JP2004231343A - 往復移動機構および商品搬出装置 - Google Patents

往復移動機構および商品搬出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】組付作業を容易化すること。
【解決手段】周面に一連の往復螺旋溝711を有した軸部材71と、軸部材71に対して軸心方向に移動可能、かつ軸心回りの回転を規制した状態でガイド孔721を介して当該軸部材71に挿通させた往復移動体72と、往復移動体72から軸部材71の往復螺旋溝711に臨む態様で配設し、軸部材71が回転した場合に往復螺旋溝711に沿って移動することにより、往復移動体72を軸部材71の軸心方向に沿って往復移動させる従動片743とを備えた往復移動機構70において、往復移動体72にガイド孔721に連通する収容孔724を形成し、かつこの収容孔724に従動片743を一体に成形した回転駒74を回転可能に収容させるとともに、往復移動体72の収容孔724に回転駒74の収容孔724からの脱落を阻止する弾性爪片725を設けた。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、往復移動機構および商品搬出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の商品搬出装置としては、例えば、図21に示すものが知られている。この商品搬出装置は、商品1を積層する載置台2に対してその前後方向に沿って往復移動するプッシャ3を備え、このプッシャ3を最下位商品1に押し当てながら移動させることにより、当該最下位商品1の搬出を行うものである。プッシャ3は、図22および図23に示すように、ナピアネジ4を用いた往復移動機構5の移動体6に連係されている。この往復移動機構5は、ナピアネジ4の周面に設けた一連の往復螺旋溝4aに移動体6の従動片7を位置させたもので、ナピアネジ4を一方方向に回転させれば、従動片7が往復螺旋溝4aに沿って移動することにより移動体6を介してプッシャ3が往復移動するようになる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−247424号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような往復移動機構5にあっては、ナピアネジ4の軸心に沿って直線的に移動する移動体6に対して、往復螺旋溝4aの傾斜方向に沿って移動する従動片7が適宜傾動しなければならない。このため、上述した往復移動機構5では、移動体6に対して従動片7およびこれを支持する支持ピン8をそれぞれ別体に構成し、該従動片7の支持孔7aに支持ピン8の先端軸を挿通させることにより、移動体6に対して従動片7を傾動させるようにしている。
【0005】
しかしならが、こうした往復移動機構5では、ナピアネジ4に対して移動体6、従動片7および支持ピン8が必要となるため、部品点数が多いことに起因して組付作業がきわめて煩雑となる。しかも、往復螺旋溝4aに従動片7を配置した後にナピアネジ4に移動体6を挿通させ、さらに従動片7の支持孔7aに支持ピン8の先端軸を挿通させなければならず、その作業は困難を極める。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みて、組付作業を容易化することのできる往復移動機構、およびこれを用いた商品搬出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る往復移動機構は、周面に一連の往復螺旋溝を有した軸部材と、前記軸部材に対して軸心方向に移動可能、かつ軸心回りの回転を規制した状態でガイド孔を介して当該軸部材に挿通させた往復移動体と、前記往復移動体から前記軸部材の往復螺旋溝に臨む態様で配設し、前記軸部材が回転した場合に前記往復螺旋溝に沿って移動することにより、前記往復移動体を前記軸部材の軸心方向に沿って往復移動させる従動片とを備えた往復移動機構において、前記往復移動体にガイド孔に連通する収容孔を形成し、かつこの収容孔に前記従動片を一体に成形した回転駒を回転可能に収容させるとともに、前記往復移動体と前記回転駒との間に少なくとも前記軸部材の軸心に対して前記従動片が傾斜配置された場合に前記回転駒の前記収容孔からの脱落を阻止する係合手段を設けたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の請求項2に係る往復移動機構は、上述した請求項1において、前記係合手段が、前記往復移動体に一体に形成し、該収容孔に回転駒を挿通させる際に弾性的に変形して当該回転駒の挿通を許容する一方、従動片が往復螺旋溝に達した際に復帰して該回転駒に係合する弾性爪片であることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の請求項3に係る往復移動機構は、上述した請求項1において、前記係合手段が、前記回転駒に一体に形成し、該回転駒の外周面から突出する突部と、前記収容孔の内周面から突出する態様で前記往復移動体に一体に形成し、前記従動片を前記軸部材の軸心に直交する方向に延在させた場合に前記回転駒の挿通を許容する一方、前記従動片を前記軸部材の軸心に対して傾斜させた場合に前記突部に係合する位置に配置される鍔部とを備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の請求項4に係る商品搬出装置は、商品を積層する載置台に対してその前後方向に沿って往復移動するプッシャを備え、このプッシャを最下位商品に押し当てながら前方へ移動させることにより、当該最下位商品の搬出を行う商品搬出装置において、前記プッシャを往復移動させる往復移動機構が、周面に一連の往復螺旋溝を有した軸部材と、ガイド孔を介して前記軸部材の軸心方向に移動可能、かつ軸心回りの回転を規制した状態で当該軸部材に挿通し、該ガイド孔に連通する収容孔を有した往復移動体と、一端部に一体の従動片を有するとともに、この従動片を前記軸部材の往復螺旋溝に位置させた状態で前記往復移動体の収容孔に回転可能に収容し、前記軸部材が回転した場合に前記従動片が往復螺旋溝に沿って移動することにより、前記往復移動体を前記軸部材の軸心方向に沿って往復移動させる回転駒と、前記往復移動体と前記回転駒との間に構成し、少なくとも前記軸部材の軸心に対して前記従動片が傾斜配置された場合に前記回転駒の前記収容孔からの脱落を阻止する係合手段と、前記往復移動体と前記プッシャとを連係する連係手段とを備えたものであることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の請求項5に係る商品搬出装置は、上述した請求項4において、前記係合手段が、前記往復移動体に一体に形成し、該収容孔に回転駒を挿通させる際に弾性的に変形して当該回転駒の挿通を許容する一方、従動片が往復螺旋溝に達した際に復帰して該回転駒に係合する弾性爪片であることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の請求項6に係る商品搬出装置は、上述した請求項4において、前記係合手段が、前記回転駒に一体に形成し、該回転駒の外周面から突出する突部と、前記収容孔の内周面から突出する態様で前記往復移動体に一体に形成し、前記従動片を前記軸部材の軸心に直交する方向に延在させた場合に前記回転駒の挿通を許容する一方、前記従動片を前記軸部材の軸心に対して傾斜させた場合に前記突部に係合する位置に配置される鍔部とを備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る往復移動機構および商品搬出装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の実施の形態である商品搬出装置を示したもので、図8〜図18は、その適用例を示したものである。ここで例示する商品搬出装置は、タバコ等の箱型の商品を販売する自動販売機に適用され、商品を収納する商品収納コラム30の下端部に配置されるもので、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂等の合成樹脂によって成形したハウジング40を備えている。
【0015】
ハウジング40は、左右一対のケース40L,40Rを互いに接合させることによって構成したものである。このハウジング40には、垂直部41および載置台部42を設けてある。垂直部41は、自動販売機の商品収納コラム30を構成する後壁31に嵌め込まれる部分であり、上下方向に沿って延在している。載置台部42は、商品が積層される載置台を構成する部分であり、垂直部41のほぼ中間となる部分から前方に向けてほぼ水平に延在している。この載置台部42の垂直部41からの前後方向長さは、搬出すべき商品の前後方向長さよりも短く構成してある。載置台部42の上面は、商品収納コラム30を構成する前壁32に設けた搬出口33の上縁に対して最厚商品、すなわち販売すべき商品のうち最も高さの大きいものの搬出を可能にし、かつ最薄商品、すなわち販売すべき商品のうち最も高さの小さいものを唯一搬出できる高さに設定してある。載置台部42の上面中央部には、後述するプッシャ50を突出させるための往復溝43が前後方向に沿って全域に形成してあるとともに、左ケース40Lの上面には、後述する売切検知レバー60を出没させるための検知溝44が前後方向に沿って形成してある。また、垂直部41の前面における載置台部42の上面との会合部には、後述するプッシャ50の押板51を収容するための格納凹部45が設けてある。
【0016】
また、上述したハウジング40には、図2に示すように、右ケース40Rに往復移動機構70およびプッシャ50が設けてある一方、図3に示すように、左ケース40Lに売切検知レバー60、駆動源80、案内溝90、待機支持部材100、搬出支持部材110、待機支持駆動体120および搬出支持駆動体130が設けてある。
【0017】
往復移動機構70は、いわゆるナピアネジ機構と称されるもので、図2および図5〜図7に示すように、軸部材71および往復移動体72を備えている。
【0018】
軸部材71は、周面に一連の往復螺旋溝711を有した円柱状部材である。この軸部材71は、載置台部42の内部に前後方向に沿ってほぼ水平に配設してあり、軸心を中心として回転することが可能である。軸部材71の基端部には、ドリブンギヤ712が一体に成形してある。このドリブンギヤ712は、右ケース40Rに収納させた歯車列73に歯合するものである。
【0019】
往復移動体72は、ブロック状を成すもので、その前端面から後端面に亘る部位にガイド孔721を有している。この往復移動体72は、ガイド孔721に軸部材71を嵌挿させることにより、軸部材71の軸心方向に沿って移動が可能である一方、右ケース40Rの載置台部42を構成する下壁に対して、下端面に設けた移動当接部722が近接配置してあり、軸部材71に対する軸心回りの回転を規制してある。
【0020】
また、往復移動体72には、その左側面に案内突部723を一体に設けてあるとともに、その上端面から下端面に亘る部位に収容孔724を設けてある。
【0021】
案内突部723は、円柱状を成すもので、往復移動体72の上端前方隅部から左方に向けてほぼ水平に突設してある。
【0022】
収容孔724は、その軸心をガイド孔721の軸心に対して直交させる態様で形成したもので、その上端部周面に一対の弾性爪片725を備えている。これら一対の弾性爪片725は、往復移動体72と一体に成形したもので、個々の上端部に爪部725aを有している。爪部725aは、互いに内方に向けて略直角に突出した後、上方に向けて漸次外方に傾斜する形状を成しており、弾性爪片725が常態にある場合に収容孔724の内周面から内方に向けて突出する一方、弾性舌片が外方に向けて弾性的に変形した場合に収容孔724の内周面よりも外方に位置するように形成してある。
【0023】
この収容孔724には、回転駒74を収容させてある。回転駒74は、往復移動体72の収容孔724に対して回転可能に嵌合する円柱状の太径部741と、この太径部741の上端に設けた細径部742と、太径部741の下端に設けた従動片743とを一体に成形したものである。従動片743は、軸部材71の往復螺旋溝711よりも幅を狭く、下端縁を円弧状に形成したもので、往復螺旋溝711に位置させた状態で軸部材71を軸心回りに回転させた場合に、該往復螺旋溝711に沿って移動することが可能である。この回転駒74は、従動片743を下方に向けた状態で収容孔724に挿入すれば、太径部741が爪部725aに摺接することにより弾性爪片725が弾性的に拡開変形し、従動片743を軸部材71の往復螺旋溝711に位置させることができるとともに、自己の軸心回りに回転することによって従動片743を軸部材71に対して適宜傾動させることが可能である。従動片743が軸部材71の往復螺旋溝711に位置すると、弾性爪片725の爪部725aが細径部742に位置して弾性爪片725が復帰移動し、各爪部725aが太径部741と細径部742との間の段部に係合することになり、回転駒74の収容孔724からの脱落が阻止されるようになる。すなわち、本実施の形態の往復移動機構は、従動片743を一体に形成した回転駒74を往復移動体72の収容孔724に挿入しさえすれば、該従動片743を脱落することなく往復移動体72に保持させることができるようになり、従来のものに比べてその組立作業性が著しく向上するようになる。
【0024】
プッシャ50は、往復溝43を通じて載置台部42の上面から突出し、商品を押し出すためのもので、図5に示すように、板状を成す主板52に押板51および突条部53を有して構成してある。押板51は、商品を押し出す際に該商品に直接当接する部分であり、主板52の上端前部から左右方向に沿ってほぼ水平に延在している。この押板51の長さは、ハウジング40に設けた格納凹部45に収容できる長さに形成してある。突条部53は、主板52の左側面からその下端縁に沿って突出した部分である。
【0025】
また、プッシャ50の主板52には、案内凹所となる溝孔54を設けてある。溝孔54は、往復移動体72に設けた案内突部723の外径と同一の幅を有した長孔であり、上方に向けて漸次前方に傾斜延在している。この溝孔54は、案内突部723を上端に位置させた場合に載置台部42の上面からのプッシャ50の突出量が最薄商品よりも低い位置となる一方、案内突部723を下方に位置させた場合に載置台部42の上面からのプッシャ50の突出量が最厚商品の高さの1/2を超える位置となるように形成してある。
【0026】
売切検知レバー60は、図1、図3および図6に示すように、その先端部が検知溝44から載置台部42の上面に出没する態様で左ケース40Lに揺動可能に支承させ、該検知溝44から突出した場合に、図示せぬセンサを通じて載置台部42の上面に商品が無いことを検出するものである。
【0027】
駆動源80は、電動モータ等の回転アクチュエータであり、その出力軸にドライブギヤ81を備えている。この駆動源80は、左右のケース40L,40Rを互いに接合させた際に、右ケース40Rの歯車列73に対してドライブギヤ81を歯合させることのできる位置に設けてある。
【0028】
案内溝90は、左右のケース40L,40Rを互いに接合させた際にプッシャ50に設けた突条部53を収容し、該突条部53を介してプッシャ50を載置台部42の前後方向に沿って案内するための溝状部である。図3からも明らかなように、この案内溝90は、後端側となる部分が載置台部42の下方においてほぼ水平に延在する一方、前端側となる部分が上方に向けて延在している。案内溝90の後端側となる部分は、載置台部42の上面からのプッシャ50の突出量が最薄商品の高さの小さいものよりも低くなるように形成してある一方、上方に向けて延在する部分は、載置台部42の上面からのプッシャ50の突出量が最厚商品の高さの1/2を超えるように形成してある。
【0029】
待機支持部材100は、図1および図4に示すように、円筒状を成す待機軸受部101の周面に待機支持部102および待機作用部103を有したもので、該待機軸受部101を介して左ケース40Lの前端部に揺動可能に配設してある。待機支持部102は、待機軸受部101の周面から径外方向に向けて延在した後、一旦右ケース40R側に屈曲し、さらに径外方向に向けて延在したもので、最も上方に揺動させた場合に、その先端部が載置台部42に設けた往復溝43の延長上に位置している。待機支持部102の先端部には、ストッパ部104を設けてある。このストッパ部104は、待機支持部102からほぼ直角となる方向に屈曲した部分であり、待機支持部102を最も上方に揺動させた場合に載置台部42の上面から突出し、かつ垂直部41からの前後方向長さが商品の前後方向長さよりも大きくなるように形成してある。待機作用部103は、待機支持部102を最も上方に揺動させた場合に待機軸受部101の周面から後方に向けて延在した部分である。
【0030】
搬出支持部材110は、円筒状を成す搬出軸受部111の周面に搬出支持部112および搬出作用部113を有したもので、該搬出軸受部111を介して待機軸受部101と同一軸心上となる位置に揺動可能に配設してある。搬出支持部112は、搬出軸受部111の周面から径外方向に向けて延在した後、一旦右ケース40R側に屈曲し、さらに径外方向に向けて幅広に延在したもので、最も上方に揺動させた場合に、その先端部が載置台部42の前端と待機支持部材100のストッパ部104との間に位置している。この搬出支持部112は、待機支持部102とともに最も上方に揺動させた場合に待機支持部102よりも上方側に位置し、その下面に待機支持部102が当接するように形成してある。搬出作用部113は、搬出支持部112を最も上方に揺動させた場合に搬出軸受部111の周面から後方に向けて延在した部分である。
【0031】
待機支持駆動体120は、図1、図3および図4に示すように、上下方向に沿って前後に延びるプレートの待機基部121と、この待機基部121の先端から側方に向けて屈曲延在した待機規制部122とを備えたもので、該待機規制部122を待機支持部材100の待機作用部103に対応させた状態で載置台部42の内部にその前後方向に沿って移動可能に配設してある。
【0032】
この待機支持駆動体120は、載置台部42に対してその後端側となる位置に占位した場合に、図9に示すように、待機規制部122の下端面が待機作用部103の突出端部上面に当接し、待機支持部材100を最も上方に揺動させた状態に保持する一方、載置台部42に対してその前端側となる位置に占位した場合に、図11に示すように、待機規制部122が待機軸受部101よりも前端側に位置し、待機支持部材100の下方への揺動を許容するように機能する。
【0033】
また、この待機支持駆動体120には、図3および図4に示すように、第1当接片123および第2当接片124を設けてある。第1当接片123および第2当接片124は、それぞれ待機基部121から右ケース40R側に突出する態様で一体に形成したもので、互いに同一の高さとなる位置に並設してある。これら第1当接片123および第2当接片124は、待機基部121の前後方向に沿った押圧力が与えられた場合に弾性的に変形するように適宜屈曲形成してあり、それぞれ左ケース40Lにおいて案内溝90よりも上方となる位置に設けた一対の上方開口溝46,47を介してプッシャ50における主板52の移動域に臨んで配置してある。
【0034】
搬出支持駆動体130は、図4に示すように、上下方向に沿って前後に延びるプレート状の搬出基部131と、この搬出基部131の先端から側方に向けて屈曲延在した搬出規制部132と、搬出基部131の基端から下方に向けて屈曲延在した検出突部133と、搬出基部131の下端から搬出規制部132とは逆方向に屈曲延在した受圧板部134とを備えたもので、搬出規制部132を搬出支持部材110の搬出作用部113に対応させた状態で載置台部42の内部にその前後方向に沿って移動可能に配設してある。検出突部133は、左ケース40Lに配設したストローク検出センサ140をON/OFFさせるためのものである。受圧板部134には、その前端に前方受圧突起135を設けてあるとともに、その後端に後方受圧突起136を設けてある。これら前方受圧突起135および後方受圧突起136は、待機支持駆動体120に設けた第1当接片123および第2当接片124の相互間隔よりも十分に大きな間隔を持って形成してあり、左ケース40Lにおいて案内溝90よりも下方となる位置に設けた下方開口溝48を介してそれぞれ往復移動体72における移動当接部722の移動域に臨んで配置してある。
【0035】
この搬出支持駆動体130は、載置台部42に対してその後端側となる位置に占位した場合に、図9に示すように、搬出規制部132の下端面が搬出作用部113の突出端部上面に当接し、搬出支持部材110を最も上方に揺動させた状態に保持する一方、載置台部42に対してその前端側となる位置に占位した場合に、図15に示すように、搬出規制部132が搬出軸受部111よりも前端側に位置し、搬出支持部材110の下方への揺動を許容するように機能する。また、図8に示すように、搬出支持駆動体130が載置台部42に対して後端側となる位置に占位した場合には、ストローク検出センサ140に対して検出突部133が後方に位置し、該ストローク検出センサ140をOFFした状態に保持する一方、搬出支持駆動体130が載置台部42に対して前端側となる位置に占位した場合には、図14に示すように、検出突部133がストローク検出センサ140をONする位置となる。
【0036】
なお、上述した軸部材71、往復移動体72、歯車列73、回転駒74、プッシャ50、売切検知レバー60、ドライブギヤ81、待機支持部材100、搬出支持部材110、待機支持駆動体120、搬出支持駆動体130に関しては、それぞれをポリアセタール等の合成樹脂によって成形してある。
【0037】
図8〜図18は、上述した商品搬出装置を適用する自動販売機において、特に最薄商品200を販売する際の動作を示したものである。以下、これらの図を適宜参照しながら本実施の形態の商品搬出装置について詳述する。
【0038】
まず、上記商品搬出装置では、図8に示すように、往復移動体72が載置台部42の最も後端側に位置し、移動当接部722の後端面に搬出支持駆動体130の後方受圧突起136が当接した状態が商品販売待機状態となっている。
【0039】
この商品販売待機状態においては、待機支持駆動体120および搬出支持駆動体130がそれぞれ載置台部42の最も後端側に位置している。従って、ストローク検出センサ140に対して検出突部133が後方に位置し、該ストローク検出センサ140がOFF状態となる。また、図9に示すように、待機支持駆動体120の待機規制部122が待機支持部材100における待機作用部103の上面に位置し、待機支持部材100が最も上方に揺動することによって待機支持部102が載置台部42の上面延長上に位置することになるとともに、搬出支持駆動体130の搬出規制部132が搬出支持部材110における搬出作用部113の上面に位置し、搬出支持部材110が最も上方に揺動することによって搬出支持部112が載置台部42の上面延長上に位置することになる。この結果、載置台部42の前端から突出する商品200の前端部下面がこれら待機支持部材100および搬出支持部材110によって支持されるとともに、待機支持部材100のストッパ部104が商品200の前端面に係合することになり、例えば悪意のあるものが自動販売機を前後方向に揺すったとしても、商品200の残数に関わらず、載置台部42の上面に積層した商品200の積層姿勢が乱れたり、搬出口33に落下する虞れがない。
【0040】
上述した商品販売待機状態から販売指令が与えられると、商品搬出装置の図示せぬ制御部は、駆動源80を駆動することにより、ドライブギヤ81、歯車列73およびドリブンギヤ712を介して往復移動機構70の軸部材71を一方方向に向けて回転させる。軸部材71が回転すると、その往復螺旋溝711に沿って従動片743が適宜傾動しながら往動することにより、往復移動体72が載置台部42の前端方向に向けて直線的な移動を開始する。
【0041】
ここで、従動片743の傾動に伴って回転駒74が回転した場合にも、一対の弾性爪片725の爪部725aが回転駒74に係合しているため、当該回転駒74が往復移動体72の収容孔724から脱落することはない。
【0042】
往復移動体72の移動は、案内突部723を介してプッシャ50に伝達されることになり、結局、プッシャ50が案内溝90に沿って前端側に移動を開始することになる。
【0043】
プッシャ50が前端側に移動を開始すると、図10に示すように、プッシャ50における主板52の前端が待機支持駆動体120の第1当接片123に当接することになり、該第1当接片123を介して待機支持駆動体120を載置台部42の前端側に移動させる。この結果、図11に示すように、待機支持駆動体120の待機規制部122が待機軸受部101よりも前端側に位置し、待機支持部材100の下方への揺動が許容されることになるため、その自重により待機支持部材100が下方へ揺動した状態に保持され、載置台部42に対する最下位商品200の前端側への移動が許容されるようになる。但し、搬出支持部材110に関しては、搬出支持駆動体130が継続して載置台部42の後端側に位置しているため、載置台部42の上面延長上に位置した状態のままとなる。
【0044】
上述した状態からさらに軸部材71が回転すると、往復移動体72が前端側へ移動するため、プッシャ50も前端側へ移動することになる。この場合、待機支持駆動体120が載置台部42の前端側に移動した後においては、プッシャ50の主板52が第1当接片123、さらには第2当接片124に当接した場合、これら第1当接片123および第2当接片124が弾性的に変形し、プッシャ50における主板52の移動域から待避することになるため、待機支持駆動体120の位置を変更することなくプッシャ50の前端側への移動が順次許容されるようになる。なお、これら第1当接片123および第2当接片124は、プッシャ50が通過した後において弾性復帰し、再びプッシャ50における主板52の移動域に突出した状態となるのはいうまでもない。
【0045】
プッシャ50が前端側に移動すると、やがてプッシャ50の押板51が最下位商品200の後端面に当接し、載置台部42に対して最下位商品200を前端側へ押し出すようになる。この場合、上述したように、プッシャ50の突条部53が案内溝90の後端側となる部分に位置している間においては、載置台部42の上面からのプッシャ50の突出量が最薄商品200の高さよりも小さくなっているため、プッシャ50の押板51が次販売商品200の後端面に当接することはなく、最下位商品200のみが前端側へ押し出されることになる。
【0046】
ここで、上述した動作の間、載置台部42の前端からの最下位商品200の突出長さが全長の1/2を超えると、本来であれば、当該最下位商品200が前傾姿勢となり、プッシャ50の押板51が後端面から外れてしまう場合がある。また、最薄商品200の場合には、最下位商品200とともに次販売商品200が載置台部42の上面において前傾姿勢となり、そのまま2つの商品200が搬出口33から落下する虞れがある。
【0047】
しかしながら、本実施の形態の商品搬出装置によれば、図12に示すように、プッシャ50の前端側への移動が進行すると、やがてプッシャ50が載置台部42の上面に対して上動し、最下位商品200の後端面に対してより高い位置でこれを押し出すようになり、当該最下位商品200の搬出が安定したものとなる。しかも、プッシャ50の前端側への移動が進行した状態であっても、最下位商品200の前端部下面が搬出支持部材110によって継続的に支持されるため、図13に示すように、プッシャ50が十分に前端側へ移動した時点で初めて最下位商品200が前傾姿勢となる一方、次販売商品200が後傾姿勢となる。従って、奥行き寸法の短縮化を図るべく、載置台部42の前後方向長さを搬出すべき商品の前後方向長さよりも短く構成した商品搬出装置であっても、プッシャ50の押板51が初期の状態において商品200の後端面から外れてしまう事態を防止できるとともに、2つの商品200が同時に搬出される事態を招来する虞れもない。
【0048】
さらに、最薄商品200の搬出を行う場合、本実施の形態の商品搬出装置によれば、前端側へ移動する途中においてプッシャ50が最下位商品200に代わって次販売商品200の下面に当接することになるため、最下位商品200に加わる荷重を減じることができるようになる。従って、最下位商品200の前端部が上方に跳ね上げられる事態を防止できるばかりでなく、最下位商品200が前傾姿勢を取り易くなり、搬出姿勢を安定化して商品詰まりを招来する虞れもない。
【0049】
図13に示すように、最下位商品200が前傾姿勢となるまでプッシャ50が移動した状態においては、往復移動体72に設けた移動当接部722の前端面が搬出支持駆動体130の前方受圧突起135に当接し、プッシャ50の移動とともに搬出支持駆動体130が前端側へ移動することになる。この結果、図15に示すように、搬出支持駆動体130の搬出規制部132が搬出軸受部111よりも前端側に位置し、搬出支持部材110の下方への揺動が許容されることになるため、その自重により搬出支持部材110が下方へ揺動した状態に保持される。つまり、図14に示すように、最下位商品200が搬出口33を通じて搬出される際には、待機支持部材100および搬出支持部材110の双方が下方に揺動し、最下位商品200の搬出域から待避することになるため、これら待機支持部材100および搬出支持部材110が最下位商品200の搬出を妨げる虞れがない。
【0050】
しかも、往復移動体72とプッシャ50との間は、上方に向けて載置台部42の前端側に傾斜する溝孔54を介して連係してある。従って、図14に示すように、往復移動体72が載置台部42の内部において軸部材71の前端部に達した場合、プッシャ50を載置台部42の前端から突出するように移動させることができるようになり、最下位商品200の搬出がより確実となる。
【0051】
また、次販売商品200の下面に当接したプッシャ50は、図14に示すように、載置台部42の上面と、後傾した次販売商品200の前端面下縁との間に最下位商品200の高さよりも大きな間隙を確保することになる。従って、最下位商品200が前傾姿勢となって載置台部42から搬出される際に次販売商品200が当該最下位商品200に対して影響を及ぼすこともなく、安定した搬出を行うことが可能となる。
【0052】
図14に示すように、搬出支持駆動体130が載置台部42の前端側に移動すると、検出突部133がストローク検出センサ140の検出子を押圧し、該ストローク検出センサ140をONする。ストローク検出センサ140からON信号を与えられた図示せぬ制御部は、駆動源80による軸部材71の回転を一旦停止し、つまりプッシャ50を載置台部42の前端部で一旦停止させ、その後、再び駆動源80を駆動することにより、軸部材71を同方向に回転させて往復移動体72の移動を再開する。このとき、軸部材71の前端部に達した往復移動体72は、従動片743が往復螺旋溝711に沿って軸部材71を復動することにより、載置台部42の後端方向に向けて直線的な移動を開始し、結局、プッシャ50を案内溝90に沿って後端側に移動させることになる。
【0053】
プッシャ50が後端側に移動を開始すると、図16に示すように、プッシャ50における主板52の前端が待機支持駆動体120の第2当接片124に当接することになり、該第2当接片124を介して待機支持駆動体120を載置台部42の後端側に移動させる。この結果、図17に示すように、待機支持駆動体120の待機規制部122が待機軸受部101を超えて後端側に移動し、待機作用部103を介して待機支持部材100を最も上方に揺動させることにより、待機支持部102が再び載置台部42の上面延長上に位置することになる。このとき、待機支持部材100は、上方に向けて揺動する際に、搬出支持部材110の下面に当接することにより、当該搬出支持部材110をも最も上方に揺動させ、搬出支持部112を載置台部42の上面延長上に位置させるようになる。この結果、図18に示すように、プッシャ50の後端側への移動に伴って次販売商品200が前傾姿勢となった場合であっても、これら待機支持部材100および搬出支持部材110によって次販売商品200を支持することができるとともに、待機支持部材100のストッパ部104が次販売商品200の前端面に係合することになり、搬出口33に落下する事態を招来する虞れがない。
【0054】
ここで、上記商品搬出装置によれば、上述したように、プッシャ50が最も前端側へ移動した後、暫時駆動源80の駆動を停止し、その後にプッシャ50の後端側への移動を開始するようにしているため、最下位商品200が確実に搬出された後に、待機支持部材100や搬出支持部材110が上方に揺動されることになる。従って、これら上方に揺動する待機支持部材100や搬出支持部材110と最下位商品200とが相互に干渉する虞れはなく、相互干渉による商品詰まりが招来されることもない。
【0055】
なお、待機支持駆動体120が載置台部42の後端側に移動した後においては、プッシャ50の主板52が第2当接片124、さらには第1当接片123に当接した場合、これら第2当接片124および第1当接片123が弾性的に変形し、プッシャ50における主板52の移動域から待避することになるため、待機支持駆動体120の位置を変更することなくプッシャ50の後端側への移動が順次許容されるようになる。また、これら第2当接片124および第1当接片123は、プッシャ50が通過した後において弾性復帰し、再びプッシャ50における主板52の移動域に突出した状態となる。
【0056】
図18に示すように、プッシャ50が載置台部42の後端側まで移動すると、往復移動体72に設けた移動当接部722の後端面が搬出支持駆動体130の後方受圧突起136に当接し、プッシャ50の移動とともに搬出支持駆動体130が後端側へ移動することになる。この結果、図9に示すように、搬出支持駆動体130の搬出規制部132が搬出作用部113の上面に位置し、搬出支持部材110が搬出支持駆動体130によって最も上方に揺動した状態に保持されることになる。
【0057】
最終的にプッシャ50が格納凹部45に収容された状態まで移動すると、再び、図8に示す商品販売待機状態に復帰し、この状態がストローク検出センサ140のOFFによって検出される。ストローク検出センサ140からOFF信号が与えられた図示せぬ制御部は、駆動源80によるプッシャ50の移動を停止し、販売指令を待つ。
【0058】
以降、販売指令が与えられた場合に上述した動作が繰り返し実行され、載置台部42に積層した商品200が下方に位置するものから順次一つずつ搬出されることになる。なお、プッシャ50の往復移動の際に売切検知レバー60が揺動することになるものの、往復移動体72を駆動する駆動源80が動作している間は、売切検知レバー60の揺動を検出した場合にもこれを無視するように構成してある。
【0059】
以上説明したように、本実施の形態の商品搬出装置によれば、往復移動体72の収容孔724に一対の弾性爪片725を設けるとともに、回転駒74に従動片743を一体に形成し、該収容孔724に回転駒74を収容させることによって従動片743を軸部材71の往復螺旋溝711に位置させ、かつ弾性爪片725によってその脱落を阻止するようにしているため、部品点数が増える事態を防止できるとともに、組付作業をきわめて容易に行うことができるようになる。
【0060】
なお、上述した実施の形態では、往復移動体に設けた弾性爪片によって回転駒の脱落を阻止するようにしているが、その他の係合手段を適用することも可能である。
【0061】
例えば、図19に示す変形例では、往復移動体1072の収容孔1724に一対の鍔部1726を設けてある。鍔部1726は、収容孔1724の中間部において前端側および後端側となる部位から互いに対向するように内方に向けて突設したもので、左右に位置する相互間に挿通用間隙1727を確保してある。
【0062】
一方、回転駒1074としては、往復移動体1072の収容孔1724よりも細径で鍔部1726に対して回転可能に嵌合される円柱状の頭部1741と、この頭部1741の下端から径外方向に膨出し、収容孔1724に対して回転可能に嵌合する幅を有した従動片1742とを一体に成形したものを適用している。
【0063】
上記のように構成した往復移動機構1070では、図20(a)に示すように、往復移動体1072を軸部材1071のいずれか一方の端部に位置させ、かつ回転駒1074の従動片1742を鍔部1726の挿通用間隙1727に合致させた状態、つまり従動片1742を軸部材1071の軸心に対して直交する方向に向けた状態で当該回転駒1074を往復移動体1072の収容孔1724に挿入しさえすれば、従動片1742を軸部材1071の往復螺旋溝(図示せず)に位置させることができるとともに、自己の軸心回りに回転することによって従動片1742を軸部材1071に対して適宜傾動させることが可能である。
【0064】
ここで、上述した状態から軸部材1071が軸心回りに回転すると、従動片1742が軸部材1071の軸心に対して傾斜することになる。この状態においては、図20(b)に示すように、従動片1742の両端部が収容孔1724においてそれぞれ鍔部1726の下方域に位置することになり、これら従動片1742と鍔部1726とが相互に当接することによって回転駒1074の収容孔1724からの脱落が阻止されるようになる。すなわち、この変形例の往復移動機構1070においても、従動片1742を一体に形成した回転駒1074を往復移動体1072の収容孔1724に挿入しさえすれば、該従動片1742を脱落することなく往復移動体1072に保持させることができるようになり、従来のものに比べてその組立作業性が著しく向上するようになる。
【0065】
なお、上述した変形例にあっては、従動片1742が軸部材1071の軸心に対して直交する方向に向いた状態にある場合、該従動片1742と収容孔1724の鍔部1726とを当接させることができない。しかしながら、従動片1742が軸部材1071の軸心に対して直交する方向に向くのは当該軸部材1071の両端部のみであり、しかも往復移動体1072の軸心方向に沿った移動が「0」となる部位であるため、そもそも従動片1742を往復移動体1072から脱落させるための力もほとんど作用していない。従って、従動片1742が軸部材1071の軸心に対して傾斜した状態のみ回転駒1074の脱落を阻止するようにした変形例においても十分にその機能を果たすようになる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、回転駒に従動片を一体に成形するとともに、往復移動体の収容孔に回転駒の脱落を阻止する係合手段を設けているため、部品点数が増える事態を防止できるとともに、組付作業をきわめて容易に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である商品搬出装置を示した斜視図である。
【図2】図1に示した商品搬出装置に適用する右ケースの内部を示す側面図である。
【図3】図1に示した商品搬出装置に適用する左ケースの内部を示す側面図である。
【図4】図1に示した商品搬出装置に適用する待機支持部材、搬出支持部材、待機支持駆動体および搬出支持駆動体を示す分解斜視図である。
【図5】図1に示した商品搬出装置に適用する往復駆動機構、駆動源およびプッシャを示す分解斜視図である。
【図6】図1に示した商品搬出装置に適用する売切検知レバーを示す斜視図である。
【図7】(a)は、図1に示した商品搬出機構の往復移動機構に適用する往復移動体および回転駒の分解斜視図、(b)は、往復移動機構の横断面図である。
【図8】図1に示した商品搬出装置を適用する自動販売機の販売待機状態を示す概念図である。
【図9】図8に示した販売待機状態における待機支持部材、搬出支持部材、待機支持駆動体および搬出支持駆動体の関係を示す概念図である。
【図10】図8に示した状態よりもプッシャが前端側へ移動した状態を示す概念図である。
【図11】図10に示した状態における待機支持部材、搬出支持部材、待機支持駆動体および搬出支持駆動体の関係を示す概念図である。
【図12】図10に示した状態よりもプッシャが前端側へ移動した状態を示す概念図である。
【図13】図12に示した状態よりもプッシャが前端側へ移動した状態を示す概念図である。
【図14】プッシャが載置台に対して最も前端側へ移動した状態を示す概念図である。
【図15】図14に示した状態における待機支持部材、搬出支持部材、待機支持駆動体および搬出支持駆動体の関係を示す概念図である。
【図16】図15に示した状態よりもプッシャが後端側へ移動した状態を示す概念図である。
【図17】図16に示した状態における待機支持部材、搬出支持部材、待機支持駆動体および搬出支持駆動体の関係を示す概念図である。
【図18】図16に示した状態よりもプッシャが後端側へ移動した状態を示す概念図である。
【図19】往復移動機構の変形例を示した要部分解斜視図である。
【図20】図19に示した往復移動機構の作用を示すもので、(a)は軸部材の軸心に対して従動片が直角に位置した状態を示す平面図、(b)は軸部材の軸心に対して従動片が傾動した状態を示す平面図である。
【図21】従来の商品搬出装置を示す側面図である。
【図22】図21に示した商品搬出装置に適用される往復移動機構を示した側面図である。
【図23】図22に示した往復移動機構の要部横断面図である。
【符号の説明】
30 商品収納コラム
31 後壁
32 前壁
33 搬出口
40 ハウジング
40L,40R ケース
41 垂直部
42 載置台部
43 往復溝
44 検知溝
45 格納凹部
46,47 上方開口溝
48 下方開口溝
50 プッシャ
51 押板
52 主板
53 突条部
54 溝孔
60 売切検知レバー
70 往復移動機構
71 軸部材
72 往復移動体
73 歯車列
74 回転駒
80 駆動源
81 ドライブギヤ
90 案内溝
100 待機支持部材
101 待機軸受部
102 待機支持部
103 待機作用部
104 ストッパ部
110 搬出支持部材
111 搬出軸受部
112 搬出支持部
113 搬出作用部
120 待機支持駆動体
121 待機基部
122 待機規制部
123 第1当接片
124 第2当接片
130 搬出支持駆動体
131 搬出基部
132 搬出規制部
133 検出突部
134 受圧板部
135 前方受圧突起
136 後方受圧突起
140 ストローク検出センサ
200 商品
711 往復螺旋溝
712 ドリブンギヤ
721 ガイド孔
722 移動当接部
723 案内突部
724 収容孔
725 弾性爪片
725a 爪部
741 太径部
742 細径部
743 従動片
1070 往復移動機構
1071 軸部材
1072 往復移動体
1074 回転駒
1724 収容孔
1726 鍔部
1727 挿通用間隙
1741 頭部
1742 従動片

Claims (6)

  1. 周面に一連の往復螺旋溝を有した軸部材と、
    前記軸部材に対して軸心方向に移動可能、かつ軸心回りの回転を規制した状態でガイド孔を介して当該軸部材に挿通させた往復移動体と、
    前記往復移動体から前記軸部材の往復螺旋溝に臨む態様で配設し、前記軸部材が回転した場合に前記往復螺旋溝に沿って移動することにより、前記往復移動体を前記軸部材の軸心方向に沿って往復移動させる従動片と
    を備えた往復移動機構において、
    前記往復移動体にガイド孔に連通する収容孔を形成し、かつこの収容孔に前記従動片を一体に成形した回転駒を回転可能に収容させるとともに、前記往復移動体と前記回転駒との間に少なくとも前記軸部材の軸心に対して前記従動片が傾斜配置された場合に前記回転駒の前記収容孔からの脱落を阻止する係合手段を設けたことを特徴とする往復移動機構。
  2. 前記係合手段は、前記往復移動体に一体に形成し、該収容孔に回転駒を挿通させる際に弾性的に変形して当該回転駒の挿通を許容する一方、従動片が往復螺旋溝に達した際に復帰して該回転駒に係合する弾性爪片であることを特徴とする請求項1に記載の往復移動機構。
  3. 前記係合手段は、前記回転駒に一体に形成し、該回転駒の外周面から突出する突部と、
    前記収容孔の内周面から突出する態様で前記往復移動体に一体に形成し、前記従動片を前記軸部材の軸心に直交する方向に延在させた場合に前記回転駒の挿通を許容する一方、前記従動片を前記軸部材の軸心に対して傾斜させた場合に前記突部に係合する位置に配置される鍔部と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の往復移動機構。
  4. 商品を積層する載置台に対してその前後方向に沿って往復移動するプッシャを備え、このプッシャを最下位商品に押し当てながら前方へ移動させることにより、当該最下位商品の搬出を行う商品搬出装置において、
    前記プッシャを往復移動させる往復移動機構は、
    周面に一連の往復螺旋溝を有した軸部材と、
    ガイド孔を介して前記軸部材の軸心方向に移動可能、かつ軸心回りの回転を規制した状態で当該軸部材に挿通し、該ガイド孔に連通する収容孔を有した往復移動体と、
    一端部に一体の従動片を有するとともに、この従動片を前記軸部材の往復螺旋溝に位置させた状態で前記往復移動体の収容孔に回転可能に収容し、前記軸部材が回転した場合に前記従動片が往復螺旋溝に沿って移動することにより、前記往復移動体を前記軸部材の軸心方向に沿って往復移動させる回転駒と、
    前記往復移動体と前記回転駒との間に構成し、少なくとも前記軸部材の軸心に対して前記従動片が傾斜配置された場合に前記回転駒の前記収容孔からの脱落を阻止する係合手段と、
    前記往復移動体と前記プッシャとを連係する連係手段と
    を備えたものであることを特徴とする商品搬出装置。
  5. 前記係合手段は、前記往復移動体に一体に形成し、該収容孔に回転駒を挿通させる際に弾性的に変形して当該回転駒の挿通を許容する一方、従動片が往復螺旋溝に達した際に復帰して該回転駒に係合する弾性爪片であることを特徴とする請求項4に記載の商品搬出装置。
  6. 前記係合手段は、前記回転駒に一体に形成し、該回転駒の外周面から突出する突部と、
    前記収容孔の内周面から突出する態様で前記往復移動体に一体に形成し、前記従動片を前記軸部材の軸心に直交する方向に延在させた場合に前記回転駒の挿通を許容する一方、前記従動片を前記軸部材の軸心に対して傾斜させた場合に前記突部に係合する位置に配置される鍔部と
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の商品搬出装置。
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