JP4276645B2 - センサ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物理変化を検出するセンサ装置に関する。
従来、自動車においては、ステアリングホイールの回転角度を検出するステアリングアングルセンサとして磁気センサが用いられている。
図3に示すように、磁気センサ1は、4つの磁気抵抗素子31〜34によりホイートストーンブリッジが構成されたものである。そして、磁気センサ1に対して磁界の方向が所定方向の時、磁気抵抗素子31,32間のノードN1と、磁気抵抗素子33,34間のノードN2との間の電圧(ブリッジの各中点電位E1,E2の差であるオフセット電圧E12)が0Vに近いもの程、磁気センサ1として高性能であることが知られている。即ち、磁気抵抗素子31の電気抵抗値をR1、磁気抵抗素子32の電気抵抗値をR2、磁気抵抗素子33の電気抵抗値をR3、磁気抵抗素子34の電気抵抗値をR4としたとき、「R1×R4=R2×R3」の関係式が成り立つことが最も好ましい。
ここで、磁気センサ1は、オフセット電圧E12を0Vに近づけるために、つまり前記関係式を成り立たせるために、磁気抵抗素子31〜34の各々において、電気抵抗値R1〜R4の各々が互いに等しくなるような所要のパターンが予め設定されている。しかしながら、磁気抵抗素子31〜34の個々が有する電気抵抗値R1〜R4のバラツキは、成膜精度やパターンのエッチング精度に起因しているが、それらの精度の向上だけでは前記関係式を成り立たせることは困難である。
そこで、磁気センサ1を製造するのに際して、磁気抵抗素子31〜34の一部を切断することで電気抵抗値R1〜R4を微調整するトリミングの手法が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開平05−034224号公報(段落番号0019〜0023、図4、図5)
ところが、前記関係式を成り立たせる目的でトリミングを施しても、磁気抵抗素子31〜34の各々において、電気抵抗値R1〜R4の各々が、トリミング直後のものから互いに異なる度合で経時変化する。このため、ホイートストーンブリッジの平衡が時間の経過に伴って維持されなくなって、オフセット電圧E12がレーザトリミング直後の0Vから、やがて磁気センサ1の性能を決定する上で無視できない程のレベルにまで達する。
そこで、トリミングに先立って、磁気抵抗素子31〜34の各々に対してレーザを照射して熱を付与することで同磁気抵抗素子31〜34の各々を物理的に安定化させることが考えられる。しかしながら、このようにトリミングとは別の工程(熱処理工程)でレーザーを用いる手法を採用した場合、レーザを照射するための装置が必要となる。その結果、磁気センサ1の製造コストが高騰する。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、低コストでありながら、オフセット電圧の経時変化を抑制することが可能なセンサ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、物理変化に応じて複数のセンサエレメントの各々の電気抵抗値が変化することに基づいて物理変化を検出するセンサ装置において、前記センサエレメントを覆う保護膜の少なくとも一部が、該センサエレメントが露出されない態様で、且つ該センサエレメントの周囲に沿って開口部が設けられるように、エッチングにより除去されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のセンサ装置において、前記センサエレメントは、前記保護膜として複数層の保護膜により覆われ、前記複数層の保護膜の少なくとも1層の少なくとも一部が、前記センサエレメントが露出されない態様で、且つ該センサエレメントの周囲に沿って開口部が設けられるように、エッチングにより除去されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載のセンサ装置において、絶縁膜を介して前記センサエレメントが設けられる基板を備え、前記保護膜の少なくとも一部がエッチングにより除去されることで設けられる前記開口部は、前記絶縁膜に達する開口部であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のセンサ装置において、前記センサエレメントの外形を四角形として扱ったとき、該四角形を構成する四辺の全ての辺に沿って前記開口部が設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のセンサ装置において、前記センサエレメントの外形を四角形として扱ったとき、該四角形を構成する四辺の全ての辺に沿って互いに独立して、若しくは該四角形を構成する四辺に沿って2つのL字状が互いに独立して、前記開口部が設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明では、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のセンサ装置において、前記センサエレメントの外形を四角形として扱ったとき、該四角形を構成する四辺の少なくとも一辺に沿って、その辺の全長に亘って前記開口部が設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明では、基板と、絶縁膜を介して前記基板上に設けられたセンサエレメントと、前記センサエレメントを覆う保護膜とを備え、物理変化に応じて複数の前記センサエレメントの各々の電気抵抗値が変化することに基づいて物理変化を検出するセンサ装置において、前記保護膜の少なくとも一部が、前記センサエレメントが露出されない態様で、且つ該センサエレメントの周囲に沿って肉薄部が設けられるように、エッチングにより除去されていることを特徴とする。
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の発明によると、センサエレメントを覆う保護膜の少なくとも一部が、該センサエレメントが露出されない態様で、且つ該センサエレメントの周囲に沿って開口部又は肉薄部が設けられるように、エッチングにより除去されている。このため、センサエレメントが保護膜から受ける応力の度合が緩和される。そして、これにより、該応力に起因する電気抵抗値の経時変化が抑制される。言い換えると、オフセット電圧の経時変化が抑制される。ここに、保護膜の少なくとも一部を除去するのに際して、レーザを照射する装置を必要としないエッチングが採用されている。このため、製造コストが低廉なものとなる。従って、低コストでありながら、オフセット電圧の経時変化を抑制することができる。
また、センサエレメントが露出されない態様で保護膜が除去されている。つまり、センサエレメントは、保護膜により保護された状態で維持されている。ここに、センサエレメントが保護膜により保護されていない場合、同センサエレメントに対する外乱により電気抵抗値が経時変化することが考えられるが、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の発明によると、このようなことはない。従って、センサ装置としての機能を大いに発揮させることができる。
さらに、センサエレメントの周囲に沿って保護膜が除去されている。このため、センサエレメントが保護膜から受ける応力の度合が好適に緩和される。従って、該応力に起因する電気抵抗値の経時変化を好適に抑制することができる。
請求項に記載の発明によると、センサエレメントを覆う複数層の保護膜の少なくとも1層の少なくとも一部がエッチングにより除去されている。このため、センサエレメントが保護膜から受ける応力の度合が緩和される。従って、該応力に起因する電気抵抗値の経時変化を抑制することができる。
請求項に記載の発明によると、保護膜の少なくとも一部がエッチングにより除去されて同保護膜に絶縁膜に達する開口部が設けられている。つまり、絶縁膜に達する深さでエッチングが行われている。このため、センサエレメントが保護膜から受ける応力の度合が確実に緩和される。従って、該応力に起因する電気抵抗値の経時変化を確実に抑制することができる。
請求項に記載の発明によると、保護膜の少なくとも一部がエッチングにより除去されて同保護膜に肉薄部が設けられている。つまり、絶縁膜に達しない深さでエッチングが行われている。このため、センサエレメントが保護膜から受ける応力の度合が好適に緩和される。従って、該応力に起因する電気抵抗値の経時変化を好適に抑制することができる。
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の発明によれば、低コストでありながら、オフセット電圧の経時変化を抑制することができる。
以下、本発明を自動車のステアリングアングルセンサとして用いられる磁気センサに具体化した一実施形態を説明する。
図1及び図2に示すように、磁気センサ1は、基板10を備えている。基板10は、半導体(本実施形態ではシリコン)により構成されている。基板10の上面には、絶縁膜20が設けられている。絶縁膜20は、基板10の上面の略全体を覆うように設けられている。絶縁膜20は、酸化膜(本実施形態では二酸化珪素)により構成されている。絶縁膜20の上面には、磁気抵抗素子31〜34が設けられている。磁気抵抗素子31〜34の各々は、薄膜により所要のパターンに形成されている。磁気抵抗素子31〜34の各々は、ニッケルコバルトにより構成されている。ニッケルコバルトは、負の磁気特性を有する強磁性体である。
絶縁膜20の上面には、層間絶縁膜40が設けられている。層間絶縁膜40は、絶縁膜20の上面の略全体を覆うように設けられている。層間絶縁膜40は、磁気抵抗素子31〜34の全体を覆うように設けられている。層間絶縁膜40は、窒化膜(本実施形態では窒化珪素)により構成されている。層間絶縁膜40の上面には、金属パッド50が設けられている。金属パッド50の下面は、磁気抵抗素子31〜34の各々の始端及び終端に対して電気的に接続されている。金属パッド50の上面の一部は、露出されている。金属パッド50は、アルミニウムにより構成されている。
層間絶縁膜40の上面には、パッシベーション膜60が設けられている。パッシベーション膜60は、層間絶縁膜40の上面の略全体を覆うように設けられている。パッシベーション膜60は、金属パッド50の略全体を覆うように設けられている。パッシベーション膜60は、窒化膜(本実施形態では窒化珪素)により構成されている。
次に、磁気センサ1を構成する基板10、絶縁膜20、磁気抵抗素子31〜34、層間絶縁膜40、金属パッド50、パッシベーション膜60が果たす役目について説明する。
基板10は、磁気抵抗素子31〜34の各々を設けるための土台としての役目を果たす。絶縁膜20は、基板10と磁気抵抗素子31〜34の各々との間に必要な絶縁レベルを確保するための絶縁層としての役目を果たす。言い換えると、絶縁膜20は、基板10上に磁気抵抗素子31〜34の各々を設ける際の下地としての役目を果たす。磁気抵抗素子31〜34は、磁気センサ1により磁気の変化を検出するべく、磁気の変化に応じて電気抵抗値R1〜R4が変化するセンサエレメントとしての役目を果たす。層間絶縁膜40は、磁気抵抗素子31〜34の各々を外乱から保護するための保護膜としての役目を果たす。金属パッド50は、図3に示す態様で磁気抵抗素子31〜34間をワイヤーボンディングにより電気的に接続するための媒体としての役目を果たす。パッシベーション膜60は、磁気抵抗素子31〜34の各々を外乱から保護するための保護膜としての役目を果たす。
次に、本実施形態の磁気センサ1の特徴的な構成について説明する。
さて、磁気抵抗素子31〜34の各々を覆う保護膜(層間絶縁膜40、パッシベーション膜60)には、開口部61が設けられている。開口部61は、保護膜の一部がエッチングにより除去されて形成されたものである。開口部61は、絶縁膜20に達している。開口部61は、磁気抵抗素子31〜34の各々が露出されない態様で設けられている。つまり、磁気抵抗素子31〜34の各々は、上面全体が保護膜により覆われている。そして、磁気抵抗素子31〜34の各々の周囲に沿って開口部61が設けられている。詳述すると、磁気抵抗素子31〜34の各々の外形形状を四角形(長方形)として扱ったとき、長方形を構成する四辺に沿って4つの開口部61が互いに独立して設けられている。
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)磁気抵抗素子31〜34の各々を覆う保護膜(層間絶縁膜40、パッシベーション膜60)の一部がエッチングにより除去されている。このため、磁気抵抗素子31〜34の各々が保護膜(層間絶縁膜40、パッシベーション膜60)から受ける応力の度合が緩和される。そして、これにより、該応力に起因する電気抵抗値R1〜R4の経時変化が抑制される。言い換えると、オフセット電圧E12の経時変化が抑制される。ここに、保護膜(層間絶縁膜40、パッシベーション膜60)の一部を除去するのに際して、レーザを照射する装置を必要としないエッチングが採用されている。このため、製造コストが低廉なものとなる。従って、低コストでありながら、オフセット電圧E12の経時変化を抑制することができる。
(2)磁気抵抗素子31〜34の各々が露出されない態様で保護膜(層間絶縁膜40、パッシベーション膜60)が除去されている。つまり、磁気抵抗素子31〜34の各々は、保護膜(層間絶縁膜40、パッシベーション膜60)により保護された状態で維持されている。ここに、磁気抵抗素子31〜34の各々が保護膜(層間絶縁膜40、パッシベーション膜60)により保護されていない場合、同磁気抵抗素子31〜34の各々に対する外乱により電気抵抗値R1〜R4が経時変化することが考えられるが、本実施形態の構成によると、このようなことはない。従って、磁気センサ1としての機能を大いに発揮させることができる。
(3)磁気抵抗素子31〜34の各々の周囲に沿って保護膜(層間絶縁膜40、パッシベーション膜60)が除去されている。このため、磁気抵抗素子31〜34の各々が保護膜(層間絶縁膜40、パッシベーション膜60)から受ける応力の度合が好適に緩和される。従って、該応力に起因する電気抵抗値R1〜R4の経時変化を好適に抑制することができる。
(4)保護膜(層間絶縁膜40、パッシベーション膜60)の一部がエッチングにより除去されて同保護膜(層間絶縁膜40、パッシベーション膜60)に絶縁膜20に達する開口部61が設けられている。つまり、絶縁膜20に達する深さでエッチングが行われている。このため、磁気抵抗素子31〜34の各々が保護膜(層間絶縁膜40、パッシベーション膜60)から受ける応力の度合が確実に緩和される。従って、該応力に起因する電気抵抗値R1〜R4の経時変化を確実に抑制することができる。
尚、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・図4に示すように、磁気抵抗素子31〜34の各々の外形形状を四角形(長方形)として扱ったとき、長方形を構成する四辺に沿って2つの平面視L字状の開口部61が互いに独立して設けられている構成を採用してもよい。
・図5に示すように、磁気抵抗素子31〜34の各々の外形形状を四角形(長方形)として扱ったとき、長方形を構成する四辺のうちの二辺(例えば、2つの長辺)に沿って2つの開口部61が互いに独立して設けられている構成を採用してもよい。
・図6に示すように、磁気抵抗素子31〜34の各々の外形形状を四角形(長方形)として扱ったとき、長方形を構成する四辺に沿って4つの短い開口部61が互いに独立して設けられている構成を採用してもよい。
・開口部61の形状を任意の形状に変更してもよい。
・開口部61がバランス良く配置されている構成が好ましい。
・図7に示すように、磁気抵抗素子31〜34に重なる部分を除いて保護膜(層間絶縁膜40、パッシベーション膜60)がエッチングにより全て除去されている構成を採用してもよい。このように構成すると、磁気抵抗素子31〜34の各々が保護膜(層間絶縁膜40、パッシベーション膜60)から受ける応力の度合が確実に緩和される。従って、該応力に起因する電気抵抗値R1〜R4の経時変化を確実に抑制することができる。
・図9に示すように、層間絶縁膜40についてはエッチングが施されておらず、パッシベーション膜60については一部がエッチングにより除去されている構成を採用してもよい。或いは、3層以上の保護膜により磁気抵抗素子31〜34の各々が覆われている構成において、少なくとも1層の保護膜の一部がエッチングにより除去されている構成を採用してもよい。
・図10に示すように、保護膜(層間絶縁膜40、パッシベーション膜60)の一部がエッチングにより除去されて同保護膜(層間絶縁膜40、パッシベーション膜60)に肉薄部62が設けられている構成を採用してもよい。つまり、絶縁膜20に達しない深さでエッチングが行われている構成を採用してもよい。このように構成すると、磁気抵抗素子31〜34が保護膜(層間絶縁膜40、パッシベーション膜60)から受ける応力の度合が好適に緩和される。従って、該応力に起因する電気抵抗値R1〜R4の経時変化を好適に抑制することができる。
・磁気抵抗素子31〜34の各々を構成する材料は、ニッケルコバルトに限定されない。即ち、磁気抵抗素子31〜34の各々を構成する材料として、パーマロイ等の負の磁気特性を有する強磁性体を採用してもよい。
・磁気抵抗素子31〜34の各々を構成する材料は、負の磁気特性を有する強磁性体に限定されない。即ち、磁気抵抗素子31〜34の各々を構成する材料として、正の磁気特性を有する半導体を採用してもよい。このように正の磁気特性を有する半導体としては、インジウムアンチモン、ガリウムヒ素等が挙げられる。
・絶縁膜20を窒化膜(例えば、窒化珪素)により構成してもよい。
・層間絶縁膜40を酸化膜(例えば、二酸化珪素)により構成してもよい。
・パッシベーション膜60を酸化膜(例えば、二酸化珪素)により構成してもよい。
・層間絶縁膜40とパッシベーション膜60とを互いに異なる材料により構成してもよい。例えば、層間絶縁膜40を窒化膜により構成する一方でパッシベーション膜60を酸化膜により構成してもよい。
・磁気センサ以外のセンサ装置に具体化してもよい。例えば、磁気以外に、光、熱、圧力等の変化(物理変化)を検出するセンサ装置に具体化してもよい。
本実施形態の磁気センサの平面図。 本実施形態の磁気センサの要部断面図。 磁気センサの電気回路図。 他の実施形態の磁気センサの要部平面図。 他の実施形態の磁気センサの要部平面図。 他の実施形態の磁気センサの要部平面図。 他の実施形態の磁気センサの平面図。 他の実施形態の磁気センサの要部断面図。 他の実施形態の磁気センサの要部断面図。 他の実施形態の磁気センサの要部断面図。
符号の説明
1…磁気センサ(センサ装置)、10…基板、20…絶縁膜、31〜34…磁気抵抗素子(センサエレメント)、40…層間絶縁膜(保護膜)、60…パッシベーション膜(保護膜)、61…開口部、62…肉薄部、R1〜R4…電気抵抗値。

Claims (7)

  1. 物理変化に応じて複数のセンサエレメントの各々の電気抵抗値が変化することに基づいて物理変化を検出するセンサ装置において、
    前記センサエレメントを覆う保護膜の少なくとも一部が、該センサエレメントが露出されない態様で、且つ該センサエレメントの周囲に沿って開口部が設けられるように、エッチングにより除去されていることを特徴とするセンサ装置。
  2. 請求項1に記載のセンサ装置において、
    前記センサエレメントは、前記保護膜として複数層の保護膜により覆われ、
    前記複数層の保護膜の少なくとも1層の少なくとも一部が、前記センサエレメントが露出されない態様で、且つ該センサエレメントの周囲に沿って開口部が設けられるように、エッチングにより除去されていることを特徴とするセンサ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のセンサ装置において、
    絶縁膜を介して前記センサエレメントが設けられる基板を備え、
    前記保護膜の少なくとも一部がエッチングにより除去されることで設けられる前記開口部は、前記絶縁膜に達する開口部であることを特徴とするセンサ装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のセンサ装置において、
    前記センサエレメントの外形を四角形として扱ったとき、該四角形を構成する四辺の全ての辺に沿って前記開口部が設けられていることを特徴とするセンサ装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のセンサ装置において、
    前記センサエレメントの外形を四角形として扱ったとき、該四角形を構成する四辺の全ての辺に沿って互いに独立して、若しくは該四角形を構成する四辺に沿って2つのL字状が互いに独立して、前記開口部が設けられていることを特徴とするセンサ装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のセンサ装置において、
    前記センサエレメントの外形を四角形として扱ったとき、該四角形を構成する四辺の少なくとも一辺に沿って、その辺の全長に亘って前記開口部が設けられていることを特徴とするセンサ装置。
  7. 基板と、絶縁膜を介して前記基板上に設けられたセンサエレメントと、前記センサエレメントを覆う保護膜とを備え、物理変化に応じて複数の前記センサエレメントの各々の電気抵抗値が変化することに基づいて物理変化を検出するセンサ装置において、
    前記保護膜の少なくとも一部が、前記センサエレメントが露出されない態様で、且つ該センサエレメントの周囲に沿って肉薄部が設けられるように、エッチングにより除去されていることを特徴とするセンサ装置。
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