JP2004049606A - パチンコ機の遊技盤 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来、打ち上げ用ソレノイドで球を真上に打ち上げるだけなので球の球道は一定であり、打ち上げられた球は下向き入賞口に入賞する構成である。従って、入賞に対する意外性が少なく、遊技性に欠ける。
【解決手段】本発明にあっては、遊技盤のガイドレールで囲まれた遊技領域の横側周辺に、球Pを遊技領域の中央側に向けて弾く手段12を設けた。また、弾く手段12を、駆動源(ソレノイド12a)を用いて構成すればさらに好ましい。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明にあっては、遊技盤のガイドレールで囲まれた遊技領域の横側周辺に、球Pを遊技領域の中央側に向けて弾く手段12を設けた。また、弾く手段12を、駆動源(ソレノイド12a)を用いて構成すればさらに好ましい。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機の遊技盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
特公昭57−54140号公報には、遊技盤のガイドレールで囲まれた遊技領域の中央側に、遊技盤面の前後側に突出後退可能で突出状態において数個の球を保持可能な球受板を備え、この球受板を突出させるための条件を作るために、遊技領域の真下側には、受けた球を打ち上げるための打ち上げ用ソレノイドを設け、この打ち上げ用ソレノイドの真上側には、下向き入賞口を設け、打ち上げ用ソレノイドで打ち上げた球を下向き入賞口に入賞させることによって球受板を所定時間突出させてその後後退させることにより、球受板に保持された数個の球を同時に上向き入賞口に入賞させる構造を備えた遊技盤が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記遊技盤では、打ち上げ用ソレノイドで球を真上に打ち上げるだけなので球の球道は一定であり、打ち上げられた球は下向き入賞口に入賞する構成である。従って、入賞に対する意外性が少なく、遊技性に欠ける。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明にあっては、遊技盤のガイドレールで囲まれた遊技領域の横側周辺に、球を遊技領域の中央側に向けて弾く手段を設けた。尚、遊技領域の横側周辺とは、遊技領域の周辺における遊技領域の真上側及び真下側以外を言う。本発明では、遊技領域の横側周辺から球を遊技領域の中央側に弾く手段を備えるので、遊技領域の中央側に設けられている入賞部品に対する入賞への意外性を演出でき、遊技性が増す。尚、弾く手段を、駆動源を用いて構成すれば、弾かれる球の動きを高速にできるので、球の動きに様々な意外性を与えることも可能となり、入賞への意外性をさらに豊富に演出できるようになる。また、弾く手段の駆動源を、遊技盤面に取付けられるサイドランプ飾りの内側に設けるようにし、このサイドランプ飾りには、駆動源により駆動するハンマーの手前に球を導く球導入口と、ハンマーの手前で球を受ける球受け台と、ハンマーで弾かれる球を遊技領域の中央側に向けて導出する球導出口と、ガイドレールから球導入口に球を導く側壁とを設けるようにすれば、ガイドレールに沿って流れてきた球を側壁を介して球導入口に導くことができ、ハンマーの手前に導かれた球を遊技領域の中央側に向けて弾くことができるので、入賞可能性を与えることができ、遊技性が増す。また、弾く手段の駆動源を遊技盤の裏側に設置することにより、遊技領域を広くできる。また、遊技領域の中央側には、図柄表示器の図柄変動を開始させるための図柄始動入賞部品への球の入賞確率を高めるステージを備えたセンター飾りが設けられ、このセンター飾りの周囲に、センター飾りのステージに球を導くための球導入口を形成し、弾く手段は球導入口に向けて球を弾くようにすれば、図柄始動入賞への意外性を演出できる。
【0005】
【発明の実施の形態】
実施形態1.
図1は本発明の実施形態1による遊技盤を示す図であり、図1において、遊技盤1の前面である意匠盤面2にはガイドレール3が取付けられ、このガイドレール3で囲まれた遊技領域4には、センター飾り5,サイドランプ飾り6,一般入賞部品7,図柄始動入賞部品8,可変入賞部品9、障害釘や遊技釘と呼ばれるような多数本の釘10,アウト口11等の部品が設けられている。図1,2に示すように、サイドランプ飾り6の下部には、弾く手段12が設けられる。図2に示すように、サイドランプ飾り6の下部の内側には、弾く手段12の駆動源を構成するソレノイド12aが設けられている。このソレノイド12aの作動棒(図示せず)の先端にはハンマー本体(図示せず)が取付けられ、このハンマー本体の先端側取付部位(図示せず)にシリコンゴム等の緩衝材で形成された帽子状のハンマーヘッド12bが取付けられている。即ち、ハンマー本体とハンマーヘッド12bによりハンマー13が構成され、このハンマー13がソレノイド12aにより駆動される。サイドランプ飾り6の内側には、ソレノイド12aを取付けるための取付フランジ6a、ソレノイド12aの収納部6b、ハンマー13の手前で球Pを受ける球受け台6cが形成されており、サイドランプ飾り6の遊技領域4の中央側に近い側壁6dの下部には、ハンマー13の手前の球受け台6cに球を導く球導入口14と、ハンマー13で弾かれる球Pを遊技領域4の中央側に向けて導出する球導出口15とが形成される。また、球導入口14には球検出器14aが設けられている。よって、ハンマー13を駆動させるソレノイド12aを有し、かつ、球検出器14aが設けられた球導入口14,球受け台6c,球導出口15が形成されたサイドランプ飾り6の下部側の構成により弾く手段12が構成される。即ち、遊技領域4の横側周辺40に弾く手段12を備えている。ソレノイド12aは、ばねにより作動棒を元の状態に復帰させるように構成された単動式のものを用いてもよいし、作動棒の進退の二状態を電気的に制御するラッチングソレノイドを用いてもよい。センター飾り5,サイドランプ飾り6,一般入賞部品7,図柄始動入賞部品8,可変入賞部品9等は取付ベース板20を介して遊技盤1の意匠盤面2に取付けられている。尚、遊技領域4を囲むガイドレール3とサイドランプ飾り6との間には球Pは流れないが、センター飾り5,サイドランプ飾り6,一般入賞部品7,図柄始動入賞部品8,可変入賞部品9等の取付ベース板20上は球Pが通過できるようになっている。また、ガイドレール3からサイドランプ飾り6の側壁6dに球Pが乗り移りやすいようにサイドランプ飾り6の側壁6dの上部6tは例えばスロープ状に形成されている。
【0006】
センター飾り5の内側には図柄表示器50が配置されている。センター飾り5は、図3,4に示すように、図柄表示器50の図柄変動を開始させるための図柄始動入賞部品8への球の入賞確率を高めるステージ51を備えており、意匠盤面2より立上るセンター飾り5の周囲壁52には、球Pをセンター飾り5のステージ51上に導くための球導入口53が形成されている。尚、周囲壁52があるため周囲壁52の外側からは球Pは球導入口53を介してのみステージ51上に侵入できるようになっている。図4における12cは、ソレノイド12aの信号線であり、遊技盤1に形成された孔1aを介して制御装置等に接続される。
【0007】
従って、ガイドレール3に沿って流れてきた球Pはサイドランプ飾り6の側壁6dに乗り移って弾く手段12の球導入口14を介して球受け台6cに導かれると、球検出器14aからの球検出信号を受けた制御装置は所定時間経過後にソレノイド12aを作動させる。これにより球Pがハンマー13で突かれて弾かれ、球導出口15を介してセンター飾り5の球導入口53に向けて飛び、球導入口53を介してステージ51に導かれることで図柄始動入賞部品8への入賞の期待が高まる。尚、球検出器14aの信号線も図示しない遊技盤1の孔を介して制御装置に接続されている。
【0008】
本実施形態によれば、ガイドレール3に沿って流れてきた球Pがサイドランプ飾り6の側壁6dを介して弾く手段12に導かれ、センター飾り5の球導入口53に向けて球Pを弾くことができるので、図柄始動入賞への入賞可能性を与えることができ、遊技性が増す。また、球受け台6c上に乗る球Pの位置の微妙な違い等により球Pの飛び方に違いがでて球導入口53にうまく入ったり入らなかったりしたり、弾かれた球Pが上方から流れてくる球Pに邪魔されて球導入口53に入らなかったりといったことがあり、遊技者は球導入口53に入る入らないを視覚的に楽しむことができ、図柄始動入賞に対する意外性を演出できるようになるので、遊技性が増す。また、ソレノイド12a等の駆動源を用いているので、弾かれる球Pの動きを高速にでき、球Pの動きに様々な意外性を与えることも可能となって、図柄始動入賞への意外性もさらに豊富に演出でき(例えば弾かれた球Pが上方から流れてきた球Pに衝突することにより上方から流れてきた球Pが球導入口53にうまく入ったりする等の意外性を演出できる)、遊技性が増す。
【0009】
実施形態2.
実施形態1では、意匠盤面2側にソレノイド12aを設けたが、図5に示すように、ソレノイド12a(弾く手段の駆動源)を遊技盤1の裏側に設け、支軸21を介してハンマー13をソレノイド12aの作動棒12dに接続することで、弾く手段12を構成してもよい。このように、弾く手段12の駆動源を遊技盤1の裏側に設ければ、遊技領域4が狭くならない。従って、遊技領域4を広くできる。尚、図5において、ソレノイド12a,支軸21はハウジング30に取付けられており、このハウジング30を遊技盤1の孔1bに挿入するようにして組付ける。22はハンマー13を作動させるための遊孔である。
【0010】
実施形態3.
上記では球受け台6cを固定にしたが、例えば図3の実線のような状態(発射可能状態)と破線のような状態(発射不可状態)とに回動中心軸60を介してモータ等で位置を変えることができるようにしてもよい。この場合、球受け台6cの大きさは球Pが1個だけ乗るような大きさのものを用いる。従って、例えば、通常は球受け台6cを図3の破線のような状態とし、何らかの条件が成立したとき(例えば特定の入賞部品に入賞したとき)に発射可能状態(図3の実線のような状態)とするよう遊技機の図示しない制御装置等で制御し、そして、球Pが発射可能状態の球受け台6c上に乗った時に、例えば球受け台6cに設けておいた球検出センサー等でこれを検出して、制御装置等に球受け台6cに球Pが乗っていることを知らせ、これにより、制御装置等はソレノイド12aを作動させ、ハンマー13により球Pを突かせて弾かせる。これにより、球受け台6cからセンター飾り5の球導入口53に向けて球Pが飛び、球Pが球導入口53を介してステージ51に導かれることで図柄始動入賞部品8への入賞の期待が高まる。
【0011】
実施形態4.
球受け台6cを発射可能状態に固定しておく場合、ソレノイド12aを定期的に作動させて球Pを弾くようにしたり、あるいは、球受け台6cに球Pが乗った時にソレノイド12aを作動させて球Pを弾くようにしてもよい。
【0012】
実施形態5.
何らかの条件が成立したときに、球Pを飛ばす角度を変更するようにしてもよい。例えば、球受け台6cの発射可能状態における角度をモータ等で変更するようにしてもよい。このようにすれば、図柄始動入賞への意外性をさらに豊富に演出できるようになる。
【0013】
実施形態6.
弾く手段12の球導出口15からセンター飾り5の球導入口53までの間に、意匠盤面2より突出するような突出板を設け、何らかの特別な条件が成立したときに突出板を突出させ、弾かれた球Pが球導入口53に必ず導かれるように構成してもよい。
【0014】
実施形態7.
電気的な制御で駆動力を変更できるソレノイドを用いる場合にあっては、適宜、駆動力を変更するようにしてもよい。このようにすれば、球の動き、図柄始動入賞への意外性をさらに豊富に演出できる。
【0015】
実施形態8.
弾く手段12の駆動源としてモータを使用してもよい。例えば、所定長さの可動板をモータにより回動軸を中心として所定角度範囲で回動させたり、あるいは、回転させるようにしてもよい。この場合、球Pの流れと可動板が動くタイミングが一致すれば、球Pが可動板で叩かれて球導入口53の方向に飛ぶ可能性がある。このようにすれば、さらに遊技性が増す。
【0016】
実施形態9.
また、弾く手段12を板ばねを用いて構成してもよい。この場合、例えば、上記可動板を板ばねで構成し、この板ばねによる可動板の回転軸の下方にストッパを設けておいて、通常時は板ばねによる可動板を撓ませた状態でストッパで止めておき、特定の条件が成立したときにストッパを解除すれば、板ばねによる可動板が弾性により上方に跳ねる。このストッパ解除タイミングと球Pの流れが一致すれば、板ばねで球Pが球導入口53方向に飛ぶ可能性がある。尚、ストッパ解除後は、板ばねをモータで回転させてストッパに係止させて撓ませた状態に戻す。このようにすれば、さらに遊技性が増す。
【0017】
実施形態10.
また、弾く手段12をモータ等の駆動源により回転する回転体で構成してもよい。例えば、円筒状のゴムローラ等をモータ等で回転させるようにしてもよい。このようにすれば、遊技領域4の中央側にランダムに球を弾くことが可能になり、さらに遊技性が増す。
【0018】
尚、弾く手段12は、遊技領域4の周辺において遊技領域4の真上側及び真下側以外であればどこに設けても構わないし、複数設けても構わない。例えば、図1に示すように、左右に設けられたサイドランプ飾り6,6を用いて左右対称に一対の弾く手段12,12を設けるようにしてもよい。また、図1に示す様に、弾く手段12が設けられているサイドランプ飾り6の表面側に、大砲等のシール70を貼るようにしてもよい。また、上記では、サイドランプ飾り6を用いて弾く手段12を設けるようにしたが、専用に構成した弾く手段12を設けるようにしてもよい。
また、上記では、弾く手段12を駆動源を用いて構成したが、例えば、釘やプラスチック部品等より弾力が大きくて、意匠盤面に単に固定されるゴム等により弾く手段を構成してもよい。この場合でも、ゴム等の弾く手段の弾力、固定場所等の設定次第で、球の動きに意外性を与えることができ、また、遊技領域の中央側に設けられる図柄始動入賞部品8あるいはその他の入賞部品に対する入賞への意外性を演出でき、遊技性が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の遊技盤を示す正面図。
【図2】実施形態1による弾く手段の構成を示す図。
【図3】弾く手段の動作説明図。
【図4】実施形態1の遊技盤の要部断面図。
【図5】実施形態2の遊技盤の要部断面図。
【符号の説明】
1 遊技盤、3 ガイドレール、4 遊技領域、5 センター飾り、
6 サイドランプ飾り、6c 球受け台、6d 側壁、8 図柄始動入賞部品、
12 弾く手段、13 ハンマー、14 球導入口、15 球導出口、
40 遊技領域の横側周辺、51 ステージ、53 球導入口。
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機の遊技盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
特公昭57−54140号公報には、遊技盤のガイドレールで囲まれた遊技領域の中央側に、遊技盤面の前後側に突出後退可能で突出状態において数個の球を保持可能な球受板を備え、この球受板を突出させるための条件を作るために、遊技領域の真下側には、受けた球を打ち上げるための打ち上げ用ソレノイドを設け、この打ち上げ用ソレノイドの真上側には、下向き入賞口を設け、打ち上げ用ソレノイドで打ち上げた球を下向き入賞口に入賞させることによって球受板を所定時間突出させてその後後退させることにより、球受板に保持された数個の球を同時に上向き入賞口に入賞させる構造を備えた遊技盤が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記遊技盤では、打ち上げ用ソレノイドで球を真上に打ち上げるだけなので球の球道は一定であり、打ち上げられた球は下向き入賞口に入賞する構成である。従って、入賞に対する意外性が少なく、遊技性に欠ける。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明にあっては、遊技盤のガイドレールで囲まれた遊技領域の横側周辺に、球を遊技領域の中央側に向けて弾く手段を設けた。尚、遊技領域の横側周辺とは、遊技領域の周辺における遊技領域の真上側及び真下側以外を言う。本発明では、遊技領域の横側周辺から球を遊技領域の中央側に弾く手段を備えるので、遊技領域の中央側に設けられている入賞部品に対する入賞への意外性を演出でき、遊技性が増す。尚、弾く手段を、駆動源を用いて構成すれば、弾かれる球の動きを高速にできるので、球の動きに様々な意外性を与えることも可能となり、入賞への意外性をさらに豊富に演出できるようになる。また、弾く手段の駆動源を、遊技盤面に取付けられるサイドランプ飾りの内側に設けるようにし、このサイドランプ飾りには、駆動源により駆動するハンマーの手前に球を導く球導入口と、ハンマーの手前で球を受ける球受け台と、ハンマーで弾かれる球を遊技領域の中央側に向けて導出する球導出口と、ガイドレールから球導入口に球を導く側壁とを設けるようにすれば、ガイドレールに沿って流れてきた球を側壁を介して球導入口に導くことができ、ハンマーの手前に導かれた球を遊技領域の中央側に向けて弾くことができるので、入賞可能性を与えることができ、遊技性が増す。また、弾く手段の駆動源を遊技盤の裏側に設置することにより、遊技領域を広くできる。また、遊技領域の中央側には、図柄表示器の図柄変動を開始させるための図柄始動入賞部品への球の入賞確率を高めるステージを備えたセンター飾りが設けられ、このセンター飾りの周囲に、センター飾りのステージに球を導くための球導入口を形成し、弾く手段は球導入口に向けて球を弾くようにすれば、図柄始動入賞への意外性を演出できる。
【0005】
【発明の実施の形態】
実施形態1.
図1は本発明の実施形態1による遊技盤を示す図であり、図1において、遊技盤1の前面である意匠盤面2にはガイドレール3が取付けられ、このガイドレール3で囲まれた遊技領域4には、センター飾り5,サイドランプ飾り6,一般入賞部品7,図柄始動入賞部品8,可変入賞部品9、障害釘や遊技釘と呼ばれるような多数本の釘10,アウト口11等の部品が設けられている。図1,2に示すように、サイドランプ飾り6の下部には、弾く手段12が設けられる。図2に示すように、サイドランプ飾り6の下部の内側には、弾く手段12の駆動源を構成するソレノイド12aが設けられている。このソレノイド12aの作動棒(図示せず)の先端にはハンマー本体(図示せず)が取付けられ、このハンマー本体の先端側取付部位(図示せず)にシリコンゴム等の緩衝材で形成された帽子状のハンマーヘッド12bが取付けられている。即ち、ハンマー本体とハンマーヘッド12bによりハンマー13が構成され、このハンマー13がソレノイド12aにより駆動される。サイドランプ飾り6の内側には、ソレノイド12aを取付けるための取付フランジ6a、ソレノイド12aの収納部6b、ハンマー13の手前で球Pを受ける球受け台6cが形成されており、サイドランプ飾り6の遊技領域4の中央側に近い側壁6dの下部には、ハンマー13の手前の球受け台6cに球を導く球導入口14と、ハンマー13で弾かれる球Pを遊技領域4の中央側に向けて導出する球導出口15とが形成される。また、球導入口14には球検出器14aが設けられている。よって、ハンマー13を駆動させるソレノイド12aを有し、かつ、球検出器14aが設けられた球導入口14,球受け台6c,球導出口15が形成されたサイドランプ飾り6の下部側の構成により弾く手段12が構成される。即ち、遊技領域4の横側周辺40に弾く手段12を備えている。ソレノイド12aは、ばねにより作動棒を元の状態に復帰させるように構成された単動式のものを用いてもよいし、作動棒の進退の二状態を電気的に制御するラッチングソレノイドを用いてもよい。センター飾り5,サイドランプ飾り6,一般入賞部品7,図柄始動入賞部品8,可変入賞部品9等は取付ベース板20を介して遊技盤1の意匠盤面2に取付けられている。尚、遊技領域4を囲むガイドレール3とサイドランプ飾り6との間には球Pは流れないが、センター飾り5,サイドランプ飾り6,一般入賞部品7,図柄始動入賞部品8,可変入賞部品9等の取付ベース板20上は球Pが通過できるようになっている。また、ガイドレール3からサイドランプ飾り6の側壁6dに球Pが乗り移りやすいようにサイドランプ飾り6の側壁6dの上部6tは例えばスロープ状に形成されている。
【0006】
センター飾り5の内側には図柄表示器50が配置されている。センター飾り5は、図3,4に示すように、図柄表示器50の図柄変動を開始させるための図柄始動入賞部品8への球の入賞確率を高めるステージ51を備えており、意匠盤面2より立上るセンター飾り5の周囲壁52には、球Pをセンター飾り5のステージ51上に導くための球導入口53が形成されている。尚、周囲壁52があるため周囲壁52の外側からは球Pは球導入口53を介してのみステージ51上に侵入できるようになっている。図4における12cは、ソレノイド12aの信号線であり、遊技盤1に形成された孔1aを介して制御装置等に接続される。
【0007】
従って、ガイドレール3に沿って流れてきた球Pはサイドランプ飾り6の側壁6dに乗り移って弾く手段12の球導入口14を介して球受け台6cに導かれると、球検出器14aからの球検出信号を受けた制御装置は所定時間経過後にソレノイド12aを作動させる。これにより球Pがハンマー13で突かれて弾かれ、球導出口15を介してセンター飾り5の球導入口53に向けて飛び、球導入口53を介してステージ51に導かれることで図柄始動入賞部品8への入賞の期待が高まる。尚、球検出器14aの信号線も図示しない遊技盤1の孔を介して制御装置に接続されている。
【0008】
本実施形態によれば、ガイドレール3に沿って流れてきた球Pがサイドランプ飾り6の側壁6dを介して弾く手段12に導かれ、センター飾り5の球導入口53に向けて球Pを弾くことができるので、図柄始動入賞への入賞可能性を与えることができ、遊技性が増す。また、球受け台6c上に乗る球Pの位置の微妙な違い等により球Pの飛び方に違いがでて球導入口53にうまく入ったり入らなかったりしたり、弾かれた球Pが上方から流れてくる球Pに邪魔されて球導入口53に入らなかったりといったことがあり、遊技者は球導入口53に入る入らないを視覚的に楽しむことができ、図柄始動入賞に対する意外性を演出できるようになるので、遊技性が増す。また、ソレノイド12a等の駆動源を用いているので、弾かれる球Pの動きを高速にでき、球Pの動きに様々な意外性を与えることも可能となって、図柄始動入賞への意外性もさらに豊富に演出でき(例えば弾かれた球Pが上方から流れてきた球Pに衝突することにより上方から流れてきた球Pが球導入口53にうまく入ったりする等の意外性を演出できる)、遊技性が増す。
【0009】
実施形態2.
実施形態1では、意匠盤面2側にソレノイド12aを設けたが、図5に示すように、ソレノイド12a(弾く手段の駆動源)を遊技盤1の裏側に設け、支軸21を介してハンマー13をソレノイド12aの作動棒12dに接続することで、弾く手段12を構成してもよい。このように、弾く手段12の駆動源を遊技盤1の裏側に設ければ、遊技領域4が狭くならない。従って、遊技領域4を広くできる。尚、図5において、ソレノイド12a,支軸21はハウジング30に取付けられており、このハウジング30を遊技盤1の孔1bに挿入するようにして組付ける。22はハンマー13を作動させるための遊孔である。
【0010】
実施形態3.
上記では球受け台6cを固定にしたが、例えば図3の実線のような状態(発射可能状態)と破線のような状態(発射不可状態)とに回動中心軸60を介してモータ等で位置を変えることができるようにしてもよい。この場合、球受け台6cの大きさは球Pが1個だけ乗るような大きさのものを用いる。従って、例えば、通常は球受け台6cを図3の破線のような状態とし、何らかの条件が成立したとき(例えば特定の入賞部品に入賞したとき)に発射可能状態(図3の実線のような状態)とするよう遊技機の図示しない制御装置等で制御し、そして、球Pが発射可能状態の球受け台6c上に乗った時に、例えば球受け台6cに設けておいた球検出センサー等でこれを検出して、制御装置等に球受け台6cに球Pが乗っていることを知らせ、これにより、制御装置等はソレノイド12aを作動させ、ハンマー13により球Pを突かせて弾かせる。これにより、球受け台6cからセンター飾り5の球導入口53に向けて球Pが飛び、球Pが球導入口53を介してステージ51に導かれることで図柄始動入賞部品8への入賞の期待が高まる。
【0011】
実施形態4.
球受け台6cを発射可能状態に固定しておく場合、ソレノイド12aを定期的に作動させて球Pを弾くようにしたり、あるいは、球受け台6cに球Pが乗った時にソレノイド12aを作動させて球Pを弾くようにしてもよい。
【0012】
実施形態5.
何らかの条件が成立したときに、球Pを飛ばす角度を変更するようにしてもよい。例えば、球受け台6cの発射可能状態における角度をモータ等で変更するようにしてもよい。このようにすれば、図柄始動入賞への意外性をさらに豊富に演出できるようになる。
【0013】
実施形態6.
弾く手段12の球導出口15からセンター飾り5の球導入口53までの間に、意匠盤面2より突出するような突出板を設け、何らかの特別な条件が成立したときに突出板を突出させ、弾かれた球Pが球導入口53に必ず導かれるように構成してもよい。
【0014】
実施形態7.
電気的な制御で駆動力を変更できるソレノイドを用いる場合にあっては、適宜、駆動力を変更するようにしてもよい。このようにすれば、球の動き、図柄始動入賞への意外性をさらに豊富に演出できる。
【0015】
実施形態8.
弾く手段12の駆動源としてモータを使用してもよい。例えば、所定長さの可動板をモータにより回動軸を中心として所定角度範囲で回動させたり、あるいは、回転させるようにしてもよい。この場合、球Pの流れと可動板が動くタイミングが一致すれば、球Pが可動板で叩かれて球導入口53の方向に飛ぶ可能性がある。このようにすれば、さらに遊技性が増す。
【0016】
実施形態9.
また、弾く手段12を板ばねを用いて構成してもよい。この場合、例えば、上記可動板を板ばねで構成し、この板ばねによる可動板の回転軸の下方にストッパを設けておいて、通常時は板ばねによる可動板を撓ませた状態でストッパで止めておき、特定の条件が成立したときにストッパを解除すれば、板ばねによる可動板が弾性により上方に跳ねる。このストッパ解除タイミングと球Pの流れが一致すれば、板ばねで球Pが球導入口53方向に飛ぶ可能性がある。尚、ストッパ解除後は、板ばねをモータで回転させてストッパに係止させて撓ませた状態に戻す。このようにすれば、さらに遊技性が増す。
【0017】
実施形態10.
また、弾く手段12をモータ等の駆動源により回転する回転体で構成してもよい。例えば、円筒状のゴムローラ等をモータ等で回転させるようにしてもよい。このようにすれば、遊技領域4の中央側にランダムに球を弾くことが可能になり、さらに遊技性が増す。
【0018】
尚、弾く手段12は、遊技領域4の周辺において遊技領域4の真上側及び真下側以外であればどこに設けても構わないし、複数設けても構わない。例えば、図1に示すように、左右に設けられたサイドランプ飾り6,6を用いて左右対称に一対の弾く手段12,12を設けるようにしてもよい。また、図1に示す様に、弾く手段12が設けられているサイドランプ飾り6の表面側に、大砲等のシール70を貼るようにしてもよい。また、上記では、サイドランプ飾り6を用いて弾く手段12を設けるようにしたが、専用に構成した弾く手段12を設けるようにしてもよい。
また、上記では、弾く手段12を駆動源を用いて構成したが、例えば、釘やプラスチック部品等より弾力が大きくて、意匠盤面に単に固定されるゴム等により弾く手段を構成してもよい。この場合でも、ゴム等の弾く手段の弾力、固定場所等の設定次第で、球の動きに意外性を与えることができ、また、遊技領域の中央側に設けられる図柄始動入賞部品8あるいはその他の入賞部品に対する入賞への意外性を演出でき、遊技性が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の遊技盤を示す正面図。
【図2】実施形態1による弾く手段の構成を示す図。
【図3】弾く手段の動作説明図。
【図4】実施形態1の遊技盤の要部断面図。
【図5】実施形態2の遊技盤の要部断面図。
【符号の説明】
1 遊技盤、3 ガイドレール、4 遊技領域、5 センター飾り、
6 サイドランプ飾り、6c 球受け台、6d 側壁、8 図柄始動入賞部品、
12 弾く手段、13 ハンマー、14 球導入口、15 球導出口、
40 遊技領域の横側周辺、51 ステージ、53 球導入口。
Claims (5)
- 遊技盤のガイドレールで囲まれた遊技領域の横側周辺に、球を遊技領域の中央側に向けて弾く手段を設けたことを特徴とするパチンコ機の遊技盤。
- 弾く手段は、駆動源を用いて構成したことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機の遊技盤。
- 弾く手段の駆動源は、遊技盤面に取付けられるサイドランプ飾りの内側に設けられ、このサイドランプ飾りには、駆動源により駆動するハンマーの手前に球を導く球導入口と、ハンマーの手前で球を受ける球受け台と、ハンマーで弾かれる球を遊技領域の中央側に向けて導出する球導出口と、ガイドレールから球導入口に球を導く側壁とを設けたことを特徴とする請求項2に記載のパチンコ機の遊技盤。
- 弾く手段の駆動源は、遊技盤の裏側に設置したことを特徴とする請求項2に記載のパチンコ機の遊技盤。
- 遊技領域の中央側には、図柄表示器の図柄変動を開始させるための図柄始動入賞部品への球の入賞確率を高めるステージを備えたセンター飾りが設けられ、このセンター飾りの周囲には、センター飾りのステージに球を導くための球導入口が形成されており、弾く手段は当該球導入口に向けて球を弾くことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のパチンコ機の遊技盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002212334A JP2004049606A (ja) | 2002-07-22 | 2002-07-22 | パチンコ機の遊技盤 |
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JP2002212334A JP2004049606A (ja) | 2002-07-22 | 2002-07-22 | パチンコ機の遊技盤 |
Publications (1)
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ID=31935296
Family Applications (1)
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JP2002212334A Pending JP2004049606A (ja) | 2002-07-22 | 2002-07-22 | パチンコ機の遊技盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004049606A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005287588A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Okumura Yu-Ki Co Ltd | 遊技機 |
JP2006263292A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Olympia:Kk | 弾球遊技機 |
JP2010075456A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
JP2013046823A (ja) * | 2012-11-09 | 2013-03-07 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
-
2002
- 2002-07-22 JP JP2002212334A patent/JP2004049606A/ja active Pending
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