示すように、ホルダ86に挿入されるディスクカー
トリッジ1の挿入端側の上面を押圧支持する第3のカー
トリッジ押圧片119が一体に形成されている。第3の
カートリッジ押圧片119は、天板部87にU字状の切
り込み119aを穿設することによって、ディスクカー
トリッジ1のホルダ86への挿入方向に向かって延長す
るように天板部87と一体に形成されている。第3のカ
ートリッジ押圧片119は、ホルダ86に挿入されたデ
ィスクカートリッジ1を第1及び第2のカートリッジ保
持部88,89のカートリッジ支持片93,94側に押
圧するように、先端側がホルダ86の内方に突出するよ
うに変位されている。第3のカートリッジ押圧片119
の先端側には、ホルダ86の内方に向かって突出する突
出部121が設けられている。
【0054】このように天板部87にホルダ86に挿入
されるディスクカートリッジ1を押圧する第3のカート
リッジ押圧片119が設けられることにより、ディスク
カートリッジ1のカートリッジ支持片93,94からの
浮き上がりを防止して安定した状態でホルダ86に挿入
することができる。第3のカートリッジ押圧片119
は、ホルダ86が図8に示すベース39側に下降された
記録再生位置に移動されたときには、ホルダ86に保持
されたディスクカートリッジ1をカートリッジ装着部4
1側に押圧支持する。
【0055】ところで、以上のようなホルダ86の天板
部87には、操作モードに応じて磁気ヘッド部74を光
磁気ディスク5に近接離間させるため、ヘッド支持アー
ム75を昇降操作させるヘッド昇降機構122が設けら
れている。このヘッド昇降機構122は、図4、図5、
図6、図11及び図12に示すように、ホルダ86の天
板部87上に回動可能に支持されてヘッド支持アーム7
5を昇降操作する昇降操作板123と、昇降操作板12
3を回動操作する回動操作レバー124と、ベース39
の下面側に配設され、回動操作レバー124を回動操作
することによって昇降操作板123の回動を制御する昇
降制御レバー125と、この昇降制御レバー125を移
動操作する駆動モータ126とを備える。
【0056】昇降操作板123は、図5及び図6に示す
ように、ヘッド支持アーム75の下面側に位置してヘッ
ド支持アーム75を回動操作する回動操作部127を有
し、この回動操作部127の基端部側の両側から一対の
支持アーム128,128が突設されている。昇降操作
板123は、ヘッド挿入用開口部129に掛け渡すよう
に配設され、支持アーム128,128の基端部側に突
設した支軸131,131を天板部87の一部を切り起
こして形成した回動支持片132,132に枢支させ、
支軸131,131を中心にしてヘッド支持アーム75
を昇降操作する方向に回動可能に支持されている。この
昇降操作板123は、天板部87上に支持されたとき、
回動操作部127の一側に突設し突起133が天板部8
7の一部を切り欠いて形成された弾性支持アーム134
によって押圧支持されることにより、天板部87側に回
動付勢されている。
【0057】回動操作レバー124は、図12に示すよ
うに、一端側に昇降操作板123を回動操作するカム片
135を立ち上がり形成した回動操作片136が設けら
れている。回動操作レバー124の他端側には、図6及
び図12に示すように、ホルダ86の第2のカートリッ
ジ保持部89に沿って垂下され、ベース39の下面側に
配設される昇降制御レバー125に連結される連結片1
37が折り曲げ形成されている。この回動操作レバー1
83は、中途部を天板部87に取り付けられる支軸13
8に回動可能に支持される。この回動操作レバー124
のカム片135が形成された回動操作片136の一側に
は、昇降操作板123の回動操作部127から突設され
た被操作片139が重ね合わせられている。被操作片1
39は、回動操作レバー124が回動操作されることに
よりカム片135上に乗り上げていく。被操作片139
は、昇降操作板123が天板部87に設けた弾性支持ア
ーム134に天板部87側に回動付勢されているので、
カム片135上又は回動操作片136上に圧接されてい
る。
【0058】回動操作片136は、天板部87の一部を
切り起こして形成したL字状をなす係止片141に係止
され、天板部87からの浮き上がりが防止されている。
回動操作片136の一側には、回動操作レバー124が
昇降操作板123をホルダ86側に回動させる下降位置
に回動されたとき、昇降操作板123に設けた被操作片
139が係合し、昇降操作板123が天板部87から離
間する上昇方向への回動を規制する回動規制片142が
設けられている。
【0059】昇降制御レバー125は、図4及び図11
に示すように、ベース39の底面側に配設され、ベース
39に設けた支軸143,143にガイド孔144,1
44を挿通し、これらガイド孔144,144の範囲で
ベース39の前後方向に亘る図4及び図11中矢印G方
向及び反矢印G方向に移動可能に配設されている。昇降
制御レバー125の一端側には、回動操作レバー124
が連結される連結アーム145と駆動モータ126に連
結される一側面にラックギヤ146が形成されたラック
板147が分岐するように形成されている。連結アーム
145の先端側には、係合孔148が穿設され、ベース
39の下面側に延長された回動操作レバー124の他端
側に設けた連結片137の先端側が挿通係合されてい
る。連結片137を昇降制御レバー125に連結した回
動操作レバー124は、昇降制御レバー125が図4及
び図11中矢印G方向及び反矢印G方向に移動操作され
ることにより、支軸138を中心に図11及び図12中
矢印H方向及び反矢印H方向に回動操作される。
【0060】昇降制御レバー125の駆動モータ126
への連結は、図4に示すように、駆動モータ126の駆
動軸に取り付けられたウォームギヤ149に噛合された
減速ギヤ機構151の最終段のギヤにラックギヤ146
を噛合させて行われている。昇降制御レバー125は、
駆動モータ126が駆動することにより、駆動モータ1
26の回転方向に応じて図4及び図11中矢印G方向及
び反矢印G方向に移動操作され、回動操作レバー124
を図11及び図12中矢印H方向及び反矢印H方向に回
動操作することによって、非操作片139がカム片13
5上又は回動操作片136上を移動し、これにより昇降
操作板123を回動操作しヘッド支持アーム75を昇降
操作してヘッド支持アーム75の先端に支持した磁気ヘ
ッド部74を光磁気ディスク5に近接離間させる。
【0061】ところで、上述したようにカートリッジ装
着部41に装着されたディスクカートリッジ1の光磁気
ディスク5に情報信号を記録するため、光ピックアップ
装置51、磁気ヘッド装置66、磁気ヘッド装置66の
昇降機構122等を動作させるため、図1及び図13に
示す装置本体21の前面部21aには、記録開始スイッ
チ27が配設されている。この記録開始スイッチ27
は、図14及び図15に示すように、装置本体21の前
面部21aを構成するフロントパネル38に移動可能に
配設される操作部材156と、この操作部材156の移
動をロックするロックボタン157と、光ピックアップ
装置51、磁気ヘッド装置66等の動作を開始させるス
イッチ素子158と、操作部材156の移動に連動して
スイッチ素子158を押圧する連結部材159とを備え
る。
【0062】操作部材156は、図14及び図15に示
すように、全体が略矩形に形成され、フロントパネル3
8に形成された操作部材156のガイド凹部161に取
り付けられる。操作部材156には、外方に臨む表面側
に、利用者の手指等が係合される操作部162が設けら
れ、この操作部162には、手指等を係合しやすくする
ための係合突部162aが形成されている。また、操作
部材156の裏面側には、連結部材159と連結すると
ともに操作部材156の移動をガイドするガイド突部1
63,163が形成されている。そして、それぞれのガ
イド突部163,163の先端部には、連結部材159
に取り付けるための接続突起163a,163aが突設
されている。また、操作部材156には、ガイド突部1
63,163間に表面側から裏面側に貫通して、ロック
ボタン157が配設される挿通孔164が形成されてい
る。
【0063】以上のような操作部材156は、フロント
パネル38に形成されたガイド凹部161に移動可能に
取り付けられる。このガイド凹部161は、フロントパ
ネル38の短辺方向を長手方向となす略矩形状に形成さ
れ、操作部材156が装置本体21の厚さ方向に沿って
移動し得るように形成されている。このガイド凹部16
1の底面には、操作部材156のガイド突部163,1
63が挿通されるガイド孔165が穿設されている。ま
た、ガイド孔165には、長手方向の一側縁の中途部に
ロックボタン157が係合される係合凹部166が形成
されている。このような操作部材156は、装置本体2
1の厚さ方向である図13中矢印H方向及び反矢印H方
向に移動可能に配設されている。
【0064】操作部材156の移動をロックするロック
ボタン157は、図14及び図15に示すように、操作
部材156の挿通孔164より外方に臨まされる押圧部
167と、ガイド孔165に形成された係合凹部166
に係合される係合突起168と、押圧部167のと対向
する側に設けられ、連結部材159に取り付けるための
取付突起169とを備える。押圧部167は、基端側に
フランジ状の規制部167aが形成され、この規制部1
67aが操作部材156の挿通孔164の周縁部に当接
することで、外方に抜け落ちることが防止され、この状
態で、先端が外方より突出するように操作部材156に
取り付けられている。また、係合突起168は、ガイド
孔165に係合されたとき、操作部材156の図13中
反矢印H方向の移動を規制する。
【0065】ここで、操作部材156が図13中反矢印
H方向に移動操作されたとき、連結部材159により押
圧されるスイッチ素子158は、図14及び図5に示す
ように、フロントパネル38の内面側に配設されたプリ
ント配線基板171に、押圧子158aを下側に向けて
配設されている。
【0066】このプリント配線基板171に配設された
スイッチ素子158の押圧子158aを押圧する連結部
材159は、図14及び図16に示すように、板ばねに
より形成され、基板部172と基板部172の一側縁を
折り曲げて形成された立ち上がり部173とで断面略L
字状に形成されている。基板部172には、操作部材1
56のガイド突部163,163に突設された接続突起
163a,163aが係合される係合孔172a,17
2aが形成されており、接続突起163a,163a
は、係合孔172a,172aにかしめにより固定され
る。また、基板部172には、ロックボタン157の取
付突起169が係合される係合孔174aが形成され、
押圧部167を操作部材156より突出する図15中矢
印J方向に付勢する弾性変位部174が切り込み174
bによって形成されている。弾性変位部174は、ロッ
クボタン157を図15中矢印J方向に付勢すること
で、ガイド孔165の係合凹部166にロックボタン1
57の係合突起168を係合させている。
【0067】また、立ち上がり部173には、外方に折
曲してスイッチ素子158の押圧子158aを押圧する
押圧片176が押圧子158aと対峙するように形成さ
れている。また、立ち上がり部173には、図14乃至
図16に示すように、一側縁に、連結部材159を装置
本体21の下側に押圧する弾性変位部175が形成され
ている。この弾性変位部175は、フロントパネル38
の裏面側に配設されたとき、装置本体21の上側に向か
って形成され、先端部がフロントパネル38の上側側壁
38aに当接し易くするための折曲部175aが形成さ
れている。弾性変位部175は、連結部材159の全体
を図15中矢印H方向に付勢することで、連結部材15
9に取り付けられた操作部材156も同方向に付勢して
いる。すなわち、弾性変位部175は、押圧片176
を、プリント配線基板171に取り付けられたスイッチ
素子158の押圧子158aと離間する方向に付勢して
いる。
【0068】以上のように構成された記録開始スイッチ
27は、通常、連結部材159の弾性変位部175の付
勢力により図15中矢印H方向に連結部材159の全体
が付勢され、この連結部材159に取り付けられた操作
部材156も図15中矢印H方向に付勢された状態にあ
る。また、ロックボタン157は、連結部材159の弾
性変位部174により図15中矢印J方向に付勢され、
ロックボタン157の係合突起168がガイド孔165
の係合凹部166に係合された状態にある。
【0069】そして、記録再生装置20に記録動作を開
始させる場合、利用者によりロックボタン157を弾性
変位部174の付勢力に抗して反矢印J方向に押圧され
ると、ロックボタン157の係合突起168とガイド孔
165の係合凹部166との係合状態が解除され、操作
部材156が図15中反矢印H方向に移動可能な状態と
なる。この状態で、操作部材156が弾性変位部175
の付勢力に抗して図15中反矢印H方向に移動操作され
ると、操作部材156は、図15中点線で示す状態とな
り、連結部材159の押圧片176は、プリント配線基
板171に配設されたスイッチ素子158の押圧子15
8aを押圧する。これによりスイッチ素子158は、記
録再生装置20の制御回路に記録開始を示す信号を供給
し、記録再生装置20に記録動作を開始させる。この
後、利用者が操作部材156より手を離すと、操作部材
156は、弾性変位部175の付勢力により図15中矢
印H方向に移動され、またロックボタンは、弾性変位部
174の付勢力により図15中矢印J方向に移動し、記
録開始スイッチ27は、初期状態に戻る。
【0070】このような記録開始スイッチ27は、ロッ
クボタン157を設けることで、装置本体21の前面部
21aに設けられた様々な操作スイッチを操作するとき
に誤って操作してしまうことを防止することができる。
また、記録開始スイッチ27は、連結部材159に操作
部材156を図15中矢印H方向に付勢する機能と、ロ
ックボタン157を図15中矢印J方向に付勢する機能
と、スイッチ素子158を押圧する機能との3つの機能
を持たせていることから、部品点数の削減を図ることが
できると共に、機構の簡素化を図ることができる。
【0071】また、装置本体21の前面部21aには、
図1及び図13に示すように、段差部21bを介して記
録開始スイッチ27の設けられた面より一段下がった面
に蓋体ロック解除部材29が配設されている。この蓋体
ロック解除部材29を備える蓋体22のロック機構17
8は、図17に示すように、フロントパネル38の記録
開始スイッチ27が配設された面より段差部21bを介
して一段下がった面に配設される蓋体ロック解除部材2
9と、装置本体21の前面部21aに装置本体21の長
手方向に沿って配設される操作アーム179と、この操
作アーム179に取り付けられるロック部材181とを
備える。
【0072】蓋体ロック解除部材29は、図17に示す
ように、利用者の手指等が係合される装置本体21の外
方に臨む操作部182と、操作部182の裏面側に形成
され操作アーム179と接続する接続突起183と、装
置本体21の幅方向となる図17中矢印K方向及び反矢
印K方向に移動可能にガイドする接続突起183に形成
されたガイド突起184とからなる。この蓋体ロック解
除部材29は、フロントパネル38の記録開始スイッチ
27が配設された面より段差部21bを介して一段下が
った面に形成されたガイド凹部185に図17中矢印K
方向及び反矢印K方向に移動可能に取り付けられる。こ
のガイド凹部185は、蓋体ロック解除部材29が装置
本体21の幅方向に移動し得るように、装置本体21の
前面部21aの幅方向を長手方向とするように形成さ
れ、底面に蓋体ロック解除部材29の接続突起183が
挿通されるとともにガイド突起184が係合されるガイ
ド孔186が形成されている。
【0073】この蓋体ロック解除部材29により移動操
作される操作アーム179は、図17に示すように、フ
レーム36の前面壁36aに沿って配設されている。操
作アーム179は、フレーム36の前面壁36aに形成
されたガイド孔186,187にガイドされて装置本体
21の幅方向となる図17中矢印K方向及び反矢印K方
向に移動可能に取り付けられる。操作アーム179は、
フレーム36の前面壁36aの一方の面側からガイドピ
ン188,188がガイド孔186,187に挿通さ
れ、このガイドピン188,188に操作アーム179
の取付孔188a,188aに螺合されることで、フレ
ーム36の前面壁36aに移動可能に取り付けられる。
また、フレーム36の前面壁36aには、貫通孔189
が穿設され、この貫通孔189の側縁に図17中矢印H
方向に向かって取付ピン191が突設され、この取付ピ
ン191に圧縮コイルバネ192の一端側が取り付けら
れている。この圧縮コイルバネ192の他端側は、操作
アーム179に図17中反矢印K方向に向かって突設さ
れた取付ピン193に取り付けられ、圧縮コイルバネ1
92は、操作アーム179を蓋体22をロックする図1
7中矢印K方向に付勢している。また、操作アーム17
9の一端部には、取付凹部194が形成され、この取付
凹部194に蓋体ロック解除部材29の接続突起183
が係合される。これにより、操作アーム179は、蓋体
ロック解除部材29が移動操作されたとき、蓋体ロック
解除部材29と一体的に移動する。
【0074】また、操作アーム179には、蓋体22を
ロックするロック部材181が取り付けられる。このロ
ック部材181は、操作アーム179に取り付けるため
の取付孔195が穿設されており、上述したガイドピン
188の先端部に螺合されることで操作アーム179に
一体的に取り付けられる。このロック部材181は、蓋
体22の前面側中央部に設けられた係合凹部196に係
合されるロック片197が形成されている。ロック片1
97は、蓋体22の係合凹部196に係合されること
で、蓋体22が装置本体21のカートリッジ装着部41
を閉塞した状態にロックする。また、ロック片197
は、上端側に傾斜面部197aが形成され、蓋体22を
装置本体21のカートリッジ装着部41を閉塞すると
き、係合凹部196で押圧し、ロック部材181が取り
付けられた操作アーム179を蓋体22のロックを解除
する図17中反矢印K方向に移動させることができるよ
うになっている。
【0075】ところで、フレーム36の前面壁36aに
形成された操作アーム179をガイドする一方のガイド
孔187、すなわち操作アーム179に取り付けられた
ロック部材181のロック片197に近い側のガイド孔
187は、図17中矢印K方向側の端部が下側に折曲し
てカム部187aが形成されている。ロック部材181
は、蓋体22をロックする図17中矢印K方向に移動さ
れているとき、カム部187aにガイドされて、下側に
移動することから、蓋体22を装置本体21のカートリ
ッジ装着部41を閉塞する方向に引き寄せることができ
る。
【0076】以上のような蓋体22のロック機構178
は、蓋体22をロックしているとき、図18に示すよう
に、操作アーム179が圧縮コイルバネ192の付勢力
により図18中矢印K方向に移動した状態にあり、ロッ
ク部材181のロック片197が蓋体22の係合凹部1
96に係合した状態にあり、ガイド孔187のカム部1
87aにガイドされてロック部材181が装置本体21
の下側に移動していることで、蓋体22を装置本体21
側に引き寄せた状態で、蓋体22をロックしている。そ
して、蓋体ロック解除部材29が蓋体22のロックを解
除するように図18中反矢印K方向に移動操作される
と、図19に示すように、操作アーム179は、圧縮コ
イルバネ192の付勢力に抗して図19中反矢印K方向
に移動される。すると、操作アーム179に取り付けら
れたロック部材181も図19中反矢印K方向に移動
し、ロック片197が係合凹部196と係合した状態が
解除され、蓋体22を装置本体21のカートリッジ装着
部41を開放する方向に回動可能な状態にする。
【0077】以上のように装置本体21の前面部21a
に配設された記録開始スイッチ27と蓋体ロック解除部
材29とは、図1、図13、図18及び図19に示すよ
うに、記録開始スイッチ27が移動方向を前面部21a
の厚さ方向である図13中矢印H方向及び反矢印H方向
とし、蓋体ロック解除部材29が移動方向と前面部21
aの幅方向である図13中矢印K方向及び反矢印K方向
とし、操作部の操作方向を例えば直交するよう異ならせ
て配設されていることから、利用者の誤操作を防止する
ことができる。例えば利用者が蓋体22のロックを解除
するため蓋体ロック解除部材29を図13中反矢印K方
向に移動操作したときにも、記録開始スイッチ27を誤
って操作してしまうことを防止することができ、記録再
生装置20が記録動作を開始したときに、ディスクカー
トリッジ1がカートリッジ装着部41よりイジェクトさ
れてしまい、磁気ヘッド装置66等が損傷してしまうこ
とを防止することができる。また、利用者がディスクカ
ートリッジ1を取り出すため蓋体回動操作部材26を操
作するつもりで誤って記録開始操作部材27を図13中
矢印H方向に操作してしまうことが防止され、光磁気デ
ィスク5に記録されていた重要な情報信号を誤って消去
してしまうことを防止することができる。更に、記録開
始スイッチ27と蓋体ロック解除部材29とは、フロン
トパネル36に段差部21bを介して異なる面に形成さ
れていることから、一方の操作部を操作するときに他方
の操作部を誤って操作してしまうことを防止することが
できる。
【0078】ところで、以上のように構成される機器本
体21には、図1、図20乃至図22に示すように、デ
ィスクカートリッジ1が装着されるカートリッジ装着部
41等からなる記録再生部と並んで記録再生装置20の
電源となる一次電池又は二次電池200が収納される電
池収納部201が設けられている。この電池収納部20
1には、装置本体21の背面側コーナ部に、電池挿脱口
203が設けられており、この電池挿脱口203は、電
池蓋202により閉塞されている。この電池収納部20
1は装置本体21の筐体の一部を構成するフレーム36
と一体的に形成された構成壁204により単3型の一次
電池又は二次電池200を径方向に2本並べて収納でき
る大きさに略矩形に形成されている。
【0079】電池収納部201を構成する構成壁204
の一方の面には、一次電池又は二次電池200の収納位
置を規制する規制板205が形成されており、また、内
部には、一次電池又は二次電池200を電池収納部20
1内に径方向に2本並べて収納した際、それぞれの電池
の収納位置を規制する規制部206が形成されている。
そして、規制板205及び規制部206により区画され
た電池収納部201の一方には、一次電池又は二次電池
200がプラス側端子200aを挿入端として挿入さ
れ、他方には、一次電池又は二次電池200のマイナス
側端子200bを挿入端として挿入される。
【0080】電池収納部201の底面には、記録再生装
置20の制御回路等の電気回路が組み込まれたプリント
配線基板207に接続されたプラス側電池端子208と
マイナス側電池端子209とを取り付けるための取付溝
211,211が形成されている。これら電池端子20
8,209は、プリント配線基板207がフレーム36
内に配設されることで、これと同時に取付溝211に係
合されて取り付けられる。プラス側電池端子208は、
規制部206で区画された電池収納部201の一方の取
付溝211に取り付けられ、マイナス側電池端子209
は、規制部206で区画された電池収納部201の他方
に取り付けられる。プラス側電池端子208は、プリン
ト配線基板207に組み込まれた電気回路に接続され、
マイナス側電池端子209は、接地されている。また、
プラス側電池端子208及びマイナス側電池端子209
は、コイルバネ状に形成されており、電池蓋202が電
池挿脱口203を開放したとき、一次電池又は二次電池
200の取り出しを容易に行うことができるように、一
次電池又は二次電池200を外方に押し出すようになっ
ている。
【0081】また、電池挿脱口203の近傍には、電池
蓋202が電池挿脱口203を閉塞した状態に保持する
ための第1の係合凹部212,212が装置本体21の
側面側に形成され、また、第2の係合凹部213,21
3が長手方向の両側縁中程に形成され、第2の係合凹部
214,214が電池蓋202の基端側に形成されてい
る。第2の係合凹部213,213は、電池蓋202が
閉められたときに、電池蓋202側の第2の係合突起が
進入し得るように形成された進入溝213a,213a
と、進入溝213a,213aと直交するように形成さ
れた係止溝213b,213bとからなり、全体が略L
字状に形成されている。また、第3の係合凹部214,
214も、電池蓋202が閉められたときに、電池蓋2
02側の第3の係合突起が進入し得るように形成された
進入溝214a,214aと、進入溝214a,214
aと直交するように形成された係止溝214b,214
bとからなり、全体が略L字状に形成されている。ま
た、係止溝214b,214b内で電池蓋202の基端
側には、電池蓋202が電池挿脱口203を閉塞した状
態に保持させるための突起状の係合部210,210が
形成されている。
【0082】電池収納部201の電池挿脱口203を閉
塞する電池蓋202は、図20に示すように、電池収納
部201を構成する構成壁204に回動可能に支持され
る。この電池蓋202は、装置本体21の背面の一部を
構成するものであり、電池挿脱口203を閉塞するに足
る大きさに形成されている。この電池蓋202側壁20
2aの先端側には、上述した電池収納部201の近傍に
形成された第1の係合凹部212,212に係合される
第1の係合突起215,215が内側に突出して形成さ
れており、長手方向の両側縁中程には、第2の係合凹部
213,213に係合される第2の係合突起216,2
16が内方に突出して形成されており、基端側には、第
3の係合凹部214,214に係合される第3の係合突
起217,217が内方に突出して形成されている。ま
た、電池蓋202の基端側両コーナ部には、第3の係合
凹部214,214内に形成された係合部210に係合
される突起状の係合突起220が形成されている。
【0083】また、電池蓋202の裏面側には、図20
乃至図22に示すように、端子板218が取り付けられ
ている。この端子板218は、導電性を有した板ばねを
折曲して形成されており、電池蓋202裏面に取り付け
るための取付部219a,219b,219cと、電池
収納部201の一方に収納された一次電池又は二次電池
200のマイナス側端子200bに電気的に接続される
マイナス側電池端子部221と、電池収納部201の他
方に収納された一次電池又は二次電池200のプラス側
端子200aが電気的に接続されるプラス側電池端子部
222とを備える。
【0084】取付部219aと取付部219bとの間及
び取付部219aと取付部219cとの間は、アーム部
223,223で電気的に接続されている。また、取付
部219aとマイナス側電池端子部221との間は、マ
イナス側電池端子部221が電池蓋202の裏面より離
間するように変位された弾性アーム部224で電気的に
接続されている。そして、マイナス側電池端子部221
には、一次電池又は二次電池200のマイナス側端子2
00bに当接されるマイナス接点部225,225が形
成され、マイナス接点部225,225の間に、緩衝剤
226が取り付けられている。また、取付部219b,
219cとプラス側電池端子部222との間は、プラス
側電池端子部222が電池蓋202の裏面より離間する
ように変位された弾性アーム227,227で電気的に
接続されている。プラス側電池端子部222には、一次
電池又は二次電池200のプラス端子200bに当接さ
れるプラス接点部228が形成され、プラス接点部22
8の両側に緩衝材229が取り付けられている。更に、
取付部219bとプラス側電池端子部222とを電気的
に接続する一方の弾性アーム227には、マイナス側電
池端子部221の方向に弾性アーム227と連続して電
池収納部201に収納された一次電池又は二次電池20
0の電池電圧を検出するための検出アーム231が形成
されている。
【0085】すなわち、端子板218は、一方の一次電
池又は二次電池200のプラス側端子200aがプラス
側電池端子部222に電気的に接続され、他方の一次電
池又は二次電池200のマイナス側端子200bが電気
的に接続されるマイナス側電池端子部221が形成され
ることで、2本の一次電池又は二次電池を直列に接続し
ている。そして、検出アーム231は、直列に接続され
た2本の一次電池又は二次電池200の中間点に電気的
に接続するように形成されている。
【0086】以上のような端子板218が裏面側に取り
付けられた電池蓋202は、基端側に、切欠部232が
形成され、この切欠部232の相対向する側縁に内方に
突出して回動支持突起233,233が形成されてい
る。電池蓋202を機器本体21の電池挿脱口203の
近傍で回動可能に支持する回動支持部材234は、図2
0乃至図22に示すように、一端側に、電池蓋202に
形成された回動支持突起233,233を係合保持する
係合凹部235,235が形成され、回動支持突起23
3,233に係合凹部235,235が係合されること
で、電池蓋202に回動可能に取り付けられている。ま
た、回動支持部材234は、他端側に、機器本体21の
電池挿脱口203の近傍に回動支持するための支軸23
6が形成されている。
【0087】この回動支持部材234を回動可能に取り
付けられる装置本体21を構成するフレーム36の電池
挿脱口203の近傍は、図20乃至図22に示すよう
に、機器本体21の背面に沿って、回動支持部材234
を回動可能に支持する支持溝237が形成されている。
この支持溝237は、支軸236が電池挿脱口203に
近接離間する方向に移動可能な状態で係合される。ま
た、電池収納部201には、電池挿脱口203に一端を
臨ませ、他端がプリント配線基板207に接続され、後
述するプリント配線基板207に組み込まれた電圧検出
部に接続される電圧検出部材238が配設されている。
この電圧検出部材238は、電池蓋202が電池挿脱口
203を閉塞したとき、端子板218の検出アーム23
1に当接され、電気的に接続される。この電圧検出部材
238は、端子板218の検出アーム231に接触する
際、検出アーム231を損傷させないように、検出アー
ム231との接触部が略円弧をなすように折曲して形成
されている。
【0088】以上のような機器本体21に回動可能に支
持された電池蓋202は、電池挿脱口203を閉塞して
いるとき、図22に示す状態にある。すなわち、図20
及び図22に示すように、電池蓋202は、全体が図2
2中反矢印L方向に移動された状態にあり、回動支持部
材234の支軸は、支持溝237の電池挿脱口203か
ら離れた位置にある。そして、電池蓋202の第1の係
合突起215は、電池挿脱口203の近傍に形成された
第1の係合凹部212に係合された状態にあり、第2の
係合突起215は、第2の係合凹部213の係止溝21
3bに係止された状態にあり、第3の係合突起217
は、第3の係合凹部214bに係止された状態にある。
また、図22に示すように、電池蓋202側の係合突起
220は、装置本体21側の係合部210の内側に位置
し、係合部210に係合した状態にある。これにより、
電池蓋202は、第1の係合突起215が第1の係合凹
部212に係合し、第2の係合突起216が第2の係合
凹部213の係止溝213bに係止され、第3の係合突
起217が第3の係合凹部214の係止溝214bに係
止されることで、電池蓋202が電池挿脱口203を開
放する図21中矢印M方向の回動がロックされ、係合部
210と係合突起220とが係合することで、図22中
矢印L方向への移動がロックされた状態にある。
【0089】電池蓋202が電池挿脱口203を閉塞し
ているとき、図21及び図22に示すように、電池収納
部201には、一方の一次電池又は二次電池200は、
電池収納部201の一方に収納され、プラス側端子20
0aが電池収納部201内に配設されたプラス側電池端
子208に電気的に接続され、マイナス側端子200b
が電池蓋202のマイナス側電池端子部222に電気的
に接続されている。また、他方の一次電池又は二次電池
200は、電池収納部201の他方に収納され、プラス
側端子200aが電池蓋202のプラス側電池端子部2
22に電気的に接続され、マイナス側端子200bが電
池収納部201内のマイナス側電池端子209に電気的
に接続されている。すなわち、電池収納部201には、
2本の一次電池又は二次電池200が直列に接続された
状態で収納される。そして、電池蓋202の検出アーム
231は、プリント配線基板207に組み込まれた電圧
検出部に接続された電圧検出部材238が接触され、直
列接続された2本の一次電池又は二次電池200の中間
点で電圧検出部材238と電気的に接続される。
【0090】そして、電池挿脱口203を開放すると
き、電池蓋202は、先ず図22中矢印L方向に移動操
作される。このとき、電池蓋202は、第2の係合突起
216が第2の係合凹部213の係止溝213bに係止
され、第3の係止突起217が第3の係合凹部214b
に係止されていることから、係止溝213b,214b
にガイドされて図22中矢印L方向に移動される。する
と、電池蓋202の係合突起220は、図23に示すよ
うに、電池蓋202の側壁202a,202aが係合部
210に押圧され、外側に撓むことで電池挿脱口203
の近傍に設けられた係合部210を乗り上げ、更に図2
3中矢印L方向に移動操作されることで、図24に示す
ように、第1の係合部120の外側に移動し、係合部2
10との係合状態が解除される。これにより、電池蓋2
02の第1の係合突起215は、第1の係合凹部212
との係合状態が解除され、第2の係合突起216は、第
2の係合凹部213の進入溝213aまで移動し、第3
の係合突起217は、第3の係合凹部214の進入溝2
14aまで移動し、図21中矢印M方向に回動可能な状
態となる。このとき、回動支持部材234の支軸236
は、支持溝237の電池挿脱口203側に移動する。こ
の状態で、電圧検出部材238は、端子板218の検出
アーム231と当接した状態が解除され、電圧検出部材
237に電圧が印加されないことになり、電池蓋202
が電池挿脱口203を閉塞していない状態を検出するこ
とができる。
【0091】すると、図25に示すように、一次電池又
は二次電池200が電池収納部201内に配設されたプ
ラス側電池端子208及びマイナス側電池端子209に
より電池挿脱口203より突出する方向に押圧され、突
出端が電池蓋202を図25中矢印M方向に回動させ
る。このとき、電池蓋202は、回動支持部材234の
支軸236と電池蓋202の回動支持突起233を回動
支点として回動される。この後、電池蓋202は、利用
者の手指等で更に図25中矢印M方向に回動操作される
ことで、回動支持部材234の支軸236と電池蓋20
2の回動支持突起233を回動支点として回動され、装
置本体21の背面に当たるまで回動される。
【0092】一次電池又は二次電池200の交換は、電
池蓋202が電池挿脱口203を完全に開放した状態、
すなわち図25中点線で示す状態で行われる。そして、
電池蓋202により電池挿脱口203を閉塞するとき
は、先ず、電池蓋202を電池挿脱口203を閉塞する
図25中反矢印M方向に回動操作し、回動支持部材23
4の支軸236と電池蓋202の回動支持突起233を
回動支点として回動させる。そして、電池蓋202の第
2の係合突起216を装置本体21側の第2の係合凹部
213の進入溝213aより進入させ、また、第3の係
合突起217を装置本体21側の第3の係合凹部214
の進入溝214aより進入させ、図24に示す状態とす
る。次いで、電池蓋202は、図24中反矢印L方向に
移動操作されることで、第1の係合突起215が第1の
係合凹部212に係合し、第2の係合突起216が第2
の係合凹部213の係止溝213bに係止され、第3の
係合突起217が第3の係合凹部214の係止溝214
bに係止される。これとともに、電池蓋202側の係合
突起220は、電池蓋202の側壁202aが撓むこと
で、装置本体21側の係合部210の内側に移動し、係
合部210に係合する。これにより、電池蓋202は、
電池挿脱口203を閉塞した状態にロックされる。
【0093】ところで、以上のような電池収納部201
には、一次電池と二次電池とが収納されることから、記
録再生装置20は、電池収納部201に収納された電池
の種類が一次電池であるか二次電池であるかを識別し、
二次電池が収納されているときには充電を行う充電回路
241がプリント配線基板207に組み込まれている。
【0094】この充電回路241は、電池収納部201
に収納された電池200の電圧を検出する電圧検出部2
42と、この電圧検出部242で検出された検出電圧に
基づいて電池収納部201に収納された電池が一次電池
であるか二次電池であるかを識別する制御部243と、
この制御部243が電池収納部201に収納された電池
が二次電池であると識別したとき電池収納部201の二
次電池に対して充電を行う充電部244とを備える。
【0095】電圧検出部242は、図21及び図26に
示すように、電池収納部201に配設された電圧検出部
材238に接続されており、電池収納部201の一方に
収納された電池の電圧が印加されるように接続されてい
る。電池収納部201に直列接続された2本の一次電池
又は二次電池200の中間点に形成された検出アーム2
31と電池収納部201側に配設された電圧検出部材2
38とは、図21に示すように、電池蓋202が電池挿
脱口203を閉塞しているとき電気的に接続され、図2
5に示すように、電池蓋202が電池挿脱口203を閉
塞していないとき閉塞していないとき電気的接続が解除
される。すなわち、端子板218の検出アーム231と
電圧検出部材238との接触部は、電池蓋202の開閉
検出スイッチ245として機能し、この開閉検出スイッ
チ245は、電池蓋202が電池挿脱口203を閉塞し
ているときに限ってオンの状態となり、電圧検出部24
2に電池収納部201の一方に収納された電池の電圧を
印加する。そして、電圧検出部242は、電池収納部2
01の一方に収納された電池が一次電池である二次電池
であるかにかかわらず電池電圧を検出すると、この検出
電圧を示す電圧検出信号を制御部243に供給する。
【0096】電池収納部201に収納された電池の種類
を識別する制御部243は、図26に示すように、電圧
検出部242で検出された検出電圧に基づく電圧検出信
号が供給される。この制御部242は、先ず、電池収納
部201に収納された電池の電圧に基づく電圧検出信号
が供給されることで、電池蓋202が電池挿脱口203
を閉塞していることを検出する。すなわち、電池蓋20
2が電池挿脱口203を閉塞しているとき、電池蓋20
2の開閉検出スイッチ245は、オンの状態にあること
から、電圧検出部242は、電池収納部201に収納さ
れた電池の電池電圧を検出し、制御部243は、この電
圧検出信号に基づいて電池蓋202が電池挿脱口203
を閉塞していることを検出する。また、電池蓋202が
電池挿脱口203を閉塞している状態であって電池収納
部201に一次電池又は二次電池200のいずれも収納
されていないとき、電圧検出部242は、0Vであり、
この電圧検出信号に基づいて、制御部243は、電池収
納部201に一次電池又は二次電池が収納されていない
ことを検出する。
【0097】また、この制御部243には、充電開始か
らの時間を計時するタイマ246が接続されている。制
御部243は、一次電池又は二次電池200が電池収納
部201に収納された状態で電池蓋202が電池挿脱口
203を閉塞していることを検出したとき、電池収納部
201に収納された電池に対して充電を開始するように
充電部244を制御し、タイマ246に充電開始からの
時間を計時させる。そして、制御部243は、充電開始
からの時間に対する電池収納部201に収納された電池
の電圧変化量を検出することで、電池収納部201に収
納された電池が一次電池であるか二次電池であるかを識
別する。また、このタイマ246は、電池収納部201
に収納された電池の使用時間等を計時している。
【0098】また、制御部243には、サーミスタ等の
温度検出素子を備える温度検出部247が接続されてい
る。一次電池又は二次電池200は、記録再生装置20
が曝される環境温度により電圧特性が異なる。そこで、
この温度検出部247は、一次電池又は二次電池200
が曝された環境温度をより正確に検出するため電池収納
部201の近傍に配設され、一次電池又は二次電池20
0が曝された環境温度を示す温度検出信号を制御部24
3に供給する。
【0099】すなわち、制御部243は、電圧検出部2
42からの電圧検出信号と温度検出部247からの温度
検出信号に基づいて、電池収納部201に収納された電
池が一次電池であるか一次電池であるかを識別し、電池
収納部201の電池が一次電池であると識別したとき、
電池収納部201に収納された電池に対して充電電圧を
印加することを停止するように充電部242を制御し、
電池収納部201に収納された電池が二次電池であると
識別したとき、電池収納部201に収納された電池に対
して充電を継続するように充電部242を制御する。し
たがって、制御部243は、環境温度に基づく充電開始
からの電圧変化量を算出することができ、より正確に一
次電池と二次電池の識別を行うことができる。
【0100】また、制御部243は、図1に示す装置本
体21の前面部21aに設けられた表示部28を制御す
る。すなわち、制御部243は、タイマ246により計
時された一次電池又は二次電池200の使用時間や電圧
検出部242からの電圧検出信号に基づいて、電池残量
情報等を生成し、表示部28に電池残量情報や記録再生
装置20の残りの使用可能時間を表示させる。また、制
御部243は、二次電池に対して充電を行っていると
き、記録再生装置20が充電中であることを示す動作状
況を表示部28に表示させる。
【0101】また、制御部243には、図1に示す外部
電源入力端子34が接続されている。制御部243は、
外部電源入力端子34に外部より電力を供給するAC/
DCコンバータが接続されたとき、外部電源入力端子3
4が接続されたことを検出し、電池収納部201に収納
された二次電池に対して充電可能な状態にあることを識
別する。この外部電源入力端子34は、電池収納部20
1に収納された二次電池に対して充電を行うため充電部
244にも接続されている。
【0102】電池収納部201に収納された二次電池に
対して充電を行うための充電部244は、外部電源入力
端子34から電池収納部201の二次電池のプラス端子
200aへ流れる充電電流を整流する整流素子や制御部
243が電池収納部201に収納された電池が一次電池
であると識別したとき、電池収納部201の一次電池へ
充電を停止するための切換回路からなる。充電部244
は、制御部243が電池収納部201に収納された電池
が二次電池であると識別したとき、切換回路をオンと
し、外部電源入力端子34に印加された電圧を充電電圧
として電池収納部201の二次電池に印加する。また、
充電部244は、DC/DCコンバータ248に接続さ
れている。
【0103】DC/DCコンバータ248は、電池収納
部201のプラス側電池端子208から電池収納部20
1に収納された一次電池又は二次電池200の電池電圧
が印加されると共に、充電部244を介して外部電源入
力端子34に印加された電圧が印加される。DC/DC
コンバータ248は、この印加された電圧を所定の電圧
まで昇圧し、記録再生装置20を駆動するマイコン、デ
ィスク回転操作機構45を構成するスピンドルモータ4
6、光ピックアップ装置51を構成する半導体レーザ等
に電圧を印加する。
【0104】以上のような充電回路241は、次のよう
に電池収納部201に収納された電池が一次電池である
か二次電池であるかを識別し、二次電池に対して充電を
行う。すなわち、図27に示すように、制御部243
は、ステップS1において、電池蓋202が電池挿脱口
203を閉塞しているか否かを判別し、電池蓋202が
電池挿脱口203を閉塞しているとき、ステップS2に
進み、電池蓋202が電池挿脱口203を閉塞していな
いとき、ステップS1を繰り返す。
【0105】すなわち、図21に示すように、直列接続
された2本の一次電池又は二次電池200の中間点に設
けられた端子板218の検出アーム231と、電池収納
部201側に設けられた電圧検出部材238とは、電池
蓋202が電池挿脱口203を閉塞しているとき、開閉
検出スイッチ245がオンの状態となることから、電圧
検出部242は、電池収納部に収納された一次電池又は
二次電池200の電圧を検出し、制御部243は、電圧
検出部242で生成された電圧検出信号が供給されるこ
とにより、電池収納部201に一次電池又は二次電池2
00が収納された状態で電池蓋202が電池挿脱口20
3を閉塞していることを検出し、ステップS2に進む。
また、電池蓋202が電池挿脱口203を閉塞していな
いときは、図25に示すように、端子板218の検出ア
ーム231と電圧検出部材238とが非接触の状態とな
ることから、開閉検出スイッチ245は、オフの状態と
なり、電圧検出部242は、0Vとなり、この電圧検出
信号を制御部243に供給することで、制御部243
は、電池蓋202が電池挿脱口203を閉塞していない
ことを検出し、ステップS1を繰り返す。
【0106】なお、電池収納部201に一次電池又は二
次電池200が収納されていない状態で電池蓋202が
電池挿脱口203を閉塞しているときは、電池蓋202
の開閉検出スイッチ245がオンの状態であるが、電池
収納部201に一次電池又は二次電池200が収納され
ていないことから、電圧検出部242は、0Vを検出
し、この電圧検出信号を制御部243に供給し、制御部
243は、電池蓋202が電池挿脱口203を閉塞して
いないときと同様に、ステップS1を繰り返す。
【0107】ステップS2において、制御部243は、
外部電源入力端子34にAC/DCコンバータが接続さ
れ、AC/DCコンバータより電圧が印加されているか
否かを検出し、AC/DCコンバータが接続されている
とき、ステップS3に進み、AC/DCコンバータが接
続されていないとき、ステップS4に進み、処理を終了
する。すなわち、制御部243は、AC/DCコンバー
タが外部電源入力端子34に直流電圧が印加されている
かどうかを検出することで、電池収納部201の二次電
池に対して充電可能な状態にあるかどうかを検出する。
【0108】そして、制御部243は、AC/DCコン
バータが外部電源入力端子34に接続されていることを
検出したとき、ステップS3において、電池収納部20
1に収納された電池に対して充電動作を開始すると共
に、タイマ246を駆動し、充電時間の計時を開始す
る。すなわち、制御部243は、充電部244を構成す
る切換回路をオンとし、外部電源入力端子34に印加さ
れた直流電圧を充電電圧として電池収納部201の電池
に印加するとともに、この切換回路をオンとすると同時
に充電時間の計時を開始する。
【0109】ステップS5において、制御部243は、
電池収納部201の電池に対して充電を開始してから3
分を経過したか否かを判定し、3分を経過していると
き、ステップS6に進み、3分を経過していないとき、
ステップS5を繰り返す。
【0110】ステップS6において、制御部243は、
電池収納部201に収納された電池電圧が1.2Vを超
えたか否かを判定する。すなわち、電圧検出部242が
検出した電池収納部201の電池電圧を検出し、制御部
243は、この検出電圧に基づく検出電圧信号に基づい
て、充電開始から3分経過時に1.2Vを超えているか
どうかを判定する。そして、制御部243は、電池収納
部201の電池電圧が1.2Vを超えているとき、ステ
ップS7に進み、電池収納部201の電池電圧が1.2
Vを超えていないとき、電池収納部201に収納された
電池が一次電池である、若しくは電池収納部201に故
障した二次電池が収納されていると判断し、ステップS
13に進み、充電動作を停止する。
【0111】ステップS7において、制御部243は、
電池収納部201の電池に対して充電を開始してから5
分を経過したか否かを判定し、5分を経過していないと
き、ステップS8に進み、5分を経過しているとき、ス
テップS9に進む。
【0112】ステップS8において、制御部243は、
所定電圧Xを超えているか否かを判定する。ここで、所
定電圧Xは、予め記憶された環境温度に対応した閾値電
圧である。具体的に、この所定電圧は、表1に示すよう
に設定されている。
【0113】
【表1】
【0114】一般に、電池電圧は、環境温度が低くなる
と下がり、環境温度が高くなると上昇する。そこで、こ
の所定電圧Xは、この電圧特性に合わせ、環境温度が低
くなるにつれて所定電圧Xも低くなるように設定されて
いる。そして、制御部243には、温度検出部247よ
り温度検出信号が供給され、制御部243は、この温度
検出信号に基づいて閾値電圧となる所定電圧Xを選択
し、電圧検出部242で検出した電池電圧が所定電圧X
を超えていないときステップS10に進み、電圧検出部
242で検出した電池電圧が所定電圧Xを超えていると
き、電池収納部201に収納された電池が一次電池であ
る、若しくは電池収納部201に故障した二次電池が収
納されていると判断し、ステップS13に進み、充電動
作を停止する。
【0115】また、制御部243は、ステップS7にお
いて、5分を経過しているとき、ステップS9に進む。
ステップS9において、制御部243は、電池収納部2
01に収納された電池電圧が1.8Vを超えているか否
かを判別する。すなわち、電圧検出部242が検出した
電池収納部201の電池電圧を検出し、制御部243
は、この検出電圧に基づく検出電圧信号に基づいて、充
電開始から5分経過時に1.8Vを超えているどうかを
判定する。そして、制御部243は、電池収納部201
の電池電圧が1.8V以上であるとき、電池収納部20
1に収納された電池が一次電池である、若しくは電池収
納部201に故障した二次電池が収納されていると判断
し、ステップS13に進み、充電動作を停止し、電池収
納部201の電池電圧が1.8Vを超えていないとき、
ステップS10に進む。
【0116】ステップS10において、制御部243
は、充電開始から5分経過後に20分間経過したか否か
を判定し、20分間を経過したとき、ステップS11に
進み、20分間を経過していないとき、ステップS10
を繰り返す。
【0117】ステップS11において、制御部243
は、ステップS10における20分間に充電開始時の電
池電圧が上昇したか否かを判定する。そして、制御部2
43は、電池電圧が上昇していると判定した場合、ステ
ップS12に進み、電池電圧が変化していないとき、電
池収納部201に収納された二次電池は満充電の状態に
あると判断し、ステップS13に進み、充電動作を停止
する。
【0118】ステップS13において、制御部243
は、充電開始から3時間25分を経過しているか否かを
判定し、充電開始から3時間25分を経過したとき、ス
テップS13に進み、充電動作を停止し、充電開始から
3時間25分を経過していないとき、ステップS13を
繰り返す。
【0119】そして、制御部243は、ステップS13
において、充電動作を停止するとともに、タイマ246
をリセットする。すなわち、制御部243は、電池収納
部201に収納された電池が一次電池である、若しくは
電池収納部201に故障した二次電池が収納されている
と判断したとき、充電部244を構成する切換回路をオ
フにし、電池収納部201に収納された一次電池若しく
は故障した二次電池に充電電圧を印加しないようにす
る。
【0120】以上のような充電回路241は、電池収納
部201に二次電池が収納され、二次電池に対して充電
を行っているとき、電池収納部201の二次電池に対し
て充電電圧を印加するとともに、DC/DCコンバータ
248に電圧を印加し、記録再生装置20が動作可能な
状態にしている。そして、電池収納部201に一次電池
が収納されているとき、制御部243は、充電部244
を構成する切換回路をオフにする。したがって、電池収
納部201に一次電池が収納されているとき、記録再生
装置20は、電池収納部201に収納された一次電池に
より駆動される。更には、充電回路241は、電池収納
部201に電池が収納されていないとき、充電部244
を構成している切換回路をオンとし、外部電源入力端子
34からDC/DCコンバータ248に電圧を印加する
ようにし、記録再生装置20を駆動可能な状態にする。
【0121】以上のような充電回路241は、一次電池
と二次電池の識別を、機械的な検出機構によることなく
電気的に行うことから、記録再生装置20の全体の小型
化を図ることができる。また、この充電回路241は、
充電開始から3分経過したときに、電池収納部201の
電池電圧が1.2V以上であるか否かを検出することで
1度目の一次電池であるか二次電池であるかの判別を行
い、次いで、充電開始から5分経過前に電池電圧が環境
温度に応じた所定電圧Xより大きいか否かを検出し、2
度目の一次電池であるか二次電池であるかの判別を行
い、更に、充電開始から5分経過後に電池電圧が1.8
V以上であるか否かを検出し、3度目の一次電池である
か二次電池であるかの判別を行い、全部で3回一次電池
と二次電池の判別を行うことから、電池収納部201に
収納された電池の種類を確実に識別することができる。
特に、2度目の電池の種類を識別するステップでは、環
境温度に応じて閾値電圧を切り換えていることから、よ
り正確に電池の種類を識別することができる。また、こ
の充電回路241は、5分経過時に一次電池と二次電池
の識別が終了することから、長時間に亘り一次電池に対
して充電を行うことが無くなり、一次電池の液漏れ等を
防止することができる。
【0122】次に、上述のような構成を備えた記録再生
装置20にディスクカートリッジ1をローディングし、
このローディングされたディスクカートリッジ1に収納
された光磁気ディスク5に対し情報信号の記録再生を行
い、さらに、ローディングされたディスクカートリッジ
1をイジェクトまでの一連の操作について説明する。
【0123】この記録再生装置20は、先ず充電回路2
41が電池収納部201を構成する電池挿脱口203を
電池蓋202が閉塞していることを検出することで、動
作可能な状態になる。すなわち、電池蓋202が図21
に示すように、電池挿脱口203を閉塞しているとき、
電池蓋202の検出アーム231は、プリント配線基板
207に組み込まれた電圧検出部242に接続された電
圧検出部材238が接触され、直列接続された2本の一
次電池又は二次電池200の中間点で電圧検出部材23
8と電気的に接続された状態にある。したがって、図2
6に示すように、電圧検出部242が電池収納部201
に収納された一次電池又は二次電池200の電圧を検出
し、0V以外の電圧を検出すると、制御部243は、電
池収納部201に一次電池又は二次電池200が収納さ
れた状態で、電池蓋202が電池挿脱口203を確実に
閉塞していることを検出し、電池収納部201に収納さ
れた一次電池又は二次電池200を電源として記録再生
装置20が動作可能な状態にする。
【0124】また、記録再生装置20は、外部電源入力
端子34にAC/DCコンバータが接続されていること
を、図26に示す制御部234が検出したときは、これ
を電源として記録再生装置20が動作可能な状態にす
る。すなわち、電池収納部201に一次電池又は二次電
池200が収納されているか否かを問わず、外部電源入
力端子34にAC/DCコンバータが接続されていると
きは、AC/DCコンバータからの電力を用いて記録再
生装置20を駆動する。そして、AC/DCコンバータ
が外部電源入力端子34に接続されている状態で電池収
納部201に一次電池又は二次電池200が収納されて
いるとき、制御部234は、電池蓋202が電池挿脱口
203を閉塞していることを検出した後、図27に示す
フローチャートに従って電池収納部201に収納された
電池の種類を識別する。そして、二次電池を電池収納部
201に収納しているときは、AC/DCコンバータか
ら供給される電力を記録再生装置20の駆動用と二次電
池の充電用として使用する。
【0125】そして、この記録再生装置20は、非使用
時にあっては、装置本体21のカートリッジ装着部41
を蓋体22が閉塞した状態にあり、このとき、蓋体22
は、図18に示すように、蓋体22のロック機構178
によりロックされた状態にある。すなわち、操作アーム
179が圧縮コイルバネ192の付勢力により図18中
矢印K方向に移動した状態にあり、ロック部材181の
ロック片197が蓋体22の係合凹部196に係合した
状態にあり、ガイド孔187のカム部187aにガイド
されてロック部材181が装置本体21の下側に移動し
ていることで、蓋体22を装置本体21側に引き寄せた
状態で、蓋体22をロックしている。
【0126】そして、蓋体22の蓋体ロック解除部材2
9が蓋体22のロックを解除するように図18中反矢印
K方向に移動操作されると、図19に示すように、操作
アーム179は、圧縮コイルバネ192の付勢力に抗し
て図19中反矢印K方向に移動される。すると、操作ア
ーム179に取り付けられたロック部材181も図19
中反矢印K方向に移動し、ロック片197が係合凹部1
96と係合した状態が解除され、蓋体22を装置本体2
1のカートリッジ装着部41を開放する図1中矢印C方
向に回動可能な状態となる。
【0127】このとき、装置本体21の前面部21aに
配設された記録開始スイッチ27と蓋体ロック解除部材
29とは、図1、図13、図18及び図19に示すよう
に、記録開始スイッチ27が移動方向を前面部21aの
厚さ方向である図13中矢印H方向及び反矢印H方向と
し、蓋体ロック解除部材29が移動方向と前面部21a
の幅方向である図13中矢印K方向及び反矢印K方向と
し、操作部の操作方向を例えば直交するよう異ならせて
配設されていることから、利用者が誤って蓋体ロック解
除部材29を操作するつもりで記録開始スイッチ27を
操作してしまうことを防止することができる。
【0128】そして、蓋体22は、図9に示すように、
ホルダ86の天板部87に一体に設けた第1及び第2の
蓋体回動付勢板111,112によって押圧され、ホル
ダ86から離間する方向に回動される。蓋体22のロッ
クを解除し、図7に示すように、蓋体22とともにホル
ダ86をベース39から離間する上昇位置まで回動し、
図1に示すように、前面側のカートリッジ挿脱口95を
外方に臨ませる。このとき、ホルダ86は、図7に示す
ように、第1のカートリッジ保持部88側に設けた回動
規制片99がベース39側に設けた係止片102に係止
され、さらなる上昇方向への回動が規制される。
【0129】このとき、図28に示すように、磁気ヘッ
ド装置66を構成する磁気ヘッド部74は、ベース39
から離間する方向に移動し、ホルダ86の天板部87の
上側に待避した状態にある。すなわち、図11、図12
及び図28に示すように、昇降制御レバー125が図1
1及び図12中矢印G方向に移動され、昇降制御レバー
125に連結された回動操作レバー124が支軸138
を中心にして図11及び図12中矢印H方向に回動され
た状態にある。したがって、回動操作片136の一側に
設けたカム片135がホルダ86の背面側に移動してお
り、昇降操作板123の被操作片139がカム片135
の上方側の水平面上に乗り上げた状態にある。これによ
り、昇降操作板123が支軸131,131を中心にし
てホルダ86の天板部87から離間する方向に回動さ
れ、昇降操作板123上に延在されたヘッド支持アーム
75は、アーム固定部材77の付勢力に抗して図28中
矢印C方向のホルダ86の内方から離間する上昇方向に
回動され、ディスクカートリッジ1の挿脱の際に、磁気
ヘッド部74がホルダ86内に挿入されるディスクカー
トリッジ1に衝突しないようにしている。
【0130】ここで、図1に示すように、ディスクカー
トリッジ1は、カートリッジ挿脱口95を介してホルダ
86内に挿入される。このとき、ディスクカートリッジ
1は、シャッタ部材10が取り付けられた一側面に直交
する面を挿入端としてホルダ86に挿入される。
【0131】ディスクカートリッジ1がホルダ86に挿
入されると、シャッタ部材10は、図5及び図8に示す
ように、第1のカートリッジ保持部88を構成する側壁
91のシャッタ開放片106によりカートリッジ本体4
の記録再生用開口部8,9を開放する図1中矢印A方向
にスライドされ、シャッタ部材保持片107の先端側に
設けられた係合突部108をシャッタ部材10に係合さ
せることで、記録再生用開口部8,9を開放した状態に
保持される。
【0132】ディスクカートリッジ1をホルダ86の挿
入保持位置まで挿入したところで、ホルダ86を蓋体2
2とともに装置本体21側であるベース39側に回動す
ると、ホルダ86に保持されたディスクカートリッジ1
は、図5及び図29に示すように、位置決めピン42,
43にディスクカートリッジ1の位置決め孔を係合させ
てベース39上に構成されたカートリッジ装着部41に
位置決め装着される。このとき、ディスクカートリッジ
1に収納された光磁気ディスク5がディスク回転駆動機
構45のディスクテーブル48にクランプされ、ディス
クテーブル48と一体に回転可能な状態となる。
【0133】装置本体21のカートリッジ装着部41を
蓋体22が閉塞するとき、図18及び図19に示すよう
に、蓋体22のロック機構178を構成するロック片1
97は、上端側に傾斜面部197aが係合凹部196に
押圧され、ロック部材181が取り付けられた操作アー
ム179を蓋体22のロックを解除する図17中反矢印
K方向に移動させ、次いで、圧縮コイルバネ192の付
勢力により図18及び図19中矢印K方向に移動される
ことで、蓋体22の係合凹部196に係合し、蓋体22
をカートリッジ装着部41を閉塞した状態にロックす
る。
【0134】ホルダ86が蓋体22とともにベース39
側に降下された下降位置まで移動され、蓋体22が装置
本体21を閉塞する閉塞位置まで移動され、装置本体2
1側に設けた蓋体22のロック機構178にロックされ
ると、図10に示すように、ホルダ86の天板部87に
設けた第1及び第2の蓋体回動付勢板111,112が
蓋体22の内面によって押圧され、天板部87と面一に
なるよう弾性変位される。このとき、ホルダ86の厚さ
方向に初期変位量を異にして第1及び第2の蓋体回動付
勢板111,112に一体に設けられた第1及び第2の
カートリッジ押圧片115,116がホルダ86内に突
出するように弾性変位され、カートリッジ装着部41に
装着されたディスクカートリッジ1を押圧し、カートリ
ッジ装着部41の浮き上がりを防止する。このとき、ホ
ルダ86の天板部87に設けた第3のカートリッジ押圧
片119も、ディスクカートリッジ1をカートリッジ装
着部41側に押圧付勢する。カートリッジ装着部41に
装着されたディスクカートリッジ1は、第1及び第2の
カートリッジ押圧片115,116並びに第3のカート
リッジ押圧片119により押圧付勢されることにより、
正確に高さ方向の位置決めが図られる。
【0135】ディスクカートリッジ1をカートリッジ装
着部41に装着したところで、例えば図1に示す再生釦
23が操作されると、図示しない磁気ヘッド装置66の
状態を検出する検出機構によって、ヘッド昇降機構12
2の状態が検出される。すなわち、ヘッド昇降機構12
2は、図29及び図30に示すように、昇降操作板12
3の被操作片139がカム片135の上方側の水平面上
に乗り上げた状態にされる。すなわち、光磁気ディスク
5に記録された情報信号の再生を行うときは、磁気ヘッ
ド装置66からの外部磁界の印加は不要とされることか
ら、磁気ヘッド部74は、光磁気ディスク5から離間さ
せた状態にある。
【0136】ここで、再生釦23が操作された場合に
は、再生モードが選択され、ディスク回転駆動機構45
が駆動されて光磁気ディスク5が回転駆動されるととも
にピックアップ送り機構61が駆動を開始して光ピック
アップ装置51が光磁気ディスク5の径方向に移動操作
され、半導体レーザから出射される光ビームによって光
磁気ディスク5の信号記録領域を走査することによって
光磁気ディスク5に記録された情報信号の再生が行われ
る。
【0137】また、情報信号の記録を行う場合、図1
3、図14及び図16に示すように、記録開始スイッチ
27が操作される。すなわち、利用者によりロックボタ
ン157を弾性変位部174の付勢力に抗して反矢印J
方向に押圧されると、ロックボタン157の係合突起1
68とガイド孔165の係合凹部166との係合状態が
解除され、操作部材156が図15中反矢印H方向に移
動可能な状態となる。この状態で、操作部材156が弾
性変位部175の付勢力に抗して図15中反矢印H方向
に移動操作されると、操作部材156は、図15中点線
で示す状態となり、連結部材159の押圧片176は、
プリント配線基板171に配設されたスイッチ素子15
8の押圧子158aを押圧する。これによりスイッチ素
子158は、記録再生装置20の制御回路に記録開始を
示す信号を供給し、記録再生装置20に記録動作を開始
させる。この後、利用者が操作部材156より手を離す
と、操作部材156は、弾性変位部175の付勢力によ
り図15中矢印H方向に移動され、またロックボタン
は、弾性変位部174の付勢力により図15中矢印J方
向に移動し、記録開始スイッチ27は、初期状態に戻
る。
【0138】このとき、装置本体21の前面部21aに
配設された記録開始スイッチ27と蓋体ロック解除部材
29とは、図1、図13、図18及び図19に示すよう
に、記録開始スイッチ27が移動方向を前面部21aの
厚さ方向である図13中矢印H方向及び反矢印H方向と
し、蓋体ロック解除部材29が移動方向と前面部21a
の幅方向である図13中矢印K方向及び反矢印K方向と
し、操作部の操作方向を例えば直交するよう異ならせて
配設されていることから、利用者が誤って記録開始スイ
ッチ27を操作するつもりで蓋体ロック解除部材29を
操作してしまうことを防止することができる。
【0139】そして、記録再生装置20の記録開始状態
が開始されると、一旦、図29に示すように、ヘッド昇
降機構122は、昇降操作板123の被操作片139が
カム片135の上方側の水平面上に乗り上げた状態にさ
れる。
【0140】記録釦が操作され記録モードが選択された
場合、図11、図12及び図31に示すように、昇降制
御レバー125がベース39の最も内方側に移動され、
ヘッド支持アーム75を降下させた状態とする。すなわ
ち、記録モードが選択され、昇降制御レバー125が図
11及び図12中反矢印G方向に移動を開始すると、係
合孔148に連結片137を係合させて昇降制御レバー
125に連結された回動操作レバー124が支軸138
を中心にして図11中反矢印H方向に回動される。回動
操作レバー124が図11中反矢印H方向に回動される
と、回動操作片136の一側に設けたカム片135がホ
ルダ86の前面側に移動する。すると、このカム片13
5の上方側の水平面上に位置した昇降操作板123の被
操作片139がカム片135の傾斜面に沿って回動操作
片136上に位置する下方側に移動する。被操作片13
9がカム片135にガイドされて下方側に移動すると、
昇降操作板123は、支軸131,131を中心にして
ホルダ86の天板部87側に回動される。すなわち、昇
降操作板123は、ホルダ86に設けた弾性支持アーム
134及びこの昇降操作板123上に延在されホルダ8
6の内方に弾性変位されたヘッド支持アーム75により
回動付勢され、被操作片139をカム片135上に圧接
されているので、カム片135の移動に追随して支軸1
31,131を中心にして回動される。
【0141】昇降操作板123がホルダ86の天板部8
7側に回動されると、この昇降操作板123上に延在さ
れたヘッド支持アーム75は、アーム固定部材77の付
勢力を受けて図29中矢印E方向のホルダ86の内方に
降下する方向に回動される。ヘッド支持アーム75がホ
ルダ86の内方に回動されると、図31に示すように、
ヘッド支持アーム75の先端部に取り付けられた磁気ヘ
ッド部74がディスクテーブル48上にクランプされて
いる光磁気ディスク5の主面に接触する。このとき、ヘ
ッド支持アーム75は、アーム固定部材77の付勢力を
受けてホルダ86の内方に回動付勢されているので、磁
気ヘッド部74を所定の接触圧をもって光磁気ディスク
5に接触させる。
【0142】回動操作レバー124は、昇降操作板12
3を下降位置に回動させたとき、昇降操作板123に設
けた被操作片139を回動規制片142に係合させる。
昇降操作板123は、被操作片139が回動規制片14
2に係合されることにより、ホルダ86から離間する図
31中反矢印E方向の上昇方向の回動が規制される。昇
降操作板123の上昇方向の回動が規制されることか
ら、ヘッド支持アーム75は、確実にホルダ86の内方
に回動された状態が維持され、磁気ヘッド部74が光磁
気ディスク5から離間することが防止され、光磁気ディ
スク5に正確に外部磁界を印加して情報信号の記録を行
うことが可能となる。
【0143】そして、記録モードが選択され、昇降操作
レバー125がベース39の最も内方側に移動されたこ
とが検出されると、ディスク回転駆動機構45が駆動さ
れて光磁気ディスク5が回転駆動されるとともにピック
アップ送り機構61が駆動を開始して磁気ヘッド装置6
6が磁気ヘッド部74を光磁気ディスク5に摺接させた
状態で光ピックアップ装置51と同期して光磁気ディス
ク5の径方向に移動操作される。このとき、光ピックア
ップ装置51の半導体レーザから出射される光ビームに
よって光磁気ディスク5の信号記録領域が走査されると
ともに、光磁気ディスク5の光ビームが照射されている
位置に磁気ヘッド部74から記録すべき情報信号に基づ
いて変調された外部磁界が印加されることにより、情報
信号の記録が行われる。
【0144】所望の情報信号の記録を行った後、記録再
生装置20の停止ボタン24を操作して記録モードを停
止すると、光磁気ディスク5に記録した情報信号のアド
レスなどの制御信号を記録した後、磁気ヘッド部74は
ホルダ86から待避した図29に示す状態となる。すな
わち、図4、図11、図12に示すように、駆動モータ
126が一方向に回転駆動され、昇降制御レバー125
が図11中矢印G方向のベース39の前面側に移動され
ると、昇降操作レバー124が図11に示すように、ベ
ース39の前面側まで移動される。
【0145】昇降制御レバー125が図11中矢印G方
向に移動されると、昇降制御レバー125に連結された
回動操作レバー124が支軸138を中心にして図11
中矢印H方向に回動される。回動操作レバー124が図
11中矢印H方向に回動されると、回動操作片136の
一側に設けたカム片135がホルダ86の背面側に移動
する。すると、昇降操作板123の被操作片139がカ
ム片135の傾斜面に沿ってカム片135の上方側の水
平面上に乗り上げていく。被操作片139がカム片13
5上を乗り上げていくと、昇降操作板123が支軸13
1,131を中心にしてホルダ86の天板部87から離
間する方向に回動される。すると、昇降操作板123上
に延在されたヘッド支持アーム75は、アーム固定部材
77の付勢力に抗して図29中反矢印E方向のホルダ8
6の内方から離間する上昇方向に回動される。ヘッド支
持アーム75がホルダ86の外方に回動されると、ヘッ
ド支持アーム75の先端部に取り付けられた磁気ヘッド
部74がディスクテーブル48上にクランプされている
光磁気ディスク5の主面から離間し、図29に示すよう
に、ディスクカートリッジ1内からホルダ86の外方に
移動される。
【0146】以上、本発明が適用されたディスクカート
リッジ1の記録再生装置20について図面を参照して説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えば映像信号等を記録するテープカートリッジを記録媒
体に用いる携帯型のビデオカメラ装置装置や楽音信号を
記録する携帯型の記録再生装置等の電池収納部を有する
携帯型の電子機器に適用することができる。
【0147】
【発明の効果】本発明に係る電子機器によれば、電池蓋
の係合突起が電池収納部の係合部に係合することで、電
池蓋を電池挿脱口を閉塞した状態に確実にロックするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された記録再生装置を前面側から
見た斜視図である。
【図2】上記記録再生装置を背面側から見た斜視図であ
る。
【図3】ディスクカートリッジが装着され記録再生され
る記録再生部を上側から見た斜視図である。
【図4】上記記録再生部を下側から見た斜視図である。
【図5】ベースにディスクカートリッジを保持するホル
ダが取り付けられた状態を示す斜視図である。
【図6】上記ホルダの斜視図である。
【図7】蓋体が装置本体の上面側を開放した状態を示す
側面図である。
【図8】蓋体が装置本体の上面側を閉塞した状態を示す
側面図である。
【図9】蓋体がホルダから離間した状態を示す断面図で
ある。
【図10】蓋体がホルダに近接した状態を示す断面図で
ある。
【図11】磁気ヘッド装置の昇降機構を説明するための
平面図である。
【図12】磁気ヘッド装置の昇降機構の要部斜視図であ
る。
【図13】記録再生装置の正面図である。
【図14】記録開始スイッチの分解斜視図である。
【図15】記録開始スイッチの要部断面図である。
【図16】記録開始スイッチを構成する連結部材を示す
図である。
【図17】蓋体のロック機構の分解斜視図である。
【図18】蓋体のロック機構が蓋体をロックした状態を
示す図である。
【図19】蓋体のロック機構が蓋体のロックを解除した
図である。
【図20】電池収納部を説明するための分解斜視図であ
る。
【図21】電池収納部を説明するための平面図である。
【図22】電池蓋が電池挿脱口を閉塞した状態に係合保
持された状態を示す平面図である。
【図23】電池収納部側の第1の係合部を電池蓋の第2
の係合部が乗り上げた状態を示す電池蓋の平面図である
【図24】電池収納部側の第1の係合部と電池蓋側の第
2の係合部との係合状態が解除された状態を示す平面図
である。
【図25】電池蓋が電池挿脱口を開放する方向に回動さ
れた状態を示す断面図である。
【図26】充電回路のブロック図である。
【図27】充電方法を示すフローチャートである。
【図28】ホルダをディスクカートリッジの挿脱を可能
とする位置に移動させたときの側面図である。
【図29】ヘッド支持アームを上昇させた状態を示す側
面図である。
【図30】光ピックアップ装置に磁気ヘッド装置を連結
した状態を示す側面図である。
【図31】ヘッド支持アームを降下させた状態を示す側
面図である。
【図32】従来の電池蓋の支持機構を示す分解斜視図で
ある。
【図33】上記電池蓋が電池収納部の挿脱口を閉塞した
状態を示す断面図である。
【図34】上記電池蓋が電池収納部の挿脱口を開放して
いる途中を示す断面図である。
【図35】上記電池蓋が電池収納部の挿脱口を開放した
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ、5 光磁気ディスク、10
シャッタ部材、20記録再生装置、21 装置本体、
21b 段差部、22 蓋体、27 記録開始スイッ
チ、29 蓋体ロック解除部材、34 外部電源入力端
子、39 ベース、41 カートリッジ装着部、45
ディスク回転操作機構、51 光ピックアップ装置、8
6 ホルダ、87 天板部、88 第1のカートリッジ
保持部、89 第2のカートリッジ保持部、122 ヘ
ッド昇降機構、123 昇降操作板、124 回動操作
レバー、125 昇降制御レバー、156 操作部材、
157 ロックボタン、158 スイッチ素子、159
連結部材、200 電池、201 電池収納部、20
2 電池蓋、203 電池挿脱口、210 係合部、2
18 端子板、220 係合突起、231 検出アー
ム、234 回動支持部材、238 電圧検出部材、2
41 充電回路、242 電圧検出部、243制御部、
244 充電部、247 温度検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 恒太朗 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 4E360 BA08 BB23 BC03 FA02 FA12 GA41 GA53 GB06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体の一側面に電池挿脱口が形成さ
    れ、上記電池挿脱口を構成する構成壁に係合部が形成さ
    れ、上記機器本体に対して電力を供給する一次電池又は
    二次電池が収納される電池収納部と、 内側に上記係合部に係合される係合突起が形成された上
    記電池挿脱口を閉塞する電池蓋と、 先端側が上記電池蓋に回動可能に取り付けられ、基端側
    に設けられた支軸が上記機器本体の一側面に沿って形成
    された支持溝に移動可能に係合され、上記機器本体に対
    して上記電池蓋を回動可能に支持する回動支持部材とを
    備え、 上記電池蓋は、上記回動支持部材の上記支軸が上記電池
    挿脱口側に移動した状態で上記電池挿脱口を閉塞した状
    態となり、次いで、上記電池蓋の支持側に水平方向に押
    圧することで、上記回動支持部材の支軸が上記支持溝に
    沿って移動し、上記電池蓋の係合突起が上記電池収納部
    の係合部に係合することで、上記電池挿脱口を閉塞した
    状態にロックされることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 上記電池蓋には、上記電池収納部に、複
    数の一次電池又は二次電池が並んで直列接続で収納さ
    れ、上記一次電池又は二次電池の電極が接続される端子
    板が配設され、上記機器本体には、上記電池蓋が上記電
    池挿脱口を閉塞しロックした状態にあるとき、上記直列
    接続された複数の一次電池又は二次電池の中間点に電気
    的に接続され、上記電池収納部に収納された電池の電圧
    を検出するための電圧検出部材が配設されていることを
    特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 上記電池蓋の側壁の内側には、上記電池
    蓋の回動を規制するための係合突起が形成され、上記電
    池挿脱口を構成する構成壁には、上記係合突起が係合さ
    れる係合凹部が形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の電子機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8748023B2 (en) 2010-01-29 2014-06-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic apparatus and battery pack
CN112105934A (zh) * 2018-05-22 2020-12-18 株式会社日立高新技术 自动分析装置

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