JP4278544B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明はパチンコ機等の遊技機に関する。
従来、パチンコ機において、駆動手段から可動部材に対して駆動力を伝達する駆動力伝達部材(連結部材)として、可動部材(開閉扉)に設けられた歯車に噛み合わされるラックが形成されたもの(例えば特許文献1)が提供されている。
実開平5−7284号公報(第6頁、図6)
ところが上記特許文献1における駆動力伝達部材は、使用状況の性質上、必然的に金属や合成樹脂等の変形に自由度のない剛性の材料で形成されることが望ましく、また設置に際して可動領域を含めた比較的大きな一定の空間を占める必要があるため、限られた遊技機内部の空間においては設置場所が限定されると共に、省スペース化を図る上での支障となっていた。
また上記した駆動力伝達部材は、前述したとおり自由に変形できない剛性に形成されているため、該駆動力伝達部材に連結した可動部材(開閉扉)は、開状態または閉状態の何れの状態においても固定されていた。このため、どのような角度から遊技球が衝突してもこれを跳ね返すのみで、可動部材(開閉扉)の姿勢が変化することはなかった。しかし遊技球の特質として、狭い空間内において遊技球が各種の障害物と衝突を繰り返しながら流下していくことを鑑みれば、遊技球が乱舞する遊技領域にあって、例え様々な角度から遊技球が衝突することによっても、それによる可動部材の姿勢等への反映、或いは影響が全く生じないことは、パチンコ遊技としての興趣に今一つ欠けるものであった。
更に駆動手段と可動部材に介在する駆動力伝達部材は、駆動手段からの駆動力を可動部材に対して伝達するか否か、また伝達するとしても正方向か逆方向か、といった正に機械的な構成であり、その作用は柔軟性のない無機質なものであった。このため連結された可動部材の動作態様は単純なものとなり、パチンコ遊技の興趣の低下を招き、よりファジーな面白みのある動作態様を実現可能な駆動力伝達部材の開発が強く求められていた。
そこで本発明は上記従来の問題を解消し、駆動力伝達部材として新しい概念の部材を導入することで、遊技機内部の空間を有効利用でき、また遊技球の衝突方向や衝突力等の衝突状態を可動部材の姿勢に反映することができ、可動部材の動作態様をファジーな面白みのあるものにすることができる遊技機の提供を課題とする。
上記課題を達成するため本発明の遊技機は、遊技球が流下する遊技盤に設けられ且つ所定の動作可能な可動部材と、該可動部材が前記所定の動作を行うための駆動力を発生する駆動手段と、該駆動手段から前記可動部材に対して前記駆動力を伝達する駆動力伝達部材とを備えた遊技機であって、前記駆動力伝達部材は、全体として屈曲自在な綱状に形成され、且つ該綱状の一側端部と他側端部が引っ張り合うときは緊張すると共に前記一側端部と他側端部が押し合うときは弛緩する遊技盤面上で視認することができる綱状部材を用い、前記可動部材は、遊技球が流下する遊技盤に該遊技球を受け入れるために備えられた開口への遊技球の受け入れ度合いを変更するための開閉扉、開閉片等の開閉部材とし、駆動手段によって綱状部材を繰り込むことにより前記開閉部材を開放動作させ、或いは駆動手段によって綱状部材を繰り出すことにより前記開閉部材を閉成動作させる構成とし、且つ前記開口が完全に閉成された状態において、綱状部材を遊技盤面上において弛みがない緊張状態から弛みがある遊び状態に保持する構成としたことを第1の特徴としている。
上記において「全体として屈曲自在な綱状に形成され」という意味は、綱状部材の全体の全てが屈曲自在な材料だけで構成されている場合の他、綱状部材のうちの一部は屈曲性の乏しい剛性の材料で構成されているものの、全体として屈曲自在といえる場合も含む意味である。
また本発明の遊技機は、上記第1の特徴に加えて、開口が完全に閉成された状態から開閉部材による開口の開放動作を開始させる開放動作開始時期に先立って、綱状部材を弛みがある遊び状態から弛みがない緊張状態へと修正動作させる構成としたことを第2の特徴としている。
また本発明の遊技機は、上記第2の特徴に加えて、綱状部材の繰り込み速度は、修正動作における速度において、開閉部材を開放動作させるときの速度よりも遅い速度で行う構成としたことを第3の特徴としている。
また本発明の遊技機は、上記第1〜第3の何れかの特徴に加えて、綱状部材が弛んでいる状況を明示する弛み状況明示部材を設けてあることを第4の特徴としている。
上記請求項1に記載の遊技機によれば、駆動力伝達部材は、全体として屈曲自在な綱状に形成され且つ該綱状の一側端部と他側端部が引っ張り合うときは緊張すると共に前記一側端部と他側端部が押し合うときは弛緩する遊技盤面上で視認することができる綱状部材を用いることにより、遊技機内部における駆動力伝達部材の設置場所の選択に関し、その設置場所の自由度を十分に高めることができ、またこれによって狭い遊技機内部の空間を有効に利用することができる。
また駆動力伝達部材としての綱状部材に遊技球が種々の方向から種々の衝突力で衝突することによる可動部材の姿勢への反映を可能とし、或いはまた遊技球が可動部材に対して種々の方向から種々の衝突力で衝突することによって綱状部材を緊張させたり弛緩させたりすることにより、その影響を可動部材に帰還させて反映させることができる。またこれにより可動部材の動作態様をファジーな面白みのあるものにすることができる。
また可動部材は、遊技球が流下する遊技盤に該遊技球を受け入れるために備えられた開口への遊技球の受け入れ度合いを変更するための開閉扉、開閉片等の開閉部材とし、駆動手段によって綱状部材を繰り込むことにより前記開閉部材を開放動作させ、或いは駆動手段によって綱状部材を繰り出すことにより前記開閉部材を閉成動作させる構成としたので、駆動手段で綱状部材を繰り込むことで、開閉部材を介して開口の開放を行うことができる。また綱状部材を繰り出すことで、開閉部材を介して開口を閉成させることができる。即ち、綱状部材によって開閉部材の開閉度を変更することができ、遊技盤面を流下する遊技球を受け入れる開口への遊技球の受け入れ度合いを変更することができる。
また綱状部材の繰り込み長さ或いは繰り出し長さを調整することで、開閉部材による最大の開放度合いを変更調整することができ、或いは開閉部材による最小の開放度合い(開放度ゼロを含む)を変更調整することができる。
また綱状部材の繰り込み速度或いは繰り出し速度を調節することで、開閉部材による開口の開放動作速度或いは閉成動作速度を調整することができる。
また綱状部材の繰り込み速度或いは繰り出し速度を変化させることで、開閉部材による開口の開放動作速度或いは閉成動作速度を途中で変化させることができる。
綱状部材は紐状のものや糸状のもの、その他の線状のものを用いることができる。またチェーン状のものを状況に応じて自由に選んで用いることができる。
以上のように綱状部材を用いることで、簡単な構成で遊技機の遊技盤面での開閉部材による開口の開閉動作を斬新に行うことができる。
また開口が完全に閉成された状態においては、綱状部材は遊技盤面上において弛みがある遊び状態に保持されるので、その弛みがある遊び状態にある綱状部材を遊技盤面上で視認する遊技者に対して、状況は未だ綱状部材が弛みがない緊張状態にはなく、直ぐには開閉部材が開放動作を開始できないというメッセージを送ることができる。また遊技者は綱状部材が弛みがある遊び状態にあるのを見ることで、現時点が開閉部材の開放時期に対する猶予期間であることを認識することができると共に、綱状部材の状態の変化を視覚的に追うことで今までにない新たな遊技状態の変化を一喜一憂して楽しむことができる。
また請求項2に記載の遊技機によれば、上記請求項1に記載の構成による効果に加えて、綱状部材は、開口が完全に閉成された状態から開閉部材による開口の開放動作を開始させる開放動作開始時期に先立って、弛みがある遊び状態から弛みがない緊張状態へと修正動作されるので、これによって開閉部材の開放動作が間近いことを遊技者に予告することができる。また遊技者は綱状部材の修正動作を見ることで、もうすぐ開口の開放が開始されることがわかるので、その開口の開放に備えて、大いなる期待と準備をもって遊技に励むことになるなど、遊技の抑揚を大いに楽しむことができる。この場合、綱状部材が弛んだ状態から徐々に緊張した状態へと変化してゆく態様は、視覚上において遊技者に非常に斬新な印象を与える。
勿論、綱状部材が弛みを解消してゆく修正動作をしても、緊張状態にならない限りは開口が完全に閉成された状態は何ら変化することがないので、その間において遊技球の受け入れ度合いが増加することはなく、よって所定の受け入れ確立を確実に保障することができる。結果として遊技者及び遊技店の双方において、確率変化による不利益を被らせることがない。
また請求項3に記載の遊技機によれば、上記請求項2に記載の構成による効果に加えて、綱状部材の繰り込み速度は、修正動作における速度において、開閉部材を開放動作させる場合よりも遅い速度で行う構成としているので、遊技者に対して開閉部材の開放が近い旨の予告をより確実に知らしめることができる。また遊技者はゆっくりと弛みが解消してゆく綱状部材を視認しながら、この修正動作が終わって開閉部材が開口を開くのを心待ちにしながら、大いに遊技を楽しむことができる。
また請求項4に記載の遊技機によれば、上記請求項1〜3の何れかに記載の構成による効果に加えて、綱状部材が弛んでいる状況を明示する弛み状況明示部材を設けることで、遊技者に対して綱状部材が弛んでいる様子を明示して確実に視認させることができる。遊技者は弛み状況明示部材を見ることで、綱状部材の弛み具合を容易に、且つ確実に視認することができ、遊技に打ち込むことができる
図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は本実施形態の遊技機としてのパチンコ機の遊技盤面の正面図、図2−Aは開閉扉の閉成状態を説明する正面図、図2−Bは開閉扉の閉成状態を説明する断面図、図3−Aは開閉扉の開放状態を説明する正面図、図3−Bは開閉扉の開放状態を説明する断面図、図4はワイヤー部材に弛みがある場合における弛み状況明示部材の状態を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。図5はワイヤー部材に弛みがない場合における弛み状況明示部材に状態を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。図6は弛み状況明示部材の付勢状態を説明する概略斜視図、図7は開閉扉の付勢状態を説明する図で、(A)は概略斜視図、(B)は側面図である。
[概要]
先ず、本発明の実施形態の概要について説明する。
本実施形態は、綱状部材としてのワイヤー部材10の一側端部を開閉扉6に連結し、他側端部を駆動手段であるステッピングモータ12に連結し、該ステッピングモータ12によってワイヤー部材10を繰り込むことにより開閉扉6は大入賞口5を開放し、繰り出すことにより大入賞口5を閉成する。ワイヤー部材10は、開閉扉6が大入賞口5を閉成してもなお繰り出し可能な長さに形成され、これにより生じる弛み状態によって開閉扉6の開放動作に関する予告報知を行う。
[概略構成]
1.綱状部材としての2本のワイヤー部材10の各々一側端部を、開閉部材としての大入賞口5の開閉扉6の上方且つ両側端部に連結して、他側端部を駆動手段としてのステッピングモータ12の回転軸13に連結する。
2.開閉扉6は、大入賞口5を常に閉成する方向に付勢される。
3.ワイヤー部材10は、開閉扉6が大入賞口5を完全に閉成した後に更に繰り出して所定の弛み状態となることが可能な長さに形成される。
4.弛み状況明示部材(16a、16b、17a、17b)はワイヤー部材10が巻き掛けられる位置に設けられる。
5.弛み状況明示部材(16a、16b、17a、17b)はワイヤー部材10の所定の弛み状態において、ワイヤー部材10を所定の緊張状態に維持するように付勢される。
6.ワイヤー部材10は、遊技盤1の表側の開閉扉6に連結され、次いで遊技盤1の表側に一部が露出して設けられた第1ローラ部材8に巻き掛けられ、更に遊技盤1の裏側に設けられた第2ローラ部材9に巻き掛けられ、遊技盤1の裏側を上方に向かって通って、ステッピングモータ12の回転軸13へ連結される。
7.ワイヤー部材10の設置に伴い障害となるセンターケース3には、繰り出し及び繰り込みにおける可動領域を含めた箇所にワイヤー部材挿通穴21が設けられる。
[概略作用]
1.開閉扉6は、ステッピングモータ12の回転によるワイヤー部材10の繰り込みに伴い開放動作を行い、また繰り出しに伴い閉成動作を行う。
2.弛み状況明示部材(16a、16b、17a、17b)は、開閉扉6が閉成して更にワイヤー部材10が繰り出されると、これに伴い弛み状況明示部材が付勢される方向に向かってワイヤー部材10を所定の緊張状態に維持するように変位する。
先ず図1、図2を参照して、遊技機としてのパチンコ機は遊技盤1を備えている。遊技盤1には略円形状に形成された遊技領域2が設けられている。遊技領域2の中央且つやや上方には、本発明における駆動手段としてのステッピングモータ12と弛み状況明示部材としてのハート意匠16a、16bとカーテン意匠17a、17bを備えたセンターケース3が設けられている。当該センターケース3の下方には始動入賞装置4が設けられている。該始動入賞装置4の下方には本発明の開口としての大入賞口5と、開閉部材として大入賞口5を開閉する開閉扉6とを備える大入賞口取付基板7が設けられている。この大入賞口取付基板7は、大入賞口5の下方に第1ローラ部材8を備えている。この第1ローラ部材8に対して遊技盤1の裏側に第2ローラ部材9が設けられている。
また本発明における綱状部材として、ワイヤー部材10が設けられている。ワイヤー部材10は、屈曲自在な綱状に形成され且つ該綱状の一側端部と他側端部が引っ張り合うときは緊張し、押し合うときは弛緩するように構成されている。このワイヤー部材10は、大入賞口5の開閉扉6に端部が固定され、そこから延びて第1、第2のローラ部材8、9に巻き掛けられ、更に遊技盤1の裏側を上方に向かって通り、意匠駆動軸14a、14bに巻き掛けられた後、ステッピングモータ12の回転軸13に連絡される。このように構成されることで、ワイヤー部材10はステッピングモータ12の駆動力を開閉扉6に伝達可能となる。
ワイヤー部材10は開閉扉6が大入賞口5を閉成した後、更に繰り出されて弛む長さに形成されている。これにより遊技者は、ワイヤー部材10の弛み、即ち遊び状態を視認することで、現時点が開閉扉6の開状態への作動開始時期に対する猶予期間であることを認識することができる(請求項3対応)。
前記大入賞口5は、遊技盤1面上を流下してくる遊技球を受け入れる度合いが、遊技状況に応じて大きく変動する変動入賞装置の1つで、大入賞口5に設けられた開閉部材としての開閉扉6が開状態にあるときに多数の遊技球を受け入れることができ、開閉扉6が閉状態にあると、遊技球の受け入れを不可とする開口である。この大入賞口5は遊技状態がある特定の遊技状態(例えば大当たり遊技状態)になったときに、その期間において、開閉扉6を1乃至複数回、開状態とする。遊技者は開閉扉6が開状態にあるときに、多数の遊技球を入賞させることが可能となる。
図2−Aから図7を参照して更に説明する。図2−Aは、開閉扉6が閉成状態にある場合における、遊技領域2に設けられたセンターケース3、始動入賞装置4、及び大入賞口取付基板7を示す拡大正面図である。図2−Bは同じく拡大断面図で、始動入賞装置4を省略している。図3−Aは、開閉扉6が開放状態にある場合における、遊技領域2に設けられたセンターケース3、始動入賞装置4、及び大入賞口取付基板7を示す拡大正面図である。図3−Bは同じく拡大断面図で、始動入賞装置4を省略している。
センターケース3は略矩形状に形成されると共に、遊技盤1の前面側から裏面に窪んだ凹状に形成される。当該凹状に形成された領域の略中央には、略矩形状に形成されると共に図柄等の識別情報を可変表示する液晶パネル11が設けられる。液晶パネル11の上方には、回転軸13を備えたステッピングモータ12が設けられる。液晶パネル11とステッピングモータ12の間には、意匠駆動軸14a、14bが挿通するのに移動可能な幅寸法であって、長穴状に形成された軸ガイド穴15が設けられている。
更に詳述すると、意匠駆動軸14a、14bにはそれぞれ一対のフランジ部22、23(図4、5、6参照)が設けられている。該フランジ部22、23は上記した軸ガイド穴15が設けられるセンターケース3の板厚寸法より僅かに大きな寸法の間隙をもって配置されるものである。これにより、意匠駆動軸14a、14bは前後方向において位置決めされると共に、遊技者方向に向かって垂直に姿勢を維持するものである。またフランジ部23には、後述する意匠付勢バネ24の一側端部が連結されている。
意匠駆動軸14aには上述したハート意匠16aとカーテン意匠17aが設けられ、意匠駆動軸14bにはハート意匠16bとカーテン意匠17bが設けられる。意匠駆動軸14aは図面上で右側方に配置され、意匠駆動軸14bは左側方に配置される。なお図示しないが、カーテン意匠17aの右側端部とカーテン意匠17bの左側端部は、それぞれセンターケース3に固着されて構成される。
意匠駆動軸14a、14bが横方向へ移動するのに伴い、ハート意匠16a、16b及びカーテン意匠17aの左側端部とカーテン意匠17bの右側端部が、移動可能に構成される。即ち、カーテン意匠17a、17bは、意匠駆動軸14a、14bの横方向への移動に連動して、あたかもカーテンが開いたり閉じたりする態様となる。
カーテン意匠17a、17bは、詳細には、蛇腹状に形成されると共に、それぞれが最も広がったとき、即ち意匠駆動軸14a、14bが最も中央へ移動したとき、液晶パネル11の前面を被覆する大きさに形成される。
ハート意匠16a、16bは、詳細には、ハート意匠16aの左側方及びハート意匠16bの右側方は、複数の山形形状に形成されると共に、当該山形形状は互いにちょうど嵌り合う形状に形成されている。従ってハート意匠16aとハート意匠16bが最も接近したとき、1個のハートの意匠として見えるように構成される。
更に意匠駆動軸14a、14bは、先述したようにそれぞれ所定の方向に向かって付勢されている。つまり意匠駆動軸14aは右側方へ、意匠駆動軸14bは左側方へ向かって意匠付勢バネ24により付勢されている(図4、図5、図6)。
次いで大入賞口取付基板7は、上述したように、その中央上部に大入賞口5を備え、その下方に開設されたローラ部材開口部20には第1ローラ部材8を回動自在に軸支する。大入賞口5には、当該大入賞口5を開放状態或いは閉成状態に変化させる開閉扉6が、大入賞口5の下辺部において回動自在に軸支されている。
開閉扉6は、大入賞口5を常に閉成する方向に向かって付勢されている。即ち、大入賞口取付基板7の最奥部に一側端部を連結して設けられた開閉扉付勢バネ18の他端部を開閉扉6の球誘導壁部19に連結して構成されている(図7参照)。即ち、開閉扉6は上記開閉扉付勢バネ18の付勢力とワイヤー部材10の引っ張り力のバランスにより姿勢を維持するものである。つまり、剛性のある駆動力伝達部材によって固定的に姿勢を維持するものではない。換言するなら、遊技球が開閉扉6に対して、開放方向、即ちワイヤー部材10の弛緩する方向に衝突したとき、その条件に従って姿勢が変化するものである。即ち、本実施例においては、上記した条件下で、遊技球の開閉扉6への衝突する状態を開閉扉6の姿勢に反映することができると共に、これにより開閉扉6の動作態様をファジーな面白みのあるものにすることができる(請求項1、2対応)。
なお開閉扉付勢バネ18は、上記した意匠付勢バネ24より強い付勢力を発生するように構成されている。
また第1ローラ部材8は、該第1ローラ部材8の前方部が上記ローラ部材開口部20から僅かに前方、即ち遊技者側に突出するような位置に配置される。第1ローラ部材8から遊技盤1の裏側方向には、図2−Bに示すような第2ローラ部材9が回動自在に軸支されて設けられる。
開閉扉6には、上記したように、ワイヤー部材10の一側端部が連結して設けられている。該ワイヤー部材10は、図2−Bに示すように、先ず下方の第1ローラ部材8に巻き掛けられ、次いで遊技盤1裏側の第2ローラ部材9に巻き掛けられ、次いで上方に設けられる上記意匠駆動軸14a、14bに巻き掛けられた後、ステッピングモータ12の回転軸13に連結されている。なお、第2ローラ部材9から意匠駆動軸14a、14bに至るまでに障害となるセンターケース3の所定箇所には、ワイヤー部材挿通穴21が貫設されている。
このように本発明の駆動力伝達部材としてのワイヤー部材10は、上記したように屈曲自在に形成されるため、スペースの確保し難い遊技盤1の裏側においても、上記したワイヤー部材挿通穴21を貫設する等の簡易な手段により容易に設置空間を確保することができ、設置場所の選択に関して自由度が増し、空間の有効利用が可能となる(請求項1、2対応)。
前記ワイヤー部材挿通穴21は、センターケース3の図示しない取り込み口から取り込んだ遊技球を転動させるステージ面25に設ける。
上記のように構成される本実施形態の作用について説明する。
図2−A、図2−Bは、開閉扉6が大入賞口5を閉成した後、更にワイヤー部材10が繰り出された状態を示している。
ステッピングモータ12の回転軸13が反時計方向に回転することにより、ワイヤー部材10を繰り出すと、該ワイヤー部材10が連結された開閉扉6は、開閉扉付勢バネ18の付勢力により大入賞口5を閉成する。この時点ではワイヤー部材10には弛みが発生しておらず、上述したように開閉扉付勢バネ18は意匠付勢バネ24より強い付勢力を発生するように構成されているため、繰り出しにより変化するのは開閉扉6のみとなる。つまり、このときの意匠駆動軸14a、14bは共に最も中央に寄った状態、即ち図3−Aに示す状態である。
更に繰り出しが進むと、ワイヤー部材10の弛み量が大きくなるにつれて、意匠駆動軸14a、14bはそれぞれ左右両側方に変位する。そして最も繰り出されたとき、図2−Aに示すように、液晶パネル11の略全領域が視認可能な状態までカーテン意匠17a、17bが開いた状態となる。またハート意匠16a、16bも同様に左右両側方に変位することにより、1個のハート意匠が分離した状態となる。
遊技者は、このカーテン意匠17a、17b及びハート意匠16a、16bの態様を視認することにより、現在が開閉扉6による大入賞口5の開放動作に関する猶予期間であることを認識することができる。また後述する弛み状態が解消していく変化態様を、カーテン意匠17a、17b及びハート意匠16a、16bを介して認識できるため、更に見落とし難くなる。このため、開閉扉6の開放状態への作動の予告報知を、より遊技者へ確実に行うことができる(請求項6対応)。
今、例えば遊技球が始動入賞装置4に入賞し、これを契機として大当たり判定が行われ、その結果、大当たり遊技状態となることが決定されると、遊技機の図示しないコントローラは、ステッピングモータ12を低速回転で時計方向に回転するよう制御する。これにより回転軸13が回転して2本のワイヤー部材10の繰り込みを開始する。
この繰り込み動作に従って、それぞれ左右両側方に付勢されていた意匠駆動軸14a、14bは、徐々に中央に向かって変位し、これに伴いカーテン意匠17a、17b及びハート意匠16a、16bも変位する。
即ち本発明は、開閉扉6を閉状態から開状態へと開放動作させる開放動作開始時期に先立って、ワイヤー部材10を遊び状態から緊張状態へと多少の時間をかけて修正動作させるように構成されるものである。
これにより遊技者は、遊び状態の解消動作を視認することで、開閉扉6の開状態への作動開始時期が近づきつつあることを認識することができ、開閉扉6の開状態への作動の予告報知をワイヤー部材10の弛み状態によって行うことで、従来にはない面白みのある報知が可能となる(請求項4対応)。
繰り込みが進みワイヤー部材10の弛みが完全に解消されると、カーテン意匠17a、17b及びハート意匠16a、16bは、図3−Aに示すような閉じた状態となる。即ち、カーテン意匠17a、17bが閉まることで液晶パネル11を被覆することにより視認不能とし、ハート意匠16a、16bが互いに接することにより1個のハート意匠と見て取れる状態となる。但し、この時点では未だ大入賞口5は閉成状態である。
遊技機のコントローラは、ワイヤー部材10の弛みが完全に解消されたことをステッピングモータ12の回転数に基づいて検知すると、続いてステッピングモータ12を高速回転で時計方向に回転するよう制御する。これにより回転軸13が回転してワイヤー部材10の繰り込みを開始し、当該繰り込み動作に従って開閉扉6が素早く遊技者側に、即ち前方に向かって回動することで、大入賞口5を開放状態とする。
大当たり遊技状態中において、或いは大当たり遊技状態の終了に伴い、大入賞口5の閉成が決定されると、遊技機のコントローラはステッピングモータ12を高速回転で反時計方向に回転するよう制御し、上述したように開閉扉6の閉成動作を行う。
即ち本実施形態では、ワイヤー部材10の繰り込み速度は、修正動作における速度において、開閉扉6を開放動作させるときの速度より遅い速度で行うよう構成される。これにより遊技者は、弛み状態が解消してゆく変化態様を見落とし難くなり、開閉扉6の開状態への作動に係る予告報知を確実に行うことが可能となる(請求項5対応)。
なおワイヤー部材10は、ステージ面25に設けられたワイヤー部材挿通穴21に挿通されているため、ステージ面25を転動する遊技球に接触、衝突されることがあり、ワイヤー部材10が変位、屈曲される可能性がある。このワイヤー部材10の屈曲は、開閉扉6やカーテン意匠17a、17b及びハート意匠16a、16bの姿勢やその他の状態に影響を与え、そのワイヤー部材10の変位、屈曲がそれら開閉扉6やカーテン意匠17a、17b及びハート意匠16a、16bの姿勢等に反映されることが可能となる。このため、開閉扉6やカーテン意匠17a、17b及びハート意匠16a、16bにファジーな動きを与えて面白みのあるものにすることができる(請求項1、2対応)。
以上で説明した本実施形態においては、可動部材として開閉扉6、駆動手段としてステッピングモータ12、駆動力伝達部材としてワイヤー部材10を採用したものを示したが、これに限定されるものではない。即ち可動部材は、遊技盤1に設けられて所定動作が可能な部材であればよい。また駆動手段は、可動部材が所定の動作を行うための駆動力を発生するものであればよい。また駆動力伝達部材は、全体として屈曲自在な綱状に形成され、且つ該綱状の一側端部と他側端部が引っ張り合うときは緊張すると共に前記一側端部と前記他側端部が押し合うときは弛緩する綱状部材を用いるものであれば、他のものを採用してもよい。
また開閉部材は大入賞口5の開閉扉6を例示したが、遊技球を受け入れる開口への受け入れ度合いを変更するものであれば、大入賞口の開閉扉6である必要はない。また開閉部材は開閉扉に限定されるものではなく、開閉扉以外の開閉片やその他の開閉部材を対象として含むものである。
また上記コントローラは、パチンコ遊技機の遊技の進行を制御する主基板(図示せず)に搭載されたCPUの一機能として構成されたものでもよい。
また本実施形態においては、一対のワイヤー部材10を用いて開閉部材の繰り出し、繰り込みを行うようにしているが、必ずしも一対である必要はない。またワイヤー部材はその材質が特に限定されるものではなく、紐状、線状、偏平な帯状等、開閉部材を開閉操作することができる綱状の部材であればよい。本発明はそのような綱状部材をその範囲に含むものである。
また本実施形態においては、ワイヤー部材10を繰り出し或いは繰り込む手段として、ステッピングモータ12を用いているが、これに限定されるものではない。要するにワイヤー部材等の綱状部材を繰り出し或いは繰り込むことができる駆動手段であればよい。本発明はそのような駆動手段をその範囲に含むものである。
本発明の実施形態の遊技機としてのパチンコ機の遊技盤面の正面図である。 本実施形態のパチンコ機における開閉扉の閉成状態を説明する正面図である。 本実施形態のパチンコ機における開閉扉の閉成状態を説明する断面図である。 本実施形態のパチンコ機における開閉扉の開放状態を説明する正面図である。 本実施形態のパチンコ機における開閉扉の開放状態を説明する断面図である。 本実施形態のパチンコ機のワイヤー部材に弛みがある場合における弛み状況明示部材の状態を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。 本実施形態のパチンコ機のワイヤー部材に弛みがない場合における弛み状況明示部材に状態を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。 本実施形態のパチンコ機における弛み状況明示部材の付勢状態を説明する概略斜視図である。 本実施形態のパチンコ機における開閉扉の付勢状態を説明する図で、(A)は概略斜視図、(B)は側面図である。
符号の説明
1 遊技盤
2 遊技領域
3 センターケース
4 始動入賞口
5 大入賞口
6 開閉扉
7 大入賞口取付基板
8 第1ローラ部材
9 第2ローラ部材
10 ワイヤー部材
11 液晶パネル
12 ステッピングモータ
14a、14b 意匠駆動軸
15 軸ガイド穴
16a、16b ハート意匠
17a、17b カーテン意匠
18 開閉扉付勢バネ
19 球誘導壁部
20 ローラ部材開口部
21 ワイヤー部材挿通穴
22、23 フランジ部
24 意匠付勢バネ
25 ステージ面

Claims (4)

  1. 遊技球が流下する遊技盤に設けられ且つ所定の動作可能な可動部材と、該可動部材が前記所定の動作を行うための駆動力を発生する駆動手段と、該駆動手段から前記可動部材に対して前記駆動力を伝達する駆動力伝達部材とを備えた遊技機であって、
    前記駆動力伝達部材は、全体として屈曲自在な綱状に形成され、且つ該綱状の一側端部と他側端部が引っ張り合うときは緊張すると共に前記一側端部と他側端部が押し合うときは弛緩する遊技盤面上で視認することができる綱状部材を用い、
    前記可動部材は、遊技球が流下する遊技盤に該遊技球を受け入れるために備えられた開口への遊技球の受け入れ度合いを変更するための開閉扉、開閉片等の開閉部材とし、
    駆動手段によって綱状部材を繰り込むことにより前記開閉部材を開放動作させ、或いは駆動手段によって綱状部材を繰り出すことにより前記開閉部材を閉成動作させる構成とし、且つ前記開口が完全に閉成された状態において、綱状部材を遊技盤面上において弛みがない緊張状態から弛みがある遊び状態に保持する構成としたことを特徴とする遊技機。
  2. 開口が完全に閉成された状態から開閉部材による開口の開放動作を開始させる開放動作開始時期に先立って、綱状部材を弛みがある遊び状態から弛みがない緊張状態へと修正動作させる構成としたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 綱状部材の繰り込み速度は、修正動作における速度において、開閉部材を開放動作させるときの速度よりも遅い速度で行う構成としたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 綱状部材が弛んでいる状況を明示する弛み状況明示部材を設けてあることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
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