JP2001079178A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001079178A JP25964399A JP25964399A JP2001079178A JP 2001079178 A JP2001079178 A JP 2001079178A JP 25964399 A JP25964399 A JP 25964399A JP 25964399 A JP25964399 A JP 25964399A JP 2001079178 A JP2001079178 A JP 2001079178A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造でパチンコ球の左右の散らばり具
合に差がある風車を有する弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技盤に球を弾き入れて該球に運動を与
え、運動を与えられた球が遊技盤上に設けられた様々の
障害物に衝突して、その反動で運動方向を変えて遊技を
楽しむ弾球遊技機において、遊技盤に略直角に設けた回
動軸4bと、該回動軸に回動自在に設けた回動体12
と、該回動体に略均等角度間隔に配され該回動体の回動
方向に対面して設けた少なくとも片側を凸状13bにし
た複数の羽根体13と、から構成される風車10を有す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ等の遊技
盤面に設けられて流下してくる球の動きを撹乱させる風
車を有する弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機の遊技盤にはパチンコ球
の落下を釘や、風車等でその方向を変えることによりパ
チンコ球の動きに変化を与えるとともに、パチンコ球の
落下を弱めて遊技者の視覚に訴え、パチンコ遊技への興
味を増すようにしている。このなかでも風車は、パチン
コ球が当たることにより、その衝撃で風車が回転すると
共に、パチンコ球の運動方向を変化させて、遊技者の興
味をそそるようになっている。
【0003】図14には、従来技術としてのパチンコ遊
技機の風車の一般的なものから最近の提案されたものま
で示す。図14(A)に示す一般的な風車は、前面に装
飾が施されたプラスチック製の円板01の裏側に長さ1
cm半ほどの筒体02を設け、該円筒体02に三つ又状
に羽根部材03を設けてある。通常は、パチンコ盤面の
役物の左右対称位置の遊技盤面に、風車の円板の表面か
ら円筒体を貫通して釘04を打ち、遊技盤面に回動自在
に風車を取り付けてある。従って、遊技盤に放たれたパ
チンコ球は釘等に衝突し、その落下方向を変えながら、
落下し、風車の羽根に衝突すると、風車を回転させつ
つ、回転方向に落下方向を変える。
【0004】パチンコ球の動きを更に複雑にするため
に、風車の変形例として、図14(B)に特開平6−1
98030号の入賞球装置の正面図を示すと、パチンコ
機の盤面に風車体05を楕円形状に形成して設け、風車
体05に当たったパチンコ球Pの動きが、その長径部0
5aに弾かれる場合と短径部05bに弾かれる場合とで
は大きく異なって変化するので、入賞口06へのパチン
コ球の入り易さを変化させる。
【0005】また、図14(C)には特開平7−328
192号の風車構造の分解斜視図を示す。パチンコ球が
転動する盤面07に設けたスタートチャッカーの上方位
にはモータ08によって回動駆動する風車09を配備
し、モータ08の回転軸08aには、少なくとも2つに
区割りされて一方が衝撃吸収性の良いゴム材09aで、
他方が良く弾みやすいゴム材09bとを装着して構成し
たものがある。これによりスタートチャッカーの上方で
回転しながら、パチンコ球の落下する玉すじを多様に変
化させるとともに、入賞のしやすさや確率を変動可能と
する。
【0006】さらに図14(D)には特許第25618
42号の飾り風車の正面図を示す。風車010として、
取付基板の前面に臨ませる回転体011を前後方向に軸
心を向ける第1の支軸012を介して回転自在に軸承す
ると共に、該回転体011から前方に向けて立設せしめ
る支柱013に前記第1の支軸012の軸心方向に対し
て直角をなす第2の支軸014を設け、該第2の支軸0
14に回転羽根015を回転自在に軸承させてなるパチ
ンコ機の飾り風車が提案されている。
【0007】この飾り風車では、回転体の第1の支軸0
12を中心とした左右の回転と、回転羽根の第2の支軸
014を中心とした前後の回転があり、さらにこの両者
が動じに回転して回転羽根015にあっては傾斜して回
転することもあるの多方向に打球を跳ね返してちらばせ
ることができる。
【0008】また更に図14(E)には特開平10−2
95885号における風車の斜視図を示し、風車016
は、羽根017の左半分部分がカバー体018で覆わ
れ、上方から落ちてくるパチンコ球Pは、風車016の
右寄りに落ちてくる場合に羽根017に衝突してこれを
回転され、略右下方向へ流下する。風車014の左寄り
に落ちてくる場合はカバー体018によって弾かれ、羽
根017には衝突しない。これにより特定方向にパチン
コ球を導くことができる。
【0009】図15には、特開平10−146425号
の遊技機用球振分装置を示す。風車付振分け装置の上端
の入球口019にパチンコ球Pが入球すると、通路02
0を通って中間部に設けた風車部材021に到達し、そ
こで、風車部材021の左回動によって通路020下方
側に移動し下端の球流出口022から下方の一定方向に
向けて落下する。また風車部材021の右回動によって
側方の球排出口023から一定方向に排出される。その
ため、風車付球振分け装置によって遊技盤面を落下する
パチンコ球Pを所定方向に振り分けることができ、遊技
に意外性が付与されると共に、風車部材を用いて振り分
けることにより視覚的な面白味も得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図14(A)の如く一
般的な風車ではパチンコ球の動きがそれなり変化するも
のの、世の中に広く普及したタイプであり、ありふれた
ものとなっている。この場合、パチンコ球が風車に対し
何れの側に導かれる球もほぼ同様な運動しか期待できな
かった。また、パチンコ球が撹乱される動きを複雑にす
る上記した特許公報や特許公開公報に記載された風車で
は、図14(B)の如く風車体の左右に散らばるパチン
コ球の確率が理論上は均等であり、これを左右で変化さ
せることは釘の配置を変える以外にはできなかった。ま
た、図14(C)においては、パチンコ球の左右の散ら
ばりを制御するにはモータで風車体を回転させゴム材の
位置を変える必要があった。なによりもゴム材では、経
年変化に伴う劣化が予想され、当初の効果が長続きしな
いのである。
【0011】また図14(D)においては、左右の散ら
ばりは均一となり、また構造が複雑である。さらに図1
4(E)においては、常に風車の右寄りに落下してきた
パチンコ球しか直接に風車に衝突せず、しかも時計方向
にしか風車を回転させないので、風車の動きが時計方向
のみとなってしまい興味が半減してしまうのである。
【0012】図15における遊技機用球振分け装置で
は、限定された方向からの球が風車部材に衝突し、該風
車部材を回動させ、右側または左側の排出口と限定され
た方向へ導くのみである。これでは、風車体本来の任意
方向への玉の流下ができず、面白味に欠けるのである。
【0013】本発明は上記した課題に鑑みなされたもの
であって、簡易な構造でパチンコ球の左右の散らばり具
合に差がある風車を有する弾球遊技機を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明による弾球遊技機の風車は、遊
技盤に球を弾き入れて該球に運動を与え、運動を与えら
れた球が遊技盤上に設けられた様々の障害物に衝突し
て、その反動で運動方向を変えて遊技を楽しむ弾球遊技
機において、遊技盤に略直角に設けた回動軸と、該回動
軸に回動自在に設けた回動体と、該回動体に略均等角度
間隔に配され該回動体の回動方向に対面して設けた少な
くとも片側を凸状にした複数の羽根体とから構成される
ことを特徴としている。
【0015】請求項1記載の発明によれば、風車の回動
方向に対面して設けた少なくとも片側を凸状にした複数
の羽根体であるから、パチンコ球が流下して羽根体の凸
状側に当たる場合は、羽根体の凸状側でない側に当たる
場合に比べ、パチンコ球の跳ね返り方が散らばるのであ
る。
【0016】請求項2記載の発明による弾球遊技機の風
車は、請求項1記載の発明において、羽根体は、一つの
回転方向に対し突曲している突曲体であることを特徴と
している。
【0017】請求項2記載の発明によれば、一つの回転
方向に対して突曲している突曲体であるため、パチンコ
球が流下して羽根体の突曲面側に当たる場合には、パチ
ンコ球の跳ね返り角度が均等にて散らばらせることがで
きる。
【0018】上記目的を達成するために、請求項3記載
の発明による弾球遊技機の風車は、遊技盤に球を弾き入
れて該球に運動を与え、運動を与えられた球が遊技盤上
に設けられた様々の障害物に衝突して、その反動で運動
方向を変えて遊技を楽しむ弾球遊技機において、遊技盤
に略直角に設けた回動軸と、該回動軸に回動自在に設け
た回動体と、該回動体に略均等角度間隔に配され該回動
体の回動方向に対面して設けた少なくとも片側を凹状に
した複数の羽根体と、から構成されることを特徴として
いる。
【0019】請求項3記載の発明によれば、風車の回動
方向に対面して設けた少なくとも片側を凹状にした複数
の羽根体であるから、パチンコ球が流下して羽根体の凹
状側に当たる場合は、羽根体の凹状側でない側に当たる
場合と比べ、パチンコ球の跳ね返り方が比較的安定す
る。
【0020】請求項4記載の発明による弾球遊技機の風
車は、請求項3記載の発明において、羽根体は、一つの
回転方向に対し途中で屈折している屈折体であることを
特徴としている。
【0021】請求項4記載の発明によれば、一つの回転
方向に対し途中で屈折している屈折体であるため、パチ
ンコ球が流下して羽根体の屈折面側に当たる場合は、パ
チンコ球の跳ね返りが安定し易くなるのである。
【0022】請求項5記載の発明による弾球遊技機の風
車は、請求項1乃至4のいずれか一つにおいて、回動体
とは、筒体であることを特徴とする。請求項6記載の発
明による弾球遊技機の風車は、請求項1乃至4の何れか
一つにおいて、回動体とは、回動軸に摺動回動可能な筒
体と、該筒体の端部に該筒体を貫通して設けた板体とか
ら構成される。
【0023】請求項7記載の発明による弾球遊技機の風
車は、請求項5乃至6の何れか一つにおいて、筒体に同
軸的に板体を設け、均等角度間隔で該板体の外周に少な
くとも片側を凸状にした複数の羽根体を設けたことを特
徴とする。
【0024】請求項7記載の発明によれば、筒体に同軸
的に板体を設け、均等角度間隔で該板体の外周に少なく
とも片側を凸状とした複数の羽根体を設けたので、流下
してきたパチンコ球が羽根体に衝突しても、回動軸には
直接衝撃を伝えず、さらに該板体を介して筒体に取り付
けられているので、パチンコ球の跳ね返りが大きいので
ある。
【0025】請求項8記載の発明による弾球遊技機の風
車は、請求項6乃至7の何れか一つにおいて、で板体と
は、回動軸に同軸に設けた円板であることを特徴とす
る。
【0026】請求項8記載の発明によれば、回動軸に同
軸に設けた板体は円板であるから、風車の回転が滑らか
に行われ、かつ、見た目にもすっきりする。
【0027】請求項9記載の発明による弾球遊技機の風
車は、請求項1乃至8の何れか一つにおいて、複数の羽
根のうち、過半数の羽根体の向きを回動体の同一回転方
向としたことを特徴とする。
【0028】請求項9記載の発明によれば、風車に流下
して来たパチンコ球が左右何れかの羽根に衝突しても羽
根の向きが異なりパチンコ球の跳ね返りが同一の傾向を
示さず、変化に富む動きが期待できる。
【0029】請求項10記載の発明による弾球遊技機の
風車は、請求項1乃至8の何れか一つにおいて、複数の
羽根体のうちの1枚の羽根体が他の羽根体とは逆向に回
動体に設けられていることを特徴とする。
【0030】請求項10記載の発明によれば、風車に流
下して来たパチンコ球が左右何れかの羽根に衝突して
も、ある1枚の羽根しか異なる跳ね返りを示さず、跳ね
返りに偏りを持たせることができる。
【0031】上記の目的を達成するために、本発明の請
求項11記載の弾球遊技機の風車は、遊技盤に球を弾き
入れて該球に運動を与え、運動を与えられた球が該遊技
盤上に設けた様々の障害物に衝突して、その反動で運動
方向を変えて遊技を楽しむ弾球遊技機において、遊技盤
に略直角に設けた回動軸と、該回動軸に回動自在に設け
た回動体と、該回動体に略均等角度間隔に配した複数の
羽根体と、該羽根体の回動軌跡の範囲内の遊技盤に設け
た前記球の取込口と、該羽根体の回動軌跡の範囲外の遊
技盤に設けた前記球の排出口と、から構成されることを
特徴としている。
【0032】請求項11記載の発明によれば、遊技盤に
略直角に設けた回動軸と、該回動軸に回動自在に設けた
回動体と、該回動体に略均等角度間隔に配した複数の羽
根体と、該羽根体の回動軌跡の範囲内の遊技盤に設けた
前記球の取込口と、該羽根体の回動軌跡の範囲外の遊技
盤に設けた前記球の排出口とから構成されているので、
遊技盤上を流下してきたパチンコ球が羽根体や回動体に
衝突した後の跳ね返りにより、前記取込口に入球した場
合に、前記排出口から排出される。
【0033】請求項12の発明の羽根体とは、請求項1
1において、回動体に略均等角度間隔に配され該回動体
の回動方向に対して対面して設けた少なくとも片側を凸
状にした複数の羽根体であり、回転方向に対し突曲して
いる突曲面である。
【0034】請求項12記載の発明によれば、遊技盤に
風車の回動方向に対面して設けた少なくとも片側を凸状
にした複数の羽根体を回動自在に設け、パチンコ球が流
下して羽根体の凸状側に当たる場合は、羽根体の凸状側
でない側に当たる場合に比べ、パチンコ球の跳ね返り方
が散らばり、この散らばったパチンコ球が風車の回動軌
跡の範囲内の遊技盤に設けた玉の取込口に入球し、排出
口から排出される。
【0035】請求項13では、請求項12において、少
なくとも片側を凸状にした複数の羽根体は、回転方向に
対して突曲している突曲面であることを特徴とする。
【0036】請求項13記載の発明によれば、遊技盤に
風車の回動方向に対面して設けた少なくとも片側を突曲
面とした複数の羽根体としてあるので、パチンコ球が流
下して羽根体の突曲面側に当たる場合は、羽根体の突曲
面側でない側に当たる場合に比べ、パチンコ球の跳ね返
り方が均等に散らばり、この散らばったパチンコ球が風
車の回動軌跡の範囲内の遊技盤に設けた玉の取込口に入
球し、排出口から排出される。
【0037】請求項14の発明の羽根体とは、請求項1
1において、回動体に略均等角度間隔に配され該回動体
の回動方向に対面して設けた少なくとも片側を凹状にし
た複数の羽根体とであり、回転方向に対し途中で屈折し
ている屈折体である。
【0038】請求項14記載の発明によれば、遊技盤に
風車の回動方向に対面して設けた少なくとも片側を凹状
にした複数の羽根体を回動自在に設け、パチンコ球が流
下して羽根体の凹状側に当たる場合は、羽根体の凹状側
でない側に当たる場合に比べ、パチンコ球の跳ね返り方
が安定し、この安定したパチンコ球が風車の回動軌跡の
範囲内の遊技盤に設けた玉の取込口に入球し、排出口か
ら排出される。
【0039】請求項15では、少なくとも片側を凹状に
した複数の羽根体は、回転方向に対して途中で屈折して
いる屈折体であることを特徴とする。
【0040】請求項15記載の発明によれば、遊技盤に
風車の回動方向に対面して設けた少なくとも片側を途中
で屈折した複数の羽根体としてあり、パチンコ球が流下
して羽根体の屈曲側に当たる場合は、羽根体の屈曲側で
ない側に当たる場合に比べ、パチンコ球の跳ね返り方が
安定し、この安定したパチンコ球が風車の回動軌跡の範
囲内の遊技盤に設けた玉の取込口に入球し、排出口から
排出される。
【0041】請求項16記載の発明による弾球遊技機の
風車は、請求項11乃至15において、例えば、羽根体
は回動軸に並行に回動体に取り付けられ、該羽根体の断
面は前端から後端に向かって薄くなっていることを特徴
とする。
【0042】請求項17記載の発明による弾球遊技機の
風車は、請求項11乃至15において、例えば、羽根体
は少なくとも片面が回動軸中央部で前側から後側に向か
って下り傾斜していることを特徴とする。
【0043】請求項18記載の発明による弾球遊技機の
風車は、請求項11乃至15において、例えば、羽根体
は少なくとも片面が回動部中央やや手前部で突起部を有
していることを特徴とする。
【0044】請求項19記載の発明による弾球遊技機の
風車は、請求項11乃至15において、例えば、羽根体
は少なくとも片面に衝突した球を後端に弾く弾性体を有
することを特徴とする。
【0045】請求項16乃至請求項19記載の発明によ
れば、風車の羽根体が前端から後端に向かってパチンコ
球が跳ね返り易い構造をしているので、羽根体に衝突し
跳ね返ったパチンコ球が遊技盤の取込口に向けて跳ね返
りやすい傾向が出て、入球しやすいのである。
【0046】請求項20記載の発明による弾球遊技機の
風車は、請求項11乃至15の何れか一つにおいて、例
えば、少なくとも回動体は前端から後端に向い細くなっ
ていることを特徴とする。
【0047】請求項21記載の発明による弾球遊技機の
風車は、請求項11乃至15の何れか一つにおいて、例
えば、少なくとも回動体中央側面は前端から後端に向か
って下り傾斜している傾斜面を有することを特徴とす
る。
【0048】請求項22記載の発明による弾球遊技機の
風車は、請求項11乃至15の何れか一つにおいて、例
えば、回動体は少なくとも衝突した球を後端に弾く弾性
体を有することを特徴とする。
【0049】請求項20乃至請求項22記載の発明によ
れば、回動体が前端から後端に向いパチンコ束が跳ね返
り易い構造をしているので、回動体に衝突し跳ね返った
パチンコ球が遊技盤の取込口に向けて跳ね返り易い傾向
が出て、入球しやすいのである。
【0050】請求項23記載の発明による弾球遊技機の
風車は、請求項11乃至22の何れか一つにおいて、回
動体の前端には板体を設けたことを特徴とする。
【0051】請求項23記載の発明によれば、回動体の
前端に板体を設けたので、風車に流下してくるパチンコ
球が該板体に衝突して入球口に入る確率が高まるのであ
る。
【0052】請求項24記載の発明による弾球遊技機の
風車は、請求項23において、例えば、板体の外周には
後方に向けて回動軸に向かって傾斜している傾斜体を有
することを特徴とする。
【0053】請求項25記載の発明による弾球遊技機の
風車は、請求項23において、例え、または、板体には
同心円状に後方に向けて回動軸に向かって傾斜している
傾斜部を有することを特徴とする。
【0054】請求項26記載の発明による弾球遊技機の
風車は、請求項23乃至25の何れか一つに、板体と
は、例えば回動軸に同軸に設けた円板である。
【0055】請求項23乃至26記載の発明によれば、
回動体の前端に設けた板体に様々な工夫を凝らした構造
としてあるので、風車の上に流下して来たパチンコ球が
衝突した際に、風車の後側に跳ね返りやすく、入球口へ
の入球がよりしやすくなる。
【0056】請求項27記載の発明による弾球遊技機の
風車は、請求項11乃至26の何れか一つにおいて、受
入口と排出口は遊技盤面の内側で繋がっていることを特
徴とする。
【0057】請求項27記載の発明によれば、運良く取
込口に入球したパチンコ球そのものが、排出口に出てく
るので、興味が増す。
【0058】請求項28記載の発明による弾球遊技機の
風車は、請求項27において、受入口と排出口の途中に
は通過する球を検出するセンサーを有することを特徴と
する。
【0059】請求項28記載の発明によれば、運良く取
込口に入球したパチンコ球の入球を関知することがで
き、その後の各種始動スイッチとして用いることが可能
となり、取込口を入賞口とすることができる。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る風車を有する
弾球遊技機の実施形態を図面に示し説明する。図2で
は、遊技盤に球を弾き入れて該球に運動を与えられた球
が遊技盤上に設けた様々の障害物に衝突して、その反動
で運動方向を変えて遊技を楽しむ弾球遊技機において、
遊技盤に略直角に設けた回動軸4bに回動体を回動自在
に取り付け、回動体には、略均等角度間隔に配された回
動体の回転方向に湾曲又は屈折等させた複数の羽根体が
設けられた風車10を有する弾球遊技機を示している。
これにより、パチンコ球の風車に落下する位置によりわ
りあい安定して落下する場合と、撹乱されてばらける動
きが得られる。
【0061】さらに図10には、遊技盤に球を弾き入れ
て該球に運動を与え、運動を与えられた球が該遊技盤上
に設けた様々の障害物に衝突して、その反動で運動方向
を変えて遊技を楽しむ弾球遊技機において、遊技盤に略
直角に設けた回動軸と、該回動軸に回動自在に設けた回
動体と、該回動体に略均等角度間隔に配した複数の羽根
体43と、該羽根体の回動軌跡の範囲内の遊技盤に設け
た前記球の取込口53と、該羽根体の回動軌跡の範囲外
の遊技盤に設けた前記球の排出口55とから構成される
迂回路54を有する風車構造を示している。これにより
風車に絡んだ球のうち、幾つかが遊技盤面の取込口に入
り、遊技盤面奥の迂回路を通って、遊技盤面に設けた排
出口から遊技盤面に出てくるので、遊技盤面の奥に入る
球の動きが加わる。
【0062】
【実施例】以下、本発明の風車を有する弾球遊技機を図
面に示した実施例を参照して詳細に説明する。本願の発
明の風車を有する弾球遊技機の一例としてパチンコ遊技
機を用いる。図1は、本願発明の風車を有するパチンコ
遊技機の正面図である。パチンコ遊技機1の外枠に囲ま
れた遊技盤面2の中央には役物3が配置され、遊技盤面
2にはパチンコ球Pを導く複数の釘4が配置され、遊技
盤面2には入賞口5が複数個所に設けられている。風車
10は役物3の左右にそれぞれ設けられている。
【0063】図2には、第1実施例の風車を取り付けた
パチンコ盤面の拡大正面図を示す。風車10は俗にいう
袴と称される釘4aの下側に釘4bで遊技盤面2に回動
自在に取り付けてあり、パチンコ球Pが衝突して回転す
る。該風車10の左右位置の盤面には左右側にそれぞれ
左右側面に入口を有する入賞口5a、5bが取り付けて
あり、いずれの入賞口の上下位置には釘4cが盤面に配
してある。さらに、該風車の下方位置の直近左右位置に
は上側に入口を有する入賞口5c、5dが取り付けてあ
り、入賞口5c、5dの上側には三角形の頂点状に釘4
dが遊技盤面2に配してある。図2の入賞口5a、5b
は図1の遊技盤面2に当てはめると、右側に位置する風
車では、入賞口5aは役物3の右側部に入賞口である。
左側に風車が位置する場合では入賞口5bは役物3の左
側部の入賞口に該当する。
【0064】図3には、第1実施例の風車の斜視図を示
す。風車10は前面に装飾が施されたプラスチック製の
円板11の裏側に長さ1cm半ほどの円筒体12を設
け、該円板11の裏面内で該円筒体12に四つ又状に時
計方向に湾曲した湾曲羽根13を設けてある。そして該
円板11の表面中央から円筒体12を貫通する回動穴1
4に釘4bが貫通する構造となっており、遊技盤面2で
釘4bを回転軸として回動自在に取り付けることができ
る。
【0065】図4は、この風車に落下してくるパチンコ
球の落下状態を示す正面図である。袴釘4aの間を落下
してきたパチンコ球Pは、袴釘4aの下側が末広がりに
なっているので、風車10に衝突する位置が左右に振れ
るのである。風車10は釘4bで回動自在に盤面に取り
付けられているが、風車10の円筒体12と釘4bとの
間に摩擦が多少はある。また、風車10には重さがあ
り、静止している状態から回動させるには慣性モーメン
トが生ずるから、風車10に衝突したパチンコ球Pは跳
ね返る方向に多少の反発力を生ずることになる。
【0066】袴釘4aの下側に達したパチンコ球Pが風
車10の左寄りに落下した状態では、風車の湾曲羽根1
3の凹面側13aに衝突し、パチンコ球Pは凹面で受け
止められ、衝突の反動も衝突面が凹面であるので、跳ね
返りもある程度集中しやすく比較的安定した衝突状態と
なり、風車10を半時計方法に回転させてあまり散らば
らずに落下していく。袴釘4aの下側に達したパチンコ
球Pが風車10の右側寄りに落下した状態では、風車の
湾曲羽根13の凸面側13bに衝突し、パチンコ球は凸
面では凹面よりも衝突による跳ね返りが散らばる状態と
なり、風車10を時計方向に回転させてばらけて落下し
ていくのである。上記したように風車10の左側と右側
に流れるパチンコ球の動きがそれぞれ異なる傾向となる
ので、各入賞口5a、5b、5c、5dへのパチンコ球
の入り易さが異なってくる。
【0067】図5には、パチンコ球が風車の左右に衝突
した後の跳ね返りを説明するための正面図を示す。図5
(A)はパチンコ球が風車の左側上方から落下した状態
を示し、図5(B)はパチンコ球が風車の右側上方から
落下した状態を示す。図4を適宜参照しながらパチンコ
球の落下状態を説明する。便宜上としてパチンコ球Pは
回転を伴わず真下に落下してくるものとする。
【0068】図5(A)に示すごとく、風車10の左側
に落下したパチンコ球Pは風車10の湾曲羽根の凹面側
13aで比較的安定して受け止められるので、風車10
を半時計方向に回転させつつも、安定して落下する。パ
チンコ球Pが凹面側13aの任意の位置に衝突してもそ
の反動は一点Qに集中するような方向に向かうのであ
る。つまりパチンコ球Pを受け止めるような形になる。
凹面側13aに衝突したパチンコ球Pは、その衝撃で風
車10を半時計回転に回転させるとともにその回転に沿
って落下するので、風車10の左下方向に流下しやす
い。
【0069】すると図4に示すごとく、風車10の左下
位置にある入賞口5cには比較的入賞し易いのである。
しかしながら、風車10の左横に開口を有する入賞口5
aでは、風車10から遠いこともあり、パチンコ球Pは
風車10の湾曲羽根13の衝突の反動で入賞口5aの位
置まで跳ねることは少なく、該風車10での衝突の反動
では入賞しずらいのである。
【0070】次に図5(B)に示すごとく、風車10の
右側に落下したパチンコ球Pは、湾曲羽根の先端13c
に衝突した場合には、風車の回転軸の釘4bに衝撃を直
接与える方が大きくなり、その反動衝撃が大きく、パチ
ンコ球Pの運動方向は散らばり易いのである。また、落
下してきたパチンコ球Pが直接に湾曲羽根13に衝突し
たとしても、凸面側13bであるので、どちらかという
とその反動での跳ね返りが凸面で反射して散らばり、風
車10を時計回りに回転させつつも、風車10の右側に
散らばって落下していく傾向がでるのである。
【0071】従って図4に示す如く風車10の右下にあ
る入賞口5dでは散らばったパチンコ球Pの一部しか落
下してこないので、比較的入賞はし難いのである。次に
風車10の右横に開口がある入賞口5bには、風車10
の湾曲羽根の先端部13cや凸面側13bに衝突したパ
チンコ球Pがその反動で散らばり、パチンコ球Pが跳ん
でくる可能性が高く、比較的入賞しやすいのである。
【0072】図6に本願の第2実施例の屈折羽根を用い
た風車を示し、図6(A)は同実施例の正面図であり、
図6(B)は同実施例の斜視図を示す。この第2実施例
の風車20では円板21の中央裏に円筒体22を設け、
該円板21の面内で該円筒体22を中心にして4枚の屈
折羽根23が四つ又状に設けてある。風車20には時計
の針の進む方向に羽根の途中から屈曲した4枚の屈折羽
根23からなり、屈折の角度は直角よりも大きくなって
おり、パチンコ球が屈折羽根23の間に挟まることがな
いようにしてある。
【0073】円板21は前面に装飾が施されたプラスチ
ック製であり、円筒体22は円板21の裏側中央に長さ
1cm半ほどで設けてある。該円板21の面内で該円筒
体22に格子状に平板状の内羽根24を設け、円板21
の半径の半分ほど位置の内羽根24から時計方向に直角
より大きい角度で屈折して平板状の外羽根25を設けた
屈折羽根23となっている。そして該円板21の表面中
央から円筒体22を貫通する回動穴26に釘が貫通する
構造となっており、釘を回動軸として遊技盤面に回動自
在に取り付けることができる。
【0074】第2実施例の風車における羽根の位置によ
るパチンコ球の動きの違いを説明すると、 遊技盤面に
回動自在に取り付けられた風車20に左上方からパチン
コ球Pが落下してくると、屈折羽根23の谷側23aに
衝突した場合と、屈折羽根の山側23bに衝突したパチ
ンコ球ではその衝撃で跳ね返る方向は違うものの、その
跳ね返り方向は大きく分けて3通りとなる。
【0075】図7は、パチンコ球が屈折羽根の風車に衝
突した後の跳ね返りを説明するための正面図である。図
7(A)、(B)、(C)に風車の羽根の位置をそれぞ
れ120度づつ回転した状態を示し説明する。簡略説明
のため内羽根24と外羽根25の向きを文字盤を有する
アナログ式の時計の短針に例えて説明する。本実施例で
は内羽根24と外羽根25の角度は120度としてあ
る。まず、風車の左上方からパチンコ球が落下してくる
場合の羽根の向きによる3通りを説明する。便宜上、パ
チンコ球は回転を伴わず真下に落下してくるもとする。
【0076】第一として、図7(A)に示す如く、内羽
根24aが時計の短針でいう10時の方向である場合、
外羽根25aの向きは屈折位置からは12時方向にな
る。ここに風車の真上方向(12時の方向)から左側に
落下してきたパチンコ球の軌跡を3通りの実線で示す。
【0077】L1は風車の内側左寄りに内羽根24に落
下した軌跡であり、パチンコ球Pは、内羽根24に衝突
すると、そのパチンコ球の跳ね返りは2時方向になる。
L2は風車の外羽根の先端正面に落下した軌跡であり、
真上から落下したパチンコ球が羽根の先端23cに衝突
すると外羽根25が12時方向であるので、衝突した位
置によりばらけてしまうが、その外羽根の先端の衝突面
積は小さく、衝突の確率は小さい。L3は風車の左側外
寄りに落下した軌跡であり、風車20の左側寄りに落下
してくるパチンコ球はその一つ手前の水平になった外羽
根25dに衝突し、その跳ね返りは真上方向になる。
【0078】第二として、図7(B)に示す如く、内羽
根24aが9時方向で、外羽根25aが10時方向であ
る場合に真上から実線に沿って落下したパチンコ球の軌
跡は、外羽根25aではL4に示す如く5時方向に、内
羽根24aではL5に示す如く12時方向に跳ね返る。
【0079】第三として、図7(C)に示す如く内羽根
24aが8時方向で、外羽根25aが10時方向である
場合に真上から実線に沿って落下したパチンコ球は外羽
根25aではL6に示す如く2時方向に、内羽根24a
ではL7に示す如く10時方向に跳ね返る。
【0080】次に風車の右上方からパチンコ球が落下し
てくる場合の羽根の向きによる3通りを説明する。第一
として図7(A)に示すごとく内羽根24bが1時方向
にある場合では、外羽根25bは3時方向になる。ここ
に風車20の真上から一点鎖線に示す通り、パチンコ球
が落下して内羽根24bに衝突すると軌跡R1となり、
そのパチンコ球の跳ね返りは8時方向に、外羽根25b
に落下した軌跡R2は真上に跳ね返る。
【0081】第二として図7(B)に示す如く、内羽根
24cが3時方向で、外羽根25cが5時方向では、一
点鎖線の通りパチンコ球はいずれも一つ手前の2時方向
に向いた外羽根25bに衝突する軌跡R3と、4時方向
の外羽根25cに衝突する軌跡R4となる。そしてその
跳ね返りはそれぞれ10時方向と、4時方向に散るので
ある。
【0082】第三として図7(C)に示す如く、内羽根
24cが2時方向で、外羽根25cが4時方向では、一
点鎖線の通りパチンコ球は内羽根24cに衝突する軌跡
R5と、外羽根25cに衝突する軌跡R6とに分けら
れ、それぞれ10時方向と、2時方向に散らばるのであ
る。
【0083】図7(A)、(B)、(C)で、風車の左
側にパチンコ球が衝突し跳ね返る方向を示した実線L1
乃至L7と、風車の右側にパチンコ球が衝突し跳ね返る
方向示す一点鎖線R1乃至R6とを比べると、(A)で
は風車の左側に落下したパチンコ球は内羽根24aに衝
突する軌跡L1と外羽根25dに衝突する軌跡L3では
互いに離れるが、(B)、(C)ではいずれもパチンコ
球の跳ね返り軌跡l4、L5あるいはL6,L7が互い
に交差する。次に風車の右側にパチンコ球が衝突し跳ね
返る方向を示す一点鎖線R1乃至R6では、(A)、
(B)、(C)いずれの場合も内羽根と外羽根では相反
する方向に散らばるのである。
【0084】このことより、風車の左側に落下したパチ
ンコ球は比較的安定するが、風車の右側に落下した場合
はその跳ね返りが散らばるのである。実際には、風車2
0はパチンコ球Pが衝突するとその衝撃で、風車の左側
に衝突した場合は半時計方向に回転し、風車の右側に衝
突した場合は時計方向に回転してその衝撃を吸収してい
くが、風車には若干であるが釘と回動部分に摩擦がある
から、その衝撃の反動により、上記のパチンコ球の安定
傾向、散らばり傾向が出るのである。また、羽根自体に
重さがあるから慣性により、パチンコ球が当たっても直
ぐには回転せず、ある程度パチンコ球を跳ね返す反力を
生ずるのである。特に円板を重いものとすることにより
慣性モーメントを大きくすることが可能で、風車に落下
してきたパチンコ球を跳ね返すことが可能である。
【0085】図8に風車の各種の変形例の斜視図を示
す。図3から図7に示した実施例では羽根の肉厚を一定
として描いてあるが、図8(A)には、例えば各羽根体
27の一方の側が平坦で他面側を回動軸28の一つの回
転方向に凸状27aとした構造を有する風車としてあ
る。凸状とは断面が三角や台形状等の凸多角形状であ
る。
【0086】これにより、風車の回動方向に対面して設
けた少なくとも片側を凸状27aにした複数の羽根体2
7であるから、パチンコ球が流下して羽根体の凸状側に
当たる場合は、羽根体の凸状側でない側に当たる場合に
比べ、パチンコ球の跳ね返り方が散らばるのである。
【0087】さらに図8(B)に示す如く、羽根体27
の凸状をさらに進めて突曲面27bに形成してもよい。
これにより、回動軸28の一つの回転方向に対して突曲
している突曲体であるため、パチンコ球が流下して羽根
体の突曲面側に当たる場合には、パチンコ球の跳ね返り
角度が均等にて散らばらせることができる。
【0088】図8(C)には、例えば各羽根27の一方
の側が平坦で他面側を回動軸28の一つの回転方向に凹
状27cとした構造を有する風車としてある。凹状とは
凹曲面であり、曲面の曲率は問題にしない。これによ
り、風車の一つの回転方向に対面して設けた少なくとも
片側を凹状にした複数の羽根体27であるから、パチン
コ球が流下して羽根体の凹状側27cに当たる場合は、
羽根体の凹状側でない側に当たる場合と比べ、パチンコ
球の跳ね返り方が比較的安定する。
【0089】図8(D)には、羽根体27の片側の凹状
をさらに進めて曲面ではなく、屈折面27dとしてあ
る。この屈折面27dは複数の屈折面から成り立つ凹型
屈折面でもよい。これにより、回動体28の一つの回転
方向に対し途中で屈折している屈折体であるため、パチ
ンコ球が流下して羽根体の屈折面側に当たる場合は、パ
チンコ球の跳ね返りが安定し易くなるのである。
【0090】図8(E)には、風車の回動軸28に同軸
的に板体29を設け、均等角度間隔で該板体29の外周
に少なくとも片側を凸状にした複数の羽根体27を設け
てある。これにより、回動軸28に同軸的に板体29を
設け、均等角度間隔で該板体29の外周に少なくとも片
側を凸状とした複数の羽根体27を設けたので、落下し
てきたパチンコ球が羽根体27に衝突しても、回動軸2
8には直接衝撃を伝えず、さらに該板体29を介して回
動軸28に取り付けられているので、羽根体27が振動
しやすく、パチンコ球の跳ね返りが大きくなるのであ
る。また、この回動軸28に設けた板体279は、もち
ろん、円板であってもよく、この場合は風車の回転が円
滑で、かつ見た目にすっきりする。
【0091】図9に本願の第3実施例の風車を示し、図
9(A)はその第3実施例の正面図であり、図9(B)
は同実施例の斜視図を示す。この風車30は図3に示し
た風車において、4枚の湾曲羽根のうち一枚だけが他の
湾曲羽根とは逆方向に湾曲させて設けてある。風車30
は、前面に装飾が施されたプラスチック製の円板31の
裏側に長さ1cm半ほどの円筒体32を設け、該円板3
1の面内で該円筒体32に四つ又状に時計方向に湾曲し
た湾曲羽根33を3枚設けてあり、残りの一枚の湾曲羽
根は他の3枚と湾曲方向が逆になった逆湾曲羽根34で
ある。そして該円板31の表面中央から円筒体32を貫
通する回動穴35には釘が貫通する構造となっており、
遊技盤面で釘を回転軸として回動自在に取り付けること
ができる。
【0092】ここで逆方向にした逆湾曲羽根34は図3
の風車の湾曲羽根位置で、方向だけ逆にすると風車の重
心が逆に設けた湾曲羽根の凹面側にずれる。そこで、逆
にした逆湾曲羽根34の取付け位置を逆湾曲羽根の凸面
側34aに多少ずらし、風車30全体の重心を回動穴3
5の中心になるようにする。これにより、風車30は回
転によるブレを生じさせない。
【0093】上記第3実施例の風車30において、上方
から落下してくるパチンコ球が風車の左右位置での変化
について説明する。パチンコ球が風車の左上側から落下
して風車の左側で湾曲羽根に衝突する場合、4枚の羽根
のうち、3枚の湾曲羽根については凹面部33aに落下
し、パチンコ球は比較的安定し易く、残りの1枚の逆湾
曲羽根34では、凸面部34aに衝突するので、パチン
コ球は散らばり易い。この場合風車30は半時計回りに
回転しながら、パチンコ球が流下していく。これによ
り、風車30に流下して来たパチンコ球が左右何れかの
羽根に衝突しても、ある1枚の羽根しか異なる跳ね返り
を示さず、跳ね返りに偏りを持たせることができる。
【0094】他方、パチンコ球が風車30の右上側から
落下して風車の右側で湾曲羽根に衝突する場合、4枚の
羽根のうち逆湾曲羽根34の1枚だけが凹面部34bに
落下し比較的安定した跳ね返りをするが、残りの3枚の
湾曲羽根では凸面部33bに衝突するので、パチンコ球
は散らばり易いのである。この後、風車30はパチンコ
球の衝突による衝撃で時計回りに回転しながら、パチン
コ球が流下していく。
【0095】従って、第3実施例の風車では、風車30
の左側に落下してくるパチンコ球は衝突後、安定し易い
のと散らばり易いのを比較すると、逆湾曲羽根34の取
付け位置が多少ずれてはいるが、略3対1になる。他
方、風車の右側に落下してくるパチンコ球は衝突後、安
定し易いのと、散らばり易いのを比較すると、略1対3
の割合となるのである。風車に流下して来たパチンコ球
が左右何れかの羽根に衝突しても羽根の向きが異なりパ
チンコ球の跳ね返りが同一の傾向を示さず、変化に富む
動きが期待できるのである。
【0096】この風車30を図2に示す遊技盤面の風車
に適用した場合を説明する。風車30から流下したパチ
ンコ球は各入賞口5a、5b、5c、5dへの入賞の期
待値が異なる。入賞口5aでは、逆湾曲羽根34で散ら
ばったパチンコ球が入り易いので、4枚の羽根の内の逆
湾曲羽根34の1枚に衝突した分の期待が高まる。入賞
口5cへのパチンコ球の入賞は3枚の湾曲羽根33に衝
突した分の入賞の期待が高まるのである。次に風車30
の右側から流下したパチンコ球では、入賞口5bには湾
曲羽根33の凸面部33bで散らばった方が入りやす
く、4枚中3枚の湾曲羽根33に衝突した分の期待が高
いのである。入賞口5dへは、逆湾曲羽根34の凹面部
34bに衝突した比較的安定したパチンコ球が入賞しや
すく、これは4枚中1枚の逆湾曲羽根34のみである。
【0097】以上述べた各実施例の説明では風車は役物
の左右のパチンコ盤面に設けたものとして説明してきた
が、これに限らず、本発明の風車を役物としてパチンコ
盤面中央部に取り付けても十分に興味深いものである。
この場合は、遊技者は天釘近傍に打ち込んだパチンコ球
を流下させて風車の左右に落下させ、風車の周囲に配し
た入賞口へとパチンコ球を導くように遊技する。
【0098】さらに本発明のパチンコ遊技機の風車は4
枚羽根として説明してきたが、4枚羽根のみならず、3
枚羽根にも適用することができる。この場合は、各羽根
は120度づつの角度を有して均等に取り付けられる。
もちろん、2枚羽根でも適用できるのは言うまでもな
い。また、各風車の表面には円板はなくてもよい。
【0099】尚、本発明の風車は、遊技盤が立設された
パチンコ遊技機やアレンジボール遊技機に限らず、平板
状の遊技盤が略水平で手前に多少傾いているスマートボ
ール等やピンボール等の球を弾く遊技機にも適用が可能
である。
【0100】図10には、本発明の迂回路を有する風車
体を示し、図10(A)は同正面図であり、図10
(B)は同側面図であり、図10(C)は同斜視図を示
す。この風車40は3枚羽根であり、プラスチック製の
装飾が施された円板41の裏側に長さ1cm半ほどの円
筒体42を設け、該円筒体42に三つ又状に羽根43を
設けてある。この羽根43はいずれも、前端44が肉厚
で、後端45が肉薄に形成され断面がクサビ形状となっ
ており、その羽根面43aは後方に向けていずれの面も
多少傾斜している。該風車40は該円板41の表面中央
から円筒体42を貫通した回動穴46を有している。該
回動穴46には円板面側から釘体47が貫通し、風車4
0を回動自在に取り付けている。
【0101】釘体47は箱体50に取り付けられてい
る。該箱体50は西洋の棺桶状の太長の略六角形体で、
風車40をほぼ収容できる大きさを有し、釘体47は箱
体50の幅広部の中央の表板51から裏板52まで達し
て箱体50に固定されている。風車40は、略棺桶状の
胸部分中央に位置し、風車40は棺桶状の顔部分から腰
部分あたりまでに達している。風車40は箱体表面で釘
体47により、回動自在に取り付けられ、回動する羽根
の端は棺桶状の顔部分から腰部分あたりまでに達する。
箱体50の顔部分にあたる部分が開口し、ちょうど風車
の羽根の上側部分の裏側にあたり、羽根43に衝突して
風車の後ろ側にこぼれたパチンコ球Pを受け入れる取込
口53となっている。そして該取込口53は箱体内部で
迂回路54が該箱体の足部分にあたる排出口55まで通
じている。
【0102】該箱体40はパチンコ盤面を刳り貫いて、
パチンコ盤面と該箱体の表板51が同一面となり、上側
が取込口53、下側が排出口55となるように取り付け
られる。取込口53はパチンコ球の大きさより十分に大
きく、該取込口53に入ったパチンコ球を箱体の内部で
該釘体47を迂回して下方に延びた迂回路54に流れ落
ち、迂回路の途中に設けた機械的あるいは電気的センサ
ー54aでパチンコ球の通過を検出し、風車の下側の羽
根が届かない位置に設けた排出口55から排出される。
【0103】上記風車40が配された遊技盤面に打ち込
まれたパチンコ球は、遊技盤面の釘等に衝突し、その落
下方向を変え自転しながら落下し、風車の羽根43に衝
突する。すると、風車の羽根43は、後方に若干傾斜し
ているので、羽根43に衝突したパチンコ球は多少後方
に跳ね返るのである。もっとも、パチンコ球は風車に衝
突するまでに、釘等に衝突しながら、様々にその運動方
向を変えながら自転しつつ、落下してくるので、羽根4
3に衝突した時の自転方向によっては、後方には跳ね返
らない場合もある。風車の円板41や羽根43に衝突し
風車後方に跳ね返ったパチンコ球が箱体の取込口53に
入ると、迂回路54に流れ落ちて、排出口55からパチ
ンコ盤面に排出される。ここで、迂回路54の途中に設
けたセンサー54aにより、パチンコ球の通過を検出す
ることにより、各種始動スイッチとして使用できる。こ
れにより、取込口53に入球したパチンコ球の入球を関
知することができるのである。
【0104】また、排出口55に至る迂回路54は、取
込口53から釘体47を迂回したあと、排出口近傍では
真下に延び、この部分を通過してくるパチンコ球は真下
方向に運動方向を変え、排出口55から排出されるの
で、下方に落下しやすくなっている。従って、排出口下
方の遊技盤面に入賞口を配置することにより、排出口5
5から実質的に真下に落下し入賞がしやすくすることが
できる。
【0105】これにより、通常は風車40で左右に振り
分けられるはずのパチンコ球が遊技盤面の取込口53に
入ることもでき、風車の真下の排出口55から出てくる
ので、風車40での左右はもとより奥方向へのパチンコ
球の散らばりを保つと共に、パチンコ盤面の奥に流れ落
ち迂回路54に入った場合のパチンコ球として新しい動
きを追加している。このように運良く取込口53に入球
したパチンコ球そのものが、排出口55に出てくるの
で、興味が増すのである。さらに、排出口55を風車4
0の下部に設けてあるので、真上から風車40に絡んだ
パチンコ球を実質的に真下に落とすことができる。合わ
せて排出口下部に入賞口を配置すること等の工夫によ
り、風車が準入賞口の役割も兼ねることができる。
【0106】上記説明では、風車の羽根43は前端44
が厚く、後端45が薄くした断面クサビ形状とし、取込
口53にパチンコ球を導き易い構造を示したが、パチン
コ球自体が風車40に衝突する前に各種の方向に自転し
ている場合が多く、羽根43が後方に傾斜していなくと
も、パチンコ球が取込口53に入球することは可能であ
る。これにより取込口53への入球により、パチンコ球
が一瞬見えなくなるが、排出口55から出てくるので、
遊技者からすると得した感覚にさせられる。
【0107】さらに本発明の迂回路を有する風車体の応
用として、上記の風車40の代わりに、第一実施例乃至
第三実施例で記載した凸状羽根や凸曲面羽根あるいは湾
曲羽根、屈折羽根を有する風車を取り付けることによ
り、風車の左右でパチンコ球の散らばり方に、散らばり
落下や、安定落下等のある程度の傾向を持たすととも
に、パチンコ球を取込口53に入球させて排出口55か
ら風車の真下に落下させることもできるので、風車から
落下後の入賞口の配置位置により、入球の仕方に傾向を
持たすことができる。
【0108】図3乃至図9で説明した各種の羽根は、特
にパチンコ球が後方に跳ね返る構造とはしていないが、
風車に落下してくるパチンコ球は、実際には様々な回転
を伴って落下してくる。従って風車に衝突したパチンコ
球が後方に跳ね返ることも十分に可能である。この後方
に跳ね返ったパチンコ球が風車の回動軌跡の範囲内の遊
技盤面に設けたパチンコ球の取込口53に入球する確率
は十分にあり、該取込口53に入球したパチンコ球は排
出口55から排出されるのである。
【0109】図11には、迂回路を有する風車体として
風車がより後方にパチンコ球を跳ね返りやすくする羽根
体の横側面図である。図11(A)乃至(E)は、風車
の羽根体の断面図とその変形例であり、左側が前側で右
側が遊技盤面2で、回動軸56に回動自在に回動体57
が取り付けられ、該回動体に設けた羽根体58の断面図
である。以下、同一部分には同一の番号を用いる。
【0110】図11(A)は羽根体58の断面が前端か
ら後端に向って肉薄58aになっている。図11(B)
では、羽根体58は少なくとも片面が回動軸中央部で前
側から後側に向かって下り傾斜面58bを有している。
図11(C)では、羽根体58は少なくとも片面が回動
部中央やや手前部で突起部58cを有している。
【0111】図11(D)では、羽根体58は少なくと
も片面に衝突した球を後端に弾く弾性体を有することを
特徴とする。この弾性体とは後方にやや傾けて羽根に埋
め込まれた鋼線58dである。図11(E)では、羽根
体58は少なくとも片面に衝突した球を後端に弾く弾性
体として後方やや傾けて羽根に設けた巻バネあるいはゴ
ム等58eである。
【0112】これら上述した羽根体の構造とすることに
より、風車の羽根体が前端から後端に向かってパチンコ
球が跳ね返り易いようになるので、羽根体に衝突し跳ね
返ったパチンコ球が遊技盤の取込口に向けて跳ね返りや
すい傾向が出て、入球しやすくなるのである。
【0113】図12には、図10で用いた風車の回動軸
の変形例の横側面図を示す。図11同様に同一部分には
同一番号を用いる。左側が風車の前側で右側が遊技盤面
2側であり、回動軸56に取り付けた羽根体58は平羽
根としている。図12(A)では、回動体57は前端か
ら後端に向い太さが細くなる円錐面57aとなってい
る。図12(B)では、回動体57は、少なくとも回動
体中央側面は前端から後端に向かって下り傾斜している
傾斜面57bを有している。
【0114】図12(C)では、回動体57には少なく
とも衝突した球を後端に弾く弾性体として、後方にやや
傾けて回動軸に取り付けた鋼線57cを設けてある。図
12(D)では、回動体57には少なくとも衝突した球
を後端に弾く弾性体として、後方にやや傾けて取り付け
た巻バネあるいゴム等57dである。
【0115】これらの回動体の構造とすることにより、
風車の中央部に流下してきたパチンコ球が後方に跳ね返
り易いようになるので、回動体に衝突し跳ね返ったパチ
ンコ球が遊技盤の取込口に向けて跳ね返り易い傾向が出
て、入球しやすくなるのである。
【0116】図13には、風車の前端に設ける板体の変
形例を示す斜視図である。羽根体は略してある。図13
(A)は、回動体57の前端には方形板体59を設けて
ある。通常、風車は遊技盤面と前面ガラスとの間の空間
に取り付けられ、風車の前面と前面ガラスとの間には隙
間があるので、風車に流下してくるパチンコ球が該板体
59に衝突して風車を回動軸56にて回動させるととも
に後方に跳ね返り、取込口に入る確率が高まるのであ
る。この場合、板体59は回動体57の前端に設けてあ
り、前面ガラスの内側面からの距離は、パチンコ球の半
径より小さくしてあるので、風車に流下してくるパチン
コ球が前面ガラスよりに板体59に衝突しても必ず、板
体59の縁面59aで後方に跳ね返されるのである。
【0117】図13(B)では、板体59の外周には後
方に向けて回動軸56に向かって傾斜している傾斜体5
9bを有する。図13(C)では、板体59には回動軸
56を中心に同心円状に後方に向けて回動軸に56向か
って傾斜している傾斜部59cを有している。この傾斜
部59は、板体59が鉄板であれば、同軸状に後方に向
って切欠を設け、切込屋根を後方に押し出して傾斜とし
たり、また板体がプラスチックなら板体裏側に同軸状に
設けた凸部であればよい。
【0118】これらによれば、回動体の前端に設けた板
体に様々な工夫を凝らした構造としてあるので、風車の
上に流下して来たパチンコ球が衝突した際に、風車の後
側に跳ね返りやすく、遊技盤上の取込口への入球がより
しやすくなるのである。上述した板体は方形としたが、
風車の回転にブレが生じない様に回動軸を中心に回転す
る形状であれば正多角形であればよく、勿論、円形であ
ってもよく正面形状は問わない。
【0119】
【発明の効果】本発明の効果を列挙すれば次の通りであ
る。 1.本発明によれば、遊技盤に球を弾き入れて該球に運
動を与え、複数の羽根体の一つの回動方向のみが凸状に
形成されているので、風車のいずれかの片側に落下して
きたパチンコ球は、羽根体の凸状部に衝突してその反動
で跳ね返る方向が散らばりやすくなり、その後のパチン
コ球の動きが比較的散らばる傾向がでるので、風車の左
右に衝突した場合では、パチンコ球の動きに差が生じ
て、変化に富み易く、面白いのである。風車の一方側へ
は運動量が比較的小さい球、他方側には比較的運動量の
大きい球となるように振り分けられ、風車の左右に配置
する入賞口や他の役物との絡みで豊富なゲーム性を実現
できる。
【0120】2.本発明によれば、風車の上方から落下
してきたパチンコ球が、羽根体の突曲面に衝突してその
反動で跳ね返る方向が曲面に衝突することにより、均等
にあらゆる方向に跳ね返るので、羽根の突曲面に衝突後
のパチンコ球の動きが多種多様になりやすく、非常に興
味のそそる動きが期待できる。
【0121】3.本発明によれば、複数の羽根体の一つ
の回動方向のみが凹状に形成されているので、風車のい
ずれかの片面に落下してきたパチンコ球は、羽根体の凹
状部に衝突してその反動で跳ね返る方向が交差しやすく
なり、その後のパチンコ球の動きが比較的安定する傾向
がでるので、風車の左右に衝突した場合では、パチンコ
球の動きに差が生じて、変化に富み易く、面白いのであ
る。
【0122】4.本発明によれば、風車の上方から落下
してきたパチンコ球が、羽根体の屈曲面に衝突してその
反動で跳ね返る方向が直線的に交差するものの比較的安
定しやすい跳ね返りをするので、その後のパチンコ球の
動きが安定しやすく、風車の反対側に落下した場合と明
らかにパチンコ球の動きに差が生じ、面白いのである。
【0123】5.本発明によれば、筒体に同軸的に板体
を設け、均等角度間隔で該板体の外周に少なくとも片側
を凸状とした複数の羽根体を設けたので、流下してきた
パチンコ球が羽根体に衝突しても、回動軸には直接衝撃
を伝えず、さらに該板体を介して筒体に取り付けられて
いるので、パチンコ球の跳ね返りが大きいのである。
【0124】6.本発明によれば、回動軸に同軸に設け
た板体は円板とすることにより、風車の回転が滑らかに
行われ、かつ、見た目にもすっきりする。
【0125】7.本発明によれば、羽根の向きを異なる
方向とすることにより、風車に流下して来たパチンコ球
が左右何れかの羽根に衝突してもパチンコ球の跳ね返り
が同一の傾向を示さず、変化に富む動きが期待できる。
【0126】8.本発明によれば、複数の羽根のうち1
枚だけ方向を逆にしておくことにより、風車に流下して
来たパチンコ球が左右何れかの羽根に衝突しても、ある
1枚の羽根しか異なる跳ね返りを示さず、跳ね返りに偏
りを持たせることができる。
【0127】9.本発明によれば、遊技盤に略直角に設
けた回動軸と、該回動軸に回動自在に設けた回動体と、
該回動体に略均等角度間隔に配した複数の羽根体と、該
羽根体の回動軌跡の範囲内の遊技盤に設けた前記球の取
込口と、該羽根体の回動軌跡の範囲外の遊技盤に設けた
前記球の排出口とから構成されているので、遊技盤上を
流下してきたパチンコ球が羽根体や回動体に衝突した後
の跳ね返りにより、前記取込口に入球した場合に、前記
排出口から排出され、面白いのである。風車の絡んでき
た球が奥に入る動きが加わるため、変化に富んだ遊技が
可能となる。また排出口を風車の真下に設けると、真上
から風車に絡んだ球を実質的に風車の真下に落とすこと
ができる。
【0128】10.本発明によれば、遊技盤に風車の回
動方向に対面して設けた少なくとも片側を凸状にした複
数の羽根体を回動自在に設け、パチンコ球が流下して羽
根体の凸状側に当たる場合は、羽根体の凸状側でない側
に当たる場合に比べ、パチンコ球の跳ね返り方が散らば
り、この散らばったパチンコ球が風車の回動軌跡の範囲
内の遊技盤に設けた玉の取込口に入球し、排出口から排
出され、面白いのである。
【0129】11.本発明によれば、遊技盤に風車の回
動方向に対面して設けた少なくとも片側を突曲面とした
複数の羽根体としてあるので、パチンコ球が流下して羽
根体の突曲面側に当たる場合は、羽根体の突曲面側でな
い側に当たる場合に比べ、パチンコ球の跳ね返り方が均
等に散らばり、この散らばったパチンコ球が風車の回動
軌跡の範囲内の遊技盤に設けた玉の取込口に入球し、排
出口から排出される面白いのである。
【0130】12.本発明によれば、遊技盤に風車の回
動方向に対面して設けた少なくとも片側を凹状にした複
数の羽根体を回動自在に設け、パチンコ球が流下して羽
根体の凹状側に当たる場合は、羽根体の凹状側でない側
に当たる場合に比べ、パチンコ球の跳ね返り方が安定
し、この安定したパチンコ球が風車の回動軌跡の範囲内
の遊技盤に設けた玉の取込口に入球し、排出口から排出
されるのである。
【0131】13.本発明によれば、遊技盤に風車の回
動方向に対面して設けた少なくとも片側を途中で屈折し
た複数の羽根体としてあり、パチンコ球が流下して羽根
体の屈曲側に当たる場合は、羽根体の屈曲側でない側に
当たる場合に比べ、パチンコ球の跳ね返り方が安定し、
この安定したパチンコ球が風車の回動軌跡の範囲内の遊
技盤に設けた玉の取込口に入球し、排出口から排出され
るのである。
【0132】14.本発明によれば、風車の羽根体が前
端から後端に向かってパチンコ球が跳ね返り易い構造を
しているので、羽根体に衝突し跳ね返ったパチンコ球が
遊技盤の取込口に向けて跳ね返りやすい傾向が出て、入
球しやすいのである。
【0133】15.本発明によれば、回動体が前端から
後端に向いパチンコ束が跳ね返り易い構造をしているの
で、回動体に衝突し跳ね返ったパチンコ球が遊技盤の取
込口に向けて跳ね返り易い傾向が出て、入球しやすいの
である。
【0134】16.本発明によれば、回動体の前端に板
体を設けたので、風車に流下してくるパチンコ球が該板
体に衝突して入球口に入る確率が高まるのである。
【0135】17.本発明によれば、回動体の前端に設
けた板体に様々な工夫を凝らした構造としてあるので、
風車の上に流下して来たパチンコ球が衝突した際に、風
車の後側に跳ね返りやすく、入球口への入球がよりしや
すくなる。
【0136】18.本発明によれば、運良く取込口に入
球したパチンコ球そのものが、排出口に出てくるので、
興味が増し、変化に富んだ遊技を提供できる。
【0137】19.本発明によれば、運良く取込口に入
球したパチンコ球の入球を関知することができ、各種の
始動スイッチとして用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の風車を有するパチンコ遊技機の正面
図である。
【図2】第1実施例の風車を取り付けたパチンコ盤面の
拡大正面図である。
【図3】第1実施例の風車の斜視図である。
【図4】風車に落下してくるパチンコ球の落下状態を示
す正面図である。
【図5】パチンコ球が風車の左右に衝突した後の跳ね返
りを説明するための正面図である。
【図6】第2実施例の屈折羽根を用いた風車である。
【図7】パチンコ球が屈折羽根の風車に衝突した後の跳
ね返りを説明するための正面図である。
【図8】風車の各種の変形例の斜視図である。
【図9】本願の第3実施例である。
【図10】本発明の迂回路を有する風車体である。
【図11】迂回路を有する風車体として風車がより後方
にパチンコ球を跳ね返りやすくする羽根体の横側面図で
ある。
【図12】図10で用いた風車の回動軸の変形例の横側
面図である。
【図13】風車の前端に設ける板体の変形例を示す斜視
図である。
【図14】従来技術としてのパチンコ遊技機の風車の一
般的なものから最近提案されたものまでである。
【図15】特開平10−146425号の遊技機用球振
分装置である。
【符号の説明】
1…パチンコ遊技機 2…遊技盤面 3…役物 4…釘 5…入賞口 10…風車 11…円板 12…円筒体 13…湾曲羽根 14…回動穴 20…風車 21…円板 22…円筒体 23…屈折羽根 24…内羽根 25…外羽根 26…回動穴 27…羽根体 28…回動軸 29…板体 30…風車 31…円板 32…円筒体 33…湾曲羽根 34…逆湾曲羽根 35…回動穴 40…風車 41…円板 42…円筒体 43…羽根 44…前端 45…後端 46…回動穴 47…釘体 50…箱体 51…表板 52…裏板 53…取込口 54…迂回路 55…排出口 56…回動軸 57…回動体 58…羽根体 59…板体 01…円板 02…筒体 03…羽根部材 04…釘 05…風車体 06…入賞口 07…盤面 08…モータ 09…風車 010…風車 011…回転体 012…第1の支軸 013…支柱 014…第2の支軸 015…回転羽根 016…風車 017…羽根 018…カバー体 019…入球口 020…通路 021…風車部材 022…球流出口 023…球排出口

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤に球を弾き入れて該球に運動を与
    え、運動を与えられた球が遊技盤上に設けられた様々の
    障害物に衝突して、その反動で運動方向を変えて遊技を
    楽しむ弾球遊技機において、遊技盤に略直角に設けた回
    動軸と、該回動軸に回動自在に設けた回動体と、該回動
    体に略均等角度間隔に配され該回動体の回動方向に対面
    して設けた少なくとも片側を凸状にした複数の羽根体
    と、から構成される風車を有することを特徴とする弾球
    遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、羽根体は、回転方向
    に対し突曲している突曲体である、風車を有することを
    特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 遊技盤に球を弾き入れて該球に運動を与
    え、運動を与えられた球が遊技盤上に設けられた様々の
    障害物に衝突して、その反動で運動方向を変えて遊技を
    楽しむ弾球遊技機において、遊技盤に略直角に設けた回
    動軸と、該回動軸に回動自在に設けた回動体と、該回動
    体に略均等角度間隔に配され該回動体の回動方向に対面
    して設けた少なくとも片側を凹状にした複数の羽根体
    と、から構成される風車を有することを特徴とする弾球
    遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項3において、羽根体は、回転方向
    に対し途中で屈折している屈折体である風車を有するこ
    とを特徴とする弾球遊技機
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4の何れか1つにお
    いて、回動体は筒体である風車を有することを特徴とす
    る弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項4の何れか1つにお
    いて、回動体は回動軸に摺動回動可能な筒体と、該筒体
    の端部に該筒体を貫通して設けた板体と、から構成され
    る風車を有することを特徴とする弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 請求項6乃至請求項7の何れか1つにお
    いて、筒体に同軸的に板体を設け、均等角度間隔で該板
    体の外周に少なくとも片側を凸状にした複数の羽根体を
    設けた風車を有することを特徴とする弾球遊技機。
  8. 【請求項8】 請求項6乃至請求項7の何れか1つにお
    いて、板体は回動軸に同軸に設けた円板である風車を有
    することを特徴とする弾球遊技機。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8の何れか1つにお
    いて、複数の羽根のうち、過半数の羽根体の向きを回動
    体の同一回転方向とした風車を有することを特徴とする
    弾球遊技機。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項8の何れか1つに
    おいて、複数の羽根体のうちの1枚の羽根体が他の羽根
    体とは逆向に回動体に設けられている風車を有すること
    を特徴とする弾球遊技機機。
  11. 【請求項11】 遊技盤に球を弾き入れて該球に運動を
    与え、運動を与えられた球が該遊技盤上に設けた様々の
    障害物に衝突して、その反動で運動方向を変えて遊技を
    楽しむ弾球遊技機において、遊技盤に略直角に設けた回
    動軸と、該回動軸に回動自在に設けた回動体と、該回動
    体に略均等角度間隔に配した複数の羽根体と、該羽根体
    の回動軌跡の範囲内の遊技盤に設けた前記球の取込口
    と、該羽根体の回動軌跡の範囲外の遊技盤に設けた前記
    球の排出口と、から構成される風車を有することを特徴
    とする弾球遊技機。
  12. 【請求項12】 請求項11において、羽根体は、回動
    体の一つの回動方向に対面して設けた少なくとも片面側
    を凸状にした、風車を有することを特徴とする弾球遊技
    機。
  13. 【請求項13】 請求項12において、羽根体は、回動
    体の一つの回動方向に対し突曲している突曲面である風
    車を有することを特徴とする弾球遊技機。
  14. 【請求項14】 請求項11において、羽根体は、回動
    体の一つの回動方向に対面して設けた少なくとも片面側
    を凹状にした、風車を有することを特徴とする弾球遊技
    機。
  15. 【請求項15】 請求項14において、羽根体は、回転
    方向に対し途中で屈折している屈折体である風車を有す
    ることを特徴とする弾球遊技機。
  16. 【請求項16】 請求項11乃至請求項15の何れか1
    つにおいて、羽根体は回動軸に並行に回動体に取り付け
    られ、該羽根体の断面は前端から後端に向かって薄くな
    っている風車を有することを特徴とする弾球遊技機。
  17. 【請求項17】 請求項11乃至請求項15の何れか1
    つにおいて、羽根体は少なくとも片面が回動軸中央部で
    前側から後側に向かって下り傾斜している風車を有する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  18. 【請求項18】 請求項11乃至請求項15の何れか1
    つにおいて、羽根体は少なくとも片面が回動部中央やや
    手前部で突起部を有している風車を有することを特徴と
    する弾球遊技機。
  19. 【請求項19】 請求項11乃至請求項15の何れか1
    つにおいて、羽根体は少なくとも片面に衝突した球を後
    端に弾く弾性体を有する風車を有することを特徴とする
    弾球遊技機。
  20. 【請求項20】 請求項11乃至請求項15の何れか1
    つにおいて、少なくとも回動体は前端から後端に向い細
    くなっている風車を有することを特徴とする弾球遊技
    機。
  21. 【請求項21】 請求項11乃至請求項15の何れか1
    つにおいて、少なくとも回動体中央側面は前端から後端
    に向かって下り傾斜している傾斜面を有する風車を有す
    ることを特徴とする弾球遊技機。
  22. 【請求項22】 請求項11乃至請求項15の何れか1
    つにおいて、回動体は少なくとも衝突した球を後端に弾
    く弾性体を有する風車を有することを特徴とする弾球遊
    技機。
  23. 【請求項23】 請求項11乃至請求項22の何れか1
    つにおいて、回動体の前端には板体を設けた風車を有す
    ることを特徴とする弾球遊技機。
  24. 【請求項24】 請求項23において、板体の外周には
    後方に向けて回動軸に向かって傾斜している傾斜体を有
    する風車を有することを特徴とする弾球遊技機。
  25. 【請求項25】 請求項23において、板体には同心円
    状に後方に向けて回動軸に向かって傾斜している傾斜部
    を有する風車を有することを特徴とする弾球遊技機。
  26. 【請求項26】 請求項23乃至請求項25の何れかに
    おいて、板体は回動軸に同軸に設けた円板である風車を
    有することを特徴とする弾球遊技機。
  27. 【請求項27】 請求項11乃至請求項26の何れか1
    つにおいて、取込口と排出口は遊技盤面の内側で繋がっ
    ている風車を有することを特徴とする弾球遊技機。
  28. 【請求項28】 請求項27において、取込口と排出口
    の途中には通過する球を検出するセンサーを有する風車
    を有することを特徴とする弾球遊技機。
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