JP2896705B2 - 入賞装置の回動翼片 - Google Patents

入賞装置の回動翼片

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ機の入賞装置に組付けられる回動
翼片に関する。
[従来の技術] 入賞装置に組込まれる回動翼片は通常入賞口の近傍に
回動自由に軸着され、起立した状態にあるとき入賞口を
閉ざして打球の飛入を不能にし、或は困難にし、開放時
には水平状に倒して入賞口を開くと同時に、翼片を誘導
板に変換させて落下する打球を受け止め入賞口の誘導手
段にされる。この回動翼片を備えた入賞装置については
従来から多くの提案があり、また実用例が多数ある。例
えば特開昭63−272373号公報、特開平1−131688号公報
記載の入賞装置も回動翼片を備えた入賞装置の一例であ
る。
これら従来例にも示されるように一般に回動翼片は入
賞口の左右両側に向い合せに備えられ、回転軸を支点に
して垂直状に起立したとき入賞口を閉ざし、水平に転倒
したとき入賞口を開放すると同時に開放時にはこの翼片
を誘導板にして落下する打球を受け止め入賞口へ誘導す
るものとしており、回動翼片の開閉動により入賞装置は
入賞条件が大きく変化するものとなっている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、入賞装置における回動翼片は通常ソレノイ
ドの励磁によって回動軸を回転させ、これに伴わせて起
立した閉塞状態と水平に転倒した開放状態に変化するよ
うにしている。一般にこの回動翼片はプラスチックを素
材にした成形品からなり、その機能は前述した通り入賞
口を開閉することと、開放時に落下球を受け止めこれを
入賞口に誘導するだけでそれ以上の働きをもっていな
い。
本発明は、この様な従来のプラスチックの成形品から
なる回動翼片に鑑み落下打球との関係において回動翼片
に衝突する打球に変化を与えて遊技性を高められるよう
にした入賞装置の回動翼片を提供せんとするものであ
る。
即ち、従来のプラスチック製の回動翼片は入賞口の開
閉に主たる機能が求められていたことから回動によって
入賞口を閉じ或は開放することで充分その目的を達する
ものとなっいた。従って、開放時に落下打球が受け止め
られても、単にこの球を上面に沿って転がし入賞口に誘
導するだけでそれ以上の変化を与えることがなく、また
閉塞時に外方から打球が衝突しても飛入を妨げるだけで
単に下に落すだけであり落下打球の飛び跳ねる変化力を
消失させてしまうだけであった。
本発明は上述従来の回動翼片の単純さに鑑み、これを
改善して入賞装置に対してこの回動翼片が単に飛入口を
開閉するのに止まらず、この回動翼片に衝突する打球に
対して変化を与え遊技性を高められるようにしたことに
ある。
[問題点を解決するための手段] 即ち、本発明は入賞装置の回動翼片の表面にばね性を
付与して、回動翼片に衝突する打球を弾き返えすように
して、この回動翼片が閉じた状態にあるときには翼片の
下面によって外に向けて強く跳ね返し、また開放して水
平に転倒した状態にあるときには翼片上に落下する打球
を跳ね上げて入賞口に飛入させて入賞装置内部に設ける
複数の受口のいずれかに飛入させる等して入賞に変化を
付けられるようにした入賞装置の回動翼片を提供せんと
するものである。
前述した様に従来の回動翼片はプラスチックの成形品
からなり、翼片自体には反発力がなく、従って開放時に
翼片上に落下した打球は翼片の傾斜に従って単に転がる
だけであったが、本発明は翼片の片面若しくは両面にば
ね性を付与し、このばね力によって打球に弾みを与え、
跳ね上るようにして特に飛入時に変化を与えるようにし
たものである。
更に、この発明の特徴とするところを詳述すると、本
発明は入賞装置の回転軸に軸承される回動翼片の上下面
の少なくとも一面を板ばね片にしてこの板ばね片に衝合
する打球を跳ね返すようにした入賞装置における回動翼
片を提供することにある。上記板ばね片はプラスチック
の帯板片にしてばね性を付与するものであっても、また
金属製の帯板状片にしてばね性を付与したものでもよく
素材を特定されない。またこの板ばね片は回転軸に軸着
するための翼片主体と一体成形してもよく、また別体に
成形して組合せてもよい。例えば翼片主体をプラスチッ
クにしたとき、板ばね片をこの主体と一体にプラスチッ
クで成形すると製造性を高めることができ、製造面,コ
スト面で有効である。直、板ばね片を金属製のものとし
たときには翼片主体の成形時に一体にインサート成形し
て製造することの外、主体とは別体にしてこの種体に取
付部を予じめ設け、金属製板ばね片をこの取付部を介し
て主体に組付けて製造することもある。
[作 用] 本発明の回動翼片は、上述の様に打球が当る上下両面
若しくはそのいずれか一面にばね力を付与した板ばね片
を備えることから、例えば上面を板ばね片とした場合に
は、回動翼片が開放し水平状に転倒したとき、この上面
に打球が落下すると、球はこの上面によって入賞口に転
がり誘導される外、強く落下した場合には跳ね上って入
賞口に飛入することになる。また、下面に板ばね片が設
けられている場合には回動翼片が閉塞し起立したときこ
の下面、即ち外側面に打球が衝合すると、弾かれて遊技
板面に飛び出し打球の落下に変化を与えることになる。
次に、本発明を図示する実施例について更に詳述し、
その他の特徴を明らかにする。
[実施例] 図面第1図は本発明に係る回動翼片を備えた入賞装置
の一部を断面とした正面図で、第2図は上図の部分縦断
右側面図、第3図は回動翼片の一例を示す側面図、第4
図は上図回動翼片の背面図である。図面において1は入
賞装置であり、2は入賞装置の前面を飾る取付基板、3
は取付基板の背面に設けた入賞装置の本体となる箱体
で、4は箱体の前面を開放して形成した入賞口5の両側
部に相対向するように備えた回動翼片であり、6は入賞
口5の上を塞ぐ庇形の障碍壁、7は入賞口の下部前面に
突出するように設けた入賞ポケットである。
この入賞装置における入賞口5は取付基板2の中央部
に縦長長方形状に開設され、上部を障碍壁6によって囲
むと共に、下半部の両側部を縦壁8によって囲み、この
縦壁8の上部と障碍壁6の両端部との間に設けられてい
る空部を当該入賞口5の打球飛入口9としている。
障碍壁6の上面中央部にはその他の入賞口10が設けら
れ、その直下には入賞球数を表示する表示ランプ11が備
えられている。
前記箱体3は第2図に示されるように取付基板2の背
面から後方に突き出し、内部には2段の誘導棚12,13が
段設してあり、底板14は前方に向けて下り勾配に形成
し、先端縁を入賞ポケット7に臨ませてある。
上記誘導棚12,13はそれぞれ後方に向けて下り勾配に
傾斜を付けてあり、その各後端縁は箱体の背面板15から
離して入賞球の落下口16を形成している。そして、この
両誘導棚のうち、上方の棚12は後傾斜に設けると共に、
中央部を前後に亘って低くして入賞球を後方に誘導しな
がら中央部に転がり集る構造にしてある。
一方、入賞ポケット7は入賞口5の間口を三等分する
如く3個のポケット7a,7b,7cから構成し、その各ポケッ
トの底を入賞球誘導孔17に連通させてある。そして、中
央部に位置するポケット7bにはセンサー18を装備して通
過球を検出し、検出球数を前記した表示ランプ11に表示
する特別入賞ポケットとしてある。
さて、回動翼片4は入賞口5に臨む左右の飛入口9,9
に装備され、この飛入口を開閉するもので、飛入口の略
中央部に設けられる回転軸19に軸着され、起立した状態
に立ち上って飛入口を閉ざす閉塞状態と、外に向けて水
平に転倒し飛入口を開放する開放状態の間を略90゜の範
囲で回転するようにされている。尚、ここでは図示しな
いが、上記回動翼片の回動操作は箱体3の背後に設備す
るソレノイドの励磁によって行われ、クランク機構等の
作動伝達手段を使って上記回転軸19を正逆回転させるこ
とによって開閉操作される。
上記回動翼片4は第3,4図に拡大して示すようにこの
実施例では回転軸19に軸着するための合成樹脂で成形し
た翼片主体20と、打球を受ける金属製帯板片からなる板
ばね片21とからなっており、板ばね片21は翼片主体20を
成形する際取付部22に埋設して一体に組付けるものとし
てある。更にこれを詳述すると、板ばね片21は金属製帯
板片を略V字形に曲成して翼片の上面4aの部分と下面4b
の部分を同時に形成すると共にこれら両面部分の長さの
途中をコ字形に屈折させて埋設部23,23を設け、この埋
設部を翼片主体の成形時にその取付部22に埋設して一体
に組付けるものとしてある。
翼片主体20は上記板ばね片21の露出を回避するため取
付部22の前面に飾り板24を一体に設けている。この飾り
板の回動先端部の背面には板ばね片の屈曲部を止める突
起25が設けてあり、また後端部の背面には閉塞時に縦壁
8に当接して起立位置に保持するストッパー26が設けて
ある。
ところで、第5図乃至第7図、第8,9図及び第10図乃
至第13図は本発明に係る回動翼片4のその他の実施例を
示したもので、ここでこれらの例について詳述すると、
先ず第5図乃至第7図に示す回動翼片は第2の実施例を
示したもので、この実施例は翼片主体30と板ばね片31を
別体に成形して組合せるようにした場合である。上記翼
片主体30は主体の取付部32と飾り板33を合成樹脂で一体
に成形し、コ字形の溝に形成される取付部32に板ばね片
31の上下両面の長さの途中に設ける屈曲部34を嵌め入
れ、固定板35を添わせたのちビス36で止め付けることに
よって翼片主体と板ばね片を組合せ、回動翼片4を形成
した場合である。尚、37はストッパーであり、この実施
例では板ばね片31の位置ずれを塞ぐ突起は設けていな
い。
第8,9図は翼片主体40と飾り板41とを一体に成形する
とき、この飾り板41の先端部と後端部の上下においてそ
れぞれ向い合せとなる取付部42a,42bと取付部43a,43bを
それぞれ設けてこの向い合せの取付部間に金属板製の帯
板状の板ばね片44,45を渡して回動翼片4を形成した場
合である。ここに示す板ばね片44は図示するように取付
部42a,42bの溝の底部間の距離lより幾分長く形成し
て、板の両端を嵌め付けたとき長さの途中が外方に張り
出しばね性が付与されるようになっている。
更に第10図乃至第12図及び第13図は翼片主体50と共に
板ばね片51を合成樹脂で一体成形した場合である。
翼片主体50は回転軸19に軸着する部分と飾り板とから
なり、飾り板の後端部に設けるストッパー52から上面を
形成する板ばね片51aを先端側に向けて延設し、またこ
の上面に対向するように下面を形成する板ばね片53bを
飾り板の下端に沿って延設しており、上下の両面は飾り
板との間にスリット状の間隔53を設けて後端部を基点に
して振動できるようにしてある。尚、第13図に示す実施
例は板ばね51の上下両面の先端部を連続させると共に、
この連続部において飾り板に接続させ、各面の中央部を
中心にしてばね性を付与した場合である。
尚、回動翼片4につきそれぞれ構造を異にする場合に
ついて説明したが、上面若しくは上下両面に設ける板ば
ね片は翼片主体若しくはこの主体に設ける飾り板に対し
てその接続点を変えることによって振動基点が翼片の前
端部になったり、中央部になったり、或は後端部にな
る。このため打球に対する反発が変化することから入賞
装置の構造に合わせて主体に対する接続点を選択すると
よい。
この様に構成してなる各回動翼片は前記入賞装置1の
飛入口9に回転軸19の先端に軸着することによって取付
けられる。そして、図示する実施例では回転軸19を飛入
口9の略中央部に備えて回動翼片4を入賞口5の内部に
棚設される2段の誘導棚12と13の中間に臨ませるように
してある。
さて、この様に構成された入層装置は、前述したよう
に図示しないソレノイドの励失磁によって回動翼片4を
回転操作し、飛入口を開閉操作するこおになるが、常態
においてはソレノイドを失磁させて回動翼片を起立さ
せ、入賞条件が満されたときソレノイドを励磁して回動
翼片を外向けに倒して飛入口9を開放することになる。
この開放状態において打球が翼片4上に落下すると、前
述したようにこの回動翼片の上面は板ばね片21によって
ばね性が付与されていることから強く落下した打球は弾
かれて飛び上りながら入賞口5に入り、そのうち幾つか
の球は上段の誘導棚12に飛び乗り、他の球は回動翼片よ
り下に位置する下段の誘導棚13に受け止められることに
なる。そして、上の誘導棚12に跳び上った入賞球はその
勾配に従って中央に集りながら後方へと転がり落下口16
を通して底板14上に落下しセンサー18を備えた中央の特
別入賞ポケット7bへと有利に誘導されることになる。そ
の一方、下の誘導棚13に転入した入賞球は端にそのまゝ
後方に転がって落下口16から任意に底板14上に落下し、
落下点を基点に3個の入賞ポケットのいずれかに転入す
ることになる。この下の誘導棚13への転入は回動翼片4
に対して弱く落下して飛入した打球がたどる経路でもあ
り、翼片の上面に沿って転がりながら飛入した打球は翼
片の傾斜に従ってそのまゝ下の誘導棚13に誘導されるこ
とになる。尚、上の誘導棚12を前下り傾斜に形成する
と、前縁から再度回動翼片のばね片上に落下して弾かれ
たり、中央部に落下してそのまゝ入賞ポケットに飛入し
たりするので異る変化を求めることができる。
一方、回動翼片4が起立して閉じたとき、その下面に
打球が衝突すると、板ばね片によって弾かれるため従来
の回動翼片のようにそのまゝ直下に落下することなく弾
かれて落下方向に変化が付けられることになる。
尚、本発明における回動翼片は開放時に打球を受ける
上面について板ばね片とすればその目的を達することが
できるもので、前述各実施例について説明したように下
面についても板ばね片とした場合には上述したように閉
塞時に翼片に衝合する打球を弾き返してこれに変化を与
えることができることになる。
また、使用する板ばね片の反発力は実施に当って設計
者に委ねられるところであるが、打球に見合った反発力
を付与して飛躍性を高めると入賞の際の変化が大きくな
り、実施例において説明した入賞装置のように誘導棚を
2段に設けて入賞後の条件に差を付ける等の操作が可能
となる。勿論、板ばね片は翼片主体に対する組付け方、
或はそれ自体の構造によって反発力に差を生じ一様では
ないが、この反発力の相違に注目して構造を選択するこ
とも入賞装置に変化を与えられるので遊技機として有利
である。
[発明の効果] 以上本発明を実施例について詳述したが、本発明回動
翼片は打球が衝合する上面、或は上面と下面の両面に板
ばね片を組付けたことによってこれに打球が衝突したと
き弾かれるよう構成したことから、回動翼片が開放した
ときにはただ単に翼片の上面に誘導されて入賞口に転が
りながら入賞する打球がある外、この上面に強く打球が
落下することによって弾かれ飛び上りながら入賞する打
球もあり、このときの跳び上りは落下の強さによって落
下するもので不規則であることから一層飛入状態に変化
を生じるものであり遊技性を高めることができる。
また閉塞時には回動翼片の下面に板ばね片を設けた場
合打球を跳ね返すことができるため打球の方向に変化を
与えて同じく遊技性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る回動翼片を組付けた入賞装置の一
部断面とした正面図、第2図は上図の部分の中央縦断右
側面図、第3図は回動翼片の拡大側面図、第4図は同じ
く背面図、第5図は他の実施例における回動翼片の中央
縦断側面図、第6図は上図の背面図、第7図は分解斜視
図、第8図は他の実施例における回動翼片の一部断面と
した拡大側面図、第9図は上図の背面図、第10図はその
他の実施例の回転翼片の右側面図、第11図は同じく背面
図、第12図は同じく左側面図であり、第13図はその他の
実施例の回転翼片の斜視図である。 1……入賞装置、4……回動翼片 4a……回動翼片の上面、4b……回動翼片の下面 21……板ばね片 22……翼片主体、23……取付部 24……飾り板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に軸着される回動翼片の上下面の少
    なくとも一面を板ばね片にしたことを特徴とする入賞装
    置の回動翼片。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載において、回動
    翼片の上面を板ばね片としたことを特徴とする入賞装置
    の回動翼片。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載において、回動
    翼片は回転軸に軸着される翼片主体と該主体の上下両面
    を形成する板ばね片とから構成し、上記翼片主体には取
    付部を設けて上記板ばね片を組付けるようにしたことを
    特徴とする入賞装置の回動翼片。
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