JP4278602B2 - 球戻り防止装置を備えた遊技機 - Google Patents
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Description
従来の球戻り防止装置としては、例えば実開平6−48762号公報には重錘部を含む保持基体と金属舌片で構成されたもの、特開2003−339996号公報には誘導領域を形成する内レールに直接金属製の弾性帯板を取り付けたものが公開されている。
また特開2000−225236号公報(段落0013、0014)には、阻止部材10の一部を曲面とすることで、阻止部材10で弾かれた遊技球が遊技盤面5の中央側へ向かい易いようにしたものがある。
また上記文献3の装置においては、阻止部材10の阻止部11と錘部12とが一体形成されているので、通常時に阻止部材10に抗して打ち出される遊技球に大きなストレスがかかってしまう問題がある。また文献3のような阻止部材10では、実際において、丁度良い方向に遊技球を弾き返すことができる曲面範囲が十分にあるとは言えなかった。
よって請求項1に記載の球戻り防止装置を備えた遊技機によれば、遊技領域から飛び出し口に逆戻りしてくる遊技球を、弾性帯板片からなる戻り球制止片と該戻り球制止片に反発力を付加するバネ部材とによって、再び遊技領域方向へ大きく弾き返すことができ、遊技領域の入賞の可能性の高い領域へ再び導くことができる。
図1〜図9は本発明の第1の実施形態の遊技機に係り、図1はパチンコ遊技機の遊技盤の正面図、図2はパチンコ遊技機の球戻り防止装置の側面図、図3はパチンコ遊技機の球戻り防止装置の正面図、図4は球戻り防止装置の分解斜視図である。図5は球戻り防止装置の斜視図、図6は球戻り防止装置の斜視図、図7〜図9は遊技盤の球戻り防止装置付近の拡大図で、図7は遊技球が逆戻り途上にある状態を示し、図8は逆戻りしてきた遊技球を戻り球制止片が制止した状態を示し、図9は逆戻りしてきた遊技球を戻り球制止片が弾き返した状態を示す。
図示しない発射装置により発射された遊技球Qは、外レール3と内レール4との間に構成された誘導領域13を通って、飛び出し口14から遊技領域2に飛び出し、遊技に供される。球技球Qは遊技領域2内をその上部から下方へと遊技盤1面上を流下し、始動入賞装置6や普通入賞装置8、大入賞装置9に入賞し、入賞を逃した遊技球はアウト口10に入る。入賞装置6、8、9に入賞すると、遊技球の払い出し等の報償を受けることができる。
前記遊技盤1の左右両肩部には遊技領域2の外側に枠ランプ15が設けられている。
図2〜6も参照して、球戻り防止装置100は、戻り球制止片110と、揺動基体120と、反発力付加バネ手段を構成するバネ部材130とを有する。
戻り球制止片110の先端部は、飛び出し口14の位置に対応する外レール3に対して少しの間隙をもって配置されている。この間隙は遊技球Qの直径よりも小寸法として、飛び出し口14に逆戻りしてくる遊技球Qが誘導領域13内に入るのを阻止できるようになされている。
前記軸受部121のガイド溝121aの底平面の中央付近には、バネ部材130を取り付けるための取付用挿入孔121cが設けられている。
前記錘部122には、戻り球制止片110の基端部110aを嵌入して取り付け固定するための取付部122aが形成されている。
前記バネ部材130は必ずしもコイル状のバネである必要はない。戻り球制止片110とガイド溝121aの底平面との間に介在して、バネ特性を発揮するものであれば、他の種類のバネ部材であってもよい。
図示しない発射装置から発射された遊技球Qは、誘導領域13を通って飛び出し口14から、弾性帯板で形成される戻り球制止片110を僅かに変形乃至動かしながら遊技領域2に飛び出す。
図7は遊技球Qが未だ逆戻り途上にある状態、即ち球戻り防止装置100が遊技球Qの作用を何ら受けていない状態を示す。この状態では、揺動基体120の錘部122の作用により、戻り球制止片110が前記外レール3から少し離間した状態で、飛び出し口14をほぼ閉止している。
遊技領域2に一旦飛び出した遊技球Qが、釘12等に当たる結果、再び飛び出し口14に逆行すると、遊技球Qが戻り球制止片110に当たってこれを後退方向(図面上で反時計方向)に回動させ、図8に示すような状態となる。このとき、戻り球制止片110がバネ部材130を圧縮変形させる。これによりバネ部材130に復元力に基づく反発力が発生する。また戻り球制止片110自体も遊技球Qに押されて適当に湾曲する結果、反発力を生じる。
従って遊技球Qが戻り球制止片110に当たって後、極僅かな時間を経た時点において、前記バネ部材130の反発力による戻り球制止片110の反動と戻り球制止片110自体の反発力とが相乗して、該戻り球制止片110が進出方向(図面上での時計方向)に回動することにより、遊技球Qを瞬発的に弾き返す(図9)。これによって遊技球Qは遊技領域2の中央方向へ再び復帰される。
更に詳述すると、従来の装置では、球の逆流を阻止された遊技球Qは球戻り防止装置100の直下から図1のD領域へしか実質的に流下しなかった。しかもこのD領域に至る軌道においては、遊技球Qが重要な入賞口である始動入賞装置6へ入賞する可能性は極めて低い状態であった。
これに対して、第1の実施形態の球戻り防止装置100では、飛び出し口14への逆行を阻止された遊技球Qは、バネ部材130を反発力付加バネ手段として備えた戻り球制止片110により、十分に弾き返されることにより、弾き返された遊技球Qの軌道は図1のA領域或いはB領域からC領域へ流下する軌道となる。このため始動入賞装置6へ入賞する可能性が高くなり、そのような戻り球であっても遊技者に引き続き好ましい入賞の期待を抱かせることができるのである。
図10は第2の実施形態に係るパチンコ遊技機の球戻り防止装置の斜視図、図11は球戻り防止装置の分解斜視図である。
なお第2の実施形態のパチンコ遊技機において、第1の実施形態のパチンコ遊技機における部材、要素と同一の機能を果たす部材、要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態においては、第1の実施形態の場合と同様に、球戻り防止装置200が遊技領域2の左斜め上部の飛び出し口14付近に配置される。
前記球戻り防止装置200は、戻り球制止片210、揺動基体220、反発力付加バネ手段であるバネ部材230を有している。
内片部211は、遊技球Qが誘導領域13の飛び出し口14から遊技領域2に飛び出す際に当たる片である。また外片部212は、遊技領域2から飛び出し口14へ逆戻りしてきた遊技球Qを受ける片である。
前記内片部211と外片部212とは、例えば2枚の金属片とし、それらの先端部で相互に一体化して戻り球制止片210とすることができる。この場合において、内片部211と外片部212とを異なる材質としてもよい。またこの場合には、少なくとも外片部212は反発効率の良い材料で構成するのが望ましい。勿論、戻り球制止片210は1枚の金属板を折り曲げて形成することも可能である。
内片部211に対してその先端部で一体化する外片部212は、内片部211に対して適当な開き角度θをもって構成される。これによって外片部212は、逆戻りしてきた遊技球Qを遊技領域2の中央方向へ弾き返すのに適した角度に角度配置させる。
前記錘部222には、戻り球制止片210の基端部210a(内片部211の基端部)を嵌入して取り付け固定するための取付部222aが形成されている。
なお前記バネ部材230は、必ずしも板バネである必要はない。内片部211と外片部212との間に介在して、バネ特性を発揮するものであれば、他の種類のバネ部材であってもよい。
遊技領域2に一旦飛び出した遊技球Qが再び飛び出し口14に逆行すると、遊技球Qが戻り球制止片210の外片部212に当り、結果として外片部212を押す。このときバネ部材230を圧縮変形される。これによりバネ部材230に復元力に基づく反発力が発生する。また外片部212自体も遊技球Qに押されて後退する結果、反発力を生じる。
従って遊技球Qが外片部212に当たって後、極僅かな時間を経て、バネ部材230の反発力と外片部212の反発力とが相乗して、遊技球Qを瞬発的に弾き返す。その際、外片部212の配置角度が遊技球Qを遊技領域2の中央方向へ弾き返すのに適した角度にされているので、これによって遊技球Qは効率よく遊技領域2の中央方向へ復帰される。
2 遊技領域
3 外レール
4 内レール
5 センターケース
6 始動入賞口
7 ゲート
8 普通入賞装置
9 大入賞装置
10 アウト口
11 風車
12 釘
13 誘導領域
14 飛び出し口
15 枠ランプ
100 球戻り防止装置
110 戻り球制止片
110a 基端部
120 揺動基体
121 軸受部
121a ガイド溝
121b 軸孔
121c 取付用挿入孔
122 錘部
122a 取付部
123 軸釘
130 バネ部材
200 球戻り防止装置
210 戻り球制止片
210a 基端部
211 内片部
212 外片部
220 揺動基体
221 軸受部
221a ガイド溝
221b 軸孔
222 錘部
222a 取付部
223 軸釘
230 バネ部材
A、B、C、D 領域
Q 遊技球
Claims (1)
- 発射装置により発射された遊技球を誘導領域の飛び出し口から遊技領域に飛び出させて遊技領域での遊技に供すると共に、前記遊技領域に一旦飛び出した遊技球が前記誘導領域に逆戻りするのを防止するための球戻り防止装置を前記飛び出し口に備えた遊技機であって、前記球戻り防止装置は、弾性帯板片からなる戻り球制止片と、戻り球制止片を片持ち固定する揺動其体と、前記戻り球制止片に反発力を付加するバネ部材とを有し、前記戻り球制止片は、遊技球が誘導領域の飛び出し口から遊技領域に飛び出す際に当る内片部と、遊技領域から飛び出し口へ逆戻りしてきた遊技球を受ける外片部とを有し、且つ内片部と外片部との間にバネ部材を取り付けており、前記揺動其体には、前記戻り球制止片の取り付け姿勢を定めるガイド溝と揺動其体を遊技盤に揺動可能に固定するための軸孔とを形成した軸受部と、片持ち固定した戻り球制止片を起立姿勢に維持するための錘部とを設け、前記錘部には前記戻り球制止片の基端部を嵌入して取り付け固定するための取付部を形成したことを特徴とする球戻り防止装置を備えた遊技機。
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