JP4278442B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気的な駆動装置を用いることなく、手動操作部から加えられる力を利用して動作する機構を用いて商品を自動販売する自動販売機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
実公昭57−9898号公報、実用新案登録第3014387号公報、特開平8−212438号公報、特開2002−133492号公報等には、表面に大きな角部の無いプラスチック製のカプセルに入った玩具等の商品を所定枚数の硬貨と引き換えに販売するための自動販売機の構造が示されている。これらの自動販売機では、商品が入っ商品収納室の下に回転ドラムや回転ディスクを備えた商品選別機構または商品移動機構が配置されている。商品選別機構は、商品収納室に収納された商品をランダムに選別して商品出口に移動させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の自動販売機の構造で、箱形のケースのように非球体または球面状の外形を有するケースに入った商品を販売しようとすると、ケースが自由に回転しないため、商品選別機構または商品移動機構において商品が詰まってしまい、商品をスムーズに商品出口に導くことが難しい問題が生じる。またリサイクルできないプラスチック製のカプセルに代えてリサイクル可能な紙製のケースに商品を入れた場合、従来の装置の構造では、商品収納室内で紙製のケースが変形してしまう問題が生じる。
【0004】
本発明の目的は、箱形のケース等のように自由に回転しないケースに入った商品をスムーズに販売することができる自動販売機を提供することにある。
【0005】
本発明の別の目的は、機械的強度の弱いケースに入った商品をケースを変形させることなく販売できる自動販売機を提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、箱形のケースに入った商品の収納容量をできるだけ大きくして、しかも簡単且つ迅速に商品を販売できる自動販売機を提供することにある。
【0007】
本発明の更に他の目的は、商品の追加補充が容易な自動販売機を提供することにある。
【0008】
本発明の別の目的は、商品排出中に外部から大きな衝撃が加えられても余分に商品が排出されることがない自動販売機を提供することにある。
【0009】
本発明の別の目的は、簡単な構造で、必要な枚数の硬貨が投入されるまでは商品が出ないように手動操作部材をロックするロック機構を備えた自動販売機を提供することにある。
【0010】
本発明の別の目的は、商品の排出動作と硬貨の回収動作を、簡単な構造でしかも確実に実行することができる自動販売機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数の商品が収納される商品収納部と、手動で操作される手動操作部を備えて、手動操作部から加えられる力を駆動力として伝達する駆動力伝達機構と、この駆動力伝達機構から伝達される駆動力により動作して商品収納部に収納された複数の商品の中から少なくとも1つの商品を商品案内通路に移動させる商品移動機構とを備えた自動販売機を改良の対象とする。ここで商品のケースの形状は、球形状、円柱形状、箱形形状等任意である。また手動操作部は、手動操作により駆動力を加えることができるものでればよく、レバー式の操作部や、ダイヤルまたは回転式の操作部等を用いることができる。なお商品の購入に必要な硬貨は、実際の硬貨でもよいが、自動販売機の設置個所において経済的価値の象徴として使用されるメダル等の代替貨幣、そのたの円板状の部材を含むものである。また駆動力伝達機構の構成は任意であるが、手動操作部から加えられる力を倍増できる倍力機構を含んで駆動力伝達機構を構成するのが好ましい。
【0012】
本発明においては、商品収納部として、複数の商品が上下方向に重なった状態で収納されるn本(nは2以上の正の整数)の商品収納路を備え、n本の商品収納路が列をなすように並んでいる構造を有するしてものを用いる。そして本発明では、商品移動機構を、n本の商品収納路の下方側に位置して、n本の商品収納路が並ぶ方向と同じ方向に延び且つ駆動力伝達機構からの駆動力により回転する回転軸と、n本の商品収納路に対応するように回転軸に設けられて回転軸と共に回転するn×m個(mは1以上の正の整数)の商品移動部材とを備えた構造とする。1本の商品収納路に対しては、m個の商品移動部材が回転軸に取り付けられる。そしてn×m個の商品移動部材の回転軸への取り付け状態及び商品収納部の構造は、回転軸が所定の角度回転するごとに、n本の商品収納路の少なくとも一つから商品を商品案内通路へと移動させることができるように定められる。
【0013】
本発明によれば、各商品案内通路に商品が入っている限り、回転軸が1回転する間にn本の商品収納路のすべてから同じ速さで商品を商品案内通路に移動させことができる。したがって商品収納室の容量を最大限活用して商品をスピーディに販売することができる。また本発明によれば、商品が商品収納路に上下方向に積み重ねられて収納されるため、商品のケースが例えば箱形であっても予め定めた姿勢で商品を移動させることができる。その結果、商品が出てこなくなるような不具合が生じる可能性が少なくなる。また商品を上下方向に整然と並べるため、商品のケースが紙製のケースのように機械的強度が低いものであっても、商品収納室内において他の商品のケースと衝突してケースが変形するといった問題が発生することはない。また本発明によれば、商品案内路の数を増減することにより商品の収納数を任意に増減することができるので、装置の設計が容易になる。更に商品移動部材の取り付け方によっては、1回の動作で2以上の商品収納路からそれぞれ商品を商品案内通路に同時に移動させることができるので、1回に複数個の商品を販売することも可能になる。
【0014】
1本の商品収納路に対して商品移動部材を回転軸に何個取りつけるかは、商品の大きさとの関係で任意に定めればよい。なぜならば、mの数があまり多くなると、1回の動作で商品移動部材が回動する回転角度が小さくなるため、商品の移動ストロークを大きくすることができず、大きな移動ストロークを必要とする商品を商品移動部材によって移動させることができなくなるからである。なおこのような場合でも、装置が多少大型化してもよければ、商品移動部材の長さを長くすることにより、大きな商品ストロークを得られる。
【0015】
1台の販売機に設ける商品収納部の数は任意である。例えば、1台の販売機に偶数個の商品収納部を配置する場合には、一対(2個)の商品収納部の間に1つの商品案内通路を用意する。そして各商品収納部に対して、前述の駆動力伝達機構と、商品移動機構とを設ける。この場合においては、各商品収納部に対して設けられた2つの商品移動機構のそれぞれのn×m個の商品移動部材の回転軸への取り付け状態及び2つの商品収納部の構造は、回転軸が所定の角度回転するごとに、n本の商品収納路の少なくとも一つから商品を1つの商品案内通路へと移動させることができるように定めればよい。このようにすると、商品案内通路を兼用できるので部品点数が少なくなって、装置を小型化できる。
【0016】
なお1つの商品収納路に対して設けられるm個の商品移動部材は、回転軸の回転方向に360°/mの角度間隔をあけて回転軸に対して設けるのが好ましい。この場合、n×m個の商品移動部材が回転軸に設けられた状態を回転軸の軸線方向の一方側から平面的に見た状態におけるn×m個の商品移動部材間の角度間隔が360°/n×mとなる。なお1つの商品収納路に対して1つの商品移動部材を設ける場合には、n個の商品移動部材は回転軸の軸線方向の一方側から見たときの隣接する他の前記商品移動部材との間の角度間隔が、360°/nとなるように回転軸に設けられる。これにより手動操作部材の操作範囲を常に一定にすることができる。
【0017】
なお商品収納部は、n本の商品収納路内の最下部にそれぞれ位置するn個の商品待機空間部内をn個の商品移動部材の端部がそれぞれ通過する際に、n個の商品待機空間部にある商品を押し出すことを可能にするように構成する。具体的には、商品を支える支持部を2つに分割し、その分割した部分に商品移動部材が通る通路を設ければよい。
【0018】
また商品収納部は、取り外しが可能な1つのユニットとして構成するのが好ましい。この場合には、商品収納部と商品移動機構とは、商品収納部を商品移動機構に近づける動作をすることにより両者が連係状態になり、商品収納部を商品移動機構から引き離す動作をすることにより連係状態が解除されるように構成する。このようにすれば、商品の補充をユニットの交換により実現することができるだけでなく、ユニットを自動販売機から取り外した状態で、自動販売機の外部で商品の補充をすることができるので、商品の補充をスピーディにしかも簡単に行える。
【0019】
n本の商品収納路内の最下部にそれぞれ位置するn個の商品待機空間部の出口部分には、1つの商品移動検知用バー部材を、n個の商品待機空間部に対して共通のものとして配置することができる。この1つの商品移動検知用バー部材は、商品移動部材が回動または移動しないときには商品が商品待機空間部から商品案内通路へと移動するのを阻止するために阻止位置にある。そして商品移動検知用バー部材は、商品移動部材が回動して商品を商品待機空間部から商品案内通路へと移動させる際には、移動する商品によって押されて阻止位置から移動許容位置に変位する。このような1つの商品移動検知用バー部材をn個の商品待機空間部に対して共通のものとして配置すると、複数の商品収納路を設けても商品の移動を1つの部材で検知できるので、商品移動機構の動作と硬貨回収装置の動作とを連動させる機構の構成が容易になる。
【0020】
1つの商品移動検知用バー部材を用いる場合、1つの商品移動検知用バー部材が移動許容位置にあるときには、商品が移動しやすい状態になっている。このような状態で、悪戯で装置に大きな衝撃を加えると、本来移動すべきでない他の商品収納路の商品が商品案内通路に移動してしまうことがある。そこでこのような問題を解消するためには、n個の商品待機空間部の出口部分に、商品移動部材が回動して商品を商品待機空間部から商品案内通路へと移動させるときの障害にはならないが、当該商品移動部材により移動させられない他の商品が出口部分から飛び出すのを規制する飛び出し規制部材を、n個の商品待機空間部の出口部分にそれぞれ個別に設ける。このようにすれば1つの商品移動検知用バー部材が移動許容位置にあっても、悪戯で商品が移動するのを確実に防止できる。
【0021】
なお具体的には、この種の自動販売機では、必要な枚数の硬貨が投入されていないときには、商品販売動作ができないようにしておく必要がある。また商品の販売と硬貨の回収も連動させておく必要がある。そこでこのような場合に対処するためには、次のような操作部材ロック機構と、トリガ機構と、硬貨回収装置とを設けておけばよい。
【0022】
操作部材ロック機構は、商品を購入するために必要な硬貨が必要な枚数だけ投入されるまでは手動操作部材をロック状態とし、商品を購入するために必要な硬貨が必要な枚数だけ投入されると手動操作部材のロック状態を解除するように構成されている。そしてトリガ機構は、操作部材ロック機構のロック状態が解除された後に、商品移動検知用バー部材が阻止位置から移動許容位置に変位したことを機械的に検出する。なおトリガ機構は、商品移動検知用バー部材の動きで変形するリンク機構から構成することができる。硬貨回収装置は、商品移動検知用バー部材が阻止位置から移動許容位置に変位したことをトリガ機構が検出するとトリガされて、投入された硬貨を回収する。硬貨回収装置としては、トリガ機構がリンク機構から構成される場合には、このリンク機構の一部を構成するトリガ用リンクの動きによりトリガされるように構成されたものを用いることができる。
【0023】
なお操作部材が、操作部材用回転軸を中心にして回転する回転操作部材からなる場合には、ロック機構を次のように構成するのが好ましい。すなわちロック機構は、操作部材用回転軸に固定されて操作部材用回転軸と一緒に回転するカム部材と、カム部材のカム面と接触する接触面を有してカム面のカム曲線に応じた動きをする従動部材と、従動部材に設けられ、必要な枚数の硬貨の投入の有無に応じて、従動部材の動きを規制することによりカム部材の回転をする動作規制機構とを備える。動作規制機構は、必要な枚数の硬貨が投入されているときには、カム曲線に応じた従動部材の動きに伴って硬貨と係合して変形することにより、従動部材のカム曲線に応じた動きを許容し、必要な枚数の硬貨が投入されていないときには硬貨と係合し得ないために変形せずにカム曲線に応じた従動部材の動きを規制するように構成することができる。このようにロック機構を構成すると、必要な枚数の硬貨の有無を正確に検出することができるだけでなく、簡単な構造で且つ少ない部品点数でロック機構を構成することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明を適用した自動販売機及びこの自動販売機で用いる硬貨回収装置の一実施の形態について詳細に説明する。図1(A)及び(B)は、一実施の形態の自動販売機の正面図及び斜視図である。この自動販売機1のケース3は、蓋部5と、蓋部5によって上側開口部が塞がれる上側ケース半部7と、上側ケース半部7の下方にある下側ケース半部9とから構成されている。蓋部5は、後ろ側の一辺がヒンジ機構を介して上側ケース半部7の上に取り付けられている。上側ケース半部7の内部には、複数の商品が収納された2つの商品収納部11及び13が収納されている。この実施の形態では、2つの商品収納部11及び13として、それ自体単独で取付け及び取外しが可能なユニット式の商品収納部を用いている。図示していないが、ケース3の内部には、2つの商品収納部11及び13を起立した状態で保持する保持構造が構成されている。上側ケース半部7の正面板15の下部領域には、傾斜面17が形成されており、この傾斜面17には2つの硬貨投入口19,21が設けられている。図2には、一方の商品収納部11の一例が示されている。なお商品収納部11の詳細は、後に説明する。
【0025】
ケース3の下側ケース半部9内には、図1には図示していない後述する駆動力伝達機構と、商品移動機構と、2台の硬貨回収装置23,25と、1つの商品案内通路27とが収納されている。下側ケース半部9の内部には、下側ケース半部9の正面に設けられた正面扉29を開けてアクセスする。正面扉29の下側領域の中央部には、商品案内通路27の出口に対応する位置に商品取出口31が設けられている。また正面扉29には、硬貨回収装置23及び25から返金された硬貨を取り出すための2つの硬貨返金口33及び35が商品取出口31の両側に設けられている。また正面扉29の上側領域には、回転式ダイアルから構成された2つの手動操作部材37,39が回転可能に配置されている。正面扉29の内側には、手動操作部材37,39によってそれぞれ駆動される後述する歯車列が配置されている。
【0026】
1台の販売機に設ける商品収納部の数は任意である。この実施の形態のように、1台の販売機に2個の商品収納部11,13を設け、それらの間の下方領域に1つの商品案内通路27を設ければ、商品案内通路27を兼用できるので部品点数が少なくなって、装置を小型化できる。
【0027】
図2は1つの商品収納部11と商品移動機構41の関係を概略的に示す分解斜視図であり、図3は商品移動機構41とこの商品移動機構41に駆動力を伝達する駆動力伝達機構43との構成を示す図である。また図4(A)及び(B)は、商品が移動する際の状態を説明するために用いる説明図である。これらの図において、商品収納部11は、合成樹脂製の収納部本体45の内部が4枚の仕切板47によって仕切られて形成された上下方向に延びる4本の商品収納路49を備えている。商品収納路49の上部は、商品51の充填挿入が可能なように開放されている。ここで商品51は、紙製の立方体形状のすなわち箱形のケースにおもちゃ等が入った構成を有している。また商品収納路49の下部には、商品移動機構41によって商品収納路49から商品案内通路27(図1)へと商品を移動(落下)させる前に商品51が待機する商品待機空間部53が形成されている。この商品待機空間部53は、収納部本体45の幅方向の両側に大きな開口部57及び59を有している。商品案内通路27側から見て後方に位置する開口部57は、商品51のケースがそこから下に落下しないが、後述する商品移動部材65が通過できる大きさを有している。また商品案内通路27側から見て前方に位置する開口部59(図4)は、商品51のケースがそこから下に移動(落下)し得る大きさを有している。またこの商品待機空間部53には、図5(A)及び(B)に示すように、商品51を支持する一対の支持板61が所定の間隔を開けて配置されている。この一対の支持板61の間に形成される間隙は、後述する商品移動部材が通過し得る寸法を有している。またこの一対の支持板61の幅寸法(商品案内通路27側に向かう方向の寸法)は、商品移動部材があまり大きな角度範囲回動しなくても商品が下に落下するように比較的小さく設定されている。
【0028】
図2及び図3に示すように、商品移動機構41は、5本の商品収納路49の下方側に位置して、5本の商品収納路49が並ぶ方向と同じ方向に延び且つ駆動力伝達機構43からの駆動力により回転する回転軸63を有している。この回転軸63は、適宜の内部フレーム64に回転自在に支持されている。そして5本の商品収納路49に対応するように回転軸63に設けられて回転軸63と共に回転する5個の商品移動部材65を備えている。この例では、1本の商品収納路49に対しては、1個の商品移動部材65が回転軸63に取り付けられる。この例にようにn本の商品収納路49に対してそれぞれ1つの商品移動部材65を設ける場合には、n個の商品移動部材65を回転軸63に取り付けることになる。その場合、回転軸63の軸線方向の一方側から見たときの隣接する他の商品移動部材65との間の角度間隔が、360°/nとなるように商品移動部材65が回転軸63に設けられることになる。したがってこの例では、72°間隔で5つの商品移動部材65が回転軸63に対して取り付けられている。
【0029】
駆動力伝達機構63は、手動操作部材37と一緒に回転する第1の歯車67と、第1の歯車67の回転力を回転方向を変えて伝達する第2の歯車69と、第2の歯車69の回転を回転方向を変えて伝達する第3の歯車71と、第3の歯車71が固定されて必要以上の力が加わったときには、空回りをするロストモーションクラッチ機構73と、コイルバネ74と、このクラッチ機構73に一端が接続された回転軸75と、回転軸75の他端に固定された第4の歯車77と、第4の歯車77の回転を回転方向を変えて伝達する第5の歯車79と、回転軸63の他端に固定されて第5の歯車79からの駆動力を受けて回転する第6の歯車81とを備えている。クラッチ機構73とコイルバネ74とが組み合わされた結果、手動操作部材37から外力が除去された後には、手動操作部材37及びカム部材83がわずかに逆転する。
【0030】
第1乃至第6の歯車は、手動操作部材37の所定の角度範囲の回転を回転軸63の72°の回転角に変換するように歯車比が設定されている。クラッチ機構73には後述する操作部材ロック機構の一部を構成するカム部材83と、回転軸75とが接続されている。そして回転軸75には逆転防止用の歯車85が固定されている。逆転防止用の歯車85に対して可動爪87が係合しており、この可動爪87は、回転軸75が図示の矢印の方向と逆方向に回転することを阻止する。カム部材83のカム面には、後述する操作部材ロック機構の一部を構成する従動部材89の接触面が摺動可能に接触している。
【0031】
図2及び図4(A)に示すように、5本の商品収納路49内の最下部にそれぞれ位置する5個の商品待機空間部53の開口部59(出口部分)近傍には、1つの商品移動検知用バー部材91が回動中心93を中心にして所定の角度範囲内で回動するように配置されている。この商品移動検知用バー部材91、商品移動部材65が回動または移動しないときには、商品51が商品待機空間部53から商品案内通路27へと移動するのを阻止するために図4(A)に示す阻止位置にある。そして商品移動検知用バー部材91は、商品移動部材65が回動して商品51を商品待機空間部53から商品案内通路27へと移動させる(落下させる)際には、移動する商品51によって押されて図4(A)の阻止位置から図4(B)に示す移動許容位置に変位する。この商品移動検知用バー部材91は、回動中心93を中心にして回動する回動リンク95に固定されている。この回動リンク95の先端部近傍には、図5に示すトリガ機構97の第1のリンク99の一端が係合する係合用突起98が設けられている。図5に示すように、商品51の移動により商品移動検知用バー部材91が移動許容位置に変位する過程で、第1のリンク99が回動中心101を中心にして時計回り方向に回動すると、回動中心103を中心にして第2の回動リンク105が反時計回り方向に回動する。その結果、第2の回動リンク105が後述する硬貨回収装置の駆動機構のスライド部材139の被操作部109を図示の矢印の方向に移動させる。この例では第2の回動リンク105がトリガ用リンクを構成している。
【0032】
本実施の形態のように、商品移動検知用バー部材91を5個の商品待機空間部53に対して共通のものとして配置すると、複数の商品収納路49を設けても商品51の移動を1つの部材で検知できるので、商品移動機構41の動作と後述する硬貨回収装置23の動作とを連動させる機構の構成が容易になる。
【0033】
1つの商品移動検知用バー部材91を用いる場合には、1つの商品移動検知用バー部材91が図5(B)の移動許容位置にあるときには、商品51が移動しやすい状態になっている。このような状態で、悪戯で装置に大きな衝撃を加えると、本来移動すべきでない他の商品収納路49の商品が商品案内通路27に落下してしまうことがある。そこでこのような問題を解消するためには、図4に示すように、5個の商品待機空間部53の開口部59(出口部分)に、商品移動部材65が回動して商品を商品待機空間部53から商品案内通路27へと移動させるときの障害にはならないが、商品移動部材65により移動させられない他の商品が開口部59から飛び出すのを規制する飛び出し規制部材111をそれぞれ個別に設けている。この飛び出し規制部材111は、上側の端部が収納部本体45に対して固定され、下側の単部が自由な状態になっており、ある程度可撓性を有する合成樹脂製のシート材料で構成されている。このような飛び出し規制部材111を設ければ、1つの商品移動検知用バー部材91が移動許容位置にあっても、悪戯で商品が移動するのを確実に防止できる。
【0034】
図6乃至図8は、硬貨回収装置23の一例の左側面図、正面図及び概略右側面図であり、図9は硬貨回収装置23の硬貨の流れを説明するための概念図であり、図10(A)及び(B)は硬貨停留部に硬貨が停留している状態を示す断面図及び硬貨停留部116から硬貨が排出される状態を示す拡大断面図である。図11(A)及び(B)は、硬貨回収機構119の要部を説明するために用いる図である。これらの図において、硬貨回収装置23は、回収装置本体115に、図8に示す硬貨選別器117と、図6及び図7に示す硬貨回収機構119と、図7及び図8に示す操作部材ロック機構120の一部を構成するロック構造部121と、図6及び図7に示す硬貨回収装置23とが実装された構造を有している。硬貨選別器117としては、旭精工株式会社が製品番号PDP−3003を付して市販している硬貨選別器を用いることができる。この硬貨選別器117は、硬貨の種類を判別し、予め定めた1種類の硬貨とそれ以外の種類の硬貨とをそれぞれ別の出口から排出するように構成されている。図9に示すように、回収装置本体115には硬貨選別器117により選別された予め定めた1種類の硬貨が通過する硬貨通過通路P1と、後述する硬貨停留部116に必要な枚数の硬貨Cが停留した後に投入されてきた硬貨を排出するための余分硬貨通過通路P2と、それ以外の種類の硬貨Coが通過する異種硬貨通過通路P3とがそれぞれ形成されている。この場合には、硬貨通過通路P1と、余分硬貨通過通路P2と異種硬貨通過通路P3とは、最終的に共通の硬貨返金口33で終端する。
【0035】
回収装置本体115は、硬貨通過通路P1の途中に、商品51の購入に必要な枚数の硬貨が列をなして停留する硬貨停留部116を備えている。硬貨回収装置23の回収装置本体115は、第1の壁部125と第2の壁部127(図7)との間に硬貨通過通路P1〜P3の大部分が形成された構造を有している。そして第2の壁部127の硬貨停留部116に対応する部分には、硬貨停留部116に停留する硬貨Cを図示しない硬貨貯金箱に向かう空間に放出するための硬貨回収用開口部129が形成された構造を有している。
【0036】
図11(A)に拡大して示すように、第1の壁部125には硬貨停留部116に停留可能な複数枚の硬貨Cの停留位置に向かって開口する5つの貫通孔131が形成されている。また第1の壁部125には、硬貨停留部116の隣接位置に別の貫通孔132を備えている。更に第1の壁部125には、硬貨停留部116に停留する硬貨Cの列が延びる方向に1枚の硬貨Cの直径にほぼ相当する間隔をあけるようにして細長い5つのスリット133が形成されている。実施の形態では、最も下のスリット133にストッパ部材134が挿入されている。また貫通孔131及び132には、ロッド状またはピン状の被可動部材135及び136が挿入される。被可動部材135及び136は、それぞれ外端と内端とを備えている。そして被可動部材135及び136の外端は、第1の壁部125の外側に位置する連結部材137に固定されており、内端は貫通孔131及び132に挿入されている。連結部材137は第1及び第2の壁部125及び127をスライド動作可能に貫通するスライド部材139の一端に一体に固定されている。連結部材137は、スライド部材139のスライド動作に伴って第1の壁部125に向かったり、第1の壁部125から離れる動作をする。
【0037】
なお扉部材165と第2の壁部127との間には、外部から加わる振動のみによっては扉部材165が開状態にならないように扉部材を閉状態に保持するが、駆動機構による駆動動作に対しては大きな負荷とならない保持構造を設けるのが好ましい。この実施の形態では、扉部材165に磁性体166を設け、第2の壁部127に永久磁石128を設けて、磁性体166と永久磁石128との間で吸引力を生じさせて扉部材165を保持する保持構造を構成している。なお磁石を用いると扉部材165が開き始めた後は、永久磁石の磁力による引き付け力の影響がほとんど無くなるので、扉部材165を開く際に保持構造が大きな負荷となることはない。
【0038】
またスライド部材139には、図11及び図12に示すように、トリガ用リンクによってトリガされてスライド部材139がスライドしたときに、扉部材165のヒンジ機構が取り付けられた辺とは反対側に位置する辺を第2の壁部127から離れる方向に押し上げる押し上げ部138が一体に設けられている。なお図11には、スライド部材139の図示を省略して押し上げ部138だけを示してある。
【0039】
連結部材137と第1の壁部125との間には、返金機構の一部を構成するストッパ固定プレート141が配置されている。このストッパ固定プレート141は、第1の壁部125に形成された貫通孔131及び132と整合する別の複数の貫通孔143と、第1の壁部125に形成されたスリット133と整合する別のスリット145と、ストッパ部材134を保持するための複数の保持部147とを備えている。この保持部147は孔によって構成され、この孔にはストッパ部材134に設けられた固定用突起が嵌合されている。ストッパ固定プレート141の下側端部は、第1の壁部125の外壁に枢軸連結機構149を介して取り付けられている。ストッパ固定プレート141が、その上端を第1の壁部125から離すように駆動されると、硬貨通過通路P1内に位置するストッパ部材134の先端部は、硬貨通過通路P1から退避することになる。
【0040】
そこで図6及び図7に示すように、第1の壁部125の外側には、返金時に操作される返金操作部材151が上下方向にスライド可能に取り付けられている。この返金操作部材151は、その上端に手動押圧部153を有し、下端部に第1及び第2の係合部154及び155を有し、中間部に中間支持部157を有している。中間支持部157では、上下方向に延びるスリット159を利用して返金操作部材151が全体的に上下方向に動作し得るように返金操作部材151が支持されている。返金操作部材151は、下側に押し下げられた後は、板状バネ161の作用で上方位置に復帰する。板状バネ161は、手動押圧部153が下方に向かって押し下げられると、変形されて蓄勢し、手動押圧部153が開放されると放勢されて、返金操作部材151を上方位置に復帰させる。第1の係合部154は、必要な枚数の硬貨が硬貨停留部116に停留している状態で手動操作部材37が回転操作され、操作部材ロック機構120が解除状態になって従動部材89が前進した状態において、従動部材89の先端に設けられた被係合部163と係合する。その結果、図15及び図16に示すように、商品の押し出しが開始された後は、第1の係合部154(図14)とロック構造部121の被係合部163との係合により、返金操作部材151が下方に向かって移動することが阻止される。硬貨停留部116に必要な枚数の硬貨が停留していない状態、すなわち操作部材ロック機構120がロック状態にあるときには、従動部材89が後方位置にあるため、被係合部163と第1の係合部154(図14)とが係合することはない。そのためこの状態では、返金操作部材151は最も下の位置まで下がり得る。返金の際に、返金操作部材151が最も下まで押し下げられると、図13及び図14に示すように、第2の係合部155がストッパ固定プレート141の上端142の下側に入り込んで、ストッパ固定プレート141は枢軸連結構造149を中心にして外側に回動する。その結果、前述の通り、ストッパ部材134の先端部が硬貨停留部116から退避して、硬貨停留部116に停留していた硬貨は下方に落下する。
【0041】
図8、図9、図10及び図11に示されるように、硬貨停留部116に対応して第2の壁部127の部分に形成された硬貨回収用開口部129に対して、扉部材165が設けられている。この扉部材165は、閉じられた状態においては硬貨回収用開口部129から硬貨Cが放出されるのを防止し、開いた状態においては硬貨回収用開口部129から硬貨Cが放出されるのを許容するように硬貨回収用開口部129に対して設けられる。扉部材165の左右方向の一辺は、復帰バネ付きのヒンジ機構167を介して第2の壁部127に取り付けられている。扉部材165は、閉じられた状態において、硬貨回収用開口部129から硬貨が脱落するのを阻止する。扉部材165は、前述の連結部材137が第1の壁部125側に変位して被可動部材136が第2の壁部127側に移動することにより、被可動部材136によって押されて開状態になる。そして連結部材137が元の位置に戻ると、復帰バネ付きヒンジ機構167の復帰力により、閉状態に戻る。
【0042】
連結部材137及び扉部材165は、硬貨回収機構119に含まれる駆動機構169によって駆動される。この駆動機構169は、トリガ機構のトリガ用リンクを構成する第2の回動リンク105(図5)のトリガ動作に応じて、スライドするスライド部材139の動きに応じて連結部材137を第1の壁部125に近付けて被可動部材135及び136を扉部材165側に変位させることにより被可動部材135によって硬貨Cを硬貨停留部116から押し出すとともに、被可動部材136の動きにより扉部材165を開状態にする。図7及び図12に示されるように、スライド部材139は、第2の壁部127の外壁に固定されたガイド壁171に設けたスライド溝173にスライド可能に嵌合されて第1の壁部125及び第2の壁部127を貫通している。スライド部材139の下方には、ラック歯車175が固定され、ガイド壁171にはラック歯車175と噛み合うピニオン歯車177が回動自在に取り付けられている。スライド部材139には長手方向に延びる細長いスリット179が形成され、ガイド壁171に螺子止めされた2本の螺子181がこのスリット179を貫通している。連結部材137とストッパ固定プレート141との間には、連結部材付勢手段及びプレート不正手段として兼用されるスプリング183が配置されている。スプリング183は、被可動部材136が中心に位置するように配置されている。スプリング183は、連結部材137を常時第1の壁部125から離れる方向に付勢する連結部材付勢手段としての機能と、ストッパ固定プレート141を第1の壁部125に向かって常時付勢する付勢力を発生するプレート付勢手段としての機能を発揮する。図15及び図16に示すように、後述する操作部材ロック機構120が解除状態になった後、スライド部材139の端部に設けられた第2の回動リンク(トリガ用リンク)105によって操作される被操作部109が引かれると、図10及び図15に示されるように連結部材137が第1の壁部125側に移動して、被可動部材135及び136が動くのと同時に扉部材165が開いて、硬貨Cが硬貨停留部116から放出される。
【0043】
図15に示されるように、操作部材ロック機構120は、手動操作部材37の回転に伴って回転するカム部材83と、ロック構造部121とから構成される。ロック構造部121の従動部材89は、回収装置本体115に固定されたガイド壁191にスライド可能に取り付けられている。従動部材89には、長手方向に延びるスリット193が形成されており、このスリット193を2本の螺子195が貫通している。2本の螺子195はガイド壁191に螺子止めされている。従動部材89は、2本の螺子195に沿って移動する。従動部材89と第2の壁部127との間には圧縮状態に蓄勢されたスプリング197が配置されている。このスプリング197は、従動部材89を第2の壁部127から離すまたはカム部材83が存在する方向に移動されるように、従動部材89を付勢している。図17に示すように、従動部材89の中間部には、従動部材89に対して回動自在に支持された回動軸199とこの回動軸199と一緒に回動する回動レバー201が取り付けられている。この回動レバー201は、直交する第1のアーム201aと第2のアーム201bとを備えている。そして図19に示すように、この回動レバー201が一体に設けられた回動軸199と従動部材89との間には回動レバー201を常に原点位置に復帰させるように付勢する復帰バネ202が配置されている。図17(A)に示す回動レバー201の位置が原点位置であり、図19(A)に示す回動レバー201の位置が変形位置である。回動レバー201の第1のアーム201aには切り欠き部203が形成されており、この切り欠き部203は、図19(A)に示すように、硬貨停留部116に必要な枚数の硬貨が停留しているときに、最も上に位置する硬貨Cの縁と係合する。回転レバー201の第2のアーム201bは、原点位置にある状態で(回転レバー201が回転していない状態で)は、従動部材89の先端部に一体に設けられた被係合部163の側面と当接している。回収装置本体115の外壁には、回転レバー201の第2のアーム201bが当接する当接体205が固定されている。この当接体205には、従動部材89の先端に設けられた被係合部163が嵌合される溝207と、回転レバー201の第2のアーム201bの先端が当接する当接面209とが設けられている。
【0044】
図17に示すように、硬貨停留部116に必要な枚数の硬貨が入っていない状態で、手動操作部材37が回されるとカム部材83が時計回り方向に回動する。図18に示すように、カム部材83のカム曲線に従って従動部材89が、回収装置本体115側に前進すると、回動レバー201の第2のアーム201bの先端が当接面209と当接した段階で、従動部材89の前進が停止し、カム部材83の回転が阻止される。その結果、手動操作部材37のそれ以上の回動は阻止される。この実施の形態では、クラッチ機構73(図3)が入っているため、手動操作部材37を更に回そうとしても手動操作部材37は空回りする。そしてコイルバネ74の力で手動操作部材37から手を離すと、手動操作部材37は所定量逆方向に戻る。その結果、従動部材89は図17の状態に復帰する。
【0045】
図19に示すように、必要な枚数の硬貨が硬貨停留部116に入った状態で手動操作部材37を回すと、最も上に位置する硬貨Cと回動レバー201の第1のアーム201aが係合して、回動レバー201は回動する。その結果回動レバー201の第2のアーム201bが当接面209とは当接しない状態となり、従動部材89はカム部材83のカム曲線に従って更に前進する。カム部材83のカム面の最上点84が従動部材89の接触面90を乗り越えると、従動部材89はスプリング197のバネ力で図17の状態に戻る。なおこの例では、回動レバー201と当接体205とにより、必要な枚数の硬貨の投入の有無に応じて、従動部材89の動きを規制することによりカム部材83の回転を規制する動作規制機構が構成されている。
【0046】
手動操作ロック機構がロック解除状態になって手動操作部材37が回転すると、図3の回転軸63が72°回動する。この回動の過程で、図4に示すように、移動する商品51によって商品移動検知用レバー部材91が回動中心93を中心にして回動する。その結果、回動リンク95が回転して、最終的にトリガ機構97のリンク(トリガ用リンク)105が回動し、硬貨回収装置23の硬貨回収機構119が動作する。図10(B)及び図15に示すように、スライド部材139が引かれて、扉部材165が開くとともに、被可動部材135の飛び出しにより硬貨が硬貨貯金箱200(図15)に落下する。なお図15には、開いた扉部材165は図示していない。
【0047】
上記実施の形態では、n本の商品収納路に対応して1個の商品移動部材を回転軸に対して取り付けているが、1本の商品収納路に対応してm個(mは1以上の正の整数)の商品移動部材を設けてもよい。図20は、4本の商品収納路を有する場合に、1本の商品収納路に対して2個の商品移動部材63a,63aと、商品移動部材63b,63bと、商品移動部材63c,63cと、商品移動部材63d,63dとを設ける場合を示している。1本の商品収納路に対して商品移動部材を回転軸に何個取り付けるかは、商品の大きさとの関係で任意に定めればよい。なぜならば、mの数があまり多くなると、1回の動作で商品移動部材が回動する回転角度が小さくなるため、商品の移動ストロークを大きくすることができず、大きな移動ストロークを必要とする商品を商品移動部材によって移動させることができなくなるからである。
【0048】
なお1つの商品収納路に対して設けられるm個の商品移動部材は、回転軸の回転方向に360°/mの角度間隔をあけて回転軸に対して設けるのが好ましい。この場合、n×m個の商品移動部材が回転軸に設けられた状態を回転軸の軸線方向の一方側から平面的に見た状態におけるn×m個の商品移動部材間の角度間隔が360°/n×mとなる。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、各商品案内通路に商品が入っている限り、回転軸が1回転する間にn本の商品収納路のすべてから同じ速さで商品を商品案内通路に移動させことができるので、商品収納室の容量を最大限活用して商品をスピーディに販売することができる利点がある。また本発明によれば、商品が商品収納路に上下方向に積み重ねられて収納されるため、商品のケースが例えば箱形であっても予め定めた姿勢で商品を移動させることができ、その結果、商品が出てこなくなるような不具合が生じる可能性が少なくなる利点が得られる。また商品を上下方向に整然と並べるため、商品のケースが紙製のケースのように機械的強度が低いものであっても、商品収納室内において他の商品のケースと衝突してケースが変形するといった問題が発生することはない。また本発明によれば、商品案内路の数を増減することにより商品の収納数を任意に増減することができるので、装置の設計が容易になる利点が得られる。更に商品移動部材の取り付け方によっては、1回の動作で2以上の商品収納路からそれぞれ商品を商品案内通路に同時に移動させることができるので、1回に複数個の商品を販売することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)及び(B)は、一実施の形態の自動販売機の正面図及び斜視図である。
【図2】 商品収納部の一例を示す斜視図である。
【図3】 商品移動機構と商品移動機構に駆動力を伝達する駆動力伝達機構との構成を示す図である。
【図4】 (A)及び(B)は、商品が移動する際の状態を説明するために用いる説明図である。
【図5】 (A)はトリガ機構を示す図であり、(B)は商品移動部材が商品収納部を通過する状態を示す図である。
【図6】 硬貨回収装置の左側面図である。
【図7】 硬貨回収装置の正面図である。
【図8】 硬貨回収装置の概略右側面図である。
【図9】 硬貨回収装置の硬貨の流れを説明するための概念図である。
【図10】 (A)及び(B)は硬貨停留部に硬貨が停留している状態を示す断面図及び硬貨停留部から硬貨が排出される状態を示す拡大断面図である。
【図11】 (A)及び(B)はそれぞれ硬貨回収機構の扉部材の開閉前後の状態を示す図である。
【図12】 硬貨回収装置の一部を断面にして示した図である。
【図13】 返金動作の際における硬貨回収装置の正面図である。
【図14】 返金動作の際における硬貨回収装置の左側面である。
【図15】 硬貨回収動作の際における硬貨回収装置の正面図である。
【図16】 硬貨回収動作の際における硬貨回収装置の背面図である。
【図17】 (A)及び(B)は、それぞれ操作部材ロック機構の初期状態を説明するために用いる図である。
【図18】 (A)及び(B)は、それぞれ操作部材ロック機構のロック状態を説明するために用いる図である。
【図19】 (A)及び(B)は、それぞれ操作部材ロック機構のロック解除状態を説明するために用いる図である。
【図20】 商品移動部材の異なった取り付け例を示す図である。
【符号の説明】
1 自動販売機
3 ケース
5 蓋部
11,13 商品収納部
23 25 硬貨回収装置
27 商品案内通路
37,39 手動操作部材
41 商品移動機構
43 駆動力伝達機構
45 収納部本体
49 商品収納路
53 商品待機空間部
65 商品移動部材
83 カム
89 従動部材
91 商品移動検知用バー部材
103 第2の回動リンク(トリガ用リンク)
115 回収装置本体
116 硬貨停留部
119 硬貨回収機構
120 操作部材ロック機構
125 第1の壁部
127 第2の壁部
134 ストッパ部材
135,136 被可動部材
139 スライド部材
141 ストッパ固定プレート
151 返金操作部材
165 扉部材

Claims (9)

  1. 複数の商品が収納される商品収納部と、
    手動で操作される手動操作部を備えて、前記手動操作部から加えられる力を駆動力として伝達する駆動力伝達機構と、
    前記駆動力伝達機構から伝達される前記駆動力により動作して前記商品収納部に収納された前記複数の商品の中から少なくとも1つの商品を商品案内通路に移動させる商品移動機構とを備えた自動販売機であって、
    前記商品収納部は、前記複数の商品が上下方向に重なった状態で収納されるn本(nは2以上の正の整数)の商品収納路を備え、前記n本の商品収納路が列をなすように並んでいる構造を有しており、
    前記商品移動機構は、前記n本の商品収納路の下方側に位置して、前記n本の商品収納路が並ぶ方向と同じ方向に延び且つ前記駆動力伝達機構からの前記駆動力により回転する回転軸と、前記n本の商品収納路に対応するように前記回転軸に設けられて前記回転軸と共に回転するn×m個(mは1以上の正の整数)の商品移動部材とを備えており、
    1本の前記商品収納路に対してm個の前記商品移動部材が前記回転軸に取り付けられており、
    前記n×m個の商品移動部材の前記回転軸への取り付け状態及び前記商品収納部の構造は、前記回転軸が所定の角度回転するごとに、前記n本の商品収納路の少なくとも一つから前記商品を前記商品案内通路へと移動させることができるように定められており、
    前記商品収納部は、前記n本の商品収納路内の最下部にそれぞれ位置するn個の商品待機空間部内を前記n個の商品移動部材の端部がそれぞれ通過する際に前記n個の商品待機空間部にある前記商品を押し出すことを可能にするように構成されており、
    前記n個の商品待機空間部の出口部分には、前記商品移動部材が回動していないときには前記商品が前記商品待機空間部から前記商品案内通路へと移動するのを阻止するために阻止位置にあり、前記商品移動部材が回動して前記商品を前記商品待機空間部から前記商品案内通路へと移動させる際には、移動する前記商品によって押されて前記阻止位置から移動許容位置に変位する1つの商品移動検知用バー部材が、前記n個の商品待機空間部に対して共通のものとして配置され、
    前記n個の商品待機空間部の出口部分には、前記商品移動部材が回動して前記商品を前記商品待機空間部から前記商品案内通路へと移動させるときの障害にはならないが、当該商品移動部材により移動させられない他の前記商品が前記出口部分から飛び出すのを規制する飛び出し規制部材が、前記n個の商品待機空間部の出口部分にそれぞれ個別に設けられていることを特徴とする自動販売機。
  2. 複数の商品が収納される2つの商品収納部と、
    1つの商品案内通路と、
    手動で操作される2つの手動操作部を備えて、前記2つの手動操作部から加えられる力をそれぞれ駆動力として伝達する2つの駆動力伝達機構と、
    前記2つの駆動力伝達機構から伝達される前記駆動力によりそれぞれ動作して前記2つの商品収納部に収納された前記複数の商品の中から前記商品を前記1つの商品案内通路に移動させる2つの商品移動機構とを備え、
    前記2つの商品収納部は、前記複数の商品が上下方向に重なった状態で収納されるn本(nは2以上の正の整数)の商品収納路を備え、前記n本の商品収納路が列をなすように並んでいる構造をそれぞれ有し、
    前記2つの商品移動機構は、対応する前記2つの商品収納部の前記n本の商品収納路の下方側に位置して、前記n本の商品収納路が並ぶ方向と同じ方向に延び且つ前記駆動力伝達機構からの前記駆動力により回転する回転軸と、前記n本の商品収納路に対応するように前記回転軸に設けられて前記回転軸と共に回転するn×m個(mは1以上の正の整数)の商品移動部材とをそれぞれ備え、
    1本の前記商品収納路に対してm個の前記商品移動部材が前記回転軸に取り付けられ、
    前記2つの商品移動機構のそれぞれの前記n×m個の商品移動部材の前記回転軸への取り付け状態及び前記2つの商品収納部の構造は、前記回転軸が所定の角度回転するごとに、前記n本の商品収納路の一つから前記商品を前記1つの商品案内通路へと移動させることができるように定められており、
    前記商品収納部は、前記n本の商品収納路内の最下部にそれぞれ位置するn個の商品待機空間部内を前記n個の商品移動部材の端部がそれぞれ通過する際に前記n個の商品待機空間部にある前記商品を押し出すことを可能にするように構成されており、
    前記n個の商品待機空間部の出口部分には、前記商品移動部材が回動していないときには前記商品が前記商品待機空間部から前記商品案内通路へと移動するのを阻止するために阻止位置にあり、前記商品移動部材が回動して前記商品を前記商品待機空間部から前記商品案内通路へと移動させる際には、移動する前記商品によって押されて前記阻止位置から移動許容位置に変位する1つの商品移動検知用バー部材が、前記n個の商品待機空間部に対して共通のものとして配置され、
    前記n個の商品待機空間部の出口部分には、前記商品移動部材が回動して前記商品を前記商品待機空間部から前記商品案内通路へと移動させるときの障害にはならないが、当該商品移動部材により移動させられない他の前記商品が前記出口部分から飛び出すのを規制する飛び出し規制部材が、前記n個の商品待機空間部の出口部分にそれぞれ個別に設けられていることを特徴とする自動販売機。
  3. 1つの前記商品収納路に対して設けられるm個の商品移動部材は、前記回転軸の回転方向に360°/mの角度間隔をあけて前記回転軸に対して設けられており、
    前記n×m個の商品移動部材が前記回転軸に設けられた状態を前記回転軸の軸線方向の一方側から平面的に見た状態における前記n×m個の商品移動部材間の角度間隔が360°/n×mであることを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機。
  4. 複数の商品が収納される商品収納部と、
    手動で操作される手動操作部を備えて、前記手動操作部から加えられる力を駆動力として伝達する駆動力伝達機構と、
    前記駆動力伝達機構から伝達される前記駆動力により動作して前記商品収納部に収納された前記複数の商品の中から少なくとも1つの商品を商品案内通路に移動させる商品移動機構とを備え自動販売機であって、
    前記商品収納部は、前記複数の商品が上下方向に重なった状態で収納されるn本(nは2以上の正の整数)の商品収納路を備え、前記n本の商品収納路が列をなすように並んでいる構造を有しており、
    前記商品移動機構は、前記n本の商品収納路の下方側に位置して、前記n本の商品収納路が並ぶ方向と同じ方向に延び且つ前記駆動力伝達機構からの前記駆動力により回転する回転軸と、前記n本の商品収納路に対応するように前記回転軸に設けられて前記回転軸と共に回転するn個の商品移動部材とを備えており、
    1本の前記商品収納路に対して1個の前記商品移動部材が前記回転軸に取り付けられており、
    前記n個の商品移動部材の前記回転軸への取り付け状態及び前記商品収納部の構造は、前記回転軸が所定の角度回転するごとに、前記n本の商品収納路の一つから前記商品を前記商品案内通路へと移動させることができるように定められており、
    前記商品収納部は、前記n本の商品収納路内の最下部にそれぞれ位置するn個の商品待機空間部内を前記n個の商品移動部材の端部がそれぞれ通過する際に前記n個の商品待機空間部にある前記商品を押し出すことを可能にするように構成されており、
    前記n個の商品待機空間部の出口部分には、前記商品移動部材が回動していないときには前記商品が前記商品待機空間部から前記商品案内通路へと移動するのを阻止するために阻止位置にあり、前記商品移動部材が回動して前記商品を前記商品待機空間部から前記商品案内通路へと移動させる際には、移動する前記商品によって押されて前記阻止位置から移動許容位置に変位する1つの商品移動検知用バー部材が、前記n個の商品待機空間部に対して共通のものとして配置され、
    前記n個の商品待機空間部の出口部分には、前記商品移動部材が回動して前記商品を前記商品待機空間部から前記商品案内通路へと移動させるときの障害にはならないが、当該商品移動部材により移動させられない他の前記商品が前記出口部分から飛び出すのを規制する飛び出し規制部材が、前記n個の商品待機空間部の出口部分にそれぞれ個別に設けられていることを特徴とする自動販売機。
  5. 前記n個の商品移動部材は、前記回転軸の軸線方向の一方側から見たときの隣接する他の前記商品移動部材との間の角度間隔が、360°/nとなるように前記回転軸に設けられている請求項4に記載の自動販売機。
  6. 前記商品収納部は、取り外しが可能な1つのユニットとして構成されており、
    前記商品収納部と前記商品移動機構とは、前記商品収納部を前記商品移動機構に近づける動作をすることにより両者が連係状態とになり、前記商品収納部を前記商品移動機構から引き離す動作をすることにより連係状態が解除されるように構成されている請求項1,2または4に記載の自動販売機。
  7. 商品を購入するために必要な硬貨が必要な枚数だけ投入されるまでは前記手動操作部材をロック状態とし、商品を購入するために必要な硬貨が必要な枚数だけ投入されると前記手動操作部材のロック状態を解除する操作部材ロック機構と、
    前記操作部材ロック機構のロック状態が解除された後に、前記商品移動検知用バー部材が前記阻止位置から前記移動許容位置に変位したことを機械的に検出するトリガ機構と、
    前記商品移動検知用バー部材が前記阻止位置から前記移動許容位置に変位したことを前記トリガ機構が検出するとトリガされて、投入された前記硬貨を回収する硬貨回収装置とを更に具備することを特徴とする請求項1,2または4に記載の自動販売機。
  8. 前記トリガ機構は、前記商品移動検知用バー部材の動きで変形するリンク機構から構成され、
    前記硬貨回収装置は前記リンク機構の一部を構成するトリガ用リンクの動きによりトリガされるように構成されている請求項に記載の自動販売機。
  9. 前記操作部材は操作部材用回転軸を中心にして回転する回転操作部材からなり、
    前記ロック機構は、
    前記操作部材用回転軸に固定されて前記操作部材用回転軸と一緒に回転するカム部材と、
    前記カム部材のカム面と接触する接触面を有して前記カム面のカム曲線に応じた動きをする従動部材と、
    前記従動部材に設けられ、前記必要な枚数の硬貨の投入の有無に応じて、前記従動部材の動きを規制することにより前記カム部材の回転をする動作規制機構とを具備し、
    前記動作規制機構は、前記必要な枚数の硬貨が投入されているときには、前記カム曲線に応じた前記従動部材の動きに伴って前記硬貨と係合して変形することにより、前記従動部材の前記カム曲線に応じた動きを許容し、前記必要な枚数の硬貨が投入されていないときには前記硬貨と係合し得ないために変形せずに前記カム曲線に応じた前記従動部材の動きを規制するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の自動販売機。
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