JP4276666B2 - 排出機構および販売装置 - Google Patents

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本発明は、板状体が収容された収容ケースから板状体を一つずつ排出する排出機構およびこの排出機構を備えた販売装置に関する。
玩具等をカプセル等の容器に包装した物品を複数収容して、購入者が硬貨を投入して回転ハンドルを回すと物品が一つ取り出される手動式販売装置がある(例えば特許文献1参照)。この特許文献1の手動式販売装置では、玩具等を包装する容器は球形のカプセルであり、このカプセルが複数個収容ケースに収容されている。収容ケースの底面には、回転ハンドルの回転に対応して回転する回転台が設けられており、この回転台には、カプセルの寸法に対応した複数の円形の取出孔が形成されている。また、手動式販売装置の本体には、取出孔の一つに対応する位置に対向して円形のカプセル落下口が設けられている。購入者が硬貨を投入して回転ハンドルを回転させると、回転台が回転し、回転台の取出孔の一つがカプセル落下口に一致すると、収容ケースから取出孔およびカプセル落下口を通ってカプセルが一つ落下し、手動式販売装置から取り出される構成となっている。
特開2004−145904号公報
このような構成の手動式販売装置では、取出孔およびカプセル落下口が円形に形成されており、物品も球形のカプセルに収容されている。したがって、またカプセル内に収容する物品は、カプセルの大きさおよび形状に制限を受けるし、またカプセルの大きさは、手動式販売装置の取出孔およびカプセル落下口の大きさに制限を受ける。
このような従来の手動式販売装置では、カプセルの大きさおよび形状に制限があるため、カプセルに収容できる物品の大きさや形状が限られてしまうが、近年では、様々な形状、大きさの物品を販売したいという要望がある。
本発明の目的は、従来の球状のカプセルに包装された物品とは異なる形状の、板状の物品を排出することができる排出機構およびこの排出機構を備えた販売装置を提供することにある。
本発明の第1の観点に係る排出機構は、板状体の販売装置に取り付けるための、板状体を一つずつ排出する排出機構であって、内部に板状体を上下方向に積み重ねた第1のストックを収容するための第1の収容空間を有する収容空間と、板状体を排出する排出口とを有する収容ケースと、第1のストックのうち最も下に位置する板状体を前方に移動させて、排出口の外へ押出すための第1の押出部材と、この第1の押出部材を、板状体の前方への搬送を開始する第1の搬送開始位置と、板状体を排出口の外まで押し出した第1の搬送終了位置との間で往復動するように、前後方向に移動させる駆動手段とを有し、第1の押出部材は、板状体の後端面を押すための第1の爪部を有し、最も下の板状体の後方には、第1の爪部が側方から出没可能な第1の空間が形成されており、第1の押出部材は、第1の爪部が第1の空間の中に突出する第1の突出位置と、第1の空間から退避する第1の退避位置との間で揺動可能に設けられており、第1の押出部材は、第1の搬送開始位置において、第1の押出部材の自重によって又は第1の押出部材の揺動位置を規制する規制手段によって第1の突出位置に移動され、また、駆動手段によって、第1の搬送終了位置から後方に戻る過程で、第1の爪部が、次に搬送すべき板状体の側面に係合することによって第1の退避位置に移動される、ことを特徴とする。
本発明においては、排出機構は、板状体を一つずつ排出して販売する販売装置に取り付けられる。この排出機構の収容ケースには、第1の収容空間に板状体が上下方向に積み重ねられた第1のストックが収容される。第1の押出部材が、駆動手段によって前後方向に移動して第1の搬送開始位置まで移動すると、第1の押出部材は、自重または規制手段によって第1の突出位置に移動する。この移動により、第1の爪部が板状体の後方で、側方から第1の空間の中に突出する。次いで、第1の押出部材が駆動手段によって前方に移動すると、第1の爪部が、第1のストックのうち最も下に位置する板状体の後端面を押して、この板状体を前方に押し出す。第1の押出部材が第1の搬送終了位置まで移動すると、板状体が排出口の外に押し出され、これにより、板状体が一つ排出口から排出される。また、第1の押出部材が第1の搬送終了位置から第1の搬送開始位置に向かって後方に戻る過程では、第1の爪部は、次に搬送すべき板状体の側面に係合することによって第1の退避位置に移動して、第1の空間から退避する。以上の動作を繰り返すことにより、第1のストックから板状体が一つずつ排出口に排出される。
したがって、本発明に係る排出機構によれば、第1の押出部材が、駆動手段によって第1の搬送開始位置と第1の搬送終了位置との間で前後方向に移動して、第1の爪部が板状体の後端面を押すので、第1の収容空間内の第1のストックから板状体を一つずつ排出口に押し出すことができる。これにより、従来の球状のカプセルに玩具等を包装していた場合とは異なる形状の、板状体の物品を販売品として扱うことが可能となる。よって排出機構を備えた販売装置で販売することができる物品形状の多様化のニーズにも対応できる。
また、第1の爪部が第1の搬送終了位置から後方に戻る過程で板状体の側面に係合することで第1の退避位置に移動するので、第1の爪部を第1の空間から退避させる駆動機構などが不要になるから、排出機構の構成が簡単になる。
ここで、板状体としては、物品が板状の容器等に収容されて構成されていてもよいし、物品自体が板状に形成されていてもよい。
また、本発明の実施の形態では、第1の押出部材は、上下方向に延びる軸線を中心に回動する回転体によって構成されており、第1の突出位置で第1の爪部に板状体の後端面によって押し出し抵抗力が与えられる第1の方向には回転が阻止されており、第1の方向とは逆の第2の方向には回転自在である。
この実施の形態においては、第1の爪部が第1の突出位置に位置するとき、第1の押出部材が第1の搬送終了位置に向かって前方に移動すると、第1の爪部には、板状体の後端面によって押し出し抵抗力が与えられる。このとき、第1の押出部材は第1の方向の回転が阻止されるので、第1の押出部材が前方に移動すると、第1の爪部が板状体の後端面を前方に押し出し、これにより板状体を排出口に排出する。また、第1の押出部材が、第1の搬送終了位置から後方に移動する際には、第1の爪部が板状体の側面に係合すると、板状体の第2の方向に回転して、第1の退避位置に移動する。
したがって、この実施の形態によれば、第1の押出部材が、第1の方向には回転が阻止されるので、第1の爪部が板状体を前方に押し出すときに第1の押出部材が上下方向に延びる軸線を中心に回動するのが防止される。よって、第1の爪部が、板状体の後端面を確実に前方に押すことができ、板状体を安定して排出口に排出できる。また、第1の押出部材が第2の方向には回転自在なので、第1の搬送終了位置から後方に移動する際に、第1の爪部が板状体の側面に係合することで第1の退避位置に移動することができるから、簡単な構成で第1の爪部を第1の突出位置と第1の退避位置との間で揺動させることができる。
本発明の別の実施の形態では、収容空間は、第1の収容空間と、第1のストック後方に、板状体を上下方向に積み重ねた第2のストックを収容するための第2の収容空間とを有し、更に、第1の押出部材によって、第1の収容空間内の最後の板状体を押出す際、第2の収容空間内の板状体を第1の収容空間に押し出す第2の押出部材とを有し、この第2の押出部材は、第2のストックのうち最も下に位置する板状体の後端面を押すための第2の爪部を有し、第2のストックのうち最も下の板状体の後方には、第2の爪部が側方から出没可能な第2の空間が形成されており、第2の押出部材は、第2の爪部が第2の空間の中に突出する第2の突出位置と、第2の爪部が第2の空間から退避する第2の退避位置との間で揺動可能に設けられており、第2の押出部材は、更に、第1のストックの下から2番目に位置する板状体の側面に係合する係合部分を有し、この係合部分は、第1のストックの下から2番目に位置する板状体の側面に係合するとき、第2の爪部が第2の退避位置に移動するように所定寸法だけ側面に向かって突出しており、第1のストックの下から2番目に位置する板状体が第1の収容空間内に存在しなくなり、係合部分が板状体の側面に係合しなくなったとき、第2の押出部材は、自重により揺動して、第2の爪部が第2の突出位置に移動する。
この別の実施の形態においては、排出機構の収容空間は、第2の収容空間を有し、この第2の収容空間には板状体が積み重ねられた第2のストックが収容される。第1の押出部材が、第1のストックから板状体を一つずつ排出するとき、第2の押出部材の係合部分は、第1のストックの下から2番目に位置する板状体の側面に係合する。ここで、係合部分は、第1のストックの下から2番目に位置する板状体の側面に係合するとき、第2の爪部が第2の退避位置に移動するように側面に向かって突出しているので、第2の爪部は第2の退避位置に移動する。よって第2の爪部は第2のストックの板状体を第1の収容空間に押し出すことがない。
次に、第1のストックの板状体が順次排出されて、第1のストックの下から2番目に位置する板状体がなくなったとき、即ち第1のストックの板状体が最後の一つとなったとき、第2の押出部材の係合部分が、第1のストックの板状体の側面に係合しなくなる。すると、第2の押出部材は自重により揺動して、第2の爪部が第2の空間で第2の突出位置に移動する。これにより、第2の押出部材は、第2のストックのうち最も下に位置する板状体を、第1の収容空間に押し出す。また、このとき、第1の押出部材は第1のストックの最後の板状体を排出口に押し出す。
以上のような動作により、第1のストックに板状体が二つ以上ある場合には、第1の押出部材のみが作動して第1のストックの板状体を排出口に押し出す。第1のストックの板状体が最後の一つになったときには、第2の押出部材が作動して第2のストックの板状体を第1の収容空間に押し出し、第1の押出部材は第1のストックの板状体を排出口に押し出す。
したがって、この別の実施の形態によれば、第1の収容空間の後方に第2の収容空間が設けられているので、より多くの板状体を収容ケースに収容することができ、板状体の補充頻度を少なくすることができる。また、第2の押出部材が設けられ、この第2の押出部材が第2のストックの板状体を第1の収容空間に押し出すから、第1の収容空間に板状体を補充することができ、収容空間に複数の、即ち第1および第2の収容空間が設けられている場合でも、収容空間内の板状体を順次搬送して一つずつ排出口に排出できる。さらに、第2の押出部材が係合部分を有し、この係合部分が所定寸法だけ側面に向かって突出しているので、係合部分が第1のストックの下から2番目に位置する板状体の側面に係合すると、第2の爪部が第2の退避位置に移動する。したがって、係合部分に連動して第2の爪部を第2の退避位置に移動させることができるから、簡単な機構で第1の収容空間内の板状体の数量を把握できるとともに、第1の収容空間内の板状体の数量に応じて第2の爪部の揺動動作が確実に行われる。そして、係合部分が第1のストックの下から2番目に位置する板状体の側面に係合しなくなったときに、第2の押出部材が自重により揺動して第2の爪部が第2の突出位置に移動するので、第2の爪部を移動させるための移動機構などが不要となり、排出機構の構成を簡単にできる。
本発明のさらに別の実施の形態では、第2の押出部材が、第1の押出部材と共に駆動手段によって、板状体の前方への搬送を開始する第2の搬送開始位置と、板状体を第1の収容空間まで押し出した第2の搬送終了位置との間で往復動するように、前後方向に移動され、第2の搬送終了位置から後方に戻る過程で、第2の爪部が、次に、第2の収容空間から第1の収容空間に搬送すべき板状体の側面に係合することによって第2の退避位置に移動される。
このさらに別の実施の形態においては、駆動手段が第1の押出部材を前後方向に移動させると、第2の押出部材もそれに伴って第2の搬送開始位置と第2の搬送終了位置との間で往復動する。第2の押出部材が第2の搬送終了位置から後方に戻る過程で、第2の爪部は、第2の収容空間内の板状体の側面に係合して第2の退避位置に移動して、第2の空間から退避する。
したがって、このさらに別の実施の形態によれば、第2の押出部材が、第1の押出部材の駆動手段によって前後方向に往復動するので、駆動手段の共通化を図ることができ、排出機構の構成を簡略化できる。また、共通の駆動手段を用いることにより、第1の押出部材と第2の押出部材の動作を同期させることができるから、第1の押出部材と第2の押出部材を両方移動させて、第2のストックの板状体を第1の収容空間へ、第1のストックの板状体を排出口へ押し出すときにも、板状体を互いに干渉させることなく、搬送をスムーズに行うことができる。
本発明の第2の観点に係る販売装置は、前述の排出機構を備えたことを特徴とする。
本発明においては、販売装置が、前述の排出機構を備えているので、前述の排出機構と同様の効果を得ることができ、従来の球状の物品とは異なる形状の、板状体を排出することができる。よって、多様な物品を販売したいというニーズに対応できる。
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[手動式販売装置の全体構成]
図1は、本発明の実施形態に係る販売装置としての手動式販売装置100を正面側からみた斜視図である。本発明の実施形態に係る手動式販売装置100は、一方を他方の上面の上に積み上げたすなわち上下二段構成になっている。上下の手動式販売装置100は、それぞれ箱型の筐体101を有する。筐体101の上部には、CD、DVD等を平面略矩形状のケース等の容器に包装して構成される板状体Aを複数収容し板状体Aを一つずつ排出する本発明の実施形態に係る排出機構1が設けられている。また、手動式販売装置100の排出機構1の下方には、筐体101の前面開口を覆うカバー体103が、ヒンジにより開閉自在に設けられている。
カバー体103には、コインを投入するためのコイン投入口104と、返却されるコインが排出されるコイン受け皿106と、が設けられている。また、カバー体103には、排出機構1を作動させるために操作する回転ハンドル110がカバー体103に対して回転可能に配置されている。さらに、カバー体103からは、投入したコインを返却させるための返却部材102が突出している。
ここで、本実施形態では、手動式販売装置100の筐体101は、従来の球形のカプセルに包装された物品を販売するための手動式販売装置の筐体と同じものを使用している。つまり、本発明の実施形態に係る排出機構1は、従来の手動式販売装置に着脱可能となっており、したがって、本実施形態の手動式販売装置100は、既存の手動式販売装置の上部に配置される、球状のカプセルが収容される収容ケースを、本発明の実施形態に係る排出機構1に付け替えた構成となっている。したがって、図1の手動式販売装置100には、従来の球状のカプセルを取り出すための取出口105がカバー体103に設けられているが、本実施形態では、この取出口105は使用しない。
次に、手動式販売装置100の内部構成を説明する。図2は、上下二段の手動式販売装置100のうち、上方の手動式販売装置100の内部を示す側断面図である。
図2に示すように、手動式販売装置100の上方には、排出機構1が、中央には、投入されたコインを選別するコイン検出装置107が、下方には、コイン検出装置107で選別されたコインを収納するコイン収納部108が設けられている。
排出機構1の下方には、回転ハンドル110の回転運動によって回転する回転台20が設けられており、この回転台20の底面の外縁には、下方に向かう歯21が形成されている。歯21は、筐体101に取り付けられた駆動歯車114に噛み合い、この駆動歯車114は、歯車113,112と噛み合っている。歯車112は、回転ハンドル110の回転軸111に固定されている。このような構成により、回転ハンドル110を回転させると、歯車112,113を介して駆動歯車114が回転し、回転台20が所定角度回動する。
なお、本実施形態では、手動式販売装置100は、従来球状のカプセルに収容された物品を排出する既存の手動式販売装置の筐体を使用しているため、歯車112から回転台20の歯21までの減速比は、回転ハンドル110が1回転すると、回転台20が所定角度回動するように設定されている。
コイン検出装置107は、コイン投入口104に連通しており、投入されたコインから所定の種類のコインを所定枚数検出する。コイン検出装置1は、伝達機構109を介して回転ハンドル110の歯車112に噛み合っている。コイン検出装置107に所定種類のコインが所定枚数投入されると、コイン検出装置107は伝達機構107を介して回転ハンドル110を回転可能とする。これにより回転ハンドル110の回転が回転台20に伝達され、排出機構1が作動することにより、板状体Aが取り出される。
一方、コイン検出装置1は、所定種類のコインが所定枚数投入されていない場合には、伝達機構109を作動させず、回転ハンドル110の回転を阻止する。この結果、排出機構1が作動せず、板状体Aは取り出されない。
また、コイン検出装置1は、コイン受け皿106に連通しており、返却されるべきコインをコイン受け皿106に排出する。さらに、コイン検出装置1は、コイン収納部108とも連通しており、回転ハンドル110が回転されるごとに、所定の種類のコインを所定枚数、コイン収納部108に排出する。
[排出機構の構成]
次に、排出機構1の構成について説明する。
図3は、排出機構1を上方から見た斜視図であり、図4は、排出機構1を下方から見た斜視図であり、図5は、排出機構1の側断面図である。また、図6は、排出機構1の部分斜視図であり、図7は、図6の側断面図である。これらの図3から図7に示すように、排出機構1は、板状体Aを複数収容する収容ケース10と、前述の回転台20と、回転台20の回動運動を受けて往復動するスライド部材30と、スライド部材30によって往復動し、収容ケース10内の板状体Aを押し出す押出部材40と、収容ケース10の前方に形成され、押出部材40によって押し出された板状体Aが排出される排出口50と、を備える。
収容ケース10は、従来の球形のカプセルを排出する手動式販売装置に設けられた収容ケースとほぼ同じ外形寸法および外形形状に形成されている。また、収容ケース10は、筐体101に対して着脱可能に設けられている。収容ケース10の内部には、図3に示すように、収容ケース10の横方向両側に、前後方向に延びる側壁11が設けられ、これらの側壁11の内部に、板状体Aを収容する収容空間12が形成されている。対向する二つの側壁11間の距離は、板状体Aの長辺の長さとほぼ等しく設定されている。
側壁11の内面には、内側に向かって突出し、上下方向に延びる仕切り部13が所定間隔を隔てて複数箇所(本実施形態では二箇所)形成されている。収容空間12は、これらの仕切り部13によって、収容ケース10の前後方向、つまり排出口50に近接離間する方向に沿って隣接する複数(本実施形態では三つ)の収容空間、すなわち第1の収容空間12Aと、第1の収容空間12Aの後方に配置される第2の収容空間12Bと、第2の収容空間12Bの後方に配置される第3の収容空間12Cとに分割されている。各仕切り部13の間の所定間隔は、板状体Aの短辺の長さとほぼ等しく設定されている。これらの収容空間12A,12B,12Cには、複数の板状体Aが上下方向に積み重なるように収容され、それぞれ第1のストック2A、第2のストック2B、および第3のストック2Cを形成する(図14参照)。
また、図4に示すように、収容ケース10の下方には回転台20が取り付けられている。回転台20は、収容ケース10の後方側において、歯21が駆動歯車114に噛み合っている。
図6および図7に示すように、回転台20とスライド部材30との間には、回転台20の回転運動をスライド部材30の往復動に変換するための回転板24が設けられている。
回転台20の上面には円柱形の凹部22が形成されており、この凹部22の外縁内周には内歯23が形成されている。
回転板24は、その回転中心が回転台20の回転中心よりも収容ケース10の前方側に配置され、収容ケース10に回転可能に取り付けられている。回転板24の下面には歯車25が一体的に設けられており、この歯車25が回転台20の内歯23に噛み合っている。また、回転板24の上面外縁には、上方に突出するピン26が設けられている。
図8は、スライド部材30の平面図である。この図8および前述の図6および図7に示すように、スライド部材30は、収容ケース10の底壁に形成されたガイド部14(図6)によって、収容ケース10の前後方向に沿ってスライド可能に案内されている。スライド部材30は、収容ケース10の底壁にほぼ平行に配置された底部31と、底部31の横方向両端に一体的に形成され、上下方向に延びる壁部32とを有する。
底部31は、収容ケース10の幅方向両側に前後方向に延びる一対の側方部分31Aと、側方部分31Aの前後方向略中央を幅方向に連結した連結部分31Bとで構成され、全体として平面略H形の形状に形成されている。連結部分31Bの下面には、収容ケース10の幅方向に沿って凹部33(図7)が形成されている。この凹部33には、下方から回転板24のピン26が係合している。この構造により、回転板24が回転してピン26が回転すると、ピン26が凹部33内で横方向にスライドし、回転板24の回転運動がスライド部材30の前後方向の往復動に変換される。したがって、回転板24は、回転台20の回転運動を往復動に変換してスライド部材30に伝達する回転往復動変換手段となっている。また、回転台20、回転板24、およびスライド部材30を備えて、押出部材40を駆動する本発明の駆動手段を構成する。
一対の壁部32は、各々側方部分31Aから上方に向かって突出し、互いに平行に、前後方向に沿って配置されている。壁部32は、収容ケース10の側壁11の下方に配置され、壁部32の内面が、側壁11の内面と略同一面内に配置されることにより、収容空間12A,12B,12Cの側壁の一部を構成する。壁部32の前後方向の長さは、収容空間12A,12B,12Cの2つ分の前後方向の寸法とほぼ等しく設定されている。
壁部32には、排出口50に近い側の端部、つまり収容ケース10の前端部に、切欠部34が形成されている(図6)。また、壁部32の前後方向略中央には、凹部35が形成されている。この凹部35は、切欠部34から所定距離を隔てて配置されており、この所定距離は、収容空間12A,12B,12Cの1つ分の前後方向の寸法にほぼ等しく設定されている。
ここで、回転台20からスライド部材30までの減速比は、回転ハンドル110が1回転して回転台20が所定角度回動したときに、回転板24が1回転し、スライド部材30が収容ケース10の前後方向に沿って1往復するように設定されている。なお、回転ハンドル110が1回転される毎に、即ち回転台20が所定角度回動する毎にスライド部材30は往復動の初期位置に配置されるが、この初期位置は、ピン26が最前方となる位置に設定されている。このとき、スライド部材30は、図5に示すように、1往復の前後方向の軌跡のうち最前方に位置し、この初期位置では、切欠部34が第1の収容空間12Aの最前方で排出口50の直ぐ後方に配置され、また第1の収容空間12Aと第2の収容空間12Bとを仕切る仕切り部13が凹部35内に配置される。
また、スライド部材30の前後方向の往復距離は、板状体Aの短辺の長さ、即ち収容空間12A,12B,12Cの1つ分の前後方向の寸法にほぼ等しく設定されている。
押出部材40は、第1の収容空間12A内の第1のストック2Aの板状体Aを排出口50に向かって押し出す第1の押出部材41と、第2の収容空間12B内の第2のストック2Bの板状体Aを第1の収容空間12Aに向かって押し出す第2の押出部材61と、第3の収容空間12C内の第3のストック2Cの板状体Aを第2の収容空間12Bに向かって押し出す第3の押出部材62とを有する。
第1の押出部材41は、図6に示すように、スライド部材30の壁部32に形成された切欠部34内にそれぞれ位置して一対設けられ、各第1の押出部材41は、上下方向の軸線を中心に回転可能に取り付けられた回転体である。第1の押出部材41は、板状体Aを押し出す第1の爪部42と、第1の爪部42が回転して壁部32から突出する際の突出位置を規制するための規制部43と、第1の爪部42が壁部32から突出する位置を超えて回転するのを阻止するためのピン44と、を有する。
第1の爪部42は、平面略三角形状に形成され、第1の押出部材41の回転中心よりも前方側に配置されている。第1の押出部材41は、上下方向の軸線を中心に回転(回動)することにより、第1の爪部42が壁部32から突出した第1の突出位置と、壁部32から突出しない第1の退避位置との間で揺動可能となっている。第1の押出部材41が第1の突出位置にあるとき、第1の爪部42の前端面は、前後方向に対してほぼ直角に配置される。また、第1の突出位置において、第1の爪部42の後端面は、収容ケース10の外側に向かって後方に傾斜する傾斜面となる。
規制部43は、第1の爪部42とは回転中心を挟んでほぼ反対側に形成され、第1の押出部材41の回転中心よりも後方側に配置されている。規制部43は、平面略三角形状に形成されており、規制部43の後端面は、第1の爪部42の前端面とほぼ平行となっている。したがって、第1の押出部材41が第1の突出位置にあるとき、規制部43の後端面は、前後方向に対してほぼ直角に配置される。
ピン44は、第1の押出部材41の下面から下方に向かって突出しており、第1の押出部材41の回転中心よりも前方側に配置されている。ピン44は、第1の突出位置において、壁部32に外側から当接する位置に配置されている。
このような第1の押出部材41の構成により、第1の爪部42が回転中心よりも前方側で壁部32の外側から内側に向かって移動する回転方向である第1の方向の回転に関しては、ピン44が壁部32の外面に当接されることにより、第1の押出部材41は、第1の突出位置を超えたさらなる回転が阻止される。したがって、ピン44は、第1の押出部材41の回転阻止手段となっている。また、第1の方向とは逆の第2の方向に関する回転は、規制部43の後端面が切欠部34の縁部に当接されるまで、回転自在となる。
第2の押出部材61は、収容ケース10の幅方向に対向して一対設けられ、壁部32の外面の、切欠部34と凹部35との間に配置される。また、第3の押出部材62は、収容ケース10の幅方向に対向して一対設けられ、壁部32の外面の、凹部35よりも後方に配置される。ここで、第2および第3の押出部材61,62の構造は同様であるので、ここでは第2の押出部材61の構造についてのみ説明する。
図9は、第2の押出部材61の斜視図であり、図10は、第2の押出部材61の平面図であり、図11は、第2の押出部材61の側面図である。これらの図9,10,11に示すように、第2の押出部材61は、棒状部材であり、その中央部分には、長手方向に沿って揺動軸63が設けられている。この揺動軸63は、図6に示すように、収容ケース10の底面に平行に、即ち水平方向に沿って、且つ収容ケース10の前後方向に沿って配置され、壁部32外面に揺動自在に取り付けられている。これにより、第2の押出部材61は、前後方向に沿った軸線を中心に揺動可能にスライド部材30に取り付けられている。
第2の押出部材61の後端部分には、第2の収容空間12B内の第2のストック2Bの板状体Aを第1の収容空間12Aに押し出すための第2の爪部64が形成されている。第2の爪部64は、収容ケース10の内側に向かって突出しており、前端面が収容ケース10の前後方向にほぼ直角となっている。ここで、第2の押出部材61は、揺動軸63を中心に揺動可能であるから、第2の押出部材61は、第2の爪部64が第2のストック2Bの板状体Aの側面よりも内側に突出する第2の突出位置と、第2の押出部材61が揺動して第2の爪部64が外側に移動して板状体Aの側面よりも内側に突出しない第2の退避位置との間で揺動することとなる。
また、第2の押出部材61の前端部分には、第1の収容空間12A内の第1のストック2Aの板状体Aのうち下から2番目の板状体Aに係合可能な第2の係合部分65が形成されている。第2の係合部分65は、収容ケース10の内側に向かって所定寸法だけ突出している。ここで、第2の係合部分65の所定寸法は、第2の係合部分65が、板状体Aの側面に係合するときに、第2の爪部64が第2の退避位置に移動するように設定されている。また、第2の係合部分65は、第1のストック2Aの板状体Aのうち下から2番目の板状体Aに係合可能なように、第2の爪部64の高さよりも所定寸法だけ上方に位置している。この所定寸法は、板状体Aの厚さ寸法とほぼ等しく設定されている。
ここで、前述の図7および図8に示すように、第2の押出部材61および第3の押出部材62をスライド部材30に取り付けた状態では、第2の押出部材61の第2の係合部分65は、切欠部34内で第1の押出部材41の上方に配置され、壁部32より内側に突出可能となる。また、第2の押出部材61の第2の爪部64および第3の押出部材62の第3の係合部分65は、凹部35内に配置されて壁部32より内側に突出可能となり、第3の係合部部分65は第2の爪部64よりも上方に配置される。そして、第3の押出部材62の第3の爪部64は、壁部32の後端面よりも後方に配置され、壁部32より内側に突出可能となる。
図12は、排出機構1の部分斜視図である。この図12に示すように、スライド部材30の底部31の上方には、底壁部材16が設けられている。この底壁部材16は、収容ケース10に固定されており、スライド部材30は、底壁部材16に対してスライド可能となっている。したがって、スライド部材30の壁部32は、スライド部材30の往復動に伴って、底壁部材16の両側で前後方向に往復動する。底壁部材16上には、板状体Aが載置される。
底壁部材16には、前後方向に所定間隔を隔てて複数(本実施形態では4つ、図12ではそのうちの2つが図示されている)の係止部材17が設けられている。これらの係止部材17は、収容ケース10の幅方向に沿った軸線を中心に回動自在に設けられ、通常位置で前端部が底壁部材16の上面から突出する。これらの係止部材17は、その前端部で第1の収容空間12Aおよび第2の収容空間12Bに収容された板状体Aの後端面を係止し、板状体Aが後方に移動するのを防止して板状体Aを位置決めする。また、板状体Aが前方に移動する際には、係止部材17が収納ケース10の幅方向に沿った軸線を中心に回動して、底壁部材16から突出しなくなるため、板状体Aの移動を妨げない。
スライド部材30の外側には、ガイド部14の後方に、収容ケース10の底面から上方に突出するストッパ15がそれぞれ形成されている。これらのストッパ15の前端面は、スライド部材30が後方に移動したときに、第1の押出部材41の規制部43の後方端に当接される位置に配置されている。
排出口50は、収容ケース10の前方側に形成された開口である。この排出口50の内側には、排出口50を開閉する開閉構造が配置されている。
図13は、排出口50の内部構造を示す部分拡大斜視図である。この図13および前述の図5に示すように、排出口50の内側には、排出口50を塞ぐ蓋部材51が設けられている。蓋部材51は、上下一対設けられており、それぞれが収容ケース10の幅方向に沿った軸線を中心に回動可能に軸支されている。蓋部材51の一端には、周囲の一部に歯が形成されたギア52がそれぞれ固定されている。これらのギア52は、互いに噛み合っている。これらのギア52により、上下一対の蓋部材51は、互いに連動して回動する。
蓋部材51の他端には、上下一対の蓋部材51を閉じる方向に付勢する付勢手段としてのばね53が取り付けられている。このばね53により、蓋部材51は、通常の状態では互いに近接して排出口50を塞いでいる。
上側の蓋部材51の上部には、板状体Aの排出時以外の時の蓋部材51の回動を防止する回り止め54が形成されている。この回り止め54は、上側の蓋部材51の後方に配置されたスライド板55の前面に当接されている。これにより、蓋部材51が上方に回動するのが防止され、これに伴って下側の蓋部材51も下方に回動するのが防止される。スライド板55は、収容ケース10のほぼ全幅にわたって配置され、上下方向にスライド可能に取り付けられている。スライド板55の幅方向両端には、下方に向かって突出する突出部分が設けられ、突出部分の下面には、収容ケース10の前方に向かって下方に傾斜する傾斜面55Aが形成されている。
[手動式販売装置の動作]
次に、本実施形態の手動式販売装置100の動作について説明する。
まず、コイン投入口104から所定種類のコインを所定枚数投入すると、コイン検出装置107がコインを検出して、回転ハンドル110を回転可能にするとともに、所定枚数のコインをコイン収納部108に収納する。
回転ハンドル110が回転すると、この回転運動は、歯車112,113、および駆動歯車114を介して回転台20に伝達される。回転台20は、この回転により、所定角度回動する。
回転台20が所定角度回動すると、内歯23に噛み合った回転板24が1回転し、これによりピン26も1回転する。ピン26は凹部33内に挿し込まれているため、ピン26が回転することにより、スライド部材30が収容ケース10の前後方向に往復動する。
スライド部材30の初期位置では、スライド部材30は、往復動の最前方に位置する。この初期位置からスライド部材30が往復動を開始すると、スライド部材30は後方に向かって移動する。
図14は、排出機構1の動作を示す図である。第1の収容空間12Aには、板状体Aが上下方向に複数積み重ねられた第1のストック2Aが、第2の収容空間12Bには第2のストック2Bが、第3の収容空間12Cには第3のストック2Cが収容されている。このとき、第1のストック2Aと第2のストック2Bとの間には、所定間隔の第1の空間としての第1の隙間3Aが形成される。また、第2のストック2Bと第3のストック2Cとの間にも、所定間隔の第2の空間としての第2の隙間3Bが形成される。そして、第3のストック2Cと収容ケース10の内面との間に、所定間隔の第3の空間としての第3の隙間3Cが形成される。これらの隙間3A,3B,3Cの所定間隔は、押出部材41,61,62が揺動して爪部42,64,64がそれぞれ突出位置に移動するときに、爪部42,64,64が板状体Aの側面に干渉しない十分な空間が確保されるように設定される。
この状態で、スライド部材30が後方に移動すると、第1の押出部材41の第1の爪部42の後端面は、第1のストック2Aの最も下に位置する板状体Aの側面に当接される。第1の爪部42は、第2の方向には回転自在であるから、スライド部材30が後方に移動するにしたがって、第1の爪部42は板状体Aの側面に押されて、第1の押出部材41が上下方向の軸線を中心に第2の方向に回動する。これにより、第1の爪部42は、第1の退避位置(図14に一点鎖線で図示)に移動する。
また、スライド部材30が後方に移動する間、第2および第3の押出部材61,62の第2および第3の爪部64は、第2および第3のストック2B,2Cのうち最も下に位置する板状体Aの側面にそれぞれ当接(係合)する。第2および第3の爪部64は、板状体Aの側面に押されることにより、前後方向に延びる揺動軸63を中心に揺動して、壁部32の外側に向かって移動し、それぞれ第2および第3の退避位置に位置する。したがって、スライド部材30が後方に移動する間は、第2および第3の押出部材61,62は、板状体Aの側面に当接しながら、第2および第3の退避位置に位置した状態で移動する。
なお、この際、第2および第3の係合部分65も第1および第2のストック2A,2Bの板状体Aの側面に当接(係合)されているため、これによっても第2および第3の押出部材61,62が第2および第3の退避位置に移動している。
スライド部材30が往復動の軌跡の最後方に位置した状態では、図14に示すように、第1の押出部材41が第1の隙間3Aに、第2の押出部材61が第2の隙間3Bに、第3の押出部材62が第3の隙間3Cに位置する。スライド部材30が最後方に位置した、図14における第1、第2、および第3の押出部材41,61,62の位置が、それぞれ第1の押出部材41の第1の搬送開始位置、第2の押出部材61の第2の搬送開始位置、第3の押出部材62の第3の搬送開始位置となる。
第1の搬送開始位置における第1の押出部材41は、第1の隙間3Aに位置するため、第1の爪部42が第1のストック2Aの板状体Aの側面に当接しなくなる。これと同時に第1の押出部材41の規制部43の後端面がストッパ15の前端面に当接される。規制部43がストッパ15に押されることにより、第1の押出部材41が上下方向の軸線を中心に回動する。第1の爪部42は、先端側が収容ケース10の内側に向かって突出するように移動し、第1の隙間3A内に突出する。そして、ピン44が壁部32の外面に当接されることにより、それ以上の回動が阻止される。これにより、第1の爪部42は、第1の隙間3Aにおいて、第1の突出位置(図14の実線で図示)に移動して規制される。したがって、規制部43、ストッパ15、およびピン44を備えて、第1の押出部材の揺動位置を規制する本発明の規制手段が構成される。
図15は、第2の搬送開始位置における第2の押出部材61の位置を示す斜視図であり、図16は、第2の押出部材61の位置を示す正面図である。これらの図15および図16に示すように、第2の搬送開始位置においては、第2の爪部64は、第2の隙間3Bに位置するため、板状体Aの側面に当接しなくなる。しかしながら、このとき、第2の押出部材61の第2の係合部分65は、第1のストック2Aのうち下から2番目の板状体Aの側面後方に位置し、該側面に当接(係合)する。したがって、第2の押出部材61は、第1のストック2Aのうち下から2番目の板状体Aの側面に押されて、揺動軸63を中心に揺動したままの状態となり、第2の爪部64は、第2の退避位置で維持される。
第3の搬送開始位置における第3の押出部材62は、第2の押出部材61と同様に、第3の退避位置に位置し、第3の係合部分65が第2のストック2Bのうち下から2番目の板状体Aの側面に当接(係合)するため、第3の爪部64が第3の隙間3Cに突出せず、第3の退避位置で維持される。
回転板24がさらに回転して、スライド部材30が前方に移動すると、第1の爪部42は、第1のストック2Aのうち最も下に位置する板状体Aの後端面に当接される。そして、スライド部材30の前方への移動に伴って、板状体Aを前方に押し出す。このとき、第1の爪部42には、板状体Aの後端面によって第1の方向に回動する方向に押し出し抵抗力が与えられるが、ピン44が壁部32の外面に当接しているので、それ以上の第1の方向への回動が阻止される。したがって、板状体Aは、第1の爪部42によって前方に押し出され、排出口50に向かって移動する。
なお、このとき第2および第3の爪部64は、板状体Aに係合していないので、第2および第3の押出部材61,62は、板状体Aを押し出すことなく、板状体Aの側面に沿って前方に移動するのみである。
図17は、板状体Aを排出口50に押し出した状態を示す平面図であり、図18は、板状体Aを排出口50に押し出した状態を示す側断面図である。これらの図17および図18に示すように、スライド部材30が往復動の軌跡のうち最前方まで移動すると、第1の爪部42は、板状体Aを排出口50の外に押し出す。板状体Aが前方に移動するにつれて前端面がスライド板55の傾斜面55Aに当接して、スライド板55を上方に押し上げると、蓋部材51の回り止め54がスライド板55に当接されなくなる。これにより、蓋部材51は、回動自在となり、板状体Aが蓋部材51を後面から前方に押すことによって蓋部材51が回動する。上下の蓋部材51は、ギア52を介して連結しているので、いずれか一方の蓋部材51が板状体Aに押されると、上下の蓋部材51が同時にそれぞれ上方および下方に移動し、排出口50を開放する。これにより、板状体Aが排出口50から排出される。購入者が板状体Aを排出口50から完全に引き抜くと、ばね53の付勢力によって、蓋部材51が排出口50を閉じる方向に回動して、排出口50を塞ぐ。
スライド部材30が最前方まで移動して初期位置に戻った状態では、第1の押出部材41の第1の爪部42は、第1の収容空間12Aの前方側に位置して、板状体Aの前方への搬送を終了する。したがって、この初期位置は、第1の押出部材41の第1の搬送終了位置となり、第1の押出部材41は、第1の搬送開始位置と第1の搬送終了位置との間で前後方向に往復動する。
また、スライド部材30の初期位置においては、第2および第3の押出部材61,62の第2および第3の爪部64は、第2および第3の収容空間12B,12Cの前方側にそれぞれ位置して、板状体Aの前方への搬送を終了する位置にある。したがって、この初期位置は、第2および第3の押出部材61,62の第2および第3の搬送終了位置となり、第2および第3の押出部材61,62は、第2および第3の搬送開始位置と第2および第3の搬送終了位置との間で前後方向にそれぞれ往復動する。
以上のように、第1の押出部材41が、第1の搬送開始位置と第1の搬送終了位置との間で前後方向に繰り返し往復動することにより、第1の押出部材41が第1のストック2Aの最も下の板状体Aを一つずつ排出口50に排出する。
次に、第1の収容空間12Aに収容される板状体Aが最後の1つになった場合の排出機構1の動作について説明する。
図19は、第1の収容空間12Aに収容される板状体Aが1つになったときの排出機構1の動作を示す平面図である。この図19においては、第1の収容空間12Aには、板状体Aが1つのみ収容されている。また、第2の収容空間12Bおよび第3の収容空間12Cには、板状体Aが複数収容されている。図19に示すように、第1の押出部材41は、第1の搬送開始位置において前述と同様に第1の爪部42が第1の隙間3Aにおいて第1の突出位置に移動し、第1の収容空間12A内の板状体Aの後端面に当接する位置に配置される。
第2の押出部材61が、第2の搬送終了位置(スライド部材30の初期位置)から後方に移動する際、第1のストック2Aのうち最も下から2番目には板状体Aが存在しないため、第2の係合部分65は、板状体Aの側面に係合しない。ところが、第2の爪部64が第2のストック2Bのうち最も下の板状体Aの側面に係合するため、第2の爪部64は、板状体Aの側面に押されて、第2の押出部材61全体が揺動する。これにより、第2の爪部64は、第2の退避位置に移動する。第2の押出部材61が第2の搬送開始位置に移動するまで、第2の爪部64は、板状体Aの側面に係合しながら後方に移動する。
図20は、第2の搬送開始位置における第2の押出部材61の位置を示す斜視図であり、図21は、第2の押出部材61の位置を示す正面図である。これらの図20および図21に示すように、第2の押出部材61が第2の搬送開始位置に位置すると、第2の爪部64が板状体Aの側面に係合しなくなる。このとき、第2の係合部分65は、前述の通り、第1のストック2Aのうち最も下から2番目には板状体が存在しないため、板状体Aに係合していないので、第2の押出部材61は、自重によって揺動軸63を中心に揺動する。この揺動動作により、第2の爪部64が、第2の隙間3Bにおいて、板状体Aの側面より内側に突出し、第2の突出位置に移動する。
なお、第3の搬送開始位置における第3の押出部材62の第3の爪部65は、図19に示すように、前述と同様に第3の退避位置に位置する。つまり、第2の収容空間12Bには、板状体Aが複数収容されているので、第3の係合部分65が第2のストック2Bのうち下から2番目の板状体Aの側面に係合する。これにより、第3の押出部材62が揺動して、第3の爪部65は、第3の退避位置に位置して、第3のストック2Cの板状体Aと係合しない。
スライド部材30が前方に移動すると、第2の爪部64が第2のストック2Bの板状体Aを1つ第1の収容空間12Aに押し出して、第1の収容空間12Aに板状体Aを補充する。そして、第1の爪部42は、第1のストック2Aの板状体Aを一つ排出口50に押し出して排出する。
このように、第1および第2の押出部材41,61が板状体Aを順次前方に移動させて排出口50から排出し、第2の収容空間12Bに板状体Aが1つになると、第3の係合部分65が板状体Aの側面に係合しなくなるので、第3の押出部材62の第3の搬送開始位置において第3の爪部64が第3の隙間3Cに突出する。そして、第3の爪部64が、第3のストック2Cの板状体Aを第2の収容空間12Bに、第2の爪部64が第2のストック2Bの板状体Aを第1の収容空間12Aに、第1の爪部42が第1のストック2Aの板状体Aを排出口50に押し出すことにより、板状体Aを1つずつ排出口50に排出する。
以上のような動作により、購入者が所定枚数のコインを投入して回転ハンドル110を回転させると、排出機構1が板状体Aを一つ排出口50の外部に排出する。なお、所定枚数のコインが投入されていない場合には、回転ハンドル110が回転しないため、排出機構1が作動せず、板状体Aは排出口50の外部に排出されない。
以上のような実施形態によれば、次のような効果が得られる。
押出部材41,61,62が、搬送開始位置と搬送終了位置との間で前後方向に往復動し、爪部42,64,64が板状体Aを前方に押し出すことにより、収容空間12内の板状体Aを1つずつ排出口50から排出することができる。したがって、従来、球状のカプセルに玩具等を包装していた場合とは異なる形状である板状体Aを販売品として販売することができる。よって、手動式販売装置100で扱うことができる製品の形状を多様化することができる。
また、本実施形態の排出機構1は、手動式販売装置100の本体に対して着脱可能となっているので、従来の球状のカプセルを排出する手動式販売装置の収容ケース部分に装着することができる。したがって、既存の手動式販売装置を用いて従来通り球状の製品を扱うこともできるし、排出機構1を交換して板状体Aを販売することもできる。
第1の押出部材41が、上下方向の軸線を中心に回動する回転体で構成され、第1の退避位置から第1の突出位置に移動する方向である第1の方向に回転するときには、ピン44が壁部32の外面に当接することでそれ以上の回転が阻止される。したがって、第1の爪部42が第1の突出位置において板状体Aを前方に押し出すときに、第1の爪部42が第1の方向に回転せず板状体Aの後端面を確実に押すことができる。
また、第1の押出部材41は、第1の突出位置に位置するとき、第2の方向には回転自在に構成されているので、第1の押出部材41が第1の搬送終了位置から後方に移動するとき、第1の爪部42が板状体Aの側面に係合することにより第2の方向に回動し、第1の退避位置に移動することができる。
第1の爪部42が板状体Aの側面に係合することによって第1の退避位置に移動するので、第1の押出部材41を後方に移動させるだけで、第1の爪部42を第1の退避位置に移動させることができる。また、第1の押出部材41に規制部43が設けられ、収容ケース10にストッパ15が設けられているので、第1の押出部材41が第1の搬送開始位置まで移動すると、規制部43がストッパ15に当接することによって第1の爪部42を第1の突出位置に移動させることができる。したがって、第1の押出部材41を第1の突出位置と第1の退避位置との間で回動させる駆動機構が不要となるから、排出機構1の構成を簡略化できる。
収容空間12が3つ(12A,12B,12C)設けられ、それぞれに板状体Aを収容できるから、収容ケース10に収容できる板状体Aの数量を多くすることができる。また、これにより、収容ケース10に板状体Aを補充する頻度を少なくすることができる。
ストック2A,2B,2Cの後方にそれぞれ隙間3A,3B,3Cが設けられているので、押出部材41,61,62が、板状体Aに干渉することなく回動または揺動して、突出位置に移動することができる。
第2および第3の押出部材61,62が、係合部分65,65を有しているので、前方の収容空間12A,12B内の板状体Aが1つになったかどうかを把握できる。また、係合部分65,65は、板状体Aの側面に係合(当接)することによって、収容空間12A,12Bの板状体Aの数を把握できるので、板状体Aの数量の監視を簡単な構造で行える。さらに、係合部分65,65が、爪部64,64と一体的に連結しているので、係合部分65,65が前方の収容空間12A,12B内の板状体Aが1つであるか、2つ以上あるかを検知すると同時に、その検知結果に応じて爪部64,64を退避位置と突出位置の間で移動させることができる。したがって、爪部64,64を機械的に連動させることができ、退避位置と突出位置間の移動を簡単な機構で確実に行える。
第2および第3の押出部材61,62は、隙間3B,3Cの位置で、自重によって揺動して退避位置から突出位置に移動するから、第2および第3の押出部材61,62についても、突出位置と退避位置との間で揺動させる駆動機構や突出位置に向けて付勢する付勢手段などが不要となり、排出機構1の構成を簡略化できる。また、第2および第3の押出部材61,62が、退避位置において自重によって板状体Aの側面に係合するから、突出位置に向けて付勢する付勢手段が設けられている場合に較べて、板状体Aの側面に対して弱い力で係合できる。したがって、爪部64,64や係合部分65,65が板状体Aの側面に係合しながら後方に移動する際にも、板状体Aに傷がつくのを防止できる。
第2の係合部分65が、第1のストック2Aの板状体Aが最後の1つになったときに第2の爪部64を作動させ、第3の係合部分65も同様にするので、排出口50に近い第1の収容空間12Aに収容された板状体Aから後方の第3の収容空間12Cの板状体Aまで、順次排出することができる。押出部材41,61,62の往復動距離を等しくすることができ、共通のスライド部材30に取り付けることができるから、押出部材41,61,62の駆動機構を簡単にできる。また、例えば収容空間12A,12B,12Cにそれぞれ板状体Aが複数収容された状態で第1、第2、および第3の押出部材41,61,62を全て駆動する場合に較べて、移動させる板状体Aの上に積み重ねられた板状体Aの数を少なくできるから、押出部材41,61,62の駆動手段への負担を軽減できる。
第1、第2、および第3の押出部材41,61,62が、共通のスライド部材30に取り付けられているので、これらの押出部材41,61,62が共通の駆動手段によって前後方向に駆動される。したがって、駆動手段の構造を簡略化することができる。また、押出部材41,61,62の互いの間隔を一定に維持することができるから、これらが干渉することなく確実にそれぞれのストック2A,2B,2Cの板状体Aに係合できる。
排出口50に蓋部材51が設けられ、回り止め54がスライド板55に当接されるので、板状体Aがスライド板55を内側から押さないと蓋部材51を回動させて排出口50を開けることができない。したがって、排出口50を外からこじ開けることができないから、板状体Aの盗難を防止できる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、押出部材は、収容空間の側方(側面)に設けられている構成に限らず、例えば収容空間の底面から出没可能に設けられていてもよい。また、押出部材の設置数は、収容空間の設置数に応じて任意に設定できる。つまり、押出部材は、前述の実施形態のように3つ設けられているものに限らず、例えば1つのみ設けられていてもよく、また2つあるいは4つ以上設けられていてもよい。
押出部材が複数設けられている場合には、前述の実施形態のように、排出口に近い収容空間から板状体を順次排出する構成に限らない。つまり、例えば、押出部材の駆動手段への負担は大きくなるものの、後方の収容空間から板状体を排出するように構成してもよい。
板状体は、板状体の容器に物品等を収容して構成されるものに限らず、例えば販売する製品自体が板状のものであってもよい。また、板状体の形状は、平面矩形状に限らず、例えば前述の実施形態のように矩形状の角に丸みが形成されていてもよいし、三角形状や変形形状など、爪部が板状体を排出口に向かって安定して押し出すことができる限り、任意の形状を採用することができる。
販売装置は、手動式販売装置に限らず、例えば排出機構の回転台をモータで駆動するなどして構成してもよい。
本発明の実施形態に係る販売装置の全体斜視図。 販売装置の部分側断面図。 本発明の実施形態に係る排出機構を上から見た斜視図。 排出機構を下から見た斜視図。 排出機構の側断面図。 排出機構の部分斜視図。 図6の側断面図。 スライド部材の平面図。 第2の押出部材の斜視図。 第2の押出部材の平面図。 第2の押出部材の側面図。 排出機構の内部構造を示す斜視図。 排出機構の排出口の内部構造を示す部分拡大斜視図。 排出機構の動作を示す平面図。 押出部材の動作を示す部分拡大斜視図。 押出部材の動作を示す部分拡大正面図。 排出機構の動作を示す平面図。 排出機構の動作を示す側断面図。 排出機構の動作を示す平面図。 押出部材の動作を示す部分拡大斜視図。 押出部材の動作を示す部分拡大正面図。
符号の説明
1…排出機構
2A…第1のストック
2B…第2のストック
2C…第3のストック
3A…第1の隙間(第1の空間)
3B…第2の隙間(第2の空間)
3C…第3の隙間(第3の空間)
10…収容ケース
12…収容空間
12A…第1の収容空間
12B…第2の収容空間
12C…第3の収容空間
40…押出部材
41…第1の押出部材
42…第1の爪部
50…排出口
61…第2の押出部材
62…第3の押出部材
64…第2の爪部
65…第2の係合部分
100…手動式販売装置(販売装置)

Claims (5)

  1. 板状体の販売装置に取り付けるための、板状体を一つずつ排出する排出機構であって、 内部に板状体を上下方向に積み重ねた第1のストックを収容するための第1の収容空間を有する収容空間と、板状体を排出する排出口とを有する収容ケースと、第1のストックのうち最も下に位置する板状体を前方に移動させて、前記排出口の外へ押出すための第1の押出部材と、この第1の押出部材を、板状体の前方への搬送を開始する第1の搬送開始位置と、板状体を前記排出口の外まで押し出した第1の搬送終了位置との間で往復動するように、前後方向に移動させる駆動手段とを有し、
    前記第1の押出部材は、板状体の後端面を押すための第1の爪部を有し、前記最も下の板状体の後方には、前記第1の爪部が側方から出没可能な第1の空間が形成されており、前記第1の押出部材は、前記第1の爪部が前記第1の空間の中に突出する第1の突出位置と、前記第1の空間から退避する第1の退避位置との間で揺動可能に設けられており、前記第1の押出部材は、前記第1の搬送開始位置において、前記第1の押出部材の揺動位置を規制する規制手段によって前記第1の突出位置に移動され、また、前記駆動手段によって、前記第1の搬送終了位置から後方に戻る過程で、前記第1の爪部が、次に搬送すべき板状体の側面に係合することによって前記第1の退避位置に移動される、
    ことを特徴とする排出機構。
  2. 前記第1の押出部材は、上下方向に延びる軸線を中心に回動する回転体によって構成されており、前記第1の突出位置で前記第1の爪部に板状体の後端面によって押し出し抵抗力が与えられる第1の方向には回転が阻止されており、前記第1の方向とは逆の第2の方向には回転自在である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の排出機構。
  3. 前記収容空間は、前記第1の収容空間と、前記第1のストック後方に、板状体を上下方向に積み重ねた第2のストックを収容するための第2の収容空間とを有し、更に、前記第1の押出部材によって、前記第1の収容空間内の最後の板状体を押出す際、前記第2の収容空間内の板状体を前記第1の収容空間に押し出す第2の押出部材とを有し、
    この第2の押出部材は、前記第2のストックのうち最も下に位置する板状体の後端面を押すための第2の爪部を有し、前記第2のストックのうち最も下の板状体の後方には、前記第2の爪部が側方から出没可能な第2の空間が形成されており、前記第2の押出部材は、前記第2の爪部が前記第2の空間の中に突出する第2の突出位置と、前記第2の爪部が前記第2の空間から退避する第2の退避位置との間で揺動可能に設けられており、
    前記第2の押出部材は、更に、前記第1のストックの下から2番目に位置する板状体の側面に係合する係合部分を有し、この係合部分は、前記第1のストックの下から2番目に位置する板状体の側面に係合するとき、前記第2の爪部が前記第2の退避位置に移動するように所定寸法だけ前記側面に向かって突出しており、
    前記第1のストックの下から2番目に位置する板状体が前記第1の収容空間内に存在しなくなり、前記係合部分が板状体の側面に係合しなくなったとき、前記第2の押出部材は、自重により揺動して、前記第2の爪部が前記第2の突出位置に移動する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の排出機構。
  4. 前記第2の押出部材が、前記第1の押出部材と共に前記駆動手段によって、板状体の前方への搬送を開始する第2の搬送開始位置と、板状体を前記第1の収容空間まで押し出した第2の搬送終了位置との間で往復動するように、前後方向に移動され、前記第2の搬送終了位置から後方に戻る過程で、前記第2の爪部が、次に、前記第2の収容空間から前記第1の収容空間に搬送すべき板状体の側面に係合することによって前記第2の退避位置に移動される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の排出機構。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の排出機構を備えたことを特徴とする販売装置。
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