JP4276421B2 - スロット機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両における電子キーのスロット機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両においては、その基本性能や安全性の向上はもとより、その操作性の向上が求められており、その1つとしてスマートイグニッション装置が知られている。スマートイグニッション装置とは、車両の所有者が電子キーを所持した状態で車内に乗り込み、メカニカルキーを用いずに車両側に設けられたスイッチを操作するだけでエンジンを始動又は停止させることができるようにするものである。
【0003】
ところで、スマートイグニッション装置は、無線通信により電子キーと車両との間でID照合を行うものであるため、電池消耗時等の非常時には、インストルメントパネルに設けた電子キーのスロット機構(以下、単にスロット機構)に電子キーを差し込んでID照合を行う必要がある。しかし、このような電子キーの差込口は、電子キーの形状によっては、大きな開口部となってしまう場合がある。
【0004】
従来、電子キーに限らず大きな開口部を有するスロット機構には、スロット機構内部に埃やごみ等の異物が入り込むことを防止するために、シャッタが備えられており、通常時は、スロット機構の開口部は、このシャッタにより塞がれている。そして、電子キー挿入時には、このシャッタは、電子キーとともにスロット機構内部に押し込まれる構造となっている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−130381号公報
【特許文献2】
特開2001−132289号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、車両においては、運転中の電子キーの脱落を防ぐ観点から、電子キーをスロット機構内に保持する必要がある。また、この場合、シャッタは、スロット機構内部に押し込まれ保持される。しかしながら、電子キー以外の物、例えば、指等でシャッタを押した場合にも、シャッタがスロット機構内に保持されるため、開口部が開いたままになってしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、このような従来の技術に存在する問題に着目してなされたものであり、その目的は、挿入体の未挿入時にシャッタにて開口部を確実に閉塞することが可能なスロット機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、挿入体が挿入される収容空間と開口部を有し、前記挿入体の挿入により該挿入方向に移動するとともに該挿入体の抜脱により開口部方向に移動して該開口部を閉塞するシャッタを備えたスロット機構において、前記収容空間を前記挿入方向及び前記開口部方向に移動可能に設けられるとともに前記開口部と同一方向に開口する内部空間を有するシャッタホルダを備え、前記シャッタは、前記シャッタホルダの内部空間を前記挿入方向及び前記開口部方向に移動可能に設けられ、前記開口部から前記内部空間に挿入された前記挿入体に押圧されて該内部空間を前記挿入方向に移動するとともに、前記収容空間において前記シャッタホルダを前記開口部方向に付勢する第1の弾性部材と、前記内部空間において前記シャッタを前記開口部方向に付勢する第2の弾性部材とを備え、前記シャッタホルダは、前記内部空間を前記挿入方向に移動した前記シャッタが前記シャッタホルダの底部内面を押圧することにより前記収容空間を前記挿入方向に移動するとともに、前記挿入体の抜脱により前記収容空間を前記開口部方向に移動して、前記第2の弾性部材に付勢されることにより前記内部空間を前記開口部方向に移動した前記シャッタが前記開口部を閉塞可能な位置に復帰するものであって、前記シャッタホルダが前記収容空間を前記挿入方向に移動することにより、前記挿入体として前記シャッタホルダの内部空間に挿入された電子キーを、該電子キーに押圧されて前記内部空間を移動した前記シャッタが該内部空間における前記底部内面を押圧する位置において前記シャッタホルダにロックするロック機構と、前記シャッタが前記内部空間における前記底部内面を押圧する位置に移動した前記シャッタホルダを、前記シャッタの押圧により前記収容空間を前記挿入方向に移動した位置において保持する保持機構と、を備えたことを要旨とする。
【0009】
この発明によれば、前記挿入体の抜脱により前記シャッタが前記開口部を閉塞する。また、前記挿入体としての電子キーの挿入時には、当該電子キーが前記シャッタホルダ内にロックされることにより前記シャッタの前記開口部方向への移動が規制され、シャッタホルダが移動した位置で保持されるため、電子キーはスロット機構内に保持される。そして、前記挿入体として電子キー以外の物が挿入された場合には、前記シャッタの前記開口部方向への移動は規制されないため、前記シャッタは前記開口部方向に移動し、前記保持機構は前記シャッタの前記開口部方向への移動により前記シャッタホルダの保持を解除する。従って、前記シャッタホルダ及び前記シャッタは、該シャッタが前記開口部を閉塞する位置に復帰する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態について、図1〜図15を参照して説明する。
【0011】
図2に示すように、スロット機構1は、電子キー5が挿入され、その筐体10内に該電子キー5を保持する。
図1〜図4に示すように、スロット機構1は、前記筐体10と、シャッタホルダ11と、シャッタ12と、を備える。
【0012】
筐体10は、ケース本体21とパネル部22とからなり、パネル部22がケース本体21の開口部に取着されることにより、筐体10は、箱型形状をなす。
ケース本体21は、有底角筒形状をなし、その側壁外周面に凹部31を備える。凹部31は、ケース本体21の開口端に形成されており、凹部31の底部には、突起31aが突設されている。ケース本体21には、開口端にパネル部22が取着されている。パネル部22は、矩形板状に形成され、その外縁に当該パネル部22を取着するための係止板32が立設され、当該係止板32には、貫通孔32aが形成されている。そして、ケース本体21の凹部31とパネル部22の係止板32とが嵌合され、係止板32に形成された貫通孔32aに凹部31の突起31aが嵌入されることにより、パネル部22は、ケース本体21の開口部を塞ぐようにケース本体21に取着される。
【0013】
パネル部22は、当該パネル部22がケース本体21に取り付けられることにより筐体10の一面を構成するその表面22aに、筐体10内部、即ちケース本体21の内部空間と連通する電子キー挿入孔23を備える。電子キー挿入孔23は、表面22aの中央部から長手方向(図において上下方向)に沿って形成されている。電子キー挿入孔23は、その断面形状が、電子キー5の挿入方向に対する直交断面の形状と略同一になるように形成されている。尚、以下、説明のため、電子キー挿入孔23が形成されたパネル部22の表面22aを筐体10の正面とし、電子キー5が挿入される方向を奥行き方向とする。
【0014】
図3に示すように、ケース本体21は、パネル部22の裏面22bの短手側の端部と当接する一対の側壁(以下、作用壁35)の開口部近傍に、内側から凹設して、その厚みが薄い部分(以下、薄肉部35a)を有する。なお、以下、説明のため、作用壁35のケース本体内部側の厚みの厚い部分を厚肉部35bとし、前記作用壁35と直交する位置関係にあるケース本体21の側壁、即ち、前記裏面22bの長手側の端部と当接する一対の側壁を構造壁36とする。
【0015】
作用壁35は、その薄肉部35aと厚肉部35bとの間が、薄肉部35a側から厚肉部35b側に徐々に厚みが増すように形成されている。即ち、作用壁35の内壁面(以下、作用面37)は、これら薄肉部35aの内壁面(以下、薄肉面37a)、厚肉部35bの内壁面(以下、厚肉面37b)及びこれら薄肉面37aと厚肉面37bに連接する斜面37cにより形成される。そして、厚肉面37bには、保持機構を構成する係止凹部としての係止凹部39が形成されている。
【0016】
係止凹部39は、その開口部から底部に向かって開口半径が次第に小さくなるように形成されており、係止凹部39の外縁部は、係止凹部39の底面及び前記作用面37に連接する斜面39aを形成している。
【0017】
図4に示すように、筐体10の内部空間には、シャッタホルダ11が配設されている。シャッタホルダ11は、有底角筒形状をなす。シャッタホルダ11は、その開口部がケース本体21の開口部と同一方向を向くように、ケース本体21内部に配設されている。シャッタホルダ11の側壁外周の直交断面の形状は、ケース本体21の前記厚肉部35b位置の内部空間の断面形状と略同一となっている。従って、当該ケース本体21内部に配設されたシャッタホルダ11は、前記作用面37に沿ってケース本体21の内部空間を奥行き方向に摺動可能となっている。
【0018】
ケース本体21の底部内面21aとシャッタホルダ11の底部外面11aとの間には、第1の弾性部材としてのケース用コイルバネ40が介在している。ケース用コイルバネ40の一端は、ケース本体21の底部内面21aに設けられたバネ係止突部41に係合されており、他端はシャッタホルダ11の底部外面11aに形成されたバネ係止突部42に係合されている。シャッタホルダ11は、ケース用コイルバネ40の弾性力によって、ケース本体21の開口部方向に向かって常時付勢されている。そして、通常時においては、シャッタホルダ11の開口部は、前記裏面22bに設けられたストッパ45に当接するようになっている。
【0019】
図1、図5及び図6に示すように、シャッタホルダ11は、ロック機構を構成する係止部材として一対のロックピース49を備える。シャッタホルダ11の側壁のうち、前記ケース本体21の作用面37に対向する一対の側壁(以下、機能壁50)には、両機能壁50を貫通するロックピース取付孔51が形成されており、ロックピース49は、当該ロックピース取付孔51に配設されている。
【0020】
ロックピース取付孔51は、シャッタホルダ11の開口部近傍に位置し、機能壁50を奥行き方向に二分する中心線近傍から、前記ケース本体21の構造壁36に対向するシャッタホルダ11の一対の側壁(以下、作動壁52)の一方(図において左側)に向かって延設されている。そして、当該ロックピース取付孔51が延設された方の作動壁52の内壁面には、ロックピース取付孔51と一体となるように形成された溝部54が設けられている。
【0021】
各ロックピース49は、ロック部49aとL字形状のアーム部49bとからなる。アーム部49bは溝部54に沿って伸びる長枝部49dと、その長枝部49dの上端又は下端からロックピース取付孔51に沿って伸びる短枝部49cとから形成される。そして、ロック部49aは、アーム部49bの短枝部49cの自由端から長枝部49dに平行に突設され、当該長枝部49dと並行するように延伸されている。ロック部49aの長さは、前記シャッタホルダ11の機能壁50の厚み及び前記ケース本体21の作用壁35の厚肉部35bの厚みと薄肉部35aの厚みとの差と、略同一となっている。
【0022】
ロックピース49は、そのアーム部49bの長枝部49dが前記溝部54に沿うように、また、その短枝部49cがロックピース取付孔51の長手方向に沿うように、ロックピース取付孔51の両側から緩挿されている。そして、これら2つのロックピース49の長枝部49dの自由端の間には、当該双方の自由端に当接するロック用コイルバネ53が配設されている。
【0023】
そして、ロックピース49は、ロック用コイルバネ53の弾性力によってその短枝部49cがロックピース取付孔51から突出する方向に向かって常時付勢されている。従って、ロックピース49は、そのアーム部49bの短枝部49cがシャッタホルダ11のロックピース取付孔51から突出し、前記ケース本体の作用面37に常時当接している。そして、通常時においては、前記アーム部49bの短枝部49cは、前記薄肉面37aと当接している。
【0024】
図1及び図4に示すように、シャッタホルダ11は、保持機構を構成する係止部材として(本実施形態では一対)の節度ピース61を備える。シャッタホルダ11の前記機能壁50には、それぞれシャッタホルダ11内部空間に連通する節度ピース取付孔62が形成されており、節度ピース61は、当該節度ピース取付孔62内にそれぞれ配設されている。
【0025】
詳述すると、節度ピース取付孔62は、前記機能壁50の外壁面中央部に位置し、シャッタホルダ11の奥行き方向に沿って細長く延設されている。節度ピース取付孔62の対向する外縁長辺部には、それぞれ凹部63が形成されている。節度ピース61は、棒状をなし、当該節度ピース61と直交しそれぞれ逆方向に延びる一対の回動軸64を備える。節度ピース61は、その回動軸64が当該凹部63に緩挿されることにより節度ピース取付孔62の長手方向に沿って配設されている。そして、凹部63は、回動軸64を回動可能に軸支する。即ち、節度ピース61は、前記節度ピース取付孔62内に配設され、回動軸64にて回動可能に軸支されている。そして、節度ピース61は、シャッタホルダ11底部側の先端部に、前記ケース本体21の作用面37に対向する方向に向かって突設された突部65を備えている。
【0026】
また、シャッタホルダ11はロックアーム74を備える。図4に示すように、ロックアーム74は、シャッタホルダ11の底部外面11aからケース本体21の底部内面21a方向に向かって突設されている。そして、ロックアーム74の先端近傍には、切り欠き74aが形成されている。
【0027】
図7に示すように、ケース本体21は、底部内面21aの近傍に、ソレノイド75を備える。ソレノイド75は、前記ロックアーム74と直交する方向に沿って移動するホルダロック機構を構成する係止手段としてのプランジャ76を備え、ソレノイド75は、電流が印加されることにより作動し、プランジャ76は、ソレノイド75に印加される電流の向きによって延伸又は収縮する。
【0028】
図1及び図4に示すように、シャッタホルダ11の内部空間には、シャッタ12が配設されている。シャッタ12は、略四角柱形状に形成されている。シャッタ12は、その奥行き方向に対する直交断面の形状がシャッタホルダ11の内部空間の断面形状と略同一となるように形成されており、シャッタホルダ11の内壁面に沿ってシャッタホルダ11の内部空間を奥行き方向に摺動可能となっている。
【0029】
シャッタホルダ11の底部内面11bとシャッタ12と間には、第2の弾性部材としてのシャッタ用コイルバネ77が介在している。シャッタホルダ11の底部内面11bには、その中央部に略円柱形上のガイドピン78がシャッタホルダ11の開口部方向に突設されており、シャッタ用コイルバネ77は、その一端が前記底部内面11bに当接する状態でガイドピン78に遊嵌されている。
【0030】
シャッタ12は、そのシャッタホルダ11の底部内面11bに対向する側の面12aの中央部にガイド穴80を備え、前記シャッタ用コイルバネ77は、その一端が当該ガイド穴80の底部に当接している。そして、シャッタ12は、シャッタ用コイルバネ77の弾性力によって、シャッタホルダ11の開口部方向に常時付勢されている。そして、通常時においては、そのシャッタホルダ11の開口部側の面12bが前記裏面22bと当接することにより、スロット機構1の開口部を閉塞している。
【0031】
シャッタ用コイルバネ77は、そのバネ定数が前記ケース用コイルバネ40のバネ定数よりも十分に低く設定されている。従って、これらシャッタ用コイルバネ77及びケース用コイルバネ40を圧縮する方向に作用する力が同じであれば、シャッタ用コイルバネ77の方がケース用コイルバネ40よりも大きく収縮する。
【0032】
シャッタ12は、そのシャッタホルダ11の機能壁50に対向する面12cにそれぞれ収容穴81が凹設されている。収容穴81には、押圧手段としての節度コイルバネ82と、収容穴81から出没可能な節度ボール83が配設されている。節度コイルバネ82の一端は、収容穴81の底部に当接し、他端は節度ボール83と当接している。節度ボール83は、節度コイルバネ82の弾性力によって収容穴81から突出する方向に付勢されており、前記節度ピース61と常時当接するようになっている。そして、節度ボール83は、通常時においては、前記回動軸64よりもパネル部22側の位置で節度ピース61と当接している。
【0033】
次に、上記のように構成されたスロット機構1を車両の所謂スマートイグニッション装置に具体化し、スマートイグニッション装置の電気的構成とともに、その作用について説明する。
【0034】
図8に示すように、車室内に設けられたインストルメントパネル(以下、単にパネル)90には、スロット機構1と、スマートイグニッション装置の操作機構91と、が設けられている。そして、スロット機構1は、その筐体10が、前記パネル部22の表面22aとパネル90の外表面とが略面一となる状態で、パネル90の内部に取り付けられている。
【0035】
ここで、スマートイグニッション装置の電気的構成について説明する。
図9に示すように、スマートイグニッション装置は、車両に搭載された車両側制御装置100を備えている。車両側制御装置100は、照合手段としての車両側マイクロコンピュータ(以下、単に車両側マイコンと言う)101を備え、その車両側マイコン101はデータ信号としてのID要求信号を、車両のユーザによって所持される電子キー5に対して送信する。車両側マイコン101に設けられたメモリには、ユーザの所有する車両ごとに割り当てられた固有のIDコードが記憶されている。そして、車両側マイコン101は、ここに記憶されたIDコードと、電子キー5から送信されるデータ信号としてのID信号に含まれるIDコードとを識別する。
【0036】
電子キー5は電子キー側マイクロコンピュータ(以下、単にキー側マイコンと言う)102を備え、キー側マイコン102はID信号を送信する。ID信号には、ユーザの所有する車両とそれ以外の車両とを識別可能な固有のIDコードが含まれており、このIDコードは、キー側マイコン102に設けられたメモリに記憶されている。又、キー側マイコン102は、車両側マイコン101から送信されるID要求信号を受信し、そのID要求信号がユーザのID要求信号であるか否かを識別する。そして、ユーザの所有する車両から送信されてくるID要求信号であると識別した場合のみ、キー側マイコン102は電子キー5から車両側制御装置100にID信号を送信する。
【0037】
なお、電子キー5及び車両側制御装置100には、上述した各種信号を無線で通信する図示しない送信回路と受信回路とを備えている。送信回路は、送信する信号を同回路に接続されたアンテナを介して外部に出力するものである。一方、受信回路は、受信される信号を、同回路に設けられたアンテナを介して受信し、それをパルス信号に復調するものである。
【0038】
また、電子キー5は、トランスポンダ103を備えている。トランスポンダ103は、ユーザの所有する車両とそれ以外の車両とを識別可能な固有のIDコードを含むトランスポンダ信号を、車両側マイコン101に送信する。
【0039】
車両側制御装置100は、トランスポンダ103を駆動させるために、スロット機構1の内部空間に電磁界を発生させる。そして、スロット機構1に形成された電子キー挿入孔23から電子キー5が挿入されると、電子キー5のトランスポンダ103が電磁界に配置され、トランスポンダ103に設けたコイルに起電力が生じる。この起電力によって、トランスポンダ103によってIDコードを含むトランスポンダ信号が送信されるようになっている。
【0040】
車両側マイコン101には、照合スイッチ104が電気的に接続されている(図4参照)。そして、照合スイッチ104から照合開始信号が出力されると、車両側マイコン101は、トランスポンダ103から送信されるIDコードと車両側のIDコードとの照合を行う。
【0041】
次に、スロット機構1の作用について説明する。
まず、スロット機構1に電子キー5を挿入した場合の作用について説明する。
[電子キー挿入時]
図10に示すように、電子キー挿入孔23から電子キー5を挿入すると、前記シャッタ12は、電子キー5によって筐体10の内部に押し込まれる。そして、前記シャッタ用コイルバネ77が収縮することにより、シャッタ12は、そのガイド穴80に沿ってシャッタホルダ11の前記ガイドピン78が入りこむように、シャッタホルダ11の内部空間を奥行き方向に移動する。
【0042】
ここで、先述のようにシャッタ用コイルバネ77のバネ定数は、前記ケース用コイルバネ40のバネ定数よりも十分に低いため、シャッタ12がシャッタホルダ11の内部を移動している間、当該ケース用コイルバネ40は、ほとんど収縮しない。従って、シャッタホルダ11がほとんど移動することなく、シャッタ12は、シャッタホルダ11の底部内面11bとそれに対向する側のシャッタ12の面12aが当接する位置まで移動する。
【0043】
また、シャッタ12の移動とともに、その収容穴81に配設された節度ボール83は、節度コイルバネ82の弾性力によって、前記節度ピース61を前記作用面37方向に押し込むように当該節度ピース61に沿って、奥行き方向に移動する。
【0044】
このとき、節度ピース61に節度ボール83が当接する位置は、節度ピース61の前記回動軸64よりもシャッタホルダ11の開口部側の位置からシャッタホルダ11の底部側の位置に移動する。そして、節度ピース61は、その突部65が作用面37と当接する方向に回動する。即ち、シャッタ12がシャッタホルダ11の底部内面11bに近づく程、節度ピース61に節度ボール83が当接する位置は、突部65側の先端位置に移動し、突部65は、作用面37に強く押し当てられる。これにより、電子キー5を挿入する者の手には、手ごたえが感じられるようになる。
【0045】
次に、図11に示すように、更に電子キー5を押し込むと、シャッタホルダ11は、既にその底部内面11bと当接しているシャッタ12に押し込まれることにより、ケース本体21の底部方向に移動する。
【0046】
このとき、シャッタホルダ11の移動に伴って、前記ロックピース49のアーム部49bの短枝部49cが当接する作用面37の位置が、ケース本体21の開口部側から底部側に移動する。即ち、短枝部49cが当接する作用面37が、薄肉面37aから斜面37cを経て厚肉面37bに移動することにより、ロックピース49は、厚肉部35bの厚みと薄肉部35aの厚みとの差の分だけ、ロックピース取付孔51に押し込まれる。ロックピース49がロックピース取付孔51に押し込まれると、それにより、その前記ロック部49aが、シャッタホルダ11の内部空間に突出する。そして、電子キー5に形成された係止凹部としてのロック用凹部95に、ロック部49aが係入することにより、電子キー5は、シャッタホルダ11にロックされる。
【0047】
詳述すると、電子キー5のロック用凹部95は、シャッタ12とシャッタホルダ11の底部内面11bが当接する位置にある状態において、前記機能壁50に対向する面のロック部49aと対峙する位置に形成されている。
【0048】
通常時及び電子キー5挿入時のシャッタホルダ11が移動していない状態においては、前記短枝部49cは、前記薄肉面37aと当接している(図5参照)。先述のように、ロックピース49の前記ロック部49aの長さは、前記シャッタホルダ11の機能壁50の厚み及び前記ケース本体21の作用壁35の厚肉部35bの厚みと薄肉部35aの厚みとの差と、略同一となっているため、ロック部49aは、シャッタホルダ11の内部空間には突出していない。
【0049】
しかし、電子キー5がさらに押し込まれ、シャッタホルダ11が移動すると、前記短枝部49cは、斜面37cと当接する位置に移動する。短枝部49cと斜面37cとが当接する状態で、シャッタホルダ11が更に移動すると、短枝部49cは、斜面37cに沿うように次第にロックピース取付孔51に押し込まれ、ロック部49aが徐々にシャッタホルダ11の内部空間に突出していく。突出したロック部49aは、当該ロック部49aと対峙する位置にある電子キー5のロック用凹部95に入り込む。そして、図6に示すように、前記短枝部49cが前記厚肉面37bと当接する位置までシャッタホルダ11が移動すると、完全にロック部49aがロック用凹部95に係入し、電子キー5は、シャッタホルダ11にロックされる。
【0050】
前記ケース用コイルバネ40の弾性力に抗して更に電子キー5を押し込むと、前記節度ピース61の突部65が作用面37に形成された係止凹部39と対峙する位置までシャッタホルダ11が移動する。そして、節度ピース61は、節度コイルバネ82の弾性力によって、作用面37方向に付勢されているため、突部65が前記斜面39aに沿うように係止凹部39に係入する。
【0051】
これにより、シャッタホルダ11は、ケース本体21に係止され、電子キー5は、その位置までシャッタ12及びシャッタホルダ11を押し込んだ状態でスロット機構1に保持される。
【0052】
詳述すると、係止凹部39から前記ロック部49aまで距離は、節度ピース61の突部65から電子キー5に当接する前記開口部側の面12bまでの距離と電子キー5の前記ロック用凹部95から当該当接面までの距離との和と略同一となっている。そして、電子キー5はシャッタホルダ11にロックされているので、ユーザが電子キー5から手を離した場合でも、シャッタ12は、電子キー5によりシャッタホルダ11の底部内面11bと当接する位置に押し込まれたままの状態にある。従って、その前記節度ボール83は、前記突部65を係止凹部39に押し込む方向に節度ピース61を押圧する位置で当該節度ピース61と当接したままの維持される。
【0053】
即ち、シャッタ12のシャッタホルダ11の開口部方向への移動が規制されているために、シャッタホルダ11は、ケース本体21に強く係止されている。そして、その係止力は、前記ケース用コイルバネ40のシャッタホルダ11をケース本体21の開口部へ押圧する弾性力よりも強い。ゆえに、ユーザが電子キー5から手を離した後もシャッタホルダ11は、その位置でケース本体21に係止されたまま保持される。そして、シャッタホルダ11が移動しない限り、電子キー5は、シャッタホルダ11にロックされた状態にあるため、結果として、電子キー5は、スロット機構1にそのままの状態で保持される。
【0054】
また、ケース本体21は、その内部空間に前記照合スイッチ104を備えており、シャッタホルダ11がケース本体21に係止される位置まで移動したときに、当該照合スイッチ104とシャッタホルダ11の底部外面11aが当接するように配設されている。即ち、シャッタホルダ11がケース本体21に係止される位置まで移動すると、その前記底部外面11aが、当該照合スイッチ104に当接し、照合スイッチ104がオンされる。
【0055】
照合スイッチ104がオンされると、車両側マイコン101は、IDの照合を行う。即ち、IDコードを含むトランスポンダ信号が車両側マイコン101に送信され、トランスポンダ信号に含まれるIDコードと車両側のIDコードとの照合が行われる。そして、トランスポンダ信号によるIDの照合の結果、電子キーのIDコードと車両側のIDコードが一致すると、車両側マイコン101は、前記操作機構91に対し、当該操作機構91に対する操作を許可する信号を出力し、ユーザによる操作を待機するよう命令する。これにより、ユーザは、操作機構91を操作して図示しない車両のエンジンの始動・停止等の行うことができるようになる。
【0056】
そして、ユーザが操作機構91を操作した場合には、操作機構91は、車両側マイコン101に対し、当該操作があった旨の信号を出力する。車両側マイコン101は、操作機構91が操作された旨を検知すると、運転中の電子キー5の脱落防止等の目的から電子キー5をスロット機構1にロックするために、前記ソレノイド75に電流を印加する。これによりソレノイド75が作動し、プランジャ76が延伸する。
【0057】
図12に示すように、シャッタホルダ11がケース本体21に係止される位置にある場合、シャッタホルダ11の前記ロックアーム74は、その切り欠き74aが、前記プランジャ76の先端の延伸方向にある位置まで移動している。
【0058】
シャッタホルダ11がこの位置にある場合、既にIDの照合は行われている。しかし、ユーザが前記操作機構91を操作していない状態では、ソレノイド75は作動しないので、プランジャ76は延伸していない。即ち、シャッタホルダ11とケース本体21とは、節度コイルバネ82の弾性力により前記節度ピース61の突部65と前記作用面37に形成された係止凹部39とによって係止されているのみである。従って、ユーザは、シャッタホルダ11とケース本体21とを係止する力に抗して、電子キー5をスロット機構1から引き抜くことができる。
【0059】
詳述すると、この状態では、電子キー5はシャッタホルダ11にロックされているが、シャッタホルダ11自体はケース本体21にロックされていない。従って、ユーザが、シャッタホルダ11とケース本体21とを係止する力より強い力で電子キー5を引き抜こうとすると、前記節度ピース61の突部65は、前記係止凹部39の斜面39aに沿うように当該係止凹部39から脱離する。そして、シャッタホルダ11は、電子キー5とともにケース本体21の開口部方向に移動し、それに伴い、前記ロックピース49のアーム部49bの短枝部49cが当接する作用面37の位置は、前記厚肉面37bから斜面37cを経て薄肉面37aに移動する。
【0060】
このとき、ロックピース取付孔51内に押し込まれていた短枝部49cは、ロック用コイルバネ53の弾性力によって、斜面37cに沿うように徐々にロックピース取付孔51から作用面37方向に突出していく。ロックピース49が作用面37方向に突出することにより、シャッタホルダ11の内部空間、即ち電子キー5のロック用凹部95に突出していた前記ロック部49aは、ロック用凹部95から次第に抜脱され、前記機能壁50内部に埋没していく。そして、短枝部49cが薄肉面37aと当接する位置までシャッタホルダ11が移動すると、ロック部49aは完全にロック用凹部95から抜脱され、ユーザは、スロット機構1から電子キー5を引き抜くことができる。
【0061】
電子キー5がスロット機構1から引き抜かれると、シャッタホルダ11は、ケース用コイルバネ40の弾性力によって、その開口部が前記ストッパ45と当接する位置まで移動する。そして、シャッタ12は、シャッタ用コイルバネ77の弾性力によって、前記パネル部22の裏面22bと当接する位置まで移動し、スロット機構1の内部空間と外部空間とを遮断する。
【0062】
一方、ユーザが前記操作機構91を操作した後の場合、先述のように、前記車両側マイコン101は、電子キー5をスロット機構1にロックするため前記ソレノイド75に電流を印加し作動させる。
【0063】
図13に示すように、プランジャ76は、当該ソレノイド75に電流が印加されることによりその先端方向に延伸する。プランジャ76の延伸方向には、前記ロックアーム74の切り欠き74aが位置するため、プランジャ76の先端が、当該ロックアーム74の切り欠き74aに貫入する。これにより、シャッタホルダ11は、ケース本体21にロックされる。即ち、電子キー5とシャッタホルダ11とがロックされているため、電子キー5は、スロット機構1にロックされており、この状態においては、ユーザは、電子キーを引き抜くことができない。そして、このロック状態は、ユーザがエンジンを停止させ、全ての機能をオフにして、電子キー5の引き抜きが可能となる状態なるまで解除されない。
【0064】
ユーザが、操作機構91を初期位置に操作すると、前記車両側マイコン101は、ロック時とは逆向きの電流をソレノイド75に印加し作動させる。即ち、プランジャ76は、図12に示す元の位置まで、その先端が収縮する。
【0065】
これにより、シャッタホルダ11とケース本体21とのロックは解除され、ユーザは、電子キー5を挿入した当初の操作機構91前の状態の時と同様に、電子キー5をスロット機構1から引き抜くことができるようになる。
【0066】
次に、指等の電子キー5以外の物をスロット機構1に挿入しシャッタ12を押し込んだ場合、即ち、所謂指押し時の作用について説明する。
[指押し時]
図14に示すように、電子キー5以外の物、例えば、指等を電子キー挿入孔23から挿入し前記シャッタ12を筐体10の内部に押し込んだ場合も、電子キー5を挿入した場合と同様に、シャッタ12及びシャッタホルダ11は、シャッタホルダ11がケース本体に係止される位置まで移動する。そして、先述のようにシャッタホルダ11の移動に伴って、前記ロックピース49が、ロックピース取付孔51内に押し込まれ、ロック部49aが、シャッタホルダ11の内部空間に突出する。
【0067】
しかし、指押しの場合には、シャッタホルダ11の内部空間内には、指以外にシャッタ12のシャッタホルダ11の開口部方向への移動を規制するものは存在しない。また、シャッタホルダ11の底部外面11aが、前記照合スイッチ104に当接し照合スイッチ104がオンされるが、電子キー5が挿入されていないので、結果的にプランジャ76は作動せず、シャッタホルダ11とケース本体21とはロックされない(図12参照)。
【0068】
図15に示すように、ユーザがシャッタ12から指を離すと、シャッタホルダ11の内部空間にはシャッタ12の移動を規制するものがなくなるので、シャッタ12は、前記シャッタ用コイルバネ77の弾性力によりシャッタホルダ11の開口部方向へと移動する。
【0069】
シャッタホルダ11が開口部方向へ移動すると、それに伴って、前記節度ボール83が節度ピース61を押圧する位置が、節度ピース61の開口部側に移動する。即ち、当該押圧位置が、前記回動軸64近傍に移動することにり、前記突部65を前記係止凹部39に押し付ける力が弱くなる。そして、シャッタホルダ11をケース本体21の開口部方向へ押圧する前記ケース用コイルバネ40の弾性力が、シャッタホルダ11とケース本体21とを係止する力を上回ると、前記突部65は、前記斜面39aに沿うように係止凹部39から脱離し、シャッタホルダ11が移動する。
【0070】
シャッタホルダ11は、ケース用コイルバネ40の弾性力によって、その開口部が前記ストッパ45と当接する位置まで移動する。そして、シャッタ12は、シャッタ用コイルバネ77の弾性力によって、前記パネル部22の裏面22bと当接する位置まで移動し、スロット機構1の内部空間と外部空間とを遮断する。
【0071】
従って、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ケース本体21の底部内面21aとシャッタホルダ11の底部外面11aとの間には、ケース用コイルバネ40を介在させることとし、シャッタホルダ11の底部内面11bとシャッタ12と間には、シャッタ用コイルバネ77を介在させることとした。シャッタホルダ11は、その機能壁50に、保持機構としての節度ピース61と、電子キー5をシャッタホルダ11内にロックするためのロック機構としてのロックピース49を備えることとした。
【0072】
これにより、シャッタ12がスロット機構1の内部に押し込まれた場合でも、シャッタ12が電子キー挿入孔23を閉塞可能な位置にシャッタホルダ11及びシャッタ12が復帰するので、挿入体の未挿入時にシャッタにて開口部を確実に閉塞することができる。また、電子キー5とシャッタホルダ11とがロックされ、シャッタホルダ11はスロット機構1に保持されるので、挿入された電子キー5をスロット機構1内に保持することができる。そして、電子キー5以外の物でシャッタ12を押した場合には、電子キー5以外の物はロックしないので、電子キー5以外の物を挿入した場合にはシャッタホルダ11及びシャッタ12が復帰するため、シャッタ12が押し込まれた状態のままになることを防止することができる。
【0073】
(2)ロックピース49は、シャッタホルダ11がケース本体21の底部方向に移動することにより、その前記ロック部49aが、シャッタホルダ11の内部空間に突出する。そして、電子キー5に形成されたロック用凹部95に、ロック部49aが係入することにより、電子キー5は、シャッタホルダ11にロックされる。これにより、確実に電子キー5をロックすることができる。
【0074】
(3)ケース本体21は、その作用壁35の開口部近傍に、薄肉部35aを有し、作用面37は、薄肉面37a、厚肉面37b及び斜面37cにより形成されることとした。また、ロックピース49は、そのアーム部49bの短枝部49cがシャッタホルダ11のロックピース取付孔51から突出して、前記ケース本体の作用面37に常時当接することとした。
【0075】
その結果、シャッタホルダ11が移動することにより、ロックピース49は、作用面37によりロックピース取付孔51に押し込まれるので、確実にロック部49aがシャッタホルダ11の内部空間に突出するため、確実に電子キー5をロックすることができる。
【0076】
(4)ケース本体21は、その作用面37の厚肉面37bに係止凹部39を備え、節度ピース61は、前記ケース本体21の作用面37に対向する方向に突設された突部65を備える。シャッタ12は、機能壁50に対向する面12cに凹設された収容穴81を備え、収容穴81には節度コイルバネ82と、収容穴81から出没可能な節度ボール83を配設する。そして、節度ボール83は、節度コイルバネ82の弾性力によって節度ピース61と常時当接することとした。
【0077】
その結果、シャッタ12をシャッタホルダ11の底部内面11bまで押し込んだ場合に、突部65が節度ボール83により係止凹部39に押し込まれてシャッタホルダ11がケース本体21に係止されることにより保持される。
【0078】
その結果、電子キー5をスロット機構1内に保持することができる。また、電子キー5を引き抜こうとする場合には、当該係止する力よりも強い力で電子キー5を引くと、電子キー5をロックするシャッタホルダ11が移動する。これにより、保持状態及びロック状態が解除されるので、電子キー5を引き抜くことができ、電子キー5を引き抜いた後は、再びシャッタ12により電子キー挿入孔23を閉塞することができる。
【0079】
(5)シャッタホルダ11はロックアーム74を備え、ケース本体21は、底部内面21aの近傍に、ソレノイド75を備えることとし、ソレノイドの作動によりロックアーム74と直交する方向に延伸されたプランジャ76が延伸又は収縮することとした。これにより、シャッタホルダ11と、ケース本体21とがロックされるため、電子キー5の脱落及び誤抜脱を防ぐことができる。
【0080】
(6)車両側制御装置100は、車両側マイコン101を備え、その車両側マイコン101はデータ信号としてのID要求信号を、車両のユーザによって所持される電子キー5に対して送信する。電子キー5は、トランスポンダ103を備え、トランスポンダ103は、ユーザの所有する車両とそれ以外の車両とを識別可能な固有のIDコードを含むトランスポンダ信号を、車両側マイコン101に送信する。そして、車両側マイコン101とケース本体21に設けられた照合スイッチ104とは電気的に接続されており、シャッタホルダ11がケース本体21に係止される位置まで移動すると、その前記底部外面11aが、当該照合スイッチ104に当接し、照合スイッチ104がオンされる。
【0081】
これにより、電子キー以外の物が挿入された場合には、シャッタホルダ11とケース本体21とはロックされないので、シャッタ12が押し込まれた状態のままになることを防止することができる。
(別の実施形態)
本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
【0082】
・本実施形態においては、スロット機構1の筐体10の形状は箱型形状としたが、円筒形状その他の形状であってもよい。また、スロット機構1の内部空間の断面形状も電子キー5の形状に合わせる、例えば、電子キー5を円柱状に形成し、その断面形状に合わせて、スロット機構1の内部空間の断面形状を円形をしてもよい。
【0083】
・本実施形態においては、ロックピース49のロック部49aは、ケース本体21の作用面37に沿って、シャッタホルダ11の内部空間に出没することとし、これにより電子キー5をシャッタホルダ11にロックすることとした。しかし、これに限らず、例えば、ロックピース49の動きを電気的に制御する等、その他の方法によってロックするものであってもよい。
【0084】
・本実施形態においては、節度ピース61は、回動することにより、シャッタホルダ11とケース本体21とを係止することとした。しかし、これに限らず、節度ピース61を可撓性を有する素材を用いて形成し、節度ピース61が、シャッタ12に押し込まれることにより、作用面37方向に押圧される等、その他の方法によって係止されるものであってもよい。
【0085】
・また、本実施形態においては、係止凹部39の側面に斜面39aを形成し、突部65が当該斜面39aに沿うように、係入又は脱離をする構成としたが、突部65側に斜面を形成する構成であってもよい。
【0086】
・本実施形態においては、操作機構91を操作した後は、スロット機構1に電子キー5がロックされることとしたが、ID認証時にロックするものであってもよい。
【0087】
・本実施形態においては、ソレノイド75の作動によりプランジャ76が延伸し、当該プランジャ76がロックアーム74の切り欠き74aに貫入することにより、シャッタホルダ11をロックすることとした。しかし、これに限らず、カムを介してロックレバーを連結し、当該ロックレバーによりロックすることとしてもよい。
【0088】
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に示す。
(1)前記ロック機構は、前記挿入体の挿入による前記ホルダの移動によりその一端が前記シャッタを収容する空間に突出する係止部材を備え、前記挿入体は、該挿入体が挿入されることにより前記シャッタが前記シャッタホルダを押圧する位置において係止凹部に前記係止部材の一端が挿入されてロックされること、を特徴とする請求項1に記載のスロット機構。
【0089】
この発明によれば、前記係止部材の一端が前記挿入体の前記係止凹部に挿入することにより、前記シャッタホルダと前記挿入体とがロックされる。これにより、前記ロック機構は、前記挿入体のみをロックする。
【0090】
(2)前記挿入方向と直交する方向に位置し前記収容空間を形成する側壁を備え、該側壁には、前記挿入体の挿入によって前記係止部材を前記シャッタホルダを収容空間に突出するように段差が形成され、前記係止部材は前記側壁に向かって付勢されること、を特徴とする前記(1)に記載のスロット機構。
【0091】
この発明によれば、前記係止部材は、前記シャッタホルダが前記挿入方向に移動することにより前記側壁に押し込まれ、その一端が前記シャッタを収容する空間に突出する。
【0092】
(3)前記保持機構は、前記収容空間を形成する側壁の前記シャッタホルダと対向する面に形成された係止凹部と、前記シャッタホルダに設けられ、前記収容空間を形成する側壁に向かって突出する突部を有する係止部材と、前記突部を前記収容空間を形成する側壁の方向に向かって押圧し、該押圧力を前記シャッタの移動により変更する押圧手段と、を備え、前記シャッタホルダが前記シャッタにより押圧されることにより移動した位置にて前記突部が前記係止凹部に係入されること、を特徴とする前記(2)に記載のスロット機構。
【0093】
この発明によれば、前記シャッタホルダは、前記シャッタホルダが前記シャッタにより押圧されることにより移動した位置で、前記押圧手段により前記係止部材が押圧されることにより前記突部が前記凹部に係入されることにより、保持される。
【0094】
(4) 前記シャッタホルダが前記シャッタにより押圧されることにより移動した位置で、該シャッタホルダをロックするためのホルダロック機構を備えたこと、を特徴とする請求項1、前記(1)〜前記(3)のうちの何れか一つに記載のスロット機構。
【0095】
この発明によれば、前記シャッタホルダは、前記保持された位置でロックされるので、当該シャッタホルダは、移動を規制される。従って、前記シャッタホルダ内への前記挿入体のロックは解除されることがない。これにより前記挿入体は、スロット機構内にロックされる。
【0096】
(5)前記シャッタホルダは、貫通部を有する係止部材を備え、前記ホルダロック機構は、ソレノイドと、前記ソレノイドにより駆動され前記貫通部に挿入されて前記シャッタホルダの移動を規制する係止手段を備えたこと、を特徴とする前記(4)に記載のスロット機構。
【0097】
(6)前記シャッタホルダを前記開口部方向に向かって付勢する第1の弾性部材と、前記シャッタを前記開口部方向に向かって付勢する第2の弾性部材と、を備えたこと、を特徴とする請求項1、前記(1)〜前記(5)のうちの何れか一つに記載のスロット機構。
【0098】
(7) 請求項1、前記(1)〜前記(6)のうちの何れかに記載のスロット機構を備えたこと、を特徴とするスマートイグニッション装置。
この発明によれば、スマートイグニッション装置には、前記挿入体の未挿入時に前記シャッタにて前記開口部を確実に閉塞するスロット機構が備えられる。
【0099】
(8) 前記(4)〜前記(6)のうちの何れかに記載のスロット機構と、前記スロット機構への挿入体の挿入を検知する手段と、該挿入された挿入体が真の挿入体である否かを照合する照合手段と、を備え、前記ホルダロック機構は、真の挿入体が挿入された場合にのみ、前記シャッタホルダをロックすること、を特徴とするスマートイグニッション装置。
【0100】
この発明によれば、前記挿入体が挿入された場合にのみ、前記シャッタホルダがロックされる。これにより、前記挿入体以外の物が挿入された場合には、ロックされることはない。
【0101】
(9)前記挿入体には、固有のIDコードを含む信号を送信する手段が備えられ、前記信号を受信する手段を備え、前記照合手段は、前記受信した信号に含まれるIDコードと真の挿入体のIDコードとを照合すること、を特徴とする前記(8)に記載のスマートイグニッション装置。
【0102】
(10)前記スロット機構には、前記シャッタホルダによりオンオフされるスイッチを備え、前記照合手段は前記スイッチがオンされた後に前記照合を実行することを特徴とする前記(8)又は前記(9)に記載のスマートイグニッション装置。
【0103】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、挿入体の未挿入時にシャッタにて開口部を確実に閉塞することが可能なスロット機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スロット機構の構成を説明する斜視図。
【図2】 スロット機構及び電子キーの斜視図
【図3】 ケース本体及びパネル部のA−A断面図。
【図4】 スロット機構のA−A断面図。
【図5】 スロット機構のB−B断面図。
【図6】 スロット機構のC−C断面図。
【図7】 スロット機構のD−D断面における部分断面図。
【図8】 スロット機構が設けられたインストルメントパネルの外観図。
【図9】 電子キー及び車両側制御装置の電気的構成を示す概略構成図。
【図10】 スロット機構のA−A断面図。
【図11】 同じくスロット機構のA−A断面図。
【図12】 スロット機構のD−D断面における部分断面図。
【図13】 同じくスロット機構のD−Dにおける部分断面図。
【図14】 スロット機構のA−A断面図。
【図15】 同じくスロット機構のA−A断面図。
【符号の説明】
1…スロット機構、5…電子キー、11…シャッタホルダ、12…シャッタ、21…ケース本体、23…電子キー挿入孔、35…作用壁、35a…薄肉部、37…作用面、37a…薄肉面、37b…厚肉面、37c…斜面、39…係止凹部、39a…斜面、40…ケース用コイルバネ、49…ロックピース、50…機能壁、53…ロック用コイルバネ、61…節度ピース、65…突部、74…ロックアーム、74a…切り欠き、75…ソレノイド、76…プランジャ、77…シャッタ用コイルバネ、82…節度コイルバネ、83…節度ボール、95…ロック用凹部、100…車両側制御装置、101…車両側マイコン、102…キー側マイコン、103…トランスポンダ、104…照合スイッチ。

Claims (1)

  1. 挿入体が挿入される収容空間と開口部を有し、前記挿入体の挿入により該挿入方向に移動するとともに該挿入体の抜脱により開口部方向に移動して該開口部を閉塞するシャッタを備えたスロット機構において、
    前記収容空間を前記挿入方向及び前記開口部方向に移動可能に設けられるとともに前記開口部と同一方向に開口する内部空間を有するシャッタホルダを備え、
    前記シャッタは、前記シャッタホルダの内部空間を前記挿入方向及び前記開口部方向に移動可能に設けられ、前記開口部から前記内部空間に挿入された前記挿入体に押圧されて該内部空間を前記挿入方向に移動するとともに、
    前記収容空間において前記シャッタホルダを前記開口部方向に付勢する第1の弾性部材と、
    前記内部空間において前記シャッタを前記開口部方向に付勢する第2の弾性部材とを備え、
    前記シャッタホルダは、前記内部空間を前記挿入方向に移動した前記シャッタが前記シャッタホルダの底部内面を押圧することにより前記収容空間を前記挿入方向に移動するとともに、前記挿入体の抜脱により前記収容空間を前記開口部方向に移動して、前記第2の弾性部材に付勢されることにより前記内部空間を前記開口部方向に移動した前記シャッタが前記開口部を閉塞可能な位置に復帰するものであって、
    前記シャッタホルダが前記収容空間を前記挿入方向に移動することにより、前記挿入体として前記シャッタホルダの内部空間に挿入された電子キーを、該電子キーに押圧されて前記内部空間を移動した前記シャッタが該内部空間における前記底部内面を押圧する位置において前記シャッタホルダにロックするロック機構と、
    前記シャッタが前記内部空間における前記底部内面を押圧する位置に移動した前記シャッタホルダを、前記シャッタの押圧により前記収容空間を前記挿入方向に移動した位置において保持する保持機構と、を備えたこと、を特徴とするスロット機構。
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