JPH0661379B2 - パチンコ機の変動入賞装置 - Google Patents

パチンコ機の変動入賞装置

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JPH0661379B2
JPH0661379B2 JP32269589A JP32269589A JPH0661379B2 JP H0661379 B2 JPH0661379 B2 JP H0661379B2 JP 32269589 A JP32269589 A JP 32269589A JP 32269589 A JP32269589 A JP 32269589A JP H0661379 B2 JPH0661379 B2 JP H0661379B2
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吉平 新山
広司 伊東
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株式会社ソフィア
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、打球の受け入れ状態を変換可能であって、内
部に設けられた継続入賞口への入賞によって継続権利が
達成されるパチンコ機の変動入賞装置に関する。
<従来の技術> 従来から変動入賞装置としては、種々のものが提案され
ている。
例えば、凹室を形成した取付基板の表面側の該凹室両側
に可動片を対向状に軸着し、駆動源の作動により両可動
片の回動状態を変化させ、遊技者にとって不利な第1状
態と、遊技者にとって有利な第2状態とに変換可能に構
成すると共に、内部に受け入れた打球の入賞に基づいて
継続権利が達成される継続入賞口を設けておき、継続権
利が達成されることによって、変動入賞装置を予め定め
た規定に基づく第2状態に繰り返し変換可能な遊技を継
続できるようになっている。
なお、一般的には、継続入賞口の左右両側に一般入賞口
を形成するような構成が採用されており、継続権利の達
成確率を低くすることで、継続遊技によって遊技者が獲
得する遊技利益を著しく高めることの無いように配慮さ
れている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、上記した従来の変動入賞装置では、遊技
者の獲得する遊技利益と遊技店の経営利益との利益バラ
ンスを適正な状態に保つことが困難なために、どちらか
と云えば継続入賞口への入賞確率が著しく低くなる方向
に偏りがちとなり、継続入賞口に打球を入賞させて継続
権利を達成して遊技者に有利な利益状態を効率良く継続
して受けることが難しく、遊技者にとっては興趣に欠け
る遊技内容となっていた。
しかも、従来の変動入賞装置は、遊技者にとって有利な
第2状態になる場合に可動片が作動するのみで、可動片
の動かない常時は変動入賞装置の状態変化に乏しく、遊
技上の興趣を十分に高めているとはいえない。
そこで、本発明は、遊技者が有利な賞態様を効率良く継
続できる機会を増加させ、遊技者の受け得る利益を一層
拡大することができると共に、遊技者の興趣を十分に高
めることが可能なパチンコ機の変動入賞装置を提供する
ことを目的とする。
<課題を解決するための手段> 上記課題を解決するために本発明に係るパチンコ機の変
動入賞装置は、凹室(20)を形成した取付基板(1
4)の表面側の該凹室両側に可動片(21)を対向状に
軸着すると共に、受け入れた打球の入賞に基づいて継続
権利が達成される継続入賞口(33)を少なくとも設
け、駆動源(例えば可動片駆動用電磁ソレノイド23)
の作動により上記可動片が遊技者にとって不利な第1状
態と遊技者にとって有利な第2状態とに変換することが
できる変動入賞装置(8)において、 上記凹室の所定部分には、上記第2状態に変換された可
動片により受け入れた打球が、上記継続入賞口に流入さ
れる確率を高める可動部材(30)を移動自在に臨ませ
たことを特徴とするものである。
<作 用> 可動片により受け入れた打球が継続入賞口に流入する確
率を高める可動部材を、凹室の所定部分に移動自在に設
けることで、該可動部材の移動状態に応じて継続入賞口
への流入確率を効率良く高めることができる。
また、変動入賞装置の凹室で可動部材が移動することに
より、変動入賞装置の変化態様が複雑となる。
<実施例> 以下、本発明を図面に示した実施例に基づいて説明す
る。
パチンコ機1は、第2図に示す様に、額縁状前面枠2の
表面に球供給皿3、打球の発射操作部4などを有し、前
面枠2の窓部を後方から塞ぐ様にして設けた遊技盤5の
表面には、ガイドレール6で囲まれる遊技部7を有す
る。この遊技部7には、無数の障害釘(図示せず)、変
動入賞装置8、第1特定入賞口9、第2特定入賞口10
などを配設する。又、遊技盤5の裏面には、賞球を排出
する賞球排出装置(図示せず)や、電気的制御装置11
などを設ける。
そして、遊技者が球供給皿3に球を供給し、発射操作部
4を操作すると、打球発射装置12が作動して球供給皿
3から導いた球を一個宛、ガイドレール6を介して遊技
部7内に発射する。
遊技部7内に発射された打球は、障害釘等に当りながら
流下し、流下する途中でいずれの入賞口にも入らなかっ
た場合には、遊技部4の最下位置に開設したアウトロ1
3に入り、アウト球として遊技盤5の裏側に排出され
る。
前記した変動入賞装置8は、遊技盤5の表面に取付ける
取付基板14の上部に前面が前飾り15で塞がれた中央
の天入賞口16と、左右の天横入賞口17,17とを有
し、各入賞口16,17の流下端部を遊技盤5の裏面の
集合樋(図示せず)に臨ませ、上部入賞部18を構成す
る。
又、取付基板14の略中央には、左右に張出した鍔状の
縁部19,19を形成すると共に、中央部分を窪ませて
前面開放の凹室20を形成する。そして、左右の縁部1
9には、左右一対の可動片21,21を支軸22で対向
状に軸着し、該支軸22を基板14の裏側に突出させ、
その先端部にリンク機構(図示せず)を介して駆動源、
例えば可動片駆動様電磁ソレノイド23を夫々連結す
る。
そして、両可動片21,21は、可動片駆動用電磁ソレ
ノイド23の励磁,消磁により回動することゝなるが、
両可動片21,21が第3図中、一点鎖線で示す様に浅
いV字状に傾動して打球を受け入れ易い第2状態となっ
たときに、両可動片21,21の対向する内端部21
a,21の間に、打球か通過可能な空間部24を生ぜし
める様に、両可動片21,21の軸着位置を決定する。
一方、上記した凹室20内には、奥に向って緩く下り傾
斜した仕切板25を設け、その傾斜上端を両可動片2
1,21の後側に、傾斜下部を凹室20の長さの途中に
位置させ、凹室20を上側空間部26と下側空間部27
とに上下に仕切る。又、仕切板25の傾斜下端は、凹室
20の後面から離れているので、仕切板25の傾斜下端
と凹室20の後面との間には、打球が通過可能な大きな
開口部28,28が形成され、該開口部28により上側
空間部26と下側空間部27とが相互に連通する。
又、仕切板25の略中央には、後端を軸29で回動可能
に軸着した零戦形の可動部材を30を配設する。この可
動部材30は、その前部30aを両可動片21,21の
対向間隔内に突出させ、該前部30aにより第2状態と
なった両可動片21,21の間に生ずる空間部24を常
態で閉塞すると共に、可動部材30の前後に長い凸状の
胴体部30bにより上側空間部26を左右に縦割とす
る。そして、可動部材30の後端部30cを凹室20の
背壁20′から突出させ、突出端に電気駆動源、例えば
可動部材駆動様電磁ソレノイド31を連結する。
一方、上記した下側空間部27の底面27′は、凹室2
0の後面から前方に向って緩く下り傾斜し、傾斜下端に
は、前面が装飾板32で塞がれた中央の継続入賞口33
と、この継続入賞口33の左右に位置する一般入賞口3
4,34とを並べて開設する。各入賞口33,34は、
可動片21の下方に臨み、両可動片21,21の開閉動
作時に、両可動片21,21の両端部21a,21aの
端面と、可動部材30の前部30aの外側面との間に生
ずる隙間から落下した打球が入賞する。特に、中央の継
続入賞口33は、両可動片21,21の内端部21a,
21aの間に形成した空間部24の直下に位置するた
め、該空間部24から落下した打球は、継続入賞口33
に流入する可能性が極めて高い。
又、下側空間部27の底面27′の上面の左右には、仕
切板25の開口部28の下方に臨む枠状の受部35,3
5を設け、この受部35の外面を開口し、遊技盤5の裏
面の集合樋(図示せず)に臨ませる。
一方、前記した各可動片21,21は、その長さの途中
に支軸22をインサート成形し、この支軸22により基
板14の表面に回動可能に軸着したもので、基板14の
裏面に円筒形の軸受36を設け、該軸受36に支軸22
を通して軸受36の後端部から突出させ、その突出端に
リンク機構(図示せず)を介して可動片駆動用電磁ソレ
ノイド23を連結する。この可動片駆動用電磁ソレノイ
ド23は、凹室20の背壁20′に設けたカバー部37
に収納され、変動入賞装置8と一体的になっている。
上記した駆動源としての可動片駆動用電磁ソレノイド2
3が消磁した状態においては、そのスプリング23aの
付勢力により両可動片21,21が第3図中、実線で示
すように直立状となる。この状態では、基板14の上部
にある上部入賞部18が両可動片21,21の上端間隙
を塞ぐので、変動入賞装置8は遊技部7内を流下する打
球を受け入れない状態、即ち、遊技者にとって不利な第
1状態となる。なお、第1状態であっても入賞球を受け
入れ得るように、可動片21,21の形状や取付位置を
設定してもよい。
又、駆動源たる可動片駆動用電磁ソレノイド23が励磁
すると、リンク機構(図示せず)が支軸22に回転力を
伝達し、両可動片21,21を第3図中、一点鎖線で示
すように浅いV字状に傾動し、打球を受け入れ易い状
態、即ち、遊技者にとって有利な第2状態に変換する。
上記した変動入賞装置8を遊技盤5に取付けるには、遊
技盤5内の遊技部7のほゞ中央に変動入賞装置8の後部
が嵌入できる大きさの開口部(図示せず)を開設し、こ
の開口部に変動入賞装置8の後部を嵌め入れ、基板14
の表面から打ち込むビスを遊技盤5に止着すればよい。
そして、各入賞口の流下端部を遊技盤5の裏面の集合樋
(図示せず)に接続すると共に、各流路に各検出器(図
示せず)を臨ませ、各検出器を電気的制御装置11に電
気的に接続する。又、各駆動源(可動片駆動用電磁ソレ
ノイド23および可動部材駆動用電磁ソレノイド31)
の各端子も同様の電気的制御装置11に電気的に接続す
る。
図面に示した実施例では、打球が第1特定入賞口9又は
第2特定入賞口10に入ると、特定入賞検出器(図示せ
ず)がその打球を検出して電気的制御装置11に検出信
号を送り、この検出信号を受けた電気的制御装置11が
駆動片駆動用電磁ソレノイド23を励磁する。こゝで
は、打球が第1特定入賞口9に入賞すると、可動片駆動
用電磁ソレノイド23を一定時間(0.5秒間)、1回
に限り励磁し、又、第2特定入賞口10に入賞すると、
可動片駆動用電磁ソレノイド23を一定時間(0.8秒
間)、2回励磁する。
そして、可動片駆動用電磁ソレノイド23が励磁される
と、リンク機構(図示せず)を介して両可動片21,2
1を浅いV字状に傾動し、打球を受け入れ易い第2状態
に変換する。変動入賞装置8が第2状態に変換すると、
両可動片21,21が遊技部7を流下する打球を広い範
囲で受け止める。この可動片21で受け止められた打球
は、両可動片21,21の間の空間部24が可動部材3
0で閉鎖されているので、仕切板25上に転動する。仕
切板25に乗った打球は、仕切板25の下り傾斜によっ
て上側空間部26の奥に向って転動し、開口部28から
落下して受部35を介して遊技盤5の裏面の集合樋(図
示せず)に放出され、一般の入賞球となる。
又、両可動片21,21が開くときに各可動片21,2
1の外端部21bで受け止められた打球や、両可動片2
1,21が閉じるときに各可動片21,21の上面に乗
っている打球は、両可動片21,21の内端部21a,
21aと可動部材30の前部30aの外側面との間に生
ずる隙間から落下する。落下した打球は、中央の継続入
賞口33か、又は左右の一般入賞口34,34のいずれ
かの入賞口に直接流入したり、或は各入賞口33,34
の前面を塞ぐ装飾板32の上端に衝突して跳ね返され、
一旦、下側空間部27の奥に向って飛び込んだ後、その
底面27′の下り傾斜により転動して、傾斜下端から継
続入賞口33か、又は一般入賞口34のいずれかに流入
する。
そして、打球が継続入賞口33に入れば、継続条件検出
器(図示せず)により検出され、継続条件が達成され
る。この継続条件が達成されると、予め設定した継続条
件に従い、電気的制御装置11が所定時間(例えば0.
8秒間)ずつ所定の回数(例えば最大限18回)、可動
片駆動用電磁ソレノイド23の励磁、消磁を順次繰り返
して行ない、両可動片21,21を繰り返して第1状態
から第2状態に変換する。
尚、継続入賞口33に打球が一個も入賞しないときに
は、先に説明した各特定入賞口9,10による所定の励
磁回数を終了したならば、電気的制御装置11が可動片
駆動用電磁ソレノイド23を消磁するので、そのスプリ
ング23aの付勢力により、両可動片21,21は第3
図中、実線で示すように直立した第1状態に復帰してし
まう。
次に、前記した継続動作中の遊技態様について説明す
る。この継続動作中には、前記した両可動片21,21
の状態変換に加えて、予め設定された特別条件の成立に
より、両可動片21,21の中央に位置する可動部材が
傾動し、両可動片21,21の間に形成した空間部24
を開閉する。
この特別条件としては、例えば継続動作中に、両可動片
21,21に受け止められて変動入賞装置8に入賞した
一般入賞球の合計数がn個(例えば5個)に達するか、
若しくは両可動片21,21の開閉動作の回数がn回
(例えば10回)を過ぎるか、或は両条件のいずれか先
に達成された条件に従い、可動部材30を傾動して両可
動片21,21の間に形成した空間部24を閉状態から
開状態へと変換する様にする。
図面に示した実施例のものでは、例えば継続動作条件と
して、両可動片21,21を所定時間(例えば0.8秒
間)ずつ所定回数(例えば18回)繰り返して第1状態
から第2状態に変換するか、該繰り返し動作中の一般入
賞球の合計数が10個に達するか、いずれか先に達成さ
れた条件に従って動作を終了し、これを1サイクルとし
て、サイクルの繰り返し回数が一定数(最大8サイク
ル)に達したならば、全ての継続動作を終了する様にし
ている。そして、次のサイクルが開始される条件として
は、1サイクル中に打球が継続入賞口33に入賞するこ
とを条件とし、1サイクルの間に継続入賞口33に合球
が一つでも入賞したならば、そのサイクルの途中であっ
ても、自動的に次のサイクルに移行してしまう。
即ち、所定回数(18回)の途中、例えば7回目で打球
が継続入賞口33に入ってしまうと、所定回数(18
回)の残りの回数として11回残っているが、この残り
の回数に拘らず、新たに所定回数(18回)を1回、2
回…とカウントする。
この様に、1サイクルの初期に継続入賞口33に打球が
入賞してしまうと、残りの回数を全てクリアーしてしま
い、次のサイクルに移行してしまうのため、その分、当
該サイクル中のいわゆる出球の数が減少してしまう。
このため、先に説明した特別条件が、できる限り当該サ
イクルの初期に達成されない様に考慮している。即ち、
この条件として、一般入賞球の合計数がn個(例えば5
個)に達したか、若しくは両可動片21,21の開閉動
作の合計回数がn回(例えば10回)を過ぎたことを条
件としたのである。この条件に従えば、各サイクル毎の
いわゆる出球の数を多くしながら、且つ継続動作を最終
回(18回目)迄継続させて行なわせることができる。
即ち、継続動作の初期には、可動部材30が両可動片の
間の空間部24を閉鎖しているので、各可動片21,2
1で受け止められた打球は、そのまゝ上側空間部26に
導かれて、開口部28を通って一般入賞球となる。又、
両可動片21,21の開閉時に各可動片21,21の上
面に乗っている打球は、両可動片の内端部21a,21
aと可動部材30の前部30aの外側面との間に生ずる
隙間から落下し、継続入賞口33か、又は一般入賞口3
4のいずれかに流入する。
そして、開口部28を通って入賞球となった打球、並び
に両可動片21,21の開閉時の隙間から下方に落下し
て一般入賞口34に入って入賞球となった打球は共にカ
ウントされ、その合計数がn個(例えば5個)に達する
か、或は両可動片21,21の開閉動作の回数がn回
(例えば10回)を過ぎたならば、回動部材30を傾動
して両可動片21,21の間の空間部24を閉状態から
開状態に変換する。
即ち、先に説明した特別条件が達成されたならば、電気
的制御装置11が可動部材駆動用電磁ソレノイド31を
所定条件に基づき励磁する。この所定条件としては、特
別条件が達成された以後からそのサイクルの終了迄と
し、可動部材駆動用電磁ソレノイド31を継続して励磁
状態としてもよいが、こゝでは両可動片21,21の開
閉動作に合せて、可動部材駆動用電磁ソレノイド31の
励磁,消磁を繰返して行なわせる。
従って、特別条件が達成された後、両可動片21,21
が次に開状態となるときに、可動部材用可動部材駆動用
電磁ソレノイド31を励磁する。可動部材駆動用電磁ソ
レノイド31が励磁されると、可動部材30の後端部3
0cが下降し、可動部材30はその軸29を中心に傾動
し、その前部30aを上昇させて両可動片21,21の
間の空間部24を開放する。このため、各可動片21,
21で受け止められた打球は、各可動片21,21の僅
かな下り傾斜により中央の空間部24に向って転動し、
可動片21の内端部21a,21aから空間部24に落
下し、中央の継続入賞口33か、又はその左右の一般入
賞口34,34のいずれかに流入することゝなる。特
に、継続入賞口33を空間部24の直下に臨ませている
ので、空間部24から落下した打球の多くは、継続入賞
口33に流入する可能性が極めて高く、空間部24が開
状態となったならば、高い確率で継続条件が達成され
る。
そして、次に両可動片21,21が閉状態に変換する際
に、上記可動部材駆動用電磁ソレノイド31も同様に消
磁される。このため、可動部材駆動用電磁ソレノイド3
1が消磁すると、その復帰用スプリング31aの付勢力
により可動部材30の後端部30cが押し上げられるの
で、可動部材30はその軸29を中心に傾動し、可動部
材30の前部30aが下降し、その前部30aにより両
可動片21の間の空間部24を閉鎖する。
そして、上記した可動部材30の開閉動作は、両可動片
21,21の開閉動作に同期して当該サイクルが終了す
る迄、繰り返して行なわれる。又、可動部材30の開閉
動作中に可動片21から空間部24を介して打球が継続
入賞口33に流入したならば、次のサイクルに強制的に
移行し、次のサイクル中に特別条件が達成されたときに
も、同様に可動部材30の開閉動作が繰り返され、各サ
イクル毎に特別条件の達成の有無が判定される。
上述したように、本発明に係るパチンコ機1の変動入賞
装置8においては、可動片21により受け入れた打球が
継続入賞口33に流入する確率を高める可動部材30
を、凹室20の所定部分にに例えば上下方向へ移動自在
に設けるものとしたので、該可動部材の移動状態に応じ
て継続入賞口33への流入確率を効率良く高めることが
可能となる。即ち、本実施例においては、可動部材30
が上方へ移動することで両可動片21,21間の空間部
24へ球が到達可能となることで、該空間部24の下方
に位置する継続入賞口33の入賞確率を高めることがで
きるのである。
このように、継続入賞口33への入賞確率を効率良く高
めることにより、継続入賞口33への入賞に基づく継続
権利の達成確率を高めることが可能となるので、遊技者
が有利な賞態様を継続できる機会を増加させ、遊技者の
受け得る利益を一層拡大することができる。
更に、変動入賞装置8の凹室20で可動部材30を移動
させることにより、可動片21,21の開閉動作との相
俟って変動入賞装置8の変化態様が複雑となるので、遊
技者は変動入賞装置8の状態変換を楽しむことができ、
遊技上の興趣を高めることが可能になる。しかも、上記
実施例の如く可動部材30を装飾的な形状とすれば、可
動部材の移動動作と相俟って、一層遊技者の興味を引く
装飾的効果の高い変動入賞装置8となる。
尚、前記した賞態様における遊技条件としては、実施例
のものに限定されず、他に種々の条件を設定できること
は勿論である。また、可動部材30の形状,移動状態,
配設位置等も上記実施例に限定されるものではなく、継
続入賞口33への流入確率を高め得るように移動自在と
なっていればよい。
<発明の効果> 以上説明した様に本発明によれば、可動片により受け入
れた打球が継続入賞口に流入する確率を高める可動部材
を、凹室の所定部分に移動自在に設けるものとしたの
で、該可動部材の移動状態に応じて継続入賞口への流入
確率を効率良く高めることが可能となり、延いては継続
入賞口への入賞に基づく継続権利の達成確率を高めるこ
とができる。これにより、遊技者が有利な賞態様を継続
できる機会を増加させ、遊技者の受け得る利益を一層拡
大することができる。
更に、変動入賞装置の凹室で可動部材が移動することに
より、変動入賞装置の変化態様が複雑となるので、遊技
者は変動入賞装置の状態変換を楽しむことができ、遊技
上の興趣を高めることが可能になると共に、上記可動部
材を装飾的な形状とすれば、可動部材の移動動作と相俟
って、遊技者の興味を引く装飾的効果の高いパチンコ機
の変動入賞装置となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は変動入賞
装置の縦断面図、第2図はパチンコ機の正面図、第3図
は変動入賞装置の斜視図、第4図はその一部横断面図、
第5図及び第6図は動作説明図である。 図中、8は変動入賞装置、14は取付基板、20は凹
室、21は可動片、23は可動片駆動用電磁ソレノイ
ド、30は可動部材、33は継続入賞口を夫々示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凹室を形成した取付基板の表面側の該凹室
    両側に可動片を対向状に軸着すると共に、受け入れた打
    球の入賞に基づいて継続権利が達成される継続入賞口を
    少なくとも設け、駆動源の作動により上記可動片が遊技
    者にとって不利な第1状態と遊技者にとって有利な第2
    状態とに変換することができる変動入賞装置において、 上記凹室の所定部分には、上記第2状態に変換された可
    動片により受け入れた打球が、上記継続入賞口に流入さ
    れる確率を高める可動部材を移動自在に臨ませたことを
    特徴とするパチンコ機の変動入賞装置。
JP32269589A 1989-12-14 1989-12-14 パチンコ機の変動入賞装置 Expired - Lifetime JPH0661379B2 (ja)

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