JP4278325B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体集積回路装置に関し、特に、外部から内部電源電位の調整が可能な内部電位発生回路を備えた半導体集積回路装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、半導体集積回路装置には、外部電源電位よりも低い、あるいは外部電源電位よりも高い内部電源電位を生成して内部回路に与えるための内部電源電位発生回路が設けられている。内部電源電位発生回路の出力電位は、製造プロセスの変動などによってばらつくので、内部電源電位発生回路の出力電位は、外部から調整可能な構成となっていることが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、この内部電源電位発生回路の出力電位は、外部のテスタでモニタしながら調整を行なっていたため、その調整を行なうことは容易ではなかった。
【0004】
さらに、近年、システムLSIなどにおいては、異なる機能を有する内部回路に対して、異なる内部電源電位を供給するための内部電源電位発生回路が設けられる場合がある。この場合は、複数の内部電源電位発生回路の各々に対して、その出力電位レベルをテスタでモニタし、かつその調整を行なうことが必要となり、その調整の困難さはさらに増大することになる。
【0005】
また、このような内部電源電位発生回路の調整結果は、最終的には、半導体集積回路装置内部に不揮発的に記憶させることが必要である。このような記憶処理のことを、以下、「プログラミング処理」と呼ぶことにする。
【0006】
このようなプログラムを行う方法としては、従来、ヒューズ素子をブローすることにより行うのが一般的である。しかしながら、たとえば、複数の内部電源電位発生回路の各々に対して、その出力電位レベルをプログラムするとすると、このようなヒューズ素子の個数も多くなり、回路面積の観点からは不利である。
【0007】
したがって、出力電位レベルをプログラムする素子も電気的に、かつ不揮発的にデータをプログラムできる素子であることが望ましい。
【0008】
ここで、低消費電力で不揮発的なデータの記憶が可能な記憶装置として、MRAM(Magnetic Random Access Memory)デバイスが注目されている。MRAMデバイスは、半導体集積回路に形成された複数の薄膜磁性体を用いて不揮発的なデータ記憶を行ない、薄膜磁性体の各々に対してランダムアクセスが可能な記憶装置である。
【0009】
特に、近年では磁気トンネル接合(MTJ:Magnetic Tunnel Junction)を利用した薄膜磁性体をメモリセルとして用いることによって、MRAMデバイスの性能が飛躍的に進歩することが発表されている。磁気トンネル接合を有するメモリセルを備えたMRAMデバイスについては、“A 10ns Read and Write Non-Volatile Memory Array Using a Magnetic Tunnel Junction and FET Switch in each Cell", ISSCC Digest of Technical Papers, TA7.2, Feb. 2000.および“Nonvolatile RAM based on Magnetic Tunnel Junction Elements", ISSCC Digest of Technical Papers, TA7.3, Feb. 2000.等の技術文献に開示されている。
【0010】
図32は、磁気トンネル接合部を有するメモリセル(以下、単に「MTJメモリセル」とも称する)の構成を示す概略図である。
【0011】
図32を参照して、MTJメモリセルは、記憶データレベルに応じて電気抵抗が変化するトンネル磁気抵抗素子TMRと、データ読出時にトンネル磁気抵抗素子TMRを通過するセンス電流Isの経路を形成するためのアクセストランジスタATRとを備える。アクセストランジスタATRは、たとえば電界効果型トランジスタで形成され、トンネル磁気抵抗素子TMRと固定電圧(接地電圧Vss)との間に結合される。
【0012】
MTJメモリセルに対しては、データ書込を指示するためのライトワード線WWLと、データ読出を実行するためのリードワード線RWLと、データ読出時およびデータ書込時において、記憶データのデータレベルに対応した電気信号を伝達するためのデータ線であるビット線BLとが配置される。
【0013】
図33は、MTJメモリセルからのデータ読出動作を説明する概念図である。
図33を参照して、トンネル磁気抵抗素子TMRは、一定方向の磁化方向を有する強磁性体層(以下、単に「固定磁化層」とも称する)FLと、外部から印加される磁界に応じた方向に磁化される強磁性体層(以下、単に「自由磁化層」とも称する)VLとを有する。固定磁化層FLおよび自由磁化層VLとの間には、絶縁体膜で形成されるトンネルバリアTBが設けられる。自由磁化層VLは、記憶データのデータレベルに応じて、固定磁化層と同一方向または、固定磁化層FLと異なる方向に磁化される。
【0014】
データ読出時においては、リードワード線RWLの活性化に応じてアクセストランジスタATRがターンオンされる。これにより、ビット線BL〜トンネル磁気抵抗素子TMR〜アクセストランジスタATR〜接地電圧Vssの電流経路に、センス電流Isを流すことができる。
【0015】
トンネル磁気抵抗素子TMRの電気抵抗は、固定磁化層FLおよび自由磁化層VLの磁化方向の相対関係に応じて変化する。具体的には、固定磁化層FLの磁化方向と、自由磁化層VLに書込まれた磁化方向とが平行である場合には、両者の磁化方向が反対方向である場合に比べてトンネル磁気抵抗素子TMRの電気抵抗は小さくなる。
【0016】
このように、トンネル磁気抵抗素子TMRは、磁化方向に応じてその電気抵抗が変化する。したがって、トンネル磁気抵抗素子TMR中の自由磁化層VLの二通りの磁化方向と、記憶データのレベル(“1”および“0”)とをそれぞれ対応付けることによって、データ記憶を実行することができる。
【0017】
センス電流Isによってトンネル磁気抵抗素子TMRで生じる電圧変化は、自由磁化層の磁化方向、すなわち記憶データレベルに応じて異なる。したがって、たとえば、ビット線BLを一定電圧にプリチャージした状態とした後に、トンネル磁気抵抗素子TMRにセンス電流Isを流せば、ビット線BLの電圧レベルの変化の検知によって、MTJメモリセルの記憶データを読出すことができる。
【0018】
図34は、MTJメモリセルに対するデータ書込動作を説明する概念図である。
【0019】
図34を参照して、データ書込時においては、リードワード線RWLは非活性化され、アクセストランジスタATRはターンオフされる。この状態で、自由磁化層VLを書込データに応じた方向に磁化するためのデータ書込電流が、ライトワード線WWLおよびビット線BLにそれぞれ流される。自由磁化層VLの磁化方向は、ライトワード線WWLおよびビット線BLをそれぞれ流れるデータ書込電流の向きの組合せによって決定される。
【0020】
図35は、データ書込時におけるデータ書込電流の方向と磁化方向との関係を説明する概念図である。
【0021】
図35を参照して、軸Hxは、ビット線BLを流れるデータ書込電流によって生じるデータ書込磁界H(BL)の方向を示すものとする。一方、軸Hyは、ライトワード線WWLを流れるデータ書込電流によって生じるデータ書込磁界H(WWL)の方向を示すものとする。
【0022】
自由磁化層VLの磁化方向は、データ書込磁界H(BL)とH(WWL)との和が図中に示されるアステロイド特性線の外側の領域に達する場合においてのみ、新たに書換えることができる。
【0023】
すなわち、印加されたデータ書込磁界がアステロイド特性線の内側の領域に相当する強度である場合には、自由磁化層VLの磁化方向は変化しない。したがって、MTJメモリセルの記憶データを更新するためには、ライトワード線WWLとビット線BLとの両方に所定レベル以上の電流を流す必要がある。トンネル磁気抵抗素子に一旦書込まれた磁化方向、すなわちMTJメモリセルの記憶データは、新たなデータ書込が実行されるまでの間不揮発的に保持される。
【0024】
データ読出時においても、ビット線BLにはセンス電流Isが流れる。しかし、センス電流Isは一般的に、上述したデータ書込電流よりは1〜2桁程度小さくなるように設定されるので、センス電流Isの影響によりデータ読出時においてMTJメモリセルの記憶データが誤って書換えられる可能性は小さい。
【0025】
上述した技術文献においては、このようなMTJメモリセルを半導体基板上に集積して、ランダムアクセスメモリMRAMデバイスを構成する技術が開示されている。
【0026】
しかしながら、このような「トンネル磁気抵抗素子TMR」を用いて、上述したような「プログラミング処理」を行うのに適切な回路構成については、検討がなされておらず、必ずしも「プログラミング処理」に必要な回路構成が明確でないという問題点があった。
【0027】
したがって、この発明の主たる目的は、複数の内部電源発生回路の生成する内部電源電位の調整を容易に行なうことが可能な半導体集積回路装置を提供することである。
【0028】
この発明の他の目的は、複数の内部電源発生回路の生成する内部電源電位の調整結果を電気的にかつ不揮発的に記録することが可能な半導体集積回路装置を提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の半導体集積回路装置は、半導体集積回路装置の外部から与えられたデータおよび相互に授受するデータの少なくともいずれかに基づいて、所定の処理を行なうための少なくとも1つの内部回路と、内部回路に対応して設けられ、内部電位のレベルを示す情報を含むレベル設定信号を受けて、レベル設定信号に応じたレベルの内部電位を生成する内部電位発生回路とを備え、内部電位発生回路は、テスト動作において、比較用基準電位とレベル設定信号に応じたレベルとを比較する比較回路を含み、内部電位発生回路の出力電位のレベルのテスト処理を制御し、テスト動作において、複数のレベル設定信号を内部電位発生回路に順次与えるテスト制御回路と、テスト動作時に、複数のレベル設定信号に応じたレベルと比較用基準電位との比較回路による比較結果に基づいて、レベル設定信号に要求される設定値を検出するための測定を行う測定回路と、測定回路の測定結果をテスト制御回路に伝達するための伝達回路とをさらに備える。
【0030】
較回路は、通常動作において、内部電位発生回路の出力する内部電位とレベル設定信号に応じたレベルとを比較し、内部電位発生回路は、比較回路の出力に応じて内部電位のレベルを調節するための電位制御回路をさらに含む。
【0031】
部電位発生回路は、内部電位発生回路の出力する内部電位と比較用基準電位とを受けて、動作モードに応じて、いずれか一方を選択的に比較回路に与える第1の切換回路をさらに含む。
【0032】
部電位発生回路は、レベル設定信号を受けて、レベル設定信号に応じたレベルに変換して比較回路に与える基準電位発生回路をさらに含む。
【0033】
請求項記載の半導体集積回路装置は、請求項記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、内部電位発生回路は、テスト動作においては、テスト制御回路からの複数のレベル設定信号を順次基準電位発生回路に与え、通常動作において、予め定められたレベル設定信号を基準電位発生回路に与える、第2の切換回路をさらに含む。
【0034】
請求項記載の半導体集積回路装置は、請求項記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、半導体集積回路装置は、通常動作において基準電位発生回路に与えられるレベル設定信号を保持するためのプログラム回路をさらに備える。
【0035】
請求項記載の半導体集積回路装置は、請求項1記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、測定回路は、測定結果を示す情報を保持するための記憶回路を含み、伝達回路は、記憶回路に格納された測定結果をテスト制御回路に伝達する。
【0036】
請求項記載の半導体集積回路装置は、半導体集積回路装置の外部から与えられたデータおよび相互に授受するデータの少なくともいずれかに基づいて、所定の処理を行なうための少なくとも1つの内部回路と、内部回路に対応して設けられ、内部電位のレベルを示す情報を含むレベル設定信号を受けて、レベル設定信号に応じたレベルの内部電位を生成する内部電位発生回路とを備え、内部電位発生回路は、通常動作において、内部電位発生回路の出力する内部電位とレベル設定信号に応じたレベルとを比較し、テスト動作において、レベル設定信号に応じたレベルと内部電位との比較を停止して、比較用基準電位とレベル設定信号に応じたレベルとを比較する比較回路と、比較回路の出力に応じて内部電位のレベルを調節するための電位制御回路とを含み、内部電位発生回路の出力電位のレベルのテスト処理を制御し、テスト動作において、複数のレベル設定信号を内部電位発生回路に順次与え、互いに異なるレベルの複数の内部電位を順次発生させるテスト制御回路と、テスト動作時に、比較回路による比較結果に基づいて、レベル設定信号に要求される設定値を検出するための測定を行う測定回路と、測定回路の測定結果をテスト制御回路に伝達するための伝達回路を備える。
【0037】
請求項5の内部電位発生回路は、内部電位発生回路の出力する内部電位と比較用基準電位とを受けて、動作モードに応じて、いずれか一方を選択的に比較回路に与える第1の切換回路をさらに含む。
【0038】
請求項5の内部電位発生回路は、レベル設定信号を受けて、レベル設定信号に応じたレベルに変換して比較回路に与える基準電位発生回路をさらに含む。
【0039】
請求項記載の半導体集積回路装置は、請求項記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、内部電位発生回路は、テスト動作においては、テスト制御回路からの複数のレベル設定信号を順次基準電位発生回路に与え、通常動作において、予め定められたレベル設定信号を基準電位発生回路に与える、第2の切換回路をさらに含む。
【0040】
請求項記載の半導体集積回路装置は、請求項記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、内部電位は、外部電源電位よりも高く、内部電位発生回路は、外部電源電位を昇圧する昇圧回路を含む。
【0041】
請求項記載の半導体集積回路装置は、請求項記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、内部電位発生回路は、昇圧回路の出力を分圧する分圧回路と、分圧回路の出力と比較用基準電位とを受けて、動作モードに応じて、いずれか一方を選択的に比較回路に与える第1の切換回路をさらに含む。
【0042】
請求項記載の半導体集積回路装置は、請求項記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、内部電位は、接地電位よりも低く、内部電位発生回路は、外部電源電位と接地電位を受けて降圧して負電位を生成する負電位生成回路を含む。
【0043】
請求項10記載の半導体集積回路装置は、請求項記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、内部電位発生回路は、レベル設定信号を受けて、レベル設定信号に応じたレベルに変換して比較回路に与える基準電位発生回路と、テスト動作において、負電位生成回路の出力を所定量だけシフトさせる第1のシフト手段と、テスト動作において、基準電位発生回路の出力を所定量だけシフトさせる第2のシフト手段とを含む。
【0044】
請求項11記載の半導体集積回路装置は、請求項1記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、半導体集積回路装置は、通常動作において基準電位発生回路に与えられるレベル設定信号を保持するためのプログラム回路をさらに備え、プログラム回路は、第1および第2の電源ノードを介して電源電位を受けるラッチ回路を含み、ラッチ回路は、ラッチ回路への電源投入に応じて活性化され、第1および第2の電源ノードとラッチ回路との間にそれぞれ設けられる第1および第2のトンネル磁気抵抗素子をさらに含む。
【0045】
請求項12記載の半導体集積回路装置は、請求項11記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、プログラム回路は、電源投入後の所定期間において、ラッチ回路を不能化する不能化手段を含む。
【0046】
請求項13記載の半導体集積回路装置は、請求項11記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、プログラム回路は、トンネル磁気抵抗素子を、通常動作よりも高い電圧の印加により破壊することにより、データを記憶する。
【0047】
請求項14記載の半導体集積回路装置は、請求項1記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、内部回路は、メモリ回路であり、メモリ回路は、正規のメモリセルアレイと、冗長メモリセルアレイと、正規のメモリアレイ中の不良アドレスを予め記憶するプログラム回路と、プログラム回路に記憶された不良アドレスと、内部回路の外部から与えられるアドレス信号との比較結果に応じて、正規のメモリセルアレイおよび冗長メモリセルアレイのいずれかのメモリセルを選択するメモリセル選択回路とを含み、プログラム回路は、第1および第2の電源ノードを介して電源電位を受け、電源投入に応じて活性化されるラッチ回路と、第1および第2の電源ノードとラッチ回路との間にそれぞれ設けられる第1および第2のトンネル磁気抵抗素子を含む。
【0048】
請求項15記載の半導体集積回路装置は、請求項14記載の半導体集積回路装置の構成に加えて、プログラム回路は、電源投入後の所定期間において、ラッチ回路を不能化する不能化手段を含む。
請求項16の半導体集積回路装置は、前記半導体集積回路装置の外部から与えられたデータおよび相互に授受するデータの少なくともいずれかに基づいて、所定の処理を行なうための少なくとも1つの内部回路と、この内部回路に対応して設けられ、内部電位のレベルを示す情報を含むレベル設定信号を受けて、該レベル設定信号に応じたレベルの内部電位を生成する内部電位発生回路とを備える。内部電位発生回路は、(1)テスト動作において、比較用基準電位とレベル設定信号に応じたレベルとを比較する比較回路と、(2)比較回路の出力信号に従って内部電位を生成するドライブ素子と、(3)内部電位と比較基準電位とを受け、テスト動作において比較用基準電位を選択して比較回路へ与える切換回路とを含む。
請求項16の半導体集積回路装置は、さらに、記内部電位発生回路の出力電位のレベルのテスト処理を制御し、テスト動作において、複数のレベル設定信号を内部電位発生回路に順次与えるテスト制御回路と、比較回路の出力に常時結合され、テスト動作時に活性化され、第1の比較回路からの比較結果を示す信号に基づいて、レベル設定信号に要求される設定値を検出するための測定を行う測定回路と、測定回路の測定結果をテスト制御回路に伝達するための伝達回路とを備える。
【0049】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
以下、この発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0050】
図1は、この発明の実施の形態1の半導体集積回路装置1000の回路構成を示す概略ブロック図である。
【0051】
図1を参照して、半導体集積回路装置1000は、外部からの制御信号を受取るための制御信号入力群10と、外部との間でデータの授受を行なうためのデータ入出力端子群12と、外部から外部電源電位ext.Vccを受取るための電源端子14と、外部から接地電位Vssを受けるための接地端子16と、外部制御信号入力端子群10からの信号に基づいて、半導体集積回路装置1000の動作を制御するためのコントロール部20と、データ入出力端子群12を介して、外部との間でデータの授受を行なうためのデータ入出力部30と、コントロール部20により制御され、データ入出力部30との間でのデータ授受や相互間でのデータ授受を行なって、それぞれ所定のデータ処理を行なうための内部回路100.1〜100.4と、電源端子14から内部回路100.1〜100.4に対して、外部電源電位ext.Vccを伝達するための電源配線VCLと、接地端子16から接地電位Vssを内部回路100.1〜100.4に伝達するための接地配線VSLとを備える。なお、図1では内部回路の個数は、説明の簡単のために4個としているが、この個数は、4個より多くても、あるいは少なくてもよい。
【0052】
半導体集積回路装置1000は、さらに、内部回路100.1〜100.4のそれぞれと電源配線VCLとの間に設けられ、外部電源電位ext.Vccを降圧または昇圧して、対応する内部回路100.1〜100.4に供給するための内部電源電位発生回路200.1〜200.4と、内部電源電位発生回路200.1〜200.4からの内部電源電位を内部回路100.1〜100.4の各々に伝達するための内部電源配線LV1〜LV4と、内部回路100.1〜100.4のそれぞれに対応して設けられ、コントロール部20から出力される測定基準電位VMR1〜VMR4をそれぞれ受けて、対応する内部回路における内部電源配線LV1〜LV4の電位レベルを測定して、その測定結果を出力するための測定回路300.1〜300.4とを備える。ここで、内部電源電位発生回路200.1〜200.4の生成する電位レベルは、それぞれ互いに異なっていてもよいし、一部の内部電源電位発生回路または全部の内部電源電位発生回路については、共通のレベルであってもよい。
【0053】
コントロール部20は、内部回路100.1〜100.4の動作を制御するために、内部制御信号int.Cmdを生成して、対応する内部回路100.1〜100.4に対して出力する。
【0054】
半導体集積回路装置1000は、さらに、セルフテスト期間中において、内部回路100.1〜100.4の各々に対して与えるテスト信号を、コントロール部20から順次シリアルに伝達し、かつ、内部回路100.1〜100.4からテスト動作の結果出力される信号や、内部回路100.1〜100.4の相互間で授受されるデータを受取って、コントロール部20に対してシリアルに伝達するためのスキャンパスSCPを備える。スキャンパスSCPは、その途中経路において、内部回路100.1〜100.4に与えるデータを伝達し、かつ内部回路100.1〜100.4から出力されたデータを受取って、シリアルに伝達するためのシフトレジスタSR1〜SR8を含む。
【0055】
図2は、図1に示したコントロール部20およびデータ入出力部30の構成の一部を抜き出して示す概略ブロック図である。
【0056】
コントロール部20は、制御信号入力端子群10から与えられる信号に応じて、通常動作においては、内部回路100.1〜100.4の動作を制御するための信号を出力し、テスト動作においては、ビルトインセルフテストの開始および終了を制御するための信号を出力する制御回路40と、制御回路40からの信号に応じて、ビルトインセルフテストを開始し、内部回路100.1〜100.4との間でスキャンパスSCPを介してデータの授受を行なうことにより、自己試験処理(以下、「ビルトインセルフテスト」と呼ぶ)を行なうためのビルトインセルフテスト回路42と、ビルトインセルフテスト回路42により制御されて、測定回路300.1〜300.4に与える基準電圧VMR1〜VMR4を発生するための基準電圧生成部44と、通常動作において、内部電源電位発生回路200.1〜200.4の生成する内部電源電位をチューニングするための情報を不揮発的に格納し、対応する内部電源電位発生回路200.1〜200.4に対して、チューニング情報に対応するプログラムデータを与えるためのプログラム部46とを備える。
【0057】
後に説明するように、ビルトインセルフテスト期間中は、ビルトインセルフテスト回路42から与えられるビルトインセルフテスト回路出力信号(以下、「BIST回路出力信号」と呼ぶ)が、プログラム部46から出力されるプログラム部出力信号の代わりに、内部電源電位発生回路200.1〜200.4の出力電位を制御する。
【0058】
また、プログラム部46には、外部からのレーザ照射処理などによって、チューニングするための情報を不揮発的に格納するためのヒューズ素子等が設けられているものとする。あるいは、プログラム部46には、電気的な信号SPRGによりチューニングするための情報を不揮発的に格納するための不揮発性記憶素子が設けられており、ビルトインセルフテスト回路42からの指示により、チューニング情報が格納される構成が設けられていてもよい。
【0059】
内部電源電位発生回路200.1〜200.4の動作電圧の測定が終了すると、ビルトインセルフテスト回路42は、各測定回路300.1〜300.4からの測定結果のデータを、スキャンパスSCPを介して受け取る。この後、ビルトインセルフテスト回路42からの指示に従って、データ入出力部30中の出力制御回路34は、ビルトインセルフテスト回路42が受け取った測定結果のデータを、入出力バッファ32を介して外部に出力する。
【0060】
入出力バッファ32は、通常動作においては、データ入出力端子群12を介して、内部回路100.1〜100.4からのデータを外部に出力し、あるいは外部から与えられたデータを内部回路100.1〜100.4に対して出力する。
【0061】
図3は、図2に示した基準電圧生成部44の構成を説明するための回路図である。
【0062】
基準電圧発生回路44は、電源電位Vccと接地電位Vssとの間に直列に接続される、PチャネルMOSトランジスタTP1と抵抗体R11〜R14とを備える。トランジスタTP11のゲートは、ビルトインセルフテスト回路42からの制御信号SCRVを受けて、ビルトインセルフテスト期間中はトランジスタTP1は導通状態となる。
【0063】
トランジスタTP1と抵抗体R11との接続ノードから基準電圧VMR1が出力され、抵抗体R11とR12の接続ノードが基準電位VMR2が出力され、抵抗体R12と抵抗体R13の接続ノードから基準電圧VMR3が出力され、抵抗体R13と抵抗体R14の接続ノードから基準電圧VMR4がそれぞれ出力される。
【0064】
抵抗体R11〜R14の値およびそれらの抵抗比は、予め設定されているため、基準電圧VMR1〜VMR4は、それぞれ予めその値が既知の電圧レベルである。
【0065】
図4は、図1に示した内部電源電位発生回路200.1の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0066】
なお、他の内部電源電位発生回路200.2〜200.4の構成も、基本的には内部電源電位発生回路200.1の構成と同様である。
【0067】
図4を参照して、内部電源電位発生回路200.1は、プログラム部46からのプログラム部出力信号と、ビルトインセルフテスト回路42からのBIST回路出力信号とを受けて、ビルトインセルフテスト回路(以下、「BIST回路」と呼ぶ)42からの制御信号に応じて、いずれか一方を選択的にチューニング情報を示す信号P0〜P3として出力するための切換回路202と、切換回路202の出力を受けて、その出力に応じた基準電位を発生する基準電位発生回路204aおよび基準電位発生回路204aの出力電圧VRに応じて、内部電源線LV1の電位レベルを駆動するためのドライバ回路204bを含む。
【0068】
基準電位発生回路204aは、定電流源220、およびチューニング抵抗部TRPとを含む。さらに、チューニング抵抗部TRPは、抵抗素子221〜25、トランスファーゲート226〜229およびインバータ230〜233を含む。
【0069】
定電流源220は、外部電源電位ext.Vccの供給配線VCLと出力ノードN20との間に接続され、予め定められた一定の電流IをノードN20に与える。
【0070】
抵抗素子221〜225は、出力ノードN20と接地電位Vssの供給配線VSLとの間に直列接続される。抵抗素子221〜225は、それぞれ所定の抵抗値R1,R2,R4,R8,RBを有する。ここで、R1:R2:R4:R8=1:2:4:8となっている。
【0071】
抵抗素子221〜224とトランスファーゲート226〜229とは、それぞれ並列接続される。BIST回路42から、あるいはプログラム部46から与えられる信号P0〜P2は、それぞれトランスファーゲート226〜228のPチャネルMOSトランジスタのゲートに直接入力されるとともに、それぞれインバータ230〜232を介して、トランスファーゲート226〜228のNチャネルMOSトランジスタのゲートに入力される。BIST回路42またはプログラム部46からの信号P3は、トランスファーゲート229のNチャネルMOSトランジスタのゲートに直接入力されるとともに、インバータ233を介して、トランスファーゲート229のPチャネルMOSトランジスタのゲートに入力される。
【0072】
出力ノードN20と接地電位Vssの供給配線VSLとの間の抵抗値Rは、信号P0〜P3の論理レベルの組合せにより、16段階で変更可能となっている。たとえば、信号P0〜P3がともに“L”レベルの場合は、トランスファーゲート226〜228が導通するとともに、トランスファーゲート229が非導通になり、抵抗値Rは、R=(R8+RB)となる。この抵抗値(R8+RB)は、設計値によって予め設定されている。出力ノードN20の電位VRIは、VRI=R×Iとなる。
【0073】
ドライバ回路204bは、PチャネルMOSトランジスタ234および差動増幅器235を含む。PチャネルMOSトランジスタ234は、外部電源電位ext.Vccの供給配線VLと内部電源電位int.Vccの供給配線LV1との間に接続される。差動増幅器235は、通常動作においてはコントロール部20中の制御回路40から与えられ、また、テスト動作においてはコントロール部20中のビルトインセルフテスト回路42から与えられる信号φA1によって制御され、その反転入力ノードは、基準電位発生回路204aの出力電位VRIを受け、その非反転入力ノードは内部電源電位int.Vccの供給配線LV1に接続され、その出力信号はPチャネルMOSトランジスタ234のゲートに入力される。
【0074】
信号φA1が非活性化レベルの“L”レベルの場合は、差動増幅器235の出力信号は“H”レベルに固定され、PチャネルMOSトランジスタ234は非導通状態となる。
【0075】
信号φA1が活性化レベルの“H”レベルの場合は、差動増幅器235は、内部電源電位int.Vccが基準電位VRIに一致するようにPチャネルMOSトランジスタ234のゲート電位を制御する。したがって、内部電源電位int.Vccは、基準電位VRIと同じレベルになる。
【0076】
したがって、たとえば、図4においては、内部回路100.1は、外部電源電圧ext.Vccを降圧した内部電源電位int.Vccおよび接地電位Vssによって駆動される。
【0077】
図5は、図1に示した測定回路300.1の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0078】
なお、他の測定回路300.2〜300.4の構成も基本的には測定回路300.1の構成と同様である。
【0079】
測定回路300.1は、対応する内部回路100.1の内部電源線LV1の電位レベルと、基準電圧生成部44からの測定基準電位VMR1とを受けて、BIST回路42からの制御に従って、これらの電位レベルを通過させるスイッチ回路302と、ビルトインセルフテスト回路42からの信号φA2により活性化されて、スイッチ回路302からの内部電源線LV1の電位レベルと測定基準電位VMR1とを比較する比較器310とを備える。
【0080】
ここで、BIST回路42は、テスト動作において、後に説明するように、内部電源電位発生回路200.1に与えるBIST回路出力信号のレベルを段階的に変化させる。測定回路300.1も、このBIST回路出力信号をビルトインセルフテスト回路42から受け取る。測定回路300.1は、さらに、テスト動作において、比較器310からの出力に基づいて、このBIST回路出力信号が所定レベルとなり内部電源線LV1の電位レベルが基準電圧生成部44からの測定基準電位VMR1と一致した時点を検出して、BIST回路出力信号を、選択的に通過させるための判定回路320を備える。
【0081】
ここで、判定回路320は、インタリーブ回路324と、ラッチ回路326および328と、排他的論理和ゲート回路330と、ラッチ回路332と、ゲート回路334とを含む。
【0082】
インタリーブ回路324は、最初はラッチ回路326に“L”レベルを与え、その後は、比較回路310からの出力レベルをラッチ回路328と326に交互に与える。最終的には、インタリーブ回路324は、ラッチ回路328に“H”レベルの信号を与える。ラッチ回路326および328は、インタリーブ回路324から与えられた信号レベルをラッチして、排他的論理和ゲート回路330に与える。
【0083】
排他的論理和ゲート回路330は、ラッチ回路326および328の出力レベルが一致している場合は“L”レベルの信号を出力し、一致していない場合は“H”レベルの信号を出力する。
【0084】
たとえば、BIST回路出力信号のレベルが複数ステップにわたって変化し、あるステップにおいて、比較器310からの出力信号が“L”レベルから“H”レベルに変化したステップにおいては、排他的論理和ゲート回路330の出力レベルは“H”レベルになる。他のステップにおいては、排他的論理和ゲート回路330の出力は“L”レベルになる。
【0085】
ラッチ回路332は、BIST回路出力信号の変化する各ステップにおいて、そのレベルを保持し、ゲート回路334は、排他的論理和ゲート330の出力信号の立上がりエッジに応答して、BIST回路出力信号PT0〜PT3を判定回路320から出力させる。
【0086】
判定回路320から出力されたBIST回路出力信号は、メモリ回路340中の書込制御回路342に与えられる。書込制御回路342は、BIST回路42により制御されており、判定回路320から与えられたBIST回路出力信号を、記憶回路344に書込む。
【0087】
また、BIST回路42は、測定動作が終了した後は、読出制御回路346を制御して、記憶回路344に格納されたBIST回路出力信号を記憶回路344から読出して、スキャンパスSCP上のシフトレジスタ回路SR1中のレジスタSRCKTに格納させる。
【0088】
以上説明したセルフテストの動作をまとめると、以下のとおりである。
すなわち、通常動作においては、内部電源電位発生回路200.1から出力される内部電源電位int.Vccを生成するための基準電圧VRIのレベルを変化させるには、プログラム部46からのプログラム出力信号が用いられる。これに対して、セルフテスト期間中においては、基準電圧VRIのレベルを変化させるために、上記プログラム出力信号の代わりに、BIST回路42からのBIST回路出力信号が用いられる。
【0089】
これにより、セルフテスト期間中は、BIST回路42の制御で基準電位レベルVRIを変更し、内部電源電位int.Vccのレベルが変化させられる。他の内部電源電位発生回路200.2〜200.4においても同様である。
【0090】
このBIST回路42により変化された内部電源電位int.Vccは、基準電圧生成部44からの基準電位VMR1〜VMR4と比較され、その結果に応じて、内部電源電位int.Vccが基準電位に相当するレベルとなった時点のBIST回路出力信号が書込制御回路342により、チップ上の記憶回路344に蓄積される。
【0091】
このようにして、測定が繰返され、判定に応じて記憶回路344に蓄積されたBIST回路出力信号は、ビルトインセルフテスト回路42からの制御に従って、スキャンパスSCPをシリアルに伝送されて、ビルトインセルフテスト回路42中に取込まれる。
【0092】
図6は、プログラム部46またはBIST回路42から出力されるチューニング情報を示す信号P0〜P3と、内部基準電位VRIの相対値VRI′および比較回路310の出力信号φ310を例示する図である。
【0093】
図6において、このチューニングモードでは16のステップが行なわれる。信号P3〜P0は、16のステップにおいて1000,1001,…,1111,0000,0001,…,0111と変化する。
【0094】
信号P3〜P0=”0000”のときの内部基準電位VRIを0とすると、内部基準電位VRIの相対値VRI′は、16のステップにおいて−8,−7,…,−1,0,1,…,+7と変化する。
【0095】
比較回路310の出力信号φ310は、たとえば、ステップ1〜6では「L」レベルとなり、ステップ7〜16では「H」レベルとなる。これは、ステップ1〜6では内部電源電位int.Vccが外部基準電位VRよりも低く、ステップ7〜16では内部電源電位int.Vccが外部基準電位VRよりも高いことを示している。
【0096】
図7は、図6のように信号P0〜P3が変化する場合において、判定回路320の行なう処理を説明するための概念図である。
【0097】
図7を参照して、ゲート回路334は、判定回路320内の排他的論理和ゲート330の出力信号φ330の立上がりエッジに応答して、信号P0〜P3をメモリ回路340に与える。
【0098】
図6に示した場合では、ステップ6の信号(P3,P2,P1,P0)=(1101)がメモリ回路340に与えられる。
【0099】
メモリ回路340は、ゲート回路334からの信号P0〜P3=”1101”を記憶し、BIST回路42からの制御信号に応じて信号P3〜P0=”1101”を読出し、読出した信号P3〜P0を1つずつ順次スキャンパスSCPに出力する。
【0100】
図8は、半導体集積回路装置1000のセルフテストの動作を示すタイミングチャートである。
【0101】
図8において、ある時刻t0に外部制御信号によってビルトインセルフテストへのエントリーが設定されると、ビルトインセルフテスト回路42中のパルス発生回路(図示せず)によってカウンタ制御のための信号φ1がパルス的に「H」レベルに立上げられる。
【0102】
信号φ1が「H」レベルに立上げられると、BIST回路出力信号P3〜P1が初期値(たとえば、1000)に設定されるとともに、BIST回路42からの信号φA1が「H」レベルに立上げられて、差動増幅器235が活性状態となり、内部電源電位int.Vccが内部基準電位VRIと一致するようにPチャネルMOSトランジスタ234のゲート電位が制御される。これにより時刻t1において内部電源電圧の発生が活性状態となる。ここで、ビルトインセルフテスト時は、BIST回路42からの信号が、切換回路202を介して信号P0〜P3として内部電源電位発生回路204に与えられる。図4の内部電源電位発生回路204では、信号P3〜P0=”1000”に応答して、トランスファーゲート226〜229がともに導通し、内部基準電位VRIは最低レベル(I×RB)になる。
【0103】
また、信号φ1が「H」レベルに立上げられると、BIST回路42内のカウンタ(図示せず)がカウントを開始し、時刻t0から所定時間経過後の時刻t2に信号φ2を「H」レベルにパルス的に立上げる。この時刻t0〜時刻t2の間に内部電源電位int.Vccが安定化される。
【0104】
信号φ2が「H」レベルに立上げられると、信号φA2が「H」レベルに立上げられ、図5の比較回路310が活性化される。比較回路310は、基準電位VMR1と内部電源電位int.Vccとを比較し、比較結果に応じたレベルの信号をインターリーブ回路324に出力する。
【0105】
また、信号φ2が「H」レベルに立上げられると、BIST回路42内のカウンタ(図示せず)が改めてカウントを開始し、時刻t2から所定時間経過後に信号φ3を「H」レベルにパルス的に立上げる。この信号φ3は、時刻t3に立ち下がる。この時刻t2〜時刻t3に基準電位VMR1と内部電源電位int.Vccの比較が行なわれる。
【0106】
信号φ3の立下がりエッジに応答して、信号φA1,φA2が「L」レベルになる。これにより、差動増幅器235および比較回路310が非活性化される。
【0107】
たとえば、図6に示したとおり信号が変化するとすると、この信号P3〜P0=”1000”に対応したステップ1では、排他的論理和演算ゲート330の出力が活性化することがないため、ゲート回路334および書込制御回路342を介して、記憶回路344にデータが書込まれることはない。
【0108】
この後、ステップ2〜ステップ6においても、排他的論理和演算ゲート330の出力が活性化することがないため、ゲート回路334および書込制御回路342を介して、記憶回路344にデータが書込まれることはない。
【0109】
また、ステップ7においては、信号φ3の立下がりエッジに応答して、インターリーブ回路324を比較回路310の比較結果のデータが通過すると、排他的論理和ゲート330の出力が活性状態となる。これに応答して、ゲート回路334および書込み制御回路342を介して記憶回路344にBIST回路出力信号が与えられる。
【0110】
以後、並列してテストされている他の内部電源発生回路200.2〜200.4においても、排他的論理和ゲート330がラッチ回路326とラッチ回路328に格納されたデータが異なることを検知するために、ステップ16までテストが継続される。このとき、排他的論理和ゲート330の出力とは関わりなく、最後のステップ、この例では、ステップ16まで、必ずテスト動作を継続することとしても良いし、全ての内部電源発生回路200.2〜200.4において、排他的論理和ゲート330の出力が活性化した時点で、セルフテストを終了することとしてもよい。
【0111】
以上説明したとおり、半導体集積回路装置1000の構成によれば、内部電源電位int.Vccを基準電位VMR1等に略等しくするための信号P0〜P3の値が、内部電源発生回路200.1〜200.4の各々について、半導体集積回路装置1000の内部で求められて外部に出力される。したがって、ビルトインセルフテストにおいて、信号P0〜P3の最適値を容易に求めることができ、内部電源電位int.Vccを容易に調整することができる。
【0112】
上述したとおり、このようなビルトインセルフテストの終了後に、プログラム部46の出力信号PG0〜PG3が、ビルトインセルフテストで求められた信号P0〜P3の最適値になるように、プログラム部46内のヒューズのブロー処理または、不揮発性記憶素子へのデータの書込み処理が行なわれる。
【0113】
通常動作時は、プログラム部46の出力信号PG0〜PG3が切換回路202を介して内部電源電位発生回路204に与えられる。たとえば、内部回路100.1に対応する内部電源電位発生回路204は、基準電位VMR1に略等しいレベルの内部電源電位int.Vccを出力する。
【0114】
なお、この実施の形態1では、ビルトインセルフテストにおける16のステップにおいて内部電源電位int.Vccを順次増加させたが、本発明は、これに限るものではなく、内部電源電位int.Vccを順次減少させてもよいし、内部電源電位int.Vccを基準レベル(図6のVRI′=0に対応するレベル)から最高レベル(VRI′=+7に対応するレベル)まで順次増加させた後に基準レベルから最低レベル(VRI′=−7に対応するレベル)まで順次減少させてもよい。
【0115】
また、メモリ回路340は、以上の説明では、測定回路300.1〜300.4の内部に設けられるものとしたが、たとえば、内部回路100.1〜100.4のうちのいずれか、たとえば、内部回路100.4が、データを記憶する機能を有するメモリ回路である場合、メモリ回路340として、このような内部回路100.4を用いることも可能である。
【0116】
[実施の形態2]
以上説明した実施の形態1においては、図4において説明したとおり、ビルトインセルフテスト期間中においては、BIST回路42からの信号に基づいて基準電位VRが設定される。さらに、この設定された基準電位VRにより、内部回路100.1への電源供給配線LV1の電位レベルを、図5に示すように、比較器310により比較し、その比較結果に応じて、BIST回路出力信号を記憶回路344に格納するという構成であった。
【0117】
しかしながら、以上のような構成では、BIST回路42からの出力信号に基づいてドライバ回路204bにより内部回路100.1に与えられる内部電源電位int.Vccのレベルが、比較器235に与えられて、負帰還がかけられる。この負帰還により、内部電源電位int.Vccが安定したレベルとなった後に、図5に示した比較器310において基準電圧生成部44からの電位VMR1〜VMR4との比較を行なう必要があった。
【0118】
したがって、図8に示した動作においては、安定期間をこのような内部電源電位int.Vccのレベルが安定するのに必要な時間だけ比較的大きく取る必要がある。
【0119】
しかしながら、たとえば、テスト動作においては、図4において説明した基準電圧VRの値が、基準電圧生成部44から出力される基準電位と一致している否かのみをテストすればよい場合もある。
【0120】
このような場合には、実施の形態1で説明した方法では、安定期間に十分な時間を取ることによって、かえってテスト時間が本来必要な時間に比べて増大してしまうという問題がある。
【0121】
実施の形態2では、このように、プログラムによって、チューニングされた基準電圧VRの値が、所望の基準電圧VMR1〜VMR4と一致することをより短い時間で検出可能な構成について説明する。
【0122】
なお、以下の各実施の形態の説明でも、基準電圧生成部44から基準電位VMR1〜VMR4が与えられるものとして説明を行うが、基準電位VMR1〜VMR4としては、半導体集積回路1000上に集積された基準電圧生成部44により供給される場合だけでなく、半導体集積回路1000の外部から端子を介して与えられる構成であってもよい。
【0123】
図9は、本発明の実施の形態2の内部電源電位発生回路200.1および測定回路300.1の構成を説明するための概略ブロック図であり、実施の形態1の図4および図5と対比される図である。
【0124】
実施の形態2の内部電源電位発生回路200.1が、実施の形態1の内部電源電位発生回路200.1の構成と異なる点は、まず、実施の形態1におけるドライバ回路204bの代わりにドライバ回路204cが設けられる構成となっている点である。
【0125】
ドライバ回路204cは、基準電圧生成部44からの比較用基準電圧、たとえば比較用基準電圧VMR1と、内部回路100.1に対する内部電源配線LV1とを受けて、そのいずれか一方をBIST回路42の制御に従って選択的に出力するスイッチ回路SW10と、スイッチ回路SW10の出力をプラス入力ノードに、基準電位発生回路204aからの基準電位VRをマイナス入力ノードにそれぞれ受けて、信号φA1により活性化される比較器235と、外部電源電位ext.Vccと内部電源配線LV1との間に設けられ、ゲート電位が比較器235からの出力により制御されるPチャネルMOSトランジスタ234とを含む。
【0126】
さらに、実施の形態2の測定回路300.1においては、実施の形態1の測定回路300.1と異なる点として、スイッチ回路302が省略され、比較器310は、比較器235からの出力を、それぞれプラス入力ノードおよびマイナス入力ノードに受ける構成となっている。
【0127】
その他の点は、実施の形態1の内部電源電位発生回路200.1および測定回路300.1の構成と同様であるので、同一部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0128】
図10は、図9に示したドライバ回路204cと比較器310の構成をより詳しく説明するための回路図である。
【0129】
図10を参照して、比較器235は、内部ノードn10と接地電位Vssとの間に設けられ、BIST回路42からの信号φA1により活性化される定電流源CCS10と、内部ノードn10と外部電源電位ext.Vccとの間に直列に接続されるPチャネルMOSトランジスタTP11およびNチャネルMOSトランジスタTN11と、外部電源電位ext.Vccと内部ノードn10との間に直列に接続されるPチャネルMOSトランジスタTP12およびNチャネルMOSトランジスタTN12とを備える。
【0130】
トランジスタTN11のゲートは、スイッチ回路SW10から選択的に出力される比較用基準電圧VMR1または内部電源配線LV1の電位のいずれかを受ける。トランジスタTN12のゲートは、基準電位発生回路204aからの基準電圧VRを受ける。トランジスタTP11のゲートとトランジスタTP12のゲートとは互いに接続され、かつ、トランジスタTP11のゲートは、トランジスタTP11のドレインと結合している。
【0131】
さらに、トランジスタTP12およびトランジスタTN12の結合ノードが、PチャネルMOSトランジスタ234のゲートと結合している。
【0132】
一方、比較器310は、内部ノードn20と接地電位Vssとの間に結合され、BIST回路42からの信号φA2により活性化される定電流源CCS20と、内部ノードn20と外部電源電位ext.Vccとの間に直列に接続されるPチャネルMOSトランジスタTP21およびNチャネルMOSトランジスタTN21と、内部ノードn20と外部電源電位ext.Vccとの間に直列に接続されるPチャネルMOSトランジスタTP22およびNチャネルMOSトランジスタTN22とを備える。
【0133】
トランジスタTN21のゲートは、比較器235におけるトランジスタTP11とトランジスタTN11の結合ノードと結合している。
【0134】
トランジスタTN22のゲートは、比較器235におけるトランジスタTP12およびトランジスタTN12の接続ノードと結合している。
【0135】
トランジスタTP11およびTP12は、所定の基準電位CVRを受けて動作する。
【0136】
トランジスタTP21とトランジスタTN21の接続ノードをノードn21とし、トランジスタTP22とトランジスタTN22の接続ノードをノードn22とする。
【0137】
比較器310は、さらに、ノードn21およびノードn22の出力を受けて保持するためのラッチ回路LT1と、ノードn21とラッチ回路LT1との間に設けられるNチャネルMOSトランジスタTN31およびノードn22とラッチ回路LT1との間に設けられるNチャネルMOSトランジスタTN32とを備える。
【0138】
トランジスタTN31およびトランジスタTN32のゲートは、BIST回路42からのラッチ回路取込制御信号STLTにより制御される。
【0139】
ラッチ回路LT1の保持するデータが、インタリーブ回路324に対して出力される。
【0140】
以上のような構成により、ビルトインセルフテスト期間中は、比較器235は、基準電圧生成部44からの比較用基準電圧VMR1と基準電位発生回路204aからの基準電位VRとを比較し、その比較結果に相当するデータが、比較器310で増幅された上で保持されて、最終的に、インタリーブ回路324に与えられることになる。
【0141】
したがって、図9に示した構成では、ビルトインセルフテストモード期間中において、BIST回路42から与えられる信号に基づいて基準電位発生回路204aから出力される基準電位VRと、比較用基準電圧、たとえば電圧VMR1とが直接比較される。このため、ドライバ回路204cが内部電源配線LV1のレベルを駆動し、かつ内部電源配線LV1の電位レベルが安定するまでの時間を待ってから、比較結果をインタリーブ回路324に与える必要がない。このため、より短い時間で、基準電位発生回路204aから出力される基準電位VRが比較用基準電圧VMR1に相当する電位に設定されているか否かのテストを行なうことが可能となる。
【0142】
しかも、基準電圧VRと比較用基準電圧VMR1との比較を行なう比較器として、通常動作においては、内部電源電圧発生のために使用される比較器235を用いることで、比較器235を製造する際に生じる素子特性のばらつきなどによって、基準電圧VRと比較用基準電圧VMR1との比較結果にばらつきが生じることを防ぐことも可能となる。
【0143】
[実施の形態2の変形例1]
以上の説明では、内部電源発生回路200.1は、外部電源電位ext.Vccよりも低い電位、すなわち降圧電位を内部回路100.1に対応する内部電源配線LV1に供給する構成であった。
【0144】
しかしながら、測定回路300.1を用いて、ビルトインセルフテストを行なう場合には、外部電源電位ext.Vccよりもより高い内部電源電位をテストすることも可能である。
【0145】
図11は、このような外部電源電位ext.Vccよりも高い内部電源電位を、内部電源発生回路200.1が生成している場合の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0146】
図11を参照して、図10に示したドライバ回路204cの構成と異なり、図11に示す回路では、ドライバ回路204cの代わりに、ドライバ回路204dが設けられている。ドライバ回路204dの構成が、ドライバ回路204cの構成と異なる点は、まず、PチャネルMOSトランジスタ234の代わりにチャージポンプ回路250が設けられ、このチャージポンプ回路が、比較器235の出力に応じて制御される構成となっている点である。
【0147】
チャージポンプ回路250は、外部電源電位ext.Vccと接地電位Vssとを受けて、外部電源電位ext.Vccよりも高い昇圧電位Vppを出力する。
【0148】
さらに、スイッチ回路SW10には、内部電源配線LV1の電位が直接与えられるのではなく、内部電源配線LV1と接地電位Vssとの間に直列に接続される抵抗体R1およびR2の接続ノードの電位レベルが与えられる構成となっている。
【0149】
したがって、抵抗体R1および抵抗体R2の抵抗比に分圧された電圧が、スイッチ回路SW10には与えられる。
【0150】
通常動作においては、このように抵抗体R1と抵抗体R2により分圧された電位と、基準電位発生回路204aから出力される基準電圧VRとの比較結果に応じて、チャージポンプ回路250の動作が制御される。
【0151】
これに対して、ビルトインセルフテストモード期間中では、基準電圧生成部44から出力される比較用基準電位VMR1と、基準電位発生回路204aから出力される基準電圧VRとが比較される。
【0152】
したがって、通常動作状態では、チャージポンプ回路250によって生成される昇圧電位Vppと、基準電圧VRとの比較結果に応じて、昇圧電位Vppのレベルをコントロールしていることになるのに対し、テストモードにおいては、内部回路100.1に対応する回路とは別系統から与えられる比較用基準電位VMR1をもとにして、基準電位発生回路204aからの基準電位VRが正確に発生されているかどうかの判定が行なわれる。
【0153】
もしも、基準電位発生回路204aからの基準電位VRが正確なレベルに発生されていないのであれば、比較器235の出力は、平衡状態から“H”レベル側か“L”レベル側かのいずれかにシフトする。この状態を、次段の比較器310で増幅して、ラッチ回路LT1に取込むことになる。
【0154】
BIST回路42からの信号に基づいたチューニングにより、基準電位発生回路204aから出力される基準電圧VRを徐々に変化させて試験を行なえば、いずれかのポイントで比較器310の出力が“H”レベルから“L”レベル(または“L”レベルから“H”レベル)に変化することになる。この変化点が、基準電位発生回路204aから出力される基準電圧VRが所望の値となっているポイントを示していることになる。したがって、このポイントに対応するレベルの基準電位VRが出力されるように、基準電位発生回路204aに対して与えるプログラム出力信号を調整することで、正しい内部発生の基準電圧VRを得ることができる。
【0155】
なお、通常動作においては、抵抗体R1および抵抗体R2で構成される分圧回路により分圧された電圧に基づいて比較器235が比較動作を行なうのに対し、試験動作中は、この分圧回路は回路の動作からは除外されている。しかしながら、分圧に用いる抵抗体R1およびR2の材質を同一にしておけば、分圧比自体は誤差なく形成することが可能である。したがって、図11で説明したようなテストを行なっても、十分正確な基準電位VRのチューニングを行なうことが可能となる。
【0156】
さらに、基準電圧VRと比較用基準電圧VMR1との比較を行なう比較器として、通常動作においては、内部電源電圧発生のために使用される比較器235を用いることで、比較器235を製造する際に生じる特性のばらつきなどによって、基準電位発生回路204aからの基準電圧VRと比較用基準電圧VMR1との比較結果にばらつきが生じることを防ぐことも可能となる。
【0157】
しかも、内部電源配線LV1を駆動する必要がないので、より短いテスト時間で基準電圧発生回路204aの生成する基準電圧VRに対するテストを行なうことが可能となる。
【0158】
[実施の形態2の変形例2]
実施の形態2の変形例1においては、外部電源電位ext.Vccよりもより高い昇圧電位Vppを内部電源発生回路200.1が生成する場合の構成について説明した。
【0159】
内部電源発生回路が生成する電圧としては、このような昇圧電位ばかりではなく、接地電位Vssよりも低い負電位、たとえば基板電位−Vsubを生成する場合もある。
【0160】
実施の形態2の変形例2では、このような負電位を発生する場合に同様のテスト動作を可能とする構成について説明する。
【0161】
図12は、このような実施の形態2の変形例2の内部電源発生回路200.1および測定回路300.1の構成の一部を抜き出して示す概略ブロック図である。
【0162】
実施の形態2の変形例2の内部電源発生回路200.1の構成が、図4に示した内部電源発生回路200.1の構成と異なる点は、まず、基準電位発生回路204aの代わりに、基準電位発生回路204αが設けられる構成となっている。
【0163】
ここで、基準電位発生回路204αの構成が、図4に示した基準電位発生回路204aの構成と異なる点は、まず、定電流源220に対して電源電位を供給するために、スイッチ回路SW20が設けられる点である。スイッチ回路SW20は、BIST回路42からの制御に従って、外部電源電位ext.Vccまたは、後に説明するように内部電源発生回路200.1が出力する負電位に応じた所定の電位レベルの絶対値に相当する電位だけ上記外部電源電位ext.Vccよりも高い電位を選択的に定電流源220に供給する。
【0164】
さらに、基準電位発生回路204αにおいては、チューニング抵抗部TRPに対して、電源電位を供給するためにスイッチ回路SW22が設けられている。スイッチ回路SW22は、BIST回路42からの制御に従って、接地電位Vssまたは、内部電源発生回路200.1が出力する負電圧−Vsubのいずれか一方をチューニング抵抗部TRPに与える。
【0165】
なお、ここで、スイッチ回路SW20に与えられる外部電源電位ext.Vccよりも高い電位は、特に限定されないが、たとえば、外部端子を介して、半導体集積回路1000の外部から供給される構成とすることができる。
【0166】
一方、内部電源電位発生回路200.1の構成が、図9に示した実施の形態1の内部電源発生回路200.1の構成と異なる点は、さらに、ドライバ回路204bの代わりにドライバ回路204eが設けられていることである。このドライバ回路204eは、ドライバ回路204bとの相違点として、PチャネルMOSトランジスタ234の代わりに、負電位を生成するためのチャージポンプ回路260が設けられ、比較器235からの出力に応じて、チャージポンプ回路260が内部電源配線LV1の電位レベルを負電位に駆動する構成となっていることである。
【0167】
さらに、比較器235においては、定電流源CCS10に対応してスイッチ回路SW30が設けられる。スイッチ回路SW30は、BIST回路42からの制御に従って、接地電位Vssまたは内部電源配線LV1の電位のいずれかを選択的に定電流源CCS10に供給する。
【0168】
さらに、トランジスタTN11のゲートには、基準電位発生回路204αの出力が与えられる。
【0169】
また、トランジスタTN12のゲートに対応して、スイッチ回路SW32が設けられる。スイッチ回路SW32は、BIST回路42の制御に従って、トランジスタTN12のゲートに、接地電位Vssまたはチャージポンプ回路260から出力される負電位−Vsubの絶対値に対応する電位|Vsub|を、選択的に与える。この電位|Vsub|も、特に限定されないが、たとえば、外部端子を介して、半導体集積回路1000の外部から供給される構成とすることができる。
【0170】
その他の構成は、実施の形態1の内部電源発生回路200.1および測定回路300.1の構成と同様であるので、同一部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0171】
図13は、図12に示した構成において、通常動作におけるスイッチSW20〜SW32の接続状態を説明するための図である。
【0172】
通常動作においては、比較器235のトランジスタTN12のゲートには接地電位が与えられる。一方、比較器235の定電流源CCS10には、チャージポンプ回路260の出力が結合される。さらに、基準電位発生回路204αにおいて、スイッチ回路SW20は、外部電源電位ext.Vccを定電流源220に与え、スイッチ回路SW22は、チューニング抵抗部TRPに対して、チャージポンプ回路260の出力を与える。
【0173】
このように、通常動作においては、比較器235に与えられる比較用の基準電圧は、接地電位であるために、この電位に誤差が生じることはない。
【0174】
チューニング抵抗部TRPの抵抗値を調節することで、外部電源電位ext.Vccと負電位−Vsubを、チューニング抵抗部TRPの値に応じて分圧したレベルが、比較器235中のトランジスタTN11に与えられる。
【0175】
比較器235に与えられるこの基準電位VRと、接地電位とを比較することで、チャージポンプ回路260の動作が制御される。
【0176】
したがって、負電位のレベルは、以下のとおりとなる。
(接地電位Vss)−(定電流源220の電流値×チューニング抵抗値)
図14は、図12に示した回路において、ビルトインセルフテストモードにおけるスイッチ回路SW20〜SW32の接続状態を説明するための回路図である。
【0177】
なお、以下では説明の簡単のために、たとえばチャージポンプ回路260により出力される負電位のレベルを−1Vであるものとして説明することにする。
【0178】
ビルトインセルフテストモード期間中は、BIST回路42の制御により、スイッチ回路SW22は接地電位Vssをチューニング抵抗TRPに供給する側に切換わる。さらに、スイッチ回路SW20は、外部電源電位ext.Vccよりも負電位−Vsubの絶対値だけ上昇した電位、すなわち、この場合、電位(ext.Vcc+1)Vの電位を定電流源220に対して供給要求する。
【0179】
さらに、比較器235における定電流源CCS10に対しては、スイッチ回路SW30により接地電位Vssが供給され、比較器235のトランジスタTN12のゲートには、スイッチ回路SW32により接地電位Vssの代わりに、負電位−Vsubの絶対値に相当する電位、たとえばこの場合、1Vの電位が入力される。
【0180】
これにより、ビルトインセルフテスト中に動作する際の回路の電位状態を、チャージャポンプ回路260が出力するべき負電位の絶対値電圧、たとえばここでは1Vだけシフトさせた状態で、比較器235等を動作させることになる。したがって、回路動作の平衡状態を崩すことなく、チューニング抵抗TRPの値を調節するに当り、テスト中の回路動作を接地電位から電源電位の間での動作に切換えることができる。
【0181】
この状態で、BIST回路42からの信号に従って、チューニング用抵抗TRPの値を徐々に変化させて試験を行なっていくと、いずれかのポイントで比較器235の出力、すなわち、比較器310の出力が、“H”レベルから“L”レベル(または“L”レベルから“H”レベル)に変化するポイントが存在する。このポイントが、チューニング値として最適な値を表わしており、プログラム部からの出力信号をこの時点でのBIST回路42からの出力信号に相当するようにプログラムすることで、所望のレベルの負電位を、内部電源発生回路200.1から出力させることが可能となる。
【0182】
このような方法でビルトインセルフテストを行なうことで、チューニングするべき基準電位発生回路204αの出力レベルと、所望の内部電源電位との比較を行なうに当り、内部電源電位を発生するために使用される比較器235を用いるので、比較器235の製造工程で発生する素子の特性ばらつき等の影響をなくして、正確なチューニングを行なうことが可能となる。
【0183】
また、チューニングに当り、内部電源配線LV1の電位レベルを所望の負電位まで駆動する必要がないので、チューニングに要する時間を短縮することが可能となる。
【0184】
また、本構成によれば、回路動作にかかる電圧をシフトさせることで、チューニング時に負電圧を発生させなくても、通常動作時と同じ電圧関係を維持しているので、チューニングの精度を向上できる。
【0185】
[実施の形態3]
図15は、図2に示したプログラム部46に設けられるプログラム素子の一例を示す図である。
【0186】
プログラム部46の記憶素子としては、たとえばフラッシュメモリ等で用いられるフローティングゲート型のトランジスタにより構成される記憶素子を用いることも可能である。
【0187】
ただし、図15においては、磁気抵抗素子を用いたプログラム素子を用いる構成について説明する。
【0188】
ここで、磁気抵抗素子としては、図32において説明したようなTMR素子を用いる。
【0189】
このようなTMR素子を用いた記憶素子により記憶される相補なデータに基づいて、チューニング抵抗部TRPに対するプログラム信号出力を与えることが可能となる。
【0190】
図15を参照して、プログラミング素子PGEは、外部電源電位ext.Vccと接地電位Vssとの間に直列に接続されるPチャネルMOSトランジスタTP102、NチャネルMOSトランジスタTN102、NチャネルMOSトランジスタTN104およびTMR素子TMR1と、外部電源電位ext.Vccと接地電位GNDとの間に直列に接続されるPチャネルMOSトランジスタTP112、NチャネルMOSトランジスタTN112、NチャネルMOSトランジスタTN114およびTMR素子TMR2とを備える。
【0191】
トランジスタTP102とトランジスタTN102のゲートは結合され、トランジスタTP112のゲートとトランジスタTN112とのゲートが結合されている。
【0192】
トランジスタTP102とトランジスタTN102の接続ノードを、ノードn102と呼び、トランジスタTP112とトランジスタTN112の接続ノードをノードn112と呼ぶことにする。
【0193】
ノードn102とトランジスタTP112のゲートとが結合され、ノードn112とトランジスタTN102のゲートとが結合されている。
【0194】
さらに、トランジスタTN104とTMR素子TMR1との結合ノードをノードn104と呼び、トランジスタTN114とTMR素子TMR2との結合ノードをノードn114と呼ぶことにする。
【0195】
プログラミング素子PGEは、さらに、ノードn102とノードn112との間に設けられ、両者を接続可能なトランスミッションゲートTMG10と、ノードn104とノードn114との間に設けられ、両者を接続可能なトランスミッションゲートTMG20とを備える。
【0196】
プログラミング素子PGEは、書込動作(プログラミング動作)において活性状態(”H”レベル)となる信号PROと電源投入後の所定時間経過後に“H”レベルとなる第1のパワーオンリセット信号POR1の反転信号の信号/POR1とを受けるOR回路ORG10と、OR回路ORG10の出力を受けるインバータINV10とを備え、トランスミッションゲートTMG10を構成するNチャネルMOSトランジスタのゲートには、OR回路ORG10の出力が与えられ、トランスミッションゲートTMG10を構成するPチャネルMOSトランジスタのゲートにはインバータINV10の出力が与えられる。
【0197】
プログラミング素子PGEは、さらに、信号PORおよび信号/POR1とを受けるOR回路ORG12と、OR回路ORG12の出力を受けるインバータINV12とを備える。OR回路ORG12の出力が、トランスミッションゲートTMG20を構成するNチャネルMOSトランジスタのゲートに与えられ、インバータINV12の出力が、トランスミッションゲートTMG20を構成するPチャネルMOSトランジスタのゲートに与えられる。
【0198】
プログラミング素子PGEは、さらに、ノードn102と第1の出力ノードとの間に設けられるアクセストランジスタTRa10と、ノードn112と第2の出力ノードとの間に設けられるアクセストランジスタTRa12とを含む。トランジスタTRa10およびトランジスタTRa12のゲートは、読出ワード線RWLによりそのレベルが制御される。
【0199】
プログラミング素子PGEは、さらに、書込バッファWBF10を備える。書込バッファWBF10は、プログラミング動作において、“L” レベルを書込む際に活性状態となる信号0Wと信号PROとを受けるNAND回路NAG10と、“H”レベルを書込む際に活性状態となる信号1Wと、信号PROとを受けるNAND回路NAG12と、電源電位ext.Vccと接地電位Vssとの間に直列に接続されるNチャネルMOSトランジスタTNW10およびTNW12とを備える。トランジスタTNW10のゲートがNAND回路NAG10の出力を受け、TNW12ゲートがNAND回路NAG12の出力を受ける。
【0200】
トランジスタTNW10およびTNW12の接続ノードが、ノードn104と結合する。
【0201】
プログラミング素子PGEは、さらに、書込バッファWBF20を備える。書込バッファWBF20は、プログラミング動作において、“H” レベルを書込む際に活性状態となる信号1Wと信号PROとを受けるNAND回路NAG20と、“L”レベルを書込む際に活性状態となる信号0Wと、信号PROとを受けるNAND回路NAG22と、電源電位ext.Vccと接地電位Vssとの間に直列に接続されるNチャネルMOSトランジスタTNW20およびTNW22とを備える。トランジスタTNW20のゲートがNAND回路NAG20の出力を受け、TNW22ゲートがNAND回路NAG22の出力を受ける。
【0202】
トランジスタTNW20およびTNW22の接続ノードが、ノードn114と結合する。
【0203】
プログラミング素子PGEは、さらに、TMR素子TMR1に対して、書込時の磁場を生成するためのデジット線DGL1と、TMR素子TMR2に対して、データ書込時の磁場を生成するためのデジット線DGL2とを備える。
【0204】
デジット線DGL1が、TMR素子TMR1に対して、図34において説明した書込ワード線として機能し、デジット線DGL2が、TMR素子TMR2に対して、図34において説明した書込ワード線として機能する。
【0205】
さらに、ノードn104からノードn114を結ぶ配線は、書込バッファからの流れる電流値が、TMR素子TMR1とTMR素子TMR2とで互いに逆方向となるように結線されているものとする。
【0206】
このような構成とすることで、書込データのレベルに応じて、TMR素子TMR1とTMR2とは、一方が高抵抗状態であれば他方は低抵抗になるようにデータの書込が行なわれる。
【0207】
また、トランジスタTN104とトランジスタTN114のゲートには参照電位Vrefが与えられる。
【0208】
したがって、ノードn104およびノードn114の電位レベルは、トランジスタTN104およびトランジスタTN114のしきい値電圧Vthとするとき、電位(Vref−Vth)以上に上昇することはなく、TMR素子の破壊を防止している。
【0209】
トランジスタTN102およびトランジスタTN112ならびにトランジスタTP102およびTP112によりラッチ回路が構成される。このラッチ回路を構成するトランジスタTN102およびトランジスタTN112のソース側に相補のデータが書込まれたTMR素子TMR1およびTMR2が設けられていることになる。ただし、トランジスタTP102およびトランジスタTP112のソース側に相補のデータが書込まれたTMR素子TMR1およびTMR2が設けられる構成としてもよい。
【0210】
半導体集積回路1000が形成された直後には、両抵抗素子とも抵抗値の小さい状態に設定されているため、書込動作によりいずれかの抵抗素子の抵抗値を高くなるように設定することにする。
【0211】
図16は、プログラミング素子PGEへのプログラム時と電源投入後の動作を説明するための概念図である。
【0212】
プログラム時は、信号PORが”H”レベルであって、トランスミッションゲートTMG10およびTMG20の双方が導通状態となっている。この状態で、書込みバッファWBF10およびWBF20により、各TMR素子の片方側のノードに電流を流し、同時にデジット線DGL1およびDGL2の双方に同方向に電流を流す。このデジット線DGL1またはDGL2と、ノードn104からノードn114に至る配線中を流れる電流により構成される磁場により、TMR素子の抵抗値を変化させる。ここで、デジット線には、上述のとおり同一方向の電流が流されるが、TMR素子のノードn104とn114との間を流れる電流は書込むデータによりその向きが変化される。
【0213】
また、両TMR素子の電流の向きは、互いに相補な磁場を形成する方向となるように、逆向きに配線の接続がなされている。
【0214】
ここで、図中左側のTMR素子TMR1の抵抗値が小さく、右側のTMR素子TMR2の抵抗値が大きくなるように書込が行なわれたものと仮定する。
【0215】
次に、プログラム素子PGEからのデータの読出し動作について説明する。
電源投入後、2種類のパワーリセットオン信号POR1およびPOR2が、信号POR1が活性状態となってから所定時間経過後に、信号POR2が活性状態となるように立上がる。
【0216】
図17は、電源投入後、信号POR1が立ち上るまでの、プログラム素子PGEの状態を説明するための概念図である。
【0217】
電源投入後、所定の期間は、上述のとおり、信号POR1および信号POR2がともに“L”レベルを維持するため、内部ノードn102およびn112は、トランスミッションゲートTMG10によりショートされ、ノードn104とノードn114も、トランスミッションゲートTMG20によりショートされていることになる。
【0218】
図18は、信号POR1が立ち上った後、信号POR2が立ち上るまでの、プログラム素子PGEの状態を説明するための概念図である。
【0219】
まず、信号POR1が“H”レベルに立上がると、ショート状態から解放されるため、トランジスタTP102、トランジスタTN102、トランジスタTP112、トランジスタTN112により構成されるラッチ回路が動作を開始し、ノードn102およびノードn112の電位は、“L”レベルと“H”レベルのいずれかになろうとする。このとき、TMR素子の抵抗値が異なるため、ノードn102とノードn112の放電量が異なり、電位変化の速度が異なる。これにより、ラッチ回路が保持するデータレベルが決定されることになる。
【0220】
図16で説明したプログラミングでは、抵抗値の大きいTMR素子TMR2の側のトランジスタTN112を介した放電量が小さくなるため、“L”レベルへの引抜きが弱くなり、この引抜きが弱くなった側のNチャネルMOSトランジスタに対応するノードn112の電位が高い側にシフトする。
【0221】
図19は、信号POR1および信号POR2の双方が立ち上った後のプログラム素子PGEの状態を説明するための概念図である。
【0222】
この場合、信号POR2の活性化に伴って、信号POR2が与えられる読出しワード線RWLのレベルが”H”となるため、アクセストランジスタTRa10およびTRa12がともに導通状態となる。これに応じて、プログラム素子PGEに格納されたデータが、データPOおよび/POとして読み出される。
【0223】
図20は、図15で説明したプログラミング素子PGEに対する読出動作を説明するためのタイミングチャートである。
【0224】
時刻t1において、半導体集積回路装置1000がパワーオン状態となることにより、外部から供給される外部電源電位ext.Vccが所定の電圧に立上がり始める。これに応じて、時刻t2において、たとえば、コントロール部20から第1のパワーオンリセット信号POR1が出力される。したがって、時刻t1から時刻t2までの期間においては、図17において説明したとおり、トランスミッションゲートTMG10およびトランスミッションゲートTMG20がともに導通状態となっている。
【0225】
さらに、時刻t2において、信号POR1が立上がると、これに応じて、トランスミッションゲートTMG10およびトランスミッションゲートTMG20がともに図18に示したとおりオフ状態となる。したがって、トランジスタTP102、トランジスタTN104、トランジスタTP112およびトランジスタTN114により構成されるラッチ回路が動作をし始める。
【0226】
このとき、たとえば、上述したとおり、TMR素子TMR2の方が抵抗値が高くなるように予めプログラミングされていた場合には、トランジスタTN102のソース側に接続するTMR素子の方が抵抗値が低いために、ノードn102の方がより強く“L”レベルに放電される。このため、ノードn102が“L”レベルに、ノードn112が“H”レベルと変化する。
【0227】
その後、時刻t3において、第2のパワーオンリセット信号POR2が時刻t1から所定の時間経過後に時刻t2よりもセンス時間分だけ遅延して立上がると、図19に示すとおり、アクセストランジスタTRa10およびTRa12がともに導通状態となって、外部に保持されていたデータが出力される。
【0228】
以上のような構成により、磁気抵抗素子を用いて、内部電源発生回路に対するチューニングデータを不揮発的にプログラムすることが可能である。
【0229】
[実施の形態4]
実施の形態3の図15に示したプログラム素子PGEでは、外部から印加する磁場により、2つのTMR素子TMR1およびTMR2の抵抗値が異なるように予めプログラミングすることでデータを不揮発的に保持する構成であった。
【0230】
ただし、図2に示したプログラム部46に用いる構成であれば、プログラミングされるデータは、1回だけ書込めれば十分であるため、必ずしもTMR素子の抵抗値を外部から与える磁気によって変化させる構成でなくともよい。
【0231】
すなわち、図15に示したトランジスタTN104およびトランジスタTN114を省略すると、TMR素子TMR1またはTMR2のうち、プログラミング時に高電圧が印加された側のTMR素子はトンネルバリアTBが破壊されてしまうことになる。このような破壊が行なわれると、TMR素子の抵抗値が十分小さくなるので、この性質を用いて、不揮発的にデータを記録することとしてもよい。このような構成は、たとえば、半導体集積回路装置1000上に集積化される内部回路100.1〜100.4のうちいずれかにMRAMが設けられている場合には、同一プロセスで、このような素子を形成することが可能であるので、より有利である。
【0232】
図21は、このような動作を行なうためのプログラミング素子PGE′の構成を説明するための回路図である。
【0233】
図15に示したプログラム素子PGEの構成と異なる点は、以下のとおりである。
【0234】
まず、トランスミッションゲートTMG10の開閉動作を制御するために、設けられていたOR回路ORG10が省略され、信号POR1が直接インバータINV10に入力される構成となっている。
【0235】
これに応じて、トランスミッションゲートTMG10は、信号POR1が“L”レベルであるときに導通状態であり、“H”レベルとなると、遮断状態となるように配置されている。
【0236】
一方、トランスミッションゲートTMG20の開閉を制御するために設けられていたOR回路ORG12も省略され、信号/POR1が直接インバータINV12に入力される。したがって、トランスミッションゲートTMG20も、信号/POR1が“H”レベル、すなわち信号POR1が“L”レベルであるときには導通状態となり、信号/POR1が“L”レベルであるときには遮断状態となる。
【0237】
また、TMR素子TMR1およびTMR2を外部からの磁化によりその抵抗値を変化させる必要がないため、デジット線DGL1およびDGL2も省略されている。
【0238】
さらに、ノードn104とノードn114とを結ぶ配線も、図15のように、電流の流れる向きを反対になるように設ける必要はない。
【0239】
その他の点は、図15に示したプログラム素子PGEの構成と同様であるので、同一部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0240】
図22は、図21に示したプログラミング素子PGE′に対して、プログラム動作を行なう際の各素子の状態を説明するための概念図である。
【0241】
図22においては、ノードn102に“H”レベルを記憶させる場合の動作について説明している。
【0242】
この場合、信号0Wおよび信号1Wのレベルは、トランジスタTNW10が遮断状態で、トランジスタTNW12が導通状態となり、トランジスタTNW20が導通状態であって、トランジスタTNW22が遮断状態となるように設定される。
【0243】
このため、TMR素子TMR2には、電源電位が印加されることになり、このTMR素子TMR2のトンネルバリアTBには絶縁破壊が起こり、その抵抗値が小さくなる。この状態を、図22では、TMR素子TMR2に対して、並列に、より抵抗値の小さい抵抗BRRが付加されたものとして表現している。
【0244】
図23は、図21に示したプログラム素子PGE′の電源投入直後の状態を示す概念図である。
【0245】
この場合、信号POR1が“L”レベルであり、信号/POR1が“H”レベルである。このため、トランスミッションゲートTMG10およびトランスミッションゲートTMG20の双方が導通状態となっている。
【0246】
図24は、図21に示したプログラム素子PGE′において電源投入後に、パワーオンリセット信号POR1が電源投入に応じて“H”レベルとなった状態を示す図である。そのとき、トランスミッションゲートTMG10およびトランスミッションゲートTMG20がともに遮断状態となる。このため、トランジスタTP102、TN102、TP112およびTN112により構成されるラッチ回路がラッチ回路動作を開始する。
【0247】
上述したとおり、TMR素子TMR2側の抵抗がより小さいので、ノードn112は、より強く“L”レベルに放電されることになる。したがって、ノードn112が“L”レベルになることで回路が安定状態となる。したがって、ノードn102は、プログラミング状態において書込まれたのと同じ“H”レベルとなる。
【0248】
図25は、図21に示したプログラム素子PGE′において、データの読出が行なわれる状態を示す概念図である。
【0249】
この場合、読出ワード線RWLに、パワーオンリセット信号POR1よりも所定の時間だけ遅延した遅延パワーオンリセット信号DPOR1が与えられているので、アクセストランジスタTRa10およびアクセストランジスタTRa12がともに導通状態となる。これに応じて、ノードn102およびノードn112のレベルが、外部にデータP0および/P0として読出される。
【0250】
図26は、図22〜図25において説明したプログラム素子PGE′の読出を説明するためのタイミングチャートである。
【0251】
図20と同様にして、時刻t1において外部電源が投入され、電源電位レベルが所定のレベルに向かって立上がり始める。この地点では、図23に示したとおり、トランスミッションゲートTMG10およびトランスミッションゲートTMG20がともに導通状態となっている。
【0252】
時刻t2において、パワーオンリセット信号POR1が立上がり始めると、図24において示したとおり、トランスミッションゲートTMG10およびトランスミッションゲートTMG20がともに遮断状態となる。これに応じて、TMR素子TMR1とTMR2の抵抗値に応じたセンス動作が行なわれることになる。
【0253】
時刻t3において、パワーオンリセット信号POR1よりも所定時間だけ遅延した遅延パワーオンリセット信号DPOR1がコントロール回路20から出力されると、これに応じて、読出ワード線RWLが“H”レベルとなって、アクセストランジスタTRa10およびTRa12が導通状態となる。これにより、プログラム素子PGE′に格納されていたデータの読出が行なわれる。
【0254】
このような構成でも、実施の形態3と同様の効果が奏される。
[実施の形態5]
以上の説明では、磁気トンネル接合を用いたトンネル磁気抵抗素子TMR1およびTMR2を用いて、図2に示したプログラム部46中のプログラムデータの不揮発的な格納を行なう構成について説明した。
【0255】
しかしながら、たとえば、内部回路100.1がメモリ回路である場合には、このようなトンネル磁気抵抗素子を用いていわゆる冗長置換のための不良アドレスのプログラミングを行なうことが可能である。
【0256】
実施の形態5においては、このような構成について説明する。
図27は、このようなメモリ回路100.1の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0257】
なお、このような冗長置換のための不良アドレスを記憶するために、磁気抵抗記憶素子を用いる構成は、図1に示したように、1チップ上にメモリ回路とロジック回路などが集積される場合に適用可能であるばかりでなく、1チップ上にメモリ回路のみが集積化されている場合も適用可能なものである。
【0258】
また、メモリ回路において、外部との間で授受されるデータを格納するためのメモリセルとしては、従来のダイナミック型ランダムアクセスメモリのメモリセルでもよく、スタティック型ランダムアクセスメモリのメモリセルでもよい。ただし、メモリセル自体が、トンネル磁気抵抗素子を用いたMRAMであれば、同一の工程で、このようなプログラム素子を形成することができるので、集積化にあったてはより有利である。
【0259】
図27を参照して、メモリ回路100.1は、外部からのアドレス信号を受けるためのアドレス信号入力ノード群102と、外部からの制御信号を受取るための制御信号入力ノード群104と、外部との間でデータの授受を行なうためのデータ入出力ノード群106とを備える。
【0260】
メモリ回路100.1は、さらに、アドレス信号入力ノード群102からのアドレス信号を受けて、互いに相補な内部アドレス信号に変換するためのアドレスバッファ110と、制御信号入力ノード群104からの信号を受ける制御信号入力バッファ112と、制御信号入力バッファ112からの信号を受けて、メモリ回路100.1の内部動作を制御するための制御信号を出力するコントロール回路120と、複数のメモリセルMCが行列状に配置されたメモリセルアレイ130.1とを備える。
【0261】
メモリセルアレイ130.1は、メモリセル行についてみると、正規のメモリセル行が配置された正規メモリセル行領域NRと、冗長メモリセル行が配置されたスペアメモリセル行領域SRとに分けられる。メモリセルアレイ130.1は、メモリセル列についてみると、正規のメモリセル列が配列された正規メモリセル列領域NCと、冗長メモリセル列が配置されたスペアメモリセル列領域SCとに分けられる。
【0262】
メモリセルアレイ130.1のそれぞれの行に対応して、ワード線WLが設けられ、メモリセルアレイ130.1のメモリセル列に対応して、ビット線BLが設けられる。ビット線BLとワード線WLとの交点にメモリセルMCが設けられている。図27においては、1つのメモリセルMCのみを抜き出して示す。
【0263】
また、メモリセルアレイ130.1と同様の構成のメモリセルアレイが複数個設けられ、各メモリセルアレイは、いわゆる「バンク」として動作するものとする。図27では、他にもう1つのメモリセルアレイ130.2が設けられている場合を例として示している。バンクの選択もアドレス信号に応じて行われるものとする。
【0264】
メモリ回路100.1は、さらに、コントロール回路120により制御され、アドレスバッファ110からの内部アドレス信号に応じて、対応するメモリセル行(ワード線WL)を選択するための信号を生成する行デコーダ132と、アドレスバッファ110からの内部アドレス信号と、予め記憶しておいた不良行アドレスとの比較結果に応じて、冗長行を選択し、かつ、正規メモリセル行の選択を禁止するための冗長行デコーダ134と、行デコーダ132からの行選択信号に応じて、対応するワード線の電位レベルを駆動するためのワード線ドライバ136と、冗長行デコーダ134からの信号に従って、対応する冗長行のワード線を駆動するためのワード線ドライバ138とを備える。
【0265】
メモリ回路100.1は、さらに、アドレスバッファ110からの内部列アドレス信号に応じて、メモリセルアレイ130.1のうちの正規メモリセル列を選択するための列デコーダ142と、アドレスバッファ110からの内部列アドレスに応じて、冗長メモリセル列を選択し、かつ正規メモリセル列の選択を禁止するための冗長列デコーダ144と、列デコーダ142または冗長列デコーダ144からの列選択信号YSに応じて、対応するメモリセル列(ビット線BL)を選択し、データの読出あるいはデータの書込を行なうためのセンスアンプ・入出力回路150と、センスアンプ・入出力回路150から読出データを受取りデータ入出力ノード群106に与え、あるいはデータ入出力ノード群106からのデータを受取って、センスアンプ・入出力回路150に対して与えるためのデータ入出力バッファ160とを備える。
【0266】
図28は、図27に示した冗長行デコーダにおいて、予めプログラムした不良行アドレスと、入力される内部行アドレスとの比較を行なうための比較回路135を抜き出して示す概略ブロック図である。
【0267】
アドレスバッファ110からは、上述したとおり入力されたアドレス信号に応じて、内部行アドレス信号RA0〜RAnと、これら内部行アドレス信号RA0〜RAnにそれぞれ相補なレベルを有する信号/RA0〜/RAnが与えられる。
【0268】
たとえば、内部行アドレス信号RA0,/RA0に対応して、プログラミング回路RPG0が設けられる。プログラミング回路RPG0と接地電位Vssとの間には、トランジスタTRa32が設けられ、トランジスタTRa32のゲートは、信号/RA0を受ける。また、プログラミング回路RPG0と接地電位Vssとの間には、NチャネルMOSトランジスタTRa42が設けられ、トランジスタTRa42のゲートは、内部行アドレス信号RA0を受ける。
【0269】
他の内部行アドレス信号RAi,/RAi(i=2〜n)のそれぞれに対応しても、プログラミング回路RPG0と同様の構成を有するプログラミング回路RPGiと、トランジスタTRa32およびTRa42が設けられている。
【0270】
後に説明するように、プログラミング回路RPG0は、予め記憶していたデータと、内部行アドレス信号RA0,/RA0が一致しない場合には、共通ノードCNLを放電させる。他のプログラミング回路RPGiについても同様である。
【0271】
比較回路135は、さらに、プリチャージ信号/PCに応じて、ノードCNLを“H”レベルにプリチャージするためのPチャネルMOSトランジスタTP300と、ノードCNLのレベルを入力に受けるインバータINV300と、トランジスタTP300と並列に接続され、インバータINV300の出力をゲートに受けるPチャネルMOSトランジスタTP302とを備える。
【0272】
インバータINV300の出力が、予め記憶しておいた不良アドレスと、内部アドレス信号RA0,/RA0,〜RAn,/RAnとが一致したか否かを示す信号H/Mとして出力される。
【0273】
図29は、図28に示したプログラム回路RPG0の構成を説明するための回路図である。
【0274】
他のプログラム回路についてもその基本的な構成は同様である。
プログラム回路RPG0は内部ノードn300と電源電位との間に設けられ、ラッチプリチャージ信号/LPCに応じて、ノードn300を“H”レベルに駆動するためのPチャネルMOSトランジスタTP310と、ノードn300と内部ノードn302との間に直列に接続されるPチャネルMOSトランジスタTP202と、NチャネルMOSトランジスタTN202と、TMR素子TMR21と、ノードn300とノードn302との間に直列に接続されるPチャネルMOSトランジスタTP212、NチャネルMOSトランジスタTN212およびTMR素子TMR22とを備える。ノードn302は、スイッチング回路SW300を介して、接地電位Vssまたは電源電位と選択的に結合される。
【0275】
トランジスタTP202とトランジスタTN202の結合ノードをノードN202と呼び、トランジスタTN202とTMR素子TMR21との接続ノードN204と呼ぶことにする。同様に、トランジスタTP212とトランジスタTN212の接続ノードをノードN212と呼び、トランジスタTN212とTMR素子TMR22との接続ノードをノードN214と呼ぶことにする。
【0276】
トランジスタTP202とトランジスタTN202のゲートは互いに接続され、かつトランジスタTN202のゲートは、ノードN212と結合している。
【0277】
トランジスタTP212のゲートとトランジスタTN212のゲートは互いに接続され、かつ、トランジスタTP212のゲートは、ノードN202と接続している。
【0278】
ノードN202は、書込制御信号WSに応じて導通状態となるアクセストランジスタTRa20を介して、プログラミング信号PAを受け、ノードn212は、書込制御信号WSに応じて導通状態となるアクセストランジスタTRa22を介して、プログラミング信号/PAを受ける。
【0279】
プログラム回路RPG0は、さらに、共通ノードCNLとトランジスタTRa32との間に設けられ、ゲートがノードN202と結合するNチャネルMOSトランジスタTRa30と、共通ノードCNLと、トランジスタTRa42との間に設けられ、ゲートがノードN212と結合するトランジスタTRa40とを備える。
【0280】
不良アドレスをプログラムするためのプログラム動作においては、スイッチSW30は、電源電位をノードn302に供給する側に切換えられている。この状態で、信号WSが“H”レベルとなって、トランジスタTRa20およびTRa22がともに導通状態となると、たとえば、信号PAが“H”レベルであり、信号/PAが“L”レベルである場合には、トランジスタTN212が導通状態となって、TMR素子TMR22に高電圧が印加される。
【0281】
このため、TMR素子22のトンネルバリアTBが絶縁破壊を起こし、TMR素子TMR22の抵抗値が小さくなる。
【0282】
一方、格納された不良アドレスと内部行アドレスとの比較動作においては、スイッチSW30は、接地電位をノードn302に供給する側に切換えられている。この状態で、ラッチプリチャージ信号/LPCが“L”レベルとなると、ノードN212の方が、より抵抗値が小さいTMR素子TMR22を介して、接地電位と結合することになり、ノードN212が“L”レベルに、ノードN202が“H”レベルとなって回路状態が安定化する。
【0283】
したがって、上述したようなプログラム動作を行なわれた状態で、信号/LPCが“L”レベルとなると、トランジスタTRa30は導通状態に、トランジスタTRa40は遮断状態となっている。
【0284】
ここで、信号/RA0が“H”レベルであり、信号RA0が“L”レベルである場合には、共通ノードCNLが“L”レベルになるように放電される。
【0285】
しかしながら、信号/RA0が“L”レベルであり、信号RA0が“H”レベルである場合は、ノードCNLは、プリチャージ信号/PCに応じて、“H”レベルにプリチャージされた状態を維持することになる。したがって、信号H/Mは、予め格納されている不良アドレスと入力された内部行アドレス信号RA0,/RA0〜RAn,/RAnが一致する場合には“L”レベルとなり、不一致の場合には“H”レベルとなる。
【0286】
図30は、図28に示した比較回路の135動作を説明するためのタイミングチャートである。
【0287】
図30においてはプログラム回路が行アドレスを格納しており、これに応じてプログラムされていた不良行アドレスと内部行アドレス信号とが比較される動作を説明している。
【0288】
この場合、時刻t1において、制御信号に応じて、メモリの活性化が指示されるのに応じて、信号/LPCおよび信号/PCがともに“L”レベルに向かって変化するものとする。一方で、時刻t2においてバンク活性化が指定されると、これに応じて、選択されたバンクでは、バンク活性化フラグBAFLが“H”レベルとなるが、このバンク活性化に応じて、信号/PCが“H”レベルとなって、プログラムされた不良アドレスと内部行アドレスとの比較動作が行なわれるものとする。この比較結果に応じて、信号H/Mのレベルが決まり、これに応じて、対応するワード線の選択が行なわれる。
【0289】
このような動作を行なうこととしたのは、プログラム回路において、その活性動作中はリーク電流によって、消費電流が増加してしまうことを防止するために、行系における動作においては行系のプログラム回路RPG0〜RPGnを活性化する、すなわち信号/LPCを“L”レベルとするタイミングと、共通ノードCNLのプリチャージを行なうタイミングを、電源投入後ではなく、メモリ活性化後に行なう構成としている。
【0290】
図31は、図28に示した比較回路135の動作を説明するための第2のタイミングチャートである。
【0291】
図31においてはプログラム回路が列アドレスを格納しており、これに応じてプログラムされていた不良列アドレスと内部列アドレス信号とが比較される動作を説明している。
【0292】
この場合、時刻t1において、制御信号に応じて、メモリの活性化が指示され、かつ時刻t2においてバンクの活性化が指示されるのに応じて、信号/LPCおよび信号/PCがともに“L”レベルに向かって変化するものとする。一方で、時刻t3および時刻t4においてコラムアクセスが指定されると、これに応じて、選択されたバンクでは、信号/PCが“H”レベルとなって、プログラムされた不良アドレスと内部列アドレスとの比較動作が行なわれるものとする。この比較結果に応じて、信号H/Mのレベルが決まり、これに応じて、対応するビット線の選択が行なわれる。
【0293】
このような動作を行なうこととしたのは、行系の動作と同様に、プログラム回路において、その活性動作中はリーク電流によって、消費電流が増加してしまうことを防止するためである。
【0294】
なお、図29において、トランジスタTP202およびトランジスタTP212のソース側に相補のデータが書込まれたTMR素子TMR1およびTMR2が設けられる構成としてもよい。
【0295】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0296】
【発明の効果】
以上説明したとおり、請求項1〜10および16に係る半導体集積回路装置では、内部回路に対応して内部電位発生回路が設けられている場合に、測定回路の出力信号に基づいて、基準電位に相当する内部電位を生成するためのレベル設定信号を容易に検出することができ、その検出結果に基づいて内部電位を容易に調整することができる。しかも、このレベル設定信号の検出処理時間を短縮することが可能である。
【0297】
請求項1113に係る半導体集積回路装置は、請求項1記載の半導体集積回路装置の奏する効果に加えて、検出されたレベル設定信号の値を磁気抵抗素子を用いてプログラミングすることが可能である。
【0298】
請求項1415に係る半導体集積回路装置は、内部回路がメモリ回路である場合に、冗長置換のための不良アドレスを磁気抵抗素子を用いてプログラミングすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の実施の形態1の半導体集積回路装置1000の回路構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 図1に示したコントロール部20およびデータ入出力部30の構成の一部を抜き出して示す概略ブロック図である。
【図3】 図2に示した基準電圧生成部44の構成を説明するための回路図である。
【図4】 図1に示した内部電源電位発生回路200.1の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図5】 図1に示した測定回路300.1の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図6】 チューニング情報を示す信号P0〜P3と、内部基準電位VRIの相対値VRI′および比較回路310の出力信号を例示する図である。
【図7】 図6のように信号P0〜P3が変化する場合において、判定回路320の行なう処理を説明するための概念図である。
【図8】 半導体集積回路装置1000のセルフテストの動作を示すタイミングチャートである。
【図9】 本発明の実施の形態2の内部電源電位発生回路200.1および測定回路300.1の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図10】 図9に示したドライバ回路204cと比較器310の構成をより詳しく説明するための回路図である。
【図11】 外部電源電位ext.Vccよりも高い内部電源電位を、内部電源発生回路200.1が生成している場合の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図12】 内部電源発生回路200.1および測定回路300.1の構成の一部を抜き出して示す概略ブロック図である。
【図13】 図12に示した構成において、通常動作におけるスイッチSW20〜SW32の接続状態を説明するための図である。
【図14】 図12に示した回路において、ビルトインセルフテストモードにおけるスイッチ回路SW20〜SW32の接続状態を説明するための回路図である。
【図15】 図2に示したプログラム部46に設けられるプログラム素子の一例を示す図である。
【図16】 プログラミング素子PGEへのプログラム時と電源投入後の動作を説明するための概念図である。
【図17】 電源投入後、信号POR1が立ち上るまでの、プログラム素子PGEの状態を説明するための概念図である。
【図18】 信号POR1が立ち上った後、信号POR2が立ち上るまでの、プログラム素子PGEの状態を説明するための概念図である。
【図19】 信号POR1および信号POR2の双方が立ち上った後のプログラム素子PGEの状態を説明するための概念図である。
【図20】 図15で説明したプログラミング素子PGEに対する読出動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図21】 プログラミング素子PGE′の構成を説明するための回路図である。
【図22】 図21に示したプログラミング素子PGE′に対して、プログラム動作を行なう際の各素子の状態を説明するための概念図である。
【図23】 図21に示したプログラム素子PGE′の電源投入直後の状態を示す概念図である。
【図24】 プログラム素子PGE′において電源投入後に、パワーオンリセット信号POR1が電源投入に応じて“H”レベルとなった状態を示す図である。
【図25】 図21に示したプログラム素子PGE′において、データの読出が行なわれる状態を示す概念図である。
【図26】 図22〜図25において説明したプログラム素子PGE′の読出を説明するためのタイミングチャートである。
【図27】 メモリ回路100.1の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図28】 予めプログラムした不良行アドレスと、入力される内部行アドレスとの比較を行なうための比較回路135を抜き出して示す概略ブロック図である。
【図29】 図28に示したプログラム回路RPG0の構成を説明するための回路図である。
【図30】 図28に示した比較回路の135動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図31】 図28に示した比較回路135の動作を説明するための第2のタイミングチャートである。
【図32】 磁気トンネル接合部を有するメモリセルの構成を示す概略図である。
【図33】 MTJメモリセルからのデータ読出動作を説明する概念図である。
【図34】 MTJメモリセルに対するデータ書込動作を説明する概念図である。
【図35】 データ書込時におけるデータ書込電流の方向と磁化方向との関係を説明する概念図である。
【符号の説明】
10 制御信号入力端子群、12 データ入出力端子群、14 電源端子、16 接地端子、20 コントロール部、30 データ入出力部、32 入出力バッファ、34 出力制御部、40 制御回路、42 ビルトインセルフテスト回路、44 基準電圧生成部、46 プログラム部、100.1〜100.4 内部回路、VCL 電源配線、VSL 接地配線、200.1〜200.4 内部電源電位発生回路、LV1〜LV4 内部電源配線、VMR1〜VMR4 測定基準電位、300.1〜300.4 測定回路、SCP スキャンパス、SR1〜SR8 シフトレジスタ、1000 半導体集積回路装置。

Claims (16)

  1. 半導体集積回路装置であって、
    前記半導体集積回路装置の外部から与えられたデータおよび相互に授受するデータの少なくともいずれかに基づいて、所定の処理を行なうための少なくとも1つの内部回路と、
    前記内部回路に対応して設けられ、内部電位のレベルを示す情報を含むレベル設定信号を受けて、前記レベル設定信号に応じたレベルの内部電位を生成する内部電位発生回路とを備え、前記内部電位発生回路は、テスト動作において、比較用基準電位と前記レベル設定信号に応じたレベルとを比較し、通常動作において、前記内部電位発生回路の出力する前記内部電位と前記レベル設定信号に応じたレベルとを比較する比較回路を含み、
    記内部電位発生回路の出力電位のレベルのテスト処理を制御し、前記テスト動作において、複数のレベル設定信号を前記内部電位発生回路に順次与えるテスト制御回路と、
    前記テスト動作時に、前記複数のレベル設定信号に応じたレベルと前記比較用基準電位との前記比較回路による比較結果に基づいて、前記レベル設定信号に要求される設定値を検出するための測定を行う測定回路と、
    前記測定回路の測定結果を前記テスト制御回路に伝達するための伝達回路とをさらに備え
    前記内部電位発生回路は、さらに、
    前記比較回路の出力に応じて前記内部電位のレベルを調節するための電位制御回路と、
    前記内部電位発生回路の出力する前記内部電位と前記比較用基準電位とを受けて、動作モードに応じて、いずれか一方を選択的に前記比較回路に与える第1の切換回路と、
    前記レベル設定信号を受けて、前記レベル設定信号に応じたレベルに変換して前記比較回路に与える基準電位発生回路を含む、半導体集積回路装置。
  2. 前記内部電位発生回路は、
    前記テスト動作においては、前記テスト制御回路からの前記複数のレベル設定信号を順次前記基準電位発生回路に与え、前記通常動作において、予め定められたレベル設定信号を前記基準電位発生回路に与える、第2の切換回路をさらに含む、請求項記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記半導体集積回路装置は、
    前記通常動作において前記基準電位発生回路に与えられる前記レベル設定信号を保持するためのプログラム回路をさらに備える、請求項記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記測定回路は、
    前記測定結果を示す情報を保持するための記憶回路を含み、
    前記伝達回路は、前記記憶回路に格納された前記測定結果を前記テスト制御回路に伝達する、請求項1記載の半導体集積回路装置。
  5. 半導体集積回路装置であって、
    前記半導体集積回路装置の外部から与えられたデータおよび相互に授受するデータの少なくともいずれかに基づいて、所定の処理を行なうための少なくとも1つの内部回路と、
    前記内部回路に対応して設けられ、内部電位のレベルを示す情報を含むレベル設定信号を受けて、前記レベル設定信号に応じたレベルの内部電位を生成する内部電位発生回路とを備え、前記内部電位発生回路は、通常動作において、前記内部電位発生回路の出力する前記内部電位と前記レベル設定信号に応じたレベルとを比較し、テスト動作において、前記レベル設定信号に応じたレベルと前記内部電位との比較を停止して、比較用基準電位と前記レベル設定信号に応じたレベルとを比較する比較回路を含み、
    記内部電位発生回路の出力電位のレベルのテスト処理を制御し、前記テスト動作において、複数のレベル設定信号を前記内部電位発生回路に順次与え、互いに異なるレベルの複数の内部電位を順次発生させるテスト制御回路と、
    前記テスト動作時に、前記比較回路による比較結果に基づいて、前記レベル設定信号に要求される設定値を検出するための測定を行う測定回路と、
    前記測定回路の測定結果を前記テスト制御回路に伝達するための伝達回路とを備え、
    前記内部電位発生回路は、さらに、
    前記比較回路の出力に応じて前記内部電位のレベルを調節するための電位制御回路と
    前記内部電位発生回路の出力する前記内部電位と前記比較用基準電位とを受けて、動作モードに応じて、いずれか一方を選択的に前記比較回路に与える第1の切換回路と、
    前記レベル設定信号を受けて、前記レベル設定信号に応じたレベルに変換して前記比較回路に与える基準電位発生回路を含む、半導体集積回路装置。
  6. 前記内部電位発生回路は、
    前記テスト動作においては、前記テスト制御回路からの前記複数のレベル設定信号を順次前記基準電位発生回路に与え、前記通常動作において、予め定められたレベル設定信号を前記基準電位発生回路に与える、第2の切換回路をさらに含む、請求項記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記内部電位は、外部電源電位よりも高く、
    前記内部電位発生回路は、前記外部電源電位を昇圧する昇圧回路を含む、請求項記載の半導体集積回路装置。
  8. 前記内部電位発生回路は、
    前記昇圧回路の出力を分圧する分圧回路と、
    前記分圧回路の出力と前記比較用基準電位とを受けて、動作モードに応じて、いずれか一方を選択的に前記比較回路に与える第1の切換回路をさらに含む、請求項記載の半導体集積回路装置。
  9. 前記内部電位は、接地電位よりも低く、
    前記内部電位発生回路は、外部電源電位と前記接地電位を受けて降圧して負電位を生成する負電位生成回路を含む、請求項記載の半導体集積回路装置。
  10. 前記内部電位発生回路は、
    前記テスト動作において、前記負電位生成回路の出力を所定量だけシフトさせる第1のシフト手段と、
    前記テスト動作において、前記基準電位発生回路の出力を前記所定量だけシフトさせる第2のシフト手段とを含む、請求項記載の半導体集積回路装置。
  11. 前記半導体集積回路装置は、
    前記通常動作において前記基準電位発生回路に与えられる前記レベル設定信号を保持するためのプログラム回路をさらに備え、
    前記プログラム回路は、
    第1および第2の電源ノードを介して電源電位を受けるラッチ回路を含み、
    前記ラッチ回路は、前記ラッチ回路への電源投入に応じて活性化され、
    前記第1および第2の電源ノードと前記ラッチ回路との間にそれぞれ設けられる第1および第2のトンネル磁気抵抗素子をさらに含む、請求項1記載の半導体集積回路装置。
  12. 前記プログラム回路は、
    電源投入後の所定期間において、前記ラッチ回路を不能化する不能化手段を含む、請求項11記載の半導体集積回路装置。
  13. 前記プログラム回路は、前記トンネル磁気抵抗素子を、通常動作よりも高い電圧の印加により破壊することにより、データを記憶する、請求項11記載の半導体集積回路装置。
  14. 前記内部回路は、メモリ回路であり、
    前記メモリ回路は、
    正規のメモリセルアレイと、
    冗長メモリセルアレイと、
    前記正規のメモリアレイ中の不良アドレスを予め記憶するプログラム回路と、
    前記プログラム回路に記憶された前記不良アドレスと前記内部回路の外部から与えられるアドレス信号との比較結果に応じて、前記正規のメモリセルアレイおよび前記冗長メモリセルアレイのいずれかのメモリセルを選択するメモリセル選択回路とを含み、
    前記プログラム回路は、
    第1および第2の電源ノードを介して電源電位を受け、電源投入に応じて活性化されるラッチ回路と、
    前記第1および第2の電源ノードと前記ラッチ回路との間にそれぞれ設けられる第1および第2のトンネル磁気抵抗素子を含む、請求項1記載の半導体集積回路装置。
  15. 前記プログラム回路は、
    電源投入後の所定期間において、前記ラッチ回路を不能化する不能化手段を含む、請求項14記載の半導体集積回路装置。
  16. 半導体集積回路装置であって、
    前記半導体集積回路装置の外部から与えられたデータおよび相互に授受するデータの少なくともいずれかに基づいて、所定の処理を行なうための少なくとも1つの内部回路と、
    前記内部回路に対応して設けられ、内部電位のレベルを示す情報を含むレベル設定信号を受けて、前記レベル設定信号に応じたレベルの内部電位を生成する内部電位発生回路とを備え、前記内部電位発生回路は、(1)テスト動作において、比較用基準電位と前記レベル設定信号に応じたレベルとを比較する比較回路と、(2)前記比較回路の出力信号に従って前記内部電位を生成するドライブ素子と、(3)前記内部電位と前記比較基準電位とを受け、前記テスト動作において前記比較用基準電位を選択して前記比較回路へ与える切換回路とを含み、
    前記記内部電位発生回路の出力電位のレベルのテスト処理を制御し、前記テスト動作において、複数のレベル設定信号を前記内部電位発生回路に順次与えるテスト制御回路と、
    前記比較回路の出力に常時結合され、前記テスト動作時に活性化され、前記比較回路からの比較結果を示す信号に基づいて、前記レベル設定信号に要求される設定値を検出するための測定を行う測定回路と、
    前記測定回路の測定結果を前記テスト制御回路に伝達するための伝達回路とを備える、
    半導体集積回路装置。
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