JP4507244B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
従来より、遊技球を受け入れる球受入部を有する球誘導部材を備えた遊技機がある。この球誘導部材は、遊技領域を流下する遊技球を第1位置で球受入部に受け入れ、その遊技球を保持した状態で第2位置まで回動し、第2位置で遊技球を球受入部から排出していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−93631号公報([0047]、図4、図6)
ところで、上記した従来の遊技機では、球誘導部材の球受入部に遊技球を受容し、第1位置から第2位置へ移動している間に、別の遊技球が球誘導部材に向かって流下してくることがある。この遊技球は、球誘導部材の球受入部には受容されないものの、球受入部に受容された遊技球と同様に、球誘導部材によって(詳細には、球誘導部材上を転動して)移動するので、遊技球の移動経路が単調になるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、第1の球誘導部材によって遊技球が移動中に第2の球誘導部材を出現させ、第2の球誘導部材を利用して遊技球の移動経路を変化させることが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る遊技機は、遊技領域を転動する遊技球を受け入れ可能な球受入部を備えた第1の球誘導部材と、球受入部を含む第1の球誘導部材が、第1位置と第1位置より下方の第2位置との間で回動可能となるように、第1の球誘導部材を回動可能に軸支した軸部と、を備え、遊技領域に備えた球受渡し部から転動する遊技球を第1位置に置いて球受入部に受け入れて、その遊技球を受け入れた第1の球誘導部材が軸部により第2位置に向かって回動し、第2位置で球受入部から受け入れた遊技球を排出する第1の遊技球誘導路を備えた遊技機において、第1の球誘導部材が第1位置と第2位置との間を回動している時に、球受渡し部の下部に出現して球受渡し部からの遊技球を第1の球誘導部材とは異なる第2の球誘導部材により遊技球を誘導する第1の遊技球誘導路とは異なる第2の遊技球誘導路を備え、遊技領域には、遊技領域を流下した遊技球を受けて遊転させた後で再度流下させる上側遊転部と、上側遊転部から流下した遊技球を受けて遊転させた後で再度流下させる下側遊転部とが備えられ、球受渡し部は、上側遊転部に設けられると共に、第2の球誘導部材は、第1の球誘導部材が第1位置と第2位置との間に位置している場合に、球受渡し部から流下した遊技球を受けて、その遊技球を下側遊転部に案内するところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、遊技領域には遊技の価値を付与する遊技球が通過可能な入球口が備えられていて、第1の球誘導部材により第1の遊技球誘導路を移動する遊技球は、第2の球誘導部材により第2の遊技球誘導路を移動する遊技球よりも、入球口に入球する可能性が高いところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の遊技機において、遊技領域には、第1の球誘導部材が第2位置となった場合に第1の球誘導部材の球受入部が当接し、球受入部から排出された遊技球を転動させた後で流下させる球転動部が設けられ、球転動部からの遊技球の出口の真下位置に入球口が配置されると共に、第2の遊技球誘導路を移動する遊技球は、球転動部へ到達しないところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載の遊技機において、入球口への遊技球の入球に起因して遊技の当否を判定するとともに、当否判定が当たりの場合には、遊技者に有利な特別遊技状態が発生するところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れかに記載の遊技機において、第2の球誘導部材のうち遊技球を受ける面を凹状にしたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れかに記載の遊技機において、第2位置で第1の球誘導部材の球受入部から遊技球が排出されると、第1の球誘導部材が第2位置から第1位置に向かって上昇するように構成され、第1の球誘導部材が第2位置から第1位置に向かって上昇する動作に連動して、出現した第2の球誘導部材が、第1の球誘導部材の回動経路上から退避するところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れかに記載の遊技機において、第1の球誘導部材を軸支した軸部に上方に、別の軸部を設け、その別の軸部に第2の球誘導部材を回動可能に軸支すると共に、第1の球誘導部材及び第2の球誘導部材を互いに略平行な状態を保持するためのリンク部材によってそれら第1の球誘導部材及び第2の球誘導部材を連結したところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載の遊技機において、第1の遊技球受入部が第1位置である場合に、リンク部材の少なくとも一部を収容する収容部を球誘導部材に形成したところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項又はの何れかに記載の遊技機において、遊技球が前面を転動可能な遊技盤を備え、球誘導部材を軸支した軸部と球返し部材を軸支した別の軸部とは、遊技盤面に対して直交するように配置されたところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項1乃至の何れかに記載の遊技機において、遊技領域には、画像を表示する表示部が備えられ、第1の球誘導部材が第1位置と第2位置との間を移動する際に、表示部の前側を通るように構成されたところに特徴を有する。
請求項11の発明は、請求項1乃至10の何れかに記載の遊技機において、第1の球誘導部材は、第1位置において球受入部に遊技球が受け入れられたときに、その遊技球の自重により回動するところに特徴を有する。
請求項12の発明は、請求項1乃至11の何れかに記載の遊技機において、第1の球誘導部材のうち第1の球誘導部材の軸部を挟んで球受入部と略反対側に、第1の球誘導部材を第1位置に維持するための付勢手段を設けたところに特徴を有する。
請求項13の発明は、請求項1乃至12の何れかに記載の遊技機において、第2位置で遊技球が球受入部から排出されると、その遊技球の自重が第1の球誘導部材に作用しなくなったことと付勢手段によって、第1の球誘導部材が第2位置から第1位置に回動するところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
上記のように構成した請求項1に係る発明によれば、第1の球誘導部材が第1位置と第2位置との間を回動している時に、球受渡し部の下部に出現して球受渡し部からの遊技球を第1の球誘導部材とは異なる第2の球誘導部材により遊技球を誘導する第1の遊技球誘導路とは異なる第2の遊技球誘導路を備えたので、第1の球誘導部材が回動している最中に球受渡し部に現れた遊技球を、第2の球誘導部材によって移動させて、遊技球の誘導経路を変化させ、注目させることができる。また、遊技球は、上側遊転部で遊転した後で下側遊転部に流下し、下側遊転部で遊転した後で再度流下される。上側遊転部を遊転する遊技球のうちのいくつかは、第1の誘導部材の球受入部に受け入れられて第2位置まで移動する。ここで、第1の誘導部材が第1位置と第2位置との間に位置しているときに、球受渡し部から流下した遊技球は、第2の誘導部材に一旦受け止められてから、下側遊転部に案内される。つまり、遊技球が上側遊転部から下側遊転部へ流下するまでの経路が複雑となり、遊技球の流下態様の趣向性が向上する。
[請求項2の発明]
請求項2の発明によれば、遊技領域には遊技の価値を付与する遊技球が通過可能な入球口が備えられていて、第1の球誘導部材により第1の遊技球誘導路を移動する遊技球は、第2の球誘導部材により第2の遊技球誘導路を移動する遊技球よりも、入球口に入球する可能性が高いため、遊技者にどの誘導経路を通るのか注目させることができる。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、遊技領域には、第1の球誘導部材が第2位置となった場合に第1の球誘導部材の球受入部が当接し、球受入部から排出された遊技球を転動させた後で流下させる球転動部が設けられ、球転動部からの遊技球の出口位置に入球口が配置されると共に、第2の遊技球誘導路を移動する遊技球は、球転動部へ遊技球が到達しないため、第1の球誘導部材の球受入部に遊技球が受け入れられた時点で、遊技者に入球口への入球に対する期待を第2の遊技球誘導路を移動する遊技球より抱かせることができる。また、第2位置において球受入部が球転動部に当接するので、第1の球誘導部材の回転を規制することができる。
[請求項4の発明]
請求項4の発明によれば、入球口への遊技球の入球に起因して遊技の当否を判定するとともに、当否判定が当たりの場合には、遊技者に有利な特別遊技状態が発生する
ため、遊技者にどの誘導経路を遊技球が通るのか注目させることができる。
[請求項の発明]
請求項の発明によれば、球返し部材のうち、遊技球を受ける面が凹状をなしたので、球受渡し部から流下した遊技球を確実に受けることができる。
[請求項の発明]
請求項の発明によれば、第2位置で第1の球誘導部材の球受入部から遊技球が排出されると、第1の球誘導部材が第2位置から第1位置に向かって上昇するように構成され、第1の球誘導部材が第2位置から第1位置に向かって上昇する動作に連動して、出現した第2の球誘導部材が、第1の球誘導部材の回動経路上から退避するため、第1の球誘導部材の動きを第2の球誘導部材が邪魔することを抑制できる。
[請求項の発明]
請求項の発明によれば、第1の球誘導部材を軸支した軸部に上方に、別の軸部を設け、その別の軸部に第2の球誘導部材を回動可能に軸支すると共に、第1の球誘導部材及び第2の球誘導部材を互いに略平行な状態を保持するためのリンク部材によってそれら第1の球誘導部材及び第2の球誘導部材を連結したので、第1の球誘導部材を寝かせて球受入部を第1位置から第2位置へ降下させた場合には、第2の球誘導部材を流下経路の途中で寝かせた状態にすることができ、球誘導部材を起こして球受入部を第2位置から第1位置へ移動させた場合には、第2の球誘導部材を起こして流下経路から退避させることができる。
[請求項の発明]
請求項の発明によれば、第1の遊技球受入部が第1位置である場合に、リンク部材の少なくとも一部を収容する収容部を球誘導部材に形成したため、第1の球誘導部材が第1位置にあるときには、球誘導部材とリンク部材とをコンパクトに纏めることができる。
[請求項の発明]
請求項の発明によれば、遊技球が前面を転動可能な遊技盤を備え、球誘導部材を軸支した軸部と球返し部材を軸支した別の軸部とは、遊技盤面に対して直交するように配置されたので、球誘導部材及び球返し部材を、遊技盤面に対して平行な面内で回動させることができる。
[請求項10の発明]
請求項10の発明によれば、遊技領域には、画像を表示する表示部が備えられ、第1の球誘導部材が第1位置と第2位置との間を移動する際に、表示部の前側を通るように構成されたので、第1の球誘導部材が第1位置と第2位置との間を移動する際に表示部の前側を通るという斬新な遊技演出を行うことができる。
[請求項11の発明]
請求項11の発明によれば、第1の球誘導部材は、第1位置において球受入部に遊技球が受け入れられたときに、その遊技球の自重により回動するので、モーター等の駆動手段を別途設けなくとも、第1の球誘導部材を第1位置から第2位置まで移動させることができる。
[請求項12の発明]
請求項12の発明によれば、第1の球誘導部材のうち第1の球誘導部材の軸部を挟んで球受入部と略反対側に、第1の球誘導部材を第1位置に維持するための付勢手段を設けたので、第2位置で遊技球が排出された後で、第1の球誘導部材の球受入部を第1位置に戻すことができる。これにより、第1の球誘導部材及び球受入部を第1位置と第2位置との間で繰り返し移動させることができる。
[請求項13の発明]
請求項13の発明によれば、第2位置で遊技球が球受入部から排出されると、その遊技球の自重が第1の球誘導部材に作用しなくなったことと付勢手段によって、第1の球誘導部材が第2位置から第1位置に回動するため、モーター等の駆動手段を別途設けなくとも、第1の球誘導部材を第2位置から第1位置まで移動させることができる。
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機に係る一実施形態を、図1〜図14に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機の遊技盤11には、ガイドレール12で囲まれたほぼ円形の遊技領域R1が形成され、この遊技領域R1内に表示装置13が備えられている。
表示装置13は、遊技領域R1において向かって右寄りに偏在され、表示装置13の左側端部とガイドレール12との間には、ランプ風車19と風車17とが上下に並んで設けられている。表示装置13の下方には、始動入賞口14、(本発明の「入賞口」に相当する)大入賞口15及び外れ球受け入れ口16が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。また、遊技領域R1のうち始動入賞口14を挟んだ左右の両側には、始動ゲート18,18が設けられている。左側の始動ゲート18とガイドレール12との間には、ガイドレール12に沿って上下に一般入賞口20,21が設けられると共にサイドランプ22が設けられている。さらに、遊技領域R1全体に亘って、図示しない複数の障害釘が起立している。
パチンコ遊技機のうち遊技盤11より下方には、上皿27A及び下皿27Bが上下2段にして設けられている。そして、下皿27Bの右端部に設けた操作ノブ28を操作することで、上皿27Aに収容された遊技球が遊技盤11に向けて弾き出される。また、上皿27Aの上面には、上皿27Aから下皿27Bに遊技球を移動するためのボタン29が設けられ、上皿27Aの両側部には、スピーカ59S,59Sが備えられている。
次に所要の各部位について詳説する。
始動ゲート18は、門形構造をなしかつ検出スイッチを内蔵し、始動ゲート18を通過した遊技球が検出スイッチにて検出される。そして、その検出信号に基づいて、後述する普通図柄表示領域24の図柄が変動表示される。
始動入賞口14は、所謂、ポケット構造をなして上方に向かって開口しており、その開口の両側部には可動翼片14C,14Cが備えられている。これら両可動翼片14C,14Cは、常には起立状態になっており、両可動翼片14C,14Cに挟まれた始動入賞口14の開口幅は、遊技球が約1つ入る大きさになっている。そして、遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動されると、可動翼片14C,14Cが横に倒され(図2の状態)、遊技球が可動翼片14Cに案内されて始動入賞口14に入り得る状態になる。
始動入賞口14に遊技球が入賞すると、始動入賞口14内に設けた検出スイッチが遊技球を検出し、その検出信号に基づいて表示装置13が後述するように図柄を変動表示する。なお、表示装置13が図柄を変動表示している間に、始動入賞口14に入賞した入賞球は、例えば、4個まで累積カウントされる。
大入賞口15は、横長に形成されて、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、後述する所定条件の成立によって、パチンコ遊技機が「大当たり状態」(本発明の「特別遊技状態」に相当する)になると、遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動され、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒れる(図2の状態)。これにより、大入賞口15が開放され、可動扉15Tを案内にして、大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能になる。ここで、可動扉15Tが、開放してから閉じるまでの間を「ラウンド」と称すると、1つのラウンドは、可動扉15Tの開放時間が29秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したか、の何れかの条件が先に満たされた場合に終了する。
大入賞口15の内部には、継続入賞口と計数入賞口とが設けられており、これら継続入賞口及び計数入賞口が開放される。より詳細には、可動扉15Tが開いたときには、継続入賞口は開放しており、継続入賞口に入賞後、ソレノイドが駆動されて、継続入賞口が閉鎖される一方、計数入賞口は開放されたままとなる。そして、継続入賞口内に設けた検出スイッチが遊技球の入賞を検出すると、前述した終了条件を満たしてラウンドが終了した後で、連続して次のラウンドが実行される。また、計数入賞口内に設けた検出スイッチが遊技球の入賞を検出すると、継続入賞口への入賞球と合わせて、大入賞口15への入賞球がカウントされ、これらが前記したように計10個に達したか否かがチェックされる。
表示装置13は、全体として枠形構造をなした装飾枠23の後端面に、図示しない液晶モジュール(詳細には、TFT−LCDモジュール)を組み付けてなる。液晶モジュールのうち、装飾枠23に形成された横長の表示窓23Wで取り囲まれた前面部分は、表示部34となっており、遊技者は、装飾枠23の表示窓23Wを通して表示部34に表示された画像を見ることができる。
表示装置13の表示部34には、図1に示すように、通常は、左、中、右の3つの特別図柄13A,13B,13Cが、横並びに表示されている。これら各特別図柄13A,13B,13Cは、例えば、「0」〜「11」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄13A,13B,13Cごと、所定の種類のものが、表示部34に確定表示されている。そして、始動入賞口14に遊技球が入賞したときに、各特別図柄13A,13B,13Cが、上下方向にスクロールして変動表示され、所定時間後に、例えば、左、中、右の順で各特別図柄13A,13B,13Cが停止表示される。このとき、例えば、全ての特別図柄13A,13B,13Cが同じ図柄、即ち、ぞろ目になった場合に、遊技が「大当たり状態」になり、可動扉15Tが開かれる。
表示部34のうち、特別図柄13A,13B,13Cの表示領域の左下隅には、普通図柄表示領域24が設けられている。この普通図柄表示領域24は、始動ゲート18内に設けた検出スイッチが遊技球の通過を検出したときに、例えば、「0」〜「9」までの数字を所定期間に亘って変動表示した後、所定の数字を確定表示する。そして、確定表示された数字が、例えば、奇数の場合に、前記始動入賞口14に設けた前記可動翼片14C,14Cが所定期間(例えば、0.4秒)に亘って横に倒される。また、普通図柄表示領域24が変動表示している間に始動ゲート18を通過した遊技球は、例えば、4つまで累積カウントされ、例えば、図示しないLEDの点灯数で表示される。
ところで、装飾枠23は、遊技盤11に形成された図示しない取付窓に嵌め込まれて、周縁部から張り出した複数のフランジ部49を遊技盤11面に突き当てて固定されている。また、装飾枠23の上辺から右側部に亘った部分は、遊技盤11から前方(図2における紙面手前側)に突出している。
装飾枠23の上辺部分と表示窓23Wの右側部分とには、遊技球が通過する遊技球通路26が形成されている。また、装飾枠23の下辺部分には、遊技球が転動可能な前側ステージ25Fと後側ステージ25Bとが前後に並べて形成されている。さらに、後側ステージ25Bの上方には、球転動部60が設けられている。そして、遊技領域R1上を表示装置13の上方から流下した遊技球が、装飾枠23の上辺部分に上方を向いて開放した入球口39から装飾枠23内に転入し、遊技球通路26を通過して、各ステージ25F,25B又は球転動部60上に案内される。
遊技球通路26は、装飾枠23の上辺部分に形成された上辺通路40と表示窓23Wの右側部分に形成された右側通路50とから構成される。
まず、上辺通路40について説明する。上辺通路40は、装飾枠23の上辺の内部に形成された内部通路部41を備える。内部通路部41は、前記した入球口39から装飾枠23の上辺の左隅位置に形成された出球口43に向かって屈曲しながら延びている。そして、図3に示すように、出球口43は、表示窓23Wの上辺よりも上側位置で右方向に開口している。
装飾枠23のうち、表示窓23Wの上辺より上側の部分には、帯板状の磁石板42が内蔵されている。磁石板42は、内部通路部41の出球口43の上方位置から、後述する右側通路50の上方位置に向かって下方に傾斜して設けられている。これにより、入球口39から装飾枠23内に進入し、内部通路部41内を転動した遊技球は、出球口43において磁石板42の左端部分に吸引される。そして、遊技球は磁石板42の下面にぶら下がった状態のまま、磁石板42の右端部分に向かって移動する(図3を参照)。ここで、磁石板42の下面には、樹脂製の隔壁44が敷設されており、この隔壁44は、磁石板42の右端部分において肉厚となっている。これにより、磁石板42による遊技球の吸引力は、磁石板42の右端部分にて弱められ、この位置、即ち、右側通路50の上方位置で遊技球は自重によって磁石板42から落下するように構成されている。
次に、遊技球通路26を構成する右側通路50について説明する。右側通路50は、前記したように、磁石板42の右端部よりも下方に設けられ、図4に示すように、囲壁48の内部に上側遊転部51と下側遊転部52とを上下に備えてなる。
まず、上側遊転部51について説明する。上側遊転部51は、誘導路振り分け遊転皿51Aと、案内路51Bとを上下に配置してなる。誘導路振り分け遊転皿51Aは、矩形板の中央を円形に陥没させた構造をなす。図5に示すように、誘導路振り分け遊転皿51Aの前端部上方の右端位置からは、遊技機前方(図5における下方)に向かって球受け樋53が延設されている。この球受け樋53は、断面が略円弧形状をなし、磁石板42の右端部分の真下位置まで延びている(図3を参照)。また、球受け樋53は、誘導路振り分け遊転皿51Aに向かって下方に傾斜しており、磁石板42から落下した遊技球は、球受け樋53に受けられて、その傾斜によって誘導路振り分け遊転皿51Aに案内される。
図4に示すように、誘導路振り分け遊転皿51Aの底面は、中心部に向かって緩やかに下方に傾斜している。また、図5に示すように、誘導路振り分け遊転皿51Aの中央部分には、遊技球1つ分の大きさの落下孔54L,54Rが左右に並んで形成されている。これらにより、球受け樋53によって誘導路振り分け遊転皿51A上に案内された遊技球は、誘導路振り分け遊転皿51A上で、図5における反時計周りの方向に転動しながら、徐々に中央部分に移動し、落下孔54L,54Rの何れかから誘導路振り分け遊転皿51Aの下方に流下(落下)する。
誘導路振り分け遊転皿51Aの下方に設けられた案内路51Bは、図6に示すように、左右方向の中間部分に起立した区画壁71によって遊技球を誘導する経路が2つに分割されている。詳細には、案内路51Bのうち、区画壁71よりも右側に形成された右案内路58は、図5に示すように、誘導路振り分け遊転皿51Aの右側の落下孔54Rの真下位置から右方向へ向かい、途中で約90°折れ曲がって遊技機前方(図5及び図6における下方)に向かって延びている。右案内路58は落下孔54Rの真下位置から先端部58Sに向かって下方に傾斜しており、右案内路58の先端部58Sは、誘導路振り分け遊転皿51Aの前端縁よりも遊技機前方へ突出している。これにより、誘導路振り分け遊転皿51Aの右側の落下孔54Rから流下(落下)した遊技球は、右案内路58を通って誘導路振り分け遊転皿51Aの前端縁よりも前側の位置から下方に流下(落下)される。
一方、案内路51Bのうち、区画壁71よりも左側に形成された左案内路57(本発明の「球受渡し部」に相当する)は、図5に示すように誘導路振り分け遊転皿51Aの左側の落下孔54Lの真下位置から左方向に向かって下方に傾斜しながら延びている。そして、図6に示すように、左案内路57の先端部57Sが、囲壁48に形成された矩形窓48Wに臨んでいる。なお、図4及び図5に示すように、案内路51Bのうち、落下孔54L,54Rの真下位置には、それぞれ三角突片70,70が設けられている。これにより落下孔54L,54Rから落下した遊技球は、これら三角突片70,70に当接することで速やかに各案内路57,58の先端部57S,58Sに向かって転動する。以上が上側遊転部51の説明である。
上述した上側遊転部51の下方に設けられた下側遊転部52は、図7に示されており、上側遊転部51に備えられた誘導路振り分け遊転皿51Aと同様に、矩形板の中央を円形に陥没させた構造をなす。下側遊転部52の前端部の右端位置からは、遊技機前方(図7における下方)に向かって球受け樋56が延設され、この球受け樋56は、前記右案内路58の先端部58Sよりも遊技機前方へ突出している(図6を参照)。球受け樋56は、先端部から下側遊転部52に向かって下方に傾斜しており、右案内路58の先端部から流下(落下)した遊技球は、この球受け樋56に受け止められて、下側遊転部52上に案内される。
図4に示すように、下側遊転部52は、中心部に向かって緩やかに下方に傾斜している。また、図7に示すように、下側遊転部52の中央部分には、遊技球1つ分の大きさの落下孔55が3つ形成されている。これら3つの落下孔55は、互いに120°ずつ離れた位置に設けられている。そして、球受け樋56によって下側遊転部52上に案内された遊技球は、下側遊転部52上で、図7における反時計回りの方向に転動しながら徐々に中央部分に移動して、3つの落下孔55の何れかから、下側遊転部52の下方へ流下(落下)する(誘導経路が振り分けられる)。
図4に示すように、下側遊転部52の下方には、前側ステージ案内路64が設けられている。詳細には、前側ステージ案内路64は、下側遊転部52に形成された3つの落下孔55のうち、右寄り位置に形成された2つの落下孔55Rの下方に設けられている(図7を参照)。図4に示すように、前側ステージ案内路64の上面は、緩やかに湾曲した円弧形状をなし、装飾枠23の奥側から前側(図4における紙面奥側から手前側)に向かって下方に傾斜している。そして、前側ステージ案内路64の前端部は、前側ステージ25Fの右端部に連絡している。これにより、下側遊転部52の落下孔55Rから流下(落下)した遊技球は、前側ステージ案内路64上に落下して、装飾枠23の下辺に形成された前側ステージ25Fへ案内される。なお、3つの落下孔55のうち、左寄り位置に形成された1つの落下孔55Lの真下部分は、後側ステージ25Bの右端部となっている。つまり、下側遊転部52の落下孔55Lから流下(落下)した遊技球は、後側ステージ25Bへ案内される。以上が下側遊転部52の説明である。
次に、装飾枠23の下辺部分に形成された前側ステージ25F及び後側ステージ25Bについて説明する。図3に示すように、前側ステージ25Fは、装飾枠23の左右両側辺を繋ぐように延びており、左右の両端部から中央部に向かって下るように傾斜している。図8に示すように、前側ステージ25Fの中央部には、前側ステージ25Fの奥側から前方に向かって若干下方に傾斜した緩斜面80が形成されている。前側ステージ25Fの左右両端寄り部分の前端縁には、流下防止壁81が起立しており、遊技球が前側ステージ25Fの中央部分以外の位置から装飾枠23の下方に流下することが防止されている。なお、図2に示すように、前側ステージ25Fの緩斜面80の真下位置には、前記始動入賞口14が配置されており、前側ステージ25Fの緩斜面80から下方へ流下した遊技球が、始動入賞口14へ入賞し易くなっている。
一方、後側ステージ25Bは、前側ステージ25Fよりも装飾枠23の奥側(図3における紙面奥側)に設けられかつ段付状に前側ステージ25Fよりも高くなっている。後側ステージ25Bも、前側ステージ25Fと同様に、装飾枠23の左右両側辺を繋ぐように形成されている。後側ステージ25Bは、両端部から中央部に向かって下方に傾斜する一方、後側ステージ25Bの中央部、即ち、前側ステージ25Fの緩斜面80の奥側部分には、山形に隆起した隆起部83が形成されている(図3を参照)。そして、後側ステージ25Bのうち、隆起部83の左右両側の上面は、略円弧状に湾曲して凹形状をなすと共に後側ステージ25Bの奥側から前端縁に向かうに従って下方に傾斜した緩斜面84,84が形成されている。さらに、後側ステージ25Bのうち、緩斜面84,84が形成された部分以外の前端縁には落下防止壁85が形成されている。これにより後側ステージ25B上を転動した遊技球の一部は、後側ステージ25Bの緩斜面84,84によって遊技機前方へ案内され、後側ステージ25Bの前端縁から前側ステージ25Fへ落下する。
ここで、後側ステージ25Bの隆起部83には、ワープ路82が形成されている。ワープ路82は、後側ステージ25Bの上面と前側ステージ25Fの上面とを繋ぐように延びている。詳細には、後側ステージ25Bの上面には、ワープ路82の球入口86が上方に開口しており、前側ステージ25Fと後側ステージ25Bとの間に形成された段差壁99には、ワープ路82の球出口88が前方に開口している。これにより、後側ステージ25B上を転動する遊技球が、隆起部83に形成された球入口86に転入し、ワープ路82を通って、球出口88から前側ステージ25F(より詳細には、緩斜面80)上へ案内されるようになっている。なお、ワープ路82の奥部、即ち、球入口86の真下位置には、前方に向かって下方に傾斜した三角突片87(図3を参照)が起立しており、球入口86からワープ路82内に転入した遊技球が、確実に遊技機前方(前側ステージ25F側)へ向かって転がるように構成されている。以上が前側ステージ25F及び後側ステージ25Bの説明である。
図3に示すように、後側ステージ25Bの上方には、球転動部60が備えられている。詳細には、球転動部60は、隆起部83の真上位置に表示窓23Wの下辺に沿って配設されている。球転動部60は、横長の台形状をなし、上面は両端部から中央部に向かって緩やかに下方に傾斜している(図8を参照)。球転動部60の中央部には、球転動部60を上下に貫通した流下孔61が形成され、この流下孔61の真下位置には、後側ステージ25Bの隆起部83に形成された球入口86が設けられている。これにより、球転動部60上を転動し、流下孔61から流下した遊技球は、後側ステージ25Bの球入口86から直接ワープ路82へ転入するように構成されている。なお、球転動部60の前端縁には、落下防止壁62が形成されており、球転動部60上で転動する遊技球が、球転動部60の前端縁から前側に流下することが防止されている。また、ワープ路82の球出口88の真下位置に始動入賞口14が設けられているので、球転動部60からの遊技球の出口(球出口88)の真下位置には、始動入賞口14が設けられていることになる(図1を参照)。即ち、球転動部60から流下した遊技球が、始動入賞口14に向かって案内される。さらに、球転動部60の下面と隆起部83の上面との間の隙間は、遊技球の直径よりも若干大きくなっており、後側ステージ25Bを左右に転動する遊技球が、球転動部60と接触しないようになっている。
ところで、図9に示すように、囲壁48のうち、表示窓23W側の側壁には、縦長の矩形窓48Wが形成されている。矩形窓48Wの上側領域には、上側遊転部51の左案内路57の先端部57Sが臨んでおり、矩形窓48Wの下側領域は、下側遊転部52と上側遊転部51とで挟まれた空間に連通している。そして、常には、この矩形窓48Wを側方から覆うようにして、本発明の第1の球誘導部材90及び第2の球誘導部材(球返し部材)100が備えられている。
第1の球誘導部材90は、図10にその断面構造が示されており、本体91の上端部に、球受入部92を備える一方、下端部に、金属製の重り部93(本発明の「付勢手段」に相当する)を備え、これら球受入部92と重り部93との間に設けた軸部94によって、装飾枠23に回動可能に軸支されている。軸部94は、囲壁48の下端部に設けられた固定部材30と、装飾枠23の奥壁23Kとの間に差し渡されており、遊技盤11面に対して直交しかつ水平方向を向いている(図9を参照)。これにより、第1の球誘導部材90は、遊技盤11面に平行な面内で回動する。即ち、球受入部92が遊技盤11面に平行な面内で回動して上下に移動する。
ここで、重り部93は、軸部94よりも若干、右側通路50側にずれた位置に重心が位置している。これにより、第1の球誘導部材90には、図10における時計回りのモーメントが働き、第1の球誘導部材90は、図10に示した基本姿勢(第1の球誘導部材90の「第1位置」)に維持されている。
第1の球誘導部材90は、本体91の上端部から球受入部92を側方に膨出させた構造をなし、この球受入部92は、遊技球がちょうど1つ受容可能な大きさとなっている。本体91のうち、軸部94と球受入部92との間には、略「く」の字形状をなした屈曲部91Kが形成され、この屈曲部91Kの内側には、凹所96(本発明の「収容部」に相当する)が形成されている。また、本体91のうち球受入部92と屈曲部91Kとの間には湾曲面95が形成されており、この湾曲面95を後述する第2の球誘導部材(球返し部材)100に当接することで、第1の球誘導部材90は、図10に示した基本姿勢に位置決めされる。また、第1の球誘導部材90が基本姿勢のときには、屈曲部91Kに形成された凹所96に第2の球誘導部材(球返し部材)100の一部が収容される。なお、基本姿勢における第1の球誘導部材90の球受入部92の位置が、本発明の「第1位置」に相当する。
本体91のうち、屈曲部91Kと軸部94との中間位置には、支軸97が備えられている。支軸97は、本体91の後方(図10における紙面奥側)に向かって起立して、遊技盤11面と直交(図11における左右方向)する方向に延びている。この支軸97には、後述する第2の球誘導部材(球返し部材)100に連結されたリンク部材150の一端部152が回動可能に連結されている。詳細には、支軸97は、円筒形状をなし、図11に示すように、リンク部材150の一端部152に形成された軸孔152Aに挿入されている。そして、支軸97の内部に形成された雌螺子部97Aに、リンク部材150の後面側から螺子151が螺合されている。これにより、第1の球誘導部材90とリンク部材150とが支軸97を中心に回動可能に連結されると共に、リンク部材150の軸孔152Aからの支軸97の抜け止めが図られている。
さて、第2の球誘導部材(球返し部材)100は、図9及び図10に示されており、基端部に備えた軸部102によって回動可能に軸支されている。第2の球誘導部材(球返し部材)100は、図10に示すように、底壁100Sが円弧状に緩やかに湾曲している。また、第2の球誘導部材(球返し部材)100の前端縁と後端縁には、図9に示すように、壁部100K(図9を参照)が起立形成され、これら両壁部100Kと底壁100Sとで断面凹状の球受け凹所105が形成されている(図7を参照)。
第2の球誘導部材(球返し部材)100を軸支した軸部102は、第1の球誘導部材90を軸支した軸部94よりも上方位置で、矩形窓48Wの下端部分に差し渡されている。軸部102は、第1の球誘導部材90を軸支した軸部94と同様に、遊技盤11面に対して直交しかつ水平方向を向いている。これにより、第2の球誘導部材(球返し部材)100は、遊技盤11面に平行な面内で回動する。
第2の球誘導部材(球返し部材)100の基端部寄り位置には、ヒンジ片103が形成されている。ヒンジ片103は、第2の球誘導部材(球返し部材)100の球受け凹所105が形成された側と反対側に形成され、底壁100Sから側方に突出している。より詳細には、ヒンジ片103は、図9に示すように、底壁100Sの前縁部に設けられており、先端部には、支軸104が形成されている。支軸104は、ヒンジ片103の後方(図9における紙面奥側)に向かって起立して、遊技盤11面と直交するように延びている。そして、この支軸104に、リンク部材150の他端部153が回動可能に連結されている。詳細には、支軸104は、第1の球誘導部材90に備えられた支軸97と同様に、円筒形状をなし、リンク部材150の他端部153に形成された軸孔153Aに挿入されている(図11を参照)。そして、支軸104の内部に形成された雌螺子部104Aに、リンク部材150の後面側から螺子151が螺合されている。これにより、第2の球誘導部材(球返し部材)100とリンク部材150とが回動可能に連結されると共に、リンク部材150の軸孔153Aからの支軸104の抜け止めが図られている。
つまり、第1の球誘導部材90と第2の球誘導部材(球返し部材)100とは、リンク部材150によって連結されている。そして、第1の球誘導部材90が軸部94を中心に回動した場合には、第2の球誘導部材(球返し部材)100も軸部102を中心として回動し、第1の球誘導部材90と第2の球誘導部材(球返し部材)100とが常に略平行な状態を保つように構成されている。
ここで、図10に示すように、左案内路57の下面には、左案内路57の幅方向(図10における紙面と直交する方向)に延びた突条130が設けられている。そして、第1の球誘導部材90が基本姿勢となったときに、第2の球誘導部材(球返し部材)100の先端部がこの突条130に当接することで、第2の球誘導部材(球返し部材)100の囲壁48の内側への回動が規制され、球返し部材100も基本姿勢となると共に、矩形窓48Wのうち、左案内路57よりも下側領域が、第2の球誘導部材(球返し部材)100によって塞がれる。
次に、上記構成からなるパチンコ遊技機の作用・効果を説明する。
操作ノブ28を操作して、遊技球が連続的に遊技盤11の遊技領域における上方部分に弾き出されると、それら遊技球は、障害釘、ランプ風車17,風車19等に当たって向きを変えられ、ランダムな経路を通って遊技領域の下方に向かう。
遊技球が、下方に向かう途中で始動ゲート18を通過すると、普通図柄表示領域24にて「0」〜「9」までの数字を所定期間に亘って変動表示した後、所定の数字を確定表示する。そして、確定表示された数字が奇数の場合に、遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動されて、可動翼片14C,14Cが所定期間に亘って横に倒れ、始動入賞口14が開放される。
遊技球が、下方に向かう途中で、各入賞口14,15,20,21に入ると、その遊技球は、遊技盤11の裏側に取り込まれ、代わりに所定数の賞球が上皿27Aに払い出される。
また、遊技球が始動入賞口14に入った場合には、表示装置13に表示された各特別図柄13A,13B,13C(図1参照)が、所定時間に亘ってスクロール表示された後で、順次に停止表示される。そして、3つの特別図柄13A,13B,13Cが、ぞろ目になると、遊技盤11の裏に設けたソレノイド(図示せず)が駆動され、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒れて、大入賞口15が開いた「大当たり状態」になる。その大入賞口15が開放しているラウンド中に、大入賞口15内の継続入賞口に遊技球が入ると、そのラウンドが終了した後で、連続して次のラウンドが実行され、これが最高で15ラウンドまで繰り返される。
さて、幾つかの遊技球は、図3に示すように、表示装置13の上部の装飾枠23の上辺部分に形成された入球口39に入り込み、内部通路部41を通過して、出球口43に達する。出球口43に達した遊技球は、磁石板42の磁力によって上方に吸引され、磁石板42にぶら下がった状態で、表示窓23Wの上方を左端から右端へ向かって移動する。
磁石板42の右端に達した遊技球は、自重によって下方に流下する。この遊技球は、球受け樋53上に落下し、球受け樋53の傾斜によって誘導路振り分け遊転皿51Aに向かって転動する。
誘導路振り分け遊転皿51A上に転入した遊技球は、誘導路振り分け遊転皿51A上を図5における反時計回りの方向へ転がりながら、徐々に中心部分に向かう。そして、誘導路振り分け遊転皿51Aに形成された左右2つの落下孔54L,54Rの何れかから、誘導路振り分け遊転皿51Aの下方へ流下(落下)する。
ここで、まず、右側の落下孔54Rから流下(落下)した遊技球の流下態様について説明する。落下孔54Rから流下(落下)した遊技球は、落下孔54Rの真下位置に設けられた右案内路58上に落下する。そして、右案内路58の傾斜によって、遊技機前方(遊技者側)(図3における紙面手前側)へ向かって転がる。
右案内路58の先端部58Sに達した遊技球は下方に流下(落下)し、右案内路58の真下位置に設けられた球受け樋56上に落下する。すると遊技球は、球受け樋56の傾斜によって、下側遊転部52に案内される。
下側遊転部52に案内された遊技球は、下側遊転部52上を図7における反時計回りの方向へ転がりながら、徐々に中心部分に向かう。そして、下側遊転部52に形成された3つの落下孔55の何れかから、下側遊転部52の下方へ流下(落下)する。
3つの落下孔55のうち、右側の2つの落下孔55Rから流下(落下)した遊技球は、前側ステージ案内路64上に落下し、前側ステージ案内路64の傾斜によって遊技機前方へ転がって、前側ステージ25Fの右端位置に案内される。
前側ステージ25Fの右端位置に達した遊技球は、前側ステージ25Fの傾斜によって、前側ステージ25Fの中央部分に向かって転動する。そして、遊技球は前側ステージ25F上を左右に往復しながら、徐々に遊技機前方へ向かい、前端縁から表示装置13の下方に向かって流下される。
一方、3つの落下孔55のうち、左側の1つの落下孔55Lから流下(落下)した遊技球は、後側ステージ25Bの右端部上に落下する。そして、後側ステージ25Bの傾斜によって、後側ステージ25Bの中央部分に向かって転動する。
後側ステージ25Bの中央部分には、隆起部83が形成されているが、通常、遊技球は、この隆起部83を乗り越えて、後側ステージ25Bの左端位置まで達する。そして、左端位置にて折り返して、再び隆起部83に向かって転動する。ここで、ほとんどの遊技球は、後側ステージ25Bを左右に転動する間に複数回に亘って隆起部83を乗り越え、徐々に勢いが落とされる。そして、後側ステージ25Bを転動する多くの遊技球は、左右の緩斜面84から前側ステージ25F上に落下する。後側ステージ25Bの緩斜面84から流下した遊技球は、前側ステージ25Fを横切って前方へ転がり、表示装置13の下方へ流下される。
また、後側ステージ25Bを転動する遊技球の一部は、隆起部83に形成された球入口86からワープ路82に転入する。ワープ路82に転入した遊技球は、球出口88から前側ステージ25Fの中央部に形成された緩斜面80上に排出され、上側ステージ25Fを横切って表示装置13の下方に流下される。
ここで、ワープ路82の球出口88の真下位置には、始動入賞口14が配設されている。従って、後側ステージ25Bの緩斜面84から前側ステージ25F上を横切って表示装置13の下方へ流下された遊技球に比較して、ワープ路82を通って、前側ステージ25Fの緩斜面80から流下された遊技球の方が、始動入賞口14へ入賞し易くなっている。これにより、後側ステージ25Bからワープ路82へ遊技球が転入した場合には、始動入賞口14への入賞の期待を高めることができる。以上が誘導路振り分け遊転皿51Aの右側の落下孔54Rから流下した遊技球の流下態様の説明である。
さて、誘導路振り分け遊転皿51Aの左側の落下孔54Lから流下(落下)した遊技球の流下態様は以下のようになる。即ち、左側の落下孔54Lから流下(落下)した遊技球は、落下孔54Lの真下位置に設けられた左案内路57上に落下し、左案内路57の傾斜によって矩形窓48W側へ向かって転がる。すると、遊技球は、左案内路57の先端部57Sから矩形窓48Wを通って、基本姿勢に保持されている第1の球誘導部材90の球受入部92に受容される。ここで、球受入部92の底面は、左案内路57の先端部57Sの底面よりも低くなっているので、スムーズに遊技球の受渡しを行うことができる(図12を参照)。
球受入部92に遊技球が受容されると、第1の球誘導部材90は受容した遊技球の自重によって軸部94を中心として、反時計回りに回動し、球受入部92は遊技球を保持した状態で徐々に降下する。このとき、第1の球誘導部材90(球受入部92)は、表示部34の前側を横切って移動するので、遊技球の流下態様を斬新なものとすることができる(図13を参照)。
また、第1の球誘導部材90が反時計回りに回動すると、リンク部材150によって第1の球誘導部材90と連結された第2の球誘導部材(球返し部材)100も、軸部102を中心として反時計回りに回動される。すると、図13に示すように、第2の球誘導部材(球返し部材)100が徐々に寝かされて、左案内路57の先端部57Sと第1の球誘導部材90との間に張り出した状態となる。
第1の球誘導部材90がさらに回動し、球受入部92の先端が球転動部60の上面に当接した排出姿勢となると、球受入部92から球転動部60上に遊技球が排出される(図9及び図14を参照)。ここで、第1の球誘導部材90により左案内路57の先端部57Sから球転動部60に達するまでの遊技球の移動経路が本発明の「第1の遊技球誘導路」に相当する。遊技球が球受入部92から排出されると、第1の球誘導部材90には、遊技球の自重が作用しなくなり、重り部93の自重によって時計回り方向に回動される。また、このとき、第1の球誘導部材90の回動に連動して第2の球誘導部材(球返し部材)100は徐々に起こされ、左案内路57と第1の球誘導部材90との間から退避する。そして、第1の球誘導部材90が基本姿勢(第1の球誘導部材90の「第1位置」)となると、第2の球誘導部材(球返し部材)100の先端部が突条130に当接して矩形窓48Wの下側領域を覆うと共に、球受入部92が矩形窓48Wの上側領域において左案内路57に対面する基本姿勢となる。なお、排出姿勢における第1の球誘導部材90の位置が本発明における第1の球誘導部材90の「第2位置」に相当する。このように、第1の球誘導部材90が基本姿勢となると、第2の球誘導部材(球返し部材)100は、左案内路57と第1の球誘導部材90との間から退避するので、第1の球誘導部材90の球受入部92を左案内路57の先端部57Sに連結させることができ、遊技球をスムーズに左案内路57から球受入部92に移動させることができる。また、第1の球誘導部材90が排出姿勢となると、球受入部92が球転動部60の上面に当接して、反時計回り方向への回動が停止するので、第1の球誘導部材90が一回転することを規制できる。しかも、第1の球誘導部材90が基本姿勢(「第1位置」)のときには、第2の球誘導部材(球返し部材)100のヒンジ片103が、第1の球誘導部材90の本体91に形成された凹所96内に収容されるので、基本姿勢において第1の球誘導部材90と第2の球誘導部材(球返し部材)100とをコンパクトに纏めることができる。
第1の球誘導部材90(球受入部92)によって球転動部60上に排出された遊技球は、球転動部60の中央部に向かって転がって、流下孔61から下方に流下する。この遊技球は、後側ステージ25B(より詳細には、隆起部83)の上面に形成された球入口86に直接入球し、ワープ路82を通って球出口88から、前側ステージ25Fの緩斜面80を通って表示装置13の下方に流下する。つまり、球転動部60上で転動した遊技球は、ほぼ確実に始動入賞口14へ入賞する。これにより、第1の球誘導部材90の球受入部92に遊技球が受容され、第1の球誘導路を通っている時点で、遊技者に始動入賞口14への入球に対する期待を抱かせることができる。
ところで、第1の球誘導部材90が基本姿勢(「第1位置」)と排出姿勢(「第2位置」)との間に位置する間に、次の遊技球が左案内路57から流下する場合がある。この場合には、左案内路57から流下された遊技球が、第1の球誘導部材90と左案内路57との間に張り出した第2の球誘導部材(球返し部材)100(詳細には、球受け凹所105)に受け止められる。そして、第2の球誘導部材(球返し部材)100に受け止められた遊技球は、第2の球誘導部材(球返し部材)100の傾きによって、再度、矩形窓48Wを通って下側遊転部52へ案内される。この球返し部材100により左案内路57の先端部57Sから下側遊転部52へ達するまでの遊技球の移動経路が本発明の「第2の遊技球誘導路」に相当する。ここで、球受け凹所105は、凹状をなしているので、左案内路57の先端部57Sから流下した遊技球を確実に受け止めることができる。また、上側遊転部51の左案内路57から矩形窓48Wを通って側方に飛び出した遊技球が、第2の球誘導部材(球返し部材)100に受け止められて、再度、矩形窓48Wを通って下側遊転部52に案内されるので、上側遊転部51から下側遊転部52へ向かう遊技球の誘導(流下)経路が複数種類となり、遊技球の流下態様の趣向性を向上させることができる。また、第1の遊技球誘導経路を流下した遊技球と第2の遊技球誘導経路を流下した遊技球とでは、前述の通り、始動入賞口14への入球する確率が異なり、第1の遊技球誘導経路を通った遊技球の方が第2の遊技球誘導経路を流下する遊技球よりも始動入賞口14への入球する確率が高くなっている。
このように、本実施形態によれば、第1の球誘導部材90が基本姿勢(「第1位置」)のときには、左案内路57の先端部57Sに達した遊技球が、第1の球誘導部材90によって球転動部60に誘導される一方、第1の球誘導部材90が基本姿勢(「第1位置」)と排出姿勢(「第2位置」)との間に位置するときには、左案内路57から流下された遊技球が、第1の球誘導部材90と左案内路57との間に張り出した第2の球誘導部材(球返し部材)100(詳細には、球受け凹所105)に受け止められ、第2の球誘導部材(球返し部材)100によって、再度、矩形窓48Wを通って下側遊転部52へ案内される。つまり、第1の球誘導部材90が回動中に出現する第2の球誘導部材100によって、遊技球の移動経路を、第1の球誘導部材90による遊技球の移動経路とは異ならせることができる。そして、遊技球の移動経路が変化することで遊技者に注目させることができる。
また、第1の球誘導部材90が基本姿勢から排出姿勢へ移行する間、換言すれば、球受入部92が遊技球を左案内路57から球転動部60へ誘導している間に、左案内路57から流下した次の遊技球は、第2の球誘導部材(球返し部材)100に受け止められるので、第1の球誘導部材90や球受入部92に受容されている遊技球に衝突することが防がれる。従って、第1の球誘導部材90によって遊技球を安定して左案内路57から球転動部60へ移動させることができる。また、第1の球誘導部材90の基本姿勢から排出姿勢への移行時間を従来よりも長くした場合でも、同様な効果を奏することができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を例示したが、本発明はこれに限られず、例えばアレンジボール等に本発明を適用してもよい。
(2)前記実施形態においては、第1の球誘導部材90及び第2の球誘導部材(球返し部材)100は、遊技盤11面と平行な面内で回動するように構成されていたが、第1の球誘導部材90を軸支した軸部94及び第2の球誘導部材(球返し部材)100を軸支した軸部102を、共に遊技盤11面に平行かつ水平に配置し、第1の球誘導部材90及び第2の球誘導部材(球返し部材)100が遊技盤11面に直交する面内で回動するようにしてもよい。
(3)前記実施形態においては、球受入部92には遊技球を1つ受容可能な構成であったが、複数の遊技球を受容可能な構成としてもよい。
)前記実施形態においては、第1の球誘導部材90を基本姿勢に維持するための付勢手段として重り部93を用いていたが、例えば、バネを用いてもよい。
)前記実施形態においては、第1の球誘導部材90は、球受入部92に受容した遊技球を左案内路57から球転動部60へ移動させていたが、遊技領域R1の第1位置からその第1位置よりも下方の第2位置へ移動させる構成であれば、この構成に限るものではない。
)前記実施形態では、第1の球誘導部材90及び第2の球誘導部材(球返し部材)100を装飾枠23に設けていたが、遊技領域R1を転動する遊技球を第1の球誘導部材90の球受入部92が受け入れ可能な位置であれば、遊技領域R1における他の位置に設けてもよい。
)前記実施形態では、第1の球誘導部材90の球受入部92は、左案内路57から遊技球を受け入れて降下し、その遊技球を球転動部60に排出していたが、遊技領域R1の第1位置で遊技球を受容して、その第1位置よりも下方の第2位置で遊技球を排出する構成であれば、これに限るものではない。例えば、左案内路57から受け入れた遊技球を後側ステージ25Bに排出するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図 遊技盤の正面図 装飾枠の正面図 右側通路の正面図 図4におけるX−X断面図 図4におけるY−Y断面図 図4におけるZ−Z断面図 前側ステージ、後側ステージ及び球転動部の斜視図 球誘導部材及び球返し部材の斜視図 球誘導部材及び球返し部材の正断面図 球誘導部材及びリンク部材の側面図 基本姿勢における球誘導部材の側面図 基本姿勢から排出姿勢へ移行する途中の球誘導部材の側面図 排出姿勢における球誘導部材の側面図
符号の説明
11 遊技盤
14 始動入賞口(入賞口)
34 表示部
51 上側遊転部
52 下側遊転部
57 左案内路(球受渡し部)
60 球転動部
90 第1の球誘導部材
92 球受入部
94 軸部
96 凹所(収容部)
100 第2の球誘導部材(球返し部材)
102 軸部
150 リンク部材
R1 遊技領域

Claims (13)

  1. 遊技領域を転動する遊技球を受け入れ可能な球受入部を備えた第1の球誘導部材と、
    前記球受入部を含む第1の球誘導部材が、第1位置と前記第1位置より下方の第2位置との間で回動可能となるように、前記第1の球誘導部材を回動可能に軸支した軸部と、を備え、
    前記遊技領域に備えた球受渡し部から転動する遊技球が前記第1位置において前記球受入部に受け入れられて、その遊技球を受け入れた前記第1の球誘導部材が前記軸部により前記第2位置に向かって回動され、前記第2位置で前記球受入部から遊技球が排出される第1の遊技球誘導路を備えた遊技機において、
    前記第1の球誘導部材が前記第1位置と前記第2位置との間を回動している時に、前記球受渡し部の下部に出現して前記球受渡し部からの遊技球を前記第1の球誘導部材とは異なる第2の球誘導部材により遊技球を誘導する前記第1の遊技球誘導路とは異なる第2の遊技球誘導路を備え
    遊技領域には、前記遊技領域を流下した遊技球を受けて遊転させた後で再度流下させる上側遊転部と、前記上側遊転部から流下した遊技球を受けて遊転させた後で再度流下させる下側遊転部とが備えられ、
    前記球受渡し部は、前記上側遊転部に設けられると共に、
    前記第2の球誘導部材は、前記第1の球誘導部材が前記第1位置と前記第2位置との間に位置している場合に、前記球受渡し部から流下した遊技球を受けて、その遊技球を前記下側遊転部に案内することを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技領域には遊技の価値を付与する遊技球が通過可能な入球口が備えられていて、
    前記第1の球誘導部材により前記第1の遊技球誘導路を移動する遊技球は、前記第2の球誘導部材により前記第2の遊技球誘導路を移動する遊技球よりも、前記入球口に入球する可能性が高いことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記遊技領域には、前記第1の球誘導部材が前記第2位置となった場合に前記第1の球誘導部材の球受入部が当接し、前記球受入部から排出された遊技球を転動させた後で流下させる球転動部が設けられ、
    前記球転動部からの遊技球の出口の真下位置に前記入球口が配置されると共に、前記第2の遊技球誘導路を移動する遊技球は、前記球転動部へ到達しないことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記入球口への遊技球の入球に起因して遊技の当否を判定するとともに、前記当否判定が当たりの場合には、遊技者に有利な特別遊技状態が発生することを特徴とする請求項2または3記載の遊技機。
  5. 前記第2の球誘導部材のうち遊技球を受ける面を凹状にしたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機。
  6. 前記第2位置で前記第1の球誘導部材の球受入部から遊技球が排出されると、前記第1の球誘導部材が前記第2位置から前記第1位置に向かって上昇するように構成され、
    前記第1の球誘導部材が前記第2位置から前記第1位置に向かって上昇する動作に連動して、前記出現した第2の球誘導部材が、前記第1の球誘導部材の回動経路上から退避することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の遊技機。
  7. 前記第1の球誘導部材を軸支した前記軸部に上方に、別の軸部を設け、その別の軸部に前記第2の球誘導部材を回動可能に軸支すると共に、前記第1の球誘導部材及び前記第2の球誘導部材を互いに略平行な状態を保持するためのリンク部材によってそれら第1の球誘導部材及び第2の球誘導部材を連結したことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の遊技機。
  8. 前記第1の遊技球受入部が前記第1位置である場合に、前記リンク部材の少なくとも一部を収容する収容部を前記球誘導部材に形成したことを特徴とする請求項7記載の遊技機。
  9. 遊技球が前面を転動可能な遊技盤を備え、前記球誘導部材を軸支した前記軸部と前記球返し部材を軸支した前記別の軸部とは、前記遊技盤面に対して直交するように配置されたことを特徴とする請求項7乃至8の何れかに記載の遊技機。
  10. 前記遊技領域には、画像を表示する表示部が備えられ、前記第1の球誘導部材が前記第1位置と前記第2位置との間を移動する際に、前記表示部の前側を通るように構成されたことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の遊技機。
  11. 前記第1の球誘導部材は、前記第1位置において前記球受入部に遊技球が受け入れられたときに、その遊技球の自重により回動することを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の遊技機。
  12. 前記第1の球誘導部材のうち前記第1の球誘導部材の軸部を挟んで前記球受入部と略反対側に、前記第1の球誘導部材を前記第1位置に維持するための付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の遊技機。
  13. 前記第2位置で前記遊技球が球受入部から排出されると、その遊技球の自重が前記第1の球誘導部材に作用しなくなったことと前記付勢手段によって、前記第1の球誘導部材が第2位置から第1位置に回動することを特徴とする請求項12に記載の遊技機。
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