JP3304195B2 - 自動販売機の商品投出装置 - Google Patents

自動販売機の商品投出装置

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JP3304195B2 JP08301094A JP8301094A JP3304195B2 JP 3304195 B2 JP3304195 B2 JP 3304195B2 JP 08301094 A JP08301094 A JP 08301094A JP 8301094 A JP8301094 A JP 8301094A JP 3304195 B2 JP3304195 B2 JP 3304195B2
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隆嗣 妻鹿
義啓 田渕
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、矩形の商品を重積状態
で収納し、最下位の商品から順に一方向へ投出する自動
販売機の商品投出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、矩形の商品を重積状態で収納し、
最下位の商品から順に一方向へ投出する自動販売機の商
品投出装置としては、例えば特開昭60−123995
号公報に記載された構造がある。
【0003】この商品投出装置は、単一の投出体が、商
品を前後2列に重積状態で収納する商品収納部の後方に
位置する後方待機位置、中間に位置する中間待機位置、
最も前寄りの位置である最前位位置の3つの位置に移動
するように配設されている。投出体は、商品収納部内に
進退可能として進出方向にばね付勢される投出片を備え
ている。
【0004】そして、投出体が後方待機位置から中間待
機位置に、中間待機位置から最前位位置にそれぞれ移動
するときに、商品収納部内に進出している投出片で商品
を投出する。また、投出体が中間待機位置から最前位位
置に移動して商品を投出した後には、投出体が後方待機
位置まで後退し、次の商品投出動作に待機する。この投
出体が後方待機位置まで後退する際、投出片が商品収納
部内の商品に当接して押し下げられながら後退する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来装置
では、投出体が中間待機位置から最前位位置に移動して
商品を投出した後に次の商品を投出しようとすると、後
方待機位置まで後退してから投出動作を再開する必要が
あり、特に複数個の商品を購入するまとめ買い時等には
利用者の待ち時間が長くなるという問題がある。
【0006】さらに、投出体が中間待機位置にあるタイ
ミングに商品の補充がなされた場合には、補充商品が投
出体の投出片上に載せられて投出片を押し倒す可能性が
ある。そして、係員がこのことに気づかずに販売状態に
戻すと、次の投出時に投出体の投出片が商品の下方を通
過してしまい空投出を起こすという問題がある。
【0007】そこで、本発明は、商品の連続投出を速か
に行なうことができる自動販売機の商品投出装置を提供
することを目的とする。さらに、どのようなタイミング
で商品が補充されても次の商品投出を確実に行なうこと
ができる自動販売機の商品投出装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の自動販売
機の商品投出装置は、矩形の商品を重積状態で収納し、
最下位の商品から順に一方向へ投出する自動販売機の商
品投出装置において、前記商品を前後2列に重積状態で
収納する商品収納部と、この商品収納部の投出方向略中
央より前側下部に設けられ、前記商品収納部内の前列
下位の商品を前方へ送出する前側の商品送出手段と、
記商品収納部の投出方向略中央より後側下部に設けら
れ、前記商品収納部内の後列最下位の商品を前方へ送出
する後側の商品送出手段と、商品投出動作毎に、前記前
側の商品送出手段のみに駆動を与えて動作させる場合
と、前記前側の商品投出手段および後側の商品投出手段
の両方に駆動を与えて動作させる場合とを交互に繰り返
駆動機構とを備えるものである。
【0009】請求項2記載の自動販売機の商品投出装置
は、矩形の商品を重積状態で収納し、最下位の商品から
順に一方向へ投出する自動販売機の商品投出装置におい
て、前記商品を前後2列に重積状態で収納する商品収納
部と、この商品収納部の投出方向略中央より前側下部に
設けられ、前記商品収納部内の前列最下位の商品を前方
送出する前側の商品送出手段と、前記商品収納部の投
出方向略中央より後側下部に設けられ、前記商品収納部
内の後列最下位の商品を前方へ送出する後側の商品送出
手段と、前記商品収納部の投出方向略中央に設けられ、
前記商品収納部内の最下位の商品を前方へ送出する中央
の商品送出手段と、商品投出動作毎に、前記前側の商品
送出手段および中央の商品送出手段に駆動を与えて動作
させる場合と、前記後側の商品投出手段および中央の商
品投出手段に駆動を与えて動作させる場合とを交互に繰
り返す駆動機構とを備えるものである。
【0010】請求項3記載の自動販売機の商品投出装置
は、請求項1または2記載の自動販売機の商品投出装置
において、商品送出手段は、商品収納部の底板より下方
に投出方向と直交して横設される回転軸に取り付けら
れ、外周に商品収納部内に進出して商品を押し出す押出
部および商品収納部内から退避する退避部を有する投出
カムからなるものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の自動販売機の商品投出装置で
は、商品収納部に、矩形の商品を前後2列に重積収納す
る。投出の指示があれば、前側の商品送出手段に駆動を
与え、前列最下位の商品を投出する。次の投出の指示が
あれば、前側の商品送出手段と後側の商品送出手段の両
方に駆動を与え、前列最下位の商品を投出し、後列最下
位の商品を前列最下位に移動させる。そして、前側の商
品送出手段のみに駆動を与える場合と、前側と後側の商
品送出手段の両方に駆動を与える場合とが交互に繰り返
される。
【0012】請求項2記載の自動販売機の商品投出装置
では、商品収納部に、矩形の商品を前後2列に重積収納
する。投出の指示があれば、中央の商品送出手段と前側
の商品送出手段に駆動を与え、前列最下位の商品を投出
する。次の投出の指示があれば、中央の商品送出手段と
後側の商品送出手段に駆動を与え、前列最下位の商品を
投出し、後列最下位の商品を前列最下位に移動させる。
そして、中央の商品送出手段と前側の商品送出手段に駆
動を与える場合と、中央の商品送出手段と後側の商品送
出手段に駆動を与える場合とが交互に繰り返される。
【0013】請求項3記載の自動販売機の商品投出装置
では、請求項1または2記載の自動販売機の商品投出装
置の作用に加えて、投出の指示があれば、投出カムに駆
動が与えられ、投出カムの押出部が商品収納部内に進入
して最下位の商品を押し出して投出する。商品収納部に
矩形の商品を収納するとき、各投出カムの押出部が商品
収納部内から退避した回転位置にある。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1実施例の構成を図1ない
し図8を参照して説明する。
【0015】図4はたばこの自動販売機の内部構造を示
す。自動販売機は、販売機本体11およびこの販売機本体
11の前面に開閉可能に取り付けられる扉体12を備えてお
り、販売機本体11内には商品投出装置13が上下3段に配
設されている。
【0016】各商品投出装置13は、商品投出ユニット14
を備え、商品投出ユニット14の上面に収納枠15が立設さ
れ、収納枠15内に商品(たばこ)Tが前後2列に重積状
態に収納される商品収納部16が形成され、収納枠15の前
面下部には投出口17が形成されている。
【0017】扉体12には商品取出口18が形成され、この
商品取出口18と各商品投出装置13の投出口17とがシュー
ト19によって接続されている。そして、各商品投出装置
13の投出口17から投出された商品Tがシュート19を介し
て商品取出口18に送り込まれる。
【0018】図1ないし図3は商品投出装置13の構造を
示す。商品投出装置13は、複数の商品投出ユニット14が
販売機本体11の左右方向に沿って並設され、各商品投出
ユニット14上に収納枠15によって商品Tが前後2列に重
積状態に収納される商品収納部16が形成されている。
【0019】商品投出ユニット14は、前後方向に長い略
直方体のケース体21を備え、ケース体21には商品収納部
16の底板としての上面22の略中央位置に段差部23が形成
され、上面22の前側が後側より多少高く形成されてい
る。ケース体21の内部は、2枚の仕切板24によって幅方
向に3つの空間に仕切られて、中央空間25、右側空間26
および左側空間27が形成されている。ケース体21の中央
空間25に対応する上面22および前面には、後述する各投
出カム30a 〜30e の押出部31の回転軌道に対応する部分
が切除されて溝部28が形成されている。
【0020】ケース体21の中央空間25には、ケース体21
の上面22よりやや下方の高さに投出方向と直交して5本
の回転軸(前側から順に第1、第2、第3、第4および
第5の回転軸)29a 〜29e が横設され、各回転軸29a 〜
29e に商品収納部16内の最下位の商品Tを送出する商品
送出手段としての投出カム(前側から順に第1、第2、
第3、第4および第5の投出カム)30a 〜30e が取り付
けられており、5つの投出カム30a 〜30e が投出方向に
沿って列設されている。
【0021】各投出カム30a 〜30e には、周面の一部が
大きく突出して溝部28を通じて商品収納部16に進出可能
とする押出部31が形成され、それ以外の部分にはケース
体21の上面22から突出しない退避部32が形成されてい
る。そして、第1、第3および第5の投出カム30a ,30
c ,30e の押出部31が幅方向の両側に形成されているの
に対して、第2および第4の投出カム30b ,30d の押出
部31が幅方向の中央付近に形成されており、隣接する投
出カム30a 〜30e の押出部31同士が衝突しないように構
成されている。
【0022】ケース体21の右側空間26には、右側空間26
内に延設された各回転軸29a 〜29eの先端にギヤ(第1
〜第5のギヤ)33a 〜33e が取り付けられ、これらギヤ
33a〜33e が駆動機構34に接続されている。駆動機構34
は、中央空間25内に配設された駆動モータ35を備え、駆
動モータ35から駆動を得る駆動軸36が右側空間26に延設
され、駆動軸36の先端に駆動ギヤ37が取り付けられてい
る。駆動ギヤ37には全周に歯を有する全周ギヤ38が噛合
され、全周ギヤ38が第3のギヤ33c に噛合されている。
【0023】全周ギヤ38には周面の3分の1に歯39a を
有する間欠ギヤ39が一体的に形成され、間欠ギヤ39の前
後に駆動取込ギヤ40,41が噛合されている。これらの駆
動取込ギヤ40,41の軸は間欠ギヤ39の軸を中心に約12
0度の角度をなして配設されており、間欠ギヤ39が1回
転すると、3分の1周は前側の駆動取込ギヤ40に噛合し
て駆動を与え、次の3分の1周は後側の駆動取込ギヤ41
に噛合して駆動を与え、残りの3分の1周はどちらの駆
動取込ギヤ40,41にも噛合しないで駆動を与えない。
【0024】前側の駆動取込ギヤ40には、複数の中継ギ
ヤ42,43を介して第1および第2のギヤ33a ,33b に噛
合する連動ギヤ44に連なる歯車列が連結されている。後
側の駆動取込ギヤ41には、複数の中継ギヤ45,46,47を
介して第4のギヤ33d に噛合するとともに第4および第
5のギヤ33d ,33e に噛合する連動ギヤ48に連なる歯車
列が連結されている。
【0025】なお、全周ギヤ38および間欠ギヤ39は第1
〜第5のギヤ33a 〜33e の3倍の直径を有する。
【0026】そして、このような駆動機構34により、駆
動モータ35が回転して全周ギヤ38が1回転すると、第3
のギヤ33c が3回転して第3の投出カム30c が3回転す
る。同時に、間欠ギヤ39が1回転して、その3分の1回
転で第1および第2のギヤ33a ,33b (すなわち第1お
よび第2のカム30a ,30b )がそれぞれ1回転し、次の
3分の1回転で第4および第5のギヤ33d ,33e (すな
わち第4および第5の投出カム30d ,30e が)がそれぞ
れ1回転し、残りの3分の1回転は空回りする。したが
って、第1ないし第5の投出カム30a 〜30e のうち商品
収納部16の投出方向略中央に位置する中央の第3の投出
カム30c には商品投出動作毎に駆動が与えられ、最前位
の第1の投出カム30a を含む前側(第1)の投出カム群
30F と最後位の第5の投出カム30e を含む後側(第2)
の投出カム群30R とには交互に駆動が与えられる。
【0027】全周ギヤ38および間欠ギヤ39と同軸に第1
および第2の段差49,50を有するカム板51が一体的に形
成されている。間欠ギヤ39の歯39a が後側の駆動取込ギ
ヤ41にいくらか係合した回転位置と間欠ギヤ39の歯39a
がいずれの駆動取込ギヤ40,41にも係合しない回転位置
とで第1および第2の段差49,50を検知するマイクロス
イッチ52が配設されている。
【0028】ケース体21の左側空間27には、検知レバー
53とフォトインタラプタ54からなる売切検知機構55が前
後2箇所に配設されている。検知レバー53は、検知部56
と遮蔽部57を備え、検知部56が商品収納部16内に突出す
る突出位置とケース体21内に沈んだ押し下げ位置との間
を揺動可能に軸支されるとともに突出位置の方向へばね
付勢されている。フォトインタラプタ54は、検知レバー
53の揺動時における遮蔽部57の軌道上に配設され、検知
レバー53の検知部56が突出位置であれば透光状態にあ
り、検知レバー53が押し下げられると遮蔽部57によって
検知ラインが遮蔽されて遮光状態となる。
【0029】このような売切検知機構55により、商品収
納部16内に商品Tがあれば、検知レバー53が押し下げ位
置にあってフォトインタラプタ54は透光状態を保ち、商
品Tがなくなると、検知レバー53が商品収納部16内に突
出してフォトインタラプタ54は遮光状態となる。そし
て、商品投出後、フォトインタラプタ54が遮光状態にな
れば、商品Tが売り切れたものと判断し、以後、該商品
収納部16からの商品Tの販売を行なわない。
【0030】また、収納枠15は、商品投出ユニット14の
ケース体21の上面22の右寄り部分に立設された仕切板61
と隣接する商品投出ユニット14に同様に立設された仕切
板61との間に商品収納部16を形成している。各仕切板61
の前縁部には商品収納部16内に重積収納される商品Tの
前面を支持する前面板62が取り付けられ、ケース体21の
上面22の後寄り位置に後面板63が取り付けられている。
前面板62の下端とケース体21の上面22との間には、投出
する商品Tの厚みよりやや大きい間隔が開けられ投出口
17が形成されている。後面板63の下端とケース体21の上
面22との間には、第5の投出カム30e の押出部31の回転
軌道に対応して切欠部64が形成されている。
【0031】次に、商品投出動作を図5(a) 〜(d) 、図
6(e) 〜(h) 、図7(i) 〜(l) の順に説明する。
【0032】図5(a) は第1の待機状態を示し、いずれ
の投出カム30a 〜30e の押出部31も商品収納部16から退
避している。そのため、商品Tは商品投出ユニット14の
ケース体21の上面22に整列して載置され、商品Tの補充
作業も容易、確実に行なえる。さらに、第1の待機状態
において、駆動機構34は図3に示される状態にあり、間
欠ギヤ39の歯39a が後側の駆動取込ギヤ41にいくらか噛
合した回転位置をとる。この状態は、マイクロスイッチ
52がカム板51の第1の段差49を検知することによって位
置決めされている。
【0033】そして、利用者による選択に基づいて投出
の指示があれば、駆動モータ35が駆動され、駆動ギヤ37
を介して全周ギヤ38と間欠ギヤ39とが図3時計回り方向
に回転する。全周ギヤ38の回転が第3のギヤ33c に伝達
されて、第3の投出カム30cが反時計回り方向に回転す
る。同時に、待機時において間欠ギヤ39が後側の駆動取
込ギヤ41に噛合していたので、間欠ギヤ39の回転が後側
の駆動取込ギヤ41を介して第4および第5のギヤ33d ,
33e に伝達されて、第4および第5の投出カム30d ,30
e が反時計回り方向に回転する。
【0034】待機時における各投出カム30a 〜30e の位
置関係から、まず、第5の投出カム30e の押出部31が商
品収納部16内に進入して後列最下位の商品Tの後端面に
当接し、この商品Tを前方へ押し出す。押し出された後
列最下位の商品Tは前列最下位の商品Tを前方へ押し出
す(図5(b) の状態)。このとき、商品収納部16の底面
(商品投出ユニット14の上面22)が段差部23を有して前
側が高くなっていることにより、後列最下位の商品Tは
その前面上端が前列次位の商品Tの後面下端に引掛るこ
となくスムーズに前列に進入する。
【0035】第5の投出カム30e の押出部31によって商
品Tが押しきられる頃に、第4の投出カム30d の押出部
31が商品収納部16内に進出してきて第5の投出カム30e
に引き続いて後列最下位の商品Tの後端面に当接し、こ
の商品Tを前方へ押し出す(図5(c) の状態)。さら
に、第4の投出カム30d の押出部31によって商品Tが押
しきられる頃に、第3の投出カム30c の押出部31が商品
収納部16内に進出してきて第4の投出カム30d に引き続
いて後列最下位の商品Tの後端面に当接し、この商品T
を前方へ押し出す。この第4および第3の投出カム30d
,30c で押し出す途中に、前列最下位の商品Tは投出
口17から投出され、シュート19を通じて商品取出口18に
送り込まれる。
【0036】第3の投出カム30c で後列最下位の商品T
が前列に移動させれば、後列の商品Tは商品1個分落下
する(図5(d) の状態)。さらに、第3の投出カム30c
の押出部31で、前列最下位の商品Tを前方へ少量押し出
す(図6(e) の状態)。
【0037】第3の投出カム30c の押出部31が商品収納
部16から退避するタイミングで、間欠ギヤ39と後側の駆
動取込ギヤ41との噛合が解除され、第4および第5の投
出カム30d ,30e は回転を停止する。第3の投出カム30
c は引き続き回転する(図6(f) の状態)。
【0038】さらに、第3の投出カム30c の回転が進
み、所定の回転位置に達すると、マイクロスイッチ52に
よってカム板51の第2の段差50が検知され、第2の待機
状態(図6(g) の状態)となる。商品Tを1個投出する
だけであれば、この検知によって駆動モータ35が停止さ
れて、次の投出に備える。
【0039】この第2の待機状態においては、第1の待
機状態と同様に、いずれの投出カム30a 〜30e の押出部
31も商品収納部16から退避した状態にあるので、商品T
を補充する際に邪魔にならず、容易、確実に補充作業を
行なえる。
【0040】そして、次の投出の指示があった場合ある
いは連続して投出する場合には、駆動モータ35が回転さ
れ、全周ギヤ38と間欠ギヤ39とが回転し、第3の投出カ
ム30c が回転する。始めは、間欠ギヤ39の歯39a が前後
いずれの駆動取込ギヤ40,41も噛合していないので、他
の投出カム30a ,30b ,30d ,30e は回転しない。さら
に、間欠ギヤ39の歯39a が前側の駆動取込ギヤ40に噛合
すると、第3の投出カム30c に加えて第1および第2の
投出カム30a ,30b も回転を始める。これら3個の投出
カム30a 〜30c の回転位置は、第3の投出カム30c が最
も進んでおり、次に第2の投出カム30b 、その次に第1
の投出カム30a となっている。
【0041】そのため、駆動モータ35の回転により、ま
ず、第3の投出カム30c の押出部31が商品収納部16内に
進出してきて後列最下位の商品Tの下面に当接して持ち
上げ(図6(h) の状態)、前列最下位の商品Tを前方へ
押し出す(但し多くの場合は、前回の第3の投出カム30
c の回転で前列最下位の商品Tは前方へ押し出されてお
り、空振りになることが多い)。次に、第2の投出カム
30b の押出部31が商品収納部16内に進出してきて前列最
下位の商品Tの後端面に当接し、この商品Tを前方へ押
し出す(図7(i) の状態)。引き続いて、第1の投出カ
ム30a の押出部31が商品収納部16内に進出してきて前列
最下位の商品Tの後端面に当接し、この商品Tを前方へ
押し出して投出口17から投出する(図7(j)(k)の状
態)。
【0042】第1の投出カム30a で前列最下位の商品T
が投出されれば、前列の商品Tは商品1個分落下する。
【0043】さらに、第1ないし第3の投出カム30a 〜
30c の回転が進み、所定の回転位置に達すると(図7
(l) の状態)、間欠ギヤ39の歯39a と前側の駆動取込ギ
ヤ40との噛合が解除され、第1および第2の投出カム30
a ,30b の回転が停止される。略同時に、間欠ギヤ39の
歯39a と後側の駆動取込ギヤ41とが噛合し、引き続いて
第3、第4および第5の投出カム30c 〜30e が回転す
る。そして、マイクロスイッチ52がカム板51の第1の段
差49を検出すると、始めの第1の待機状態に戻る(図5
(a) の状態。但し前列最下位の商品Tは前方へ少量押し
出されている)。
【0044】商品Tの投出を終了するのであれば、この
第1の待機状態で駆動モータ35が停止されて次の投出に
備え、引き続いて商品Tを投出するのであれば連続して
駆動モータ35が回転される。
【0045】次に、各投出カム30a 〜30e が回転、停止
するタイミングを図8のタイミングチャートを参照して
説明する。なお、第1の投出カム30a と第2の投出カム
30bは連動ギヤ44によって直結されていて同時に回転す
るので前側の投出カム群30Fとし、第4の投出カム30d
と第5の投出カム30e も同様の理由で後側の投出カム群
30R として記述する。
【0046】まとめ買い等のために2個の商品Tを連続
して投出する場合には、投出指令があると第3の投出カ
ム30c は連続して3回回転する。第3の投出カム30c の
1回目の回転と同時に後側の投出カム群30R が略1回転
して共働で1個目の商品Tを投出する。2回転目は第3
の投出カム30c のみが回転し、3回転目と同時に前側の
投出カム群30F が回転して共働で2個目の商品Tを投出
する。第3の投出カム30c の3回転目の末期において後
側の投出カム群30R が少量回転し、待機状態に戻る。
【0047】1個ずつ投出する場合には、投出指令があ
ると第3の投出カム30c は1回半回転して停止し、第3
の投出カム30c の回転と同時に後側の投出カム群30R が
略1回転して共働で商品Tを投出する。さらに、次の投
出指令があると、第3の投出カム30c は1回半回転し、
第3の投出カム30c の始めの半回転は第3の投出カム30
c のみが回転し、その後、前側の投出カム群30F が回転
して共働で商品Tを投出する。第3の投出カム30c の3
回転目の末期において後側の投出カム群30R が少量回転
し、待機状態に戻る。
【0048】したがって、中央の第3の投出カム30c は
商品投出動作毎に駆動され、前側の投出カム群30F と後
側の投出カム群30R とは商品投出動作毎に交互に駆動さ
れて商品Tを投出する。
【0049】ところで、列設される複数個の投出カム
を、単に後方の投出カムから順に駆動を与える商品投出
装置の場合には、次に前列最下位の商品のみが投出され
る待機状態において、商品Tの補充作業が行なわれた場
合に、投出ミスが生じる可能性が高い。すなわち、前列
と後列の境目付近にある投出カムは直前の投出動作を完
了させるために駆動を終えており、一方、補充作業が行
なわれるということは商品収納部内の商品が外からの作
用を受けるため、前列最下位の商品についても補充作業
前の状態が保証されず、補充作業のはずみで、前列と後
列の境目付近にある投出カムの上方に戻っている可能性
がある。このような状態で次の投出動作が行なわれる
と、前列と後列の境目付近にある投出カムより前側の投
出カムに駆動を与えられても、この前側の投出カムの押
出部が商品の後面に回り込めずに下面に接触するだけで
押し出せずに投出ミスを引き起こすことになる。これに
対して、本実施例の商品投出装置13では、中間に位置す
る第3の投出カム30c を商品投出動作毎に駆動させるの
で、上述のような投出ミスを起こすことはない。
【0050】次に、本発明の第2実施例として投出カム
数が6個の商品投出装置13を図9および図10を参照し
て説明する。
【0051】図9に商品投出ユニット14の構造を示す。
この実施例では、周辺部を含めて基本的な構成は前述の
5個の投出カム30a 〜30e を備えた第1実施例のタイプ
と略同じであるが、投出カム数とその駆動機構34が異な
っている。
【0052】カバー体21内の中央空間25には6本の回転
軸(前側から順に第1〜第6の回転軸)29a 〜29f が横
設され、各回転軸29a 〜29f には投出カム(前側から順
に第1〜第6の投出カム)30a 〜30f が取り付けられて
いる。
【0053】各回転軸29a 〜29f の一端は右側空間26に
延設され、その先端にギヤ(前側から順に第1〜第6の
ギヤ)33a 〜33f が取り付けられている。右側空間26内
には駆動機構34が設けられ、第1のギヤ33a と第2のギ
ヤ33b 、第2のギヤ33b と第3のギヤ33c 、第4のギヤ
33d と第5のギヤ33e 、第5のギヤ33e と第6のギヤ33
f のそれぞれの間に、ギヤ33a 〜33f などの約2倍の大
きさの大径ギヤ(前側から順に第1〜第4の大径ギヤ)
71〜74が配置されている。第3の大径ギヤ73には、軸方
向に同径のギヤ75が一体的に形成されいる。中央空間25
に配置される駆動モータ35の駆動軸36に直結された駆動
ギヤ37に中継ギヤ76が噛合し、中継ギヤ76の前側に第2
の大径ギヤ72に噛合し、後側に中央ギヤ77が噛合する。
中央ギヤ77には、半周だけに歯78a が形成された同径の
切欠ギヤ78が軸方向に一体的に形成されている。この切
欠ギヤ78の後側に小径ギヤ79が噛合し、小径ギヤ79に第
3の大径ギヤ73と一体的に形成されたギヤ75が噛合す
る。
【0054】そして、駆動モータ35が駆動されると、中
継ギヤ76を介して第2の大径ギヤ72と中央ギヤ77が回転
される。第2の大径ギヤ72が回転することにより、第2
の投出カム30b と第3の投出カム30c が回転され、さら
に第1の大径ギヤ71を介して第1の投出カム30a も回転
する。第1ないし第3の投出カム30a 〜30c は、その取
り付け位置関係により、まず、第3の投出カム30c の押
出部31が商品収納部16内に進出し、第3の投出カム30c
の押出部31が商品収納部16から沈みかけるタイミングで
第2の投出カム30b の押出部31が商品収納部16内に進出
し、さらにこの第2の投出カム30b の押出部31が商品収
納部16から沈みかけるタイミングで第1の投出カム30a
の押出部31が商品収納部16内に進出する。
【0055】中央ギヤ77が回転すると、一体的に形成さ
れた間欠ギヤ78も回転するが、このとき、間欠ギヤ78の
歯78a が後側の小径ギヤ79に噛合していなければ空回り
する。間欠ギヤ78の歯78a が後側の小径ギヤ79に噛合し
ていれば、第3の大径ギヤ73に一体形成されたギヤ75が
回転し、第3の大径ギヤ73も回転する。第3の大径ギヤ
73が回転することにより、第4および第5の投出カム30
d ,30e が回転する。同時に第4の大径ギヤ74を介して
第6の投出カム30f も回転する。そして、第4ないし第
6の投出カム30d 〜30f は、その取り付け位置関係によ
り、まず、第6の投出カム30f の押出部31が商品収納部
16内に進出し、第6の投出カム30f の押出部31が商品収
納部16から沈みかけるタイミングで第5の投出カム30e
の押出部31が商品収納部16内に進出し、さらに、この第
5の投出カム30e の押出部31が商品収納部16から沈みか
けるタイミングで第4の投出カム30d の押出部31が商品
収納部16内に進出する。
【0056】したがって、駆動機構34により、第1ない
し第6の投出カム30a 〜30f のうち最前位の第1の投出
カム30a を含む前側(第1)の投出カム群30F には商品
投出動作毎に駆動が与えられ、最後位の第6の投出カム
30f を含む後側(第2)の投出カム群30R には商品投出
動作2回に1回駆動が与えられる。
【0057】各投出カム30a 〜30f や駆動機構34は図9
(a) 〜(d) に示された状態が第1の待機状態となり、間
欠ギヤ78はその歯78a が小径ギヤ79に噛合する(時計回
り方向に回転する場合に)直前の回転位置にある。この
状態で商品収納部16内に商品Tが充填される。
【0058】次に、第2実施例の商品投出動作を図10
のタイミングチャートを参照して説明する。
【0059】投出指令があると、駆動モータ35が図9時
計回り方向に駆動され、駆動ギヤ37も同方向へ回転す
る。中継ギヤ76や第1および第2の大径ギヤ71,72を介
して第1ないし第3の投出カム30a 〜30c が回転され
る。初めに、商品収納部16内に進出した第3の投出カム
30c の押出部31によって前列最下位の商品Tが前方へ押
し出され、引き続いて第2の投出カム30b の押出部31に
よって前列最下位の商品Tが前方へ押し出され、最後に
第1の投出カム30a の押出部31によって前列最下位の商
品Tが前方へ押し出されて投出される。投出される商品
Tはシュート19を通じて商品取出口18に送られる。
【0060】第1ないし第3の投出カム30a 〜30c の回
転と同時に、間欠ギヤ78の歯78a が小径ギヤ79に噛合し
て駆動を後方へ伝達し、第4ないし第6の投出カム30d
〜30f も回転する。第4ないし第6の投出カム30d 〜30
f は各々第1ないし第3の投出カム30a 〜30c と同じ回
転位置であり、後列最下位の商品Tを第6、第5および
第4の投出カム30f ,30e ,30d の押出部31で順に前方
へ押し出す。押し出された商品Tは前列の最下位位置に
入り込む。第1ないし第6の投出カム30a 〜30f が1回
転すれば(図示されない検知手段によって検知する)、
駆動モータ35が停止し、第2の待機位置となる。
【0061】次の投出指令があると(複数個の商品Tを
連続投出する場合には、1回目の投出に引き続いて)、
駆動モータ35が回転を始める。駆動ギヤ37や中継ギヤ76
を介して第2の大径ギヤ72が回転し、第2の投出カム30
b と第3の投出カム30c が回転し、さらに第1の大径ギ
ヤ71を介して第1の投出カム30a が回転する。これら3
個の投出カム30a 〜30c の回転により、前列最下位の商
品Tが投出される。このとき、間欠ギヤ78の歯78a が小
径ギヤ79に噛合していないので空回りする。そのため、
駆動が後方へ伝達されず、第4ないし第6の投出カム30
d 〜30f は回転しない。第1ないし第3の投出カム30a
〜30c が1回転すれば、駆動モータ35は停止し、第1の
待機状態に戻る。
【0062】そして、この第2実施例においては、後列
最下位の商品Tを押し出しながら前列最下位の商品Tを
投出する場合に、前列最下位の商品Tと後列最下位の商
品Tとをそれぞれ投出カム30a 〜30f の押出部31が押し
出す。これは、前列および後列最下位の2個の商品Tを
投出する場合に、後列最下位の商品Tを押し出してこの
後列最下位の商品Tで前列最下位の商品Tを押し出すよ
うにするよりも、前列および後列最下位の商品Tに投出
カム30a 〜30f の押出部31がそれぞれ当接、押動させる
方が安定した移動が期待できる。
【0063】しかも、通常(売り切れ間際を除いて)、
商品収納部16内には多くの商品Tが集積収納されてお
り、最下位の商品Tにはかなりの重量がかかり、この最
下位の商品Tを水平移動させるには次位の商品Tとの摩
擦力に抗するだけの強い力が必要となる。この場合、1
個の投出カムで前列および後列最下位の商品Tを同時に
移動させようとすれば該投出カムに大きな力が加わって
しまうので投出カムの強度を高くする必要がある。それ
に対して、第2実施例では、1個の投出カム30a〜30f
は前列あるいは後列最下位の一方の商品Tを移動させる
だけでよく、強度が低くて済みコストダウン(もしくは
長寿命)が期待できる。
【0064】
【発明の効果】請求項1記載の自動販売機の商品投出装
置によれば、矩形の商品を重積状態で収納し、最下位の
商品から順に一方向へ投出する自動販売機の商品投出装
置において、商品収納部内の前列最下位の商品を前方へ
送出する前側の商品送出手段、および商品収納部内の後
列最下位の商品を前方へ送出する後側の商品送出手段を
設け、商品投出動作毎に、前側の商品送出手段のみに駆
動を与えて動作させる場合と、前側の商品投出手段およ
び後側の商品投出手段の両方に駆動を与えて動作させる
場合とを交互に繰り返すため、前側の商品送出手段のみ
に駆動を与えた場合には前列最下位の商品を投出し、前
側の商品投出手段および後側の商品投出手段の両方に駆
動を与えた場合には前列最下位の商品を投出し、後列最
下位の商品を前列最下位に移動させ、商品の連続投出を
速やかに行なうことができる。しかも、前列最下位の商
品と後列最下位の商品とを前後の別の商品送出手段で各
前方へ送出するため、1つの商品送出手段にかかる荷
重を軽減でき、強度の低い部品を採用する場合の低価格
化あるいは同一強度の部品を採用する場合の長寿命化を
図れる。
【0065】請求項2記載の自動販売機の商品投出装置
によれば、矩形の商品を重積状態で収納し、最下位の商
品から順に一方向へ投出する自動販売機の商品投出装置
において、商品収納部内の前列最下位の商品を前方へ送
出する前側の商品送出手段、商品収納部内の後列最下位
の商品を前方へ送出する後側の商品送出手段、および商
品収納部内の最下位の商品を前方へ送出する中央の商品
送出手段を設け、商品投出動作毎に、前側の商品送出手
段および中央の商品送出手段に駆動を与えて動作させる
場合と、後側の商品投出手段および中央の商品投出手段
に駆動を与えて動作させる場合とを交互に繰り返すた
め、前側の商品送出手段と中央の商品送出手段とに駆動
を与えた場合には前列最下位の商品を投出し、後側の商
品送出手段と中央の商品送出手段とに駆動を与えた場合
には前列最下位の商品を投出し、後列最下位の商品を前
列最下位に移動させ、商品の連続投出を速やかに行なう
ことができる。しかも、中央の商品送出手段には商品投
出動作毎に駆動を与えるため、前列最下位の商品のみを
送出する前のタイミングで商品が補充されても、中央の
商品投出手段によって前列最下位の商品を確実に送出し
て投出することができる。
【0066】請求項3記載の自動販売機の商品投出装置
によれば、請求項1または2記載の自動販売機の商品投
出装置の効果に加えて、商品投出時に各投出カムの押出
部が商品収納部内に進入して最下位の商品を投出し、商
品投出時以外のときには各投出カムの押出部が商品収納
部内から退避できるため、前列最下位の商品のみを送出
する前のタイミングで商品が補充されても、商品が投出
カム上に載置されることがなく正常な投出が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す商品投出装置の断面
図である。
【図2】同上実施例の商品投出装置の正面図である。
【図3】同上実施例の投出ユニットを示し、(a) は平面
方向から視る断面図、(b) は(a) のB範囲を側面方向か
ら視る断面図、(c) は(a) のC範囲を側面方向から視る
断面図、(d) は(a) のD範囲を側面方向から視る断面図
である。
【図4】同上実施例の自動販売機の内部構造を示す説明
図である。
【図5】同上実施例の商品投出動作を(a) 〜(d) の順に
説明する説明図である。
【図6】同上実施例の商品投出動作を(e) 〜(h) の順に
説明する説明図である。
【図7】同上実施例の商品投出動作を(i) 〜(l) の順に
説明する説明図である。
【図8】同上実施例の商品投出動作タイミングを示すタ
イミングチャートである。
【図9】本発明の第2実施例の投出ユニットを示し、
(a) は平面方向から視る断面図、(b) は(a) のB−B断
面図、(c) は(a) のC−C断面図、(d) は(a) のD範囲
を側面方向から視る断面図である。
【図10】同上実施例の商品投出動作タイミングを示す
タイミングチャートである。
【符号の説明】
16 商品収納部 29a 〜29f 回転軸 30a 〜30f 商品送出手段としての投出カム 31 押出部 32 退避部 34 駆動機構 T 商品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田渕 義啓 兵庫県姫路市下手野一丁目3番60号 グ ローリー機器株式会社内 (72)発明者 山本 和仁 兵庫県姫路市下手野一丁目3番60号 グ ローリー機器株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−159996(JP,A) 実開 昭52−33396(JP,U) 実開 昭64−10883(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 11/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形の商品を重積状態で収納し、最下位
    の商品から順に一方向へ投出する自動販売機の商品投出
    装置において、 前記商品を前後2列に重積状態で収納する商品収納部
    と、 この商品収納部の投出方向略中央より前側下部に設けら
    れ、前記商品収納部内の前列最下位の商品を前方へ送出
    する前側の商品送出手段と、前記商品収納部の投出方向略中央より後側下部に設けら
    れ、前記商品収納部内の後列最下位の商品を前方へ送出
    する後側の商品送出手段と、 品投出動作毎に、前記前側の商品送出手段のみに駆動
    を与えて動作させる場合と、前記前側の商品投出手段お
    よび後側の商品投出手段の両方に駆動を与えて動作させ
    る場合とを交互に繰り返す駆動機構とを備えることを特
    徴とする自動販売機の商品投出装置。
  2. 【請求項2】 矩形の商品を重積状態で収納し、最下位
    の商品から順に一方向へ投出する自動販売機の商品投出
    装置において、 前記商品を前後2列に重積状態で収納する商品収納部
    と、 この商品収納部の投出方向略中央より前側下部に設けら
    れ、前記商品収納部内の前列最下位の商品を前方へ送出
    する前側の商品送出手段と、前記商品収納部の投出方向略中央より後側下部に設けら
    れ、前記商品収納部内の後列最下位の商品を前方へ送出
    する後側の商品送出手段と、 前記商品収納部の投出方向略中央に設けられ、前記商品
    収納部内の最下位の商品を前方へ送出する中央の商品送
    出手段と、 品投出動作毎に、前記前側の商品送出手段および中央
    の商品送出手段に駆動を与えて動作させる場合と、前記
    後側の商品投出手段および中央の商品投出手段に駆動を
    与えて動作させる場合とを交互に繰り返す駆動機構とを
    備えることを特徴とする自動販売機の商品投出装置。
  3. 【請求項3】 商品送出手段は、商品収納部の底板より
    下方に投出方向と直交して横設される回転軸に取り付け
    られ、外周に商品収納部内に進出して商品を押し出す押
    出部および商品収納部内から退避する退避部を有する投
    出カムからなることを特徴とする請求項1または2記載
    の自動販売機の商品投出装置。
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